斬新!パワライザーを広めよう!!

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307名無し@コソーリ練習
パワライザーが、スタントマンや大道芸人用のティルトのままでいいのなら、
安全性を多少捨ててでも、性能を選択する、今の形状でもいいと思う。

でも、公園内で使う日常の運動器具として、本気で一般に普及させたいのなら、
接地面積を拡大したり、専用のプロテクターを用意して、
2メートルの高さから地面に落下しても安全性が確保できるようにする必要があると思う。

脊椎をガードするオートバイ用のエアーバッグなど、
服のように着ることが可能な、軽いエアーバッグ装備が登場してきているから、
その方面から転用できないわけではないと思う。

防具類無しで前方宙返りをして、足から着地できずに尾てい骨なんか打ったら、
痛いじゃ済まないから、本気でいろいろやりたいなら、防具は必須になるよね。

安全性が確実に確保されれば、一気に普及する可能性があると思う。
空間動作を身に付ける運動としては、トランポリンでのトレーニングが一般的だけど、
パワライザーの、大勢の人間がどこでも出来るメリットは、捨て難いものがあるね。
308名無し@コソーリ練習:2006/12/25(月) 23:57:05 ID:???
私が板バネ式ティルトを初めて直接目にしたのは、
ある多国籍企業グループの、表向き興信所として活動している、
セキュリティ・セクションのスタッフ達が、
空間動作を身に付けるトレーニング目的で、パワースキップを使いはじめて、
私を彼等の訓練施設に呼んで、演技して見せてくれたときだった。

マットがある体育館で、綺麗なムーンサルトなどを披露してくれたんだけど、
そのあと、こういった運動が出来る、
エアホッパーのような、シンプルでコンパクトなアームブレードを持った構造の、
ガスシリンダー式のジャンピングシューズを作ってくれと、うちの発明工房に依頼が来た。

その用途だが、工場の敷地内にたびたび不法侵入者してきては、岸壁で釣をする人が後を絶たず、
高齢の警備員の姿を見ると、逃げていってしまって、捕まえることができずらちがあかないから、
有刺鉄線が張り巡らされた高い塀を飛び越えて追跡できる、機動性の高いシューズを装着した
若手の彼等が捕縛して、警察に突き出せば解決するのではといった話だった。

そこで、エアホッパーのアームブレードに相当する部分に、
インラインのウィールを取り付けたものを試作して、
ジャンプ用のランプが無くても、どこでも空高く舞えるインラインだよって提供したら、
まさに欲しかったものはこれですって反応が返ってきた。

その企業グループのセキュリティセクションの装備品として、2005年の秋に正式採用になったから、
彼らが期待する性能を備えたものに仕上がっていたと思う。
そのあと、塀を飛び越えて侵入者を捕縛する訓練のシーンや、
仮面ライダーのライダーキックのような、
空中戦闘の殺陣を演技して遊んでいるビデオを送ってくれて、
かなりハイレベルで使いこなされていたので、微笑ましく思ったことがある。

普通の警備員と違って、彼等は興信所をベースに活動しているから、
本当は、魚釣りのオッサン達を捕まえる目的だけで塀を飛び越えたいわけじゃないと思うけど、
実際にどんな用途で使われているかは、あまり聞かないことにしている。
309名無し@コソーリ練習:2006/12/26(火) 00:02:27 ID:???
最近になって、ジャンピング機能を搭載したインラインスケート=エアブレードに、
さらに、モーターを内臓したものを作ってくれと、
ブレード・ライダー(エアブレード乗り)達だけでなく、
複数の人から、うちの発明工房の義足を作っているスタッフなどに、製作依頼が舞い込んできて、
どうして急にあちこちから同じ話がやってくるのか不思議に思って調べてみたら、
エア・ギアというマンガやアニメが流行していて、
エア・トレックと呼ばれる、空高く舞い上がれる機能を持った電動インラインスケートを、
欲しがっている人が多いことが分かった。

ノーマルのインラインスケートでも、急坂を下ると時速80キロぐらいは出るし、
その速度でジャンプすると、パワライザーなど比較にならない高さまで空に舞い上がることが出来る。
電動式となると、当然それ以上の速度が出なければおかしいわけで、
最低でも、スキーの直滑降の限界速度の時速120キロと同じぐらいは平地で出せないと、
わざわざモーターを付ける意味がないことになる。

緊急避難や緊急を要する救命活動を行う必要があるときには、
高速道路も安定して乗用車と同等程度の速度で滑走できることを念頭に置いて、
ちょっと大きめのウィールを取り付けて、10馬力程度のパワーが出せるモーターを内蔵した、
いちおう時速150キロぐらいまで、安全に安定して滑走できるものを試作してみた。

動力搭載のインラインスケートで一番問題になる、前後方向のバランス取りに関しては、
セグウェイ・ヒューマン・トランスポーターを見れば分かると思うけど、
ジャイロ機構のサポートがあれば解決可能で、
10馬力程度の動力を仕込んで高速走行しても、転倒することはまずない。

