果て無き荒野に埋もれていたのは、誰かが見つけた夢の欠片か。
それとも道半ばで倒れた旅人の骸だろうか。
見上げた夜空に瞬く星は、今宵誰かが流す涙の雫だ。
明日を目指す若人にとって、けれどそれは眩い希望にも見えるだろう。
宇宙(そら)の果て、青く輝く地球を仰ぐ、この星は赤きフロンティア。
鋼鉄の巨人(モビルスーツ)が闊歩し、未知なる怪物の徘徊する砂塵の世界。
法と無法、秩序と混沌、相入り乱れる荒れ果てた星では、力こそが唯一のルールとなる。
今まさにこの大地へと降り立つ君よ。
力の為に学び舎の門を叩く君よ。
火星と呼ばれるこの星で、君のその手は一体どんな未来を描き出すのだろうか――
――スペースコロニーの技術を応用した気象調整システムによって作られた晴天の元、
比較的整備された町並みの大通りを、青年は走っていた。
……編入初日から遅刻してしまったのでは、はるばるこんな星までやって来た意味が無い。
定期シャトルの安い席にトランク一つで押し込まれ、地球を経ったのは既に二週間も前になる。
それ以上前の事など、この新しいフロンティアに居る以上は語るべくも無いだろう。
新しい世界に来る者に、過去など語る必要は無い。
必要なのは今を生き、明日を作る為の力だけ―――
そう信じていたからこそ、身寄りの無い自分はこの紅い星へと降り立った。
あのモビルスーツという巨人を駆るパイロットになって、そんな力を得ようとして。
今から向かうのが、その為の学び舎だ。
……あぁ、やっと正門が見えて来た。
嗚呼、あれこそは我が愛しの学び舎よ、通称『パイロット養成所』。
守衛の男性にIDを掲示して走り過ぎ、校舎へと走り込む。
この様子ならば、ギリギリで初日の講義には間に合うだろうか?
いや、間に合わなければならない。
―――何故なら自分は、『達人にしてくれ』と、ここの門を叩いたのだから。
前スレ>835
「……まぁ、顔見ればそんなタマじゃないのは解かるわな。」
と肩をすくめるようなポーズをして一つ溜息。
「もしビンゴだったなら退屈な日常に色添え出来るステキな展開だったろーけどな?」
苦笑、そして。
「所属は?」
と尋ねてくる。
素敵な展開ねぇ・・・例えば男女間の抗争とかを希望か?
まあいいや
「所属か・・・俺はパイロット履修なんだ。そちらは?」
着てから日が浅くシステムを把握してないのでよくわからないが青年はこう答えた
>4
「へぇ、オマエも“花形”かぁ。人気だねぇあの部門も。
俺か?俺はイワユルMA教習コースってヤツだよ。」
そう言ってあっけらかんと笑い、
「……因みに4回生だ。」
そう付け加えてダルそうな顔に変わる少女だ。
(゚Д゚)「ま じ で す か」
不覚にも青年はそう言った
MAは機能を特化したり大型により単機でMS以上の戦力をコンセプトにしたりする
ボールはMAだったかはローカルルールだったか
ビグロとかが有名だ。後名前が思いだせんが、「グリ何とかフォズ何とか」もいた気がする
まあともかくそのコースの4回生とはな、厄介な事になった。と青年は思う
「花形・・・か」
青年にはよくわからなかったが、そう言う事しか出来なかった
(どこかで爆発音。
しばらくたってから新入生と小悪魔風の女生徒の所に頭を盛大にアフロヘアにし、
顔は煤にまみれて白衣以外はボロボロになったこの男が歩いてくる)
HAHAHA! 今日もやってしまったな。
新しい大鍋を注文しないと・・・ん?
若者よ、君は新入生だね?
(新入生に気が付いたらしく声をかけてくるこの男。白衣は不思議な事に汚れ一つ無く綺麗だった・・・)
>6
「なんだァ?文句ありそうな顔しやがって。」
ズイっと至近に寄る少女の顔。背伸び。ガンたれ、インパクト皆無!
「花形だろ?戦争も無いこんな時代でもMSのパイロットは憧れのマトさ。
夢とかロマンとか、そーいうのはこの火星の開拓が終わってからにしろっつーんだよ。」
けっ、と不機嫌そうに顔をぷいっとする少女である。
>7
「げ、白衣の変態…」
聞こえないように呟き、げんなりとした顔で一歩引く小悪魔風の女生徒。
どうやら顔見知りなようである。
「.oO(なんで白衣はあんなにキレーなんだよ!?)」
驚愕の表情である。
>5
「こーらこら、いきなり初対面の相手を威圧しない。」
軽い足取りで近づいてきたのは、金髪の前髪を少しだけ
邪魔そうにしながら歩いてきた男。
「そろそろ真面目に訓練やる気になったかい?」
>6
ぼーっとしながらも、思い出したようにそちらに向き直る。
「君が……新入生の子だね?俺は玖裳神・璃人(くもかみ りひと)って
言うんだ。まぁ、気軽にりっくんとでも呼んでくれれば。」
軽い口調でそういった。
「忘れてた。一応、教官やってるよ。」
忘れてたのか。
やってくれる。損傷確認は少し後回しにして
どうするかは元凶をとっ捕まえるなりすればいい
謝罪とか賠償とか中身の被害とか借りてきた資料とか
「ええそうです。(まったく盛大なご挨拶とは)」
青年は普通にそう答えた
>9
「よぉ、リっちゃん。
別にインネン付けてるつもりはこれっぽっちもねーんだがよ?」
やって来た男を一瞥しつつすぐに青年に向き直るも。
「訓練?してんだろ?
素行とかだかでイロイロ差っ引いてるのはおめーら教官連中だろうが。」
きっと睨むあたり、どうやら一部の教官を敵視しているらしい少女だ。
情けないが自己紹介はしましょう
「初めまして、私はリュートと言います」
状況が状況だ。白衣のほうの教官らしき人物に逃げられる前に・・・
「ところで白衣の件と爆発の件でお聞きしたい事があります」
>>8 (女生徒にも気が付き)
君は確か・・・MAコースの生徒だったね。
MAはいいねぇ、汎用性を捨てて単一性能を磨き上げた非ヒト型のフォルム。
スバラシィ!
>>9 やあ、りっくん。
今日もいい天気だねぇ〜
>>10 さっきの爆発で驚かせてしまったかもしれないがあの爆発はね、
実験小屋で惚れ薬の調合を大鍋使ってやってたら分量を間違えてしまってね・・・小屋の屋根が吹き飛んでしまったよ。
ハハハハハ♪
>12
「うお、えらく唐突な自己紹介だな…マイペースな新人め。」
ポリポリと頭を掻きつつ、
青年に向き直って。
「じゃあ俺もセンパイとして一応名乗っておくか。
“トシミア・ノンルージュ”。一回しか言わねーから憶えろよ?確実に。」
とビシィと指差して言うものの、まったく無視され彼は白衣の教官の方へ。
「妙に真剣な表情しやがって、なんだってんだ一体?」
>13
「・・・!!」
ビクゥっと総身の毛が弥立つイメージ。
「・・・は、はなしかけるなぁ・・・」(がくがくがくがく)
どうやら生理的にダメなタイプらしい。
ならば名前を覚えられてないのが唯一の救いか。
>>9 どうもよろしく・・・
>>8 今はその状況ではないので後回し
>>13 「そうですか…私も話があります」
損傷確認を行い借りてきた資料とかについて話をしましょう
>7 白衣
「………………。」
(うちの教官ってどうしてこうも個性的なのかなぁ、と。)
そう、思ってる。
「……また……ですか?もうちょっと気をつけないと、命が…」
(かなり困ったという感じで笑う。)
>11 小悪魔
「挨拶は10点中8点。及第点だね。」
などと冗談を言いながら。
「うぅーん……俺の方針はあくまでノビノビサロ○シップ急に放任だからねぇ……
っていっても、まだ一つの部門を任せられるまでに至ってないけれども。
たださ。素行が悪い = 訓練・実戦で言うことを聞かない可能性みたいな。
もうちょっとイイ子なところを見せればいいだけで…。」
(苦笑し。)
「その辺りの分別をつければ、俺的には合格点だと思うのだけれども。」
>15
「なんか、早くも疲れたって顔だね……大丈夫かい?」
>16
「そりゃどーも。高得点じゃねーか嬉しい限りだぜ。」
冗談に対して詰まらなそうに吐き捨てて、
「意味わからねーよその喩え。
リっちゃん教官殿にゃ保育教官のがぴったしじゃねえのか?」
はん、と憎まれ口を叩きつつも。
「………ちっ、やりにきぃ。」
腕を組み、ぷいっと顔を背ける。
どうもこの玖裳神璃人という男はやりにくい。
一方的に毒を吐いても空しいだけだと思い知らされるようで、どうも。
>>16 ∩ ゚∀゚)')「いえいえ・・・」
まあ、資料や資材の焼き討ちくらったが元凶を逃がさなければ問題ない
「逃がしたくない」と言う焦りも否定できない
場合によっては終わりが近いときなのだ
髪型についてはオワタ\(^o^)/と思う青年
それでも三人の様子は視野に入れておく
>>14 MAは得意とするフィールド、状況に持ち込めば倍以上のMSを相手に戦えるからね・・・
(相手ががくがくぶるぶるしてる事にも気が付かないで語り続ける)
>>15 ん、話があるのかね?
どんな話だね?
>>16 はははは・・・もう、慣れているよ。
地球にいた頃なんか研究所を丸ごと一つ吹き飛ばしたし病院からも抜け出したし・・・
だから、大丈夫だ。
(養成所は個性的な教官に生徒が豊富だ。その極みがこの男だろう・・・)
>>19 では本題に
「爆発の件はあなたがやった。と認めるのですね。」
さて・・・どうなるかここからが正念場である
>17 小悪魔
「保育教官かぁ……んー。
やめとく。子供は嫌いじゃないけど、仕事としては向いてないかな。
それよりも、だ。」
(さきほどより少しだけ近づいて。)
「とっしー……君に重大な話がある。」
(少しだけ真面目な顔になって。)
>18
「んまぁ、この通り騒がしいところだけど……
皆、実力は本物みたいだし、気を抜かないように頑張ってね。」
「時々、危険な子やら教官も要るけれど……
それも含めて、頑張ってね!」
(これほどにないぐらい、まぶしい笑顔だった。)
>19 白衣
「一緒にいると共犯扱いとかにされませんかね?
もし、危険なら自慢の足で逃げますからね……?」
>>21 「わかりました」
と青年は返事をした
(´-`).。oO(やはりそういうのは避けられんか 「大事な話」の件は内容が気になるが…)
>19
「あ、あはははははは、そうですねそうですねそうですねソウデスネソウデスネソウデs」
ぷるぷるぷるぷるぷる…
「も、もう・・・・・講義は・・・十分・・・だぁ・・・っ」
耳をくいっと倒して塞いで、後退り。
>21
白衣の教官オーラによるガクガクを抑えつつ向き直り。
「ドサクサに紛れてとっしー言うな!
・・・・・・な、何だよ、やんのか?オラ、やんのか…?!」
シュッシュッシュッとボクシングのパンチングポーズを繰り返し牽制しつつ、
真面目な顔に気圧されて額から零れ落ちる汗。
ああ、哀れなりは弱キャラ属性。
>>20 ああ、さっき爆発は私の実験小屋のだ。
何時ものように爆発して実験小屋の屋根は吹き飛ぶが何時もは被害はそれだけですんでいる。
隣の研究小屋なんてぜんぜん被害は出てないぞ。
(素直に爆発の事を認めるこの男・・・完全に爆発に慣れている上に周囲も実験小屋に近寄らなければ安全なのでほうっておいてるようだ)
ただね、今回は惚れ薬の調合に使っていた大鍋がダメになったんだよ。
最初に惚れ薬を完成させて以来、改良をしようとしているのだがぜんぜん進まないんだよね〜
正にカオスだ。
>>21 大丈夫だ。爆発は何時もの事だろう?
まあ、最近は多いけどね。
>>23 ん、講義はいいのかね?
じゃあ、これぐらいにしておくか。
>23 小悪魔
「やらないやらない。俺は肉弾戦は不得意だからね♪」
「そんなことより……MA教官から、特別補修の話が出てたのって知ってる?」
突然、男はそんなことを言い出した。
>22
「うん、いい返事だ。冗談抜きに応援してるから。」
>24 白衣
「で、できれば控えてください……以前では敵襲と間違えたこともあったんですから。」
【こ、これじゃどっちが教える側かわかったもんじゃない。】
男は内心ぐったりとしていた。
>24
「あ、ありがとうございましたぁ…」
短時間で驚くほどげっそりとしているトシミアさんだ。
>25
それを聞いて、
拳を止めてぽかーんとするトシミアさんだ。
「…は?…そんなの知らねーぞ…?」
寝耳に水だ。
>>24 まあ、小さいものと言われるのはわかっていたが
「そうですか・・・で被害の範囲がここまで来て巻き添えを食らったと」
・・・せめて「危険」 とか貼れよとか思うが損害の件もある
>>25 「どもっす」
そう言って再び話を続ける事にする
>>26 (´-`).。oO(補修か…)
>>25 爆発はできるだけ控えたいんだけどね・・・なぜーか爆発しちゃうんだよね。
まあ、演習場のドンパチよりは静かな方だよ。
>>27 被害範囲?
そんなの、実験小屋だけじゃないか。
何故か爆発の危険範囲は実験小屋だけでね。
実験小屋の隣の研究小屋の窓ガラスにたまにヒビが入るくらいだよ。
実験小屋と研究小屋殻一番近い建物じゃ音以外に被害らしいのはないし・・・
まあ、私は実験小屋で大鍋をかき回してたからこうだけどね。
>26 小悪魔
「うん。ごめん。その返事が解ってて聞いたかも。」
なら聞くなよ、と。
「特別補修っていうか、ぶっちゃけると俺の試験かな。
まだまだ教官になってから十分に試験を受けず、本来の指導教官の補佐約ってところに
甘んじてきたんだけれども……」
(うーん、と。考え込むように。)
「いよいよ、俺にも本格的な適正試験が来ることになるみたいだね。
んまぁ、それでずばり君と他数名が俺の適正試験の相手役に選ばれたみたいなんだ。
……といってもまだまだ第一段階。
ベテランの教官になるには、もっともっと多くの試験が待ってるみたいだけれども。」
>27
「呆れたような顔をしないよーに♪
”今回”は、彼女が悪くて特別補修ってわけでもないんだなぁ。ただちょっと運が悪かっただけで、ね。」
>28 白衣
「奇跡的に怪我人は殆ど出てないんですよね。
その辺り、教官の配慮には感服しますが………あくまでそれは最低限ですからね。最低限。」
>29
「い、意地の悪ィやろーだな、てめえわぁ・・・」
と毒づきながらも、内容を聞いてやっぱり不満を露にするトシマさんだ。
「はぁ?
リっちゃんの試験てのはどうでも良いが、相手が何で俺なんだよ。
他にもイッパイ居んだろ?
せーせきゆーりょー生徒様がよ?」
ぶーぶーと文句ばかりを言うトシマさんだ。
>>28 手詰まりか?だがここで泣き寝入りは避けたい
それでも被害が出てる事は確かだ
俺とか彼女とか
>>29 この様子では援護もらえる見込みは無いかなとも思いつつ
「そうですか」
俺そんな風に見えるのかと思うが
>>30 被害なんぞおくびにも出さず・・・慣れなのか生来の気質か
彼女の『せーせきゆーりょー生徒様』が気になる
>30 小悪魔
「そうは言うがなトシマ大佐。」
(試験があるというのに緊張感が全く無い。)
「……なんていうかさ、こうやって話し慣れてる子が一人でもいれば俺も多少リラックスできるんだよ。
こっちも出来るだけ解り易く、聞いてもらえるように……
いつか……聞いていた君の力になるように、説明を考えてくるから。
だから、お願い……できないかな?」
(だが……そう言ったときの男はちょっとだけ不安そうな顔をしながら返事を待っていた。)
>31
「ははは、ごめん。ちょっとだけ聞いてみただけさ。
どうやら俺が勝手に勘違いしていただけのようだね。」
>>29 んー・・・じゃあ、しばらくは惚れ薬の調合は止めとくか。
あの若者には悪いがね・・・
>>31 まあ、助手がいたら爆発は起きないんだけどね・・・
生憎、ここに来る際に助手と逸れてしまってね。
彼女がいてくれたら助かるんだがね・・・
>.31
「るっせえ!・・・くないけどぉ!
変態(白衣の教官のこと)に言いたいことあるんならさっさとハッキリ言ったらどーなんだ!
まだるっこしい!!」
なにやら困っているように見える青年を視界の隅に捉え、
むしゃくしゃしたまま怒鳴るトシミアさんだ。
>32
「うるせえトシマ言うな、ころころするぞ。」(ぐぐっ
と、イライラがヒートアップした所で見上げた男の不安げな顔。
少し、……思い揺らぐ。
「―――チッ、
今度の単位習得試験に色付けとくのが条件な!!!」
踏ん反り返ってぷいっとそっぽ向くトシミアさんだ。
OKサインだ。
>33 白衣
「言った矢先から物騒な話題を!通報しますよ!」
>34 小悪魔
「あ、いやいやごめんごめん。何か他の生徒が言ってたのを聞いたから、
そう呼ばれてるものかと……」
(それがOKの返事と気付いたとき、男の表情は喜びへと変わった。)
「うん、ありがとう。ついでに補習後の紅茶も付けるよ♪自販機のだけど……」
(そこまで言って結構はしゃいでた自分がいることに気付き、苦笑した。)
>>32 「いえいえお気になさらず・・・」
青年は再び白衣の教官に対し向かい合う
アフロにする威力だからな
損害はバックバックは焦げている
中身については奥のほうは無事だが外のほうは被害を被っており
借りてきた資料もくらっている。下手すりゃ明日もわからない
服関係は焦げてるし、立ち居地の関係上セカンドバッグ自体は無事だがベルトは焦げている
こりゃ今月やべぇと
どだい逃がさずにすべてを確認するのは難しい
>>34 相手は食わせ者だ
下手に焦ってもかわされる
落としどころを見つけないとならない
そう決定的な点を
「焦りなさんな。」
青年はそういって白衣の教官に向き合う事にする
>>33 「そうですか、では助手さんがいれば失敗しなかった。と言ってもいいんですね?」
青年はそう言った。分の悪い賭けとなるかはともかく
>36
「・・・・?」
水面下で思考戦を繰り広げている新人の思惑など理解し得ぬトシミアにとっては、
意味が解からなかった。
故に少しイラっとするトシミアさんだ。
>35 瑠璃色
「呼んだヤツは必ず殴ってる。りっちゃんも殴られたいのか?」(ぺきり、こきゃり)
青筋をピクつかせ、拳骨をはーっと息吹きかけた所で、
璃人の本当に嬉しそうな表情を見てさっと拳を後ろに下げる。
「うるせえ……どうせ自販機なら自販機のにくまんにしてくれ…」
やっぱりぷいっとそっぽ向くトシミアさんだ。
ワルに徹しきれない娘だ。
>>35 いや、通報はご勘弁を〜
危ないお薬は作らないからさ、勘弁して・・・ね?
>>36 うん、コダイ君・・・あ、助手の苗字なんだがね。
彼女がいる時はぜんぜん爆発なんて無かったんだよ。不思議だよね。
病院から脱走するのを手伝ってくれる最高の助手でね・・・他の助手なんて考えられないね。
>37 小悪魔
「あ……いや。顔にアザを作って試験受けるのはちょっと勘弁してほしい……な、はは……」
(流石にまずいと思ったらしい。冷や汗たらたら。
打って変わって、彼女の不器用な要求に笑ってしまいそうになるのを堪えつつ)
「仰せのままに♪」
(ちょっとおどけてみせた。)
>38 白衣
「流石に同僚を売るようなマネはしたくありません。
やるな、といっても聞かないでしょうから………
せ め て 誰 に も わ か ら な い と こ ろ で !
最 小 限 の 被 害 で や っ て く だ さ い 。 」
(ついに諦めた!?)
「………これでも少々、不本意ですが。」
>>37 「今は聞いているだけでよいのです。最後まできちんと」
口調とか変わったがまあね・・・彼女はどうであれ
彼が『大人であれば』と言う前提がある
>>38 「そうですか・・・100%無いと言っていいんですね」
この二人が話をどこまで聞いてくれるかが鍵になっていると言っていい
>>39 援護リアルタイム来た?!
ともかく攻めるなら今だ
畳み掛けるように賭けに出る。青年は言った
「私は教官に過失があると思いますがどう思います?」
>40
「だからあの変態が何したんだよ?
また何時もの実験で失敗してそれで…あーもういいわ、俺カンケーねーし。」
ダルくて即投げるトシミアさんだ。
>39
「けっ」
とだけ言ってポケットに手を突っ込むと、踵を返し始める。
「良いか、約束したぞ?単位のコト忘れんなよ?」
念入りにそう釘を刺すと、手をひらひらさせて去っていく。
「はぁ…興が殺がれちまった。
チビレロの整備でもしに行くかぁ…いやまてよ?
ひとっ風呂浴びるのもいいか。あ゛ー…」
ペースに流されるのが得意なトシミアさんだ。
念のため保守デス
>41 小悪魔
「はは、そっちも努力しておくよ。」
(小さく微笑みながら手を振り返し、見送る。)
【君がその気になれば、俺がそんなことをする必要もない。
全ては……君次第なんじゃないかな。】
(心で問いかけていると、胸元から機械音が響く。)
「……やれやれ。きたか。さっきの爆発の処理要請ってところかな。
損な役回りだね。まったく。」
(端末を手に取ると、低い男の声が聞こえる。
その内容は聞くまでもなく、金髪の髪を揺らした男は姿を消した。)
>>41 「つまり失敗しなければ俺も貴女も巻き添えを食うことも・・・」
そこから先何か言おうとした青年だったがトシマと呼ばれた生徒はもういなかった
彼女を足止めしつつ事を行うという事は、
青年の技量と初対面と言う事は難しかったかもしれないし
引き止める方法も持ち合わせていない
青年がある方法でならリスク高いが引き戻せるかもしれない事に気付くのはその後の話
―さて問題は借りてきて焼失した資料などをどうするかであるが
こちらとしては構造とかよくわからないし噂なんかも着いたばかりなので知らない
しかも注意書きとかの類はあったか?と言う疑問もある
この件について彼の過失を問えるかである
青年としては事を穏やかに済ませたかったのだが
手持ちは金があれば質を問わなければそろえる事は出来る
しかし資料類についてはどうしようもないし場合によっては賠償も考えられる
>>43 とか考えているうちに一対一になっている事に青年は気付く
(うまく丸め込まれないようにしないとな…)
落としどころを考えつつ再び仕切りなおしと言う形になった・・・
【一方その頃、ヴェネツィア・クレイドル】
人工太陽が燦々と照らす運河の畔、
ここは観光都市ヴェネツィア・クレイドルのゴンドラ乗り場。
「私とした事が……ぬかったわ」
忌々しげに目の前の雑踏へと睨むような目線を送るのは、
陽光のような金色の髪も眩しい、白い肌と青い瞳の美しい少女である。
彼女はすぐさま携帯端末から何処かへとアクセスし、
素早く動く指先が幾つかのキーを叩いた後、その端末を懐へと仕舞いこんだ。
これでどうにか悪用されずに済むけれど――
苛立たしそうに大きく息を吐いて、さてこれからどうするべきかと彼女は思案を巡らせ始めた。
>>39 うーん・・・分かった。
実験小屋は養成所の外の誰にも被害が無い所に移しておくよ。
だから、そう怒らないでくれ。
(流石に不味いのは分かったらしい)
>>40 でもね、今まで爆発が起こっても一番近い建物からかなり離れてたから音以外には届いてないと思うんだがな・・・
とりあえず、惚れ薬はもう、作らんよ。
(そう言い残すとそそくさと退散して行くアフロ頭の白衣の男・・・)
>45
揺れる双房の黒髪テール。
地図との睨めっこを終えて周囲に広がる景観を見渡しはしゃぐ一人の少女。
「クレイドルの中に沢山の綺麗な水路が…ここがウワサのヴェネツィア・クレイドル。
私はついに憧れの街に立ってるんですね……すごいですーヽ(* ´∀`)ノ」
ヘリオーネ・B・ベルネリアである。
その時彼女は偶然にも、
リヒャルト・ユルゲンスと約束したお出かけコースの下見を目的に、この地を訪れていたのだった。
因みに、カナデが目線を送る雑踏の中にヘリオーネも居たのだが、
未だお互いに気付いていないようである。
>45
―――「デートの時間に一時間早く、
あるいは遅く来てしまって彼氏でも困らせちゃったのかな?」
カナデは大きな溜息を一つ吐くのとタイミングを同じくして、
不意に掛けられた声。
見れば、すぐ傍に水際に設けられた欄干に背を預け、
こちらに手を振りながら笑い掛けている男が居た。
―閑話休題―
>>46 (´-`).。oO(遅かったか…)
さて、問題は焼失した資料とかである
正直マズイ、どれぐらいマズイかというとへたすりゃ
パッパラパラパーパパーパン→ティウンティウン
さて、相談する相手などいないし
アフロになった頭とかも何とかしないとならない
相談室あったかな?
戦闘もしていないのに損害だすとはね
今学期生き残れるか?と心からそう思う青年だった。
「全く」
本当ならこんなトコで油を売ってる暇なんて無いのに――
内心の苛立ちは、彼女の凛とした美貌に冷たく鋭い色彩を与え、
通りすがりの男達の目を引きつけて止まなかった。
けれどもカナデ自身はそうした凡百の視線など全く意にも介さず――
兄さんのバカ――
内心で義兄を罵りつつ、ふと自分に近づく気配と声に気付いて顔を上げると。
>>48 「……どなたかしら?」
向けられた笑顔に素っ気無く応じ、カナデは冷ややかな視線を彼へと送った。
まるで本当に覚えていないかのような……
>50
「通りすがりの男A?」
そう言って笑い。
「こーいう冗談はお嫌いかな。」
と、冷ややかな視線を柳のように受け止めて苦笑する。
「ただ、気になったから話し掛けてみたんだけど…
どうやら、“それ”をキミに実行出来たのは俺だけみたいだね。」
と周囲をぐるーっと見回して、もう一度微笑みかける。
>>51 確かに見回せば、
彼女と目線の合った男達が慌てて目を逸らすのが見えた。
男の言葉と動きに少し考えて、
「……つまりコレはナンパというものかしら?」
物好きね、と僅かに崩した表情でカナデは言う。
「けれどお生憎様。
私、名も知らない男に気安く声を掛けられて、
愛想良く応じられるほど広い度量の持ち主では無いの」
口調こそ穏やか、けれどその裏には氷像が紡いだ言葉のような冷たさがあった。
>52
「やっぱ、そう…なるのかなぁ?」
と少し格好を崩して考えるような仕草をすると、
改めてカナデに向き直って肩を竦める様に両手を開く。
全然はっきりしない態度の男だが…
「それはもう見た目で解かるよ、うん。
オーラっていうの?出てるし。
でも俺自身はそれを逆に解釈するコトを楽しんでるのかもしれない。」
つまり、と付け加え。
「他者を拒絶する娘ほど、実は誰かに打ち明けたい悩みがあったりするとかね。」
知った風なクチを叩いてくる。
「――それで、どうしたの?ちゃんと自己紹介するから教えて欲しいなぁ。
君みたいな娘がなんでこんな所にわざわざ出向いて来て、むすーってしてるのか、そこんとこをさ。」
男はカナデの前までやってくると急にしゃがみ込んで、
見上げるような視点からそう言って笑いかけてくる。
>>53 「結構です。
アナタの名前など知りたくもありませんし、
私は誰かの助けを必要としているワケでもありませんから」
プイと顔を逸らす少女。
クレハの馴れ馴れしいような態度と真逆に、
カナデは怜悧かつ慇懃無礼とも取れるようなソレで、スタスタと歩き出してしまった。
苛立ちは一層募るばかりだ。
何て軽薄で、知った風な口を利くのだろうかと……
早足で歩く度に、アップから垂らしたポニーテールが軽く揺れて陽光に煌く。
ベストにチノパン、シャツといったマニッシュな装いは彼女の歩みを一層、颯爽としたものに見せていた。
>54
「む、そいつは困るね。
ここで居なくなられたら俺の疑問がそのままじゃないのさー」
スタスタと歩き出したカナデの後ろでよっこらせ、と立ち上がり、
追随するように歩き始める長身痩躯の東洋系の男。
「あ、でもそのぷいっとそっぽ向く仕草は可愛いなぁ、もっかいやってよ(o^-')b」
スタスタスタ
ずいずいずい
「…なんで知った風なクチを利くかって?
そりゃー知った風なクチを叩かなきゃお話が始まらないからだよ?」
カナデが男を無視しながら歩いて数百メートル、好い加減うんざりした頃合に、
男は不意にそんなコトを言ってきた。まるで考えを読んだかのような言い回しで。
「俺は、クレハ。
クレハ・ナラノハだよ。
キミと同じ養成所の一訓練生。」
ヨロシク、と言いながらカナデの前に立ちふさがる様に踊り出る。
「…ていうかあれ?合ってるよね?何回か構内で見た覚えがあるし…」
ここに来て驚くべきはこの軟派ヤローが、“カナデ・ノースウィンド”の名を知らなかった事であろうか。
>>55 ヴェネツィアの街を模倣した石畳の上を、
二つの異なる足音が競うように通り過ぎていく。
「……カナデ・ノースウィンド」
本当はこのまま無視してしまいたかったが、
体格差から来る歩幅の差ゆえに追い着かれてしまっては仕方が無い。
根負けしたように立ち止まると、
溜息をついてから彼女にしてはややぶっきらぼうに名乗り返した。
「随分としつこいのね、アナタ。私の一番嫌いなタイプだわ」
>56
「カナデちゃんか…いいねぇ、涼しげで可愛い響きじゃない(o^-')b」
やっと名前が聞けて内心達成感を憶える男、クレハ。
「しつこい、かぁ…男として女の子には絶対言われたくない言葉だな。
正直ヘコむぜ…あ、でも普段はそうでも無いんだけどね?」
そう言われても仕方ないのだが、
あそこで話し掛けてしまった以上は成り行き上でもこのラインまでは以って行きたかったわけで。
そんなコトを考えながらの、苦笑。
「ただ、気になるとどうしても答えを見付けたくなる性分なんだ。」
とりあえず自分へのフォローを入れておき、
改めてカナデに笑いかける。
>>57 「そう、ならもう気が済んだでしょう。
金輪際私と関わらないで貰えないかしら――」
ああ、その軽薄そうな笑顔が嫌だ。
どうせ笑うなら兄さんみたいに――
兄さんの笑顔は、私の心を優しく暖めてくれるような、そんな笑顔。
あの日からずっと……勿論、本人の前でそんな事は絶対に言えないけれど。
心に抱いた面影の前には、どんな優男の甘い微笑も霞んでその価値が消えてしまう。
尤もカナデはそんな類いの表情に、もとより何の価値も見出してはいなかったのだけれども。
>58
「いや、済んで無いんだな、これが。」
とはいえ、と付け加え。
「何分本気で嫌そうだから我慢しようかな?
どうやら想い焦がれる誰かのイメージがカナデちゃんにはあるようだし。」
と、クレハはそんなコトを言ってあっさりと踵を返そうとする。
>>59 「ッ!!」
パァンッ
平手が頬を打つ乾いた音が、運河のほとりにやけに響いた。
「何を勘違いしてるのかは知らないけれど、気安く踏み込まないで」
振り抜いた右手がほんの少しだけひり付く。
その手をハンカチで軽く拭うと、もう一度だけカナデはクレハと名乗った青年を睨みつけた。
>60
「ビンゴだった?
それなら悪かった。最悪だね。」
今しがた引っ叩かれ僅かに赤く腫れた頬を抑えることもせず。
「けどまぁ、このくらいの言葉の駆け引きに引っかかってちゃ、
俺よりクチの巧いワルイヤツに騙されちゃうかもしれないよ?
それこそ、そのカナデちゃんの好きなヒトのようなフリをしてくるかもしれない。」
あくまでも、虫唾が走るような軽薄な笑顔で。
「冷然も良いけど、他の誰かに自分の敏感な部分に踏み込まれない為には、
それすら全部演技にした方が良いのかもしれないね。」
最後にクレハは気安くしてごめんね、と呟いた。
>>61 「……」
青年の指摘は確かに的を射ていた。
隠すならば、隠していると悟られないほどに徹底せねばならない。
或いは隠しているという仕草すらも演技に見せられるほどに、裏を掻けるようになるか。
だがやはり、彼が彼女の領域に踏み込んできたのは事実である。
私はあの人を尊敬しているだけだ。
それ以上の感情なんて、決して持ってなどいないのだから――
それでも、青年の忠告の言葉、その響きの持つ真摯さに少しだけ罪悪感を感じて。
「……交通費、貸しなさい。
カードを盗まれたみたいなの……だから、それで水に流してあげるわ」
精一杯の見得と共に、最初の溜息の理由を明かしたのだった。
>62
暫しの沈黙。鳩に豆鉄砲がなんとやらの状況だ。
それからカナデの申し出を理解したクレハは今更ながら頬を擦って苦笑した。
「OK、その答えで十分だよ、なぁんだそりゃ困ってるわけだ。
んー交通費かぁ…それに代わる“足”なら無い事も無いけど。それじゃダメかな?」
総てを納得したクレハは、
なんとかそんな薄倖な美少女の役に立とうとそんなコトを提案してくる。
こう言うのも全ては会話上のブラフだったとはいえ、
彼女の心の中に踏み込んだ事実からくるバツの悪さを侘びる意味合いがあると見える。
「“足”が嫌ならそうだな…夕食代を君に捧げる所存ではあるけど。」
>>63 「夕食は家で取る事にしているの」
男のお誘いをにべも無く断り、更に
「それに、私は一人で帰りたいから」
と最初の言葉すらも否定する。
別段悪意があるワケではない。
カナデ・ノースウィンドは幼い頃からの環境ゆえに、そう育ったというだけであるのだ。
>64
「うぇ?…あいや、そういう不純な意味はこれっぽっちも…!」
ああ、やはりファーストインプレッションがアレだったかと思う。
軽く溜息。軽く後悔。
「“これ”。二人乗りだし交通機関利用するより疾く着く自信ありのコース。
でも一人で帰りたいなら今ある持ち合わせ…まぁ俺の夕飯代なんだけど…それを貸してあげるって、そーいうハナシ。」
ポケットから取り出した大型バイクのキーらしきものをくるくると回しながら弁解する男。
「流石にバツの悪いままお誘いしちゃうほどアレな男でもないんだぜ、俺だって。」
ちょっと拗ねた様子のクレハである。
勿論、悪意が無いのは承知しているのであるが。
>>65 「あ……そ、そう」
些かバツが悪そうに。
そして少し考えた後、カナデは青年からお金を借りる事となったのだった。
やはり、男と二人乗りというのには抵抗があったのだ。
「ありがとう、助かったわ――」
ご褒美というワケでは無いだろう。
カナデは自分というものを、基本的に安売りなどしない。
だとすれば、礼を述べるカナデの顔に、
僅かに垣間見えた穏やかな笑みは、クレハにとってちょっとした役得といったところなのかもしれない。
受け取った電子マネーの情報をブランクカードに暫定的に移行しつつ、
カナデは足早に駅の構内へと足を進めていった。
>66
「今度は油断しないようにねー!」
駅の入り口までの見送りを終えたクレハは、
改札に消えてゆく少女の背にそう叫びながら手を振り続ける。
内心で言えばちょっと残念だが、まぁいい。
あの表情は悪くなかったのだから。少しだけバツの悪さも減ったように感じていた。
「――――さてと…傷心ドライブと洒落込もうかなァ!!」
機動エレベーターを下降し地下のハイウェイへと向かいながらクレハは愛機、
オリュンポスTR-7のシートにまたがってゴーグルをセットする。
「腹減ったーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
なんとも情けない掛け声と共にモンスターマシンから素晴らしい気筒の轟音を響かせて、
まるで地面を滑空でもするように猛スピードでバイクは走り出した。
「………ふぅ。」
(養成所の正門を、一人の青年が乗った自転車が通り抜ける。
買い物帰りか何かだろうか、背中に背負ったバックパックが少々重そうだ。)
「………流石に、ちと疲れたな。」
(因みにこの青年、エレカ等の操縦資格は持っているが基本的に乗らない。
具体的に言うと、2キロ位なら余裕で歩くし、その10倍程度なら自転車で済ませるのだ。
理由は、聞かないと分からないだろう。)
>68 優男
青年が自転車で敷地内を走っている丁度その時、
施設の影から不意に少女が飛び出してくる。
「―――っ」
それはストップムービーがゆっくりと繋がるように緩やかに。
少女、ニムルート・G・ラスフォルテの驚愕を通り越し、きょとんとした表情が青年の双眸に写り込んで――
>>69 「――――うぉうッ!?」
(目の良さが救い――或いは命取りだったのか。
思い切り前輪ブレーキを握り込んだ自転車は自重の軽さも相まって前のめり、
しかしそれでも少女の方には倒れまいとする、青年の見事なまでの
ジェントルっぷりによって軌道を変えて。)
「………ケガは無いかい、ニムルートお嬢さん?」
(結果として、丁度車体の側面を向ける形で何とか静止。
青年の表情は、確かに必死な物だったとか。)
>70 優男
リヒャルトの努力により実現した大回避技のその後で、
茫然自失といった様子でへたり込んでいるニムルートの弱弱しい姿。
「・・・・・。」
唇は僅かに動いているが、言葉にはならない。
ショックは割と大きかったらしい。
>>71 「ん……。」
(とりあえず、自転車を降りてバックパックを下ろし。
へたり込んでいる少女の前に、とりあえずしゃがみ込む。)
「大丈夫…って感じじゃ無いな、いや、驚かせて済まなかった。」
>72 優男
まだへたり込んだままだが、
少しの間を持ってゆっくりと頭を振り、ニムルートは漸く口を開く。
「・・・・・ニムがよく確認しなかったから。」
ちょっと視線が合わさるとすぐに目を伏せて、相手の真面目な顔から逃れるようにして。
「・・・・・その、次からは気を付けるから。」
と、呟いた。
>>73 「そういう事なら、気を付けてくれると有難いんだが……
俺の方も、結構スピード出してたしなぁ。」
(やれやれ参ったねと言った様子で立ち上がり、荷物を担ぎ上げる。
そうして未だへたり込んだままの少女に向けて右手を差し出し)
「しかし危なかった、何にも無くて良かったよ。」
>74 優男
「…それより自転車の心配したらどうですか?」
しかし少女は、自分で立てる。
などと言って青年の手を借りようとはせず、なんとかして自分で立ち上がる。
ここに来て男の事を漸く思い出したらしいニムルートは淡々とした敬語を使い始める。
「……言って置きますけど、壊れてても弁償とか出来ないですから。」
顔を背けるのは、自分が悪いと思っているからか。
「…ニム、お金無いし。」
>>75 「あぁ、心配には及ばないよ。」
(別段特に嫌な顔一つせず、聞かれた事に答える青年。
まだ一度会っただけだが、多分自分の手を借りないだろうなぁ、とは思っていたのだ。
それよりもむしろ、その問いの方が幾分か意外だったらしい。)
「壊れても自分で直せるし、簡単に壊れる様には作って無いからさ。
…それより、もしかしてそちらも何か壊れたりしてないかな?」
(単純に心配らしい、何処までも生真面目な男である。)
>76 優男
ニムルートは即座に首を横に振ってそれを否定する。
立ち上がった少女の姿を見てみれば、
民族衣装のような変わったデザインのワンピースを着ているのみである。
荷物らしきものは辺りを見回しても確認出来ない。
「リヒャルト・ユルゲンス先輩…でしたよね。
前回と言い今回と言い、申し訳ありませんでした。
ニムは…私は大丈夫ですので、どうぞサイクリングを続けて下さい。」
パンパンとワンピースについた埃を払うと、
「…それでは、お姉ちゃんを探さないといけないので。」
ぺこりと形式的に頭を下げて、踵を返そうとする。
>>77 「そっか、良かった。
俺の方も何も無かったから、そう畏まらないでくれよ。」
(やれやれ、と言った感じか。
自分が他人に気を遣うのは慣れていても、気を遣われるのは慣れていないのか。)
「あぁ、そうさせて貰うよ。といっても後は帰るだけだけど。
君の姉さんと言うと…あぁ、エレナさんか。
ついさっき正門前で見たから、行ってみると良い。」
(そう言って見送り、自らは男子生徒の寮へと踵を返す―――。)
>78 優男
「え―――?」
背中で聞いた去り際の言葉。
「何で、お姉ちゃんを知って―――」
考えてから振り向いても、もう遠くなった青年の後姿しかない。
「……。」
先輩はお姉ちゃんと知り合いなのだろうか。
お姉ちゃんはあの男を知っているのだろうか。
とりあえず、彼の言ってたお姉ちゃんの居場所に行ってみよう。
それで、ちょっと気になったコトもついでに聞けば良い。
その程度に考えて、ニムルートは再び歩き出した。
「―――さて、行くか。」
―――さて、果たして彼女は無事彼女の「お姉ちゃん」に会えるだろうか。
別に嘘を吐いた訳でも無いので特別の責任は無いのだが、
言った以上は出来るならば出会えてくれれば良い、と思う。
しかしそれよりも今自分が気にすべき事は他にある。
クレイドルの端まで足を伸ばした理由の大半を占めるこの問題、
バックパックの中に収められている様々な物品類の事だ。
半分は各種――航宙管制学や火星周辺の天体軌道のデータを収めた書籍だが、
残りの半分は、衣服類だ。
早い話がこの青年もまた、ある少女と約束した「お出かけ」の準備に真剣だったのだ。
「(流石に、並んで歩く男が不恰好では申し訳が立たないしなぁ…。)」
さて・・・機体の装備関係の強化計画にも着手しますか
設計データだけでもとか思う青年
それでも本体データとかいるわけで
格納庫に行く事にしたのである
整備班関係者に聞くなりするのもいいだろう
ただし、こちらが乗ってる機体は「ガンダム」である事には注意はしておきたい
要は転売を目的とする連中だ、ここらへんは割りと有名な話だ。
後は「ガンダム」を憎むものあたりだったりする
さてこの青年機体強化をしたいが
メカニックではございません
わかっているのはどういうパーツを追加したいかとかぐらいな訳で・・・
>>81 (そんな矢先に青年の前に現れたのはツナギでリーゼント気味の線の細いおっさんであった。
書類を小脇に抱え、口笛など吹きながら目の前を素通りしていく。
ツナギのポケットには機械工学の発達した世界にはいささか不釣合いな原始的な工具が色々と見受けられた)
>>82 手が開いてそうなので彼に話しかけてみることにした青年
「こんにちは、少しマシンのことで聞きたいことがあります。五分ほどでいいのでよろしいですか?」
>>82 「んぁー?どした、正体不明のエラーでも起きたかぁ?」
(小気味のいい声を上げ、振り向くツナギ。
人当たりは、良さそうである。)
「いいぜ、5分と言わず1時間ぐらいつきあってやろうじゃねぇか。
んで、なんだ?」
>>84 まずは機体の修理関係である、
「いえいえ、よくわからない事があったので・・・
聞きたい事はいくらかあります。まず修理関係なんですが・・・
戦闘や訓練などで機体が破損した場合について教えてください。」
このときの修理費用とか、よくある質問として挙げられる「お金が貯まらない!」という質問も
青年はさりげなく伝えておく
この悩みは意外と深刻で弾薬費にも気を配ったりする者もいる話で
EN系武器にしたりとかそういった機体構成にすることもあるぐらいなのだ
>>85 「ふーむ・・・・
まずは修理する人員だが、こいつぁパイロットと整備班員とで分担して行う。
効率化ってのもあるし、何より機体の癖ってのもあるからな。
高性能でも使いこなせなきゃ意味が無い、ピーキーすぎるより乗り慣れた方がいいってのは・・・
まぁ、昔も今も変わらない一つの意見ではあるからな。
んで費用だが、ちょっとした消耗部品程度ならジャンク屋とかに転がってたりもするからな。
そういった類であったら自腹を切ってもらったりもする。
・・・ただまぁ、何にしても個人で払うにゃ高ぇからなぁ・・・・
自分で調達するって奴ぁ、奨学金申し込んで払ってる奴もかなりの数が居るな。
傭兵じみたバイトをやってる奴も居るが、俺は勧めない。命あっての物種だからな。
後は生徒自身が金持ちだったり兎に角スポンサーみたいなのがついてるってのもあるっちゃある・・・
ま、要するに多種多様ってこった。お前だけの道ってのもあるかもしれねぇぜ?
あー、どうしても自分で探すのが無理だーって場合は言ってみてくれや。
死ぬ気で探す。高価なのは勘弁な。」
>>86 「把握しました。いろいろ調べたりしてみます。」
・・・結構根が深い問題だが青年なりに解決してゆこう。
たとえメカマン技能を持って無くても調べるぐらいは出来そうだ
傭兵事業の真似事は素人にはお勧めできないということも頭に入れておこう
さて本題に入る
「では次に、機体のパーツ類の追加についてなのですがどのような流れで行われるかについて教えてください
たとえばロックを逸らしたりするのに使う(ECM系の)装備の追加とか手持ち火器についてなどについてもあわせて」
用意してあるだけでも生徒としては相当なプラン数のためヘビーウエポンなど新規に設計が必要なものはデータだけでもいいことを伝える
今の候補は実体弾系の装備、マシンガンとか実体弾ライフルとかヘビーウエポンのSDバージョンとかダミーバルーンとか作業用のアーム、
追加、またはヴェズバーに偽装したプロペラントタンクとか長距離レーダーやセンサーと言ったものぐらいということもあわせて
>>87 「ふーーー・・・む。
基本的には
整備班でまずはスペックを素組み
↓
見合いそうなパーツのデータを集めてシミュレータに叩き込む
↓
実戦に耐えられそうなレベルであればそこを基点に調整
無理なようならばどこが駄目だったかを検討しなんべんでも手順を繰り返す。
・・・って感じなんだが・・・・
まずは『実現可能かどうか』ってのが最優先だぁな。
どんなもんが作りたいのか、素体とかも合わせて教えてくれりゃ今ここで考えてみるが、どうよ?」
>>88 「それでは…使えるかどうかわからないデータもありますがこれがリストです。」
使用素体
SDF91
・F91バリエーション装備用ヘビーウエポン仕様の実機?の画像
(おそらく4連装機関砲+2連ミサイル?要短縮化)
・F91バリエーション装備用ツインヴェズバー仕様の実機?の画像
(4連ヴェズバー要短縮化)
「手持ち火器とかレーダーやプロペラントタンク、冷却系の追加は装備の位置とか大まかな
データしかありませんよ」
ナニカイロイロトタリナイのでデータ位が関の山かもしれない。まあ第一段階辺りですから
>>89 (しばしの沈黙。
何かを考えている・・・のだろうか。)
「あー・・・・なるほど、なるほどなぁ・・・」
(何かを呟き一人ごちたツナギの男は腕組みしつつ向き直り)
「結論から言うと、今ァ無理だな・・・」
(残念な結果を告げる・・・
しかしそれだけではないようで、口を動かすのを止めなかった。)
「すまねぇな、そういう質問してくるのは大概ある程度の期間授業受けてる連中ばっかりだからよ・・・
失念してたぜ。
この養成所じゃ、改造とか、新しい機体の受領とかってのは・・・
基本、修得した『単位』の数で行うもんなんだわ。
確か、この・・・SDだったか?F91ってのぁ持ち込みの奴だよな?
使用に関しちゃこっちとしても何ら問題無いんだが、ちょいとこれほどの改造となるとなぁ・・・
型とかも特殊だしな、難しいやな・・・」
>>90 まあ、最初はこんなことだってあるだろう、
自費改造か、単位によって改造かは運用計画に入れておく
この手の改造についてはパーツ改造に並ぶ専門の技術が無いと難しいいわれる分野だ。
持ち込んでるのも特殊である上かなり困難を極めるはず
「そうですね、(これ特殊な部類ですから)後単位の件もあるのですね。
わかりました。せめてデータ辺りのみでは何とかなりませんか?」
―最低でも手持ち火器のマシンガン系、ライフル系ぐらいはデータだけでもあったほうがいい
手持ち火器ぐらいならビームライフルの縮尺にあわせて新規設計となりそうだが青年はそう考えていた。
>>91 「んー・・・ま、そうだな。
このサイズで運用できそうな現存火器とかくらいなら洗い出せる。
後は出たとこ勝負になりそうだなぁ・・・
後々の改造やこっちでの修理考えるってんなら、一旦整備の方でバラしてみたいんだが・・・
機体のパーツとかであんた自身がわかる事とか、後はデータとかあったら提供してくれると非常に助かる。
俺もお目にかかるのははじめてでな・・・・SD機っつーのは。」
(いや不甲斐ねぇ、そう言って頭を下げる男。)
>>92 「いえいえ・・・」
(青年は少し考え込んで何か思い当たるところがあったようで)
「・・・そうですね、確か、デコモビ系用のザクマシンガン、ハイパーバズーカ、
ハイパーハンマーのデータ辺りが使えるかもしれません
後はプチモビの武装を流用・・・ぐらいですかね、今のところ出来そうなのは」
(思いあたる点はそれぐらいですねと言う青年)
>>93 「そうか・・・・」
(うんうん、と男は頷き
にんまりと笑って・・・目をギラつかせた。)
「よしバラす徹底的に分解する
下手したらパーツ単位部品一個一個入念にチェックする作業だ
他の中止してでもこれはやるべき大仕事であり尚且つ俺一人では大変
よーしそうなれば整備班員総動員だ
なるべく早く済ませねばならんなっ!!
ああそうだ」
(妄言のようで冗談に聞こえない『解剖』の内容を口走る。
そして一区切りついたのか突然ヒートした声を落ち着かせ)
「あんたにも立ち会ってもらいたいな。自分の機体がどう動いているかは一応見てもらっておいたほうがいいな。
後々自分でも整備してもらう事になる、うんそれがいい一番いい
よし、さぁ来いすぐ来なさい嫌でも連れてくッ!!」
(次の瞬間青年を小脇に抱え込もうとする男。
至極もっともらしい事を言っているが要するに整備人員の増強や機械の魅力を語りたいだけである)
>>94 「整備や修理についてもご教示してくれると幸いです。」
整備、修理などのメカマン技術も長旅では必須だったりする
それとメカマンとの関係も重要だった
(まあ、どちらにせよ技術的に言えばCPU周りはカスタマイズされている。
あとはオリジナルの機能を再現できる。むしろ一部オリジナルよりでかい部分とかもある
それでも最新鋭機様にはカナワナイだろうが)
「それと言い忘れていましたが万が一これ(解剖)で壊したら修理費は全てそっちもちで
新品同様の状態を保障するということでよろしいですね?それに同意してくれれば
いいですよ。」
青年は冷静にそう言った、
>>95 「言いやがるなこいつっ!
俺がそんなヘマやるように見えるってんだな上等じゃねぇかあぁん?
泣く子も黙る整備班長、ジェイク様の妙技じっくりと見せてやるぜぇぇぇええっ!!!」
(そう言うが早いか
瞬間
青年は
風になったそうな。)
保守
「さーて…大体こんな所かしら、ね。」
(日は変わって場所は変わらず、ここは養成所の格納庫だ。
整備スペースの脇にある簡易データ管理ブースから出て来たのは一人の女生徒。
手元に携えたコンパクトなデータ端末は、
整備課の人間が機体の整備状況や改造記録などを記録するのに使用する物だ。)
「大分案は纏まって来たけど………
彼の単位数は足りるかしら……?」
(どうやら、誰かの機体の改修案を作成していたらしい。
口振りからすると、一段落着いたというところだろう。
さて、そろそろ昼食にしようか――と、格納庫の中を歩き始める、
確か今日は、すぐ近くにある「白馬」より弁当の配達が来ていた筈だ。)
格納庫に来た青年
目的は大体機体のことである
着いてから他の者に比べ日が浅い彼がここに来ているのは
最低データだけでも、もらってくるつもりらしい
件の件では相当手間がかかるらしいのでせめて手持ち火器データは押さえたいようだ
・・・実現にどれぐらい時間がかかるかは別として
100 :
通常の名無しさんの3倍:2007/02/02(金) 23:29:36 ID:b415AO2R
100
>>99 「…あら、いらっしゃい。パイロット養成コースの人ですよね。
整備課のクリスティです、データの確認ですか?」
(青年の姿を認めるやいなや、声をかけてくる女生徒。
…幼い顔立ちに、小さな背丈。
見た感じ、外見から見て取れる年齢は10代前半の様に見えるのだが…。)
>98
「………が、そこが何ともならないのか……
ちょっと別の改修をする必要が……」
(深刻な顔をして考え込む男。傍らには別の整備班の男。
ふと、整備班の男が彼女(
>>98)に気付き、声を上げた。深刻な顔をしていた
教官もそれに気付いて緊張した顔を解く。)
『おぅ、そっちはキリついたのかい?』
「……や、世話になるね。忙しいとこ済まないが、ちょいと彼を借りてるよ。」
(男は整備班の男を指してそう言った。)
>>102 「ええ、こちらは何とか。
後で皆さんのお手伝いをお願いする事になると思いますが、宜しくお願いします。」
(その整備の男に恭しく一礼して、教官へはやんわりと微笑みかける。
気にしないで下さいとか、そういった意味だろう。)
「教官さんも、機体の改修ですか?」
>103
『ああ、指示はこっちで出しとく。どうもチェックの方まで手が回らなくてな。
適当に休憩入れたらそっち回ってくれると助かる。
で、こっちはちょっと元に戻せないだろうから任せてもらうことになる。』
(途中で話が変わって整備班の男は教官に向き直る。
深刻にしていた瑠璃色の瞳を伏せると、”仕方ないね”とだけ呟き少女に向き直る。)
「改修……というか、もう殆ど別物になっちゃうかもね……」
(そう言って遠目に見ていたのは、ぼろぼろに大破した機体。
結構、以前より置かれていたものだが、修理は難しいとされていたものだ。)
(目の下に凄まじいくまを作り)
「20メートル大のMSの武装は土台無理・・・6メートル程度にゃでかすぎる・・・」
(当人にそのつもりが無くてもそう聞こえるぐらい何かを恨みがましく呟き)
「15メートル級なら扱えない事もねぇがマニピュレータのとっかえが必要・・・」
(普段、主に整備にとって平穏な時にはかけていない眼鏡をきらりと光らせ現れる影一つ)
「10メートル級は普通にできるがバランサーが微妙な反応しメしやがって・・・」
(その名は───誰が呼んだか、短気で豪気な整備者ジェイク・ヴァンドレッド!
