もしもガンダム世界にあいのりがあったら

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1通常の名無しさんの3倍
サイド7から来たアムロ=レイです。アムロって呼んでください。

サイド7出身のアムロは機械弄りが大好き、親友はハロ。
なんとMSの開発までやってのける天才肌のMSパイロット。
女心をくすぐるタイプのシャイボーイだ。
2通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 20:40:40 ID:???
女3人と男3人を誰か用意してくれ
3通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 20:59:24 ID:???
サイド3から来たギレン=ザビです。総帥って呼んでください。

サイド3出身のギレンは庭弄りが大好き、愛人はセシリア。
なんと父殺しまでやってのける乾燥肌のジオン軍総帥。
人心を扇動するタイプの独裁者だ。
4通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 21:03:48 ID:???
アムロ「総帥、まだ女のコ誰もいないんだけど…」
総帥「私はあまり女に興味は無い」

アムロの日記
「総帥は女のコに興味が無いみたいだ。なんでラブペガサスに乗ろうと思ったんだろう…」
5通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 21:08:20 ID:???
ウーイッグからきたカテジナ・ルースです。カテ公って呼んで下さい。

ウーイッグからきたカテジナは白い奴が大好き。慕う人はクロノクル。
なんと元いた組織の人間を殺しまくる腹黒の基地外MSパイロット。
ウッソ心をくすぐるタイプの悪女だ。
6通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 21:10:35 ID:F9S/OIzB
哀・のりルール
意中の相手が出来たら告白する。か、暗殺する。
フラレる、もしくは暗殺され返すなどした場合は男4女3の最大7人までメンバーが補充される。
舞台は宇宙一周ラブペガサスの旅、現在はラブペガサスに乗りこんだばかり。
7通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 21:11:26 ID:???
ギレンの日記
「カテジナか…中々に使えそうな女だな。」
8通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 21:13:55 ID:???
スマソ、ギレンじゃなくて総帥だった…吊ってくる。
9通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 21:14:04 ID:???
カテ公の日記
「アムロ・レイ…なかなかやりがいがありそうじゃないか」
10通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 21:20:34 ID:???
アムロの隣に座ったカテ公

カテ公「どうしたの?アムロ、凄い汗よ。」
アムロ「何だか、凄いプレッシャーを感じるんだ。」
カテ公「後ろのオールバックの人がこっち睨んでる所為じゃないかな?」
11通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 21:28:42 ID:???
フリーデンから来たティファ=アディールです。えっと…幼女って呼んでください。

出身地不明、バルチャー艦フリーデンから来た幼女は少し内気な少女。
絵が好きで時々、見えないものを描いてしまうこともあるとか。


アムロの日記
「キターって感じだ。赤いヤシが来る前に何とかしないと。」

総帥の日記
「幼女か、中々使えそうだな。」

カテ公の日記
「女には興味がない」
12通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 21:34:16 ID:???
私はアクシズから来たシャア・アズナブルだ。
総帥では被るから大佐、とでも読んでもらおうか。

出身地はサイド3、両親は既に死んだ、妹がいる。こよなくグラサンを愛するロリコン、シスコン、マザコンの三拍子揃ったカリスマ性のある変態だ。
13通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 21:42:49 ID:???
幼女の日記
「大佐、なんだろう…この人には何か惹かれるものを感じる。」

アムロの日記
「ヤシだ、ヤシが来たんだ!!」
14通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 21:45:32 ID:???
現在の状況

男メンバー
アムロ(アムロ=レイ)→幼女
総帥(ギレン=ザビ)
大佐(シャア=アズナブル)

女メンバー
カテ公(カテジナ=ルース)
幼女(ティファ=アディール)→大佐?


ラブペガサスはドックで待機中、最初の行く先はフォンブラウンあたりでOK?
15通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 21:47:48 ID:???
カテ公の日記
「シャア・アズナブル…狙うは奴かねぇ。それにしてもティファ・アディール、気にくわないねぇ!」
16通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 21:55:14 ID:???
サイド1・15バンチから来た。ルールカで〜す!美女って呼んでください!!

サイド1から来た美女はテストパイロットをしている明るく、髪の綺麗な女の子。
能天気なように見えて、意外とヒステリックな一面を持っている。怒らせると怖いタイプだ!
17通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 22:02:56 ID:???
アクシズから来たハマーン・カーンだ。女帝と呼んでもらおうか。

アクシズからシャアを追い掛けてきたアクシズのトップ、実はずっとシャアを想っていた一途な女の子だ。
18通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 22:03:59 ID:???
美女「ねぇねぇ、アムロってもしかしてあの有名なアムロ=レイだったりするの〜、なわけないか〜」
アムロ「いや、あの…その…」
美女「か〜わいい〜!」

アムロの日記
「美女はやりにくい…ガンダムのパイロットだったことはスタッフに内緒にしてもらったけど、
 本名にしたのは失敗だったかも知れない」
19通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 22:09:35 ID:???
女4人になってる
20通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 22:13:41 ID:???
総帥の日記
「早くもいないもの扱いか…orz」
21通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 22:21:52 ID:???
大佐「幼女、君は私の母になってくれるかも知れない女性だ。」
幼女「母?」
アムロ「シャアッ!!貴様はまたそうやって…!!」
大佐「おや、アムロ君、君とは初対面のはずだがどうしたかね?」

大佐の日記
「まさか、アムロ=レイが来ているとは思わなかった。ティファは私のものだ!」
22通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 22:27:53 ID:???
女帝「シャア、何故私を避ける?」
大佐「い、いや、それはだな…」
女帝「何故恥ずかしがる、私は貴様が欲しいのだ!」

女帝の日記
「つ、遂に告白しちゃった…どうしよう!助けてミネバ様!」
大佐の日記
「ええい…私はどうするれば良いのだ!ララァ…私を導いてくれ…」
23通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 22:40:47 ID:???
レディースエァーンドッジェントルメーンッ!
司会進行はおなじみのこの私・ストーカーが行います!

どうやら、最初からトラブル発生により、男女比が逆になってしまった哀のり!
さらにはいきなり女帝が大佐に告白するという前代未聞のハプニングだぁッ!!
さてどうなる女帝!どうする大佐!!
ラブペガサスはフォンブラウンに向けて宇宙一周への旅に今旅立ーつッ!

それではガンダム哀のりーーーーーーレーーーーーディーーーーーーーーGoッ!
24通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 22:47:05 ID:???
告白の朝

アムロ(シャア、僕と幼女の為にこのまま消えてくれ!)
総帥(…zzz)
幼女(大佐…)
カテ公(大佐、もう少し話がしたかったが…)
美女(キャ〜、あの二人どうなっちゃうんだろ〜!)
25通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 22:52:06 ID:???
>>24
大佐(ララァ…私はどうすればよいのだ…私は幼女と結ばれたいだけだというのに…)
女帝(シャア…私は貴方のことが…)
26通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 23:04:59 ID:???
哀のりスタジオ

ストーカー「さて・・・というわけで告白しましたね、女帝」
カイ「いきなりだネェ。こういうときは臆病なくらいがちょうどいいのよ」
エマリー「あら、女は情熱的なものよ」

ストーカー「この恋はうまくいきますでしょうか?」
カイ「早いッ、早すぎるよッ!」
27通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 23:30:57 ID:???
そして運命の朝

女帝「私の元に来い!!シャア!」
大佐「悪いが、私は君の言うシャア=アズナブルではない。大佐だ。」
女帝「たいした役者だよ、シャア!!」
大佐「悪いが、君では私の母にはなれそうもない」
女帝「母!?シャア何を言って、私を置いていくのか!」

女帝リタイア
28通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 23:34:21 ID:???
大佐の日記
「これでは道化だよ…」
29通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 23:37:33 ID:???
サイド2から来たシローアマダです。熱血と呼んでください!

サイド2から来た熱血は配属されたばかりの将校。
実戦経験こそないものの将来は優秀な仕官になるだろうと期待されている。
30通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 23:43:53 ID:???
アムロの日記
「やっと僕以外のまともな人間がやってきたか…」
31通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 23:45:41 ID:???
現在の状況

アムロ(アムロ=レイ)→幼女
総帥(ギレン=ザビ)
大佐(シャア=アズナブル)→幼女
熱血(シローアマダ)

カテ公(カテジナ=ルース)→大佐?
幼女(ティファ=アディール)→大佐?
美女(ルー=ルカ)

女帝(ハマーン=カーン)→大佐にフラれ帰国


現在地:フォン・ブラウン
32通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 23:48:24 ID:???
熱血の日記
「これから哀のりの旅が始まる。全員で生き延びるんだ!」


哀のりスタジオ
カイ「何か勘違いしてるネー」
エマリー「男は黙ってるくらいがカッコいいのに」
ストーカー「はてさて、これからどうなることやら」
33通常の名無しさんの3倍:2006/09/14(木) 23:49:12 ID:???
シローアマダ?シロー=アマダ?
34通常の名無しさんの3倍:2006/09/15(金) 00:06:08 ID:???
フォン・ブラウンにて

美女「じゃぁ、ここからは自由行動ってことで」

大佐「幼女、行こう」
幼女「あ…はい」
(キュピーン)
アムロ「なッ…!?」
美女「アムロ、行きましょうよ〜」
アムロ「あ…あぁ(シャアめっ!!)」

カテ公「…熱血、行こうかい?(幼女めッやっぱり気に入らないねッ!)
熱血「よし!行くか!(何で睨んでるんだ?)」

総帥「…」
35通常の名無しさんの3倍:2006/09/15(金) 00:16:12 ID:???
総帥の日記
「そろそろ帰国するかな…」
36通常の名無しさんの3倍:2006/09/15(金) 00:19:35 ID:???
美女「ねぇ、アムロ。あそこにシミュレーターがあるんだけどやってみない?」
アムロ「旧式だな。乗機はGMで敵戦力はジオン軍か。」

(…10分後)
美女「スゴ〜い!リックドム12機を3分もかからずに堕とすなんて!アムロってやっぱりあのアムロ=レイ?」
アムロ「ま・・・まさか、シミュレーターの難易度が低すぎたんだよ。それに美女だってすごいじゃないか
 撃墜数が50機を越えてるなんてさ。」
美女「まぁ、どっちかっていうと高機動型の方が性に合ってるんだけどね」

店員「どこのエースパイロットだ・・・あいつら」


アムロの日記
「バレたかな・・・」

美女の日記
「間違いなくアムロ=レイだわ、連邦の白い流星を撃墜するのはワ・タ・シ☆」
37通常の名無しさんの3倍:2006/09/15(金) 01:19:57 ID:???
アナハイム・エレクトロニクス工場内
熱血「凄いな、さすがはアナハイムのMS工場だ。」
カテ公(・・・MSか・・・!?)
熱血「お・・・おい!どこへ行くんだカテ公!!」
ネモに乗り飛び去るカテ公

大佐「何だ!このプレッシャーは!」
シャアが気配を感じると同時に目の前には轟音とともにカテ公の乗るMSが現れた。
大佐「ええい!こんな街中で!!」
幼女「大佐、あっち・・・」
大佐「幼女・・・何を感じたというのだ?」

ネモから逃げる二人の前に赤いMAが・・・
大佐「これは・・・やってみるか」

ケリィ「何てことだ、オレのヴァル・ヴァロが・・・」

カテ公の駆るネモをMA特有の推進力で押す大佐、赤い彗星の本領発揮と言うべきか。
カテ公(マズいな・・・MSに乗ったら暴走したことにするか・・・)
大佐「そこのネモ!何が目的だ。」

突然、動きの鈍くなったネモをクローで掴むと大佐は接触会話を試みる。
カテ公「た、大佐!?良かった、MSに乗せてもらったら急に暴走しちゃって」
大佐「仕方がないな、このままドックに入るおとなしくしていろ」
カテ公(どうやら、幼女を暗殺するつもりだったことはバレなかったようだな)


カテ公の日記
「MSが急に動き出して驚いた。私には向いていないみたいだ」
38通常の名無しさんの3倍:2006/09/15(金) 08:07:56 ID:???
熱血の日記
「カテ公に置いてけぼりにされた・・・OTL」
39通常の名無しさんの3倍:2006/09/15(金) 08:37:15 ID:???
大佐の日記
「あの動き…暴走ではないな、では一体…?」
40通常の名無しさんの3倍:2006/09/15(金) 23:51:05 ID:W4f/adxB
カテ公が幼女と大佐を襲撃した翌朝

前日のリベンジに燃える熱血がカテ公を誘った。
熱血「カテ公、ちょっといいか?」
カテ公「何だい?」
熱血「話があるんだ」
カテ公「だから何の話だい?」

なぜか汗を拭う熱血。

熱血「いや、あの、その・・・」
カテ公「トチ狂ってお友達にでもなりに来たのかいっ!?アハッ!」
熱血「ここでやめたら、俺は一生後悔することになる。たとえ生き続けられたとしても、後悔しながら生きるなんて真っ平なんだ」
カテ公「ぺらぺらぺらぺらよく喋る!」

熱血を置き去りに去ろうとするカテ公

熱血「ま、待ってくれ!!」「
カテ公「喋りすぎだってんだよ!」


結局、リベンジどころか返り討ちにされた熱血であった。
41通常の名無しさんの3倍:2006/09/15(金) 23:56:00 ID:???
やべぇ人が増えてるwww
42通常の名無しさんの3倍:2006/09/15(金) 23:59:01 ID:W4f/adxB
総帥の日記
「熱血とカテ公が二人で何か話していた。気になる。」
43通常の名無しさんの3倍:2006/09/16(土) 00:06:30 ID:???
現在の状況

アムロ(アムロ=レイ)→幼女
総帥(ギレン=ザビ) →カテ公?
大佐(シャア=アズナブル)→幼女
熱血(シローアマダ) →カテ公?

