手渡し可能ですか？って聞いてくるヤツきもい　

私が就職してからもう3ヶ月が過ぎた。
目の前に積み上げられている仕事を片付けているだけで精一杯の毎日。
仕事を楽しむ余裕なんてない。
就職するためにひとりでこの街に来た私には、まだ心を許せる友達がいない。
…そして彼氏も。

真っ暗で蒸し暑いマンションに帰り、すぐエアコンのスイッチを入れた。
涼しい風が生暖かい空気を隅に押しやるのをぼんやりと待つ。
なんだかさびしいな…あ、お風呂入れなきゃ…。

私、何でここにいるんだろう？
去年までの学生生活は夢だったみたい…。
たった１年違うだけで、こんなにも環境が変わってしまうなんて。
あの頃、大好きだった彼といつも一緒だった。
二人でいられれば、何をしても楽しかった。
ずっとずっとこのままだと思っていたのに…卒業式のあと、彼は
「今までどうもな、んじゃ元気で」って…。
あったかいお風呂に浸かっていたら、涙がポロポロこぼれてきた。
泣くな！しっかりしないとダメだよ…頑張るって決めたんだから…。

…でも、寂しいよ…

今日、初めてのボーナスが支給された。
新入社員だからたくさんは貰えないけど、嬉しい。
明細を見て、そう多くない支給額から容赦なく引かれた額にビックリ…。
でも、お給料は部屋代なんかですぐに飛んじゃうから、やっぱりボーナスって特別。
何を買おうかな。

ボーナスは、カードで買った通勤用スーツ代（だってこれは必要経費だもん！）と、
実家のお父さんにポロシャツ、お母さんにバッグを買ったら半分以上なくなってしまった。
お金って稼ぐのは大変だけど、使う時はすぐになくなっちゃうんだ。
残りで自分のために何を買おう？

相変わらず会社とマンションを往復する毎日が続いている。
お休みの日はお掃除をしてから近くのジャスコへお買い物に行ったり、
マニキュアをいつもより念入りに塗ったりしている。
この街にも電車やバスはあるけど首都圏並の交通の便は期待できない。
気まぐれにどこか遠くに行ってみたいな、自転車でも買おうかな…。
ジャスコにかわいいのあったから今度のお休みに見に行こう。

そして、金曜日の朝。
通勤客で込み合う駅で電車を待っていた。
今週も忙しかったなぁ、今日1日働いたら休める。頑張れー私。
土日は自転車を見に行く予定。
と、あるポスターに目が止まった。
「海へ―自動車専用道整備事業」
知らなかった。車ならこの街からいつでも海へ行けるんだ。
車なら…。

車がほしい…何故かわからないけど、そう強く思った。
ボーナスの残りで買える車を探そう！

土日はたくさんの中古車販売店を見てまわった。毎日の仕事帰りにも。
でも、ボロボロの車でも結構いい値段がするし、若い女が一人ではバカにされることもあった。
うまくいかないな…。

車がほしいと思ってから、収穫がないままもう1週間が過ぎた。
明日のお休みは電車に乗って、もう少し遠い街の車屋さんに行ってみよう。

お風呂上りに髪を乾かしながら、暇つぶしにオークションを眺める。
あ、自動車カテゴリもあるんだ…幾らくらいで売られているんだろう？
カテを絞り込んでいく。
あっ、安い！でも…最低落札価格つきや落札手数料に消費税…それに陸送費ってこんなにかかるの？
近いところから出品されているのじゃなきゃダメなんだ…。
この街の名前をキーワードにして検索すると、1件だけヒットした。
それは、とても安い値段で出品されている古い軽自動車だった。
「現車確認可、年式が古くボディはそれなりですがエンジンは快調です。
個人出品ですので消費税不要、手数料は転嫁しません」
これだ！と直感した。
私は急いで質問欄から現車確認の申しこみをし、連絡用にメールアドレスを送った。

すぐに出品者からメールで携帯番号が送られてきた。
知らない人と話すのってちょっと勇気がいるなぁ…。
でも、車のため！
番号をダイヤルする。
あれ？なかなか出ない…。
数秒ののち、電話に出たのは若い男の人だった。
ちょっと緊張する。
「…あの、車のオークションの事で質問した者なんですけど」
出品者は大輔と名乗った。
話しはすぐにまとまり、明日のお昼過ぎに近くのファミレスで落ち合うことになった。
出品者に逢うなんて初めてだよ〜優しそうな人だといいな。

待ち合わせの日。
どんな格好で行こうかちょっと迷ったけど、普段着でいいや。
お洒落しても仕方ないし、車に乗るんだし。
コロンもいつものよりサッパリしたシトラス系にする。

待ち合わせ場所に着くと、ちょうど約束の時間だった。
携帯に電話をして詳しい場所を聞き、走っていく。
私の姿を見て運転席から降りてきたのは、ちょっと痩せたすごく普通な人だった。
別に格好いい人を期待したわけじゃないけど、ここまで普通なのも珍しいよ。
「はじめまして、すみません急なのに来ていただいて…」
「いいっすよ、納得するまで見ていってください」
なんだかいい人そう。

運転席に座らせてもらってハンドルを握ってみた。
車内は思ったよりも狭かったけど、こぢんまりしていていい感じ。
たしかにボロだけど、中も外もきれいに磨いてあった。

その後ファミレスの回りを運転して何度か回ってみた。
マニュアル車って難しい…車と呼吸を合わせなくちゃいけないって感じ。
大輔君は練習すればすぐに慣れるって言ったけど、大丈夫かなぁ…。
本当にこれ買っちゃっていいのかな…ちょっと心配になってきた。

その後、ファミレスでお茶を飲むことにした。
今日のお礼もしたかったし、先週から始まったデザートフェアの垂れ幕が私を誘惑していたから。
丁度ニューヨークチーズケーキが食べたかったんだ。

大輔君のオーダーはブレンドコーヒー。（オーダーまで普通でなんか可笑しい）
私は念願のニューヨークチーズケーキを食べてちょっといい気分。
お茶しながら、話しはあの車のことになった。
私の運転があまりにも下手だから、売っても大丈夫なのか心配になったようだ。
「正直迷ってます。でも予算があまり無いんでこのお値段は魅力的なんですよね」
「練習すれば大丈夫っすよ。彼氏にでも横に乗ってもらって」
「いたらいいんですけどね、いないんですよー」
そう答えて、胸がちくっとした。
『今までどうもな、んじゃ元気で』
たった一言で終わってしまった、桜の季節の悲しい思い出…。

大輔君は急にとんでもないことを言い出した。
「あげます、車。どうせ下取りに出しても値段のつかなかった車ですから、乗ってもらえるならあげます」
そんな、車なんてもらえないよ。
「そのかわり……ドライブ付き合ってもらえませんか？一日でいいですから！」
ドライブ？何言ってるの？
大輔君は緊張すると早口になるらしい。怪しく無いって必死で説明してる…なんかいい人そうだな。
「…ドライブだけなら…いいですよ」
自分一人で海を見に行けるようになるまで、まだ時間がかかりそうだしね。
あと、あの車のことこれからもアドバイスしてもらえるかも、って期待がちょっとあったのは内緒。