現在ひどく疲弊しているようである)
>>101 普通に本題に入る青年
「ええ、そうです。リュート・アビュークですが、機体の件はどうなっていますか?」
申請機体と機体強化云々等の依頼した件だ
「申請機体及び、依頼した件について確認(等)をしに参りました。」
今回は各状況の確認、及び(必要なら)それを行う手続きぐらいだ
>>104 「分かりました、確かあの作業なら私にも手伝えると思います。
少し休んだら直ぐに作業に戻りますので。」
「あぁ……教官の機体…そうでしたね。
あれ程の物になると、殆ど別の機体が構成のメインになりそうですが…?」
>>106 「ええ、伺っていますよ。
確かジェイク班長にお話されていたのでしたね?
班長は確か…あぁ、居ましたよ。」
(
>>105を指し示しながら。
勿論、「ジェイク班長ー!」と、何とも可愛らしい声で呼んでみたりもする。)
>>106 「いよう・・・・ご紹介に与りましたジェイク・ヴァンドレッドで御座います・・・
本日はどのようなご用件でしょうか・・・」
(最早言っている事が支離滅裂である)
>107
『悪いな。ただ、君が無理をして倒れられるのもちょいと困る。
休憩はしっかりとっておくようにな。』
「うん、まぁそうなる……のかな。名残は残してもらえるみたいだけど、
ずっと使ってた機体だからちょっと残念だね。」
『随分と使い込んで、動いてたのがやっとぐらいだ。
パワーは多少ダウンするかもしれんが、前より小回りは効くから……
腕の見せ所だな。』
「……ははは、耳の痛い話だね。前も生徒に負けそうになったっていうのに…」
(楽しそうに話しながらも、やはり教官の声は少しだけ沈んでいた。)
>>105 無茶も承知、しかし最低武装データ調達はしたい
たとえハンドガンでも
>>107 手伝いをする事が確定しました
さて機体の再設計も視野に入れましょう
スキルは当然ありませんが
「どうもありがとう。それでは。」
彼女に礼を言い、『整備班長』が来るのが見えた
>>108 「リュート・アビュークですが、機体改修など(機体申請も含む)の依頼の件で参りました。」
整備班泣かせものだからな・・・あれは本来かなり時間かかります。実現まで
「それで今回は各状況についてどうなっていますか?」
>>108 「班長さん…しっかりして下さい…?」
(あらら…といった感じで、手近な補給物資から体力回復用のドリンク剤をパス。
何だか、班長を放っておいたら稼動中の核融合炉の分解とか始めそうだったからだ。)
>>109 「はい、了解です。
…ただ、班長さんの方が幾分か不安ではありますね…。」
「しかし成程、出力が下がる代わりに運動性……
火力・装甲重視の傾向が強い火星では、ほんの少しだけ珍しいタイプですね。
私もお手伝いしますから、がんばって下さいね、教官さん。」
(にっこりと、微笑む。
腕の見せ所だという言葉を聞いて、応援しているのだろう。
そりゃあもう素敵な笑顔である。
本当にこの娘20代後半なんだろうかと疑うくらいに無邪気な。)
>111
『……どうにかしてやりたい気もするが、手が出しづらいのが現状でな。』
(半ば諦めてそういった。)
「……え?あぁ、うん。」
「そうだね。前向きに頑張るよ。ありがとう。」
(少しだけ沈んだ瞳が和らいだ気がした。)
「ところで、彼女は最近よく見るけれど、今年で何回生なんだい?」
『……忘れた。』
(瞬間、彼女に視線が集まった。(気がした))
>>112 「そうですよねぇ……」
(こちらも分かっているのか、その諦めに同調するのだ。)
「ええ、折角造るのですから……ね。」
「あぁ…私ですか?
転入生ですから…まだ一回生ですよ?
年は、今年で27になります。」
(物凄く、屈託の無い、笑み。
そっれはもう、『それはひょっとしてギャグで言ってるのか!?』と思う位に。)
>113
「ああ、そうなんだ。一回生で………
えっ?」
(男の表情が固まった。)
「聞き間違いかな?……に……じゅぅな…な…?」
『あー。』
(一人は聞き間違いかと思ったように、もう一人は”思い出したが、俺も最初は信じられ(以下略)”ぐらいの顔をしていた。)
「……じゅぅななではなく?」
>>114 「はい、じゅうななではなく、27です。」
(そりゃあもう最高の笑顔でオウム返し。
…間違い無い、天然だ!)
>115
「なんてこった……お、俺より年上じゃないか……」
『まぁ、外見だけなら確かに間違えるな。頑張れワカゾー。』
(結構なショックを受けてた様子。)
orz<よ、よろしくおねがいぃたしますオネィサマ……
(膝を突きがっくりと項垂れて、しくしくと泣いた。)
>>111 「・・・サンキュ・・・」
(条件反射かパスされたドリンクを振り向きもせずキャッチ。
・・・ある意味、超人と化している。)
>>112 「・・・・お前にはあの差し入れ分けてやんねぇ」
(整備員の台詞を受けてさらっと言い放つ。
ちなみに差し入れとは、クレハからの酒である。)
>>110 「・・・・さらりと言うねー、君ィ・・・
もうちょっとなんだ、相手の心情汲むとかねーのかなぁ・・・・まぁいいか・・・うん・・・まぁいいや・・・」
(酒も入っていないのに絡みグセが出ている。
相当にネガティブが入っているようだ。
ぱきゅ、とドリンクの蓋を開け飲み始める。)
「んぐ、んっ・・・かぁ・・・・っ!染みるゼ・・・!さてと!
んで、だな。
武装については、粗方調べ終わったぜ・・・
先に言っておく。ほとんどの武器は使えても不格好だ。
20メートル級のは、ほとんど使えねぇな。
オプション的な・・・メガバズとか、そういった大砲は一応使える。
マニピュレータ用スイッチとか無しに全部コンピュータ任せになるけどな。
15メートル級だが、こいつぁちょいと面白い結果が出てなぁ。
地球の養成所が盛況してた頃、10年以上前なのか、あれ。
リーア35ドラケンE、まぁミドルモビルスーツだな。それに普通のMSの武装積んでみるってのがあってな。
『 一 応 』使えるって結果が出てる。積めたけどジェネレータも増設で結果、一歩も動けず足が潰れちまったそうだ。
一種の砲台化。まぁ、当然っちゃ当然なんだがな・・・ああ、それのついでの結果なんだが。
一応メタスのアーム・ビームガンみてぇなのもちょちょっと中身を弄り替えて使えない事もねぇが・・・
機構自体別モンだからな、威力が落ちて・・・あれだ、ドムの胸ビーム。あれが集束したくらいになっちまった。
ザクにもきかねぇ、目晦ましにもならねぇで使い物にならねぇやな。
アラナやゾンドゲーとかの10メートル級武装なら行けるな。アラナのは無理矢理外した物だが・・・
それでちぃ・・・っと気になるんだが、ここに関してはシミュレータにかけた時機体のバランサーが変な反応示してよぉ。
悪ィが今度、シミュレータ室まで付き合ってもらうぜ。
後はまぁ、そうさな。腕につける単発火器系統、ドダイとかのSFSは問題なし・・・ってとこかぁ?」
>>116 「あぁ、いえ…余り気にしないで下さいな?
私は生徒で、教官さんは教官さんですから。
ましてや私は一回生ですからん、ね?」
(何とも慈愛に満ちた微笑だった。
しかしどう見ても幼女なのだ、特にツインテールの髪型とか。)
>118
「いや、まぁ確かにそういうのを気にしないっていうのが俺のポリシーなんだけどさ……
年上となると、なんとなく構えちゃうのも事実ありまして……」
(そこまで言って気を取り直したように立ち上がると。)
「まぁ、年齢についての言及はこれまでにしておくよ……
とりあえず……名前、聞いてなかったね。
聞いたことあるかもしれないけど、俺は玖裳神璃人。生徒からはくーくん、りっくんとか呼ばれてるけど…
まぁ、好きに呼んでくれて構わない。」
>117
『何!?何のことだ!?とりあえず、ふざけんな!やるかぁぁあ!?』
「ちょっ、どーどーどーどー!こんなところで喧嘩を始めようとしない!」
(身を乗り出した整備班の男と、それを嫌そうな顔で止めている教官。)
>>119 「人情の欠片も無い発言に私は大変傷つき申した。
ぬははははは、撤回させたければ暴力反対!
・・・じゃねぇや、中に星の模様がそれぞれ1〜7個入った7つの球を持って来い!
あと腹減ってるからお前の分も弁当食っておくぜ!」
(まさに外道。
差し入れの内容を教えない辺り相手の年齢が思い出せず踏み出せていないようだが・・・割愛しよう。)
>>119 「私ですか?
私はクリスティ・クラウスと言います、皆さんはクリス…なんて呼びますね。
それでは私はくー教官、と呼ばせて頂こうかしら?」
(悪戯っぽい笑いを浮かべている分には全然見かけ相応の歳に見えるのだが…
その数秒後、止めに入る教官にスパナを渡すか本気で悩んでいる辺り、
やっぱり見掛け相応では無い。)
>>121 「な
ななな、なんだっ?!」
(野性が『スパナ』の臭いを告げたか。
背筋にぞわりと来て、手近なMSを背に後ずさる男。
徹夜明けのナチュラルハイは本能が鋭敏になる、というのは都市伝説では無いらしい)
>>117 まあ、こればかりは必然か、概要は把握しました
「そうですか、わかりました。どうもお疲れ様です。」
青年はおもむろに小箱・・・どうやら栄養ドリンクのようであるものだ
何か効きそうな感じのものである。
「無理を聞きいれてくれて感謝しています。これはお礼です、どうぞ。」
青年は一言付け加えて2つ渡した
「予想以上の進行スピードですので・・・正直驚きました、本来あの計画自体少しづつ進めてく予定でしたので。
単位とかコストの関係上。」
腕部兵装やSFSなどサポート機体はOKと言う結論からあることも懸案に入れておく
「シュミュレータテストでしたらいいですよ。場合によっては一部機体構成の変更も考えに入れています。」
それとテスト前に10メートル級武装に関してのデータも、もらえると幸いです。」
>120
『ふざけんなぁあああああああああ!!もし食ったら変わりにメロンパン100個買ってこぃやぁぁ!』
「そんなに食わないでしょうが!」
(わざわざ突っ込んでやってる辺り、教官も教官だ。)
>121
「OK、記憶した。と思う。」
(それは生徒に接する際の口癖なのだろうか。)
「一応、クリスさんでいいのかな。こうして顔合わせするのは初めてだから、
改めて。
よろしく頼むよ。」
(そして、握手を求める。素直に返すか、スパナかは彼女次第かもしれない。)
>>122 「(ニコリ)」
(はい、しつこいようですがとっても素敵な笑顔を向けました。
勿論言うまでも無くスパナ的プレッシャーを放出し続けて。
段々、班長である彼に対する対戦成績が優秀になりつつある彼女であった。
本人はまったく意識していなかったが。)
>>124 「はい、それで構いませんよ。
こちらこそ、どうか宜しくお願いしますね。」
(求められた握手に素直に応じる。
慎重差が大きいこともありいささか滑稽だが、それは仕方無いだろう。
因みに、班長が下がったのでスパナは出さなかった。)
閑話休題
>>114辺り
>>124までの流れから
(´-`).。oO(くりかみ(←書けないし、仕様)教官が…ちょこっと聞いたけど俺消されそう…)
>>121 ここは様子見?と言いたいけど、こちらもマズイです
生き残れるか?
…と心からそう思う青年だった
>>123 「んー、もうちょい!
事務的な物は匂わせる程度だ、労わりを入れれば社交辞令として完璧なんだが・・・
っと、サンキュ!後で皆にも配ってやらねぇとな・・・」
(後にこの小箱は詰め所で一瞬にして中身を空にする事になる・・・・が、それは別のお話。)
「へへっ、洗い出すだけなら10時間ありゃ余裕だがな。
後に回すと色々面倒そうなのだけシミュレータに回してたんだ・・・
ま、それで二日ほどかかっちまった感じだ、許せ!」
(・・・本来そういった試作機の作成には幾月ものテストを重ねると言う。
現にアナハイムやサナリィと言った企業体は、軍用、火急までは行かないが急を要すると言う条件下の中で・・・
何度も試行錯誤を繰り返し、傑作機を生み出して行ったと言われている。
それを考えれば、粗や穴が多少あるとは言えここまでプランを進めるのに僅か二日と言うのは、驚異的であった。)
「おう、それぐらいならお安い御用よ。
持ってくのは実機データと付属武装データのチップだけだからな!」
>>124 「冗談だ冗談、そんなに食いつくな!」
(実は整備科にはまだクリスには伝わっていない、腕と指を使った暗黙のサインがあった。
それを駆使し、身に迫る危険を必死に伝えている。
ちなみに知らない人間から見れば、ただのジェスチャーであった。)
>>125 「・・・・ぬぅ・・・」
(得体の知れない畏怖を、男は覚えていたと言う。)
>126
(ふと、気付き。反射的ににこっと微笑むと、他へ向き直る。)
>125
「うん、きっと世話になると思うからね。」
(そういいながらバツが悪そうに苦笑した。)
「さって……時間をとらせてしまって申し訳なかったね。
……さ、いつまでも喧嘩してないで、手伝いますから行きますよ。」
『ちょ、ちょっとまて。あいつが俺の弁当をッ!』
「貴方の休憩まで後30分はあるでしょうに。今の作業手伝いますから、さっさと終わらせましょう。」
『ちぃ……ワカゾーのくせに一丁前なことをほざきやがって……』
(前を行く教官にしぶしぶとついていく整備班。)
>127
『食うなよ?マジで食うなよ?食ったら……』
『来世まで恨む。』
「……………。」
『わ、わかったわかった。そんなに不機嫌そうな顔をするな。すぐ行く。』
(いい加減にちょっと膨れっ面の22歳の年下教官を見て、ちょっとたじろいだ33歳整備班なのであった。)
>>128 「ふふふ、それは結構。
何より私はその為に此処に来たんですから、存分にお世話させて下さいな?
…あぁ、けど無理はしないで下さいね?」
(軽ーく手を振りながら、見送る。
基本的には人当たりの良い女性なのだ、この女性は。)
>>127 (何も言わない、プレッシャーも、無い。
ただどうだろう、凶暴さは無いけど怖いといういうのは。
今は無いけど、さっきまであったその怖さ(感じたのはどうやら班長だけだが)
が、妙に不気味だ。)
「さて、それではこちらも少しだけ休ませて貰いますね。
40分で戻ります!」
(軽く敬礼して、走り出す。
食事を済ませてシャワーを浴びて、化粧(薄いが)を直して40分という所か?
何にせよ、彼女は時間キッチリに戻って来たそうな。)
>>125 厄介な人を敵に回したかもしれません。いろんな意味で
立ち回りは冷静に、修正可能範囲だと思うが
>>127 「ええ、それで十分ですよ。こちらとしては大助かりです。それにしてもすげぇ速さを持ってますね」
他の場所じゃ考えられない速度は確かと同時にこちらの準備不足を痛感させられる
実機データと付属武装データのチップの中身の概要に目を通しておく
>>128 「気張って行けよー、ヘマしたら真面目に冷蔵庫上段左隅にある差し入れはやらんからなー」
(去っていく整備に「酒」と言う単語を使わず物を指定する。
これなら年齢指定が分からなくても安全安心である。
何せ)
>>129 「お、おう。お疲れちゃーん」
(外見不相応の年齢を持つ人間が間近に居たのだから)
>>130 「・・・・ま、こっちとしても無理をしてる感はあるんだけどな。
半分は個人改造目的の名義で設備、使わせてもらったしよぉ。」
(すーっごく気まずそうに目を逸らしてから眼鏡を光らせた。)
「こっちとしてもデータは詰めておくからよ。
とりあえずその『結果』の書類にだけ目を通しといてくれや。
気になった物は後で連絡くれればテストしておくぜっ!
ほんじゃま俺はこれで」
(それだけ告げると男は風のように去っていった。
まだまだ、仕事は多いようであった)
(さて、ところ変わってこちらは「白馬」。
時間は丁度、昼食時を少し過ぎた辺りだろうか?
然程混んではいない店内で、二人の店員――片方は正規の、片方はバイト―が、
得意とする楽器を以って、店内に調べを奏でている。)
>>133 お昼時をすぎた辺りを狙ってくるものいるが
休憩も兼ねてなのかやって来る者もいる
この青年は―
「へぇ・・・はじめてきたけど落ち着いた感じのところなんだな、ここは」
入ってきた青年は一人。見かけない顔のようだ。
>>134 (丁度演奏が一区切りついたのか、二人の店員はいったん演奏を止める。
「いらっしゃいませー」と告げて、大きな弦楽器――ヴィオラ・ダ・ガンバを演奏していた
純白の長髪の女性が、青年を席へと案内する。)
「あら…貴方は養成所で話題の転入生の方、ですね?
ご来店、有難う御座います。」
(絵に描いた様な女性的な微笑み、とでも言うのだろうか。
何とも自然な態度で、店員としては少々可笑しな台詞を口にした。)
136 :
空腹の少女:2007/02/03(土) 23:43:29 ID:???
>133
(窓際によって食を摂る少女。背筋を伸ばし、妙に規則正しく黙々と食べる。
一見普通にも見えるが。)
「……ふむ、やはりここでの食事は美味にござるな。」
(二人前の食事をたやすく平らげ、一息ついたところだった。)
>134
「……ん?」
(ふと、気付いたのか。眉をひそめてそちらを見ると一人呟く。)
「見慣れぬ青年……でござるな。」
(左片方しか開かぬ瞳が、細く鋭く視線を向けた。)
>>136 「あらお客様、有難う御座います。」
(と、そう声をかけて来たのは演奏していた店員の内もう一人。
こちらは正規の店員だ、短く切られた黒髪が特徴的な日系人の女性。)
「お代わりは如何です?」
>>135 「どうして俺を知っているのですか?」
いや、SDでもガンダムタイプに乗ってればここでは話題になるのかもしれないが
余りよろしくない方面で有名なのかもしれない
たとえば『整備班泣かせの新入生』とかヘタレ気味かもね
>>136 辺りを見渡し声の主に気付いたようだ
「俺ですか?」
青年は普通に聞いてみる
139 :
空腹の少女:2007/02/03(土) 23:54:15 ID:???
>137
「繁盛してるでござるな。まぁ、この味この環境なら必然でござるかな。」
(軽く顔を振り、辺りに目を向ける。)
「ああ、頂くでござるよ。が、その前に……熱い茶を一杯頂けるかな?」
(微笑してそういった。)
>138
(呟いた独り言が聞かれていたと思うと、女性は片目をきょとんとさせた。
だが、すぐに嬉しそうに言った。)
「……ほほぅ、中々に五感もようござるな。
お主、何か武術の心得は?」
(初対面の相手だというのに、構わず問う女。)
>>138 「何でも、とても珍しい機体をお持ちだ…とか。
…あら、ごめんなさい失礼だったかしら?
私も一応養成所の生徒ですから、お話だけは伺っていたんですよ。
エレナ・イグレシアです、宜しく。」
(よろしくない方面、での噂はとりあえず聞いていないらしい。
といっても、それを聞いていたとしても言う様な女性には見えないが。)
>>139 「はいな、了解でござるよ……っと。」
(何やら口調を合わせて素早くカウンターへと引っ込み、また直ぐに戻って来る。
トレイの上には、熱ーい玉露が。)
「お待たせしましたで御座る…っと失礼、お待たせしました。
それにしても、当然って言ってくれるのは、有り難いですねぇ。」
「…ん、武術?」
>>139 どうやらそのようである
「いいえ、まったくありませんよ。むしろ苦手なほうなのです。」
>>140 「成る程、バイト生徒さんでしたか。」
まあ、この人はここで言うような人ではなさそうだ
噂の件はここは忘れよう
「俺はリュート・アビュークと申します、こちらこそ宜しくお願いします。」
青年はそう名乗った
(そんな最中、『白馬』のドアが開く。
新たな客か。)
「やれやれ・・・ちょっと授業すっぽかしたからってあんなに怒鳴りつける事無いだろうに・・・」
(そんな風にぶつぶつ声を出しながら入ってきたのは帽子を被った男。
目はその帽子のつばに隠れて見えない。だが・・・何と言うのだろうか。
養成所の生徒が持つ独特の雰囲気を醸し出していて、且つ危険でもないといった感じであった。
空いていたカウンター席に座り、徐に時計を見てから)
「あー・・・・まだランチタイムかな?ギリギリ・・・」
(と、これまたぼやくように発言する・・・)
144 :
空腹の少女:2007/02/04(日) 00:11:40 ID:???
>141
「むぅ……よくマネされるとはいえ、やはりそんなに物珍しいもので
ござるのかな?この語尾とは。」
(割とからかわれなれてるらしい。)
「ああ、興味があったからあっちの坊主に聞いてみただけでござるが……
もしや、主にもそのような心得が?」
>142
「……そうか。」
(残念そうに呟き、目を伏せたかと思えば……)
「だが、何事も厳しい修練の下、完成する形も多い。
お主さえよければいつでも拙が相手になるが、如何かな?」
(挑戦的に微笑んだ。)
>>144 「あぁいや、失礼。
私は日系だからね、ちょっと懐かしくなっちゃってさ。」
(軽ーく苦笑しながら、からかったつまりは無かったらしい。)
「ん、まぁね。
実家の方で少しだけ―――っと」
>>143 「いらっしゃいませ。
何とか間に合ってますよ、ウチのなら。」
(実際、あと7分でアウトである。)
>>142 「ええ、私以外にもここでバイトをしている方は多いですよ。
何と言っても近いですし、人手が足りないとの事ですから。
リュートさんはここは初めてですよね、ご注文は何になさいます?」
(因みにこの「白馬」の看板メニューは、"コーヒー"である。
多少乱暴だが、"コーヒー"と名の付くメニューなら殆ど外れは無いとも。
しかもどうなっているのか、喫茶店なのにここは頼めば大体の食べ物は出て来る店だ。
例を挙げれば東洋の和菓子から、ドネルケバブまで、何でもだ。)
>>143 「いらっしゃいませー、お席へどうぞー。」
(速い。)
>143
「補習、受けたいのならいつでも付き合うよ?」
(カウンター席になんの違和感もなく座っていた男が、突然に声をあげた。
そこには不敵な笑みを浮かべた男の姿が。)
>>145 「あー・・・うん。
んじゃ、ランチのB、頼めます?」
>>142続き
「それでも、実習では別の気体を使う予定ですが」
青年は一言付け加えた
>>144 (´-`).。oO(武術は―だがそれが必要になるときが来るのだろうか?…)
「そういえば武術をやっているかって言ったけどあなたは何をやっているのです?」
武術って言ったら剣術(剣道)、槍術とか薙刀とか弓道とか
後武器の種類もかなりの数が存在する。
斧とかの接近戦系弓矢、投げ武器、投石器とか銃器とかいろいろ
>>145 セオリーどうり攻めるか考え込んだようだが彼はこう言った
「では俺はうどんで」
彼女が食べていたメニューでも見たのだろう
>>149 「はい、それではうどん一つですね。」
(手早く確認して、奥へと下がって行く。
…秒にして130秒弱で、器に入ったうどんを一つ抱えて戻って来た。)
「お待たせしました。
…そういえばリュートさんもパイロット養成コースでしたね、
私も一緒ですから、これから何かとお会いするかも知れません。」
>>148 「はいな、ランチBセットですね。
では少しだけお待ちを、直ぐにお持ちしますので。」
(何とも軽やかにそう告げて、厨房の奥にいる別の店員に声をかける。
程なくして、青年の下へと名無し店員がBランチを運んで来た。)
「ごゆっくりどうぞ。」
>>151 「ん、エレナちゃん。
彼は私のお客さんだよ、間違えちゃダメー。」
『あぁ…ごめんなさい黛さん。
そういう訳で、これは私の行動じゃ無いので、皆さん間違えないで下さいね?』
153 :
空腹の少女:2007/02/04(日) 00:32:24 ID:???
>145
「ふむ、まぁヒマがあれば今度付き合うでござるよ。
最近になってどうも軟弱な男が増えているようでござるが……」
「巷では軟弱な男を”ヘタレ”という区別で分けるそうな。」
>149
「数え切れぬほど……でござるな。唯一、誇れるようになったものは
剣術のみにござるが……。」
(そして目を移したのは隣に添うように置かれている長物。)
「まぁ、なんでもござれ。弓道は世辞にも得意とは言えぬでござるがな。」
>>147 ( ゚д゚ )
「あー・・・・あ、あはははは。
ま、まぁまぁ。受ける予定、無いんで。はい。」
(どうどう、と言った感じのジェスチャーをする。
暴れ牛じゃあるまいし、少々目上の者に対して失礼である。
・・・・・どうでもいいが、この男、店内に入ってきた時はサンバイザーであった筈である。
教官の声を聞いてから、いつの間にかつばの大きいシャコー帽に変わっている。
・・・変り種のようだ。)
>>153 「といっても私のは古武術、拳の方だったけどね。
軟弱な男が増えてるってのはホラ、火星って色んな人間集まるから、
しかも悪い方が目立つからね、人間。」
(と言っても、そう言っている本人はどちらかと言うと中性的な女性だ。
口調が何処か淡白な事もあり、男装すれば正しく"ヘタレ"っぽく見えるかも知れない。)
「しかしヘタレねぇ、地球の方じゃもっと増えてるかもね。
まぁ今の私達には余り関係無いかもだけど。」
>154
「………なんてね。嘘だよ。うーそ♪」
(ぷっ、吹き出す男。間違いなくからかっただけのようだ。)
「俺も生徒だったころは時々あったものさ。いつの時代も元気のある男の子は
変わらないってやつだねぇ。」
(そんなことを呟きながら手遊び程度に空けたグラスを揺らす。)
>>156 「あはは・・・流石に、別々の教官から同じ説教を食らうのは・・・
・・・・よかったぁ。」
(心底安堵したのかサンバイザーにいつの間にか戻っている。)
>>151,152
「あぁ、どうもどうも。」
(冷や汗を垂らしながら注文した物を受け取る青年。
割りと緊張してはいたようである。)
>>150 「へぇ・・・エレナさんもなのですか。
機体が違う事があるかも知れませんが、そのときは宜しくお願いします」
渡されたうどんを受け取った青年
青年は思い出したかの用に
「では追加注文でサンドイッチとコーヒーをお願いします」
しかしこの青年注文がカオスである
>>151 数え切れぬほど・・・まさかガン=カタも修得しているのかこの人は
「剣術だったらMSに応用が効きますね。かく言う俺は武術は出来ませんよ」
と最後のほうはこっそり言っておく
159 :
空腹の少女:2007/02/04(日) 00:47:56 ID:???
>155
「ふぅむ。そんなものでござるか。
ただまぁ合点がいかぬ点もあってな?
単に力や能力が低い男を”へたれ”と呼ぶようではないのでござるよ。
現にあそこにいる教官が”へたれ”と呼ばれていたのを聞いたことがあるでござる」
(そういってカウンター側にいる教官に目を向ける。)
瑠璃目教官『……?』
(なんとなく振り向いた男。ただ、何を話しているかなど露知らず。)
「流行言葉は難しいでござるよ。」
>158
「んまぁ、目や体を鍛えるところから始めるが宜しかろう。
何事もそこから。身体の鍛錬とMS戦闘は密接に関係している、と拙は考えているでござるよ。」
>157
「……ただまぁ、教官が君の事を考えて言ってるのも事実だと思うからね。
一応、俺も教官だから言っておくけど、さぼるのも控えめに、ね?」
(そう緩めの口調で言うこの男は、養成所の教官でいうところ結構に希少な存在なのかもしれない。)
>>158 「あぁ…もしかして件の珍しい機体、という事でしょうか?
フフフ…それは楽しみですね、こちらこそ宜しくお願いします。」
(一礼して、下がる。
そしてややあって、再び注文通りにサンドイッチとコーヒーを持って来た。)
「お待たせしました、また御用の際は何なりとお申し付け下さいな。
…私はそろそろ、演奏に戻らないといけませんので。」
(そう告げると、青年が店に入って来た時と同じ様に店内の隅、
ピアノが置いてある一角へと向かって行く。
ピアノには手も触れず、直ぐ脇にある椅子に座り直すと
私物らしい大きな楽器ケースを取り出して、女性は演奏の準備を開始した。)
>>160 「いやまぁ、わかってるんですけどねぇ・・・
嫌と言うほど学び取ってる内容の授業はどうにも出る気にならないと言うか・・・
うん、でも生徒一人一人のそういう細かい事まで気が回らないのは学び舎としての宿なのかなぁ・・・」
(そう呟きながらお冷を一口。
マイペースである・・・・)
>>159 「うん、能力に恵まれててもそう呼ばれる人は多いね。
というよりむしろ、私としてはその方が呼ばれ易いと思いますよ?お客様。
能力の無い人が失敗するのは当然だけど、
能力に恵まれた人間が何かに失敗するのは、特に悪く見えてしまうから、ね。」
(と、そこまで言って時計を見る。
周りを見ていれば、バイトであるエレナが既に演奏準備を始めている様だ。)
「おっと、いけない。」
(と、そこで幾分か真面目な調子に立ち戻り。)
「それではお客様、すみませんがちょっと失礼しますね。
お代わりは、お気軽にお申し付け下さいな。」
(と言って、こちらも部屋の隅へと移動して行った。
少し待てば、彼女たち二人の演奏が始まるだろう。
実の所、少しばかり評判になっている演奏でもあった。)
>>159 体を鍛える事はわかるが
「『目』を鍛える・・・?ある空戦パイロットも似たような事を言っていたけど
実際どうやるのかは教えて欲しいものですね、私としても」
そして青年は思った
『お客様の中にヘタレの方はいらっしゃいませんか?』
と聞かれたらどれぐらいのものが挙手するだろうかと
>>160 「いやそれとはまったく違う機体なのですが・・・」
言う途中だったが彼女はもう行ってしまった
今はうどんが伸びる前に食べる事にした青年だった
>162
「学んだら『はい、終了』ってものでもないんじゃないかな?
人それぞれの意見や考えがあるだろうし、今回の講習が必ずしも君の思ってた
”退屈な授業”ではないかもしれないよ?
個人差はあるけど、生徒達が親身に取り組んでくれるように考えてくれる教官も
少なくない筈だからね。」
(そう優しく笑った。)
「昔いたキバ○シ教官なんていうのは物凄く
面白かったらしいよ?実践を交えた熱烈な講義に、生徒達から『な、なんだってー!?』という
言葉が絶えず(略
ま、それが実話かどうかは知らないんだけどね。」
(信憑性の感じられない言動であった。)
166 :
空腹の少女:2007/02/04(日) 01:05:40 ID:???
>163
「………難しいものでござるなぁ。拙にはさっぱりわからぬでござるが……
そういうものなのでござろうな。きっと。
うむ。時間をとらせてすまなかった。今しがたゆっくりさせてもらうでござるよ。」
>164
「慣れでござるよ。慣れ。
手始めに拙が全力で投げた大粒の石を全部避けるところから始めようか?」
(割とむちゃくちゃである。)
>>165 「・・・ま、頑張ってみます。
んー、いつも通り、美味い・・・」
(ランチセットに手をつけ、いつもと変わりない日常がまた続く。
それ自体は決して悪くないと思っている青年であったそうな)
>>166 「投石回避ですか、鈍い俺にはどうもね」
実際回避は苦手でむしろ自分から当たりに行くという
あるあるwねーよwな方だったりする
「いい訓練法だと思いますよ、個人的には」
素人にはお勧めできないし、養成所ってレヴェルかどうかも怪しいかもしれんが
前提がMSならできるかも知れない、リスク高いけど
「ここはなかなかよいとこですねよく来るのですか?」
青年は突然話題を変えた
169 :
空腹の少女:2007/02/04(日) 01:30:25 ID:???
>168
「まぁ、いつでも相手になるでござるよ。」
(女はうむうむと頷き、茶をすすった。)
「頻繁に来ているでござるよ。ここは一種の名物みたいなものでござろうからな。
養成所からは近く、店内の雰囲気も良し、飯は等しく美味いものが多い。
養成所の生徒・教官問わず利用者が多いでござろうな。」
>>169 「そうですか、やはり近い、うまい、雰囲気も由と三点ぞろいですか。」
彼女はよく来ると言った。理由も納得できる
今サンドイッチとコーヒーに手をつけている青年
「そういえば名前とか聞いていなかったんだな、俺はリュート、パイロット履修です。そちらは?」
171 :
空腹の少女:2007/02/04(日) 01:54:21 ID:???
>170
「で、ござるな。お主も利用するといいでござるよ。
ここは心が休まる。」
「東雲 睦華(しののめ むつか)と申す。多少覚えにくいかもしれぬが、覚えやすい方で
構わぬでござるよ。
拙も一応はパイロット志望なわけだが……実際の戦闘を考えれば、
モビルファイター等のが向いてるかもしれぬ。」
(普段ののんびりとした雰囲気から、うーんと考え込むように腕を組んだ。)
>>171 「確かにここのはおいしいですし、今後も来るとしますか」
「機体系統はモビルファイターのほうがいいかもしれませんね、
ただ、モビルトレースシステムを搭載すると言う改造もあるとか何とかという話です。
俺からは言える事は機体の特性等を熟考したほうがいいですよ」
これは整備班で聞いた話。最近は技術の融合も進んでいる。
「ええ、こちらこそ宜しく東雲さん。」
青年はすべて食べ終わり最後の一口を飲み終わった
「では俺はこれで、縁があったら又。」
そう言って青年は席を後にした
173 :
空腹の少女:2007/02/04(日) 02:11:56 ID:???
>172
「参考にさせてもらうでござるよ。」
(そう言い、軽く手を振って見送る。)
「中々に面白い奴でござるな。これから……これからが楽しみでござるよ。
だが、この養成所。
半端な覚悟では挑めぬでござるよ。」
(そう呟いて、女も勘定を終えるとふわりと軽い足取りで姿を消した。
Λ_Λ ..:::::
/彡ミ゙ヽ)ー、 ...「いや、マジで面目無ぇ…」
/ /:ヽ、ヽ、:|..::
/ /:: ヽ ヽ| .:.
 ̄(_ノ ̄ ̄ ̄ヽ_ノ
(さて、場面は変わってこちらは格納庫。
訓練区域での実機練習――異種機体間格闘戦の訓練を終えた機体と、
それを操るパイロット――生徒と、それに訓えを与える教官が戻って来ている。
その一団に、帰りのトレーラーの中からずっとこんな感じの一人の青年の姿があった。)
(今に始まった事ではないがこの青年、純粋な格闘戦となるとまるでダメである。
元々搭乗している機体からして格闘戦向けではないが、それにしても少々、過ぎる。
実際、彼の後方で補修を受ける彼のディン――通称S4はボロボロだ。
どうにも、機体性能を間違った方向に酷使されているらしい。)
「そんじゃ、今日の実習はこんなトコさね。
中破判定以上の奴はレポート書いて、一週間以内に学事の方へ提出しとくこと。
大破判定の奴は今日の模擬戦フィールドの後片付けを放課後に。
各自、マシンのチェックとメンテもしっかりやっとくんだよッ」
艶やかな唇が言葉を発するたび、
訓練生各々の機体のモニターに写る四角の中で鮮やかな赤のボブカットが小さく揺れる。
ネコ科を思わせる大きなブラウンの瞳が、彼らを労うように優しい視線を送ってくる。
スカーレット・エスター・マーヴェリック。
元・養成所訓練生の彼女は今や、こうして自分の後輩たる訓練生たちを教え導く立場にあった。
訓練生たちに回線越しの通達を終えると、
スカーレットは愛機を教え子たちより一足先に格納庫へと向かわせた。
クリーンヒットこそ貰わなかったものの、
流石に多対一では訓練生相手と言えど少々機体に負担が大きい。
翌日もまた、別のクラスで模擬戦闘の相手を務めねばならない以上、整備には念を入れておきたかったのだ。
>>174 「沈んでるねぇ……」
無理もない、と思いつつ声をかける。
>>175 「いや…本当に申し訳無い。
折角教えて貰ってるってのに、コレじゃあなぁ……。」
(全身から漂う、ニュータイプで無くても感じ取れる反省のオーラ。
…どうやら、今日は何時にも増して酷かったらしい。
狙撃や航法ならば全体でも上位に食い込める実力を持っているのだが、
その反動とも取れる位に、ランクとしては下の下である。
実戦ともなればまた違うだろうが、少なくとも訓練の時点では、
この青年は格闘戦に関しては落第生一歩手前という所だろう。)
「…次は、今少しマシな結果にしたいと思います。」
(礼儀正しいが、覇気は無い。)
模擬戦が終わった後だろうか
搬入されてくる機体は差があれどみなボロボロだ
パイロットの状態も機体が語っているように見える
かなり格納庫内もざわついている
入ってすぐでこの様子だ
青年はここに来たタイミングを誤ってしまったようである
>>174 (´-`).。oO(落ち込んでいるように見える…)
>>176 「あ゛ー……なんだ、誰にだって得手不得手ってのはあるもんさね。
第一ほら、アンタがそんなに落ち込んじまってたら、アンタのマシンが可哀相だよ?」
昇降用ワイヤーを伝って降りてくる人影が、苦笑しながらそう言った。
赤をベースに白いパーツで各部に補強が施されたノーマルスーツ姿の彼女は、
見紛うことなく今日、彼をボコボコにした張本人であったとさ。
「背筋曲がってちゃ根性まで曲がっちまうよッ」
たん、と軽い足音と共に床に降り立つと、リヒャルトの髪を片手でくしゃくしゃとやりながらニッと笑う。
ちなみに彼女が着用しているノーマルスーツは、
ZAFT製のモノを扱いやすいように仕立て直したものだ。
>>177 近づく気配にふと顔をあげたスカーレットは、その青年の姿を視界の中に捉えた。
「ん?
アンタは確か……この間入ってきた新入生だったねぇ。
ちょいとコイツを励ましてやっちゃくれないかい?」
微妙な苦みを孕ませつつ、口元を小さく歪めて彼女は笑った。
>>177 「あぁ…噂の転入生か。
いや、心配には及ばないんだが…何時にも増して醜態をな。」
>>178 「ええ、俺の機体をああした原因は俺自身にありますから。」
(と何やら呟いて、髪をかき回されるがままにする。
流石に頭を抱え込むほどには精神的にも未成熟な訳では無い。
そうして今度はもう少しはっきりと)
「スミマセン。」
(それだけ、呟く。
因みに彼が着用しているのは、地球連邦軍で採用されていた
SHP-61型ヘルメット及びSS-61P型パイロットスーツの中古品である。
当然カラーリングは一般兵の物だが、実はこれは彼の私物だ。)
>>178 青年は『例の新入生』で通っているのだろうか
今の使っている機体もここでは珍しい、それはさておき
「ええそうです。見学できるかなと思ったのですが遅かったようです」
青年は残念そうに言う
>>179 実習内容は知らないがひどい結果だったのだろう
「失礼ですが(今回の)実習内容って何でしたか?」
内容によっては得て不得手があるもの
実習がまだできない彼は見学したかったが見ていないのでわからないのだ
>>180 「あぁ、異種機体間格闘戦だよ。
俺は戦闘偵察兵(モビルスーツで偵察する専門のパイロット)志望だけど、
自衛が出来るだけの能力が無いと話にならないから。」
(そう言って言葉を切り、一つ溜め息。)
「……で、見事過ぎるまでにボロボロにやられた訳だ。
訓練装備だから損傷は軽くて済むんだが…実戦だったら軽く11回は死んでるね。」
(つまり、11回殺せるだけの攻撃を撃ち込まれたという事だ。
しかも多対一、自分以外に味方が多数居る状況で。
彼がどれだけボロクソにやられたか、よく分かるという物だろう。)
>>181 「異種機体格闘戦ってナンデスカ?
格闘戦の実技ならわかりますが・・・」
格闘戦の実技は宇宙でなら青年もやっている
しかし何を持って「異種」なのか理解しずらい
SD機体そんなにあったのかと
だが青年が珍しがられる事からSDVS通常機というわけでもなさそうだ
>>182 「異種ってのは、異なる種類の機体って事だ。
…例えば俺が乗っているのはZAFTの空中用モビルスーツ『ディン』だけど、
対戦相手だったマーヴェリック教官の機体はアストレイ。
そういった風に、異なる機体同士でやる格闘戦の訓練の事だな。
極端な話、旧ザク対ザクUでも当てはまる。」
(とりあえず、聞かれた事には答える。
別に慰めて欲しいとは思っていないのだろうが、まざ仕方ないだろう。
何せ目の前の転入生は、まだ訓練内容や模擬戦闘の説明などは
殆ど受けていない様子なのが読み取れたからだ。)
>>183 「そうですか、わかりました。極端な話とかも含めて」
青年としてはMSVSMAとか系統の違う機体でやるのかと思っていたがそうではないようだ
機体損傷や彼の話から格闘戦は苦手なのだろう、
(青年に出来る事は格闘訓練に付き合ってもらえそうな人を紹介してもらうことぐらいだろうか)
>>184 「そうか、役に立てたのなら幸いだ。」
(因みに、青年の想像も決して外れている訳では無い、勿論それも含まれる。
ただ現実的な問題として、マトモなMAという物はコストがかさむ物で…
そうホイホイと、乗っている人間が居る物ではない。
ましてや火星という苛酷な環境にある養成所は、決して贅沢な環境とは言えないのだ。)
「……それで、そちらは見学に来たんだったか。
総合戦技科のリヒャルト・ユルゲンスだ、そちらは確か…リュート、だったかな?」
>>185 「ええ、自己紹介が遅れました。
リュート・アビュークと言います。パイロット履修の一回生です。
今は実習はできないのですが見学しに来たらこの状況で」
たまには実戦に触れてみたかったようであるが
遅かったようである事はわかる
>>186 「あぁ……そうだな、まだ座学の期間か。
まぁ、俺の時もそうだったからさして時間は要らないだろうさ。
機体に関しても、養成所の機体使えるしな。」
(と、そこで言葉を切って。
整備員たちの怒号に包まれながら修理を受けている自分の機体を見つめ)
「……そういう事なら、残念だったな。
見学出来れば、俺の見事なまでのやられっぷりが見れただろうに。」
(ちょっとマイナス入って来た様だ。)
>>187 「そうですか」
ここで話題に区切りをつけることにするつもりらしい
(一般論的には話題を落ち込むような話から逸らしたほうがよいとされているが)
別の知らない事を聞いてみることにした
「ところで総合戦技科って具体的に何をしているのですか?」
>>187 「なっさけ無いねぇ、ウジウジしてんじゃないよ」
ダメだコリャとでも言いたげに、顔に手を当ててため息をつく。
いつの間に着替えてきたのか、今は普段着の上から職員用のブルゾンを着込んでいた。
わずかに濡れたような輝きを見せる髪の毛から、さきほどまでシャワーを浴びていたのが容易に想像できるだろう。
>>188 「ん。」
(視線を外して、青年の顔へと移す。)
「何と言われてもな………基本的に、全部さ。
MSの操縦技術や運用方法、戦闘技術にその他諸々の基礎的な知識の習得。
後はそれぞれが必要に応じて専門的な訓練
(例えば工兵や狙撃兵の訓練、工学的な専門知識とか、色々)を受けたり。
ただ、基本的には戦闘技術メインになっちまう、かな。
とりあえずパイロット志望なら、普通は大抵ここだな。
……というかリュート、君もパイロット履修なら違うのか?」
(そう言って苦笑した所で、もう一人―――女性の声が聞こえてきた。)
>>189 「あぁ…いや、失礼しました。
冗談とでも思ってくれると、助かります。」
(表情からして、いささかバツが悪そうだ。
無理も無い、先程までああ言っておきながら油断するとすぐにこれだ。
少々屈折していると言われても、全面的に否定は出来ない。)
「…どうもよくないな、確かにこれは情けない。
すみません、俺も着替えさせて貰います。」
(軽く二人に一礼して、リヒャルトも更衣室へと向かって行く。
周知の事実だが、パイロットスーツという物は構造上、どうしても蒸れるのだ。
脱いで汗を流してしまえば、幾らか気分も晴れるだろう。
――きっと、何時も通りの軽い気分に戻れるだろう。)
>>190 「ヤレヤレ、どうにもアイツはナイーブでいけないねぇ……」
見送りつつ、そんなことを呟いた。
そしてリュートへと視線を向け、
>>188 「とりあえず、ココの仕組みで知りたいことがあるんなら、
事務だとか学事だとかに行ってみな。
管制室のほうにあるからさ、聞きゃ大抵のことは教えてもらえるよッ」
彼女もまた歩き出す。
「そんじゃ、アタシは次の講義があるからね。
アンタも遅刻するんじゃないよ」
暗さや翳りといった言葉とは無縁の響きを持つ、凛とした彼女の声。
教官としてはまだまだ駆け出し。
けれど、足取りの力強さはきっと、とても頼もしく生徒たちからは見えることだろう――
>>189 さっき青年に話しかけてきた人だ、教官らしいが―
>>190 話題を変えるのにいい話題となったか、さておき行ってしまったようだ
>>191 「どうもありがとうございます。」
お礼を教官に言い彼女を見送る
「さて、俺も移動しますか」
青年はそう言い、格納庫を後にした
(養成所の中にも、コクピットでの疲れを癒す場所はある。
例えば人工的に芝生などを生やし、火星と言うよりは地球に見られる風景を再現した『中庭』。
また、未だにある紙媒体の需要から生まれる図書室の静けさ。
そして、人類の命題であろうか。
地球で無くとも人が汗をかく事は変わらず。
誰もが一生に一度は入るはずの────
風呂。)
「・・・・・ふむ。」
(旧世紀の日本的に垂らされた男湯と女湯を分けるのれんの前で一人の少女が居た。
その髪は長く、足首まで届かんほどである。
そして、少女は何故か立ち尽くしたままであった。)
「さーて、今日も命の洗濯に――」
>>193 「――なぁにボーっと突っ立ってんだい」
その背中に声をかけるのは、鮮やかな赤毛をボブカットに切り揃えたうら若き女性教官。
ニホンかぶれの気がある彼女は、他の利用者がいない時間を見計らって広い女湯を独り占めすることがあった。
>>193 それがあることを知ってか知らずか、例のごとくあちこちを散策している青年
知らない事、行ってないところ、よくわからないもの、それを見つけに来たのかは―‐
それとなく通る道にある施設は「銭湯」なのだろうかそれを髣髴とさせるのだ
今回はそのまま通過するか―‐と思ったが
>>194 見知った人を発見
「こんにちわ」
時間帯もあってか挨拶する青年
>>194 「あ・・・どうも。」
(声をかけられ、向き直り礼。
流れるような整ったフォームであった。
それにしても背が低い。
この生徒、130センチに届くか届かないか、まるで小学生並の身長・・・と、体型である。)
「いえ・・・
ルームメイトに『シャワーだけじゃなくて、たまにはお湯にゆっくり浸かってみたらどうだい?』と言われまして・・・
道具を一式揃えてきたつもりだったのですが、シャンプーを忘れていまして・・・」
(立ち止まっていた致命的であった。
ほぼ背と同じ長さの後ろ髪があるこの少女にとっては死活問題・・・)
ばばんばばんばんばんっとぉー。
(顔に似合わぬどことなくオッサン臭いリズムと共に暖簾の内側から出てくる男。)
シャワーもいいが、たまには湯船に浸かることもなきゃーねぇ……
(丹念に髪を拭いている所為か、タオルで隠れた瞳には誰も映ってない。)
>>196 その身長差は最早大人と子供といった具合。
自分の胸よりも低い相手の言葉になるほどねと頷きつつ、
彼女はウェストポーチから小さく薄い紙パックを取り出した。
「コイツを使いな。
安物の割りにゃ、結構使い心地は良いからオススメさね」
そう言って少女へと放って遣す。
>>195 といったところでリュートに気づき、
「よっ」
と軽く手を上げて挨拶を返した。
>>197 「・・・」
(ぺこ、と頭を下げる。)
>>198 「え・・・・」
(キャッチし、しかしどこか当惑した表情を見せる少女。)
「しかし・・・・いいのですか?
見返りとしての物を持っていませんが・・・」
(物々交換でもするつもりなのであろうか。
少々間の抜けた事を言い出す少女。
それを整った顔立ち、しかも真顔で言っていると来ている・・・
見る人が見れば、滑稽ですらあった。)
>>197 歌声だろうか?わずかながら聞こえるが・・・
さっきまで歌を歌っていた青年も人のことは言えない
>>198 「この前はお世話になりました」
無駄に大ボケをかますこともある
結果的にどうであれ、おすすめはできないが
あの後管制室に行った青年、これからもお世話になりそうだ
>>196 影から誰かいるようだが・・・
>>199 スカーレットの手が少女の髪を梳くように一回だけ撫で上げる。
少女の生真面目すぎる態度と言葉は確かに滑稽かもしれない。
けれどもそれは一つの美徳と言えないことも無いと、スカーレットは理解していた。
「ハンッ、子供が一端に余計な気遣いすんじゃないよッ。
言っただろ、安物だって。
変に気ぃ回さないで、素直に貰っとくのが可愛い子供ってもんさね」
だから、こうして蓮っ葉な口調で嗜める彼女の顔は優しげな笑みを浮かべていたのだ。
>>200 その笑顔のままで振り向き、頷く。
「なぁに、そんな改まって礼を言われるような事はしちゃいないさ」
ヒラヒラと手を振って――聞こえてきた微妙な歌声に、一瞬だけ怪訝そうな顔をした。
>>198 「……ああ、ミスター・クモカミだったっけ?」
歌声の主が姿を現すと、ようやく合点が行ったように手を下ろす。
>199
「ババンババンばn……ん?」
(流石に人の気配を感じて顔を上げる。)
「…………?」
(タオルを頭にかけ、目が隠れたまま硬直。)
>200
(停止したまま、動かない。)
>201
「……うぇ?」
(そして声がして、ようやくタオルを取り払う。)
「……あ、あらら。これはスカーレット教……官?
ご機嫌麗しゅう……」
(突然のことに当たり障りがないかと思いつつ微妙に変な挨拶をした。)
>>201 (少女は暫く考え込んだ。
この厚意に対して。
自分は何をするべきか。
どうしていくべきか───)
「・・・ありがとう、ございます。」
(お辞儀をする。
巧拙で言えば拙ではあるが、それでも立派な、謝礼の行為。
まだ少女の顔には惑いの表情がある・・・が、まぁ、納得はするであろう。)
>>200 (少女がようやく青年の存在に、気付く。
いや、気付いていないふりをされていただけなのだろうか。
教官を挟んだ位置で、直接的には見えないのだが・・・何となく、視線を感じる。)
>>202 「・・・・どうも。」
>>202 「ミスター程じゃないさ」
ククッと喉の奥が鳴る。
その笑みは、何処か悪戯好きな猫を思わせた。
「次は『ハビバノンノン』だっけ?」
>>203 「どーいたしまして」
フッと肩をすくめつつ、少女の謝意に応じて見せた。
因みに実は、そのシャンプーは下宿先からくすねてきたものだったりするのだが。
妙にフェロモン全開な髪の毛になってしまうかもしれないので注意。
>>201 『人影』の主と話していたようだ
玖裳神教官?あらあら
彼女とは仕事上知り合いと言うのは自然ではあるが
>>202 「玖裳神教官こんにちわ」
普通に挨拶する青年
>>203 思い切って斜め移動し(図有り)
警戒されないように挨拶をする
「どうも、こんにちわ」
*図
赤毛の教官(仮称)
↓
○ \○ ○←『影』の主
↑ ●←移動後の青年
玖裳神教官
>203
「あ?え、うん。おはよう?」
「……洗うの大変そうな髪の毛だね。」
>204
「は、はは……っていうか、ミスターって……」
「……よく知ってますね。誰からそんな情報を。」
>205
「おや……君は?」
「ふむ、あの時の新入生だね。とりあえず、礼儀正しいところは非常に好感を持てるかな。」
>>205 「・・・どうも。」
(端整な顔立ちの少女が軽く会釈をした。
・・・一見しただけだと、無表情にも程がある。)
>>206 「いえ・・・慣れているので。」
(会話を要旨だけで行うとこんな感じになるのだろうか。
随分と味気ない返事が返ってくる。)
>>205 隣に並ぶように立つ青年を、チラリと一瞥したのはごく自然な反応だろう。
拒絶するでも声をかけるでも無く、そのままにしておくことにしたようだ。
>>206 「アタシゃこれでも、ニホン文化って奴にはちょいと造詣が深いのさね。
今の歌を湯船に浸かりながら唄うってのが、ニホンのトラディショナルな浴場でのスタイルなんだろ?」
確かに詳しくはあるが、何か色々と猛烈に間違えている日本観。
きっと心には今もフジヤマゲイシャ。
ニホンの死刑はハラキリで執行されると信じてるのかもしれない。
>207
「ふむ……確かに綺麗な髪ではあるね。手入れもしてあるようだし……」
「ただ、勿体無い気もするね。もう少し今風の女の子に飾ったらもっともっと可愛く見える筈だけども。
あ、いや、口説いてるわけでなく。」
(心のままに喋り。しまった、と言った感じで口に手を当てる。)
>208
「…………え、ええ。間違っていませんね。教官も試してみたら如何ですか?