カテ公(カテジナ=ルース)→大佐?
幼女(ティファ=アディール)→大佐?
美女(ルー=ルカ)→アムロ


現在地:フォン・ブラウン
44通常の名無しさんの3倍:2006/09/16(土) 00:32:44 ID:???
ちょっと待て



ド ラ イ バ ー は ?
45通常の名無しさんの3倍:2006/09/16(土) 00:36:33 ID:dXzLNrFB
ブライトで。
46通常の名無しさんの3倍:2006/09/16(土) 00:37:34 ID:???
ドライバーがブライトだから出演OKしたんだな>エマリー
47通常の名無しさんの3倍:2006/09/16(土) 00:39:11 ID:MvIn2sIx
熱血の日記
「…カテ公が俺にあたるのは、多分照れ隠しなんじゃ…
あのどこか他人を寄せ付けない眼差し…時折見せる寂しそうな表情、
過去に何か辛いことがあったにちがいない」
48通常の名無しさんの3倍:2006/09/16(土) 00:56:09 ID:???
カテ公の日記
「熱血は鬱陶しいねぇ、さっさと始末するかねぇ!」
49通常の名無しさんの3倍:2006/09/16(土) 08:24:54 ID:???
ねぇよw
50通常の名無しさんの3倍:2006/09/16(土) 08:34:24 ID:V33k1llt
これ面白いっ♪
51通常の名無しの3倍:2006/09/16(土) 13:23:58 ID:q0AToZHu
熱血が返り打ちにあった次の日
場所:ラヴペガサス内ブリッジ

熱血「美女、ちょっと相談に乗ってもらって良いかな・・?」
美女「え、なに?」
熱血「俺好きな人にさりげなくアタックしてるんだけど、どうしても彼女、僕に冷たいんだ。しかも時折悲しそうな目をして・・。俺すごくあの人の事が気になってどうしようもないんだ。」
美女「そ、そう・・。(話長いんだけどぉ;ちょっとって言ったから相談乗ったのに。せっかくアムロと一緒に話そうと思ったのにぃ。)」
熱血「それn」(熱血がさらに話そうとした瞬間)
美女「あ、私用事を思い出したからもういかなくちゃ。」
熱血「あ、ちょっと待ってくれ!俺はどうしたらいいんだよ!」
美女「(適当にごまかしておこう)あまり悩んでもしょうがないとおもうよ。アタック有るのみだよ。がんばれ熱血♪」
熱血「あ、ああ・・。(そうか悩むのなんて俺らしくないよな。悩んだらまける。攻めろー!)」
美女「それじゃ、じゃあね」
熱血「ああ。ありがとな。美女。」
美女「どういたしまして。(あ〜やっと終わった)」
52通常の名無しさんの3倍:2006/09/16(土) 19:42:11 ID:???
熱血の日記
「守ったら負ける!攻めるんだ!!」
53通常の名無しさんの3倍:2006/09/16(土) 20:59:37 ID:???
熱血が美女に相談している頃、影のウスーい男こと総帥がカテ公を呼び出していた。

カテ公「何だい?」
総帥「うむ、貴公は知っておるか?」
カテ公「一体何をだい?」
総帥「弱い犬ほどよく吼えると言う」
カテ公「なっ!?」

会場から巻き起こる悲鳴、誰もが総帥の死を予感していた。だが・・・

カテ公「ふん、笑わせるじゃないか。あたしが弱い犬だって?」
総帥「話はそれだけだ」
カテ公「ちょ、ちょっと待て総帥!!」

振り返ることなく立ち去る総帥、カテ公はただその後姿を見つめるだけであった。
54通常の名無しさんの3倍:2006/09/16(土) 22:25:53 ID:???
総帥の日記
「孫子の兵法というものだ。この作戦は速攻に限る」
55通常の名無しさんの3倍:2006/09/16(土) 22:38:34 ID:???
カテ公の日記
「この私を犬呼ばわりだと、あの男ッ!」
56通常の名無しさんの3倍:2006/09/17(日) 20:48:37 ID:???
翌朝、総帥の元を全身黒で固めた男がやってきた。

男「総帥、こちらが頼まれていた調査報告書です。」
総帥「うむ、ご苦労。」

短い受け答えの後、男は総帥に封筒を渡し立ち去っていった。
封筒の中身を確かめる総帥。その顔には満足そうな笑みを浮かべていた。

「やはり、幼女と美女は大した家柄ではないな。カテ公は睨んだ通り、由緒ある家柄。」
なんと、総帥は女メンバー3人の素性調査を命じていたらしい。
「カテジナ=ルース、父を失ってから性格が歪んだか、父を演じてやれば、
 子猫のように従順になるはずだ。」
57神羅万象:2006/09/19(火) 07:42:38 ID:???
総帥は計算だかい男だった
58通常の名無しさんの3倍:2006/09/19(火) 08:46:08 ID:???
アムロって地球生まれじゃなかったっけ?
59通常の名無しさんの3倍:2006/09/19(火) 17:35:45 ID:???
総帥に期待w
60通常の名無しさんの3倍:2006/09/19(火) 20:33:56 ID:8OhBLCY1
フォン・ブラウンも今日で最後、というわけで各自自由に行動することに

アムロ「幼女ッ!、一緒に行かないか?」
幼女「うん」
アムロ「まずは一機!」
幼女「まずは?」
アムロ「MS戦じゃなかった・・・」

熱血「カテ・・・」
カテ公「総帥、話がある」
総帥「うむ」
熱血「カテ・・・」
去っていく二人の後ろ姿をただ見つめるだけの熱血。

美女「な〜に、ふさぎ込んでるの熱血」
熱血「いや、その・・・一緒に行くか?」
美女「いいよ、こんな美女を誘わないなんて見る目のない男ばっかりなんだから」
熱血「あれ、そういえば大佐の姿が見えないな」
美女「そういえば、さっきまではいたはずなのに」


その頃、大佐は一人でフォン・ブラウンにあるアナハイム・エレクトロニクス工場に向かっていた。
61通常の名無しさんの3倍:2006/09/19(火) 21:40:15 ID:8OhBLCY1
AE内、MSドックにて

大佐「上々の出来だな」
整備員「言われた通り、同じ条件でレストアしました。大佐の方は赤く塗ってますが」
大佐「気を使わせたようだな」
整備員「とんでもない、赤い彗星と白い流星の乗る機体を扱えるなんて光栄です」

二人の視線の先には赤と黒のリックディアスが並んでいた。


思い思いの時間を過ごすメンバーたち、アムロは片思い中の幼女と二人で有頂天であった。
ピピピ・・・
アムロ「何だ!?呼び出しのサイン?」
哀のり参加者に渡されているアムロの発信機が鳴らされた。
アムロ「ブライトから・・・幼女、すまないが少し待っていてくれないか?」
無言で頷く幼女

ブライト「・・・というわけで大佐がお前を呼んでいる」
アムロ「決闘だって!?時代錯誤だ・・・」
ブライト「哀のりのルールだ。暗殺されないだけマシというものだろう。」


哀のりルール
 意中の相手が出来たらブライトからチケットを受け取り、告白する。
 告白がOKならばキスして帰国、Noの場合はエンジェルハイロゥ逝き(ハマーンはルール違反+フラレたため強制帰国)
 殺したい相手が出来た時はどんな手段を使ってもOK、MS/MA/戦艦/白兵戦/狙撃・・・etc何でも有り
62通常の名無しさんの3倍:2006/09/20(水) 00:01:43 ID:???
アムロ「なぜこんなことをする?シャア!」
大佐「ラブペガサスがもたない時がきているのだよ」
アムロ「だからといって」
絡み合うようにクレイバズーカを打ち合う赤と黒のリックディアス。

アムロ「見える!」
アムロの放ったクレイバズーカが大佐の赤いリックディアスのクレイバズーカを破壊した。
大佐「命が惜しければ貴様にリックディアスなど与えるものか!」
アムロ「なんだと!?」
シャア「情けないモビルスーツと戦って勝つ意味があるのか?しかし、これはナンセンスだ」

射撃武器はビームピストルを残すだけとなるが決定力不足であることは否めない。
互いの実力を誰よりも理解し合える二人だからこそビームサーベルを抜いた。
赤と黒、2機のリックディアスが交錯するたびにビームサーベルの光が舞い散る。

他のパイロットであれば一分と持たなかったであろうアムロとの戦闘のさなか、
一瞬、大佐の目に汗が入ってしまう。動きが鈍る赤いリックディアス。
次の瞬間、アムロが駆る黒いリックディアスが刺し貫くかのように迫っていた。
アムロ「シャア、覚悟ッ!」
63通常の名無しさんの3倍:2006/09/20(水) 00:03:23 ID:???
大佐にするところをシャアにしちまたーyo
64通常の名無しさんの3倍:2006/09/20(水) 20:57:15 ID:+yyARYW3
アムロの駆る黒いリックディアスが赤いリックディアスを刺し貫こうとしたその時、
両者の間にエルメスが割って入った。
「だめ」
アムロは自分以外に誰もいないはずのコックピットの中で幼女の声を聞いた。

「幼女ッ!」
ビームサーベルを引き抜き手を伸ばす黒いリックディアス
だが、その手も空しく目前でエルメスは散開した。爆風に吹き飛ばされる2機のリックディアス。

アムロ「よ、幼女・・・取り返しのつかないことをしてしまった…」
大佐「この感じ・・・幼女なのか・・・?」
力なく月面に降り立った2機は互いに戦意を喪失していた。

大佐「アムロ、今のエルメスはまさか?」
アムロ「幼女だ、彼女はお前を庇って死んだ」
大佐「何ということだ・・・」
アムロ「今、幼女が言った。ニュータイプなんて存在しないって」
大佐「それでは君のその力は何だというのだ?」
アムロ「知るか!」

通信を用いて会話する二人、互いに幼女を失った悔恨の念に押し潰されるかのようだった。
大佐「ニュータイプは人類を導く存在に・・・」
アムロ「エゴだよ!それは」

分かり合えぬまま、彼らは一瞬とも永遠とも知れぬ沈黙の時間を過ごした。


幼女死亡
65通常の名無しさんの3倍:2006/09/20(水) 22:09:07 ID:???
工エエェェェ(;゚д゚)ェエエ工
66通常の名無しさんの3倍:2006/09/25(月) 13:13:32 ID:kUaBfBgx
続き期待age
67通常の名無しさんの3倍:2006/09/25(月) 13:48:02 ID:???
やべえ、予想外の展開だw
68通常の名無しさんの3倍:2006/09/25(月) 16:03:36 ID:???
良スレage
69通常の名無しさんの3倍:2006/09/26(火) 12:12:51 ID:???
プシュン
70通常の名無しさんの3倍:2006/09/26(火) 15:08:34 ID:???
( ゚д゚)、ペッ
71通常の名無しさんの3倍:2006/09/26(火) 16:28:36 ID:???
すごいあいのりだなおいw
72通常の名無しさんの3倍:2006/09/26(火) 16:39:16 ID:ykNEVA3/
期待age
73通常の名無しさんの3倍:2006/09/27(水) 10:36:11 ID:2LMX0Dqr
アムロと大佐が決闘に臨んでいた頃、もう一つ小さなの悲劇が幕を開けようとしていた。

熱血と美女がフォン・ブラウンの町を歩いていると総帥とカテ公を発見してしまった!
熱血「カテ公と総帥だ・・・OTL」
美女「待ってよ、何だか一触即発な感じじゃない?」
熱血「何だって?止めに入らないと!」

突然、二人の下へと走り出そうとする熱血。
熱血「グハッ!!」
そんな熱血を止めようと襟を掴んで止める美女
美女「だから、待ってって言ってるでしょうが!」
熱血「いや、ケンカしてるなら止めないと!」
美女「ケンカしてるって決まったわけじゃないでしょ?」

熱血「それじゃ、いったいどうしたら?」
美女「もう少し様子を見ないと」

二人を視線の先には何も語らずに睨み合う総帥とカテ公がいた。
74通常の名無しさんの3倍:2006/09/27(水) 18:09:13 ID:rep7QcmV
良スレだ
75通常の名無しさんの3倍:2006/09/27(水) 19:28:41 ID:2LMX0Dqr
熱血と美女が二人を発見する5分ほど前

カテ公「この私を犬呼ばわりかい?」
総帥「何の話だ?」
カテ公「!?・・・弱い犬ほどよく吠えるってのはどういう意味だったんだい?」
総帥「貴公のことを言ったわけではないが、そう聞こえたのならば謝ろう」
カテ公「・・・じゃぁ、どういうつもりだったんだい?」
総帥「自分で考えるのだな」

自省を促がされ黙り込むカテ公、その目には明らかな動揺が浮かんでいた。
総帥(うむ、悪くない反応だ。やはり頭の悪い娘ではないようだ。もう一押ししておくか。)
熱血と美女が二人を見つけたのはそんな折であった。

総帥「カテ公よ、ラブペガサスは我ら優良種に管理運営され、はじめて真の愛を見ることができるのである。
  その事実を無能なる者どもに思い知らせ、全人類の未来の為にラブペガサスは飛ばねばならんである! 」
カテ公(・・・私がその優良種だってのかい?嬉しいことを言ってくれるじゃないか。)
その言葉にカテ公の口元が微かに綻んだのを総帥は見逃さなかった。
しかし、その時である。

熱血「な、何だ?MS?こんなところで?」
美女「あのリックディアス・・・一体誰が乗ってるの?なんて戦い・・・」

4人の頭上を赤と黒、2機のリックディアスが飛び去った。
その先に待ち受ける悲劇を予感させることもなく。
76通常の名無しさんの3倍:2006/09/27(水) 20:54:38 ID:c4p71hGr
その頃、
フォンブラウンを発とうとするラブペガサスに乗り込む女性メンバーの
最終選考が行われていた。
サラ・ザビアロフとニナ・パープルトンである。
D「サラちゃんは良いコだけど、年齢層が若くなり過ぎないか?」
AD「自分は、カテ公とニナを同じ艦に載せるのは危険だと思います。」
選考は、難航していた…
77通常の名無しさんの3倍:2006/09/27(水) 21:23:23 ID:???
熱血「何だってこんなところをMSが飛んでるんだ?それも戦闘しながらなんて!?」
美女「あの2機以外には見当たらないからテスト飛行の可能性もあるけど・・・」
熱血「テスト飛行で実弾は使わないだろう」

総帥「あの色、あの動き、まさかな・・・」
カテ公「心当たりでも?」
総帥「いや、考えすぎだろう、それにしても良いパイロットのようだ」
カテ公「私だってやる時はやるよ」
総帥「ほぅ、貴公がMSに乗るとでも?」
カテ公「それなりにね」

総帥(この娘、やはり使えるな)

美女「何、この感じ?こっちに向かって?」
熱血「どうしたんだ?美女?あれは・・・MA?」
何かを感じ取ったらしい美女を振り向いた熱血の目に映ったのは幼女が乗るエルメスであった。
熱血「何だ?あのMA・・・一体何が起こっているんだ?」

総帥「エルメスだと?誰が使用許可を?」
カテ公「エルメス?使用許可って何だい?」
総帥「いや、こちらの話だ(身分は偽るように言われてあるらな)」

美女「何?危ないって?」
熱血「美女、何を言って?」
幼女に感応する美女、短かったとはいえ幼女とともに過ごしたNTならではである。
だが、幼女との別れを4人のうちで誰よりも早く知るだけであった。
美女「ダメ、幼女!」
熱血「美女、一体、どうしたんだ!」

MAの飛び去った方角を見据え叫ぶ美女に熱血は何が起こっているのか分からずにいた。
しかし、大きな爆発音が起こると辺りの状況は一変した。
騒然としていた街中ではパニックに陥った者が少なからずいた。
熱血「おい!美女どうしたんだ?」
幼女の死を感じうずくまる美女を起こそうと空きになった熱血の背中に衝撃が走った。
戦争を恐れた男が走りざまにぶつかったのだ。弾みで倒れこむ熱血。
その目前には不運にも大きめの石があった。


熱血8針の軽傷
78通常の名無しさんの3倍:2006/09/27(水) 21:53:32 ID:???
その日の夜、メンバーに幼女の死と熱血の入院(全治1週間)が告げられた。

沈痛な面持ちで俯くアムロと大佐、そして幼女の死に悲しむ美女。
総帥(幼女が死んだか、大した問題ではないがこれは使えるな)

