152 :
通常の名無しさんの3倍:2007/01/18(木) 00:03:31 ID:GSOJhHFm
保守
(。-∀-)
総帥の日記
何故この部屋のTVにはピンクチャンネルが無いのだ…
ジオン追撃部隊を退けたアムロ達であったが、今まさにMS部隊が迫ろうとしていた。
死神「何だぁ?ジオンの連中一個中隊のMS部隊を動かしてやがる?」
美女「ちょっとぉ、今はアムロの捜索でしょ?大体、このガンダム一機じゃさすがに分が悪いし」
死神「また、貧乏くじひいちまったみたいだな・・・」
美女の言葉に一切耳を貸さず、独りごちる死神。
その頃、峡谷を抜けようとしていたアムロ達は目前に現れたMS部隊を前に後退せざるを得なかった。
アムロ「シャア、このまま戻っても道は塞がっているぞ?」
クワトロ「何とか時間を稼げれば援護が間に合うかも知れん」
アムロ「援護だって?さっきの連中か?」
クワトロ「期待は出来んがな・・・」
アムロたちの後方では狐狩りを楽しむかのようなジオン兵が一定の間隔で追跡を続けていた。
ザクパイロット1「連邦の白い悪魔もMSに乗ってさえなければただの人間だな」
ザクパイロット2「こいつをやれば2階級特進も夢じゃないからな」
ザクパイロット隊長「ペガサス級から援護がくるかも知れん。油断はするなよ」
先頭に立ち慎重に歩みを進めていた隊長機は兵達の気の緩みを不安に感じていた。
彼が不安を感じるのも無理はない。先程からアムロたちを一思いに始末してしまわなかったのは、
攻撃命令を仰ごうと上官に連絡をとるも一向に繋がらなかったためなのだから。
これで何度目かのコールかも数えてはいない。もしも、連絡がつかなければ独断で攻撃を開始しよう。
そう思い無線のスイッチに手を伸ばした彼の後方から爆発音とともに衝撃が襲いかかってきた。
態勢を立て直そう。それが彼の人生における最後の思考となった。
3機のザクが爆散した轟音はアムロとクワトロにも聞こえていた。
だが、峡谷の曲がりくねった位置にいたため、それが二人には俄には了解できなかった。
攻撃が始まったのではないかとすでに最高速度に達している車のアクセルを必死に踏むクワトロ。
アムロもムダなことだとは悟りつつも対戦車砲を構えていた。
そんなアムロの視界にデスサイズの機影が飛び込んでくる前までにそれほどの時間はかからなかった。
アムロ「シャア!味方だ!」
クワトロ「黒い・・・ガンダム!?見たことのないタイプだな」
アムロ「ティファ、ゴメンよ。僕には帰るところがある。こんなに嬉しいことはない」
長かった一日がようやく終わり白き流星が哀のりの旅にようやく帰ってきた瞬間だった
坊やの手違いにより危機を迎えたアムロたちが救出された。
時間は少しだけ遡る。死神&美女班はアムロ追撃部隊の駐屯地を見下ろす丘の上にいた。
美女「ちょっと、死神、近づき過ぎじゃない?相手もレーダーくらいあるだろうし」
死神「大丈夫だ。レーダーに感知されることはない」
美女「感知されないって、どこからそんな自信が出て・・・」
美女は死神がラブペガサスに合流した時の事を思い出していた。
あの時もこの黒いガンダムはレーダーに探知されずにラブペガサスに張り付いた。
死神「頃合いだな。行くぜぇ!」
そう言うと死神はデスサイズを丘の上から跳躍させた。
降り立っ瞬間にはビームサイズによってすでに2機のザクをなぎ倒していた。
死神「死ぬぜぇ、俺の姿を見た奴はみんな死んじまうぜ!」
アムロ追撃部隊が壊滅するのに10分とかからず、先行部隊からの無線連絡を傍受した二人はアムロの許へと向かった。
ザクのマシンガンをものともしないデスサイズの装甲と一瞬で間合いを詰めるデスサイズへの興味よりも
エゥーゴのエースである美女は桁外れの装甲をもちながらも被弾を最小限に抑える死神の技量に感心していた。
もちろん、美女がデスサイズ単機で基地を壊滅させる能力があることを知れば、
これくらいのことは死神にとって造作もないことだと分かっただろうが。
死神(えらく静かになったな)
無言で何かを考え込むかのような美女のいつにない態度に違和感を感じていた。
先行部隊を難無く片付けると美女と死神はデスサイズを降り、アムロを迎えることに。
美女「アムロ、も〜、何やって・・・大佐?」
クワトロの正体に気づく美女、一方の死神はというとクワトロの姿にバツの悪そうな顔をしている。
クワトロ「人違いではないかな、それに私は大佐ではない。クワトロ=バジーナ大尉だ」
美女「いや、どう見ても・・・」
クワトロ「礼を言っておかないとな、アムロ君・・・だったか?君のお陰でとんだ災難だったよ」
アムロ「・・・」
クワトロ「それでは、私はそろそろ行くとしよう」
再びジープに乗り、立ち去ったクワトロを唖然とした顔で見送る美女。
その夜、スタッフの部屋を一人のメンバーが訪れた。美女だ!
スタッフ「どうしたの?」
美女「恋に落ちました♪」
スタッフ「死神?」
美女「え、あはは、恥ずかしい♪」
スタッフ「どこに魅かれたの?」
美女「MSの操縦、あと、ラブペガサスに戻ってから一人で整備もしてるんですよ〜♪」
どうやら、美女はすっかり死神にメロメロのようだ。
スタッフ「手応えはあるの?」
美女「いや、全然・・・orz」
そして、今日の出来事である決意をしたメンバーがいた。坊やだ!