この街に来て3ヶ月半。
今日、私に初めて、友達ができた。

その後、大輔君はマンション近くまで送ってくれた。
部屋に帰ってすぐにパソコンを立ち上げ、約束通りあの車に入札した。
私が入札次第、早期終了してくれる約束になっている。
（これはお互いに評価ができる方が安心でしょ、っていう大輔君の申し出）
と、メーラーが新着メールを知らせてきた。きっと現在の最高額入札者メールだ。
開封しようとアドレスを見て、心臓が止まるかと思った。

送信者は、元彼だった。

“藪の中”風味でお送りします。
では、また。＿|￣|○

おっつ〜

ホントにこのスレ面白い！
でも皆さんなんでこんなに文章うまいんですか？
小説たくさん読んでいれば書けるようになるもんですか？

入社した年の夏のボーナスを貰える会社なんてあるのか？

FOXﾀｿ、車ネタ好きだな〜と思って読んでたらこーゆうことかあ。
藪の中っつーことは元カレバージョンもあるのだろうか…って
そこまでやったらネタバレでつまんないか。
その元カレの胸のとこに悪魔が憑いてるとか(ｗ

しかし、冒頭の文章にはちょっときてしまった…。
私も就職して引っ越したものの、家と会社の往復で友達に電話
すらできず全く遊びに行けなかった事があるのよ(´Д⊂
その時住んでたとこも駅前はジャスコだったような。

こんばんは。
このまま腰痛を名乗ってしまおうかと思っている俺です。（嘘です今まで通り名無しでいいです）

>>833
他の人は上手いけど、俺は下手す。
読んでくれる人がいるから調子に乗ってなりゆきを楽しんでいるだけでｗ
良ければ今晩もお付き合いください。

>>834
俺は貰った…満額じゃなかったけど。会社によって色々なんだな。

>>835
尻切れトンボが気になっていたので、ちゃんと終わらせようかと。
俺んちの近くにジャスコは無い…あれば何かと便利なんだけどな。

では、暇つぶし第２夜です。

『久しぶりだな、元気か？携帯番号変えたみたいだな。俺は前のままだから電話して』
たった1行のメール…この人は昔からそう。
ひとりで決めてサッサと行動する。
でも、私はそのあとをついていくのが嬉しかった。
ずっと一緒だね、って思っていたのに。

今まで連絡ひとつくれなかったのに、何事もなかったように「電話して」ってどういうつもり？
悔しい気持ちと悲しい気持ちがごちゃ混ぜで、涙が出そうになった。
でも、それよりも大きいのは懐かしさと嬉しさだった。

春から何度も押した番号…最後に発信ボタンが押せなかった…。
私は指が覚えているその番号を、緊張しながら押した。

「もしもし…」
「お、久しぶり！元気だったか？」
何事もなかったかのように明るい声。
「…急にどうしたの？」
「おう、今週末そっちに出張が決まったんだよ。んで逢えないかと思ってよ」
「週末は約束があるから…」
「あ、いい、いい、金曜あたりでオケよ、んじゃ決まりな」
一方的に話して電話が切れた。
断れなかった。…断れたはずなのに、


逢う約束をしてしまった。

待ち合わせは駅前の交番の前。
電車の都合で少し早く着いてしまった。
金曜日だけあってたくさんの人が待ち合わせをしている。
どうしよう、約束の時間までもう少しだ。
どんな顔をして逢えばいいんだろう…。

「おう、久しぶり！」
急に背後から聞き慣れた声がした。
元彼だ。
「久しぶりだねー元気だった？」
平静を装いながら、手を軽く振った。
「元気元気よ、お、なんだお前髪切ったのか」
元彼は私の頭に手をやると髪をクシャクシャに撫でた。
大好きだった癖。
「毛先痛んでたし…それに、もう学生じゃないから」
「似合うじゃん」
ドキッとした。
あなたのスーツ姿もすごく似合っているよ。
就職活動中も着ていたけど、今の方がずっといい。
悔しいけど、いいところに目が行ってしまう。
酷い別れ方をしたけど、元々キライで別れたわけじゃないから。

ビールが飲みたいという元彼の希望で、駅前のビルにあるチェーンの居酒屋に入った。
こんな時に美味しいお店をサッと紹介できたらいいんだけど、まだこの街のことに疎くて。

まずはビールで乾杯。
普段はあまり飲まないけど、懐かしさも手伝って今日は飲んじゃう。
「仕事の方はどうよ？」
「忙しいよ、ついていくだけで精一杯」
「俺もよ、下っ端はパシリばかりだー、真面目にショボくリーマンやってんぜー」
楽しい…この雰囲気、なんだか学生時代に戻ったみたい。
そうしている間に、オーダーした料理が次々と運ばれてきた。
「んじゃプライベートはどうよ？お前のことだから寂しがってメソメソしてんじゃねーの？」
「そんなことないよ…明日も友達と出かけるし」
「なんだ友達か、それより彼氏はどうよ？」
「彼氏なんていないよ…そんな急に作れるわけないじゃん」
「ふぅん」
それから私達は学生時代のくだらない思い出話しをたくさんして思いっきり笑った。
こんなに笑ったのは久しぶり。楽しかったあの頃へ時間が戻ったような気がした。

あっという間に時間が過ぎ、私達はお店を出た。
「あーお腹いっぱいだよー」
「な、このあとどうするよ？」
「どこかで飲みなおす？でも私けっこう酔っちゃったな」
元彼は急に私の肩をグイッと抱き寄せた。
「俺、今日この駅にホテル取ってんだ」
酔っているせい？心臓がドキドキする…。
「やだ、私達別れたんでしょ？」
離れようとしたけど、さらに強く引き寄せられてしまう。
「いいじゃん、彼氏いないって言ってただろ」
心臓の鼓動が彼に聞こえてしまいそう、そう思うと更にドキドキしてきた。

「な、久しぶりに逢ったんだからよ」
彼は私の髪をクシャクシャと撫でた。
「電車、なくなっちゃうから…明日約束あるし…」
ドキドキする…。
「そのまま泊まってきゃいいじゃん、約束なんて断れよ」
アルコールと、懐かしさと、切なさと…やばいよ。
「…そっちはどうなのよ？彼女、まだいないの？」
「彼女か…そんなことはいいんだよ、今日は」
…あ！
「いるんでしょ、彼女」
「ん…」
元彼は渋々認めた。
相変わらず嘘をつくのが下手だね。
「でも、いいじゃん今日くらい。お前も寂しかったんだろ？」
元彼は抱き寄せていた肩を離すと私のあごに手を添えてキスしようとした。
「やっぱ女は胸だよな、物足りねーもん今のオンナ。
別れて初めて気付くってやつ？お前のえっちい体はよかったなーっと。な、いいだろ？」

「バカにしないで！」
私の渾身の一撃、グーパンチが決まった。
「ぐえっ…！」
元彼はみぞおちを押さえて二つ折りになった。
「やめてよ、せめて思い出を汚さないでよ、バカじゃないの！彼女いるくせに元カノに迫るなぁー！」
夢中で叫んで駅へ向かって走った。
酷いよ…悔しくて情けなくて、涙がボロボロ流れてきた。

涙が止まらなくて電車に乗ることができない…。
薄暗い喫茶店の隅で時間をつぶし、終電でマンションへ帰った。

では、また。

盆・壙！

>JTB
気にせず、EROへ持っていってｸﾚ！
理性ある女なんぞ、ﾂﾏﾗﾝ!!