総帥「大佐、アムロ、諸君らの愛した幼女は死んだ。何故だ?」
アムロ「それはシャアが・・・」
大佐「私のせいだというのか、アムロ=レイ?」
アムロ「貴様がMSなんか持ち出すから!」

再び、一触即発の様相を呈する二人をプロデューサーが制した。
総帥「大佐、今回の件は発端となった貴公の責任だ。貴公も軍人なら軍人らしく引き際を見定めよ」
大佐(仕方ないか、それにいざとなれば偽名を使えばまた潜り込むことはできる)
美女「ちょっと待ってよ、責任だとかそういう問題じゃ・・・」
大佐「分かった、私はここでラブペガサスを降りることにする」

カテ公「・・・」
アムロ「情けない奴ッ」
美女「こんな時に責任とかおかしいんじゃない!」


大佐リタイア
79通常の名無しさんの3倍:2006/09/27(水) 22:02:10 ID:???
現在の状況

アムロ→幼女(死亡)
大佐リタイア
総帥→カテ公
熱血(入院中)→カテ公

カテ公→大佐(リタイア)?
美女(未だ矢印なし)


次の目的地:南米ジャブロー
80通常の名無しさんの3倍:2006/09/27(水) 23:28:42 ID:???
>>79
待機中

サラ
ニナ

男性も補充が必要だな
81通常の名無しさんの3倍:2006/09/27(水) 23:36:15 ID:INWnwQHG
良スレ発見
82通常の名無しさんの3倍:2006/09/28(木) 00:22:58 ID:???
そして一行はアウシュビッツの見学に訪れる

シャクティ(ガイド)
「ここで毒ガスによる大量殺人が行われたんです・・・」

エマ
「本当でしょうね・・・」
カミーユ
「こんなナチ臭いルーム!!」

鉄仮面
「誰の良心も痛まない、いい作戦だ!」
ハマーン
「フフ・・・クハハハハ! ハイ!」



83通常の名無しさんの3倍:2006/09/28(木) 00:34:06 ID:???
運命の朝
ジオンの紋章を抱く雄大なグワダン
ザビ家の匂いが染み付いた謁見の間の片隅で
グラサンのクワトロが、アステロイドベルト・地球
に渡る旅のオーラスを迎えようとしていた。

ノースリーブで合流したクワトロ、今や少女趣味
の面影はどこにもない。
そんなクワトロの想いの行方をラブワゴンから仲
間達が見守る。
その時、ハマーンがやってきた!

 告白がOKならキスして帰国。
 NOならチケットを返すのがあいのりの掟。

クワトロ「君を笑いに来た」
ハマーン「貴様だけは殺す!!」


クワトロは一人、アーガマへと戻っていった
84通常の名無しさんの3倍:2006/09/28(木) 00:51:08 ID:???
ラムサスさんが友達のヤザンさんの家に案内してくれた

ヤザンさん「ヌハハハハハ!」
 
ヤザンさんは腕のいい大工さん

ファ 「広〜い!」
トーレス 「広いな〜」
ハサン 「広いね ほんとうに!」
ウォン 「しかも大画面テレビときてる」
フォウ 「おしゃれハウス」

これがごく普通の大工のお家

トーレス 「キッチンいいなあ」
ウォン 「泊まりたいな」

一人暮らしをしているヤザンさんの家は200平米の4LDK
なんと大工の9割がこのような一戸建てに住んでいる
そして、メンバーはヤザンさんの部屋を見せてもらう事に

ファ「すご〜い!あっ、綺麗」
 
 すると

ロザミア 「銃!銃があるよ!?」
ウォン 「この銃は本物かね?」
ヤザンさん「もちろん本物です」
ファ 「えっ!」
ロザミア 「あぁ!」
ハサン「なんで銃を持っているんですか?」
ヤザンさん 「戦争にすぐ行けるよう、自宅に銃を置いているんです」

 戦争?

ウォン 「中立コロニーなのに、戦争行く可能性があるのかね?」
ヤザン 「いつ敵が攻めてくるかわからないからね」

 ごく普通の家庭に本物の銃
 ここサイド6でメンバーは、戦争と平和について考えさせられることになる
85通常の名無しさんの3倍:2006/09/28(木) 01:44:29 ID:???
ラブワゴンの車内ではキシリアとオムルが隣同士に

オムル 「モビルスーツとか、興味ないよね」
キシリア「機動性の高いものには、興味がある」
 
キシリアと目が合うオムル

オムル 「あ、あぁ!機動性ね!モビルアーマーが好きって事?」
キシリア「それに限らん」

オムル「俺ね、モスク・ハン博士から詳細聞いたの、マグネットコーティング」
メンバー「え〜〜!」

再び目線が合う

オムル 「言っていいのかわかんないけど、凄かったよ。ガンダムの反応速度。」
キシリア「凄いな・・・本当に凄い、もっとよく聞かせて欲しい」

オムル “キシリアさんは・・・目が合って、目が合ってとまるんですよ、あの子。
      なんかこう、流すんじゃなくて、で、ニコって笑うと、フッて返してくれるし、
      別に大きい訳じゃないですけど、なんか、すごくこう研ぎ澄まされてるっ
     ていうんですか?いやあ、実はこう、目がすごく綺麗だなぁって気付きまし
     たね”

オムル、花嫁候補キシリアに決定!!
しかしこの花嫁候補が、オムルの人生の転落にマグネットコーティングを施す事となる!

86通常の名無しさんの3倍:2006/09/28(木) 08:08:29 ID:KJKNM2pY
フォン・ブラウン出発の朝、一つの影がラブワゴンに忍び込んでいた。

ブライト「これから地球に降下しジャブローへと向かう。大気圏突入時はくれぐれも注意してもらいたい。」
総帥(ジャブローか、このような形で偵察できるとはな)
カテ公(地球か・・・)
アムロ(この無重力は怖い・・・)
美女「やったー!地球だー!」

ブライト「ちなみに熱血は一週間後にジャブローに搬送される予定だ。」
一行を乗せ、ラブペガサスが大気圏に突入しようという頃。

<機関室>
シャア(潜入)「ギレン、悪いが貴様の好きにはさせんよ」

ブライト「何だ?舵が聞かない!これでは進路が!」
総帥「何とかならんのか?」
ブライト「突入角だけ調整するのが精一杯だ!」
総帥「くっ、これではジャブローに入れないではないか!」

シャア(潜入)「この私を追い出すからだよ、ギレン=ザビ)


ラブペガサスの次の目的地
×南米ジャブロー
〇北米カリフォルニア
87通常の名無しさんの3倍:2006/09/28(木) 12:12:44 ID:???
>>82-85
次回予告?総集編予告?
88通常の名無しさんの3倍:2006/09/28(木) 18:42:53 ID:KJKNM2pY
>>87
ここ殆どは漏れが書いてるんだが、>>82-85は違う。
多分、あいのりのパロディ。
89通常の名無しさんの3倍:2006/09/28(木) 21:47:05 ID:???
ゴメソ、チョトテスト
90通常の名無しさんの3倍:2006/09/28(木) 22:17:00 ID:???
総帥の日記「えぇーい、何ということだ!私のジャブロー偵察が!」
美女の日記「ジャングルに行かずにすんでよかった♪」
カテ公の日記「どちらでもいいんだが、湿っぽい奴がいるな」
アムロの日記「幼女・・・」

そして、一行はカリフォルニアへ。
91通常の名無しさんの3倍:2006/09/30(土) 00:28:57 ID:???
結局、現在のメンバー構成は?

アムロ(矢印なし)
総帥→カテ公
熱血(入院中)→カテ公

カテ公→大佐(リタイア)?
美女(未だ矢印なし)

でOK?
男女とも人数足りないやん…フォンブラウンでサラ載った事にしない?

フォンブラウンで入院中の熱血は復帰できるのか?
潜入したシャアはクワトロで復帰予定?
92通常の名無しさんの3倍:2006/09/30(土) 00:52:29 ID:M0W0z7+j
>>91
新メンバーは新しい国ってのがお約束かと。
クワトロは出すかどうか漏れが書く分には未定だが、アムロ長旅させて言わせたいな。
「君を笑いに来た。そう言えば君の気が済むのだろう?」
93通常の名無しさんの3倍:2006/09/30(土) 14:25:38 ID:tQK+IWgf
をたくさい
94通常の名無しさんの3倍:2006/10/01(日) 14:40:37 ID:a4D5PX4z
一般人はこんな板に来ません><
95通常の名無しさんの3倍:2006/10/01(日) 20:07:56 ID:GsbdGmyg
カリフォルニアに到着、ラブペガサスのブリッジから外を見渡す一行

美女「カリフォルニアって田舎なんだね」
総帥(ジオンの地上拠点を田舎だと、小娘が)
アムロ「幼女・・・」
カテ公「何だ、あの戦闘機は?こっちへ来る?」
美女「あ〜!あれ、垂れ幕がついてる〜、魔?魔性って書いてるよ」
戦闘機を出迎えにハンガーへと走り出す4人。

「ニュータイプ研究所から来たサラ=ザビアロフ曹長です。メス犬って呼んでください!」
自分でメス犬を名乗るサラはニュータイプ研究所でモルモットにされ、
上官からはいい様に扱われ、果てには上官を庇って死ねるくらいのマゾヒスト。

美女(イヂめたい・・・)
カテ公(何だ?この親近感は?)
総帥(小便臭い)
アムロ(幼女・・・)
96通常の名無しさんの3倍:2006/10/02(月) 10:32:58 ID:jH07TNU4
その様子をスタジオから見ていた司会者が一言 ヒイロ「・・・・・」
97名無し:2006/10/02(月) 13:53:15 ID:HfAKKw52
アムロの日記
アムロ「僕は・・・取り返しのつかない事をしてしまった・・。」
98通常の名無しさんの3倍:2006/10/02(月) 14:22:28 ID:jH07TNU4
次回のあいのり 「アムロ衝撃の事実 操舵手のミライさんに恋!?」
99通常の名無しさんの3倍:2006/10/03(火) 17:51:20 ID:???
アムロ誰かが修正しないとこのままずっとウジウシしてそうだな
100通常の名無しさんの3倍:2006/10/06(金) 19:00:43 ID:iiy4B/kd
メス犬が合流し、女性メンバーが初めて仲良くなろうとしていた。
美女「ニュータイプ研究所ってどんなとこ?」
メス犬「どんなとこって言われても・・・」
美女「全身コードつけられてあんなことやこんなことされたりするの?」
メス犬「あんなこと?こんなこと?・・・」
美女「そう、あんなことやこんなこと♪」

一方、男性メンバーは
アムロ「幼女・・・」
総帥「ここでこの手だと・・・アムロ、貴公は囲碁はやらんのか?」
アムロ「僕は取り返しのつかないことをしてしまった」
総帥「・・・(こいつも一緒にリタイアすればよかったのに)」

ブーブーブー、その時非常アラームが動作した。
ブリッジに駆け上がる4人(アムロ除く)
ブライト「どうやら甲板にMSが取り付いたらしい」
美女「ちょっと〜、どうして気付かなかったんですか、艦長?」

ブライト「分からん、だが、このままでは大変なことになる」
美女「あたしがMSで出ます」
カテ公「私も行こう」
メス犬「じゃぁ、私も」
ブライト「このラブペガサスにはMSは搭載されていないんだ・・・」

総帥(何のための強襲揚陸艦か・・・)
101通常の名無しさんの3倍:2006/10/06(金) 20:01:29 ID:???
キモ
102通常の名無しさんの3倍:2006/10/06(金) 22:03:06 ID:iiy4B/kd
突然、MSに取り付かれたラブペガサス

美女「艦長、一番近い砲座はどこですか?」
ブライト「少し待ってくれ、すぐに割り出す」
メス犬「こんなに近づくまで気付かないなんて・・・」
カテ公「特殊な装置を積んでいるということか?」

???「死ぬぜえ… 俺の姿を見た者は、みんな死んじまうぞォ〜」(
ブライト「何だ?一体誰だ?」
美女「接触会話?」
???「てな感じで、初めましてラブペガサスの皆様、格納庫を開けてくれ」
ブライト「敵・・・か?」
???「アイタター、新メンバーだって・・・」

新メンバーという言葉に唖然とする一同、プロデューサーから何も聞かされていなかったブライトも同様である。
急いで格納庫へと走り出すメンバー達。そこには既に着艦した黒いガンダムタイプが待機していた。
コックピットから降りてきたパイロットは黒い中国風の服に長い髪を後ろで束ねた少年。

???「L2コロニーから来たデュオ=マックスウェルだ、死神って呼んでくれ」
L2コロニーからやってきた死神はMS乗りになる前は暗殺者をしていたという噂もある。
あまり怒らせたくない影のある少年だ。

美女「あんたネェ、もうちょっとマトモな合流出来ないワケ?」
死神「いやぁ、ほらサプライズって奴でしょ、上空サプライズ!」

こうして、新メンバーとの合流も済みカリフォルニアの旅が始まろうとしていた。
103通常の名無しさんの3倍:2006/10/08(日) 20:47:35 ID:0rEyvchn
カリフォルニア二日目、何と総帥の知り合いが近くにいるということで尋ねてみることに・・・

ガルマ「兄上、お久しぶりです。」
総帥「うむ、あまり固くなるな。」
美女「すご〜い♪超リッチ☆」
ガルマさんの豪邸に目を輝かせる美女と圧倒されるメンバー達。

美女「ガルマさんって何をしてらっしゃるんですか♪」
ガルマ「私は・・・」
総帥「この辺りの資産家のでな。小さい頃にサイド3で学んだことがあるのだよ」
ガルマ「兄上、何を言って・・・?」
美女「兄上?」
総帥「うむ、小さい頃から私のことを兄と慕っていてな、ゴホン、ガルマ君少し話が」
そう言うと総帥はガルマさんを連れて屋敷の奥へと消えていった。

総帥「私がジオンの総帥だということは内密にしてある。連邦の犬共も参加しておるからな」
ガルマ「申し訳ありません兄上」
総帥「お前はジオンのガルマ=ザビでなく、資産家のガルマ=ザビだ。良いな」

ナイショ話を終え皆の元に戻ってきた二人、なぜか異常に意気投合していた。
ガルマ「いやー、久しぶりに会えて本当に嬉しいですよ兄上」
総帥「うむ、私もだ」

死神(間違いない、こいつはジオンの北米司令・ガルマ=ザビ、総帥もあの男か)