坊やが向かった先は・・・艦長室。
哀のりの掟
「意中の相手に告白して返事がOKならキスして同じ軍隊に、NOなら一人で軍に戻る
殺したい相手がいる場合は決闘、暗殺、何でもあり。銃を使おうがMSを使おうが問題なし」
坊や「メス犬に告白するのでチケットをもらいたい」
ブライト「分かった、健闘を祈る」
坊や「艦長、短い間だったが世話になった。礼を言わせてもらおう」
決意を胸にメス犬を呼び出した坊や。果たして、坊やの恋は実るのだろうか?
チョイとイレギュラーなアムロ失踪ということで恋愛全く進んでませんでしたが、何とか調節できたかな?
わっふる!わっふる!
159 :
通常の名無しさんの3倍:2007/01/20(土) 01:23:40 ID:q3LySKjd
この2連休で頑張って投下して欲しいな…
その時…
スタッフの部屋を訪れる人影が…
メス犬だ!
スタッフ「どうしたの?」
メス犬「…………」
スタッフ「話さないと分からないよ?」
メス犬「私…本当はここに居たら駄目なんです…」
スタッフ「………彼氏居るの?」
メス犬「はい………」
スタッフ「誰?」
メス犬「カツ…カツ・コバヤシ…」
スタッフ「……」
メス犬「……」
スタッフ「メス犬には悪いけど…ここでリアイア…」
メス犬「………」
なんと予想もしない事態。どうなる哀・のり!どうなる坊や
確かに予想もしない事態だ…微妙に修正してみた。結果は変わらないし。。。
実は彼氏いるんです→(;゚д゚)ポカーンはニナまでとっておきたかったな。
決意を胸にメス犬を待つ坊や。しかし、そこへやってきたのは…スタッフだ!
メス犬ではなくスタッフがやってきたことに戸惑いを隠せない坊や
スタッフ「実は(中略)ということでメス犬はリタイアすることになりました」
坊や「そんな…せめて、気持ちだけでも伝えさせてくれないか?」
スタッフ「メス犬は責任を問われ独房入りしています」
坊やの顔が戸惑いから憤りへと変わっていく。
坊や「独房だと!メス犬が何をしたって言うんだ!」
スタッフ「いや、我々に言われても…上層部からの命令なんですよ」
坊や「これだから、貴様等、連邦は…」
スタッフ「落ち着いてください」
苛立ちを隠そうともせずに髪をかきむしる坊や。
坊や「いいだろう。そっちがその気ならこちらにも考えというものがある!」
そう言い残すと坊やはその場を後にした。そして、訪れた先は総帥の部屋だ。
坊や「兄上、私はここでリタイアします」
総帥「何故だ?」
坊や「腐敗した連邦の艦に乗るのはもはや限界です。兄上も一緒にこの艦を降りてもらいます」
総帥「ふむ、心外なことを言う。私はまだ降りるつもりはない」
坊やの言葉に耳を貸さない総帥。
坊や「明朝、ガウ攻撃空母でこのラブペガサスを強襲します。兄上を巻き込むわけには…」
総帥「好きにすればよかろう。私は降りるつもりはない。」
坊や「兄上!どうか聞き届けて…」
総帥「クドいッ!私はこの旅を楽しんでおる。それに次の目的地は連邦本部のあるジャブローらしいからな。」
坊や「分かりました。攻撃は止めません。が、生き延びてください」
そう言うと坊やは艦長室に向かうとリタイアの手続きを行い、北米基地司令室へと向かった。
思わぬことでジオンの地球方面軍を敵に回すことになったラブペガサス。生き延びることは出来るか?
あのー、少しだけお願いなんですが、登場キャラクターも無限にいるわけではないので(特に女性キャラ)
リタイアさせるのだけ少し考えてもらいたいなと考えたり。
キャラが立ってる女性メンバーは意外と貴重だったりします。
まぁ、漏れもティファ死なせたり、ハマーンフラれたりとか書いてるのであまり言えませんが。
サーセン・・・
久しぶりに動いたから嬉しくてつい・・・
ひょんなことからジオン地球方面軍を敵に回すことになったラブペガサス。
メンバーが招集され坊やとメス犬のリタイアが伝えられた。
総帥「ガルマは明朝、ラブペガサスを強襲すると言い残して去った。なぜだ?
こうも言っていた。腐敗した連邦の艦に乗るのはもはや限界であると!