こんばんは。

>>842
文字化け？読めないす…ｽﾝﾏｾﾝ

>>843
俺はガードちょい硬めが好みw
もちろんエロは好きだがw

殆ど眠れないまま朝になった。
目が腫れちゃって、ひどい顔…。
今日は車屋さんに名義変更に必要な書類を届ける約束なのに、これじゃ外出できないよ。
冷たいタオルを当てて瞼を冷やす。

昨晩のことは思い出すだけで悔しくて悲しい気持ちになる。
あんなスケベ男に未練を感じていたなんて、自分が情けないよ。
コイツならやれると思われていたんだ…。


瞼の腫れも大分退いたので、あとはメイクでごまかして車屋さんへ行った。
事務員さんに必要な書類を渡してあとはお任せ。
週明けには名義変更が完了するらしい。
せっかく行ったのだから車庫で点検中の車を見せてもらうことにした。
ピカピカに磨かれた車…これが私のものになるんだ。
嬉しいな。
と、車内にかわいいルームミラーが付き、ティッシュカバーも置いてあるのに気付いた。
「あ、これ忘れ物でしょうか？」
作業中の人に聞いてみた。
「いえ、車内が殺風景だから付けといてくれって売主さんが持ってきたんですよ」
嬉しい…大輔君っていい人だなぁ。
昨日は散々な目に遭ったから、尚更嬉しいよ。
いい友達ができてよかった。

明日はドライブだ。
晴れたらいいな。

約束の日曜日。
ドライブ日和のとってもいいお天気！
大輔君との待ち合わせに着くと携帯で駐車位置を聞いた。
車はすぐ近くに停めてあった。
「こんにちはー」
「すいません、どうもー。つきあってもらっちゃって」
大輔君はニコニコしている。
「いいんですよ、どうせヒマですから。わーステキな車ですねーお邪魔しますー」
大輔君の新しい車は荷物がたくさん積めそうな、ちょっと長いボディの車。
（車名は聞いたけど忘れちゃった）
「あ、私の車の方へミラーとか付けてくれて、ありがとうございます」
「殺風景かなーと思って…勝手にすいません」
「いえ、嬉しかったですよープーさん付いててかわいいし。大切に使わせてもらいますね」

私達を乗せた車は海岸線を走ってゆく。
二人っきりの車内で何を話したらいいんだろう…ちょっとドキドキする。
大輔君は私を楽しませようと一生懸命話題を探してくれる。
いい人だなぁ。なんだかホッとする。

景色を眺めたり、ソフトクリームを食べたり、お土産を見たり。
楽しい１日は過ぎようとしていた。
最後に海沿いのパーキングに停まり、海に落ちる夕日を眺めた。
「今日は付き合ってもらって楽しかったです。ありがとう」
大輔君は夕日の方を向いたまま、言った。
私こそ、楽しかったよ。
大輔君は続けた。
「逢って、まだ時間経っていないのに、変だと思われるかもしれないけど…」
えっ何？
「すごく好きになっちゃったみたいで、またこんな風に一緒に出かけたり、
いろんなこと一緒にしたいって思うんですよ。俺、ぜんぜんさえないけど…」

「…似合わないかもしれないけど、 でも、もしよかったら、これからも付き合ってほしいと思うんです」

「…急…ですね…」
それしか言えなかった。
「そうですよね…。でも、約束は今日一日だけだから、もう逢えないし、
でも、このまま別れるときっと後悔すると思って、迷惑かもしれないけど、言わなきゃって思って、
すいません、急に…」
だって、友達だと思っていたのに。
「まだ、逢ったばかりでお互いのことよく知らないから…」
「これから知っていけばいいと思うんですよ。つか、俺好きになっちゃって、
これで終わらせたくないんです。ゆっくりでいいから、俺のこと見てもらえませんか？
俺じゃダメですか？俺にチャンスないですか？」
緊張して早口になっているのがはっきりわかる。
一生懸命になってくれているんだ。

「ダメ…じゃないですよ」

大輔君みたいな人とだったら、きっと穏やかに付き合っていけるんだろうな。
私のこと可愛がってくれそう…あのスケベ男みたいなのはもうたくさん。
「今日も一生懸命私を楽しませてくれようとしていて、すごく優しい人なんだなーって。
だから、まだお互いのことよく知らないけど、少しづつ知っていけたらいいな、って…」
恥ずかしいよ…これだけ言うのが精一杯。
大輔君は私の肩に手を回して引き寄せた。
ガチガチに緊張しているのが肩から伝わってくる。
「その、俺、もてるヤツみたく、スマートにできなくて、ちょっと焦るっていうか…」
ギュッと抱きしめてくれた。
私は大輔君の胸に耳を当てた。
「わぁ…、心臓の音、すごいドキドキしてますよ…」
でも、私もドキドキしているよ。

大輔君は少しだけ汗のにおいがしたけど…いやじゃなかった。

大輔君は私のあごにそっと手を当てて顔を上に向けた。
…キス…するんだ…。
どうしよう、すごくドキドキする。
恥ずかしい…心臓の音が聞こえちゃうよ…。
私は目を閉じた。
この沈黙…間がもたないよ…。
二人の鼓動だけが、車内に響いている。

急に生暖かい感触が胸のあたりに広がった。
その異様な感触に薄っすらと目を開けてみた。
やだ、なにこれ？？？
「イヤヤァァァアア！」
思わず大声が出た。

大輔君は勢い良く鼻血を噴いている！！！

『お前のえっちい体はよかったなーっと。な、いいだろ？』
元彼の言葉が頭の中をぐるぐると回った。
信じられない！スケベ男とは違うと思ったのに！
男はみんなやらしいことばかり考えているの！？
もう…泣きたい…私の彼氏運は最悪だよ…。

大輔君の鼻血は、止まるまでにしばらくかかった。
私達は無言で海を後にした。

自己突っ込み。

＞男はみんなやらしいことばかり考えているの！？

そうですw

ところで俺はかまいたちの夜をプレイしたことがない…
話しについていけなくて(´･ω･｀)

