俺の名はトロワ・バートン。スレを駆ける道化とは俺のことだ。
「おいこら前髪、テメーこのスレに来るなんて場違いなんだよ」とお思いの人もいるだろうがこれには理由がある。
その理由とはティファ先生の新作をwktkしながら今日まで待つも、新作は一向に上がってくる気配がないということだ。
ああ……どうか分かってもらいたい。俺は一刻も早く先生の新作に触れ、心と体を癒したいのだ……
とは言うものの、面とむかって催促するなど恐れ多くて俺には出来ない。
そこで俺は一計を案じ、いまこうしてティファ先生宅前にいるというわけだ。
今はガロードは仕事中、ティファ先生は買い物に出かけている。俺の下調べにぬかりはない…
無断で先生の愛の巣へ入ることをお許しください……さてと、ここからが俺の腕の見せ所だ……
おもむろに取り出したのはペンと手紙。
トロワ 「ガロード、突然このようなお手紙をだして驚いたと思います。いつも一緒にいるのにね…
いまから綴るのは私の嘘偽りない気持ち…でもガロードの前だといつも言いそびれてしまう本当の想い…
言葉にすると恥ずかしくて伝えることが出来ないので、文字でガロードに伝えます。
私はもっとあなたのことが知りたい
だから今夜は……裸のまま…全身であなたの温もりを感じたい…
その温もりに包まれて眠りにつきたい……
あ、電気は消してね。きっと裸を見られると恥ずかしくてどうにかなっちゃいそうだから…
ワガママなお願いですけれども、是非とも今夜……(はぁと)
世界で一番大好きなガロードへ ティファ・アディール」
ふ、我ながら完璧な模写だ。どこからどうみてもティファ先生の字。
これならガロードも先生からの手紙だと信じるだろう。さてと、もう一通、今度はガロードから先生への手紙を書かねば……
トロワ 「いつも一緒にいるのに手紙で伝えるのはどうかと思ったけど、ティファに伝えたいことがあるんだ。
きっと言葉だと上手く伝えられないだろうから、今ここに俺の嘘偽りない気持ちを綴ります。
俺、ティファと一緒にいれて幸せだ。世界で一番幸せな人間は間違いなく俺だと自信を持って言える。
でも、俺もっとティファのことを知りたいんだ。
誰よりも何よりも大切で、大好きだからこそもっと知りたい。
今夜、一緒に裸で寝ないか?あ、もちろん電気は消してていいから……
この腕いっぱいにティファの温もりを感じたい、ティファのそばにいたいんだ(略)」
さぁ、準備は出来た。これを2人の目の付くところに置いておけばあとは勝手にことは運ぶだろう。
このような小細工を弄さずともいつかは辿り着く境地とはいえ、私はもう待てないのですっ!
このちょっぴり胸キュンときめきハートフルなネタがあれば先生もきっと新作が仕上がるはず!
出すぎたマネをお許しくださいティファ先生……ですがこれも先生の作品を愛するが故の行動、どうかお許しを…
>>38続き
ティファが買い物から帰ってきて、台所へ買ってきた食材をおくとテーブルの上に便箋が目についた。
ティファ「あら?何かしら。ガロードから……」
しばし無言で手紙を読み入ったあと、頬を染めながらその手紙をギュっと胸元へと抱きしめた。
しばらくしたのち
ガロード「ただいまーティファ!」
ティファ「ぁ……お…おかえりなさいガロード…チュ//////」
伏せ目がちで少々遠慮気味にキスをしてくるティファの行動にガロードの頭に?マークが浮かぶ。
ガロード「ん?どうしたんだ?ティファ」
ティファ「ううん…その…なんでもないの////」
パタパタと逃げるように台所にひっこんでしまうティファ。その行動にガロードは首を傾げながらも部屋へジャケットを置きに行く。
ガロード「うーん、何かあったのかな?……あれ?なんだこの手紙……ティファからだ」
しばらくその手紙を眺めたあと…
ガロード「うん…こりゃ普通じゃいられないよな…/////」
いつもなら他愛ない話をしながらの食事になるのだが、二人ともお互いを意識しあってか
視線があうたびに頬を赤らめ、会話らしい会話もないまま夜を迎える。
先にお風呂に入り、一足先にベッドで待っているガロード。もちろんすでに全裸である。
ガロード「ぅぅ……ティファ遅いな……早くきてほしいけど……心の準備もまだなぁ…