楽しい気分になれますよ?」
(少し引け腰だった男が徐々に調子を取り戻し始めた。)
【俺は……スカーレット教官という人間を勘違いしていたのかもしれない。】
(それは、何故か。)
【………この人は………意外とからかい甲斐のある人なのかもしれない。】
(そんなことを心で呟いた。絶対に口には出さなかったが。)
>>206 あの時―実際に会ったのはあの騒動の件(この話が語られるかはここでは別の話)以来
青年は他にも見かけてはいるが
「はじめて来たけどここにもあるんですね、湯加減はいかがでしたか?」
>>207 「はじめまして、リュートと言います。―おっと失礼、お邪魔でしたか?」
思いっきりタイミングとか以前にいろいろ誤っている事に気付いたようだ
>>208 日本文化に詳しいらしい
故に『ごめんなすってぇ』的挨拶を切り忘れた事もあって納得も出来る
すまなそうに会釈しつつ移動し教官の斜め後ろに移動しつつ
適当と思われる立ち居地に移動する青年
*図
赤毛の教官(仮称)
↓
○ ○ ○←背の低い少女
↑ ●←移動後の青年
玖裳神教官
>>209 「そうさねぇ……。
ま、チャンスがあったら考えとくよ」
クモカミ教官の見せた微妙な間をほんの少しだけ訝しみ、
そこから続いた言葉にはややお茶を濁したような反応を返した。
ちょっとだけ自分がそうしているところを想像し、「これは恥ずかしいッ」と思ったらしい。
>>210 あからさまな遠慮を見せる青年の態度に、僅かに苦笑するスカーレット。
敬意だとか目上に対する配慮だとか、そういったものに彼女はあまり慣れていないのだ。
>>209 「・・・・ルームメイトに連れられ、たまにそういうものも買います。
・・・ですが、動きにくいので。」
(淡々と、事実だけを述べて一切言葉すら着飾らない少女。
こういうのを、外見が良くても可愛げが無いというのだろうか。)
>>210 「・・・いえ。」
(───返ってきた言葉はそれだけであった。
嫌われているのだろうか。
・・・否。
青年に対して『無関心』なのだ。この少女。)
>>208-209 でもこの人たち何か誤解をしている気がする
でも「気がする」なのでここでは言及しないでおこう
>>210 「そうですか、急いでいるのであれば(入りに)行ってらっしゃい」
彼女の時間もあるので入ってくるように促す
彼女にも今後の予定とかありそうだし足止めを余り食わせるのもナンである
教官二人は互いに話し合っているようだし
>211
「…………」
(そんな様子を見ていた男は、ぽかんとしながら。)
「……ぷっ……くくっ……」
(急に吹き出したのだった。笑いを堪えながらも、首を横に振りそれを払うように。)
「し、失礼……しかし、今日は非常に良い機会に巡り合えた。
スカーレット教官がこんなにもユニークで仕草の可愛い人だったとは……驚きましたよ。」
>212
「そ、そう……まぁ、それも個性……っていうしね?」
(何故に疑問系。)
【……人を寄せ付けない感じだけど……】
(首を捻る。何かをえらく考えてる様子。)
【ルームメイトに連れられてってことは、意外に慣れ親しんだ人からは”押しに弱い”ってタイプにも
見えなくないね……?】
(などと心の中で色々と考えていた。)
「……ん、ところでさっきからそこで停止してるけど、入れない理由でもあるのかい?」
>>213 「・・・・・どうも。」
(軽く、会釈が返ってくる。)
>>214 「いえ・・・もう、解決しました。
それでは、失礼します。」
(すれ違いながら、女湯へと消えていく少女。)
>>211 「失礼します。」
(すっ、と。
前を横切って行く。
数日後、授業で会う時に怒りのオーラがこの少女から発せられたが、それはまた別のお話。
>>215 「ゆっくりしといでー」
因みに後日、その怒りのオーラの理由など想像もつかずに困惑させられるのはまた、別な話である。
多分、子供の体には効果が強過ぎたんだろう――
>>214 「何でそこで笑うんだい……」
やや憮然とした表情で。
ユニークで可愛いと言われた理由に、本人は思い当たらない様子だ。
呆れたように2本の指を額に当てて俯き加減のため息をつき、
軽く一回、咳払い。
「さてと、そんじゃアタシゃそろそろ退散するとしようかねぇ」
浴場の前まで来たのだから、
そしてシャンプーを持っていたのだから、そのまま入っていくのかと思いきや。
クルリと百八十度方向転換するような言葉を発し、スカーレットは「じゃあな」と元来た道を引き返し始めた。
>>211 それとなくチラと見ている
気付かれたかもしれないがそうでもないらしい
>>214 「犯人は俺です」と超小声で左手挙手
これは金ダライものだなと苦笑しつつ
二人を見送る青年である
>215
「あら……?そ、そう。」
(広げた手に指を少し動かして見送る。)
「……最近の子は気難しいねぇ。」
(そう呟いた22歳だった。)
>216
「おや、お風呂はよろしいので……って。」
(返した言葉も聞かずに消える女性の背を見つめ。)
「そういえば、まともに喋ったのは本当にこれが初めて……ぐらいか。」
(後姿に、軽く会釈する。)
「改めて……これからも、よろしくお願いします。」
(小声で呟き、少しだけ笑った。)
「……っと。」
>217
「…………ふっ。」
(ふと笑う。なんとなく、それは昔の自分に似ていたかなとも思いながら。)
「君は……そうだね。もう少し自己主張するぐらいの方が丁度いいのかもね。」
(理由はなく、独り言のように呟いて。)
>>218 「そうですか・・・」
そうはしたいがままならないのも事実
まさに外道行為とかもしたいがタライ落しは 犯 罪 で す
「俺はただの暇人なだけかもしれません」
まあ、暴れすぎないように行きますか
そう思いつつ教官に別れを告げ
青年はその場を去った。
>219
「……なんか、彼は彼で色々と抱えてそうな気が……」
(背中にちょっぴり寒いものを感じながら見送った。)
「……ぃっくしっ!
ぐをー、湯冷めしちまったかなぁ……」
(鼻先をタオルでこすりながら、男ものんびりと消えていった。)
「・・・・・・・・むぅ、これは。」
深夜の格納庫。
夜は更けていたが、交代制である整備部門に人が居ないという時間帯は無い。
養成所自体も講義こそ行われていないが、シミュレーターなどある程度諸施設は使用が可能である。
そんな時間に、今こうして一機の変わった形状の機体を前にして釘付けられている男が一人。
シェル・ライオネット。整備班の上級生、整備班長の右腕とも言われる男である。
「・・・・・面白い。」
少し研修に出て戻ってみればこのような機体がハンガーに加わっているとは。
班長らの事だ、もう散々弄り倒した頃合ではあろう。
そう思ってシェルは、軽く息を吐く。
「SD…で、ありますか。」
整備帽のつばを直して見上げる先に、
その機体、SDF91は佇んでいた。
>>221 何故その機体がそこにあるか
答えは・・・
??そこに青年がいるから
である
青年が何故そこにいるかは機体の整備関係とかである
人を発見、こっそり忍び足で接近し、背後から話しかける
「ええそうですよ、シェル先輩」
>222
「・・・・・・・・君は。」
振り返り、声を掛けてきた青年を、
整備帽の隙間から見える鋭い目が射抜くイメージで。
「・・・・本機のパイロットでありますか。」
その青年に見覚えは無い、けれどどうやら自分の事を知っている。
恐らく整備班の誰かが話しただけのコトだろう。
確かに、客観的に見てシェル・ライオネットという整備班員の技術は並ではなかった。
「・・・・こちらは初めましてになります。
シェル・ライオネット。・・・・・・・・宜しくであります。」
帽子を脱いで、正しく一礼。
自己紹介をして握手を求める。
鷹か隼か、と言った印象を受ける男の鋭い目つきは職人気質の顕れなのかもしれない。
>>223 「パイロットってそんなご大層なものでないですよ
ここらへんは感覚の差異かもしれませんが」
この機体を生活の足として使っている青年ならではである
「実際実習は別の気体を使う事になりますし
みんな誤解しているようですけど」とこっそり付け加える
「初めまして、紹介が遅れましたがリュート・アビュークといいます。
先輩の話は整備班の皆さんから聞いています。」
出張にでている先輩が戻ってくると言う事は聞いていたのだ
「あーはははははははー♪」
二人の前を駆けて通り過ぎる、銀の流星。
もとい、赤い方の馬鹿。
音速を超えた最初から最後まで徹底的なクライマックスな走りはとどまる所を知らず。
今にも両手を広げて空を自由に飛びまわりそうな勢いです。
そして、その更に後方から歩いてくる。
「あー………けーちゃんあんまり走り回っちゃ転ぶッスよー」
青い馬鹿。
あれ? いつもと 立場 逆転してますよ?
>>225 知らない人が二人いる・・・女子だろうか?赤と青の二人組み
「しかし暴走気味だな・・・事故って怪我したら・・・不味いんだな、これが」
一人つぶやく青年、確かにレクリエーションにはいいとこかも知れんがここは危険物だらけ
いや怪我ではすまないかもしれない、格納庫内での死亡事故なんてのもざらだ
加えて重力下、機体から落下とかもあるし
(´-`).。oO(止めるべきか…)
とも思うがあいにく青年も「素人」である事には変わりない
雰囲気もレクリエーションならではという感じだが・・・
>224 空欄
「機体を駆る者はパイロット。
・・・・・・自分はそうとだけ認識しているであります。」
と握手を交わしたところでもう一度SD機体を見上げて。
「ふむ・・・・・矢張り、と言うのか。
自分は・・・これが養成所では見ない型なので、つい・・・・魅入ってしまったのでありますよ。」
覚えている限り、新しい受領機体のリストにもこのような機体は無い。
ならば稀に持ち込まれる個人所有の機体だと判断するべきだろう。
一人、頷く。
「・・・・・リュート・アビューク。了解であります。
・・・・・・・彼らがある事ない事脚色して話をしたのなら・・・・忘れたほうが良い。
自分はただのメカニックに違いは無いであります。
しかしながら、整備に余念は無い故に、これからは任せて頂いて構いません。」
どうぞ、宜しく。と。
>225
「・・・・・。」
あごに手をやりその光景を見詰めるシェル。
生徒が深夜に格納庫で騒いでいるというのも見慣れた光景ではあるが。
「・・・・・・・・・あれは。」
二人には見覚えがあった。蒼い方は確かサリクス訓練生。
そして赤い方はケイト訓練生…しかし以前見た時と印象が違う。
「・・・・・・・?」 ケイト
>>226 「あー、あーはははー、こーんにーちわぁー♪
じゃなーい、こんばんわぁーっはははははー♪」
赤い方の馬鹿が青年に気づいたらしく、ぶんぶんと手を振って近づいてくる。
なんというフレンドリーさ………。
というかこの少女、ちょっと顔が赤いぞ。
「ん、こりゃども、はじめましてッス。
えーっと、なんかすまねッスね………」
その後ろからてくてくと歩いてくる青い方。
青年に向けて少し頭を下げ、謝る。
>>227 「あー、えーっと、シェル先輩だーっ♪
あはーははーわはー、どもどもこんばんわぁー♪」
「こんばんわース」
あくまでも超ハイテンションな感じに挨拶をするケイトと、いつも通りなさっちゃん。
いや、さっちゃんにしては若干落ち着き気味だろうか。
しかしこの二人、よくよく見てみるといつもと感じが違う。
ケイトにしてみても、普段から少し洒落っ気をつけた服装を好んで着ているが、
今日はいつもに増してお洒落をしているようだ。
サリクスにしては歴然であり、いつものジャージ姿からボーイッシュな服装に変わっている。
そして二人が持っている大きな紙袋。
>228 ケイトら
「・・・・・・・今晩は、でありますな。」
ケイトの異常なテンションに少し身構えようとするも、
彼女らの格好を見て考えながら思い止まる。
「・・・今日は性格が真逆のような印象を受ける。
こちらとしてもどう反応すれば良いのかは判りかねるでありますが・・・・」
ふと二人が持っている大きな紙袋を視界に捉える。
「ふむ・・・・・明日の講義は休みでありますか?」
>>227 「・・・そうですか」
ここらへんは文化の違いだろうから割愛させていただく
「見ない型・・・そうですね『ガンダム』タイプはもとより
SDタイプはここ(火星)では見かけないそうです」
しかも青年の機体は「瞳」つき、故に珍しいとされている
それでも乗り手はいるとこにはいる、その道の愛好家とか世代の人とか
「はははは・・・」
何があること無い事なのかわからないので苦笑するしかない青年
>>228 気付き女生徒の方を向く
「どうも、はじめまして」
この時間帯に来る者は整備班と一部の者ぐらい
早朝散歩の心理かもしれないが
>>228続き
反省しているようだし良しとしますか
フタタビナニカヤラカシソウダガ
紙袋の中身は何だろうか
謎の紙袋二袋、差し入れだろうか?
>>229 「先輩とはお知り合いなのですか」
なるほど、うなずく青年
「どういうことですか?先輩」
こっそり聞いてみる
>>229 「えぇーへぇー? ケイトちゃーんといつも通りだよぉー?
ねぇーさっちゃーん、さーっちゃーぁーん?」
「うん、そッスね、いつも通りッス」
ぐだー、と青い方の馬鹿の肩に手を回してGYUっとGYUっと抱きしめるようにまとわりつく赤い馬鹿。
口元はなんかω←みたいな感じでにんまーっとなっている。
えらい上機嫌。
っていうか一人称ケイトになってますよ、幼児退行してますよ赤い方。
「うん、そだよー、だからぁーきょーはふたりでおかいものに行ってきたんだぉーん」
「で、まぁ、その後にちょっと………居酒屋に、ッスね」
おーう!と拳を高々と挙げて紙袋を持ち上げる赤い方。
>>230 「んへっへへぇー、こんにちわーこんばんわーおはようございまぁーす♪
えはひひゃははー♪」
誰か、この人どうにかしてくだしあ><
>230 空欄
「ふむ・・・・・反応から察するに、
パイロットという単語自体にまだ慣れていない?
・・・・しかしながら、コースを選定した以上は、貴方もいずれは立派なパイロットでありますよ。」
そういった所で腰の整備バッグから端末機を取り出して。
「・・・・・確かに。
自分もまだまだ見聞が狭い、是非ともスペックデータを伺いたい所でありますな。
出来れば・・・・・・実起動の際のモーションデータも。
このプロポーションでどこまでの動きをするのか・・・・・とても興味深い。」
気付けば、鷹の目は光っていた。
>232 ケイトら
「・・・・・ふむ。」
何時も通り、ではないだろう。
とは思えども上機嫌な人間に、しかも酒が入っていては馬の耳に念仏か。
「買い物でありますか、・・・・それは良い。
どこのクレイドルまで出向かれたのでありますか?
とは言え、・・・夜の格納庫は聊か冷える。
お二方も早々に自室に戻られた方が良いでありましょう。」
このテンションでは予期せぬ事が起こりかねない憂いもあるが、
少し面白いものを見ている自覚もあった。
次回にこの件をネタにしてみると酔った彼女はどんな反応をするだろうか。
などとまでは思わずとも、シェル・ライオネットは苦笑を漏らした。
>231 空欄
「一定の周期で訓練生に与えられる休みが養成所にもありまして。
彼女達はそれを満喫しているのであります。
・・・・・・・・我々はそれすら返上が常でありますが。」
特に不満な様子は無い。
ただ、常にこの男は仏頂面なのである。
>>233 「んっとねー、あっちのくれーどるぁー!」
「いや、全くの見当違いッスよ、けーちゃん」
流石赤い馬鹿だ、方向感覚狂っててもなんともないぜ。
「えぇー、もっとぉーせぇんぱいたちとおしゃべりするのぉー。
あってすぐばいばいはさみしぃー………うぇあー?」
さて、そりゃもうおーう!と高々と挙げた紙袋は無論未だケイトの手中にあったわけで。
もうケイトは酔ってるから持ってるとか持ってないとか感覚なくて。
んでまぁ、ちょっとバランス狂って。
ドサドサドサドサドサッ!!
とまぁ、中身が、落ちちゃうわけで。
「あは♪落ちちゃった><」
中に更に個別に入ってた紙袋も何か運命の悪戯的に破れちゃっててね。
錯乱するわけですよ、中身が。
今日買った服とか、野球の道具とか。
少女趣味全開のコミック・小説やら下着やらがね。
>>232 自己紹介してくれたのはありがたい
「俺はリュートと言います。」
まあ、彼女がちゃんと認識しているかはともかく
この人酔っているみたいだが手持ちで何とかできるか?
>>233 「・・・そういうものですか」
青年にとって『パイロット』は概念的にどうもなじみがないようである
「機体の挙動とかもなにも既存技術内のものですよ」
法規上とかでリミッターは付いているしフルスペックも見せることはできないだろう
「いいえ、彼女らの事です。いつもと違うとは・・・?」
>>235 「あーはははー、うん、リュート君ねー、りゅーくんねー。
あはー、ケイトはねー、ケイト=コートっていうのー、よろしくねへぁー」
「自分はサリクス=フォーリティス、ッス。
えー、まぁ、いつもはこんなんじゃないんスよ、けーちゃん」
どっちかっていうと逆だもんね。
と、持っていた荷物の重さが無くなり文字通り荷が降りてほっとしたのか。
或いは単に眠くなったか。
こてん。
「けーちゃん、けーちゃん、こんなとこで寝ちゃ駄目ッス」
横になりやがりました、ケイト。
そして0.7秒で眠りにつきやがりました。
ついでに顔の横に下着があります。
なんだこのカオス。まぁいいや、カオスなの一部だけだ。
>235 空欄
「・・・そちらでありましたか。
いや・・・・ただ、以前は確かケイト・コートの方は大人しかったと思いましてね。
どうやら酒気帯びの様子であります。」
こっそりと耳打ち。
「シミュレートでなら本来のスペックを入力しても構わないと思いますので、
いずれ見せて頂きたく。」
とあくまで興味を持ったまま。
>234 ケイトら
「・・・っと。」
慌てず騒がず、辺りに散らばった荷物を一つ一つ丁寧に拾い上げていく。
「・・・・服。」
可愛い趣味だな、と考え。
「野球の…グローブか。」
スポーツの嗜みもあるのか、と感心し。
「漫画…。」
久しく読んでいないな、と呟きながら。
「・・・・・・・・・・・・・。」
ついに拾い上げてしまう、“ソレ”
>>234 謎の袋中身公開か
成る程、『お買い物に行っていた』から中身も妥当と言えば妥当か
けして差し入れではないのな。
と心からそう思う青年であった
>>235 「今後よろしく。ケイトさん、サクリスさん」
酔っているから次に会ったときは覚えていないだろうけど
>>237 「わかりました」
いやね、NTじゃないと発動しないらしいし俺OTナチュラルですし
真のリミッター解除は今はないだろう
後輩の面倒見もいいようである
ただソレを拾ってしまうのは必然だったか
出遅れた青年はそう思った
>>237 「………ども、すまねッス」
紙袋にシェルが拾ったものを受け取って入れていく。
服にグローブ、漫画。
ちゃんと服は畳んでから入れる辺り、さっちゃんもちゃんと家事をしている事がわかる。
そして。
「………………」
シェルの手に掴まれてるソレ。
っていうかなんだソレ、黒くて透けてるじゃないか。
DQ的に言うとエッチな下着じゃないか。
わかりやすく言うと大人の下着じゃないか。
「………ども、本当にすまねッス」
そういや冗談半分みたいな感じでこんなん買ってたな、と思いつつ。
残りのソレら類(他はちゃんとデザイン可愛いっぽい)もすべて紙袋に入れなおすさっちゃんはとても偉いと思います。
>>238 「よろしくッスよ、りゅー君」
大丈夫、この青い人は酔ってないから覚えてるよ。
さてさて、とりあえず荷物も詰めなおしたし。
寝ちゃったケイトをたたき起こすか背負って早く帰ろう。
無論、ケイトを背負った上で両手に荷物持って帰るのは至難の業だろうが、
大丈夫、普段から結構鍛えてます。青い人。
「さて、それじゃけーちゃん、そろそろk………」
あれ? なんか酸っぱい匂いがするNE?
………天使の寝顔の赤い人の口辺りに、
なんか野菜っぽいのとか肉っぽいのとかが
液状になったのが、
あるんで
すけ
ど。
>239 ケイトら
「・・・・・・・・・・・・・。」
サリクスにソレを取り上げられてからも暫くそのまま硬直している寡黙な男。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・下、着、。」
帽子で窺い知れないのだが、その内を覗き見れば、
鷹の目は瞳孔開き切った感じで動揺し切っていたのだが。
不意にすくっと立ち上がると、
二人の少女と青年に頭を下げてどこかへとふらーっと去って行く男。
照れ隠しに他ならぬだろう、普通なら寝てしまった少女を背負って寮まで着いていくくらいには世話焼きなシェルである。
―――男は硬派だから。
>>241 「………正直すまんかったッス。
自分があの時購入をとめていたらこんな事には………」
去ってゆく男の背中にそっと呟く言の葉。
しかしそれは男に届く事はなく、夜風に掻き消され宙に舞った。
>>239 ここは彼らに任せてもいいでしょう
さて・・・
>>240 ヤッチマッタ。か、ケイトさんは
処理掃除をしないといけないなと思いつつケイトさんを手伝う青年
>>241 これも必然と言えば必然だろう
青年が冷静なのは出遅れた事もあるかもしれない
>>243 「すまねぇッス、本当に」
口元をハンカチで拭い、地面に飛び散った食べ物だったものをティッシュで処理する。
適当なゴミ箱を見つけ、それにぶち込んで近くの水道で手を洗い、
ハンカチに水を浸すと再びケイトの顔を拭いた。
「………まぁ、とりあえずこれで大丈夫ッスかね。
………すまなかったッス、後は一人で大丈夫ッスから」
そう言い、荷物を持ってケイトを背負い立ち上がる。
「ちゃんと捕まってるッスよー、けーちゃん」
「………むにゃ むにゃ」
それじゃ、と一礼をし。
疾風怒濤の如く場をかき乱した赤と青の放課後電磁波倶楽部は、
入ってきた時とは対照的に静かに去っていったのだった。
>>244 …彼女らを見送る青年
「俺もそろそろ行くか」
青年はもうここでやる事はない
「では俺はこれで お疲れ様です」
先輩に別れを告げSDF91に乗り、青年は格納庫を後にした
普通に
場面は変わってココは養成所内リラクゼーションルームに併設されたトレーニングジム。
この深夜、利用する生徒などは殆ど居ないのだが。
「…しゅ、…しゅ……しゅ……しゅぅ……はぁー…。」
ランニングマシンの駆動音。
ガッシュガシュと高速で回転する床。
走る男。
弾くようにしなやかな長い足が鮮やかに交互に入れ替わる。
表示が100kmを超えた所で、マシンはその動きを緩やかにする。
男が手を延ばす先のスポーツドリンク。
まずは一息…額に浮かぶ玉のような汗が健康的であった。
・・・・成る程、鍛錬に集中しやすい、か・・・
「そゆこと。
聞こえるのは空調とか、機械の駆動音だけだからねっ。
精神統一とかも易しく────」
>>246 「ありゃっ。」
(ジム区画の入口が音を立てて開き・・・
男の姿を視認する少女が2名。)
・・・・先客、だな?
「うぃー………ちょいと、一休み………ス」
どさ、とケイトをベンチに寝かせ、へたんと床に座り込む。
小柄とはいえ、流石に人間一人分を背負ってた上に大きな荷物を持っている為、
いくら鍛えててもそりゃ疲れるわけで。
「今日は自分、かなり頑張ってるッス」
そうだね。
>247
ランニングマシンが止まり、
タオルで頭と身体を拭きながら男が着替えを取りに入り口の近くのベンチにまでやってくる。
この時間帯なら更衣室要らずなのだが、今日はどうやら違っていた。
「…うや?」
少女のありゃっと男の疑問符が重なって。
上半身裸の男と少女二人は暫く視線が交差する。
>>246 明かりがついているようだし誰かいるようだ
『リラクゼーションルーム』と書いてある
この時間帯でも誰かいるようだが・・・一体誰だろうか
>>247 女生徒二人は部屋の様子を見ているようだが…
怪しいと言えば怪しい
音からしてトレーニングをしているのだろうか?
>>247>>249 「おっおっおっ?」
人を見つけ、思わずそう漏らす。
とりあえず上半身裸を見てこれといったキャー的なリアクションも取らず。
「おいすッスー」
片手を僅かにあげてそれだけ挨拶。
>246
「お疲れ様♪」
(アームカール等に使われる座席に腰掛け、穏やかに辺りを眺めていた。)
「にしても、よく鍛えている。俺のひ弱な筋力じゃ、片手で捻られそうだね。」
>248
と、停止している間にもリラクゼーションルームの方にも誰か来たようだ。
おかしいな、今日はやけに人が多い。
ぽりぽりと頭を掻きながら男は思案する。
「まぁ別に来られてマズイわけでもないんだけどさ。」
ふぅ、と。
もう既に落ち着いた息を小さく吐いた。
>>249 「・・・やっ。
鍛えてるーっ?」
(特に何も問題はないと言わんばかりに気さくに話し掛けてきたのは口調の明るい方の少女であった。
朗らかな、挨拶をする。)
・・・・
(対照的に、もう一人・・・無口で大人しい少女は軽い会釈のみ。
恥ずかしがっていると言うより・・・この態度は、眼中に無いと言った方が正しいのだろうか。)
>>251 「おいっすー♪」
(夜中にしちゃ大きな声が返ってくる。)
>>250 ・・・・む
(背の低い方が気付く。以前、見た顔である。)
>>254 (見つかったか?ってアレ?背の低いほうはどこかで・・・)
ああ、あのとき確か赤い髪の教官と話していた
名前は・・・?
>>254 「おー、おいスー!」
なんかもうこっちも負けるもんかと更に大きな声で………。
「………うるさい」
あれ?
「………………」
なんか赤い方が起きましたよ?
………っていうかさっきの声赤いのが出したのか。
えらいドスきいてたね。
っていうかえらい不機嫌だな顔、しかめ面じゃないか。
どうみても逆切れです、ありがとうございました。
>>253 「………………」
さて、起きたケイトさんが次に目をつけたのが男の肉体美。
なんという腹筋・・・このおなかは間違いなく割れている・・・。
「………………」
「うわー、けーちゃんが鼻血出したッスー!!」
>252 瑠璃色
「あら、りっくん教官まで。いつの間に。
どーしたの、こんな夜中に。
教官は朝早いんでしょ?寝たほうが良いんじゃないかなぁーとか。
はは、訓練生に言われるコトじゃないか」
と、親しげに挨拶を返す辺り、見知った顔馴染みなのだろう。
「パイロットも耐久力高めないとねぇ、
特に俺みたいなノッポさんはブラックアウトし易いから。」
苦笑。
>251 サリクス
「おいッスー(o^-')b」
とりあえず敬礼崩したような挨拶返し。
「なんだかお疲れのようだねぇ女の子。
こんな夜中にどーしたん?」
>254 身軽
「イエス、鍛えてます(o^-')b」
ところで、と続けて。
「こんな世の中に美少女二人で。
もしかしてこの時間からトレーニングかい?」
などと。にこにこ汗拭きながら尋ねてくる。
>>257 「すっげぇ簡単に言うと、酔った友達の介抱はとっても疲れるッスっという事ッス」
多分鉢巻してたら『早期回復』とかまた色々間違ったような四字熟語書いてるんだろうな。
などと思いつつ。
「………………」
鼻血がまだ出ているケイト。
これはいずれ死に至る。
ウン知らないねと納得つつ
>>256 知ってる人発見
ケイトさんとサクリスさんではないだろうか
隙を見つけドサクサまぎれに静かに突入してみる青年
>>255 (そのままそっぽを向いた少女であった)
>>256 「むっ?
き、気分悪そうだねぇ、だいじょぶかい?」
・・・・・ふむ。水を飲むべき、だな。
>>257 「いや、それ以外にここに来る目的もないっしょー!
ま、肉体的にだけじゃなくて精神的にも鍛えないとねっ。
モビルファイターは心技体の三位一体が本懐だから!
あ、これは師匠の受け売りだからあんまし重く取らないでくれればいいさっ」
(よくもまぁべらべらと真夜中に喋りつづけるものである
ちなみに服装から言えば見る者が見れば扇情的な格好である。
明るい方はランニングシャツにスパッツ、無口な方は・・・所謂寝巻姿だろうか)
・・・・聞いた話と違って、いささか騒がしい気もあるが。
「いやー、こういう誤算もあるのだよっ♪」
>256 ケイト
「ありゃ?緊急事態?とりあえず、誰かティッシュー」
(慌てた感じではない。その辺りに声を上げてみる。)
>257 陽気な訓練生
「ん、大丈夫大丈夫。
仮眠はさっきとってきてるからさ。短い睡眠で慣れてしまうと、
逆にのんびりと寝てられない体質になっちゃうから……困ったものだよ。」
(と、さほど困った様子も無く、ヤレヤレと言った感じで息をつく。)
「人のこと言えないなぁ……俺も。ちぃっとムキムキになる努力とか
した方がいいのかな?どう思うー?」
(教官と生徒、ではなく友人といった感じの喋り方。単に仲がいいというのもあるが……
きっと、どちらもそう教える側・教わる側といった関係を気にもしない人間だからこそ、だろう。)
さらに知ってる人を発見
「みなさんこんばんわ」
知らない人もまとめて挨拶
>>258 ♪スプラッタスプラピ♪
治療法はともかく止血しましょう
「手持ちのポケットティッシュで―」
後は冷却材かなんかか?
>>259 「お、りゅー君じゃないッスか。
まだ帰ってなかったッスか?
………って、自分らが言えた義理じゃないッスね」
あひゃひゃ、と自分で言って自分で笑う。
「あー………えっと………りゅー、君?
………ああ、こんばんわ」
寝て起きて、落ち着いたというよりはテンションが一気に下降して下降して下降しすぎちゃって、
かなりダウナーな感じになっているケイト。
あれ、さっきと更に立場っていうかキャラが変わってますよ。
>>260 「………大丈夫、じっとしてればすぐ治ると思うから」
まぁじっとつっても座ってるだけで頭ぐわんぐわんなってるんですけどね。
寝てもぐわんぐわんなるんですけどね。
「うぅ………」
>>261>>262 みんなの思い(ティッシュ)が………一つになって………
一人の少女の………命を救った………
「………ふぁふぃふぁふぉう」
「ありがとう、と言ってるッス」
しかし鼻にティッシュぶち込んだ姿というのは如何なものか。
百年の恋も一瞬で冷めるぜ。
>262 空欄
「こんノシ
あんたもトレーニングルーム利用客かい?
がら空き状態だから好きに使って大丈夫だと思うよー(o^-')b」
などと、気軽に返しつつ。
>261 瑠璃色
「ていうかー」
スッ
スタッ
バッ
クルっ
「ムキムキって程じゃないけどね。俺も。あんまり筋肉だるまになるのもヤだし、
実践的な筋肉を目指す為にイロイロやってんのよ、りっくん教官もやってみる?
セパタクロー(足で行うバレーボール)とか。」
にっこり笑ってすらっと伸びた足をその場でヒュンと振るってみる。
>260 身軽
「こいつは……ちょっと写真に収めたいパーフェクトな出で立ちだね美少女Aさん。」
俺も鼻血でそうとか改めて少女の姿を見て鼻を押さえる仕草。
「んでモビルファイターな美少女Aさんに反して、
そちらの可憐な美少女Bさんはやや無理やり連れてこられた感がする格好なんですが、如何に?」
しゃがみ込んで背の低い少女をしげしげと眺めるクレハ。
>258 サリクス
「服もオフみたいだし、紙袋を見るにショッピングの帰りか。
それでいて居酒屋によって何時もは大人しい相方がつぶれる、と。
大体こんな感じ?黄金パターンではあるやね(o^-')b」
ウェットタオルで身体を拭き終えると、新しいランニングシャツを羽織るクレハ。
そこでケイトがやばいコトに気付く。
「ちょっと、その娘大丈夫?
鼻血ってどっか頭ぶつけたとか?
医務室もしまってるし、よし、…ちょっとこの部屋の医療ケース持ってくるよ」
汗汗。
>264 ケイトら
「俺、焦りすぎだ。
美少女がいきなり鼻血噴出すんだからしょうがないかもしれないけどさ。
しかしティッシュがあってよかった。でもなんでいきなり鼻血を?増血気味?」
鼻にティッシュつっこんであうあう言ってるケイトを微笑ましげに見詰めながらサリクスに問う。
>264 ケイト
【……これはまた随分とキューティクルな姿に。】
「っていうか、これはこれでシュールな……」
(少し哀れんだ瞳をしながらそう言った。)
>265 陽気な訓練生
「だねぇ……どっちかっていうと瞬発的な筋肉っぽくないねぇ。」
(ふーむ、といった感じで凝視している。)
「ん、スポーツは割と好きだから時間さえあれば付き合うよ?
勿論、俺でよければ組み手とかでもOKだけどね。」
>>264 良かった良かったと暖かい目で見る青年
>>265 「いいえ、俺は違いますよ。」
何かと聞いて飛んで来ました。
「それにもう大丈夫らしいですよ。」
>>268 「1杯やったそうです。でこうなったということです。」
ちなみに格納庫の騒動の事はオブラートに包んでそういった
>>265 ・・・・スパーリング相手だ
「いやー、何かしらないけど下手なチンピラよりよっぽど強いんだよねぇ!
質の高い訓練に事欠かなくて助かっちゃってもう!」
(にゃはははは、と豪快に笑う少女。
そして対照的にやれやれと言ったニュアンスの表情な、その連れ合い。
緩急揃った、コンビとしては上質のフィーリングが感じられた。)
「へぇ、おニイさんも中々鍛えてるねぇ。
うかうかしてると普通の人にも追い越されちゃいそうだわ、こりゃ!」
(・・・常識的に考えれば、この台詞は世辞にも程がある。
だがあまりに朗々と言うものだから、そう言った要素を一切感じさせていない。
一種の才能だろうか。)
>>265 「おお!まさしくピッタリどんぴしゃ大正解の花丸ッス!!」
「別につぶれては………っていうかさっちゃん、大声やめて………」
頭を抑えるケイト。
今でも悪い頭が更に悪くなるのは大変だ。
「………ああ、鼻血は、もう大丈夫ですから………。
すみません、お騒がせしました………」
三点リードが多いのはまだあんまり大丈夫じゃない証拠。
>>266 「さぁ? でもけーちゃんすぐ鼻血出すんスよねー。
なんでスかねー?」
「………私だってわかんないよ」
いい男の裸体を見たり触られたりするとすぐ出ます。
仕様です。
>>267 「すみません………」
顔を背ける。
知らない相手だろうと誰だろうとこんな顔を見られたくないのが乙女心、
っていうか男だって鼻にティッシュ詰めてる顔見られたくないわな。
>>268 「ごめんね………りゅー君」
申し訳なさそうな顔。
>>269 こちらには関心がないのだろう。話の中身からもわかるが
彼女が背の低い少女のルームメイトだろうか
>>270 「気にしなさるな、たまたま俺が出来た事。俺がいなくともリヒャルト先輩や玖裳神教官をはじめが人、結構いるし」
最もそれが逆に災いする事もあるから動いたのだがソレは内緒
旅は道連れ世は情けとはよく言うし
クオリティとかは関係ないのがこの青年
>267 瑠璃色
「持久力と瞬発力、そのどちらもを兼ね備えてるピンク色の筋肉があるんだってさ。
漫画に載ってた。いつかはそれで全身を覆いたいもんだねぇー」
中段、上段蹴りを素早く交互に行いながら笑う。
「っても二人で出来るスポーツなんか限られてるしねぇ、
ふーむ組み手かぁ、…あんまり男とはやりたくないんだけど、俺」
ここで苦笑するのも愛嬌。
>268 空欄
「違うの?じゃあなんでこんな時間に。
まぁ、人のタイムスケジュールに口挟むのも野暮だしね(o^-')b」
「いやぁしかし量が尋常じゃなかったね…」
>269 背の低い
「モビルファイターとスパーリング!
それって普通の人間がMSとやるのと同じなんじゃ…けどまぁ、お二人ともやりなれてるご様子で。
すごいねぇ、ひょっとして強化人間とか?ここじゃ以外に珍しくないみたいだけど。」
と素で核心突いて来るのもこの男、クレハ・ナラノハである。
良い意味でも悪い意味でも。
「またまたご冗談をwまぁ俺はこの規格内で限界を目指すさぁ、
根本的に違ったとしても君のような存在は目標になるもんだね(o^-')b」
男も冗談を冗談で受け答えするようなノリで終始返している。
柳といえばそうなのだろうが、ただ単に軽薄なだけのようにも見える。
「しかし君らのコンビは変わってるようで絶妙っぽいな。
良かったらスパーリング風景とかも見せてくれない?」
と、不意に頼みごと。
>270 ケイトら
「とりあえず落ち着いた…のかな?
それが君のふつーか、でもなんだかグロッキーだね。大丈夫?」
とケイトを気遣いつつ。
「こりゃあもう少し休んだら早々自室に戻った方が良いかもしれないね。
鼻血もあるし、イロイロと。」
>>271 「………かたじけない」
気にしなさるなとか言われたので咄嗟にそんな事言っちゃう。
>>瑠璃色>>陽気
(スポーツかぁ………。
野球とか好きかなー………誘おうかな………。
忙しそうだしやめといた方がいいかな………。
また今度にしよう………。
っていうか頭痛いなぁ………)
なんというダウナー………。
思わず地の分にも三点リーダを付けてしまった………。
普段なら迷いつつ誘うだろうに気持ちの悪さで何もしない事を選んだ赤いのに乾杯………。
うは………おk………。
>>273 「大丈夫です………すみません………」
なるべく顔を背けながら………。
「そッスねー、それじゃあ自分らは失礼するッスよ」
「………どうも、ありがとうございました………」
うは………自己紹介すらしてない………おk………。
そういうわけで………二人の馬鹿は仲良く去っていくのだった………。
片方はふらつきながら………。
次の日………赤い方は頭の頭痛が痛くて死の境を彷徨ったのだが………それはまた………別の話………。
うは………赤い方………テラバカス………。
>270 ケイト
「はは、不可抗力ってやつだよ。気にしない方がいい。」
(相手の気持ちを察してか、気持ちを落ち着け穏やかな表情に変わる。)
「……にしても、鼻血が出やすい体質ってわけでもないよね?
もし、そうなら他の部分であったときも割と目を配るようにしとくけど?
っとと、もし迷惑じゃあなかったら……だけど。」
(義務感からか、ただ純粋に心配になったのか。どちらともつかないが
きっとこの男ならば後者であろうと。)
>272 陽気な訓練生
「そーんなことを考えながら訓練してたんだ。俺は何も考えずに訓練してきたからね。
まぁ、ただ……」
(座席から降りる。両足の爪先で低くジャンプした状態で交互に足を入れ替え、前に出す。
速度、切り替えの鋭さ、キュッと音を立ててピタッとその場に静止する足から
それなりに練られている動きだというのが伺える。)
「一応、ここの生徒だった時代に作られた動きを鈍らすことなく保ってられる
ぐらいじゃなきゃ、務まらないね。」
(姿勢を解く。)
「ただ、まぁご尤も。折角なら女の子と組み手を……
ってぇ、職権乱用で捕まる日も近いかもしれないなぁ、俺。」
(だるそうにして、人差し指で頬を掻く。)
>>272 ま、色々と・・・・な。
(そう言って、自嘲気味に・・・口元だけを歪めてみせる。)
「む、そうだったそうだった!
体動かして一汗かこっか!」
・・・寝る前の運動も、悪くないか。
(そう言うとセオリー通りに準備体操をはじめる。
・・・と、同時に。
何か、得体の知れないプレッシャーのような物を双方が放ち始める。
スパーリングと呼べるレベルなのだろうか、本当に。)
>>272 「いえいえ・・・∩ ゚∀゚)')
何か電気付いてると思ったら知っている人見たから、様子見てたら騒ぎになって
騒ぎと聞いて来ました」まあこんな感じである。
「しかしまあ、失血死は避けられたかどうかはわかりかねます」
青年はさらりと言った
>>274 大丈夫だろうか?かなりのスプラッタ
一度病院へ行ったほうがいい
そう心からそう思いつつ見送る青年
外道かどうかはさておき
>>275 型はいつ作られるかは諸説あるのだが
今兼業者的な青年にとってこう言った修練はさらに混乱を招く事間違いなし、まる。
>274 ケイトら
「今度は“ふつーのふつー”で会おうよ、二人とも♪」
手を振りながら見送るクレハ。
あのテンションにあれだけの荷物は少し心配だが、
あの蒼い髪の子はしっかりしてそうだし大丈夫かな、と思うクレハであった。
>275 瑠璃色
パチパチパチと。
「良い足捌きじゃない、りっくん教官(o^-')b
どうも射に構えてるフシがあるけど全然。その実牙なんか研ぎまくりじゃない?」
にかーっと笑って。
「いいねぇ、悪くない。嫌いじゃないよ、りっくん教官のそゆトコさ。
あとは操縦技術でも追いつかなくちゃねぇ?」
うでをガシィと突き出す。これに相手が腕をクロスさせれば「かかってこい」の意味になるが。
>276 背の低い
「イロイロあるんだねぇ、いつかそんなイロイロを知っちゃえるよーな仲になりたいなぁーなんて。」
観戦ポジションにつくと、パイプイスを背もたれを前にして眺め始める。
辺りに漂うは張り詰めた闘気がぶつかり砕け散った残滓。
その中心で荒れ狂うは闘争の乱気流!
「こいつぁー物が壊れるかね。楽しみだ♪」
にこにこと。
>278 陽気な訓練生
「研いでない研いでない♪んま、いちおーは生徒に教える側の立場だからね。
最低限のことをして、格好つかないのもアレだなぁと思い至りまして。」
(手をひらひらさせながら言う。確かに一見じゃどう見ても訓練なんて
してなさそうな感じだろうが。)
「操縦技術ねぇ……人に教えるほど大層なものじゃないと思うけどね。
ただ、練習相手に…ぐらいなら。」
(がっしりと構えられた腕に対し、男はトンっと軽く腕をクロスの位置に当てただけだった。)
「相手に困ったら、言ってくれていいよ。
といったところで、俺はそろそろっと。またねぇ〜♪」
(当てた腕を解き、身体を伸ばしながらルームから去っていった。)
>>276 元気なのは何よりかなと思へば
モビルファイター…かさてさて…
どのようなものか、見学しますか
>>278 見学中・・・
さすがは武闘派
相手にはしたくはないね二人とも
コレでは修行に追いつけるレヴェルではありません、青年が。
>>279 「それではまた」
手を振り
眠そうな教官を見送る青年であった
>279 瑠璃色
「単にC調なんだか解からないくせに実力だけはあるとくる、
まったくあの手のタイプが一番怖いよ、なぁりっくん?」
どこか取り残されたような男、去り行く男の背に何の感慨を抱くのか。
>277 空欄
「そかそか、じゃあ俺とあんたももう知ってる人だね(o^-')b
そいや見かけない顔だけど…今期の新人くん?」
今更、である。
「まぁそれはそうとて、暇なら美少女スパーリング一緒に見ようぜ!」
などとパイプイスを用意して、熱中し出すクレハ。
「じゃ、行こうかッ!」
・・・ん。
(互いに準備万端の意を示し、お互いに構える。
背の高い少女は軽いフットワークをアピールするかのようにその場で軽く跳ねる。
一方の寝巻姿の少女は、体を半身にずらし、両足を地につけた重い構え方・・・)
「・・・ふっ!」
(先手を出したのは背の高い少女。
上段からもろに体重を乗せたフックを浴びせ掛ける・・・が。
気合を込めた息も無く、あっさりと流される。
これは・・・・地球の極東の古武術、合気か。
しかし、いかに受け流す技術が卓越していてもスピードのあるMFの攻撃をいとも容易く流す・・・
反応速度が完璧に常人の外である。)
「・・・・っはぁぁあ!」
(掛け声が上がる。
フックを流され、体制を崩したかに見えた少女だったが・・・否。
そのまま総身に捻りを加え、正面から足の裏で顔面を蹴りつけるか!)
・・・っ、ふっ!
(そして、それを見越すかのような背の低い少女の体裁き・・・
一瞬で先ほどの構えに戻り、今度はその出てきた足を掴む。)
「あっ!しま・・・」
(悔の声を出した瞬間、背の高い少女は膝を持たれ逆さに吊るし上げられていた。
多少無茶な姿勢からの攻撃の為、力が乗っていないのが幸いしたか。
本来なら上体が下に滑り込んだ状態でそこから背中に対する相対速度が乗った強烈な膝蹴りが待っていたが・・・
実戦でもないのに、そこまでする必要は無い。
スパーリングは、ほんの数秒で決着がついた。)
>>278 ・・・・眠いから、受けに回った。
互いに攻めあったら手数で負ける。
「いやぁ、ペース握られちゃうなー!
無駄が多すぎるのかもしれないね、あたしは!」
(互いに臨戦態勢を解除し準備運動前の和やかなムードに戻る。
・・・表裏が、激しいと言うべきなのだろうか。)
>>281 「ええ、格闘戦のよい勉強になりそうですし」
対策を考えるのに「観る」事も大事なのだ
断る理由もない
>>282 しかしみんなやるなー
青年は三人を相手にしたら一対一でも即やられそうだが
見学中に観た動きの中で使えそうなのもあった事は付け加えておく
どうやら終わったようである。
>>283 「やーや、ご清聴ありがとさっ!」
(・・・「見て」いたのだが。)
>>284 「こちらこそ、勉強になりました。
皆さん流石にお強いですね。
(俺だったら秒単位で持つかどうか・・・)」
いやマジでここの人らに格闘戦を挑むのは、無謀と言えば無謀である
「では俺はこれで」
そう言って席を立ち、去ってゆく青年
退却スキルは何とやらで、その速度は異常だった。
青年が名前を聞き忘れたことに気付くのは別の話。
で、時間は同じく所は変わって。
養成所では、危険な環境でパイロットが生残する為の訓練も行われる。
体力作りの為のジム等はその一つであるが、
当然ながらもっと実効的な技能――射撃や白兵戦の訓練を行う為の施設もあった。
その射撃技術を鍛える施設―――シューティングレンジの一角で、
航空兵用のパイロットスーツを身につけたまま伏射の姿勢を取る一人の青年。
抱える様に照準しているのは一丁のボルトアクションライフル、
標的は200m先のマンターゲット、彼にすれば楽な距離だ。
「―――――フーーーッ………。」
息を止めて、引き金を引く。
機体に搭乗しての訓練を終え、身も心も疲弊しているが―――
そんな状況だからこそ、集中力だけは高められる、彼はそういう類の人種である。
そして彼は生身での戦闘能力ならば、それなりの自身があった。
――かくして放たれた実包は寸分違わず、その標的の額部分へと三発目の弾痕を穿つ事となる。
シューティングレンジで訓練は
使う銃器にも寄るが青年が知る限りの大まかな類型では
スナイパーと一般に分けられる
ハンドガン、サブマシンガン、突撃銃、狙撃銃・・・
別のほうで訓練していた青年は他のほうを見学して回っているようだ
>>287 知っている人みたいだが訓練の邪魔になりそうなので静かに見学を続行
スナイパーなのだろうか?訓練をしている青年はさらに撃ち続けるようだ
>>288続き
しばらくして青年は飽きてしまったのかどこかへ行ってしまった
日は変わって同シューティングレンジ内の一角
ここで射撃訓練を行っている生徒数は今日はそれなりの数である
その中に青年はいた
使っているのは標準的なハンドガン
ターゲットは円形のもので円の中に円がある・・・というもの
青年は単発で撃ってみたり、連射して打ってみたり、いろいろ試行錯誤しているようだが・・・
射撃訓練をしている者の数も次第に減ってゆく
日もすでに落ちている
弾倉が空になったところで、青年は一息をつく
青年も今日のところは終わりにするつもりらしい
周りを見ればまだ行っている者もいるようだが
さすがに多く撃ったせいもあってか、いつもより疲労を感じている
青年は片付けを行い、訓練所を後にした
誰か、見知った顔が居た気もするが――――
そんな事を考えつつ、制服に着替えてシャワールームを出たのが五分前。
結局昨晩は一晩中――きちんと申請すれば、夜間の訓練も許可が下りる――撃ち込んでいた。
集中する余り身体の疲労も忘れてしまったと言う事らしい。
汗は流して、ほっと一息つきたい所だったが………
「…まずは朝飯、だよなぁ。」
存外にサッパリした顔で、青年が食堂へと現れたのはそんな理由からだった。
ただ、やはり硝煙の匂いをごまかす程度の配慮はすべきだったか?とは思う。
>>291 「おー、こりゃ先輩おはようございあース!」
食堂の扉を開けてすぐ、目に飛び込んできたであろうは、
青ジャージ白鉢巻の天下無敵の馬鹿二号。
今日も朝から元気いっぱい、というかいっぱい過ぎる、快晴笑顔で元気に挨拶。
「先輩も朝飯スかー?」
少女の手元を見れば、握られた箸に適度にまぜまぜした納豆。
ほかほか白米に紅鮭、海苔に卵に味噌汁、とまぁなんとも理想的朝の食事の数々。
しかし珍しい、この少女、滅多に朝は食堂で食事をしないのだが。
>>292 「やぁサリクス。
いや、一晩中撃ち込んでたら夕食、摂り損ねてね。」
(扉を開けて、直ぐに声がかけられた。
声の主はよく知った顔馴染み、しかし珍しい――
一方、朝は殆どを食堂で済ませる青年はそんな風にも思ったが。)
「そっちも……っと、見たままによく食べてるな。
今朝はケイトとは一緒じゃ無いのかい?」
(カウンターで軽い食事――シンプルな、パンとスープセットを受け取ると、
"(テーブルの)対面、良いかな?"といった様子でそう声をかけて来た。)
>>293 "いいかな?"という様子におkおk、と軽い感じで頷きつつ、
納豆をご飯に乗せてかき混ぜながら。
「けーちゃんは………まぁ、ちょっと体調悪いっつーか………。
昨日からどうも体調不良っつーかなんつーかで。
今日も頭の頭痛が痛いらしくて、バタンキューなんスよ」
納豆ご飯パクリ。
「一応粥作ってきたんスけど、食べてくれたかどうか………。
しかし、二日酔いって聞いた事あるッスけど三日酔いなんてのはあるんスかね………」
>>294 (悪いね、といった様子で席に着く。
……段々混み合って来る食堂、席は早く確保した方が良かった。)
「あぁ…成程、二日酔いでダウンしてるのか。
…火星まで出てきても、人間の体なんてのは変わらんしなぁ。
アレは中々に辛いらしいからなぁ………ケイトも大変だろう。」
(パンを割って、スープを口に運びつつ。
しかしこう周囲に薄く漂う、食べ物とはちょっと違う特徴的な香り。
石鹸の香り。
それに加えてこう…花火か何かを打ち上げた時のような匂い。
そんな何かが、サリクスの嗅覚に働きかけて来た。)
「……匂い、気になったらゴメン。」
>>295 「頭ぐわんぐわんなるらしいッスね、
けーちゃん物凄い勢いで飲んでたッスから、まぁ、ありゃなって当然スかねぇ………」
おそるべくは普段(イケメンの前では)大人しい少女があれだけ陽気になる事か。
酒の力を借りるってレベルじゃねーぞ。
「んあ? あー、撃ってたんスよね?」
そう言い、箸を持ったまま顔をリヒャルトに近づけると、
鼻をすんすすんすいわせはじめる。
「んー、ま、別に気になるレベルじゃないし大丈夫ッスっしょ。
それに自分もこれ食ってんスからお相子ッスー」
笑いながら納豆ご飯を持ち上げ、そう言う。
確かに、気になる人にとっては花火などの匂いよりこっちの方が問題………なのかな?