では、また。

盆・壙！

なんですかこの童貞&スウェットチュプどもは。

>>850
＞盆・壙！
これ何なの？？

こんばんは。

>>850
やっぱり読めない…ｽﾝﾏｾﾝ
ﾏｶｰになった気分だ


今日は休みます。ｺｼｲﾃｰ

では、また。

ヨウツウニモマケズ
アオリニモマケズ…


がんがってね。

>JET
今日こそはと思って来たけど、まだみたいだね
続きヨロシコ

>BDP
最近、ﾅﾆしてんだ？もう、お終い？

久々に来てまとめ読みしたー
おもろい

こんばんは。

ちょっと色々たて込んでいて体調くずしてました。
いまいち丈夫じゃないんだよな俺。ｶｯｺﾜﾙｰ

ということで、明日また来ます。

このスレはネタすれ？
ヤフオクは昔の彼女の名前で出しているんで
ちょいとした、女物（下着とかじゃないぞ）だしたら
結構、居るけどな

こんばんは。
やっと復活しました。ﾏｲｯﾀ

>>858
オークションにまつわる物語（エロ風味）を綴るスレっす（ﾜﾗ

金曜日の夜。
相変わらず忙しい1週間だった。
でも、その方が余計なことを考えなくて済む。
スケベな元彼のことも、連絡をくれない大輔君のことも。

電車を降りた時、タイミング良く携帯が鳴った。
ドキッとする。
大輔君？
…かけてきたのは元彼だった。
一気に嫌な気持ちになる。

「お、元気か？」
「…何の用？」
「この間は悪かったな、どうしてっかと思ってよ」
「もういいよ…私もパンチしたの悪かったし」
「今どこにいるよ？」
「駅だけど？」
「お、俺も駅にいるんだよ。今行くわ、この間のところで待ってて」
一方的にそれだけ言うと電話は切れた。

元彼はすぐに走ってきた。
「おー悪いな待ったか？」
「…もう逢わないつもりだったんだけど」
「そう怒るなって、とりあえずどこか座るか？」
「すぐ帰るからお店とかには入りたくない」
私と元彼は駅の近くにある公園に行き、木の陰にあるベンチに座った。

「…今日はどうしたの？」
「いや、出張が終わったんで明日帰るんだよ。んで帰る前に一度逢っとこうと思ってよ」
「もういいよ、私達終わったんだし」
「ちゃんと終わってなかったなーっと反省してんのよ。お前寂しがりやだしな」
「もういいよ、私にも彼氏でき…きゃっ！」
元彼はいきなり私の両手首を後ろで一つにまとめてしまった。
「痛い、やだ、何するの離して」
「相変わらず手首細いな、俺の片手で掴みきれる」
「離して！」
なんとか振りほどこうともがいても力では敵わない。
「騒ぐと周りの人に変に思われるぞ」
ここはちょうど木の陰で半分死角になっているけど、覗こうと思えば充分見える位置だ。
「痛い、離してよ」
「お前はココが弱かったんだよな」
元彼は私の首筋にキスした。
ぞくっと電流が走る。
「やだ…」
「変わってないな」
首筋を伝って耳まで這わせる。
「ん…やだぁ…」
声が震えてしまう…。
「どうした？息が乱れてるぞ」
にやっと笑いながら耳たぶを甘噛みする。
「意地悪…やめて…」
「お、通行人がこっち向いているんじゃないか？見えてるかもな？」
「離して…恥ずかしい…」
「もっと弱いところがあったよな」
私の胸元を見ている。
「いやぁ、やめて！」
元彼は片手だけを使いブラウスのボタンを2つ外した。

「やだよぅ…離して…」
「ふふん、俺は今日意地悪をしに来たんだ」
元彼は私の胸元にグイッと手を入れた。
「…やだっ！」
恥ずかしさと悔しさで体が熱くなる。
「お、久しぶりに柔らけー感触♪」
「離してよっ」
「お、見つけた♪」
「…やめて！…もう終わったのに…なんでこんなコトするのよ…」

「やっと終わらせたのに、もう別々に生きてるのに…」
「…」
「私のこと好きだって言ってくれた人だっているのに」
「…そいつと付き合うのか？」
「そうだよ、彼氏になったもん」
元彼はやっと手を離した。

「お前も強くなったなー。前のお前なら絶対に流されてたのに」
「あんなにこっぴどく振られたら強くもなるよ…」
「悪かった。調子に乗りすぎたな…すまん」

「…もう、逢うこともないね」
「んだな…」
元彼はベンチから立ち上がると、駅の方へすたすたと歩き出した。
私は急いでブラウスのボタンをとめた。
元彼は前を向いたまま片手をあげた。
「今まで色々ゴメンな！」
私は、小さい声でつぶやいた。
「さよなら…」
さよなら、もう二度と逢わない人…。

ちょっとエロ風味でした。

始めるよりも、終わらせる方が難しいと感じる今日この頃。

例えばひとつのプロジェクトも、

駄文も、




そして恋も。


なんちてw
では、また。

ｵﾓﾛｲ

　　　　　　,､,､ 「 |__ ◎　 /　／/
　 r-一^1ヽヽ' |　- -　　〔／ /
　 ＝＝＝, 　　ヽ二二l　　　/ 　／￣￣￣￣￣￣＼
　 ￣) ﾉ￣　　　 ,､,､ __　　 /　　,ｨ.　　　　　　　　　　＼
　 　ヽ' 　　　　 ヽヽ'ﾉノ　　7_／/..　　　　　　　　　　　　＼
　 r--ーﾌ　　　 　ヽ '　　　　　/ 　　　　　　　　＼,, ,,／　 ヽ
　 ﾆﾆﾆﾆﾆ ､　　 r-一^1　　　 /　　　　　　（●）　　　　（●）|
　'----- ┘　 ,＝　r＝,　　/　　　　　　　＼＿＿＿＿__//
　　　n　　　　　￣) ﾉ￣　　｛.　　　　　　　　　l　　　　　 //
　　　ｌ|　　　　　　ヽ' 　　　　 ￣フ　　　　　　　l　　　　 //
　　　|l　　　　　 __冖___.　　　.／　　　　　　　 l 　 　　| l
　　　ｌl　　　　　ヽ┐,･ノ　　 >　　　　　 ;: 　　　|　　　 | {
　　　ｌ|　　　 　 　 .レ"　　　＼ l　 l 　　 ;.　 　　ｌ 　　 | !
　　　|ｌ　　　　　　 _　 　　ﾄ┬-ヽ.　!. 　　; 　 　　|　　 | l
　　　ｌl　　　　　　| ｌ　　　.|　l　　　　ｌ　 　;.. 　　 l　　 | l
　　　ｌｌ　　　　　　| ｌ　　' iヾ　l 　　 　 l　　;: 　 　 ｌ 　　j {
　　　|ｌ　　　　　　| ｌ　　 {　　 |. 　 　　ゝ　;: 　　　ｰ‐-' }
.　ｎ.　ｎ.　ｎ　　　　　　　l　　|　　　::.　　＼　　　　　　ﾉ
　 |!　 |! 　|!　　　　　　　 l　 |　　　 ::. 　　　`ー---- ﾞ
　 o　 o 　o　　　　　,へ　l　　　　　 :.　　　　　　　　　|