哀のり北米戦線に異常アリ
104通常の名無しさんの3倍:2006/10/08(日) 21:41:03 ID:???
=流れ無視=
ガルマ「シャアの事が気になる・・・
あいのりのルールでは男に告白するというのは無いはずだ・・・
私の日々つのるこの思い・・・
シャアが好きシャアが好き・・・俺はシャアが好きだ!
105通常の名無しさんの3倍:2006/10/08(日) 22:06:11 ID:QskdwaAN
そのころスタッフに入院中のあいつから一本の電話が掛かって来た。
「熱血ですけど、看護士のアイナ・サハリンさんと付き合う事になりました。詳しくはミラーズ・リポート送りますからみてください」
なんと入院中に・・・熱血お幸せに
106通常の名無しさんの3倍:2006/10/09(月) 01:08:14 ID:TRG3jFtW
>>105
ちょ、待ってそれカンベンしてくれ・・・OTL
熱血にはまだまだ働いてもらう予定なんだが。
107通常の名無しさんの3倍:2006/10/09(月) 01:26:43 ID:???
>>106
>>105ではないが
複数人が書く以上
他人の書いたのを何とか活かしてガン( ゚д゚)ガレ
108通常の名無しさんの3倍:2006/10/09(月) 03:00:10 ID:???
投稿されたもんは仕方ないとしても
わざわざオフィシャルのカップリングするんじゃ
このスレに意味がなくなる
美女とかメス犬とか参戦する意味さえなくなる
109通常の名無しさんの3倍:2006/10/09(月) 03:10:46 ID:???
複数が嫌なら鳥つければいいよ
110通常の名無しさんの3倍:2006/10/09(月) 10:04:55 ID:???
>>108
あなたの書き込みを見て
他の人もその人なりに考えるところもあるだろうし
今後の展開で作っていってはくれまいか
漏れは楽しみにしてるし
111通常の名無しさんの3倍:2006/10/09(月) 10:43:54 ID:TRG3jFtW
>>105は責任を持ってミラーズレポートを書くように
112通常の名無しさんの3倍:2006/10/09(月) 10:58:17 ID:TRG3jFtW
熱血が看護士のアイナさんと交際を始めたとの報告を受けたメンバー達

美女「熱血、いい相手が見つかって良かったネ☆」
カテ公「ウザイ奴が消えてくれてせいせいしたよ」
美女「カテ公、熱血はカテ公のことを気にしてたのに」
カテ公「それがウザイって言うんだよ」
メス犬「カテ公・・・カコイイ!!」

死神「なーんか、あっさりしてるね〜」
総帥「一人減っただけだ。戦場では一人死んだところで悲しんで入られないからな」
死神「なるほどね、さすがは『総帥』だな。あっちの奴はどうしようもないけど」
死神はあえて『総帥』という言葉を強調していた。
アムロ「・・・く・・・かえ・・・った」

ブライト「急遽、熱血が抜けてしまったので次の国までは新メンバーは来ないそうだ」
美女「え〜☆じゃあ、ガルマさんにカリフォルニアだけでも一緒に旅してもらうのがいいと思います♪」
ガルマ「私が・・・」
美女「それではガルマさん自己紹介お願いしま〜す☆」

ガルマ「ジオ・・・ではなかったカリフォルニア出身ガルマ=ザビ。坊やと呼んでくれたまえ」
カリフォルニアで急遽相乗りすることになった坊やは超リッチなカリフォルニアの資産家。
プライドが高い辺りが少し鼻につく、世間知らずのお坊ちゃんだ。
113通常の名無しさんの3倍:2006/10/09(月) 11:49:59 ID:TRG3jFtW
その日の午後、メンバー達は自由行動をとることに

美女「ガ〜ルマさ〜〜〜
坊や「メス犬、一緒に行かないか?」
メス犬「え、あ、でも・・・はい」
美女「何で!?」

総帥「カテ公行くか」
カテ公「そうだね」

美女「・・・死神は・・・いない。どこに行ったんだろ?てことはア〜ムロさ〜〜〜ん」
アムロ「放っておいてくれないか・・・」
美女「二連敗・・・このあたしが・・・OTL」


その頃、カリフォルニアのとあるバーでは死神がサングラスの男と合っていた
死神「あんたかい?俺を呼び出したのは?」
サングラスの男「そうだ」
死神「名前くらい名乗ってもいいんじゃないか?」
サングラスの男「エウーゴのクワトロ=バジーナだ」
死神「クワトロね〜、赤い彗星さん」
クワトロ「何のことを言ってるのかね?」
死神「ふん、まぁいい、用件を言えよ」

クワトロ「お前の乗るラブペガサスに乗っているギレン=ザビとガルマ=ザビの暗殺だ」
死神「ビンゴブックにも載ってる相手だからな、隙があればそうするつもりだけど、何か恨みでもあるのか?」
クワトロ「彼らとは因縁があってな」
死神「ジオンの赤い彗星、そしてジオン=ズム=ダイクンの遺児、キャスバルだからか?」
クワトロ「私はそんなに大それた人間ではないよ」


またも暗躍するシャア、カリフォルニアの恋は波乱の幕開けとなりそうだ。
114通常の名無しさんの3倍:2006/10/10(火) 20:56:04 ID:???
死神がシャアと会っていた頃

総帥「カテ公よ、堕落した今のメンバーは見るに忍びない」
カテ公「そうだね、特にあのアムロ、情けないったらありゃしない」
総帥「うむ、我々が彼らの導きとなるべきだとは思わんか」

俯き何事か考えるカテ公
カテ公「私とアンタがかい?」
総帥「そうだ」
カテ公「一体何をするんだい?」
総帥「血を見るのは嫌いか?」
カテ公「いや、大好きなくらいさ」
そして、二人は見つめ合ったまま笑い始めた。

一方、部屋に閉じこもったアムロを誘いにやって来た美女
美女「アムロさ〜ん、出て来てくださいよ」
アムロ「自分でも、どうしようもないんだ」
美女「アムロさん、幼女のことはあなたの責任じゃ・・・」
アムロ「僕だって戦いたくて戦ったんじゃないんだよ、だけど、そのせいで・・・」
美女「なら、好きにすれば?連邦の白い流星が聞いて呆れるわ」
冷たくアムロを突き放す美女、彼に復活の時は訪れるのだろうか・・・ 
115通常の名無しさんの3倍:2006/10/10(火) 23:04:42 ID:W+eizrXp
総帥とカテ公をどうやって止めるか悩み中。
116通常の名無しさんの3倍:2006/10/11(水) 02:39:00 ID:???
ハマーン好きの俺としては女帝が速攻でやって来て速攻で帰ったのが残念。
とはいえ良いスレみっけたw
117通常の名無しさんの3倍:2006/10/11(水) 12:44:39 ID:???
一方、メス犬を連れ出した坊やは…

坊や 「私だって何かを成し遂げたい…が、今の現状では何も出来ないんだ!」
   「皆、それをわかってくれない…」
メス犬「資産家なんですよね?結構じゃないですか、何もしなくて地球で裕福な暮らしが出来て。」
坊や 「私だって(ザビ家の)男だ。このままでは…」
メス犬「じゃあ、このままラブペガサスに載って、自分の出来る事探してみれば?」
坊や 「そ、そうか。(しかし兄上がそれを許してくれるだろうか…)」
メス犬「ほら、悩んでないで男だったらスパッと決断しなきゃ(あの方とは大違いだわ…この坊や)」
坊や 「私にも出来るという事を証明してやろう!載り込める様に艦長(と兄上)に相談してくる!」
メス犬「そうしなさい、やれば出来るわよ。」

坊やの頭を撫でるメス犬

坊や 「止めろよ、人が見ている。」
メス犬「(ホント、あの方とは正反対)照れる事ないじゃない。」

しかし、すでに坊やのスーツには死神により盗聴器が仕掛けられていた…
もちろんクワトロは全てを聞いていた。

クワトロ「思ったとおりの展開だ(笑)、ガルマよ、君の生まれの不幸を呪うがいい。」
    「では、死神よ。手筈通りに頼む。経過報告はその都度聞こうではないか。」
 
118通常の名無しさんの3倍:2006/10/16(月) 20:53:58 ID:koLzShRq
死神と会った翌日クワトロは連邦の支配に対抗するゲリラの元へ向かった。

クワトロ「連邦の高官がこの艦に乗っている」
レジスタンス「その情報は間違いないんだな?」
クワトロ「私がウソを言っているとでも?ペガサス級に間違いあるまい?」

クワトロが手渡したラブペガサスの写真をまざまざと眺めるレジスタンス。
レジスタンス「たしかに、しかし、何だこの艦は?ピンク色だと・・・」
クワトロ「連邦の腐敗が見てとれるようではないか?」
レンジスタンス「たしかに・・・」
クワトロ「諸君らの為にガウ攻撃空母とドップ一個中隊を用意した。使ってくれたまえ」

レジスタンス「相手は強襲揚陸艦だぞ、MSくらいは用意してもらいたいところだな」
クワトロ「安心しろ、このペガサス級にはMSは搭載されていない」
レジスタンス「その情報を信じろと?」
クワトロ「私自らが潜入して確認した情報だ。間違いない」
レジスタンス「…」
クワトロ「また、ガウはジオン軍北米方面軍総司令であるガルマ=ザビが指揮することになる」

ガルマの名を聞き唖然とするレジスタンス
クワトロ「それでも不服かね?ただし、この作戦はドズル中将の指示でガルマ司令にも知らされてはいないがな」
突然の話に言葉の出ないレジスタンス。
クワトロ「簡単に説明しよう。ガルマ司令がカリフォルニアを出るまでガウにて伴走する。」
レジスタンス「うむ」
クワトロ「何も知らないガルマ司令は連邦高官を見事に欺いてくれることに違いない」
レジスタンス「たしかに…」

息を呑むレジスタンス。
クワトロ「安心して背中を向けたペガサス級を背後から強襲する」
レジスタンス「そう簡単にいくのか?」
クワトロ「問題ないさ」

狙われたラブペガサス、だが、クワトロは死神がデスサイズに乗って合流したことを知らないのか?
119通常の名無しさんの3倍:2006/10/17(火) 03:46:27 ID:???
最初の方のラブコメ的な雰囲気のほうが面白いんだがなあ…
120通常の名無しさんの3倍:2006/10/17(火) 08:14:23 ID:TY9nG8Mn
>>119
色々と試しながらやってみる。
つか、気にはなっていたんだがまだカプール誕生してない…OTL
121通常の名無しさんの3倍:2006/10/21(土) 17:19:37 ID:???
ほす
122通常の名無しさんの3倍:2006/10/25(水) 14:21:52 ID:+SpxRnry
次の日の朝、事件が起きた。
ADリュウ「ブライトさん、アムロが部屋にいません。」
123通常の名無しさんの3倍:2006/10/25(水) 17:28:06 ID:orqrgT/y
ラブペガサス格納庫

美女「死神に見つからないようにッと♪」
どうやら美女は死神の乗ってきたデスサイズに興味津々のようである。
美女「う〜ん、ビームライフルは装備してないんだ〜」
死神「俺のガンダムに触るな!」
美女「ギクッ」
死神「いやぁな予感がしたんだよな」

美女「ねぇ、このガンダムって見るからに高機動タイプだよね?」
死神「教えられないな」
美女「何でよ〜、いいじゃん、タイプくらい聞いても」
死神「企業秘密って奴だ、それにコイツは…」
美女「コイツは…何☆」
死神「さぁ〜ね」
何としてもデスサイズの秘密を守ろうとするデュオ

美女「装甲は…ん〜メカニックじゃないからな」
そう言いながらデスサイズの足元をコツコツと叩く美女
死神「だ〜、もう、ヤメろって!コイツに触るんじゃネー」
美女「そうだ、コックピット見せてよ!」
死神「あのなー、見せられるわけ…ってお前、何持ち出してんだ!」
言うが早いか美女が持ってきたのは整備用のリフト

美女「さぁて、どんなお宝が入っているでしょうか?」
死神「おい!ヤメろ!ヤメろって!!」
美女「コックピットを開けるのはこのスイッチかな?」
死神「コイツには機密保持の為に自爆装置が仕込まれてる、コックピットを開けようとするとドカン!だぜ」
美女「ドカン…まさか、そんなはずないでしょ☆」
死神「大有りなんだよ、それが」

少し考え込む美女、その一瞬の隙を狙ってリフトを猫のように這い上がるデュオ。
美女「ねぇ、このガンダムどこ製…」
死神「捕まえたぜ!さっさと下りてもらおうか?」
美女「死神、ち、近いって」
美女を捕まえようと必死になっていたデュオは唇と唇が触れ合うほどの距離であることにようやく気付いた。
死神「…と、とりあえず下りろよ」

デュオの言うままにリフトを下りる美女
美女「ねぇ、このガンダムってどこ製?アナハイム?それとも連邦?ニタ研とか?」
デュオ「そのどれでもない。コイツは特別なんだ。俺に教えられるのはここまでだ」


美女に狙われたデスサイズの秘密は守られるのか?
124通常の名無しさんの3倍:2006/10/25(水) 17:29:38 ID:orqrgT/y
規制に引っかかってしばらく書き込めなんだ>>1です。
ようよう考えればPHS回線から書き込んだらいいと気付いた頃に規制解除…
今週中にカリフォルニア編終われるかな?
125通常の名無しさんの3倍:2006/10/29(日) 01:45:35 ID:???
ティファ死んだのにアムロもシャアも普通に残ってるってのが
せめてどっちかは帰らせろよ
126通常の名無しさんの3倍:2006/10/29(日) 15:18:54 ID:???
ブライト「アムロ捜索のためラブペガサスは着陸する。総員アムロ捜索に協力してくれ」
その頃アムロは、漫喫で2chを見ていた。
アムロ「やっぱり僕が活躍しないと数字取れないじゃないか。ウーイックのカテ公萌って書き込みキモいし、カテ公ギロチンって書き込みも目立つし・・・・」
127通常の名無しさんの3倍:2006/11/04(土) 20:25:05 ID:???
保守
128通常の名無しさんの3倍:2006/11/07(火) 15:58:27 ID:rySJ1N+B
ほしゅあげ
129通常の名無しさんの3倍:2006/11/10(金) 00:10:55 ID:fT/wFSQ/
久方ぶりでございます。>>1でございます。
明日、休みなのでそろそろ更新しようと思っています。
保守ありがとうございます。

更新は多分、夕刻以降になると思います。
130通常の名無しさんの3倍:2006/11/11(土) 01:28:13 ID:yxvvQwId
アムロ失踪により鳴らされた招集警報は当然格納庫の二人の耳にも届いていた。
美女「招集警報?」
死神「厄介な時に厄介事か?天の助けと言うべきかな。」
美女「あともう少しだったのに♪」
死神「何がもう少しだよ・・・とりあえず、行くぞ!」
ブリッジに急ぐ二人。

ブライト「・・・というわけで、みんなで手分けしてアムロを捜索してほしい。」
死神「どういうわけだよ?」
美女「よしっ!そういうわけで死神、私達はあのガンダムでアムロを探しましょ♪」
死神「だから、どういうわけだよ・・・orz」
美女「女のコ一人で行かせる気なの?」
死神「逆に襲いそうな気がするくらいなんだけどな・・・」

美女「艦長!ここは哀のりらしく男女ペアで行動した方がいいと思います。」
ブライト「そうだな、そんなわけで男女一組で捜索してくれ。」
死神「いや、だから・・・あーーーっ!!乗せりゃいいんだろ!乗せりゃ!!」
美女「やった♪」
そんなこんなでデスサイズにてアムロ捜索に乗り出した二人であった。