貴公等のために我々が苦難を強いられることとなるのだ。」
坊やの強襲宣言が総帥から伝えれるとどよめきが起こった。
しかし、慌てるのはスタッフばかりで歴戦の兵でもあるメンバーは関心を示すことはなかった。
一人足早にその場を後にすると死神はクワトロに連絡をとると坊やのリタイアを告げた。
クワトロ「なるほど、面白いことになってきたな。」
死神「正直言って艦隊戦になれば俺のガンダムも役には立たない。空中戦は苦手なもんでな。」
ラブペガサスの兵装ではさすがに太刀打ちできないことを悟った死神はクワトロに援助を請うつもりだったのだ。
クワトロ「いいだろう、反ジオンのゲリラたちに用意したガウがある。」
死神「そいつで迎撃するってことか?戦力は?」
クワトロ「一艦だ。まさか正面切って戦うわけにはいくまい。」
死神「奇襲か・・・」
ガウ一艦とまともな兵装を持たないラブペガサスとの共同でジオンの地球方面軍を打ち破るのは至難の業だ。
クワトロ「ラブペガサスは地上に身を潜めて旗艦が行き過ぎるのを待ってくれ。」
死神「気づかれたらどうする?」
クワトロ「それはこちらでうまくやる」
死神「そんなにうまくいくもんかねぇ?」
クワトロ「やってみるさ」
懐疑的にならざるをえないクワトロの提案に死神が逡巡しているその時、死神の部屋のドアをノックする音が・・・
美女「死神、ちょっといい?」
死神「チッ、こんな時に・・・悪いが通信は切るゼ。艦長にはさっきの手筈を伝えておく。」
クワトロ「分かった。」
通信を切ると、死神は寝起きを装ってドアを開けた。
死神「何だぁ?ヒトが気持ち良く寝てるってのに。」
美女「寝て・・・たの?」
死神「ウダウダ考えてもどうにもならネーだろ?」
美女「あのガンダムで叩くつもりかなと思ってたけど。」
死神「宇宙ならともかく大気圏内じゃムリだ。空は飛べネーからな」
美女「ラブペガサスにZが積んであれば・・・」
死神「ヤメヤメ、しみったれたのは嫌いな性分でね」
不安を隠せない美女をはぐらかすように死神は続ける。
死神「死にたくないなら、ゆっくり寝て、英気を養っとけ。」
美女「でも・・・」
死神「果報は寝て待てってネ」
そう言うと死神はドアを閉じた。
不安気な顔をしている美女を残して。
ワッフル!ワッフル!
リタイアとともに連邦への怒りからラブペガサス強襲を決意した坊やであった。
死神からの通信を受け、クワトロが向かった先は・・・ジオン軍北米基地だ!
ジオンのシャアとして最敬礼で迎えられると真っすぐクワトロが向かった先は司令本部である。
坊や「シャア!シャアじゃないか!どうしてここに?」
クワトロ「ここにペガサス級がきていると聞いてな。」
坊や「そうか!お前が来てくれたのなら心強い。あのペガサス級にはアムロ=レイも乗っている。」
旧友との再会に喜ぶ喜ぶ坊や。
クワトロ「ほぅ、アムロ=レイが乗っているのか。好都合だな。」
坊や「しかも、あのペガサス級にはまともな兵装もない。」
クワトロ「さすがだな。すでに敵戦力を調べ上げているとは。」
坊や「な、何、その、あれだ。敵を知らずに戦うなんてバカげているからな。」
自分がラブペガサスに乗っていたことは告げようとしない坊や。
クワトロ「それで、詳しい戦力は?」
坊や「ペガサス級の装備とガンダムタイプが一機。だが、空中戦では使い物にもならない代物だ。」
クワトロ「しかし、ガンダムタイプのビーム兵器は厄介だな。」
坊や「それがどうやらライフルのようなものは持っていないんだ。」
クワトロ「しかし、アムロ=レイが乗るとなるとどんな運用をしてくるか予想できるものではない。」
クワトロの言葉に坊やの顔が一層笑みを増す。
坊や「どうやら、ガンダムタイプに乗っているのはアムロ=レイではないらしい。」
クワトロ「千載一遇のチャンスというわけか。」
坊や「そうだ、ペガサス級とアムロ=レイを同時に亡きものにできれば連邦の士気は大いに低下する。」
クワトロ「こんなチャンスは滅多になかろう。私は最後尾で君の指揮を見学させてもらうとしよう。」
坊や「すまないな。シャア。」
クワトロの思惑を知るはずもなく、まんまと嵌められた坊や。死亡フラグが立ったか?
クワトロが坊やと会っている頃、ブリッジに向かうメンバーがいた、死神だ。
ブライトどうしたものかな?」
アムロ「ジャブローからの連絡は?」
ブライト「ミノフスキー濃度が濃くてな。それに司令部はアテにならん。」
アムロ「せめて、俺にもMSがあればな。」
そう言うと、アムロは爪を噛む。昔から指摘されてきた悪い癖だ。
死神「邪魔するぜ。」
ふいに二人の会話に割り込む死神。
アムロ「死神か、ちょうどいい。あのガンダムを貸してくれないか?」
死神「ったく、どいつもこいつも・・・」
そう言うと苛立たしげに死神は噛みをかきむしった。
死神「相手は空の上だ。近距離装備しかないデスサイズじゃどうあがいても勝ち目はねぇ。」
アムロ「やってみるさ。」
死神「どうやるってんだよ?」
アムロ「・・・」
三人の間に重い空気が流れる。
アムロ「だが、このままでは犬死にだ。」