>>863
おつかれさまです。続きがﾏｼﾞﾃﾞ楽しみです(´Д`;)ﾊｧﾊｧ

い、いじわるぅ〜(´Д`;)ﾊｧﾊｧ

こんばんは。
エロパートに入ったら反応してもらえて嬉しいっすw
孤独な作業(´･ω･`)になりつつあったので。

では、今晩も。

今日は土曜日。
私はベッドの上にじっと座って鳴らない携帯を見ていた。

大輔君に逢いたい。
逢って、優しくされたい。大事にされたい。
そしたら昨日のことは早く忘れられるのに。
なのに…なんで連絡くれないのよ！
鼻血噴いたくらいで凹まないでよ！
今日、仕事が休みなの知ってるんだぞ！
バカ！メールくらいくれたっていいじゃない！
…待っているのに…。

じっとしていると寂しい気持ちがどんどんわいてくる。
もういいよ、今日は待つのやめた！
もう夕方だけど車の練習に行こう。
私はキーを持って部屋を出た。

マニュアル車って本当に難しい。
車と呼吸を合わせなくちゃいけない感じ。
一生懸命運転しているのに、ガクガクした動きになっちゃう。
挙動不審でかなり怪しく見えるだろうなぁ。
街中は危険過ぎるので郊外へ向かうことにする。

やっぱり郊外は道が空いていて運転しやすい。
このまま道に沿ってどんどん行ってみようっと。

いつのまにか日が落ちて、外は真っ暗になっていた。

(｀･ω･´)ｲｲﾖｰ

街灯のない山道をどんどん走ってゆく。
対向車も全然いない。
かなり走った気がするし、もうそろそろ戻ろうかな。

前方にハイビームに照らされたゲートが見えてきた。
通行止めの大きな看板が立っている。
この道、通行止めなんだ…じゃあ戻らなきゃ。
ギアをバックにいれて、ハンドルを切って…。
狭い道でＵターンするのは難しい。
アクセルをグッと踏み込んだ時、急に後ろがガクッと落ちた。
何？何？
車は後ろからゆっくり路肩に引き込まれてゆく。
道から落ちちゃったんだ！
慌ててアクセルを踏み込んでも前輪が浮いてタイヤが空回りするだけ。
どうしようどうしよう、どうしたらいい？
焦っている間にズズズッとさらに落ちる。
車の動きが止まった時には、もうどうやっても自力では上がれない所まで落ちてしまっていた。

あーあ、やっちゃった。
ジャロって言ったっけ？いつでも助けに来てくれる車屋さん呼ばなきゃ。
携帯を手にして番号を押す。
…発信音がしない。
え、何で？

画面を見てぞっとした。

携 帯 は 圏 外 だ っ た 。

エンジンを切った車内はしんと静まりかえっている。
時々ざわざわと木を揺らす風の音だけが聞こえる。
どうしよう、どうしよう…。
このまま誰かが来るのを待つ？
行き止まりの道に向かってくる人なんていない…そういえば対向車も全然いなかった。
このまま一晩待つ？
日が暮れたばかりなのに朝までなんて長すぎる！
怖いよ、とても待てない…。
どうしよう、どうしよう…。
時間ばかりが過ぎてゆく。

…電波の届くところまで歩く？
嫌だ、真っ暗な車外に出るなんて嫌。
どうしたらいい？誰か助けて！
…誰も来てくれない…。
やっぱり歩く…？
頑張れ私！怖くない、怖くない！大丈夫だよ！

傾いた車のドアは別物のように重たかった。
両手に体重をかけてやっと開ける。
恐る恐る車外に出ると、手を離したドアが自重で勢いよく閉まる音が暗闇に響いた。
森がザワザワと音を立てる。
怖い！…でも行くしかない…。
私は路肩の斜面をよじ登った。

携帯の画面を祈るような気持ちで見る。
お願い早くアンテナ立って…。
足元しか見えない暗闇の中、思いきって走り出した。

車では数分の距離だったのに、走るとものすごく長く感じる。
自分の足音が耳に響く。その音に風の音と木々のざわめきが重なる。
怖い…。
誰かが後をつけているような気がする。
今にも肩を叩かれそう！
もうイヤ！怖いよ誰か助けて！
涙がボロボロ流れてくる。
息があがって苦しい、足が痛い…。
でも怖くて走るのをやめられない。
時々ポツンと一本街灯が立っている。
その頼りない光が足元に不気味な影を作る。
木々が枝を揺らし、ちぎれた葉が急に視界に飛びこんでくる。
怖い！もうイヤ！助けて…！大輔君…！

どれくらい走ったのだろう。
山側のカーブを抜けた時、携帯がわずかな電波をとらえた。
通じる…？
かろうじて立ったアンテナにすがるようにボタンを押す。
今一番逢いたい人、私を助けてくれる人！
お願い早く出て！
3秒…4秒…5秒…。

「…もしもし…？」
「よかったぁ…助けて、怖いよー…助けてぇ…」
声を聞いたら体中の力が抜けた。
緊張の糸が切れたみたい…涙で声にならない。
「どうした？今どこ！？すぐ行くから、今行くから！」
大輔君早く助けて…怖くて待っていられないよ。

木々は相変わらずざわざわと枝を揺らしながら私を笑っていた。

うおー。

ってオク板でこんなことしてるけど大丈夫だよな？
一応オークション絡みなんで大丈夫かと…（不安
ピンク板に逝くほどじゃないと思うんだが…あと少しなんで見逃してください

では、また。

乙でーす

盆・壙！

　　　　　/＼＿＿_／ヽ　
　　　 ／　　　　::::::::::::::::＼
　　　 | 　,,-‐‐　 　‐‐-､ .:::|　
　　　|　 .ﾞ ￣"　 |ﾞ￣ "　:::|　 　なんだかよくわからないけど
　　　 |　　　　　` '　　　　::| 　　ここにティッシュおいときますね。
　　　 ＼　　ヽニﾆ='　 ::／
　　　 ／｀'ー‐---‐一'´＼
　　 /　　　　　　　　　::::i　 ヽ
　　|　　 |　　　　　　　:::;;l　　|
￣_|,..i'"':,￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　 |＼`､:　i'､
　 .＼＼`_',..-i
　　　.＼|_,..-┘

>>875
いえ、これはオクでの出来事なので大丈夫なのです。

盆・壙！　（もうこれをこのスレの挨拶にしようかと思う）

>>878
ティッシュありがとう。
って使わねっすよね、この程度じゃｗ

>>879
そう言って頂ければ安心です。

申し訳ないですが、明日早いので今日は休ませてもらいます。ｽﾏｿ
また後日おつきあいください。

では。

こんなん見つけたんですけど・・・・・。
http://game3.2ch.net/test/read.cgi/mmo/1063452987/

なんか凄い発展をしてるすれですね

わくわく。

もうすぐでつか？

盆・壙！

こんばんは。

昨日はちょっと仮眠のつもりが気付いたら朝だった（汗
申し訳ないです。

>>881
そういうわけだったのか！
謎が半分解けた。が、どうせなら意味を知りたいです。

>>885
盆・壙！

真っ暗な闇の中、携帯の弱い電波だけが、今、二人を繋いでいた―


あ！遠くに小さくヘッドライトが光っている！
「あーっ！光り見えたぁ！車のライト見えたよー！」
来てくれた、助かった、嬉しい！
大輔君の車は急ブレーキで止まった。
私はドアを開けてくれたと同時に車内に飛び込み、
運転席の大輔君にしがみついた。
「よかったぁ、よかったぁ…怖かった…ありがとう…」