坊や「メス犬、行こうか。私は地の利を生かすことにする」
メス犬「血糊?」
坊や「そうだ、このカリフォルニアで私の元に入ってこない情報などないのだ。」
メス犬「あぁ、地の利ですね。」
坊や「そうだ。」

カテ公「気が進まないね。リタイアでいいじゃないか。」
総帥「うむ、馴れ合う必要もあるまいに。」
カテ公「で、どうすんだい?マジメに探してやるかい?」
総帥「いや、ここはガルマに任せておけばよかろう。」
カテ公「じゃぁ、私は部屋に戻るとするよ。」

死神&美女のMS大作戦かガルマの情報戦略か、勝つのはどっちだ?
131通常の名無しさんの3倍:2006/11/13(月) 12:47:29 ID:6IEU4b3B
アムロ捜索に乗り出した死神&美女班

美女「全天周囲モニターじゃないんだ〜ちょっとガッカリ」
死神「うるさいな、乗りたいっつったのはお前だぞ」
美女「連邦製でもないしジオン製でもないな〜、う〜ん」
死神「頼むからあんまり触るんじゃネーぞ」
デスサイズのコックピットに興味津々の美女。

美女「ん?何、このスイッチ、秘密兵器っぽいでな〜」
死神「ヴァッ!それに触るな!!」
美女「ん〜そのリアクション、余程のモノと見た!」
死神「どうしても押したきゃ、お前一人の時に押してくれよ」
美女「どういう意味♪押してみたら分かるかな?」
デスサイズの自爆ボタンに手を伸ばしながら死神の表情を伺う美女

死神「死ぬほど痛い。らしいぞ・・・」
美女「スゴイGがかかるとか?」
死神「あぁ、スゲーぜ。何せ機体ごと爆発させちまうんだからな」
美女「まさか、自爆スイッチだったりしないでしょうに♪」
死神「そのまさかだよ」
死神の言葉に自爆スイッチに伸した手を引っ込める美女。

美女(まさかとは思うけど、明らかに不審なガンダムタイプだもんね・・・)
死神「こいつは特別なMSなんだよ。あんまり関わらない方がいい」
美女「その特別製になんであんたが乗ってるワケ?」
死神「そいつは言えネーな」
美女「軽そうな奴だと思ってたけど、口は軽くないみたいね」
死神「落ち込んでも事態が好転するとは限らないからな」
美女(何か、似てるのかも。アイツに・・・)

死神「どうしたんだよ」
自分をジッと見つめる美女に間を持たせられなくなった死神。
美女「死神ってコレの整備も自分でやってるんだよね?元々はエンジニアなの?」
死神「俺は・・・孤児だったんだ。それでジャンク屋に拾われた」
美女「そこでMSの整備を覚えたってワケか、ねぇ、育ててくれた人はどうしてるの?」
死神「死んだよ。もうヤメようぜ、こんな話・・・」
美女「ゴメン」
育ての親を亡くしたという死神の言葉に遠慮がちに美女が一言呟くと二人の間には沈黙が流れた。
132通常の名無しさんの3倍:2006/11/20(月) 23:45:51 ID:2o60XFaU
一方、情報戦を制そうと乗り出した坊や&メス犬班

メス犬(スゴ!?ムダに…)
坊や「どうだい?メス犬、ココが僕のしれ…いや、えと執務室だよ」
メス犬「何だか、軍隊の司令部みたいですね」
坊や「はは、実業家としてはコレくらいの設備は持っていないと」
メス犬「坊やはスゴイ人なんですね!」
メス犬の言葉にメロメロ(死語)の坊や

メス犬「どうやってアムロを探すんですか?」
坊や「おい、お前達!」
ジオン兵1「は、司令!」
坊や「!?だ、誰が司令だ、バカ者!」
ジオン兵1「え?」
坊や「社長と呼びたまえ、社長と。はは、えと、この前サバイバルゲームをやってね」
メス犬「坊やが司令をしたワケですね(なわきゃネーだろ)」
坊や「あ、あぁ、そうなんだ、全くそのとき以来、司令と呼び間違えるんだ」

何とかこの場を乗り切ろうとする坊やであった。
133通常の名無しさんの3倍:2006/11/22(水) 21:19:05 ID:???
まだ見てるヒトいる?
134通常の名無しさんの3倍:2006/11/22(水) 22:42:04 ID:wcKJDWXh
見てるよー
135通常の名無しさんの3倍:2006/11/22(水) 23:49:56 ID:???
>>133
もちろん見てる
136通常の名無しさんの3倍:2006/11/23(木) 08:10:41 ID:???
>>134-135
いや、何か誰も見てないようなら沈めようかと思ったけど、とりまいずもうチョイガンガリます。
最近他板で色々やってるので更新が遅くなりがちで申し訳ない。
137通常の名無しさんの3倍:2006/11/23(木) 08:42:14 ID:wHm9aZCG
頑張れ〜楽しみにしてるよ〜
138通常の名無しさんの3倍:2006/11/23(木) 19:45:09 ID:???
ジオン軍北米司令部

ジオン兵1「司令!ところで緊急召集の目的は一体?」
坊や「司令ではないと言ってるだろう!」
ジオン兵1「では、しゃ、社長…今回の緊急召集の目的は一体…」
坊や「うむ、我がぐ、ゴホン、もとい我が社の総力を挙げてある人物を捜索してもらいたい」
ジオン兵1「その人物とは?」
坊や「この写真の人物、アムロ=レイだ」
アムロの名を聞き、ざわめく司令部

ジオン兵1「アムロ…レイ」
ジオン兵2「連邦の白い悪魔」
ジオン兵3「コイツをヤれば出世間違いなしだが…」
坊や「見つけても決して手を出さず、私に報告するように!」
ジオン兵1「司令!何故でありますか!」
メス犬(全く頭の悪い連中だわ)

坊や「お前達の知るところではない」
ジオン兵1(しかし、コイツはジオンの大敵)
ジオン兵2(漏れ、死にたくないよ母ちゃん)
ジオン兵3(事故に見せかけりゃ問題ないな)
坊や「危害を加えたものは即刻、処分されるものと思っておけ」
ジオン兵3(またとない出世の機会だ、みすみす見逃してたまるか!)

いくつもの思惑が重なり合い、アムロの身に危機が迫ろうとしていた。
139通常の名無しさんの3倍:2006/12/01(金) 18:46:22 ID:???
漏れの知るかぎり、五人はここを見てます。
頑張って続きよろしくです。
140通常の名無しさんの3倍:2006/12/01(金) 19:26:45 ID:???
俺も見てるから最低6人な!
141通常の名無しさんの3倍:2006/12/01(金) 20:13:12 ID:???
アムロにとり、長い一日が本番を迎えようとしていた。

ネットカフェにて…
アムロ「ティファ…僕は…!?何だ?このプレッシャーは?」
背後から感じる威圧感に思わず振り向くアムロ。
クワトロ「何をしている?アムロ=レイ?」
アムロ「シャア、貴様は…一体こんなところで何をしている!」
クワトロ「君を笑いに来た。そう言えば君の気が済むのだろう?」
アムロ「クッ…」

クワトロ「ここにいては危険だ。ジオンの連中が君を探している。」
アムロ「ジオン軍が?」
クワトロ「連邦の伝説的なエースだ、こんなチャンスを見逃すお人好しもいるまいに」
アムロ「どうして僕がココにいることが分かったんだ?」
クワトロ「ここはジオンの地上拠点だ。どこから情報が漏れても不思議ではない。」
アムロ「危険と言われ…」
その後の言葉をアムロは飲み込むしかなかった。ジオン兵が店に入ってきたためだ。

クワトロ「走るぞ。裏口から出て奴らをまく。」
アムロ「しかし、僕は丸腰だ。」
クワトロ「安心しろ。すでに仲間が数人この店に入り込んでいる」
アムロ「貴様を信じろと?」
クワトロ「信じろとは言わない。だが、言うことを聞かなければ彼らに捕まるだけだ」
142通常の名無しさんの3倍:2006/12/10(日) 23:47:54 ID:???
ワッフルワッフル
143通常の名無しさんの3倍:2006/12/22(金) 09:50:57 ID:kDMrlYIB
続きまだ〜o(`へ')○☆パンチ!
144通常の名無しさんの3倍:2006/12/27(水) 02:35:58 ID:mlAhDCyZ
シャイ計ったなシャイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
145通常の名無しさんの3倍:2006/12/27(水) 03:08:28 ID:???
この後、なんとガウがホワイトベースにアタック!
146通常の名無しさんの3倍:2006/12/27(水) 12:56:50 ID:mlAhDCyZ
ガルマ聞こえていたら君の生まれの不幸を・・・アー
147通常の名無しさんの3倍:2007/01/03(水) 22:01:42 ID:???
保守の屑
148通常の名無しさんの3倍:2007/01/09(火) 19:30:48 ID:hwOWLEKm
名前 : ガルマ=ザビ
年齢 : 20
性別 : 男
職業 : 軍人(地球攻撃軍指令)
階級 : 大佐
好きな異性のタイプ : 品の良い女性
好きな食べ物 : キシリア姉さんの手料理
最近気になること : 連邦のV作戦
一番苦手なもの : ギレン兄さんの長話
得意な技 : MS−06FSの操縦
一番の決めゼリフ : ジオン公国に栄光あれ――――――!!
将来の夢 : 戦争が終わったら式を挙げたい
ここの住人として一言 : とっておけ!私の為に!!
ここの仲間たちに一言 : 木馬を逃がすなよ
149通常の名無しさんの3倍:2007/01/16(火) 01:52:59 ID:dEKnRVsD
誰か続き頼む…


閉鎖前に…
1501です。遅筆で申し訳ない。:2007/01/16(火) 21:02:12 ID:???
ガルマの捜索命令を勘違いしたジオン軍に追われることになったアムロの前に現れたのはあの男だった。

クワトロ「何をぐずぐずしている?むざむざ捕まる気か!」
アムロ「くそっ、今は信じてやるさ、シャア!」
クワトロ「ならば、早く来い。裏に車を用意している」
店の裏口へと駆け出す二人、そんな二人を追おうとするジオン兵たちの目前で
一人、また一人と示し合わせたかのように客たちが席を立ち彼らを妨害する。
事前にクワトロが雇っていたテロリストのメンバーだ。

ジオン兵の追跡を免れ、裏口へとやってきたアムロの目の前に
軍用車と思われる荷台に布をかぶせた大きな荷物を積んだジープが現れた。
クワトロ「私が運転をする。君は荷台に乗れ」
アムロが怪訝な顔を浮かべる。それもそのはず、追いついてきたジオン兵が発砲してくれば
荷台に乗った自分は無力となるのだから。

クワトロ「荷台に対戦車砲を積んである。奴らが追いついてきたら迎撃するんだ」
アムロ「対戦車砲!?」
慌てて、荷台に飛び乗りかぶせてあった布を取り去ると
たしかにそこには凶暴な光を放つ火器が鎮座していた。
クワトロ「打ち方は分かるな?」
アムロ「やってみるさ」

低い唸り声をあげて二人の乗るジープがゆっくりと動き始めた。
アムロの姿を認めると店の前に待機していたジオンの戦闘車両が機銃を撃ってくる。
しかし、抜群のハンドル捌きでその段幕を避けながらクワトロはアムロに対戦車砲を撃つように指示する。
3台がバリケードのように並んでいるその中央に位置する車両目がけアムロは引き金を引いた。
吸い込まれるように燃料タンクに命中すると瞬く間に炎が残る2台を飲み込む。

たった一発で3台の軍用車両を破壊した余韻に耽る間もなく二人はネットカフェを後にした。
だが、ジオンの追撃が終わった訳ではなかった。
151通常の名無しさんの3倍:2007/01/16(火) 22:01:28 ID:???
走ること4分ほどが経ったころであろうか切り立った崖に挟まれた岩場に差しかかろうとするその時、

ついに二人を追うジオン兵達の乗る装甲車が追いつこうとしていた。その数・・・実に3台。
クワトロ「やはり簡単には見逃してもらえんか・・・」
アムロ「シャア、この先に道幅が狭くなるポイントはあるか?」
追撃部隊との距離を測りながらクワトロに尋ねるアムロ。
クワトロ「あと4kmほどだ。後ろの連中はそれまでに片付ける必要があるな」

じっくりと射程を測りながら息を整える。その間にも功を焦るジオン兵達の銃撃が始まっていた。
アムロ「まだだ、まだ・・・そこだ!」
狙いすました一撃がジオンの装甲車両を一台、また一台と屠る。
クワトロ「アムロ、そろそろだ」
進行方向を見やると今度はアムロがクワトロに走行ルートを指示する。

目的のポイントに到達すると装甲車両ではなく中空を目がけ引き金を引く。
岩盤の裂け目を狙った砲弾は崖を崩し最後に残った装甲車を巻き込む。
クワトロ「さすがだな」
崩れた岩盤は彼らを追跡するルートを閉ざした。


その頃、MSでアムロを捜索していた死神&美女班はデスサイズのレーダーにMS部隊の動きを察知していた。
152通常の名無しさんの3倍:2007/01/18(木) 00:03:31 ID:GSOJhHFm
保守
153通常の名無しさんの3倍:2007/01/18(木) 23:26:57 ID:???
(。-∀-)
154通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 00:29:19 ID:???
総帥の日記
何故この部屋のTVにはピンクチャンネルが無いのだ…
155通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 22:23:50 ID:???
ジオン追撃部隊を退けたアムロ達であったが、今まさにMS部隊が迫ろうとしていた。

死神「何だぁ?ジオンの連中一個中隊のMS部隊を動かしてやがる?」
美女「ちょっとぉ、今はアムロの捜索でしょ?大体、このガンダム一機じゃさすがに分が悪いし」
死神「また、貧乏くじひいちまったみたいだな・・・」
美女の言葉に一切耳を貸さず、独りごちる死神。

その頃、峡谷を抜けようとしていたアムロ達は目前に現れたMS部隊を前に後退せざるを得なかった。
アムロ「シャア、このまま戻っても道は塞がっているぞ?」
クワトロ「何とか時間を稼げれば援護が間に合うかも知れん」
アムロ「援護だって?さっきの連中か?」
クワトロ「期待は出来んがな・・・」

アムロたちの後方では狐狩りを楽しむかのようなジオン兵が一定の間隔で追跡を続けていた。
ザクパイロット1「連邦の白い悪魔もMSに乗ってさえなければただの人間だな」
ザクパイロット2「こいつをやれば2階級特進も夢じゃないからな」
ザクパイロット隊長「ペガサス級から援護がくるかも知れん。油断はするなよ」
先頭に立ち慎重に歩みを進めていた隊長機は兵達の気の緩みを不安に感じていた。

彼が不安を感じるのも無理はない。先程からアムロたちを一思いに始末してしまわなかったのは、
攻撃命令を仰ごうと上官に連絡をとるも一向に繋がらなかったためなのだから。
これで何度目かのコールかも数えてはいない。もしも、連絡がつかなければ独断で攻撃を開始しよう。
そう思い無線のスイッチに手を伸ばした彼の後方から爆発音とともに衝撃が襲いかかってきた。
態勢を立て直そう。それが彼の人生における最後の思考となった。