>>296 「俺も酒は飲むんだけどね、大抵ダウンしてる間の記憶が無いんだよ。
酔っている間の記憶はあるんだけど、さ。」
(『そりゃお前あんだけ飲めば普通は倒れるだろ』とは、
年末年始の宴会騒ぎで、彼の飲み方を見た者全てが口にするとか何とか。
しかしそれはそれとして、リヒャルトはそう言われて初めて、
サリクスの持つ食品――納豆へと視線をずらした。)
「それは……あぁ、確かナットウ、だったか。
東洋の方の、発行させるタイプの加工食品だと聞いた事がある。
……確かに変わった匂いだな、食欲を刺激される。」
(…リヒャルト・ユルゲンスは、我々の世界で言う所の生粋のドイツ人である。
生まれも育ちも、家系も容姿も生粋の物と言って良いだろう。
しかしどうやら、納豆の匂いは変に気に入ったらしい。)
>>297 「自分も飲むっちゃ飲むんスが………。
けーちゃんがいつも、その、なんスか。
酷い事になっちゃうから少しばかり自制をッスね」
酒を飲んだ赤い方の馬鹿に敵は無い。
普段なら恥ずかしくて言えない事や出来ない事もさらっとやっちゃうのだ。
―――でも鼻血は出しちゃうのだ。
「んあ、自分もこれは最近食い始めたんスけどねー。
美味いから結構気に入ってて、家でもよく食うス。
けーちゃんは苦手みたいスから、食った後の食器洗い必然的に自分になっちゃうんスけどね」
言いながらパクリ。
「ん? 興味あるなら食うッスか? うめーッスよ、これ」
そして差し出す箸。
にちゃー、と微妙に糸引いてますぜ糸。
>>298 「ん……そうかい?
そうだな、そういう事なら少しだけ。」
(意外、と言えば意外だろうか。
抵抗する事無くそれを受け取り、しかしご飯が無い事に気付く。
しかしそこは気にしない、丁度割ったパンがあったので一緒に食べてみる。)
「……成程、これは確かに美味い。
少し変わった食感だけど、俺の国には無かった味だよ。
…しかしケイト、何時もそんなに(酒飲むと)酷いのかい…?」
「(サリクスに自粛させる程の壊れっぷりってのは……想像出来ないな。)」
(微妙に失礼な想像であった。)
>>299 「ススス、ねー、美味いッスよねー。
これが苦手な人がいるってのが信じらんないスよー」
えらくお気に入りのようで。
「ああ………そりゃもう………。
最初の一杯や二杯はいいんスが………五杯目くらいからちょっと狂ってきてッスね………。
性格はあの明るい感じのまま、グレードを8段階上げた感じっつーか………。
具体的には笑い方が、
『あははー』 から 『あっはひゃはひへひゃはははーっ♪』 ってのに変わるって感じス」
これはもう完璧に壊れてる。
>>300 「あぁ……ただそうだなぁ、これは嫌いな人間も多そうだ。
俺は好きだけど、かなりクセのある味だし。」
(こちらも、結構気に入ったらしい)
「……………そっか。
……………大変だな、サリクスも。
何か問題があったら手伝うから、俺で良かったら連絡してくれ…。」
(一応、これでも年上の男ですから、的なオーラ。
決して不純な動機で無い事だけは明記しておかねばならないだろう。)
「健康的な食事こそ、一日の始まりから終わりまでを占める大事な営み、だね。」
(二人の周辺に食事をおくと、腰掛ける。)
「すまないね。ちょっと混んできてるから、お邪魔するよ。」
>>301 「ま、こんなに美味いもんを苦手とする人がいるのは、
非常に嘆かわしいッススー、あー、んめー」
言いながら鮭とか卵とかも食っていく。
12切れの玉子焼きがあったのだぞ、たったの三秒で………!?
「まぁ………頼めれたら頼むスけど。
でも………あんまそういう姿とか、男の人には見せたくないみたいッスね」
なんという乙女心。
っていうか乙女なら飲むなよ。
>>302 「おはようございます、教官。
これからもっと混む頃合ですけど、良かったですね。」
>>303 「ぁー……それは、そうだよな。
済まない、忘れてくれ。」
(言われてから、そこに思い至る辺り気が抜けているのか。
確かに、男の自分には見せたくない物だってあるだろうに、馬鹿な男だ、自分は。)
>>302 「おー、こんちゃー、おはよござース」
箸を挙げて軽く挨拶。
………ですから、糸引いてますよ、箸。
>>304 「でもま、もし自分も酔っちゃってべろんべろんになった時はお願いするッス。
そうなりゃ緊急事態のエマージェンシーッスし、
それに自分は別に気にしないッスからねー」
酔っても多分、この子は性格変わらないんだろうなぁ。
普段からこのテンションだから。
>304 優男
「だね。寝坊して白米のおひつが空に……なんてのはゴメンなのさー。」
(テーブルに並んでいたのは割合健康的な食事ばかりであった。
魚、味噌汁、ひじきの煮物。そして……
この中でも目立ったのが、黒くて細い物体が多く浮かんでいる……”もずく”と言われる物であった。)
「朝ってさ。なんとなーく油物控えたくなるよねー?俺だけかな?」
>305 超前向き
「おはよー……って。髪とかにつくと厄介だよ?それ。」
(といいつつ、箸で人を指す。こっちも十分に行儀悪い。)
>>305 「了解、その時は任せろ。
…出来る限り、気にしない様には努力するから、さ。」
(…何処までも生真面目な男である。)
>>306 「ですね、やはり規則正しい生活が望ましい。
…しかし、随分東洋風の食事ですね。
あぁ、教官はそちらの出でしたね?」
>>306 「だーいじょーぶッスよ、つかねースつかねース。
ついたらついたでシャワーで流せばいッスしー」
少しは気にしてください。女の子なんだから。
っていうか男でも気にするよ、納豆の糸が身体に引っ付くの。
>>307 「っつーか、むしろアレッスよ。
皆で飲みに行けばいいんじゃないスか?」
なんという画期的発案。
妄想しただけでwktkしてしまった。
この案は間違いなく次のネタのフラグ。
>307 優男
「あっちの言葉に”早起きは三文の得”って言葉があるんだ。
意味はよーわからんけれども、とりあえず早起きするといいことあるぞって意味らしいね。」
(そういいながらもずくをずるずるとすする。)
「そそ、もう名前からしてアッチ方面の。まぁ、割と気に入ってもいるんだけど。
そして、これが俺がちょっと頼んで作ってもらったアッチの料理。”もずく”。
あっちでも好き嫌いが分かれる物なんだけどね。健康的だ、ってのが解る感じの食事。
よければ食ってみる?ちょいとしょっぱいけど。」
(そういってもずくの入った器をついっと優男に近づける。)
>308 前向き
「納豆臭い女の子はオトコノコだってちょっと引いちゃうぞっ」
(あんたの言動にちょっと引いちゃうぞ。ってなもんで。)
>>309 「サンモン? …えーと、確か通貨単位でしたっけ?
そしてモズク、と……そちらの固有名詞は難しいな……
まぁ、お互い様なんでしょうけど。
あぁすみません、頂きます。」
(そうして、器から少しだけ頂く。
見よう見真似と言った風ではあったが、意外なほどに箸の扱いは上手かった。)
「…変わった、味ですね。
ナットウとかまた違うけど、これも俺の国には無い味です。」
>>308 「……………ふむ。
良いね。」
(物凄ーく爽やかな微笑で、全面的に同意する青年。
基本的に、楽しい事を断る理由は無い。)
>>309 「向こうが引くならこっちは押すッスよ。
ぐいぐいと、そりゃもうぐいぐいと押し込むッス」
というかこの少女、向こうが引こうが一向に気にしない人。
空気はからけと読んじゃう人。
>>310 「いっししし、おお、乗り気ッスね!
んじゃま、リヒャルト先輩はOKって事で………。
人数多い方が楽しいッスし、先輩も色んな人呼んで欲しいッス。
自分も色々と呼ぶス………てな訳で」
くいっ、と首を教官の方に向け。
「教官もどうッスか? スス?」
>310
「まぁちょっと緩急の付け所がそっちと違うだけじゃないかな。
あっちの言葉は一つ一つが文字や音として成立してるからね。
ま、それはいいとして。
健康的、って感じでしょ?もう味からして。”良薬口に苦し”みたいな感じだねぇ。」
>311
「積極的すぎるぐらいだねぇ。ま、今の女の子はそれぐらいのほうがいいのかなぁ?」
(何か苦悩してる様子。職業柄、思い当たる節は多そうだ。とくにここは。)
「うん、いいよ。」
(即答。そして、ちょっと不安そうに。)
「ごめん。勢いで言ったけど、何の話?」
(答える前に聞けよ。)
>>311 「それは構わないけど。
…そうだな、楽しい事は皆でやった方が楽しいもんな。」
(思考の端で、考える。
…誰を呼ぼう、もとい誰を呼べるだろうか?)
>>312 「それに、使い慣れてない発音も使いますからね。
…いやしかし、共通語のおかげで話せてるから助かりますけど……
昔の人は大変だった事でしょうね、互いの言葉に関してなんか。
それと…むしろこれは美味いと思いますよ、こういうのは好きです、俺。」
(どうやらもずくもお気に召したらしい。
そして教官の疑問には答えない、何故なら。
何か面白そうだったからだ。)
>>312 「ススス、積極的ッスよー、アグレッシブッスよー!
ただひたすらに全身全霊をかけて前進ッス!」
超前向きの名は伊達じゃない。
「飲みス飲みス。
みんなで飲んでパーッと騒いでどんちゃんやって盛り上がるッス!」
凄く………店員さんが可愛そうです。
>>313 「んーっと、自分は誰誘うッスかねー………。
いっししし、今から楽しみッスー」
言い終わると同時に、箸を置く。
見ると少女の手元にあるお膳は既に空。
米粒一つすら残っていない。
「んじゃ、自分はこれにて失礼するッスー。
日程とかはまた後日連絡ー、という事でー。
バイバイスー」
それだけの言葉を残すと、さっさと食器を戻して去っていった。
因みに、その日の授業中やたらと彼女の出席した授業は納豆くさかったらしいが、
それはまた別の話。
>313 優男
「大変だったんだろうねぇ……きっと。とりあえず、言葉を伝える為に
イングリッシュでリンゴを指しながら「あっぽー、あっぽー」って言ってるのに対して、
必死に首を振り返した東洋人が「りんごっ!りんごっ!」とかいう格闘を続けた末に成立した
んじゃないかと思うんだ。」
(この教官の頭は意外とカオスかもしれない。)
「んま、とりあえず気に入っていただけたようで何より。
で?何の話かは教えてくれないんだ?意外と意地悪だね?リッヒー。」
>314 超前向き
【……スススって……それは一体なんの役割を果たしてる言葉なのだろうか。】
(謎は深まるばかり。)
「飲む……って。お酒?
………いや、俺は……その……」
(なんとなく、自分が超がつくほどの下戸とは言い出せない男。)
>>314 「まぁ、こちらでも何人か声をかけてみよう。
幸い、共通の友人も何人かは居るだろうしな。
あぁ分かった、また今度な。」
(軽ーく手を振って見送る。ちなみに今日、彼は講義が無いので昼まで寝る予定だ。
流石に夜通し訓練したので、眠いのだ。)
>>315 「でしょうねぇ……今から見たら滑稽ですが。
ただ、俺達も同じ時代に生まれてたら似た様な事したかも知れませんね。
文字とか使えれば楽なんでしょうけど。」
「え?あぁ…サリクスが言ってくれたんで。
しかしリッヒーって教官……まぁそれは良いですが、もしや酒は駄目でしたか?」
>316 優男
「先人に感謝ってことで、ここは一つ。」
(そんなことに感謝しながら、一口また一口と食事を進める。)
「リッヒーはリッヒー。リッチーのがいい?
い、いや……ダメってわけじゃないんだけどね?
一口飲んだらその瞬間から記憶がないっていうか。」
(ダメじゃん。)
>>317 「教官、ダメじゃないですかそれ。
ダメついでにリッヒーってのも…まぁ…何ですか、うん。」
(苦笑交じりにそう答える。
教官以外の人間にそう呼ばれた時の事を考えると……複雑な気分になった、らしい。)
「…まぁ、要するに彼女らが潰れても大丈夫な様に行く訳ですから。
何でしたら飯とか食うだけで楽しめたらどうかな、と。
それじゃ、俺もそろそろ失礼します。
午後から訓練、お邪魔すると思うんで宜しくお願いします。」
(一礼すると、トレイを持って立ち上がる。)
「あぁそれと、モズクのお返しはいずれまた。
俺の国の美味い物、何か御馳走させて貰いますよ。」
(そう言って、こちらは寮へと戻って行った。
硝煙の匂いを漂わせて。)
>318
「……あぁ、そういうことなら。考えておくよ。」
(そういいながら、空にした食器を持ち上げる。)
「お返し、ね。うん、楽しみにしておくよ。
今の俺は絶好調。午後もビシバシ行くから、覚悟しといてね〜。」
(という割に他の教官に比べれば優しいぐらいだというのが実情。
言うなれば、どんどんと我が道を行く教官に比べ丁寧すぎるぐらいなのだ。)
「おばちゃん、ご馳走さまね。」
――さて、ここは養成所の中庭である。
『クレイドル』の内部は基本的に気象が人工的に調整されているのだが、
この日は中々に健康的な日差し―――要するに陽気な気候が設定されていた。
時間的には午後の講義も一段落済んだ所で、
中庭には暇を持て余した生徒がそれなりに集まっている所だ。
そんな中で、数人の女生徒の一団が輪を作っている。
恐らく趣味の話題だろう、彼女達の手中にはそれぞれ、異なる楽器が握られていた。
「ええ……そうですね、それでしたら音をもう少し絞る様にしては如何でしょう。
ただ、この曲ですと…ここではむしろ刻む様に、一音づつ切った方が良いですね。
はいそうです、その通り…そうですね、もう一度実際に試してみましょうか。
クロエさん、もう一度一緒にお願いします。」
その中心で、周囲からの質問――演奏技法や、音楽知識についてに答えているのは、
純白の長い髪を持つ一人の少女、彼女自身が扱う楽器はヴィオラの様だ。
時折質問の答えを実際に演奏しながら確かめていくその光景はまるで楽団の様で、
少しずつ人で賑わう中庭にあっても、中々に目を引く物だった。
「ちっ……ここはいつから合奏同好会の部室になったんだよ」
火星ではありえない抜けるような青空は、仮令人工のものだとしても見る者の心を安らげる。
穏やかな日差しと暖かい気温とが合わされば、自ずと睡魔も刺激されようというもの。
中庭のベンチの上で寝転がっていた少年もまた、睡魔への屈服に心地よく身を委ねていた一人であった。
しかしながら今の彼はすこぶる機嫌が悪い。
講義も午前中に全て終わり、さてゆっくり一眠りと洒落込もうとした矢先に、まるで金切り声のような騒音が聞こえてきたからだ。
勿論、騒音という評価は彼個人の主観によるものだが――
苛立った様子でベンチから半身だけ起こし、少年は音のした方を、そこで戯れている生徒たちを睨み付けた。
>>321 (幸か不幸か、その集団で彼の視線に気付いた者は居ない。
ただその代わり、一目見て集団の中心になっている人物は分かる。
先程から輪の中心に居る白い髪の少女、彼女が中核だ。)
「―――――」
(無論、演奏者としての最低限の常識として。
彼女達とて周囲の迷惑にならない様に気をつけては居るのだが。
だからこそ授業の少ない時間、居住区画から遠い場所で演奏しているのだが。
残念な事に、少年の苛付きにはまだ気付いていない。)
>>322 「ちっ、面白くねぇ……ッ!」
やおら立ち上がると、音のする方へと大股歩きで近づいていった。
一歩足を踏み出すたびに、腰まで届く長い三つ編みの髪が尻尾のように揺れる。
着古したレザーのジャケットに、縦落ちしたインディゴブルーのジーンズといったラフな格好が良く似合う。
癖っ毛に童顔と相まってスラムの悪ガキといった見てくれになってはいるが……鋭い目つきがその印象を裏切っていた。
「アンタら、どっかよそでやってくんねえかな。
五月蝿くってたまんねえんだよ」
ずいっと踏み込む古びた靴を履いた足。
見るからに柄の悪い少年は、柄の悪い言葉遣いでいきなり単刀直入にそう切り出した。
>>323 (少年の言葉は、彼女らのみならず周囲の者にも驚きを以って迎えられたらしい。
返って来た反応は反抗でも無く、困惑を伴った沈黙である。
その中で一番先に口を開くのは、やはり中核であろう少女が一人。)
「…それは申し訳ありませんでした、貴方が五月蝿いと仰るのでしたらそうなのでしょうね。
ただ……すみませんが、他に場所をお教え頂けませんか?
事務の方に伺っても、此処以外に活動場所を頂けなかった物で……。」
(と、全く臆する事無くそんな事まで口にする。
嘘では無いどころか全くの真実なのだが………要するに彼女は暗に、
『正式な許可を取っているのだから、文句があるならば移動しろ』と言っている。
ただ奇妙なのはこの少女、既に移動する準備を始めている事だ。
行く宛が無いのは本当だろうに。)
>>320 同所、別の一角に青年はいた。音楽が聞こえる・・・
「・・・」
午後真っ只中それがあっても無かろうと関係なかったりする青年だったりするわけだが
それには聞き覚えがあった
>>321-
>>325 一連の様子は遠くから見ているがイライラが限度に来たらしい
でも個人的には軽音をやってる連中のほうがうるさいと思う青年である
ちなみに誰にも気付かれていないようだが・・・
>>324 最初に帰ってきたのは沈黙という名の反応。
少年は困惑の表情を浮かべる彼女らの顔を、順繰りに眺めていく。
皆、彼と目線を合わせようとはしない。
黙ってんじゃねーよ、何とか言えよ――そう言おうとした矢先に、リーダー格らしき一人の女性が口を開いた。
弦楽器の音色よりも凛と響くその声に、彼は声の主の顔を確かめようと振り向いて――
「あ?
んなもん、俺が知るか……って……」
――そのまま、惚けたように目線を外せなくなり。
鼓動が高鳴る。
体温の上昇が自分でも感じ取れる。
全てが初めてのこの感覚。
つまるところ、少年――ファビオ・ビアンキは。
「あ……えっと……」
彼女の瞳に、避ける術も無く心のど真ん中を撃ち抜かれたのだった。
>>326 「そうでしょうね、私達が貴方の事を知らなかった様に。
それは仕方の無い事ですから。」
(そう言って立ち上がる。
実の所彼女は、最初からこの同好会でこの様なトラブルが発生した場合…
何度でも養成所の事務と話し合うことを決めている。
既に何回も場所を移動しているのだが…それも一般生徒にはさして知られていない事だ。
と、そこで少年の様子に何か違和感を感じたか。)
「………?
どうか、されましたか………?」
(立ち上がりながら、見上げる様な視線。
乱れかかった髪を押さえる様にしながら、少女は少年の顔を見た。)
>>325 「あれ、リュートさん。
何か面白い物でも見つけましたか?」
(背後からかけられる声。
振り向くと、以前整備科で出会った女性――
――確かクリスティといった女性が立っていた。)
>>327 「い、いや、俺が悪かった。
ちょいと大人気なかったっつーか……えっと……」
下から覗き込まれるような錯覚を覚え、堪らず目を逸らす。
冗談じゃない。
真っ直ぐに視線なんて合わせられるか――
逸らした先で、彼女の取り巻きの一人がニヤニヤとしていたのを軽く睨みつけてやった。
立ち上がった彼女に目を戻せば、今度はこちらがやや見上げる形か。
少年は同年代の中でも小柄な方であった――などというのはこの際実にどうでも良い情報で。
「あ……アンタ、名前は?」
気付けば、口は彼女の名前を問う言葉を発していた。
発した後に自分が名乗っていないことに気付き、
「俺はファビオ。ファビオ・ビアンキって言うんだ」
慌ててそう付け加えた。
少しまとめてみよう
エレナさんに絡んでる人はどうやら演奏を五月蝿がっているようである
んでどっか行って欲しいということらしい
ではストリートミュージシャンの件はどうなるのやら
>>326 しかしまあ、いやならどこかいけば良いのにと思う青年である
一方大勢で練習するスペースの確保は意外と手間がかかるらしい
公民館どの施設を借りれば良い話だがいかんせん時間などの制約もある
だからここでやると言う選択肢が出てきたのだろう
>>328 「!? !」
どうやら頭隠して何とやらか、
「おっと、クリスティさんでしたか、少しお静かにしてもらえませんか?
実は・・・」
青年はあちらのほうを「騒ぎがあるのはこちらでございます」と言う感じで手で示し
あくまでもおそらくと言う事も加えて事情を説明した
>329
「………?
…そう、ですか………?」
(流石に、先程までとは大きく異なるその態度に怪訝な表情。
大人気ない、と譲ってくれたのは嬉しいけれど、
この人は一体どうしたのだろう、そう思う。)
「私ですか…?
…エレナです、エレナ・イグレシア。
総合戦技科の一回生ですけど…。」
>>330 「クリス、で良いですよ。
しかしそれはそれとして、ふむふむ………」
(言われて、適当な感じで様子を伺ってみる。
青年の推察も聞いてみて、とりあえずは無難に)
「確かにトラブルみたいですけど……何だか雲行きが変ですね?」
(しかしそれはさておき。
今のクリスの服装は何時もの作業服ではなく、随分とまあ可愛らしい私服である。
講義に行くには少々どころか、結構不釣合いな程に。)
>>331 「エレナ、か」
何て素敵な響きなんだろう、と思う自分に驚く。
やばいなー。
俺、完全に彼女に一目ぼれだなー。
「えっとさ……ぴ、ピザって好きか?」
何を訊いてるんだよ俺は。
幾ら自分がピザ屋の息子だからってそれはねーだろ。
そんなセルフツッコミを即座に心の中で叩き込みつつ、決まりが悪そうに目を逸らした。
>>332 「ところでクリスさん、どこかお出かけなんですか?」
華美な服装である、きっと午後から講義は無いのだろう
だとすると彼女の目的は・・・?
>>329 どうやら様子が変だ。
もしかしたら感づかれたかも知れない
特にNTとかカンの良い方はこういうのに強そうだし
さっきを検知されたかもしれない
>>333 「は、はぁ………」
(キョトーン、としている少女。
無理も無い話だ、何を聞くのかと思えば食べ物の好み。
それもピザ限定とは随分と突拍子も無いと言うべきか。)
「余り食べませんけど……嫌いでは、無いかと。
あの………?」
(非常に困惑している、頭の上には疑問符が沢山。
表情も困り顔で、きっとその手の趣味の人にはたまらないだろう。
そして周囲の生徒たちは、そんな様子を「ヤレヤレ」といった様子で見守っている。)
>>334 「あ、分かります?
えぇとですね…今日はちょっとこの後お出かけに誘われまして。
以前整備をお手伝いした方からのお誘いなんですよ、皆で飲みに行こうって。」
それと大丈夫ですよ、とりあえずこっちには気付いてないみたいですから。」
(青年の不安げな顔を見て取ったか、そんな台詞を口にする。
ただしその直後に、「多分」と付け加えたのだが。)
>>336 飲み会か―なるほど
「・・・ってソレはいささかまずくないですか?」
いくらなんでもそれはおかしい、常識的とか考えなくても
突っ込みどころがある。青年は彼女の事を知らないからそう言えるのだろうけど
>>335 「・・・」
何をどう間違えたのやら・・・と思う青年
様子見していた青年は人のことは言えないが、向こうは向こうで解決したのだろう
いつの間にか彼らは生暖かい視線を注がれている事はわかる
彼女の言うとおりどうやら心配無用のようである
「むしろ彼らは今はそれどころじゃなさそうですね」
と彼女に言った
>>335 「そ、そうか」
これは脈ありかッ!?
いや、落ち着け。
単にピザは嫌いじゃないってだけだろ。
つーかその顔はヤバイ。
どんどん俺の心の中に入り込んでくる――そんな動揺が顔に出ないよう。
「……っ」
自分を静めるために深呼吸を一回。
改めてエレナと向き合い、もう一度深呼吸をして。
「今度の練習は時間と場所、教えてくれよな。
今日のお詫びも兼ねて、俺、ピザ焼いて差し入れに持ってくからさ」
ケータイの番号とメールアドレスの入った、
訓練生用の支給品である名刺をぐっとエレナに握らせて、じゃあな、とファビオは駆け出した。
駆け出して、立ち止まり。
くるりと振り返って――三つ編みが一瞬遅れて踊るように揺れる――少年は叫んだ。
「俺、エレナさんの為にピザ焼いて持ってくからなーっ!!」
そしてまた駆け出す少年。
途中で会った悪友に顔の赤さをからかわれ、ドロップキックを叩き込んで沈黙させたりしつつ、駐車場のほうへと消えて行ったのだった。
>>338 「えっ!?あの、ビアンキさん……ッ!?」
(やはりこの少女にとって、それは不意打ちであったらしい。
何しろ彼女にとって、少年の行動は不可解その物であったから。
彼女の視点からすれば、クレームを言って来た男性が突然好意的な
振る舞いと共に、風の様に去って行った――そういう認識になる。
よもや自分が好意を寄せられている等とは考えもしない訳で、
名詞を握り締めたまま、困惑顔――というか混乱したまま立ち尽くすエレナであった。
やっと我に返ったのは、学友が声をかけたきっかり23秒後だったとか。)
>>337 「彼らが、というよりは…走り去っていった彼の方かしら。
噂好きな人にはたまらない光景でしょうねぇ……」
(と、ひとしきり感想を述べた後)
「…え?
何か問題、あるんですか?」
(自らの外見の事だと、気付いていない。
因みに華美とは言っても、服装はむしろシックな物だ。)
>>340 「そうですね・・・俺自身としてもそうですが」
最後のほうはこっそり言っておく青年
他にも噂好きの者はいくらでも居そうだ
特にここの濃い面子ならでは、という訳ではないがそういう人はいたりするものである。
「いい辛いのですが、正直その服だと・・・酒の席ではどうかなと個人的に思いまして
でも少し変えたりすれば大丈夫だと思いますよ」
あくまでも個人的な主観であるし、修正は可能で、何も完全に着替える必要は無い
と言う事は伝える青年。
>>341 「あら、リュートさんは噂話がお好きでしたか?
フフフ…じゃあ、あんまり酷い噂は流さないで下さいね?
下手な噂を流してしまうと、ここではモビルスーツを持ち出して逆襲されますから」
(苦笑交じりにそう言って、踵を返す)
「それに、服に関しても大丈夫ですよ。
そもそも私自身は余り飲みませんし…そもそも、女性は大体こんな物ですしね。
それじゃ、待ち合わせがありますので…これで失礼します。
次はリュートさんも是非ご一緒しましょうね。」
(ニッコリと微笑んで、とてとてと走って飲み会へと向かう見た目10代前半実年齢27歳。
どうにも、凄い後姿であったとさ。)
>>342 「MSの襲撃ですか・・・気をつけます」
要は確証がない限りグレーはグレーである事には違いない
ここは青年の心の中にしまっておこう
俺がおかしいだけかなと自嘲しつつ
「そうですか・・・それでは楽しんできてください」
彼女を見送る
しばらく頑張りすぎてたからな・・・いろいろと感覚がおかしくなっているのだろうか
さておきもうやる事もないので戻って休むことにした青年は中庭を後にした
(養成所正門前で止まる、いつものバス。そこから一人の女性が下りてきた。
女は警備員に「お久しぶりです」と一礼しながら正門を通ると、迷い無く所内を歩いていく。
彼女の名はラナ・ウォング。先日、長期欠席を公言すると共に外出し、
長らく養成所を不在にしていたのだ)
……予定よりも長引いてしまいましたわね。
怒られてしまいますでしょうか?
(初めて此処を訪れたときの様に、小さめのスーツケースを転がしながら歩いている)
>>344 「ありゃ……ラナさんじゃ無いですか。
お久しぶりです、今お帰りですか?」
(通路を歩いている最中、声をかけて来たのは一人の青年だ。
ラナも知っている青年。
彼女がスーツケースを転がしているように、彼もまた大きなケースを両腕で抱えていた。
トランクの様な、木製のケースだ。)
>345
(青年の声に振り返ると、変わりない恭しくたおやかな仕草で礼を返す)
はい。
予定より少々長くなってしまいましたが、つい先ほど戻りました。
(彼の抱えるケースを眺め)
……今度は、リヒャルト様がお出かけですか?
(一見して本気で尋ねてる訳では無いと分かる笑顔で問いかける)
「―疲れた・・・」
ベンチに力尽きたようにもたれかかる青年が一人
何気なく空を見ているようである
周りを見渡せば人通りもまばら
>>344‐
>>346 ふと見ると、生徒が二人通りがかっているのを見た。
一人は会っているが名前は知らない
もう一人は知らない
どうやら話をしているらしいが・・・
>>346 「そうですか、ご無事な様で何より。」
(そう言って微笑んでみせる、どうやら機嫌が良いらしい。)
「ええまぁ、ちょっとクレイドルの外まで。
許可は取ってますし、明日の朝には戻りますよ。」
(そう言って掲げて見せたケースの刻印。
一瞥しただけで、どうやら天体望遠鏡の類らしいのが分かる。
それも電子機器の類を殆ど使用しないタイプの、だ。)
>348
それは……天体望遠鏡、ですの?
(いま一つ確信を得られない、と言った様子で)
>347
(彼の視線に気づくと、笑顔を返す。
彼女の服装は、和服の様なそうでないような、独特の格好である。
長く艶やかな髪は腰元で切りそろえられ、風に揺れるその様子から相当に状態が良いのが分かる。
そして、何より特徴的なのは彼女の「目」だった。
彼女の鮮やかなすみれ色の瞳は右目の瞳孔だけが開ききっていて、光の無い平坦な色を見せている)
こんにちわ。
お初にお目にかかりますが……さいきん入学なさったのですか?
>>349 「ええ、そうですよ。
…今日の夜は砂塵も少ない上に、上層の大気も綺麗らしいんで。
ならば是非この目で視てやろうかと、ね。
……もしかして、俺が持ってるのは意外ですか?」
(そう言って、少々自身無さげな顔になった所で)
>>347 「お…リュートじゃ無いか。」
(軽ーく片手を挙げて、挨拶。)
>>349 青年は立ち上がって彼女を見る
「ええ、初めまして、つい最近ここに来た
リュート=アビュークといいます。」
宜しくお願いします。と一礼する青年
>>350 いつぞやの人だ。
ただ、この青年彼の名前は知りません
「ああ、あのときトレーニングルームにいた先輩さん、こんにちわ」
彼にも挨拶をする青年である。
>350
いえ、そんな事は、決して。
ただ、箱の中身を言い当てられたかどうかが不安だっただけですわ。
(直接話した事は無いが、何処かでそれとは無しに彼の趣味について聞き及んでいたらしい)
>351
初めまして。客員待遇教官、ラナ・ウォングと申します。
(見るものが感心するぐらい、綺麗な動作で一礼)
客員待遇、と言うと何やら大層に聞こえますが、ようは教官兼生徒と言うことですわ。
教鞭を執る時も、共に学ぶときも、どうぞよろしくお願いいたします。
>>351 「おいおいリュート……誰かと間違えてないか?
俺と会ったのは、別の場所だぜ?」
(苦笑交じりにそう答える。
因みに彼と最初に会ったのは格納庫、
リヒャルトが、訓練でボロボロに打ち負かされた後の事だ。)
>>352 「そうですか、なら良いんですが……。
まぁ、これが唯一の特技というか、ライフワークですから。」
(―――何故だろう。
決して、『趣味だ』とは言わないのは。)
>>352 「こちらこそ宜しくお願いします
ちなみに私はパイロット履修ですよ。
ところで客員待遇の教官と聞きましたが何を教えているんですか?」
>>353 「―失礼、間違えました」
この人無駄に大ボケかましたりします。
確かこの人と会ったとき赤い髪の教官(青年は彼女の名前を聞いていない)と会って…
と言う事を思い出したようである
誰だっけよりというよりひどいが本人には悪意は無い
>353
そうですか。
今夜は良い星が見えるといいですわね。
(にっこり、と。)
>354
主に、MSの戦術に関してですわ。
とはいえ、私の技能は基本的に独学なので実際に教える段になると
基礎的な戦術などは教本を手放せなくて。
(そう言って、照れ隠しの様に微笑む。彼女は「技」が有れど「学」が無いパイロットだった。
それゆえの「客員待遇」なのである)
>>334 「いや、構わないよ。
慣れてるし。」
(―――慣れてるのだろうか?)
>>355 「ありがとうございます。
…けどね、別に良い星じゃなくても良いんですよ。
俺の場合、ただ見ているだけで良いんです。」
(返す表情はこちらも穏やかに、にこりと。
何処と無く普段の彼には似合わない、陰のある微笑ではあったが。)
>>355 そうなんですか、と青年は言う。
「技」あれど「学」が無いという者はかなりの数が存在した時代がある
特にMS史上の最初期に近ければそういう傾向もある(最も他の事も考えられるが・・・)
「それでも教えられるほどのものがあるとは、いやはや。」
普通に感心する青年である
>>356 本当に申し訳ありません
と一言付け加える
これ以上のことはここではやめておくことにした青年
彼が持っていた天体望遠鏡に気付いたらしい
>356
確かに、望遠鏡越しに見る星と言うのは感慨深いですものね。
わたくしなど、初めて鏡越しに見たときは、思わず本当に手を伸ばしてしまいましたし。
>357
そ、そんな言うほどに卓越してる訳ではございませんわっ。
わたくしなぞ、ただ長く乗っているぐらいしか取り柄がございませんし……
(少し顔を赤くして俯き気味になる。褒められるのには慣れてないようだ)
>>357 (いや本当、気にしないでくれ――と、気さくに微笑む青年。
リュートから見ても、何時もより機嫌が良いのは間違い無いだろう。)
「……ん、あぁ…これか?
やっぱり電子望遠鏡全盛のこの時代に、これ珍しいかな…。」
(ケースを一目見て、中々に年季の入った物なのが良く分かる。
その木製ケースの表面には、独語の焼印で企業名が記されていた。)
>>358 「ええ、そうですね。
幸いにして我々は、実際に手を伸ばして掴み取れる訳ですが―――。
…ラナさんが始めて其れを視てから、どれ位になるのかな……。」
(…この最後の一言は、むしろ独り言に近い。)
>>358 この人の詳しい履歴とかは知らないし、敢えて聞く事も必要も無いしどうでも良い事
火星ではそういう履歴とかは問わないところらしい
―要はどれだけのものを持っているかを問われるのだから
だからこの青年はそういうことを言うのだろう
「いつかお手並みを拝見させてもらいたいものです」
青年はそう言った
今は青年が瞬殺されるだろうけど
技量に関しては実際に見てみたりしないとわからないものである。
>>359 なんて書いてあるのだろうか分からないが、こういうのは珍しいとされているらしい
事実作りも旧世代の物のようである
望遠鏡の事には疎いがきっとかなり高いものであるようだ
「天体観測ですか、最近はどうなんですか?どんな星が見れますか?」
それとなく聞いてみる青年。
>359
さて、わたくし達は本当に「あの星」に届いているのやら。
なかなか、そう上手く行かないようですわね。
……いま、何か申されまして?
(独り言はよく聞こえてなかったようだ)
>360
はい、お手柔らかにお願いいたしますわね。
(柔らかな微笑みを見せる。その笑顔の奥の真意や如何に)
>>360 (まぁ尤も、実の所さして難解な名詞が刻まれている訳では無い。
企業名その物は、正しく大手企業の物だったから。
むしろ珍しさの理由は、この様な骨董品を使う者が少ないという点にある。)
「最近は…そうだな、やはり火星の衛星、フォボスは良く見えてる。
逆にダイモスの方は駄目だな、あちらは宇宙塵が多過ぎてよく見えない。
むしろ太陽系外の恒星の方がよく見える位だ。
…まぁ、おかげで航法なんかは良い感じに覚えられるけどな。」
>>361 「さぁ……どうなんでしょうね。
今立っているこの場所も、ほんの数百年前までは見つめるだけの光で。
…少なくとも俺は、幾ら見つめるのが心地良くても…
得られない光に意味は無いと思いますしね。
…いや…すみません、気にしないで下さい。
考えてみれば、余りお疲れの女性に聞かせる様なお話でも無かった。」
「……それじゃ、すみませんがそろそろ失礼します。
また明日にでも、講義の方でお会いしましょう。
リュートも、またな。」
(そう言って軽く一礼すると、ケースを抱えて格納庫へと向かって行く。
クレイドルの外に出る以上、移動手段であり自衛手段であるモビルスーツは、
例えレジャーと呼ばれる様な物が目的であっても、ある意味必需品とも言えた。
何と言っても武装・酸素・通信・輸送力――殆どの機能を集約したシステムなのだから。
尤もこの"外出"の帰り道、彼は都合七発の銃弾を放つ事になったのだが――。)
>>361 実際この青年が今は座学期間中である事は
彼女には言っていない。
「最もその日が来るのは少し先になりそうですが」
そう一言付け加える
>>362 「航法とかも覚えられるのですか・・・」
天体観測の意義と彼女が今戻ってきたばかりである事をはじめて把握した青年である
彼を見送った青年は彼女に会う機会が又ありそうなので
「では俺はここらへんで、又会いましょう」
そう彼女に別れを告げる
この後は講義を受け格納庫へ行きその道中とかで色々回る事にしている青年だが
それは又別のお話
>362
お気をつけて、どうぞ良い夜を。
>363
そうですの。では、その日を心待ちにしておりますわね。
(二人を華の咲くような微笑で見送り、彼女も荷解きの為に自分の部屋へと帰っていく)
教官殿、保守であります
「さて――、
……各人準備は宜しいでありますか?」
通信機を介して幾つかの筐体へと声を送る。
今我々が居るのは、養成所火星支部が誇る超多人数同時演習型のシミュレータードーム。
無数のシミュレーターポッドが階層に別けられ、ぐるりと円を取り囲むようにして整然と並ぶ荘厳たる空間だ。
そして、この時間での予約を取り付けた我々がする事もまた一つ。
「これより、有志参加の下、
スペックデータの検証テストを行います。
……模擬戦と思って頂ければ良いであります。
フィールド設定≪クレイドル市街部≫。
その他の制約は無し。」
コンソールを弄り、男もまた機体設定を行っていた。
シェル・ライオネットのインジケーターに表示された機体はオリジナルのジュニア・モビルスーツである。
真紅の機体、それは人型ではあるが、MSとはやや離れたデザインの趣向が見られた。
(鋼の子宮に灯が点る。
スクリーンは機体を映したかと思えば戦場、また通信窓を次々と映し出し・・・
せり出したパネルはプロセスの進み具合を淡々と表示する。
シミュレータ・ポッドの中。
一人の若い・・・いささか若すぎると言える、少女が居た。)
>>366 「・・・・」
(少女は訝しげに眉を顰める。
実の所、少女にとっては不本意な『有志』であった。
それと言うのも、彼女をこの養成所に連れてきた本人から言われた事なのである。
『もっと社交性を身に付けろ。
今度多人数でシミュレータ訓練する機会があるらしいから、行ってこい』。
噛み砕いてこの少女なりに言えばこうなるのだろうか。
ともかく、その事を思い出して・・・通信に、目をやる。)
「・・・OKです」
(不服そうな表情も声すらも出さず、少女は返事を送る。
紛れも曇りも無いポーカーフェイスであった。)
>367 少女訓練生
「ユニットP7認証。
…ご協力、感謝します。」
そう、短く告げて事前通信は最後となる。
「―――TSM-TR-2C「ライナルビン」、セット。
制御系統、AI「イグニス」ハーフ。セミオートにて設定。
兵装確認。TRW.Mk-7エルクラッド及びTRW.Mk-2シンカヒア携行。」
ふと気付く。
“彼”の機体は?
続々と仮想空間に転生する機体の中にはまだ確認出来ない。
どうやら調整に手間取っているらしい。
ならば、と。
「顕現座標固定―――ドライブアップ。」
シュミュレーター上の機体テスト…
青年がここでやるのは事実上初めてとなる
青年の駆る機体は他のものとは明らかに一線を画していた
どこかの時代の未来のとある青いロボット体系の機体しかし「ガンダム」である
設定は基本装備と手持ちはビーム兵器2つ
ソレと整備班に無理言って出してもらった『特注品』が入ったスリングベルト付きケース
この青年は通常の「有志」には違いないがやっぱり震えは隠せない
『特注品』が使えるかどうかは・・・今回で決まる
仮想空間に関する手順はさっき教えてもらったとおりにやればいい
>>368 えーとこーやってあーやってこれをこうすればいいんだな
機体の設定に手間取っていたようだが今はフィールドに入る手続き(見たいなもの)を行っている
>>368 「・・・・」
(やれやれ。
そんな表情を出し、ぼそりと呟く。)
「・・・・殲滅、する。」
(仮想の火星都市にまた一つ、巨人が降り立つ。
ザクだ。外装を見る限り紛れも無くザクだ。
だが、細部に渡って見通すと絶妙に『良く知られている』ザクとは違う・・・
だが。
ザクには、変わりは無い。)
「そして、俺はギャラリーっと。」
大きなモニターを前にした硬いシートにどかっと座り込んだのは一人金髪の男。
だるそうにまぶたを半閉じにした男は、始終欠伸をかみ殺していた。
「…………ぬふーん。」
何がぬふーんなのやら。
どうやら青年がラストのようである
左に荷物を持って瞳付きのガンダムが降り立つ
背負い物が左側に2つ、右側に一つ少しバランスが悪い
ここでのはじめてのしゅみゅれーたー、どきどきわくわく
大体そんな感じである、目的は―
1腕試しと機体の戦闘テスト 2『特注品』の性能テスト
だがみんな本気で挑んでくるだろうから2はできるかわからない
―メインシステム戦闘モード
起動を確認―さてさて
>>371 (ちなみにこっちからでも確認できたが内緒)
市街地の高架下を疾走する緋色がある。
脚部で回転するのは車輪を持ったローラーユニットであり、
そのジュニア・モビルスーツは全速力のエレカと変わらぬ速度で駆け抜けてゆく。
手にしているのは多連砲身のガトリング砲。
元から対MS効果を重視して作られた専用の装備。
まだ試作の域を出ず、今は何より検証データの取得が急務であった。
>370 ザク
その時、近くで爆発が生じた。
崩れ落ちるビルの隙間から、巨大な影が差し込む。
モビルスーツである。
単純に見比べただけでもジュニア・モビルスーツとは三倍も違う全長はそのままアドヴァンテージにもなり得るが。
「……GO,ライナルビン。」
車輪から火花を散らしながらくるりと姿勢を転向した「ライナルビン」は、その機体に向かって銃口を向けた。
戦闘、開始である。
>>373 「む・・・っ!」
(上がる爆炎。
早速の接敵に内心で舌打ちをし、ビル街からの離脱を図る。
上を取られては、動きもままならない・・・)
「・・・?」
(着地の足場を確認する為、一瞬だけ視線を下に降ろし・・・
こちらも、見つける。
小さいが・・・・確かに、動き回り。
確かに武装した、小さな小さな・・・巨人。)
「プチ・モビ級の機動兵器・・・?
そんな物を・・・!」
(一際高かったビルを足蹴に、着地予定場所を変更する。
そして、出会い頭の挨拶と言わんばかりにバズーカを一発、赤い人型に発射する!)
戦闘メインの市街地
まずは索敵
ケースの中には特注品とソレ専用のマガジンが3つ
ちなみにすぐパッて出せるように練習とかもした
『特注品』とビームライフルの二丁持ちとの切り替えは誰も居ないところでやったが
問題なさそうである。バイオコンピューター様様であるといっていい
問題は別にあるがこれは対MS戦を想定したもの
ホントは故障も想定してもう一丁持って行きたかったが
>>373−374
センサーに反応。離れているのでお手並みを拝見といったところか
ザクと未確認機体。もう一方は青年の機体データを元に作られたのだろうか
「まずいかなんだな―これが」
真意はともかく青年は一人呟く
>374 ザク
煌くはワイヤーの先端、エッジ部。
次の瞬間、「ライナルビン」の姿は着弾地点には無く。
「市街地戦での有用性、お見せしよう。」
爆発の黒煙の中、せり出す黒い砲身。
位置にして「アウトロー・アンクル」の後背、ビルの壁面。
ガトリング砲「シンカヒア」の銃身が回転した。
>>376 市街地専用装備―
だとすると基本装備のこの期待は不利
ダッシュローラーの機動性とワイヤーの組み合わせはかなりの機動性を誇る
だったらトラップ系装備が有効かもしれないが―
接近戦に強そうだかといって機体のすべてを把握していないがミサイルとか出てもおかしくなさそうである
特注品はまだ出してないがいつでもどちらでも出せるようにしておく
>375 SDF91
「――見付けた、アレがターゲットなんだな。」
不意にSDF91のコクピットにアラートが鳴り響くだろうか。
次の瞬間には「ガッシャ」の特殊ハンマーガンが射出され、恐るべき質量が襲い掛かってきた。
>>375 「ん・・・?」
(レーダー半径に映る新たな影。
どうにも、今日は巡り合わせが悪いようだな。
そんな事を少女は脳裏に巡らせた。)
>>376 「・・・?」
(手応えが無い。見誤った?
馬鹿な。
アラート。見なくても分かる。位置、真後ろ。
予想以上に、速い?)
「・・・・拙い、かっ!」
(背部への被弾は拙い。ジェネレータをやられればどのようなMSであれ、オダブツなのだ。
低重力下に於いていかに地球上で鈍重なMSであろうとも、そこそこの動きを見せる事ができる。
今、目前に捕らえている小さな相手も尚更ではあるのだが。
上半身、背部の上昇用バーニア。
それを吹かし、さながら宇宙空間で見るような光景・・・そう。
相対した時に上下が”さかさま”になる状態に・・・仕上げる。)
「大人しく・・・食らうか!」
(比較的丈夫な前部装甲で弾を受け、反撃に・・・またも、バズーカ。
しかし姿勢が不安定ながらも狙いは射撃地点に、ピンポイントで定められている・・・!)
>>378 「なんと!」
急速回避しつつ建物の陰に隠れる
えーとお尋ね者ですか俺。
通信からするとそんな感じ。機体に偽装アーマー追加も進めようか
まずは基本装備で左手は開けておくが構えておきつつ
―敵機確認「ガッシャ」です。4連ミサイル装備を確認。チェーンガンによる弾幕には注意が必要です
機体からのアドバイスからかなり火力が高そうだ
きっとこの機体を狩るためだろう
だったら―
>375 SDF91
ガトリングの掃射を行いつつ、情報収集は怠らない。
「ライナルビン」頭部のセンサードームが開き、光の波紋が奔る。
周囲に散在する敵対象の中に“彼”を見付けた。
「さて…SDという機体が如何程か。」
火線形成を止め、鮮やかな軌道にてビルの壁面を駆け下りる。
そして再度ワイヤーを射出。
「ライナルビン」の動きは止まらない。
>379 ザク
「やはり、レスポンスはこちらが上。
機転は利くようでありますが、「イグニス」の行動選択にはまだ劣る。」
ビルからビルへと跳躍を繰り返し、完全に体勢を変えた「ライナルビン」は、
「アウトロー・アンクル」の側面まで機体を走らせると、周回しつつ「シンカヒア」をばら撒いた。
「………面白い。面白いんだけど、さ。」
真剣に見入っていたかと思われた男の瞳が段々と虚ろになりはじめる。
「……目が……かすん……で、さすがに徹夜明けは……あぁ…………つら……」
そして、男の意識はフェードアウトした。
>380 SDF91
「隠れたか…だけど意味が無いんだな。」
カシンっとリードを戻したハンマーガンを上方に構えて再度射出。
「ガッシャの山越えハンマーを喰らうんだな!」
位置予想にて的確にその大質量たる鉄球は、SDF91へと投擲される!
>>381 不明機体
こちらには手を出しては来ないみたいだが
こちらも気が抜けない
>>378 ガッシャ
いわゆる山越えハンマーもよく考えられている
武装配置から背後を取ったほうがいい
建物の隙間を縫いつつ移動し距離をとって
バルカンとマシンキャノンを半セット放つ
>384 SDF91
「!…山越えハンマーを知ってるんだな。」
腕部を翳し、機関砲の掃射を受け流しつつ接近。
ガッシャの装甲はMAからのプランシフトされた説があるだけにやはり厚く、
この程度ならば気にさえならない堅牢さを誇っている。
「だったら、直接ぶっ潰すだけなんだな…おチビちゃん!」
弾幕の切れ目に腕を突き入れ、
ビルを盾に隠れたところをそのビルごと巻き込むように100mmチェーンガンを撃ち放つ。
>>381 「く・・・!」
(また、一手遅れる。
速い。予想以上、などというレベルでは測れない・・・
落とすには・・・正攻法では、埒があかない!
更に、姿勢の選択を失敗した。
追撃に不利な頭からの自由落下・・・!)
「嘗めるなぁぁ!」
(足をほんの少し、機体の前に稼動させる。
そして・・・地面にあと1秒も無い内に激突か。
否。
地面が爆ぜる。
爆煙がたちこめ・・・・その中から、”立っている”ザクが出てくる。
ザク・バズーカの発射の反動。
着弾による爆発の衝撃、及び爆風。
咄嗟に取った行動としては、いささか出来すぎているくらいに・・・ザクの被害が、少なかった。)
「・・・・上等。
飽きナいな、養成所は!」
(無茶をさせすぎたか、砲塔の先端がひしゃげたバズーカを捨て・・・
背部のバックパックから、ビーム・ソードを取り出し展開。
ザクは仁王立ちしたまま、何を考えている・・・?)
>>384 ガッシャ
残念ながらターゲットはそこにはいない
建物の隙間を高速で移動しているから
紐武器にも弱点はある
一部の例外も存在するが―相手も熟知しているようだ
でもってチェーンガンによる弾幕と建物破壊
常に動いていないとまずかったかもしれない
だが向こうは煙幕が張られたことになる
かなり考えられた武装配置だがハンマーのほうに回りつつ移動する
チャンスは―
>380 ザク
「“イグニス”。装備をエルクラッドに換装。
スラスターの使用制限を解除。全力で相手をするであります。」
あくまで冷静に、淡々と命令を下すシェルの意思に呼応するように、
「ライナルビン」の双眸に当たる機構が爛々と輝き始める。
「対象との距離を取りつつ、
電磁加速銃エルクラッドにてウィークポイントをスナイプ。
GO,ライナルビン。」
両腕を広げるようにして宙返りをして、
そのままバックパックのワイヤーショットを壁面に打ち込み上昇、
後退しながら狙いを引き絞る。ターゲット、インサイト。
間違いはありえない。
そして、紫電が奔った。
>387 SDF91
「ちょこまかと!鬱陶しいんだな!」
ガガガガガ、と轟音を響かせてオフィス街の一郭を崩しながらチェーンガンの火線が奔る。
相手がいかに素早いといえど、MSのリーチから放たれる砲口の旋回速度はやはり速い。
徐々に包囲網を狭めようとすれば、相手はたまらずアクションを起こすだろう。
選択その一、接近。
「そこなんだな!!」
相手が選ぶ選択はそれであると踏んだガッシャは、
構えたハンマーガンをそのまま撃ち放った。
さらに言うと向こうは煙幕でこちらが見えないが
センサー性能によっては問題ない事だってある―
>>389 実はこれを待っていました
サーベルを出し出力は高めリーチは長めにして
左腕を前にしてビームサーベルでハンマーごと斬りかかる
>>388 (────くる。
強化人間としての異常感覚ではない。
MSの警報でもない。
動物的、野性的な純粋なる『直感』。後、問題なのは『何処から』来るか。
市街地。
戦闘によって多少瓦礫は降り注げど、未だ形を保っている『市街地』。
静かに片足を上げ、バズーカの端が踏める状態にする。畳返しの応用か。古風だ。
射線が十分に確保できる場所。
あのサイズなら、通常考えられる場所はそう多くは無い。
・・・あの機動力を考えれば、まずそれを外してくる・・・奇道。)
「・・・・上、かっ!」
(バズーカは踏まず、そのまま足を強く地面にめりこませる。
抉れ、僅かに傾く機体。
そして、着弾。
致命傷になりえないまでも、コクピットまで結構な衝撃を齎す・・・相当に、速度のある、弾。)
「・・・成る程、とんだキラー・ビー・・・だな。」
(一瞬だけ口元を笑わせる。
そして・・・
手に持つビームで、周りのビルを切り崩す。
しかし・・・斜めに。
上部が崩れるように、ひたすら、斜めに・・・
30秒もしない内に、ザクの手の届く半径の高層ビルはザクの腰の高さまでになり、砂煙が・・・首までを、包み込んだ。)
>390 SDF91
「なッ!なんだなっ!?」
融解する鉄球、咄嗟に身を引くことも出来ず、
遂にはコンバットネイルを貫くに至る。
だがまだ浅い。エネルギードライブの切れ目を狙ってガッシャは動く。
「退くんだな!!…つ、潰れるんだな!!」
意外とも言うべき加速性能をもってして、
ガッシャは自身の質量を武器に体格で劣るSDF91にスピードタックルを敢行する。
>>392 ガッシャ
右腕を潰す事が出来た
相手は焦ったのかタックルを慣行
ここはビームサーベルをアイドリングさせスラスターを吹かす
でもってこの青年何を思ったのか建物に向かって壁キックをやりだした
お前は何者だと問われる動きであることには間違いないがそれでかわして体勢を整える
>391 ザク
「動き回るだけ、針を飛ばすだけが能ではないであります。
…“ライナルビン”の機動性の真髄、お見せする。」
直後だ、頭部のセンサードームをむき出しにして砂煙の中を“ソレ”は突っ込んでくる。
切り崩されたビルの残骸、降り注ぐそれを足場に、高速で。
それだけではない。全身に装備されたアンカーを素早く射出・回収を繰り返し、
まるで編み物でも縫う様に三次元的な機動から最適な侵攻ルートを確保して。
「地形の変動とは上策でありますな、悪くは無い。
しかし、地の利が無くともある程度はして見せましょう。
ライナルビン、――――チェック。」
煙が散りゆく中で、
至近まで接近を果たしたライナルビンの砲口から、幾条もの雷が続けて轟いた。
>393 SDF91
「ぐぅ…チビのくせにいッ!!」
転倒から復帰したガッシャは、両肩の機構を解放し、
高威力のミサイルを一斉に放出する。
「場所が悪かったんだな!纏めて吹き飛ぶんだな!!」
>>394 「・・・・ハハっ」
(避けない。避けようともしない。
それどころか、挑発するようにライナルビンに向け左腕を上げ・・・・
そして、掌に掲げる。
ザク・クラッカー。)
「・・・案外簡単にかかっテくれるな?」
(煙が晴れる。
瓦礫が滑り積もり、都市だった地形は・・・窪地となっていた。
流砂、否・・・その中心に立つザクを見れば・・・・これは、まるで蟻地獄か。
クラッカーが展開する。爆発寸前の、合図・・・!)