ホッとすると同時に新たな恐怖が襲ってきた。
ルームライトを点けるとガラスに自分の影が幾重にも映り、まるで誰かに覗きこまれているみたい。
でも、明かりを消すと車内は闇につつまれてしまう、それもイヤ。
「帰ろう…家まで送るから離して、な？」
「ヤダ！」
「でも、離してくれないと運転できない…」



「…どこか、落ちつける場所へ行こうか？」


「…ウン」

優しくされたい…大事にされたい。
そしたらこの恐怖を忘れられると思った。

私達は道の脇にある小さなホテルへ入った。

部屋に入って自分の姿をよく見ると、手や膝が泥だらけだった。
「風呂に入ってきたら？」
「ん…」
だって…。
「約束する…嫌がることはしない」
「…うん」
自分を見透かされているのが恥ずかしくて、横歩きしながらお風呂に向かった。

シャワーで泥を落としている間にバスタブにお湯を張る。
暖かいお湯に浸かると擦りむいた手のひらがヒリヒリした。
やっぱ、しちゃう…のかなぁ…。
だよねぇ…。
急にドキドキしてくる。
これ以上お湯に浸かっていたら、もっと頬が赤くなってしまう。
私は慌ててバスタブから飛び出した。

私はバスローブを着てお風呂を出た。
ベッドの上に座っている大輔君の隣に、ひとり分の幅をあけて座る。
どうしよう…これからどうするの？
心臓の音が聞こえてしまいそう…。

「さーて、オジサンもひとっ風呂浴びてこようかなー、おっと！オジサンは約束を守る男だよー♪」
大輔君は急にそう言うと、おどけてタオルを振り回しながらお風呂場へ行った。

なるほど、主人公が入れ替わりか

なるほど、主人公が入れ替わりか

なるほど、主人公入れ替わりか

お揃いのバスローブを着た私達は、ベッドの上で体育座りで緊張していた。
自分の心臓の音だけが響いている。
大輔君は時々頭をクシャクシャ掻いていた。

「くしゅん！」
「風邪ひくゾー」
大輔君はベッドの毛布をはがして私にすっぽり掛けてくれた。
「へっくしっ！」
「風邪ひくよー」
私は毛布を持ち上げて、隣に一人分の空間を空けた。
大輔君は黙ってそこにもぐりこんできた。
何か一言でも発したら、全部壊れてしまいそうだった。

毛布の中は私達の体温で少しづつ暖かくなってきた。
私達はどちらからともなく手をつないだ。
大輔君の手は、私よりもずっと大きくてちょっとゴツゴツしていた。

この緊張はいつまで続くの？
本当にこのまま朝まで座っていそうだよ。
この緊張した空気を変えたい…。

「…今日は大丈夫？」
ちょっとイタズラ気分で聞いてみた。
「何が？」
また、鼻血噴かれたら困るもん。
私はクスクス笑いながら大輔君の鼻を指差した。

>>889-891（三連発ども）
そです。女の気持ちは難しいす。

いい加減出品したいものが溜まっている。
明日こそは出品作業を頑張ろうと誓う俺。

では、また。

盆・壙！



ってこれの意味を教えてさぃ・・・

こんばんは。

>>894
俺もきぼん。
せめて発音だけでも…


今日で最後です。長かった…

「あ、あれは体調が悪かったせいで、普段は全然そんなことないし、
あんな大量に出たなんて自分でも驚いて…」
むきになって否定する大輔君が可愛く思えて、軽くキスした。
ちょっとイタズラ。
「本当…大丈夫ね」
「安心したろ？」
「うん…」
私は目を閉じた。

元はひとつだったように合わさる唇…。
心臓がドキドキして、声が漏れそうになる。
ちょっとぎこちない、でも、一生懸命で、優しいキス。
大輔君ってこういうキスする人だったんだ…。

その先を想像して、急に恥ずかしくなった。
顔があげられないよ。
私、きっと耳まで赤くなっている。

「いやだったらいやって言ってな？」
「うん…」
嫌じゃないよ、って言えないかわりに大輔君の首に抱きついた。
わかって、これで。

もう一度唇に軽く触れてから、耳を軽く噛まれた。
「んっ…」
電気が走って体が痺れた。
音を立てて首筋から鎖骨へ降りてくる。
息が乱れる…。

大輔君の手が、私の胸元に触れた。
「やっ…」
恥ずかしくてつい声が出る。

「…いやだ？」
大輔君、そんなこと聞かないで。
イヤだったらとっくにグーパンチだよ。
…なんて言えない…私は大輔君の肩に顔をうずめた。

「…やめる？」
バカぁ…してって言わせたいの？
超鈍感！！
わかってよ…。

「やめよっか…？」
バカバカバカバカ…！
言わないとわからないの？

私は下を向いたままふるふると頭を横に振った。


頭の奥と、体が痺れて、何も考えられない…。
甘い切なさと苦しさに、声が漏れる。
恥ずかしい…口を押さえた。
「我慢…しなくていいから…」
大輔君は私の両手を取って指を絡めながら握り、シーツに押し付けた。
二人の吐息で室温がどんどんあがっていくみたい。
私の胸元に、大輔君の汗が落ちる…。

翌朝、目が覚めたら隣に大輔君が寝ていた。
そんな小さなことが嬉しい。
でも、寝顔をじっと見ていたら視線を感じて？起きちゃった。
大輔君は寝起きでボーっとしていたけど、すぐに我に返って照れまくっていた。

思えば怒涛の１日だった。
こんなこともあるって人に教えてあげたい気もするけど、これは私と大輔君の秘密。
もったいないから内緒にしとくんだ。

もし、取引相手にインスピレーションを感じたら、思いきって逢ってみるといいよ。
どこにどんな縁があるかわからないもの。
恋人に限らなくても、友達になれるかもしれないよ？
もし“違った”時は、焦らず慌てず淡々とお取引を済ませること！