死神「だぁから、それを解決するために来たんだゼ。」
ブライト「解決する?」
死神「あぁ、まず、ラブペガサスを適当なところに隠す。」
ブライト「たしかに、この辺りには艦を隠すのに適してはいるが・・・逃げ切れるものではない。」
死神「逃げるんじゃない、敵の旗艦が行き過ぎるのを待って背後から撃墜する。」
アムロ「そんな案ならすでに出ているよ、結果は却下だ。」
ブライト「敵の旗艦がラブペガサス上空を通り過ぎるとは限らん。問題外だな。」
死神「俺が囮になる。デスサイズでラブペガサスの射程におびき寄せる。これなら問題はないだろ?」
アムロ「メス犬が乗って来た戦闘機で囮役を買って出る案も出したさ、だが、問題は後続部隊だ。」
死神「それなら問題はない。旗艦が撃墜されたら撤退する手筈になってある。」
死神の言葉に目を丸くする二人。
ブライト「それが真実なら賭けてみる価値はあるが・・・」
アムロ「徹底抗戦と言っても勝ち目はないしな。」
死神「少しでも可能性のある方に賭ける方がマシだろ?」
ブライト「仕方ない。アムロは戦闘機で死神はデスサイズでそれぞれ敵を誘導してくれ。」
それから間もなく、ラブペガサスはすぐに半壊したドームの中にその巨体を隠した。
夜が明けると、アムロと死神は所定の位置にて待機していた。
死神「頼むゼ、赤い彗星さん。」
そう呟くと死神はジオンの編隊が姿を現すのを待った。10分ほどが過ぎようとする頃、
「あつ〜い」
自分以外に誰もいないハズのコックピットに女性の声が響いた。
死神「誰だっ!!」
冷静に銃を懐から抜くと死神は声のした方向へ銃口を向ける。
もぞもぞと動くそれは見覚えのある青いスカート・・・美女だ。
実は昨夜の三人の会話を盗み聞きした美女は死神がやってくる前にデスサイズに忍び込んでいた。
死神「何やってんだよ、遊びじゃねぇんだぞ!」
美女「だって、私だってパイロットだし、一人でじっとしてるなんて耐えられなかったから・・・」
死神「今からじゃラブペガサスまで戻すわけにもいかない、邪魔すんなよ。」
冷たく突き放すような死神の言い方にも嬉しそうな美女であった。
水平線から太陽が上るようにそれはゆっくりと頭をもたげた。
死神「来たか!」
一つ、また一つとガウがその巨体を現していく。
ラブペガサスが国境を越えるために乗り越えねばならない壁であった。
死神「さ〜て、どいつが旗艦だ?」
いつものおどけた表情は消え、そこにあるのは一つの非情なマシーンと化した死神であった。
死神はガウから確認できる距離まで近づく、むろん、ハイパージャマーは切ってある。
手筈どおりであれば、アムロの乗る戦闘機の方が自分よりも早く敵と接触しているはずだ。
しかし、ガウと接触する機影は一切見当たらない。
何かトラブルでも発生したのか、確認しようにもミノフスキー濃度が濃く通信は繋がらない。
せめて、自分だけでも陽動任務を果たさなければ、そう心に誓うと死神はデスサイズをガウの射程内へ飛び出した。
坊や「出て来たな、ガンダムタイプ。」
満足そうな笑みを浮かべると坊やはクワトロの計略が成功したことを確信した。
坊や「ガンダムタイプの陽動に引っ掛かったフリをして、ペガサス級の上空にて絨毯爆撃をかける。」
副官「はっ!」
副官の敬礼を見届けると、坊やはクワトロに連絡をとった。
坊や「シャア、お前の言う通りにペガサス級を見張っておいて正解だった。」
クワトロ「彼らが生き延びようとするなら正面から戦うわけはないからな。」
坊や「だが、事前に相手に計画の漏れている奇襲ほどマヌケなものはないな。」
高笑いを上げる坊やの表情はすでに勝利をその手中にしたかのようであった。
クワトロ(死神、君はいい協力者だったが、君の同乗者がいけなかったのだよ。)
坊やを嵌めたつもりが逆に嵌められていた死神、ラブペガサスは北米を脱出できるのか!?
所々、日本語がおかしいのは仕様です。
ちなみに、この世界はジオンが存続していながらデラーズフリートもアクシズもネオジオンもあります。
アムロと同じ時代にウッソが生きてたりもします。種は漏れがよく知らないので存在しません。
まぁ、元々がGジェネのギャザービートという作品から世界観を得たものです。
ちなみに最初に思いついたのはカミンスキーさんの紹介文を書き込んだ時です。
ちなみにこんなん↓
590 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2006/09/14(木) 15:02:39 ID:MVz2IhvC0
>>589 ロシアからきたカミンスキーです。ミーシャと呼んでください!
<ナレーション>
ロシアからやってきたミーシャはジオンのMS乗り。
愛機はケンプファー、コックピットでもボトルを手放すことはない大の酒好き。
クワトロの計略にまんまと嵌められてしまった死神。
死神「鬼さんこちらってね。」
ガウの対地攻撃は全くの的外れと言って差し支えないものであった。
当初の計算よりも余裕ができた死神は目標のポイントまでの距離を測っていた。
美女(旧式とはいってもここまで命中精度が低いものなの?)