>>395 ここは頭の出撃です
頭部バルカン、マシンキャノンを放ち迎撃する
そしてビームライフルを三発放つ
そのうちの一発は狙うは肩のミサイル発射機構の基部
>396 ザク
「“イグニス”。パターンC2、対処。」
爆破範囲予想、演算完了。装備選定、「シンカヒア」。
何よりも早く行動選択を成し遂げた「ライナルビン」はクラッカー榴弾の一部に弾丸をばら撒いた。
炸裂するクラッカー、飛散域を抑えこむ事で難を逃れる算段。
迎撃を終え、「ライナルビン」はそのまま着地する。
「ダメージチェック…オールクリア。
問題は―――む、?」
地形を確認する。
今「ライナルビン」が立っているのは残骸の山などではない。
「これは―――アント、リオン…?」
まずい、何がまずいのかは解からないが、
どの道この場所では不利である。早々に区画を離れ移動しなければ――
>397 SDF91
「そんな豆鉄砲…!!」
武器として使用不能となった右腕を盾として、
ビームライフルの光条を弾きながらチェーンガンを撃ち放つ。
「ぶっ壊れるんだな!だな!」
不意に、ふわりと浮き上がったガッシャの機体がそのまま猛スピードで突っ込んでくる。
>>398 「────遅い。」
(右手のサーベルは小人が着地した時には既に火器へと持ち変えられていた。
シュツルムファウスト、ドムやギラドーガの標準装備として知られる物・・・
容赦なく、その弾頭を発射。
しかし気付けるだろうか、その一連の動き、流れるような動作の中で・・・
『ザクの左手が、腰の後ろに回されている』違和感に。)
>>397 続き
残りの二発は本体狙い
誘爆を狙って行ったのは相手の装甲が問題だったりするのだ
頭が出撃(実際にそうなった例が存在するとか)SDガンダムのヘッドバルカンを受け止めたし
しかもマシンキャノンもセットでだ
>>399 ガッシャ
対ビームコーティングか?
弾幕を張りつつ突進してくる
どちらにせよ「アレ」の出番のようです
まずはこれをなんとしないとだ
「ビームライフルが駄目なら―」
ビームライフルを上に放り投げ
サーベルを抜き二刀流で片方のサーベル弾をいなしつつ
敵の接近に対処する
>400 ザク
幸いAIに焦燥という感情は無い。
観測データを元に的確な動きが可能だ。
シュツルムファウストの爆発を掻い潜るように蟻地獄の砂上を駆け上る。
「先ほどよりも反応速度が上がっている。
ふむ、なるほど…興味深いでありますな。
これでも“イグニス”は上級生クラスのデータを反映しているというのに。」
シェルは笑っていた。ここまで苦戦させてくれる訓練生もそうは居ない。
そんなそうは居ないイレギュラーが参加していたのだから素晴らしいデータが次々と得られている現状に、喜ばざるを得ないのだ。
「“イグニス”、構うことは無いであります。
後退しつつエルクラッドをチャージ。引き続き地形を生かして対象を無力化するであります。」
窪地を登り終え、飛翔する「ライナルビン」。
更にバックパックからスモークディスチャージャーを投擲する。
>401 SDF91
「良い距離なんだな!吹き飛んでもらうんだな!!」
至近距離、サーベルの切っ先が機体に触れるか否かの距離で急制動したガッシャは、
そのまま両肩のミサイルを躊躇わずに発射する。
自爆覚悟か、しかしてそれはガッシャの誇る装甲厚からしての捨て身の戦法。
勝算あっての無謀であった。
>>402 「逃がしは・・・・っ」
(追うようにザクも跳ぶ。
小回りなら確かに、相手が上・・・だが。
地球上で巨体を浮かべる為に費やすエネルギーは尋常ではない。
それを1/2程度の重力下、しかもフルパワーで発揮するともなれば・・・
相手の小さな体から発せられる浮力は、微々たる物!
スモークディスチャージャーが表装に当たったくらいでは、止まりはしない!
しかし、突如として警告が鳴る。
シールドの無い左腕部に度重なる銃撃、そしてクラッカーを至近で爆発させたが故に・・・脱落、しかけている。)
「・・・構ウ物か!」
(その、左腕を。
あと、少しで。伸ばしさえすれば。
ひしゃげた手に握ったクラッカーで左腕ごと・・・・吹き飛ばしてくれる!)
>>403 ガッシャ
成る程―こっちの選択ミスだな
ビームサーベルの高速回転は続けつつ
足とスラスターの併用と建物を利用したりで三次元的にミサイルをかわし、
出来ない物は迎撃したり、ガードする
ここまで来るとまずいが目立つとかの問題ではないしこちらの戦闘技量に関してはしょうがない
右腕側に回りつつ背後を取りを狙う
作戦変更かな?
>404 ザク
「解かるか、“イグニス”。
これが緊張感というモノでありますよ。
――――チャージアップ。
エルクラッド、……ファイエル。」
車輪を反転させ、逃れる事をやめた「ライナルビン」が「アウトロー・アンクル」に向き合った。
構えた長砲身、強力な反発磁場が形成され、敵対象に出来てしまったウィークポイントに狙いを定めて。
引き鉄は絞られた。電圧により極限まで加速された特殊弾体が、真っ直ぐに「アウトロー・アンクル」の繰り出されたる左腕に向かって奔る!
>405 SDF91
「こいつ、好い加減に…!!」
その場で急速に旋回し反転。
豪速まで高められた左腕のコンバットネイルを振るう―!
>>406 (勝負は一瞬。
それ以上は、持たない。
そんな最中。
少女は、致命的なミスに気付く。
右手。
筒の握られた、ザクの右手。
弾頭を発射した、ただの鉄の筒。
こんな物は、投棄すればよかった。
そして、より射程の長い、ビームサーベルに持ち替えていれば・・・これ以後の、追撃も可能だったろう。
すべてが、遅い。)
≪通信≫
「───降参だ」
(左肩から先を無くし、急激なバランスの変化にそのコンピュータがついていかず。
結果、ザクは派手に墜落した。
その衝撃で、右腕も大破。
コクピットは無事、と言う判定だが、これでは戦闘どころではない。
──ザクIIF3型[アウトローアンクル]戦闘続行不能処理を確認。仮想戦場より、撤去。)
>>407 無茶な反転でしかも腕を喪失しているためややバランスが崩れているようだ
かわすにはスラスターだけでは難しい
だったらちょっと無茶だけどヴェズバーをロケット推進の要領でやる『裏技その壱』を使ってかわす
その勢いを生かしつつ左手でサーベルを高速回転
ミサイルきそうだけど「―分の悪い賭けになってしまうのはどうもね。」後エネとか
>408 ザク
「――了解。
ご苦労様でありました。
暫く、休憩をしていて下さい。」
続いて現状の損傷チェック、まだ動けるというレベル。
「しかしながら―――」
あのザクのパイロットのお陰で運用データは十分に得られた。
ならば後はSD機の観測に徹するべきだと判断したシェル・ライオネットは、
静かにダイブ・アウトのスイッチを押した。
>409
「なんだって、どうして避けられる!?
そんな、そんなナリでえええ!!」
ミサイルは既に尽きていた。
巨体も通じない以上、最早アドヴァンテージは無い。
ブンッ、ブンッと我武者羅に繰り出されるクロー。
やがて展開されたサーベルによって爪は寸断される。
「もう、苦さないんだな!!!!」
その実、腕は取られたわけではない、懐に刺し込む為の犠牲。
至近距離、確実なタイミングを狙って100mmの砲弾が射出される――!
>>411 ガッシャ
踏み込み過ぎたか?
「―俺は何かを間違えていた」無茶苦茶な体勢だがもうしょうがない
ビームシールドを展開するもしうまくいけばと言う事も考えおもいっきし光らせた
そして右手のビームサーベルをしまい「特注品」を取り出す
整備印のSD機体用対MS用アサルトライフルの試作版を―
>412 SDF91
「な…それは…!?」
カシン、嫌な音がする。弾切れを知らせる音。
最早打つ手が無いばかりか、事実を認識するだけが精一杯であるガッシャのパイロットは、
その「特注品」を前にして無防備を晒していた。
度重なる転倒や自爆紛いの攻撃、敵からの被弾により、自慢の装甲は翳っている。
ベストのタイミングである。
>>413 ガッシャ
「パーツの一つ一つが整備班の皆さんの・・・」
F91はライフルを構え本体を狙い、そのライフルが発射音とともに火を噴く
何かを唱えたりしたりしながら受け取ってくれといわんばかりに。
「協力による特注品なのです。」ここらへんは聞こえなかったかもしれないが
さらに言ってなかったがこれもまた、まだデーターのみの存在である
実際データー一つとってもそれを構成するプログラムだってパーツの一つだと言っていい
>414 SDF91
「う、ううう!!!」
無数の弾丸が至近距離にて着弾する。
炸裂する火花。瓦解する装甲。
何もかもが穿たれ、貫かれるイメージ。
膝を付くガッシャ。前のめるガッシャ。
「うわああああああああああああ なんだなっ」
盛大に爆発するガッシャ。
判定大破。
―――SDF91、性能立証完了。
>>415 時間かかりすぎたり機体の装備を晒したり無茶したり色々と問題があったが
ドサクサにまぎれてある程度の撃ち方も試せたし今回、1と2の目的は果たせた青年
「後は―?それとビームライフル」
索敵は怠らない
時間食いすぎた感はぬぐえないけど
>416 SDF91
「時間であります。戦闘終了。
まずはご苦労様とだけ。」
通信回線が開き、男の声が筐体内に響く。
見れば粗方戦闘は終了しており、各自撤退をしているようだ。
「SDガンダムの力、……確かに見せて頂きました。
…次は相手を変えてデータを取りたいところであります。」
そう言ってシェルの個人的な回線は閉じられた。
>>417 「どうも」
そう青年は一言だけ返し通信が切れる。
SDF91のこれからの運用は支給機体が来たら本来の役割に専念する事になるだろう
どうやらシェル先輩も参加していたのかともしかしたら彼の差し金だったのかもしれない
だとしたら相当なやり手だ。ここらへんも青年はまだまだであると痛感した
何とか終わったようであるが『帰るまでがなんとやら』である
個人的に反省会とかが大変な事になりそうなんだな、これが
今度は別の機体で、勿論その期待でも基礎訓練もしながら技術戦術戦略関係を向上させるか
そう思い青年も撤収をし始めた…
赤い空/翔る刃金/描く軌跡は一筋の白。
飛翔/疾駆。
朱の空から見下ろす朱の大地は何処までも広く――
「ちっちぇえよなぁッ!!」
彼方に見えるドームはまるでミニチュアの如く。
今、翔るこの空に比べれば何と小さな存在なのか。
見下ろす世界/ミニチュアのような世界/其処に縋らねば生きていけない人間の卑小さ――自分もまた、その一人。
水蒸気のゲートを破り鋼の鵬は更なるスピードの世界へ踏み込んでいく。
二転/三転/描く軌跡は螺旋の渦へ。
Gに軋む感覚を全身に受けながら、歪めた唇は苦痛のためか、ニヒルな自嘲か。
「ホント、ちっちぇえよなぁッ!!」
リベルタ・アルバトロ――<自由なるアホウドリ>の懐でファビオは叫んだ。
旋回、そして急上昇。
白と青の機体が天を目指す弾丸となる。
白い雲――突破。
赤い空――突破。
蒼い宇宙――到達できず――気流剥離――警告――失速。
迫る大地/激減する高度計の数値/けれどそれすらも歪んだ悦楽。
眼前、広がる赤褐色の岩肌。
寸前、翼が揚力を取り戻す。
野外管制塔を掠めて飛ぶファビオ――安物のスリルをスパイスに、どうぞ。
『バカモンがぁッ! まぁた無茶な機動をやりおって――』
また届かなかった。
分かり切っていた/何度も繰り返した結末に、管制室からの怒号を聞き流しながら。
「ちっちぇえよなぁ……」
いつか必ず――その誓いを胸に。
ファビオは遥か頭上/雲海の向こう/赤い空の更にその先へ向けて中指を突き立てた。
420 :
通常の名無しさんの3倍:2007/02/20(火) 20:04:28 ID:+vccXFqF
参加したいんだけど、てんぷれとかないんすか?
>>420 はーい、新入りさんねー、事務室にゴアンナーイ
入学届けに不備あると色々面倒だよー、ちゃんと書いてねー
ttp://jbbs.livedoor.jp/comic/288/ はあ、久々の1G環境は節々に堪えるわ〜
でも、このどっしりした感覚が帰ってきたって感じがしてキモチイーなー
(以前、赤い大地に下りてきた頃より伸びた髪が、見る者月日の流れを見るに感じさせるだろう。
そもそも、滅多に館内にいないこの教官の名前と容姿が一致する人間がいればの話だが)
422 :
420:2007/02/20(火) 20:41:25 ID:???
ども、しばらくろむってみます
訓練に励む者が居る一方―――命の危機に瀕していた人間も居たりする。
その日、養成所の格納庫は一機の「戦傷」を負ったモビルスーツを抱え込んだ。
夜明け前にクレイドル正門に到着し、明け方には養成所に運び込まれたその機体
――養成所ではS4(エスフォー)と呼ばれる、黒いディンの改造機は、
ライフル以外の全武装が破壊された上に自力飛行も不可能という、
大破と中破の狭間という状態からの修復作業を、現在受けている。
無論訓練などでこの様な状態になる事は稀であり、その認識は正しい。
その装甲を穿った弾痕は600mmクラスのカノン砲。
それも対装甲散弾でも使用されたのか、弾痕はその全身を穿っている。
コクピットすらも容赦無く打ち砕く様な一撃が、訓練で放たれる訳は無い。
つまる所この機体は"実戦"により傷を負った事に他ならず、
また同時に。
明け方に集中治療室へと運び込まれた一人の青年もまた、それを経験した事となる。
何故ならそのリヒャルト・ユルゲンスという青年こそ、その機体のパイロットなのだから。
集中治療室の前、備え付けられた古ぼけた腰掛に二人の少女が座っていた。
一方の少女は眼前の扉の上、赤く光る治療中のランプへ真っ直ぐ眼差しを向け。
一方の少女は身体を震わせながら両手を組み俯き、熱心に何かを祈っていた。
ふと、一方の少女が問う。
「大丈夫だよね………? 大丈夫だよね………?」
無論、少女たちには青年の安否はわからない。
医療の知識も無ければ怪我の様態もわかっていない。
ただ、いつも通りに早朝トレーニングをしていた少女が、青年が負傷したという事を偶然耳にし、
今こうしてこの前にいるだけなのだから。
「大丈夫ッスよ………」
あまりアテにはならない希望的観測。
馬鹿で阿呆で何も出来ない少女たちに唯一出来る、信じるという行為。
「大丈夫ッス………」
呪詛のように重々しくその言葉を吐き出す。
瞬きをせぬその瞳は、真っ直ぐと、ただひたすらに前向きに青年の無事を信じていた。
「ん〜ふふ〜♪
ふっふ〜ん、
ふっふふ〜ん…
双房に纏められた鮮やかな黒髪の長髪と小さく可愛らしいお尻を揺らしながら、
少女、ヘリオーネ・B・ベルネリアは鼻歌混じりにガラス越しに飾られているペアルックの洋服を眺めていた。
「…っ、
はぅー……♪」
先行したイメージを膨らませすぎてしまい、ぼっと頬を紅潮させたヘリオーネは、
手にしたちょっと大きめな紙袋を胸で抱きしめてくしゃくしゃにしてしまう。
折角購入した今夜の食材を台無しにしてしまったかと、慌てて中の野菜や果物の安否を確かめて、溜息を一つ。
「……んー、夕食のお店はどうしよう。
ヴェネツィアクレイドルはお洒落なお店が多過ぎて、結局まだ決まってないんですよねぇ…」
少女の頭の中では“おでかけ”の予定が既に八割方組み上がっていた。
まずはゴンドラに乗ってヴェネツィアを巡り、
お昼になったら水路を見渡しながらふたりベンチで食事して、
午後からは美術館とモールを回って、それから、それから。
「リヒャルトさんの好きなもの、まだ良く解かんないからなぁ……よし、がんばろっ」
講義をこなし、バイトをこなし、休みを取り付け、お金もばっちり。
今回も付き合ってくれる人が居る、だから“おでかけ”をより良いものにして精一杯愉しまねば、と意気込みも確たるもの。
実を言えばヘリオーネが養女として引き取られたベルネリア家は裕福な家庭であり、
お金に困るような事は無かったのだが、そこからの仕送りは学費だけにして貰っている辺りが、実に彼女らしい。
自分の楽しみのためにお金が必要ならば、自分で稼いでこそ意味がある、それが彼女の頑なに守って来たスタンス。
少し世間知らずな所があり、夢みがちな少女の瞳に映るショーウィンドウはとても煌びやかな輝きを放っていた。
そこに、ふと携帯端末のキャッチが入る。
自分によくしてくれる、知り合いの女性の先輩からだった。
買い物袋を脇に抱えてから慌てて応対を始めて数秒。
――――ヘリオーネの身体は膝から崩れ落ちていた。
―――結論から言えば、リヒャルト・ユルゲンスという青年は幸運だった。
病院に運び込まれた当初に心配された大量出血によるショック死は免れたし、
心身ともに後遺症となる様な疾患や損傷も確認出来なかった為だ。
それは彼を心配してくれた者達の思いによる物か、青年は天上に召喚される事無く
現在はクレイドル内の病院の一室で、傷の治療を済ませている。
代謝促進治療の効果もあり回復は順調で、数日中には退院も見込まれており……
彼が一人の少女と交わした約束も、彼自身の努力ですぐにでも実現が可能だろう。
これら全ては対装甲散弾をコクピットに受けた事を考えれば奇跡とも言えたが、
ここに一つの問題が浮上することとなる。
それは養成所の人間が、彼の機体のメインカメラの記録映像を調べた事により発覚した。
彼の機体は偵察機として仕様変更が行われている為、
通常の機体よりもセンサーや光学機器などといった類の精度が高い。
そこに記録されていたのは―――中々に厄介な代物だった。
「ふーむ、参ったのう…………。」
その日、職員室のデスクで情報端末を覗き込みながら、その『爺』と呼ばれる老教官は呟いた。
端末に映し出されているのは、外出中に負傷した生徒の機体から転送した記録映像、
照準と連動した映像の中心には、スコープ越しに写る一機のモビルスーツがあった。
YMS-16M 重砲撃モビルスーツ『ザメル』の姿がそこにはある。
随伴する機体は無いが、拠点防衛仕様に改装されているのだろうか?
全身の数箇所に近接防御用の機関砲が増設されているのがよく分かる。
記録映像その物は、後退しつつ空中から攻撃を仕掛ける生徒の機体と、
それに対して対空散弾を発射するザメルの戦闘、という物だが…………。
「――こやつ…"迷い猫"の類じゃな?
ここ最近は随分減ったと思っておったら…あの小僧も大したモンに出会ったのう…。
ましてやクレイドル間の中継ルート上で遭遇とは、運の無い奴じゃて。」
―――――迷い猫。
彼がそう呟いた直後、生徒側が七発の弾丸を発射した所でザメルの足回りが破損した。
しかしその直後……対空散弾の攻撃が直撃した所で、記録映像は終わる。
「………むぅ、これは早急に手を打たねばならんの…。
こんな代物が暴れまわってる様では、あの輸送路が使用不能になってしまう。
…ウチの若いモンも出てくれると助かるんじゃが……ワシが出るのも一考かのう…。」
そう言って、老教官は端末の電源を落として席を立つ。
手には一枚の紙資料、それは生徒に"実習を兼ねたアルバイト"を斡旋する案内だった。
しかも注釈には、それを補佐する者にも同額の報酬が出るとまで書かれている。
それはすぐさま養成所の構内へと張り出され、生徒・職員達の知る所となる――。
「滑走路埋まる前に先に行かせて貰うわよっと!」
航空機用の滑走路に進入してくるMS。
あちらこちら訓練用の装備が追加されてはいるが、
間違いなくかつてAW歴の空を支配したMS、ドートレスフライヤーだ。
だが、無情にも高度は上がらずに滑走路をオーバーランしてしまう。
「――あれ、高度上げようとすると警告。
…そっか、前に宇宙に出るときに、この子核熱ロケットに換装しちゃったんだわ」
渋々、他のMSが乗り込みつつあるサムスントレーラーや、
ザクタンカーといった移動用のトレーラーに乗り込んでいく教官機。
その背中には、哀愁が漂っていた。
治療が終わり、命にも別状は無く後遺症は無いであろうという話を聞いた時、
二人の少女は曇らせていた表情を緩め、赤い髪をした少女に至っては人目も憚らず泣いた。
そして今、二人の少女は青年が運ばれた一室の青年の隣に座っていた。
青年と顔を合わせる事があれば何らかの形で結局鼻血を出してしまう赤い髪の少女も、
いつもただひたすらなまでに前向きで直情的で、感情の起伏が異常に激しい青い髪の少女も、
この時だけはただ静かに青年の顔を覗き込んでいた。
命には別状は無いという話からの安堵と、それでもどこか不安気な表情を浮かべて。
どれほどそうしていただろうか、しばらくすると一人の少女は立ち上がった。
「………行っちゃうの?」
「………行っちゃうス」
青年に顔を向けたままの少女が問い。
いつも持ち歩いているディパックの中身を取り出している少女が答える。
「先輩はもう大丈夫ってお医者さんが言ってたッス。
ならもう大丈夫なんス。
………なら、自分がやるべき事は一つスよ」
「………………」
深呼吸を一つした後、少女は額の鉢巻を取り外して新たな鉢巻を巻きなおす。
肩からディパックをかけ、出入り口の前まで行くとふと振り向いた。
「先輩の看病、ちゃーんとやってるッスよけーちゃん」
「わかった………さっちゃんも………その………負けないで」
「無論ッス」
言いながら、さっちゃんと呼ばれた少女は己の額に指を指した。
この『狙撃一筋』の四文字に賭けて、少女は負ける訳にはいかない。
己よりも強い存在であった青年を、倒した敵。
その敵を倒して、青年をその敵よりも上の存在とする必要がある。
自分よりも格上と認めた青年を負かした敵は、何者よりも少女にとっては許しがたい。
「それじゃあ行ってくるッスよ」
少女はそれだけの言葉を投げかけると、その場を去っていった。
向かうべきは戦場。
431 :
一般生徒:2007/02/22(木) 23:22:11 ID:???
結構この辺は地面に凹凸あってギャロップの操縦マンドクセ('A`)
あーあー、目標エリアまであと5分
係留ワイヤー切って全機出たのを確認したら、援護のミサイル撃ってこの艦は岩陰移動
損傷甚大で歩行できない機体が出ても、
ザメルの主砲に当たると、この艦の装甲じゃ一発で吹っ飛ぶから回収は無理
そこんとこヨロシク
じゃ、あとは全力で暴れてきてくんなまし
今回の"アルバイト"の現場は、養成所のあるクレイドルから三つ程
隣の町(クレイドル)を超えた先の荒野である。
周囲には人家の類は無いが、所々に火星入植初期の物とおぼしき
建造物の残骸が朽ち果てており、野盗などが潜むには丁度良さそうな場所でもある。
事前に判明している情報は以下の通りである。
・敵機はジオン系重砲撃モビルスーツ 「ザメル」の改造型
・ここ数日間で、リヒャルトを初めとする通行者を無差別に砲撃・破壊している。
何時ごろから潜伏していたのかは不明だが、逃げる相手を追う事はしない。
しかし武装が強力である故に、無傷で済んだ者は皆無である。
以上である。
無論これらの情報は、出発する全員に一応は説明されている。
>431
充分な安全距離を保ち、各種の輸送機から"アルバイト"に参加する機体が降りて行く。
因みに報酬は周囲のクレイドルからの合同出資による物で、
いわばお尋ね者に対する賞金と考えれば分かり易いだろう。
前線での補給は、武装コンテナ持ってきた俺に任せとけ
ただし、ビームライフルとかは高くて仕入れられないからカンベンな!
「………………」
少女のいたコクピットは静寂に包まれていた。
いつもやかましく、常に口を開いているような少女がここまで大人しいのは、
青年を怪我させた怒りか、戦闘の前の緊張か………。
「………もぐもぐ」
否、口に入っていた食料であった。
「………ごくん」
咀嚼を終えて飲み込む。
自は認めないが他は大いに認めるこの馬鹿は、
この状況にあっても、少なくとも緊張はしていなかった。
「サリクス=フォーリティス、ザクスナイパーカスタム、行くッスよ!」
出撃命令が下ると同時に、発進する。
己が為の勝利を掴み取る為に。
イエッハーーーーー!!!
(けたたましく喚声を上げ輸送機から飛び出していく4機のMS。
先頭からジムコマンド、ドム・トローペン、ザクII、ジムライトアーマー・・・
どれも動きが速い。チューン機のようだ。)
一番乗りは貰ったああああ!!
「……………。」
また、誰かが現れた。
自らの足であるホバー・システムを起動し、荒野の中の塹壕へ移動する。
こちらの有効射程は並のモビルスーツなど楽々と上回るが、
どうやら今回はあちらも本気なのか、今までの連中よりも数が多い。
余り自分には難しい機動は出来ないが、昔の記録を頼りに戦闘を進めて見るとしよう。
『タングステン徹甲弾装填、自動給弾装置接続。
FCS-ONLINE、AIC-ACTIVE、ALL-System-ALL GREEN。』
各種サブシステムの通常起動を確認、戦闘可能な状態への以降は早い。
タングステン徹甲弾の残りは少ないが、最早出し惜しみは出来ないだろう。
早速、獲物を見つけた。
>>435 (瞬間、空が光った。
残骸の向こう、かなり遠くの空が一瞬光ったかと思うと………
次の瞬間、装甲の薄いライトアーマー向けてタングステン徹甲弾が
『音もしないで』飛んで来た。
音速を超えて飛来する砲弾なのだから、当然と言えば当然だ。
ましてや相手は、ザメルなのである。)
('(゚∀゚∩「さて・・・あとはどうするかだね」
青年は一人言う
「整備班員(仮)と乗り手」の板ばさみというもの
勿論審議もした
で結論は・・・
『相棒は置いてきて支援する』と言うもの
勿論整備班の方々にも言っておいた
だがいかんせん相手が相手というものである
-ω-ヽ「まあ、必要なら現地調達で」
ということだ。ここに来ての初めての戦闘となる
>>433 あ、武装補給の人だ
→「俺も手伝いましょうか?」
青年はザクタンクの乗り手に聞いてみた
周囲を見渡して地形を把握する。
遮蔽物の類はそう無いが、所々に点在する建造物の残骸が厄介だ――が、
それは自分にとっては少々ありがたいものでもある。
建造物の陰に隠れれば、この地形だ。
出てきたMSは狙撃手にとっては格好の的となる。
「とりあえずどっかに隠れるッスー」
そう言い、ビルの残骸の方へと歩みを進めてゆくと―――
>>436 「んなスッ!?」
あ、ありのまま今起こった事を話すぜ?
『前方で何かが光ったかと思うとジムライトアーマーへと砲弾が飛んできた』
な……何を言ってるのかわからねーと思うが俺も何をされたのかわからなかった。
数撃ちゃ当たるマシンガンだとかIフィールドで簡単にバリア出来るビームライフルだとかそんなチャチなもんじゃあねぇ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……
「今のが………ザメルの砲撃ッスか?」
ゴクリ、と喉を鳴らす。
「………こりゃさっさとザメル見つけて、スナイプしなきゃス」
>>436 (弾が『見えた』。
そう思ったら、衝撃。
いとも簡単に抉り取られる、ライトアーマーの装甲。
脆い。
一年戦争機としては、装甲の薄さが段違いである。
速度はあるが・・・それはザメルの砲撃を前にすれば、紙に等しい装甲であった・・・)
・・・ち、ちっくしょおおおおおおお!!
よくもやりやがったな、デカブツッ!!
(トローペンが踊り出る。
自らの長物、ラケーテン・バズを構え・・・
ザメルへと、ホバーしながら2連射!)
因みに搭乗機体はザクTである
ここまで来るのに時間がかかりすぎたと言ってもいいが
なし崩し的にとはいえ整備班員(仮)だからつい話しかけてしまった青年なのである
>>436-
>>439までの流れから
/ -ω-ヽ「!!まずいか・・・?」
スナイプ仕様のようだ消音(?)に高弾速と来てる
('(゚∀゚∩「つかえるものはないかな?」
弾が見えても今この状況では難しいのである
荒野を走る〜死神の列〜
黒く歪んで〜真っ赤に燃える〜
大地の匂いに鉄の焼ける匂い・・・それに硝煙の香り・・・心地いいではないか。
(地上を走るのは改造旧ザク・・・我らが変態白衣教官の超七式だ)
さてと・・・あっちだな。
(無線の傍受でザメルと交戦する場所の大体の場所はわかったらしく、そこを目指して旧ザクは走っていく)
>>439 次弾も同じ、では駄目だろう。
対装甲散弾でまとめて片付けるのが効率的か。
幸いな事にバズーカの砲弾が簡単に届く距離ではない。
(バズーカの砲弾の一つは塹壕の脇に着弾し、一つは右腕の機関砲で迎撃した。
砲撃を再開する、連射感覚は速射体勢。
砲身加熱が問題だが、突出したトローペンへと二発の散弾が発砲される。
狙いは少々甘いが、それはこの場合全く問題にならないだろう。)
>>438 (しかしその一方、前衛となっている不良グループのおかげか…
ザメルはザクスナイパーの危険性には気付いていない。
視野が狭い…のか?
いづれにせよ、好機ではあった。)
>>440 (因みに解説すると、確かにマズイ状況である。
大砲というものは基本的に消音という技術を施しにくい火器であるため、
"発砲音が聞こえない"というのは、それだけ遠距離から
高速で砲弾が発射されている、という事を表しているのだ。
無論、回避起動を取り続ければ簡単に当てられる物ではないが、
放たれた砲弾を目で見て避ける、というのもまた難しい事ではある。
何とか接近すれば、この射程距離の違いによる優劣を対等に出来るのだが…)
>>439 「おっおっおッス、あの三機があっちに向かっていくって事は………。
ふむふむ、ザメルはあっちの方ッスね?」
ビルの合間を抜けるようにして移動し、友軍機が向かっていく方向へ向かう。
レーダーでも確認してみると、確かにそれらしき反応はあった。
「………ならいっちょやってみるスか」
両腕で持っていたスナイパーライフルを掲げてそう言ってみる。
ビルの合間から抜け、少々空けた場所へと出ると右ひざをついてスコープを覗く。
スコープ越しに映ったのは、特徴的な形状をした砲撃用MS。
照準をつけ、的を絞って狙いを定める。
トリガーに指をかけ、目を細めると汗が頬を伝った。
だが、それを拭っている暇は無い。
「さっちゃんハイパーウルトラライフル………発射ァッ!!」
叫びながらトリガーを引くと、構えたスナイパーライフルから超火力のビーム砲が放たれる。
狙いは確かだ、自分の中でも、上出来と言える出来の狙撃。
狙撃をやり終えたザクはしばらく硬直し―――その姿は、余りに無防備だった。
>>440 っ【陸戦ガンダム用180mmキャノン砲】
さあ、支援射撃に行ってくるんだ
いやあ、俺っちはキャノン砲置いて来たんだよね、倉庫に
(明らかに後輩に戦闘任せて逃げ腰だ)
>>442 ぐぉあぉおおっ?!?
の、野郎・・・・!味な武装もってんじゃねーか!
(散弾は幸いにも装甲を穿つに留まった。
それだけでも常識から考えれば奇跡的なもの。
いかにドムの重装甲であっても、600mmの砲から放たれた弾丸をまともに食らえばオダブツである。
例えそれが途中で分裂した散弾であっても、である。
つまるところドムのパイロットは相手の砲が引きあがった瞬間に、ホバーの方向を横にずらしたのだ。
恐らく完全に避けるつもりだったのだろうが、散弾とは思っていなかったので面の端にぶち当たってしまった・・・
また、そのお陰で丸みを帯びた装甲に斜めから入ったので、貫く事も無く重装甲に散弾が阻まれていた。)
ザク「おらおらおらあああ!!」
(マゼラトップ砲を持ったザクがこれでもかと言わんばかりに遠距離射撃を仕掛ける。
ドムを上回る重装甲のザメルに効くとも思えないが・・・
他の2機も手持ち武器の適正射程に持ち込むため、未だ距離を縮めてきている。
ザメルは不良連中に気を取られてるか・・・
チャンスは頂いたナリー!
(不良達とも超前向きな女生徒とも別の方向からザメルを目指すこの男。
旧ザクに装備させてきたハンドグレネードを進行方向・・・ザメルとの間に一個投げると地面に落下したそれは炸裂・・・爆発地点の周囲が白煙に包まれる。
スモークグレネード・・・煙幕を展開する破壊力の無いグレネードだ。
煙幕が旧ザクの姿を隠し、更にレーダーを妨害するカーボンスモークで三船機をレーダーで捕らえにくくなる。
煙幕で姿を隠しつつ、蛇行しながら三船はザメルに近づいていく)
>>444 「ついでにそのコンテナもください。俺が使いたいので」
この人何か考え付いたようです
「後シールドとマシンガンとかの火器もありますか?」
さてこの青年何をしようというのか?
>>445 (曲射榴弾に装弾し直し、即座に発砲しつつ移動を開始する。
重装甲と言っても、流石に直撃を受ける事はマズイらしい。
一方で、不良生徒のグループには上級で炸裂した榴弾が襲い掛かる!
時速200kmを優に超えて後退するザメルから、立て続けに曲射榴弾が放たれている為だ。)
>>443 (その光芒が、丁度射点を変えるべく移動を開始するザメルの左腕を撃ち落す。
高出力のビーム方は、正しく一瞬でザメルの装甲を貫通する威力を持っていた。
…これが例えばリヒャルトのS4が持っているスナイパーライフル等であれば、
そう簡単にはいかない事であっただろう。
彼は足回りを破壊する事で逃げおおせたが、サリクスは腕を破壊する事で、
命を取り合う相手と対等に"闘えて"いるのだ。)
「………………。」
(しまった、被弾したかと思い状況を確認する。
左腕が付け根から脱落してしまうとは大変な事だ。
サブカメラからの情報により攻撃を行った相手―――
恐らくは先日の飛行型のような狙撃仕様の機体を探し当て、
背中に装備された八連装打ち上げミサイルをStand bye。
無防備なザクスナイパーに向けて、八発を一斉に発射した。)
>>447 ぉぃマジかよ、接近スンのか?
グレネード付きのMMP-78(いわゆるザクマシンガン)があったぜ
盾はジム用のシールドだが、ザクでも持てるはずだから、これ使ってくれ
コンテナは…商売道具なんでちょっと無理だなあ
>>439 「うわあ…早速やられてるねぇ
私も装甲薄いから、注意して接近しないといけないわ」
とか言っている割りに結構余裕なのは、
シールドを持っている安心感からか、経験からか、はたまたただの無鉄砲か。
「モルテ・シュトーレン、いきまーす!」
やっと現地についた車両の最後尾から、
一般生徒のMSをごぼう抜きしていく飛べないドートレスフライヤー
>>446 「……………。」
(…何故、だろうか。
煙幕にもレーダーかく乱にも、まるで困惑する事は無い。
しかも三船の機体は次の射点への直線軸上に位置しているらしく、
総重量100tを超える機体が煙幕の中、時速200kmを超えて突っ切って来る。
当然だが、三船の側もスモークの影響を受ける為にこれは見えない。
また、三船の機体の重量とザメルの重量、運動エネルギーを考えると……
そのエネルギー差は、大陸横断鉄道の前にバイクで飛び出す様な物だろう。
ザメルノパイロットがそこまで考えているかは分からないが、
どちらにせよ三船の立たされている位置は、極めて危険なのである。)
>>449 「・・・どうしても必要なんです。勿論キャノンはありがたく使わせていただきます」
青年はどうしてコンテナが必要なのかを話した
結論から言うと「コンテナかぶってドサクサまぎれに接近」という案である
狙撃機体でも無防備を晒せば同じ
事実この機体で狙撃はレンジが足りない
ということも話しておく
そして長引けば長引くほどこの案も効果が薄れてしまうのだ
「それとマシンガンにグレネード付いてるって言いましたよね?特殊グレネードはありますか?」
レーダーを無効化したり、視界を奪ったりといった特殊効果のあるもの、
ミノスフスキー粒子入りのものがあるかどうか聞いてみる
>>448 ザク「ちぃ、待ちやが・・・・
れ、ぇっ?!」
(ザクが頭から崩れ落ちる。
榴弾の第一波をもろに食らい尽くし、その機構の尽くを破壊され・・・
成す術なく機能を停止する。
同様にジム・コマンドが足を止める。
こちらはシールドで第一波を防ぐも、自分で上を見ただけでは分からぬ着弾点に・・・足が竦むのか。
立ち尽くすとも言えず、無駄におろおろしていた。
しかし一機。一機だけ。)
うおらああああああっ!!!!
待ちやがれこの『ピーー』野郎がぁぁぁぁぁ!!!
(火星の低重力下による機動力増大の恩恵を最も受けている、『ザメルと同じくホバー機構を持つ』ドム・トローペン。
中のパイロットが我を忘れて突っ込んでくる。
総重量はドムの方が軽い。エンジンパワーはドムが劣っているだろうが・・・
差し引きしても。差を詰めるには十分の速度であった。
そしてなにより、それだけのスピードをドムが出しているのは。
パイロットの頭に血が上っているからである。)
逃げてんじゃねぇぞ玉切り落としてんのかあああああ!!!
(スピーカーで奇声を上げながらひたすらに、差を詰める。)
>>451 ふふ・・・ふははは・・・
分かるぞ。音でな!
我が師匠、ブラスターマリの名にかけて・・・
三船弥勒、超七式・・・参上! いざ、尋常に勝負!
(確かに三船自身もレーダーでも目視でもザメルを捉えることはできない。
だが、ザメルが接近しているのは分かる。
ザメルはその100tを超える巨体故に移動はもっぱらホバーだ。
ホバーは速度を出せる反面、音が大きい・・・
その音を超七式の音響センサーは捉えていた。
抱えていたバズーカを構えてザメルの音のする方向へ向けて発射。
同時に突っ込んでくるであろうザメルに対して横にステップして避けようとする)
状況:煙幕でザメルを音で捕捉。
バズーカを発射しながら横にステップして回避を試みる。
>>452 あー、空コンテナなら、かさばる盾とか入れてきたのがたしか
(もげるほどに首を振るザクタンク。ザクI用のヘッドパーツを使っているのがまた年期を感じさせる)
ほれ、後方50Mぐらいのところに茶色いのがあるだろ
あれなら使っても誰も文句いわねーよ
(ちょうどあつらえたように、屈んだザクIが収まるサイズ、ダンボール箱そっくりな色である)
ミノ粉入りのグレネードは聞いたことねえなあ
スモーク弾なら、ハンドグレネードタイプのがあるから持っていくといい
それと、お前のこと次からスネークって呼んでいいかな?いや、なんとなくさ
>>448 「っしゃあ! 当たったッス……って………!」
スナイパーライフルは確かにザメルの左腕を持っていった。
通用する。自分の狙撃の腕は、確かにザメルのパイロット相手に通用している。
そう確信したのも束の間―――ザメルはこちらを素早く認識し、反撃をしてきた。
放たれるミサイルの雨。
硬直したザクでは、到底回避出来ない程の数。
無論ライフルで迎撃出来るようなものでもなく。
ならば出来る選択は。
「到底出来ない回避をどうにかしてやるんスよ!!」
弾かれるようにしてその場を後にして退避するザク。
元来た道を戻りビルの合間を抜けるが―――まだ追ってくるミサイル。
「んなァろァァァァァッ!!!」
無駄に大声で張り叫び、レバーを倒してザクを横っとびさせる。
ザクの背後にあったビルにミサイルの雨が降り注ぐが―――
「へァッ!?」
爆風と熱風がザクを吹き飛ばし、地に伏す。
「………こりゃ参ったッス」
倒れた衝撃で切ったか、口の中に血の味が広がる。
今の衝撃で右足をやられたか―――ザクはどうやら立てそうにも無い。
「………参ったスね」
万事休す。お手上げ。
ここでしばらく大人しくして、救援を待つべきか。
―――ところがどっこい、馬鹿がいる。
「動けなかろうと関係ねぇス、狙撃手にゃ腕と銃さえありゃあいいス」
そう言うと馬鹿はライフル構えた、ビルの合間から見える射線上へ向けて。
その射線上をザメルが通る事をただひたすらに待ちながら。
>>455 人の助けか天の恵みか地の恵みかはさておき
リュートは陸戦ガンダム用180mmキャノン砲と
グレネード付きMMP-78とジム用のシールドを手に入れた!
まとめるとこんな感じ。
でさらに使えるコンテナも調達できそうなのだ
「有難うございます、それ使わせてもらいます。後スモーク弾もください」
スネークという言う名前は一応TACネームの事か聞いてみる青年
>>457 おう、生きてかえって来いよ
ン?あだ名だあだ名
(よっぽど突っ立ってるのが怖いのか、既に微速後退を始めている)
>>453 アレは次の塹壕に到着後、足元をすくってやる必要がありそうだ。
足元に対装甲散弾を打ち込めば足は止まるし、
そも足を止めるだけで十分なのだから。
それはそれとして、あの機体のパイロットは何を喚いているのだろうか。
自分の上官は、とても寡黙な人なのだが。
>>454 (ただザメルにとって幸いなのは、ここが既に戦場だという事だ。
砲声によって駆動音はかき消され…それ故互いに互いの位置を知らない。
三船が捕捉出来るといっても、それは"完璧"とは言えないのであって。
何たる偶然か、バズーカの砲弾は増設された足回りの装甲に着弾する。
しかし、着弾して破壊されても、その機動は止まらない。
咄嗟に右腕のビームサーベルが展開され、同時に左肩のミサイルランチャーが火を噴いた。)
(肩部ミサイルランチャー全門発射、そのまますれ違いざまにビームサーベルで斬り付けつつ走り抜ける。)
>>456 (…………………まだ、見えない。
しかし何だろう、狙撃兵として―――何か確信めいた物がそこにあるのは。)
>>456 「大丈夫?死にそうになったら、信号弾でも打ち上げなさい
操縦席ごと引っこ抜いて回収してあげますから」
何気に物騒なことを通信でぼやきながら、ビルの壁を蹴ってザメルの方角に飛んでいく
>>459 「見つけた…でも、誰?スモーク焚いてるの…見えないじゃない」
誤射上等で煙の中に放たれる3発のシュツルムファウスト
発射後に残る鉄パイプを捨てると、煙幕の周りで速度を維持しながら中の様子を窺う
>>459 待ちやが
(足元を見ていなかったようで、見事にすっころびそのまま動かなくなる。
あれだけスピードを出して前のめりに倒れれば当然である。)
>>459 「………………」
沈黙。静寂。
無論、何かを食している訳ではなく、少女はただ待っているのだ。
契機を―――来るべき時を、静かに。
トリガーには既に指がかけられている。
あとは射線上をザメルが通り、それを狙い定めて引くのみ。
―――言葉にするのは簡単。
だが、射線の幅は短く、勝負は正に一瞬。
「しくじる訳にゃいかねスよね………」
少しの音も、少しの光も見逃さず、情報を得れるだけ得て時を待つ。
ただ引き金を引く瞬間を。
>>460 「そりゃどうもッス。
でもまだ大丈夫ッスから、どぅぞご心配なくッス。
ありがとッス」
まだまだ死ねはしないし、後退するつもりもない。
>>458 「ああ、そういうことですか。」
納得した青年、でも二つ名は意外とアレなものということは言っておく青年
「どうもありがとうございましたー」
状況を察した青年はザクタンクの乗り手にそう言った。
さあ、装備はそろいました。
後はターゲットを探しに行くことになる
まずは180mmキャノンが使えそうなところを探しましょう
状況が状況だが
バトラー・リアクティブ
戦闘システム再起動
という表現が適切だろう青年は地道に戦いの中へ向かう
>>459 やるなぁ!
だが、私もまだまだ落ちんよ!
(斬り付けられるビームサーベルをバズーカの砲身ととっさに左手で取った「あいすらっがー」で受け流し、
ミサイルをエメリウムレーザー砲で迎撃しつつサイドステップで避けた)
ありぃ!?
(ただ、視界が悪い中で確認せずにサイドステップで横に飛んだため、廃ビルに激突して撃ちもらしたミサイルがビルに直撃して、ビルの残骸に埋もれてしまった)
・・・・・・コロッケ! コロッケは何処ナリ!?
(更に頭をぶつけたらしく、コックピット内で意味不明なことを喚き始めた)
状況:バズーカを犠牲にしつつあいすらっがーを併用してビームサーベルを受け流し、ミサイルをレーザーで迎撃しつつ避けようとするもビルの残骸に激突。
ビルの残骸に埋もれて戦闘不可能)
>>461 煙幕の事もありよく見えなかったが、発砲前に倒れてくれたのは助かる。
目の前の敵を排除し、今は一刻も早く塹壕へと移動しなくては。
そうして一刻も早く目の前の敵勢力を排除し、
与えられた仕事を全うしなければ―――――。
>>464 そうして、眼前の障害は排除された。
動きを止めているのならわざわざ手を出す必要は無いし、
排除すべき敵が、まだ残っているのだか―――
>>460 (――そこで、状況が一変した。
まず、シュツルムファウストが背中に着弾しミサイルランチャーを破壊する。
次いでミサイル弾薬ポッドを破壊、これによって肩のランチャーも最後の六発のみだ。
そして最後の一発は肩口に着弾し、その元からあまり綺麗とは言えない
装甲を炎に包んで炎上させる。
大きな、鉄の化け物を思わせる咆哮を上げつつ。
ザメルという巨大な鉄の塊が煙幕を抜けて来る。
そして、その巨体が現れた場所は――――――
>>462 正しく彼女の視線の中だ―――――――――――。
戦場の中に変な機体が一機
その道中でいろいろなものが見られる・・・
スモーク戦術使っている人もいるようである(
>>459)
因みにこのことは誰にも気付かれていないようだし気付かれないように注意しておく
味方の誤射も危険です
いろいろやられた機体も転がってます
(不良生徒グループとか
>>462とか)
因みに空飛んでる機体もいるようである(
>>460)
遮蔽物になる物の陰も利用して進む青年
まだ誰にも気付かれていない模様
>>464 「なんかパニクってる人がいるようです…ええ、いつもの…医療班、出動準備しといてください」
ノイズ交じりながら声の特性で誰か分かるのに、
双方名前を出さないでも通信内容が通じるところから、結構これは日常茶飯事のようだ
>>465 「あ、爆発が…当たっちゃったみたいですね」
次の誰かの一撃で大爆発が起きるのを直感的に悟ったのか、
瓦礫から引っ張りだした超七式らしき機体を抱えながら、後退を始める
「やっぱり、医療班はそのまま艦で待機しててください。見つかったんで連れて行きます」
>>465 「やっと出てきたッスね………」
背部に背負ったエネルギー供給機からスナイパーライフルへとエネルギーが伝わってゆき。
「本当に凄いッス、たった一機でこんだけの数を相手にするんスから」
スナイパーライフルに発射準備が整えられる。
「でもまぁ、それも終わりッス………」
眼前の射線上を走り行くザメルを見据え、ライフルを構える。
「………これで自分の勝ち―――いや、自分たちの勝ちッス!」
自分が目指す高みにより近い先輩の分を込めたプライド。
狙撃兵としての、確固たる信念。
狙った獲物は何があろうと仕留めるという、思い。
「どえええええええりゃあああああああああ!!!!」
放たれる太き光の矢。
それは、ただ一直線にひた走り、ザメルへと向かっていく。
>>468 (放たれた光芒は、後退しようとするザメルを貫き。
右腕を落とし、砲身を溶解させ、爆発させ。
やがてそれまでの闘いが嘘の様に、その巨体が静まり返る。
パチパチと音を立てるのは、未だにザメルの装甲表面で燻っている焔か。
動力部を外れた為か爆発する事こそ無かったが、もう二度とこの巨体が動く事は無い。)
(熱に燻る搭乗口のハッチから、何か黒く焦げた腕の様な物が見える。
……その時、それから目を外そうとした途端、視界の端に一つの文字列が入り込む。
ザメルのコクピット脇に描かれた小さな部隊章。
"第107開拓護衛団"、何処かで聞いた様だが…思い出せない名前だった。
養成所に帰れば、誰か教えてくれるのだろうか?
この迷い猫の正体を―――――――――――――――)
>>461 お前ら…最高にカッコワルイぜ…
(ダサいMSの象徴でもあるザクタンクの背に揺られるドム)
>>466 スネーク、今のビームで敵さんは黙っちまったみたいだぜ
みんな負傷者の回収で手が離せない、撃破確認してきてくれ
>>469 「――…ッス」
撃ち抜いたザメルは、確かに機能を停止させた。
焼け爛れた装甲、溶けた砲身はザメルがただの鉄の塊となった事を意味し。
それは即ち、勝利を意味した。
「ぃよおおおおっしゃああッス!!」
碌に動けぬザクのコクピットの中、そう叫びガッツポーズを取る。
勝利―――狙撃での勝利。
しかも、相手は恐らく相当の腕の持ち主。
その相手に対しての、勝利。
「勝ったッス、勝ったッス………!
勝ったッスよォ!」
それに対しての喜びようは凄まじく。
今は動けぬザクの事も疲労感も何も考えぬまま、ただ勝利の美酒に酔いしれ。
―――ザメルのコクピット脇の部隊章の事など、これっぽっちも考えていなかったのだった。
>>469 光芒を確認した青年
「―遅かったか」
いわゆる見学という名の戦犯(サボり)である
やがて撤退信号も挙がるだろう
>>470 「了解しました。」
確認のために向かう事になった青年
注意しながら進む。
やがてザメルを視認した青年はその座標を転送した
機体の画像も添付して複数枚
勿論マーキングも見つけたのでそれも送る
473 :
輸送部隊:2007/02/23(金) 02:05:15 ID:???
「よっしゃ、終わったみたいだな。
後の処理はまた別の人間が済ませるから、帰還するぜ。」
(帰還信号を打ち上げると同時に、回収要因が働き始める。
撤収作業は、そう時間はかからないだろう。)
「…しかしまぁ、俺も変な奴と戦ったモンだ。」
(集中治療室から移された病室の個室。
窓から差し込む光を受けながら青年はそんな台詞を呟いた。
既に、彼を襲ったザメルが撃破されてから三日が経っている。
事後処理も終わり、"アルバイト"に参加した人間にも報酬が支払い済みだ。
そんな中、この青年は一人の老教官からちょっとした情報を聞かされていた。)
静かな病室のドアが、乱暴に音を立てて開かれた。
「おいぃース! お見舞いに来たッスよ先輩ー!」
ご存知、天下無敵の馬鹿少女。
どこの世界に五月蝿い見舞い客がいるというのだろうか。
「ほい、これ見舞いの品ッス」
それはさておき、少女は右手に持っていた籠をベッドの横に置かれたテーブルに置いた。
中身は果物。まぁ、妥当なものである。
「…お、丁度良い所に来たな?
今回の大金星、最後のトドメはお前さんの狙撃だったそうじゃないか。」
(その辺りの情報、しっかりと入手しているらしい。
自分を負かした相手を後輩が打ち破ったのだから無理も無い。)
「あぁ…ありがとう。
昨日までは他の人も来てくれたんだけど、今日はサリクスだけだ。」
(と、そう言って微笑んでみる。
成る程、確かに見渡してみればこまごまと見舞いの品がある様だ。
決して数が多い訳ではないが。)
「……そう言えばサリクス、お前…あのザメルが何者だったか知ってるか?」
(――と、青年は意外なタイミングでそんな話題を切り出して来た。)
477 :
一般生徒B:2007/02/23(金) 21:22:03 ID:???
お前ら…本当に雑魚扱いだな。
(不良生徒一同を見舞いに来ていたらしい)
ほれ、病院食じゃお前らの口に合わんだろう?