春にこの街に来て、今はもう初秋。

私には、大切な人ができました。



＊おわり＊

間接的なエロにしてみました。

このスレもあと100程で終わりっすね。
もう１〜２本分くらいはありそうなのでどなたかﾖﾛｼｸ。
休載中の続きもｷﾎﾞﾝだ。
楽しみにしてます。


では、また機会がありましたらお取引をお願いいたしますｗ　

なんちて。


んでは。

「手渡し可能ですか？」から始まる・・・第２章

でつね。

900ｹﾞｯﾂ

盆・壙！

よかったよー！

乙！

>>896-899
スレタイとまったく関係ないやん。
はっきりいってう座杉。
得ろ小説書きたいならばほかに移れ！
スレタイみてきた人に失礼だ！！

>>904

盆・壙！

盆・壙！

おまえがうざいｗ

ここに来てる大半はこの小説見にきてるんですがなにか？ｗ

>>904
そうだ、お前の言う通り。

うぜー

もう2ヶ月も続いているのに何を今更w

911

>>910
ちょっとくらいなら…って静観していたら
2ヶ月も続けるから文句いってるんだよ。ぼけっ！

そんな事言わずにいっしょにﾊｧﾊｧしようぜ！

>>904
どうせやぐやぐの立てたスレだからいいじゃん(w

糞ｽﾚ有効活用だろ

自己中の>>904が乱入してきたようです。



どう見てもお前のほうが少数派だろ。

>>912
つうか、スレ立って５時間後にはすでに、ＢＤＰタンが１発目を書いてる。
スレタイ違いだけど、すでに本流になってるｗ

久々にココに来ました。

＞バカぁ…してって言わせたいの？
　
　ｺ､ｺﾚﾊｯｯ…　(*´д｀*)ｲｲﾅｧ





盆・壙！

　　　　　　／￣￣￣￣￣￣＼
　　　　／　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　/　　　　　　　　　　　 　 　 　 ヽ　
　 　 l:::::::::.　　　　　 　 　 　 　 　 　 |　
　 　 |:::::::::: 　　（●） 　 　 （●）　　 |　 ＜　いや〜参ったなあ
　　　|::::::::::::::::: 　 ＼＿＿_／　　 　 |　
　 　 ヽ:::::::::::::::::::.　　＼／　　　　　ノ　

連載まだ〜〜??(AA略

>>918
お前、女だろ…それも主婦…35才くらい…
子供は二人…旦那は朝から晩まで仕事…
…かといって生活は楽じゃない…SOHO気取って
PC購入したものの2ch漬けの毎日…
ジャージはきこなしてるんだろ…パジャマのかわりに…

>>921
…使いすぎ
煽り下手すぎ

有価ﾀﾝまだー？

>>921

盆・壙！

>>923
それ誰だっけ？

>>921
盆・壙！盆・壙！盆・壙！盆・壙！盆・壙！

これから落札者のひとがうちに来るって・・・
楽しみ

　　　〃∩ ∧＿∧
　　　⊂⌒（ ´・ω・）　　
　　　　 ｀ヽ_っ⌒/⌒ｃ
　　　　　　　 ⌒ ⌒
まだかな〜

http://search.auctions.yahoo.co.jp/jp/search/auc?p=%CB%DF%A1%A6%D4%DD%A1%AA&auccat=0&alocale=0jp&acc=jp

http://search.auctions.yahoo.co.jp/jp/search/auc?p=%BC%EA%C5%CF%A4%B7&auccat=0&alocale=0jp&acc=jp

盆・壙?

盆・壙！

盆・壙…(´Д⊂

もう終わりなのか？

ﾃﾞﾃｺｲＢＤＰ

щ(ﾟДﾟщ)щ(ﾟДﾟщ)щ(ﾟДﾟщ)ｶﾓｫｫｫﾝ盆・壙！

age




盆・壙！

園美さん・・・ご忠告を無視するのであれば、園美さんの素性を公開しますよ・・・
「〒813-・・・・」

>>937
福○県だな(w

新作期待上げ

新しいテレビを買ったので今まで使っていた物を出品した
古いし、傷あるし、取説も無い
捨てると結構金取られるらしいので、送料のみで１円出品
すぐに落札された
落札者は一人暮らしの若い男の人だった
「手渡しを希望致します。タダでは申し訳ないので、なにかお土産をお持ちします。」

以前、貧乏パパに落札された際、俺が変な気を使ってしまったばかりに
膨大なお礼を頂くはめになった事がある
前回の教訓をいかし、俺はお土産を受取るべきだと判断した

その日の夜、俺は布団の中で落札者の家庭環境を想像してみた

彼は仕事場から電車で２時間弱の、築３５年という古いアパートに住んでいる
今まで田舎で車生活を送ってきた彼は、都心の駐車場事情など全く知らなかった
しかし５年ローンでやっと買った新車のスカイラインを
実家に置き去りにする事がどうしても出来ない
家賃、駐車場代が払える物件はこの家しかなかった

今年の春、一人暮らしをはじめた彼だが、いかんせん給料が安く
なかなか家電などをそろえる事が出来ない
優先順位をつけると、冷蔵庫、洗濯機・・・テレビは当分後回しだ
車のローンもまだ３年以上残っている
当分贅沢は出来ないなと、宝物の車で１人ドライブする事だけが唯一の楽しみだった

「お、こんな所に漫喫がある。」
ドライブの途中でふと見つけた漫画喫茶に立ち寄ってみた
「半年振りだな、ネットに繋げるのは。」
実家のパソコンは家族共有だったので、引越しの際持ってくる事が出来なかった
営業マンで朝から晩まで汗だくで働く彼は、仕事場でネットする暇など無い
「安いテレビないかなあ。」
値段順に並べ替え、上から順序良く見ていく
●送料のみ　手渡し歓迎　ジャンクではありません●
即、弟のＩＤで入札し、落札をした

このご時世、パソコンも無い、テレビも無い、彼女も居ない、
唯一の楽しみといったら車だけ
薄給ながらも毎月実家に仕送りまでしている彼に
どうしてお土産が貰えるだろうか

「わざわざ取りに来ていただけるので、お土産なんてとんでもないです！
　以前に同じような方がいらっしゃったのですが、お礼のお礼と、言った風に
　ループしてしまいました（笑）
　こちらも気を使ってしまうので、お礼はご遠慮させて下さいね！」

あたかもお礼は迷惑だ！と言うような書き方のメールだ
これならきっと彼もお土産を買って来ないだろう

取引当日、彼から電話がはいった
「お菓子とか食べられますか？」
「いや、ホントに気を使わないで下さい！甘い物駄目ですし（笑）」
メールの内容に効果が無かったのだろうか？
いや、そんな事は無い
きっと彼は買う気など無かったが、社交辞令で再度言ってみただけだろう
本当は甘い物が大好きな俺だが、俺は嘘をついた
嘘はいけない事だが、こう言う嘘はついてもいいはずだ

１０分後、彼がやって来た
「これ、来る途中で買ったんですけど・・・」
ジュースだった
しかも箱入り３０本
しばらく押し問答するも、結局俺は受取ってしまった

ディスカウントストアで安く購入したとしても
１本５０円、３０本で１５００円
貧乏パパの時と同様、また実家から米を送って貰うべきか
いや、男の一人暮らしだ、自炊などしている人相でも無かった
今月は新しいテレビを買ったお陰で俺自身もピンチだ
今回はお礼のお礼はやめて、ありがたく彼の気持ちを受取る事としよう

貰ったジュースを冷そうと、玄関まで取りに行った
「香り立つ炭焼焙煎　炭焼珈琲」
俺はコーヒーが飲めない

彼が「お菓子とか食べられますか？」
と聞いてきた時に
「甘い物は大好きです」となぜ答えなかったのだろう
親孝行の彼が折角買って来てくれたコーヒーだ
捨てたり、転売なんてとんでもない
これは彼が俺の為に買って来てくれた物だ
俺が飲まなくてはならない物だ
１５年ぶりに俺はコーヒーを飲んだ
まずさと、彼の気持ちを思ったら自然と涙が出てきた
残すは後２２本
先はまだ長い

新作ｷﾀｰ!!!