3機のザクが爆散した轟音はアムロとクワトロにも聞こえていた。
だが、峡谷の曲がりくねった位置にいたため、それが二人には俄には了解できなかった。
攻撃が始まったのではないかとすでに最高速度に達している車のアクセルを必死に踏むクワトロ。
アムロもムダなことだとは悟りつつも対戦車砲を構えていた。
そんなアムロの視界にデスサイズの機影が飛び込んでくる前までにそれほどの時間はかからなかった。

アムロ「シャア!味方だ!」
クワトロ「黒い・・・ガンダム!?見たことのないタイプだな」
アムロ「ティファ、ゴメンよ。僕には帰るところがある。こんなに嬉しいことはない」
長かった一日がようやく終わり白き流星が哀のりの旅にようやく帰ってきた瞬間だった
156通常の名無しさんの3倍:2007/01/19(金) 23:40:52 ID:???
坊やの手違いにより危機を迎えたアムロたちが救出された。

時間は少しだけ遡る。死神&美女班はアムロ追撃部隊の駐屯地を見下ろす丘の上にいた。
美女「ちょっと、死神、近づき過ぎじゃない?相手もレーダーくらいあるだろうし」
死神「大丈夫だ。レーダーに感知されることはない」
美女「感知されないって、どこからそんな自信が出て・・・」
美女は死神がラブペガサスに合流した時の事を思い出していた。
あの時もこの黒いガンダムはレーダーに探知されずにラブペガサスに張り付いた。

死神「頃合いだな。行くぜぇ!」
そう言うと死神はデスサイズを丘の上から跳躍させた。
降り立っ瞬間にはビームサイズによってすでに2機のザクをなぎ倒していた。
死神「死ぬぜぇ、俺の姿を見た奴はみんな死んじまうぜ!」
アムロ追撃部隊が壊滅するのに10分とかからず、先行部隊からの無線連絡を傍受した二人はアムロの許へと向かった。

ザクのマシンガンをものともしないデスサイズの装甲と一瞬で間合いを詰めるデスサイズへの興味よりも
エゥーゴのエースである美女は桁外れの装甲をもちながらも被弾を最小限に抑える死神の技量に感心していた。
もちろん、美女がデスサイズ単機で基地を壊滅させる能力があることを知れば、
これくらいのことは死神にとって造作もないことだと分かっただろうが。

死神(えらく静かになったな)
無言で何かを考え込むかのような美女のいつにない態度に違和感を感じていた。
先行部隊を難無く片付けると美女と死神はデスサイズを降り、アムロを迎えることに。
美女「アムロ、も〜、何やって・・・大佐?」
クワトロの正体に気づく美女、一方の死神はというとクワトロの姿にバツの悪そうな顔をしている。

クワトロ「人違いではないかな、それに私は大佐ではない。クワトロ=バジーナ大尉だ」
美女「いや、どう見ても・・・」
クワトロ「礼を言っておかないとな、アムロ君・・・だったか?君のお陰でとんだ災難だったよ」
アムロ「・・・」
クワトロ「それでは、私はそろそろ行くとしよう」
再びジープに乗り、立ち去ったクワトロを唖然とした顔で見送る美女。

その夜、スタッフの部屋を一人のメンバーが訪れた。美女だ!
スタッフ「どうしたの?」
美女「恋に落ちました♪」
スタッフ「死神?」
美女「え、あはは、恥ずかしい♪」

スタッフ「どこに魅かれたの?」
美女「MSの操縦、あと、ラブペガサスに戻ってから一人で整備もしてるんですよ〜♪」
どうやら、美女はすっかり死神にメロメロのようだ。
スタッフ「手応えはあるの?」
美女「いや、全然・・・orz」


そして、今日の出来事である決意をしたメンバーがいた。坊やだ!
坊やが向かった先は・・・艦長室。
哀のりの掟
「意中の相手に告白して返事がOKならキスして同じ軍隊に、NOなら一人で軍に戻る
殺したい相手がいる場合は決闘、暗殺、何でもあり。銃を使おうがMSを使おうが問題なし」

坊や「メス犬に告白するのでチケットをもらいたい」
ブライト「分かった、健闘を祈る」
坊や「艦長、短い間だったが世話になった。礼を言わせてもらおう」

決意を胸にメス犬を呼び出した坊や。果たして、坊やの恋は実るのだろうか?
157>>1だとです:2007/01/19(金) 23:54:50 ID:???
チョイとイレギュラーなアムロ失踪ということで恋愛全く進んでませんでしたが、何とか調節できたかな?
158通常の名無しさんの3倍:2007/01/20(土) 00:18:05 ID:???
わっふる!わっふる!
159通常の名無しさんの3倍:2007/01/20(土) 01:23:40 ID:q3LySKjd
この2連休で頑張って投下して欲しいな…
160通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 00:25:55 ID:???
その時…
スタッフの部屋を訪れる人影が…



メス犬だ!
スタッフ「どうしたの?」
メス犬「…………」

スタッフ「話さないと分からないよ?」

メス犬「私…本当はここに居たら駄目なんです…」

スタッフ「………彼氏居るの?」

メス犬「はい………」

スタッフ「誰?」

メス犬「カツ…カツ・コバヤシ…」

スタッフ「……」

メス犬「……」

スタッフ「メス犬には悪いけど…ここでリアイア…」
メス犬「………」


なんと予想もしない事態。どうなる哀・のり!どうなる坊や
161>>1だとです:2007/01/21(日) 01:46:18 ID:???
確かに予想もしない事態だ…微妙に修正してみた。結果は変わらないし。。。
実は彼氏いるんです→(;゚д゚)ポカーンはニナまでとっておきたかったな。


決意を胸にメス犬を待つ坊や。しかし、そこへやってきたのは…スタッフだ!
メス犬ではなくスタッフがやってきたことに戸惑いを隠せない坊や
スタッフ「実は(中略)ということでメス犬はリタイアすることになりました」
坊や「そんな…せめて、気持ちだけでも伝えさせてくれないか?」
スタッフ「メス犬は責任を問われ独房入りしています」

坊やの顔が戸惑いから憤りへと変わっていく。
坊や「独房だと!メス犬が何をしたって言うんだ!」
スタッフ「いや、我々に言われても…上層部からの命令なんですよ」
坊や「これだから、貴様等、連邦は…」
スタッフ「落ち着いてください」
苛立ちを隠そうともせずに髪をかきむしる坊や。

坊や「いいだろう。そっちがその気ならこちらにも考えというものがある!」
そう言い残すと坊やはその場を後にした。そして、訪れた先は総帥の部屋だ。
坊や「兄上、私はここでリタイアします」
総帥「何故だ?」
坊や「腐敗した連邦の艦に乗るのはもはや限界です。兄上も一緒にこの艦を降りてもらいます」
総帥「ふむ、心外なことを言う。私はまだ降りるつもりはない」
坊やの言葉に耳を貸さない総帥。

坊や「明朝、ガウ攻撃空母でこのラブペガサスを強襲します。兄上を巻き込むわけには…」
総帥「好きにすればよかろう。私は降りるつもりはない。」
坊や「兄上!どうか聞き届けて…」
総帥「クドいッ!私はこの旅を楽しんでおる。それに次の目的地は連邦本部のあるジャブローらしいからな。」
坊や「分かりました。攻撃は止めません。が、生き延びてください」
そう言うと坊やは艦長室に向かうとリタイアの手続きを行い、北米基地司令室へと向かった。

思わぬことでジオンの地球方面軍を敵に回すことになったラブペガサス。生き延びることは出来るか?
162>>1だとです:2007/01/21(日) 01:58:32 ID:???
あのー、少しだけお願いなんですが、登場キャラクターも無限にいるわけではないので(特に女性キャラ)
リタイアさせるのだけ少し考えてもらいたいなと考えたり。
キャラが立ってる女性メンバーは意外と貴重だったりします。

まぁ、漏れもティファ死なせたり、ハマーンフラれたりとか書いてるのであまり言えませんが。
163通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 03:01:14 ID:???
サーセン・・・

久しぶりに動いたから嬉しくてつい・・・
164通常の名無しさんの3倍:2007/01/21(日) 22:39:22 ID:???
ひょんなことからジオン地球方面軍を敵に回すことになったラブペガサス。

メンバーが招集され坊やとメス犬のリタイアが伝えられた。
総帥「ガルマは明朝、ラブペガサスを強襲すると言い残して去った。なぜだ?
こうも言っていた。腐敗した連邦の艦に乗るのはもはや限界であると!
貴公等のために我々が苦難を強いられることとなるのだ。」

坊やの強襲宣言が総帥から伝えれるとどよめきが起こった。
しかし、慌てるのはスタッフばかりで歴戦の兵でもあるメンバーは関心を示すことはなかった。
一人足早にその場を後にすると死神はクワトロに連絡をとると坊やのリタイアを告げた。
クワトロ「なるほど、面白いことになってきたな。」
死神「正直言って艦隊戦になれば俺のガンダムも役には立たない。空中戦は苦手なもんでな。」

ラブペガサスの兵装ではさすがに太刀打ちできないことを悟った死神はクワトロに援助を請うつもりだったのだ。
クワトロ「いいだろう、反ジオンのゲリラたちに用意したガウがある。」
死神「そいつで迎撃するってことか?戦力は?」
クワトロ「一艦だ。まさか正面切って戦うわけにはいくまい。」
死神「奇襲か・・・」

ガウ一艦とまともな兵装を持たないラブペガサスとの共同でジオンの地球方面軍を打ち破るのは至難の業だ。
クワトロ「ラブペガサスは地上に身を潜めて旗艦が行き過ぎるのを待ってくれ。」
死神「気づかれたらどうする?」
クワトロ「それはこちらでうまくやる」
死神「そんなにうまくいくもんかねぇ?」
クワトロ「やってみるさ」

懐疑的にならざるをえないクワトロの提案に死神が逡巡しているその時、死神の部屋のドアをノックする音が・・・
美女「死神、ちょっといい?」
死神「チッ、こんな時に・・・悪いが通信は切るゼ。艦長にはさっきの手筈を伝えておく。」
クワトロ「分かった。」
通信を切ると、死神は寝起きを装ってドアを開けた。
死神「何だぁ?ヒトが気持ち良く寝てるってのに。」

美女「寝て・・・たの?」
死神「ウダウダ考えてもどうにもならネーだろ?」
美女「あのガンダムで叩くつもりかなと思ってたけど。」
死神「宇宙ならともかく大気圏内じゃムリだ。空は飛べネーからな」
美女「ラブペガサスにZが積んであれば・・・」
死神「ヤメヤメ、しみったれたのは嫌いな性分でね」

不安を隠せない美女をはぐらかすように死神は続ける。
死神「死にたくないなら、ゆっくり寝て、英気を養っとけ。」
美女「でも・・・」
死神「果報は寝て待てってネ」
そう言うと死神はドアを閉じた。

不安気な顔をしている美女を残して。
165通常の名無しさんの3倍:2007/01/22(月) 01:39:14 ID:???
ワッフル!ワッフル!
166通常の名無しさんの3倍:2007/01/23(火) 16:37:35 ID:???
リタイアとともに連邦への怒りからラブペガサス強襲を決意した坊やであった。

死神からの通信を受け、クワトロが向かった先は・・・ジオン軍北米基地だ!
ジオンのシャアとして最敬礼で迎えられると真っすぐクワトロが向かった先は司令本部である。
坊や「シャア!シャアじゃないか!どうしてここに?」
クワトロ「ここにペガサス級がきていると聞いてな。」
坊や「そうか!お前が来てくれたのなら心強い。あのペガサス級にはアムロ=レイも乗っている。」

旧友との再会に喜ぶ喜ぶ坊や。
クワトロ「ほぅ、アムロ=レイが乗っているのか。好都合だな。」
坊や「しかも、あのペガサス級にはまともな兵装もない。」
クワトロ「さすがだな。すでに敵戦力を調べ上げているとは。」
坊や「な、何、その、あれだ。敵を知らずに戦うなんてバカげているからな。」
自分がラブペガサスに乗っていたことは告げようとしない坊や。

クワトロ「それで、詳しい戦力は?」
坊や「ペガサス級の装備とガンダムタイプが一機。だが、空中戦では使い物にもならない代物だ。」
クワトロ「しかし、ガンダムタイプのビーム兵器は厄介だな。」
坊や「それがどうやらライフルのようなものは持っていないんだ。」
クワトロ「しかし、アムロ=レイが乗るとなるとどんな運用をしてくるか予想できるものではない。」

クワトロの言葉に坊やの顔が一層笑みを増す。
坊や「どうやら、ガンダムタイプに乗っているのはアムロ=レイではないらしい。」
クワトロ「千載一遇のチャンスというわけか。」
坊や「そうだ、ペガサス級とアムロ=レイを同時に亡きものにできれば連邦の士気は大いに低下する。」
クワトロ「こんなチャンスは滅多になかろう。私は最後尾で君の指揮を見学させてもらうとしよう。」
坊や「すまないな。シャア。」

クワトロの思惑を知るはずもなく、まんまと嵌められた坊や。死亡フラグが立ったか?
167通常の名無しさんの3倍:2007/01/24(水) 22:46:40 ID:???
クワトロが坊やと会っている頃、ブリッジに向かうメンバーがいた、死神だ。

ブライトどうしたものかな?」
アムロ「ジャブローからの連絡は?」
ブライト「ミノフスキー濃度が濃くてな。それに司令部はアテにならん。」
アムロ「せめて、俺にもMSがあればな。」
そう言うと、アムロは爪を噛む。昔から指摘されてきた悪い癖だ。

死神「邪魔するぜ。」
ふいに二人の会話に割り込む死神。
アムロ「死神か、ちょうどいい。あのガンダムを貸してくれないか?」
死神「ったく、どいつもこいつも・・・」
そう言うと苛立たしげに死神は噛みをかきむしった。

死神「相手は空の上だ。近距離装備しかないデスサイズじゃどうあがいても勝ち目はねぇ。」
アムロ「やってみるさ。」
死神「どうやるってんだよ?」
アムロ「・・・」
三人の間に重い空気が流れる。
アムロ「だが、このままでは犬死にだ。」

死神「だぁから、それを解決するために来たんだゼ。」
ブライト「解決する?」
死神「あぁ、まず、ラブペガサスを適当なところに隠す。」
ブライト「たしかに、この辺りには艦を隠すのに適してはいるが・・・逃げ切れるものではない。」
死神「逃げるんじゃない、敵の旗艦が行き過ぎるのを待って背後から撃墜する。」

アムロ「そんな案ならすでに出ているよ、結果は却下だ。」
ブライト「敵の旗艦がラブペガサス上空を通り過ぎるとは限らん。問題外だな。」
死神「俺が囮になる。デスサイズでラブペガサスの射程におびき寄せる。これなら問題はないだろ?」
アムロ「メス犬が乗って来た戦闘機で囮役を買って出る案も出したさ、だが、問題は後続部隊だ。」
死神「それなら問題はない。旗艦が撃墜されたら撤退する手筈になってある。」