(吉○家の牛丼をわざわざ持ってきたらしい)
そういえば、スネークの撮って来た写真の部隊章、どこの組織ヤツか判明したころだな
>>476 「そッスよー! 無論、他の皆の援護もあったッスけど、トドメは自分が刺したッスー。
先輩にも見せたかったッスねー、自分の狙撃」
ふふん、と自信満々な笑顔でそう返す。
それほどまでに嬉しかったのだろうか。
「そうなんスかー? ま、皆忙しいんスかね。
あ、こっちはけーちゃんからのお見舞いの品ッス。
お大事にって言ってたッスよー、けーちゃん」
園芸などが趣味なケイトらしく、見舞いの品は綺麗な花束のようだ。
サリクスはそこらにあった適当な花瓶を見つけると、適当に花束を差していく。
「ス? ………何者って、どういう事ス?」
ついついつい、と花束を差していた右手をふと止め、きょとんとした顔で青年の顔を見返す。
どうやら何も聞いていない様子。
「あぁ、見事なモンだったって聞いてる。
損傷した機体であそこまでやれるんなら大したモンだよ。
あぁ、ありがとう。
後数日で退院出来そうだから、ケイトにもお礼を言わないとな。」
(戦闘の詳しい推移も知っている様だ、恐らく誰かの記録していた
戦闘の様子を、手近な端末で閲覧したのだろう。
丁度彼がそうされたように、だが。)
「ん、その様子だと知らないか。
…まぁ無理も無いか、公表されるのは少し後だからな。
俺もあの白髭の教官に聞いたんだけどな、アレ……パイロットは居なかったそうだ。
あの部隊章も、今は使われていない。」
>>479 「えひゃひゃひゃ、でもまぁ、まだまだNo.1は程遠いッス。
これからも精進精進また精進ッス。
………って、パイロットがいなかった?
ス……スス?」
花瓶を置き、腕を組みつつ唸る。
頭上に浮かぶ ? ? ? の嵐。
パイロットがいなかった………って、いなけりゃ動く訳が無い。
部隊章も使われていないものって、まるで意味がわからない。
これはもしや―――?
「―――幽霊の仕業ッスね」
顎に手をあて、そう呟く。
気分は名探偵。
「あぁ、正確にはパイロットは居たんだ。
そう、パイロットの身体だけはな。」
(そうして"幽霊違う"といった感じで軽く苦笑すると、
青年は一旦間を置いて、再び喋り始めた。)
「昔―――といっても数年前の事らしいんだが、
あの辺りの廃墟は元々、火星入植初期に作られたクレイドルの一つでな。
当時は火星の原生機械生物も多くて、開拓団は連日それらと戦っていた。
何せ数が多いからな、今の野盗なんかよりよっぽど危険だったらしい。
あのザメルはそんな時勢、あそこにあったクレイドルと住民を護っていた
『第107開拓護衛団』に所属していたモビルスーツなんだそうだ。
拠点防衛仕様になってたのはその所為だな。」
「しかし悲しい事に、あのザメルに乗っていたパイロットは戦いの中で力尽きた。
コクピット内に残っていた遺留品から推察するに、
炎や熱を伴う武装で…コクピットの中に居ながら蒸し焼きにされてしまったらしい。
そして彼は力尽きる直前、機体に備え付けられていた自動操縦機能に、
熱に爛れる指で一つの命令文を打ち込んだ。
機器が熱でイカれている事も承知で、短い短い命令文をな。」
(そこでまた、言葉を切った。)
>>480 普通は無人機だと考えるのが妥当ではないかね?
(音も無く、超前向きな少女の背後に現れるこの男・・・今回は何時もの服装に頭に包帯をぐるぐると巻き付けて顔には絆創膏を幾つも貼り付けている)
まあ、本当に幽霊だったりしてねぇ・・・ふふふ・・・ふははは・・・
(ふざけているのかふざけていないのか、不気味な笑い声をもらしている)
>>481 「ふんふん………」
手近なパイプ椅子に腰掛けると、青年の言葉に耳を傾け始める。
「なるほどなるほど、確かに開拓団とかなーんかそういう話は聞いたような覚えもあるッス。
………それで?」
>>482 「ぬぬっ! 貴様は一体何者スか!?
名を名乗れッス!」
咄嗟に今まで座っていたパイプ椅子から立ち上がり、畳み、手に持って構える。
戦闘態勢。
顔がわからない為、誰だかわかっていない様子。
>>484 「落ち着いてくださいサリクスさん、彼はミフネ教官ですよ」
背後から話しかける青年ドサクサにまぎれて出てきました
「皆さんこんにちわ、でしょうか?」
挨拶をする青年
>>482 「ええ、そうですよ教官。
幽霊ってのもロマンはあると思いますけど、それじゃあ手に負えない。
……しかし教官、ここ病室なんですからノック位して下さいよ…。」
(実際、病室の中ってノックしてくれないと色々困るのは言うまでも無い。)
>>485 「…君もだ、噂のスネーク。」
(ツッコミが、早い。)
>>483 「あぁ、続けるぞ。
当時は中々に優秀な自動操縦装置が搭載されていてな、
それに彼が打ち込んだ命令文はこうだ。
『周囲一帯を接近して来る、一定以上の熱源を放つ物体を攻撃せよ。』とね。
結局の所、彼は自分が倒れた後もザメルに戦う事を望んだらしい。
しかし見たとおり、あのクレイドルは彼の死後に全滅している。
記録によれば、そう最近の事でも無いそうだけどね。
ザメルが最近になって漸く活動を始めた理由は分からないが、
俺を初めとした犠牲者は、あそこを通行しようとした為に撃たれた、という事だ。
だから俺が撤退する時には追って来なかったんだろうな。」
(と、そこでもう一度だけ言葉を切って。
最後にため息交じりとも言える調子で、一言。)
「ある意味、これも幽霊の仕業って言うべきかも知れないな。」
>>481 ナノマシンやら色々変なのを使ったそうだから開拓当初はデンジャラスなところだったからな・・・ここ(火星)は。
蒸し焼きにされながらも自動操縦に命令文を打ち込むとは・・・
執念と言うか・・・そこに守り抜きたい何かでもあったのか・・・今じゃ全ては時間の過去の奔流の中だな。
>>484 俺だよ俺。
あ、これじゃオレオレ詐欺になってしまうな。
(手を上げて降参のポーズをとり)
私だ。パートタイム教官の三船だ。
だから、パイプいすはやめて。昔、プロレス見に行って場外乱闘に巻き込まれてパイプいすで酷い目にあったんだから・・・
>>485 「む? でも教官はこんな頭ぐるぐるの絆創膏まみれじゃねッスよ?」
と、いつのまにか背後に回っていた青年の事は全く気にしないのが馬鹿スタイル。
>>486 「なるほどぉー………ふむふむ。
あいや、わかったッス。
しかしまた、傍迷惑な装置ッスね………。
とっくの昔に守るようなもんも無くなっちまってるってのに、
まだ戦おうってのは………。
でもま、自分ももし同じ立場なら同じ命令送ってたかもしんねッスね。
『周囲一帯を接近して来る、一定以上の熱源を放つ物体を狙撃せよ。』 とか」
>>487 「機械生物に関しては、今でも出自がはっきりしてない物も多いですしね。
……しかしその時間の流れから零れ落ちた物に、俺達は撃たれた訳です。
何ともやり切れなくなる話ですよ、あのパイロットはそうやって何年間も、
あの乾いた荒野の真ん中に放って置かれていたんですから。」
>>488 「まぁ、当時は移動に使う車両もホバートラックが限界だったからな。
モビルスーツ並の熱量でやって来る物と言ったら、
略奪目的の盗賊か、襲撃に現れた機械生物位だったんだろう。
今みたいになるとは予想してなかったんじゃ無いのかな。
うん、多分出来る事ならそうするだろうと思う、俺もね。
……何にせよ悲しい話だよ、これは。
確かアイツのコードは『Stray Cat』だったが、どうにもなぁ…。」
>>486 「ああ、ノックの件ですか?何か開いてたんで見たら・・・」
さっきの状況だったので乱入しました、ということを話す青年
もはやタクティス、どこかの誰かさんよかたち悪い
「それとも(待っていなくても)待たせたな、(を良い忘れた事)でしょうか?」
>>487 彼女からも見えるように立ち位置を変更するため移動
>>488 「お久しぶりです、教官」
表情は普通、でも何かが背後から出てきそうな雰囲気なのは確かだろう
>>489 「エンブレムはこれですね、今はもう使われていないのはもう出てますが」
取ってきた画像データをプリントアウトした物を青年はさりげなく出して見せた
>>487 「むぅ………本人が言うのなら多分本当なんスかね。
しかし一体全体なんだってどうしてそんな顔してんスか。
けーちゃん辺りが見たら悲鳴上げて泣いて気絶しちゃうッスよ」
パイプ椅子を下ろしながらそう言う。
確かに、怖いものよくわからないものが大嫌いなかの少女ならば気絶しかねないだろう。
>>489 「そっかー、なるほどなるほど。
多分あのパイロットもまさかこんな風になるたぁ思ってなかったんスね。
んー………でも大したもんスよねェ。
例え迎撃した相手が盗賊や何かじゃなかったとしても、
今の今まで人っ子一人近づかせなかったってんスから………。
『Stray Cat』? ………どういう意味スか?」
>>485 こんばんわだ。
>>優男っぽいお兄さん
ははは・・・・気にするな。私も病人だから・・・
それにしても結局はクレイドルが全滅してしまうとはな。
パイロットの魂も無念だったろうに・・・
その、無念が何かの拍子にザメルを再び戦わせてしまったのだろうな。
その無念さは我々と戦ったことで晴れたかどうか・・・
後で、供養に行くか・・・
>>490 「いや、それ以前に人の部屋に入る時にはだな……。
余りにデリカシーが無いのは問題だぞ、スネーク。」
(…スネーク、で固定らしい。
しかし流石はドイツ人、この手の話題はちょっとだけ不機嫌そうだ。
何だかんだで怪我人なのである。)
「あぁ…それか、そう…その部隊章だ。
どうやら、当時の開拓護衛団の共通の図案だったらしいな、番号を変えるだけで。」
>>492 「開拓初期の話らしいですから、全滅もそう珍しくは無いそうです。
…まぁ、全ての所で万事全てが上手くはいかないんでしょうけど、ね。
晴れたかどうかは分かりませんが、もう戦う為の牙は折れました。
それだけは確かですよ。」
>>491 「酷い話だよ、今となっては普通に撃ち合いだもんな。
普段余り使われない道だって事を考えても…
余程、良い学習を積ませてたんだろうな、そのパイロットは。
ん……『Stray Cat』は…野良猫って意味だ、別名を"迷い猫"。
帰るべき場所も、守るべき場所も亡くして彷徨う、鉄の猫さね。」
(そう言って、何ともやり切れないとでも言うように見舞いの果物に手を伸ばす。
彼女が持って来てくれた中から選ぶなら――やはり、バナナだ。)
>>492 「・・・失礼、」
整備班に駆りだされ時間感覚が軽くおかしくなってしまった青年だったりする
業界用語での挨拶だったら問題は無かったかもしれないが
クヨウ旅にでる事は考えていなかったりする青年
>>493 「そうはいいますがね先輩、騒ぎになるのも問題かと思いますが」
(´-`).。oO(R2:しかし困った。スネークで通っているとはねやりにくいなこの先…)
状況的に初心者さんがEUROPEAN EXTREMEに挑むようなものとなっている
>>494 「はー………野良猫………迷い猫ッスか。
………猫っつーには強すぎたッスね。
ライオンとか虎とかのがまだ………」
ふぅ、とあの戦闘の疲れを思わせるかのようなため息。
と、青年が自分が持ってきた籠に手を伸ばしたのを見、
その伸ばした先を見………。
「じゅるり………」
涎を垂らしだす少女。
そんなにバナナが好きかー!!
>>495 「………いや、お前は知らないかもしれないが……
そうは言うがなリュート、三船教官は何時もこんな感じだから気にしないで良い。」
(ぶっちゃけ、酷い言い様である。)
>>496 「だ、な。
猫科の動物って言ったら、そっちの方が良かっただろうにと思う。
そうだな…『Stray Liger』とか。」
(※Liger[ライガー]は、ライオンと虎を掛け合わせた哺乳類)
「あー…一緒に、食わないか?」
(流石に涎はヤヴァイ、マジヤヴァイ。
今までのシリアスな空気ぶち壊しだけども、涎はヤヴァイんでとりあえず
『一緒にバナナを食べませんか?(AA略)』である。)
>>497 「ス、そっちのがあっちには合ってた気がするッスね。
ス………! い、いいんスか!?」
少女にとってバナナとは命の源であり全てである。
バナナなくしてサリクスという少女は語れない。
それほどまでに、バナナとサリクスとは切っては切れぬ存在なのである。
「そ、それじゃあお言葉に甘えていただきまス!!」
言うが早くバナナの皮を剥き、一気にかぷっとかぶりつく。
「………うめぇス………」
バナナ一本に大げさな少女だ。
>>496 名前負けするのを避けたかったのかはさておき
真実がわからん以上何もいえない青年である
R2:しかし彼女のバナナに対する執念は異常(食欲の意味で)
>>497 「そうですか」
1秒硬直していたが青年はそう言った
>>499 確かにバナナは優秀な食品だ。
だがそこまでして食うのは・・・
(´-`).。oO(R2:むしろ突っ込むべきはそこだろうに…)
そう心から思う青年である
>>優男っぽいお兄さん
旧世紀の西部開拓時代も村一つ全滅することがあったときくが・・・時代が変わっても同じと言うことか。
うむ、牙は折れたからな。成仏してくれるだろう・・・。
ん、良く分かってるではないか?
人間はハッピーに生きなければならん!
昔の人もこういう言葉を残している。
「人生、ポジティブに生きるべし」ってね。
(こんな感じの意味を取り違えてるこの男)
あ、バナナ食いてぇ・・・
いや、バナナは牛乳と氷と一緒にミキサーにかけてシェイクにするともっと美味しいんだったな。
ヨーグルトとか蜂蜜とか好みで入れてね・・・
>>498 「あぁ、勿論だ。
というより…そのまま涎が酷いのも困るから、絵面でも。
…うん、確かにこれ美味いよ。
流石はサリクスの選んだバナナだ。」
(…しかし見てみるとこの籠の中、やたらバナナが多い。
多分、ここに居る皆で食べても良いのでは無いだろうか?)
>>499-500 「…という訳で、二人も如何?」
(敢えて教官にはツッコまない。
とりあえず皆これ食って落ち着け、という意味だと汲み取るべきだろう。)
(こんこん、と。扉を叩く音は決して怪我人を刺激せず、しかし良く聞こえる程度に。
誰かがつられて振り返るなら、左手に小さなかごを提げてたつ彼女の姿を見るだろう)
失礼します。お具合如何ですか?
(柔らかいその微笑みは、怪我人を見舞うという目的の為か
いつもの彼女の笑みに比べても華やかに見える。
下手な花を飾るよりも気を晴れやかにしてくれそうだ)
>>502 「あ……はい。
お蔭様で回復は順調ですよ、ラナさん。」
(と、そんな言葉と共に素で返されるのは柔らかい微笑だ。
実際この面子にあって、幾らか彼女の存在は助かりそうな気もしている。
故に安堵した表情は嘘偽りではなく、中々に絵になる物だ。
片手にバナナ大盛りの籠さえ持っていなければ。)
>>501 「ススス、自慢じゃねースが、バナナを見る目は確かッスからね」
確かに自慢にならない。
そして、バナナが異常に多いのもきっとこの少女が一番多いのを選んだせいなのだろう。
なんというひたむきなまでのバナナへの執着心。
>>502 「おりょー、こんちゃース」
手をしゅぴっ、と挙げてご挨拶。
口には銜えられたバナナ。
大変お行儀が悪いです。
>>501 ∩ ゚∀゚)')「どうも、いただきます」
【リュートはありがたくバナナをいただいた!】
l O ・ω・).。oO(そんな事より先輩、蜜柑も食べるんだ)
というのを受信したのは気のせいだろうNT精密検査では引っかからなかったナチュラルだし
強化人間も同様
>>502 「こんばんわ」
以前あったことがある。確か教官もやってる人だったはずだ
>503
それは何よりですわ。
運び込まれたときは、不運な結果も覚悟すべきとも言われてしまいましたもの。
(お兄さんの横に立つと、籠から取り出した見舞い品を手ごろな場所に置く。
それは意外にも一冊の本だった)
本当は、私が陣頭指揮を執ってでも仕留めたかったのですけど
もろもろの事情で控えることになってしまいましたの。
結果がまずまずに収まってくれたようなので、よしと致しましょうか。
>504
こんにちは。このバナナはやはり貴女が?
>505
はい、こんばんは。
(にこり、と笑顔で挨拶を返す。前回に比べ、その綺麗な顔が近いのは
病室と言う閉鎖空間ゆえの得か)
>>506 「ススス、無論ッス」
大きく首を縦に動かして肯定の仕草。
バナナといえばこの少女、と、この少女を知る者ならば誰が思っても当然なくらい、
この少女は暇さえあればバナナを食している。
「それじゃ、あんまり長居するのもアレなんで自分はそろそろ帰るッスね。
先輩、お大事にッスー」
ピッと右手を挙げて立ち上がると、
少女はそのまま病室を去っていった。
無論、バナナを銜えたまま。
>>501 じゃあ、頂かせてもらおう。
(バナナを受け取ると食べ始める・・・皮を剥かずにそのまま)
バナナウマー
>>502 こんばんは。
まあ、この通り彼の具合は良いそうだ。
(とりあえず、挨拶。バナナを食いながらね)
509 :
一般生徒B:2007/02/23(金) 23:41:19 ID:???
あれ?回収されたマシンガンが何丁か多いな
しかも、誰使ったんだこれ?銃身が壊れる寸前なぐらい焼け付いてる
爺さんはああいってたが、まさか…な
(格納庫で一人青くなる名無し生徒)
じゃ、私は機体の修理を手伝いに格納庫に戻るとするよ。
はよ、元気になれよ。
(白衣のポケットにバナナを何本も突っ込むと手を振って病室から出て行く白衣の男。
相変わらず、バナナを皮付きで食いながらだった)
>>506 参加できない事情・・・か
まあ、取り立てて追求する事でもないだろう
あの時は俺は餌に釣られすぎたという情けない話だったりするが
>>507 / -ω-ヽ.。oO(ここは生半可な覚悟では・・・と誰かが言ってたっけ…)
彼女が持ってるかごを見てそう思った青年である
「では、また今度」
彼女を見送る青年である
彼の様態も良いようだし、さて―
>>511続き
→格納庫に向かうか
ゴハンたべてねよう
やる事ももうやった
ここに長居する理由も無い
「では俺はこれで失礼します。先輩お体には気をつけて。」
二人に別れを告げ、ついでにバナナをちゃっかりいくらかもらい今度はちゃんと退室する青年である
「あぁサリクス、今日はありがとうな。嬉しかったよ。」
>>506 (サリクスと教官を見送って、その言葉を静かに聞いている。
聞き終わったところで漸く口を開いて)
「……ええ。
医者の方にも、五体満足なのが奇跡だと言われました。
むしろ死んでいるのが当たり前だ、とも。
…まさか星を見に行くだけで死にそうになるとは、ちと油断し過ぎましたかね。
……ところで、この本は?」
(言いつつ、その本を手にとってみる。)
>513
油断と称するのは手厳しいですわね。
装備と戦術と状況が余りにも噛み合ってましたもの。
分かっていて撃ちあっても、実は相当に危険だったのでは無いでしょうか。
その本ですか?
入院中の暇つぶしになれば、と思って一冊選んで参りましたの。
と言っても図書館の本ですから、読み終えたらわたくしにお渡しくださいな。
それではわたくしも、忙しないですが顔見せ程度で失礼致しますわね。
この後、少し特別訓練の予定を組んでますので。
(一礼をすると、彼女もまた流れにそって退室。
彼の手の中に残された本は、その題を「ライトスタッフ」。
人類が初めて音速を超える為の挑戦を描いた、彼らからすれば「超古典」である)
>>514 「次からは、もう少しマシな策を講じておく必要がありそうです。
…こういった事は活かさないと、これから先生き残れない。
ましてや今回の相手は、ただの無人機でしたから。
そうですか……分かりました、読ませて貰います。
退院する頃には読み終わりますので、直ぐにお返し出来ると思いますよ。
有難う御座いました。」
(ベッドから身を起こした状態のまま、軽く一礼して見送る。
リュートも部屋から出て行ったのを確認すると、また病室は静かになった。
気を取り直して、リヒャルトは本の頁を開き始める。)
「………チャック・イェーガー………か――。」
(場所は変わり、養成所のシミュレーター室に。
其処にはいつもの和装ではなくパイロットスーツに着替えたラナ・ウォングの姿が)
……告知したは良いものの、いったい何人程集まってくださるものでしょう。
(臨時演習としてシミュレーターでの模擬実戦を行う事になり、
掲示板などなどで公示したは良いものの、初回となる今回は
諸所の都合に折り合いが付かず、大半の講義の最中に開くことになってしまったのだ。
しかし、参加者が0ではないだろうと彼女は楽観している。
わざわざ臨時で開いたこの演習、他の科目に比べて「単位」を得やすいと明記されているのだ)
……何か特典でも差し上げるべきでしょうか?
いえ、それでは生徒寄り過ぎると批判されてしまいますでしょうか……?
(暇を独り言で潰しつつ、生徒の集まるのを待つ)
>>516 / -ω-ヽ「ここか・・・シュミュレーター実習地は」
いろいろやりくりして青年は要綱の紙を携えて来ていた
ノックして入室する青年
「失礼します。実習があると聞いて参りました」
>>516 「だいじょーぶでしょ、こんな大人の女性が相手してあげるんだもの」
既にカタカタと管理用のコンソールに何かを打ち込んでるもう一人の教職員。
「それとも、単位取りやすくする代わりに、難易度メチャクチャ上げます?
ビルの残骸の陰とかに、エキストラのNPC歩兵を500人を追加とか」
飛べないMSは一瞬でゲーム―オーバーを言い渡されるような無茶な設定を言い出す。
>>516 そこにやってくる少女が一人。
てくてく、と極普通に歩き………
「あぶしゅっ!」
何も無い所で転んだ。
きょろきょろと辺りを見回し………、
女性がいる事を確認すると瞬時に起き上がり、身体についた埃を叩き落とす。
顔は朱に染まっている。こけた所を見られ、恥ずかしがっているようで。
「す、すすす、すみません、遅れましたっ………」
蚊の鳴くようなか細い声でそれだけ呟くと、
いそいそと女性の方へ近づいていった。
>>516 イエッホーーーーーイ!!!
(部屋の外。
徐々に近付いてくるやかましい声。)
「こらーー!
シミュレータ室に行くのは分かりましたから私の財布を返してください!
充電機壊しますよ!」
そいつぁ困りんこぉ!!
っとと、行き過ぎだぞサスケぇーい
「いつの間に止まってぇぼっ?!!」
(何かが地面に衝突した音がした)
>517
はい、どうぞ。
まだ開始までは少々時間がありますので、適当な椅子に座ってお待ちくださいな。
(見慣れた女性が見慣れぬ格好で出迎える。パイロットスーツとアップにした髪。
実を言えば、養成所で彼女がこの格好をしたのは初めてなのだが
さすがにそれは彼の知るところではないだろう)
>518
い、いえ、でも今回だけではなく、その、後四回ほど予定してますし、やはり普通に行おうと思います。
難易度が高すぎても、却って意欲を削ぎかねませんし……
(少しだけいつもより慌てた口調で返す。その美貌の割に、妙に褒め言葉に慣れていないラナだった)
>519
だいじょうぶ。まだ開始前ですわよ。
ケイトさんも参加してくださるのですね。
(彼女の格好は、ケイトにとっても初めてのものだろう。
見慣れぬ格好もだが、良くみるとパイロットスーツ故に普段は分かりづらい体のラインも良く分かる。
胸は平均以下だが、その全身は整った細身なのだが、何処か力強さをも感じさせる。
女豹、と言う表現が一番似合うだろうか)
>520
……?
参加者でしょうか?
(覗きに行く)
>>521 「いたたたた・・・」
Hey美しいお嬢さん。
貴女が本日ここで開催される実戦講習の主ですかなぁ?
(不気味な声で喋る黄色いハロが浮いていた。
後ろには旧世紀の日本に居たと言われる絶滅種忍者装束も。)
>>521 「そう…なら、普通に戻しますね」
手にしていた"整備班特製ジョーク設定集"と書かれたディスクを引き抜く
「それにしても、思ったより集まったわね」
参加者全員をチラリと眺めて
>>521 「あ、ま、まだはじまってなかったんですか。
よかったぁ………また道に迷ってたからてっきり遅れちゃったかと………」
はぁ………と安堵の息を吐いて、目の前の女性の姿を見る。
―――ついで自分の身体。
胸は無いわくびれも無いわの、まぁ、なんというか、幼児体型。
だがこの少女は気にしない。
目の前の女性の肢体は素晴らしく、女として憧れるべきものなのだろうと思うが、
自分の身体を決して卑下はしない。
何故なら無い乳もよいものだからだ。
>>522 (ニンジャだ! ジャパニーズニンジャ!!)
シュシュッと参上しそうな黒装束の人を見て心の中でそう思う。
そしてあろうことか黄色い浮くハロを可愛いと思う。
―――感性が少しズレているのかもしれない。
>>521 「・・・では」
着席する青年。どうやら一番乗りのようだ
因みにおもいっきし私服。何か浮いている青年
彼女のパイロットスーツ姿を拝見するのは初めてだがここで言及しない
>>518 (´-`).。oO(機体構成が重要になるか?…)
あくまでも現時点ではの話だが。
>>519 あ、ケイトさんだ。
「どもー」
軽く挨拶する青年
>>522 ・・・何という状況
これは間違いなくカオス
>>523 冗談だったようだが気は抜けない事は確かである事には違いない
>>525 「お姉さんのこと、そんなに気になります?」
あくまでニコニコと答える。そう、悪魔の笑顔で。
「じゃあ、私はザクIIC型のC装備で待機しますね」
耳慣れない名称のザク。
C型と言えば、ザクIIシリーズとしては、一番性能が低い部類に入るモデルだ。
しかも、A装備はマシンガン、B装備はバズーカで登録されているが、
C装備などというモノは、少なくても生徒達が使用できるMSとしては登録されていない。
>>524 「熱い視線を送ってくれてありがとう。
これからもお兄さんは世界の平和の為に頑張ります!」
(訳のわからない事を言いながら握手してくるジャパニーズニンジャ)
>>525 何でぇ、きっちりヤローも居んのか・・・
「こらこら、本音が出てますよっ」
>522
主、と表現するのも大げさですわね。わたくし一人で行うわけでもございませんし。
(黄色い物体になんら気後れする事無く微笑みを返し、後ろの忍者にも声をかける)
臨時講習に参加なさるなら、どうぞお入りくださいまし。
そろそろ開始時間になりますわ。
>523 >526
ええ、時間が時間でしたのでわたくし一人で担当しようかとも思ってましたが……
教官にお手伝い願っておいて正解でしたわ
(時計を見上げ、開始時刻になったのを確認する)
>522 >524 >525
それでは、これより臨時講習を開始致します。
内容は教官2名との戦闘、ただそれだけと言えばそれだけですわね。
ただし。
先日の件の後にわざわざ開いた臨時講習なので予想しているかもしれませんが
私も彼女も、一切の手加減は致しません。
すなわち、格上の相手に対し如何にして対抗するか、が焦点になります。
運が悪ければ、開始即終了の方もいらっしゃるでしょう。
ですが、条件が条件ですので単位認定基準はかなり下がっております。
どうぞ皆様、日頃の鍛錬の成果を余す事無くご披露くださいませ。
場所は火星荒野の一角、多少の起伏が有り開始即交戦と言うことはありません。
練習機ではなく、支給された機体の利用を許可いたします。
皆様の全力、受け止めさせて頂きますわ。
(そう言ってシミュレーターの中に入る。
一瞬だけ、彼女らしからぬ不敵な笑みが見えたのは気のせいだろうか……)
>>525 「あ、りゅーくんこんにちわぁー」
手を振り振り、挨拶。
なんというフレンドリーさ。
この少女は間違いなく能天気。
>>527 「あはは、はい、これからも頑張ってくださいお兄さん!
応援してます!」
よくわからないが完璧に打ち解けている様子。
少しも怪しむ素振りは無い。
というか、むしろ興味深々な感じだ。
>>528 「は、はい! わかりましたっ!」
ビシッ、と姿勢を正して言葉を聴く。
教官二名と対決………数では勝っているとはいえ、少々気後れする。
「が、頑張ろうねりゅーくん、お兄さん、丸い人!」
丸い人は酷くね?
とか思う暇もなく、少女はシミュレータの中に入っていく。
>>526 「・・・いえ、私のほうが浮いているな、と思いまして」
どちらのことを言っているのか(多分両方だが)それとは別として答える
青年がかつていたところとの違いに軽いカルチャーショックを受ける青年
!!C装備?!まさか核?!
しかしこれは面倒な事になりました
>>527 まあ、ね
それをいっちゃーなぁ・・・
ここは静観で
>>528 機体装備の準備を開始する青年。今回の機体は・・・
>>528 よっしゃ承知!
さぁさ行くぞサスケ全てはご褒美の為に!
「ななな何ですと!
そんなドロドロの18禁展開はこんな全年齢の板では出せませんよ?!」
(空中で静止し、忍者に振り返るハロ)
・・・この万年14歳ピーターパン。
単位取得に一歩近付くって言ってんだよ・・・
「あ、さいですか」
(ショートコントをやった後にシミュレータ・ポッドに入っていく。
見ていれば飽きないのかもしれない。
巻き込まれると果てしなく迷惑ではあるが。)
まず青年はここに来て日が浅い
故に他の生徒との差も大きくハンデを背負っているのは間違いなくこちら側といっていいだろう
向こうは核を使うみたいだし
本当は使いたくなかったがあの装備の出番です
>>527 でも挨拶はしておく青年「はじめまして」
>>529 「うい、宜しくお願いします。」
「不束者ですが皆さんお手柔らかにお願いします」
そういってシュミュレーターに入る青年
>>529 530
>>531 「降参は一切認めないので、精々がんばって避けてくださいね」
オーバーブーストを使用した限界までの跳躍の後、その者は狙いもつけずに躊躇なくトリガーを引いた。
放たれる一発の核弾頭
出現直後の三人の目の前のフィールドの地面が、空気が真赤に染まる。
「大丈夫です、そうそう当たる物ではないって、かの大佐もいってましたから♪」
確かに誰もダメージはない威嚇射撃、当たるほうがおかしいが、フォローになっていない。
そして、自然落下に任せて地面に落ちていくザク。
>532 >530 >531
(セットアップを終えた機体から順次シミュレーションに参加させられる。
降り立った場所は目の前に割合高い砂丘が有り、
生徒達から見て左前方には切り立った岩山も有る。
教官勢と生徒勢はそれぞれ固まって配置され、互いの間には砂丘、岩山、砂丘の形で障害物が。
中央突破にも迂回にも、それなりに隠れる場所があると言う事になる)
>533
モルテ教官、本当にc型でよろしいのですか?
火力はともかくとして、三対二の上に支給機を許可してますから
場合によっては振り回されかねませんが……
>>534 「もう一発撃っちゃったから、キャンセル無理みたいです」
通信を入れながらバズーカを背中に戻し、ザクマシンガンに持ち変えた
「それに大丈夫ですよ、もう脅しは済んじゃいましたから。
これで私には接近戦を仕掛けるしかありませんから、機体性能よりパイロットの腕です」
通信用のカメラの前で力コブを作ってみせる
>>532 ≪通信≫
安心しろ、無駄死にではないぞ!
お前の屍を踏み越え俺たちは必ず単位をうわ何をするサス
「どもっ!
まぁまぁ、お互い頑張っていきましょう」
>>533 「ねっ?!」
(仮想世界に現出するジム・クゥエル。
盾を構え、回避・防御を考えた姿勢でこちらも着地。)
・・・・サスケ、早速だが忍法Bダッシュのお時間だぜ!
「はい?」
馬ァ鹿野郎!
相手の機体は確かにおもくそ旧型のザクだが!
「はぁ。」
コクピット周りのディテールがF型とぁ違ったぞ!!
「なんですとぉ?!び、Bダッシュ了解!」
(即座に弾の飛び去った方角からから離れるジム。
ノーマルのジム・クゥエルより数段速い。と、いうか推進器に点ってる炎の量が尋常じゃない。
どのぐらいカスタムを施しているのだろうか。)
>>533 「えっ? ふぇっ? ひぇぁっ!?」
その『真っ赤』に染まった空を見て、面白いくらいにうろたえる。
思考回路はショート寸前。というか、ヒューズ飛んでるかもしれない。
「あっあわわ………と、とにかく戦わなきゃ………うん」
そうだ、戦わなければならない。
自分一人ならともかく、今回はチーム戦だ。足を引っ張るわけにはいかない。
「よい………しょっ!」
変形し、MA形態となって空を飛ぶ。
ザクスピード、一年戦争時には珍しい可変機であり、可変機を申請した彼女にはじめて与えられた機体。
「まずはさっきのを撃ったMSを探さなきゃ………!
もう一度、さっきのを撃たれちゃ危険だもん」
そう呟くと、少女はMA形態でしか出せぬ機動性で、
空を飛びまわり敵の姿を探し始めた。
>>534 バトラー・アクティブ
メインシステム 戦闘システム起動
「機体の性能に頼る事となるとはね、これは」
偽装した機体で青年はそう言った
特殊装備で誰も件の機体である事はわからないようにしてある
しかしどうしても埋められないハンデがあることは知っている
それでもこちらのほうが乗りなれているのだ
「行こう、相棒」青年はそういった
>535 お菓子
頼りにさせて頂きますわ。
……いえ、機体はわたくしの方が上等なのですから、そうも言ってられないですわね。
(ラナ・ウォングが乗るのは、紫色のアストレイ。
とりたてて防塵以外のチューンを施されているわけでもないが、
その基本性能には定評がある機体だ)
>536 >537 黒装束&ジャケット
意外と、臆する事無く動きますのね……
(空を飛ぶ相手から隠れるように、右側から迂回して山影に移動する。
スラスターを吹かさず、センサーの探知を逃れるようにして)
>>536>>537 「皆さん宜しくお願いします」
青年はそう言った
センサーで味方の位置は把握している
射出方向からはとっくに動いているので
高機動で青年も敵機を探すことにする
>>536 「凄い逃げ方…あの子、あんな服装してるだけあるわね」
実弾火器では捕らえるのが無理かもしれないという予感が過る。
だが、それほど深刻に考えてはいない。
いざとなれば、体当たりやヒートホークでの接近戦など、性能差を打ち消す術は十分にある。
>>537 「あれも…ザクなのに飛べるのね」
使ってる生徒は初めて見た、という風に驚くと同時に、彼女の技量に若干驚きを見せる。
「あんな構造欠陥機を、普通乗りこなせるなんて結構良いパイロットになるわよ、彼女」
>>539 「ま、お互い無理しない程度に行きましょうか。明日も休める生徒と違って授業あるんですから」
マシンガンを構えながら前進を始める。向かうは砂丘の頂上だ。
>>540 「うん、よろしくね」
そう言葉を返すが、笑顔はややぎこちない。
緊張しているらしい。
>>539 「………駄目だ、見つかんない」
先ほどから高速で移動をしているものの、
敵の反応はレーダーに全くかからない。
そう簡単には姿を現してくれない、という事だろうか。
「やっぱり、もっと色んな場所に行った方がいいのかな……。
でも、それじゃあ危険すぎるし………うぇー」
「参りましたね」
ああ、全くもって厄介なもんを持ち出してくれる物だよあちらさん方!
想定外想定外、MS戦でそんなのどこをどう引っくり返してもAIの俺には想定外!
(何しろAIと言うのは元来合理性を突き詰め通常の人間には不可能な速度で
『最善』を実行する為の『パターンの集合体』。
艦隊に対してMS一機で相対し得る核兵器をシミュレータとは言え持ち出してくる事自体が合理的とは言えず。
更に戦乱の世でもない為核を保有したMSに対抗するパターンなど組み込まれている筈も無く
ただ策も無く丘の影に身を隠すジムである)
サスケ、お前、どうにかしろい!!
「そんな事言われましても〜・・・ はて?
相手は二人、別々に乗り込みましたよね?」
それもそうだな。
セオリーなら大火力の支援に奔走するんだろうが・・・何しろレベル高いからなぁ。
>>539 「案外・・・・あそこらへんの山に隠れてたりして。」
まっさかまさか!
『あっはっはっはっはっは!』
>541
そういえばわたくし、明日は受ける講義が多いんでしたわ……
(独り言とも返答ともつかぬ口調で呟く。戦闘に集中し始めている証拠だ)
>542
少々危ういタイミングでしたが、見つからずに済んだ様ですわね。
(盾にしている岩山は、スラスターを使えば簡単に飛び乗れる高さではある。
先手を打つべきだろうか)
いえ、ただ一方的に倒すだけではいけませんわね。今しばし、待ちに回りましょう。
>543
(そのまさかでは有る。ただし、微動だにせずセンサーで殆ど拾えない機体と
近づく為に足音やら噴射音やらがつきまとう機体と
どっちが先手を撃てるか、という話になるが)
>>541 「ふぇ………あっ! 見つけたぁっ!!」
砂丘の頂上へ向かうザクを見つけ、そう叫ぶ。
急いでそちらへと急旋回し、距離をつけてトリガーの照準を合わせる。
「い………けぇっ!」
降下してザクの方へと機関砲を向けてトリガーを引く。
―――が、高速を出しすぎて照準がややぶれたか、殆どの弾は当たりそうにない。
失敗を悔やむ間もなくもう一度上昇し、再び上空を飛び回る。
次の機を狙いながら。
>>544 「ところで音速丸さん。」
何だサスケ、改まって。おいちゃん今日はお金持ってないよ、取り上げられたからぁ。
「ちらーっと見えたんですよね、今。
山の向こうに何か飛び込んでいくの。」
・・・・もしや?
「貴方の制御役につけられた目と耳は強制的に良くさせられてますんで。
100%とは言い切れないんですが恐らくは。」
でも動けねっぺよ、どっちにしろ。
核ぶち込まれちゃかなわねぇしよー・・・
「ですよねぇ・・・」
(体育座りの後ライフルの先でのの字を書く動作をしはじめるジム。
無駄に器用である。)
>>545 「あら、見つかったかもしれませんね…いや、撃たれてる、見つかった」
砂地を滑り落ちるように駆け下りながら、マシンガンとバズーカで二丁撃ちの体勢を取る。
「こんなコケ脅しに屈してくれたら、苦労はしませんけどっ」
進路と速度はそのままで上半身だけを回転させ、腰と腕で固定したバズーカを発射。
今度は通常弾頭なのか、少々狙いが緩いがザクスピードを目指して普通に飛んでゆく。
>545 ジャケット
……ケイトさんが喰らいついた。残りの二人は?まだ?
なら、今はまだ伏せる……わたくしが耐えれば耐えるだけ、
あの子達に優位に立てるはず…………
(独り言だから、といえばそれまでだが、何処と無く虚ろな様子で呟く。
それが彼女の美貌、開ききった右目の瞳孔と相まって、
誰かが見ていたら何処か恐ろしく感じたかもしれない)
まずったな
みんな単機で突出している
固まるのもよくないが・・・
>>546 「敵が見つからないのだったら・・・俺に考えがあります」
青年はOTだがバイオコンピューターも併用し索敵を試みる事を伝える
>>547 隠れ場所を見つけた。そして捕らえる
SDとはいえ直撃すればただではすまないはずだ
「ヴァリアブル・スピード・ビーム・ライフル、縮めてヴェズバー」
絶好のタイミングで狙撃を試みる
>>547 「あ……わぁっ!」
放たれたバズーカに対して、少々大げさな動作で回避。
余りの大げさな動作で少しバランスを狂わせたが、すぐに元に戻すとザクとは真反対の方向へ旋回する。
「今度は外さないんだからァッ!」
十分な距離を取った後、再び旋回してザクの背後に回る。
そして、降下し再びトリガーを引く。
放たれる弾丸。
掃射後、変形をしてMS形態へと姿を変え、地に降りる。
>>549 >>550 「あらあら、地味に十字砲火?結構やるじゃない、この子たち」
ザクでどうやればそんなことができるのか、三回転捻りのジャンプで器用に避けきり、
蟹股で着地、そのまま二人の射線が重ならないように平地に向かってダッシュ。
>>549 「こっちの二頭身のほうが見た目は楽そうだけど、
あんなビーム兵器があっちゃ…距離が近づくほど油断できないわね」
>>550 「となると、挑発していいのはこっちですね♪」
バズーカを背中に戻すと着地ポイントを狙ってクラッカーを投げ、
ザクマシンガンを両手で構えると、距離を詰めるために走っていく。
>>551 「え、えぇぇぇっ!?」
十字砲火を避けきったザクを見てそう叫ぶ。
そりゃそうだ、三回捻りをするザクなんて見た事も聞いた事も無い。
「っていうか三回捻りって体操とかでも滅多に見れないよね?」
突っ込みはそっちですかい。
「―――って、こっち狙ってきた!?」
思わず呆然として隙だらけだったザクに降ってくるクラッカー。
当たる寸前で爆発したが、その爆風で視界が塞がり、中にいる少女は必要以上に混乱してしまう。
結果、腰に下げていたザクマシンガンを手に取り、無我夢中でどこともつかぬ方向へと乱射してしまうのであった。
>551
流石ですね……ザクIIであそこまで動けるなんて。
もう少し、その動きで凌いでくださいませ……
>549 >550
……あの二機だけなのでしょうか。
となると、もう一人は既に私を……?
いえ、この感覚、まだ狙われている訳では無い……?
(なおも彼女は動かない。本当に居るのかどうかさえ怪しくなるほど、
ひたすら察知されぬ様に耐え忍んでいる)
熱くなりすぎている気がする
青年も含めて
>>551 二丁持ちか!各個撃破の形を狙う気らしい
「ケイトさん、深追いしすぎないように注意してください」
青年はビームランチャーで援護をしつつ通信で呼びかけてみる
後忍者の人のクウェルは・・・?どこに行ったのだろうか?
それと『あの人』も見あたらない
「かくれんぼも向こうが上手か・・・」
青年は一人言う
>>554 「大体、そんな機体でビーム兵器って非常識だと思いません?
整備班の子たちの熱意がこもったMSなんでしょうけど、私のドートレスだってビームライフルないのに」
独り言を呟きながら、横っ飛びで避けてスピードを落とさず前進。
これだけ火力差がある砲撃戦では、止まったら負けだ。
>>552 「泣き言を言ってもダメです」
混乱した相手には、弾すら必要ない。
そうとでもいいたげに、マシンガンのストック部分でMSの腹部を殴る。
>>554 「う、うん、わかってる! わかってるよ! 大丈夫っ!」
全然大丈夫そうじゃないが、一応返答。
>>555 「うぇあああっ!?」
やっぱり大丈夫じゃなかった。
腹部を殴られ、吹き飛ばされる。
倒れこみ―――少しだけ冷静になったか、すぐに起き上がる。
そして右腕を起こすと、再びマシンガンを撃ち始めた。
今度は狙いは正確だ。少なくとも、混乱はしていない。
>>555 非常識も糞もあったものではない
「勝手がが違うのはお互い様です。」シュミュだからできることなのだ
因みにビームランチャーはカートリッジ式
実弾兵器だってあるし
SDアサルトライフルも使いつつ動きを殺すように援護する
見つかないのか『あの人』は?
>>553 例えばだ。
娘ッ子が道端で困っていたとするよサスケ君
君なら次のうちどんな台詞を言う?
1・「どうしましたお嬢さん、ボクでよければお話しください」
2・「ヘイそこの彼女、お茶しない?」
3・「グフェフェフェフェ、女の色香!今それがここに!」
「ちょっと待ってくださいよ3番なんか絶対変じゃないですか!」
(何やら澱んだ雰囲気がジムから発せられている)
>>556 「そうやって、動かずに撃ってると…こうなるのよ」
上から落ちてくるのは2発のクラッカー。
先ほど殴りかかった直後に投げていたようだ。
>>557 「そうね、私もさっきみたいなのを撃てるんですから」
ニタリと笑いを浮かべ…不気味なぐらいに回避に徹している。
>558 忍
「……センサー類に変わりは無し。と言うことは……」
相手は動いていない or 反対側を迂回しているかのどちらかと見て良いだろう。
だがモルテ教官とやりあう二人は、拙いなりに連携をとり始めたらしい。
中央を奇襲するなら、機が熟して来ているのは確かだが……
「……いえ、少し回りましょう」
岩山に沿ってゆっくりと歩き出す。
そして端までたどり着いたところで、ライフルカメラと銃口だけを外に出した。
「……居た」
迷わずにトリガーを捻る。
体育座りと言う、MSにとって不自然な格好の相手を見逃す理由は無い。
どうする?このままじゃ埒が明かない
>>559 核狙いらしいな
ダミーバルーンを一個漂わせるように射出する
>>559 「え………? あわぁっ!?」
上空から降ってきたクラッカーが頭上で爆発し、再び爆風が襲う。
が、今度は混乱しない。
ダメージを確認した所メインカメラがやられたようだが、すぐにサブカメラに切り替えて前を向く。
「う………ぇぇぇぇいいいっ!」
マシンガンを放ちながら前進。
よくわからない叫び声をあげながら、前進する。
>>560 (───視界に変化。
僅かだが、確かに見える『砲身』!)
「迷わずBダッシュ!」
合点承知の助!
(跳び、更に飛ぶ。
よくもまぁMSの関節であれだけ曲がっていながら尚且つ高初速がつけられる物である。
無茶苦茶なチューンである。
放った弾丸は空振り、上を取られ、若干逆光気味にこちらも相手の位置を確認する。)
いざ!
「参らん!」
(ライフルは腰にマウントされ、じゃらりと盾から飛び出すのは・・・
平たい円柱の鞭・・・?
・・・・・否。
対MS近接戦用機雷、チェーンマイン・・・!
ジムにしては、妙な武装である!)
>>562 「ああもう、さっきマシンガンでシールドズタズタになってる所にまた!」
シールドに穴があき、右肩の関節がダメージを受けたのかマシンガンを持つ腕が上がらない。
「なんでそんな軽装甲、高出力MSでしぶといのよ…この子無意識で避けてるんじゃ」
射撃を避けるために蛇行しながら接近、キック。
>>561 「今なら、撃てるわね…直撃じゃなくても問題ないのよ、時間さえ稼げれば」
バズーカが唸る。打ち出されたそれは、近くの地面に着弾し、巨大な炎のドームを作り出す。
炎が治まるまでは、これを迂回しなければ2機の連携は取れないだろう。
しかも、ザクは一番着弾点に近いところにいたが、
元々この装備を使うことを考えられただけあって、大したダメージは受けていない。
>563 忍
「まぁ、なんて非常識な瞬発力。羨ましいですわね……」
一歩下がり、クゥエルが接近する前にまた岩山の影に隠れてしまう。
そしてクゥエルが岩山に接近したとき……
そこにMSの姿は無かった。
>>563 戦闘が始まったようだ、援護したいがかえって邪魔になる
彼の注意を妨げてしまう事になり致命的な隙を生みかねない
だったら彼を信じるしかない
もうこちらでも確認できたから
>>564 全速で回避に専念する
しかし位置取りにも注意は払う
バルーンが巻き込まれ強烈な光を放つ
みなさんの注意を逸らさないようにしたかったがしょうがない
>>564 蹴りをモロに受け、吹き飛ばされる。
―――そして、運の悪い事に放たれた核の炎はその吹き飛ばされた先にあり。
回避しようにも蹴りを受けた際に受けたダメージは大きいらしく、
彼女の乗る機体は思うようには動いてくれなく。
「うきょわぁぁぁーっ!!」
少女の乗るMSは、炎のドームの餌食となり。
無論、それに耐え切れるはずもなく。
【ザクスピード 撃墜】
の文字が、無情にも彼女の乗るシミュレータの画面に写し出されたのであった。
「うう………結局何も出来なかった」
>>565 (そのまま、着地体勢に入るジム。
先ほどまで感じられた澱んだ雰囲気は全く無く、ピンと張り詰めた・・・
寧ろ若干刺々しい、プレッシャーのような物を発している。)
「・・・逃げられましたか?」
へっ、こんな一瞬でそう遠くへ行けるもんかよ。
一先ず、ここは下がるぜ。女にケツを責められる趣味はあってもいいかもしれんが間抜けな負けだけは勘弁だ!
(着地・・・すると同時に、もう一回、ジャンプ。
今度は、あまり速度をつけずに後退していく。
そして気付けるか。
着地の一瞬、衝撃でマインが揺れた時に・・・
擬装じみた手際で機雷を一つだけ外していった事を。
それはバーニアの巻き上げる砂であたかも小さめの岩のように隠される・・・・)
>>567 ザクスピードのせんとうきのうていし!
∩; ゚∀゚)')「やられた」
しかし相棒じゃなきゃこっちもやられていたのは事実
ここで教官とタイマンになる形になる・・・
後は一瞬で決まるといっていい
そんな感じだった
>568 忍
種を明かせば簡単な事だ。
クゥエルの接近は同時に岩山による死角の拡大を意味している。
その動きに合わせて、岩山の上に飛び移っただけだ。
交代する彼にもすぐにその様子が見えるだろう。
だが、その僅かな時間に――
>566 SDF91
「良い具合に、集中してくださってますわね」
その小柄な機体を視認し、照準を合わせ、対峙するザクとはまったくの別方向から、
「Bang」
唐突に、その射撃は行われる。
>>567 「…ほんと、臨時講習は地獄だわ…次が最後の一発ね」
クラッカーも全て投げた、マシンガンも予備のカートリッジを残すのみ。
残る一発の核弾頭の使い方が、実質最後の仕事になる。
>>569 「やっぱり、表面が焼かれた形跡すらないわね」
肩が壊れて狙いがつかないマシンガンで牽制。
そのままジャンプで後退し、距離を離していく。
>>570 「ごめん、そろそろ限界…あれ」
モニターに移る小さな発光
「もう近くまで来ちゃった?」
>>571 迎撃、回避も無理だった
誰もがそう思っていた
が ―何とか持ちこたえた
ボロボロになったガンダムが姿を現す・・・
これはアーマーとして使っていたのが要因である
/; -ω・ヽ「あと一、二発といったところか・・・」
しかしボロボロでウェズバーも片方は使えず
不利なのには変わりない
ならばダミバールーンを複数射出し混乱を狙う
>>570 「ぬぁ、そこかっ!」
(頭部バルカン砲をただひたすらに連射。
その間にマインの端のジョイントを盾に再接続、尚且つもう一つの端を左手に持たせる。
そして、右手をフリーに。
若干対応速度は遅れるが、これは近中共に対応しやすい手の内の一つではある。)
・・・・?
!
しまった、味方の機体反応が一機分だけねぇ?!
「ななっ!?」
その上相手方はまだ生き残ってやがる?!
畜生、あんな旧式の武装データ持ってねぇぞ!
「ええいもうごちゃごちゃ言ったってしょうがない!
もう出たとこ勝負、人間の仕事です!音速さんはサポートに回ってください!」
>572 SDF91
スラスターで加速すると、岩山を飛び降り、適当なバルーンにライフルを一撃。
その時に回避行動を取らなかったものを選択肢から除外。
一気に距離を詰めていく。
>573 忍
足元を削っていくバルカンを意識し、SDF91への接近はかなり蛇行している。
だが、一つだけ明白な事実があった。
それは――
>573 >571 忍&ザク
今のザクとクゥエルの間に、射線を害するものは一つもない。
>>572 「よしっ」
唐突にマシンガンが宙に投げられる。
残弾は、まだ数十発残っているが、もうマウントする必要がないからだ。
代わりに、最後の核弾頭がこめられたバズーカを両手で握るザク。
「チェックメイト!」
だが、その狂いは唐突に訪れる。
壊れた腕が突然垂れ下がったことにより発生した発射角度のズレ。
「あ、やばっ!」
>>574 「ラナさん、避けてぇえっ!!」
この装備が、教職員の間で通称"偽援軍"という異名で呼ばれる由縁である。
誤射しようものなら、味方MSすらも大概は大破し行動不能寸前に陥るのだ。
>>574 離脱・・・・しまった、このタイミングで来るってのか!
「・・・真っ向から、ですか・・・Bダッシュしても避けられそうには・・・・
!
音速丸さん!」
ああ!三十六計、逃げるにしかず!間に合えよおおおおっ!!!
(核弾頭の光を食らえば、一般的なMSは焼き尽くされる。
また、それでなくともその爆風・衝撃波はドム程度の重量を持ったMSなら軽々と蹂躙できる。
・・・・ようは、焼かれず、且つ衝撃波に耐える。
この二点を重視するのが最優先。
射格・爆発規模をハロが計算する。
爆炎圏外まで、人間が機体を運ぶ。
手頃な遮蔽物、何でも、丘でもいいから其れがあれば尚Good。
爆発の光。
手持ちの盾を立てる。間に合うか。間に合え!)
>>574 バルーンが爆発し光を放つ
又爆発が起こり煙幕があがる
バルーンを含めた一帯は煙に包まれる
流れるバルーンもいくらか煙幕地帯から出てくる
青年は奇襲されたほうから反対にでることにする
核よけのために
>>575 逆に言えばそれは最大の隙であることには間違いない
「ならば頭も総動員」
ありったけの弾丸をザクに打ち込む
ビームライフルも3連射する
>575
「え、避け――」
呟きが終わる前に、アストレイはスラスターを全開で吹かし、
足での姿勢制御と共に直上へと急上昇する。
>576 >577
離脱に機動力を注ぎ込んだこの一瞬、確かに隙ではあるがさて突けるか否や。
>>577 「いたたたたっ…あうっひゃうっ んがっ」
もうやられたい放題、教官としてのプライドはどうしたというほどに一方的に撃たれ、
頭部が飛び、両腕が肩から撃ち抜かれ悲惨し、胸部装甲が弾け飛んでも、まだ原型だけは止めていた。
さすが核兵器運用のためのMSだ。
だが、既に判定上は撃墜であり、既にオブジェと化している。
「最後の誤射が痛かったわ…」
そのまま、シートで体育座りになって搭乗しているシミュレーターの電源を切る。
(────結果から言えば、耐え凌いだ。
しかし盾は途中で吹き飛び、次いでメインカメラが脆くも機能を停止。
サブカメラで外は見れているがフレームも散々に熱に舐め尽されていた。
あと、爆風の再現でパイロットが脳震盪)
しかあああああああああああし!!!