あー……裸だってのになんでこんなに暑いんだろ……//////」
火照った身体を冷やすように布団をバサバサっと扇ぎ、布団にこもった己の熱気を逃がす。
布団を頭まで被りジっとしてみたり、寝返りをうってみたりと落ち着かずゴソゴソと動き回っていると
コンコンと、遠慮がちにドアがノックされる音が聞こえた。
ガロード「ぅ……ど…どうぞ……(ついに……ついに来ちゃったかぁぁああ…////)」
ティファ「う…うん…おまたせ…ガロード////」
おそるおそる身を屈めて部屋の中に入ってくるティファはバスタオルを巻いている。恐らくその下は全裸であろう。
ガロード(ぶふぉっっ……/////ちょ…かわいすぎるだろ……色っぽいし…ヤバい、鼻血でそ…////)
ティファ「ぇと……その………そっち…行ってもいい?////」
ガロード「う…うん、もちろん…/////」
ティファ「ん…それじゃ電気消すね……/////」パチリ
突然訪れる闇、キシキシと床がきしむ音でティファが近づいてくるのが分かる。
そしてパサリと布が落ちる音も聞こえた。
ガロード(ぁぁぅぅぅ……ティファ…今裸なんだろうなぁ……見えないけど……/////)
>>39続き
もそもそと遠慮がちにベッドにもぐり込んでくる。洗いたてのティファの髪の匂いがほのかにガロードの鼻腔をくすぐった。
いつもならアリが入り込む隙間もないほどにピッタリと寄り添って眠りにつくところ
この日は状況が状況なだけにお互いに触れ合わない程度の距離をおいている。
ガロード(……ティファが勇気を出してあんな手紙をくれたんだ……ここは俺がリードするべきだろ……////)
ティファ(ガロードが…せっかくチャンスをくれたのに……ここは思い切って私から……////)
お互いに恐る恐る布団の下で伸ばした指先がチョコンと触れる。
ガロ・ティファ「……ぁ////」
思わず反射的にティファが手をひっこめる。しかしガロードがその引っ込める手をガシっと握り締めた。
ティファ「ひゃっ……ガロード/////」
ガロード「ティファ…!なんで……なんでこんなに冷たい手をしてるんだ……」
ティファの指先が冷たいことを確認したガロードがぎゅっとティファの肩を抱き、胸元へと引き寄せる。
ガロード「肩もこんなに冷たい……さっきの格好で外にしばらくいたのか……?」
ティファ「うん……ごめんね……その…どんな顔して部屋にくればいいのか分からなくて……////」
ガロード「ばかだな……こんな冷えちゃって。せっかくお風呂に入って暖まってきたのに…」
ティファ「うん、でも…暖かい…////」そっと肩を抱いてくれているガロードの手を優しく撫でる。
ガロード「あっ、いや…これは…その……////」我に返ったガロードがあわててパっと手を離す。
ティファ「ううん、とっても気持ちよかった……その…もっと…ギュっとして……////」
ガロード「う、うん…こうか?////」
ティファ「くすくす、さっきはもっと強くギュっとしてくれた////」
ガロード「ぅ……な、なら……このくらいかな……////」ぎゅ〜
ティファ「うん……暖かくて気持ちいい……////」
>>40続き
トロワ 「ふむ、ここまでお膳立てすれば充分だろう。これ以上は出歯亀になる。」
ササっと慣れた身のこなしで、部屋の様子を伺っていた木の上からあっという間に下に下りる。
その足取りは軽く、新作への期待からか得も知れぬ満足感に満たされていた。
トロワ 「これで俺の任務完了だ。あとは先生の新作をwktkしながら待つとしよう。」
人通りもなく、灯りすらない街外れで突然、トロワに向けてバシャっとライトが浴びせられた。
カリス 「どこへ行こうというのですか。このまま帰れるとお思いですか?」
トロワ 「くっ……その声……GT対策部隊のカリスか!」
カリス 「その通り。あなたを無事帰すわけには行きません!」
トロワ 「この巨大MAは……パトゥーリアか。どうやら本気で生かして返す気は無さそうだな。」
カリス 「いいえ、違います。これはパトゥーリア改!!古今東西津々浦々、世界に名だたる激辛香辛料にその装甲板を浸すこと2年!