死神の言葉に目を丸くする二人。
ブライト「それが真実なら賭けてみる価値はあるが・・・」
アムロ「徹底抗戦と言っても勝ち目はないしな。」
死神「少しでも可能性のある方に賭ける方がマシだろ?」
ブライト「仕方ない。アムロは戦闘機で死神はデスサイズでそれぞれ敵を誘導してくれ。」

それから間もなく、ラブペガサスはすぐに半壊したドームの中にその巨体を隠した。
168通常の名無しさんの3倍:2007/01/24(水) 22:48:46 ID:???
夜が明けると、アムロと死神は所定の位置にて待機していた。

死神「頼むゼ、赤い彗星さん。」
そう呟くと死神はジオンの編隊が姿を現すのを待った。10分ほどが過ぎようとする頃、
「あつ〜い」
自分以外に誰もいないハズのコックピットに女性の声が響いた。
死神「誰だっ!!」
冷静に銃を懐から抜くと死神は声のした方向へ銃口を向ける。

もぞもぞと動くそれは見覚えのある青いスカート・・・美女だ。
実は昨夜の三人の会話を盗み聞きした美女は死神がやってくる前にデスサイズに忍び込んでいた。
死神「何やってんだよ、遊びじゃねぇんだぞ!」
美女「だって、私だってパイロットだし、一人でじっとしてるなんて耐えられなかったから・・・」
死神「今からじゃラブペガサスまで戻すわけにもいかない、邪魔すんなよ。」
冷たく突き放すような死神の言い方にも嬉しそうな美女であった。

水平線から太陽が上るようにそれはゆっくりと頭をもたげた。
死神「来たか!」
一つ、また一つとガウがその巨体を現していく。
ラブペガサスが国境を越えるために乗り越えねばならない壁であった。
死神「さ〜て、どいつが旗艦だ?」
いつものおどけた表情は消え、そこにあるのは一つの非情なマシーンと化した死神であった。

死神はガウから確認できる距離まで近づく、むろん、ハイパージャマーは切ってある。
手筈どおりであれば、アムロの乗る戦闘機の方が自分よりも早く敵と接触しているはずだ。
しかし、ガウと接触する機影は一切見当たらない。
何かトラブルでも発生したのか、確認しようにもミノフスキー濃度が濃く通信は繋がらない。
せめて、自分だけでも陽動任務を果たさなければ、そう心に誓うと死神はデスサイズをガウの射程内へ飛び出した。

坊や「出て来たな、ガンダムタイプ。」
満足そうな笑みを浮かべると坊やはクワトロの計略が成功したことを確信した。
坊や「ガンダムタイプの陽動に引っ掛かったフリをして、ペガサス級の上空にて絨毯爆撃をかける。」
副官「はっ!」
副官の敬礼を見届けると、坊やはクワトロに連絡をとった。

坊や「シャア、お前の言う通りにペガサス級を見張っておいて正解だった。」
クワトロ「彼らが生き延びようとするなら正面から戦うわけはないからな。」
坊や「だが、事前に相手に計画の漏れている奇襲ほどマヌケなものはないな。」
高笑いを上げる坊やの表情はすでに勝利をその手中にしたかのようであった。
クワトロ(死神、君はいい協力者だったが、君の同乗者がいけなかったのだよ。)

坊やを嵌めたつもりが逆に嵌められていた死神、ラブペガサスは北米を脱出できるのか!?
169>>1だとです:2007/01/24(水) 23:43:54 ID:???
所々、日本語がおかしいのは仕様です。
ちなみに、この世界はジオンが存続していながらデラーズフリートもアクシズもネオジオンもあります。
アムロと同じ時代にウッソが生きてたりもします。種は漏れがよく知らないので存在しません。

まぁ、元々がGジェネのギャザービートという作品から世界観を得たものです。
ちなみに最初に思いついたのはカミンスキーさんの紹介文を書き込んだ時です。
ちなみにこんなん↓


590 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2006/09/14(木) 15:02:39 ID:MVz2IhvC0
>>589
ロシアからきたカミンスキーです。ミーシャと呼んでください!

<ナレーション>
ロシアからやってきたミーシャはジオンのMS乗り。
愛機はケンプファー、コックピットでもボトルを手放すことはない大の酒好き。
170通常の名無しさんの3倍:2007/01/25(木) 22:26:52 ID:???
クワトロの計略にまんまと嵌められてしまった死神。

死神「鬼さんこちらってね。」
ガウの対地攻撃は全くの的外れと言って差し支えないものであった。
当初の計算よりも余裕ができた死神は目標のポイントまでの距離を測っていた。
美女(旧式とはいってもここまで命中精度が低いものなの?)
死神「ったく、図体だけデカくてもねぇ。」

一方、坊やの旗艦では。
坊や「ガンダムタイプには目標ポイントまで誘導してもらう。威嚇射撃以外は禁ずる。」
副官「了解であります!」
デスサイズの陽動に引っ掛かるフリをするために坊やがあえて的を外すように命じていた。

死神「あと、三分ほどか・・・」
ガウは編隊を一切、崩さずに追尾して来ている。
美女「何か、うまくいき過ぎな気が・・・」
死神「そりゃ、出来レースだからな。」
相変わらず、的外れの攻撃が続き、機体を掠めることすらなかった。

死神「見えた!さぁ、反撃だ!」
ラブペガサスの隠れているドームを視認出来る位置に着くと、緩んでいた死神の顔が厳しくなった。
このまま行き過ぎて、ラブペガサスの砲塔が火を吹くのを待つだけだ。
もちろん、怪しい行動は出来る限り避けなければならない。
死神は気を引き締め作戦の手順を頭の中で反芻していた。
だが、その思考はそれまで黙っていた美女の一言で中断を余儀無くされた。

美女「死神、気を付けて!」
ガウが現れる前から戦場にあったクワトロの気配をニュータイプである美女は気付いていた。
とはいえ、それが旅の仲間であった大佐のものだとは気付かなかったのだが。
死神「邪魔すんなつったろうが!」
美女「嫌な気配がする、ザラザラするような・・・」

美女の言葉に首を傾げる死神、すでにデスサイズは最終ラインを踏み越えようとしていた。
美女「ダメッ!!」
微かに感じていただけの嫌な気配がこんどはゾクリとするほどに強い気となって美女を襲った。
死神「チッ、何だってんだ?」
すでに最終ラインは踏み越えた。あとはラブペガサスの射程に引きずり込むだけだった。
しかし、死神はモニターに写し出されたガウが爆雷を投下するためのハッチが開くのを見て失敗を確信した。

死神「こちら、死神、ラブペガサス!応答してくれ!!」
叫ぶようにラブペガサスとの通信を試みる死神。しかし、ミノフスキー粒子が濃く通信が繋がることはなかった。
ガウのブリッジではデスサイズが最終ラインを踏み越えたのを確認し爆撃のカウウトダウンが始まっていた。
勝利を宣言するかのような高らかな笑い声を上げて坊やは酔いしれていた。

ラブペガサスの終わりを告げるテンカウントが今、副官により唱えられようとしていた。
171通常の名無しさんの3倍:2007/01/26(金) 13:31:56 ID:???
ラブペガサスの上空を通過しようとするガウ、爆撃が始まろうとしていた。

副官「10,9,8」
心地良い感覚が坊やの体を突き抜ける。
坊やは勝利を確信するとブリッジでテンカウントを唱和する部下たちの輪に入った。
坊や「7,6・・・」
と、その時、機体に危険が迫っていることを告げるアラームがブリッジに鳴り響いた。

唖然とした面持ちでブリッジの外を見渡す坊やとクルーたち。
勝利を確信してしまった彼らの何人かは愚かにも持ち場を離れていた。
すでに視認出来る位置に超高空に星と見間違える光が瞬く。
彼らがその正体に気付くよりも前に戦闘機の機銃はガウのブリッジを撃ち抜いていた。
それはアムロの駆る戦闘機であった。

次々にアムロにより撃墜されるガウを認めるとクワトロは作戦の変更を決断した。
クワトロ「全艦に通達、旗艦撃墜、速やかに帰投せよ。」
元より、どちらが倒れてもクワトロからすればザビ家への復讐を果たせた。
最良の結果は共倒れではあったが、それは望み過ぎというものだろう。
クワトロ(ガルマ、君は良い友人だったが君の父上がいけなかったのだよ。)

クワトロは今は亡き友人に語りかけた。
もはや、地上に叩き付けられ原型を留めていないガウの残骸をモニター越しに見ながら。
艦を動かしているゲリラたちはしきりにラブペガサスの攻撃を主張したが、彼はそれを制止した。
クワトロ「彼らならば、あるいは・・・」
誰にともなく呟くクワトロ、その視線は空へと飛び立とうとするラブペガサスに向かっていた。

アムロの活躍により危機を乗り越えたラブペガサスはデスサイズとアムロの戦闘機を収容すると
スタッフからはアムロに惜しみない賛辞が送られ、一人で部屋に戻る死神を美女はただ見ているしか出来なかった。
最大戦速で戦場を後にすると、ラブペガサスは次の目的へと向かった。
本来の目的地であったジャブローへと舵は切られた。

しかし、この時はまだ誰もこれがジオンとの戦いの始まりでしかなかったとは気付きもしなかった。
172通常の名無しさんの3倍:2007/01/26(金) 19:55:53 ID:???
乙!よかったぜ!
今の戦力じゃ戦闘が厳しすぎるな・・・
新メンバーが誰でも乗れる機体を持ってきて欲しい
173通常の名無しさんの3倍:2007/01/27(土) 14:21:03 ID:???
ジャブローへと向かう道中

総帥の部屋ではいつもの二人が話をしていた。
カテ公「弟が死んだってのに平然としていられるんだね。」
総帥「悲しむ義務があるワケでもなかろう。」
カテ公「・・・」
カテ公は思い出していた。ウーイッグで殺された父のこと。

総帥「それよりもカテ公よ、貴公にMAを与えよう。」
カテ公「MA?」
総帥「そうだ、貴公の父を失ったのも全ては連邦の無力故だ。」
カテ公「連邦の無力・・・」
たしかに父に殺されねばならなかったいわれはない。

総帥(そうだ、そうやって連邦を憎むが良い。)
俯いて唇を噛み締めるカテ公を見やりながら、満足そうな笑みを浮かべる。
今のカテ公にはかつてのお嬢さんだった頃の面影は一切ない。
父を失いザンスカールで兵士として生まれ変わっていたのだ。
そのカテ公を弄ぶかのように総帥は更に彼女を追い詰めようとしていた。

カテ公「それでそのMAってのは一体?」
総帥「名をアプサラスという。」
カテ公「アプサラス?」
総帥「知らぬのも無理はない。秘密裏に開発していたものだからな。」
カテ公「秘密裏?」
総帥「うむ、機体は一度失われたが、設計図が本国に残っていてな。」

総帥の言葉に釈然としないカテ公。
カテ公「失われたってのは撃墜されたってことかい?」
総帥「その通りだ、連邦の一個大隊を相手にしたせいでな。」
カテ公「一個大隊・・・そいつはすごいね。それで標的は?」
総帥「このラブペガサスだ。」

きっぱりと言い放つ総帥に目を丸くするカテ公。熱血がいなくなったラブペガサスに勝ち目はあるのか?
174通常の名無しさんの3倍:2007/01/27(土) 23:40:46 ID:???
ジャブローへと向かう道中にてラブペガサス攻撃が画策されていた。

ブライト「手の空いている者は窓の外を見ろ、フラミンゴの群れだ。」
先日の戦闘により疲れたスタッフをいたわるブライトであった。
幾人かがフラミンゴを見守る中、突如、フラミンゴの群れが蜘蛛の子を散らすように
四方へと飛び去ると巨大な鉄の怪鳥が姿を現した。連邦の戦闘機・ファンファンだ。
ブライト「あのファンファンから収容信号?」

ブリッジにいるのはブライトとアムロ、そして美女の三人とスタッフだけたったが、
次の信号を受けたブライトは死神と総帥、カテ公を呼び出した。
部屋に籠もりっきりだった死神と久しぶりに顔を合わせても話しかけられないでいる美女。
総帥「何のようだね、館長?」
ブライト「間もなく入ってくる。」
カテ公との密談中であった総帥は不満げである。

少しの間を置いて入ってきたのは連邦の制服をパリッと着こなした初老の男性、
そして、もう一人は十代であろうかこちらは若い黄色の制服に身を包んだ女性である。
女性「グリーンノア出身、ファ=ユィリィ曹長です、ナースと呼んでください。」
グリーンノアから来たナースは某ゲームですっかり修理装置がお馴染みとなった機体に乗るパイロット。
本人も看護イメージが強い名実ともにナースな新メンバーである。

アムロ(何だろう?この感じ、どこかであったことがあるような!?)
死神(ナースねぇ、俺とは全く正反対の人間だな。)
総帥(えぇい、新メンバーなどどうでも良い!)
美女(仲良くなれそう♪)
カテ公(真メンバーねぇ、死人が増えるだけじゃないかい。)

そして、もう男性も口を開いた。
男性「エイバ=シナプス、乗艦命令により本日付でラブペガサス配属となった。よろしく頼む」
総帥「配属?」
そう、艦長のブライトとはここでお別れ、今度の艦長は一見、実直な絵に描いたような軍人。
冷静で艦長としても有能な新艦長である。
ブライト「色々あったが、みんな良く頑張ってくれた。礼を言う。」
スタッフから花束を受け取り、挨拶をするブライト。

アムロ「ブライト、世話になった。」
ジオン戦では副官としての役割も果たしたアムロはブライトと手を取ってお別れ。
美女「艦長、お世話になりました。」
敬礼をして、ブライトに礼を述べる美女。
ブライト「良い恋をしろよ。」
そう、忘れているかもしれないが、この哀のりの旅は真実の愛を探す旅である。

そして、新メンバー・ナースの加入で死神と美女の恋が大きく動き出そうとしていた。
175>>1だとです:2007/01/27(土) 23:46:53 ID:???
間違いまくッぽ。脳内補完してください。
つぅわけで艦長交代。艦長キャラは使えそうで使えないので。
男性キャラはジュードー(非ジュドー)とキング・オブ・ハートなあのヒトとで迷い中。
176通常の名無しさんの3倍:2007/01/31(水) 23:40:14 ID:???
新メンバー・ナースを迎え、6人となったラブペガサス。

シナプス「アムロ君ちょっといいかね?」
ナースを迎え、はしゃぐ美女と沈鬱な表情の死神、相変わらずの総帥とカテ公には構わず
新艦長・シナプスがアムロを呼び出した。頷き艦長室へ付いて行くアムロ。
未だブライトの地味さが拭えない艦長室にシナプスも自然と溶け込んでいた。
新任の艦の艦長室を満足げに見渡すとようやくシナプスが口を開いた。