無駄死にでは、無いぞおおおおっ!!
>>578 ふぁい、やぁぁぁぁーーー!!
(何という執念か。
ハロが最大望遠で尚且つドット単位での偏差射撃を狙ってきている。
無論、FCSが敵機を認識できる範囲でもなく・・・ロックオンは無い。
放たれるビーム。火星の砂塵で威力は減退するも、それは速度を見れば実弾より遥かに速い!)
>>579 反則だがようやく一機撃墜
相棒
まずシュミュレーターであるから躊躇無くSDF91を出せたのである
そして曲がりなりにも相棒は『ガンダム』である
故にその性能に助けられたと言っていい(アーマーも含めて)
そして、彼女ががんばってくれたから青年はこれが可能だったのである
運の要素もあったが
後は彼女が相手
『敵確認 アストレイです』
CPUがそう伝える
ほとんどギリギリであるが・・・青年は動きつつ使えないアサルトライフルを遠投する
勿論大した意味はないがそれでもやれる事はやる
せっかく掴んだのから
爆風が止んだと同時にスラスター制御。空中ではいささか分が悪い機体なのだ。
>580
「なかなか強靭ですのねっ!」
盾を構えて、その射撃を受ける。
1・2発ならまだしも、連射となれば耐久性は補償できない。だが――
>581
殆ど真上といえる様な角度から、スラスターを吹いて急降下する。
右手のライフルはマウントしてサーベルに持ち替えた。
まさに直滑降と言うに相応しいスピードで、斬撃が迫る。
ええいくそ、起きろ、起きろってのサスケぇーっ!
どうしてもおきねぇならどきやがれってんだよっ!
(脳震盪の人間を蹴飛ばす。なんというハロ・・・間違いなくロボット三原則は無視されている)
>>581,582
・・・・っと。何とまぁ、愚直な動きをしてくれるもんだな!
(飛び上がり、機械であるからこそ可能な空中での体勢の微調整。
そのライフルから放たれるビームはまたも偏差射撃で。
尚且つ・・・下手を打てば、F91すら撃ち抜きかねない!)
ふぁいy
(撃ったら暴発してジムの右肘から先が無くなった\(^o^)/
しかし、指向性を持ったメガ粒子は確かに発射された!
アストレイ、ひいてはSDF91めがけて・・・!)
>>582 そろそろ青年が動けなくなる限界が近い
バイオコンピューターの使用と激しい戦闘によるものである
「まだまだ・・・なんだな・・・これが」
右手でのサーベルのストロークが間に合わないなら
右手はそのままグレネードランチャーを放ち
損傷による動作不良に備え左手にビームサーベルを持たせビームシールドを展開する事にする
>>583 !!直撃する前に撃てればそれでいい
青年はもう動けない状態に近いのだから
>584
彼女が目にしたのは激しい爆風。
「くあぁっ!」
勢いを持った一刀は榴弾を裂いたが、爆風によって斬撃そのものは届かなかった。
>583
そのアクシデントによって、アストレイの動きが予想から逸れた。
故にクゥエルの放ったビームはSDF91に喰らいつく。
>>585 ・・・っちぃ、なんてこったい!
(盾を無くし、フリーとなっている左手をアクティブにし。
ビームサーベルを持つ。
最早武器はこれしかない。チェーンマインは誘爆が怖いので捨て去った。)
・・・・骨が折れるか・・・・持てよっ!
(推進剤に再び火を灯す。
ここまで来れば知略も何も無い。
互いの太刀筋の読み合いにしかならない・・・!
間合いを、ただひたすら間合いを詰めてくる!)
>>585 なんと言うオオボケ
これはだめかもわからんね
回避は捨てていたので
ビームが機体に直撃し撃墜される
しかも撃墜し損ねるという大失態である
SDF91のせんとうきのうていし!
撃墜判定が表示される
シュミュレーターの電源を切り
青年は無言で死んだ海老の様に屈みこみそこで力尽きた
>586
相手も意図を悟ったのか、ライフルに持ち帰る手間を惜しんでサーベルのまま接近に備える。
そして互いの間合いが交錯するかと思われる瞬間、
「はあっ!!」
下から何かがその視界を遮った。
>>588 たとえどんな美人だろうと俺ぁ諦めねぇぜ!
いつか、いつか必ずッ!
(意味不明な事を叫び、更に加速をかけようとした刹那。
視界に飛び込んでくる異物。
人間であれば急制動をかけたであろうが。
一瞬、その動作が遅れるジム。致命的な隙。)
>589
隙が生まれるか否かに関わらず、その行動を決めていたのだろう。
「――――」
左手で投げつけたシールドが効果を成したと判断出来るよりも明らかに早く、
シールドを後ろから切り抜ける様にして右手のサーベルが横一線に振るわれた。
>>590 (サーベルがジムのコクピットを焼き、仮想空間での戦闘は終了した。
黒装束の男は担ぎ出され、医務室へ。
後に残る・・・・・恐らくハロと同一の存在なのだろうが認めたくない真ッ黄色なマッチョマンが。
シミュレータポッドから渋々と、出る。)
(戦闘終了を受けて、彼女もまたシミュレーターから出てくる。
かいていた汗を払うが如く、纏めていた髪を解くと一度手で払ってなびかせる)
ふぅ……どうにか、教官としての面目は保てましたわね。
>590
あら……もしかして、途中から貴方が機体を?
>>592 おうよぉ。
まーったく、強化の癖になっさけねぇやなぁ、サスケも・・・
(そういいながら鼻と思われる部位を小指でほじる動作。
凄まじく態度の悪い人間くさいハロ(?)である。)
>593
いけませんわっ!
たとえ強化手術を受けていようとも、失神するのは人体にとって重大な問題が生じた証ですのよっ!!
(悪ガキをしかるよりは真剣に、珍しく彼女が声を荒げた)
……貴方の価値観がどうであれ、次からまた彼が失神したときは
即座に演習を中断して医務室に運んでください。よろしいですか?
>>594 さ、Sir!Yes,Sir!
(条件反射で敬礼、一瞬遅れて)
反省しますんでもっと叱ってください姫君!
(セクハラ発言。
本当にこいつはAIで動いているのだろうか。
そもそも反省する気がこの台詞から全く感じられないのは気のせいなのだろうか。)
・・・いやしかし、もう少しってところで負けると悔しい物でありまして!
次回は必ずリベンジするからにしてぇ!
(・・・・そこで止め・・・いや、言葉を『溜め』ている。)
>595
(彼(?)の発言が途中にも関わらず、にっこりと美人が微笑む)
一つお聞きしたいのですが――
(そして彼をひょい、と両手で持ち上げると)
本当に――
(くるり、と反転させて)
反省してらして!?
(……床に叩き付けた)
>>596 ・・・ほ、ぶぉはっ?!
(叩き付けられた瞬間巨漢の体は決壊。
ナノマシンの群体がハロの体内へと戻っていく。
・・・・この場合、マッチョなのは表面だけなのだろうか。)
す、すいませんでしたぁ〜・・・
これからは必ず訓練中の他の面子に断ってから抜けさせます、だからもう・・・もう・・・・
これ以上は・・・
(球体が土下座している)
>597
分かってくだされば良いのです。
わたくしと約束したのですから……
(腰を屈めて彼を覗き込む。そして、口元に指を当てる事で強調された唇はみずみずしく、
その白い肌はシミュレーションでの疲れゆえか、僅かに高潮している。
そしてその唇は囁くように続けた)
守って、くださいね?
(一言で言えば、無闇に色っぽい)
>>598 合点!
しかし次は万全を期してリベンジしてやるからして!
いやそもそも核兵器が異常事態だったと思うんだけどさ僕ぅ。
次に負ける気はせんとよ!
精々髪を洗ってまってなサイバー!!
(そう言うと忍者の後を追ったのか分からないが猛然とシミュレータルームから駆け出していった。
いつの間にまたマッチョ形態に・・・)
>599
本当にちゃんと分かって下さったのでしょうか……
(それを見送ると、着替えるために更衣室へ)
……もう少し、分かりやすくプレッシャーをかけるべきでした。
相手は歴戦の操縦手では無い、と言うのが、まだ身についてませんわね……
(つぶやきながらシャワー室へ。出来れば人前で肌を晒したくないから)
日曜日の午後。
養成所クレイドル内、緑地区画。
木々を照らす人工の陽光。
緑が眩しい。
そよぐ風は穏やか。
静けさが空気を優しく満たす、そんな空間――
「すぴー…すぴー」
(ズルリ…グシャッ)
「いたた…やっぱり木の上はハンモックがないと安定しないみたいね」
何か場違いな音を立てながら、木の上から落っこちてきた人。
木の上で昼寝なんてことをしているが、それでもいい歳した大人である。
(近くの木陰でくつろいでる、と言うよりもへたれていると表現した方が的確な女が一人。
あの後、
演習(教える側)
講義(教わる側)×2
一晩明けて
講義(教わる)
演習(教える)
バテる←今ここ
と言う流れがあったのだ)
そんな中を行く者が一人
「♪はぁーしっちゃかめっちゃか・・・」
ずいぶんスチャラカな歌をのんきに歌ってるものありけり―と
>>602 せんとうきのうていし!(いろんな意味で)
歌を聞かれた
→あの実習のときにいた教官だ
凄く気まずいふいんき(変換してはいけない)の中
「ども、こんにちわ」
青年は挨拶する
>>604 「あらあら、昨日の臨時講習に出てた…えーと、リュート君でしたね」
何か、違和感を感じたのか、頭をフル回転させだす
「…今ってまだ授業中な時間なはずだけど、出なくても単位大丈夫ですか?」
ぶつけどころが悪かったのか、ぶつけた頭を自分で擦りながら聞く
どれだけ科学技術が発展しようと、色褪せる事の無いそのスタイル。
その機構を構築する一切の無駄の無いシンプルで合理的な理論。
言うなれば、それは一つの究極。
何より下からの眺めが最高に良い。
こう、サドルの形とか、そこに跨るのが美女だったりしたときの興奮とかもうね。
自転車こそ人類が生んだ文化の極みとぐぼぁっ
「……?」
何か踏んだかしら、と後ろをチラリと振り返りつつ、
カナデ・ノースウィンドはそよ風吹く午後のサイクリングロードを、MTBで気ままに走っていた。
>>605 あ!あのときのきょうかんが(ずつきもさせてないのに)きからおちてきた!
―さておき
今日は日曜日('(゚∀゚∩
∩ ゚∀゚)')「おれはだいじょうぶですよ…モルテきょうかんこそだいじょうぶですか?」(←これは使用)
>>606 「ぎゃふんっ…」
見事に起き上がろうとした所を頭から一直線に踏まれ、そのまま一呼吸ほどフリーズ
>>607 「大丈夫って…そうですね、今日は日曜日なんですね、『こっち』の時間は」
どうも宇宙との行き来の時差ぼけで日付を勘違いしていたらしい
「ラフな姿の学生が多いと不思議に思ってたら、今日はお休みなんですね」
すごく久々に腕時計を操作したという風な顔をしながら、
ピコピコと腕時計の時刻兼日付表示を、『こっち』の時間と日付に切り替える。
ん……むぅー
(もぞもぞ、と衣擦れの様な音を立てて顔を上げる。
どうやら近くから聞こえる会話に反応したらしいが)
……んぅー?
(其処までが限度だったらしい)
>>608 自分が何を踏んだのかなどさして気にも留めず。
実用本位のシンプルなデザインのMTBを木陰に停め、サングラスを取って一息つく。
スポーツドリンクのボトルを手に取り、一口、喉を軽く潤す。
春のような陽気に、服装も自ずとそれらしく。
明るい色のパーカーにパンツを合わせた装いはカジュアルでスポーティな印象を与えるものだ。
>>609 「貴女は……ああ、ラナ教官でしたね」
ふと見やった視界の隅に、何やらへたれている人影を発見。
よくよく目を凝らしてみれば最近入ったという客員教官ではないか。
普段から受ける印象とかけ離れた様子に戸惑いつつも、カナデは彼女に声をかけた。
>610
あ、はい、おはようございます……
(真っ当な左目の焦点も、今は微妙に怪しい。
起きぬけなのは一目瞭然で、普段の彼女の芯の有る柔らかさとは違い
今はまさに軟体動物の軟らかさと言えよう)
>>606 MTBだ
自転車はどこかの国ではエコな交通手段として用いられている、って言う話は聞いている
又、どこかの国では主要な交通機関だったりするらしいが、交通のいい迷惑という問題があったりとか
>>608 ∩ ゚∀゚)')(そっか、ぐりにっじのほうじゃなかったんだ。ここ、ころにーじゃないしね)
/ -ω-ヽ(ここでの時刻ということだろう、ここに来て日が浅いといえばそうだし)
―会議終了
>>609 どうやら気付いていない様子である
>>610 交通事故起こしているのに気付いてないようだ
(´-`).。oO(医務室へ連れて行ったほうが…)
ここでやっと気付く青年
「あ、ラナ教官こんにちわ」
>>611 「……」
しばしの間。
「だらしないですね、もう午後ですよ。
その挨拶に相応しい時間は5400秒程前に終わりました」
相手が教官であろうとお構いなしの態度。
ある意味、彼女は誰に対しても公平である。
>612
はい、おはようございます。昨日は如何でしたか?
>613
いいえ、目を覚ましたらやはり挨拶は「おはようございます」では無いでしょうか。
それに演劇などの舞台業界では古来より時間を問わず「おはようございます」と
挨拶を交わすのが慣わしでして……
>>612 「それじゃあ、私はまた木の上でお昼寝しますから」
トンッと軽々しく駆け上っていくが、普通ならよじ登るような角度と高さだ。
「おやすみなさーい…すぅ…すぅ」
すぐにまた寝息を立て始める。
>>612 「昨日はどちらかというとどうも・・・」
成績は総合的に判断してよくないと言っていい
F91しかも、現時点での可能な限りいいセッティングにしたが負けたのだ
たとえ教官機を落としたといっても
あれはどちらかというとイレギュラー要素強すぎてとても・・・というものである
あの後行動不能に陥って大変だった
幸いあれで終わりだったのでよかったが
>>613 青年は意を決して話しかける
「・・・もしもし、そこの貴女、お取り込みのとこすいませんが」
モルテ教官のほうを『事故現場はあちらでございます』といわんばかりに
バスガイドか何かのように腕で示し
「人轢きましたよ」
唐突にそう言う青年
>>614 「舞台業界のみならず、シフト制の職業では大抵そうですね」
お嬢様といえど世俗に疎いわけではない。
特にカナデのような境遇なれば、箱入りなどとは程遠い故に。
「ですが……まぁ、よしましょう。
これ以上はナンセンスだと思いますので」
MTBに電子ロックを施し、近場の木に結び付けるカナデ。
>>616、
>>615 青年の言葉に振り返り、示された方向を見やるも。
既に其処に人影は無く、痕跡を示す物証も当然存在しない。
故に青年に対しては、冷たい一瞥をくれたのみであった。
>>616 「むにゃむにゃ・・・」
>>617 ちょうど視線を戻したころで、再度地面に落下。
結果的にリュートには見えているが、彼女には見えていないという状況に陥る。
>>617 世は無常
証明できれなければそれはない事と同じである
>>618 ごめんモルテ教官…確保失敗\(^o^)/オワタ
せめて後遺症がないことを祈るしかできないのがざんねんである青年
>>618 勿論、近場で人一人が樹上から落下して気付かないほど鈍いワケは無い。
おっこちたモルテと、へたれモードのラナとを見比べてカナデは内心呟いた。
教官ってこんなものなの――?
と。
>>621 木から落ちて尚眠り続ける教官の姿に呆れつつ、
彼女はくるりと踵を返してMTBの方へと歩き出した。
>>620 そんな彼女の表情を見る青年は思う
/ -ω-ヽ(教官だって人間だ(ろう)。
だから人が見ていないところで失敗もすることだってあるはず
今回たまたま見ることが出来たわけだが)
>>621 しかしよく寝れるねぇ…
教官も教官の事情があるからだろう
ということにしておく青年
>>622 タイヤの形跡で事故の証明も理論上では可能そうだが
不確実な物だし青年には無理なので見送る事にする
きっと疲れが出たのだろう
無理に起こしたりするのも難があるので
青年はその場を後にした
「ふう…これだけ多いと、挽肉にするだけでも一苦労です」
食堂の厨房で、両手でなければ持ち上げられないほど巨大なボールと向かい合っている女性が一人。
「さて粘り気も出てきましたし、隠し味のジャムを…」
調理台に並べられていた瓶の一つが開放される。
冷えていることもあってか、匂いはない。
だが、その味は舐めただけでも舌を強く刺激し、一口含めば形容しがたい味が広がる。
一番短く的確にそれを表す言葉があるとすれば『謎ジャム』という一言に尽きるだろう。
「あの……すみません、さっきから何を作ってらっしゃるんですか?
何だか、心なしか凄そうな気がするんですけど…。」
(食堂のカウンターからそう声をかけて来たのは、養成所の女生徒の一人だ。
匂いを嗅ぎつけて来たと言う訳では無いだろうが、
偶然厨房の中にいるオバチャンの挙動に気がついた、らしい。)
>>626 「これですか?ええ、ちょっと良い豚肉が入ったので、ソーセージを作ろうとしてたんですよ」
よく見れば、横にはビニールのようにも見える羊の腸も用意されている。
「後は、出汁入りの氷を入れながらまたよく捏ねて…
こうやってソーセージを作るのも久しぶりですね、最近本業のほうが忙しかったですから」
出来つつあるものは、いつも食堂で出されているソーセージだが、
隠し味がこれだったと知っている人間は僅かだろう。
なぜなら、知っている上で何のためらいもなく口に運べる人間は少ないからだ。
>>627 「何つーか、体に悪いもんじゃ無いんだろうけど……ねぇ」
和食党で良かったと思っている教官見習い一名。
いつもの席、即ちカウンター傍の窓際の席に腰掛けてその様子を眺めている。
馴染みのオバちゃんが非番なので、今日はコンビニで貰ったオニギリを持参していた。
>>628 「…今、何かおっしゃいました?スカーレットさん
今日はおにぎりですか、それじゃあお漬物をサービスしちゃいましょう」
ほどなくして、所々に唐辛子の輪切りが見える白菜の浅漬けと、
普通の黄色いたくあんが小皿に盛られて出てくる。
「さて、あとは機械で腸詰にして、何日か寝かせて、中華鍋でいぶして出来上がりです。
来週あたりにはメニューに出せるので、楽しみにしててくださいね」
まったく悪気のない笑顔だ。ジャムがここまで恐れられていることには一切触れようとしない。
>>627 「・・・」
雑食性のため当然それを食べているわけだが
隠し味の件は聞いた、がこういうのは経験上耐性があったりする青年
この手の奴って・・・
いや、今は何を頼むか考えよう
と、思考を切り替える青年である
>>629 「いや、何でも――お、悪いネェ♪」
食文化とは奥深いもの。
彼女の好きな納豆だって、大豆を腐らせたものと取れなくも無い。
ならば味が良くて安全であるというだけで満足し、製法に関しては問わないのが良いだろう。
そんな感じで思考を巡らせつつ、振舞われた漬物に箸を延ばすスカーレットであったとさ。
ぽりぽり
ずずーっ
はむっ
沢庵はちゃんと奥歯で噛み、白菜はご飯と交互に食べる。
時折喉を潤すのは安物だけど香りの良いほうじ茶。
それがニホン被れのスカーレット・E・マーヴェリックの食事の作法であった。
>>630 「あら、リュートさんも来ていたんですね。
ランチタイム過ぎたので、日替わりのA定食とB定食は出せませんから、
ご注文はそれ以外でお願いしますね。」
人差し指を伸ばした拳を、顔の横に置いてニッコリと。
既にソーセージの肉が入っているボールは片付けられたようだ。
>>630 この時間帯・・・ならば、と
今回は蕎麦で行くことにした青年
ソーセージの件はあえて言わない
調合に失敗して惨事が起きるということがなければそれでよし
そう決めた
>>633 「お蕎麦ですね、それじゃあ座ってまっててください」
蕎麦を茹でる匂いと平行して、生わさびを擂りおろす音が響く。
「麺つゆを、特製出汁で倍に薄めて…」
冷蔵庫から出した冷たい出汁で、希釈するタイプの麺つゆを割っている。
蕎麦は手打ちではないものの、そこそこ手間はかかっているようだ。
「はい、お待ちどうさま。ざる蕎麦できましたよ」
本当は、この希釈に使った出汁にもジャムが入っていたりするらしいのだが…。
出汁を取っているところを目撃した生徒がいないので、全ては闇の中だ。
「ごゆっくり」
そうして、今日も食堂の料理の数々は生徒達の胃袋の中へ消えてゆく。
>>634 「どうもー」
メニューを受け取る青年
噂は噂、
しかし謎ジャムがそばつゆにも使われている事を青年は知らない
さて、座って食べる席を探すことにした青年
どこにしようかな・・・
という感じで
>>635 「何ならここに座るかい?」
一通り食べ終え、食後のお茶を飲み干して立ち上がるスカーレット。
漬物の皿と湯飲みをカウンターに下げるべく片付け始める。
「日当たり良好、眺め良し。
おまけに今ならアタシの温もり付きさね」
ま、そんなもんが付いてたって嬉しくないよなと笑いながら、
彼女は出口へと歩き出した。
「漬物ご馳走様。沢庵はちょいと漬かり過ぎだったよ」
オバちゃんに向かってそんなダメ出しを残しつつ、
赤い髪を歩くリズムに合わせて揺らし、夕方の講義の準備に向かうのであった――
「ではお言葉に甘えて・・・」
そういっておく青年
「さて、これ食べてこの後の講義に向かいますか」
蕎麦を食べ終わった青年は後片付けをして食堂を後にした
「これ以上スレッドを追加できません。
管理者メニューより削除してください――何これ」
その日、管制室に起こった事態は、参加者たちを困惑させるに充分すぎるものだった。
っていうか管理者って誰?
「そうですね、このままではお互いにコンタクトも取れませんし…
さぁ、メタな台詞はここまでにして、私もといあえず移りましょうか。
管制室は、こちらで立てた方が?」
「えええエレナさんッ!!
是非ッ! 是非にお願いする、しますッ、しちまうぜッ!!」
「わかりました、それではちょっとだけ待ってて下さいね」(ニコリ)
「あーあー、しちめんどくせえコトになってんな。
まぁ移動しろってんなら従うけどよ?ご苦労さんっと。
てか。
なぁに鼻の下伸ばしてんだよ、ピザ。(膝かっくん」
>>642 「ああ待つぜいつまでもッ!
仮令どっかの神父のせいで時が加速して宇宙が一巡りしちまっても俺だけは変わらず待ってるぜッ!!」
>>643 「あぅ」
モロに喰らう童顔三つ編み。
たたらを踏んでどうにか倒れず、クルリと振り向いてガン飛ばし。
「……テメェッ!!
何しやがるトンガリっつーか何で居やがるんだよテメーがっ!!」
>644 三つ編み
「うーん、よく堪えたな。
ちと加減が甘かったか?それとも流石に何度もされてりゃ慣れるかね?」
からからと笑いながらメンチビームを受け流し、
ファビオの肩をポンポンと叩いて耳打ち。
「非常に良いタイミングで居合わせたなって俺も思うよ、うんうん。
普通じゃお目にかかれない面構えだったぜ。悪かねえ。
―――命短し、しょーねん恋せよ……ってか?」
ふぅ、とファビオの耳たぶに息を吹きかけるトシマさんだ。
>>645 「……コロすぞ?」
鳥肌立てて飛び退ったあとに言っても迫力は皆無である。
>646 三つ編み
「出たな、キメ台詞(o^-')b」
にこにこと陰湿に微笑みながら。
「しっかし良い趣味してるぜ、清楚なお嬢様属性とかあったんだなー、お前。」
当分の間ネタにする気マンマンのトシマさんだ。悪魔だ。
>>647 「周りにゃ人間かどうかも怪しいようなクソアマしかいなかったからな。
毎日が新鮮で楽しいぜ、何つーかこう……
火星の荒野に真っ白な花が咲いたッつーか。
ああ寄るなハエトリソウ、か弱きスノードロップの香りが消えちまう」
しっしっと手で追い払い、スタスタと歩き出す。
向かう先はスパ。
バイト代で週に一回程度、こうして贅沢をするのが楽しみなのである――
>648 三つ編み
「――!?(ビキィ
へ、へぇ…一端のクチ利いてくれるじゃねえかこのピザ野郎…っ
好いぜ、上等だ、オモテに出な!
ってココがもうそうか……じゃなくてだな!!
―――れ?
あ、おい、ちょっと…コラっ待てよファビオ!
テメー、逃げる気かコラぁ!」
無視して歩いていく少年の周囲でギャーギャー騒ぎ立てながらも付いていくトシマさんだ。
開き直れば弱い、少年も小悪魔のようなこの少女の扱いには長けているようであった。
「さて…折角立てたのは良いけれど、
どうやら元の管制室も書き込み可能になっているみたいね。
とりあえずは戻るとして………
避難所の方は、今後この様な事態が起こった時に移動すれば良いかしら…?」
(一方で、そんな二人の会話など知る筈も無いこの女性。
その日部屋へと戻った彼女は、事務室からのそんなお知らせを受け取っていた。)
てすt
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪」
(さて養成所から結構近い位置にある飲食店、「白馬」。
そこに入店すると、道路側に面したテーブル席に一人の女性が座っている。
所在無げに窓の外を眺めながら、誰かの事を待っている様だ。)
カランコロンカラーン
などと喫茶店らしい音を立ててドアが開く。
そこから入ってきたのは、一言で言うとなんかキモい人。
垂れ目で口は半開き、異様に高い身長と手足も人間離れしておりとてつもなくキモい。
そんな人。
>>653 「肝井さん、肝井さん。」
(手招きしてる少女が一人、とりあえず向かいに座れと言いたいらしい。)
この時間帯故なのだろうか
どこからともなく店に入ってくる青年が一人
―先客は何名かいるようだが
「さてさて…」
>>654 「この俺を呼ぶ声が聞こえる………。
Youか!?」
ビシッと指を指してみる。
行動も果てなくキモい、それが肝井さんクオリティ。
とりあえず何事も無かったかのように椅子に座ってみる。
>>655 「お、青年。
暇で暇でShowが無い気分だから喫茶店でその暇を潰そうとかいう魂胆か」
にゅっ、と長い手を伸ばして入ってきた青年に声をかける。
なんという馴れ馴れしさ。
>>655 「あらリュートさん、こんにちは。」
(軽く微笑んで、一礼する。
因みに彼女の服装は私服だ、やはり女性という事だろう。)
>>656 「ええ、そうですよ肝井さん。」
(例えそれがどんなにキモくても、ヒいたりしない辺りこの娘は偉いと思います。
とにかく、椅子に座ったのを確認して)
「頼まれていた物、どうやら何とかなりそうですよ。」
>>656 肝井さん惜しい、しかし
「実質そんなところですよ。はじめまして、でしょうか」
この人は体勢を立て直しにきたといった方が正しいが
答える青年である
>>657 「ども、こんにちわクリスさん」
知っている人を発見したのか挨拶する青年
この人、冷静なのか大ボケなのか・・・
>>657 「頼まれていたもの………ああ、例の惚れぐs―――ゲフゲフ!!
間違えた、こっちはミフネ教官に頼んでいたもんだ」
OK、クールだクールになれ。
そんなものを作ってくれとガチで依頼していたと知られてしまえば、
間違いなくドン引きだ。
「そうそう、俺の身体に合う感じのイカスMSだったな」
>>658 「うむ、はじめましてだ。
俺の名前は肝井生人(きもい いくと)、気軽にキモいさんと呼んでくれ」
バシィッ、と親指を立ててサムズアップ。
笑顔です。満面の笑みです。でもキモいです。
>>659 「そういえば…ここで会うのは初めて、ですね。
そうだ、リュートさんの機体で検討されてる新装備、私も見ましたよ?
データだけでしたけど、中々珍しい物を装備するんですね。」
>>660 「惚れ……何ですって?
まぁ…良いですか。
ええ、どうやらご希望通りドムで申請が通りそうですよ。
ただちょっとだけ問題がありまして…ちょっと部品の精度が…。」
(要するにジャンクからの再生部品やら、そういうパーツが多いと言っている。
火星に来てから日が浅く、しかも真っ当な軍隊で働いていた彼女にしてみれば、
少々問題に思えるのだろう。
尤も、資金に余裕の無い養成所では、さして珍しい事でも無かったりするのだが。)
>>661 「何でもナッスィングだ。
気にしないでおいた方がいい」
惚れ薬関連の話題を全力で否定しようと必死。
「おお、ドムか。
うむ、この際ザクでもジムでも陸戦ボールでも俺の体格に合うのなら何でもよかったんだが、
やっぱ欲を言うと自分の好きなもんに乗りたかったからなぁ」
うんうん、と頷きつつ。
「精度?
んー、まぁ、普通に動いて自爆しない程度ならそれでいい気分だな。
俺が乗れるMSってだけで貴重なもんだから。
無論、自爆しちゃうようなのならお断りだが」
手で大きく×の字を示しつつそう言ってみる。
でもなんか自爆しても生きてそうだよねこの人。
>>660 例の奴…ああ、成る程、俺が爆発に巻き込まれたとばっちりで開発を遅らせた薬の件の・・・
目の前にいる彼が依頼者であろう、ミフネ教官の方は自業自得だし解決済みだから開発が遅れても・・・
そう思いをはせる青年
「俺はリュート・アビュークといいます、宜しくお願いします。肝井先輩」
誰かー 気付いたらこの人に抜けかけた魂とコーヒーか紅茶をいれてください
>>661 「そうですね、ここで会うのは
装備に関してのアイデアは結構既存技術の物が多いですよ
それでも今はシュミュのみなのですが」
まあさすがに変形する擬装用アーマーは飛躍しすぎだが
今は実習機である旧ザクがメインで実機、シュミュともに専らこっちを使っている
ゴクたまーにガチで偽装したSD機を使うが
因みにこの青年今後は足とされてるSD機は装甲等防御面での強化
実習用の機体は乗り換え時には二刀流可の機体に手持ち装備と相談して乗る予定である
それでも乗り換えはまだ先の事であるが
>>663 「確かに既存技術といえば既存技術なのですが…
どちらかと言えばアイデアの奇抜さ、でしょうか。
中世期の娯楽用電子ソフトの主人公が、ああいう物をよく使ったって…
整備の方の先輩が言ってましたけど。」
>>662 「は、はぁ……そう言うのでしたら、そうしますが…。」
(あっさりと、引き下がる。
本当に惚れ薬だと聞いていれば、まず引き下がらなかったかも知れないが。)
「ええ、普通に動かす分には問題無いんですが…ちょっと稼働率が下がります。
部品その物も多少劣化してるので、整備はこまめに行わないといけませんね。
コクピットに関しては…肝井さんは、アイアンマスクさんはご存知ですか?
あの人のドム・トローペンの様な開放式コクピットにする予定です。
あれなら肝井さんも入れる筈ですよ、内部も拡張しますので。」
(と、テーブルの上に置かれた情報端末――だいたい普通のノートPCサイズの物に、
簡単に製作したスペックデータを表示させる。
数値にして、正しく中古品の八割といった所だろうか。)
>>663 「うむ、何か困った事があったらこの肝井さんに何でも尋ねるんだ。
激安で問題をどうにかこうにか力技で解決するからな」
金取るらしいのでやめた方がいいです。
「しかし先輩か………いい響きだが是非とも可愛い女の子に言って欲しかった。
具体的には10歳くらいでいつも熊のぬいぐるみを放さない甘えん坊で寂しがりやな子。
寂しくなると熊のぬいぐるみをぎゅっと放さない、そんな子」
なんという少女趣味。
この人は間違いなく変質者。
>>664 「うむ、知らない方が俺とYouの為だ。
ふーん、ふんふん、なるほどなるほど」
情報端末をくまなく見ながら頷く。
スペックにあらかた目を通したが、特に問題は無しと判断したようだ。
「なぁに、この肝井さんの実力があれば多少性能が下がろうと大した事ナッスィンよ。
コクピットに関してもそれでOK。
ってかそうだよな、あのアイアンマスクって兄ちゃんも俺と同じくらいのデカさなんだから、
コクピットに関してはあの兄ちゃんと同じ方式でイケる訳だよな」
そこまで頭が回らなかったか、肝井さん。
>>665 「あと、少し余裕があったので装備についても手を加える予定です。
何か欲しい装備とかはありますか?
例えば、マシンガンが必要だとか。」
(と、少女っぽい女性は言う。)
>>664 「ああ、そういうことでしたか、」
確かに と、うなづく青年
二刀流などの格闘戦術、偽装アーマー、ダミーバルーン、スモーク弾などの装備をはじめ
戦法、装備の奇抜さについては割かし平凡なほうだ
しかしこの世には奇抜さに関しては上には上がいるのは確かだ
飛び出すパンチとか、目からビームとか、でっかい剣とか
それでも奇抜な方とされるのは環境の違いだろう
青年はそう、思った
>>665 「そうですか…」
この人も暇ならたまに依頼(報酬つきで)を受けていた時期もありました
因みに今はやってませんし再開のめども無し。でもそんな事が無いほうがいい、いろんな意味で
"10歳くらいでいつも熊のぬいぐるみを放さない甘えん坊で寂しがりやな子。
寂しくなると熊のぬいぐるみをぎゅっと放さない、そんな子"
については知らないし、彼の趣味だろう
一言で言うと”変態さんいらっしゃ〜い”その収録の司会に大抜擢されました。そんな感じ
>>666 「欲しい装備ねぇ………。
とりあえずドムだからヒートサーベルとジャイアント・バズは外せないとして。
………………。
……………。
…………。
………。
うん、そんくらいでいいや」
特にこれといって欲しいものは無いらしい。
>>667 「というより、箱に隠れると言うのが。
他は普通だと思うんですけど、ね。」
>>668 「そうですか?
分かりました、それでは近い内に詳しいデータをお持ちしますので。
今日はいきなりお呼び出ししちゃって、すみませんでしたね。
それじゃ、私は夕食の買い物がありますのでこれで。
またお会いしましょうね♪」
(と、何とも可愛らしいというか可愛らしすぎる微笑みと共に去って行く。
まるでくるくると舞う小鳥の様だ。
歳さえ考えなければ。)
>>669 「うむ、よろしく頼む。
んじゃまた」
ノシと手を振り振り見送る。
無論、彼女も彼にとっては十分にストライクゾーンである。
にもかかわらず決してそういう素振りを見せないのは、
彼曰く『惚れ薬完成まで待ってそれをありとあらゆる女性に使うから今はいい』らしい。
とてつもない野心の持ち主である。
「それじゃあ俺も帰るとするか」
とてつもない野心の持ち主は、誰に言うでもなくそう呟くと、
会計を済ませてスタコラサッサと去っていった。
こちらは動物に例えると小鳥というよりアリクイとかなんかそういう微妙にキモい感じの動物。
>>669 「そうですか・・・」
箱に隠れるという選択肢が使える状況は余り無い事は確かである
最もでっかい剣とか目からビームは使えないし(むしろそんな気は無い)
ハイパービームサーベルをいじるぐらいがいいだろう
後はMSの開発史、武装、戦術等に関する資料とかも借りてこよう
とか思っている青年
「それでは俺もこれで」
そう言って青年は店を後にした
「よっしゃ、一度やられれば身体も軽くなるって所かね。」
(養成所の格納庫。
訓練を終えて戻って来た愛機から、今正に降りてきたのは
半月ほど前に病院に担ぎ込まれたばかりのリヒャルト・ユルゲンスである。
今日は復帰後、初めての実機訓練だ。
相変わらず格闘戦の成績はボロボロだったが、
他の訓練に関しては彼の言葉通り、中々に良い物だったらしい。
特に飛行訓練などは見事な物で、彼が入院中に熟読した本の影響だろうか?)
「……しかしまぁ、あれだけやられてもほぼ完璧に、とは。
医者とメカニックには、当分頭が上がらないね……。」
(ヘルメットを小脇に抱え、パイロットスーツの襟元を開けながら。)
>>672 そんな彼の様子を遠巻きに眺める、陽光の色をした髪の少女が一人。
体にフィットしたパープルのノーマルスーツの胸元を緩め、自機の足元に寄りかかって何やら書類にチェックを入れている最中のようだ。
すらりと伸びた脚を軽く交差させるようにして立つその姿は実に絵になる。
「……流石ね」
不意に口から漏れたのは感嘆の言葉。
視線は、リヒャルトの横顔を捉えていた。
実機実習が終わっても整備班にとってはここからが本番である
整備班との兼任である青年も例外なく作業着で整備班の手伝いに駆りだされる
>>672 「リヒャルト先輩こんにちわ」
青年は挨拶をしつつパイロットに渡すように言われた物を取り出す
おそらく機体のチェックリストや課題やらといった類のものだ
>>673 「だな、流石は養成所の整備班。
あそこまでやれれた物を、ほぼ完璧に戻してくれた。」
(反射的に、そう答える。
訓練が終わったばかりで注意力が散漫になっているのか、
簡単の言葉を漏らした人物の正体までは、認識していない様だ。)
「―――っと、ん――?」
(と、言い終わってから気付いたようだ。
彼女が自分の顔を見ていた事に、いささか驚いていた風である。)
>>674 (と、そこに近寄ってくる彼の姿。
軽く返答して、チェックリストを受け取る。
チェックリスト――この場合は、帰還後に軽く機体をチェックした結果を示した物だ。)
「…ちと絞込みが甘いと思ったら…」
(何やら小声で呟いているが、どうにも専門的な独り言らしい。)
>>675 「何か用?」
端末をペンでタッチしながら問うカナデ。
ブルーの瞳がリヒャルトの視線と絡み合う。
相も変わらずの、淡々としたクールな口調だ。
だが多少は機嫌が良いのか、他人を寄せ付けない冷たさといったものはさほど感じられない。
「いや、別に俺から用って程の事は無いよ、カナデさん。」
(対するこちらの瞳はグリーン。
対照的に、何処と無く柔和な印象を与えるのは元からだろうか。)
「ただちょっと、視線を感じたから。
そちらを向いて見たら君が居た、という訳で。」
(そう言って苦笑しながら、
こちらも受け取ったチェックリストに細かい注意事項を書き込んでいく。)
>>676 おそらくセンサー関連、射撃管制のものだろう
『撃てば当たるように作る』という事は実行するには難しい。おそまつ
後はやることは書類関係で現在進行中
>>677 リヒャルト先輩が余所見をしていた先にいたのは
この前自転車で通りがかった人だ。この人もパイロットらしい
こちらに気付いてはいないようだが・・・
>>678 「そう」
実にアッサリとした受け答え。
お互いのやり取りがこうしてひと段落着くまでに、果たしてどれだけの言葉が交わされたのだろうか。
数えてみた暇人がいれば、その少なさに驚くことだろう。
だが大抵の人間にしてみれば、この状況でカナデの口から更に言葉が続いたことのほうが驚きだろう。
「……兄さんに感謝しなさい。
あの人が居なければ、アナタは今ここに居られなかったのだから」
唐突なその台詞。
カナデに兄が居ること自体は、生徒が知っていてもおかしくはないレベルの情報だ。
だが、その存在と彼の入院と、一体どのような関係があるというのか……。
>>679 (ビンゴである。
光学機器の調整は彼が最も得意とする所である為、
ことこれに関してだけは、彼の基準は厳しかったりする。)
「OKだリュート…後で提出しておくから、ありがとな。」
>>680 「………兄さん?」
(その言葉に、思考が加速する。
リヒャルトとて、彼女に兄が居るという事"だけ"は知っている。
しかし、その人物がどんな人間かは当然、知らない筈だ。
しかしそこまで考えて、思い当たる。
彼女の言い様から察するに、自分が意識を失っている間に世話になった――
そういう所だろうか。)
「…そうか、もしかして君の兄さんは医療関係者かな?違ってたら済まない。
そうだな……だったらちゃんと礼を言わないといけない、兄さんのお名前は?」
(と、ここまで言って。
彼はまだ、彼女の兄の名前を思い出してはいない。
より正確には、彼女の兄としての、その人物の名前をだ。)
>>681 知ってどうするの、と言わないところにまた、彼女の内面の状況が垣間見える。
「そう、知らなかったのね」
取り立てて隠していたわけではない。
単純に、知られる機会も知らせる必要性も無かっただけの事。
「良いわ。教えてあげる。
アナタを執刀したのは私の兄、ヒビキ・ノースウィンド。
今度医務室に立ち寄る機会があれば、頭の一つも下げてくることね」
そう兄の名を語る彼女の顔には、
いつもどおりの怜悧さの中に何処か誇らしげな様子が覗いていた。
そんなやり取りの中チェックは進み・・・
>>680 やり取りしている青年が今わかる事は彼女に医療関係者の兄がいる、という事と
先輩がここにいられるのは彼のおかげという事ぐらい
一部聞き取れなかったが名はヒビキ・ノーなんたらというらしい
こういうとき不便だなと思う青年である。パイロット間の関係把握の観点から
>>681 「どうも、お疲れ様でした」
機体チェックを始め青年がここでやる事は完了。
青年は彼に挨拶をして去ってゆく
彼女に関しては他の人が担当だったので青年がやる事はもうない
後は一通り回ったので各機体の整備、必要があれば修理の流れとなる
むしろ青年にとってはここからが長丁場で徹夜することもあるのだ
「長引きそうだな…」青年は一人言う
『おーい!そこ手伝ってくれー!』
呼ばれた青年は整備班の手伝いにそそくさと向かった
>>682 「…………………。」
(この青年にしては珍しい、沈黙。
決して負の感情の類が篭っている訳ではないが)
「分かった、そうする。
…というより、必ずそうさせて貰うよ。」
(と、口を開いたかと思えば出てきたのはそんな言葉。
詰まる所この青年は一見して軽薄な優男に見えてその実、
今時珍しい位に真面目で真摯な優男なのである。
自分の命を救ってくれた人間がすぐ近くに居るとあっては、
それを「あぁそうですか」では済ませられないような人種なのだ。)
>>683 「あぁ、そちらも頑張れよ。
早く一緒に訓練、出られる様にな。」
(そう言って、見送る。
因みに実の所、このリヒャルトという青年も入学当初は苦労した物だ。
何せこの養成所という一種の学校は、とにかく人が多いのだから。)
>>684 「そう。なら良いわ」
青年の返答が満足のいくものだったのか、口元に一瞬だけ仄かな微笑が浮かんだ。
彼女が常に纏う氷の如き冷たさに、すぐさま覆われて尚――否、或いは覆われたからこそ。
その微笑は見た者に鮮烈な印象を与えたことだろう。
>>685 「あぁ、俺はこれだけの恩へ報いる術を知らないから。
教えてくれてありがとうな、カエデさん。」
(対するこちらの微笑みはやや力無い物だったが、
その実彼女の微笑は、確かに彼に鮮烈な印象を与えていた。)
「……さて、そうと決まれば…手早く今日の分の訓練、終わらせるか…!」
(と、次の瞬間には何時もの青年である。
どうやらカナデとの一連の会話で、相当気合が入った様だ。)
>>686 「礼を言われるような事はしていないわ。
私はただ、兄さんが正当に評価されて欲しいだけ」
あまりに溌剌とした青年の言葉に、やや困惑した顔を一瞬覗かせ。
いつも通りの静かな口調でそう言うと、シャワールームへ歩き出す。
青年を気遣うつもりなど一切無く。
口にした言葉以上の意図など全く無く。
だというのに返ってきた反応は凡そ予想の斜め上。
変な人――
彼女の中での彼への評価は、「どうでも良い」の領域をどうやら脱したようだ。
果たしてそれが名誉な事かは誰にも分からないのだが。
「MS戻るぞー!進路空けろー!!」
整備班がメガホンで怒鳴りたて、その言のとおりに二機のMSが格納庫へと戻ってくる。
一機は取り立てて特徴のないジェガン。
もう一機は、フレームを濃い紫で染め上げたアストレイだ。
二機はそれそれ所定の位置に納まり、ハッチを開放して搭乗者を外へと促す。
片方から出てくるのは、当然ながらラナ・ウォング。
もう一人は、成績上位者の内の一人。
それも、ここ最近で急激に頭角を現し始めた事で少なからず話題になっている生徒である。
どうやら模擬戦を終えたらしい二人だが、その表情は何やら尋常ではなかった。
ラナ・ウォングの表情は、普段とは違う、胸に何やら隠したような無表情。
生徒の方は、意気消沈という単語もかくや、とばかりに憔悴し、また打ちひしがれているのである。
そして、皆の注目を浴びる中、機体から降りたラナ・ウォングは
MSの足元で座り込んでいる生徒に歩み寄っていく。
>>688 (カナデがシャワールームへ向かった直後、既に自分の愛機、
S4[エスフォー]へと乗り込んでいた青年である。
しかしそのただならぬ様子には気付いた様で、
コクピットハッチを開放してその様子を眺めている。)
「……アレは…ラナさんか?
どうしたんだ?一体……。」
(少し集中すれば、声くらいは聞き取れる距離だ、)
(別段、隠そうと言う気もないのだろう。格納庫の喧騒も今はそれほどでもなく、
距離次第では十分に聞き取れる声量だ)
……お望みどおり、「全力」でお相手させて頂きましたわ。
何か、お言葉はございますでしょうか?
(表情と同様に、抑揚の無い感情の篭らない声色。
それが逆に、彼女の胸中を語っているようなものでもあるのだが)
「…………」
(問いかけられた生徒は、返す言葉も無いようだ。
噂に敏感な者や、彼と親しいものならば、最近の彼の増長振りとセットで驚く事だろう)
そうですか。ではわたくしはこれで。 ・ ・ ・ ・ ・
そうそう、お望みでしたらまたいつでも再戦承りますから、遠慮は無用ですわよ?
(そう「言い捨てる」とシャワールームへ向かって歩き始める)
>689
(その歩みの途中で、彼の存在に気づく。
見られていたことを悟ると、僅かにその顔を曇らせるが、すぐにいつもの微笑みで礼を返した)
>>690 「……ふむ。」
(その様子を見て、どうやら合点がいった様だ。
何故この青年も、養成所内の噂には敏感な方だったから。)
「(あの増徴野郎に、ラナ"教官"が本気を出した……と。
…全く、養成所の教官をナメてるんじゃ無いぞ、ってんだ。)」
(心の中でそう呟きつつ、礼を返してきたラナに対して返礼、
と言っても会釈する訳ではなく、敬礼である。
あくまで今は"教官"に対する物としての一礼の様だ。
更に言えば引き止める様なつもりも無い、故にかける言葉も大した物では無い。)
「…あぁそうだラナ教官!
先日お借りしていた本、昨日返却しておきました。面白かったですよ!」
(そう、声をかけて。
コクピットの中へと戻って行く。)
>691
声を聞き、驚いたように振り替える。
彼の正しい気遣いが得たものは、正に華が咲いた様な心からの彼女の笑みだった。
そして彼がコクピットへと戻るのを見て、彼女もまたシャワールームへと入っていく。
そこには既に先客一人。
無数の水滴が肌を打ち床に落ちる音と、うすく立ち込める湯気とがそれを教えていた。
「ふぅ……」
濡れた髪を結い上げタオルで纏め、軽く頤を反らして胸元に水流を受ける。
健康的な発育ぶりを見せる肢体を温水が流れ伝い、瑞々しい肌が弾いたそれは床に流れ落ちていく。
かつて同じ場所で、逆恨みから貞操を奪われそうになったとは思えないほどに悠然と、
カナデ・ノースウィンドは心地よいひと時を謳歌していた。
(更衣室を抜けてシャワールームに。
その二室を隔たるドアの前で、中から響く水音を聞いて足が一度止まる。
だがそれも一瞬。曇った顔も、引きつった心も、踏みとどまった足も、誰かに見られる事はなかった)
……あらあら、貸し切りかと思いましたが、残念ですわね。
(ことさら朗らかに。いつも以上に和やかに勤める。
少なくともそれが虚勢と見破られぬ程度には、自分の猫かぶりに自信があるから)
>>692 ――――――微笑んでくれて、良かったなと思う自分が居る。
実の所、先走って勝手に返してマズかったかなとか、
そもそも今言う事かとか色々と思うところはあったりするのだが……
しかしとりあえず今回は、これで良かったと言えるらしい。
何より、素直に嬉しい自分が居るのだから良しとしよう。
となれば今度は、自分自身の事を如何にかしなければならない筈だ。
折角救ってもらった命なのだから、上手く使わねば天上にも上れない。
「…それじゃ、そろそろ行くか。」
(この後に控えている実習は野外戦闘。
本物の原生機械と交戦する、少々危険な実習だ。
格納庫の外まで移動したS4はそんな実習場所へと、
まるで鳥の様に舞い上がり、飛んでいった。)
>>694 背中の泡も流し終え、ほうっと息を吐いてシャワーを止める。
一旦解いた髪をタオルで挟み込むように軽く拭き、もう一度纏め直して結い上げて。
最後に大き目のバスタオルを体に巻いてブースから出ようとしたカナデは、
ラナと目が合うと一瞬だけ立ち止まり、小さく会釈をしてまた歩き出した。
「掃除中の看板でも出しておきましょうか?」
貸切を望んでいた相手に、それくらいの気遣いの言葉を掛けられるほどには。
兄の名誉を示せたコトがもたらした心のゆとりは未だ残っていた。
>696
いえ、こういうのはたまたま貸切りになってるからこそ風情があるのです。
(彼女もまたバスタオルを身に巻いているのだが、
隠れていない左手の上腕が良く見ると肌の色が妙だ)
それにもともと皆さんのであるはずの場所を独占するのは、わたくしの性には合いませんし。
(彼女が一歩一歩近寄るたびに、その理由が明らかになっていく。
それは、普段の彼女が着こなす袖の長い和装では、決して露にならぬ部分)
訓練の調子は如何でしたか、カナデさん。
(其処に、派手な傷跡が刻まれていた)
「何よ、この空気!ちょっと出ちゃいけない気がしてきたわ…」
時々微妙に揺れるシャワー室の掃除用具入れ
そしてなんとなく見つかるのが気まずくてそこに逃げ込んだ人
>>697 「……ッ」
思わず息を呑む。
予期せぬ光景に立ち止まった彼女は、
ラナの言葉に我に返って目線を上げた。
「可も無く不可も無く、といったところです」
あくまで淡々と、抑揚の薄いいつも通りの口調で答えるカナデ。
「……失礼します」
もう一度会釈をして、彼女はまた歩き出した。
ラナの体に刻まれた傷跡は強烈な印象を残していた。
カナデとて、一たび服を脱げば訓練の最中に受けた傷がそこかしこにある。
しかしそれらは多少の時が過ぎれば容易に消え去る類の代物だ。
目の前の女性の、深く刻み込まれた痕とは本質的に異なることをカナデは理解していた。
>699
それは何より。経験は貴女を裏切りません。
たとえ結果が見えなくとも、精進を怠らなければ必ず、その経験は報いてくれますもの。
(カナデを見送って、彼女に聞こえぬだろう確信を得てから溜息を一つ。
ラナ・ウォングにしてみれば、この傷跡を見られるのと同じ程度に、
この傷跡を見せて無用の心労を与える事も気分の良くないものなのだ)
>698
……ところで、其処で何をしてらっしゃいますの?
(半分「格闘家」モードで声をかける。多分、中に居るのが誰かわかっていないのだろう)
>>700 去り際に受け取った言葉を思い出すカナデ。
言われるまでも無い――
鏡台の前に立ち髪を拭く彼女は、冷めた熱の篭った瞳で鏡写しの己を見た。
端麗な容姿は自覚の内にある。
ごく僅かの、鼻に掛けるには遠く及ばない程度の誇らしさと。
そして、思い出したくも無い記憶に連なる忌々しさとが混ざり合って灰色になる。
私にはそうするしかないのだから――
金髪の少女は噛み締めた唇を緩め、
小さく息を吐いてドライヤーに手を伸ばした。
>>700 「え、っとですね、ちょっと出るとイケナイ空気を感じたので、ちょっと隠れてイタンデスヨ」
カチカチに固まって、ギコギコと油の切れたブリキ人形のように動く。
それも、体にバスタオルを一枚だけ巻いた状態で。
「そ、それじゃ、私やっぱり自室のお風呂に一人でゆっくり入りますから…」
固まったのが解けると同時に、猛ダッシュで脱衣所へ逃げ帰る
「ふーん、こんなのがこの値段ねぇ……」
休日の昼下がり。
少し遅めの昼食を終えたスカーレットは、
駅へと向かう道すがらに商店街のウィンドーを眺めながら歩いていた。
ガラスの向こうには、転がり跳ね回る球体が幾つか。
よく見れば中々愛嬌があるとも言えるが――
(こんなの買う金がありゃ、アタシゃ食費に回すよ)
彼女の中では食事>ペットロボットという図式が成立していたのだった。
704 :
一般生徒B:2007/03/05(月) 00:19:31 ID:???
