【 ・ B ゚】豚串sweet_season1997【負債34億?】34

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続き
こんな性格が嫌になります。
その数日後、また母と口論になりました。私は勢いあまって「もうこんな家いたくない」と母に言い放ち、
自分の荷物をまとめて、「明日この荷物を持って仕事に行くから。それでそのままこの家には帰らない。」と言ってしまいました。
母は何も言わず黙って見ていました。
次の日、私は誰とも顔を合わせずに家を出てバイトに行きました。休憩時間に入り、お昼を買いに行こうとカバンを開けると、
見慣れた包みが入っていました。高校生の時毎日使っていたお弁当袋でした。
驚いて包みを開けると、お弁当と手紙が入っていました。
『何もしてやれなくてごめんね。どこへ出ていくのかは分からないけど、止めてもあなたは聞かないでしょうから。。。。。
でもいつでもこの家に帰って来なさい。あなたは家族なんだからね。ご飯だけはきちんと食べなさいよ。
コートありがとうね。どんな気持ちでくれたのか私はよく分かっているからね。』
手紙にはこう書かれていました。
そしてお弁当のフタを開けると、私の好物のおかずばかりが入っていました。私が家を出た時間はかなり早かったのにもかかわらず、
母は私に知られないようお弁当を作っていたのです。私は泣きながらお弁当を食べました。
あれから数年。
今私は母と一緒に台所に立ち、一緒にご飯を作ったり、一緒に買い物に行ったりしています。
ひねくれた性格はまだまだ治らないけど、以前より母に優しくなれました。母の愛情はすごいなあと思います。