さらにはサラさん愛用サンドバック『じゃみる』から抜き取った砂で研磨すること1年!
このビックリドッキリ装甲は元点突破クラスの萌え核熱の爆心地にいたとしても
120秒は持ちこたえる脅威のAGTC(アンチ・ガロティファ・コーティング)となっているのです!」
トロワ 「早かったな…俺の死も……と言いたいところだが、先生の新作を目にするまでは俺は死ぬわけにはいかない!」
カリス 「あなたのような桃色テロリストを見逃す訳にはいきません!この世界(スレ)は僕が守る!!」
ティファ「ね……ガロード////」
ガロード「ん?」
ティファ「今度は私が……ぎゅっとしてもいい?////」
ガロード「う……うん、もちろん……////」
ティファ「ありがと……ぎゅ〜////」
そのとき雲が晴れて、窓から青白い月明かりが差し込んできた。
そこに映るはティファの白く、艶めかしい透き通るような肌……
ティファ「きゃぁっ////」あわててバフっと布団を奪い取り丸まってしまうティファ
ガロード「わっ……どうしたティファ!?」
ティファ「だって……だって……今……裸……////」
ガロード「今更何を……////」
ティファ「だって……暗ければ見えないけど……裸……見られるの恥ずかしいもん……////」
ガロード「……(ニマ〜)そっか〜、ならこれならどうだっ/////」
ガバっとティファの頭に布団をかぶせ、自らもその下へともぐりこむ。
ガロード「これなら見えないだろ?////」
ティファ「う……うん、なら……さっきの続き……////」ぎゅ〜
ガロード「ははっ……さっきはもっと強くぎゅっとしてくれてたぞ〜////」
ティファ「もう……ガロードのいじわる////」
>>41続き
トロワ 「あの光は……!?ティファ先生の家か!!」
カリス 「くっ!!GT反応拡大だって!?こ……これは……!!?」
,,-''" ,, --''"ニ_―- _ ''-,,_ ゞ "-
て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ {
(" ./ i {;;;;;;;i| .|i;;;;;;) ,ノ ii
,, ( l, `'-i| |i;;-' ,,-'" _,,-"
"'-,, `-,,,,-'--''::: ̄:::::::''ニ;;-==,_____ '" _,,--''"
 ̄"''-- _-'':::::" ̄::::::::::::::::;;;;----;;;;;;;;::::`::"''::---,,_ __,,-''"
._,,-'ニ-''ニ--''" ̄.i| ̄ |i-----,, ̄`"''-;;::''-`-,,
,,-''::::二-''" .--i| .|i "- ;;:::`、
._,-"::::/  ̄"''--- i| |i ヽ::::i
.(:::::{:(i(____ i| .|i _,,-':/:::}
`''-,_ヽ:::::''- ,,__,,,, _______i| .|i--__,,----..--'''":::::ノ,,-'
"--;;;;;;;;;;;;;;;;;""''--;;i| .|i二;;;;;::---;;;;;;;::--''"~
 ̄ ̄"..i| .|i
.i| |i
i| |i
.i| .|i
.i| |i
.i| ,,-、 、 |i
i| ノ::::i:::トiヽ、_.|i
_,, i|/"ヽ/:iヽ!::::::::ノ:::::Λ::::ヽ|i__n、ト、
,,/^ヽ,-''":::i/::::::::/:::::|i/;;;;;;/::::;;;;ノ⌒ヽノ::::::::::::ヽ,_Λ
;;;;;;:::::;;;;;;;;;;:::::;;;;;;;;:::/;;;;;;:::::::::;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::;;:;;;;:::
トロワ・カリス「アッー!!」
おわり