死神「ったく、図体だけデカくてもねぇ。」
一方、坊やの旗艦では。
坊や「ガンダムタイプには目標ポイントまで誘導してもらう。威嚇射撃以外は禁ずる。」
副官「了解であります!」
デスサイズの陽動に引っ掛かるフリをするために坊やがあえて的を外すように命じていた。
死神「あと、三分ほどか・・・」
ガウは編隊を一切、崩さずに追尾して来ている。
美女「何か、うまくいき過ぎな気が・・・」
死神「そりゃ、出来レースだからな。」
相変わらず、的外れの攻撃が続き、機体を掠めることすらなかった。
死神「見えた!さぁ、反撃だ!」
ラブペガサスの隠れているドームを視認出来る位置に着くと、緩んでいた死神の顔が厳しくなった。
このまま行き過ぎて、ラブペガサスの砲塔が火を吹くのを待つだけだ。
もちろん、怪しい行動は出来る限り避けなければならない。
死神は気を引き締め作戦の手順を頭の中で反芻していた。
だが、その思考はそれまで黙っていた美女の一言で中断を余儀無くされた。
美女「死神、気を付けて!」
ガウが現れる前から戦場にあったクワトロの気配をニュータイプである美女は気付いていた。
とはいえ、それが旅の仲間であった大佐のものだとは気付かなかったのだが。
死神「邪魔すんなつったろうが!」
美女「嫌な気配がする、ザラザラするような・・・」
美女の言葉に首を傾げる死神、すでにデスサイズは最終ラインを踏み越えようとしていた。
美女「ダメッ!!」
微かに感じていただけの嫌な気配がこんどはゾクリとするほどに強い気となって美女を襲った。
死神「チッ、何だってんだ?」
すでに最終ラインは踏み越えた。あとはラブペガサスの射程に引きずり込むだけだった。
しかし、死神はモニターに写し出されたガウが爆雷を投下するためのハッチが開くのを見て失敗を確信した。
死神「こちら、死神、ラブペガサス!応答してくれ!!」
叫ぶようにラブペガサスとの通信を試みる死神。しかし、ミノフスキー粒子が濃く通信が繋がることはなかった。
ガウのブリッジではデスサイズが最終ラインを踏み越えたのを確認し爆撃のカウウトダウンが始まっていた。
勝利を宣言するかのような高らかな笑い声を上げて坊やは酔いしれていた。
ラブペガサスの終わりを告げるテンカウントが今、副官により唱えられようとしていた。
ラブペガサスの上空を通過しようとするガウ、爆撃が始まろうとしていた。
副官「10,9,8」
心地良い感覚が坊やの体を突き抜ける。
坊やは勝利を確信するとブリッジでテンカウントを唱和する部下たちの輪に入った。
坊や「7,6・・・」
と、その時、機体に危険が迫っていることを告げるアラームがブリッジに鳴り響いた。
唖然とした面持ちでブリッジの外を見渡す坊やとクルーたち。
勝利を確信してしまった彼らの何人かは愚かにも持ち場を離れていた。
すでに視認出来る位置に超高空に星と見間違える光が瞬く。
彼らがその正体に気付くよりも前に戦闘機の機銃はガウのブリッジを撃ち抜いていた。
それはアムロの駆る戦闘機であった。
次々にアムロにより撃墜されるガウを認めるとクワトロは作戦の変更を決断した。
クワトロ「全艦に通達、旗艦撃墜、速やかに帰投せよ。」
元より、どちらが倒れてもクワトロからすればザビ家への復讐を果たせた。
最良の結果は共倒れではあったが、それは望み過ぎというものだろう。
クワトロ(ガルマ、君は良い友人だったが君の父上がいけなかったのだよ。)
クワトロは今は亡き友人に語りかけた。
もはや、地上に叩き付けられ原型を留めていないガウの残骸をモニター越しに見ながら。
艦を動かしているゲリラたちはしきりにラブペガサスの攻撃を主張したが、彼はそれを制止した。
クワトロ「彼らならば、あるいは・・・」
誰にともなく呟くクワトロ、その視線は空へと飛び立とうとするラブペガサスに向かっていた。
アムロの活躍により危機を乗り越えたラブペガサスはデスサイズとアムロの戦闘機を収容すると
スタッフからはアムロに惜しみない賛辞が送られ、一人で部屋に戻る死神を美女はただ見ているしか出来なかった。
最大戦速で戦場を後にすると、ラブペガサスは次の目的へと向かった。
本来の目的地であったジャブローへと舵は切られた。
しかし、この時はまだ誰もこれがジオンとの戦いの始まりでしかなかったとは気付きもしなかった。
乙!よかったぜ!
今の戦力じゃ戦闘が厳しすぎるな・・・
新メンバーが誰でも乗れる機体を持ってきて欲しい
ジャブローへと向かう道中
総帥の部屋ではいつもの二人が話をしていた。
カテ公「弟が死んだってのに平然としていられるんだね。」
総帥「悲しむ義務があるワケでもなかろう。」
カテ公「・・・」
カテ公は思い出していた。ウーイッグで殺された父のこと。
総帥「それよりもカテ公よ、貴公にMAを与えよう。」
カテ公「MA?」
総帥「そうだ、貴公の父を失ったのも全ては連邦の無力故だ。」
カテ公「連邦の無力・・・」
たしかに父に殺されねばならなかったいわれはない。
総帥(そうだ、そうやって連邦を憎むが良い。)
俯いて唇を噛み締めるカテ公を見やりながら、満足そうな笑みを浮かべる。
今のカテ公にはかつてのお嬢さんだった頃の面影は一切ない。
父を失いザンスカールで兵士として生まれ変わっていたのだ。
そのカテ公を弄ぶかのように総帥は更に彼女を追い詰めようとしていた。
カテ公「それでそのMAってのは一体?」
総帥「名をアプサラスという。」
カテ公「アプサラス?」
総帥「知らぬのも無理はない。秘密裏に開発していたものだからな。」
カテ公「秘密裏?」
総帥「うむ、機体は一度失われたが、設計図が本国に残っていてな。」
総帥の言葉に釈然としないカテ公。
カテ公「失われたってのは撃墜されたってことかい?」
総帥「その通りだ、連邦の一個大隊を相手にしたせいでな。」
カテ公「一個大隊・・・そいつはすごいね。それで標的は?」
総帥「このラブペガサスだ。」
きっぱりと言い放つ総帥に目を丸くするカテ公。熱血がいなくなったラブペガサスに勝ち目はあるのか?