シナプス「アムロ=レイ特別少尉、先のガルマ=ザビ撃破の功をもって大尉に特進とする。」
アムロ「大尉に?」
シナプス「そうだ、要するにこれからはアムロ(CCA)ということになる。」
アムロ「アムロ(CCA)?」
意味が分からずに聞き直すアムロ。

シナプス「気づいていないかも知れないが、先日から一人称が「僕」から「俺」に変わっている。」
困惑するアムロ。無理もない。一人称が変わったのは心境の変化に過ぎないのだから。
シナプス「ご都合主義というモノだ。覚えておき給え、大尉。」
アムロ「ご都合主義?」
ここに至って伝家の宝刀・ご都合主義を持ち出すシナプス。

それまで柔和なだった顔を険しくするとシナプスは本題を切り出した。
シナプス「実は先のガルマ=ザビ撃破によってジオンとの戦端が開かれた。」
アムロ「ジオンと?」
シナプス「そうだ、これを重く見た官僚は講和に踏み切ろうとしている。」
アムロ「ジオンが乗ってくるとは・・・」

シナプス「その通りだ。ジオンは交戦状態になることを望んでいる。」
アムロ「ラブペガサスはこれから敵の標的となる・・・」
シナプス「そうなるだろうな。しかし、上層部は我々に戦力を与えるつもりはない。」
アムロ「しかし、このままでは・・・」
シナプス「上層部にはニュータイプと囁かれる君のことを良く思っていない者も少なからずいる。」

アムロの顔が沈鬱な表情に変わる。
アムロ「ラブペガサスが沈めば厄介者を処理できる上にジオンと講和を結べると。」
シナプス「そのために君には大尉という名誉を与え、実権を奪う。」
アムロ「せめて、ガンダムがあれば・・・」
シナプス「次の目的地はジャブローだ。MSなど腐るほどある。欲しければ奪えば良かろう。」

なんと、MS強奪をアムロに提案するシナプス。ラブペガサスの戦力増強なるか?
177通常の名無しさんの3倍:2007/02/01(木) 11:10:37 ID:???
急展開wktk支援age
178通常の名無しさんの3倍:2007/02/01(木) 22:11:16 ID:???
シナプスがアムロを呼び出していた頃。

美女「ナースは仕事もナースなの?」
ナース「え、仕事は何だろう?幼馴染みがちょっとあって看病してたくらいというか・・・」
美女「ちょっとあって?」
ナース「うん、戦争でね。」
美女「そっか。」
まさか、ナースが自分の先輩だったとは思いもしない美女であった。

総帥「では、我々はこの辺りで失敬するとしよう。行こうか、カテ公。」
カテ公「ああ。」
ナースと会話することもなく立ち去る総帥とカテ公。
美女「あの二人、早くどっちかが告白すればいいのに♪」
二人がラブペガサスを狙っているなど思いもしない美女。

美女「ねぇ、死神も・・・」
死神「俺も部屋に戻る。」
久しぶりに話す機会を得た美女であったが、死神はそそくさと部屋へと戻ってしまう。
ナース「私、歓迎されてないのかな?」
美女「そんなことないって。」
死神の態度に心ここにあらずな美女であった。

美女「ラブペガサスの案内でもしようか?」
ナース「お願いします。ペガサス級は乗ったことがなくて・・・」
美女「ペガサス級は?」
ナース「うん、前に戦艦に乗ってたことはあるんだけど。」
美女「従軍してたの?」
思いもかけないナースの言葉に驚きを隠せない美女。

ナース「一年くらいだけどね。幼馴染みの付き合いみたいなもので。」
美女「へぇ、幼馴染みはパイロットだったの?」
ナース「えぇ、ニュータイプとかもてはやされたこともあったけど。」
美女「凄腕だったんだ。」
ナース「だけど、戦争には向いてなかったんだと思う。」

やはり、死神のことが気にかかるのか突っ込んだ質問はしない美女。
いつもの彼女であれば、ナースの幼馴染みが自分が駆ったZの設計に携わり、
エゥーゴのエースでもあったカミーユ=ビダンであると分かっただろう。
ナース「美女はこの旅で好きなヒトはできた?」
美女「え?あ、うん。」
ナース「さっきの?」

実はナースもニュータイプである。
相手と分かり合うまではないにせよ、すばらしい勘の持ち主ではあった。
ナース「何だか、悩んでるみたい。」
美女(鋭い。)
ナース「力になってあげたら?」
それが出来ればと唇をかみしめる美女。

恋に悩む美女と新メンバー・ナースの死神を巡る女の戦いが始まろうとしていた。
179通常の名無しさんの3倍:2007/02/01(木) 23:56:17 ID:???
乙!乙!wktk!
180通常の名無しさんの3倍:2007/02/02(金) 19:14:44 ID:???
続き気になり杉・・・眠れんではないか!!
181通常の名無しさんの3倍:2007/02/04(日) 14:18:28 ID:???
続きまだぁ〜〜〜〜
182通常の名無しさんの3倍:2007/02/07(水) 12:22:15 ID:TZSLMu8W
・・・
183通常の名無しさんの3倍:2007/02/08(木) 17:21:26 ID:???
俺的には、ジュドーは宇宙編までださなくていいと思います。新しい人はグレミーがいいな。旅するにつれて爽やかから謀反人になるから
184通常の名無しさんの3倍:2007/02/08(木) 21:59:22 ID:???
>>183君勘違いしてるよ。


あと多分だけど作品かぶらないようにしてると思う。新メンバーはG、∀、0083辺りからと思う
185通常の名無しさんの3倍:2007/02/09(金) 12:39:01 ID:???
アムロがアムロ(CCA)となり、新メンバーも迎え新たな旅が始まろうとしていた。

現在、ジャブローまで半日足らずで到着という頃。
メンバー達が寝静まったこの時間に艦長室をノックするメンバーがいた。
おもむろにドアを開けるシナプス。そこにいたのは総帥とカテ公だ!
シナプス「何だね、こんな時分に?」
総帥「少し保安の面で話があってな。」
シナプス「保安?」
怪訝な顔で問い返すシナプス。

総帥「うむ、先日のように襲撃を受けてはかなわんからな。」
シナプス「しかし、武装も上層部から渡されたもの以外は持ち込みでもない限りは・・・」
総帥「だからだ、艦長。私がラブペガサスにMAを提供しようというのだ。」
シナプス「MAを?」
総帥「そうだ、パイロットはカテ公に務めてもらう。」

思案を巡らせながら、シナプスは総帥の提案を聞いていた。
たしかに戦力増強は今のラブペガサスに最も必要なことである。
しかし、MAとなると話は別だ。局地制圧すら可能なものを上層部が許すかどうか・・・
シナプス「一度、上層部と話をしてみない限りは・・・」
まずは儀礼的な措置を執る必要があると判断したシナプスであった。

総帥「では、これからラブペガサスが危機に陥った場合には連邦政府が動いてくれるのか?」
シナプス「動かんだろうな。しかし我々は軍隊ではない。過ぎた力は必要ない。」
総帥「我々には自衛のため戦力が必要なのだ。艦長とて死にたくはあるまい?」
シナプス「それはそうだが・・・」
総帥「許可が下りればすぐにでも届く手筈になっている。決断をしてもらおう。」
有無を言わせない総帥の断固たる態度にたじろぐシナプス。

シナプス「分かった。許可しよう。」
苦汁の判断を下したシナプスであったが、これが新たな火種になろうとは彼には思いもよらなかった。
186通常の名無しさんの3倍:2007/02/09(金) 18:52:41 ID:???
>>106ああ・・・熱血に働いてもらう事ってアプサラスだったのか・・・
187>>1だとです:2007/02/09(金) 23:13:55 ID:???
うむ、熱血はお笑いキャラを担ってもらっていたので、ジャブローで働かされて。
ラブペガサスのジャブロー到着と同時に復帰、まもなくアプサラス投入。
で、カテ公&総帥と対峙する予定だったわけですが、まぁ、何とか切り抜けられるかなと。。。

まぁ、あの公文書偽造が得意なあの方にも登場してもらうつもりでしたが、ベタだし、違う方向を模索しまふ。
188通常の名無しさんの3倍:2007/02/13(火) 13:43:54 ID:???
夜が明けると、ジャブロー到着の日、そして、新メンバー合流の日を迎えた。

美女「ジャブローかぁ、エアコンが効いてて快適なんだってね♪」
アムロ「いい気なものだな。」
美女「新メンバーも来ることだし♪」
ナース「私は同期になるんだ。」
フォン・ブラウン、北米と経てなおラブペガサスは初期メンバーが半分以上を占めていた。
新メンバーと聞いて少し緊張ぎみのナース。

美女「何だか、見渡す限り森って感じだけど・・・」
アムロ「ジャブローは地下に存在するんだ。」
美女「なるほど、それでエアコン完備なわけだ。」
雑談をする三人を見ながら、シナプスは総帥の提案を受け入れたことを悩んでいた。
ピーピーとジャブローからの連絡が入るとシナプスは無事にジャブロー到着の任を果たせたことに安堵した。

シナプス「みんな聞いてくれ!これよりジャブローへと降下する。」
美女「ジャブロー♪」
アムロ「ジャブローか・・・」
この時、アムロはまだ知らなかった。新メンバーが自分にライバル心を燃やして待っていることなど。
189通常の名無しさんの3倍:2007/02/13(火) 23:48:14 ID:???
乙!
楽しみにしてるっす。頑張ってノシ
190L-point ◆Spt.96.RcA :2007/02/14(水) 14:43:55 ID:???
>>1でございます。
今週末から他板で恒例のイベントが開かれるため、あまり書けなくなるやも知れず。
そろそろ、コテをさらしておこうかとおもう次第であります。


地下に隠された連邦本部ジャブローの入り口が開いた。

美女「スゴーい♪」
ナース「森がカムフラージュだなんて・・・」
総帥「遂に来たか」
カテ公「ラブペガサスの次はこいつを叩き潰すわけだね。」
死神(ジャブローか、仕事で来ることになるかも知れないから見ておくかな、色々と。)
アムロ「重力の井戸・・・その象徴だな。」

様々な思惑が交差し、ラブペガサスは遂にジャブローに到着した。
美女「ジャ・ブ・ロー」
一人浮かれる美女は真っ先にラブペガサスを降り立った。
そんな美女の目の前にズングリとした男が一人。
アムロ「ハヤト!?ハヤトじゃないか!」
旧友との思わぬ再会に驚きを隠せないアムロ。

ハヤト「サイド3から来た、ハヤト=コバヤシ。ジュードーって呼んでください。」
サイド3からやって来たジュードーはアジアの古い武術が得意なシャイボーイ。
職業はMS博物館の艦長、パイロットとしても優秀な元軍人。
アムロには負けない!を胸にラブペガサスの旅に参加した。

アムロ「ジュードー?ハヤトが新メンバーなのか?」
ジュードー「そうだ、アムロに負けてたまるかよ」
アムロ「負けるだって?ハヤト、一体、何を言って。」
美女「知り合い?」
アムロ「あ、あぁ。サイド3で一緒だった。昔、同じ艦にも乗っていたんだ。

アムロの脳裏にかつての戦場の記憶がよみがえる。
ジュードー「北米ではお手柄だったそうじゃないか。」
美女「・・・」
ジュードーの言葉に北米での苦い思い出が蘇る。
あの時以来、意中の死神との距離を縮められずにいた。

ジュードーの加入にアムロとはまた違う反応を示すメンバーがいた。
死神(ハヤト=コバヤシ、元独立13部隊のMSパイロット、裏の顔はカラバの大物だな。)
アムロを刺すように見つめるジュードー、そしてそのジュードーを刺すように見つめる死神。

さらにその死神を見つめる美女、複雑な一方通行の矢印が描かれようとしていた。
191通常の名無しさんの3倍:2007/02/15(木) 21:09:30 ID:???
>>190
ハヤトはZの時なの?
アムロに対抗心持ってるのは1stっぽいけど
192通常の名無しさんの3倍:2007/02/15(木) 23:36:58 ID:???
深く考えるなや。スパロボの延長くらいで
193L-point ◆Spt.96.RcA :2007/02/16(金) 01:05:06 ID:???
>>191
Z時代の落ち着きはフラウとくっついた余裕かなと思いまして。
194通常の名無しさんの3倍:2007/02/19(月) 21:06:46 ID:???
更新されないなんて嫌だぁあぁあぁぁぁ・・・
195通常の名無しさんの3倍:2007/02/24(土) 08:27:02 ID:01zwH6h0
待つさ・・・いつまでも・・・
196通常の名無しさんの3倍:2007/03/07(水) 12:45:06 ID:???
ほーち!ほーち!ほーち!
197通常の名無しさんの3倍:2007/03/18(日) 20:15:32 ID:???
(´・ω・`)
198通常の名無しさんの3倍:2007/03/22(木) 23:37:50 ID:???
まだですかね・・・
199L-point ◆Spt.96.RcA :2007/03/26(月) 11:30:33 ID:???
お待たへしますた。向こうも最後に一難なりましたが無事終りますたん。


ついに連邦本部ジャブローへと到着したラブペガサス、新メンバー・ジュードーが哀のり。

ジュードーを迎えた途端に緊急召集をかけたシナプス、呼び出した相手は…アムロと死神だ!
死神「何だよ。艦長?」
アムロ「俺たち二人に話とは一体?」
シナプス「うむ、実は総帥の提案でMAを提供してもらうことになった。」
死神「MA?怪しい香りがプンプンするぜぇ。」

シナプス「死神の言う通り、身分を偽ってはいるが総帥はジオンのギレン=ザビだ。」
アムロ「だが、パイロットとしては素人だろう?」
シナプス「総帥自身はな…」
死神「まだ続きがあるってことか。」
アムロ「艦長包み隠さずに話してくれないか?」
二人の歴戦のガンダム乗りの反応にシナプスは確かな手応えを感じていた。

シナプス「パイロットにはカテ公を指名している。」
死神「あいつか…たしか、月でネモに乗って大佐を襲撃したことがあったな。」
アムロ「それは暴走だったんじゃないのか?」
死神「いいや、あれは暴走なんかじゃない。明らかに手馴れたパイロットがそう見せかけている。そう感じたね、俺は。」
シナプス「カテ公の経歴も調べてみた。どうやら彼女にはザンスカールでMSの操縦技術を身につけていたフシがある。」
死神「やっぱりか。」

アムロ「止めなければ、大変なことになるぞ。」
シナプス「その通りだ。連邦本部であるこのジャブローにMAを進入させたとあらば…」
アムロ「開戦を突きつけてきているジオンからすれば喉元に匕首を当てたようなものだな。」
死神「それなら俺が先に総帥を暗殺してやろうか?」
アムロ「いや、それはジオンにとって大した痛手にはならないだろう。」

アムロの言葉に頷くシナプス。
シナプス「うむ、たしかに総帥不在で開戦を突きつけてきているくらいだからな。」

立場のない総帥であった…
200通常の名無しさんの3倍:2007/03/29(木) 17:57:05 ID:???
キタ━q(゚∀゚)p━!!!


死神やっぱスゲェ!ネモの時に居なかったのに!
201通常の名無しさんの3倍