「やっとメーカーのメンテから帰ってきたぜ、俺のドム・トローペン。
あ、あれ、目からヨダレが…」
商店街から程近いところにある民間のMS整備工場で男泣きする生徒が一人。
彼がザクタンクに乗っていたのは、この機体が修理に出されていたからだったのだ。
どうやら、買い物の途中に寄ったようで、
ジープの運転席に貼り付けられたメモ用紙には、酒の銘柄や食材名がかかれている。
「おやっさん、無理言って見せてもらってすまねえな」
そういうと、ジープに飛び乗り、商店街に車を走らせる。
クワセロー
「……随分とまた愛嬌の無い声で鳴くもんだねぇ」
やたらと獰猛な目つきをした一体のハロと目が合い苦笑する。
ちょうど其処へ、一台のジープが通りかかり。
>>704 何気なく振り返った彼女の視線が、運転席に座る一般生徒Bのそれと交差した。
クワセロー
因みに彼女の後ろでは、件のハロがまだ鳴いていた。
706 :
一般生徒B:2007/03/05(月) 00:36:01 ID:???
>>705 「!? (((( ;゜Д゜)))」
(キキーッ)
急ブレーキで停止するジープ
「す、スカーレット教官じゃないですか、驚かせないでください」
何か化物に襲われてるわけじゃないとわかって、とりあえず落ち着いたようだ。
「で、何ですか、この性格悪そうなハロは?…っていうか、乗ります?」
後部座席も助手席も空だ。
「・・・」
ショーウィンドウにはペットロボットがいるようだ
進みすぎた科学は何とやら
それとなく道行く青年
不意に知っている人影を見つける青年
赤い髪が特徴の教官
名前は・・・知らない
誰かと話しかけているようだが・・・
>>706 「何だい、化け物でも見たような顔して。
アタシに見付かるとマズイことでもしようってトコだったのかい?」
Bの慌てっぷりにククッと笑い、ジープの傍に歩いていく。
「ん?
ああ、アレね。
何つったかな……
……
……そうそう、ギコハロとかいう奴さね。
ペットロボットの一種らしいんだけどさ、どうさね、飼ってみるのも一興じゃないかい?」
冗談を交えつつ、後ろを振り返ってショーウィンドの中に目を向ける。
何だかとてもお腹が空いていそうな顔をした、変なハロがこちらを見ていた。
709 :
一般生徒B:2007/03/05(月) 00:50:59 ID:???
>>708 「こんな世界があったなんて、びっくりですよ。俺、そんな裕福じゃないクレイドルの出なんで」
目の前にちらつかせている、生ハムのスライスに、
今にも飛び掛りそうな勢いでこちらを見つめるハロの群れを、驚いた表情でみている。
「バッテリー駆動じゃなくて、食いモン食べるのか…」
彼の昼食はハムサンドの予定だったので、手元に生ハムのスライスがあったりしたのだ
>>709 「アタシだってそうさ。
こんなもんに金使おうって奴の気が知れないね。
ああ、有機物を分解してエネルギーに変換する機能がくっついてるらしくてね。
餌やりは大事なんだとさ」
と、そこで手元の生ハムに気付き。
「お、アンタは今から昼飯かい――」
ばりーんっ
唐突にウィンドーの割れる音。
飛び散る破片が歩道に散乱する中、飛び出す球体が一つ――目指すは生徒Bの手の中ッ!!
クワセロー
カメラアイの機械の目の中に確かな炎を宿し、ギコハロは生ハムめがけて襲い掛かってきたッ!!
・・・・はっは、それで着地のタイミング失敗して軽く捻挫しちゃってさっ!
悪いね、買い物付き合ってもらっちゃって!
(やけに明るく、そして大きな声が近付いてくる。
声をする方に目をやれば二人の少女が凄まじい量の袋を持っているのが見えるだろう。)
712 :
一般生徒B:2007/03/05(月) 01:05:36 ID:???
>>710 「へえ、餌やり…メダカとかシーモンキーと同じですか……( ゚д゚)げ」
ハムを上に投げて放棄。即座に回避行動に移る。
サーカスの猛獣使い並の素早い判断力だ。
「これ、どうみても猛獣ですよ、教官っっ!!!」
ギアをバックに入れて後退→十分に下がったあと、ローギアでギコハロ目掛けて体当たりを慣行
713 :
一般生徒B:2007/03/05(月) 01:08:02 ID:???
>>707 >>711 「ニゲテー!ニゲテー!獰猛な肉食生物がデタヨー!」
カタコトになりながら、声のあらん限り叫ぶ
あらあら、大変な事になって参りました
この手の奴ってえさあげて気を逸らして捕獲すればいい話だが…
雑草ってあれの餌になるのかねぇ?今距離は遠いほうだが
>>711 接近戦に強い人がいるから彼女らに…いや駄目だな、あれあの店の商品だし
と体勢を整えつつ思う
>>712 クワセローッ
放り上げられた生ハムめがけ、その小さな体からは想像も付かない跳躍を見せるギコハロ。
肉片が重力に捉えられるより早く口中に納め、咀嚼、嚥下する様はまさしく捕食者(プレデター)。
そのまま落ちてきたところに、突っ込んできたジープのバンパーが直撃する。
クワセロー
まるでゴム毬の如く跳ね飛ばされたギコハロは、ショップの壁に叩き付けられ――
クワセローッ
――跳ね返って積荷の食料へと外装ごと喰らい付いたッ!!
716 :
一般生徒B:2007/03/05(月) 01:26:18 ID:???
>>715 「なんて強度だ!このジープのバンパー、地味にルナチタニウムだぜ!!」
外見上はまったく分からなかったが、
かなり硬かったらしいそれが、ギコハロの形に凹んでいる。
「って、おいそれ俺の晩酌の!」
炙って食べようと思っていたホッケの味醂干しが、おひたしにしようとした旬の葉物野菜が。
わざわざ宇宙港へ個人輸入した物を取りに行った甘露が、その他諸々の食材が続々と被害にあっていく。
>>714 一度もそっちを見ていないにも関わらず、なぜか
「スネーク、こいつを今のうちに袋ごと店内に投げ込め!」
かなり強い口調かつ命令形でそう行って、左手親指でギコハロを指差す
>>716 「!!」
託されたアイテムゲットしつつそこらの草も回収
届くかはともかく
「こいつの使い道はまだあるぜー!」といわんばかりに
青年は謎の袋と雑草を投げ込む
しかし何故に雑草もよく飛ぶのかは今は瑣末な事である
目の前の事態が事態なのだから
>>713-715 おやおや・・・何だか大変な事になってるねぇ!
どうする?
「・・・どうするも何も・・・・
下手に手を出せばこちらも被害に遭うぞ?」
(二人が両手に持っているのは安物ではあるが・・・肉であったり、菓子であったり、少なめではあるが野菜であったり。
こちらも食物が満載である・・・無論、それだけでもなかったりするのだが。)
いやぁ、でも見逃すのもアレでしょっ!ちょっと持ってて!
「・・・フン。」
(鼻息を鳴らし小さい方の少女がそこらの大人が持ちきれるか否かといった量を軽々と受け取る。
そして身軽さを取り戻した少女が・・・)
「捻挫はどうした」
そうでした(´・ω・)派手な運動ダメって言われたんだっけ
「・・・・私がやる。」
(引き下がり、今度は背の低い方の少女が集団に近付いてくる。
一つの紙袋を抱えながら。)
顔(体?)を突っ込んでいた袋ごと、哀れギコハロは宙を舞い店内へと放り込まれる。
先ほど飛び出した軌道を見事逆向きに辿り、ゲージの中へ着地。
既にその時には袋の中身を食べ終え、
次いで投げ込まれた草をマジックハンドで投げ捨てるという芸当までやってのけていた。
意外にグルメらしい――しかしエネルギー変換モードに入った為に動けないッ!
「さて、チェックメイトさね」
そう言うとスカーレットは、護身用のスタンロッドを端子付近に近づけ放電。
過剰電圧によりセーフティモードに入ったギコハロを、慌てて飛び出してきた店員に引き渡した。
「さて、店長さん。
ちょいとお話があるんだけどさ……」
にこやかな笑顔の裏に言い知れぬ凄みを潜ませた彼女は、店長の肩を抱いて店内へと消えていく。
720 :
一般生徒B:2007/03/05(月) 01:53:24 ID:???
>>717 「よし、よくやった!って、何で草なんか持ってたんだ?」
とりあえず積荷の被害拡大は防げたようだ。
>>718 「え、ちょっと何するの?お嬢ちゃんたちの手におえるような相手じゃないってこれ。
噛まれるよ、噛まれて手首から先もっていかれるよ!」
>>719 「え?チェックメイト?なにそれチェスでもするんですか?」
かなり慌てまくっている青年。所々噛みながらも話を続ける。
「お…と、とまった……教官、普段からあんな危ない物持ってるのか。
とりあえず店の前から動こう…次に出てきたら、俺の酒と肴が全滅だ」
スネークを乗せたまま店の前から離脱。
店の中からは死角になる位置まで進んで車を止める。
>>720 「・・・」
そこらへんに生えていた草を引っこ抜いて・・・というシンプルなものである
ぼーっとしていているようでも引っこ抜ける草の位置を把握し投げるというものである
まあそこらへんの雑草だからはじかれる率もあることは考慮にいてていたが注意を逸らすには十分だったようだ
乗り込みながらその顛末を見ている青年、いや正確には『聴いている』のだが
わお、ケリついちゃったねぇ!
さっすが教官!
「・・・・試してみたかったんだがな。
骨董品物のゴキブリ用毒物が機械にも効くのか。」
(紙袋の中身はホウ酸ダンゴだったようだ。
・・・・何故そんな物を買っているのだろう、この少女は。)
>>720 おおーっと!
評価が甘いよあまちゃんだよそこの君ーっ!
何を隠そうこの私、モビルファイター科3回生ッ!
稀代の楽観性を持つと言われてるリンカちゃんっ!
そしてっ!
「・・・・・」
・・・・・
(微妙に、間が空く。そしてその間で空気も微妙になる。)
「・・・総合戦技、及び戦場補佐一回生のリオーネ・アンドーだ。
よろしく頼む。」
(なんとも両極端なテンションの二人組である。
しかし背の低い少女・・・リオーネは、どこか引っ張りまわされている感も見て取れた。
リオーネが無言無表情のまま握手を求めるかのように手を出してくる。
凄く社交辞令の臭い。凄く。)
723 :
一般生徒B:2007/03/05(月) 02:09:02 ID:???
>>721 「しかし、教官店の中に入ってったな…どういうつもりなんだろうな」
現場待機
>>722 「え、二人とも、実質俺より上級生なのかーっ!」
人生とは、驚きの連続だ。
「あ、握手握手」
差し出された手を握り返す。
>>722 「どうも、こんにちわ、先輩」
名前は聞くのははじめてだが『はじめまして』ではない
青年をスネークと呼ぶ彼が彼女と握手しているのを見つつ店の様子に注意を払う青年
おそらく殴りこみに行ったのだろうか?だがわからない
>>721 やっ!
(お前本当に人間かと思うくらい外見に似合わない量の袋を持ちあまつさえ軽々と手を上げ会釈する少女。
どうやら挨拶も無かったのに覚えているらしい。)
>>723 (ぎしり。
ぎりぎり。
ぎゅうううう。
そんな音が聞こえてきそうなくらい手を握る力は強かった。
否、強い言うより 痛かった。ギャグマンガみたいに。)
・・・アンちゃーん、もしかして怒ってるー?
>>720-722 やがて出てきたスカーレットの顔には不適な笑み。
その後ろから青ざめた顔で現れた店員は、
台車に梱包材で包まれた荷物を載せ、ジープの前で降ろし始めた。
「迷惑料込みで、ちょいと多めに頂いたのさね♪」
中身は勿論食料の山。
ギコハロに喰われた分は、どうにかカバーできる筈だろう――
「トンだ災難だったねぇ、全く。
お、アンタたちもご苦労さん。どうにかケリは着いたよ」
身軽な少女や背の低い少女訓練生といった生徒たちにも労いの言葉を投げかけ、
スカーレットはジープの助手席に飛び乗るようにして乗り込んだ。
「さて――それじゃ駅まで送って貰おうか、ヤマダ」
既にジープから降りていたヤマダにそう声をかけ、早々とシートベルトを締める彼女。
ククッと笑いながらドアウィンドから顔を出し、何度も頭を下げる店員たちに笑顔を向けて一件落着を知らしめたのだった。
727 :
一般生徒B:2007/03/05(月) 02:26:37 ID:???
>>726 「うぐぐぐぐ…(なんというお約束な展開なんだ、だがここで悲鳴をあげたら男として…)」
にこやかに、あくまでにこやかに、握手をおえる
だが、骨にヒビでも入ったのか、かなり痛いらしく顔が引きつっている。
>>726 「おお、こりゃあ量・質ともに上々だ。む、あの球体ロボットって
日常的にこんなもん食ってるんで…はい、駅ですね。了解ッス」
頭が上がらないのか、言われるがまま駅に向かうようだ。
>>724-725 「それじゃあ、残り半日は良い休日を!」
微妙にキザな台詞を言い残して山田はその場を去っていった。
>>727 「先輩も良い休日をー!」
そういって見送る青年
しかし何故スネークの称号を彼が知っているのは・・・
・青年は意外と有名人だから(SD機体乗りの新入生という要素とかで)
・実は彼があのときのザクタンク乗り
→・わからない
でも彼の苦悶からああいう握力強そうな人、体育会系の人と握手するのは避けたほうがいいかもしれない
整備班との兼業者という観点で、手が使い物にならなくなったら困るし
そう思う青年だった
>>726 お疲れ様でーす!
(リンカは手を振り、リオーネは礼を。
それぞれ、返した。)
>>727 あはは、ばいばーい!
「〜〜〜〜〜〜〜〜♪」
(場所は養成所の格納庫。
生徒用の機体が並べられている中、一機のモビルスーツの前に佇む女性が一人。
小さいながらも綺麗な声で何か異国の唄を口ずさみながら、
手元のチェックリストをめくって、眺めている。
恐らく、今目の前にあるのが彼女の機体なのだろう。
見るとそれは、重厚な増加装甲を着込んだ火星仕様の陸戦型ジムのようだ。)
>>730 「♪だけどいつもみょ〜テ〜ンション〜」
変な歌を歌いながら格納庫内を行く青年
あんま人いないからってその歌はないだろう普通に
「あ、エレナさんだ。こんにちわー」
知っている人を見つけた青年は彼女に声をかける
彼女の機体は特殊仕様の陸ジム装甲面とかをきょうかし火星環境に対応したものらしい
青年にとって二刀流できる機体でもあるがバルカンが無いのが残念らしいが
「Cada mañana al………っと、あらリュートさん、こんにちは。
リュートさんも機体の整備のお手伝いですか?」
(と、見る物を安心させる微笑みを浮かべて。
雪のように白い髪の女性は訊いて来た。)
「よぉ、ご機嫌じゃねーか、エレナさん」
青さの色濃く残る声、柄の悪い口調も何処か愛嬌を帯びて響く。
歩いてくるのはブラウンの癖っ毛を三つ編みにした、童顔の少年だ。
ブルゾンにジーンズといったラフな出で立ちが良く似合っている。
かつてはエレナたちの演奏活動にいちゃもんをつけたりしたものの、
最近は逆に機会があれば彼女の奏でる旋律に耳を傾けたりしている。
その際には焼き立てのピザを差し入れるなどしているのだが……果たして彼の真意は何処に。
いや、彼の悪友には既にばれてるんだけどね。
>>733 「こんにちは、うふふ…そう見えますか?ファビオさん。
そうですね、使うのはともかく…
やっぱり自分が使う物ですから、綺麗にし終わった後は嬉しいですよ。」
(にっこり、と微笑みながら。
確かにここ最近、彼と話す機会が増えている所為か……
初対面の時の様な状況からは、大分変わっているのが現状だった。
彼女にしてみれば、幾分か変な所があるとは思っているのだが。
――しかし成程、言われてみれば彼女の姿は実習用の作業着だし、
直ぐ脇には装甲を洗浄する為の器具類が揃っている。
火星特有の濃い砂塵を洗い落とし終わったばかり、そんな所だろう。)
>>732 「ええ、正確に言うと整備は終わったんですけどね」
機体強化とかは先が長いが青年はNTとかでは無い
ならそれなりに行こうではないかーなんてな
―『お前はあいつみたいにNTじゃない、がそれでもお前の道を行け』
ある男がかつて言った"言葉(教え)"〜遠い 遠い 記憶の欠片〜
>>733 「こんにちわー」
普通に挨拶する青年
彼の想いはあのときからずっと外から見てもわかる
彼女に話しかけたっていいじゃない。しりあいだもの
それが青年のたくてぃす(なぜか変換していない)
>>735 「………?
それでは、何か別の用事で?」
(整備の手伝いではなく、そもそも整備自体が終わっているという。
では何をしているのか、それが気になったらしい。
無論、ある程度予想はしているのだが。)
>>735 「あ? 誰だよお前」
エレナと親しげに話していた先客に、鋭い一瞥をくれてやる。
とはいえ元々童顔な上にそんな目つきばかりしているから、睨まれたと気づくのは難しいかもしれない。
>>734 とりあえず先客の存在は一旦認識の中から抹消しつつ。
「だよなぁ!
俺もさ、自分の機体の掃除ってのが最近好きになってきてよぉ。
やっぱ命預けてるんだし、大事にしてやりてーなってさ」
フレンドリーな態度で応じるファビオ。
イタリア男の面目躍如といったところだが、
軽いボディタッチに及べないところが減点対象である。
>>737 「戦うのは好きでは無いのですけど…ええ、大事にしないといけない物ですから。
…確かファビオさんはMAコースを受講されているのですよね?
特殊な機体が多いそうですから、お掃除も大変なんでしょうね、ご苦労様です。」
(対するこちらはどうにも、こうして話しているとスペイン人らしくない。
むしろその鉄壁っぷりと言ったら、まるで音に聞こえる"大和撫子"の様だ。
ボディタッチとかしたら大変な事になりそうである。)
「あぁ…そちらの方は新入生の方ですよ。
先日編入して来られたばかりですけど、ね。」
>>738 「いやぁ、大したこと無いっすよ、ハハッ。
え?
ああ、そーいや何か新入生が久々に入ったとか。
ソイツがその新入生だったんすね」
労いの言葉に僅かばかり相好を崩し、照れたように前髪をいじる。
リュートへともう一度視線を向け、一応顔を覚えておく事にした。
>>739 (ふふふ、と再び。
まるで白い花が揺れる様に微笑んで。)
「ええ、確かにそう言われてみればここ最近は新入生はありませんでしたね。
第一に私もまだまだ一回生ですけど…今まで殆ど見ていませんし。
さて……とりあえず作業の方はこれで終わりかしら。」
(午後は予定も無いし、如何しようかしら―――などと呟きつつ、
目の前の愛機を見上げる女性。
見上げられたその機体――愛称をエスクードと名付けられた陸戦型ジムは、
彼女にはいささか武骨過ぎる機体の様にも見えた。)
>>736 「時間が開いたので格納庫を回ろうとしていたんですよ
他の人がどんな機体に乗っているのかを間近で見たかったので
手伝いのときとかは、そんなにゆっくり見られないですし
(勿論、整備班も兼業している青年だが、数が多く、養成所にある機体のすべてを把握しているわけじゃないし
てんてこ舞いだったりして、実際は機体拝見はゆっくりやってられないのが実情なのだ)
そしたら知っている人見かけたんで声をかけたのです」
暇人ここにあり
>>738 「紹介が遅れました。はじめまして、私はリュート・アビュークと申します。
宜しくお願いします」
遅れて自己紹介をする青年
>>741 「ん、俺はファビオだ。
MAコースだから顔合わせる機会も大してねーだろーけど、ま、宜しくな」
とりあえずは邪険にする理由も無い。
今のところはエレナに対して気のある素振りも見せてはいないのだし。
>>740 可憐だ――ファビオはその笑みを前に胸の高鳴りを感じていた。
そんな中にあっても、彼の耳は重要な言葉を聞き逃さない。
午後は予定が無い――
彼女は確かにそう呟いた。
ならば、ファビオ・ビアンキのなすべきことはただ一つ。
誘え!
誘え!
誘えッ!!
「そんじゃ……さ。
め、飯、食いに行かないか?」
あまりに直球、あまりに簡潔。
イタリア男失格であったとさ。
>>741 「あぁ成程……そういう事でしたか。
確かにここには色んな人の機体がありますから、
ただ見て回るだけでも色々と参考になりますしね。」
(と、そこで彼女は自らの機体を視線で示す。
彼女の機体も、一回生としては中々に変わった物だ。)
「……これが私の機体、エスクードです。
元々はただの火星仕様の陸戦型ジムですけど、見た通りに増加装甲を着ていて…
武装なんかは中距離用の手持ち火器が中心になっています。
私は近接戦闘が苦手なので、最初に受領したジムをずっと改造しているんですよ。
…実を言うと、機動性は劣悪なんですけどね。」
>>742 「え?私と…ファビオさんでですか?」
(と、それを聞いて。
当たり前のことながらちょっとだけ考える。
といっても単純に彼女の場合、自分が一緒では相手に悪いのではないかとか、
そういった方向の事ばかり考えている辺り、ファビオとしては残念な事だろう。
そうして光に210万キロ程旅をさせた後。)
「………そうですね、折角ですから御一緒させて頂きます。」
(そう言って、微笑む。
折角相手から誘われているのに、断るのも悪いと思っているのだ。
そう、エレナ・イグレシアという女性はその実、
恋愛と言う物をロクに意識してないのである。)
※
因みに何で青年が彼を知っているかというと
最初に言うとひと悶着のときに彼を見ているからである
つまり
彼にとって 青年→知らない人
青年にとって 彼→知っている人(見たことがある人)
ということである
実際は材料が足りず話が飛躍しすぎたが彼が彼女に対して…
・顔が赤くなっている
・何か緊張しすぎている言動
という状態の時があるという観点からである
>>742 彼がMAコースであるなら確かに会う機会は少ないだろう
ただし青年ことリュートは事情が違うのだ
「いや、もしかしたら『会うことは少ないということは』ないかもしれませんよ」
少なくとも『青年の場合は』なのでそう言っておく
>>743 内心の不安は返事と同時に喜びへと昇華され。
叫びたくなるのをどうにか押さえ、ファビオはあくまで普段どおりに振舞おうとする。
「じゃあ、お互い準備とか必要だし……
1時間もあれば充分だよな。
そんじゃ……
1時間後に、中庭の時計台の前で会おうぜっ!!」
と、告げ終えるのが早いか足を踏み出すのが早いか。
小走りに出口へと駆け出し、その途中で一度だけ振り向き。
指2本での気障な敬礼の仕草を見せてから出口の向こうへ少年は姿を消した――
>>743 彼女は最初から受領した機体をずっと改造し続けているとの事らしい
実質機体を2機運用できる青年とは大違いである
というよりむしろ青年の方がおかしいのだが
「接近戦が苦手ゆえ中距離戦がメインの機体ですか」
彼女の機体説明を聞き、青年は感心しつつ考え込む
装甲面での強化による機動性の低下はよくある話で
一切機動性を捨てて、他の部分を特化させる機体構成も存在する
しかし・・・
青年は何か考えながら彼女の機体を見ていた
>>745 (手を胸の前で小さく振って、その敬礼へと答える。)
>>746 「ええ、一応自衛用の備えはしていますけど。
この装甲に何度も助けられていますから、今更外すのもちょっと……ね。
他の方の機体についても、ご本人から色々伺って見るといいと思いますよ。
確かリュートさんはザクに乗ってらしたと思いますが、
あれなら改造の幅も広いと聞いています。」
「それでは、私は約束が出来てしまったので失礼しますね。
ごゆっくり見学して行って下さいな。」
(そうして、一礼して。
彼女もまた格納庫を出て行く、ファビオとの約束の為だ。
人前に出る以上、それなりの準備をするのは――彼女が小さい頃から躾けられていた事故に。)
『きゃほほーい!補給だー!』
そんな歓喜の声が聞こえてもおかしくない状況、
なぜなら今日はここに補給が来る日だからだ
クレイドルに定期的に補給物資が届く、養成所クレイドルもその中の一つ
開拓時代から続いている補給はこのクレイドルを支えている生命線とされている
ある者は補給される品を待ちわび、また、あるものは作業に追われる・・・
そんな中に青年はいた
「補給か・・・」
青年はそう呟く
>>748 「どうしたよ、何か思う所でも?」
(と、そんな彼へと声をかけて来た男子生徒。
クレイドルの管理側からの要請で、今しがたまで外の警備に行っていた男だ。
機体の方は何処かに格納されているのだろう、
今の彼はパイロットスーツのヘルメットを片手に持っているだけだ。)
「わぁーい♪」
そしてこちらは単純に補給物資の搬入を楽しみにしすぎて来た少女。
両手を挙げて走ってきたと思ったら―――。
「うぇー!?」
すってんころりーん、と綺麗にコケました。
頭から地面に突っ込みましたがきっと大丈夫です。
慣れてます。
>748
「皆、嬉しそうだねぇ……」
遠目がちに見ている男が一人。ふぅっとため息をつき、
ゆったりと歩いてくる。
>749
「にしても、パイロットスーツは窮屈だよねぇ……
俺なんか全部コクピットに脱ぎ散らかしてきたよ。」
首をコキコキと鳴らしながら。
>750
「…………」
言葉を失った。
>>749に向き直りながら。
「乙女のピンチだ。救出へゴー。ほら、ほら。」
自分で行けよ。
物資搬入ゲート周辺…
各部署が補給の受け入れのために慌しく動いている
「野郎共!抜かるなよ!」
そんな声まで聞くことが出来る
青年が聞く限りでは補給は総出で行うらしいが…
>>749 「こんにちわ、先輩
(話しかけられた成年は彼に挨拶をする。以前この人に会っている)
実は機体関係の方でちょっと問題になりそうな気がするのです」
あくまでも個人的な見解なので・・・と付け加える青年
(これはビーム兵器のメンテが実弾より難しい事もあるのだが最近結構損害が・・・ということもあるのだろう)
>>750 こんにちわー
と挨拶する前からこれですか
青年の思考一時停止
>>752 「ふむ。
…しかしスネーク、もといリュート。
補給で届くのは予め頼んでおいた物が殆どだ、今から発注しても
今回の補給では多分、間に合わないぞ?」
「今見て来たけど、今回は何時もより荷物は少ないみたいだったしな。」
(そう、彼は今の今まで外に居た訳で。
当然足も目も遠くに届く彼の機体は、キャラバンの車列を見ているのだ。)
>>751 「あぁ…教官。
ええ、そうですね。
ただ何と言うか…着替えるモン忘れちまったんで、我慢です。
乗ってる間は全然気にならないんですけどね。」
(と、正確にはスーツも着込んでる訳では無い。
暑いからだろう、腰まで開けて、その上はそのまま腰に巻きつけてあるのだ。
無論その下の上半身が裸と言う訳では無い、
ちゃんと黒の肌着を着込んであるので、放送コードも大丈夫だ。)
「はいはい…何となくそう言われそうな気がしてましたよ。」
(苦笑交じりに、倒れた少女の方へと歩いて行く。)
>>750 「ほらケイト、大丈夫かい?
それと、走る時は両手を上げない方がいい、危ないから。」
(と、手を差し出しながらセルフツッコミなリヒャルトさんである。
この男も、慣れている。)
>>748 「━(゚∀゚)━ !!」
声無き叫び、そして一際巨大な、いやどうみてもMSサイズのコンテナ群へダッシュ。
「違う、これも違う、これは…似てるけど違う…」
その姿は、ショートパンツ姿なのもあってか、
まるで玩具を探す子供のように純粋に見える。
>>753 「うぇー………ありがとうございます」
死にそうな声を出しながら手を取り、立ち上がり。
反対の手で服をパンパン、身体についた砂を取り払い前を向くと。
「うぇあっ!? リリリリリリリリリリリリヒャルトさん!?」
遅すぎるタイミングで気づき、シュバッと触れていた手を引っ込める。
後ろに何歩か下がってから。
「すすすすすすみません、ごめんなさい、ありがとうございます」
ぺこりとお辞儀。
鼻血を出さないだけとても成長しました。
>>751>>752 「うぇあー………こ、こんにちわー………」
そして周りにいた人に気づき、慌てて挨拶。
一部始終を見られたのが恥ずかしいのか、
ぺこりと垂れた頭はたっぷりと下を向いた後、ゆっくりと上げられた。
>>751 「玖裳神教官こんにちわ」
挨拶する青年
>>753 「そうですか、
(通常のメンテとかなら大丈夫ととっていいだろう、強化、改造は別の話になるが)
・・・というかスネークってorz」
TACネームはともかく、もはや二つ名と化しているのはどうもアレであるが
い つ の 間 に ど こ ま で 拡 大 し て る ん だ
今回の物資量はいつもより少ないらしい
>753
「な、ネタを先読みされた……
君のせいでもう芸人への道は断たれたよ……」
これみよがしにがっくりと項垂れる男orz
>754
「教官まで……くっ。ここは地獄かっ。」
>755
「こんにちわ。今日は鼻血出てないみたいだね。」
わざとなのか天然なのか。無神経ですよ。
>756
「こんにちは。随分とこういう環境にも慣れてきたみたいだね。」
>>755 「いや…別に謝られる様な事はしてないと思うよ、ケイト。
大丈夫だと思うけど、怪我とかしてないか?」
>>756 (と、振り向いて。)
「ん、あぁ…嫌なら止めるよ、呼び方。
それにまぁ、こういうのはネタに出来る時にされるもんだと思うしな。
後は…そうだな、他のネタを提供すれば渾名も変わるんじゃ無いか?」
(要するに彼は、本人の意思に関係無い渾名が付けられるのは、
周囲がその人物に対して、話題にすべき点を知らないからだ、と言っている。
確かに、何か別の特徴が広まれば渾名を変える事など簡単だろう。)
>>757 「教官、たまに貴方がとても面白く思えます、いやホントまじで。
それに何と言いますか…俺としては助けるのが正解ですから。」
>>754 いました、ここに狼が
そういっても過言じゃない状況
興奮しすぎた人をいつ取り押さえようとして取っ組み合いが始まってもおかしくない
と、どこかの通が言いそうな事を思う青年である
>>755 青年も遅れて挨拶をする
(例えとしての)狼とかの出現率が高すぎですよ
>>756 「慣れというかまあなんというか・・・」
まあ、ここのふいんき(これは仕様)にはまだ付いてはいけてない点はあるのは事実だが
「あぁぁぁったーっ!」
歓喜の声の後、本来機械で開けるような重さのコンテナをクレーンで吊り上げて、
格納庫の方向に作業中の人を轢くスレスレのような速度で爆走。
「注文すること1年前」
目から、涙がホロリとこぼれる。
「手配ついたって連絡が入ったのが半月前!」
不意に、彼女のポケットから写真が落ちる。
写真に写っているMSは、一見すると何の変哲もないザフト軍のジンだ。
だが、それでは彼女の喜び方は説明がつかないのも事実である。
>>757 「りっちゃん教官、ちょうどいいところにいますね。
ついに手に入ったんですよ、前々から欲しかったMSが!」
クレーン車の操縦席から飛び降り、一同の前へ。
>>754 「うわぁ、教官さん元気だねぇ」
なんという能天気。
>>757 「うぇ………そ、そうですね。
流石に毎日出す訳にはいきませんから………」
酷い時は際限無く出ますもんね。
>>758 「は、はい。怪我は無いです。
大丈夫ですよ、慣れてますから」
言って、両手で力瘤を作ってガッツポーズ。
………慣れてるってのも考え物だよね。
>758
「え、本気?俺イケてる?
芸人として?それとも漢として?」
>759
「まぁ、あまり考えない方がいいよ。だって……」
そこで満面の笑みを浮かべて。
「無駄だから。」
>760
「モビルスーツ探してたんですか。私はもっと小さな探し物かと……」
>761
「どうにかしようって言っても無理だからねぇ……
まぁ、死なない程度に調整してくれるでしょ。体が。」
>>760 「………ジン…ん?」
(何だろう、と思う。
リヒャルトが搭乗しているのは、同じくザフトのディン改造機である。
その関係で、ジンにも訓練で何度か乗った事はあったのだが。)
「…半月前?」
(幾らなんでも、普通のジンならば手配だけで一年近くもかかるまい。
故に何か特殊な事情がある筈だ、彼はそう考えた。)
>>761 「そっか、慣れてるのか。
…それも何かな、とにかく気をつけよう…ケイト。」
(何処か遠い目線。
視力2.0を優に超えるとびきり上等な瞳が、何処か遠い所を眺めている。
あぁ、何と悲しい事に慣れてしまっているのだろう、と。)
>>762 「あれ…言って欲しいんですか?
と言うより
本 当 に 言 っ ち ゃ っ て 良 い ん で す か ? 」
(物凄い、笑顔で。)
>763
「……くっ、この俺に……プレッシャーだとッ!?」
たじたじと引きながら。
「……リヒャルト君なんて嫌いなんだからぁぁ!」
三三三三三三三三三(つД`)
そういいながら全力で補給物色に勇む戦場へ駆けて行く。
多分、彼はもう戻らない。
>>761 >>763 「その目。見たいですよね、ケイトさんもリヒャルトくんも見ていきますよね」
反論の隙なんて与えない一方的な断定
>>762 「もうあのドートレス、かなりボロボロなんですよ。
確かにいつもみたいに、お菓子の材料やらも確かに申請しましたけど、
あっちは悪くならない乾物ばっかりですから後回しです」
「去年から専門業者に頼んで、新しいMS探してたんです」
そして、観音開きのコンテナの扉を重そうに開ける。
「ジン・ハイマニューバです♪専用武器全部欠品でも、フル装備のゲイツR買うより高かったんですよ」
えらいマイナーな機体だが、エース用で値段が張る機体であることは確かそうだ。
わざわざ大気圏内を飛ぶために水色の迷彩が塗られている。
>>758 因みに二つ名については付くとかえって困るのである
二つ名がある者を狙ってくるのとかがいるから
そろそろ補給がはじまるころ・・・
と思った辺りで
>>760 これであるorz
(うん、気持ちはわかります
でも、いい年してはしゃぎすぎないでください、危ないですよ
CIWS持ってきて打ち込んでもイイデスカ?実際にはやらないけど)
「こんにちわ、モルテ教官。あの新しい機体は教官のでしたか」
>>762 「・・・そうですね」
確かこればっかしは・・・
人は変わっていくものと誰がいったか知らないけれど
>>760 「へぇー、教官さんジンが欲しかったんだー。
………あれ? ジンって珍しかったっけ?」
よく見る機体なような気がするけどなぁ、
などと記憶を思い出して考えてみる。
>>762 「えへへ、はい、多分調整してくれます。
ジュニアハイくらいからずーっとこの調子だけど大丈夫ですから」
明るく言う少女。
むしろ鼻血が出る事の方が普通みたいな感覚になっています。
>>763 「はい、気をつけます。
転ばないように足元に気をつけて………あと、なんとか免疫もつけようと思います」
某Z戦士並に足元がお留守な為、一日に十数回はコケているのはまぁ置いておいて。
鼻血の方はなんとかしないと命に関わるとは少女も思っている。
しかしこちらも中々治らないわけで。
なんせ体質というか性格上の問題ですから。
>>764 (どっちにしろこうなったのだろうが実際はどっちなんだろう)
駆け抜ける彼を見送る青年である
>>765 ジンハイマニューバにも二種あって装備とかにも違いがある。
たしかもう一方(後期の方?)はビームカービン装備だったか、
―彼女の機体は
>>764 「いや、だってなぁ………教官というかりっくん、面白いし。」
(そう言いつつ、駆けていく背中を見送る。
いや実の所、酷いくらいに淡白なドイツ人である。)
>>767 「そうだな…。
幾ら慣れてるとは言っても、打ち所が悪いと大怪我をするしな。
俺の知り合いが先日、前歯を三本折ってしまったとも言っていた。
え、免疫?」
>>765 (と尋ねた所で、教官の半ば強引とも思えるお披露目が始まった。
一目見てその機体が何か分かったのは、前述の理由による為だ。)
「ほう……ジン・ハイマニューバ……珍しい機体じゃ無いですか。
これは…一型の方ですか?専用武装が無いからちょっと判別し難いですが…
なるほど、生産機数が少ないから値段が高い……納得です、当然の事ですね。
それじゃ、これからはコイツと一緒に俺達を鍛え上げて頂ける訳だ。」
(そう言って、笑う。
半分程度には、冗談の意味合いも含んでいるのだろう。
そうして数秒後、急に何やら思い出した様に。)
「……あぁそうだ、俺も郵便出しておかないといけないんだった。
急いで渡して来ますんで、ちょっと失礼しますよ。」
(と、言うと同時に駆け出してゆくリヒャルト。
郵便と言うと、何か書簡で郵送しなければならないデータとか、そういう類だろうか。
余談ではあるが、通常この手の郵便はキャラバンが輸送するのが常である。
そもそもクレイドル間の連絡など通信回線を利用すれば良いのだし、
わざわざ集配を専門に行う様な人間も、この火星と言う星には居ないのだ。
無論、各クレイドル内ではそれぞれの"郵便局"にあたる組織が、ある所にはあったりするが。)
>>768 「おやおやおや、リュート君も興味ありありって顔してますねー」
親指を差して、ずいっと前に飛び出し、
いつのまにやら、抱きつくように背中に回って、MSの各部を指差しながら解説
>>769 「そうです。これは、配備早かったM1型のほうですねー、 頭のトサカの形状なんかが、M2型と見分けるコツです。
もっとも外見までカスタマイズしてる人のは、どっちがベース機か分からないですけど。
2型は私は工場出荷時の色とか、シルエットもドムっぽくて私はあまり好きじゃないですね。ドムに乗ってたヤマダ君なんかは好きそうだけど」
結構長々と解説は続く。
「あ、いってらっしゃーい」
>>765 「わぁー、すごーい♪ かっこいいー♪」
手をパチパチと叩いて拍手。
「ところでジン・ハイマニューバって何ですか?
ジンの凄いバージョン?」
どうやら何も知らずに拍手をしていた様子。
>>769 「はい、それに慣れたって言っても痛いですしね。
その知り合いさんみたいに歯を折っちゃうのも嫌だし………。
あ、えっと、免疫っていうのはー………えへへ、秘密です」
イケメンを見たりすると鼻血が出てしまうから、その免疫をつけたい。
なんていえませんよね。
「あ、それじゃ、私も失礼しますね。
ばいば〜い」
ぶんぶん、と手を振って別れの挨拶をしながら去ってゆく少女。
手にはいつの間にか目的のブツが握られていたそうな。
>>770 「ああ、成る程。」アレは確かに人を選ぶと言っていいだろう
装備とかの観点でも
外見のデコレートオーダーはよくある話
元々の始まりがいつだったかは定かではないが
色や機体形状(角付きはこの類型といっていいだろう)もカスタマイズできる
「ジンハイマニューバは高機動型にカスタマイズされた物でしたね」
主力が新型に取って代わられてもなお現行機としてにカスタマイズして乗る、
というのも機体の信頼性という観点からであるのだろうか
しかしここらへんの知識はまだまだだなと思う青年である
>>772 「そ、だから稼働率って観点では養成所みたいに物資が潤沢なところじゃなくても、
そこらに破損状態で転がってるジンのパーツで足りちゃうんで楽なんですよねー。
今の火星だと、火力不足も他のMSと共用の火器で足りるし、死角なしってとこです」
一通りの解説は終わったようだ。
「それじゃ、私も機体の登録申請で事務室いきますから」
リュートの背中から離れ、そこらへんに止めてあった褐色のジープに乗り込んで、事務部へ。
(さて、所変わってここは養成所の食堂だ。
時間は昼過ぎ、食事の時間も過ぎたとあって、
ごった返していた食堂内も、既に人影はまばらになりつつある。
そんな中で)
「ん…ん〜〜………?」
(何やら真剣な面持ちで、
その可愛らしい顔の眉間へシワを作っている女性が居る。
彼女の眼前―――手元には、電卓が握られている。)
>>774 「いょう整備科の。
電卓なんざ叩いて何やってんだ?」
色気も何も無い、イタリア男失格の挨拶と共にやってくる三つ編み童顔男。
尤も、16歳でこの顔ならば年相応と言えなくも無いのだけれど。
>>775 「あら…こんにちはー、ファビオさん。」
(のほほんとした口調で応える、彼よりも10以上も年上の女性。
……まぁ、しつこい様だが如何頑張ってもそうは見えないのだが。
それはそれとしても、笑顔なのに眉間には一筋の、汗。)
「いやー……実はちょっと…家計が。
……新しいアルバイトでも始めようかな、って思ってまして。」
>>776 「なるほど。
俺らみてーなパイロットコースなら、
MS使ってちょいと小遣い稼ぎってのもできるけどなぁ……」
整備科じゃあちょっと難しいよなぁと唸る。
「けどさ、バイト始めると勉強きつくなんね?」
>>777 「ええ、それがちょっと困り物で…。」
(溜息、一つ。
実際彼女が出来るアルバイト等、そう多くは無かったりする。
彼女以外の整備科の人間は、当然また状況が違うのだが。)
「かといってこれ以上生活を切り詰めるのも………
…やっぱりお休み返上で頑張るしか無いのかなー…。
そうだ、ファビオさんはMS以外でのアルバイトとか、やってるんですか?」
>>778 「あ、俺?」
彼女の前の席に、よっと一声腰掛けつつ。
「俺はさ、街の食堂でバイト中。
一応奨学金も受かったしさ、そこまで根詰めてやってるワケじゃねーけどな」
>>779 (あ、どうぞ。と、テーブルに備え付けのお茶を煎れつつ。)
「へぇー……凄いですねぇ。
私なんか前の職場の退職金、切り崩しちゃってますから…。
…けど、接客業なんかは良いかも知れませんね。
夜のお仕事なら、私も何とか働けますし……」
(どうでも良いが。
夜のお仕事って書くとどうにもアレな感じがするのは気のせいだろうか。)
>>780 「審査基準が結構緩かったしさ。別に凄かねーよ」
背もたれに思いっきり寄りかかり、天上を見上げる。
因みに彼の奨学金の出資団体は月の有名企業だ。
星間レースのレーサーを目指す若者たちを支援するという名目で、
毎月それなりの額を支給してくれる。
「……っつーか、夜の仕事なんてややこしい言い方すんなよ。
めっちゃ似合わねーぜ、アンタにはさ」
>>781 「……あら、ごめんなさい。
確かにちょっと変な言い方でしたね。」
(そう言って苦笑して、煎れたばかりのお茶が注がれたカップを
ファビオの前へと差し出して。)
「しかし、何にせよアルバイトは探さないと、ですね。
私は奨学金、落ちちゃってますから。」
(因みに、彼女はモビルスーツを最低限しか扱えない。
作業用機材ならば大体は扱えるが、やはりそれだけでは奨学生にはなれないのだろう。)
>>782 お、わりいなとお茶を受け取り、一口含んで喉を通す。
熱さと香りとが食堂を抜けていく感覚が心地良かった。
「何か世話してやれりゃ良いんだけどな。
生憎と知り合いでバイト募集してるようなトコはねーんだ。
そーいや、生協の総合窓口行ったか?
あそこならバイトの紹介も面倒みてくれるぜ」
>>783 (そうして、自分の分も注いで口を付ける。
幾分か落ち着いたか、ほっと一息ついた感じがした。)
「あぁー……スミマセン、何だか気を遣わせちゃったみたいで……。
そうですね、今日の分の講義が終わったら行って見ようと思います、
すっかり忘れてましたねー……」
(表情からして、忘れていたというのは嘘では無さそうだ。
実際、ファビオが言った事で初めて思い出したのでなければ……
こうまでも、驚いた表情にはならなかっただろうから。)
>>784 その表情を見て、ハハッと軽い笑い声。
「意外と抜けてんのな、アンタってさ。
真っ先に確認しとけよ、一番楽できる方法なんだからさー」
そう言ってお茶のカップをテーブルに置く。
既に中身は飲み干して、空っぽになっている。
>>785 (ええ、よく言われます。と苦笑する彼女。
実際その通りで、彼女は入学直後…書類の不備により
パイロットコースに入学させられるという事までやらかしているのである。
今まで整備関連で目立ったミスをしていないのが、むしろ奇跡に思える程だ。
そうしてこちらもカップを置く。
一気に飲んでしまったのだろう、こちらも既に空っぽだ。)
「さて………そろそろ私は格納庫に戻らないといけませんね。
それじゃあファビオさん。
助かりました、良い場所が決まった時は、是非いらっしゃって下さいね。」
(テーブル脇の返却スペースにカップを置いてそう言って、
ファビオにぺこりと一礼して、歩き出す。
何を思ったか、彼女の中でバイトの職種は接客業で確定しているらしい―――。
「黛さーん、今日はこれで失礼しますねー?」
『はいよー。
エレナちゃんお疲れー。』
(そんな会話を、バイト先である"白馬"で行ったのが少し前。
大きな楽器ケースを抱えて歩く白い少女の名前はエレナ・イグレシア。
彼女は今、数あるバイト先の中の一つから、養成所の寮への帰路を歩いているのだ。
養成所の正門を潜り、敷地内をゆっくりと歩いていく。
既にクレイドル内の時刻は夕方だ、自分と同じく帰路につく人影も、
ぽつぽつとだが見かけられた。)
養成所の敷地内は白い壁を緋に染め、夕暮れの彩りを存分に享受していた。
クレイドル内の夕暮れとは、もちろん人工照明のもたらす人為的な現象である。
しかしながら其処にノスタルジーを感じ取るのは、
傾きかけた太陽から投げかけられる赤い光が記憶の奥に刻み込まれているからだろうか。
ココにも一人。
自然ならざる朱色のひと時に感傷を覚える人間がいた。
エアロバイクを傍らに停め、
正門脇の壁に身を持たれ掛けさせて煙草のようなシルエットを口に咥えた妙齢の女性。
赤い髪は夕焼けの世界の中にあって尚紅い。
瞳は、校舎を遠く見つめていた。
>>788 (過ぎて行く人影を見やりつつ、歩を進める。
幾らかそうして歩いていただろうか?
唐突に瞳に飛び込んで来たのは紅――黄昏の空よりも尚紅い、その姿だ。)
「こんばんは、マーヴェリック教官。
今日は夕陽が綺麗ですね。」
(思わず声をかけたのは、白い長髪を夕焼けで赤く染め上げている自分。
その教官の姿をとても幻想的だなと思う一方で、何処か不安な気もしたのは何故だろう。)
>>789 彼女は何も応えない。
まるで、紅く塗り潰された景色の中に閉じ込められた人形のように。
ただ其処に在るだけのヒトガタ――
ややあって、彼女の瞳に漸く光らしきものが戻ってきた。
フッと脱力するように、背中を滑らせて地面に腰を下ろすスカーレット。
口に咥えたシナモンスティックを小さく揺らし、何気なく視線を上に向けて、
「ん?
……ああ、ちょいとぼうっとしちまってたかね」
悪いね、といつも通りの笑みを浮かべて彼女は自らの教え子に軽く手を挙げた。
>>790 (いえ、と柔らかく微笑んで。
彼女もまた、視線を移して遠くの校舎を眺めやる。)
「――ここからは、少し遠いですけどよく見えますね。
普段は余り、足を止めて見る様な事は無いのですけど。
…本当に、綺麗。」
(無論、それは作り物である。
本来ここは地球ではなく、そこに感じる郷愁はいわば幻覚に過ぎない。
しかしそれでも尚、それが美しい事に変わりは無いように思えた。)
「……何か、考え事でも?」
>>791 「ま、そんなトコ」
それ以上は何も言わない。
呼び起こされた記憶は、語る意味を見出せない代物だ。
若き日々――それは肉体的年齢のみならず、
精神の、吐き捨てたくなるような未熟さにより定義される――の記憶。
「今日の夕焼けがさ。
ちょいと、いや、随分と赤かったからさ」
柄にも無くセンチメンタルな気分になっちまった。
そう苦笑する彼女の顔に、束の間差した翳りの意味を知る者はいるのだろうか。
>>792 「そうですか―――。」
(夕焼けは、人を振り返らせる。
得てして妙な言い回しだと思いつつ、その様子を見ている。
違和感の様にも感じられる翳り、その理由まではエレナとて分からないから。)
「―――私は、こんな時は―――の事を。」
(不意に吹いた風、一体彼女は何を考えていたのか。
尤も、それを訊いても容易には応えてくれなさそうな予感もしたが――。)
>>793 「……」
シナモンスティックをプッと吐き捨て立ち上がり、
思い出したように腰を屈めてソレを拾う。
バツが悪そうにジーンズのポケットへねじ込むと、彼女は徐にエアロバイクのシートに跨った。
「逢魔ヶ時――ってワケでも無いけどさ。
アンタもとっとと帰りなよ」
お日様ってのは一人じゃ沈めない。
誰か道連れが欲しいんだ――昔聞いたそんな話を思い出し、教え子に冗談めかして諭すスカーレット。
そう言う彼女はこれからまた、クレイドルの中をマシンに跨り駆け抜ける予定だったりするのだが。
>>794 「…あら、それは怖い。
分かりました、早く帰らないと寮の方にも迷惑をかけますから、
今日はこのまま帰るとします。
こんな話をした後だから……という訳でも無いですけれど…
教官も気をつけて下さいね。」
(そう言って、再び大きな楽器ケースを背に負う少女。
先程までの雰囲気を払拭しようとするかの様に、その姿は元気な物だ。
そうして最後に、もう一度微笑んで一礼した後、彼女は再び歩き始めた。)
Yes.
利用者さん相手のイベントで季節を取り入れたのはあるけどね
俺らの勤務日程には季節・イベント関係なし
メディアセンター。
養成所の敷地内、やや奥まったところに建てられた象牙色の巨大な円筒は、
所謂図書館的な機能をベースとした総合情報保管・運用施設である。
内部には図書館やネット設備、AV機器のレンタル施設などが充実しており、
情報ネットワークの未発達な火星に於ける利便性の高さは相当のものである。
「……」
総合受付傍で検索システムの端末にアクセス。
細い指先が次々とキーを叩き、示される検索結果を携帯端末に保存。
モニターの光に淡く照らされた少女の顔は孤高にして高貴。
カナデ・ノースウィンド。
主席を争う候補の中には常にその名が挙がり、
そしてその名を口にする者たちは見えない壁に隔てられたかのように、
常に彼女に近づこうとしない。
孤独。
しかし氷のような彼女の意思はそれすらも是とし、粛々と日々を送り続ける――
(一方、こちらでは一人の青年が個室状に区切られたブースを利用していた。
紐解いていたのは、彼らの基準にすれば最早古代史。
かつて人類社会で西暦という単位が使われていた時代、
とある島国で作られた詩集、彼はそんな物を読んでいた。
速読して、三冊ほどを読み終わる。
返却して、新しい物でも借りてこようか―――
そうしてブースを出た所で、丁度彼の視線にその少女の姿が入って来た。)
「―――ん。」
(場所が場所だけに、大きな声を上げて挨拶する様な事はしない。
何時もどおり、些か軽薄にも見える素振りで軽く手を挙げて挨拶するだけだ。)
>>798 視界の隅に写るその姿に一瞥を送り、視線はまたモニターへ。
いくつかの検索結果の出力が終了して、漸く彼女は検索システムの端末から離れた。
「ふう……」
ラウンジに備え付けられたソファの一つに腰を下ろす、その様すら何処か優雅。
幼い頃から財閥の令嬢として相応しくあるようにと育てられた賜物だろうか――
端末を繰り、改めて検索結果に目を通す。
彼女の瞳は、先ほど自分に軽い挨拶を寄越してきた青年の姿を既に映していなかった。
>>799 (――やれやれ、と思う自分が居る。
尤も、初めから談笑などは期待しては居ない故に、腹の立つ様な事も無い。
こればかりは自分が如何かしようとして出来る物でも無く、しようとも思わない。)
「(…ま、興味が薄いってのも人其々とね。)」
(もう一度やれやれと思いつつ、携えた本を書架へと戻して行く。
"東洋古典文学"の棚から再び数冊の本を取り出すと、
再び青年は自分が使用していたブースへと戻って行った。
無論だが、彼は同じ相手に何度も声をかける程には無神経では無い。)
>>800 検索結果――142,431件。
そのうちから更に絞込み、選び抜いた107件の情報。
検索対象――遺伝子操作、デザイナーズチルドレン、コーディネーター。
それらの情報に目を通し終えた彼女はようやく顔を上げる。
「……」
一仕事を終えた彼女の思考に、先刻の記憶が蘇ってきた。
彼女の兄が執刀した青年――
全くの無縁な間柄というワケでもないのだから、軽く挨拶でも返せば良かったのかも知れない。
あからさまなスルー……少し悪いことをしたかなという気持ちになる。
立ち上がる彼女。
ドアへと続く通路を歩けば必然、ブースのドア越し、青年の背中を横に見ることになる。
「っ……」
声をかけようかと思うのも一瞬。
芽生えかけた意思は必要性というファクターの欠如を理由に摘み取られ、
言葉は形を成さずに霧散する。
何れまた、機会もあろう。
必要があればその時に、あの風変わりな――彼女独自の評価による――青年と言葉を交わせば良い。
孤独。
孤高。
少女の心は、寄る辺無き冷たさに慣れきってしまっていた。