ジャブローへと向かう道中にてラブペガサス攻撃が画策されていた。
ブライト「手の空いている者は窓の外を見ろ、フラミンゴの群れだ。」
先日の戦闘により疲れたスタッフをいたわるブライトであった。
幾人かがフラミンゴを見守る中、突如、フラミンゴの群れが蜘蛛の子を散らすように
四方へと飛び去ると巨大な鉄の怪鳥が姿を現した。連邦の戦闘機・ファンファンだ。
ブライト「あのファンファンから収容信号?」
ブリッジにいるのはブライトとアムロ、そして美女の三人とスタッフだけたったが、
次の信号を受けたブライトは死神と総帥、カテ公を呼び出した。
部屋に籠もりっきりだった死神と久しぶりに顔を合わせても話しかけられないでいる美女。
総帥「何のようだね、館長?」
ブライト「間もなく入ってくる。」
カテ公との密談中であった総帥は不満げである。
少しの間を置いて入ってきたのは連邦の制服をパリッと着こなした初老の男性、
そして、もう一人は十代であろうかこちらは若い黄色の制服に身を包んだ女性である。
女性「グリーンノア出身、ファ=ユィリィ曹長です、ナースと呼んでください。」
グリーンノアから来たナースは某ゲームですっかり修理装置がお馴染みとなった機体に乗るパイロット。
本人も看護イメージが強い名実ともにナースな新メンバーである。
アムロ(何だろう?この感じ、どこかであったことがあるような!?)
死神(ナースねぇ、俺とは全く正反対の人間だな。)
総帥(えぇい、新メンバーなどどうでも良い!)
美女(仲良くなれそう♪)
カテ公(真メンバーねぇ、死人が増えるだけじゃないかい。)
そして、もう男性も口を開いた。
男性「エイバ=シナプス、乗艦命令により本日付でラブペガサス配属となった。よろしく頼む」
総帥「配属?」
そう、艦長のブライトとはここでお別れ、今度の艦長は一見、実直な絵に描いたような軍人。
冷静で艦長としても有能な新艦長である。
ブライト「色々あったが、みんな良く頑張ってくれた。礼を言う。」
スタッフから花束を受け取り、挨拶をするブライト。
アムロ「ブライト、世話になった。」
ジオン戦では副官としての役割も果たしたアムロはブライトと手を取ってお別れ。
美女「艦長、お世話になりました。」
敬礼をして、ブライトに礼を述べる美女。
ブライト「良い恋をしろよ。」
そう、忘れているかもしれないが、この哀のりの旅は真実の愛を探す旅である。
そして、新メンバー・ナースの加入で死神と美女の恋が大きく動き出そうとしていた。
間違いまくッぽ。脳内補完してください。
つぅわけで艦長交代。艦長キャラは使えそうで使えないので。
男性キャラはジュードー(非ジュドー)とキング・オブ・ハートなあのヒトとで迷い中。
新メンバー・ナースを迎え、6人となったラブペガサス。
シナプス「アムロ君ちょっといいかね?」
ナースを迎え、はしゃぐ美女と沈鬱な表情の死神、相変わらずの総帥とカテ公には構わず
新艦長・シナプスがアムロを呼び出した。頷き艦長室へ付いて行くアムロ。
未だブライトの地味さが拭えない艦長室にシナプスも自然と溶け込んでいた。
新任の艦の艦長室を満足げに見渡すとようやくシナプスが口を開いた。
シナプス「アムロ=レイ特別少尉、先のガルマ=ザビ撃破の功をもって大尉に特進とする。」
アムロ「大尉に?」
シナプス「そうだ、要するにこれからはアムロ(CCA)ということになる。」
アムロ「アムロ(CCA)?」
意味が分からずに聞き直すアムロ。
シナプス「気づいていないかも知れないが、先日から一人称が「僕」から「俺」に変わっている。」
困惑するアムロ。無理もない。一人称が変わったのは心境の変化に過ぎないのだから。
シナプス「ご都合主義というモノだ。覚えておき給え、大尉。」
アムロ「ご都合主義?」
ここに至って伝家の宝刀・ご都合主義を持ち出すシナプス。
それまで柔和なだった顔を険しくするとシナプスは本題を切り出した。
シナプス「実は先のガルマ=ザビ撃破によってジオンとの戦端が開かれた。」
アムロ「ジオンと?」
シナプス「そうだ、これを重く見た官僚は講和に踏み切ろうとしている。」
アムロ「ジオンが乗ってくるとは・・・」
シナプス「その通りだ。ジオンは交戦状態になることを望んでいる。」
アムロ「ラブペガサスはこれから敵の標的となる・・・」
シナプス「そうなるだろうな。しかし、上層部は我々に戦力を与えるつもりはない。」
アムロ「しかし、このままでは・・・」
シナプス「上層部にはニュータイプと囁かれる君のことを良く思っていない者も少なからずいる。」
アムロの顔が沈鬱な表情に変わる。
アムロ「ラブペガサスが沈めば厄介者を処理できる上にジオンと講和を結べると。」
シナプス「そのために君には大尉という名誉を与え、実権を奪う。」
アムロ「せめて、ガンダムがあれば・・・」
シナプス「次の目的地はジャブローだ。MSなど腐るほどある。欲しければ奪えば良かろう。」
なんと、MS強奪をアムロに提案するシナプス。ラブペガサスの戦力増強なるか?