「マクロス7トラッシュ エアブレード」というキーワードでネット検索すれば分かると思うけど、
最も近未来的なXスポーツは、この方向に進むんじゃないかって話が出ているので、
試作品には、モビル・エア・ブレードって仮の和製英語名を付けてある。
310名無し@コソーリ練習:2006/12/26(火) 00:26:08 ID:???
参考までに書くと、
パワライザーと類似の健常者用のスティルト(西洋竹馬)類に属するものには、
PowerSkip パワースキップ Bionic Boots バイオニックブーツ
SpringWalker スプリングウォーカー Quickwalker クイックウォーカー
Airhopper エアホッパー FLYING SHOES フライングシューズ
などが有名どころ。

高機動戦闘用の歩兵用装備としてロシアで開発されたクイックウォーカーと、
似た発想でガソリン動力を用いて走ることに特化したものや、
特殊なスタントやマジック用の装備は、ネット上に情報が載ってないですね。

ムーンウォーカーは、某企業グループのセキュリティセクションで使われる装備を
試作したときの仮称で、正規採用品の名称などではないこともあって、
この名前でネット上で紹介されることはまずないと思います。

サイバニクス技術を用いた、
HAL(Hybrid Assistive Limb)BLEEX (Berkeley Lower Extremity Exoskeleton)
などに代表されるウェアラブル ロボットスーツ類のパワーアシストを得て、
10倍近く筋力がパワーアップした状態で、エアホッパーなどを装着して運動すると、
モビル・エア・ブレードに近い高機動性を得た運動が可能になるかもしれないけど、
たぶん簡単に骨折すると思うので、
安易に考えてスタントや遊びに使うのは避けたほうがいいと思います。

日本製のHALは、サイバーダインというレンタル会社があって、
そこで借りることができるようなので、
一般の人でも、ティルトと組みあせた運動を試すことは出来ると思うけど、
体の骨格に加わる力が半端なものではなくなるので、
相撲とりのしこを踏むような運動や、空手などの骨を鍛えるトレーニングを積んだ、
よほど骨格が頑丈な人でないと、たぶん耐えられずにポキっといくと思います。

動力内臓スティルトは、装着者が普通に走る運動をするだけで骨折しかねない怖いアイテムです。
311名無し@コソーリ練習:2006/12/26(火) 00:43:46 ID:???
エアブレードの場合にも、普及上の課題は、
安全性を確保する高性能の防具類と、使用環境とマナーってことになってくる。

アニメのエア・ギアを鑑賞してみたが、
縄張り争いの暴力沙汰の喧嘩などが、当たり前のように描かれているので、
頭が痛くなってしまった。

もしも、モビル・エア・ブレードが持つ、
高速道路を走る自動車並の速度と、棒高跳びに匹敵するジャンプ力で、
ライダーキックのような喧嘩技を繰り出したら、
ダメージを受けた人間は簡単に即死してしまう。

もちろん、技を繰り出したほうも、自分のパワーで簡単に骨折しかねない。

ほとんどの人は、一歩間違うと自分自身が大怪我をする可能性もある、
そんなマンガの世界の必殺技を、生身の人間に向かって繰り出すような、
非常識で危険なことはやらないと思うが、
スーパーマン願望に取り憑かれた、勘違いをした非行に走る例外的な人物は必ず出てくるだろうし、
普段は大人しくても、キレて暴力事件を起す人がいることや、
犯罪者が引ったくりなどの犯罪の、逃走用のアイテムとして購入する可能性を考えると、
エアブレードを市販するのは、待ったほうがいいという考えに傾いてきている。
312名無し@コソーリ練習:2006/12/26(火) 00:45:24 ID:???
走り去る犯罪者を、素早く捕まえたい警察官や、
高層ビルの谷間を、ワイヤーと組み合わせて素早く飛び回りたい消防士、
北●鮮の不審船に、義経のように飛び移りながら戦いたい海上保安官などの、
高機動性を求められる職場への納品ならば、問題はないかもしれないと考えている。

某企業グループのセキュリティ部門のスタッフは、
エアーコンフォート・スーツという、
バイク・スーツのような外観のハイテク・ウエァを着込んで高速滑走しているから、
オートバイが出せる速度までは、一応の安全性が確保できると思っていい。

この種の、着るエアーバッグとも言えるハイテク装備は、
服の内部を、特殊な状態になった空気が循環する仕掛けになっていて、
市販するなら、どんなにコストダウンしたとしても、
高級乗用車並のお値段になってしまう。

けっきょく、現段階では市販は無理っぽい、という話で終わりそうな印象になってきている。

時速120キロが平地でも簡単に出せて、
棒高跳びの高さまでジャンプできるモビル・エア・ブレードは、
一般人の玩具としてはあまりにもハイスペックすぎるから、
専門家が使う特殊装備のアイテムとしてしか、需要が見込めないのかもしれない。

マクロス7トラッシュのエアブレードと同じように、
専用のコース内でしっかりとした装備を身に付けて使うということならば、
動力の付かないエアブレードのほうは、まだ市販の可能性が残っているかもしれない。

動力が付くタイプのものは、人間の体の耐久力を超えるパワーが出てしまい、
プレッシャー・スーツ一式を装着したとしても、素人ではとうてい扱いきれない。