友達がミュージカルのチケット落札して手渡したらしい。
オッサンが来てなんとなくがっかりしたって。

好きなｱｰのチケ落札されて手渡し、ﾌﾞｻい人だとゲンナリするよな。

自分の事棚に上げて。

>>940-944
こーゆうカタチの文章もおもろい。

お礼のお礼ループ→この話って他スレで書いてたよね。
ゆうパックカードあるからって送料無料にしときながら
切手貼って送ったとかゆうやつ。
句読点のない書き方とか覚えてるよ〜(ﾟωﾟ)ﾉ

長文読んでいただき、ありがとうございます

>>948さん
はい、以前ゆうパックシールの話を書いた者です
前は「ヤフオク参加日記」のスレに書いたのですが、
スレ違いの気がしたので今回はこっちに書きました

>>944
終わり方がいい感じ。

もっと作品きぼう

あげ

手渡しはやめた　もうヤダ
カオ見たくないよ
めんどーしー

ここのスレはやっぱりおもしろいです。
次スレ立ててくださいね(´-`)

使用済みパンティ

誰か書いてー

手渡しほど面倒なものはないよね。
たかだか数千円のものをやり取りするのに気をつかって緊張して変な汗出るし。
実際はいい人ばかりなんだが、いかんせん疲れる。

hoshu

ｼｮﾎﾞｰﾝｽﾚより。面白いから貼っとくねｗ

468 名前：名無しさん（新規） 投稿日：03/10/25 10:06 ID:IdijSg8X
この前バイクの小さな部品を落札したんですよ。
そしたら出品者が女性でおまけに近くの人だったんですね。
で、俺ちょっとスケベ心だしてメールで
「直接取りに行きますよ。」と返事出したら「ＯＫ」と彼女から！
そして「お互い近くですので天気良かったら中間地点の○○って道の駅で待ち合わせしましょう。」との返事！
俺は天国へ昇るような気持ちで取引の日まで愛車カワサキ　バリオスを磨きつづけた。
もちろんテルテル坊主も製作。天気予報もしょっちゅうチェック！
そして当日。すごくいい天気！バイクも完璧。パンツ、靴下、シャツも新調！
念のためｺﾝﾄﾞｰﾑも。
ルンルンとした気持ちで道の駅○○へ。張り切りすぎて待ち合わせ時間の３０分前には着いた。
しばらくして彼女到着。
その彼女、なんとカワサキのＺ1000マークツーってごついバイク！
おまけに彼氏連れ！そいつもＺ1ってバイクに乗ってた。
（しっかり整備され２台ともすごくキレイ・・・俺のより・・・
キレイさの桁が違う・・・・・俺のバイク250cc・・・彼女1000cc・・・）
俺の気持ちは一気に天国から地獄。
取引は無事終了したんだが、俺の気持ちは・・・
二人に見送られ俺は道の駅を後に、と思ったそのとき、道の駅に停車中の車の陰からオッサンが！
『ガシャーン！』
びっくりした俺はブレーキを強くかけすぎて転倒。
幸いスピード出てなかったからミラーとレバーの先端を破損しただけだったが、みんなの視線は俺に釘付け。
恥ずかしかった・・・・
しかし、取引した物の金額は600円。パンツ、シャツ、ｺﾝﾄﾞｰﾑ等バイクの修理にかかった費用はそれをかなり上回る・・・
もう直接取引きはどんなに近くでも絶対しないと心に決めますた。
（´･ω･`）ショボーン

http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g8707332
アドバイス50突破！！ピーコ野郎を徹底的に追い詰めましょう！

アドバイス直リン↓
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/show/reviews?aID=g8707332

>>959
悲惨ｗ

ﾈﾀスレ化してんのか。。。
まじで近くの人だったので、
家までいくから手渡ししてくれーったのに断られたよ。

>>1
つーか、出品者の方から
「結構近いんで、手渡しでいいですか？」というのが１回、
「同好の士と話できる機会は久しぶりなんで、手渡しでいいですか？」というのが１回、
「出張でそちらの地方に行く予定があるので、手渡しでいいですか？」というのが１回
都合３回手渡しがありましたが、全部出品者側の都合に合わせただけで、こちらから手渡し
を持ちかけたことはありませんが何か？

次スレあるの？

◆8ScRAP3c9I はもう来ないのだろうか…

暇なので盆・壙！しませんか？
http://game3.2ch.net/test/read.cgi/mmo/1063452987/l50


　　　　　　　　　　∧_∧ 盆・壙！
　　　　　　　　 　 (・ω・)丿　ｯﾊﾟ
.　　　　　　　　 ノ/　 /
　　　　　　　　　ノ￣ゝ

「梱包が面倒なんで来月東京に行くので、その時に手渡しでいいですか？」というヤツがいた。
感じが良さそうだったんで信用してＯＫしたけど、それからはメールが来る来る。うざい！！
メル友がほしかったのかと思って、品物を受け取るまでと思って、メル友してやったよ。

当日は、近くの駅で受け渡しって話だったのに、「車なんで近くまで行きます」だと！！住所を
おしえていたので、勝手に家の前まで来た．．!!
先に出勤したダンナが「東北ナンバーの車が停まってるけど、あれじゃないの？」と電話してきた。
コワイので、別の道を通って出勤しました。

>>967
そりゃ怖すぎる（(；ﾟДﾟ)ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

>>1
人に（おたくの情けない）顔を見られたくない馬鹿。

漏れは落札してみたらなんと同じ○丁目。（歩いて１分くらい）
「手渡ししますよ！」って言われるのを恐れ
わざわざ会社に送ってもらいました。

>>971
なぜ嫌なんだよ？

やっぱり怖い見ず知らずの人は

一回だけ手渡しした。
洋服だけどすごい可愛い女の子が着てびびった。
(こちらも女ですが）
感じのいい子だったよ。

一度だけ手渡しした。
PCのマザボのジャンクだったけど、500円の落札なのにｵｻｰﾝは千円くれたよ。

田舎だから結構貴重な経験？vv

おお、普通のスレになっている…

>>971
私も出品者が同じ○丁目しかも家から見える
マンションの人だったので迷わず
手渡しにしていただきましたよ。
ほんと事務的に代金少し多めにわたして
またお願いします。という感じでした。

俺は兵庫に住んでるけど、東京行くことも多いし、秋葉あたりで手渡しすること
結構あるよ。

で、春紅は？？

http://page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/show/qanda?aID=d40812073

隣町の人だったから「もしよろしければ・・」って感じで
お願いしたらスンナリＯＫしてくれた。
送料分位お礼しようと思ってお茶を持っていったら喜んでくれた