急展開wktk支援age
シナプスがアムロを呼び出していた頃。
美女「ナースは仕事もナースなの?」
ナース「え、仕事は何だろう?幼馴染みがちょっとあって看病してたくらいというか・・・」
美女「ちょっとあって?」
ナース「うん、戦争でね。」
美女「そっか。」
まさか、ナースが自分の先輩だったとは思いもしない美女であった。
総帥「では、我々はこの辺りで失敬するとしよう。行こうか、カテ公。」
カテ公「ああ。」
ナースと会話することもなく立ち去る総帥とカテ公。
美女「あの二人、早くどっちかが告白すればいいのに♪」
二人がラブペガサスを狙っているなど思いもしない美女。
美女「ねぇ、死神も・・・」
死神「俺も部屋に戻る。」
久しぶりに話す機会を得た美女であったが、死神はそそくさと部屋へと戻ってしまう。
ナース「私、歓迎されてないのかな?」
美女「そんなことないって。」
死神の態度に心ここにあらずな美女であった。
美女「ラブペガサスの案内でもしようか?」
ナース「お願いします。ペガサス級は乗ったことがなくて・・・」
美女「ペガサス級は?」
ナース「うん、前に戦艦に乗ってたことはあるんだけど。」
美女「従軍してたの?」
思いもかけないナースの言葉に驚きを隠せない美女。
ナース「一年くらいだけどね。幼馴染みの付き合いみたいなもので。」
美女「へぇ、幼馴染みはパイロットだったの?」
ナース「えぇ、ニュータイプとかもてはやされたこともあったけど。」
美女「凄腕だったんだ。」
ナース「だけど、戦争には向いてなかったんだと思う。」
やはり、死神のことが気にかかるのか突っ込んだ質問はしない美女。
いつもの彼女であれば、ナースの幼馴染みが自分が駆ったZの設計に携わり、
エゥーゴのエースでもあったカミーユ=ビダンであると分かっただろう。
ナース「美女はこの旅で好きなヒトはできた?」
美女「え?あ、うん。」
ナース「さっきの?」
実はナースもニュータイプである。
相手と分かり合うまではないにせよ、すばらしい勘の持ち主ではあった。
ナース「何だか、悩んでるみたい。」
美女(鋭い。)
ナース「力になってあげたら?」
それが出来ればと唇をかみしめる美女。
恋に悩む美女と新メンバー・ナースの死神を巡る女の戦いが始まろうとしていた。
乙!乙!wktk!
続き気になり杉・・・眠れんではないか!!
続きまだぁ〜〜〜〜
182 :
通常の名無しさんの3倍:2007/02/07(水) 12:22:15 ID:TZSLMu8W
・・・
俺的には、ジュドーは宇宙編までださなくていいと思います。新しい人はグレミーがいいな。旅するにつれて爽やかから謀反人になるから
>>183君勘違いしてるよ。
あと多分だけど作品かぶらないようにしてると思う。新メンバーはG、∀、0083辺りからと思う
アムロがアムロ(CCA)となり、新メンバーも迎え新たな旅が始まろうとしていた。
現在、ジャブローまで半日足らずで到着という頃。
メンバー達が寝静まったこの時間に艦長室をノックするメンバーがいた。
おもむろにドアを開けるシナプス。そこにいたのは総帥とカテ公だ!
シナプス「何だね、こんな時分に?」
総帥「少し保安の面で話があってな。」
シナプス「保安?」
怪訝な顔で問い返すシナプス。
総帥「うむ、先日のように襲撃を受けてはかなわんからな。」
シナプス「しかし、武装も上層部から渡されたもの以外は持ち込みでもない限りは・・・」
総帥「だからだ、艦長。私がラブペガサスにMAを提供しようというのだ。」
シナプス「MAを?」
総帥「そうだ、パイロットはカテ公に務めてもらう。」
思案を巡らせながら、シナプスは総帥の提案を聞いていた。
たしかに戦力増強は今のラブペガサスに最も必要なことである。
しかし、MAとなると話は別だ。局地制圧すら可能なものを上層部が許すかどうか・・・
シナプス「一度、上層部と話をしてみない限りは・・・」
まずは儀礼的な措置を執る必要があると判断したシナプスであった。
総帥「では、これからラブペガサスが危機に陥った場合には連邦政府が動いてくれるのか?」
シナプス「動かんだろうな。しかし我々は軍隊ではない。過ぎた力は必要ない。」
総帥「我々には自衛のため戦力が必要なのだ。艦長とて死にたくはあるまい?」
シナプス「それはそうだが・・・」
総帥「許可が下りればすぐにでも届く手筈になっている。決断をしてもらおう。」
有無を言わせない総帥の断固たる態度にたじろぐシナプス。
シナプス「分かった。許可しよう。」
苦汁の判断を下したシナプスであったが、これが新たな火種になろうとは彼には思いもよらなかった。
>>106ああ・・・熱血に働いてもらう事ってアプサラスだったのか・・・
うむ、熱血はお笑いキャラを担ってもらっていたので、ジャブローで働かされて。
ラブペガサスのジャブロー到着と同時に復帰、まもなくアプサラス投入。
で、カテ公&総帥と対峙する予定だったわけですが、まぁ、何とか切り抜けられるかなと。。。
まぁ、あの公文書偽造が得意なあの方にも登場してもらうつもりでしたが、ベタだし、違う方向を模索しまふ。
夜が明けると、ジャブロー到着の日、そして、新メンバー合流の日を迎えた。
美女「ジャブローかぁ、エアコンが効いてて快適なんだってね♪」
アムロ「いい気なものだな。」
美女「新メンバーも来ることだし♪」
ナース「私は同期になるんだ。」
フォン・ブラウン、北米と経てなおラブペガサスは初期メンバーが半分以上を占めていた。
新メンバーと聞いて少し緊張ぎみのナース。
美女「何だか、見渡す限り森って感じだけど・・・」
アムロ「ジャブローは地下に存在するんだ。」
美女「なるほど、それでエアコン完備なわけだ。」
雑談をする三人を見ながら、シナプスは総帥の提案を受け入れたことを悩んでいた。
ピーピーとジャブローからの連絡が入るとシナプスは無事にジャブロー到着の任を果たせたことに安堵した。
シナプス「みんな聞いてくれ!これよりジャブローへと降下する。」
美女「ジャブロー♪」
アムロ「ジャブローか・・・」
この時、アムロはまだ知らなかった。新メンバーが自分にライバル心を燃やして待っていることなど。
乙!
