◆◆ヤフオク着物鑑定団◆◆評価7

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387あきないにそんはせく
>>386

でも昔から、『聞くは1時の恥、聞かぬは、末代までの恥』と言いますでしょう。

知識が無いと言うことは、末代までの、、、

>ますます呉服業界が嫌いになってしまった。

それよよ古着屋や、骨董市でもっと騙され、もっと嫌いになると思いますよ。
388あきないにそんはせく:2006/09/16(土) 18:31:40 ID:ergtFczb0
>>386

でもね、人間性と知識は別。

呉服問屋、それも、織物を専門的に扱っている問屋しかわからない事なんだから、

今までの復習を書いておくから、本場大島紬を購入する時によく、『これは9マルキだから、これ以上細かいもんは在りません。』とか、『最高級品です』とか聞きませんか?大島は、京都等の問屋が、大島の産地に『誂え』として、図案を出し製作させる商品は、
15.5ヨミと言う規格で作られます。

これは縦糸の規格です。

1ヨミは80の縦糸が在ります。つまり15.5ヨミは掛ける80本で1240本の縦糸が在ります。

縦糸には絞め機で作った絣糸と、絣の無い地糸が在ります。1240本の縦糸には絣糸と、地糸が在ります。では、片す(カタス)と一元(ヒトモト)の違いは?

片すとは、絣糸1本で絣を作ります。一元は、絣糸2本で絣を作ります。昔の大島は、一元で絣を作られていました。
もし大島をお持ちなら、虫眼鏡で絣を見て下さい。絣が、♯の様な形なら、一元です。おめでとう。
絣がTの字になっていれば、片すです。

復習すると、ヒトモトは、2本の絣糸で絣ができており、カタスは1本の絣糸で絣ができております。
では、マルキとは、よく9マルキ、7マルキ、5マルキと言う事を聞かれると思います。

その違いは?昔の大島は、ヒトモトで絣が作られていたと言っておりましたね。つまり、1個の絣は2本の絣糸で作られています。
大島はその絣糸と他に絣の無い無地の地糸で織られています。
くどい様ですが、その地糸は、絣糸の様に絣は有りません。
では9マルキと7マルキ、5マルキの違いとは?

簡単に言いますと、
9マルキは、絣糸2本に、地糸1本。
7マルキは絣糸2本に地糸2本。
5マルキは絣糸2本に地糸3本、で織られています。ここで、また復習です。9マルキと7マルキの違いは、地糸の数が違います。つまり、個々の絣の間に有る地糸の数が1本か2本か3本かの違いです。