楽しみにしてるっす。頑張ってノシ
>>1でございます。
今週末から他板で恒例のイベントが開かれるため、あまり書けなくなるやも知れず。
そろそろ、コテをさらしておこうかとおもう次第であります。
地下に隠された連邦本部ジャブローの入り口が開いた。
美女「スゴーい♪」
ナース「森がカムフラージュだなんて・・・」
総帥「遂に来たか」
カテ公「ラブペガサスの次はこいつを叩き潰すわけだね。」
死神(ジャブローか、仕事で来ることになるかも知れないから見ておくかな、色々と。)
アムロ「重力の井戸・・・その象徴だな。」
様々な思惑が交差し、ラブペガサスは遂にジャブローに到着した。
美女「ジャ・ブ・ロー」
一人浮かれる美女は真っ先にラブペガサスを降り立った。
そんな美女の目の前にズングリとした男が一人。
アムロ「ハヤト!?ハヤトじゃないか!」
旧友との思わぬ再会に驚きを隠せないアムロ。
ハヤト「サイド3から来た、ハヤト=コバヤシ。ジュードーって呼んでください。」
サイド3からやって来たジュードーはアジアの古い武術が得意なシャイボーイ。
職業はMS博物館の艦長、パイロットとしても優秀な元軍人。
アムロには負けない!を胸にラブペガサスの旅に参加した。
アムロ「ジュードー?ハヤトが新メンバーなのか?」
ジュードー「そうだ、アムロに負けてたまるかよ」
アムロ「負けるだって?ハヤト、一体、何を言って。」
美女「知り合い?」
アムロ「あ、あぁ。サイド3で一緒だった。昔、同じ艦にも乗っていたんだ。
アムロの脳裏にかつての戦場の記憶がよみがえる。
ジュードー「北米ではお手柄だったそうじゃないか。」
美女「・・・」
ジュードーの言葉に北米での苦い思い出が蘇る。
あの時以来、意中の死神との距離を縮められずにいた。
ジュードーの加入にアムロとはまた違う反応を示すメンバーがいた。
死神(ハヤト=コバヤシ、元独立13部隊のMSパイロット、裏の顔はカラバの大物だな。)
アムロを刺すように見つめるジュードー、そしてそのジュードーを刺すように見つめる死神。
さらにその死神を見つめる美女、複雑な一方通行の矢印が描かれようとしていた。
>>190 ハヤトはZの時なの?
アムロに対抗心持ってるのは1stっぽいけど
深く考えるなや。スパロボの延長くらいで
>>191 Z時代の落ち着きはフラウとくっついた余裕かなと思いまして。
更新されないなんて嫌だぁあぁあぁぁぁ・・・
195 :
通常の名無しさんの3倍:2007/02/24(土) 08:27:02 ID:01zwH6h0
待つさ・・・いつまでも・・・
ほーち!ほーち!ほーち!
(´・ω・`)
まだですかね・・・
お待たへしますた。向こうも最後に一難なりましたが無事終りますたん。
ついに連邦本部ジャブローへと到着したラブペガサス、新メンバー・ジュードーが哀のり。
ジュードーを迎えた途端に緊急召集をかけたシナプス、呼び出した相手は…アムロと死神だ!
死神「何だよ。艦長?」
アムロ「俺たち二人に話とは一体?」
シナプス「うむ、実は総帥の提案でMAを提供してもらうことになった。」
死神「MA?怪しい香りがプンプンするぜぇ。」
シナプス「死神の言う通り、身分を偽ってはいるが総帥はジオンのギレン=ザビだ。」
アムロ「だが、パイロットとしては素人だろう?」
シナプス「総帥自身はな…」
死神「まだ続きがあるってことか。」
アムロ「艦長包み隠さずに話してくれないか?」
二人の歴戦のガンダム乗りの反応にシナプスは確かな手応えを感じていた。
シナプス「パイロットにはカテ公を指名している。」
死神「あいつか…たしか、月でネモに乗って大佐を襲撃したことがあったな。」
アムロ「それは暴走だったんじゃないのか?」
死神「いいや、あれは暴走なんかじゃない。明らかに手馴れたパイロットがそう見せかけている。そう感じたね、俺は。」
シナプス「カテ公の経歴も調べてみた。どうやら彼女にはザンスカールでMSの操縦技術を身につけていたフシがある。」
死神「やっぱりか。」
アムロ「止めなければ、大変なことになるぞ。」
シナプス「その通りだ。連邦本部であるこのジャブローにMAを進入させたとあらば…」
アムロ「開戦を突きつけてきているジオンからすれば喉元に匕首を当てたようなものだな。」
死神「それなら俺が先に総帥を暗殺してやろうか?」
アムロ「いや、それはジオンにとって大した痛手にはならないだろう。」
アムロの言葉に頷くシナプス。
シナプス「うむ、たしかに総帥不在で開戦を突きつけてきているくらいだからな。」
立場のない総帥であった…
キタ━q(゚∀゚)p━!!!
死神やっぱスゲェ!ネモの時に居なかったのに!
201 :
通常の名無しさんの3倍: