1 :
通常の名無しさんの3倍:
2 :
通常の名無しさんの3倍:2005/12/08(木) 23:04:05 ID:fQg8xDng
アクシズの愉快な仲間たち。主食はスパム、おやつはプリン。
シャア・アズナブル…アクシズ一家の転落王。
この歳にして手に入れた友人と幼女に囲まれた生活に、人生をやり直している気分との発言も飛び出す元総帥。
でもアクシズ弾劾裁判だけは勘弁な!
アムロ・レイ…アクシズ一家の良心。
シャアに人生を狂わされている機械オタの元ヒッキー(連邦軍エースパイロット)。
腐れ縁が続いて一緒にアクシズで漂流生活を送る羽目に。
技術力を生かして今日もアクシズのどこかで修理作業中。家事万能、漂流一家の大黒柱。
プル達…ニュータイプの少女エルピー・プルをベースにグレミー・トトが兵器として作り出した12人のクローン。肉体年齢は10歳。
プルA〜Lとぞんざいな命名でモルモット扱いされていた上に、アクシズの冷凍睡眠カプセルに6年間も放置されていた。
漂流中のシャアとアムロに解放され、騒々しくも平和な毎日を送っている。
3 :
通常の名無しさんの3倍:2005/12/08(木) 23:04:26 ID:fQg8xDng
プルA…多分姉妹で一番オリジナルの「プル」に似た性格(甘いものとお風呂が大好き。天真爛漫)
喫茶店跡でみつけたレシピが宝物。いつかチョコパフェ食べたいな。
プルB…姉妹中では最もプルツーに似ている(責任感が強く、独立独歩を愛する)
たまには一人になりたくて散歩します。 12姉妹中ではあまり目立たないけど、やる時はやります。
アムロが遭難しかけた時救出した功労者の1人。
プルC…おとなしくて無口。恥ずかしがりや。お裁縫はじめました。
ちょっとだけアムロを意識してますが、まだまだコドモです。
プルD…オヤジっぽい。豪快に笑ったり人情話で泣いたり。はっきり物を言う。
メカの扱いも得意。難しい事を考える前にまず手を動かしてみるタイプか。
でも裁縫なんかは苦手らしく、他の娘に袋を作ってもらったりしている。
プルE…無口無表情。ア○ナミ系。ママに潜在的甘えッ子。
「バカなの?」とか天然でマジメに訊いてしまうところはまだちょっと年齢の割に幼いかも。
「がんばれ」「まけるな」のくじけない魂も持つ、12姉妹の白眉(実は「お父さん」も結構気に入っているらしい)。
プルF…辛口お姉さん系(セイラ風)。ちょっと寒がり。優しさ装いつつトゲがある。昨今名言増大中。
(実は閻魔帳(ガクガクブルブル)をつけている・・その中身を知った者は(あうあうあうあうあうあ))
プルG…普通の「プル」の性格だが、男言葉で喋る俺女。Eと仲良し。
星座に夢見る少女らしい面も。シャアの王子様らしい面をちょっとだけ意識。
星座事件でも、某ミュージック事件でも(笑)、シャアの方が悪いのに
きっぱり流したり、「ワルカッタヨ(TT)」と、謝ったりする所は好漢。竹を割ったような娘かな。
プルH…やり手の電波娘。NT能力12人中最強。実は策略家か!?
時々ララァになっていた(笑)が、最近は本人も段々目覚めつつある(恋するIなどの影響か)。
成長して、だんだん死者たちの業を乗り越えつつあるかも。
プルI…マジメで理路整然と喋る。シャアと日夜壮絶なディベートを繰り広げるプチギレン。
シャアの得体の知れない面や怖い面をちょっと知りながらもダメ男と急速接近(笑)、
自分の心が自分で割り切れないのに戸惑う乙女。
プルJ…軍人気質。シャアを「大佐」と呼ぶ。不器用に大佐ラブ、恋のためなら命賭けます。
IやHと違って、演技や計算で自分や他人を誤魔化す事が全然出来ない分、恋はいつも体当たり。
でも自分の気持ちに素直な分、恋の悩みも少ないかも。最近Iと結んだ淑女協定でちょっと複雑かな?
プルK…人当たりがよく落ち着いている(ミライ風)。誰に対しても敬語で喋る。
伝記作者のように、日常生活を静かに送りながら全てを見ているヒトになるのかも。
プルL…怖がりですぐに泣く。末っ子系。マイナス感情に敏感。宝物の「お父さん」をいつも抱いている。
ハロ部隊…度重なる改造を加えられ、今その機能を正確に把握してるのはアムロのみ。
スレ立て乙
乙!
次はスレタイ二桁突入か・・・
ここまで来たか…
アクシズの行程、道未だ通し。
このスレまだあったの?
漏れも参加してみよ…
>>1乙!
最近職人さんも戻ってきたり、新しく生まれたり、まだまだ旅は続きそうですな。
シャアが赤いちゃんちゃんこが似合う歳になるまで続いてほすい。
今日も今日とてアムロは趣味の発明に精を出していた。
奥のモニターはスクリーンセイバーが起動しており黒雲と稲光がマッドな雰囲気を演出していた。
「出来たぞ、これでアクシズの生活は数倍楽になる! 地球連邦軍バンザーイ!」
徹夜のしすぎでだいぶ壊れつつあるようだが、まあ、いつものことだろう。
「ははははははははは!」
狂気が張り付いたようにも見える顔をモニターの光が照らしていた。
「みんな、すごいものが出来たぞ!」
珍しく、誰にも起こされることなく起きてきた(そもそも寝ていなかっただけだが)アムロが、朝食の席で声を張り上げる。
「なに? チョコパフェとか?」
「新しいMS?」
「裁縫マシン改?」
「分かった、新型の工作機械だ!」
「通常の3倍のスピードで野菜が育つ農耕プラント?」
「シャア専用お仕置き道具とかですか?」
「シミュレーターの新しいプログラム?」
「そちらの眼鏡のおじ様が持っている古そうな回路ですか?」
「量子コンピュータでも作ったのか?」
「たい…あ、いえなんでもないです」
「何かしら? 図書室の蔵書管理システムとか?」
「お父さんの新しい服?」
「サザビーの性能が数倍に跳ね上がる回路とかか?(バキッ)ごぶぉ!!」
アムロはシャアを鉄拳で制裁し、
「全然違ーーう!!」
と大声で叫ぶ。
まったくもう、とかいいながら発明品を取り出すアムロ。
「これだ!」
ジャン!
取り出したのは一見何の変哲もないハロだった。
「ただのハロじゃん」
その台詞を予期していたようにアムロは笑う。
「甘いな、ただのハロとはハロが違う! 自己再生、自己増殖、自己進化。三つの機能を搭載した究極のハロ。名付けて、「アルティメットハロ」だ!」
. ,. -─‐- 、
/。 。 r\ チーン
/ ,.-─- 、 ヽ、.ヽ
!/ ヽ、._, ニ|
. { Ultimate ,'
ヽ /,ソ
. ヽ、.____r',/
「そんなにすごいものには見えんのだが(ドカッ)ぎょぶぅ!!」
「馬鹿野郎!」
再びシャアを鉄拳で制裁したアムロが叫ぶ。
「こいつは工作用マニピュレータを装備し、自分で自分を作ったり、さまざまな役に立つ道具を全自動で資源から作ってくれる「オートマン」タイプのハロなんだ!」
聞いていた全員「?」を頭に浮かべる。撃ち抜けば記憶をなくしそうなくらいに。その様子に寝不足でテンションがおかしいアムロはじれったそうに頭を掻き毟る。
「ああ、もう! とにかく見てろ!」
アムロはハロの起動スイッチを入れる。
,r‐、 , -、
! ヽ / }
ヽ、 ,! -─‐- 、{ ノ
((/。 。 r`'、´ )) ピコッ!!
/ ,.-─- 、 ヽ、.ヽ
!/ ヽ、._, ニ|
. { Ultimate ,'
ヽ /,ソ
. ヽ、.____r',/
ハロはかすかに身震いすると、手近にあった机を解体し、ものの数分で自らの分身を作り上げた。
そして二体になったハロは手近なものを解体し2体が4体、4体が8体といった具合に増えていく。瞬く間に部屋は穴だらけになり始めた。
自分の服まで解体しようとするハロを蹴っ飛ばしながらシャアが口を開く。
「増殖を抑制する機構は入っているのか? このままではアクシズはすべてハロになってしまうぞ」
「あ…」
その後、一家総出でハロを捕まえ、機能を停止させ宇宙追放処分とした。
そして、当然だがアムロはアクシズ弾劾裁判にかけられた。
プルズ「ま さ か の 時 の
⌒⌒ヽ ⌒⌒ヽ ⌒⌒ヽ
(γ ノ|ノ)从 ) (γ ノ|ノ)从 ) (γ ノ|ノ)从 )
‖*`∀´ノ ‖*´ー`ノ ‖*^∀^ノ
丿~ † ~ヾ 丿~ † ~ヾ 丿~ † ~ヾ
ん 八 ) ん 人 ) ん 人 )
んU〜Uゝ んU〜Uゝ んU〜Uゝ
ア ク シ ズ 弾 劾 裁 判!」
このハロが数奇な運命を経て別世界へと辿り着き、いずれアルティメットガンダム細胞の基となり、その世界を混乱に陥れるのだが、それはまた、別のお話。
さらに、一部が数奇な運命を経て外宇宙に流れ、そこで機能解析と超小型化が行われ、機動兵器に搭載。後に地球圏へと舞い戻り「月光蝶」となって文明を灰燼に帰すことになるのだが、それもまた、別のお話。
GJ!!
前スレでも新スレでもSSが続出してるよ…
ハ…ハロすげー……
アムロもすげー
プルズもすげー
シャアはすけべー
アムロが弾劾裁判受けるの初めてジャマイカン?
だれが弁護人になるんだろ?
Fだとおもわれ
内容は覚えてないけど以前受けた気がする。
内容は覚えてないけど。
>>9-10さん、GJです。大笑いさせていただきましたw
SS投下します。前スレ終盤の例の本の謎がいよいよ明らかに…。
「確かそこの突き当たりを右、だったな…。」
アクシズ内部のとある区画に、金色のノーマルスーツに身を包んだ我らが赤いダメオヤジ
ことシャア・アズナブルの姿があった。
「懐かしい、とでもいうべきかな。」
シャアは目的の部屋の前に立つと、装飾が施されて一際壮麗なつくりの扉に鍵がかかって
いないことを確認し、ゆっくりと開けた。
アクシズにおけるシャアの主な仕事は三つある。
アクシズの航路計算および調整。
植物栽培プラントの管理および生産。
そして、今回のようなアクシズ内部の探索である。
ただ、最近はアクシズの探索作業はほとんど行われていない。
なぜならば、下の二つの仕事の目的は食料の確保であり、植物栽培プラントの生産量が順
調に推移していること、そして安全に探索できる区画をほとんど調べ尽してしまったこと
が現在の状況であるからだ。
もはや探索していない区画は、隔壁や天井が崩落し、なおかつMSはおろかプチモビすら
入り込めず人の力ではどうしようもないところに限られている。
そのような状況ではあったが、シャアが以前探索しようとして分厚い土の壁に阻まれた箇
所の一つをしばらくぶりに再び見に行くと、さらに崩落が進行し大人一人がやっと通れる
程度の穴がぽっかりと空いていることを発見した。
「今日は気になる区画を調べに行ってくる。少し遅くなるかもしれないが心配は無用だ。」
朝食の席でシャアは皆にそう言うと、ノーマルスーツを着て颯爽と出て行った。
その際、今まで入れなかった区画に行くと聞いて、シャアを慕い心配するプルIとプルJ、
また、興味をもった行動派のプルBやプルGがそれぞれ連れて行ってくれと頼み込んだ。
「その先がまた行き止まりだったら残念な結果になるだろう?それに諸君らには私の大事
な農園を預かっていて欲しい。」
行動派と親シャア派それぞれの要望を見事にかわす一言である。
もちろん、実際は目的の区画まで到達できることを確認済みなのは言うまでもないが。
なお、シャアがノーマルスーツを着込んでいたのは、目的の区画を目前とした通路の一部
が著しい減圧状態だったからである。
仮面の奥に素顔を隠して闘った時代には、自分はノーマルスーツは着ない主義だと嘯いて
いた伊達男も、さすがに真空に近い空間を生身で挑むようなことはしないらしい。
「やはり、変わってないな。」
天蓋を備えた小さなベッド、ちょっとした筆記に適した背の低い机、丁寧に背もたれの部
分が編みこまれた安楽椅子などなど、どれも格調高い様式の高価なアンティークが配置さ
れている。
ここは一年戦争の終盤、ソロモンにおいて連邦の白い悪魔と戦い、壮絶な戦死を遂げたド
ズル・ザビの忘れ形見、ミネバ・ザビが幼少期に過ごした部屋である。
なお、アクシズの残存兵力がネオジオンを結成し、その総帥としてミネバが祭り上げられ
た際にこの部屋は打ち棄てられた。
「ん?システムがまだ生きているのか。」
シャアは携帯していた小型の測定器で酸素濃度を確認すると、ヘルメットを脱いだ。
ここはアクシズにおける最重要区画の一つであったため、独立して電力と酸素が供給され
るシステムが備わっていた。
主を失った今でもなお、そのシステムは稼動を続けていたのである。
「ミネバ…。」
シャアは改めて部屋を見渡すと、感慨深そうにこの部屋の主だった少女の名を呟いた。
ジオンのエース、赤い彗星ことシャア・アズナブルは一年戦争の終結後、ジオン残党が数
多く集うアクシズに身をよせた。
そこで彼は、彼のカリスマ性を危惧した勢力によって、宮廷警護官という閑職を任される
ことになった。
彼のそれまでの人生の目的であったザビ家への復讐を遂げる――その時点でザビ家の血筋
のものは、公式にはミネバ唯一人であった――には絶好の立場であったが、彼はミネバを
手に掛けることはなかった。
ガルマ・ザビを謀殺し、ドズル・ザビ、デギン・ザビ、ギレン・ザビの死を見届け、最後
にキシリア・ザビを自らの手で討ち取ったことで彼の復讐は終わったのである。
そして、生きる目的を遂げてしまった彼の心は空虚なものとなった。
そんな彼の心を癒したのがザビ家の血を引く乳飲み子の屈託のない笑顔であった。
ザビ家の血を引くものとはいえ、普通の子供として育って欲しい。
彼はそんな想いを胸に、年の離れた兄として、また、若い父としてその子の成長を見守ろ
うとしたのである。
さまざまな思惑によってアクシズを離れるまでは…。
「これは…、日記だな。」
部屋の隅にある机の引き出しを開けると、少女向けのデザインの日記帳が入っていた。
「ハマーン…。」
シャアは内容を確認しなくともその持ち主が誰であるか察しがついた。
当時ミネバの部屋に立ち入ることができ、そのようなデザインを好む年代の少女と言えば、
今シャアが口に出した少女しかいなかったからだ。
「大佐。」
シャアは、ふとその少女に呼びかけられた気がした。
当時のアクシズの指揮官、マハラジャ・カーン提督の娘。
桃色の長い髪をツインテールにしてたなびかせていた、活発で可憐な少女。
シャアとともにミネバの世話に励んだ、幼さの残る侍女。
そして、シャアに恋心を抱いていた、純粋で控えめな少女。
彼がアクシズを離れ、数年の後に再会を果たしたとき、乳飲み子は人形のような少女に、
そして少女は冷徹な女性へと成長していた。
そのときの彼は、その現実に驚き、憤るばかりで、その原因や経過に思いをめぐらすこ
とをしなかった。
「私がアクシズにとどまれば、あるいは…。」
歴史にifがあれば…、誰もが一度は願うことである。
「ふ、私らしくないな。それに、あの頃の私は何も分かってはいなかった…。だから結
局は何も変わるまい。」
シャアは自分の中に沸きあがった、万人を虜にする詮のない願望を即座に否定した。
少女が自分に好意を寄せているのは知っていた。
しかし彼は、少女の想いは思春期によくみられる年上の異性に対する憧れにすぎないと、
正面からきちんと受け止めることも拒絶することもしなかった。
ただ、彼のその思わせぶりと言えなくもない態度は、図らずも彼女自身と周囲の人間に
誤解を与えることになった。
そして彼は何も言わずに彼女の前から姿を消した…。
今のシャアにはその少女の味わった悲しみや絶望がなんとなく分かる気がした。
数奇な運命によって再び生活を送る場となったアクシズにおいて、12人の少女と出会い、
本当にひとを愛するとはどういうことかを教えられたから。
愛するものを失いたくないという感情を12人の娘に対して抱くようになったから。
愛するものが突然目の前からいなくなったら、そればかりか自分と敵対する存在になった
ら…、それを考えるとやりきれない思いになる。
「ハマーン…、すまなかった…。」
今まで一度も言えなかった、言うつもりもなかったあの少女への心からの贖罪の言葉を、
シャアはようやく素直に口に出すことができた。
(そうか、私はハマーンへの償いがしたかったのだな。)
この部屋への道が閉ざされているのを発見したときは何も思わなかった。
しかし、この部屋への道が再び通じていることを発見したときは、何故か居ても立っても
いられずに、この部屋に行かなければという気持ちになった。
あの少女への贖罪を実際に口に出して初めて、シャアは自分自身の気持ちを理解すること
ができた。
この部屋こそが、かつて青年将校と可憐な少女がその人生において最も長い時間をともに
過ごした場所であったから。
「む、もうこんな時間か。そろそろ戻らないと心配をかけてしまう。」
シャアは時計を確認し、帰りにかかる時間を計算すると夕食の時間に遅れてしまうことに
気付いた。
「とはいえ、こんなに時間を費やして何もありませんでしたでは格好がつかないな。」
やはりこういう場面でも己の体面を気にする男、シャア・アズナブル。
「ゼナ殿、ありがたく頂戴する。」
シャアはクローゼットを開くと、ミネバの母、ゼナのものと思われるドレスを何着か手に
取った。
上等なドレスで、プル達には少しサイズが大きいが、裁縫の得意なプルCが喜んで手直し
しそうなものばかりである。
「ん?これはなんだ?」
クローゼットの片隅にみかん箱程度の大きさの頑丈そうな箱がしまってあった。
取り出して中身を確認すると、ジオンの勲章やアルバム、旧世紀の演歌のレコードやタイ
トルに必ず「男」の文字が含まれている数冊の本が見つかった。
「これは…。」
シャアはすぐにその箱の中身の本来の持ち主の顔が浮かんだ。
一瞬躊躇したが、とりあえず実用性のありそうな本を何冊か選んで持ち帰ることにした。
そしてその中には後日大活躍(?)する本も含まれていた。
「盗み見とは関心せんな。」
シャアは土産にするものをまとめると、扉の方へ向かってそう叫んだ。
「き、気付いていたのか、シャア。」
「申し訳ありません、大佐…。」
扉の陰からノーマルスーツを着たプルIとプルJが気まずそうに姿を現した。
「私を見くびってもらっては困るな。扉の陰から注がれる視線に気付かぬほど衰えてはお
らんよ。それに…。」
「うまく気配を消していたつもりなのだがな。」
シャアのきっぱりとした物言いを受けて、プルIは少し落ち込んだ様子で呟く。
「やっぱり私が少し声を出してしまったから…。」
プルJが申し訳なさそうに言う。
「やはりさっき私を呼んだのはプルJだったか。」。
先ほど聞こえた声の主は確認できた、が、やはりあの声はあの少女のものだったとシャア
は思いたかった。
あの少女もあの頃自分のことを大佐と呼んでいたから。
「すまんな、プルJ」
シャアは二人に聞こえない程度の声でひっそりと謝罪した。
「二人とも何故ここへ来たのだ?」
シャアは気を取り直して少し強めの口調で尋ねる。
「大佐の様子が少しいつもと違うようでしたから、すごく気になってしまって…。」
「それにシャアのことだ、きちんと下調べをして確実に目的の場所に行けることを確認し
てあったのだろう?」
やはりこの二人は自分のことをよく分かってくれている、そのことについてはシャアは嬉
しく思ったが、この場を誰にも見られたくなかったというのがより強い本音だった。
「私は諸君らに私の大事な農園を任せておいたはずだが?諸君らの気持ちは嬉しいが、い
かなる理由であれ命令違反にはペナルティを課さなければならん。」
シャアはあえてそのような言い方で婉曲的に不快感を表した。
(ここは軍隊でもなければ、私達は君達の上官でもない、だから私達は君達に命令も強制
もしない。)
以前シャア自身が軍人気質に染まりきってしまっていたひとりの少女に言った言葉である。
シャアは己の心を侵されてしまったと感じたため、あえてその言葉を選んだ。
「大佐、申し訳ありませんでした…。」
「シャア、すまなかった…。」
二人の少女は、シャアとの約束を破ったこと、そしてシャアの覗いてはならない心の奥を
垣間見てしまったことを深く反省し、精一杯の償いの言葉を口にした。
このような二人の少女の素直な反省の態度を見て、シャアはすぐにわだかまりなく許すこ
とにした。
本当の意味での寛容の心というものも12人の娘達に与えてもらったものであるから。
「それでは今日ここで見たこと、聞いたことは全て私との秘密にしてもらおう。皆には内
緒だぞ。それがペナルティだ。いいな?」
シャアは微笑を浮かべながら、得意の芝居がかった口調で二人の少女へ処罰を宣告した。
この二人の少女を許したとはいえ、やはりシャアにとっては余人に知られて欲しくないこ
となのだ。
「もちろんだ、誰にも言わない。」
「秘密は厳守いたします、大佐。」
プルIとプルJはシャアの雰囲気が普段のものに戻ったと感じ、許してくれたのだと分か
ると、いっぱいの笑顔で元気良く返事をした。
(大佐と私だけの秘密…。ふふふ。)
さまざまな意味で間違ってるプルJはこっそり頬を赤らめていた。
「シャア、何をしているんだ?」
携帯端末を取り出して何かの操作をしているシャアを見て、プルIが尋ねた。
「ここの生命維持システムをシャットダウンさせる。誰も住んでいないのエネルギーが消
費されるのは勿体無いからな。」
シャアは壁面のコントロールパネルに自分の携帯端末を接続し、システムにアクセスしな
がら説明した。
シャアはアクシズの主要な施設のほとんど全てのシステムを熟知していた。
ちなみにアクシズの生命維持システムはほとんど全ての区画で重複式――いくつものシス
テムが相互にパックアップし、仮にあるシステムに不具合が生じてもすぐに別のシステム
に切り替わる――が採用されているが、ミネバ・ザビの部屋のように一部の最重要区画で
は外部から一切干渉されないように独立式が採用されている。
そのため独立式を操作する必要がある場合は内部から行わなければならない。
なお、独立式とは言うものの、電力や酸素が不足する場合は外部から供給している。
つまり、インフラは他と同様だが、その管理システムが他から独立しているのである。
そのため、独立式のシステムをシャットダウンさせることで、この区画への電力と酸素の
供給が止まり、アクシズ全体から見ればわずかではあるが、エネルギーの節約になるので
ある。
「まもなく電気と酸素の供給が止まる。二人ともヘルメットをかぶってライトを準備しろ。」
システムのシャットダウンを終えると、シャアはそう指示した。
もちろん酸素の供給が止まったとしても、それなりの広さをもつ空間であるからすぐに酸
素不足になるわけではない。
要するに帰り支度をしろという意味だ。
ただ、酸素の供給が止まると、途端に空気が固まったような気がした。
この空間の時間が止まった、そんな感じさえもした。
三人が部屋を出ると、シャアは机の引き出しで見つけた扉の鍵で確かに施錠した。
そしてその鍵を力任せにねじ曲げ、使えないようにした。
「昔の恋人との別れは済んだみたいね。」
シャアの一連の行動から、シャアが二度とこの場に戻るつもりはないことを理解したプル
Iが率直な感想を述べた。
「…、ああ、そうだな。」
恋人という言葉にシャアは一瞬ためらった。
しかし、あの少女との楽しく過ごした日々、そして辛く悲しい訣別を想うと、その言葉の
響きも悪いものではないと感じられた。
ハマーンへのせめてもの償いとして、地球圏に帰ることができたらこの12人の娘たちを
連れてミネバに会いに行こう。
この娘たちなら、年齢も近いし、きっとすぐに仲良くなれるはずだ。
そもそもミネバは、私とハマーンの大事な娘なのだから。
おまけ
この日、シャアが持ち帰ったお土産は、本は書庫の蔵書になり、ドレスはプルCに与えら
れることになった。
しかし、結局プルIとプルJを連れて行った形になったことで、不満爆発のプルBとプル
Gを筆頭に、ほくほく顔のプルCを除いてまともなお土産にありつけなかった他のプル達
からシャアは期待外れと言わんばかりの冷たい視線を向けられるのであった。
「ええい、完璧な作戦にならんとはな。」
むしろ何も見つからなかったことにしておけば良かったと後悔するシャア。
翌日、持ち帰った本を読み漁り、また新たな作戦を考える赤いダメオヤジの姿があった。
本当は前スレに投下したかったんですけど、レス数が足りないので
こちらに投下しました。
なお、前スレ
>>941さんの設定を参考にさせていただきましたw
次はクリスマス時期にクリスマスネタを投下する予定です。
新たな職人降臨
アクシズは再び加速する・・・!
今計算してみたが、前スレは地球の引力に引かれて落ちる、貴様ら職人の頑張り過ぎだ
頑張りすぎだった頃は容量オーバーで700台で書き込み不可になったな
>9
そのうち第一世代のハロがグランパとか呼ばれて眉毛書かれたりするのかとか
オモシロ設定考えちゃったじゃないか。
>>27いい話だった。
最近IはBよりプルツーに似てると感じた。
今計算してみたが、このスレは2chの引力に引かれて落ちる、貴様ら職人の頑張り過ぎだ
誤爆った・・・
ガンガレ
ふと思いついたので新SS投下です。
プルA「またやってるね。」
プルE「…、定番…。」
プルJ「アムロ、大佐、やめてください。」
プルF「プルJ、夫婦喧嘩は何とかってね。放っておきなさい。」
プルB「そのうちアムロがマウントポジションとって終わりでしょ。」
アクシズの何でも屋ことアムロと、赤いダメオヤジことシャアがいつものように些細な
ことで言い争いをしているのを見て、プル達が一言ずつ感想を述べている。
アムロ「なんでアクシズの設定温度を下げる。これでは寒くなってプル達が凍えてしまう。
アクシズの冬が来るぞ!」
シャア「プル達は一年中快適な温度で暮らしているから、自然の厳しさというものを考え
ていない。だから設定温度を下げると宣言した。」
アムロ「ひとがひとに寒さを与えるなど…。」
シャア「私、シャア・アズナブルが季節感を演出しようと言うのだ。邪魔をするな!」
アムロ「意味不明だよ!それは。」
シャア「プル達に冬の寒さを教えねばならんときが来ているのだ。」
アムロ「人類の知恵はそんなものだって乗り越えられる!」
シャア「ならば今すぐプル達にこたつを授けてみせろ!」
アムロ「貴様をやってから…、え、こたつ?」
通常、アクシズの気温は年間を通してほぼ一定に保たれている。
アクシズ一家が活動する時間――いわゆる昼の時間――はおよそ摂氏20度前後が目安と
され、アクシズ一家が寝静まる時間――いわゆる夜の時間――はおよそ摂氏15度前後が
目安とされている。
これは、プル達が着られる厚めの衣服がほとんど確保できていないため、常に薄着でいる
プル達が快適にすごせるよう配慮されているためである。
なお、アクシズの環境を調整しているのはシャアである。
今回の言い争いの原因も、この赤い男がその立場を悪用したちょっとした悪ふざけ(?)に
よるものであった。
ここ数日、アクシズの気温が著しく低下していた。
アムロは、シャアが一時的な出力制限か何かをしたのだと解釈し、しばらくは何も聞かず
に我慢していた。
本当に深刻な状況であればシャアは皆に対して必ず伝えることをアムロは知っていた。
しかし、三日経っても四日経ってもシャアはその事情を一向に説明しようとしなかったの
で、ついに五日目の朝にアムロはシャアに問いただしてみた。
その後の流れは先に記したとおりである。
「こたつ…?また妙な言葉を持ち出して…。」
アムロは赤いダメオヤジがまたも耳慣れない言葉を口に出したことにうんざりした。
(またこの男は何か企んでいるな…。)
「ほう、機械には深い造詣をもっているアムロ君がこたつを知らないとはな。」
シャアはおどけたようにわざとらしい大きな動作をつけながら言った。
「そうやって貴様は永遠に他人を見下すことしかしないんだ!…で、今度は一体何を企ん
でいるんだ?」
アムロはシャアの意図を全く読めず、半ば投げ槍な態度で話を促した。
「企むとは無粋な物言いだな。まぁよかろう。」
シャアは懐から一冊の本を取り出し、説明を始めた。
(以前もこんなシチュエーションがあった気がする…。)
アムロはすっかり呆れきっていたが、黙ってシャアの話を聞くことにした。
「こたつというのは、旧世紀の東アジアで開発されたもので、テーブルと暖房器具が一つ
になった一石二鳥のすぐれたものだ。」
シャアは先日持ち帰ってきた「男」の本――通称、ドズル文庫――のうちの一冊を片手に
得々と語った。
どうやらシャアの最近の愛読書のようだ。
「馬鹿なことを言っていないでさっさと温度設定をもとに戻せ。」
シャアの説明を聞いて、シャアがただこたつを使いたいばかりにアクシズの温度を下げた
のだと悟ったアムロは素っ気なくその提案に反対した。
「はっはっは、先日計算してみたが、アクシズの空調の通常の設定よりも、温度を10度
下げてこたつを使用した方がエネルギーを節約できるのだ。これならば文句はあるまい。」
それに対し、シャアはもっともらしい理屈で説得を続ける。
「なんかおもしろそうだね。」
傍らで二人の話を聞いていたプルCが突然口を挟んだ。
「たまには寒いのもいいかもな。そのこたつがどれくらい暖かくなるかも知りたいし。」
「冬ってこんなに寒いんですね。」
プルCが二人の間に割って入ったことで、それまで黙って聞いていた他のプル達も一斉に
口を開いた。
こたつというものに興味をもったプル達は、珍しくシャアに全面的に味方した。
「…。その計算というのは何台のこたつを想定しているんだ?」
プル達の要望に押され、アムロは渋々こたつをつくることに同意した。
「1メートル四方のテーブルをベースにしたこたつを5台、一日あたり16時間稼動させ
た場合の計算結果だ。」
シャアの言ったデータを聞いてアムロはなにやらぶつぶつと暗算を始めた。
「よし、そのサイズのこたつを3台作ろう。いずれもプル達の部屋に設置する。」
現在、アクシズ一家のプライベートルームは5部屋使われている。
その内訳は、アムロとシャアが1部屋ずつ、プル達は4人で1部屋すなわち全員で3部屋
となっている。
シャアの計算は当然それを前提になされたものであった。
「む、それでは私の分がないではないか。」
アムロが一瞬で立てた製造計画を聞いて、直ちにシャアは反論した。
「貴様は基本的に寝るとき以外は部屋を使わないだろう?それにオレはそれほど寒がりじ
ゃない。第一、プル達に冬の寒さとこたつの暖かさを教えるのが今回の貴様の目的だろう?」
アムロはシャアの本音に気付いていたが、あくまでもシャアの建前に沿ってシャアを説き
伏せた。
(ええい、だが私の目的はプル達と一緒にこたつに入ることだ。プルIやプルJならば寒さ
で震えている私を見て誘ってくれるはずだ。)
「オレが作ると言った以上、世界最高のこたつを作ってやる!」
アムロはそう言ってシャアが持っていた本を奪い取ると、自分の部屋に籠もった。
「またマッド・サイエンティストを召喚しちゃったな…。」
アムロの狂気じみた眼光に戦慄を憶えたプルGが力なく呟いた。
「あらあら、血は争えないわね。」
アムロの父と面識(?)のあるプルHがひっそりと囁いた。
数時間後、自分の作品の出来に大満足のアムロがリビングに戻ってきた。
「できたぞ!みんなついてきてくれ。」
アムロはプル達を自分達の部屋に誘導した。
ドアを開けると、できたばかりのこたつが既に設置されていた。
「わー、凄いねー。」
プル達は一斉に自分たちの部屋のこたつに滑り込んだ。
「いいかい、これは使われていない部屋にあったテーブルに、調理用オーブンの赤外線
ヒーターをつけて、さらにハロに使われいるAIを改造し、常に最適の温度になるよう
に調整され、きわめつけに消し忘れ防止機能まで…。」
アムロは誰も聞いていないことに気付かず、夢中で自分の作品について解説した。
「アムロありがとー。」
「暖かいね。」
「ぬくぬく…。」
プル達は、シャアの発案だということをすっかり忘れて、それぞれアムロにだけ感謝の
言葉を述べた。
「ええい、完璧な作戦にならんとはな。だがまだ終わらんよ。」
誰にもかまってもらえないシャアは哀愁を漂わせながらその場を立ち去った。
数日後、大好評のこたつは意外にもすぐに撤去されることになった。
実は、プル達が誰一人こたつから出ようとしなくなっていたのだ。
その結果、アクシズの家事は滞り、シャア農園は収穫の時期を逃した作物をいくつも廃
棄せねばならなくなった。
この事態を深刻に受け止めたアムロは、すぐにこたつの撤去とアクシズの設定温度の再
設定を決定し、シャアもそれに同意する他なかった。
最終的に、こたつは2台が解体され、残りの1台は非常用の暖房器具としてアムロの部
屋で保管されることになった。
なお、結局シャアは一度もプル達と一緒にこたつに入ることができなかった。
「やはりこの本の記述通り、こたつには人を虜にしてしまう魔力があるようだな。使い
方次第では役に立つと思ったんだが…。」
シャアは『世界の冬を熱くしろ!〜男の冬にこたつはいらない〜』(民明書房)の該当箇
所を見直すと、残念そうに呟いた。
ちなみに、プルCやプルEといった夜中に頻繁にアムロの部屋を訪れる一部のプル達に
よってこたつが引っ張り出され、アムロが一緒に入っているという事実を、赤いダメオ
ヤジは知らない…。
某幼女スレでおなじみのアイテムですが、このスレでは登場してなかったので
書いてみました。
次回は、宣言通りクリスマスの話を投下しますのでよろしくお付き合い下さい。
とことんまで駄目男ぶりのシャア・・・見事だ。
>>38-42 CCAの台詞に忠実なやり取りに吹きましたw
シャアの駄目親父っぷり、
アムロのマッドサイエンティスト振りがよく描写されていてすばらしい作品。
クリスマス編も期待してます、がんばってくださいな
>>42 GJ!クリスマス話も楽しみに待ってるよ
そのこたつは、どこかのこたつと次元が繋がってたりしt
46 :
通常の名無しさんの3倍:2005/12/13(火) 02:18:03 ID:4JfdOo1R
季節に合わせてコタツネタとは・・・やるな?ブライト!
まだ掘り炬燵は終わっちゃあいない!
ちくしょう、最近のスレの速度について行けないぜ…
皆様方、VGJ!!
何となく初期のスレを読み返していたら、
3年もスレ続くわけねーよってレスあったけど余裕で続いていて
今またこうして新しい職人も出てくる駄目オトコスレは凄いよなと思った
駄目オトコ達とプルズGJ
長文作成中の気分転換に思いついたのでSS投下します。
今日は不定期に開かれる「学校」の日。
もともと戦闘の道具として造られたプル・シリーズは戦闘教練しか受けておらず、一般常
識を持ち合わせていなかった。
そのため、娘たちの将来を憂いたアクシズPTAによって「学校」が設立されたのである。
日々の雑務の合間にまとまった時間がとれると開かれるという、全くの不定期のものであ
ったが、プルたちの持ち前の人並み以上の好奇心と大人二人の巧みな授業がうまく組み合
わさって、概ねカリキュラムは順調に進んでいた。
本日の教師、シャアが張りきって教鞭を振るう。
「…という訳で、淑女たるものウィットに富んだ会話もこなせなければならん。次はその
練習として皆に『回文』を作ってもらいたい。」
シャアは教室に見立てたブリーフィングルームの大型ディスプレイに、手元の端末を操作
して板書をしていく。
「先生、『回文』って何ですか?」
プルBが手を挙げて質問する。
学校では二人の大人を「先生」と呼ぶのが一応の約束事である。
ちなみにもうひとりの「先生」は、今日は最後列の席から授業の様子を観察している。
「『回文』とは前から読んでも後ろから読んでも同じになる単語や文のことを言う。有名
な例で言えば、単語なら『新聞紙』、文なら『竹やぶ焼けた』などがある。」
「じゃあ『トマト』もそうだ!」
シャアの説明を受けて、プルAがすぐに新たな一例を挙げた。
「その通りだ、プルAは賢いな。では諸君らに最低一つずつ考えて発表してもらおう。考
えついたら挙手をしてくれ。」
シャアの指示を受けて、プルたちが一斉に考え出す。
「はい、『在りしキシリア』。」
小難しい表現を使ったのはプルIである。
回文としては成立しているが、その意味にシャアは少し顔が引きつった。
もちろん、プルIに悪意がないのは分かっていたが。
「じゃあ『キシリア力士』!」
プルIの答えを参考に、プルDが発表する。
すぐに、意味が分からない、という全員のつっこみが入る。
しかもよく見ると回文になっていない。
しかし、これをきっかけに活発な雰囲気になっていく。
「『大佐居た』。」
「それなら『た、大佐イタタ…』の方がいいんじゃない?」
その場の空気に触発されてプルJが答えたが、またしてもプルDがひねりを利かせる。
「ここはひとつ、大人っぽく『キスが好き』なんてのはいかがかしら?」
プルFがいたずらっぽい表情でシャアに向かって少し唇を突き出す。
もちろん彼女の場合は100パーセント悪意である。
「プルF!!!」
そのプルFを横目に見ていた直情娘プルJ――もちろん直情的なのはシャアに関すること
だけであるが――がすぐに声を荒らげた。
「まぁまぁ、プルJもシャアに言ってやったらいいんだよ。『好きよ!キス〜』って。」
プルDはそう言うと、わざとらしく合わせた両手を固く握り締めて、目を閉じてタコのよ
うに唇を尖らせる。
「プルDも!!!」
すっかり熱くなってしまったプルJ。
その後も『怪しいシャア』など、シャアをからかう回文が次々と作られていった。
プルたちの発想に辟易するばかりのシャアであったが、教師の務めとして誰が何回発表し
たかはきちんとチェックしていた。
「プルE、君は一度も答えてないようだが。」
本日一度も発表のないプルEに、シャアは発言を促した。
すっかり大騒ぎの教室であったが、プルたちはプルEの答えに注目するため一瞬で静かに
なった。
しばらくの静寂の後、プルEがシャアの顔をじっと見ながら徐に口を開く。
「…『ロリコン、懲りろ!』…。」
「!?」
プルEの発言にシャアは絶句した。
今日発表された回文の中にシャアをからかったものは数多くあったが、その中で一番の衝
撃をその男に与えたのは間違いない。
「ぎゃっはっはっはっは…。」
本日一番の笑いのビックウェーブが起こった。
プルJも、こればかりは否定できないかな、と複雑な表情を浮かべるばかりであった。
――キーンコーンカーンコーン――
程なくしてハロの内臓スピーカーから終業を告げる鐘が鳴る。
「今日の授業はこれで終わり。みんなおやつの時間だよ。」
最後列で授業を見守っていたアムロが言った。
一方のシャアは開いた口が塞がらず、情けない顔を晒したままだった。
「はーい。」
プルたちはアムロの指示に従い、勉強道具をまとめてぞろぞろと食堂へ向かって行った。
「プルC、………って言ってみたらどうだ?」
「イヤよ。絶対にイヤ!」
その途中、本日大活躍(?)のプルDが何かをプルCにそっと耳打ちしているようだった。
また、最後に席を立ったプルHが教室の片隅に向かって呟いていた。
「『あら、ララァ』…。」
それがその名をもつ人物に対するあいさつなのか、それともただの回文なのかは本人しか
知らない。
いらん
その夜…
「それにしても、プルDがあんなに言語能力が長けているとは思わなかった。」
「ああ、発想が豊かというか、応用力があるというか。」
いつものように大人二人がアムロの部屋で晩酌を酌み交わしている。
今日の肴は、スパムの薄切りと、今日の授業の話である。
「まぁほとんど私をからかうためだったのだろうがな。」
「違いない。」
予想外に自分が攻撃されたため、シャアは苦笑するばかりであった。
「おや?こんな時間にどうしたんだい、プルC?」
不意にドアが開く音がしたため振り返ると、入り口にプルCが立っていた。
「あ、あのね…。」
いつになくプルCの声が震えている。
それに心なしか顔が赤くなっているようだ。
(具合でも悪いのか?)
そう思ったアムロはプルCの前に行き、その場にしゃがみこんだ。
身長差で無意識的に威圧にしないように相手より目線を下にするためだ。
「どうしたんだい?プルC」
アムロはプルCの顔を見上げて微笑みながら優しく頭を撫でた。
「あの、その…。」
プルCの顔はシャア専用と冠された幾多の機体よりも真っ赤になっていた。
「…『ほう、いい大尉!ウホ!』…」
プルCはアムロの顔を見てそれだけ言うと、通常の3倍という特殊能力を持つ赤い男です
ら全く話にならない速さでその場から消え去った。
「はっはっは、貴様も隅に置けんな。」
その様子を見ていたシャアが、グラスを傾けながら上機嫌でアムロを嘲笑う。
アムロは直接的にシャアが悪いのではないのは分かっていた。
今日のシャアにはそんなことを吹き込む余裕はなかったからだ。
そもそもプルCはシャアに言われたくらいでこんなことを言う娘ではない。
しかし…
「シャア!もとはといえば貴様が!!!」
「ちょ、アムロ?え、ま、うわなにするやめr…」
白い悪魔は自分の中に沸きあがる何ともいえない感情をシャアにぶつけるしかなかった。
GJ!!
笑わせてもらった。
自分も何か書きたいんだが、こんな上手くいかんよ。
書いて下さい
んー…なんでだろ?
なんだかGJといいたくない気分…
半過疎スレで投下してくれるのは非常にありがたいんだが…
ごめん、スルーしようと思ったけど思わず書き込んでしまった。
今は反省してる
何がそんなに気に入らんのか言いたい事ハッキリ述べるか、書かなきゃいいだろ
職人さんGJ!H、何を見たんだ・・・
GJ!
あの台詞の次の瞬間シャアが真白になったような気がしましたよ。
漏れは普通に面白かったが?
むしろどこがダメだったのかに興味があるんだが。
あんまりプルズがシャアを弄るのはイヤとか?
つか、よくそんなにガンネタ絡みの回文考えたなw
そういや昔、カイ・シデン、弟子以下。ってスレあったな
今はもうああいうスレないのかね
優れた回文のオンパレードですごいスレだった
ずっと昔、ジャンプ放送局に、たけやぶやけたというPNで投稿してた常連がいたのを思い出した。
それだけ。
r'⌒⌒⌒'、 な〜ん〜で〜も〜3倍で
\( ミ""メ""ミ ) ./ 解決するぜ
\▼Д▼ノ/ クワトロジンジンジン♪
⊃ \ |⊃
丿\ 丿
∪ つ
/ ヘ
夢見る14歳、体は3x歳♪
ザンダクロスが何で白色か知ってるか?金だと百式だからー!
お若い人今日は泊まっていきなはれ、旨そうな肉が手に入ってねぇ、ん?何の肉かって?それはなぁ…
SPAMだよ!
普通、普通、普通!
あーあ何処いっちゃったんだろアルテイシア
はいクワトロテレホン、何ぃあと5秒でアクシズが落ちてくるって?早く言ってよね。
それを防ぐためには青年に手品をさせるしかない?
よし、何でもいい、手品を、4、3、2、1…
グワー、グワー、グワー!
(コロニーレーザー内でも)死んでなーい!
まったく、この怪傑クワジンが通常の3倍で解決したからよかったものの。
…ごめんなさい、友人がこんなものを作っていたのでつい貼ってしまいました。
67 :
通常の名無しさんの3倍:2005/12/18(日) 21:21:18 ID:4d0/BhiM
ほ
しゅ
このスレのシリーズをROMってて思ったこと、それは・・・
良スレにも程がある!
いや!無いね
いい話が多いな…感心したよ。
νガンにプル乗ってるとか言うスレはクソだが
そーいう他を貶めるような発言は控えた方がいい。荒れるもと。
実際二行目は蛇足。
スマソ
以後気を付けます…
おれ、そこの姉妹スレだと思ってた。
今はあまりないけど昔はちょこちょこリンクネタあったし。
デフォで姉妹スレかと思ってますた
もともとは二つともSSスレじゃなくて関係も全くなかったけど、
SSが投下されるようになると月光蝶氏がまとめサイト作ってくれて
そのサイト上でリンクが貼られるようになったのがきっかけだと思う。
一応そのサイト上では姉妹スレという紹介になってるし、コアなネタ
がリンクしてるから姉妹スレという理解でいいんじゃない。
そういえば月光蝶氏は何をなされているのだろう…?
最近、密室に閉じ込められたプルツーとシャアも面白かったりした。
月光蝶氏、忙しいみたい。
早く帰ってきてくれないかなー
でもここって恵まれてるスレだよなァ
職人は殆ど途切れないし、上質な保管庫もあるし、ネタを振る住人も多い
しかしその一方でネタが出なくて苦しんでる人間もいるのですよドゥーフフフ
…いやまぁ無理してひねり出すもんでもないってのはわかってるんですけどね。
それはそれで!!
いつか書いてくれるであろう職人のストックがあると考えれば!!
X・マス「・・・にいさん・・・」
クリスマスネタwktk
クリスマスSS投下です。
なつかしい小ネタを幾つか使わせていただきました。
長文ですが、よろしければお付き合いを。
U.C.009X 12/24 PM15:00 プロローグ
「突然だが、諸君らに残念なお知らせがある。」
心地よい喧噪に包まれた食堂に、突如我らが赤いダメオヤジことシャアの声が響き渡った。
おやつのプリンを美味しそうにほばっていたプル達が、驚いて一斉にその声の主であるシ
ャアに注目する。
シャアは深刻そうな表情を浮かべている。
アムロも力なくうつむいているようであった。
それを見たプル達はいいようのない不安を憶えたが、シャアの次の発言に備え、息を呑む。
「諸君らも知っての通り、ここアクシズは漆黒の宇宙の中を漂っている。もうしばらくす
れば木星圏に到着するが、言うまでもなく地球は遥か彼方にある…。」
シャアの発言内容とその言い回しに、プル達はいっそう不安を強くした。
食糧危機、エネルギーの枯渇、アクシズ航路の重大な障害…。
プル達の頭の中に、さまざまな深刻な事態が駆け巡った。
あまりの不安に、涙をうっすら滲ませるプル達も少なくなかった。
シャアは重苦しい雰囲気の中、言葉を続ける。
「実は…。」
シャアはためらいがちに一瞬の間を置く。
プル達ももう一度ごくりと唾を飲み込む。
「実はアクシズが地球から遠すぎるので、今年はサンタクロースがやって来ないとの連絡
を受けた。」
シャアは一転していつもの軽い調子で言った。
「は…?」
プル達は思いも寄らないシャアの言葉にそろって目を丸くした。
すぐに気を取り直したプル達の反応はさまざまである。
「紛らわしい言い方をしないで下さい。」
「余計な心配してバカみたいだわ。」
【サンタクロースは現実にはいない】派のプルKやプルFが呆れたように呟く。
「えー、サンタさん来ないのー?」
「…、残念…。」
「マジかよ…。」
一方の【サンタクロースはいる】派のプルAやプルE、プルG、が口々に不満を漏らす。
どうやら彼女らにとってはサンタクロースが来ないことも深刻な事態らしい。
「今更そんなこと言われてもねー。」
「いつものことでしょ。」
【サンタクロースはいるけどアクシズのサンタはシャアとアムロが代わりにやっている】
派のプルDやプルBは分かりきっていると言わんばかりに囁く。
「わ、私は大佐がいれば…。」
【サンタクロースよりシャアが大事】派筆頭のプルJはぽっと顔を赤らめる。
「あら、7代目のサンタクロースさん、どうぞゆっくりしていって下さいな。」
電波娘プルHは誰にも見えない相手とクリスマスの話題で盛り上がっていた。
「一応プレゼントは預かってあるんだが、運んでいる最中にうっかりいろいろなところに
ばら撒いてしまった。そこで諸君らに手分けして探してもらいたい。」
そう言うとシャアは名刺程度の大きさのメモをプル達全員に配った。
「そこにはプレゼントの在り処のヒントになる言葉が記してある。それを手掛かりにプレ
ゼントを探して欲しい。」
要するに昔懐かしい宝探しゲームである。
なぜこんな展開になったかというと、幾つかの深刻な――シャアにとってだが――理由が
あった。
限られた物資しかないアクシズにおいて毎年クリスマスプレゼントを用意するのは非常に
困難なことである。
アムロはジャンクに手を加えてそれぞれのプルの嗜好に合ったものを作ることができるが、
シャアはそのようなスキルを持ち合わせていない。
そのため、毎年シャアは探索で見つけたものや簡単に手作りできるものをプレゼントして
いる。
しかし今年は人数分用意できる見込みがなかった――正確に言えば数はなんとか確保でき
たが、それをプレゼントにするのはシャアのプライドが許さなかった――ため、アムロと
協力してプレゼントを用意することにした。
そこで、アムロがプレゼントを製作し、シャアはそのプレゼンターとしてできるだけ面白
い方法でプル達に渡す役割を果たすことになった。
そうして考え出された方法が宝探しゲームである。
「なお、クリスマスパーティーは18時に始めるからそれまでに必ず戻ってくること。
もし時間までに見つけられなかったら今年のプレゼントは諦めてもらうので、是非とも頑
張って見つけて欲しい。ちなみに、キッチンと食堂はアムロがパーティーの準備をするの
で邪魔をしないように。」
プル達がじっとメモに目を通しているのを確認しながらシャアが補足説明をした。
「それは少なくともキッチンと食堂にプレゼントは置いていない、という解釈でいいの?」
姉妹きっての理論家のプルIがシャアの微妙な言葉尻を捉えて質問した。
「プルIは賢いな。その通りだ。他に質問はないか?」
シャアは一同を見渡し、今回の「作戦」のルールがきちん伝わったかを確認する。
「それでは現時点を以て本作戦を開始する。作戦終了時間には必ず帰還すること。では解散。」
シャアは指揮官然とした口調で「作戦」の開始を宣言した。
PM15:10 作戦開始
シャアの開始宣言を受けて、プル達はそれぞれ動き出した。
メモを見てすぐ分かったものはそのまま正解の場所に向かい、すぐに分からないものは自
分の部屋に一度戻ったり、食堂の椅子に座って考えたりした。
そんな中、プルEが赤いダメオヤジの正面に立ってその顔をじっと見上げていた。
「プルE、何か質問かね?正解は教える訳にはいかんがな。」
シャアは優しく話しかけたが、プルEは相変わらず無言でシャアを見つめ続けた。
(ええい、あいかわらずまったく読めないな…。)
シャアはプルEの考えが全く分からないまま苦笑いでプルEの前に立ちすくんでいた。
視線を移し、しばらくシャアの腹部をじっと見ていたプルEは突然シャアの上着を捲りあ
げた。
「な、何を!」
シャアは突然の出来事に言葉を失った。
「…、ない…。」
プルEは残念そうに呟いてすぐに食堂を後にした。
プルEの後ろ姿を見ながら、シャアはプルEに渡したメモの内容を思い出した。
「あ、『赤い彗星の腹の中』…。」
シャアはヒントを捻りすぎて、ある意味直球だったことに今更ながら気付いた。
ちなみに、シャアが素っ頓狂な声を発したのとほぼ同じタイミングでキッチンからも悲鳴
が上がった。
『白い悪魔の腹の中』というメモを握り締めたプルCが顔を真っ赤にしながらアムロのシ
ャツを捲りあげたのである。
プルCも、プレゼントがないことを確認すると気恥ずかしそうに猛スピードで食堂から出
て行った。
なお、ヒントの内容を知らされてなかったアムロがすぐにシャアに恒例のマウントポジシ
ョンで制裁を加えたのは言うまでもない。
PM15:30 二人の少女と二つのハロ
「あ、ハロいたー。」
プルAは廊下を転がっていたハロを見つけるとすぐに抱きかかえた。
「ねえハロ、虎ハロはどこにいるか分かる?」
プルAと行動を共にしていたプルBが尋ねた。
「トラハロ、トラハロ、コッチ、コッチ。」
ハロはハロ同士で使われている通信回線を開くと、虎ハロの現在地をすぐに確認し、二人
を案内した。
なお、二人が渡されたヒントは、プルAが『緑色の球体』、プルBが『縞の球体』であっ
た。
まだまだ時間に余裕があるので、ハロのゆっくりとした動きに焦ることもなく、二人は先
導するハロにのんびりと談笑しながらついていった。
1時間ほどして、ようやく虎ハロを見つけることができた。
プルBは虎ハロを抱きかかえると、プルAと目を合わせる。
正解の場所に辿り着いたら大きな声で正解を発表せよ、先ほど受けたシャアの説明を思い
出す。
二人はゆっくりと大きく息を吸うと、声を合わせて叫んだ。
「正解は『ハロ』」
「正解は『虎ハロ』
すると、それぞれのハロは耳の部分(?)を開けて、マニュピレータで掴んでいる小さな箱
のようなものを差し出した。
「なんだろう、これ?」
二人はそれぞれのハロから受け取り、メッセージカードで自分宛てのものだと確認すると
包みを開けた。
「『E』…?間違ってるよ、これ…。」
プルAは中身の小さな金属製のプレートを手に取ると、そこに大きくかたどられた『E』
の文字を見て不満そうに呟いた。
「わたしのは『R』だよ。」
同じく小さな金属製のプレートを手にしたプルBが、隣で不満そうにしているプルAに不
思議そうに言った。
少なくともイニシャルではないということは分かったが、二人は首をかしげながら、とり
あえず食堂に戻ることにした。
PM15:50 恋する乙女の憂鬱
プルJはヒントのメモを握り締めながら真剣な顔である場所に立っていた。
その場所とは、赤い独身ダメオヤジの住むボロアパート、ではなく、シャアの部屋のドア
のすぐ目の前である。
プルJはヒントを見た瞬間にその答えがわかった。
『世界一素敵な男のプライベートルーム』
むしろプルJ以外にはわからないヒントであるが…。
プルJは「作戦」の開始を告げられると一目散にシャアの部屋に向かった。
しかし、緊張のあまり立ち入ることができず、ドアの前でかれこれ30分は立ち尽くして
いるのだ。
意外なようだが実はプルJはひとりでシャアの部屋に入ったことはなかった。
プルたちの中でシャアの部屋には絶対にひとりで立ち入らない、ということが暗黙のルー
ルになっていたし、プルIと淑女協定を結んでからは、どちらかが用事があるときは必ず
二人でシャアの部屋に入ることにしていたからである。
今回はシャアが部屋にいないことは明白なので淑女協定に反することはないが、ひとりで
入ることにひどく緊張していたプルJはためらっていた。
ようやく決心がついてドアを開けるにはそれからさらに30分要する事になった。
意を決して正解の『大佐の部屋』を口にして中に入る。
すると、机の上にメッセージカードの添えられた小さな包みが置いてあった。
もちろん、プルJ宛てのプレゼントである。
包みを開けるとまたしても小さな金属製のプレートだった。
「『T』…?」
記された文字の意味に全く検討がつかないまま、プルJはシャアの部屋を後にした。
PM16:00 格納庫にて
先ほど食堂で騒動を起こしたプルEとプルCは、MSの格納庫に来ていた。
食堂をほぼ同時に後にした二人は、似たようなヒントを持つもの同士、知恵を出し合うこ
とにした。
そしていろいろと相談した結果、アムロとシャアの愛機のコクピットではないかという結
論になったのだ。
まず先にプルEがサザビーの腹部のコクピット――本来のコクピットは頭部だが、修復す
る際にプル達用の予備のコクピットがつけられた――の開閉レバーに手を掛ける。
「…、開かない…。」
手順に間違いはないはずなのにコクピットが開く気配がない。
無言で何度も試しているプルEを見て、プルCはシャアの説明を思い出した。
「プルE、正解を大きな声で言わないといけないのよ。」
「『サザビーのコクピット』…。」
プルCのアドバイスを受けて、プルEは正解の言葉を口にした。
いつもよりは大きいが、他のプルが普通に喋るよりも小さな声で。
「…、あった…。」
プルEは小さな包みを手に取るとすぐに中身を取り出した。
「…、『C』…。」
プルE宛てのプレートにはその文字が刻まれていた。
「わたしのと間違えて逆になったのかしら。」
プルEのプレートを見てプルCが呟く。
しかし、プルCの予想は外れていた。
νガンダムのコクピットから自分宛ての小さな包みを取り出して中身を確認すると、
「わたしのは、『R』?」
金属製のプレートにはそう刻まれていた。
PM16:30 悩める少女
「ダメだ。全然わかんない…。」
プルGは自分のベッドに座ってヒントのメモを穴が開くほど見ながら、悔しそうに呻いた。
自分に与えられた「仕事」には全力を尽くす、それがプルGの信条だった。
そんなプルGだから、なんとか自力で解決しようと部屋に誰もいないことを確認して部屋
に籠もって考えているのである。
しかし、考え始めてから優に一時間は経っているが、一向に解ける気配がなかった。
ちなみにプルGに与えられたヒントは『シャタアノウエタン』、その言葉の傍らには狸の
顔が描いてあった。
旧世紀の小学生ですら考えないなぞなぞである。
「シャッター・ノー・エタン…、エタンのないシャッター?シャッターの上に痰?」
プルGは思いついたことを次々と口に出していく。
どうやら難しく考えすぎているようである…、彼女の体面のためにもそういうことにして
おこう。
しばらくすると、それぞれ小さな包みを手にしたプルDとプルLが部屋に入ってきた。
「二人とももう見つけてきたのか?」
プルGが少し悔しそうに尋ねる。
「うん。」
「ええ。」
プルDとプルLが口をそろえて答える。
ちなみにプルDのヒントは『アクシズNo.1アミューズメントエリア』で正解は『シュミレ
ータールーム』、プルLはヒントが『ガラクタ置き場』で正解は『アムロの部屋』だった。
なお、この二人が手に入れたプレートの文字は、プルDが『Y』、プルLが『A』である。
「可愛いタヌキの絵だね。」
プルLがプルGのヒントを見て呟いた。
「タヌキ…?あたしはてっきり不細工なネコか何かだと思ってたよ。あ!!!」
プルGは話しながらようやく絵の意味に気付いた。
「プルL、ありがとう!」
プルGはそう言うと足早にある場所に向かった。
その場所はもちろん『シャア農園』である。
プルGはシャア農園に入るとすぐに自分宛ての小さな包みを発見した。
そして彼女のプレートには、またも『R』の文字が刻まれていた。
PM17:00 聖夜の星空
プルHは静かに星空を眺めていた。
「素晴らしい眺めだと思わない?」
すっかり仲良くなった7代目のサンタクロースに、プルHはそう話しかけた。
彼は優しく微笑みかけると、ゆっくりとうなずいた。
彼はそれからまたいろいろな話を始めた。
一晩で世界中を回らなければならないという苦労話。
新人時代、ベテランのトナカイに叱られたり諭されたりしたときのエピソード。
そして、自分の人生を世界中の子供達の笑顔にささげたという自負。
彼はひと通り話し終えると、プルHに丁寧に礼を述べて満足そうな表情で消えて行った。
「こちらこそ、楽しいお話をどうもありがとう。」
プルHは、他の姉妹はもちろん、シャアやアムロにも見ることのできない存在に礼を述べ
ながら見送った。
(どうして自分だけにしか見えないものがあるのだろう…?)
プルHは星々の弱い光が差し込む静寂な空間で、改めて自分の能力とアイデンティティに
ついて思いを巡らせてみた。
「あ、そろそろ戻らないと。」
しばらくしてから時計を見るとパーティーの時間が迫っていた。
(久しぶりに独りきりになったせいね…。)
少し感傷的になっていたプルHはそう独り言ちると、『I』と刻まれたプレートの入った
小さな包みを手に、『星の見える場所』の『天体観測室』を後にした。
PM17:45 史上最大の謎
「全く子供だましもいいところだわ。」
「まぁまぁ、シャアもいろいろ考えてくれているわけですから。」
それぞれ小さな包みを手にしたプルFとプルKがそう話しながら食堂に入ってきた。
なお、プルFは『選択する場所』――いうまでもなく「洗濯」とかけている――の『ラン
ドリー』で『H』のプレートを、プルKは『かつての銀世界』こと『第2シャア農園』で
『M』のプレートをそれぞれ見つけてきた。
「プルIのプレゼントは何でした?」
プルKは食堂の椅子に黙って座っているプルIに声を掛けた。
「いや、まだ…。」
アクシズの姉妹きっての才媛にして、雄弁なシャアと互角に渡り合える理論家のプルIは
珍しく力ない返事をした。
実はなんと、プルIはヒントが解けず2時間半以上その場を動いていなかったのである。
「プルI、よろしければ私にもヒントを見せていただけないかしら?」
どれほど難しいヒントなのか気になったプルFがプルIからメモを受け取った。
「何かしら…?」
プルFの頭の上にも大きなクエスチョンマークが浮かんだ。
「ふふふ、確かにこれは難しいかもしれませんね。」
一方の、プルFの脇から覗き込んでいたプルKが、どことなく上から見ているような態度
で言う。
「たくさんの本を読んでいる博識な貴女なら分かると思うんですけど。」
プルKは切れ者のプルIが手こずっていたヒントを一瞬で分かったことに少し誇らしさを
感じながら言葉を続けた。
「プルK、分かっているなら教えて。お願い。」
普段なら自分で納得するまで思考するプルIだったが、タイムリミットが迫っていたので
形振り構っていられなくなっていた。
「プルIなら分かると思いますけど…。」
プルKは答えを教えて良いものか迷った。
「お願い、あとで必ず何かお礼をするから。」
「分かりました…。答えは『お風呂』です。」
プルIの必死の懇願で、結局プルKは答えを教えることにした。
「ありがとう、プルK。」
プルIはそう言いながら大急ぎでお風呂場に向かった。
ちなみにプルIに与えられたヒントは『上は洪水、下は大火事』だった。
PM17:55 プルIの決断
「どうしてお風呂なの?」
すぐ隣で答えを聞いたプルFは納得していない様子だった。
「アクシズではお風呂は専用のヒーターで温めているけど、もともとお風呂は水を溜めた
大きな鍋を下から火を焚いて温めたものですから。」
「なるほど、上は洪水のように大量の水があって、下は大火事のように火が燃えているっ
てことね。」
文学が好きで実は地球の文化に詳しいプルKの説明を聞いて、プルFはすぐに納得した。
プルIは全速力でお風呂場に走ってきた。
時計を見ると17時55分、どうやらギリギリ間に合ったようだ。
正解を言ってすぐにプレゼントを手に入れようとしていたが、少し息を整えると次第に落
ち着きを取り戻してきた。
(自分で答えを見つけられなかった私には、プレゼントを受け取る資格なんてない…。)
呼吸も落ち着き、完全に冷静さを取り戻すと、今度は無性に悲しくなってきた。
涙に滲んだ瞳を通して時計を確認する。
17時59分50秒。
(今年の私はいい子じゃなかったからサンタさんにプレゼントがもらえないんだ。)
珍しく子供っぽい考えがプルIの頭の中をいっぱいにする。
…56、57、58、59、18時――作戦終了時刻――
(早く帰らないと。パーティーに遅れたらみんなに迷惑をかけてしまう。)
振り返ってお風呂場のドアを背に一歩踏み出した瞬間、後ろからドアが開く音がした。
「シャア!?」
背後の音が気になって振り向くと、お風呂場の入り口にサンタクロースに扮したシャアが
立っていた。
「18時になると自動的に開くようにしてあったのだ。」
実は今回の宝探しゲームを円滑に進行するため、ある装置が用意された。
プル達が手当たり次第に探してほかの姉妹の分のプレゼントを偶然見つけてしまわないよ
うに、正解の場所全てにアムロ特製音声認識式マルチ錠前がセットされていたのだ。
このため、正解の場所で答えを口に出さないと開かないようにしてあったのである。
なお、ゲーム終了後に正解に該当する場所が使えないと不便であるので、18時には自動
的に解除される仕組みになっていた。
PM18:00 サンタのお願い
「シャア、どうしてここに…?」
「プルIが最後のひとりだったからな。折角だから手渡ししてあげようと思ってな。」
シャアはそう言うと、背負っている白い大きな袋から小さな包みを取り出した。
実際、シャアはプル達全員の様子をこっそり陰から見守り、プルIを除く11人がプレゼ
ントを手にしたのを確認すると、プルIに先回りしてお風呂場で待ち構えていたのだ。
「もちろんこれはプルIのためのものだ。」
シャアはその包みをそっと差し出した。
「いらない…。私はもらう訳にはいかない。」
プルIは悲しそうな表情で目の前のものを拒んだ。
「ひょっとして時間切れを気にしているのか?なに、所詮は遊びだからそれほど固く考え
る必要はない。」
「私は自分では正解に辿り着けなかった…。だからもらう資格がない。」
なだめるシャアに対し、プルFがさらに強く拒む。
「もらってもらわねば困るな。プルIに解けないヒントを与えて困らせてしまったのは、
この私だ。だからこのままでは、プルIにだけ意地悪してプレゼントを渡さなかった私は
サンタクロースに悪い子だと思われてプレゼントをもらえなくなってしまうのだ。」
シャアは、意固地になっているプルIに対してわざと子供っぽく言ってみた。
「仕方ない。シャアのためにもらうことにする。」
プルIは笑顔でその包みを受け取った。
もちろん、シャアのうわべだけで引き下がるプルIではない。
ヒントが解けないプルIが悪いのではなく、解けないヒントをつくった自分が悪い、と別
の結論を示すことで、ようやくプルIは納得してくれたのだ。
「『S』?」
プルIは包みからプレートを取り出すと不思議そうにそこに刻まれた文字を読んだ。
「プルI、そろそろ戻らねばパーティーに遅れるぞ。」
シャアはいろいろと思案しているプルIの肩を叩いて、食堂へと急いだ。
PM18:20 本当のプレゼント
プルIとシャアの戻りが遅かったため、クリスマスパーティーは予定から少し遅れて始ま
った。
いつのまにか壁や天井にクリスマスの飾りつけがなされ、食卓にはアムロお手製の豪華な
食事が並んでいた。
スパムハンバーグ、スパムシチュー、スパムサラダ、スパムとトマトのオープンサンド、
さらにプル達には缶詰の高級食材がふんだんに使われた豪勢な料理も供されている。
「おいしーねー。」
「うまい。」
「毎日がクリスマスならいいのにね。」
プル達は普段とは比べ物にならない豪華な料理に夢中になってかぶりついている。
「なんとか第一段階は完了したな。」
「ああ。」
大人二人はプル達に聞こえないようにひっそりと今後の確認をしていた。
食事があらかた片付くと、プル達はクリスマスソングを歌ったり、互いのプレゼントを見
せ合ったりした。
そこで見せ合ったプル達は、バラバラなプレートの文字にさらに頭を混乱させてしまった。
「さて諸君、こちらに集まって欲しい。」
不意に、リビングのソファに座っていたシャアがプル達を呼んだ。
「実はこれからが本当のクリスマスプレゼントなのだ。」
プル達はシャアの言葉に期待を膨らませて、揃ってシャアの前に集まった。
「諸君、プレゼントのプレートは持っているな?」
シャアはそう言って全員がプレートを取り出すのを確認する。
「ではそのプレートをもって、名前の順に並んでもらいたい。プルAが私の隣だ。」
シャアがそう指示すると、プル達は素直に迅速に整列した。
シャアを基点として隣にプルA、そして最後尾のプルLの隣にはアムロがやってきた。
アクシズ一家14人が一列に並んでいる、非常に珍しい光景である。
「次は文字の刻まれている側を手前にして、そのプレートをつなげてくれ。」
シャアの指示に、たちまち12枚の小さなプレートが1枚の細長い板になった。
同時に、シャアとアムロがそれぞれプル達のもっているプレートと同じサイズのプレート
を取り出す。
ただ、金メッキされているプル達のとは異なり、シャアのは赤、アムロのはシルバーでカ
ラーリングされていた。
「手に入る物資の差が、プレゼントのありがたさの決定的な差でないことを教えてやる!」
シャアが微妙に分かりづらいことを口走ると同時に、大人二人はプレートをそれぞれ「板」
の両側に接続し、さらに照明を落とす。
一瞬の暗闇の後、壁に光輝く文字が映し出される。
「わー。」
プル達はそこに浮かび上がった文字を見て、ようやくプレートの意味を理解するとともに、
幻想的な光景にうっとりとなって歓声をあげる。
「さ、自分のプレートの文字を読んでごらん。」
プル達の反応に大満足のアムロがそっと促す。
シャア「M」
プルA「E」
プルB「R」
プルC「R」
プルD「Y」
プルE「C」
プルF「H」
プルG「R」
プルH「I」
プルI「S」
プルJ「T」
プルK「M」
プルL「A」
アムロ「S」
「MERRY CHRISTMAS!!!」
二人の大人も含め、全員が自分のプレートの文字を読み終えると、最後にそろってクリス
マスのあいさつを交わした。
「綺麗だね。」
壁に映る、間断なく七色に変化している文字を見て、プル達の誰かが感嘆の言葉をあげる。
「あたしのとプルCの取り替えても同じだね。」
隣同士、同じ文字であることに気付いたプルBがプルCにそっと呟く。
「いや、実は順番通りに並べないと光らない仕組みにしてあるんだ。」
耳聡くプルBの話を聞いていたアムロが口を挟む。
むしろ誰かがその話題を口に出すのを待っていたのだ。
「いいかい、このアクシズでは…。」
「ここ、アクシズでは我々家族14人全員が力を合わせないと生きていけない。」
アムロが話し始めた矢先に、シャアが強引に話の主導権を奪う。
驚いたアムロはシャアを睨みつけたが、シャアの後で出番をつくるからここは自分に任せ
てくれと懇願するような目を見て、この場は引き下がることにした。
「14人全員がそれぞれの力を発揮することで、このアクシズの生活は成り立っている。
ただ、当然その中には他の者と同じような役割で貢献している者もいる。だからと言って
その者たちに代わりは利くと言えるだろうか?答えは否である。同じ役割とは言え、それ
ぞれが個性を発揮してその者にしかできない貢献をしてくれているのだ。そこで、このよ
うな想いを込めて、今回のプレゼントを用意したのである。」
シャアは満足気に得意の大演説を披露した。
「つまり、オレたちは14人でひとつの家族だけど、誰一人代わりをすることができない、
ひとりひとりが大切な存在だって気持ちをこのプレゼントに込めたのさ。」
アムロが優しい口調で分かりやすく補足する。
「もちろん、このプレートを作ったのはオレだけど、発案したのはシャアだからオレがそ
んなに偉そうなことは言えないけどね。」
アムロにおいしいところを持っていかれたと感じたシャアの恨みがましいプレッシャーを
察知して、アムロは慌ててフォローを入れた。
普段はシャアのフォローをほとんどしないアムロであるが、クリスマスくらいはシャアに
も良い事があっていいだろう、そんな気持ちもあったためだ。
「アムロ、シャア、ありがとう!!!」
本当のクリスマスプレゼントに大感激のプル達は、アムロとシャアに一斉に飛びついた。
ずっとこの娘たちと一緒に過ごしたい…。
彼女たちに外の世界へ羽ばたいてもらいたい…。
二人の父親はこの相反する感情で複雑な気分を抱えながらも、とりあえず今日のところは
年に一度の聖なる夜の宴を楽しむことにした。
「メリー・クリスマス。」
U.C.009X 12/24 PM21:00 アクシズ航路に異常なし
アクシズ一家の人数とクリスマスのあいさつの文字数が偶然ぴったりだったのでこのネタ
が思いつきました。
ちなみに、アムロが『S』でシャアが『M』になったのも全くの偶然ですw
せっかくのクリスマスなので全員に登場の機会を、と思いましたがかなり偏りがでてしま
いました…。
次回作は未定ですが、ネタはあるのでそのうち投下できると思います。
それではアクシズスレ住人の皆様、Merry Christmas!
>>84-100 途中でひょっとしてとおもったのですが、こんなに綺麗に収まるとはクリスマスの奇跡ですね。
アクシズの囚人さん有り難う。
そして、このスレ住人の皆様にメリークリスマス。
面白かった!! GJ!!
ありがとう、アクシズの囚人氏
そしてMerry Christmas、お前ら!!
103 :
102:2005/12/24(土) 00:45:28 ID:???
リロードせずに書き込んだら101とほぼ同じ内容だった(・∀・)
>>84-
>>100 相変わらずの敏腕ですね!!
素晴らしいネタでした!
アクシズとこのスレの住人にちと早いがメリー・クリスマス!
すごく素敵なクリスマスプレゼントを貰った気分
GJ!
>>100
Gj
素晴らしい作品をありがとう職人さん、最高です。
一人で過ごしたクリスマスですが、この作品に出会ってそれも
報われた気分です。ありがとう!
なんかクリスマスも過ぎて言うんもなんだけど…GJ!!
こんな大作の後じゃ気が引けるほどの大作だった、GJ!!
>>110 スレッガーさんかい?意味が分からないよ!!
シャア「プルG、アムロのマウントに対策を練っているのだが、
少し練習相手になってくれないか?」
プルG「おっ面白そうだな、よし付き合うよ。」
・・・・・・・
プルG「痛たた!ギブギブ!」
シャア「む、すまんな。フフフしかしこれでアムロ如きに易々と
マウントポジションを取られはせん、
シャア専用マウント抜けとでも名付けようか…フフフ」
アムロ「シャア、いるか?献立と野菜の事で……シャアァ!きっさまぁぁあっ!」
プルG「ア、アムロ!これは違うって…!」
シャア「心配無用さプルG!来いアムロ!私の新必殺技の威力を教えてやる…
ってうわなにするやめ…ぐはぁっ!」
シャア、またもや逆襲ならず
プルH「新スレになってほとんどAAがなくて少し物足りないわね。」
プルJ「プルH、なんの話?」
プルH「ううん、なんでもないわ。(ボソ)マウントポジションのAAとかね、シャア(チラ)」
シャア「まぁ職人さんたちも忙しいのだろう。(なんだこのプレッシャーは…)」
我々の期待を裏切らない総帥GJ。
シャアズ ビリービング アワズ プレイ プレイ!!
/ ̄ ̄/_7_7 __/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7
..  ̄ .フ ./ /__ __ / ./__ __ / ./__ __ / /__ __ / /__ __ / _
__/ (_ _./ // / ._./ // / _./ // / _./ // / . _./ // / _7_7 / /
/__.ノゝ_/ |_ノ |_/. |_ノ |_/ . |_ノ |_/ |_ノ |_/ . |_ノ |_/ ノ_/
\\\ //
\ \ \\\ r'⌒⌒ヽ /// //
\ \ (⌒\ ( rνyy'ソ⌒レm)/// ご期待にお答えするッ!
\\ (mJ \ ヽヽヾ#゚Д゚ノ/ レm)レm)/
\\ \\(mJ(mJ∩]¶[ イレm)レm)レm)/
(´⌒;; \\ (mJ(mJ(mJ| .|/ノハλ) //レm)/;;⌒`) ;;⌒`)
(´⌒;; (´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;/(mJ(mJ#Д▼||l レm)/;;⌒`);;⌒`) ちょwwwさっき殴ったばっqあwせdrftgyふじこlp」
(´⌒;; (´⌒;; \从从从从从(___へ_ノ ゝ__ノ从从从从从//;;⌒`);;
プルJ「アムロ、理由もなく大佐を修正するなんてひどすぎます!」
プルD「おー、やってるねー。」
プルE「なんか懐かしい…」
プルH「(ぼそ)やっぱりこのスレはこうじゃないとね。うふふ…。
>>115さん、ありがとね(ちゅ!)」
プルC「また電波飛ばしてる…」
ええい! やられてばかりではないのだよっ!
_, -=''"" ̄ ̄""=―,.、
_〆、  ̄=.、
/ - ,
> 丶 '
:" .__=__ ヽ r'⌒⌒'、 /
/ / | |r'⌒  ̄=--_ ゞ .' /,( rν),;:"
/〆" /E).| |(ミ"""メ""ミ `ヽ |; .∴ ' ( ヾ ゚ノ
/ ( /_/ |ヾ#▼Д▼ノ \ ミ ・,‘`,;:;"ノ" _/ /`,;:+"
ヽ ミ |ヽ,- ⌒ヽ ,_ ミ |i`,";:*`,.`゚y'⌒ ⌒ヽ`;:,"`;:,
 ̄| ミ 人ヽ Y(三) ヽ |:";:;+,`;:,ゞ,; / ノ | 丶
| | / \_ノ 》 ij `,;:",`,+;:"、,/´ヾ_ノ,;`,、,.`;:
ヽ ヽ | i| |i ./ ,"+,:`,;:":,+`;:;,`"`+ゞ丶
"ー- 、 | i| ミ / / / ”‘`;:
ヽ ヽ ノ / / / ,' 丶
ヽ ヽ / / / /| | ヽ
/ ) .// !、_/ / 〉
/ / / |_/
.| .| ./
\_|
'
/
.\ゝ从//∠
118 :
通常の名無しさんの3倍:2005/12/27(火) 12:31:14 ID:RMkiXIEh
ハゲの作品てウジウジした男ばっか出てくる・・・
その代表が赤いおじさん・・・
スレタイに引っかかったのは久しぶりじゃないか?
>>117 それはシャアが今はの際に見た幻だった…。
生涯の宿敵の容赦ない鉄拳の嵐の中で、彼は徐々に苦痛から解放されていく。
ある刹那を境に、彼は一切の負の感覚から解き放たれる。
いつか感じた暖かさ。
夢にまでみた宿敵への勝利。
そして、彼がその一生の最期において得た本当の家族の優しさ。
彼はかつてない穏やかな笑顔で次の世界へと旅立っていった。
プルF「こんなものかしらね。我ながら完璧!」
プルK「また閻魔帳ですか?」
プルF「今日はちょっと違うわ。最近作家になろうかな、って思って。これはその練習。」
シャア「何?プルKが作家になりたいだと?それならばこの私の輝かしい人生をモデルにしたまえ!」
プルK(何も知らないって残酷なことですね…)
r'⌒⌒⌒'、
( ミ""メ"ミ )
ヾ#▼Д▼ノ
/ ) _ /
/ ,イ 、 ノ/ ∧ ∧―= ̄ `ヽ, _
/ / | ( 〈 ∵. ・( 〈__ > ゛ 、_
| | ヽ ー=- ̄ ̄=_、 (/ , ´ノ \
| | `iー__=―_ ;, / / /
>>122 (!、) =_二__ ̄_=;, / / ,'
/ / / /| |
/ / !、_/ / 〉
/ _/ |_/
ヽ、_ヽ
125 :
通常の名無しさんの3倍:2005/12/28(水) 22:48:58 ID:LUKV1Gf8
>>122 / ̄ ̄/_7_7 __/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7
..  ̄ .フ ./ /__ __ / ./__ __ / ./__ __ / /__ __ / /__ __ / _
__/ (_ _./ // / ._./ // / _./ // / _./ // / . _./ // / _7_7 / /
/__.ノゝ_/ |_ノ |_/. |_ノ |_/ . |_ノ |_/ |_ノ |_/ . |_ノ |_/ ノ_/
\\\ //
\ \ \\\ r'⌒⌒ヽ /// //
\ \ (⌒\ ( rνyy'ソ⌒レm)///
\\ (mJ \ ヽヽヾ#゚Д゚ノ/ レm)レm)/ 貴様は、貴様って奴は今年も終わりだというのに!!
\\ \\(mJ(mJ∩]¶[ イレm)レm)レm)/
(´⌒;; \\ (mJ(mJ(mJ| .|/ノハλ) //レm)/;;⌒`) ;;⌒`)
(´⌒;; (´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;/(mJ(mJ#Д▼||l レm)/;;⌒`);;⌒`) ちょwww待て書いたのは私じゃなあwせdrftgyふじこlp」
(´⌒;; (´⌒;; \从从从从从(___へ_ノ ゝ__ノ从从从从从//;;⌒`);;
>124
さりげに駄目男が父親してるじゃないか(´Д⊂ホロリホロリ
U.C.009X 12/30
今日はみんなで協力して大掃除をしました。
いつもは31日に大慌てでやるんだけど、今年は31日にシャアが何か作ってくれるっていう
から早めに済ませたの。
12月31日は「オオミソカ」っていって、必ず食べないといけないものがあるんだって。
何かは教えてくれなかったし、シャアが作るからちょっと不安…。
でもアムロも笑顔で大丈夫だって言ってたからきっと大丈夫だよね。
そうそう、この前シャアからもらった立派なドレスの直しがやっと終わったよ。
4着あったから今月中に終わるか分からなかったけど、仕上がって良かった。
実は1着だけはわたしが大人になったときに着たいから、はさみを入れなかったけどね。
わたしもあんなドレスが着られるような立派な大人の女性になりたいな…。
そうだ、せっかくだから、元旦にわたしとプルEとプルLで新しいドレスのお披露目しようかな。
アムロはわたしを綺麗って言ってくれるかな…?うふふ。
明日も楽しい日だといいな。
たしかにソレは痩せた土でも育つ…さすがに出汁は粉だろうな。
129 :
プルA:2005/12/30(金) 01:52:17 ID:???
チカラ
ねぇねぇ、オオミソ力って何?
シャア専用室内にて…
シャア:えぇい!!出汁をとるのがこんなに難しいとは…だが、やってやれん事はない!!
U.C.009X 12/31
今日で今年も終わり…、今年もいろいろあったなぁ。
さっきアムロに教えてもらったんだけど、「オオミソカ」って「大晦日」と書くんだってね。
「晦日」は月末って意味で、年末だから「大」をつけるって何か面白いよね。
そんなことより、今日は食べ過ぎちゃった…。
大晦日には「年越しそば」を食べるんだっていって、シャアが「そば」を作ってくれたの。
本当はそば粉で作るらしいけど、アクシズではそば粉が手に入らないからミノ粉で代用し
た「ミノそば」だったけどね。
シャアの話では、「年越しそば」は夜の12時までに108杯食べないといけないんだって。
108っていうのは「ボンノウ」っていう人間のもつ良くないものの数で、それを全てその
年の内に退治するために「年越しそば」を108杯も食べるらしいけど、誰がそんな風習を
考えたんだろう?
わたしも含め、ほとんどの姉妹は10〜20杯くらいしか食べられなかったけど、仕方ないよね。
一応、4杯で1人前っていう量だったけど、108杯は普通無理よね。
アムロも、数よりも「年越しそば」を食べることそのものに意義があるって言ってたし。
まぁでもプルGは苦しそうなのにがんばって半分の55杯も食べてたし、プルEは平気な顔して
108杯ぺろりと食べてたから、できる人にはできるみたいだけど…。
来年はわたしも…、やっぱりやめとこう。
それにしても今日は珍しくシャアがいろいろがんばってたな。
せっせと手打ちで人数分のそばを作ってくれたし、そのあとはアムロと手分けしてわたしたちの
丼にそばをどんどん入れてくれたから。
おまけに顔中脂汗を流しながらだけど、おそばを108杯きちんと食べてたし。
しっかりしてるシャアって実はカッコいいかもね。
プルJやプルIが憧れてるのも少し分かる気がする。
でもわたしはいつもしっかりしてるアムロの方が…、ううん、なんでもない。
今年も家族全員元気に過ごせて本当に良かった。
また来年もみんなで楽しく過ごせますように。
U.C.009X 12/31
今年も家族全員無事に過ごすことができた。
アクシズの航海も順調だし、水や食料、エネルギーの心配もなくなってきた。
年を追う毎に快適な環境になりつつあると思う。
いつもバカなことばかりしているが、実はあいつのおかげで安心して生活が送れるんだよな。
父親としての自覚もでてきたし、このアクシズはあいつにとって最高の場所なのかもな。
もちろん、オレにとってもだが。
それにしても今日は大変だった…。
あいつが「年越しそば」をプルたちに食べさせるなんて言い出したせいで。
また妙な本で変な知識を仕入れてきたようだが、「年越しそば」は本当に108杯も食べる
ものなのか?
どこかの大晦日の風習で「そば」と「108」という言葉が出てきた気はするが、その二つ
は直結してなかったはずだ。
まぁオレもうろ覚えなのではっきり否定はできないが。
そばはあいつが全て打ってくれたからいいが、それを茹でて、プルたちの丼に次々と投げ入
れるのは骨が折れたよ。
あいつが「丼が空になったらすぐにそばを投げ入れろ。丼に蓋をされたら負けなのだ!」
なんて言うし。
今改めて考えると、その食べ方はまた違う風習だと思うぞ…。
その後は小分けしたそばを入れた大量のお椀を洗わなければならなかったし、あいつが意地
で108杯食べて倒れたせいで、結局そば打ちの道具を全てオレが片付けるはめになったし。
でもプルたちも楽しんでたようだし、そばも思ったより美味かったから良しとするか。
とりあえず正月にまた妙な風習をさせられないように、あいつの本は全て没収しておこう。
全く、『世界年末年始大百科〜男の喰らう蕎麦と餅〜』なんてふざけたタイトルだな…。
あ、でも意外に面白いなこれ。
何だかんだで今年は楽しい一年だったと思う。
また来年も毎日みんなが笑顔でいられる一年にしたい。
来年もよろしく頼むよ、プルたち。
そして、シャア。
アクシズ一家!よいお年を!
シャアテラワロスw
今年も漂流お疲れ様でした、アクシズ一家の皆さん
職人さんも住人も良いお年を
さすがシャアはよく物を知っている。
・・・・ちょっとまて、その本はマ様も垂涎の稀覯本、民明しょ(ry
アクシズ一家は来年も変わらず幸せそうだな。
住人の皆さんも良いお年を
アクシズ一家の皆さん、スレ住人の皆さん、あけましておめでとう
年越しとわんこごっちゃになってるwwwwwwww
何はともあれあけましておめでとう、生き延びたまえよアクシズ一家の諸君!
プルAにお年玉をあげよう。
▼Д▼Aスマン。腑甲斐ない父で…
次はBだ。今年もよろしくたのむ。
つプルCにお年玉
次はプルDにお年玉だな
つプルEにお年玉
プルFに
▼Д▼つプルFに
orz
んじゃ、プルGに
▼Д▼つプルIに
148 :
【豚】 :2006/01/01(日) 02:03:58 ID:???
飛ばされてるプルBに
肝心の落とし玉を忘れてた
▼Д▼つはい、プルK
▼Д▼つプルLで終わりだな。みんな、今年もよろしく頼むぞ。
153 :
月光蝶:2006/01/01(日) 05:31:23 ID:???
スレ違いなんですが、SSにも出たことだし
つ[わんこそば]
,.-''" ̄ ̄" ̄`ヽ,
/゙ ノ -- --ヾヽ
/ / ● ● | i
`ヽ,,_( ´ ( _▼_ )` ノノ 月光蝶サマ、スレ住人の皆様、アクシズご一家の皆様
,.-''' 、/ ,,川 | ''-.,
( ,i''゙( __/ )|川( \ ゙'' i,)
.| ゙-..;;_'' ''''',, '',,,._ ,,,..-'゙.| あけおめです。
l,  ̄ ̄ ̄ ̄ .|
'l, ,/
\ /
゙l'-、..,,,,,,,,,,,,..,、-'l゙
゙'-、..,,,,,,,,,,,..、-'゙
>>153 月光蝶氏お疲れ様です
アクシズ一家、住人の皆さん、あけましておめでとうございます
フロに多めに入れるとか、シミュレーターの使用時間が延びるとか、いつもより多めにシャアが殴られるとか
>>153 月光蝶氏、明けましておめでとうございます。
更新ご苦労さまです。
アムロ「プルL、どうして泣いているんだい?」
プルL「シャアからもらったおみくじが『大凶』だったの…」
アムロ「う〜ん、でもおみくじに書かれてたお告げに注意すれば大丈夫だから」
プルL「『大凶』としか書いてないよ…?」
アムロ「う…」
プルI「私なんて『豚』よ!?どんな運勢なのよ!?まぁおみくじなんて非論理的なものどうでもいいけど…(泣)」
アムロ「……シャアーーー!!!」
(AA略)
そういや、フロとか洗濯とかはコインランドリー方式だったな。TVとか音楽とかの娯楽系もそうなんだろうか?
学生ネタなんかでよく喧嘩がはじまると「○○に食券2枚!」「じゃあ、□□に5枚!」とか賭け事が始まるが…
・・・ここでは大穴だなw
アムロからお年玉は無いのか?
保守
シャア「ほう、1月7日は『七草粥』というものを食べるのか。ふむふむ…」
元総帥がまた怪しい本を片手に何かを考えていますよ
>>164 ナレーションは、滝口順平なのか、広川太一郎なのか・・・・w
いや、森本レオ
大塚周夫ですよ
レスでアクシズを押し返すんだよ!
四十代突破したシャアはともかくとして、まだまだアムロは三十代なわけだよな。
性欲はどうやって解消しているんだろうか。
不謹慎な話だが、あれも立派な生理現象の一つだ。
なにせいくら抑えても眠ってる間に悲惨なコトになってしまう。
男は出さなきゃ勝手に出るんだからな。
多分人目につかないところで適当に処理しているんだろうが、
もしもその現場を目撃されたらどんな修羅場になるんだろうか。
>>170 確かにこのスレ始まった当初から気になってた。
部屋だと夜でもいつ誰かが入ってくるか分からないから、
トイレとかで一人で済ましているんじゃないかな?
もしくは極秘でそれ専用のハロがあるとかw
いつもララァに見られてる気がしてEDになったらしいよ
それ専用のハロに一票入れちゃう
むしろララァの幻影が処理してあげてる
>>174 そこへ突っ込んでくる大佐の赤い生霊w
『ララァ! 奴との濡れ事はやめろ〜〜っ!!』
ってか、シャア40代でいいのかw
それを知ればプルJは酷く傷つくだろうな(w
>>170 人間、耐えようと思えば普通に耐えられるものだ。
200年前あたりの日本の武士なんて普通に耐えるのが美徳だったし。耐えられない奴もいただろうがね。
後軍隊暮らしが長ければ、普通に我慢する方法くらいは弁えてるもんじゃないかな。特に戦争続きの軍隊では。
確かに最初みたいに1スレ=1歳なら確かに40超えてる…
まぁこち亀みたいに子供は普通に成長するけど大人は歳をとらないってことでいいんじゃない?
むしろ逆でプル達は子供のまま、シャア一人だけが年を取っていってるような…
>178
武士や軍隊の世界じゃ女色を耐えて男色に走るとかそういう話になっちゃうから
あんま上手い例えじゃないな
あと、まあ軍が駐留してるとこにはプロの女の人が集まるし
前線はともかく
昔、修行と称して数か月オナ禁したことがあるが、
その時夢精も無かったので病気かと思った事があった。
医者曰く、Hな夢を見なければ夢精はせず精子は
玉の中で溶けて新しい精子の元になるとの事だった。
だからアムロもそんな感じではないのか?
てか、別に自己処理くらいしてたっていいじゃん
家族にバれなきゃいいだけだし
SSのネタにするには、覚えたての中学生じゃあるまいし、って感じだけどな
うっかり夢精してそれを洗うところを見られるってのもネタになりそうではあるが。
ランドリーと手もみ洗いって水の使用量はどうなんだろう?
後者が少ないんであれば今後の多大な苦労と引き替えに簡単にごまかせるが…
つまらないからいいよ
それより
>>164は結局書かなかったのか
それより総帥はいつ女を知ったんだろう
まさかララァが初めてってことはないよな…
>>186 え、ララァじゃないの?素でそう思ってた
密会設定なら、そもそも軍の付き合いで行った娼館でララァに出会ってるから
それ以前にもそういう息抜きに付き合ってるだろうし
オリジン設定なら…あいつなんでもしてそうだしなぁw
士官学校時代にガルマと二人で遊びまくったに決まってるじゃん
アムロはどうなの小説版ではセイラさんみたいだけど
小説でも密会はアムロ童貞だよ
シャイアンで玄人さんにやってもらったんだよ
以降、週に一回毎回違うお姉さんに通ってもらって…ウラヤマシステンゴクジャネ
選択権と拒否権があれば確かに天国だろうな
16やそこらでそんなセックスしか出来ないのはイヤ過ぎる
連邦はアムロの青春返せ
>>186 4歳ごろ、キシリア閣下に遊んで貰った。
士官学校時代に上官に連れられ夜の街で筆おろし
↓
同じくガルマたちと合コンで遊びまくって女をお持ち帰り
↓
ララァと出会い娼婦仕込みのスーパーテクを修得
↓
そのテクでアクシズでハマーンをハニャーンに調教(被害者一号)
↓
以後ハマーンをはじめ、女性から怨まれる(機動戦士Zガンダム)
#▼Д▼ノ「私のことばかり暴露するというのか?」
学生時代にネットでサルのようにエロ画像探し、ついでにガンダムの情報ゲット
↓
マチルダやハモンといった年上の女にハァハァする日々
↓
シャイアン時代に送り込まれる女たち仕込みのスーパーテクを修得
↓
そのテクでじゃじゃ馬ベルトーチカ調教(被害者一号)
↓
以後MS隊の部下、情報提供者、技師を愛人化(ロンドベル時代)
ララァのトラウマで炉利に走るようになったのか
プルJ「大佐、不潔です…(涙)」
一年戦争時代のシャアとララァのベッドでの力関係
ララァ>>>>>>>>>>>>(越えられない経験の差の壁)>>>>>>>>>>>>シャア
グリプス、CCA時代のシャアとアムロの経験人数の関係
アムロ>>>>>>>>>>>>(越えられない人数の差の壁)>>>>>>>>>>>>シャア
人数だけはアムロが上なんだよな…でもやっぱりアムロカワイソス
>197
皆さん通常の3倍で暴露しているだけですよ。総帥。
SS投下いたします。
そこそこ長文ですのでよろしければお付き合い下さい。
「僕の名前はシャア・アズナブル。君は?」
「僕は…」
「…というわけだから貴様には、て聞いているのか、シャア?」
「…ああ、そうだな。そうしよう。」
赤茶けたクセのある髪の男が神経質そうに、同席しているもうひとりの男に注意する。
「そうしようも何もまだ話の途中だぞ。」
「ああ、それでいい。」
もうひとりの男、かつて赤い彗星と呼ばれた男は相変わらずの生返事である。
「分かった、もういい。その件はオレが何とかするよ。」
話にならないと悟った神経質そうな男は、それだけ言うと部屋を後にした。
もうひとりの男は見送りもせず、何を見るともなく虚ろな表情で椅子に掛けたままだった。
「全く話にならないな。何を考えている、シャア…?」
自室に戻った神経質そうな男、アムロ・レイは、ベッドに横たわるとぶつぶつと呟き始めた。
その日は明らかにもうひとりの男、シャア・アズナブルの様子がおかしかった。
いつも必要以上に雄弁なシャアが、その日は朝から口数が少なかった。
いつも割り当てられた仕事に対して不真面目なシャアが、その日は一切無駄のない仕事をした。
そして、いつもかけているサングラスをその日はかけていなかった。
その様子を見ていたプルたちは口々に、
「心を入れ替えたのかな?」
「サングラスない方が良くない?」
「真面目なシャアって何か不気味だよね。」
「アムロに何されたんだろう…?」
「大佐もやればできるんです!」
とシャアの明らかな変化に概ね好意的な印象を抱いたようだった。
しかし、シャアのそつのない態度は夕食の席までだった。
夕食を終えてすぐに食堂を後にしようとするシャアにアムロは声をかけた。
環境システムのことで相談がある旨を伝えると、
「待ってる。」
シャアはそう返事をした。
その言葉を聞いてアムロの違和感は頂点に達した。
晩酌をしながらの夜のミーティングはアムロの部屋でするのが習慣になっていたからだ。
実はアムロ自身もその日のシャアのあからさまな振る舞いの変化を好意的に受け止めていた。
シャアが以前に宣言した「ダメオヤジとしての立場」にも一定の理解を示してはいたが、
日常的に信頼できるパートナーが欲しいと思っていたのもアムロの本音なのである。
もちろんシャアの土壇場での信頼感は誰よりも大きいことを分かっているうえでの話である。
しかし、己の振る舞いを省みたとしても、夜のミーティングの場所を変える必要はない。
(シャア、何を考えている…?)
アムロはシャアの部屋で理由が明らかになることを期待した。
だが、簡単な用事を済ませて日付が替わる時刻にシャアの部屋を訪ねると、彼は予想に反して
全くの上の空だった。
何を言っても気のない返事。
何も見ていない虚ろな視線。
アムロがニュータイプと呼ばれる人間でなかったとしてもシャアの意識がこの場にないことを
感じ取るのは容易な事だった。
今なら生涯の宿敵に難なく止めを刺すことができる、そんな雰囲気さえ漂っていた。
もちろんアムロにそんなつもりは微塵もないことは言うまでもないが。
「君は本当に凄いね。君とは対等な友人になれそうだ。」
「それは光栄だ。」
「おはようございます、大佐。」
「…、ああ。」
「お食事、机の上に置いておきますね。」
「ご苦労。」
食事を乗せたトレーを机の上に置くと、その少女は背を向けてベッドに横たわっている男の顔
を覗き込もうとした。
「用事は済んだのだろう?ならば下がってもらおう。」
「失礼しました。」
男は露骨に不快感を示して少女に退室を促した。
少女も素直にそれに応じ、かしこまった動作で男に向かって敬礼すると、その部屋を後にした。
「この感じ…、一体何なんだ…?」
男は自分の中に沸きあがる不可思議な感覚に耐えかねてそう呻いた。
「プルJ、シャアの様子は?」
「口調ははっきりしていましたし、体調に問題はないかと。ただ…」
アムロの質問にプルJは弱々しい声でそう答えた。
「心の問題、か。」
「おそらく…。」
シャアが心を入れ替えたと思われたあの日以降、シャアは部屋から出てこなくなった。
最初はアムロやプルたちが何度も部屋に様子を見に行っていたが、シャアの近寄り難い雰囲気
と射抜くような冷たい視線に気圧され、交代で食事を運ぶ以外は誰もシャアの部屋に立ち入る
ことができなくなっていた。
アムロもプルたちもシャアが何かに思いつめていることは感じ取れた。
しかしそれが何なのかは全く見当がつかないでいた。
そこでアムロはアクシズの航路に絶望的な障害が発生したのではないかと仮説を立ててみた。
しかし、管制室の観測データやシャアのファイルを調べても全く問題は見つからなかったし、
食料やエネルギーも危機的な状況という程のものでもなかった。
そもそもシャアは何か問題があればすぐに皆に伝えることにしている。
そのうえ、生き延びることに関しては宇宙一と言えるあの男が、仮に絶望的な状況だとしても
何も行動せずに黙って諦めるとは到底考えられなかった。
そうなるとやはり今回のことはシャアの内面の問題だという結論に落ち着く。
「プルH、シャアの周りに何か感じないか?」
「漠然と漂っている何かが…。でもそれが誰かの思念なのかシャア自身から発せられたもの
なのかは…」
アムロは何らかの思念がシャアに影響を与えていると考え、姉妹の中で最も感覚の鋭いプルH
に協力してもらった。
しかしアムロやシャアにも感じ取ることができない存在と会話することができるプルHを以て
してもその正体に迫ることはできなかった。
「全く、何だっていうんだ…。」
アムロはさまざまな想いを込めて力なくそう呟いた。
「僕はジオンの士官になる。」
「君なら立派な士官になれさ。」
「シャア、アズナブル…。」
男はうなされながらそう呟いていた。
「夢、か…。ん、何の夢だ…?」
男はまとわりつくような夥しい寝汗と、何ともいえない喪失感とともに目を覚ました。
「こんな時間だが、シャワーでも浴びてくるか。」
時計は午前2時を表示していた。
「大佐…。」
着替えを手にした男が部屋を出ると、正面に毎朝食事を運んでいる少女が立っていた。
「こんな時間に何をしている?早く休みなさい。」
「私は、その…。」
冷たい表情の男は目の前の少女にこの場から立ち去ることを促した。
少女はひるまないつもりだった。
「大佐。」
「何をする?」
少女はそう言うと男の背に腕を回し、その胸に顔をうずめた。
不意に少女に抱きつかれたが、その男は表情を変えることはなかった。
「私は大佐のことが心配で…。」
「君に私の何が分かる?」
少女の必死な想いを、男は冷たく拒絶した。
男の言葉は少女の頭の中で残酷に響いた。
少女は腕を解くと、何も言わずにその場から立ち去った。
その目はひどく潤んでいた。
「私は何をしているんだ。」
少女の後ろ姿を見ているうちに男は無性に自身に腹を立てていた。
「僕は急いでいるんです。」
「それなら僕にいい考えがある。」
「それは名案だ。恩に着るよ。」
「おはようございます。」
「ああ…。」
「何か必要なものはありますか?」
「特にない。」
少女は食事を乗せたトレーを運びながら男に尋ねた。
「今日は、君か。」
「はい。」
その少女はいつも朝食を運んでくる少女ではなかった。
背格好と声はよく似ているが、性格や口調は全く違う。
(昨晩のことを思い返すと無理もない。)
男はひどく後悔した。
「では私はこれで。」
「ありがとう。」
少女はにっこりと微笑むと部屋から出て行った。
男は昨晩の反省からか、きちんと礼を述べて少女を見送った。
「もう少しか…。」
男は無意識のうちにそう呟いていた。
自身の口から発せられた言葉に気付いたが、男にはその意味が分からなかった。
「今日は比較的機嫌が良さそうでしたよ。」
キッチンで洗い物をしていたアムロに、先ほどシャアに朝食を届けたプルKが感想を述べた。
「そうか、その代わりプルJが落ち込んでいるようだが…。」
「そうですね…。」
アムロも、そして姉妹たちも昨晩の出来事を知らない。
しかし、プルJが落ち込んだ原因は誰の目にも明らかだった。
ただ、落ち込むプルJに対して、元凶と思われるシャアがやや機嫌が良くなっているのは
アムロにはどうにも腑に落ちなかった。
「今日もシャア出てこないのかな?」
「本当にどうしたんだろうね?」
「…、不気味…。」
「大人にはいろいろあるのよ。」
「またプルFはそんなこと言って。」
こう何日もシャアが姿を現さないと、普段はからかってばかりのプルたちも心配になってくる。
その光景を見てアムロは、プルたちの関心を集めたくて引きこもっているのでは、と考えたが
即座にそれを否定した。
そんなふざけた意図ではあんな雰囲気にはならないし、そもそもシャアはどのような形であれ、
プルたちと直接触れ合うことを好んでいることをアムロは知っていた。
アムロは改めて、シャアのことをよく分かっているが、同時にほとんど分かっていないことに
気付いた。
「今はそんなこと考えている状況じゃないだろ。」
アムロは苦笑しながらそう呟いた。
「じゃあ僕は先に行く。また会おうね。」
「さようなら。よい旅を。」
「行くな、シャア。」
男はそう叫びながら飛び起きた。
「夢か…。今までのも、これか…?」
またしても男の体には夥しい寝汗が滴っていた。
しかし以前のような何ともいえない喪失感はなかった。
今回は夢の内容を全て憶えていたからだ。
「僕はここだよ。」
男は何者かに呼びかけられた。
声のする方向に顔を向けると、そこにはひとりの少年が立っていた。
「シャア・アズナブル…。」
男はその少年の顔を見るなりそう呟いた。
「久しぶりだね、エドワウ。」
「シャア、何故ここに…?」
少年は男に微笑みかけた。
男はこの場所にその少年がいることに理解ができなかった。
「君は気付いていなかっただろうけど、僕は今までずっと君の傍にいたんだよ。」
「そんなことは…。」
男は少年の言葉が信じられなかった。
その男もニュータイプと呼ばれる者の一人である。
その男自身、その能力の影響で今まで何度か死者と会話をしたことがあった。
また、その男の周りにも彼と同様、死者と会話することができる者が少なからずいた。
しかしその男も、そしてその周りの人間も、一度としてその少年の存在を感じたことはなかった。
「強い能力をもつ人は死後も永遠に思念が残るみたいだけど、僕みたいに大した能力ももたない
と生きてる人に語りかけることはできないみたいなんだ。」
少年は男の疑問を感じ取って説明した。
「では何故今になって…?」
「その話は後で。まずは僕の話を聞いてくれるかい?」
少年は、今度は男の質問を遮って自分の話を始めた。
「さっきも言ったけど、僕は今まで君の傍にいたんだ。そしてずっと君の人生を見てきた。」
少年の話を、男は黙って聞いた。
「君の栄光と挫折を繰り返す人生は見ていて楽しかったよ。僕ならできれば栄光ばかりの人生が
いいけどね。そして君の出生の秘密も知ってしまったし、ここでの君の本当の意味での充実した
暮らしぶりも見てきた。」
「シャア…。」
男は少年の名を呟くことしかできなかった。
「あの事故が全ての終わりであり、そして全ての始まりだった。」
少年はそれまでの明るい調子から一転して暗い口調でそう言った。
男は押し黙るほかなかった。
「あの事故で僕は命を失い、そして君は『シャア・アズナブル』としての人生を歩み始めた。
一時期名前を変えたこともあったけど、結局君は『シャア・アズナブル』として生きることを
選択した。本名に戻るチャンスは何度もあったのに。」
「それは、ジオンの赤い彗星の名に周りが価値を認めていたのを知っていたからだ。」
少年の問いかけに男は素直に答えた。
「それなら君の本名の方が価値があるじゃないか?それに今の生活なら『シャア・アズナブル』
の名にこだわる必要性もないだろう?」
少年の問いかけに、今度は男は答えることができなかった。
ネオ・ジオンの総帥に就任する際、『キャスバル・レム・ダイクン』の名を用いなかった。
それは実際のところ、政治的な影響力やカリスマ性云々といった理由は二の次で、最終的な判断
は直感的なものだった。
また、現在このアクシズにおいて『シャア・アズナブル』を名乗っているのも、かつてのライバル
の存在もあるが、単なる感覚によるものである。
以前その男自身が言ったように人生をやり直している実感があるのならば、本名に戻るいい機会
であるとも考えられる。
確かに少年の言う通り、男は人生の転機といえる場において悉く『シャア・アズナブル』の名を
選択していた。
「実は君が気付かないうちに僕が影響を与えていたんだよ。」
「何?」
思いがけない少年の告白に男は耳を疑った。
「僕の能力では君に直接語りかけることはできなかったけど、僕はあの事故以降、君の傍でずっと
『僕を忘れないで』って念じ続けたんだ。」
「そうだったのか。」
少年の話を聞いて、男には思い当たることがあった。
それは直感という形の少年の願いだったのだ。
「でももうそれはお終い。君に本当の名前を返してあげるよ。」
「何を言う。」
少年の申し出の真意を、男は図りかねていた。
「良くも悪くも僕の名前を有名にしてくれたし、それにこれからの君は僕のことを忘れないでいて
くれるから。今の君を見ていれば分かる。」
少年は満面の笑みを浮かべて男に言った。
「だからこれからは君は君の本当の人生を歩めばいい。」
そう言うと少年の姿は少しずつ薄れていった。
「待ってくれ、何故今になって私の前に。」
「僕の足元を見てくれ。きっとそのお陰だ。」
言い終わる頃には少年の姿はほとんど消えかかっていた。
「さっきは僕を引き止めてくれてありがとう。やっと君と話すことができたのに、また見殺しに
されたらどうしようかと思ってたけど。じゃあ僕はもう行くよ。」
少年は楽しそうな笑い声とともに去って行った。
「これは…。」
男はさっきまで少年がいた場所にあった金属板を拾い上げた。
それは先日、彼が自分の愛機から解析と修復のために取り出したサイコ・フレームと名づけ
られたものだった。
サイコ・フレームは一部が欠損すると増幅する際に波長が乱れ、システムに負担をかける。
そこで、交換や完全な修復ができない場合は、応急処置として正常な波長になるよう削って
調整することになる。
しかも最終的には手作業で微妙な削り込みが必要なのである。
そのため、男は自室に一片のサイコ・フレームを持ち込んでその作業をしていた。
彼自身は憶えていないが、実は少年が夢に出てきたのはその作業が完了した日からであった。
「あのときといい、サイコ・フレームには不思議な力があるみたいだな。」
わずかに緑色に光るその金属板を手にした彼は一連の出来事を悟った。
彼の見た悪夢、それは少年の思いが形になるための言わば産みの苦しみだったのである。
「今までありがとう。」
男はその金属板を固く握り締めながらそう呟いた。
「おはよう、諸君。」
久々に食堂にシャアの声が響き渡った。
「今まで随分と迷惑かけてくれたじゃないか。」
シャアの晴れ晴れとした表情を見て、問題が解決したことを察したアムロは口元を緩めながら
皮肉を言う。
「被告人、プルJの件は覚悟しているだろうな。」
裁判官の扮装をしたプルIがシャアをギロリと睨みつける。
シャア自身の問題が解決したことが分かると、すぐにプルたちは弾劾裁判の用意をしていた。
先日プルJがシャアの言葉で傷つけられたことは既に姉妹全員に伝わっていたのである。
「大佐…。」
被害者のプルJが遠慮がちにシャアに声をかけた。
プルJの姿を確認したシャアは思わずプルJを抱きしめた。
「大佐!?」
「この前のことは本当にすまなかった。精神的に参っていたというのは言い訳にもならんな。
また私は大切な人を傷つけてしまった。どうすれば償えるだろうか?」
シャアは心から謝罪し、プルJをより強く抱きしめた。
「大佐…。」
プルJは瞳を涙でいっぱいにしながらシャアを抱きしめ返した。
「だ、弾劾だー!!!」
その光景を目の当たりにしたプルIは顔を真っ赤にしながらそう叫んだ。
結局、プルIの強硬な主張もあって弾劾裁判が開かれた。
なお、罪状はプルJを深く傷つけたことからプルJを二度も泣かせたことに変更された。
「私の名は、シャア・アズナブル。逃げも隠れもせんよ。」
被告人席でシャアは堂々と名乗りを上げた。
(やはり私の人生は、君の人生でもあるのだよ。これまでも、そしてこれからも。)
シャアは心の中であの少年に向かってそう宣言した。
そして改めて、彼は自分の意思で「シャア・アズナブル」として生きていくことを決心した
のであった。
実は一番書きたかったテーマです。
でも全体的にちょっと暗い感じになったので、
次からはまた明るい話を投下しようと思ってます。
ちょっと遅くなりましたが、住人の皆様、今年もよろしくお願いします。
>>216 乙です、ちょい泣きストーリーもいいものですな。
エドワウ坊や…りっぱになって(ノд`)乙です
サイコフレームをノミで一生懸命削る大佐を想像して噴いたw
ガルマ以上にひどい目にあわされながらそれでも許すシャア、テラモエス
クワトロさんにも哀悼を…
クワトロさんは既にハマーン様に弾劾されてるからなぁw
いや、あのシャアが名前を借りた連邦の亡きクワトロ・バジーナに
別に大尉じゃないですね
↑すいません「別に〜」以降意味はありません(汗)
乙!!
まだまだアクシズの行程、続きそうで嬉しい限りです…
職人様乙です!
しかし本当に息の長いスレですねここは
ここにはシャアのゴキブリ並の生命力が備わっているのだろうか…!?
(▼∀▼)「保守ぬるぽ〜♪アムロ、近くにいるなら私をがっしてみろ〜」
「
>>228そうさせてもらう!」
^'、 ,r'⌒⌒⌒'、
|y'ソ 〃〃∩( ミ""メ""ミ )
|・ノ ⊂⌒ヾ▼Д▼ノ ギクッ
| `ヽ_つ ⊂ノ
^'、 ,r'⌒⌒⌒'、
|y'ソ ∩( ミ"メ"""ミ )
|・ノニ⊃⊂⌒(▼д▼ ノ !
| `ヽ_つ ⊂ノ
,r'⌒⌒⌒'
| ( ミ""メ""ミ )
|⌒ヾ ▼д▼ノ )))
|`ヽ_つヽ_つ ))
|⌒⌒'
|メ""ミ )
|д▼ノ ))
|ヽ_つ )
|
| ズガガガガガガガガガ !!!
|
プル達に暴力シーンを見せないようちゃんと気を使うなんて…
流石だなアムロ。
>>229 「それは『がっ』じゃなくって『ズガガガ流星拳』。アムロもシャアを殴るのが本当は好きなのね。」
いやそれは違う
シャアが好きなのは殴られる事だ
(▼Д▼)「10時に寝たらこんな時間に目が覚めてしまった。この時間なら荒らされることもないからageるぞ!」
234 :
月光蝶:2006/01/16(月) 04:07:15 ID:???
>>233 そして私が下げる(こんな時間に活動している!?な、なぜだ!!)
(▼Д▼)「月光蝶氏だと!?なんたる僥倖!」
それなんて読むの?↑
ギョウコウも読めないのか
ギョウチュウも読めないのか…
何たるゆとり教育!
ギョウチュウですね、ありがとうございます!
いやむしろターンエックスと読むのでは、と小一時間ほど悩んでみる。
そして寝る。
__
,.、-''"´  ̄`゙゙''- 、
,.-'" ゙ヽ、
/ \
/ / i `゙ヽ、 ヽ
/ / / i | 、ヽ`ヽ、ヽ 、 ゙、 /
/ / / / //,イ /!|、 | l i \ヽ ヽ,ヽ, ゙i (
,'/ /./ // / l / l !゙i l!゙'iヽヽ 、. \゙i ゙i ゙i ゙i )
l i / // 〃 l l .!| i! ゙i!、l、ヽ ヾi,、 ヽ, | | i | /
!il i l l i/i7‐-!|、,_l! ! ヽ,ヽ>ゝl-´iゝ| l ヽ、.| ! ( 保守するよ〜♪
i!| l ! | ! i| l! ,,. --.、ゞ、 =,".--゙、`l i!. l/人ゝ<!l )
!.l | l ゙i゙、 l _,r'にi::::。l゙ "l:ニ)::。ヽi!l| |'´i゙i i| i i/ (
゙i.|、゙、ヾヽ ゙ ゙、::::::::l l::::::::::ノヾ.l/|〉'ノ,'.l l/! )
゙i!゙i, ハヽ ゙、 `''"´ `゙'ー' ' //|‐'l//〃 ⌒`‐‐----‐‐‐‐--‐‐---
,、 ,-, ゙i.l、 l | i゙i. """ __'__ """イ,'! l/,/ ,、 ∩ ,.,
/ノr' ノ____ ゙、゙i | ゙i .゙、 l´ ̄`i // ト、゙/ ,..__ ゙i,゙、l ゙i | .l
| l / レ',.--' ´| l |. ヽ、 ゙、___,ノ // i レ.` `-、 ゙iノ l l/ /
r-、| 'ー'^゙っ | l |゙、i、_゙i'' ‐ .,,_ ,. -'"l/゙i i | ゙、 ' ' /
ヽ、l ゙'i'´ | i |,、.,∠L,. ---──┴、!| | .l ゙‐-っ
`i | | i |ヽ, ......:::::::::::ノ!l ! l ,.‐'"
rl /_ ,.. --゙、 i |'Tヽ、 .......:::::::::::::::/:::|i .ト、 〉、
_,. -‐''"´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄``''''''''─--- 、
_, -''" 、_ _,.. -‐''
(二二二二二二'';:-''" \______
, ‐'" , ‐'"
,∠, , ‐'"
/'i,.r‐>、 :、‐┐ , ‐'"
/ `'く.,,_l . ヽi , ‐'"
/ r‐-、 , ‐'"
. / ヽr'",>、 , ‐'"
. / _,,.._ ヾ、__i , ‐'"
 ̄ ̄ ̄ ,> _,. -''"
/ _/ /゙
. / _,,.. -‐''''"/ /
∠__,,,,,. -─''''''"" / /
/ /
/ /
/ /
`''"
はろーえぶりにゃん ろんぐたいむのーしー はうどぅゆーどぅー
「ええい!解読できんッ!」
-― ̄ ̄ ` ―-- _
, ´ ......... . . , ~  ̄" ー _
_/...........::::::::::::::::: : : :/ ,r:::::::::::.:::::::::.:: :::.........` 、
, ´ : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::::: : ,ヘ ::::::::::::::::::::::: : ヽ
,/:::;;;;;;;| : ::::::::::::::::::::::::::::::/ /::::::::::::::::::: ● ::::::::::::::::: : : :,/
と,-‐ ´ ̄: ::::::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::r(:::::::::`'::::::::::::::::::::::く
(´__ : : :;;:::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::`(::::::::: ,ヘ:::::::::::::::::::::: ヽ
 ̄ ̄`ヾ_::::::::::::::::::::::し ::::::::::::::::::::::: :●::::::::::::::::::::::: : : :_>
,_ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: `' __:::::::::-‐ ´
(__  ̄~" __ , --‐一~ ̄
誰もかまってくれない…
大人はわかってくれない
分かっている。任せたまえ。
何をする気だ!?
ナニをする気だ。
ナニヲスルキダ
何をするだーッ!
な…なにをする気なの!?(ガクブル)
今日は久しぶりにゲームコーナーに寄ってみた
待ち合わせ時間にはまだ早かったので時間を潰そうとしただけだが
アナハイムのMSシュミレーターが出ると言うことなので、ついでに見にきたのだが..
一応これでも徴兵されていた時に関わったことがあったので
気になったのが本音だが
お目当てのものはすぐに見つかった
外環はそうでもないが、中はMSと同じだった
早くも遊んでいる者がいるようだ
ライブモニターに操縦者として表示が有った
ホワイト 、コメット 2人だけようだ
とりあえず2回ほど対戦してみることにした
....
まったくもって相手にならなかった
現役MSパイロットなのか?と思われるほど扱いなれていた
そこに店の店員が「お客さん、この2人組みには勝てませんよ」
と、言ってきた。「今日入れた物ですがこの人たちは一寸前の
乱戦(苦笑)でも相手にならなかったですから。」
といって、カウンターニ戻っていった
苦笑するしかなかった。私から見ても軍のシュミレータと遜色ないレベルの
ゲームであるので、何処の部隊の人じゃないかと思ったほどだった
おっと、そろそろ待ち合わせ時間だ
彼女が待っているだろう場所に急いだ
誤爆かな?
地球圏に帰還後じゃないの?
待っている彼女はプルズの一人で、この後彼氏を連れてくる話に続くとか
で、お父さんが俺に勝てなきゃ交際認めないとか言い出すんだな
(;▼Д▼)<け、結婚するだと!?駄目だ駄目だ!!許さん!!!
アムロ「でもこれは事実なんだ!認めなくちゃいけないんだ!(涙)
で も 僕 が 一 番 ガ ン ダ ム を う ま く 使 え る ん だ!!!」
お父さんたちテンパリすぎようw
>>257 一人称が「僕」だと父親の威厳が感じられない
>>259 で も ワ シ が 一 番 ガ ン ダ ム を う ま く 使 え る ん だ!!!
とか?
新郎なんかどうでもいい!プ ル と ガ ン ダ ム を 映 せ !
ところで今思い浮かんだんだが、アムロって髭が生えない(もしくはかなり薄い)といういうイメージがあるんだがどうだろう?
むしろ毛深いイメージの方があるが。ベルチルのおかげで
同じく。
ヒッキー時代ならともかく、軍人になってからはきちんと髭も剃ってるんじゃないか。
アクシズ生活だと機械いじりに没頭して不精ひげも珍しくないように思える。
髭はむしろシャアの方がイメージ出来ん。
毎朝完璧に手入れしてて絶対に無精ひげ姿とか見せなさそう。
一様シャアは紳士だからなぁ…髭は想像できない
身だしなみとかはむしろシャアのほうが煩そうなイメージ
以下妄想
シャ「淑女とは常に身嗜みには気をつけるものだぞ、ほら」
Jの子「ごめんなさいお父様、でも…」
シャ「言い訳は良くないな」
Jの子「はい、お父様。御免なさい」
みたいな
やっぱ不摂生なイメージはアムロの方が強いなぁ
お父様と聞くと某乙HIMEのカニ頭の声で変換されてしまう……
40過ぎたら、シャアはヒゲが似合いそうだと思っていた自分は少数派なのか。
地球に戻ることがあれば、変装とかの必要もあるだろうし、絶対無いわけではないと思う。
アムロが不摂生なのは同意・・・けどアクシズ生活だと、プルズもいるからそうそう偏った生活は
できないと思う。
きちんと三食とって、仕事して・・・機械弄りで夜更かしするくらいじゃない?昼とかに、自分の
時間が出来たらうたた寝してそうだけど。
>>267 そのヒゲは無精ヒゲでなくて手入れされて一分の隙もなく見事に刈り込まれたヒゲだろう。
そういうヒゲなら似合うな。
無精ヒゲはアムロの専売特許。
でもアクシズのトラブルとかで不眠不休でかけずり回ってようやく解決、そのままダウン、
寝起きで武将ヒゲ面のダメ男モードでボーっとしてるシャアとかは見てみたい。
むかつくけどそれでも無意味にかっこいいんだろうな…
中年のシャアが綺麗に髭生やしたらダンディズム溢れる紳士っぽくなって
格好良いかもと俺も思ってた。
親父さんは髭ボーボーだったけど、顔が似てないし参考にはならんか。
シャアは母親似なんだろな
アムロも母さん似。
父親と血のつながりがないんじゃないかと、ちょっぴり疑っちゃうくらいに。
それでもアムロのことが心配でアクシズにまで顔を出してくるテムはいいレイ。
テムはプルたちにとっておじいちゃんか、もしや
>>265 ああ、シャアは子供に自分の事を「お父様」って呼ばせそうだなぁ
アムロだと「父さん」かな
どっちもパパって感じはしないな
>>267 まあ、シャアの反乱から10年経って、見事に髭を生やしたダンディになったブライト艦長の例もある。
テム霊氏も、息子がいきなり娘12人の親になってる姿にさぞ驚いただろう
息子の嫁は居ないが成仏前に沢山の孫娘の顔が見れて良かったな
>>276 だがその娘たちのどれか一人がアムロの嫁になっている可能性もあるぞ。
まあ、私もしかりだがね(*▼∀▼*)ハァハァ
>>272 アムロが心配なんじゃなくてアムロのMSが心配なんじゃね?
テム霊は成仏したんか?
テム霊が成仏するわけないじゃないですか
このスレの準レギュラーなんだから
初SS投下しまつ。すごい緊張する・・・
他の職人さんの神SSとの矛盾はスルーしてくだされば有難い。
ディスプレイに映った表示を、アムロとシャアは食い入るように眺めていた。
アムロが先日改造したハロが送ってきた情報で、マップが更新されたのだ。そのなかでも、
アムロとシャアの目を引いたのは、空調の生きた部屋だった。そこそこのスペースのあるその
部屋は、エアーが十分にあることを示す表示が点滅している。省エネのために、必要な生活
空間以外は全て電力の供給を切っているはずなのだが、どうも独立した発電機関を持ち
合わせているようだ。
「・・・それほど遠くはないな。」
シャアが、距離を指で確かめながら言った。
「ああ。しかし、かなり細い道だな。こんな隠し通路のようなもの、今までなかったじゃないか。」
「ひょっとすると、どこかの壁が崩落したのかも知れんぞ。」
「・・・それはそれで問題だな。」
アムロは眉間によりかけた皺を伸ばすように、指をぐりぐりと押し当てた。
「しかし、空調が生きているとなると・・・」
「重要な部屋なんだろうな。お前は知らないのか?」
アムロの質問に、シャアは肩をすくめて見せた。
「行くしかないな。」
上着を脱いで近くの椅子の背もたれに放り投げ、アムロは大きく伸びをした。
「今すぐか?」
「ああ。今からなら、夕方には帰ってこれるだろ?」
すぐ帰ってくるさと、アムロはシャアに背を向けたまま答えた。
「何かあれば、すぐに連絡してくれ。君が戻るまでは、私もここにいよう。」
「いや、いいよ。ガンダムを使うほどの場所でもないし、軽く様子を見たら帰ってくる。」
シャアは少し考えたようだったが、宇宙空間にさらされている場所ではないことからも、アムロなら
大丈夫だろうと、昼までは自分の作業をしようと決めた。
「ならば、私もプルたちと農園に行くが、何かあればすぐに・・・」
「ああ。」
アムロは小さく手を上げて、コントロール・ルームを後にした。
283 :
通常の名無しさんの3倍:2006/01/26(木) 19:14:44 ID:JsrLEp76
シャアは、件の部屋に入ってため息をついた。アムロがいつまで待っても戻ってこないので
迎えに来たら、案の定コンピューターと資料の宝庫だ。どうせここに篭って、めぼしいものでも
探していたのだろう。何が「夕方までに」だ。そろそろ夕食の時間だというのに。
シャアはパーソナルコンピューターの前に立ちすくんでいるアムロを見かけ、声をかけた。
「アムロ、君は・・・」
そこまで言って、シャアは苦情の言葉をひっこめた。振り向いたアムロの目が、異様な光を
湛えている。まるで、餓えた獣のようだった。そして、その右手の中には、小ぶりのピストルが
シャアの心臓に狙いを定めていた。
一瞬で事実を認識したシャアの行動は早かった。迷わず、アムロの懐に飛び込む。
ガッ!
手に持っていたヘルメットで、アムロの右手にあった黒光りする物騒なものを弾き飛ばした。
「しゃ・・・」
アムロが何かを言いかけたが、シャアは手加減無しに、アムロの顔を思い切り殴り飛ばした。
機械類を跳ね飛ばす騒々しい音と共に、アムロの体が机の上に倒れこむ。
「何をやっているんだ、君は!」
息を切らして、シャアは叫んだ。この息切れは、急激な運動によるものではない。突然の命の危険に、
体が危険信号を出したのだ。
「ごめ・・・」
殴られた頬を押さえながら、アムロは意外と早く起き上がった。シャアはため息をついて、アムロの
腕を掴んで立たせてやる。
「まったく、らしくないとはこの事だ。」
「ごめん、ちょっと混乱してただけなんだ。」
そう言って、アムロは申し訳なさそうにため息をついた。
「・・・何があった?」
「何も。」
「何もない訳がないだろう。それとも、君は、本当に私のことを仕留めるつもりだったのかね?」
「それは違うさ。いまさらお前を始末する必要なんかない。」
「ならば、ほかに理由があるのだろう?未遂とはいえ、私は銃を突きつけられたのだぞ?貴様はそれで
いいかも知れんが、私は納得いかん。」
アムロはシャアの言い分にため息をついた。確かに、今回は自分が全面的に悪い。
頬が今更酷く痛むが、アムロはそれを気にしないようにして、乱れたデスクの上を見た。
「これに・・・プルたちのデータが入ってたんだ。」
アムロの言葉に、シャアは視線をそちらにやった。アムロが先ほど倒れこんだ机の上に、デスクトップ
タイプのコンピュータ・・・だったと思しき機械くずがのっかっている。先ほどアムロの体で壊れたのか
とも思えたが、よく見るとハードディスクのカバーに、小さな穴が幾つも空いている。銃痕だった。
「そんなもの、見るつもりはなかったんだが・・・」
「何を見た!?」
シャアは鋭く尋ねた。プルたちの命に関わるようなことであれば、事だ。忘れそうになるが、彼女たちは
人工生命体。思いもよらない体の不具合があることも、十分にありえる。
「いや、たいしたことじゃない・・・うん、大した事じゃないんだ。」
アムロはそう言って、シャアの横を通り過ぎようとしたが、シャアはそれを許さなかった。
「何を見た。」
肩をシャアにつかまれ、アムロは歩みを止めざるを得なかった。
「聞いたら呆れるから、嫌だよ。納得しないだろうし。」
「それでも、だ。」
いつもなら、アムロが話さないなら、シャアはアムロが言いたくなるまで待っただろう。だが、先ほど
危うく撃たれかけたという事実が、彼に強引さを付加させた。
「分かったから、放せ。」
迷惑そうに眉間に皺を寄せて、アムロは肩を掴んでいたシャアの手を振り払った。視線をシャアと
合わせようとせず、アムロは下を向いたままぽつりと言った。
「・・・俺の戦闘データが使われていたんだよ・・・プルたちの、戦闘パターンに。」
シャアは、思わず片方の眉を跳ね上げた。それくらいのことなら、想定できる範囲だろう。おそらくは
一年戦争のデータだろうが、そんなにショックを受けるような事実だろうか。
「それで?」
「それだけさ。腹が立って仕方なかったから、思わず壊してしまっただけで。
ただ、俺が・・・戦争に参加しなければ、プルたちが戦争の道具として造られることも、なかったんじゃ
ないかと思うと・・・」
「それを、負い目に感じたのか?」
「それもある。けど・・・」
アムロは、そこまで言って口をつぐみ、顔を上げた。その顔が、一瞬で笑顔になっていくのを、シャアは
奇妙な生き物を眺めるような思いで見た。
「いつからそこにいたんだい?」
笑顔のアムロが、出入り口のドアに語りかけた。ようやく、シャアは人の気配が増えていることに気づく。
「ほら、見つかっちゃったじゃないか!」
「だから止めとこうっていったじゃない・・・」
少女たちのざわめきが聞こえる。シャアが近づくと、物陰から同じ髪色の小さな頭が、いくつも覗いていた。
「君たち・・・食堂で待っていなさいと言っただろう?このあたりは、安全とは言えん。」
万一のことを考えるとほめられた行為ではない。父親になった気分で、シャアは少女たちを諭すように言った。
「すみませんでした、大佐!」
プルJが、さっと頭を下げる。
「けど、アムロもシャアも帰ってこないから・・・」
プルAが、拗ねたように言った。
「だからこちらから迎えに行こうということになったんだ。約束破って、ごめんなさい。」
「あれー?アムロ、どうしたのさ、その顔!」
プルGが気づいて、大声を上げた。
「あら、本当。かなり腫れ上がっているわね。冷やさないと、せっかくのいい男が台無しよ?」
プルFの言葉に、プルたちの間で漣のようなクスクス笑いが起こる。
「ああ、これね。さっき棚の上からいろいろ落としちゃって。そこで伸びてるところを、シャアに
助けられたってわけさ。」
アムロは笑顔で嘘八百を並べた。プルたちに、知られたくないのだろう。
「ええ!?大丈夫なのぉ?」
プルたちの様子を見ると、今着たばかりなのだろう。プルLは涙目になっている。
アムロと自分の会話は、聞かれてはいないようだった。
シャアは苦笑して、アムロを振り向いた。
「帰ろう。こうやって、娘たちが迎えに来てくれたからな。」
「・・・ああ。」
アムロが笑ったまま返事を返したが、どこか覇気がない。まだ何かあるだろうことは明白だったが、
今は聞ける状態ではない。
シャアは、プルたちにヘルメットをつけさせると、食堂に戻るように指示した。
戻る道すがら、プルHがそっとシャアのヘルメットに顔を寄せてきた。
「シャア。アムロはどうしたんです?」
この少女には、隠し事は出来ない。アムロの様子の変化に、聡く気づいたのだろう。
「嫌なことがあったようだ。だが、私に話すつもりはないらしい。」
「なら、アムロが私たちに話すとでも?」
プルHは、優しく微笑んだ。
シャアは驚いた顔でプルHを見た。彼女には、自分には見えていない真実が見えているように思える。
「アムロは悩んでいます。シャアが力になってあげてください。あの人は、寂しいんです。」
プルたちは、もう夢の中だろう。いつのころからか、娘たちが寝静まった後は、男二人で晩酌をするのが
日課になっていた。今日もワインを一本くらいは開けるつもりだったが、アムロのことが気になるシャア
としては、酒どころではない。いや、アムロの事が気になるというよりも、プルHに言われたことを忠実に
実行しようとしているのだ。娘からの頼みを無碍にできる父親はほとんどいない。シャアも御多分に
漏れず、ということだ。
アムロを探してMSデッキに入ると、真っ先に白い機体が目に入る。床を蹴ってその機体のコックピット
まで上がると、コックピットが内側から開いた。
「どうした?」
アムロがその中から顔を出す。整備か何かをしていたらしく、作業着どころか、顔にまで機械油が
ついている。
「いや。今日は、飲むつもりはないのかと思ってな。」
アムロは片手を振って、今日は遠慮しとくと答えた。
「・・・そうか。」
会話がそこで途切れた。どう切り出そうか、シャアが迷っていると、アムロがため息をついた。
「いいよな、シャアは。」
アムロが呟いた。頬の腫れはまだ収まっていない。大したことはないと本人は言い張ったが、
プルたちが手当てをしろと言うので、大きな絆創膏を貼っている。
「何がいいのだね?」
「プルたちのこと、好きなんだろ?」
「・・・それが何だ。」
イエスと言えばいつものように鉄拳が飛んできそうな気がして、シャアは条件反射的に一瞬ためらい、
当たり障りのない言葉で返した。
「プルたちのこと、愛してる?」
「ああ。・・・いや、誤解するな!変な意味で言っているのでは、決して・・・」
危うく即答してしまい慌てたが、アムロが拳を握る様子も、殺気をみなぎらせる様子もない。おかしい。
「アムロ、どうしたんだ、今日は。私はともかく、子供にまで心配をかけるような態度は・・・」
「プルたちに?気づかれていたのか?」
「・・・プルHが、な。」
あぁ、とアムロはもう一度ため息をついて、油塗れの絶縁グローブを脱ぎ捨てた。
「シャアはいいよな。」
「私の何が羨ましいのか知らんが、言いたいことがあるなら言うんだ。言葉にしなければ分からんだろう。」
「・・・あの子達の事、愛してるって言えるから。」
そう言って、アムロは頭を俯いた。
訳が分からず、イライラしながら、シャアはしばらくアムロの頭頂部を見ている嵌めになったが、
ようやくため息を一つついた。
「・・・で、それは、今日の出来事と関連しているのかね?」
「プルたちは、戦争の負の遺産だ。それは、同時に俺の責任でもある。」
「君だけではないだろう。一年戦争で少し力を発揮したからとて・・・」
「言い訳はいいよ。とにかく、俺のせいでNTは戦争で最大限に力を発揮すると、誤解されちまった。
そのことが、強化人間だ、人造人間だって、NTを戦争に送るきっかけになってしまった。
確かにそのことは、ここに来る前から分かっていた事だった。だけど・・・」
アムロはため息を一つついた。
「今日、改めて現実を突きつけられて、ふと思った。俺は・・・プルたちを・・・本当に愛しているのか?」
「・・・なんだと?」
アムロの言葉に、シャアは眉間に皺を寄せた。今までの生活は、なんだったと言うのだ。ぎこちない
ながらも、14人のファミリーでここまでやってこれたのは、互いへの信頼と、家族に対する愛情が
あったからではなかったのか?
「俺は、罪悪感からプルたちに優しくしているんじゃないかって、思ったんだ。そう考えたら、俺には、
その思考を否定するだけの根拠がない。だから・・・」
シャアは拳でνガンダムの装甲を叩いた。反動で体が浮きそうになったが、もう片方の腕と両足で
しっかりと体を支えた。アムロが驚いて顔を上げる。
「それは、貴様のエゴだ。それはいい。だが、娘たちにそれを押し付けるのは止めてもらおうか。」
自分の声が怒りに震えているのが、はっきりと分かる。
「けど、本当に分からないんだ!これが俺の自己満足の表れなのか、それとも彼女たちを家族として
本当に愛しているのか!」
「ララァと分かり合った貴様がそんな事を言うのか!」
「その名前を出すな!」
嫌な空気が、二人の間をどんよりと湿らせていく。二人はぶつかり合わせた視線をそらせず、
しばらく無言でにらみ合っていた。
「・・・これは、俺自身の問題だ。むやみに彼女を引っ張り出すのはやめてくれないか。」
アムロはそう言って、やっとの思いで目をそらした。
シャアとて、感情に任せて彼女の名前を出すつもりはなかった。だが、彼にとって、アムロの言動は
それほどまでに許しがたいものだったのだ。
「ララァを引き合いに出したのは私が悪かった。だが、もしも同情だとか、そういった気持ちで彼女たちに
接しているなら、私は君を哀れむよ。」
「そうしたいなら、そうすりゃいい。」
ここまでくれば、売り言葉に買い言葉だった。シャアは醒めた目でアムロを一睨みすると、踵を返した。
「プルH!」
突然、背後でアムロの声が響く。驚いて視線をめぐらすと、たしかに少女の人影がデッキの近くに見える。
アムロの立ち位置からでは見えないはずだが、サイコフレームのなせる業、だろう。
「こんな時間に?」
シャアは眉をひそめて下に下りると、プルHの元に駆け寄った。
「どうしたんだ、プルH?もう夜も遅いだろう?」
シャアがかがみこんでプルHの顔を覗き込むと、プルHは小さく首を振って言った。
「言っておかなきゃいけないことが、あってね。」
「?」
シャアは眉をひそめた。あきらかにプルHではない。まさか、またおかしなものに取り憑かれたのか?
「プルH?私がわかるか?」
「どうした、シャア!?」
異変に気づいたのか、アムロが駆け寄ってきた。
「アムロ!」
途端に、プルHの表情が変わった。泣きそうな、だが喜びを感じている顔だ。シャアの前を通り過ぎ、
アムロに抱きついた。
「プルH?どうしたんだい?」
「アムロ!会いたかったよ・・・!」
「え?」
意味が分からず、アムロはシャアに助けを求めるように視線を向けたが、シャアも首を傾げるだけだった。
「プルH、何があったか分からないけど、落ち着いて・・・」
「あぁ、アムロ・・・そうだね、説明しないといけないね。・・・信じてくれるか分からないけど、お前の母さんだよ・・・」
「!?」
アムロの体が硬直したのが、シャアの目にもはっきりと分かった。
「か・・・あさん?」
「やっと会えたねぇ・・・」
彼女は、かがみこんだアムロの髪を撫でて、絆創膏の貼られた頬に手を当てた。
「怪我をしたのかい?小さい頃はこんな元気な子じゃぁなかったのに。」
「・・・母さん?何で・・・」
やっと現実を認識できるようになったのか、アムロがおずおずと尋ねる。
「母さんね、お前に言わなきゃならない事があったんだよ・・・けど、安心したよ。いい家族を持ったねぇ。」
「プルたちのことかい?」
「お前に話しかけたくても、なかなかできなくて、わたしが困っていたら、この子がね・・・」
そう言って、彼女は自分の体を指差した。
「自分の体を使ってくれて構わないって、言ってくれたんだよ。アムロを助けてやってくれって。」
「プルHが・・・俺を助けるって?」
「寂しがってるって言ってたよ。悪かったね・・・お前を見捨てるような真似をしてしまって。」
「待って、母さん。今更そんな・・・」
「もう行かないといけないから、これだけ言っておくよ。お前が私のことを許してくれるかはわからない。
けれど、母さんは・・・母さんはお前の事をいつも愛していたよ。」
そう言って、彼女は優しくアムロを抱きしめた。
「お前は私の大事な息子だよ。・・・愛しているよ、アムロ。」
「そんな、今更・・・」
そこまで言って、アムロは重大な事に気づいた。
「・・・ねえ、母さんは何で・・・なんでここにいるんだ?」
彼女はそれには答えず、優しく微笑んだ。大きく見開いたアムロの瞳に、彼女の顔が映る。
「悪かったね、突然押しかけるような事をしてしまって。最後にお前に会えて嬉しかったよ。」
アムロの額にキスをして、身体を離す。
「母さん、待って!一つだけ答えて・・・!人を愛するという心は・・・!」
プルHの身体が、ゆっくりと床に倒れこんでいった。
シャアが抱きかかえると、プルHは、すぐに目を開けた。
「・・・アムロ?だいじょうぶ?」
覗き込んだアムロの顔が、涙と機械油で大変な事になっているのを言っているのだ。
「うん、大丈夫だよ。それより、ありがとう。」
アムロが微笑むと、プルHは安心したように目を細めた。
「会えた?」
「・・・あぁ。プルHのおかげだよ。」
アムロの言葉が終わらないうちに、プルHの瞼が閉じられた。
「眠ったようだ。」
シャアが、自分の上着を脱いで、それでプルHの体を包んだ。パジャマ一枚では、風邪を引いてしまう。
「アムロ。一つ聞きたい。君は、プルたちとの生活は、幸せか?不幸せか?」
「・・・幸せだよ。ずっとずっと幸せさ。」
「私には、君の母上の言っていた事が分かるよ。親というのは、無条件に自分の子供を大切に思うものだ。
君がどう思っていたのか知らんが、私には、君もまた、祝福された子供だったのだと思える。」
言いながら、シャアは、アムロに触ったせいでプルHについてしまった油汚れを、ハンカチで優しく
拭き取ってやった。
「私にとって、彼女たちは血のつながりもない他人に過ぎなかったはずだ。だが、彼女たちは希望を
教えてくれた。もう一度、私は生き直すことが出来ると。」
シャアは右手を、そっと自分の胸の辺りに押し当てた。服の下の硬いものが、シャアの指に触れた。
「そして、私は彼女たちを、この希望の光を守りたいと思った。それは、私にとって至福だ。それが、
人を愛するということではないだろうか?
もしも、君が私と同じように、彼女たちを大切に思い、それを幸せと感じているなら・・・」
シャアはアムロを見上げた。
「君は十分に、彼女たちを愛していると言えないか?」
アムロはぎゅっと目を閉じた。そうでもしないと、また余計なものが溢れてきそうだったからだ。
「・・・母さんはずるい。言いたいことだけ言って、さっさと逝って。
生きているうちに・・・言ってくれたらよかったのに。」
「なら、君はプルたちに教えてやるんだな。君の言葉で。」
シャアはプルHを抱いて立ち上がった。
「食堂に、ワインが置いてある。どうする?」
「・・・すぐに行くよ。」
アムロが答えると、シャアは満足そうに頷いた。
フリッジからスライスしたスパムを取り出し、テーブルに置いた。グラスを二つ並べて、ワインの栓を
抜く。小気味いい音が、シャアの耳に心地よい。
「白か?」
シャワーを浴びてきたのだろう、アムロがタオルで頭を拭きながら食堂に入ってきた。
「嫌いじゃないだろう?」
「ああ。」
椅子に座り、それぞれグラスを手に取り、軽く合わせる。涼しい音が食堂に静かに響いた。
「お前に説教されるとは思ってなかった。」
ワインで喉を湿らせて、アムロは開口一番そう言った。
「心外だな。そんなに私は頼りないか?
私にも、守りたいものの一つや二つはある。・・・いくつかは、自分で潰してしまったがね。」
苦笑しながら、シャアはまた右手を胸に当てた。そこにある存在を確認する。
アムロはシャアの仕草を見ていたが、ボトルを取って、シャアのグラスに注ぎ足した。
「だからこそ、この家族だけは守りたい。これも一つのエゴかもしれんが、それも悪くない。」
「そうだな。」
アムロは薄く笑って視線を上げた。
「希望の光か・・・」
アムロの脳裏に、鮮やかな光が蘇った。アクシズを地球から遠ざけた、あのオーロラ。何がどう転んで
あの光が発生したのか、知る者はいないだろうが、唯一つだけいえることは、あれは、生命の光だったと
いうことか。
いつか見た、人の心の光。それは、どこか遠いところにあるのではなく、目の前の命の中に、自然に
宿るものなのだろう。
シャアが、ワインボトルを手に取った。
「入れようか?」
アムロは頷いて、シャアにグラスを差し出した。
途中でageてもうた・・・
言うまでもないけど、上がってる奴が2/10になります。
カマリアもテムもアムロのことを愛してただろうけど、アムロ本人は親の愛に
気づいてない(っていうか、気づくほうが難しいか)ようだったので、アクシズの奇跡でも
起こればいいと思った。
ちょうどテムパパの話が出てきたので、丁度いいかとも、思った。テム出てこないけどw
ちなみに、シャアが右手で胸を押さえるのは、セイラさんの写真入ロケットをつけてるからです・・・
とりあえず、お目汚し失礼しました。
GJ!
これからも期待してます。
カマリア霊、乙です
カマリアって死んだんだっけ?
ラサにでも住んでたんじゃないの
このスレはじめて見たけどおもすれー
しかしプルズの区別がつかん
辛うじてCJHは区別ついた
>>296 見過ごすところだったけど何気に酷いこと言ってるね…
もしそれが事実ならシャアがアムロ母を殺したことに…
アムロ絡みで連邦が軟禁してたのかなーと思ったので
それでもわざわざ参謀本部のお膝元には置かないでしょ?
確かにカマリアママンって1stで登場した以降、何やってたんだろうね
アムロはカマリアの動向知らなかったろうけど
カマリアはアムロの英雄扱いを聞き知ったろう
一年戦争後は派手に宣伝されてたんだし、アングラ雑誌じゃ連綿と伝説語り継がれてるし
「すさんだねえ」と言った子どもが、その人殺しで政府に英雄扱いって、どうなんだろうな
北米に住んでたよな確か
星屑作戦の余波を受けてる可能性はないか?
>>303 シャイアンが大丈夫だったからきっと大丈夫だと信じたい
待て、生き霊かもしらんぞ。
アムロが死んだというか行方不明と知って(どこにいたってニュースで流れるだろうし)、
きちんと愛情を言葉で伝えてやればよかったとか色々悩み続けてその想いがある夜
時間と空間を超えてアクシズに届いたんじゃないか?
母の子を想う心は宇宙空間だって超えられるさ。
>252 続きはどうなった?
>>306 あの話はあれで終わりじゃない?
きちんとまとまってたと思うし。
>>302 あの時点でも連邦の知る人ぞ知るエースパイロットではあったし、
今更考え方も変えなかったんじゃない?
こう言うのもなんだが、女性は結構あっさりと現実に馴染んで過去を捨てるし。
あの時点ではカマリアはアムロがエースパイロットはおろか
軍人として人を殺してるかどうかも知らないよ
15歳の現地徴集の少年兵がそこまで役に立つと思う人間は少ない。
だから初めて銃を持った人間にするような
あの時点のアムロにはもう逃げ場のない叱り方をしたわけだが。
>>302 一年戦争終結後にはアムロの活躍というか行状は有名になってたわけだけど、
やっぱりカマリアにとってはただの人殺しとしか思えなかったと思う。
でもアムロの死(公式の情報)を知ったらそれなりに後悔とかしただろうね。
あんな別れ方をしたアムロと母の再会がこれか…
涙が出てきた…
>>310 それなりどころか後悔してもしきれなかったと思う
捜索打ち切り後にブライトはカマリアに会いに行ったりしたんだろうか
英雄どころか危険視されて軟禁されてたこととか人殺しのトラウマに苦しんでたこととか
本当のことが言えなくて「息子さんは立派でした」とだけ言って帰ってきそうな気がする
振り向くなアムロ
>>313 恋人とあっさり再婚してて、テムとアムロのことを忘れたかのように
夫や子供と幸せに暮らしているカマリアをみて、何もいわずに立ち去るかも。
確かに再婚してそう。
間男もいたくらいだし、そこら辺の気持ちの切り替えというか、要領は良さそうだ。
その方が幸せかもね
カマリアにとってもアムロにとっても
>>292さん、乙です。
今回のカマリアのSSで、アムロとシャアの重要な縁者がひと通り登場したので
お節介ながらまとめてみました。
1st
テム・レイ 「父との遭遇」(37歳スレ)
カマリア・レイ 「RAY」(駄目オトコスレ9)
セイラ・マス&カイ・シデン 「静謐を破って」(37歳スレ)
リュウ・ホセイ 「やってきたのはだれでしょう」(37歳スレ)
ジオン・ダイクン(お父さん) 「接近遭遇シリーズ」(35歳スレ・37歳スレ2)
シャア・アズナブル(本物) 「シャア・アズナブルと賢者の石」(駄目オトコスレ9)
ガルマ・ザビ 「いつかワインをたずさえて」(37歳スレ)
ララァ・スン 「
>>993-995」(37歳スレ)他
Z
カミーユ他 「災いを呼ぶもの」(35歳スレ) 「番外編・療養中」(37歳スレ2)
パプテマス・シロッコ(ジ・O) 「弔花無けれど」(37歳スレ2)
ハマーン・カーン&ミネバ・ザビ 「
>>245、
>>256」(33歳スレ)
CCA
ブライト・ノア 「閃光のブライト」(37歳スレ) 「ロンデニオンにて」(駄目オトコスレ8)
チェーン・アギ 「アムロの夢」(駄目オトコスレ7)
クェス・パラヤ 「その輝きを」(34歳スレ)
ナナイ・ミゲル 「メスタの恋」(駄目オトコスレ7)
こうして見ると歴史を感じますねw
一応、メインで登場しているSSを挙げましたが、漏れている作品については申し訳ありません。
なお、ジュドーやグレミーなどのZZ関連については割愛させていただきました。
ジオン・ダイクンは偽者だろ…
>>318 なるほど…歴史の長いスレと言う事を再び体感しました。
乙ですな。
アムロ「いくつになっても結婚してないシャアはぁ〜…」
プルズ「駄目男ぉ〜〜♪♪♪」
シャア「Σ(▼д▼)な!何をいきなり皆で言うのだ!…クスンクスン」
AA付ける技術は私には無い
「・・・で、どう思う?こないだプルAが連れてきた青年は。私は悪くないように思うが・・・」
「確かに人格もまともそうだし、何より女性に優しそうだ・・・お前と違った方向でな」
「・・・皮肉か?」
「さぁな・・・」
「プルが彼の事を愛していると言うのなら、私達が口を出すことではあるまい。
彼女ももう大人だ、自分の未来は自分で切り開くだろう。
・・・新しい未来を作るのは、老人ではないのだからな」
とあるコロニー、旧世紀のニホンという国の都市をまねて作られた
この都市は、今の見方からすれば古臭い町であるが、当時の見方からすると先進的な
都市であった。そんな町の一角にあるゲームセンター、今も昔もこのようなところは
若者の溜まり場であることには変わりはない。
だが今日は、そんな場所に不釣合いとまでは言わないが、少なくともゲームセンターに居そうではない
中年の男二人(とはいっても年齢以上に若く見えるが・・・)が、新しく入ったドーム型の
MSシュミレーターを改造した戦闘ゲームをしていた。
傍から見れば少々異様な光景とも見えたが、二人にとって少なくとも
そのコックピットを模したイスに座っているのは悪くない気分であった。
「何時、連れてくるつもりなのかな・・プルAは」
「焦る必要は無いだろうに・・貴様もせっかちな男だな」
「お前に言われたくは無いよ・・・そんなんだから、一年戦争の時
散々機体を乗り換える羽目になったんじゃないか?」
「出会う度に強くなっていたからな君は。全く困ったものだよ・・
一時期乗る機体の補給が追いつかずに、アッガイに乗りかけたこともあったな
何とかズゴッグの配備されたから良かったものの・・・」
「惜しかったな・・もしアッガイに乗っていたら確実に仕留めていたんだがな・・」
周りから見ると、MSオタクのような会話を繰り広げている二人である。
そんな二人にゲームを通して多くの若者が挑んでいくが、ことごとく撃破されていた
持っても5秒、殆どは2秒以下で瞬殺されてしまうのである。
「む・・・?乱入者か」
ヒョイとシミュレーターから顔を出し、見てみる。
そこには先ほどの青年が席に座り、横にいる人物となにやら話している。
話している相手の顔はこちらからは見えないが、男の表情を見る限り相当親しいようだ。
さっきは待ち合わせまでの時間つぶしとして、ここでやっていたのだろう。
「カップルでゲームセンターとは・・随分変わったものだな?」
「シャア・・・少しは手を抜いてやれよ?若いのをいじめてもしょうがないだろう?
それに彼らのムードをぶち壊すのは気が引けるしな・・」
「冗談ではない・・やるからにはマジメにやる。それが私だ・・・」
「ハァ・・セイラさんの苦労が今やっと分かった気がするよ」
「何か言ったか?」
「いや、別に・・来るぞ」
シュミレーター上に機影が現われる。一機はZガンダムでもう一機は・・・
「νガンダム、か・・・だが素人にその機体は扱えまい」
シャアがそういうのも無理は無かった。今の時代においてνガンダムももはや
旧式扱いであり、このようにゲームと言う形で普通の人でも擬似的にではあるが
νガンダムに乗る事が出来るようになった。連邦軍としては過去のようにガンダムを秘匿する
意味は無くなり、このように民間にデータを流すこともしばしばあった。
だが完璧なデータはあるがゆえ、忠実に再現した結果素人には全く扱えない
機体となってしまった。
そのため実際にゲームとして業者に売り出す際には、データを消去したのだが
ここのゲームセンターのオーナーがどこから手に入れたのか、消去されたはず
のデータを手に入れ、客寄せの宣伝として使っている。
実際効果はあるらしく、若者が途切れることは無い。
≪NOW、LOADING・・COMPLETE≫
ロード終了を表す画面が現われ、画面が切り替わる。
画面には広大な宇宙が広がり、正面やや離れたい位置にν及びZガンダム
が映し出される。そして・・・
≪GAME,START!!≫
「シャア!!手加減しろよ!!」
「冗談ではない!!」
シャアが操るサザビーがZガンダムに突進する。相手はまさか真正面から
突っ込んでくるとはつゆ知らず、反応が鈍い。
「(終わった・・かな)」
あそこまで接近されては、変形で離脱するのも不可能だ。ライフルもシャア相手では
命中は期待できないだろう、そうアムロは思った。
しかし・・・・・
「!!何!?」
サザビーの突進を防ぐように、νガンダムのライフルからビームが降り注ぐ。
本能で危険を察知したシャアは無意識のうちに機体を後退させた。
「今のは・・・偶然か?いや違う、あれは・・」
「アムロ!!貴様の方に行ったぞ!!」
「!?チィ!!」
ビームライフルを連射しながら突っ込んで来るνガンダムに、アムロの乗った
νガンダムは後退せざるを得ない状況になった。
しかし、そこはアムロである。一種の隙を突き、ダミーを放出。距離をとる。
「何だったんだ今のは・・・素人にはνガンダムは扱えないはず。それをここまで」
自分自身が設計に携わり、自分が乗る事を前提に開発された機体である。
それがどれだけピーキーかは、自分自身が一番よく分かっていた。
その機体をこれだけ扱える人間は、恐らくシャアぐらいだろう。そう思っていた。
「仕掛けてみるか・・・」
「ああ・・それしかないな」
二機同時に、1つづつファンネルを放出する。マニアのオーナーが
軍から安く下取りしたのだろうか・・・ご丁寧にもサイコミュシステム
までが組み込まれており、ファンネルもそれにしたがって動く事が出来る。
「「ファンネル!!」」
二機のファンネルが、Zとνに接近する。
ー方、もう一つのシミュレーターでは・・・
「凄いねプル。その機体って凄く難しいって聞いたんだけど・・・」
「へへ・・まぁね。私もこの機体はよく知っているから」
「そうなんだ・・でも僕はこの機体を操れる自身は無いよ・・・」
「大丈夫、私はあなたが護ってあげるから・・・」
「あ!来たよ!!プル!!」
「大丈夫、私の側にくっついて離れないでね!!」
「う、うん!!」
「(お父さん・・・今日だけは負けられないの。だから、本気で行くよ!)」
プルの機体からファンネルが離れ、漂う。そして・・・・
「行け、ファンネル!!」
プルの意思に導かれて、ファンネルが迎撃する。
中年親父の思いと、娘の愛の力・・・・
どちらが勝っているのかは、言うまでも無い。
乙です
アムロとシャアなら途中でプルAだと気付いてそうな気がするけど、
それでも本気でやってそうだね
彼氏連れてきたのAだったのか。
てっきりFかKあたりだと思ってた、なんとなくだけど。
>>327 そのせいで余計本気になりそうな気がする。
主にνでは無い方相手にw
A「お父さ〜〜ん」
ゾロゾロゾロ・・・・・
r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、
( ミ"""メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ)
ヾ *▼ーノ ヾ *゚ ー ノ ヾ *‘ ー ノ ヾ *´ーノ
r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、
( ミ"""メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ)
ヾ *・ー ノ ヾ[*▽ー] ヾ *`_ゝ ノ ヾ *`ーノ
r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、
( ミ"_"メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ)
ヾ * ,_ノ ノ ヾ *@ーノ ヾ *‘ 皿 ノ ヾ *▽Дノ
H「パパ〜〜〜」
ゾロゾロゾロ・・・・・
r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、
( ミ"""メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ)
ヾ *▼ーノ ヾ *゚ ー ノ ヾ *‘ ー ノ ヾ *´ーノ
r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、
( ミ"""メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ)
ヾ *・ー ノ ヾ[*▽ー] ヾ *`_ゝ ノ ヾ *`ーノ
r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、
( ミ"_"メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ)
ヾ * ,_ノ ノ ヾ *@ーノ ヾ *‘ 皿 ノ ヾ *▽Дノ
J「お兄ちゃん!!」
クルッ
r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、
( ミ"""メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ)
ヾ ▼ー▼ノ ヾ ゚ ー ゚ ノ ヾ ‘ ー‘ ノ ヾ ´ー`ノ
r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、
( ミ"""メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ)
ヾ ・ー・ ノ ヾ[▽ー▽] ヾ `_ゝ´ ノ ヾ `ー´ノ
r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、 r'⌒⌒⌒'、
( ミ"_"メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ) ( ミ"""メ""ミ)
ヾ ,_ノ` ノ ヾ @ー@ノ ヾ ‘ 皿‘ ノ ヾ ▽Д▽ノ
「「どうしたんだい?」」
>>323-325勝手にちょっと加筆
「動きが甘いぞ、Zガンダムのパイロット。」
シャアは敵のνガンダムをアムロに任せ、まずはZガンダムを撃ち落すことにした。
動きが素人同然とは言え、生かしておけば何らかのイレギュラーがある、幾多の戦場をくぐり抜けてきた二人は
それを分かっていたからだ。
ビームライフルの照準が甘いZガンダムはサザビーの接近を容易に許してしまった。
MS戦闘のセオリーからすれば、射撃で仕留められる場合にわざわざ接近戦を仕掛けるのは無益な行為である。
それどころか自機の被弾・損傷の可能性を上げることになり、マイナスな行為なのである。
にも関わらずシャアがあえて接近戦を仕掛けたのは、長年の戦闘の経験からくる彼の性分であった。
相手の技量からして自機にかすり傷ひとつつけることはないと、彼は考えたのである。
「く、早い!やられる!?」
Zガンダムのモニターに、ビームトマホークを構えて高速で突進してくるサザビーが映る。
次第に正面のサザビーの姿が大きくなってくる。
「うわ!光が、広がっていく…?」
Zガンダムのパイロットが撃墜を覚悟した瞬間、彼の脳裏に恋人とのいつかの情景が甦った。
―頼りないかもしれないけど、僕が君を一生守るから―
「む!?」
「負けられないんだー!」
Zガンダムはバーニアを思いっきり吹かしてサザビーの正確な袈裟斬りから逃れると、夢中でビームサーベルを
振り回した。
「ちぃ、油断したか!?」
思わぬ反応を見せたZガンダムに驚くシャア。
そして一瞬動きが止まったサザビーの左腕をZガンダムのビームサーベルが切り裂いた。
「ええい、まだだ。」
自機の損傷を確認したシャアはすぐにZガンダムとの距離を取ると、容赦のないファンネルの嵐をZガンダムに
浴びせかけた。
「甘くみていたとは言え、少しはやるようだな、Zガンダムのパイロット。」
全ての戦闘を終えたことを知らせるシミュレーターのブザーが鳴ったとき、シャアはひっそりとそう呟いた。
333 :
332:2006/02/02(木) 00:13:28 ID:???
見づらくてスマソ…orz
やっぱりテキストで作ってコピペの方がいいな
乙〜♪
こないだ連れてきたと冒頭にある…
…?
最近思った、今アクシズにはスパム分が足りていないと!
(▼∀▼)「節分のときに賽の目に切ってカリカリに揚げたスパムを撒けば良かろう」
__
,.、-''"´  ̄`゙゙''- 、
,.-'" ゙ヽ、
/ \
/ / i `゙ヽ、 ヽ
/ / / i | 、ヽ`ヽ、ヽ 、 ゙、 /
/ / / / //,イ /!|、 | l i \ヽ ヽ,ヽ, ゙i (
,'/ /./ // / l / l !゙i l!゙'iヽヽ 、. \゙i ゙i ゙i ゙i )
l i / // 〃 l l .!| i! ゙i!、l、ヽ ヾi,、 ヽ, | | i | /
!il i l l i/i7‐-!|、,_l! ! ヽ,ヽ>ゝl-´iゝ| l ヽ、.| ! ( 食べ物をそまつにしたらダメ!
i!| l ! | ! i| l! ,,. --.、ゞ、 =,".--゙、`l i!. l/人ゝ<!l )
!.l | l ゙i゙、 l _,r'にi::::。l゙ "l:ニ)::。ヽi!l| |'´i゙i i| i i/ (
゙i.|、゙、ヾヽ ゙ ゙、::::::::l l::::::::::ノヾ.l/|〉'ノ,'.l l/! )
゙i!゙i, ハヽ ゙、 `''"´ `゙'ー' ' //|‐'l//〃 ⌒`‐‐----‐‐‐‐--‐‐---
,、 ,-, ゙i.l、 l | i゙i. """ __'__ """イ,'! l/,/ ,、 ∩ ,.,
/ノr' ノ____ ゙、゙i | ゙i .゙、 l´ ̄`i // ト、゙/ ,..__ ゙i,゙、l ゙i | .l
| l / レ',.--' ´| l |. ヽ、 ゙、___,ノ // i レ.` `-、 ゙iノ l l/ /
r-、| 'ー'^゙っ | l |゙、i、_゙i'' ‐ .,,_ ,. -'"l/゙i i | ゙、 ' ' /
ヽ、l ゙'i'´ | i |,、.,∠L,. ---──┴、!| | .l ゙‐-っ
`i | | i |ヽ, ......:::::::::::ノ!l ! l ,.‐'"
rl /_ ,.. --゙、 i |'Tヽ、 .......:::::::::::::::/:::|i .ト、 〉、
全然関係ないが、この前タコスを作ってて気づいた。
・小麦粉と、とうもろこし粉でトルティーヤを作る
・レタスとトマトを刻む
・挽肉をスパイスで炒める
・もしくは『スパム』を用意する
→色々挟んでマヨネーズかけて食べる
レタス以外は完璧に手に入る・・・
アクシズに最適な料理はメキシコ料理なのでは?!
>>340を参考に
アクシズ風タコス
・ミノ粉で生地を作る
・トマトを刻む
・スパムを賽の目切りor短冊切りにして炒める
・自家製ケチャップをかけて完成
(▼∀▼)「私の大好きな真っ赤な料理ではないか♪」
じつはスパムはご飯に驚くほどあう。
おにぎりにドゾー
>>342つ△⊂(▼∀▼)「ふふふ、久しぶりの米だ♪(む、プルたちに見つかったらどうする!?)」
純粋なシャアはもちろん独りじめ
プルA「あれ、シャア何してるのー?」
Σ(▼Д▼;)「モグモグ?」
プルB「やれやれ、つまみ食いか。」
プルC「アムロに言いつけちゃうよ。」
(▼Д▼;)「モグモグ…」
プルD「何食べてんの?」
プルE「…おにぎり…」
プルF「おかしいわね、アクシズにお米なんてないはずなのに…」
(▼Д▼;)「モグ…」
プルG「どこで見つけたの?」
プルH「むー(電波受信中)」
プルI「待って、ミノ粉を使った新しい料理かもしれない。」
(▼∀▼;)「モグ…」
プルJ「大佐、私たちのために…泣」
プルK「なるほど、新しい料理の試作と味見ってわけですか。」
プルL「美味しそうだね、『お父さん』」
(▼∀▼;)「ホッ」
珍しく好意的な反応でした
黙って食すとは恵方巻きですかw
えぇい
ヾ ゚ー゚ノ <ふんふんふ〜ん♪
B*`−´ノ <なにかいい事でもあったのか?アムロ
D*^∀^ノ「新しいおやつのレシピ見つけたのかな〜」
E*‘−‘ノ ……♪
ヾ ゚ー゚ノ <こっちの配線をこっちにつなげて…この機構は…ハロ作りはやっぱ楽しいな
(▼Д▼)<もちろんそのハロには撮影機能がついているのであろうな?
ヾ ゚ー゚ノ
⊂彡☆))Д▼) パーン
ヾ ゚ー゚ノ ああ、お前を監視する為にな
(▼Д▼)<私のことよりも、もっとプルたちの日常を記録すべきではないか?
D*^∀^ノファンネル〜〜!!
B*`−´ノファンネル〜〜!!
(▼∀▼;)ファンファン!!
j*‘−‘ノ大佐…それ違います…
ヾ ゚ー゚ノ <こういう日常なら録画しておいてやって構わないが?
(▼Д▼;)………
プルの一行AA(例)
A*^∀^ノ
B*`−´ノ
C*´ー`ノ
D*^∀^ノ
E*‘−‘ノ
F*゚ ー ゚ノ
G*`−´ノ
H*゚ ー ゚ノ
I*@ー@ノ
J*‘−‘ノ
K*´ー`ノ
L*・ー・ノ
A*^∀^ノ わ
B*`−´ノ た
C*´ー`ノ し
D*^∀^ノ の
E*‘−‘ノ 彼
F*゚ ー ゚ノ は
G*`−´ノ ア
H*゚ ー ゚ノ ム
I*@ー@ノ ロ
J*‘−‘ノ ・
K*´ー`ノ レ
L*・ー・ノ イ
後ろ六文字は パ イ ロ ッ ト ♪ の方が良さそう。
>>360 B*`д´ノ 「そこは『彼』じゃなくて『親』だろ」
E*‘−‘ノ 「…そうなの?」
A*^ワ^ノ 「Eが間違えるなんて珍しいね」
L*・ヮ・ノ.。oO(もしかして…Eちゃん、わざと間違えたのかな)
A*^∀^ノ シ
B*`−´ノ ァ
C*´ー`ノ ア
D*^∀^ノ は
E*‘−‘ノ 可
F*゚ ー ゚ノ 愛
G*`−´ノ い
H*゚ ー ゚ノ ダ
I*@ー@ノ メ
J*‘−‘ノ 親
K*´ー`ノ 父
L*・ー・ノ ♪
I「大佐はダメ親父なんかじゃない!!!!」
>>363 それはJだと思われ
J*‘−‘ノ大佐はカコイイ!
>>363 C*´ー`ノ < “ア”が言えたからいいの…♪
なにげにBがまちがってるよー
A*^∀^ノ い
B*`−´ノ つ
C*´ー`ノ も
D*^∀^ノ あ
E*‘−‘ノ り
F*゚ ー ゚ノ が
G*`−´ノ と
H*゚ ー ゚ノ う
I*@ー@ノ お
J*‘−‘ノ 父
K*´ー`ノ さ
L*・ー・ノ ん
(▼∀▼)<いい娘たちじゃないか♪
ヾ ゚ー゚ノ <そうだな
ネタ投下
最初に謝っとく
「…朝か…ふあ〜。」
アムロは目を覚ますと、気だるそうに一伸びした。
彼の一日はいつも通り始まるはずだった。
夜明けを模した人工の光。
いつもの部屋。
彼のお気に入りのガラクタたち。
いつもと何ら変わらない日常の光景だ。
しかし…
「あれ、何だこれ?」
アムロはふと視線を落とすと、シャツの中に林檎サイズの何かが二つ紛れ込んでいることに
気付いた。
ぷに。
アムロはその何かをつついてみると、林檎とは思えない感触を得た。
ぷにぷに。
二つの林檎サイズの何かの質感はゴム毬のようでもあり、饅頭のようでもあった。
いや、そのような回りくどい表現を用いずとも、彼にはその感触に思い当たるものがあった。
彼が今までの人生で何度か経験した感触。
彼の住むアクシズで、現時点では得られない感触。
しかし彼はその予想を即座に否定した。
なぜなら彼は男だからである。
寝ている間にボールかなにかがシャツの中に紛れ込んだのだと、彼は納得した。
だが、現実は得てして予想を裏切るものである。
「………ある…。」
アムロはシャツをめくると、彼の肌と同じ色をした林檎サイズの膨らみを二つ確認した。
「痛っ!」
彼は何かの冗談だと思ってその膨らみを思いっきり引っ張ってみた。
しかし完全に肌と同化していたそれは、多少形が歪むことはあっても、離れる気配は全く
なかった。
「まさか!………ある…何故だ…?」
アムロはとっさに閃いたある考えを確認してみた。
だが、下着の中には男性の象徴が当然のようにたたずんでいた。
アムロの頭はもはや収拾がつかない状況になってしまった。
ここで、少し時間を遡ってみることにする。
数日前からアムロは自身の体に不調を感じていた。
しかし彼は周りに心配をかけまいと、何事もないように振舞っていた。
だが結局、作業中に無理が祟って倒れてしまった。
「41度か…。普段健康なものほど大病にかかると言うが、君もそのタイプのようだな。」
いつもは呆けてばかりのシャアであるが、いざとなると頼りになる。
シャアはアムロが倒れたことを知ると、プルたちにてきぱきと指示を出し、たちまちのうち
に看護体制を整えた。
「ふはないなひゃあ。(すまないな、シャア)」
「ふ、困ったときはお互い様だ。」
「ぷるはひのほと、よろひふ。(プルたちのこと、よろしく)」
「無論だ。今は君は自分のことだけ考えていればよい。」
高熱で意識が朦朧としているため呂律の回らないアムロと難なく会話しているシャア。
「ほほえましい光景ですね。」
「何だか愛を感じるわ。」
「ホモ…?」
看護の手伝いをしながら大人二人の会話を聞いていたプルKとプルFがひそひそ話をする。
そこにプルEが何気なく『不適切な発言』を付け足す。
「無駄口たたいてないで点滴用の栄養剤持ってきて。」
「大佐は本当は優しい人なんです!」
耳聡く姉妹のひそひそ話を聞いていたプルIとプルJが3人に不快感を示した。
こうして、このような調子で3日間アムロの看護が続いた。
当然、この間のアムロは食事を摂ることができず、栄養剤の点滴で栄養補給することになった。
「もうどうなってるんだ…?」
自分の肉体の異様な変化を把握したアムロは半ば呆然としていた。
「アムロ、今日の調子はどうだ?」
そこに、流動食を持ったシャアが入ってきた。
連日のアムロの容態の経過を見て、そろそろ食事が摂れる頃合だと判断していたのだ。
「………」
「シャア?」
シャアはベッドに腰をかけているアムロの姿を確認すると、言葉を失った。
彼の視線の先には、とうにシャツを脱ぎ捨てていたアムロがいたからだ。
「あ!シャア、実は…」
アムロは慌ててシャツを羽織ると、改めてシャアに声をかけた。
「………」
シャアは今度も反応を示さなかった。
それどころか、そのままその場に崩れ落ちた。
なお、倒れた衝撃のせいかそれ以外の衝撃のせいか、鼻の辺りから少し出血が見られた。
「あれ、シャアどうしたのー?シャア!?」
少し遅れてきた今日の看護当番のプルAが部屋に入ると、倒れているシャアを見てそう叫んだ。
「どうしたの?」
「なになに?」
プルAの叫び声を聞いて、すぐにプルたち全員がアムロの部屋に駆けつけた。
「とりあえずシャアを部屋に運ぼう。」
気を取り直したアムロが自分の肩にシャアの腕をかけ、シャアを彼の部屋まで運ぶことにした。
「あれ、アムロもう大丈夫なんだ?」
「ああ。」
シャアが倒れたことと、アムロが無事回復したことの二つの重大事件のおかげで、幸いなこと
にこの段階でアムロの身体の変化に気付いた者はいなかった。
「これでよし、と。」
アムロはシャアをベッドに寝かせると、ようやく一息つくことができた。
ぷに。
しかし彼が一息つけたのはわずか一瞬のことだった。
ぷにぷに。
「柔らかい…」
アムロに違和感を覚えたプルEが、その違和感の原因を指でつついたのだ。
「プ、プルE?ダメだよ。」
プルEにつつかれていることに気付いたアムロが優しく制止しようとする。
しかし…
「あれ、アムロにおっぱいがあるよ!」
「あ、あたしも触りたい!」
「一体どうしたんでしょうね?」
「ふふふ、これでシャアも落ち着くんじゃないかしら。」
「プルF、またそんなこと言って!」
「アムロにおっぱい…?(わたしより大きい…!?)」
アムロとプルEのやりとりを見て、たちまちプルたちが大騒ぎを始めた。
「アムロはママになったの?」
そんな中、プルLが小さな声でアムロに尋ねた。
「う〜ん、確かに胸は膨らんだけど、完全に女性になったわけじゃないんだ。」
収拾がつかないと悟ったアムロはとりあえず今分かっていることを素直に話すことにした。
「…だから今は少し胸が大きいだけで正真正銘の男なんだよ。」
「じゃあアムロはママじゃないんだ。」
ほっとしたような、がっかりしたような複雑な感情を抱きながら、プルLは一応納得した。
「おっぱいあるのに何で女じゃないの?」
「ふふふ、プルI、プルJ、アムロが女性にならなくて良かったわね。」
「もう、プルF!」
またしても喧噪が始まったが、プルたちはアムロの現状について一応の理解を示した。
ただ、何故アムロの身体に変化が起こったのかについては誰も分からなかった。
「すまないが静かにしてくれないか?」
喧噪の続くシャアの部屋で、その部屋の主の声が響いた。
「気がついていたのか?」
「ふ、こう騒がしくてはおちおち寝ていられんよ。」
アムロはシャアの顔色を確認すると、安堵の表情を浮かべた。
「アムロの看護で疲れがたまってたのかもしれん。少し休ませてもらえないかな?」
シャアはプルたちに暗に退室を促した。
「アムロ、君には少し話がある。」
プルたちとともにシャアの部屋を後にしようとしていたアムロを呼び止めた。
「おそらく点滴の栄養剤が原因だ。」
「どういうことだ?」
「実は途中で応急セットの点滴用の栄養剤が切れてしまったので、仕方なく医務室の栄養剤
を使うことにしたのだ。」
アムロの質問にシャアが訥々と答える。
「医務室の栄養剤だと?」
「ああ、プルたち用に調整された栄養剤だ。おそらく成長促進の女性ホルモンが大量に含ま
れていたはずだ。」
シャアはアムロの身体に起こった現象の原因についての推論を述べた。
「なるほど、道理で胸が膨らむはずだよ。」
「ああ、しばらくすればまた元に戻るから問題ない。」
シャアの話を聞いて、アムロは彼の処置を軽率だとは思わなかった。
アクシズという閉ざされた空間の中で、貴重な物資をやりくりして自分を回復させてくれた
シャアに対してアムロは素直に感謝した。
この程度の副作用は大目に見ようと思った。
「分かっていると思うが、この件はプルたちに内緒にしてもらうぞ。」
「ああ、辛い思い出を蒸し返す必要はない。」
そのため、アムロとシャアは、今回の原因について適当な理屈をでっちあげた。
「大佐、鼻血出てますよ…?」
プルJはシャアにティッシュを差し出した。
シャアの視線の先には、エプロン姿で夕食の支度をしているアムロがいた。
普段通りの光景だが、いつもと少し違う感じがする。
きりっと締まったヒップライン、艶っぽい唇、年齢より若く見える張りのある肌。
そして、決して大きいわけではないが、存在感のあるバスト。
シャアはその相手が男であることを頭では十分理解していた。
これまで何度も、モビルスーツで、そして己の肉体で拳をぶつけあってきた相手なのだ。
しかし、シャアは沸きあがる倒錯した感情を否定できないでいた。
「なんかシャア嬉しそうだね。」
「そう?わたしは困ってるように見えるけど。」
「また鼻血…」
食堂で座っていたプルたちがシャアの様子を見て口々に感想を漏らした。
それから数日、シャアは悶々とした日々を過ごした。
恒例の二人きりの晩酌も、気まずくて遠慮していた。
しかしある日、シャアは画期的な(?)アイデアを思いつき、意を決して実行することにした。
「アムロ、たまには男同士一緒に風呂にでも入らんか?」
シャアは入浴の支度をして、そう言いながらアムロの部屋を訪ねた。
「………」
「ああ、まあいいだろう。」
シャアは床に座ってジャンクをいじっているアムロの姿を確認すると、言葉を失った。
「あ!シャア、実は…」
「………」
アムロは立ち上がると改めてシャアに声をかけた。
シャアは今度も反応を示さなかった。
「やっと胸がへっこんだんだ!」
「…急用を思い出した。」
シャアはアムロの身体がすっかり元に戻ってことを知ると、ひどくがっかりした様子でアムロ
の部屋を後にした。
なお、彼の瞳にはうっすらと涙が滲んでいた。
「全く、変な奴だな。」
アムロはがらりと態度が変化したシャアを不思議そうに見送った。
「私はどうかしてたよ、ララァ…」
その晩、シャアは刻の涙を流した。
最近書いてる密室スレのノリで書いてみた
正直スマンかった
今は反省している
>377
いやいやいやいや、GJ!
大佐殿は風呂で「男」を確認したかったのか?それとも・・・
あ、ついでだから虐待スレも・・・いや、なんでもない。スマソ orz
大佐…あんたロリコンマザコンシスコンの変態三冠王なのに
この上ホモまで加える気ですかいw
プルスレは連動しているのですね。
>>379 某スレではホモまで入った筋金入りの変態だが・・・
A*^∀^ノ 私
B*`−´ノ 達
C*´ー`ノ ラ
D*^∀^ノ ラ
E*‘−‘ノ ァ
F*゚ ー ゚ノ の
G*`−´ノ 身
H*゚ ー ゚ノ が
I*@ー@ノ わ
J*‘−‘ノ り
K*´ー`ノ な
L*・ー・ノ の?
ア「身代わりなものかよ!!プルたちはプルたちさ」
シャ「冗談ではない!!そうとも、代わりなんかではないさ」
A*^∀^ノ あ
B*`−´ノ り
C*´ー`ノ が
D*^∀^ノ と
E*‘−‘ノ う
F*゚ ー ゚ノ 大
G*`−´ノ 好
H*゚ ー ゚ノ き
I*@ー@ノ お
J*‘−‘ノ 父
K*´ー`ノ さ
L*・ー・ノ ん
A*^∀^ノシ
B*`−´ノャ
C*´ー`ノア
D*^∀^ノ「
E*‘−‘ノヌ
F*゚ ー ゚ノル
G*`−´ノポ
H*゚ ー ゚ノヌ
I*@ー@ノル
J*‘−‘ノポ
K*´ー`ノ!
L*・ー・ノ」
ヾ ゚ー゚ノ
⊂彡☆))Д▼) ガッ
/ ̄ ̄/_7_7 __/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7__/ ̄/_/_7_7
..  ̄ .フ ./ /__ __ / ./__ __ / ./__ __ / /__ __ / /__ __ /
__/ (_ _./ // / ._./ // / _./ // / _./ // / . _./ // /
/__.ノゝ_/ |_ノ |_/. |_ノ |_/ . |_ノ |_/ |_ノ |_/ . |_ノ |_/
\\\ //
\ \ \\\ r'⌒⌒ヽ /// //
\ \ (⌒\ ( rνyy'ソ⌒レm)/// ガッさせてもらう!!
\\ (mJ \ ヽヽヾ#゚Д゚ノ/ レm)レm)/
\\ \\(mJ(mJ∩]¶[ イレm)レm)レm)/ まてアムロこれは
(´⌒;; \\ (mJ(mJ(mJ| .|/ノハλ) //レm)/;;⌒`) ;;⌒`) ガッのレベrwせdrftgyふじこlp「;」
(´⌒;; (´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;/(mJ(mJ#Д▼||l レm)/;;⌒`);;⌒`)
(´⌒;; (´⌒;; \从从从从从(___へ_ノ ゝ__ノ从从从从从//;;⌒`);;
_, -=''"" ̄ ̄""=―,.、
_〆、  ̄=.、
/ - , いい加減にしろ!
> 丶 '
:" .__=__ ヽ r'⌒⌒'、 /
/ / | |r'⌒  ̄=--_ ゞ .' /,( rν),;:" __/ ̄/_/_7_7
/〆" /E).| |(ミ"""メ""ミ `ヽ |; .∴ ' ( ヾ ゚ノ /__ __ / _
/ ( /_/ |ヾ#▼Д▼ノ \ ミ ・,‘`,;:;"ノ" _/ /`,;:+" _./ // / _7_7 / /
ヽ ミ |ヽ,- ⌒ヽ ,_ ミ |i`,";:*`,.`゚y'⌒ ⌒ヽ`;:,"`;:, |_ノ |_/ ノ_/
 ̄| ミ 人ヽ Y(三) ヽ |:";:;+,`;:,ゞ,; / ノ | 丶
| | / \_ノ 》 ij `,;:",`,+;:"、,/´ヾ_ノ,;`,、,.`;:
ヽ ヽ | i| |i ./ ,"+,:`,;:":,+`;:;,`"`+ゞ丶
"ー- 、 | i| ミ / / / ”‘`;:
ヽ ヽ ノ / / / ,' 丶
ヽ ヽ / / / /| | ヽ
/ ) .// !、_/ / 〉
/ / / |_/
.| .| ./
\_|
'
/
.\ゝ从//∠
_, -=''"" ̄ ̄""=―,.、
_〆、  ̄=.、
/ - , 親父にも蹴られたこと無いのに!
> 丶 '
:" .__=__ ヽ r'⌒⌒'、 /
/ / | |r'⌒  ̄=--_ ゞ .' /,( ミメ"),;:" __/ ̄/_/_7_7
/〆" /E).| |(rνyy'ソ `ヽ |; .∴ ' ( ヾ▼ノ /__ __ / _
/ ( /_/ | ヾ ゚∀゚ノ \ ミ ・,‘`,;:;"ノ" _/ /`,;:+" _./ // / _7_7 / /
ヽ ミ |ヽ,- ⌒ヽ ,_ ミ |i`,";:*`,.`゚y'⌒ ⌒ヽ`;:,"`;:, |_ノ |_/ ノ_/
 ̄| ミ 人ヽ Y(三) ヽ |:";:;+,`;:,ゞ,; / ノ | 丶
| | / \_ノ 》 ij `,;:",`,+;:"、,/´ヾ_ノ,;`,、,.`;:
ヽ ヽ | i| |i ./ ,"+,:`,;:":,+`;:;,`"`+ゞ丶
"ー- 、 | i| ミ / / / ”‘`;:
ヽ ヽ ノ / / / ,' 丶
ヽ ヽ / / / /| | ヽ
/ ) .// !、_/ / 〉
/ / / |_/
.| .| ./
\_|
'
/
.\ゝ从//∠
__
,.、-''"´  ̄`゙゙''- 、
,.-'" ゙ヽ、
/ \
/ / i `゙ヽ、 ヽ
/ / / i | 、ヽ`ヽ、ヽ 、 ゙、 /
/ / / / //,イ /!|、 | l i \ヽ ヽ,ヽ, ゙i (
,'/ /./ // / l / l !゙i l!゙'iヽヽ 、. \゙i ゙i ゙i ゙i )
l i / // 〃 l l .!| i! ゙i!、l、ヽ ヾi,、 ヽ, | | i | /
!il i l l i/i7‐-!|、,_l! ! ヽ,ヽ>ゝl-´iゝ| l ヽ、.| ! ( ケンカしちゃダメ!!!
i!| l ! | ! i| l! ,,. --.、ゞ、 =,".--゙、`l i!. l/人ゝ<!l )
!.l | l ゙i゙、 l _,r'にi::::。l゙ "l:ニ)::。ヽi!l| |'´i゙i i| i i/ (
゙i.|、゙、ヾヽ ゙ ゙、::::::::l l::::::::::ノヾ.l/|〉'ノ,'.l l/! )
゙i!゙i, ハヽ ゙、 `''"´ `゙'ー' ' //|‐'l//〃 ⌒`‐‐----‐‐‐‐--‐‐---
,、 ,-, ゙i.l、 l | i゙i. """ __'__ """イ,'! l/,/ ,、 ∩ ,.,
/ノr' ノ____ ゙、゙i | ゙i .゙、 l´ ̄`i // ト、゙/ ,..__ ゙i,゙、l ゙i | .l
| l / レ',.--' ´| l |. ヽ、 ゙、___,ノ // i レ.` `-、 ゙iノ l l/ /
r-、| 'ー'^゙っ | l |゙、i、_゙i'' ‐ .,,_ ,. -'"l/゙i i | ゙、 ' ' /
ヽ、l ゙'i'´ | i |,、.,∠L,. ---──┴、!| | .l ゙‐-っ
`i | | i |ヽ, ......:::::::::::ノ!l ! l ,.‐'"
rl /_ ,.. --゙、 i |'Tヽ、 .......:::::::::::::::/:::|i .ト、 〉、
そんなこと言いながら
ケンカの原因を作ったのは
>>385のプルたちだったりする
A*^∀^ノ け
B*`−´ノ ん
C*´ー`ノ か
D*^∀^ノ は
E*‘−‘ノ や
F*゚ ー ゚ノ め
G*`−´ノ て
H*゚ ー ゚ノ ね
I*@ー@ノ お
J*‘−‘ノ 父
K*´ー`ノ さ
L*・ー・ノ ん
まさに
12人の孝行むすめ達と2人のダメオヤジ
だな…
A*^∀^ノわ
B*`−´ノ↓
C*´ー`ノい
D*^∀^ノ♪
E*‘−‘ノほ
F*゚ ー ゚ノめ
G*`−´ノら
H*゚ ー ゚ノれ
I*@ー@ノち
J*‘−‘ノゃ
K*´ー`ノっ
L*・ー・ノた
A*^∀^ノ勝
B*`−´ノっ
C*´ー`ノた
D*^∀^ノ方
E*‘−‘ノを
F*゚ ー ゚ノ愛
G*`−´ノし
H*゚ ー ゚ノて
I*@ー@ノあ
J*‘−‘ノげ
K*´ー`ノる
L*・ー・ノよ
>>395 ヾ; ゚ー゚ノ <…そろそろ止めるか?(決着をつけたら大変なことになる)
(;▼Д▼)<…ああ、そうだな(今のバランスを崩すわけにはいかんからな)
スパムジュースです。
嘘だから ビームライフルを突きつけるのはやめてくれ。
アムロがオレンジジュースの粉末見つけてきたんだよ。
元ネタがわからんのだがローカルCM?
粉末ジュースを、ストローでダイレクトに吸引
なんて事をしていた俺は、駄目おとこよりも年上・・・・しかも、独り身・・・・
あ〜公園の水道の所で水ちょっと入れてよく飲んだよ〜
>>402 そりゃ駄目オトコどころかテム霊よりも年p(ry
WWIIのメリケン軍の携行食には、既にレモンジュースの粉末が付いてきたそうだ。(ココアとかのパックもある)
薬臭くて飲めたものじゃないので、食器洗いに使ったとか。
なるほど。
それがママレ○ンの原型になったのか。
r'⌒⌒^'、.
( rνyy'ソ
ヾ ゚ー゚ノ
/ ]¶[ ヽつ〃∩ ヘェーヘェーヘェー
(▼∀▼)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー
A*^∀^ノお
B*`−´ノ父
C*´ー`ノさ
D*^∀^ノん
E*‘−‘ノa
F*゚ ー ゚ノg
G*`−´ノe
H*゚ ー ゚ノっ
I*@ー@ノて
J*‘−‘ノな
K*´ー`ノに
L*・ー・ノ?
そろそろやめよーぜ
バレンタインSS投下します。
「はい、アムロ、シャア。」
夕食を終えると、プルたちが一斉にアムロとシャアを取り囲み、それぞれ手に持っている
小さな包みを差し出した。
「ありがとう。何だろうな?」
「今年もバレンタインにプレゼントがもらえて非常に光栄だ。さて、今年は何かな。」
受け取った二人はそれぞれ感謝の言葉を述べ、包みの中身に興味津々といったところだ。
「へへへ〜、きっと今年はびっくりするよ!」
満面の笑みを浮かべたプルAが嬉しそうに言う。
「それは楽しみだ。部屋に戻ったら確認することにしよう。」
本来なら受け取ったプレゼントはその場で開けるのが礼儀であるが、この数の包みでは
そういうわけにもいかない、二人はそう考えた。
「ダメ!絶対今すぐ開けて!」
「せっかくだからすぐに見て欲しい…」
二人の判断にプルたちは口をそろえて抗議した。
「そこまで言われたらここで開けないわけにはいかないな。さて。」
アムロとシャアは顔を見合わせると、その場で開封することにした。
「これは、チョコレート!?」
「何故アクシズにチョコが?」
「見た目も、味も間違いなくチョコレートだ。」
二人は包みの中身を確認すると、率直に驚きの反応を示した。
物資の乏しいアクシズにチョコレートがないことは既に常識になっていた。
それにも関わらず、今この場にチョコレートがある。
アムロとシャアの頭の上に大きなクエスチョンマークが浮かんでいたのは想像に難くない。
「へへへ〜、凄いでしょ?実はね…」
二人の反応を見て嬉しそうなプルAが誇らしげに語り始めた。
遡ること一年前――
「ねぇねぇ、もうすぐバレンタインデーだね。」
こういったイベントが大好きなプルAが、深夜の部屋で隣のベッドに寝ているプルBに
そっと耳打ちした。
「…もう、そんなことで起こさないでよ。」
夢の世界の一歩手前で呼び戻されたプルBが不機嫌そうに返事をする。
「プルCはどうするの?」
プルAはお構いなしに、今度は枕元の小さなランプを手掛かりに裁縫をしているプルC
に話を振った。
「えっと…」
「ちょっと!」
突然話の輪に入れられてまごつくプルCと、プルAの反応のなさに納得いかないプルB。
「プルLは、って寝てるみたいだね。」
二人の反応を全く意に介せずに、プルAはプルLの寝顔を覗き込んだ。
「可愛いね〜。」
『お父さん』をぎゅっと抱きしめてすやすやと眠っているプルLを見て、プルAが呟く。
「わたしも寝てたんだけど?」
自分とプルLの扱いの差に不満を抱きつつ、半ば呆れながらプルBが静かな抗議を口にする。
「二人とも、もう何するか決めてあるの?」
突然向き直り、プルAが二人に改めて尋ねた。
「いや、まだだけど。」
「やっぱりみんなでアムロとシャアに何か縫ってあげるとかかな。」
プルBとプルCはプルAの奔放な振る舞いに戸惑いながらもそう答えた。
「もう、二人ともダメダメだな〜。じゃあ今年はわたしのアイデアで決まり!」
なぜかいつも以上にはしゃいでいるプルAが、強引に話を進める。
「それってどんなアイデアなの?」
プルBが憮然としながらも一応質問をしてみた。
「詳しい話はまた明日みんなを集めてからね!じゃあ、おやすみ!」
それだけ言うとプルAは布団を被って寝てしまった。
「もう勝手なんだから!」
「プルAらしいと言えばプルAらしいけど…」
プルBとプルCは苦笑いを浮かべながら顔を見合わせた。
翌日、夜中にプルたち全員が集まった。
「プルA、話って何?」
「夜更かしは美容に良くないのに。ふわぁ〜。」
「…ZZZ…」
「プルE、起きてください。」
突然夜中にプルAに集められた姉妹たちはぶつぶつと不満を言っている。
「じゃ〜ん!」
そのような反応はおかまいなし、といった風にプルAはいつもの調子で話を始めた。
「何、そのファイル?」
プルAが仰々しく高々と掲げたファイルにプルIが興味を示す。
「わたしが調べてまとめたんだよ!すごいでしょ〜!」
プルAが得意そうに答える。
「そうじゃなくてその中身について知りたいの。」
プルIが全く表情を変えずに尋ねる。
「知りたい?」
プルAがいたずらっぽい笑みを浮かべながらなかなか話を進めようとしない。
「もったいぶらないで早く説明してよ。」
気の長い方ではないプルDが急かす。
「えい!」
そう言うと、プルAはファイルを勢いよく開いた。
「『代用チョコレートの作り方』…!?」
姉妹たちはファイルされた資料のタイトルを見て一斉に声を上げた。
「バレンタインと言えばチョコレートでしょ?アクシズにはチョコがないけど何とかしよう
と思って調べたんだよ。凄いでしょ〜?」
プルAが自慢げに言う。
「なるほど、チョコレートの主原料であるカカオバターの代わりにさつまいもの澱粉を使用
するのか。」
資料を読んでプルGが納得した。
「で、さつまいもはどうやって用意するの?」
プルIが当然の質問をする。
「確かにさつまいもなんて見かけないわね。」
プルFがこれまた当然の疑問を口にする。
「まぁまぁ、プルAも心当たりがあるんでしょう。」
プルKがそっとフォローする。
「…ごめん、そこまで考えてなかった…」
「え…?」
急に元気を失くしたプルAの返答に、姉妹たちは一瞬で凍りついた。
「こんな夜中に呼び出して結局これかよ。」
「プルAのことだからこんなことだろうとは思ってたけど。」
「チョコレート作れるって期待したのに…」
「大佐…」
「…ZZZ…」
またしても姉妹たちは口々に不満を言い出した。
「代用チョコレート作れるって知ったら舞い上がっちゃって…」
誰に言うともなしに、プルAが反省の弁を述べている。
「もう寝よう。今年のバレンタインのプレゼントの話し合いはまた後日ってことで。」
そこで、収拾がつかないと悟った、昨晩の被害者のプルBが解散を提案した。
「さぁ寝よう寝よう。」
「おやすみ〜。」
すっかり呆れ返った感じのプルたち。
「待って。生産プラントの貯蔵庫を調べれば、さつまいもの試料が見つかるかもしれない。」
部屋を後にしようとする姉妹たちを、プルIがそう言って引きとめた。
プルAのアイデアをなんとか実現したかった恋する乙女は、自慢の頭脳を使って一つの仮説
を導き出した。
「とりあえず一筋の光明は見えたみたいね。」
「まぁでも今日のところは解散しよう。」
プルIのアイデアでわずかな希望が見えた姉妹たちは、さきほどの刺々しい雰囲気をすっかり
打ち消すことができた。
「プルI、ありがとね。」
「プルAのアイデアを無駄にしたくなかったからね。」
自分の至らなさに落ち込んでいたプルAもプルIのおかげで気が楽になっていた。
「そこで何をしているんだ?」
生産プラント(通称、シャア農園)の脇にある貯蔵庫の奥で何かを探している様子のプルAと
プルIを見て、シャアが尋ねた。
この日、プルAとプルIは農作業の手伝いをした。
手伝いの合間を縫って貯蔵庫を調べるのが目的だった。
貯蔵庫には収穫した作物や野菜の種子、低温保存されている苗のほかに、農作業用の道具が
置いてあるため、プルたちが出入りしてもそれほど不自然ではなかった。
しかし、あまりにも貯蔵庫を出入りし、なおかつなかなか戻ってこないので、しびれを切ら
したシャアが不審に思って見に来てしまった。
「あの、その…」
プルAは何て答えてよいか分からず口籠もった。
ここでシャアにばらすわけにはいかないと考えたのだ。
「実は以前読んだ本で、さつまいもというのがどんな土地でも育ち、しかも栄養価が高くて
美味しい作物だと知った。だからさつまいもがないかなと思って探してたんだ。」
「プルI!?」
プルIの返答にプルAは焦ったが、プルIには考えがあった。
下手に隠し立てするよりも、部分的に正直に話す方が説得力があるのだ。
もちろん、さつまいもが代用チョコレートになることをシャアは知らないだろうという希望的
観測もあってのことだが。
「なるほど。ならば最初から私に相談してくれればよかったのに。」
そう言うと、プルIの説明で納得したシャアがさつまいも探しを手伝いはじめた。
「たまには自分たちだけでも大丈夫というところを見せたかったから。」
本当の目的をオブラートに包んでそれだけ言うと、プルIは黙々と作業を再開した。
「あったぞ。」
最初に見つけたのはシャアだった。
シャア農園の主の面目躍如といったところか。
「わ〜、見せて見せて。」
「どれくらいあるの?」
プルAとプルIはすぐにシャアのもとへ駆けつけてきた。
「数はあるけど、思ったより貧相だね。」
「おいしくなさそう…」
シャアが指差した箱の中身を見て、プルAとプルIは残念そうに呟いた。
「これは種芋だ。」
「たねいも?さつまいもじゃないの?」
シャアが二人にとって耳慣れない単語を発した。
「種芋は収穫したさつまいもの中で不出来なものを残しておいて、翌年の親芋にするものだ。」
つまりこれは食用じゃなくて、収穫した次の年に植えるものなのだよ。」
種芋を手に取ったシャアが説明する。
「じゃあ食べられないんだ…」
「これ植えたら何日で食べられるようになるの?」
がっかりするプルAを尻目に、プルIが必死に食い下がる。
「約半年といったところだ。」
シャアの率直な答えに、二人とも押し黙ってしまった。
(そんなに食べたかったのか?)
シャアの返答でがっかりした様子の二人を見て、シャアはそう思った。
「今すぐ植えれば半年後には収穫できるぞ。」
シャアは慰めるようにそう提案した。
「そっか…」
「ごめん、シャア、ちょっと休むね。」
すっかり元気を失くした二人は農園の隅のベンチに向かってとぼとぼと歩いていった。
「ええい、難しいものだな。」
二人の消沈の理由が分からないシャアは力なくそう呟いた。
「…という訳で、代用チョコレート案は立ち消えになりました。」
またしても夜中に姉妹たちを集め、プルAとプルIが事情を説明した。
「でもさつまいもは育てられるんでしょ?それなら来年は作れるんじゃないの?」
二人の話を聞き終えると、プルCが口を開いた。
「じゃあ来年は決まりだな!」
プルDが嬉しそうに話を付け足す。
「結局、今年はどうするの?」
「う〜ん…」
プルLが遠慮がちに口を挟むと、沈黙がこの場を支配した。
「…」
「プルE、何を書いているんですか?」
先日プルAが姉妹たちに見せたファイルを参考にしながらプルEが何かメモをしていた。
「…キャラメルケーキ…」
プルKの質問にいつもの消え入りそうなか細い声でプルEが答える。
「キャラメルケーキ?」
プルEの話に興味をもった姉妹たちがプルEに視線を注ぐ。
「…」
プルEは少し恥ずかしそうにメモを隣のプルKに渡した。
「なるほど、キャラメルで着色と甘み付けをしたケーキですね。」
「…代用チョコもキャラメルで着色と甘み付けするって書いてあった…」
〔作者注:キャラメル=サイコロ型のミルクキャラメルではなく、カラメルソースのこと〕
「これならチョコケーキっぽくていいかもね。」
「じゃあ今年はみんなでキャメルケーキを作りましょう。」
「…という訳だったの。」
「なるほど、だから去年はキャラメルケーキだったんだね。」
「道理でこの半年、一生懸命さつまいも栽培をしていたわけだ。」
プルAの話を聞いて、アムロとシャアは感慨深そうに納得した。
「みんなで協力して作ったんだよ!ねぇ、おいしい?」
興奮を抑えきれないプルAがたまらずに感想を求めた。
「おいしいよ。みんなありがとう。」
「チョコレートを食べるなんて何年ぶりかな。上出来だ。」
アムロとシャアはすっかり大満足といった様子である。
「やったね!」
二人の様子を見て、プルたちも満面の笑みを浮かべた。
そして、
「わたしのはちょっとブランデーが混ぜてあるんだよ!」
「あたしのはハートマークなんだから!」
「甘いわね。私が作ったのはトリュフよ。」
「がんばって大佐のイニシャルを作りました。」
プルたちは一斉に自分の作ったチョコ自慢を始めた。
「みんな、本当にありがとう。」
一年越しで自分の思い描いたバレンタインが実現し、プルAは心から姉妹たちに感謝の
気持ちをあらわした。
「何言ってるのよ。プルAがきちんと調べてくれたおかげじゃない。」
「さすが、わたしたちの『姉さん』だね。」
近くにいたプルIとプルBが微笑みながらプルAの努力を讃える。
「チョコパフェってわけにはいかなかったけど、プルAに内緒でみんなで作ったんだよ。」
そう言いながら、プルCがいつの間にか用意していた小さな器をプルAに差し出した。
「わ〜、チョコのムースだ!」
器の中身を見たプルAが喜びの声を上げた。
「みんな、本当に、本当にありがとう!」
プルAはうっすらと喜びの涙を滲ませながら美味しそうにチョコのムースをほおばった。
これぞまさに、情けは人の為ならず、と言ったところであろう。
プルAのバレンタイン・プランは、丸一年という期間を経て、思わぬおまけつきで、ここ
に結実したのであった。
久々、というか珍しくプルAが主人公のSSでした。
もともとは別々に考えてた二つの話だったんですが、内容や量が半端だったのでくっつけて
みました。
なお、さつまいもから精製した澱粉を主原料に「代用チョコレート」を作れるのは事実です。
さつまいも栽培や代用チョコが今後もアイテムになるかどうかは住人の皆様の判断に委ねます。
また、時系列については大目に見ていただけるとありがたいです。
それでは住人の皆様のバレンタインに幸あらんことを!
お疲れ様です。 リアルで読めて嬉しい! 豆知識に感激しました
来てくれると思ってたよ、GJ!
久々のA主役良かった
こんな時間にすげー腹減ってしまった
シャア農場でのシーンがとてもいいなぁ、
ああ、あのシャアもそういや農場の主になったんだぁって
何故か感慨深く感じてしまった・・・
職人さんマジ乙です!
相変わらずGJ!!
バレンタインに幸は無かったですが
今回のテーマに則ってSSが今年の代用でした!←キモス
Iが推し進めてる所に恋する乙女パワーを感じましたねww
キモス
少し同意
どしたん??
この流れ
(▼д▼)ポマードがきれてきたな…
ポマードって植物油から作るんだっけ?
廃油とかから手作りって出来るのかな…?
ヾ; ゚ー゚ノ < 石鹸用の廃油(食用油)くれだと。何に使うんだ?
(`∀´*)髪おろしちゃいなよ!
若く見えるかもしんない
(▼∀▼) <どんな状況下でも、身嗜みには注意を払わなければいけないのだよ、アムロ君!
整髪料は頭皮に悪いぞ
油で固めてるわけだからな
かく言うシャアであったが来る年の瀬には適わず額の後退を気にしていた。
ゆくゆくはアンディーという古の格闘家と同じように…
そしていつの間にかオンディーに
(▼∀▼) <通常の1/3でしか後退しないはず!!
>>438 通常の三倍の速度で後退だ。オールバックは伊達じゃない!
総帥はハゲ上がるのだろうか?それともフサフサの白髪になるのだろうか?
実は既に頭頂部が危ないです
白髪じゃない?
ジオンって結構髪残っていなかったっけ?
シャア・アズナブル→シャリア・ブル
ブルブルブルブル〜♪
シャリア・ブルの正体は、アクシズから木星を経て地球に戻る際に
時空を超えて過去に飛ばされた、年老いたシャアだったんだよ!!!
アムロは老後アルプスの山の中で静かに余生を過ごすんだよな
……となるとハ○ジはどのプルの子供だ?
天真爛漫さから言ってAか
>447
アムロは別に人嫌いじゃないので麓の村でハ○ジ他の孫たちに囲まれて時計屋でもやってそう。
でも人を殴り殺して服役してしまうおじいさんだぞ
プルズに目をつけた連邦情報部の役人なんぞが出てきたら・・・
>>450 シャアがどうやってか裏から手を回して破滅
そういう輩は大佐が早期に潰してくれる事を祈る他無いな。
うっかり大事になったら、下手すりゃ戦争になる。
あのダメ親父達ならやりかねんw
二人そろえば連邦なぞあっという間に叩いてしまいそうだな
ましてこの場合プルズ絡みだからな
あの2人の目的が完全に一致したとき、戦場にてどれ程のコンビになるのやら
> アムロは老後アルプスの山の中
ラサ近辺は大穴が開いています 逆シャアの寒冷化作戦
アルプスとラサは関係ないだろ
アムロは老後アルプスの穴の中
アルプスの少女達をとっかえひっかえする総帥
しようとしてどつかれぼこられる総帥
そのころには男性機能を失っている総帥
>460
若い頃通常の3倍使っていた報い。
3倍の速度で動いて真っ赤に擦り剥けちゃったからな < 若い頃の総帥
通常の3倍で使用しているのにいつまでも黒くならずにピンク色のままの総帥
だから男めかけとしてジオンの中でも人気があった総帥
総帥のチャームポイントはお尻だよ。
マの人も認めてた。
「これはイイものだ!」
なんか総帥に萌えるスレになりつつある…
ここはハッテン場か・・・
誰かネタ投下してくれ…
俺には無理だが…
俺にも無理ですよ!
ヾ ゚ー゚ノ <あ〜、諸君。シャアの話題に関しては ど う で も い い のだが、ウチの娘たちの教育に悪い話は避けてほしい。
蛇足だけど、プルたちの中の誰かが腐女子になるとかいう展開は断固反対
興味持つくらいならいいけど腐になるのは勘弁してほしい
シャアとアムロじゃいろいろあり過ぎて801なんかじゃ済まない。
そんな二人が近くにいたらかえって腐にはなりにくい気がする。
軍オタやメカフェチになりそうな環境ではあるな
漂流中のアクシズでは興味の対象が限られるからね。
食いしん坊のプルズなら、アムロに料理を習って実践する子が一番多いと思うけど。
(▼∀▼) < ゆりは良いものだ
ヾ ゚ー゚ノ <弾劾裁判にかかりたいのか?
(*▼∀▼)<私は花を愛でただけだが?アムロ、君こそ良からぬことを考えたのではないか?
ヾ ゚ー゚ノ <馬鹿話してないで早く畑行ってこいよ
そろそろおにゃのこのお祭の季節ですね
おにゃのこの祭りというとアレだろ
「鬼は(略
鬼や鋸の祭りとは字面からして恐ろしそうですね
ホワイトデーのお返しとかけて。
赤い総帥ととく。
その心は?
(答え:メル欄)
>>482 「そんな基本、修正してやる!!!」
なんか空耳が聞こえたような・・・・
(▼Д▼)「ホワイトデーがあるのに何故レッドデーがないのだ!?」
隣の国にはいろいろあるらしいよ
>>487 おまけに其の辺りの日は「ゴールデン」weekだしな。
でも大佐は大尉の頃の自分をどう思っているんだろう?
がきんちょに殴られて涙流したり、女に振られたり、はにゃーんは鬼のようなハマーンになっているし・・・。
トリアーエズ、上げ
ある意味総帥が一番がんばってた時期だよな<金色の頃
アポリーとかロベルトとか良い部下にも恵まれてたし
アムロともとりあえず休戦してたし…
(▼Д▼)「雛祭り…ひなまつり…ひまなつり…暇な釣り!?」
シャア「ということで、釣りをしないか?」
アムロ「暇じゃないだろ」
ヾ ゚ー゚ノ < 第一、魚は如何する?
(▼Д▼) <冷凍有精卵が何処かに在ったはずだが
ヾ ゚ー゚ノ <おまえな、何処からそんな物を で種別はなんだ?
(▼Д▼) <解らんな ただ 「 観賞用魚類セット 」 と書いてあったからな
ヾ ゚ー゚ノ <鰻とかなら良いかもな 食りょ..
(▼Д▼) < なに!! あんなことや そんなことを!
ヾ ゚ー゚ノ <!何考えてる! 貴様なんて! AA略
今さっき初めてCCA見た。
サザビーかっこいいよサザビー…!
J*‘−‘ノ <サザビーは最高のMSですっ
>>494 カートゥーンネットワーク、CM多すぎ
そしてできれば安彦画で見たかった('A`)
アムロとνだってカコイイよ!
カツとコバヤシはだめだな
ところで親父連中は14日のお返しの準備はできやがりましたか?
(▼∀▼) <当然だとも、なあアムロ?
ヾ;゚ー゚ノ <あ、ああ…(しまった、忘れてた…)
ヾ;゚ー゚ノ 。oO(何かいつもと違うお返ししたいけど何が良いかな…)
つ「12枚の縞ぱんつ」
>502
弾劾裁判再び。
喜んで履きそうな子は少数派だな
喜んで履く子はさすがにもういないんじゃない
アムロ側はコアな子居ないからな〜
グラサンを総帥がプレゼントしてもJなら喜んで貰うと思うが…
Iも文句言いつつ自室でつけてみたりしそう
はてさてダメ親父二人組みはどんなプレゼント用意するやら
グラサンだったら案外普通に喜ばれるんじゃないか?
物の無いアクシズの事、それなりに珍しい品だろうし
あーいうのって面白グッズとして子供受けしたりする。
んで、シャアの物真似が一時流行したり、それを見てアムロが頭を抱えたり。
大型のアンテナを付けて地球圏の放送が見られるようにするのがいいと思う。
そんなのあったらとっくにSOS送ってるよ
510 :
通常の名無しさんの3倍:2006/03/08(水) 18:47:26 ID:wSgv14vp
>>509 下手にSOSなんぞ出したら即座に抹殺されるような希ガス
>>510 以前の二人ならいざしらず、12人の運命を娘達を背負ったオヤジ二人組み
には誰も適わない希ガス
おまけにその守るべき12人も並みの12人じゃ無いしな
一個師団くらいなら何とかなるな
514 :
510:2006/03/08(水) 23:17:53 ID:wSgv14vp
現状ではかなり不利でない?
逆シャア時でさえ苦労した大型のミサイルポコポコ撃ち込まれたら
アクシズは(痛んでる事も手伝って)かなり危険だと思う、等と無粋な事を言ってみるテスト
中立の木星船団にSOS
アムロが MSのデータベースカから情報引き出してアクシズの再武装化してます
(表向きはスペースデブリ対策)
>>514 ギュネイが全部迎撃できるくらいなんだから、プル数人いれば何とかなる気が
ギュネイはヘタレっぽくかかれてるけど結構強い気がする
少なくともジェリドよりかはずっと
ギュネイが弱いとは思わんよ
おそらくファンネルの扱いならシャア以上だろう
でも、プルズならそれ以上にうまくやるだろってこと
残念ながら目ぼしい武装は品切れですよ
よくてもザクVの予備くらいでしょ
量産型キュベレイを発見したこととかもあったし(捨てたけど)ファンネルの予備とかもあってもおかしくないんでない?
アクシズ産高級ファンネルの詰め合わせおいときますね
シャア「うむ、アムロのガンダムにもこのタイプ(漏斗型)のファンネルを搭載するしかないな」
アムロ「なんか、嫌だな。やはり俺はフィン・ファンネルが…」
シャア「分かっていると思うが、ファンネルを新設計で作るには莫大な電力と資源が必要だぞ」
アムロ「ああ…。しかし、どこに係留するんだ?νガンダムにはファンネルコンテナは無いぞ」
シャア「もちろん、このキュべレイの尻尾部分をガンダムのお尻に…」
アムロ「それだけはやめろ!」
シャア 「じゃあ、外側だけでも加工するか?」
アムロ 「しかし、そのままだと機動力が下がるな」
シャア 「何も、同じ大きさにすることは無い。ハードポイントを使えるようにするだけだ」
お父さんたちファンネルの魔改造ですか
「何もファンネルの形にこだわらなくても良いんじゃありません?」
「そうね、どうせ空気抵抗とかは考えなくても良いし。」
「じゃあアムロが一番加工しやすい形にすれば良いんだよ!」
「それって・・・もしかして?」
「ハロ型ファンネル!」
シャア「ハロ型か、悪くないかもしれんな。手足があるからAMBACも出来るからな…」
カチッ
「何の音?」
「誰か何かのスイッチでも入れたんじゃないの?」
「・・・」
「フフッ。(アムロの『入れてはいけないスイッチ』が入れられてしまったわね。当分オヤツは無しか。)」
>528
プルF「慣れてしまったのね。自分でもわかる・・・」(おやつ抜きの辛さ)
数日後、不眠不休の突貫作業を終えたアムロが皆を格納庫に集めた
アムロ「完成したぞ!コレだ!」
そこにはかなり大型のハロが6機鎮座していた。
アムロ「名付けて、「ハロ・ファンネル」!!」
全員が心の中で「そのまんまじゃないか」と突っ込みを入れるが、追求はどうせ無駄だと思って声には出さない。
プルB「大きいな。どうやって作ったんだ?」
全員、見た瞬間ある疑問が浮かんだのだが、それを何とか無視してもう一つの疑問を口にする。
その疑問にアムロはフフン、と得意そうな顔になり説明を始める。
アムロ「こいつの外殻にはMSの脱出ポット兼用のコックピットを使っているんだ。サイズはちょうどいいし中空だから加工も楽だった」
はあ、と全員がアムロのアイデアに感心する。
プルI「性能のほうはどうなんだ?」
また一番の疑問を無視して、懸案事項を挙げる。
アムロ「それは特に自信があるぞ!足の部分にスラスターを装備してフレキシブに稼動するおかげで今までのファンネルとは別次元の機動性を確保した!
さらに足は走行も可能な強度と出力も確保してあるから地上での運用も可能だ!」
プルA「へー」
アムロはさらに熱っぽく解説を続ける。
アムロ「さらに汎用マニピュレータを2基装備しているおかげで小型ビームガンや、ビームサーベルなど多彩な武装を同時に運用できる!予備の武装を体内に収納することもできるぞ!」
プルD「すごいな」
アムロ「さらに口内にはフィン・ファンネルの技術を応用して作った電磁ジェネレーターが装備されていて、ビームバリアを発生させることも出来るんだ!」
全員がアムロ脅威のメカニズムに感嘆の声を上げるしかない。
しかし、どうしても聞かなければならないことがシャアには残っていた。
シャア「アムロ、一つ聞かないといけないことがあるんだが…」
アムロ「なんだ?言ってみろよ」
シャア「うむ、聞かなくても答えはなんとなく予想はつくし、その答えを正直聞きたくないんだが、どうしても聞かねばならんのだ」
アムロ「だからどうした?言ってみろよ」
そしてシャアは、皆が最初に感じ、触れるのを恐れていた重大な疑問点についに触れた。
シャア「何でこのハロ・ファンネルは真っ赤でツノがついているんだ?」
そう、ハロ・ファンネルはサザビーの赤にも似た鮮烈な赤い塗装と、中隊長を思わせるツノ飾りを持っていたのだ。
アムロはその質問に満足げにうなずく。
アムロ「うむ、予想より良い質問だ。聞いて驚け、こいつは俺がわざわざシャアのためだけに作ったんだ!」
プルたちの間に「ああ、やっぱり…」という空気が流れる。
シャア「冗談ではない!私はこんなもの使う気はないぞ!今すぐ角を外して白く塗りなおしてやる!!」
アムロ「無理だな!このツノはサイコミュ受信機の役割も果たしているし、この重量バランスでしか動けないように設定されている!もちろんお前向きの調整も、サザビーのプログラム改良も済んでいる!」
シャア「な、なに?」
アムロ「お前に俺以上のプログラミング能力はないことは分かっている!お前はコレを使うしかない!」
シャア「そ、そんな、やり直しを要求するーーーーッ!!!!」
アクシズにシャアの絶叫が響き渡る。しかし、それを受けてもアクシズはゆっくりと静かに、宇宙の闇を突き進んで行った。
ワロスwwww
今ならアムロに勝てるんじゃね?
つーかνガンダム用のファンネルの話はどうなった?
>>532 アムロ「ん?ああ、それならちょうど良い放熱板が手に入ったから、それを加工してフィン・ファンネルを作ったよ」
それは『フィン・ファンネルっぽいもの』だよ・・・・・・
ここのアムロとシャアは武装強化とかあんまり考えそうにないと思ってたが・・・
むしろ外部作業用にマジックハンドとか溶接用レーザーとか音響探査装置とかつけるタチ?
かといって有事に備えないほどのんきでもないだろ
何しろ二人して人生有事の塊だったからな
でもやっぱり木星到達寸前になるまでは武装は考えないでしょ
でも、まあ、アムロはともかく、シャアなんかは一人でコッソリ誰にも知られずに有事の備えをしてそうな気がする
有事の備えも武装より小細工を用意しそう
有益そうな戦闘データとか何かのサンプルとか
なぜか「小細工」の内容想像したらホーム・アローンになった…
ブービートラップだらけのアクシズ内部、侵入者が罠に引っかかるたび
大はしゃぎするプルズ、そして鼻高々のシャア。
そんなんする意味まったくないのにorz
そこでことごとく罠にひっかかるテム霊
抹殺部隊VS駄目親父二人組み+娘達withリック・度無
ボロボロのνガンダムとサザビー、旧式のリックドムで対抗するも
徐々に追い込まれる大家族。エネルギーも少なくなりいよいよヤヴァイ
状況へ。「ここまでか・・・」そう思ったその時、一機の抹殺部隊所属機
が爆散する。「何だ!!?」アムロとシャア、そして娘達が目を向ける先には
12機のνガンダムを牽引して向かってくるカミーユとジュドーのνガンダム
「アムロさん!!クワトロ大尉!!」
「プル、プルツー!!みんな!!」
「カミーユ!来てくれたのか!!」
「カミーユ…久しぶりだな」
「え…?私、知っている。会った事無いはずなのに…ジュ…ドー?…ジュドー!!ジュドーなの!?」
シャアが、アムロがそしてプルズがνガンダムに乗り込む。サイコフレームを通して
機体が覚醒する。なおも接近してくる敵機に、νガンダムのライフルが火を噴く
どうみてもスパロボのやりすぎです。本当にあり(ry
このスレでのアムロは、世間の目から隔離されてるからな…
周囲の迷惑なんか省みずに機械いじりをしてそうだし。
すっかり10代のあのコロのメカいじりが好きなアムロ少年に戻って
役になんか立たなくても、使う当てが無くっても、作りたければ兵器とかでも作っていそう。
そういう意味じゃシャア以上にアムロも解き放たれているかも…
彼女らはプルじゃないんだ
それだけは分かってくれ
>>545 君には過去スレを全部読むことをお薦めする
そうすれば自分の考えを改めるはずだ
>>546 同意
ジュドーは彼女らの中にプルやプルツーの面影を見つけるかもしれないが
彼女らにとっては初めて出会う赤の他人
そういう切なさが…
余計なお世話かもしれんが…
このスレでは
アムロ
・プルたちの父親(ときには母親)としてがんばってる
・空いた時間は趣味の機械いじりができて幸せ
・ごく稀に何かのスイッチが入ったときだけ暴走しちゃう
シャア
・失った自分自身の時間を取り戻し、一人の人間として生きている
・農園管理やアクシズのシステム管理など、実は縁の下の力持ち
・表向きにはお調子者
プルS
・戦闘用のクローン強化人間としての運命から開放された
・各々が「自分」というものを確立してきた
といったところだと思う
平和ボケした日本人と非難されるかもしれんが(笑)、基本的には
戦闘や有事とは無縁のスレであって欲しいと思う
もちろん有事などについて考察するのを嫌がっているわけではないが、
きちんとした話の筋もなく簡単に戦闘シーンや武装を加えるのは賛成できない
古参の住人としてはそう思っただけ
漏れも34歳くらいから入った古参っぽい住人だがアムロのマッドっぷりの演出として武器作ったのも面白かったと思うよ
話の流れでそういうのを出すことが出来るのもこのスレのいいところだと思って、暖かく漂流一家を見守ろうよ
551 :
545:2006/03/12(日) 09:42:45 ID:???
うぁ…なんか変な方向に話を曲げちゃった?
別に兵器ヲタなアムロとかキボンヌとかそういう意味でなく、
好きなモノを作っていられる今の環境は、シャイアンとかに比べれば
天国なんじゃないかとか思っただけなんだけどなー。
だから“作りたければ”って入れたんだけどね。
まあまたーりいきましょうや
ハロ・ファンネルとかは(このスレの)アムロらしくてワロタよ
あれに件の自己修復、自己進化、自己再生を加えたら立派な月光蝶になるなw
これが後のハロビットである
(▼∀▼)<
>>555をとってGO!GO!GO!なんちゃって…
流石三十代後半。見事なオヤジギャグですね総帥。
(;▼Д▼)<そんなことよりアムロ、明日は本当に大丈夫なんだろうな?
あれだけ機械いじりに没頭しておきながら何もなかったら裁判ものだぞ…
ヾ;゚ー゚ノ <ホ、ホワイトハロじゃ駄目だろうか?
シャアは白い日でも赤いもの用意してそうだよな…
ホワイトデーSS投下します。
今は反省しています。
「プルK、今日は何読んでるの〜?」
リビングにあるソファーに座り、静かに読書をしているプルKを見て、プルAが声をかけた。
プルA自身はほとんど読書をしないが、文学好きで地球の文化に詳しいプルKから本の話を
聞くのが実は好きなのだ。
とは言っても彼女の関心のほとんどはアクシズでは到底口に入らない地球のお菓子の話に向
けられているわけだが。
「『世界のお祭全集・3月編』ですよ。」
不意に集中を途切れさせられたことにも全く不快感を示さず、にっこりと微笑みながらプルA
に返事をした。
プルKも自分の読んでいる本の話を楽しそうに聞いてくれるプルAと話をするのが好きらしい。
「あ〜、前にこの本の2月のやつは私も読んだよ。」
「ふふふ、そう言えばそんなこともありましたね。」
1年前の2月のことを思い出して、しばらく二人で懐かしむ。
「それで3月のにはどんなのがあるの?」
「まだ半分までしか読んでないのですが…」
興味津々のプルAがプルKに話を促す。
「この時期ではホワイトデーがありますね。」
「ホワイトデーって…確かバレンタインのお返しをする日だよね?去年はアムロからクッキー
をもらったと思う。」
今度はホワイトデーの話に花が咲く。
プルKは本を片手に、ホワイトデーの由来や歴史などを丁寧に分かりやすくプルAに教えた。
「マシュマロっていうのも美味しそうだね。」
プルAはまだ見ぬ新たなお菓子を思い描き、うっとりする。
「でもさっきも説明したように、マシュマロには…」
「分かってるよ。どうせアクシズにはマシュマロなんてないから関係ないって!」
プルKの忠告めいた話を、プルAは無邪気に突っぱねた。
「みんな、ちょっと待っててくれ。」
夕食を終えてプルたちが自分の時間に入ろうとしたとき、アムロとシャアが全員を引きとめた。
「今日はホワイトデーだから、みんなにちょっとしたプレゼントがあるんだ。」
「今年は諸君らから貴重なチョコレートをいただいたから、こちらも少しこだわってみたのだ。」
そう言うと、大人二人はどこからか用意した小さな包みを手分けして娘たちに配り始めた。
「何これ?」
「白くてふにゃふにゃしてる。」
「なんかカワイイね。」
受け取ったプルたちは中身を確認すると口々に感想を言い出した。
今まで見たことも触ったこともないその物体に興味をもったようだ。
しかし、その中で浮かない顔をしているのが一人。
「まさか、これ…」
すっかり動揺しきってるプルA。
「プルA、せっかく二人が作ってくれたんですから、ありがたくいただきましょう。ね?」
まさか自分の予想が現実になるとは考えていなかったが、取り乱すことなくすぐに大人の対応を
見せるプルK。
「アムロ、これってもしかして…」
「え、プルAは知ってるのかい?マシュマロだよ。」
元気のない様子のプルAに少し違和感を憶えたが、アムロは得意気に答えた。
「しかもプルAが作ってくれた代用チョコレートを少々使わせてもらったのだよ。ホワイトデー
の正式なお返しはチョコ入りマシュマロらしいからな。」
プルAを気遣ったシャアが慰めるように付け加える。
「………うわ〜ん!!!アムロとシャアのバカ〜!!!」
二人の返答を聞くと、プルAは大粒の涙を撒き散らしながら食堂を駆け出していった。
「これはどうしたことだ?」
自分の発案したアイデアがまたしても全くの裏目に出てしまい、狼狽するシャア。
「シャアーーーー!!!貴様と言う奴はまたしても適当なことをデッチ上げたんだな!!!」
シャアの発案にまたしても安易に乗ってしまったことを激しく後悔し、白い悪魔の本性(?)を
剥き出しにするアムロ。
「シャアーーーー!!」
「ちょ、あ、アムロ?待ってくr」
「待って下さい!」
シャアに飛び掛ろうとする白い悪魔を、プルKの叫び声が制した。
「二人とも、チョコ入りのマシュマロの意味をご存知ですよね?」
プルKがアムロとシャアを詰問する。
「うむ、私が調べたところによると、女性から受け取ったチョコレート(愛情)を男性が柔らかい
マシュマロ(愛情)で包んで送り返すという風習があるという。」
シャアは懐からいつもの怪しげな本を取り出すと該当箇所をなぞりながら答えた。
「やっぱりまたその本か…」
隣にいたアムロは呆れながら呟いた。
「私が読んでいた本には、女性から受け取ったチョコレート(愛情)を男性が柔らかいマシュマロ
で(気持ち)包んで送り返す、つまり女性からの気持ちをそっくりそのままお返しします、と書い
てありました。」
「む?それは違うぞ!女性から受け取った気持ちと同じもの(男性からの愛情)をさらに柔らかい
愛情で包み込んで渡す、ということではないのか?」
プルKの主張に対し、シャアは自分の説を真っ向からぶつけた。
「ごめん、二人の主張の違いが分からない。」
周りで話を聞いていたプルDが口を挟んだ。
「いい、プルD。プルKの説では、マシュマロの中のチョコレートは女性の気持ちを意味してい
るの。一方のシャアの説では、マシュマロの中のチョコレートは男性の気持ちを表しているの。
ということは…」
「プルKの場合はチョコ入りマシュマロは『ごめんなさい』の意味で、シャアの場合は『僕も
愛してるよ』ってことになるのよ。」
プルDの疑問を受け、プルIが解説する。なお結論部分だけプルFが横取りした。
「なるほどね。で、結局どっちが正しいの?」
二人の説明で納得したプルDが何の気なしにこの問題の核心に触れた。
「やっぱりプルKの方が正しいんじゃないの?」
「シャアは結構適当なこと言うしな。」
「大佐はそんな人じゃありません!」
「シャアの方が夢があっていいと思う。」
黙って聞いていたプルたちが、プルDの発言を受けて自分の考えをそれぞれ言い始めた。
「結局どちらの資料が正しいかって問題になるわね。」
そんな中、理論家のプルIが収拾を図って論点を整理した。
「プルKとシャアは直接の当事者だから、私とアムロで判定する。」
有事には(?)裁判長を務めるプルIが事態の解決に向けて張り切り始めた。
彼女も代用チョコレートに関する主役の一人だったため、チョコレートのせいで言い争いが起き
ているのが忍びなかったのだ。
決着は意外なほどあっけなくついた。
片方の記述に明らかな誤りがあったからだ。
正確には、当事者がその記述の存在を知らなかっただけなのであるが。
その当事者とは―――プルKである。
先ほどのリビングの一件でプルKがプルAに中断させられたページのすぐ次のページに、「以上
の説は義理でも返礼としてマシュマロを渡す風習から広まった俗説であり、本来は本命の女性に
渡すものである」との記述があったのだ。
「ごめんなさい、私が勘違いしてプルAに間違ったことを吹き込んだから…」
プルKは自分の誤りに気づくと素直に二人に謝った。
「間違いは誰にでもあることだ。我々のことはいいから、プルAに謝って来なさい。」
内心はホッと胸を撫で下ろしていたシャアであるが、あくまでも落ち着き払った態度で紳士的に
対応した。
「せっかく作ったのに…アムロとシャアのために一生懸命作ったのに…。」
食堂から飛び出したプルAは自分の布団に包まってむせび泣いていた。
「マシュマロ…美味しい…でも…うわ〜ん!!!」
包みから取り出したチョコ入りマシュマロを乱暴に口に入れ、泣きながら味わう。
「プルA…」
泣き疲れたのだろうか、プルAは寝入っていた。
「あ、プルK。」
しかしプルAはプルKのか細い声にすぐに反応した。
「プルA、ごめんなさい!」
「プルK!?」
プルKの思いがけない行動にプルAはどう対処していいか分からなかった。
「実は…」
一呼吸置くと、プルKは先ほどの食堂でのやり取りを全て語り始めた。
「…だから本当にごめんなさい、プルA。」
「そっか。わたしがプルKの読書の邪魔しちゃったんだもんね。わたしの方こそごめんね。」
プルKの説明及び謝罪を受け入れたプルAは微笑みながらそう返事をした。
「でも私の勘違いが原因だから…」
「お互いがごめんなさいって言ったんだから、もうこの話は終わり!ね!一緒にマシュマロ
食べよ!」
プルAはそう言うと、まだ落ち込んでいるプルKの口にマシュマロを押し込んだ。
「ぶふっ!ちょっと何するんですか。」
「へへへ〜、プルK『ぶふっ』だって。美味しいでしょ?」
「なんとかまとまったみたいだな。」
「ああ、貴様が何かを考え付くといつも一騒動あるけどな。」
ドアの陰から様子を覗っていた大人二人は、一安心といった表情でその場を離れていった。
バレンタインの続編といった感じですが、いろいろな意味でネタを引っ張りすぎですね。
落ちもありませんし。反省しています。
ちなみにマシュマロはメレンゲ(卵白)+砂糖なのでアクシズで作れるのかという問題も
ありますが、卵白→合成液体タンパク質で代用とかで補完していただければありがたいです。
そのうちまたしっかりと練って長文に挑戦しようと思ってます。では。
>>562-566 / ̄ ̄ ̄フ\ _ ノ^)
// ̄フ / \ .//\ ./ /
// ∠/ ___\___ __// \ / (___
// ̄ ̄ ̄フ /_ .//_ //_ / \./ (_(__)
// ̄フ / ̄//////////// | (_(__)
/∠_/./ ./∠///∠///∠// ∧ ∧ /) (_(__)
∠___,,,__/ .∠__/∠__/∠__/ (´ー` ( ( (_(___)
\ \ \/ ̄ ̄ ̄フ\ \ \_ \ _ /⌒ `´ 人___ソ
\ \ \フ / ̄\ \ .//\ //\ / 人 l 彡ノ \
\ _ \//___\/∠_ // < Y ヽ ヽ (. \
//\///_ //_ /// 人├'" ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
// //.////////∠/ ヽ-i ヽ__ ヽ
/∠_//./∠///∠// .\\ `リノ ヽ |\ ヽ
∠____/.∠__/∠__/∠フ\.\\ c;_,;....ノ ヾノヽ__ノ
GJ!
裁判はなさそうですね。
GJ!
(;▼Д▼)<プルKがいなければ即死だった・・・
ナイスよナイス!ヴェエエリィイイナイスアクシズの囚人さん
酔っているせいかマシュマーセロに見えた
液体タンパク質→s(略
液体タンパク質?
ああ、コールドスリープ中に使う「カクテル」のことかい?
あぁ、バターになるまで弾劾されたシャアか
木の周りをぐるぐる回るシャア
>>577 そこのスレのシャアはここで本気出した総帥くらいかっこいい
579 :
月光蝶:2006/03/18(土) 21:35:35 ID:???
月光蝶氏GJ!!
無理しない程度に頑張ってくだされ
月光蝶様乙です!!
まとめサイトにはいつもお世話になってます
これからもまったりと頑張ってくださいノシ
更新記念age
,-―- 、
/ロ≠ ヽ /)
.i ノ|ノ)从)〈.i)))
ヾ、 イ> <|l/ / <書き込みがないよ〜!
ゞl|.⊂つイ!./
\ それも運命 /
 ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄
∧_∧
" , 、 ミ
ゝ∀ く
∧_∧ | ________________
三 ( とノ /
三 / つ | < ママン〜!こここのまま落ちちゃうの?
三 _ ( _ /| | \
(_ソ(_ソ(_ )  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
先日このAAの存在を初めて知り、勝手にアムロママンに脳内変換して
AAの改造をしてみたんですが
\だからママはやめてくれって… /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
r'⌒⌒^'、
(,/y'y'ソν)
ゝ ー` く
⌒⌒ヽ i
( ノ|ノ)从) | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノ从ノ‖とノ < アムロママ〜!
/ つ | \_______________
(⌒(⌒~)| |
(_ソ(_ソ (_ )
うまくできてるんだかよくわからんので客観的な意見キボン
586 :
584:2006/03/24(金) 21:45:14 ID:???
レスthanks
そしてスレ汚しスマンかった
新作SS投下いたします。
かなり長いのでよろしければお付き合いください。
むかしむかし、とおいむかし、せかいのちゅうしんにアクシズというへいわな国がありました。
しかしあるとき、アクシズをおさめていた、たいようの王と、月の女王がけんかをはじめると、
たちまちのうちに国があれはて、人びとはすっかりこまりはててしまいました。
そこに、アクシズにつたわるでんせつのきしがあらわれました。赤のきしと白のきしです。
二人のきしはすぐにたいようの王と月の女王のけんかをやめさせ、またふたたび、アクシズに
へいわがもどりました。
「プルK、何してるの?」
ここはアクシズの書庫。プルKが趣味の読書に没頭できる、彼女のお気に入りの場所である。
プルKのほかにここを利用するのはアムロとシャア、それにプルIくらいである。
ただ、本にあまり興味を示さない他の姉妹たちはもちろん、アムロとシャアも特別な調べものを
するとき以外は書庫に出入りをすることはないので、すっかりプルKが書庫の主となっている。
「あら、プルA。何か調べものですか?」
書庫の主に声をかけたのは、最近特に彼女と仲の良いプルAだった。
「ううん、またプルKにお話をしてもらいたかったから。でも忙しかったみたいだね。」
近頃プルAはプルKから童話や地球の文化についての話を聞くのが大のお気に入りになっている。
プルAは本を読むとすぐにまぶたが重くなる体質(?)なのだが、分かりやすい語り口のプルKの
話は飽きずに最後まで聞くことができるらしい。
プルAはプルKの問いに素直に答えたが、プルKの脇に数冊の本が分厚く重ねられ、さらに彼女
の手元にいろいろとメモ書きされているノートが広げられているのを見て、自分の要望を即座に
取り下げた。
「いえ、特に忙しいわけではありませんよ。」
「そう?でも、それ…」
プルKの思わぬ返答に、プルAは遠慮がちに本の山と書き散らされたノートを指差した。
「………実は今、童話を書いているんです。」
「童話!?プルKが?すご〜い!」
プルKはしばらく躊躇したのちに、素直にプルAに今自分が夢中になっていることを明かした。
「どんなお話なの?すごい!教えて!」
「まだ書き始めたばかりでほとんど何もできていないんですが…」
予想以上に興奮しているプルAと自分が書いた文章を見比べてプルKは気恥ずかしくなったが、
その時点で固まっている話のあらすじや登場人物、舞台設定などを話すことにした。
「………今のところは大体こんな感じです。」
「へ〜、プルKってやっぱりすごいね。おもしろそうだよ!」
自分が初めて作った拙い物語を、プルAが心から楽しそうに聞いてくれているのを見て、プルK
もうれしい気分になった。
それと同時に、話ながら次々と構想や細かい設定なども浮かんできた。
「あ、そろそろ夕食の時間ですね。行きましょうか?」
「うん。完成したらまた聞かせてね。今度はわたしも自分で読むから!」
すっかり上機嫌の二人はプルKの童話についてあれこれ話し合いながら食堂へ向かった。
「そう言えば人の名前はいらないの?」
「そうなんですよね…。人物の名前はどうしましょう…?」
その途中、プルKは物書きが最初にぶつかる壁、登場人物の名前についての悩みを呟いた。
「あれ、今日はプルKが来てない。」
いつものように書庫を覗いたプルAは、主の不在に気づいた。
実は、プルAは童話の完成まで待っているつもりだったのだが、つい何度も口を出すうちに結局
プルKと一緒に童話作りをするようになっていたのだ。
その日もプルKと約束をしていたので書庫に来たのだが、肝心のプルKの姿がない。
「ちょっと早く来すぎたのかな?」
プルKが何も言わずに約束を破ることはないことをよく知っているプルAはノートをパラパラと
めくりながら待つことにした。
「遅いな〜。お昼のあとにすぐやろうって言ってたのに。」
時計を見ると午後2時を回っていた。
「部屋に戻ろうかな〜。………あれ?」
何気なく周りを見渡すと、プルAは不自然に蔵書が少ない本棚を見つけた。
「………階段!?」
気になったプルAはその本棚の前にしゃがむと、最下段の底板が抜け落ち、さらに下へ下へと続
く階段があることを発見した。
「ちょっと狭いけど行ってみよう♪」
好奇心旺盛のプルAは、暇を持て余していたこともあり、ちょっと探検してみることにした。
書庫の地下室だから特に危険はない、彼女は直感的にそう思ったのだ。
「あ〜、やっと出られた!それにしても薄気味悪いところだった〜。」
書庫の階段に足を踏み入れると、最初に現れたのは整然と組まれたレンガ造りの階段。
しかし進んでいくうちにレンガが崩れ始め、しだいに剥き出しの岩肌の緩やかな斜面へと変わっ
ていく。そしてわずかずつ傾斜もおさまり、デコボコの地面ながらも平坦な道となる。
光の射さない洞窟を恐る恐る進むと、やがて日差しのさわやかな開けた平原へと辿り着いた。
「ぽかぽかしててあったかい。」
柔らかな春の日差しを全身に浴びたプルAはうっとりと呟く。
どこまでも広がる青々とした草原。
若草の瑞々しい香りを運ぶ風。
そして、優雅に輝く太陽。
「わ〜、すご〜い!」
草原に寝転がり全身でこの光景を味わうプルA。
「アクシズにもこんなところがあったんだ…」
ひとしきり堪能したのち、そっと感嘆の声を漏らす。
「当然だ!アクシズはとても素晴らしい国なのだぞ!」
「誰!?」
周りに誰一人いないと思っていたプルAは、不意に、しかも聞き覚えのない声に呼びかけられた。
「控えぬか!こちらはアクシズ国の女王陛下、マハーン様なるぞ!」
また別の、やはり聞き覚えのない声に咎められる。
「じょおう、へいか…?」
プルAは首をかしげながら声の方へ振り向いた。
黒を基調としながらも宝石などをあしらった優雅なドレスを身にまとった若い女性。
従者、というよりは身なりや振る舞いなどから騎士とでも呼ぶべき若い男性。
「よい、シュマーマ。見たところこの国の者ではなさそうじゃ。」
「さすがマハーン様は寛大なお方。その方、何者だ?」
二人とも見た目はキリっとしていて迫力があるが、その口調や雰囲気はとても穏やかで優しそう
だ、プルAはそう感じた。
「わたしの名前はプルA。アクシズに住んでるの。」
言葉遣いはお固いが、中身はいい人だと感じたプルAは満面の笑みで答えた。
「何?そちもアクシズの民か。見たことはないな。」
「アクシズの民ならば何故マハーン様を知らぬ?嘘をつくな!」
にわかに空気が緊張し始める。
「わたし書庫の階段を下りてあの洞窟から出てきたんだよ。」
その空気を敏感に察知したプルAはすかさず事情を話し始めた。
「なるほど、そなたは異国、いや、異界の民ということか。」
プルAの話を聞いて一応納得したふうの男。
「(どこかで聞いたことのある話だな…まさか…)そちは12人の姉妹がいると言ったな?」
一方、何かを思い出した女はすぐに質問を投げかけた。
「うん。わたしを入れて全部で12人だよ。」
「そうか…(やはりアクシズ国の王家の言い伝えと合致する…)」
プルAの素直な返答を受けて、押し黙る女。
「どうしたの、じょおうへいか?」
「マハーン様、いかがされました?」
深刻な表情で考え込んでいる女を見て、プルAと男は心配そうに声をかけた。
『異界の12人の姉妹がアクシズ国にあらわれるとき、永遠の繁栄が約束される』
「プルエーとやら、姉妹たちをここに連れてくるがよい。盛大にもてなしてやろう。」
女は言い伝えを確かめるべく、プルAにそう提案した。
「ほんと?やったー!」
女の予想外の発言にプルAは全身で喜びを表現する。
「よろしいのですか、マハーン様?」
「ちょっとした余興じゃ。」
「かしこまりました。」
言い伝えを知らない男は女の真意を量りかねていたが、特に問題はないと思われたので大人しく
従うことにした。
「あの丘のうえにあるのが我が居城じゃ。いつでも来るがよい。」
女は丘のうえにそびえる堅牢にして優美な城を指差してプルAにそう言うと、従者を引き連れ
華麗な足取りで帰って行った。
「ありがとう、じょおうへいか。」
「よいな、必ず12人全員を連れて来るのだぞ!」
プルAが見送りの声をかけると、女は振り返って珍しく大きな声でそう叫んだ。
すっかり夕暮れに染まった平原を、プルAは眺めていた。
信じられない風景と見知らぬ人物に遭遇した興奮を、すっかり醒ますことができた。
ここはどこなんだろう?
あの人たちは誰なんだろう?
これは…夢…?
だがいくら考えても自分の疑問に説得的な答えを与えることができなかった。
自分は確かにここにいる。
自分は確かにあの人たちと言葉を交わし、触れ合った。
だから、夢とは思えない。
それなら、これは何?
「まあいいや、帰ろう。」
終わりのない自問自答を投げ出し、プルAは来た道を辿った。
平坦ながらデコボコの道がやがて緩やかな斜面へと変わり、少しずつレンガで舗装されていく。
ようやくあらわれた整然と組まれたレンガの階段を駆け上がると、そこはいつもの書庫だった。
「ただいま。」
プルAは誰に言うともなく安堵の表情でそう呟いた。
「プルA、そろそろ夕食だよ。」
「う〜ん…あれ、寝ちゃってた!」
いつもなら真っ先に夕食の時間に食堂にいるはずのプルAが、この日は一向に姿を現さないこと
を心配した姉妹たちが手分けして探していた。
書庫を見に来たプルBは、童話の本を枕によだれを垂らしながら幸せそうに眠っているプルAに
半ば呆れつつも当初の使命に従って起こすことにした。
「プルAが書庫にいるなんて珍しいね。」
「そんなことないよ、最近は毎日書庫にいるんだよ。あ、そうそう、さっきね、書庫の地下階段
を降りていって…」
食堂へ向かいながら、プルAはさっき体験した不思議な出来事をせっせとプルBに話した。
しかしプルBは、どうせ夢でしょ、と話半分に聞き流すだけだった。
「枕の下に物語とか写真とかおくとその夢が見れるんだってさ。」
プルAが話し終えると、プルBは冷静にそう突っ込んだ。
「夢じゃないよ…でも…やっぱり夢なのかな…」
一度眠ってしまったことで先ほどの体験にやや現実感を失いかけていたプルAは、プルBの指摘
を受けてなおさら自信を失ってしまった。
「あれ、そう言えばプルKは?」
食堂を目前にして、プルAは思い出したようにプルBに尋ねた。
「プルケー?」
「うん、プルK見なかった?」
何故か片言のように聞き返すプルBに対し、再び普通に尋ねるプルA。
「何のこと?」
全く身に覚えがないと言わんばかりにまたも聞き返すプルB。
「だから、プルK見なかったって聞いてるの!」
プルBの態度に気分を害したプルAが声を荒げる。
「何を言っているの…?」
プルAの質問にプルBはとまどうばかりだった。
「もういい、他のひとに聞くから!」
プルBの反応に業を煮やしたプルAはそう言い放って食堂の中に入っていった。
「「いただきま〜す!」」
アムロとシャア、そしてプルたちが揃って食事をはじめた。
「ちょっと待って!」
プルAは食堂にいる家族を確認すると、大きな声で叫んだ。
アムロ・シャア・プルB・プルC・プルD・プルE・プルF・プルG・プルH・プルI・プルJ
プルL、そして自分。何故かプルKの姿がない。
そのうえ、そのことについて誰も触れようとしていないのだ。
「プルKはどうしたの?」
プルAは食堂にいる全員に対してそう尋ねた。
「プルケー?」
「誰?」
「何かしら?」
他の姉妹たちの反応もプルB同様だった。
「プルA、何を言ってるんだい?」
「ここには全員揃っているだろう?」
そして、大人二人の反応も同様だった。
「どうしてみんな最初からプルKがいないみたいなことを言うのよ!」
大粒の涙を流しながら、怒ったような、そして悲しそうな声でそう叫ぶと、プルAは食堂から駆
け出して行った。
「一体プルAはどうしてしまったんだ?」
残された家族はうろたえるほかなかった。
「プルケー…何かを忘れている気がする…」
普段と同じ光景のはずなのに、何か喪失感を憶えたプルHがそう呟いた。
―続―
某映画の影響で今回はファンタジーチックなお話です。
やはり日中は連投規制が厳しいので、続きは深夜に投下します。
一応、一日2話(全部で6話)ずつ投下する予定です。では。
GJ!!
続きが非常に気になるが・・・仕事でしばらく来れない。orz
い、いや、纏めて見られるから逆にいいのか?
wktkして仕事行ってきます。ノシ
598 :
通常の名無しさんの3倍:2006/03/25(土) 13:19:32 ID:W7jTcpeF
ナルニアgj!!
大長編キタコレ!
激しくGJ!
, ' ヾヽ \
/ ヽ', ヽ
/ リ `、
/ ',
〈 |
〉 __ _/l ト }
( /tヘ∨r≦三、、 | | \ ,'
ゝ //ニ // >roFミ、 ヽ\ \__ /
ゝJ い// ^`゚┴-ノ`ン ヽ >=ニ、ヾ /
ゝJ | /({8ラヾ' Y /
__ン|.| __l、 ,//´
/( リ 、 ,_.....、`'" //
/ \\ ` 、 ゞニ'ラ ,イ´
_/ \ヽ、_ ` 、 イ/
rrn一 '''' ""´ ̄ヽヽ /ヽ、`ー`ニ_‐-`T ´ '′
|| | | ヽ ヽヽくヽO\ フ爪ト、_
===' ヽ\ヽヽ′ /// ‖  ̄ ̄「`ヽ
・・・・600
GJ
最近囚人さんしかSS書いてないね。旧職人さんはいないのかな。
35歳くらいからの職人だけど一応いるよ
目立ってないだけで
GJ!
ミネバ様いつ出てくるのかワクテカw
604 :
月光蝶:2006/03/25(土) 19:44:47 ID:???
投下再開いたします。
むかしむかし、とおいむかし、せかいのちゅうしんにアクシズというへいわな国がありました。
しかしあるとき、アクシズをおさめていた、たいようの王と、月の女王がけんかをはじめると、
たちまちのうちに国があれはて、人びとはすっかりこまりはててしまいました。
そこに、アクシズにつたわるでんせつのきしがあらわれました。赤のきしと白のきしです。
二人のきしはすぐにたいようの王と月の女王のけんかをやめさせ、またふたたび、アクシズに
へいわがもどりました。
プルAが不思議な体験をしてから数日後――
「プルAの様子はどうだ?」
「まだ落ち込んでいるみたいだ。」
大人二人、そして姉妹たちはあの日以来のプルAのおかしな言動にすっかり参っていた。
あの後、プルAの言っていた書庫の隠し階段を手分けして探したが、結局見つからなかった。
そして、自分の体験はおろか、プルKの存在までも完全に否定されたプルAはそれっきり部屋に
引きこもってしまっている。
「もしかして何かのトラウマがフラッシュバックしたのだろうか?」
「分からん。関係ないかもしれんが、私は少し違和感を憶える気がする。」
「オレもだ…」
どこか懐かしいような、温かいような「プルケー」という言葉。
それはともかく、二人の大人はプルAにどう接すればいいか自信を失いつつあった。
「前から突拍子もないことを言う子だったけど、今度はちょっとやりすぎね。」
「プルF、あまり姉妹を愚弄すべきではない。」
「大佐直々の任務とは言え、もう何度目?」
大人二人が途方に暮れている頃、プルF・プルI・プルJの三人は書庫の隠し階段を捜索していた。
「これで四度目ね。どうせ見つからないんだからご飯の時間まで適当にやってましょ?」
「ああ、プルAの証言の信憑性には疑問が多い。」
「あ!(『宇宙世紀の恋愛必勝法』!?後で読もう!)」
「どうしたの、プルJ?」
「う、何でもない!」
「…助けて…みんな…」
三人が雑談しながら作業しているとき、聞き覚えのある声がかすかに聞こえた。
「聞こえた…?」
「今の何?」
「確かこっちの方から…」
三人は声がしたと思われる方へ顔を向けた。
「あ、あれ!」
すると、視線の先にある本棚の最下段の底板が突然ガタッと抜け落ち、下へと続く階段が現れた。
「本当にあったんだ…」
何故か一同は驚きではなく安堵といった表情を浮かべた。
「行ってみましょうよ。」
プルFが軽い調子で促す。
「に、任務完了。直ちに大佐に報告を!」
不可能と思われた任務が達成できて嬉しくなるプルJ。
「プルAの証言が証明された以上、簡単に戻ってこられるという証言も信用できるな。」
ここに来て俄然やる気と興味が湧いてきたプルI。
結局、一刻も早くシャアのもとへ報告に行きたがってるプルJを説得し、この三人で様子を見に
行くことになった。
プルI曰く、ただの発見の報告よりも調査報告の方が価値が高い、万が一に備えて腕の立つプル
Jが必要、何かあってもすぐに帰ることができるのは確認済み、とのことだ。
プルAが話していた通り、整然と並んだレンガの階段に迎えられると、徐々に通路が荒れていく。
「もうそろそろ斜面も終わりね。」
プルIがプルAの話と今の道の状態を照らし合わせ、推論を口にする。
しかしその直後――
「あイタたた…」
「二人とも大丈夫?」
「なんとか無事です。」
三人は鬱蒼とした薄暗い森の中で目を覚ました。
先ほど突然洞窟の斜面の一部が陥没し、三人はそれに巻き込まれたのだ。
「ここは…?」
「アクシズにこんなところが…」
「プルAの証言とは違う。斜面の崩落でズレたのだろう。」
辺りを見回して各々が呟く。
「ねえ、帰り道は…?」
「あ、そう言えば!」
プルFとプルJは改めて必死に辺りを見回したが、周りは巨木ばかりで洞窟らしきものは見当た
らなかった。
「まずプルAが行ったという草原を探そう。そこからならきっと帰れる。」
完全に取り乱していたプルFとプルJを、プルIの冷静かつ適切な一言が制した。
「ただ、問題はどうやって森を抜けるかだが…」
「まっすぐ歩けばそのうち森を抜けられるでしょ?」
現実的な問題に直面したプルIにプルFが何の気なしに答える。
「深くて道もない森の中だとまっすぐ歩いてるように見えて実際はそうじゃない場合が多いの。
でもコンパス持ってるから安心して。」
そう言うとプルJは常に携帯している小型のポーチからコンパスを取り出した。
「よかった、ここは磁場が乱れている森じゃない。」
プルFとプルIは軍隊の教練を確実に身につけていたプルJに感謝しつつその先導に従った。
森の夜は早い。
まだ夕刻に差し掛かった時間なのに、ほとんど光が差し込まなくなっていた。
「もうかなり歩いたはずだけど?」
「きっともう少しだから。」
「せめて水場に出られればいいのだが。」
生まれてからずっとアクシズの居住区及びその宙域でしか活動していない彼女らにとって、アク
シズの内部(と思われる)とはいえ深い森の中で夜を過ごすのは初めてのことである。
辺りの闇が濃くなるにつれ、次第に心細くなってきたようだ。
ガサガサ
「え、何?」
「動物か鳥では?」
「草木の擦れる音だ、気にするな。」
ガサガサ、ガサガサ
「残念だったね、お嬢ちゃんたち。」
「少し幼すぎる気もするが、へへへ、久しぶりの女だ。」
突如、茂みから二人の男が飛び出した。
しかもタイミングを合わせ、巧みにプルたちの前後を塞ぐ。
「「何者だ?」」
プルIとプルJが声をそろえ、大声で男たちを威嚇する。
「通りすがりのモンさ。ちょっと楽しませてくれれば命まではとらないよ。」
「いただきま〜す!」
男たちは大声に全くひるまず、三人に襲いかかってきた。
「プルI、プルFと協力して何とか頑張って。私はこっちの男を倒す。」
戦闘教練の成績が一番良かったプルJがすぐに指示を出す。
理論家で戦略に長けているプルIも同じことを考えたが、みすみす姉妹を危険に合わせる作戦だ
っため躊躇したところだったので、安心して陣形を組んだ。
プルJの打撃は正確に相手の急所を突いた。
また、プルIもプルFもそれなりにひと通り戦闘教練を受けていたので、大人の男が相手でもひ
けを取らなかった。
「なかなか粘るな。ちょっと本気でやっちまうか。」
いくら正確な打撃を繰り出しても、その軽さではほとんどダメージを与えていなかった。
どれほど動きが良くても、やはり10歳前後の少女では屈強な男との体力や腕力の圧倒的な差を
引っくり返すことができなかった。
(もうダメ!)
プルたちがあきらめかけると、次の瞬間に光景が一変していた。
運動量の落ちたプルJに男の蹴り足が襲いかかるまさにその瞬間、男は5メートルは先の巨木に
激突していた。
プルFとプルIを羽交い絞めにしようとしていたもう一人の男も、顔面が地面に叩きつけられた。
「あなた、誰?」
「助かりました。」
プルたちの前にはやや色あせた赤いマントを頭から被った男が立っていた。
マントの陰ができて顔立ちは判別しなかったが、端整な顔立ちであるように思えた。
「こんなところで何をしている?子供が立ち入るには危険すぎる森なのだぞ。」
マントの男は強い口調でプルたちを叱りつけた。
「うわ〜ん!!!」
プルたちはかつてない緊張感から解放されたことや、見知らぬ場所で信用できそうな大人に出会
えたことですっかり心のタガが外れ、揃って泣き出してしまった。
「…なるほど、そういう事情があったのか。」
突然泣き出した少女たちを放っておけなかったマントの男は、森の外れにある粗末な自分の小屋
に招くことにした。
落ち着かせてから、プルたちから詳しい事情を聞き出した。
「そうだ、プルケー…じゃない…プルKについて知ってる?」
プルIは何かを思い出したようにマントの男に尋ねた。
「プルI、今はプルケーのことなんて…プル…K…プルK!?」
「思い出した、プルK!」
プルIの質問に端を発し、三人はプルKについて思い出した。
「闇の魔女が異界から来た娘を手に入れたという噂は聞いたことがあるが…」
マントの男は心当たりを教えた。
「きっとその娘がプルKだ。闇の魔女にさらわれたことでどういうわけか私たちの記憶から抜け
落ちてしまったんだ。」
「なるほど。さらにどういうわけかこっちの世界に来るとその記憶がよみがえるってわけね。道
理でプルAしか憶えてないわけだわ。」
プルIの推論を受け、プルFが付け足す。
(あの言い伝えの12人の娘とは彼女たち姉妹のことかもしれんな。まあ今の私には関係ないが…)
マントの男はコーヒーカップを傾けながらそう呟いた。
「ところでマントのおじさま、素顔を見せていただけないかしら?」
小屋の中でもマントを脱ごうとしないことが気になったプルFがマントの男に懇願する。
「人目に晒すような顔ではない。あと言っておくが私はおじさまなんて歳じゃない。」
するとプルFが顔を覗き込もうとしたので、彼はさらに深くマントで覆う。
「何か事情があるようだけど、私たちこの国の人間じゃないわけだから大丈夫でしょ?」
実は自分も気になっていたプルIが冷静に説得する。
「誰にも言いませんから!」
流れに乗ってプルJも頼み込む。
「…仕方ないな。」
観念したマントの男は静かにマントを脱いだ。
「え…?」
「あ…」
「大佐…」
素顔を晒したマントの男を見て、三人は絶句した。
「シャア!?」
「大佐!?」
その男の容姿は、彼女たちがよく知る人物と酷似していたのだ。
その人物を青年に戻したら間違いなくこの顔になると断言できる。
ただ一点、その人物との違いをあげれば、額の傷が見当たらないということである。
「ここまでしてしまえば仕方あるまい。私の名はクワロト。ただの世捨て人だ。」
彼は他言無用ということで自分の名前まで明かした。
「本当にそっくりね。」
「シャアだ…」
「大佐…」
三人はマジマジとクワロトと名乗る男の顔を見つめた。
「そろそろ寝なさい!明日は早いのだからな!」
「は〜い!」
好奇の目に晒されていることに辟易した男はすこし語気を荒げて寝かしつけようとした。
そして、普段言われているかのような錯覚に捉われながら、三人は素直に休むことにした。
『闇の魔女があらわれるとき、アクシズは太陽を失う』
(闇の魔女…マハーン…貴様は何を考えている…)
彼は残りのコーヒーを飲み干すと、椅子に座ったまま目を瞑った。
「先にプルKを助けて連れて帰った方が良いのではなくて?」
「昨日のことで私たちの力量が分かったはずだ。アムロとシャアを呼んだ方が確実だ。」
「私もプルIの意見に賛成。」
日が昇るとすぐに、マントの男の先導でプルたちは草原へと向かった。
歩きながらプルたちは今後の行動について話し合っていた。
「シャア、じゃない、クワロトさんに手伝ってもらえば…」
プルKと特に仲の良いプルFは、できるだけ早く彼女を救出しようと必死だ。
「私には何の力もない。闇の魔女には敵わんさ。それとその名を口外するのはやめてもらおう。」
マントの男は自嘲気味にそう答えた。
「完全武装してアムロとシャアに手伝ってもらう、これが最善の作戦よ。」
プルJは改めてプルFに結論を伝えた。
「まもなく草原だ。」
マントの男が大樹の枝や背の高い草を掻き分けながら正面を指差した。
「わ〜、綺麗な草原!」
「プルAの言っていた通りだな。」
「素敵な場所…」
薄暗い森を抜けると、地平まで伸びる青々とした草原が広がっていた。
プルたちは一瞬だけ本来の目的を忘れ、素直に感想を述べ合った。
「洞窟はあっちだ。」
マントの男は確証を持ってはいなかったが、プルたちの話から大体の見当をつけていた。
ほんの数分だけ草原の景色や香り、風の心地よさを堪能した後、三人はマントの男が進む方へと
急いだ。
「誰かいる!」
「兵士?」
一行が洞窟の目前まで辿り着くと、何やら洞窟の入り口が物々しい様子で警備されていることに
気づいた。
「あれは、月の女王の親衛隊、ガザーシ兵か!?」
マントの男は警備している兵士の装備を確認すると、そう呟いた。
「本当にこの穴が異界とつながってるのか?」
「女王陛下の仰せだ、間違いない。」
「試しに俺様が入ってみるか。」
「バカ、この穴に入ったら二度と帰ってこられないのだぞ!」
一行がガザーシ兵の目につかないところに身を潜めると、兵士たちの雑談が聞こえてきた。
「ちぃぃ、やはりここを封鎖しているのは月の女王か…(マハーンめ、やってくれる!)」
様子を伺っていたマントの男が軽く舌打ちをする。
「ねぇ、月の女王って?」
「アクシズを支配している魔女のことさ。」
耳慣れない人物について疑問をもったプルFに対し、彼は少し悪意を込めながら答えた。
「プルI、どうする?」
「数が多い。危険だな。」
一方で、冷静に状況を分析しているプルIとプルJが相談を始めた。
「この穴から出てくる奴らとこの穴に入ろうとする奴らを捕まえろ、なんて気の遠くなるような
命令だよな。」
「陛下のお話では数日で片がつくそうだ。もう少し辛抱しようぜ。」
標的がすぐそばにいるのに全く気づかずに兵士達は雑談を続けた。
「とりあえずここは一旦出直そう(やはり目的はこの少女たちか…)」
「やはり敵みたいね。」
「く、ここまで来たのに!」
兵士たちの話で、さらに事態の悪化を認識した一行。
「…私が囮になります。」
その中で、プルJがそう言い出した。
「ダメよ、敵が多すぎるわ!」
「こちらの態勢が悪すぎる。」
すぐにプルFとプルIがその申し出に反対する。
「昨日のお嬢ちゃんたちじゃないか。」
「この野郎、昨日はよくもやってくれたな。」
突然背後から聞き覚えのある、二度と関わりたくない声に呼びかけられた。
振り返ってみると、案の定、昨日プルたちが森で遭遇した二人組だ。
「こんなときに!」
プルIはこの目立ちすぎる二人組の登場により、最悪の事態を瞬時に予想した。
「おい、そこで何をやってる!」
「あ、あれは陛下が仰せになっていた少女たちじゃないか!?」
プルIの緻密な推論は寸分違わず実現した。
例の二人組に迫られ、すぐさまガザーシ兵たちに取り囲まれる。
「どうする?」
「どうするも何も…」
「悪あがきでもしてみますか?」
完全に退路を断たれたプルたちはお手上げ状態だった。
「協力に感謝する。」
「感謝はいらん。俺たちは楽しめればそれでいいんだよ。」
「よし、護送の手配を。すぐに陛下にご報告だ。」
「護送?あいつらは俺たちのモンだ。」
包囲を完了した兵士たちと二人組が言い争いを始めた。
「こっちはもう何ヶ月も女っ気のない生活をしてるんだ。横取りはいけねーよ。」
「代わりに女性を用意する。それでどうだ?」
「上玉じゃねーと許さねーからな。」
このようなやり取りを経て、しばらくすると話がまとまった。
「少し期待したのに…」
「やっぱりダメだな。」
二人組の妙な横槍のせいで緊張感が崩れたが、プルたちの置かれた状態は依然最悪なままだった。
「そこの赤マント、抵抗しなければ貴様はすぐに解放してやる。我々の目的はその少女たちだけ
だからな。」
ガザーシ兵はマントの男にそう告げた。
余計な仕事を増やしたくないというのが彼らの本音だったからである。
「残念ながらそういうわけにはいかんだろうな。」
マントの男はそう言うとマントを脱ぎ捨てた。
「き、貴様は!?」
「その顔、いやお顔はもしや…」
兵士たち及び二人組はマントの男の素顔に驚愕した。
「我が名はクワロト。かつて太陽の王と呼ばれた男だ。」
覚悟を決めた彼は堂々と名乗りを上げた。
「こ、国王陛下はお亡くなりになったはずでは…」
兵士の一人が呻くように呟いた。
「月の女王に伝えよ、この娘たちは私の大事な友人であるとな。」
彼は威厳に満ちた態度で兵士たちに号令した。
「しかし、女王陛下のご命令に背くわけには…」
何とか食い下がろうとする兵士たち。
しかし、突如現れた王を前に、兵士達は完全に混乱してしまった。
「最初からこうすれば良かったのに。」
「多勢に無勢なのでな、兵士達が従わなければそれこそアウトだ。それはそうと驚かんのか?」
「驚く、というよりなんだか呆れたわ。」
プルFが小声で話しかけると、彼は苦笑いしながら答えた。
「それに、二度と表舞台に立つつもりはなかったのだ。」
彼は兵士たちに聞かれないよう、ボソッと付け加えた。
「今のうちに洞窟に入ろう。」
兵士たちの警備が緩み、好期と見たプルIが、プルJとプルFを引き連れて急いで洞窟へ向かお
うとした。
「待て、その者どもを捕えよ!」
その場にいた兵士たちとは異なる、よく通る美しいテノールの声がプルたちを引きとめた。
それと同時に、その声に反射的に反応したガザーシ兵がプルたちの行く手を阻んだ。
「シュマーマ隊長!」
ガサーシ兵は声の主の名を呼んだ。
「国王陛下は先の戦で我ら民のために命を捧げられたのだ。そやつは偽者、ひっ捕らえよ!」
シュマーマと呼ばれた青年が、ガザーシ兵に号令をかける。
「ちぃぃ、シュマーマめ。」
九分九厘うまくいっていた「賭け」をひっくり返され、クワロトは不機嫌そうに舌打ちをした。
「君たちは自分の身を守ることを第一に考え給え。プルJ、これを使え。」
そう言うと彼は懐から短剣を取り出し、最も体術に長けているプルJに渡した。
「どこまでできるか分からんが…やってみるさ!」
彼は次々と襲いかかるガザーシ兵を相手に、己の肉体のみで立ち向かった。
「なあ、俺たちどうする?」
「親衛隊長殿はああ言っていたが、あのお顔、声、動きは間違いなく…」
すっかり置き去りにされていた例の二人組は隅で相談していた。
「俺もそう思う。」
「なら決まりだ。」
何かを決心した二人は、それぞれクワロトとプルたちのもとへと向かった。
「ちょっと、今あなたの相手をしている暇はなくてよ!」
「全くしつこい奴らだな。」
身軽な体を活かして辛うじて兵士たちの手から逃れているプルたちの前に、再び昨日の男が迫っ
てきた。
「すまないが昨日のリベンジはまた後にしてくれないか?」
クワロトは二人組の片割れの接近に気づくと、わずかに息を切らせながらそう言った。
「数々の非礼、心よりお詫び申し上げます。元国王軍騎兵隊第二小隊長トルベロ、ご助力致す。」
そう言うと、二人組の片割れはクワロトの背後を狙うガザーシ兵を投げ飛ばした。
「そういうわけだ、お嬢ちゃんたち。同じく元国王軍騎兵隊第三小隊長ポアリー、参る。」
同じように、もう一人の男はプルたちに迫るガザーシ兵を掌打で突き倒した。
約30対6という戦力差ではあったが、クワロト・トルベロ・ポアリーの人並み外れた強さもあ
って戦況は膠着しつつあった。
シュマーマの指揮により親衛隊の戦力は洞窟の封鎖に重点が置かれた。
プルたちがこの場から撤退するよりも、洞窟に逃げ込まれたほうが捕獲が困難であると判断した
からである。
「敵の指揮官もやるものだな。洞窟への一点突破は困難か。」
少し余裕のでてきたプルIが状況を整理する。
「やはりここは一時撤退か…ん?」
クワロトが撤退は十分可能と判断しかけたとき、一台の馬車が現れた。
「久しいな、クワロト。」
黒いドレスをまとった女性が馬車を降り、声をかけた。
「マハーン…」
クワロトは搾り出すような声で呟いた。
「あれが月の女王…?」
「闇の魔女…」
プルたちはその女性の禍々しいプレッシャーに戦慄した。
「その娘らを渡してもらおう。」
月の女王は冷酷な微笑を浮かべながら招き入れるように大きく手を広げた。
「何を言う!?」
彼は即座に月の女王の申し入れを断った。
「プルKを返して!」
脚をガクガク震わせながら、プルFが懸命に叫ぶ。
「プルケーか…返してなどと言わず、我がもとに来ればよい。」
「誰があなたのところなんかに!」
女王の誘いをプルたちは気丈に拒否した。
「王の座から逃げ出したそちにその娘らは不要のはず。大人しく渡せ!」
「自分で追い出しておいて何を言うか?」
「私が追い出しただと?馬鹿なことを…」
クワロトと女王の間を目に見えないプレッシャーがぶつかり合う。
「まあよい、今日のところは見逃してやる。このアクシズ国にいる限り、貴様らに逃げ場はない
のだからな。」
それだけ言うと、女王は馬車に乗り込み、城へ向かって走り去って行った。
「結局出直しね。」
「洞窟の封鎖を破れるくらいの戦力がないと。」
「戦力集めるなら直接プルKを助けたほうが早いよ。」
追っ手がないことを確認しながら、プルたちはクワロトの小屋へ戻ることにした。
その途中で、例の二人組とも和解し、すっかり打ち解けることができた。
そして二人は戦力を集めるため心当たりに呼びかけてくれるとまで言ってくれた。
プルたちがクワロトの小屋まで無事に辿り着いたことを確認すると、早速二人は手分けして戦力
の確保に動いた。
「最初はアレだったけど、役に立ちそうね。」
「だが、どれくらいの戦力が確保できるかは未知数だ。」
「少なくとも洞窟の封鎖が突破できればそれで。」
プルIはクワロトから期待できる戦力及び敵の戦力を聞き出し、自分たちの戦力規模に応じた緻
密な作戦を立て始めた。
「そうそう、プルFも気づいた?」
「何を?」
戦略を練っているプルIとクワロトを尻目に、プルJがプルFに対して先ほど感じた奇妙な感覚
を話し始めた。
「月の女王が乗っていた馬車から、私たちと同じ感覚を感じた。」
「もしかしてプルK?」
「私は感覚がそれほど鋭いわけじゃないから断言できないけど、あの馬車には複数、多分三人く
らい乗っていたと思う。」
プルFは、女王のプレッシャーを受けながらもそのほかの人物を感知することができたプルJを
素直に尊敬した。
「もしそれが本当なら、一人はプルKとして、他に二人も捕まっていることになるわね。」
プルFはプルJの話を整理した。
(仮に逃げられない状況だったとしても、何故わざわざ連れてきたのかしら?)
プルFの頭にそんな疑問が浮かんだ。
翌日の昼頃に例の二人組がクワロトの小屋を訪れた。
アクシズ国では、太陽の王亡き後(あくまでも表向きの情報)、直属の国王軍は解体され、一部が
女王の親衛隊に組み入れられたほかは、ほとんどの兵士が追放されていた。
例の二人組はそういった元兵士に呼びかけたのだ。
月の女王の圧政に不満を抱いていた彼らは太陽の王の生存を知るとすぐさま集結を誓ったという。
「陛下、おおよそ五百を超える兵士が集まるかと。」
「今夜この森に集まる手筈が整っております。」
二人はクワロトにすべてを報告した。
「陛下はよせ、今の私はただの世捨て人だよ。」
つい前日にマントを脱ぎ捨てとはいえ、再び王を名乗るにはためらいがあった。
戦場に流れてはいけない血――それが彼を躊躇させる最大の要因なのだ。
「国王陛下ではなくただの人では兵士が動きませんよ。」
「お嬢ちゃんたちのためにも、そしてこの国の民のためにも、陛下の手で女王を退けねばなりま
せん。」
彼を縛る見えない血の鎖を外そうと必死に説得を続ける二人。
それを見たプルたちも懸命に懇願する。
「お願い、あなたの力が必要なの。」
「大事な家族を助けるため、力を貸して欲しい。」
「お願いします、助けてください。」
しばらくの沈黙の後、彼は徐に口を開いた。
「アクシズの国の太陽の王として、私は月の女王を討つ。」
その姿、威風堂々といったところだ。
「よかった…」
「これからが本番だな。」
「私たちも早速準備しないと。」
プルたちはほっとする間もなく、さまざまな準備を始めた。
「まさか再びこれを身につけるときが来ようとはな…」
クワロトは小屋の屋根裏の物置から大きな木箱を運んできた。
「これはまさしく太陽の王の象徴たる黄金の鎧。」
蓋を開けるとトルベロが歓声を上げた。
「渋ってた割には随分と手入れが行き届いているのではなくて?」
「素直じゃないな。誰かさんと同じで。」
「ホントね。」
戦を経験したはずなのに傷一つない鎧を見て、プルたちが口々に感想を述べた。
その晩、クワロトの小屋の前に五百人超の完全武装した兵士(ネモジム兵)が集まった。
鬱蒼とした森の中ではあったが、満月に照らされ、かつ黄金の鎧が月明かりを浴びて輝きを放っ
ていたため、昼間のように明るくなっていた。
「我が名はクワロト、太陽の王である。」
「オー!!!」
王の名乗りを受けて、兵士たちが声を上げる。
「先の戦での出陣の際、私はすべての権限を月の女王に託した。しかしそれが全くの誤りだった
のは諸君らの知ってのとおりである。先の戦で重傷を負った私に、あの者を止めることはできな
かった。しかし今や私は完全に甦った。ならば今こそ、諸君らとともに月の女王を討ち滅ぼし、
すべての民が幸せに暮らせる国を取り戻すのだ。」
「オー!!!」
「いざ、出陣!」
黄金に輝く太陽の王を先頭に、総勢五百人もの一団が、月の女王の住む城へと進軍をはじめた。
―続―
日付が替わったら引き続き2話分投下いたします。では。
キャスバル・レム・ダイクンの成分解析結果 :
キャスバル・レム・ダイクンの57%は理論で出来ています。
キャスバル・レム・ダイクンの25%は赤い何かで出来ています。
キャスバル・レム・ダイクンの18%は鉛で出来ています。
ちょwwwwキタコレwwww
長い!
普通に読むと突っ込みどころが満載だ
さすがにパラレル扱いか?
でもGJ!
再び投下再開いたします。
登場人物の名前等についてはご容赦いただければありがたいです。
むかしむかし、とおいむかし、せかいのちゅうしんにアクシズというへいわな国がありました。
しかしあるとき、アクシズをおさめていた、たいようの王と、月の女王がけんかをはじめると、
たちまちのうちに国があれはて、人びとはすっかりこまりはててしまいました。
そこに、アクシズにつたわるでんせつのきしがあらわれました。赤のきしと白のきしです。
二人のきしはすぐにたいようの王と月の女王のけんかをやめさせ、またふたたび、アクシズに
へいわがもどりました。
プルF・プルI・プルJがアクシズ国に旅立って数時間後――
「プルA、そろそろ夕食だよ。」
「…いらない…」
布団を頭から被って塞ぎこんでいるプルAにアムロが優しい口調で話しかけた。
しかしプルAの反応は良くないままだった。
「今日は特別に代用チョコを使ったデザートを作ったんだよ。」
なんとかプルAの気を引こうと必死のアムロ。
「そんなことより、私の話信じてくれた?」
「いや、それは…」
ほとんど諦めた様子でプルAはいつもの質問を投げかけるが、アムロは相変わらず煮え切らない
態度を見せる。
「いいもん、どうせわたしは嘘つきだもん!アムロのバカ!」
「………」
プルAの嗚咽まじりの怒声にアムロは何も言えなくなった。
(いったいプルAに何があったっていうんだ。プルケー…何かが引っかかる…)
ここ数日彼を悩ませる難問にまたしても直面せざるを得なくなった。
「アムロ、ここにいたのか。」
「シャアか。」
シャアはアムロを探しながらプルAの様子を見に来た。
「プルAの様子は?」
「残念ながら変わってない。」
二人の大人は本人に聞こえないようにひそひそとプルAの様子を確認し合った。
「プルA、やはり隠し階段は見つからなかったようだ。」
「シャア、貴様!」
シャアはプルAにとってひどく残酷なことを告げた。
すぐにアムロはシャアの無神経さに怒りをあらわにする。
「そろそろ現実を直視させねばならんのだよ。アムロ、何故それが分からん!?」
「だからって言い方というものがあるだろ!」
ここでも二人の考え方の違いが激しくぶつかり合った。
「もういいよ、わたしのせいでケンカしないで。」
自分の言動が原因で大人二人が衝突を始めたことに悲しくなったプルAは、二人の間に割って入
った。
「きちんとご飯食べるから、元気になるから、もうやめて。」
プルAの大粒の涙を見た大人二人は素直に矛を収めた。
(プルK、ごめんなさい…わたしにはどうすることもできない…)
プルAは心の中で自分の無力さを激しく嘆いた。
「ごめんよ、プルA。そろそろ夕食の時間だから食堂で待ってるからね。」
アムロは親指でプルAの頬を伝う涙を拭うと、シャアとともにプルAの部屋を後にした。
「今日の捜索は誰に任せたんだ?」
「もちろん、プル…エフ…エフ?いや、確かプルBとプルDとプルGだったかな?」
「おいおいはっきりしないな。そろそろボケがきたか?」
「失敬な。私はまだ十分若い。」
大人二人は雑談を交わしながら食堂へと向かった。
「今日は少し元気みたいね、プルA。」
夕食前に部屋に立ち寄ったプルBが、プルAが布団から起き上がっているのを見て言った。
「プルB、今日も階段見つからなかった…?」
耳聡く大人二人の会話を聞いていたプルAが尋ねる。
「ん?今日は私の当番じゃないよ。」
率直に答えるプルB。
「さっきシャアが今日の捜索はプルBとプルDとプルGだって言ってたけど。」
「さあ、でも私は本当に今日はやってないよ。」
食い下がるプルAに、プルBはやはり素直に答えた。
何となく釈然としないまま、プルAはプルBとともに久しぶりに食堂へ向かった。
いつもと変わるところのない家族団欒の食卓。
プルAを除く9人の家族がそう感じていた。
「あれ、プルFとプルIとプルJはまだ?」
何事もないように食事を始めようとした家族にプルAが疑問をぶつける。
「やれやれ、ようやく落ち着いたと思ったら今度はプルエフとプルアイとプルジェイだと?」
「このアクシズはプルA、君を含めて全部で10人じゃないか。」
大人二人がうんざりしたように答える。
「そ、そんな…」
プルAの頭が再び真っ白になった。
「プルAってプルH以上に電波だな。」
その様子を見ていたプルGがいつもの軽口を叩く。
「プルG、そんなこと言うのよくないよ。」
珍しくプルLがプルGをたしなめた。
「ちょっと待って、プルD、プルG、今日は階段見つかった?」
何かに気づいたプルAはすぐさま話題を転換する。
「今日はあたしじゃないよ。」
「同じく。」
突然話を振られたが、指名された二人は素直に返事をした。
「シャア、どういうことだ?」
「いや、今日も確かに誰かに頼んだのは間違いないのだが…」
アムロはふと思いついた疑問をシャアに尋ねると、シャアは自信なさげに口ごもってしまった。
「じゃあこの中で今日階段の捜索をしてくれた人はいる?」
プルAの予想通り、質問に答えられるものはいなかった。
「やっぱりプルFとプルIとプルJの三人もあっちの世界に行ったんだ!」
珍しく冴えているプルAがようやく真実に辿り着いた。
「しかし、プルA、家族は全員で10人じゃないか…」
何故かアムロは頭を押さえながら主張を続けた。
「お皿もコップも椅子もスプーンも14人分あるじゃない!みんな、プルFとプルJとプルI、
そしてプルKの四人のことをしっかり思い出して!!!」
プルAは14人の家族を示す数々の証拠を提示しながら心の底から叫んだ。
「プルケー…プルエフ…プルジェイ…プルアイ…うぅ…頭が痛い…」
プルAの叫びを聞いて、プルHが頭を抱えて倒れこんだ。
他の姉妹たちも大人二人も、程度の差こそあれ、頭がかき乱されるような痛みを憶えていた。
「お願い、プルB、プルE、わたしと一緒に来て!」
目の前で苦しんでいる家族を置いていくのは心苦しかったが、それよりも戻って来ていない四人
の姉妹の方が心配なプルAはすぐ隣にいたプルBとプルEを引っ張って書庫へ向かった。
「プルHを放っておくつもり?」
「…酷い…」
激しく苦しんでいたプルHを心配している二人はプルAを責めたてたが、
「アムロもシャアもいるから大丈夫!」
と言って振り切った。
「この辺りにあるはずなんだけど…」
書庫に着くとプルAは必死になって地下へと続く隠し階段を探し始めた。
「もう何回も調べてるんだから無理だよ。」
「…見つからない…」
プルBとプルEは最初から乗り気ではなかったが、プルAの熱意に押され、渋々と手伝った。
「助けて…みんな…」
数時間前にプルFら三人を誘った声がプルAらにも届いた。
「今の声、何?」
「プルKの声だよ!」
「…あっち…」
訝しがるプルBに、プルKの声が聞こえて少し安心したプルAが興奮したように教える。
そして、姉妹の中でも比較的感覚の鋭いプルEが声のした方向を指差した。
「あれだ!前と同じ!」
プルAは本棚の最下段の底板が外れ、地下へと続く階段を再び見つけることができた。
「急ごう!」
プルAはプルBとプルEの手を引っ張り、勢い勇んで階段を下って行った。
「わ〜、本当だったんだ…」
「…綺麗…」
薄暗い洞窟を抜けると、眼前にどこまでも広がる青々とした草原が三人を迎えてくれた。
今まで見たことのない爽やかな景色に心を奪われたプルBとプルE。
「いいから急ごう。」
前回たっぷり堪能したプルAは景色よりもこの世界にいる姉妹たちの方が気になっている。
「わかってるよ。」
「…どこに行くの?…」
普段なら真っ先にはしゃぐはずのプルAの落ち着いた様子に少し頬を膨らませながらも、プルB
とプルEはプルAに従うことにした。
「あのお城にこの国のじょおうへいかがいるの。あの人に相談してみる。」
プルAは丘の上にそびえる堅牢にして優美な城を指差し、そこを目的に進んで行った。
「何者だ?」
数時間ほど歩いて、三人はようやく女王の城に辿り着いた。
すると、見慣れない少女たちを門番の兵士が引きとめた。
「私の名前はプルAだよ。じょおうへいかに会いに来たの。」
先頭のプルがはきはきと答える。
「貴様らのような小娘を通すわけにはいかん。帰れ。」
門番は素性の分からない少女たちを追い返そうとする。
「私の姉妹は女王陛下の大事な友人だ。せめて確認だけでもしてもらおう。」
「………」
プルBが勇ましく門番に抗議した。
その隣でプルEが無言のプレッシャーをかけている。
「いたずらだったらタダじゃおかないからな!」
そう言うと門番の兵士のひとりが城の中へ入っていった。
「先程は大変失礼致しました。プルエー様ならびにご姉妹様、どうぞお入りください。」
しばらくして戻ってきた門番の兵士が、一転して礼儀を尽くして三人を迎え入れた。
「久しいな、プルエー。それがそちの姉妹か?」
アクシズ国の現在の元首、月の女王がプルAに親しげに言葉をかける。
「うん、こっちがプルBでこっちがプルEだよ。」
女王の間に着くまでにさまざまな間や通路を通され、しかも見知らぬ人たちに好奇の目で見られ
ていたプルAは、ようやく見知っている人物と会えて一安心した。
「これ、女王陛下への口の利き方に気をつけろ!」
相変わらず女王の側近、シュマーマという名の青年は口うるさい。
「よい。この者どもは私の大事な客人じゃ。」
「は、差し出がましい真似をいたしました。」
先日と同じように女王はシュマーマに注意をする。
「さて、私は12人全員連れてきて欲しいと申したはずじゃが?」
「実はそのことでじょおうへいかに相談したくて…」
プルAはこの世界に四人の姉妹が紛れ込み、戻って来ないことを女王に伝えた。
そのうえで、四人の姉妹の捜索と救出を頼み込んだ。
「分かった。だがひとつ条件がある。我々がそちの四人の姉妹を探し当てたら、そちは12人の
姉妹全員をこの城に連れてくるのじゃ。よいか?」
「うん、もちろんみんなで遊びに来るよ。」
女王はあの言い伝えを叶えるために条件をつけたが、それを知らないプルAは上機嫌で返事をした。
「ねえプルA。」
「何?」
隣で事態を見守っていたプルBはひと通り話がまとまったのを見計らってプルAに耳打ちをした。
「あ、そうだね。勢いで来ちゃったから考えてなかった…」
「何だ?不都合なことでもあるのか?申してみよ。」
プルBの話ではっとしたプルAに、女王が不信感を抱いた。
「もしかしたら他のみんなもわたしたちを追いかけてこっちに来ちゃうかもしれないの。わたし
はこのお城のこと詳しく話してなかったからきっとはぐれちゃう。」
プルAはプルBの懸念を素直に女王に伝えた。
「なるほど、そういうことか…」
女王はしばらく考えたのち、シュマーマを呼びつけ何かを指示した。
「そちらは案ずることはない、吉報を待つがよい。」
女王は三人に珍しく微笑みかけた。
女王の計らいで、三人はしばらく城にとどまることになった。
本来ならプルたち自ら探し回りたいところであるが、アクシズ国の地理がまったく分からないこ
とや、物騒な場所も少なくないなどの理由で女王に引きとめられたのだ。
「マハーン様、例の洞窟の封鎖は完璧でございます。」
「ご苦労。」
「女王陛下、食事に混ぜている例の薬の効き目はまもなくかと。」
「分かった。」
「陛下、申し訳ございませんが例の姉妹の情報はまだ有力なものが…」
「よい、引き続き全力を挙げよ。」
「女王陛下、例の武器はまもなく完成いたします。」
「それは楽しみだ。」
「くくく、すべては予定通りというわけか。どんな手を使っても、私は12人の姉妹を手に入れ
てみせるぞ。くくく。」
「平和だね〜。」
「ホントホント。」
「…のんびり…」
女王の城にとどまって早三日。
プルたちは贅沢な食事や立派な浴場、いつまでも飽きない素晴らしい風景を満喫していた。
既に当初の目的を完全に忘れているようである。
「ずっとここにいたいね〜。」
「夢みたいだよね。」
「…ぼ〜…」
ふかふかのベッドの上でまどろんでいるプルたち。
「女王陛下、準備完了です。」
ドアの陰から覗きこんでいた、毎食プルたちに食事を運んでくる給仕係の女性が女王にそう報告
した。
「では仕上げにかかるとするか。」
女王は手ずから給仕係の用意したトレーを持つと、プルたちの部屋を訪れた。
「あ、じょおうへいか〜。」
「元気そうだね。」
「…プリン?…」
三人は女王の入室に気づくと、満面の笑みで出迎えた。
「たまにはそちらと語らおうと思ってな。これはおやつじゃ。」
そう言って女王はトレーに載ったカップをひとりひとりに手渡した。
「「いただきま〜す♪」」
三人は嬉しそうにほおばる。
しかしその瞬間、三人の目の前は真っ暗になった。
「くくく。お前の腕は素晴らしいな。」
「お褒めにあずかり光栄です。」
女王はプルたちの様子を見て、満足気に、給仕係に扮していた学者を賞賛した。
「女王陛下、例の武器がようやく完成いたしました。」
「よくやった。早速試すぞ。」
「女王陛下、あの者たちの戦闘能力には目を見張るものがあります。」
「やはり十分な戦力として見込めるな。」
「女王陛下、あの者たちにも例の武器の適性があることが判明しました。」
「そうか、では試してみてくれ。」
「くくく、順調すぎて怖いくらいだ。まもなく全てが私のものになる。くくく。」
「陛下、たった今例の洞窟に標的が現れたとの報告が。シュマーマ隊長が急行したとのことです。」
「私も行こう。馬車を用意せい。あの者どもも連れて行く。」
女王を乗せた馬車は丘を駆け下り、例の洞窟へと急いだ。
女王の傍らには、物言わぬ三人の少女が静かに座っていた。
アクシズ国で一、二を争う駿馬に引っ張られた馬車は疾風の如く草原を駆けていく。
報告では標的が抵抗しているとあったが、馬車が到着する頃には事態は膠着していた。
「む、あれは…」
女王が馬車の窓から眺めると、彼女が忘れることのできない男の姿があった。
幼少の頃にはよき友人として、多感な時期を迎えると恋人として、そして成人してからはともに
国を治める夫婦として、永年連れ添ってきた相手。
しかし、戦地に赴いた彼はその地で別の女性に恋をし、戦の混乱に紛れてその女性を連れて姿を
消してしまったのだ。
男は彼女に最も愛をくれた存在であり、同時に最も憎むべき存在なのである。
女王は一呼吸おいて心を落ち着かせると、馬車の扉を開けて降りていった。
「久しいな、クワロト。」
平静を装い、女王は男に声をかけた。
「マハーン…」
男は複雑な感情を抱きながら女王の名を呟いた。
「その娘らを渡してもらおう。」
男の傍らにいる少女たちを確認すると、女王は微笑みながら招き入れるように大きく手を広げた。
(やはりプルエーらと全く同じ顔だな。)
女王はますます言い伝えを実現させたくなった。
「何を言う!?」
女王の申し入れを、男は即座に断る。
「プルKを返して!」
少女の一人が脚を震わせながら女王にそう叫んだ。
「プルケーか…返してなどと言わず、我がもとに来ればよい。」
「誰があなたのところなんかに!」
女王は無駄なことは分かっていたが、少女たちを友好的な態度で受け入れようとした。
しかし少女は懸命に拒絶した。
「王の座から逃げ出したそちにその娘らは不要のはず。大人しく渡せ。」
少しずつ威圧的な態度にでる女王。
「自分で追い出しておいて何を言うか?」
王家の言い伝えを知るその男には女王の真意が分かった。
そこでなおさら少女たちを女王に渡すわけにはいかないと決心し、話をすりかえた。
「私が追い出しただと?馬鹿なことを…」
男の言い分との食い違いに、女王は少し混乱した。
「まあよい、今日のところは見逃してやる。このアクシズ国にいる限り、貴様らに逃げ場はない
のだからな。」
若干の違和感を憶えた女王はこの場は退くことにした。
女王は再び馬車に乗り込むと、城へと走らせた。
「何か懐かしい気がした。」
帰りの馬車の中で、物静かに座っていた少女の一人が突然口を開いた。
「そうか。(ち、まだ不十分か…)」
女王は素っ気なく答えたが、内心は穏やかではなかった。
少女はその一言だけ口にすると、また再び物言わぬ「人形」へと戻った。
「なに、クワロトが兵を集めているだと?」
翌日、女王はアクシズ国全土に配置した密偵からの報告を受けていた。
「は、陛下が解散させた元国王軍の兵士が続々と集結しているとのことです。」
「して、規模は?」
親衛隊長のシュマーマが脇から尋ねた。
「正確な数は分かりませんが、三百から五百程度かと。」
「最大に見積もって我が親衛隊と同規模か…」
密偵の報告にシュマーマが苦い顔をする。
「国境の部隊を動かすわけにはいかんから…仕方あるまい、私とあの者どもも出よう。」
「マハーン様、おやめください!危険すぎます。」
女王の決断を、シュマーマは必死にとめようとする。
「案ずるな。例の武器があれば、クワロトごとき造作もない。くくく。」
女王は冷徹な笑みを浮かべ、必勝を確信した。
自分を裏切った憎い男を討ち果たし、12人の姉妹をこの手に入れる。
女王は来たるべき決戦にそなえ、静かにそして禍々しい闘志を燃やした。
そのとき、物言わぬ少女たちの瞳から一粒の水玉が滴り落ちたことには誰も気づかなかった。
―続―
すみません、
>>628は月の章(2/12)です。
次に第4話を投下です。
むかしむかし、とおいむかし、せかいのちゅうしんにアクシズというへいわな国がありました。
しかしあるとき、アクシズをおさめていた、たいようの王と、月の女王がけんかをはじめると、
たちまちのうちに国があれはて、人びとはすっかりこまりはててしまいました。
そこに、アクシズにつたわるでんせつのきしがあらわれました。赤のきしと白のきしです。
二人のきしはすぐにたいようの王と月の女王のけんかをやめさせ、またふたたび、アクシズに
へいわがもどりました。
プルA・プルB・プルEが書庫の隠し階段を見つけたのとほぼ同時刻――
「大丈夫か、プルH?く、この程度のプレッシャーなど!」
「みんなも大丈夫か?」
数々の修羅場をくぐり抜けてきたアムロとシャアは、原因不明の頭痛からいち早く立ち直り、娘
たちの状況の確認を始めた。
やはり一番深刻なのはアクシズの家族の中で最も感覚の鋭いプルHだった。
ほかの姉妹たちもこのような禍々しいプレッシャーを経験したことがほとんどなかったので、苦
悶の表情を浮かべていた。
「…プル…Kの…童話を…」
「今何か言ったか、プルH?」
プルHは消え入りそうな弱々しい声で何かを伝えようとしたが、あせっていたシャアはうまく聞
き取ることができなかった。
――プルKの童話を探して――
声でうまく伝えられなかったプルHは、精一杯の能力を開放して、周りにいた家族にメッセージ
を送った。
「プルH?しっかりしろ!プルH!」
今度はシャアはメッセージを受け取ることはできたが、それよりも精神を擦り減らして失神して
しまったプルHの容態の心配を優先した。
しばらくするとプルH以外の姉妹たち、プルC・プルD・プルG・プルLの四人の頭痛と嫌悪感
が収まった。
それとともに、大人二人と四人の姉妹はおぼろげながらプルF・プルK・プルI・プルJの四人
のことを思い出してきた。
「プルAにはすまないことをしたな。どうかしていたのはオレたちの方じゃないか。」
「謝るのはみんなが帰ってきてからだ。今は我々にできることをすべきだ。」
落ち込んでいるアムロを、シャアが叱咤した。
もちろん彼自身も心の中でプルA・プルF・プルK・プルI・プルJに対して深く悔いていた。
アムロとシャアは、プルHのことを娘たちに任せ、書庫へ向かった。
「これがプルHの言っていたプルKの童話か。」
書庫の机の上に置いてあったノートを広げると、すぐにそれらしい記述を見つけた。
「ほう、今むこうの世界にいるプルたちが登場しているな。」
「ああ、太陽の王の陣営にプルF・プルI・プルJ、月の女王の陣営にプルA・プルB・プルE
がいる。」
アムロとシャアは童話を読み進める。
「おかしい、プルKが一切登場していないぞ。」
「うむ。それと我々が読んでいるうちに少しずつ物語が書き足されている。」
二人はひと通り読み終えると、二つの大きな疑問にぶつかった。
「信じられないことだが、この物語は現在進行中のものなのだろう。現にこの数分で数行増えて
いる。」
まずシャアが二つめの疑問を考察した。
「それにしてもなぜプルKが登場しないんだ?話題には上るが、本人の行動も言葉も全く触れら
れていない。」
負けじとアムロも考察をすすめる。
しかしこのように血がのぼった状態では気が焦るばかりで有効な回答を得ることはできなかった。
「アムロ、ここは作業を分担しよう。私が謎解きをするから、君は装備を整えてくれ。」
先んじて冷静さを取り戻したシャアがアムロに指示を出す。
「プルKの行方が分からない以上迂闊なことはできんが、いざとなったらあの階段で突入する。」
そう言ってシャアは書庫に入るなり目敏く見つけていた隠し階段を指差した。
「了解だ。」
アムロはその気になればいつでも自分の手で娘たちを助けに行けることが分かると、ほんの少し
だけ気が楽になった。
そして何かを決心したように書庫を後にした。
アクシズの国――
森を出立した太陽の王の軍勢は一路、月の女王の城へと進軍していた。
一方、太陽の王の挙兵を事前に察知していた月の女王は、親衛隊を引き連れあの洞窟の前で陣を
張った。
森から城へ進軍するには必ず洞窟の前を通ることになるため、女王の軍はそこで迎え撃つ作戦を
採ったのだ。
もちろん、敵の戦力や補給の面から考えると、堅牢な城に立て籠もり持久戦に持ち込む方がはる
かに有利であったが、みすみす洞窟の封鎖を解かれて敵側のプルたちに逃げられる事態を避ける
という狙いがあった。
「マハーン様、我が軍の配置、完了いたしました。」
「ご苦労、シュマーマ。」
余裕を持って敵を待ち構えることができ、女王は上機嫌だった。
「この武器とこの者どもの実力、思い知るがいい。くくく。」
女王は手元の箱を愛しそうに撫で、傍らに控えている物言わぬ少女たちを慈愛に満ちた表情で見
つめながら、高らかに笑った。
「王、例の洞窟の前に敵の軍勢が展開しています。」
「やはりな。」
斥候の報告を受け、王は望んでいない予想を当ててしまったことに苦い表情をした。
「一軍の将がそういう顔をするな。これも作戦に折り込み済みだろ。」
王と馬を並べている軍師のプルIが小声で指摘する。
「できれば君たちに苦労をかけずに帰したかったのだがな。」
「これだけの軍勢があるなら、姉妹たち全てを救い出してから帰るよ。」
一転して王は穏やかな表情をプルIに見せる。
プルIは自分が憧れている人物の面影をもつ目の前の男に少しドキっとしてしまったが、すぐに
冷静に自分のなすべきことを思い出す。
「なんかいい感じじゃない、あの二人。」
「プルFはそういうことばかり鋭いよね。」
王とプルIのやや後方に位置しているプルFとプルJが二人の様子を見て話しをしていた。
「ここでプルIがくっつけば、ライバルが減るのではなくて?」
「もう、プルFったら!」
戦場に向かっていると思えない軽い雰囲気ではあったが、プルFとプルJのかけあいは不思議と
兵士たちをいい意味で和ませた。
太陽の王の軍は、月の女王の陣とおよそ1キロメートルほど距離を置いて陣形を整えた。
アクシズの国では銃火器がほとんど発達しておらず、飛び道具は弓矢しかないため、その距離が
ぎりぎりの安全圏なのである。
「伏兵も奇襲もできない平原での戦いか。」
「ああ、正真正銘の真っ向勝負ってところだな。」
王とプルIが開戦前の最後の話し合いを始めた。
「勝つ見込みは十分高いが、最も犠牲が多くなる戦場だな。」
「戦士として戦場に臨む以上、あらゆる犠牲は承知のうえだ。」
プルIはできるだけ犠牲を出したくなかったが、戦士としての顔を見せる王の決意と迫力に納得
するほかなかった。
「いろいろと戦略を練ったのだが、無駄だったようだな。」
「君があらゆる事態を想定してくれたから、こうして自信をもって戦に臨めるのだ。」
そう言うと、王は黄金の兜をかぶり、兵士たちの方へ向き直った。
「我らの目的はただ一つ、月の女王の首だ。いざ、全軍突撃!」
「オー!」
王は高々と剣を掲げ、全軍に向けて檄を飛ばした。
そして兵士たちは鴇の声を挙げながら、女王の陣へ向かって突進していった。
「来たな、クワロト。」
敵軍の動きに気づいた女王の軍も戦闘態勢に入る。
「全軍、総力を以てなぎ払え!」
女王も兵士たちに檄を飛ばす。
「まずは弓で牽制し、十分敵を引きつけてから剣で斬り捨てよ!」
親衛隊を束ねる隊長のシュマーマが前線で指揮を執る。
戦いは苛烈を極めた。
両軍とも騎兵、歩兵が入り乱れての大混戦になった。
太陽の王の軍の主力であるネモジム兵と、月の女王の親衛隊のガザーシ兵の戦力はほぼ互角。
戦況は全くの五分と五分であった。
「ええい、このままでは一点集中の正面突破も無理か。」
「互角なだけに、このままではこちらの方が分が悪い…」
前線で剣を振るう王とその傍らで指揮を執るプルIが悲観的な分析をした。
「シュマーマ、このままでは消耗戦になるな。」
「我ら親衛隊、もとよりマハーン様のために命を投げ出す覚悟。兵の数など惜しみません。」
女王が今後の作戦を伝えるためシュマーマを呼び寄せた。
「勝者として今後もこの国を治めるためにも、これ以上の兵士の損失は惜しい。」
「では、まさか…」
開戦前から一貫している女王の考えに、親衛隊長のシュマーマは正直なところ賛同しかねていた。
「そろそろ私自ら出陣する。プルたちよ、行くぞ。」
女王は大事そうに箱を抱え、物言わぬ少女、プルA・プルB・プルEを引き連れゆっくりと前線
へと向かった。
「あれは…」
「月の女王と、プルAたち!」
トルベロのフォローを受けながら前線で戦っていたプルFとプルJが、禍々しいプレッシャーを
放ちながらゆっくりと近づいてくる月の女王と三人の姉妹に気づいた。
「プルA、プルB、プルE、こっちに来て!」
「そんな人の傍にいちゃダメよ!」
戦場の物々しい轟音に負けないよう、プルFとプルJは懸命に姉妹たちに呼びかけた。
しかし物言わぬ少女たちは、聞こえなかったかのようにその呼びかけに反応を示さなかった。
「全軍、月の女王に総攻撃をかけよ。」
ガザーシ兵に囲まれて身動きがとれない王とプルIが大きな声で指示を出す。
すると、月の女王のすぐ近くにいたポアリーの率いる部隊がすぐに攻勢に出た。
この部隊はポアリーをはじめとして選りすぐりの兵士で構成されたいわゆるエリート部隊である。
ほとんど護衛をつけずに三人の少女を引き連れただけの女王を討ち取るのは造作もないことに思
われた。
「俗物どもが…、ファンネル!」
女王が例の箱を開けると、四方から襲いかかったポアリーの部隊が一瞬にして全滅した。
「な、なんだと…」
「ファンネル…?」
女王の最期を見届けようとガザーシ兵を牽制しながら様子を見ていた王とプルIはその信じがた
い光景に驚愕した。
また、プルIは女王が叫んだ言葉に耳を疑った。
「くくく、予想以上の威力だな。」
女王は武器の戦果にすっかり満足した。
「あれは、ファンネル?」
プルJは、女王の周りに浮かんでいるソフトボール程度の大きさの漏斗型の物体を目撃した。
大きさははるかに小さいが、長期のコールド・スリープに入る前に彼女たち姉妹が手足のように
扱えるようになるまで訓練させられたMSのそれと同じもののように思えた。
「プルたちよ、まずは雑魚を掃除しろ。」
女王が命令すると、それぞれ箱をもった物言わぬ少女たちが戦場に散らばった。
「プルA・プルB・プルE、それを使っちゃダメ!」
箱の中身の正体を把握したプルJは懸命に叫んだ。
しかし物言わぬ少女たちは全く表情を変えずに、十数個の漏斗を展開させてネモジム兵を次々と
討っていった。
「止めなきゃ!」
明らかに様子のおかしい姉妹たちと何とか話をしようと、プルJは走り出そうとした。
「キャ!」
しかしそのとき、女王の操る漏斗に右の太腿を撃ち抜かれ、プルJはその場に倒れこんだ。
「すぐにこの戦も終わる。そちら姉妹は全て私のものになるのだ。」
プルJが顔を上げると、女王がその目前に立っていた。
そしていつのまにか、プルJたちをフォローしていたトルベロや兵士たちも全て倒されていた。
「ごめん、捕まっちゃった。」
さらにプルFもシュマーマに捕縛されてしまっていた。
月の女王と物言わぬ少女らの参戦で戦況は一変した。
互角の戦いをしていた両軍の均衡が崩れ、王の軍勢はみるみるうちに討ち倒されていく。
「まだだ、まだ終わらんよ!」
残りわずかな軍勢ながらも、王は果敢にガザーシ兵の包囲網の突破を試みる。
しかし同時に、態勢を整えた女王の軍が王に対し何十もの包囲網を編成する。
太陽の王の敗戦はもはや決定的であった。
「クワロトよ、もしも…私のもとに戻るつもりがあるのなら…」
「何を言う!?」
女王は大きく手を広げて王を招き入れようとしたが、彼は即座に断った。
女王が先の戦の最中にした仕打ちを、王は許すことができなかったからだ。
「仕方あるまい、貴様とはもうお別れだな。」
王の周りを女王の操る漏斗が取り囲む。
「やめて!」
「くくく…」
プルIが必死に叫ぶが、女王に容赦はなかった。
「うぐっ!」
王を取り囲む漏斗が一斉に火を吹いた。
彼の両腕、両脚が撃ち抜かれ、王はたまらず倒れ込んだ。
「私を裏切った報いだ、もっと苦しむがいい。」
女王は残酷な笑みを浮かべながら、漏斗を操り、王の急所を避けて雨のように弾丸を浴びせた。
「いや、もうやめて!」
惨劇を目の前でまざまざと見せつけられているプルIが悲鳴のような声を張り上げた。
だが女王は聞く耳を持たない。
もはや黄金の鎧はほとんど原形をとどめていなかった。
「さて、そろそろ止めといくか。さらばだ、クワロト。」
月の女王は、王の額の前に漏斗をひとつ配置する。
(これまでか…)
王は観念してゆっくりと目を閉じた。
「これまでだ、ファンネル!」
女王が思念で漏斗の引き金を引いた瞬間、王の正面に浮かんでいた漏斗が何らかの力によって弾
き飛ばされた。
「ど、どういうことだ?」
女王は想定外の事態に一瞬とり乱した。
その隙を見逃さず、ふたつの影が女王の軍勢に飛び込んだ。
ひとつは王とプルIのもとに、もうひとつは捕らわれているプルFとプルJのもとに駆けつける。
「あ、赤の騎士と白の騎士…」
女王は突然現れたふたつの影を凝視し、そう呟いた。
王とプルIのもとには真紅の鎧をまとった騎士が、プルFとプルJのもとには白銀の鎧をまとっ
た騎士が堂々と立っていた。
『アクシズの国乱れるとき、赤の騎士と白の騎士が平和をもたらす』
女王と王の脳裏に王家の言い伝えが浮かんだ。
「ち、まやかしだ。その者どもを討ち取れ!」
予定外の事態の連続にすっかり冷静さを失った女王はガザーシ兵に命令を下した。
「まずは話を聞いてもらう環境を整えねばならんな。」
「プルたちは返してもらう。」
赤の騎士と白の騎士はそれぞれ襲いかかってきたガザーシ兵を迎え撃つことにした。
二人の騎士はまるで剣舞を踊るかのように華麗な動きで次々とガザーシ兵を倒していく。
さきほどとはまるで正反対の自軍の劣勢に女王はしばし呆然とした。
「マハーン様をお守りしろ!」
すっかり固まってしまった女王の代わりにシュマーマが号令を発する。
だがそれが女王の戦意を取り戻すことにつながった。
「ここまでだ、ファンネル!」
主の戦意を感じ取って再び漏斗が活発に動き始めた。
狙いは赤の騎士である。
「残念だが今の私には漏斗型は役不足だ。」
そう呟くと、赤の騎士は自らも宙に浮かぶチューリップ型の真っ赤な物体を操った。
なお、さきほど女王の漏斗を撃ち落したのは彼のチューリップである。
漏斗とチューリップが空中を激しく飛び回る。
「チェスト〜!」
シュマーマが振りかぶった剣を白の騎士めがけて振り下ろす。
「甘い!」
しかし白の騎士は冷静に太刀筋を見切り、最小限の動きでかわし、反撃を繰り出す。
なお、白の騎士の得物は剣ではなく、形だけ似せた鉄の棒なので殺傷能力は比較的低い。
「ええい、まだまだ!」
シュマーマは何度も白の騎士の斬撃(正確には打撃)をくらったが、月の女王への忠誠心と己の信
念から、決して倒れることはなかった。
「しつこい奴だな。そこ!」
白の騎士は疲労と負傷で動きの鈍くなったシュマーマに渾身の一撃を叩き込んだ。
「わ…たし…は…負けない…」
シュマーマは剣を支えに、気を失いながらも倒れなかった。
「バカな、私のファンネルが…」
無敵を誇った女王の漏斗が、無残に赤い騎士のチューリップに次々と撃ち落されていく。
切り札を失った女王は、今度こそ本当に戦意を喪失した。
「アムロ、シャア、助かりました。」
「大佐、来てくれたんですね…」
捕らえられていたプルFとプルJが二人の騎士に礼を述べた。
当然その正体にはすぐに気づいていた。
「クワロト、しっかりして!」
一方、プルIは重傷を負った太陽の王を必死に看護していた。
急所への攻撃を受けなかったものの、かなりの出血の量であるため切迫した状況にあった。
「ふむ、出血がひどいな。だがやってみるさ。」
兜を脱いで素顔を表した赤の騎士、シャアは用意していた医療セットを用いて応急処置をした。
「包帯を巻いて輸血をしたからしばらくは大丈夫だ。」
シャアの手際の良さと処置後に見せた彼の自信から、プルIは少し安心した。
「あ、赤の騎士よ…」
「話は後だ。月の女王よ、城には医者はいるのだろうな?」
シャアは余計な体力を使わせないよう王の口を閉じ、女王に尋ねた。
「あ、ああ。」
不意に話しかけられた女王は力なく返事をした。
「よし、月の女王の馬車で運ぼう。」
シャアは王を慎重に抱えると、プルIとともに馬車で城へと急いだ。
一方で白の騎士、アムロがてきぱきと戦後処理を執り仕切った。
アムロの指示で、生存者は陣営に関係なく女王の城で治療及び療養することになった。
太陽の王の陣営は犠牲者が多数にのぼったが、月の女王の陣営はアムロとシャアがすべて致命傷
を避けていたので比較的生存者が多かった。
なお、敗軍の将となった月の女王は意外にもアムロの指示に素直に従った。
実のところさまざまな出来事によって自分を見失っていただけのようだが。
医師の治療と、プルIの献身的な看護の甲斐あって、王は快方に向かった。
そこでようやくシャアとアムロがここまで介入した理由が判明することになる。
「まずは太陽の王よ、君が先の戦の最中に姿をくらました理由を教えて欲しい。」
シャアとアムロは自分たちの仮説を検証すべく、太陽の王と月の女王にいろいろと詳しく事情を
聞くことにした。
「あれは我が軍が勝利をほぼ確実にした時期のある晩のことだ…」
王はシャアの質問に対し、ゆっくりと語りはじめた。
「陣の寝所にいた私は、突然刺客に襲われた。マハーンの配下の者に…」
「待て、そんな憶えはない!」
「月の女王、口を挟むのは一切やめてもらおう。」
王の思いがけない発言を即座に否定する女王を、シャアが厳しく制止した。
「あれは間違いなくマハーンの配下の者だった。何度か見た顔だったからな。万全の体調ならば
あの程度の者など簡単に追い払うことができたのだが、連戦の疲労と軽い負傷のせいでそうもい
かなかった。そのうえ、複数いた刺客に追い詰められ、助けを呼ぶこともできなかった。」
そこで王は一呼吸置いた。
「刺客の追跡から必死で逃れた私は、川のほとりである女性に出会った。」
「やはり浮気ではないか!」
聞き逃せない言葉が出てきたため、女王はつい口を挟んでしまった。
「その晩、その女性に匿ってもらったのだが…翌朝、刺客に見つかり…私を庇った彼女は…」
王の声が少しずつ弱まる。
「殺されてしまった…。それで私はこの国の為政者たる資格を失ったのだ。」
実はアクシズの国では戦場において非戦闘員を殺害してはならないという掟がある。
彼は、戦場で出会ったその女性を自分の身代わりにしてしまったことで、その掟を破ってしまっ
たと解釈したのだ。
「その後なんとか刺客の手から逃れた私は、王が戦死したという噂を耳にした。王の国葬も営ま
れたため、それならばと私は身を隠したのだ。」
「なるほど、女王に命を狙われ、国王としての資格を失ったから世捨て人になったってことか。」
王が話し終えると、アムロが簡単に話を整理した。
「次に月の女王、君が知っている理由を聞かせて欲しい。」
シャアは同じことについて女王に尋ねた。
「私が報告を受けたのは、クワロトが戦地で女を作り逃げ出したということだけだ。怒った私は、
外聞も考えてクワロトが戦死したことにして民にそう伝えたのだ。」
女王は要点を率直に答えた。
「では、あの武器はどこで手に入れたのだ?」
「ファンネルのことか?あれは我が国の学者が武器商人と協力して作った特注品だ。」
シャアは女王への質問を続けた。
「それでは、プルAたちに飲ませた薬はどうした?」
「あれも我が国の学者が作ったものだ。」
「ならば武器を作ったのと薬を作ったのは同じ学者か?」
「その通りだ。」
「その学者はいつからこの城に?」
「昔からいるので正確には覚えておらん。」
「アムロ。」
「ああ。」
女王に対する急き立てるような質問を終えると、シャアは何かを悟ったかのような表情でアムロ
に視線を送った。
アムロも一連の尋問でシャアの仮説を裏付ける情報が得られたと確信していた。
「それともうひとつ、なぜその薬をプルAたちに飲ませた?」
「…飲んだ者を思い通りに操れる薬と聞いてな。私は言い伝えを叶えるために、あの者どもを失
いたくなかった。」
「いつまでその薬の効果が続く?」
「摂取をやめれば数日で効果が切れるらしい。」
最後にシャアはプルAたちのおかしな様子の原因を探る質問をした。
あの戦いの後、主である女王と遠ざけられた物言わぬ少女たちはひたすら眠るばかりであったが、
女王のこの証言のとおり、まもなく意識を回復した。
「…え〜、今回は本当に不思議なことばかりでした。童話の世界で活躍できるなんて思いもより
ませんよね?今回の最大の疑問は、プルKはどこに行ったのか、ということです。キーワードは、
『闇の魔女』…シャア・アズナブルでした。」
シャアは不敵な笑みを浮かべながら、風変わりな言い回しで目の前の相手ではない誰かに向かっ
てそう呟いた。
「バカなことしてないで、早く行くぞ。」
「ふ、一度やってみたかっただけだ。」
半ば呆れ気味のアムロではあったが、何かを覚悟したかのように、表情は真剣である。
シャアも満足したらしく、改めて気持ちを引き締める。
「さて、これからが本番だ。」
「ああ。」
赤の騎士と白の騎士は全ての決着をつけるため、ある場所へと急いだ。
―続―
トンデモ設定全開ですが、ファンタジーということで温かい目で見逃していただければ幸いです。
残りの2話は明日のこの時間に投下する予定です。では。
苦言になるが、トンデモすぎるにも程があるぞ
プルズが戦闘人形としてファンネルを使う姿を住人がみたいと思っているのか?
プル達が動いて物語になっていくのではなく、物語を創るためにプル達が動かされている感じがする。
本来の物語の作成法としては間違ってないが、このスレ的にはダメだろう。
スレ初期からの命題である『プルの救済』としての一面を忘れないでほしい。
>>655 最後の一行は禿同。ただしすでに救済されまくったおかげで過疎ってる事実もあるがw
確かにアクシズのマハーンなんでどう考えてもプル達が気を許しそうにない相手に
簡単に気を許してたり、宇宙に漂うアクシズに必要ない方位磁石を持ってたり
強化されてるのに弱かったり、一章序盤だけでもこれだけ突っ込めるが
まだ完結してない物語にけちをつけるのはやめよう。
とにかく、期待してます。がんがって!
正直長すぎて途中から読んでない。
ここまでくると壮大なストーリーというよりは冗長な感じを受ける。
読んでる人もいるんでがんばって完結してくださいな
659 :
月光蝶:2006/03/27(月) 03:02:58 ID:???
過去にも問題作と言うのはあった。
つまるところ、好みの分かれる話というのはいつもあって
(それを超えたのと言うのは、赤い人が帰らぬ人になったケースなどだが・・)
別に今度のは突っ込みは入るかもしれないが、特に・・という程度だと
思っていたのだが・・・
投稿は投稿されてこそ意味がある。
完結を目指して続きを・・・。
たしかに長すぎる気はするけれど、ここまで読んだので今やめられても困る。
完結させてホスィ。
たまには長編があってもいいだろ
あんまりわがまま言うと職人がいなくなるぞ
662 :
通常の名無しさんの3倍:2006/03/27(月) 19:56:54 ID:A8OOQcER
ケンカすんなよぅ
とプルGがご立腹です
ほら、今はそういうのが沸く時期だから・・・
しかしこれだけレスがついても誰一人いっていない言葉がある、それが問題だと思う。
それが住人の質の問題なのか、このSSが問題なのかは俺にはわからないが…
ワカランのならわざわざ口にするなよ
とりあえず続きをクワクワしながら待つ
クワ(▼∀▼)クワ
最後の2話分、投下いたします。
ネタがネタなのである程度は覚悟していましたが、予想以上に皆様に不快な思いをさせて
しまったことをお詫びいたします。
回線の不具合&構成の修正により、投下再開が遅れたことを重ねてお詫びいたします。
むかしむかし、とおいむかし、せかいのちゅうしんにアクシズというへいわな国がありました。
しかしあるとき、アクシズをおさめていた、たいようの王と、月の女王がけんかをはじめると、
たちまちのうちに国があれはて、人びとはすっかりこまりはててしまいました。
そこに、アクシズにつたわるでんせつのきしがあらわれました。赤のきしと白のきしです。
二人のきしはすぐにたいようの王と月の女王のけんかをやめさせ、またふたたび、アクシズに
へいわがもどりました。
「これはこれは皆様、いかがいたしました?」
赤の騎士と白の騎士は、月の女王と太陽の王を引き連れて学者の部屋を訪ねた。
「プルKのことで少し話がある。」
「はて、何をおっしゃってるのかわかりかねますが…」
身に覚えがないといったふうに学者は首を傾げる。
「さて…」
シャアは一呼吸置くと訥々と語り始めた。
「私は最初、月の女王がプルKをさらったと思っていた。王家の言い伝えを叶えるために。しか
しそう考えるとおかしな点が出てくる。」
「おかしな点とは?」
同様に考えていた王が尋ねる。
「実はオレたちはプルKについての記憶を失っていたんだ。」
シャアの推論の前提となる事実をアムロが補足した。
「そう、我々はプルAを除いてプルKに関する記憶を閉ざされた。そしてプルF・プルI・プル
Jの三人がこちらの世界に入ったときも、我々はその三人についての記憶も閉ざされたのだ。」
「それがどうしたのいうのだ?」
全く話の見えない女王が首を傾げた。
「しかし我々は思い出すことができた。もし誰かがこちらの世界にいる間はその者に関する記憶
を封印されるというルールがあるとすれば、思い出すことは許されず不可能なのだ。そうすると、
何者かが意図的に我々の記憶に干渉したと考えるのが自然だ。」
「………」
学者は黙ってシャアの話を聞いている。
「その人物を月の女王と仮定すると、先ほど言った通りおかしな点が出てくる。王家の言い伝え
を叶えようとした月の女王にとって、知り合ったプルAがスムーズに姉妹を連れてくるには我々
に対する干渉は全くの逆効果になる。我々への干渉は我々をこの世界から遠ざけるための効果を
狙ったものとしか考えられないからな。仮にプルKの奪還を防ぐための目的があったとしても、
女王にとってはデメリットが多すぎるのだ。」
「そう考えると我々に干渉したのは別の人物ということになる。その者こそ、闇の魔女だ。」
シャアは学者の顔を凝視しながらすると話を続けた。
「闇の魔女が関わったのは今回だけではない。先の戦での太陽の王と月の女王の仲違いも、闇の
魔女の仕業なのだ。」
「「何だと!?」」
王と女王が珍しく声を揃えた。
「月の女王に取り入った魔女は、女王の配下を巧みに操り、戦地で太陽の王を襲わせた。一方で
女王に対しては、王が女を作って逃亡した、という虚偽の報告をさせた。そしてその後の女王の
言動は魔女の全くの予想通りとなったのだ。」
「私は踊らされていたというわけか…」
女王は力なくそう呟いた。
「闇の魔女の目的はアクシズの国だ。先の戦の後、御しやすい女王のみが為政者となったことで、
闇の魔女の目的はもう一歩のところまで来ていた。しかしそこにプルKが現れたのだ。」
「………」
学者は依然無言のまま話を聞いていた。
「プルKの話から王家の言い伝えを確信した魔女は、自らの計画の障害となることを恐れ、プル
Kを幽閉した。そのうえで我々の記憶に干渉してきたのだ。」
「対象を認識できなければ観察者にとってそれは存在しないってところか。」
アムロがやや強引に納得した。
「さらに魔女は女王のもとに現れたプルAたちを帰れない状態にし、そのうえで戦いの道具とし
て利用した。そして女王をけしかけて王との共倒れを狙ったのだ。」
「12人の姉妹を亡き者にし、私とマハーンを相討ちにさせ、そのうえでこの国を獲ろうという
ことか…」
王は全ての流れを理解した。
「そしてその闇の魔女とは…」
シャアは一瞬の間をとる。
「学者、貴様だ。」
シャアは学者に対して指を差し、強い口調でそう言い放った。
「何をおっしゃているかとんと分かりませんね。」
学者は落ち着き払った様子でやんわりと否定した。
「私は女王陛下の御ためにいろいろな武器や道具を作ってまいりました。もし本当に私が陛下と
王の相討ちを意図したのならば、陛下にあれほど強力な武器を差し出したりはしないでしょう?」
「王に勝利されるのは貴様にとって不都合だったのだ。貴様のシナリオは、良くて相討ち、悪く
て女王の辛勝だったのだろう?貴様にとって王よりも女王の方が御しやすいのだからだな。」
学者の弁解をシャアは正面から否定する。
「し、しかし証拠はどこにもない。」
「証拠?そんなものは必要ない!」
必死に否定する学者に、シャアは突然一足飛びで斬りかかった。
「やはり、な。」
シャアは学者の前に突如として出現した石の兵士に剣を受け止められていた。
身の危険を感じた学者が袖から杖を取り出し、何かを唱えて床に突き刺すとそこから石の兵士が
あらわれたのだ。
「これが闇の魔女の力というわけか。」
鈍重な外見に似合わず機敏な動きを見せる石の兵士と太刀を交わしながらシャアが呟く。
「もう言い逃れはできないな。」
続いてアムロが剣を構えて魔女に飛びかかろうとする。
「ええい、邪魔をしおって!」
正体をあらわした魔女は激しい怒号をあげると、素早く部屋の窓から飛び降りた。
「あれは、姉上…?」
学者の変装を解いた魔女の素顔を見た王が困惑しながらそう呟いた。
「ちい、追うぞ!」
「分かってる!」
走り去る魔女の後ろ姿を見たアムロがシャアに声をかける。
初めは苦戦していたシャアも俄かに隙をついて石の兵士を両断した。
赤の騎士と白の騎士は馬にまたがり、すぐに闇の魔女を追った。
「ええい、邪魔な奴らめ!」
二人の騎士は丘と平原の境の辺りで闇の魔女に追いついた。
「プルKを返してもらうぞ!」
凄まじい気迫の二人の騎士が素早く魔女の前後を塞ぐ。
「こうなったら…」
魔女は再び何かを唱えて杖を地面に突き刺した。
「ちい、数が多い。」
「流石に簡単にはいかんようだな。」
地面からあらわれた無数の草の兵士と土の兵士を見て二人は舌打ちをした。
「行け、草の戦士ザクーツと土の戦士ムドよ!」
魔女の命令で、生まれたばかりの無機質の兵士たちは一斉に二人の騎士を取り囲んだ。
「動きが甘い!」
「私はかつて赤い彗星と呼ばれた男だ!」
二人の騎士は舞うように次々と兵士を倒していったが、魔女も続々と地面から兵士を生み出して
いた。
「このままじゃもたないぞ。」
「ええい、数が多すぎる。」
徐々に疲労の色を隠せなくなる二人の騎士。
「ファンネル!」
窮地に陥りつつあった二人の前に、馬車が駆けつけた。
わずかに残っていた漏斗で女王が敵を牽制する。
「アムロ、シャア、これを使って!」
すっかり元気を取り戻したプルAが、アムロとシャアがこの世界に来るときに持ってきた箱を取
り出し、蓋を開けた。
「ありがたい、ファンネル!」
「行け、フィン・ファンネル!」
二人の騎士が思念を送ると、真紅のチューリップと純白のチューリップが大空を舞い始めた。
なお、アムロはフィン・ファンネルと呼んだが、実際は形状・性能ともにシャアのものと同型で
色違いなだけである。
紅白のチューリップが咲き乱れ、赤の騎士と白の騎士が獅子奮迅の戦いぶりを見せたことで、闇
の魔女が生み出した兵士はみるみるうちに消滅していった。
魔女も力を使い果たしたらしく、劣勢ながらも新たに兵士を生み出すことはなかった。
ほどなくして、闇の魔女の軍勢は全滅した。
「やったね。」
一段落したところで、馬車の中からプルたちが出てきた。
「さて、プルKのところに案内してもらおうか。」
シャアが魔女の喉もとに剣の切っ先を突きつけながら言った。
「ふふふ、その娘は私の魔力でこの世界と貴様らの世界の狭間に閉じ込めた。誰にも助け出すこ
とはできん。」
魔女は不敵な笑みを浮かべながらそう答えた。
「ならばさっさと封印を解くんだ!」
「貴様らにそこまでしてやる義理はない。ふふふ…」
必死の形相で詰め寄るアムロを、魔女は憎らしいほどあっさりと受け流す。
「姉上、あなたって人はどうして!?」
馬車で駆けつけていた太陽の王が闇の魔女に疑問を投げかけた。
「気づいていたのか、クワロト。貴様には分かるまい、呪われた血を引くこの私の気持ちなど。」
「何だって…?」
弟の顔を一瞥すると、魔女は自分の身の上を語り始めた。
「私は月の女王になるべき人間だったのだ。弟の貴様よりもずっと賢く、ずっと強く、ずっと秀
でているこの私が。だが先代の王は認めなかった。自分の娘でありながら、呪われた、滅んだ国
の血を引いているというだけの理由で。」
アクシズの国では、本来、太陽の王と月の女王による共同統治が採られている。
そして王家の血筋の者の中から王と女王の合議あるいは単独の意思でその後継者が決められる。
なお、王と女王は夫婦である必要はない。
「私こそ、この国の支配者にふさわしいのだ。だからクワロト、そしてマハーンを追い落とすた
めにこれまで血の滲むような思いをしてきたのだ。」
>>666 プルスレに入り浸ってるからって偉そうだな
「言いたいことはそれだけか?」
「何だと?」
魔女の独白を黙って聞いていたシャアが口を開いた。
「自分のことしか考えず、人々のことを考えていない貴様は為政者の器ではない。血筋を恨む前
にほかに省みることがあるだろう。」
シャアは自らが犯した数々の過ちを、目の前の女性に重ねていた。
「…ふふふ…それが今さら何になる?…もう遅い…遅いんだ!」
闇の魔女は激昂し、再び何かを唱え出した。
「ちいい。」
シャアは魔女の発する禍々しいプレッシャーに舌打ちした。
「出でよ、ジグオン!」
魔女は力の限りを杖に込め、地面へと突き刺した。
「ええい、なんという大きさだ。」
「行くぞ、シャア!」
地面から誕生した、今までの兵士とは比べものにならないほど巨大な兵にシャアとアムロは立ち
向かった。
「はぁ…はぁ…力を使いすぎたか…だが、もうひとつ…」
杖を支えに立っているのが精一杯といった感じの魔女がまた何かを唱え出す。
「あ、頭が痛い…」
「割れるようだ…」
「…苦しい…」
突然プルA・プルB・プルEの三人が苦しみ出した。
「まさか薬の効果が切れてないのか?」
傍にいたプルIがとっさに分析する。
「そんな、さっきまで元気だったのに。」
プルJがうろたえながらも三人を心配する。
「よし、あと一息だ…」
その様子を見ていた魔女がさらに何かを唱えた。
「収まったのかしら?」
不意に三人の呻き声が止んだため、プルFは一安心した。
しかし、
「キャ!?」
突如プルBに押し倒された。
その顔は全くの無表情である。
「ま…さ…か…」
プルFは虚ろな表情のプルBに信じられない力で頸部を締め付けられた。
同様に、プルIはプルAに、プルJはプルEに襲いかかられていた。
「ふふふ…私だけで…は…死なん…よ…」
魔女は、魔力を込めて作った薬の効果を再び魔力を込めて増幅したのだ。
「やめるんだ。」
「これ以上傷つけ合うでない!」
王と女王は協力してプルFら三人とプルAら三人を引き剥がしにかかったが、手足の傷が完治し
ていない王と、生身ではそれほど強くない女王とでは、潜在的な力を引き出されたプルAらには
敵わなかった。
「ええい、こんなことまで!」
「シャア、よそ見をするな!」
シャアとアムロは一刻も早くプルたちのもとに駆けつけたかったが、巨大な兵を相手にかなりの
苦戦を強いられていた。
「ちい、パワーダウンか!?」
「無駄弾を撃ちすぎた!」
頼りのチューリップも、さっきまで無数の兵士を相手にしていたこともあって、ついに弾が尽き
てしまった。
「仕方あるまい…。マハーン、プルたちを頼むぞ。」
絶望的な状況と悟った太陽の王は、何かを覚悟したかのようにゆっくりと二人の騎士のもとへと
向かった。
「クワロト、何を考えている?」
女王は王の真意を量りかねた。
「二人の騎士よ、もうしばらくだけ踏みとどまってくれ。」
巨大な兵の正面に位置した王は、そう言うと、高々と両手を上げた。
「何をする気だ?」
「さあな。」
二人の騎士も王の意図を察することができなかった。
「おおお…」
王は太陽の真下でゆっくりと気を練り始めた。
すると、修復した黄金の鎧が日の光を浴びて輝き出した。
「おおお…」
なおも気を練る太陽の王。
黄金の鎧もますます眩しく光り輝いていく。
「まさ…か…あれ…は…」
ここにきて、魔女だけが王の狙いを理解した。
「二人の騎士よ、離れてくれ!…照準よし、発射!」
王は、巨大な兵に両手を向けると、自分の気と黄金の鎧で増幅した太陽の光を放った。
二人の騎士は寸でのところでそれをかわし、そして、直撃を浴びた巨大な兵は数秒のうちに完全
に光の中で消滅した。
「そ…んな…」
ほとんど虫の息の魔女は、奥の手が破られたことですっかり消沈した。
それと同時に、プルAらの薬の効果も完全に消え去った。
「人が悪いな。まさかあんな隠し玉があるとは。」
シャアが王に右手を差し出す。
「私に使えるか自信がなかったのでね。それに、これは命を縮めるのだ…」
王はシャアの握手に応じることができずに、その場に倒れこんでしまった。
「あれ、どうなったの?」
「プルF、ケガをしてるじゃないか?プルIも、プルJも。」
「…大丈夫?…」
正気を取り戻したプルA・プルB・プルEがそれぞれ目の前の姉妹を気遣った。
もちろん、さっきまでのことは全く覚えていない。
「さて、これで完全に貴様の負けだ。プルKを返すんだ。」
目論見が全て失敗し、気の抜けたような魔女に、アムロは改めて詰め寄った。
「クワロトの…もとに…お願…い…」
魔女は搾り出すような声でアムロに懇願した。
「…分かったよ。」
アムロは一瞬躊躇したが、魔女の願いを聞き入れることにした。
「あの…光…お前…は…本物の…王だ…」
「姉上…」
魔女が満足そうな笑顔で弟にそう言った。
「お…前の…勝ちだ…もう…異論…は…ない…」
魔女はそう言うと、一度深く息を吸った。
「私…の命…が…尽きれ…ば…封…印が…解け…あの…娘は…戻ってく…る…」
アムロとシャアの方に顔を向けて最後にそう言うと、魔女はゆっくりと目を閉じた。
―続―
闇の魔女が息絶えると、俄かに雷雲が草原を覆った。
空と大地を震わすような激しい落雷が、彼らのすぐ近くを焦がした。
それで満足したかのように、雷雲はたちまち姿を消した。
「凄いカミナリだったな。」
シャアは周りを見渡し、誰にも被害がないことを確認した。
「女の子…?プルKだ!」
草が焦げている辺りの様子を見に行ったプルAが叫ぶ。
「何だって?」
「本当か?」
嬉しい情報を得たアムロとシャアは急いでプルAのところまで走って行った。
「大丈夫なの?」
「眠っているだけだ、心配ない。」
目を閉じているプルKを心配したプルAを、シャアが励ました。
実際、目立った外傷もなく、呼吸に異常はなかった。
その後、揃って城に戻り、しばらくそこで過ごすことになった。
プルKが戻ってきた以上、アクシズの家族は元の世界に帰るという選択肢もあったのだが、皆が
負傷や疲労をしているため、そういう流れになったのだ。
シャアの診立て通り、プルKはすぐに目を覚ました。
ほかの姉妹たちも、もともと丈夫な体だったため、怪我や疲労がすぐに回復した。
また、一番消耗の激しかった太陽の王も、月の女王とプルIの献身的な看護の甲斐があって順調
に回復している。
「あ、そう言えばプルHたちは大丈夫なの?」
アクシズにいる姉妹たちのことが気になったプルAが、アムロに尋ねた。
「ああ、プルAたちがこっちの世界に向かってしばらくしたら良くなったよ。」
「それならよかった。」
アムロが笑顔で答えると、苦しむ姉妹を放り出してしまったことに対して罪悪感を背負っていた
プルAの心が楽になった。
「でも逆にむこうにいるプルDたちは私たちのことを心配してるよね。」
「そうよね、全然連絡してないわね。」
プルBとプルFが申し訳なさそうな表情を見せる。
「いや、こっちの世界のことはすぐに童話になるから、こっちの状況はほとんど正確に伝わって
るんだ。」
二人の不安をすぐにアムロが解消する。
「へ〜、そうなんだ〜?」
「なんかもう何でもありね。」
「…不思議…」
少し首を傾げながらも、プルたちはアムロの話を納得することにした。
「プルKの検査が終われば、明日にもアクシズに帰れるさ。」
「大佐、危ないところを助けていただいて本当にありがとうございました。」
「大事な家族を守るために当然のことをしたまでだ。」
プルJはシャアに頼み込んで、一緒に馬に乗って草原を散策していた。
実はプルIが別の男に気をとられている間に一波乱起こそうと、プルFが画策したことなのだ。
なお、最大の壁であるアムロは前述のとおりプルIとプルJを除く姉妹たちに囲まれている。
「大佐ってやっぱり強いですね。」
「ああ、ただ一人を除いては、私は負けたことがないからな。」
そのただ一人とは当然のことながら彼の生涯のライバル、アムロ・レイである。
「素敵な景色ですよね。」
「美しいな…」
シャアは改めて、この空間の、そしてこの現象の不可思議さに思いを馳せた。
だが、いくら考えても納得する答えを見つけられなかった彼は、眼前に広がる風景を素直に楽し
むことにした。
「大佐…?」
「ああ、そろそろ戻ろうか。」
遠い目をしていた彼は、愛する娘に呼びかけられると、すぐにいつもの気取った雰囲気を取り戻
して馬を走らせた。
「いろいろ世話になったな。」
「こちらこそ世話になったよ。」
太陽の王クワロトと赤の騎士ことシャア・アズナブルが固い握手を交わす。
プルKの検査結果が良好であると判明したため、アクシズの家族はようやくもとの世界に戻るこ
とを決めたのだ。
王の怪我がまだ完治していなかったので城で別れのあいさつをする。
「プルAよ、そちにはいろいろとすまなかったな。」
「ううん、おいしいご飯食べさせてもらったし、楽しかったよ。」
女王は、例の薬を飲ませ、危険な目に遭わせたことを悔いたが、プルAは満面の笑みで許した。
「君たち二人がいつまでも仲良くすれば、きっとこの国はもっと素晴らしい国になる。」
シャアは仲睦まじい王と女王を見て、感慨深そうに言った。
「プルI、君には大変感謝している。元気でな。」
王は別れの場で何も言ってこないプルIに対し自ら声をかけた。
「………」
プルIは、看護しているうちに王と女王の仲が少しずつ縮まっていくのを見ていたため、何故か
何も言えなかった。
「…マハーンと仲良くね。私にはこのひとがいるから大丈夫。」
何とかそれだけ伝えると、プルIは無理に笑顔を作り、シャアの右腕をぎゅっと抱きしめた。
「プルI!?」
すぐに、後ろに立っていたプルJが声を荒げた。
柔らかな日差しを浴びながら、アクシズの家族は草原を進んだ。
何日ぶりかの我が家を目指して。
しかし、洞窟に辿り着くと、意外な人物たちが待ち受けていた。
「あれ!?」
アクシズの家族は一斉に声を上げた。
「プルC、プルD、プルG、プルH、プルL、こんなところで何してんの?」
洞窟の前で家族を待っていたのは、アクシズで留守番をしていた五人の姉妹だった。
「あたしたち全然見せ場がなかったからな。」
「そうそう。」
「実はちょっとしたプレゼントを考えてきたの。」
「みんな大事なことを忘れてるからね。」
「『お父さん』も連れてきたよ。」
五人が得意気な表情で口々に話し始めた。
「なるほど。確かにそれはいいプレゼントだな。」
「すごいアイデアじゃないか!」
「でしょ?」
五人の考えたプレゼントを聞いた大人二人は即刻賛成の意向を示した。
「どうした?忘れ物か?」
先ほど見送ったばかりの家族が再び城に戻ってきたため、女王は訝しんだ。
「忘れ物と言われれば、そうかもしれんな。」
シャアは曖昧に言葉を濁す。
「二人にプレゼントを用意したんだ。」
「きっと喜ぶよ!」
女王と初体面とは思えないほど親しげな態度をとるプルDとプルG。
そのため、女王はアクシズの家族の人数が増えていることにしばらく気がつかなかった。
「ちょっといい?」
「何だ?」
プルDとプルGは張り切って女王に耳打ちした。
「何…む…それはそうだが…今さらな…う〜ん…」
女王は話を聞きながらぼそぼそと呟いた。
翌日、早速五人のアイデアが実行された。
なおアクシズの家族は五人の指示で一晩中その準備を手伝わされた。
「おめでとう〜!」
「綺麗だね。」
「かっこいいよ。」
「お似合いだね、お二人さん!」
全員揃った姉妹たちが一斉に歓声をあげる。
「全く、驚いたな。」
「私は別にいいと言ったのだが…」
「綺麗だよ。」
「な、何を!!!」
本日の主役、太陽の王クワロトと月の女王マハーンがひそひそと言葉を交わす。
「古式に則り、これよりクワロトとマハーンの婚礼を執り行う。」
全身真っ赤の衣装を纏った司祭が、アクシズ国の作法集を片手に式を進行する。
実はこの二人、夫婦としての契りを結んでいたのだが、先の戦のために正式の婚姻儀礼を先送り
にしていたのだ。
その後、王が消息を絶っていたため二人の婚礼は行われていないままだった。
アクシズ待機組の五人は童話からその事実を知ったため、人肌脱いだのである。
当初は五人がこっちの世界に来るための口実に過ぎなかったが、アイデアを出し合ううちにかな
り本格的になったようだ。
締め括りに城下でパレードを行った。
ちなみに、上下白で揃えた御者が馬車を操る。
アクシズ国の民は、英雄である太陽の王の帰還と月の女王との婚姻という思いがけない知らせに
狂喜し、国のさらなる繁栄を確信した。
「結局、あの言い伝えは何だったんだろうな…」
アクシズの家族が洞窟からもとの世界へ帰っていくのを見送った月の女王がそう呟いた。
「確かに実現したんじゃないのか?」
「え…?」
「異界の12人の姉妹がこの国に現れて、私たちを助け、そして再び結びつけてくれた。これか
ら君と私が手を携えていけば、必ずこの国は繁栄し、幸せな国になるさ。」
太陽の王は、まさに太陽のような笑顔で、力強く月の女王にそう語った。
アクシズの書庫――
「むにゃむにゃ…あれ!?」
「どうしました、プルA」
広げた童話を枕にしていたプルAが目を覚ますと、プルKが優しく微笑んだ。
「あ、プルK。なんか寝ちゃってた。うわあ、本がベトベト…」
「ふふふ、あまりに気持ちよさそうに眠っていたから起こさなかったんですよ。」
ふと見ると、プルAが枕にしていた本がべったりと濡れている。
「まあ、本は乾かせば大丈夫ですから。利用するのは私たち二人だけですし。」
「うう、ごめん。」
笑顔で優しくフォローを入れるプルKに、プルAが申し訳なさそうにする。
「私の方こそ、お昼過ぎに約束してたのに、ちょっと遅れてすいませんでした。」
「え…?じゃあ夢だったのかな…?」
頭を下げるプルKを見てプルAが首を傾げた。
「ふふふ、どんな夢を見たんですか?楽しそうに笑ったりしてましたけど。」
「うんと…あれ?よく覚えてない。」
「そういうこともありますよね。さ、そろそろ片付けましょうか。」
プルKにそう言われ、プルAが時計を見ると時刻は午後6時を過ぎていた。
さっきまでの出来事はやはり夢だったのだろうか。
目覚めるにつれて現実感を失っていく、あの世界での記憶。
何事もなかったかのような、いつもと変わりないのプルKの笑顔。
「うん。」
二人はノートや鉛筆、参考資料の童話の本などを簡単に片付けると、書庫を後にした。
誰もいなくなった真っ暗な書庫の中では、机の上で小さな欠片がほのかに黄金色に輝いていた。
―完―
長々とお目汚しすいませんでした。
今度からまた日常的なネタを投下していこうと思います。では。
>>665 なるほど、確かにだれもいってないな。
おかしなタイミングになったがでいっておこうGJ!
>>666 おまえみないなやつがいるから荒れるんだよ、少しは考えろ。
しかし擁護するわけでないけど、いろんな意見がないとねー。
自分も昔に投稿したとき、エチだとか言われてへこんだことあるし。
それにしても大作GJですよ〜
これだけ書くのに、どんだけ時間かかることやら…
作者さん乙でした。実はまだ読んでないので、これから腰をすえて読むことにします。
長文お疲れさん、ちーと長いが楽しめた
大作、お疲れ様です。
691 :
アムロ日誌:2006/03/28(火) 03:08:11 ID:???
また幾ばくか漏電していると思しき施設が見つかったので、アクシズの維持にまわす様、動力をカットした。
制御システムを変更。これでしばらくはアクシズを維持する動力にも余力ができた。
しかし、元が元だけに膨大なシステムの幾ばくかの漏電は止められない。
まだ、稼動していて我々が把握していない施設でも存在するのか?
ここ暫くは少しばかりトラブルが続いた(思い出したくないので詳細は省く)ので、
業務が滞っていた。そのため、集中的にシステムの維持・管理の割合を増やす。
結果、先の漏電していた施設へのルートが判明。調査に向かう。
やはり極秘の研究施設だった模様。しかし、その内容は・・・
大雑把に見ても狂っているとしか思えない報告書が続々と出てきた。
門外漢ではあったものの、大まかに把握することができたが…何だこれは?
開発内容は『予言マシーンの開発』。本来は、ニュータイプの検体を要に
思念の場を形成し、そこへ超高圧な電圧をかけ、現在を表す計算式を入力することで、
本来、確定していない未来から答えを導きだす…いや、引きずり出す。
といったものらしい。
だが、結果として、実験は凍結されたようだ。報告によると何らかの事象は観察されていた
ようだが、全く制御できなかったそうだ。
まず、
第1に被検体の思考イメージに強く影響を受けること。
第2にどこに影響が現れるか全く不明であること。
第3にその報告される現象が幻覚なのか事実なのか証明が困難なこと。
つまり…まぁ…実験体がイメージしていた内的宇宙が具現化するかそれに類似する並行世界が現れ
特異点…いや、『門』と言った方が近いだろう。それが無差別に出現、飲み込まれた行方不明者が
一般人・関係者に関係なく現れたため、実験を凍結せざる得なかったようだ。
全くばかげてる!それでは擬似的とはいえ、その内的宇宙をイメージした存在は
そのもう一つの宇宙の『創造神』にでもなると言っているようなものだ。
事実、本来、検体が収められるべきカプセルは大破していた。いくら電源が生きていても
要となる部分が空白ならシステムとして成り立たない。つい最近、電圧が上がったという履歴が
あったが、知ったことか。余りに専門家された装置ばかりなので、使えるパーツも全くない。
なけなしの火薬を全て設置し、完全に破壊した。 シャアに軌道の再計算を依頼することになるだろう。
・・・とりあえず、少し疲れた。部屋に還って、心身の安定を図るため、なじみのあるパーツをいじることにしよう。
692 :
691:2006/03/28(火) 03:15:00 ID:???
・・・なんて、結末が頭に浮かんだので投下してみました。こんな長文になるとは思わなかった。
ノリで書いて反省(?)している? アムロなら多分、ああゆう世界に遭遇したらこんな切れ方しそうだなぁ〜とツイ、オモテ。
此処まで長いと時間が出来たときじゃないと読めないからなぁ…
694 :
井ワードレン光石化:2006/03/29(水) 17:50:55 ID:1rwLP5ag
シャアって、女性に好かれてるよね・・・・・・・
レコワさんと、キスしたし(ララァも)。
ナナえにわ、甘えてたよね・・・・・・、
いっぱい書き込みたいたいけど時間があれなので、
結果は、シャアは、女性に好かれるけど、素直じゃない為、
逆シャアで、いん石落としを防ごうとする、アムロに本音で言い返してた、
甘ちゃんだから、・・・・・・・・結婚できない・・・・・
上手く言えない・・・、どうしよう・・・・・・・・、
シャアか・・・・・・・・・。
>>694 なんかこういう人凄い久しぶりな気がしてちょっと嬉しいかも
アクシズ国物語GJ!…にしてもなげーなw
次は4コマSSくらいお手軽なの書いてみたら?
そのほうが書きやすくない?
697 :
井ワードレン光石化:2006/03/30(木) 12:25:34 ID:6m5FK86t
695氏、どうもありがとう(^v^)。
このスレ書き込みしたら、結構続くんだ、・・・・・・
時間がまたなので、手短で書きマス。 そのまま、
0079時代で、連邦が負けて、アムロが戦死してタラ、シャアは、
ララァと結婚したかも、でも、純粋みたいな素直じゃない、シャアだったら、
一生恋人ずきに、なってると思う。 こういう考えするのはオイラだけかな?・・・・。
、
なんか妙な流れになってますね
久しぶりにみたら
渋いお兄さんだったアムロが1st時代みたいになってて
シャアが痴漢じゃなくなってて
プルJどころかプルIまでシャアにデレデレになってた
最高です
>>697はまとめサイトと過去ログ読んでくれ、勘違いのまま話進めると荒れる気がする
702 :
695:2006/03/30(木) 17:02:27 ID:???
スマン、俺のせいだ…
一過性のものと勘違いしてた
703 :
井ワードレン光石化:2006/03/30(木) 17:15:50 ID:6m5FK86t
695さん、すいません反省します・・・
701さん、僕は、何て・・・うまく書こうと悩んでたと思うと、
友人がこう考えればって、かいたら、まとめサイトや、過去ログを参考に、
想像がいっぱいでき・・・・すいません・・・・注意された、目覚めました!!!。
本当にすいません・・・・・・・。
704 :
通常の名無しさんの3倍:2006/03/30(木) 17:22:56 ID:6m5FK86t
>>703、反省乙・・・・・・
705 :
井ワードレン光石化:2006/03/30(木) 17:27:06 ID:6m5FK86t
704は、僕の氏人が書き込みました。
嘘と思うけど、本当にすいません。
>>705 お前が話が通じそうなのは分かった
まず、何か意見があるなら自分の中でまとめてから書き込むのが基本だよ
そのうえで、ここは考察がメインのスレじゃないから、何か思うことがあるなら
このスレに沿うような小ネタなりシャアの回想シーンなどのSSなりで表現してみては?
ある程度のレベルならここの住人は受け入れてくれると思う
あと、sage推奨
707 :
井ワードレン光石化:2006/03/30(木) 20:11:18 ID:6m5FK86t
706さん、ありがとう。
僕、自信つきました・・・・・・ 慌てずに、落ち着いて書き込みます。
よーーーーし、もっかい勉強するぞー。
695〔702)、696、698、699、700、701、さん方、
・・・・・・・・本当ありがとう・・・・・・・・・・・・。
ヾ ゚ー゚ノ <4月といえば新学期だけど、この世界は9月新学期かなあ?
(▼Д▼)<普通に4月でいいんじゃないか?
ヾ ゚ー゚ノ < 1日に何やらかすつもりだ?
711 :
708:2006/03/31(金) 18:53:20 ID:???
ヾ;゚ー゚ノ <誰も触れないでいてくれてるが、「新学期」じゃなくて「新年度」の間違いな
今夜の宿題は4/1ネタを考えること
713 :
シャア:2006/03/31(金) 22:07:55 ID:???
何を隠そう、アムロは連邦軍一の女たらし。彼の毒牙にかかって涙を
流した女性は数え切れない。
…ちょっと早いエープリルフールだよアムロ。お願いだから素っ裸で
エアロックに押し込むのは勘弁してくれ
A*^∀^ノ<アムロがいっぱいプリンをつくってくれたの〜♪
A*´∀`ノ<むにゃむにゃ…Zzz...
3/32かよ
そして例によってシャアが某民明書房のアレな情報で四月一日は過ぎてゆく……
プルJ「あの、大佐、ちょっとお話が…」
(▼∀▼)「どうした、プルJ?」
プルJ「あの…その…」
(▼Д▼)「どうした?顔が真っ赤だぞ?」
プルJ「大佐のこと、大 嫌 い です!!!」
Σ(▽Д▽;)
プルJ「ではこれで失礼します」
(▽Д▽;)「あぁ…うぅ…」
プルJ「本当にこれで良かったの?」
プルF「あら、4月1日はエイプリルフール。ウソをつく日なのよ。だから好きな人には逆のことを言わないとね」
プルI「バカバカしい…」
プルI「シャア、お前のことなんて大嫌いだ」
Σ(▽Д▽;)「ワ、ワタシガナニヲシタ…」
>>717 プルA「馬鹿!二人とも今日はまだ3月だぞ!」
二人「嘘!?」
プルA「うん、嘘」
>>718 そいつはプルAの名を騙る偽者だ!
口調から判断するとプルBか?
720 :
芳野さくら:2006/03/32(土) 12:20:16 ID:dyaZytxX
ジュドーとプルツーいいかんじだったノネー(^ロ^)
実にどうでもいい事であるが
(▼∀▼)
↑この顔文字だとシャアが丸々太ったオマンジュウに見えてしまう。
その方がデブオタにとっては感情移入しやすい
ヾ ▼∀▼ノノシ<時代は4月1日なのだよ。
プルース・リー
いやなんとなく、ね
ウォンリー氏のお子さんですか?
そういえば俺が中学生のときに使っていたSUNSHINEの英語の教科書に
王力(ウォン・リー)っていう奴がいた
そんだけ
728 :
勝手に追加:2006/04/04(火) 12:18:01 ID:???
>>717 後日、いきさつを知ったシャアは、プルJ達にこう言った
「良いかね、今度やる時は、BGMにシムノペティを流して、囁く様に語るといい」
>>727 Hello Emily. Iam Kumi. Welcome to Japan.
とかいうやつですか?
(▼∀▼)I`m fine, thank you, and you?
(*▼∀▼*)This pen is bigger than Amuro's.
(▼Д▼)Shit! I'm not a fat man.
(▼A▼)むしろ突っ込みたいものだよ…このmy penを(どこに?)
(*▼∀▼*)
↑
コレは流石に横幅がありすぎだと思うんだ
首から下がどうなってるのか想像するのが怖いw
プル達に嫌われるからロリコンみたいな発言は控えて
年が年なんだからベルトのサイズにも気をつけて下さいよ総帥。
みんな噂してるぜ、大佐はデブヲタだって!
私は太ってもいなければ、オタでもないぞ
.,r'⌒⌒⌒'、
( ミ""メ""ミ)
ヾ ▼Д▼ノ
.(| ¥ |)
久々に大佐の上半身像見れてちょっと安心
そういう書き方だと、いつも大佐の下半身ばかり見ているように見えるw
| /ヾ
| ゝイノ
| / /
| / /
| / /
| / /
| / /
| / /
| / /
| / /
| / /
| / /
| / /
| / / _____
| シコ n_ ./ / .| |
| ( ヨ / / .| |
| シコ | `|. /⊂// | |
| | |. /⊂// | |
| / ノ ̄ `/ / | |
| / / イ O○ヽ | |
| ( `ノ )/(/| |'^ \ \ | ∧∞∧ ←?
| (▲Д▲'')| | \ \ 繁(‘Д‘ノ ゝ |
| ____ ミ ...メ....彡ノ| ) | ) | ( : ) |
|.|  ̄ | ̄ / /|| ヽ 〜〜´/ / / / .| ∪∪ .|
/|. : | | ̄ ̄| || ̄ ̄ ̄ / / ̄ ̄ ̄ ∪  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|=| .\ ̄ ̄\|| ∧ ∪
人人人人人人人人人人人人人/ `人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人
>>741 こういうことかね?
>>742 大佐、少々オゲレツが過ぎるようですな。
あなたにはこれから・・・・・
○/ ̄\○ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ゚Д ゚ )< オイ……コッチヲ…見ロッテイッテルンダゼ
\_/ \_______
天罰がくだります。
大佐が・・・大佐に!!
ご愁傷様です
いいかげんシャアがキモくなってきた
他のネタスレみたく変態扱いするのも大概にして欲しい
>>746 そちらの事情はわかった。
しかしお前はモノの頼み方を知らないな
最近高値安定してたシャアの株価が大暴落したようですね
スレの住み分けを考えないと過疎るで
まあまあ、あまり感情的にならずに不都合な話題は笑って流そうよ
プルB「ぷるぷるぷるぷるぷる〜♪」
その他『………』
プルB「………」
プルE「ぷるぷるぷるぷるぷる…」
その他「「…(何か怖い…)…」」
プルE「…なに?」
その他「「いいえ…」」
一つ話を考えたのだが流れを切るのはまずい?
>>754 ただの雑談ですから、気にせずどんどん投下してくださいな
G「くっそー!また負けた。なんでIに勝てないんだよー!」
シミュレーションルームにプルGの悔しそうな声が響く。
I「プルGの腕がまだまだ未熟、ということなのだろうな。」
さらりと答えるプルI、その態度にプルGの悔しさは増加されていく。
G「言ったな、I。見てろよ、今度はあっと言わせてやるからな。」
I「楽しみにしている。出来ることならば木星に着く前までにお願いしたいものだな。
まあ、プルGには難しいだろうが。」
そう言い残しシミュレーションルームを出ていくプルI。
G「あああ!腹立つ!」
一人残されたプルGはやり場の無い怒りに震えるだけだった。
ここ最近、プルGはシミュレーションで何度もプルIに勝負を挑んでいる。
しかし結果はいつも同じ。様々な状況を有効に活用するプルIに、
猪突猛進のプルGは多少のハンデをもらってもプルIにいいようにやられてしまう。
シミュレーションルームを後にし、その足で割り振られた仕事場へ向かうプルIは考える。
ジャンケンみたいなものだな、と。
正々堂々の勝負を好み、いつも真っ向から仕掛けてくるプルGはさながらグーであろう。
その岩石のような勢いを上手く吸収し、相手を包み込んでしまう戦い方、
すなわちパーという手段をとればプルIがプルGに負けることはほぼ無い。
プルIにとってもプルGに勝って悪い気はしない。が
I「しかしだな、もう少しやわらかい考え方を身につけて欲しいものだな。」
A「なんのこと?」
考えていたことをつい口に出してしまったのだろう、
プルGを気にかけ少し珍しいミスをしたプルIだが
とりあえず近くにいたプルAをごまかすことにした。
そんなことから数日後、バスルームの掃除が少し早く終わったプルGは、
ポッカリと出来た思わぬ自由時間をどうしようかと考えつつ居間へと続く廊下を歩いていた。
G「今手が空いているのは…A、K、E、…Lくらいか。Eは何をしてるんだろう。」
プル達のなかでもプルGと仲の良いプルEでも探そうと思いながら居間へと入った時、
プルGは驚くべき行動を目にした。
居間にいたのは━居間にいたメンバーに驚いたわけではないが━読書にいそしむプルK、
お父さんを片手になにやら真剣そうな表情のプルLだった。
G「これは…?」
思わず声をあげたプルGに気付いたプルKが尋ねる。
K「プルG?バスルームの掃除は終わったのですか?」
G「ああ、思ったより早く終わって。で、ちょっと戻ってきたんだけど…それより…」
プルGが驚いたのはプルLの前に山のように積まれたトランプタワーである。
規則正しく美しい、まるで未知の力により支えられているかのごとく組み上がったそれは、
プルGを圧倒するには十分なものであった。
K「これですか?綺麗ですよね。プルLはこういうものが得意なのかもしれません。」
G「L?…Lが作ったのか?スゴイよ…こんな…見たことが無い。」
L「スゴイ?これ…スゴイことなの?」
G「これが凄くなかったら一体何が凄いっていうんだよ!
こんなこと…アムロにだって出来るかどうか…」
L「アムロ?…アムロ…ほめてくれるかな?」
K「褒めてくれると思いますよ。ここまで綺麗にトランプタワーを組められるのは
プルLだけじゃないでしょうか?」
L「わぁ…じゃあアムロに見せてくるね。」
プルKの言葉に目を輝かせたプルLは目の前のタワーをパラパラと崩していく。
G「ああ!もったいない、アムロに見せるんじゃないのか?」
声をあげるプルGにプルLは答える。
L「アムロの前でもう一回作るからいいの。」
G「もう一回って…そんなにすぐに出来るものなのか?」
トランプをまとめるプルLをみながらしばし考えるプルG。
ふいに、何かを思いついたのかプルLに願い事をし始めるプルG。
G「なあL、それって作り方のコツみたいなものがあるのか?
よかったら教えてほしいんだけど…」
L「えっ……でも…」
K「教えてあげましょうよ、プルL。今頃アムロはMSの整備で忙しいでしょうから、
アムロに見せるのはそれからでも遅くはありませんよ。それに…
作り方を教えてもらったからといって、プルGがプルLより先にアムロに
トランプタワーを見せるようなことをするとはとても思えませんし。」
L「うん…Gちゃん、こっちにきて。」
G「教えてくれるのか!?ありがとう、L!」
その後、数十分という時間ではあったが、プルLは人にものを教えるということを
初めて体験したこととなった。
I「何だ、これは?」
同日の夜、自分の枕の横にある手紙のような紙とトランプを見てプルIは呟く。
I「差出人は…プルGか。」
挑戦状
私、プルGは、先日シミュレーションルーム内にて侮辱的な発言を繰り返し、
私のプライドを著しく傷つけたプルIに対して今一度勝負を要求する。
日時は一週間後の夕食後、居間にて。
勝負の方法は、トランプタワーの早積み。
あれだけ強気なことを言ったんだ、まさか逃げたりはしないよな。
プルG
PS 一緒に置いておいたトランプは練習用としてでも使ってくれ。
…プルGらしいといえばプルGらしいのかもしれない、
律義に練習期間まで与えてくれるとはな。
こんな感じで結果の行き先が不透明な勝負をプルGから持ち掛けられたのは
初めてかもしれないな。
これがやわらかい考え方かどうかはわからないが、
なかなか面白いことをしてくれたものだ。
嬉しい気持ちもある。が、勝負とは別だ。あんなことをいった手前、
そうやすやすと負けるわけにはいかない。
プルGからの手紙を読み、そう思うプルIだった。
end
中途半端な終わり方や勝手に色々と設定してしまったのは
すいませんでした、以上です。
GJ!
やべぇ、プルI、G話っぽいのにプルLに萌えた。
Lって甘えん坊なのにアムロの事をパパやママなんて風には呼ばず
BやCと同じように名前で呼んでるんだよね。
そこがいい。
ヾ▼∀▼)<私も作ってみたぞ♪
△
△△
△△△
△△△△
△△△△△
△△△△△△
【トランプタワー】
774 :
773:2006/04/08(土) 11:58:46 ID:???
ヾ▼Д▼)<やり直しだ!
△
△△
△△△
△△△△
△△△△△
△△△△△△
【トランプタワー】
775 :
773:2006/04/08(土) 12:02:49 ID:???
ヾ▼Д▼;)<不器用でスマン…これで駄目ならあきらめる…
△
△△
△△△
△△△△
△△△△△
△△△△△△
【トランプタワー】
ヾ▼Д▼;)<他で作ったときはうまくいったのだが…
Σ(▼∀▼シ
ヾ▼∀▼)<プルLよ、私にも教えてくれ♪
つまらん連投スマソ…
>773-776
行頭の半角スペースは認識されないから、まず全角スペースか他にコンマのような目立たないのを入れて調整するんです。
と、今ララァが言った。
△
.△△
△△△
△△△△
.△△△△△
△△△△△△
ララァは賢いな
ヾ▼Д▼) <-こいつウザイ
780 :
通常の名無しさんの3倍:2006/04/08(土) 15:14:28 ID:tn4maSu/
シャアは、ララアを好きだったのか?
だろうな
死なれたから美化も進んでいそうだ
頭にかぷっと噛み付いているよね、
逆さにすればミッキー○ウス!
アムロも災難だ。
寿○!○司じゃないか!!
って、今もそのネタ覚えてる人いるの?
アッガイファイトのやつ?
寿司と聞いてティターン寿司を思い出した
そういやここ最近、他スレとの連携ネタがないね。
元々多いものでもないから
昔のように互いのスレの書き手が認め合ってSSでリンクさせるなんてのは、もう無理ぽ
他所から変態なシャアを持ち込んでくる輩は後を絶たないが。
でもバーを始めたシャアなら歓迎。
アクシズでは酒は貴重品
ここでも晩酌は日常ですよね
>790
ごめん。俺そこが一番苦手だ。
なんかシャアが適当にダメダメで実は大人の男という典型的ラブコメ主人公で
プルツーはありがちなツンデレでしかないし、外見と口調だけ真似た別人にしか思えない。
まあバーのマスターも別人みたいだし、萌えスレとネタスレで同じシャアも別人みたいに変わるって事かな。
まぁ十人十色のシャアがいてもよいではないか。
なお、セットでお目付け役も十人十色なわけだが
シャアという男の多面性を追及すると色んな人間になるんでないの。
それで個人の好き嫌いが出るのは仕方ない。なかには完全に別人に思えるのがいても、仕方ない。
この漂流スレという一つの場に置いても、書き手さんによっては「ちょっと違うよなぁ」と思う時があるし。
それ以前に、こういった場で他スレの話をしてここは好きだの嫌いだの語るのは見苦しいと思うけどな。
スレ違いの宣伝乙、としか感じない。
そうだね。これまでの漂流アクシズにも、照る日も降る日もあったが…。総帥も徐々にその性格を浮き彫りにし…
あるいは変えて来たんだから。マターリ待とう、それぞれ心待ちにして…。
人それぞれシャアに対するイメージなり、ある種の願望があるわけだから、
スレ毎にあるいは職人毎に描かれるシャア像が違うのは当然のことだと思う
それを許容しているのがシャアという人物の最大の魅力だと思うし
このスレにはこのスレのシャア像(もちろんいろいろな職人の様々な描き方
によって少しずつ形成されてきたもの)があるし、他のスレには他のスレの
シャア像がある
そこで各スレの住人になるかどうかは各人の好みでいいわけだし
ただ、半過疎スレでの保守代わりの雑談だからそんなに目くじらをたてること
でもないのかもしれないけど、あまり他スレの批評をすべきではないと思う
あくまでもスレに対する批評はそのスレ内でやるのが筋だろうし
(*▼∀▼*) つまり私がエターナル・チャンピオン…引く手あまた、と云う事だね?
自演なのか…?
800 :
796:2006/04/11(火) 23:58:53 ID:???
自演じゃないことを証明するのは不可能だけど、自演じゃないよ
一連の流れで自分の考えを述べたにすぎないから
むしろ
>>798が俺と誰を同一視したのか気になる
自演って…大佐の、か?
,ヘ ,ヘ、
/ `'" '、
,' <lll> <ll>', /7
.! ∀ レ' / トマトを食べるんだ
|/ , レ'
/ / |
し'、,,_ _,ノ
レス数が急に増えてるから新作かと思った…
「お父さん」のAAとか凄い久しぶりに見れたからいいけど
密室がどうのこうのスレの名前は出さん方がいいよ
プルスレだと、こんなのプルツーじゃねぇ!と荒れるから
プルツーでなくシャアが別人なのを嫌がってるのがこのスレらしいけどw
内容云々でなくあちこちで宣伝してるのがウザい
そしてこんな風に他スレの話するのはスレ違い。
いいからトマトを食べるんだ。
カルシウムも豊富だぞ、赤いから。
どこも萌えスレ
もう他所の話題はいいから。
思えばシャアってきちんとトマト育てて食糧確保に貢献してるし
一概に駄目オトコとは言い切れないな。
ZZの「プルとアクシズと」で、ZZとキュベレイが戦った時に
公園とか出てきたけど、そう言った場所はもうアクシズには無いのかな?
もしくは行けないのかな?プルズが遊んでる横で、親父二人がベンチで微笑んでる様が目に浮かんだw
ここって花見と最も縁の無いスレだよな
盆暮れ正月は人間の意識の問題だけど、さすがに花見はなぁ
桜を鑑賞しようとしたら、立体映像に頼るしかなんじゃないか。
・・・放射能汚染が酷そうだけど
何故に放射能?
核弾頭で真っ二つ>あく☆しず
核弾頭 シャア、ギュネイに落とされてるから通常火薬の爆弾だろ
ソースとってぇ
4番艦の分か?
アクシズを割ったのは、内部進入したブライト達がしかけた爆弾ですよ
核攻撃が阻止された場合、アクシズ内に網の目状に残ってる坑道に直接爆弾をしかける二段構えの作戦
案の定艦隊攻撃でのアクシズ破砕を阻止されたので、総員陸戦用意とブライトが指揮してるわけです
で、その時仕掛けた爆弾が爆発しすぎて、地球に落下し始めたので
「シャアの手伝いをしたのか…」とブライトはつぶやくのでした
通常爆弾だったの?
ロンドベルにはカムランから内密に譲り受けた、虎の子の核爆弾がちょろっとしかありませんよ
「すまんな、みんなの命をくれ」の作戦会議時点で、核はあと4発しか残ってないと明言されています
その4発はシャアに落とされています
あの質量を破壊したんだから、埋め込み爆弾も実は核だったんじゃないか?
ガンダム世界の核技術は伊達じゃない!
核融合炉積んだMSをポコポコ爆発させとるが
被曝して氏んだやつなんかいないだろ?
ミノ粉があるから大 丈 夫☆
元々重水素+ヘリウム3=ヘリウムの核融合は放射性物質出さないし。
核ミサイルと融合炉は全然別物よ?
>>824 あの質量を破壊できたのは、元々アクシズ内に網の目上にあった坑道を狙って爆弾をしかけたから
内部からなら少ない爆弾でもアクシズを破壊できる根拠があるんだよー、と作品内で説明されてます
ヾ;゚ー゚ノ ・・・ということだ。なぜアクシズが割れたか分かったかシャア?
ヾ▼∀▼)えぇい!!今はそんな話を聞いている余裕は無い!!
△
.△△
△△△
△△△△
.△△△△△
△△△△△△
なんか久々にほのぼのするやり取り
1
ヾ▼∀▼)<アクシズには愛でるべき12輪の花があるぞ♪
いいえ大佐、彼女らはまだつぼみかと
綺麗な花を咲かせるには一番重要な時期ですよ
ヾ▼∀▼)<では二部咲きといったところかな♪
>>821 遅レスだが、4番艦だけじゃなくてアクシズ内部にも核爆弾があったんじゃないかな。
ブライト達がアクシズ内部から待避する際に、画面隅に爆薬らしき物が見えたのでそう思ったんだが。
あと内部分断の爆発が強すぎたのは内部の核爆弾と誘爆したからだと思ってた。
核爆弾に誘爆てw
そりゃ単にこういう風にブライト達は爆弾を仕掛けて回ってるんだって
絵で説明してるんだろうが
読解力なさすぎ
そもそも艦長&艦隊指揮官がやることじゃないんだけどな
シャアもだが
核爆弾は誘爆しないよ。
840 :
835:2006/04/17(月) 19:55:32 ID:???
08MS小隊のラスト近くでジムかなんかが誘爆するシーンなかったっけ?
核爆弾じゃないけど
>>841 機械と核爆弾は違うんでない?
ジムはバーニア他用の燃料も積んでいるだろうし。
・・・あれ?MSって核エンジンだけじゃないよね?
核融合炉だ
核エンジンだと種のみたいに読める
> 核融合炉
ガイアギヤで説明あったような(核融合炉 虚軸虚像とか)
本来核融合炉は壊されて爆発するようなことは無いが、
F91以降の小型融合炉は(元々IFでプラズマ封じ込めをしていることもあいまって)
高濃度のM粒子散布状態に高出力のビームで打ち抜かれるなど特定の条件下では
周囲のM粒子が核融合を維持してしまい、結果暴走〜核爆発を引き起こしてしまう。
08小隊のは、アナハイムジャーナル曰く「アニメの嘘」だそうだ
まあ、08はMSが実用化されたばかりで知識不足だったんだろうという見方も出来る
なんだこの流れ・・・
シャア「というお話だったのサ」
プルズ「フーン」
アクシズ科学講座でした
アムロ「完璧な作戦にはならなかったと言う事さ」
(*▼∀▼*)とうとう本性を現したようだなアムロ……それからプルツーのいう大切な人とは私の事だ
プルツー「あのーすいません……メガネ屋さんってどこにあるのかごぞんじですか?」
アムロ「え……(なっ、プッ、プルツーだって?カメラを通さず生で見るとなんてかわいい娘さんだ!キリッとした少年のような瞳も発育不全な身体つきもなんて美しいんだろう!)あ……そう、えへ、メガネ屋さんね」
プルツー「わ、わかりますか?」
アムロ「ん、と……少し遠いから散歩がてら案内するよ、おいで」
アムロ「(なんて楽しいんだ、ツンの娘と敬語で話あうのは……キリリーン、カミーユの声?)」
カミーユ「(アムロさん、少女は危険です!NTにはこのうえなく破滅的なんです!)」
アムロ「(え?少女は力なんだ?NTにはこの上なく魅力的?そうだろう、分かるよ〜)」
カミーユ「(アムロさん、ダメてす!とまって!)
アムロ「(おいおい、アムロさん、いまです、「やろっか?」だってえ〜?まだはやいよ、まだね……しかしおれは一週間耐えたのだ、ふふふ)」
プルツー「あ!あった!ありがとうございます」
アムロ「どぅどっ、どぅか、かな?お、おじおじおじいや、え、おにいさんとお食事でももも……ハアハア」
プルツー「すいません、大切な人が帰ってくるまえにプレゼント買って帰りたいんてす……///」
アムロ「た……だいま」
カミーユ「まあまあ〜全部見てましたよニヤニヤ、あなたにはチェーンさんがいるじゃないですか」
アムロ「少女……ツンデレ少女がいいよおっっ!!!!!(泣)」
カミーユ「気持ち悪い!」
アムロ「あっ、いまツンっぽかったw」
密室スレのアムロはひどい
アムロに限った話なのか、というよりスレ違いは勘弁して下さい。総帥に似てる太った人。
同じシャアスレでプルツーも出てるのに連携ネタはだめなのか?
('(゚∀゚∩_ おいらをどこかのスレに送って!
/ヽ 〈/\ お別れの時にはお土産を持たせてね!
/| ̄ ̄ ̄|.\/
| .モツ煮..|/
 ̄ ̄ ̄
現在の所持品:たばこ・ライター・コーヒー・ブラックブラック・枕・ケータイ電話
睡眠薬・聖教新聞 ・ダッチワイフ・外付けSCSI340MHDD・ネットランナー4月号
TYG02・小嶋進社長・ゲルトモ・ディプスファンタジア・抵抗1kΩ(黄紫橙金)・媚薬
バーボン・メシマズ嫁のお手製弁当・吉牛の割引券・木刀・アバンテ・クレイモア
M24SWS・カレー ・納豆チャーハン・ウッドベース ・重力子放射線射出装置
V2ガンダムAB・ZGMF-X20A・ADFX-01 ・CATIA・ノースアメリカンF-86・吉永さん家のガーゴイル
セイバー(フェイト)・Aカップブラ・貧乳・ストラマ・石田咲良・蟹クリームコロッケ
νガンダム・カルロスゴーン・NCフライス盤・タイコンデロガ級イージス艦・NEX
赤石焼・2GBメモリースティック・YF-19・オーバーマン・カテジナさん・南雲隊長
>>855 このスレにプルツーはいないよ。
ちょっとだけアムロを意識してるプルBならいるけど。
それ以前に、シャアとかプルツーとか言われても名前被ってるだけの違う人だと思うよ。
住んでる世界(スレ)が違うんだから互いに干渉し合わない方が得策。
行き来するならマナーを切り替える必要があるよね。
しかも
>>851はあっちでもつまらなかったし。
シャアは論外として、今ではプルBとプルツーでさえ別人といえるからね。
特に密室スレはこちらとは逆方向に分岐してるからリンクネタはどちらにとっても不幸でしょう
つかいちいち取り立てて騒ぐ奴多すぎ。空気嫁。
そうだぜ、冷静に考えればシャアXプルなんてキモイだけのカップルだ、スルーしろ
シャアエックスプル
目を背ける
先ほど初代スレから全部読みました。僕も参加したいので、まぜてください。
僕もこんなお話を考えましたので、投下します。
できるだけ職人さんの皆さんの書いたお話と整合性を取ろうとおもいますが、
違う部分があったら遠慮なくつっこんでください。
第一章 邂逅 (1/2)
ちょうどそれはアクシズが火星軌道を横切ってアステロイド軌道へ向かう頃の出来事だった。
それはプル達が寝静まった後の時刻。いつものようにアクシズ周辺空域の異常発生箇所をチェックしていたシャアは、コンピューターが推理した結果の表示を前に、一人うなっていた。
「…アムロ、ちょっと来てくれ。」
「わかった。もう少ししたら行く。」
自室で趣味の機械いじりをしていたアムロは、シャアからの内線電話にそう答えると、普段着に着替えた上でシャアの元へ向かった。
「このモニターを見てくれ。どうも地球圏を発した船が、火星でスイングバイを行ってアクシズとのランデブー軌道に入っている。このままの速度だと16日後にランデブーを行う。」
「確かに乗ってるな。ところで何故この船がアクシズのパッシブレーダーでキャッチできたんだ?」
「この船は何やら騒々しい船でな、全方位に向けて電波をまき散らしながら進んでいる。テレビ局のようだ。」
「テレビ局か…。いったい何をしに来るんだ?」
「愚問だな、アムロ。おおかたこのアクシズの探検だろう。テレビ局の考えそうなことだ。とは言っても、フライバイして撮影するだけなのか寄り道するかまでは判らん。」
「ということは、うまく通信できれば救助してもらえる可能性もあるということだな。」
「ランデブーといっても予測進路には幅があるから、回線の届く距離にない可能性もあるがな。」
ちなみに、長距離通信用の指向性レーザーを使用するには正確な照準が必要なため、互いの位置関係などを完全に把握している必要がある。把握していない場合光学測定によるマニュアル操作での照準になるため、おのずと距離に限界がでてくる。
第一章 邂逅 (2/2)
ともあれ、アクシズは忘れ去られていた訳ではないということに、ほんの少しの安堵感を覚えた二人であった。しかしシャアはこう続ける。
「それと救助を頼むには、我々の置かれた状況がちと特殊に過ぎるので、やはりここで救助されるよりは当初の目的通り木星へ行きたいと思う。」
「なるほどな、遭難直後の頃ならともかく、現在ではうまくやりくりすれば木星まで物資は充分に持つ。その一方で、救助されれば確実に俺たちの身柄は連邦政府送りだ。」
「そうだ。連邦政府においてはクローン人間の人権は保障されていない。プルたちは研究所送りだな。そして私はそうなれば終身刑だ。」
「俺だって、メディアに取り上げられるのはもうたくさんだ。…となると、ここは。」
「ああ、シカトだな。」
そう、彼らはすでに漂流者であって漂流者ではないのだ。生きるための最低限度を超える復旧を行った彼らは、むしろ亡命者とでも言える。公式には全員死亡しているはずなのだ。
だがここまで話すと、二人は揃って考え込んでしまった。このテレビ局の船に接触を行わないとはいっても、アクシズの取るべき選択肢はいくつか考えられた。
1. アクシズに生存者がいることを気取られないため、廃墟の偽装を行い隠れる。
2. 全地球圏に言いふらされないため、船と取引を行い黙ってもらう。
3. 完全に生存者の痕跡を隠蔽するため、アクシズへ破壊工作を施した上、MSに全員が便乗し脱出、木星へ向かう。
4. アクシズに生存者がいることを外部に漏らさないため、事故を装って船を撃墜する。
5. 同じ理由で、アステロイド帯の海賊を装って船を強奪、乗組員を殺害する。
6. 地球連邦への身柄引き渡しを避けるため、救助された後船をハイジャックして木星へ亡命する。
時間の余裕がそれほどあるとは思えなかったが、ここで即断するにはあまりに重大な決定であった。二人は明日、プル達も交えて意見を交換した上で結論を出そうということにし、通常業務に戻った。
ということで、大人たちやプル達になりきって番号と理由を述べてください。
1〜3は無血での対策、4〜6は血なまぐさい対策で、
それぞれ番号を重ねるごとに露見するリスクが高くなります。
ただし番号が若いごとに技術的なハードルが高くなります。
ちなみに僕は1に投票します。
10〜20レスほど進んだ後、その選択に従って続きを書きます。
奮ってご参加ください。
ところで一定の文字数で改行したほうが読みやすいかな?
あ、露見するリスク云々を今考えてみたら、
必ずしも番号順じゃないっすね。失敬。
7.自害する
3はMSに木星までの巡航能力がないので物理的に無理
4〜6はプルズの教育に悪いので論外、第一自分の身の安全のためだけに罪のない人間を殺すなどザビ家でもやらん
>>872 どうだろね、MSに巡航能力はないけど、コムサイとか転がってないかな
確かにこのスレ的に4〜6は見たくないな
874 :
通常の名無しさんの3倍:2006/04/21(金) 20:05:36 ID:5UhqSwkL
/H\
('(0M0∩_ 俺をどこかのスレに送ってくれ。
/ヽ .〈/\ お別れの時にはお土産を持たせるんだ。
./| ̄ ̄ ̄|.\/
| .カラミソ..|/
 ̄ ̄ ̄
現在の所持品: 辛味噌・バードン・イージスガンダム ・サングラス
とりあえず適当に捨てといた
プルズの教育上不適切な物を渡したので敢えて書かないでおく。
このスレ的な正解は
8.12つ子大家族の移民を装いドキュメント仕立てで地球圏に放映、視聴者から多くの援助を貰う。
(キャシー&アミーもあるよ!)
だと思うのだが…。
同意
>>876-878 その選択をした場合、軍関係者にはモロバレになりますが…
「あ、あれは先の戦乱の主犯格シャア・アズナブルではないか!
しかもロンド・ベル所属のアムロ・レイ大尉まで。やはり内通していたか。
木星船団に連絡して、拘束後連邦政府に身柄引き渡しをさせろ。
それとロンド・ベルの隊員全員をマハに調査させろ。」
困ったことにどの回答もスレ的に正解に思えないね。まず1以外は論外として、
残った1もアムロとシャアが運に頼った選択をするとは思えない。
キャシー&アミーで誤魔化す
むしろマスコミを利用すると思われる。
先手を打って悲劇の少女達として大々的に世間にアピールすれば
連邦が秘密裏にどうこうすることはできなくなる。
アムロの場合は保護者となる人物がいなかったために世間の関心が
薄れた隙に軟禁されたが、今回はブライトもカイもセイラさんもいる。
シャアとアムロはただでは済まないがプルズの安全と引き換えなら
二人とも命は惜しくないだろう。
もちろんプルズは納得しないだろうが。
ども、先ほど読者参加企画を書いた新入りです。
この問題は新入りが手を出すには難しかったかな…?と後悔中です。
どうしたもんだべ?
キャシー&アミーはぁ…円満に事を収められる自信がないです。
正直、どれも選択肢として難しいように思われ。
1は…かくれんぼじゃないんだし。
2は、ここまでわざわざ来た相手による(連邦上層部にアクシズ調査を依頼していたブライトならまだしも…)
3はマザーバンガードでも回収に来てくれるならともかく…最低でも、酸素がもちそうにない。
4〜6はこれまでの作風と大きく変わるので、紛糾の種になりそう。
書き手さんの力量によるけど、正直、選択肢として選びたいものは無いなぁ。
あと、あまり新キャラ登場は好かれない傾向にあると思う。
>>884 もしも〜だったら彼らはどうするか、というお題提供だけで十分
そのネタからインスピレーションを得る職人さんが現れるかもしれないし
上手くまとまらないなら無理に書く必要も無いと思うよ
新キャラが好まれない理由はこのスレの醍醐味が、限られた資材と人材で
窮地をどう凌ぐか、というところにあるからだと思う
時間制限の無いウルトラマンなんて面白くないものね
スポンサーの無理難題という縛りの中で名作を生み出してきた御大の
爪の垢が飲みたい今日この頃
>>885 >>886 積極的に関わる選択肢を選ばない限り、新キャラ出すつもりはさらさらないんですけどね (^^;
>>876や
>>883の提案する案だと、それと意識しなくても新キャラ出す事になりますね。
実は他にも選択肢は考えていたんです。どれももしテレビ船が上陸したらという条件ですが。
9. 全てを正直に打ち明けて救助を嘆願する。
10. シャアを残し他は隠れて、アクシズが個人所有不動産である事を盾に威嚇と懐柔で煙に巻く。
11. アムロを残し他は隠れて、孤独のため精神に異常をきたしたヒッキーのメカオタを演じて煙に巻く。
12. プルたちを残して他は隠れて、かよわい12人の少女の奮戦記を語ってお涙頂戴にもっていき煙に巻く。
どれも突っ込みどころ満載ですよね…。
とりあえず続きは書かずに様子を見ます。
ところでこれって何ですか? 次スレにしちゃ早すぎるしタイトル違うし…
【CCA後・ここだけの話】シャアとアムロの隠居生活
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/x3/1145637685/
そこはアムロとシャアだけでやっていくスレなんじゃないか?
このスレも最初の数十レスはプルはいなかったんだよなあ。
個人的には1の状態で上陸をやり過ごしつつ、万一上陸されたら監視しつつ
話の分かりそうな相手なら2ってのが現実的な選択かと思う。
で、上陸されて云々ってなったら他ガンダムキャラを上手くゲストとして登場させたりして
短編〜中編一本くらいでまとめられたら綺麗かな、と。
890 :
月光蝶:2006/04/22(土) 06:10:49 ID:???
月光蝶様乙です
ちょとご都合だが
13、宇宙船からの電波を解析してみるとネオジオンの暗号通信だった。
これなら、これからの話の展開はなんとでもなるだろう。
14.実はテレビ局がセイラさんが運営しているもので、セイラさんももなぜか参加
アムロとシャアを発見し5時間お説教
「もう知りません!自分の力で帰ってきなさい!」とかいって帰ってしまう
それは痛い
15.アクシズに眠る過去の遺産を持ち出して去らせようとするも失敗。
『カメラは見た!アクシズ潜入24時』
どっかで見たような人達に興奮する報道スタッフ。
そんな時、ミネバのクローン施設が発見されたと傍受。
興奮したシャア、通常の三倍速く施設を目指す。
実はギーレン兄弟のクローンだった。
コケた拍子に自爆装置を押してしまうシャア
その場に居た全員アフロ
「サボテンの花が、咲いている・・・。」
シャアをタコ殴りにしている間にキレたアムロに怯えたクルーが逃げてしまう。
数日後編集をしようとするが、ララァの計らいで砂嵐しか映らないのでした。
14だとちょっとほかのSSと合わなくなるから難しいかも。
>>867 元の話のアイデアはいいよね。
願わくば、このまま腐って欲しくない。もっといろんなSSお待ちしてます。
読者参加企画の新人です。
ん〜、スレの話題を提供するという当初の目的は達したけど、
SSの続きを書くに書けないってのは気持ち悪い状況っすね。
とりあえず
>>889 の線でちくちく書いてみましょうか。
空気を読みつつ投下するかどうか決めますんで、
他の方も気が向いたらネタ使っちゃってください。
>>895 ありがとうございます、救われます。
基地害
変にリアリティを考えて凡庸な展開にするくらいなら
>>894みたいにお約束とご都合主義で纏めた方が読める。
普通に食いたいと思った
901 :
899:2006/04/23(日) 22:04:20 ID:???
ていうか普通にうまかったよ
ただ、野菜と炒めたんだが、単品で食いたいとは思わんな
たまに食うなら普通に食えると思うよ
問題なのはこれが毎日毎食ということだな
この間近所のスーパーで見かけたので
今度買ってこようっと。
アクシズ一家の気持ちが少しぐらい解るかも
たまに食べて普通に味わってみるよりは
毎日食べてみて辟易した方が気持ちは解るような気がする
初めて食ったときは文字通り“はじめての味”だったな。
想像もつかないというか、脳の味覚カテゴリーに無い味だった。
,r'⌒⌒⌒'、
( ミ""メ""ミ )
ヾ▼Д▽ノ r'⌒⌒^'、
/ つつ(,/y'y'ソν) 忌まわしい記憶とともに落ちろシャア!!
( そ三三(゚Д゚ #ヾ
`し'し' ヽ ⊂jヽ
( (\ \
(■∀■)<何となくクワトロ=バジーナ
スパムは炒飯にしても上手いんだが、いかんせん内容量の割りに
値段が高いのが難点だな。ポンポン買える値段じゃないしなぁ
>>908 君が幕張か町田、この2つの地のいずれか1つの近くに住んでいるのなら「コストコ」お勧めする。
沖縄ほどじゃないけど国内では断突に安いぞ(セール、特売除く)。あ、入会金要るから注意ね。
ついでにココで売っているモンテ物産が輸入している「モントルシ・コテキーノ・コット」
と言うイタリア産ボロニアソーセージも泣けるほど美味い。
スパム同様しょっぱいから沢山喰えないけど焼いて良し茹でて良しそのままで良し。
この前、出張で沖縄炒った時にスパム3缶ほど買い込んで来た…
アクシズで揃えられる食材でどういう料理が出来るか、考え中ー。
煮込みスープや野菜炒め、スパムスパゲティはもうネタに使ったし…
>>910 まずはスパムにぎり。そしてスパムじゃが(肉じゃが)。
わかってると思うが画像&インプレッション キボン
沖縄スパム料理なら基本のゴーヤチャンプルは外せないと思う。
ゴーヤは塩もみしたり下揚げすれば少し苦味が消える。
─────┐
⌒⌒ヽ│ ⌒⌒ヽ ⌒⌒ヽ
(Bノ|ノ)从) | (Kノ|ノ)从) (D ノ|ノ)从) _______________
‖*`ー´ノ | ‖*´ー`ノ ‖*^∀^ノ /
丿~, ~ヾ│ 丿~, ~ヾ 丿~, ~.ヾ、 | この作品が投下されないこの状況を私シャア・アズナブルが
 ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | 粛正しようと言うのだわかるかお前たち!!
| ⌒⌒ヽ | \
|. (F ノ|ノ)从) |  ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ‖*‘∀‘ノ | γ⌒⌒'ヽ
| ノ~,Oi )、 | ノζ,λ,ノハλ) ⌒⌒ヽ
⌒⌒ヽ| ̄ ̄|~. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| (∀■; ,) (ノ|ノ)从)J)|
( I ノ|ノ))) | ┌─┬┴⊂)) 赤 )γ⌒⌒'、(`Д´*‖
ヾ‖Vーノ | │ │ │ | │ |^^^^^^ν)( Y `つ────
┏━┳┓ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| │ │ (__)__,)(´∀`;ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄
┃ ┃┗┓ | | │ │ ̄ ̄ ̄| ̄~i ( =|=,~ )イキノビルコトガ |
┗━╋━┛ | | │ │ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄|⌒(⌒)))) デキルカ? |
┏┻┓_ │, │ │ │ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|(__) ̄ ̄ ̄| ̄|、 │
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
⌒⌒ヽ ⌒⌒ヽ ⌒⌒ヽ ⌒⌒ヽ ⌒⌒ヽ ⌒⌒ヽ
(Aノ|ノ)从) (ノ|ノ)从)G) (Eノ|ノ)从) (Lノ|ノ)从))(Cノ|ノ)从) (ノ|ノ)从)H)
‖ *‘ーノ (ー’*‖‖ ‖ ‖*) (*‖ ‖‖*‘ー‘ノ (’* ‖‖
マターリ雑談を楽しむ余裕も必要だと思うよ
プルA「いつかスパムパフェ食べたいな」
アムロ・シャア「マジで!?」
┏━━━━━┓ r'⌒⌒^'、
┃,r'⌒⌒⌒' ┃ (/y'y'ソν)
┃( ミ""メ""ミ ) ┃ (゚ー゚# ソノ
┃ヾ▼Д▼ノ ┃ と |)
┃ /"~l―l~ ヽ ┃ |⌒;、 ' 〈_
┗━━━━━┛ ,(_; (,_,⊃
<l 2/4 l>
___ -------- シャア版 ――――  ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アムロ:シャア!スパム以外の食品を見つけた
シャア:食品だと・・食べれるのか?
アムロ:味は大丈夫だ問題はないただ変な缶詰がある。
シャア:缶詰だと
アムロ:一つ開けて見たら酷い匂いがした!!
シャア:取りあえず帰還してくれ
アムロ:了解した
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・プッン
まさかシュールストレミング!?
「どうだった?」
何から何まで省略されたアムロの問いに、シャアはため息混じりに肩をすくめる。
「結論から言えば、実り無し、だよ。レストランの廃墟を見つけたので、あるいは何かあるかとも思ったが」
ちょうどその場にいたプルたちは、今日はシャアからのサプライズが無かったことに少しばかり落胆したようだ
ったが、一足先に探索を打ち切ってサロンでのんびりしていたアムロは、彼自身も今日の探索では何一つ成果を
挙げられなかったこともあり、苦笑しつつも比較的柔らかな調子でねぎらった。
「そうか。まあ、今のところどうしても必要に迫られてるってわけでもないし、安全が確認できただけでもよし
とするさ」
「そうしてもらえると有難い。私とて、そういつも成果を挙げられるというわけでもないのでね」
こちらも苦笑して、シャアはそう応じる。
アムロの言う通り火急の必要に迫られての探索ではないが、久し振りに時間の余裕ができて大人二人張り切って
探索に出た結果がこれか、と思うと笑みも苦笑にならざるを得ない。
「プルF、私にもコーヒーをもらえるかな?」
ちょうどコーヒーを入れていたプルFに声を掛け、彼女が頷くのを確認してからシャアはアムロと向かい合うよ
うな形でソファーに腰を下ろす。
その様子を見ながら、プルGが何の気なしに訊いた。
「なー、レストランって美味しいものをいっぱい食わせてくれるトコだよね? ちょっとでも、食べ物とか無か
ったの?」
別に悪いことをしたわけでもないが、少しばかり済まなさそうにシャアは答える。
「生憎、貯蔵庫の中は空だったな。それに、ファミリーレストランではなく高級レストランの類だったのでね。
最初から、レトルトのような保存性に優れる簡易食材はおいていなかったようにも思える」
そのシャアの説明を受け、プルAが小首を傾げた。
「レストランって、そんなにいろいろ種類があるの?」
素直な疑問を、何故かシャアではなくアムロに投げる。
「そりゃまあ、いろいろあるさ」
アムロは、そう答えてから腕組みをして少しだけ首をひねる。
よくよく考えると、元来彼自身にはあまり食に対するこだわりは無く、プルたちに聞かせてやるほどその手の店
に詳しいわけではない。
「そうだろ、シャア?」
だから、記憶を探る努力を早々に放棄して、自分よりはずっとその類の話題に強いであろうシャアに話を振った。
瞬時に概ねの事情を理解したシャアは、ここぞとばかりに得意そうに頷く。
「もちろん。料理の系統、グレード、そしてコンセプト。細かく分ければ、星の数ほどの種類がある。そのひと
つひとつが、オーナーの人生を映している鏡と言っても過言ではない。これは、何もレストランに限ったこと
ではないが」
そう前置きして、あれこれ語り始めるシャア。
プルたちは、いつの間にかシャアの周りに集まって興味深そうに話に聞き入っている。
やもすれば嫌味にしかならない体験談を人の興味を掻き立てずにはいられない見事な談話にしてしまう話術は、
いっそ芸術的と言ってもいい。
そんな風に思いながらアムロは、とりあえずシャアの話に負けない程度の料理をこしらえなきゃな、などと苦笑
しつつ、そっと席を立った。
翌日。
「そんなワケで、開催の運びとなりました『どきどき! 私たちのレストラン!』コンペであります!」
どんなワケだ。
どこに向かって言っているのか、やたら豪快に宣言するプルDに、いきなり呼び出されて突然そんなことを言わ
れても対応に困るシャアとアムロ、とりあえずそんなことを考えた。
「済まない、プルD。私には少しばかり状況が理解できないのだが……レストラン・コンペとは?」
アムロに肘でつっつかれたシャアが、困惑を隠せないままとりあえず訊いてみる。
「いよっ! よくぞ訊いてくれました!」
つかみはOKと思ったのか、プルDは得意気に胸を張って答えた。
「つまり、昨日のシャアの話に深〜く感じ入りました私たちとしましては、是非とも私たちの思い描くレストラ
ンを堪能して頂きたいと!」
それを聞いたアムロは、思わず三白眼でシャアを睨みつけて棘のある声で言った。
「だ、そうだ。しっかり評価してやってこい」
さて俺は仕事に、と腰を浮かせるアムロだったが。
「公正を期すためにアムロにもご参加願いますよっ! もちろん!」
すかさず入ったプルDのフォローに、がっくりとうなだれるアムロ。
「済まん。私の頑張り過ぎだ……」
珍しく素直に謝罪するシャアの言葉も、今のアムロには遠く聞こえた。
「まあ、ちょっとしたレクリエーションだとでも思って下さる?」
それまでプルDの隣で黙っていたプルFが、さすがに説明になってないと思ってフォローを入れる。
「私たちは二人一組でお店を開いてるわ。二人には、その全てを回って最優秀レストランを決めてもらいます。
最優秀に輝いたペアには、一週間台所を預かる権利が与えられるの」
ちょっとマテ。
それは、場合によっては地獄を見ないか?
そんなことを考え、慌てて止めようとするシャアとアムロだったが。
「そ・ん・な・わ・け・で!」
「二人とも、正直にね〜!」
プルD、プルFは有無を言わせずそう言い残し、脱兎のごとく駆け去った。
おそらく、あの方向に店とやらがあるのだろう。
「……どうするんだ、シャア?」
「どうもこうも、放っておいてあの子達の機嫌を損ねるわけにもいくまい」
「しかし、あの条件は……」
「それに関しては、一案ある。とにかく、ここはおとなしくあの子らの遊びに付き合おうじゃないか」
そう言い合って二・三話し合い、二人は覚悟を決めた。
もしも。
おなかをすかせたレストランがあったら。
「最初は、プルAとプルCの店か」
シャアの言葉にアムロが頷く。
「そうみたいだな。まあ、とにかく入ってみよう」
カランコロン、とベルを鳴らして扉が開く。
「いらっしゃいませ〜」
と、プルAが飛んでくる。
「あ。すぐ出来ますから、掛けてお待ちください」
カウンターで何やら調理中のプルCが、にこやかに微笑む。
どこから手に入れたのか、あるいはプルC謹製なのか、割合おとなし目のお揃いのウエイトレス姿が新鮮だ。
「ふむ……どうも、我々は余計な心配をしていたようだな。なかなか、落ち着いたいい雰囲気ではないか」
「うん、まあなんとなく安心できる感じかな」
「お待たせしました〜」
そう言いながら、プルAが料理を運んできた。
アムロの料理を手本にしたと思われる、ベーシックながら美味しそうなスパム料理である。
とりあえず一皿、慎重にアムロの前に置く。
「?」
アムロは、首を傾げた。
これまでの対応にも、料理自体にもなんら問題は無い。
ただ不思議なのは、プルAがその場から動かないことだ。
ジ〜〜〜〜。
見れば、プルAの目は料理に釘付けに。
「あ、いえ。気にせずに食べてね、アムロ」
慌ててカウンターを飛び出し、プルAを引っ張っていこうとするプルC。
そういえば、いきなり呼び出されて朝食もまだだったか。
苦笑しつつ、アムロは二人に声を掛けた。
「いや……AとCも一緒に食べようか」
「わ〜い!」
すかさず反応するプルA。
「え、でも……」
と困ったように口ごもるプルCに、アムロはやさしく言葉を重ねた。
「その方が、何倍も美味いさ。それも、もてなしってもんじゃないかな?」
「……うん」
そして、一人蚊帳の外の赤い人が呟いた。
「私の存在はスルーかね? 水すら出てこないのだが」
シャアは、さすがに憮然とした表情でこめかみを押さえる。
「こんなときに言うべき、旧世紀の言葉があったな。確か……」
そして、明らかなカメラ目線でシャアが一言。
「ダメだコリャ」
もしも。
どうにも気を抜けないレストランがあったら。
「次はHとI?」
扉の前に掲げられたプレートを確認して呟くシャアにアムロが応じる。
「これはまた、意外な組み合わせだな」
むしろ、どんな策略を巡らせているかわからない組み合わせではなかろうか?
そんなことを思いつつ、シャアは扉を開いた。
「あら、いらっしゃいませ」
「逃亡はしなかったようだな。結構」
客を迎えているんだか挑発しているんだか判らない出迎えを受け、二人は店に入った。
ちなみに揃いの制服は機能優先のシンプルなデザインで、多分にプルIの趣向が入っている模様。
「当店はバイキング形式になっていますわ。ご自由に、お好きなものをお取り下さい」
プルHの言う通り、一品毎の量は少ないながらも幾つもの料理が並べられており見た目にも華やかだ。
「なるほど、考えたな。これならば、私たちがいつ訪れても対応できる」
感心したように感想を漏らすシャアに、プルIは少し照れながら解説を加えた。
「それに、色々な味を楽しめるだろう? 多少なり、嗜好に合う品があれば相応に満足できようしな」
「なるほど。ではアムロ君、頂くとしようか」
そういって、シャアが料理の一つに手を伸ばすと。
「ほう……食べるのか、それを」
「うふふ、さすがですね、クワトロさん?」
思わせ振りに呟くプルIとプルH。
「……何だ、このプレッシャーは!」
冷や汗ひとつ流しつつ、アムロが料理に手を伸ばせば。
「あら、アムロはそちら、ね」
「ククク……流石だな」
もはや言葉責めとしか思えないプルHとプルIの会話。
「命には関わらない……よな?」
どうやら、バイキング形式というよりロシアンルーレット形式と言った方がふさわしいようである。
こめかみ押さえて、シャアはカメラ目線で一言。
「ダメだコリャ」
もしも。
酷く軍隊調のレストランがあったら。
「あ、大佐。いらっしゃいませ」
「ほう、ここはプルJとプルBの店か。店頭で客を迎えるなど、なかなかに気の利かせ方を知っている」
「うん、しっかりしてそうな感じだよな」
ちなみにプルJの制服は、まんま軍服であったりする。
レストランには正直どうかとも思うが、これがプルJにとっての正装だと考えられなくも無い。
などと無理矢理好意的に解釈してシャアとアムロが扉をくぐろうとすると。
「あ、済みません! 当店では、入店前に服装チェックを行っております」
慌ててプルJが二人を呼び止める。
「ふむ。なかなかどうして、本格的だな」
妙なところに凝るものだ、などとシャアが苦笑していると。
「お客様、ゆっくりと手を上げろ! ゆっくりとだぞ!」
店内から現れたプルB――もう包み隠さず言おう、完全武装だ――が、玩具の銃を突き付けつつそう告げる。
「……これは身体検査と言わんかね?」
言われた通りゆっくりとホールド・アップしつつシャアが呟く。
「武装解除とも言うな」
バタバタをポケットを確認されながら、アムロも嘆息した。
「よし! 全員席に着け! 注文する前と後にサーを付けるのを忘れるな!」
ここに至り、シャアは頭を抱えカメラ目線で一言。
「サー、ダメだコリャ、サー!」
前にTV番組で「父親は娘の料理を不味いと言えないのか?」という検証をやってたな
出された料理は味噌汁もどきにチョコを入れたりと酷いものだったがw
もしも。
やたらと暗いレストランがあったら。
店内は、やたらと暗かった。
「……何故、灯りがロウソク1本なんだね?」
シャアの疑問に、蝋燭の灯りにぼんやり照らされたプルEが答える。
「……キャンドルライト。雰囲気は大事」
「いや、まあ、そういうレストラン・バーも無いではないが」
これでは、イタコの口寄せか百物語の会場にしか見えない。
そもそも、制服が巫女装束というあたりで何か間違っている。
ペアを組むプルLなど、部屋の隅でガクガクブルブル震えていた。
「あー……L、別に何も出ないから怖がらなくてもいいよ?」
苦笑しつつアムロがプルLに声を掛けるも、プルEは微かにかぶりを振る。
「出る」
「ヒッ!!」
短く悲鳴を上げるプルL。
「出るのか!?」
シャアが問えば。
「料理」
プルEが答えた。
「つ、疲れる……」
うなだれるアムロを横目に、シャアはさすがにプルEに提言する。
「光源は、もう少し明るくするべきだと思うのだが」
コクリと頷いたプルE、年代物の卓上ライトを取り出しシャアの顔面を照らす。
「吐け」
「いや、だから何の店だね、ここは!?」
「(スパム肉の)カツ丼専門」
がっくりうなだれ、シャアはカメラ目線で一言。
「ダメだコリャ」
プルE「次行ってみよう」
シャア「取調べの次……弾劾裁判!?」
もしも。
勢いが良すぎるレストランがあったら。
「正直、もう悪い予感しかしない」
「奇遇だな。俺もだ」
シャアとアムロは口々にそんなことを言い合いつつ、次なる店の扉を開けた。
と、二人の耳を突く豪快な祭囃子。
その轟音に負けじと、ねじり鉢巻に法被姿のプルDが声を上げる。
「らっしゃいっ!!」
どこの寿司屋だ。
そんな感想を浮かべる二人を、プルGが無理矢理席に着かせる。
「まあ座んねぇっ!! オードブル二丁!」
「あいよっ! オードブル二丁!」
プルDが、カウンターに、ダンッ、とオードブルらしきものを置く。
それを受け取ったプルG、それをダイレクトにシャアとアムロの口に放り込む。
「はい、オードブル上がり! 続いてメインディッシュ二丁!」
「あいよっ! メインディッシュ二丁!!」
「いや、ちょっとまっ……モガモゴッ!?」
次々放り込まれる、料理、料理、料理。
しかも、そのことごとくがスパム料理。
破壊力は推して知るべし。
シャア、息も絶え絶えになりながらも根性でカメラに目線を送り一言。
「ダ、メだ……コリャ……」
もしも。
妙な方向に気の利いたレストランがあったら。
疲れ果てた体を引き摺り、シャアとアムロは次なる店の扉を開けた。
「いらっしゃいませ……随分お疲れのご様子ですけど?」
いつもに増して丁寧な口調のプルK。プルFと揃いの制服はスッキリとしたフォーマルスーツで、年齢に似合わ
ず大人の落ち着きというものを感じさせる。
「さすがにプルFとプルK。シックな雰囲気の良い店だ」
まんざらでもない様子で、ホッと一息つくシャアにアムロも賛同する。
「ああ、やっと落ち着けそうだ」
「当店では、お客様に合わせたスペシャルメニューをご提供させて頂いております」
すまし顔で言って、プルFがアムロの前に料理を置く。
「アムロにはジャンクパーツ付きお子様ランチを用意いたしました」
「幾らなんでも、お子様ランチは無いだろ?」
とか言いつつもオマケで付いてきたジャンクの品定めをするアムロ。
やはり、根っこはそういう人である。
「ははは、お母様ランチの方が良かったかね、アムロ君」
気が緩んだのか禁句を口にしてからかうシャアの前に、プルKが料理を置く。
「シャアにはこちらを」
何の変哲も無いスパム料理だが、アムロのものと比べ妙に食器類が汚れていた。
「ム。食器はきちんと洗って……」
さすがに苦言を呈するシャアを遮り、プルFが解説を加える。
「グラスはプルIの使用済み、フォークはプルJの使用済み、スプーンはプルEの使用済みを御用意いたしました」
「頂こう!」
「……シャア、聞き捨てならないランチの名前のことも含めて、ちょっと顔貸せ」
「いや、アムロ、ちょっと、一言だけ待て」
そしてもちろん、カメラ目線で一言。
「ダメだコリャ」
「ダメなのはお前だ!」
ズガガガガガガ
もしも。
いつも通りのレストランがあったら。
どのペアが優勝だろうか、などとワイワイ騒ぎつつプルたちがサロンに集まると、そこには見事な料理の数々と
凛々しくタキシードを着こなしたウエイター姿のシャアが待っていた。
「お帰りなさいませ、お客様」
慇懃に声を掛け、深々と一礼。
「どうぞ、お掛け下さい。当店自慢の料理長が、腕によりを掛けた料理で皆様をおもてなしいたします」
その料理の数々と、一部の者には三倍凛々しいシャアの姿にプルたちが敵うはずも無く。
結局、最優秀賞に輝いたのは、飛び入り参加のこの店でしたとさ。
「……これではいつもと変わらんではないか」
厨房に入るや、いつもの調子に戻ってぼやくシャア。
「お前の発案だろ、グズグズ言うなよ。ほら、こいつを運んでくれ」
ため息つきつつたしなめるアムロに、シャアは頷きつつも手にした料理を一瞥して言う。
「了解した。ム……時にアムロ君、これは少々彩りが足りんと思わんかね。ここに熟れたトマトを……」
「だから、何でも赤くするなって!」
プル一同、一斉に振り向き声を揃えて食堂から一言。
「ダメだコリャ!」
プルJ「でも、大佐のウエイター姿は」
プルI「うむ、流石にさまになるものだな」
プルD「ダメだコリャ」
プルF「赤色ボケねぇ……」
途中まで書いてたものが参加企画とネタかぶったので、急遽書いた軽いネタで。
ドリフのノリって難しいなぁ……
>>929 上手いなぁ、GJ。
>ドリフのノリって難しいなぁ……
忠実にドリフのノリを追求すると、
>>921がもう一歩だよね。
アムロとシャアの皿が出てきて食べようとするたびに
AとCがヨダレ垂らしながら「ああっ」とか言って
最終的に二人の料理を食べちゃうってほうがドリフっぽいね。
でもシャア、アムロ、プルA、プルCの性格を考えるとああしかならないね。
プルCのかわりにプルLなら可だろうか?
文句つけてるわけじゃないのでお許しください。
931 :
月光蝶:2006/04/27(木) 02:29:53 ID:???
そろそろGWですね
「ターゲット確認」
プルF「今日は『みどりの日』だそうです」
プルA「へ〜、ホワイトデーみたいなもん?」
プルD「なら緑色のものをプレゼントすればいいんじゃない?」
プルK「緑色のものって何があるかしら?」
プルC「キャベツとか」
プルG「キュウリも」
プルB「レタス」
プルI「野菜ばかりじゃない」
プルJ「じゃあ迷彩服」
プルH「エルメス…あ、今はララァ専用モビルアーマーって呼ばないといけないのね」
プルE「…ナメック星じ…やっぱりなんでもない…」
プル'S「(ナメック星じ…?)」
プルK「(みんな勘違いしてますね…汗)」
936 :
935:2006/04/29(土) 11:56:21 ID:???
訂正
一行目のプルF→プルK
四行目のプルK→プルF
駄文のうえに間違いスマソ…
実は発表するしないは別として、あの後ちくちく書いていたのです。
んでやっぱり書いてみようかなと思ったわけです。
まあお付き合いください。
第二章 アフター・ブレックファスト (1/5)
1・2案混合/アクシズに生存者がいることを気取られないため、廃墟の偽装を
行い隠れる。ただし相手次第で交渉もあり得る。
「…じゃあ、テレビ局の船が来ている間、生存者が元からいなかったという偽装
を行って、僕たちの誰かがばれたら事情を話して納得してもらうってことで、決
定でいいかな?」
朝食が終わった後すぐの食堂で、プルたちの顔を一人一人順番に見つめなが
ら、アムロはそう確認した。理論派のIと冷静沈着なFが同意した。
「うむ。まあ妥当な線だ」
「そうですわね、3〜6は論外として、1も2も単独では確実性に欠けますし」
「かくれんぼみたいで面白そうだね!ね!ね!ね!」
「遊びじゃないんだぞ、もちつけシーブック」
(プルD、そんな言葉どこで覚えたんだよ…)
楽しそうな案にのぼせてハイになっているプルAに、プルDのよく分からない
ツッコミが入るのを、アムロは軽いめまいとともに横目で眺めていた。アムロは
一拍おいてから軽く咳払いをして、会議室から持ってきていたホワイトボードに
偽装を行う上でのポイントを整理して表示させた。
「それじゃ具体的なところを詰めていこうか。これを見てくれ」
・船がアクシズに上陸した場合に我々が隠れる場所の確保
・モビルスーツ、ノーマルスーツなど機材の隠し場所の確保、または偽装
・明らかに人間が手を入れたと思わせる部分の痕跡の抹消(崩落地区の立入禁止
ロープなど)
・行動を把握するための超小型監視カメラの設置および有線ケーブルの敷設
・テレビ局の船とのランデブーまでの、詳細なタイムスケジュールの作成
「ざっとこのくらいの対策を施すことになるんだけど、これらの作業をそうだ
な、12日くらいで終わらせなければならない」
「なんで? 16日の余裕があるんじゃないの?」
「いいところに気がついたね。相手はこのアクシズよりも速い速度で接近してい
る。おそらく逆噴射で速度を合わせるには3〜4日間ほどかかるだろう。その頃
には光学カメラでアクシズが撮影できる距離に近づいているはずだ」
「そっか、そのころにアクシズのまわりで作業してると、見つかっちゃうんだ」
「ご名答。さて…この項目に他に質問のある人はいるかな?」
第二章 アフター・ブレックファスト (2/5)
その言葉とともに、颯爽と手をあげる姿が目に入る。シャアだ。
「相手が上陸した場合は、我々はとにかく隠れるんだな?」
「ああ、そのつもりだ」
「では、念のため1番目の項目はこうしておいた方がいい。『船がアクシズに上
陸した場合、我々がサバイバルテントで隠れられる場所の確保と非常食の確保』
とな。どこかの部屋に隠れるとなれば気密が確保されている必要があるが、サバ
イバルテントを使えば最悪真空中でも隠れられるからな」
そう言ってシャアは笑みを見せた。
サバイバルテントは直径2.5mほどの球形のもので、宇宙空間でも簡易的に空
気のある場所を作り出すことができるものだ。それほど特殊なものではなく海兵
隊の標準装備だったので、アクシズ内にも存在していた。標準酸素ボンベを使っ
た場合の滞在限度は1週間、定員は6名。外殻は特殊繊維製なので、しぼませれ
ば背負って携帯できる。簡易エアドームのようなものなのでエアロックはなく、
真空中では空気を排出しない限り出入りはできない。
「確かサバイバルテントは、今までに2つ見つかっていたな」
「そうだ。それにプルたちは子供だから、きちんと分配すれば14人でテントが2
つでも問題あるまい。二人の大人がそれぞれのテントに入れば、不測の事態にも
対応できるというものだ。」
「なるほど…いや待てよ。」
「(;▼∀▼) ギク」
「サバイバルテントを展開した後は、内部で何かあっても助けに入れない。…そ
れをいいことにプルたちに良からぬ事をするんじゃないだろうな」
「(ええい、完璧な作戦にならんとは…)不測の事態への対処のためだ。…せい
ぜい鑑賞するだけだ。そのくらいの役得があってもいいだろう」
「いいわけがないだろう! 貴様とプルたちだけをテントに入れるなんて、そん
な危険な真似をさせられると思うか!」
「これが一番効率的なのだ!アムロ、何故それが判らん!」
「そんな理屈!」
(あーあ、また始まったよ)
その後売り言葉に買い言葉の結果、顔面を通常の三倍に腫れ上がらせたシャア
が承認したため、結局アムロとシャアが同じテントに入ることとなった。たとえ
非常時であろうと、愛娘の貞操を案じる母心、というところだろうか。
ジオン軍の規定では小人3人で大人2人ぶんという人数の換算になる。つまり
テント1は大人2・小人4人、テント2は小人8人という分配でも定員はクリアし
ていることになる。
第二章 アフター・ブレックファスト (3/5)
「さて、次に現状の確認だな。まずアクシズの外部からの見え方の問題だけど、
これはほぼ先の戦乱時の状態そのままなので、特段の工作は必要ない。生命維持
装置や発電システムが動きっぱなしであることも、俺たちの存在を証明するもの
にはならないので、そのままでいいだろうね。ただし灯火管制は必要なので、外
に明りが漏れる可能性のある部分は埋めるか、そもそも使わないかのどちらかの
手段が必要だ。
一方内部のほうは、問題点がモビルスーツデッキとシャア農園の2ヶ所ある。
どちらも明らかに人の手が入っているので、仮にテレビ局が上陸してそれらを発
見した場合、生存者を確信されてしまう」
アムロの淡々とした説明で「まあ、そうだろうな」といった顔をしていたシャ
アは、納得づくであるとはいえ言わずにおれない気持ちを独りごちた。
「…あの農園は私が手塩にかけて復活させた大事な農園なんだぞ。非常時とは言
えそれを…」
「まあまあシャア、完全に使えなくする訳じゃないよ。そうだな、わざと雑草を
植えて放置されっぱなしのように演出するだけで充分さ」
「そのあと手入れし直す身になってみるんだな…ぶつぶつ」
「そういえばさ、アムロの私室も片付けなきゃいけないね」
そうプルDが小さくつぶやいた言葉は、周りに「ああ、確かに」という同意を
持って受けいれられた。アムロの部屋のガラクタは、あまりに雑多に過ぎて不自
然であった上、ところどころに使い古された縞々パンツが紛れ込んでいたので、
確かに片付けなければまずい。
「…なにっ、それは困るよプルD! メカニクスの大切さは君もわかるだろ
う!」
「ははは、アムロ。なに、全部捨てる訳じゃない。モビルスーツデッキのカモフ
ラージュに散らかすだけだろう」
「勝手なことを言って…そうやって貴様は、永遠に他人の不幸を笑うことしかし
ないんだ…」
「そんなことより、パンツにキノコが生えてないか心配ですわ…」
「サルマタケだっけ?」
「だからプルD、なんでそんなネタを知ってるんだ…」
第二章 アフター・ブレックファスト (4/5)
「そういえばモビルスーツデッキはどうするのよ、せっかくあたしたちのモビル
スーツを作ったのに…」
ここでプルAが不満の声を口にした。そのような不満の声があがることをとう
に見越していたプルIはさらりと答えた。
「大丈夫ではないかな。既存のパーツを使ったカスタム機でしかないのだから、
奥まった試作機用の格納庫にさえ移動させておけば、多少のビックリドッキリメ
カが安置されていても不思議ではない」
「えー、やだよ、あたし達のモビルスーツが見つかったら、持っていかれちゃう
かもしれないじゃん」
「それは私だって、自分の機体がひょっとしたらテレビ船に強奪されるかもしれ
ない状況は歓迎できない。だが最重要項目ではない。むしろ問題は…」
そう言うとプルIは、伊達眼鏡をずい、と指先であげてこう言った。
「むしろ問題は、サザビーとνガンダムが同じデッキにある事だ」
「そっか、アムロはガンダムでアクシズを持ち上げていたんだもんね、デッキに
あるはずがないや」
「それだけじゃない。先の戦乱を知る者ならこれらの機体の持ち主が行方不明で
あることは知っている事だろうし、その失われた専用機同士が同じ画面フレーム
に写ることは、シャアとアムロ本人が目撃されるのと同じくらいまずい」
「ネオジオンとロンド・ベルの癒着や裏取引、戦乱の自作自演が疑われたりしそ
うですね」
「そうだ」
冷静なプルKの同意にプルIもうなずいた。それをきっかけにプルズの間で、
先の第二次ネオジオン戦役の両軍の最新鋭機を云々する、無責任な議論が始まっ
た。
「ガンダムの不自然じゃない置き場所はどこだろうねぇ?」
「…もとのところがいい…」
「ああ、アクシズを持ち上げていた位置に、持ち上げていた格好そのままで固定
するってことか」
「たしかあそこには、大気圏突入で焦げた岩盤にガンダムの手跡が残ってるよ
な」
「岩盤をビームサーベルで溶かして、そこにガンダムのマニュピレータを突っ込
ませれば簡単だわね。」
「ええ、それなら比較的楽な作業かも知れませんわね」
「俺のガンダムが…せめてマニュピレータが溶岩で固着しない案を出してくれよ
…」
「じゃあじゃあ、サザビーは?」
「サザビーはアクシズ破口で擱座したカモフラージュを行うってんじゃ駄目?」
「ふむ、面白いな」
「それではまるで、私のサザビーが負けたようではないか!」
「事実負けてんじゃん」
「大佐、申し訳ありません、言い返せません」
おとな二人は心中穏やかならない様子であったが、プルズの構想は破綻してい
ない。代替案が出せないままこの案は決定となった。しかしプル達のモビルスー
ツをどうするかは保留となった。
第二章 アフター・ブレックファスト (5/5)
この家族会議も締めくくりの時間になって、アムロは先ほどのホワイトボード
の1番目と2番目の項目『行動を把握するための超小型監視カメラの設置および
有線ケーブルの敷設』と『テレビ局の船とのランデブーまでの、詳細なタイムス
ケジュールの作成』を点滅させ、注目を促しながらこう話した。
「まず勝手だけど俺とシャアの話し合いで、作業を行う上での班分けはこのよう
に決めさせてもらった。」
指揮官:シャア 副官:アムロ
第1班 班長:プルH 班員:プルA、プルB、プルC
第2班 班長:プルI 班員:プルD、プルE、プルF
第3班 班長:プルJ 班員:プルG、プルK、プルL
「さて、この2つの項目は絶対に行わなければいけないものなんだけど、みんな
の作業効率や想定される作業量を考えると、たとえ全力を出してもこれを含めた
5つのうち4つまでしか達成できないだろう。最後の4日間があれば全て満足でき
るだろうが、それでは遅い。そこで、さっき言った項目のうち3つの優先順位付
けを行い、順番に全力で行おうと思う。」
さてここで、1〜6の選択肢から適当と思われるものを選んでください。
1. サバイバルテントで隠れられる場所の確保・選定の優先順位を下げる。
(全力では3ヶ所までの候補の選定と準備、逃走経路の確保。もしくは1ヶ所
だけで満足する)
2. モビルスーツなど機材全ての隠し場所の確保の優先順位を下げる。
(全力では全ての機体を完全に隠蔽する。もしくはνガンダムとサザビーの隠
蔽だけで満足する)
3. シャア農園を含む居住ブロックのカモフラージュの優先順位を下げる。
(シャア農園の雑草への成長促進剤使用と全ての部屋のカモフラージュ。もし
くは主要な部分のみだいたいのカモフラージュで満足する)
4. 上の3つともまんべんなく行う。
(いずれも全力とそこそこの中間ほどの結果になる)
5. 上の3つとも全力で行う。
(ただしアクシズがテレビ船の観測範囲内に入った後にも行動せざるを得なく
なる)
6. アムロが示した項目の他に重要な点があるので、上の3つはそこそこの作業で
満足する。
(全てそこそこの結果だが他に行動ができる。具体的な行動を記述)
>942
MSの隠蔽を優先しつつ『森を見て木を隠せ』とばかりにそれ以上のツッコミ所(駄目な方に突き抜ける)を作ってみる。
944 :
通常の名無しさんの3倍:2006/05/01(月) 20:39:18 ID:BtAVRwSv
入港ポートに総帥服姿のミンキーモモ人形、「もう、子供なんて言わせない。」と書かれたプレートが妙に将来を不安にさせる。
傍らには何故か高野山で眉毛を片方剃り落としたようなデラーズ人形が鎮座している。
その後方を取り囲むようにピチピチビキニ一丁に蝶ネクタイのガトー・ラカンら屈強な肉達磨達。
トワニングが苦虫を潰したような渋い表情を浮かべる。
悪夢、この状況を形容するのにこれほど適した言葉はない。
これはアクシズなのか?
もしかして取材班を率いるのはカワグチ隊長なのか
946 :
通常の名無しさんの3倍:2006/05/01(月) 22:00:00 ID:BtAVRwSv
>942までの流れは1つの話題提供としては素晴らしいテーマなのだが、
選択肢がどれもこのスレ的に弱いと言うかエンターティメント性に欠けてるって言うか地味過ぎて作者の裁量に任せにくい。
読者参加型の小説の場合、選択肢は
・王道、まともに行くならコレは外せない。
・対抗案、説得力はあるがいささかネタ気味
・ネタ、つーか作者の趣味だろコレ
この3通りに分けるのが基本だ。
もちろん一極に寄り易くなるのもお約束だが。
この場合、アクシズの何を優先して隠蔽工作するかではなく、アクシズにどんなダミー措置を施すか?で聞いた方が判りやすい。
1.アクシズを完全に人の営みの無い亡国の状態にして何とかやりすごす
2.アクシズにまだ未知のテクノロジーがあるとし、クルーにバイオハザードの出没する危険地帯である事を認識させる
3.筋肉!ネクタイ!ぴちぴちパンツ!我等LOVE*2ミンキーハマーン様親衛隊!
が席巻する珍妙な空間がクルーを煙に巻く(アミー&キャシーもあるよ!)
これは一例に過ぎないが参加型の初回としては読者の嗜好や方向性を探るものになると思う。
947 :
シャアアズナブル:2006/05/01(月) 22:04:46 ID:RgvVsuGI
わっ‥……私がっ……
だっだめ男っ……
,イ |
// |!
//_-/r--、|!
// / | _」ト、
/\`/ |二_-┘ヽ
`i ,>、;/ー- 、 |
i ∠_;___\ |
iイ<二>,、<二> \ヽ
/ レ--"ノ `ー----、|\`
\`l (!" Jf! `
`ヽ ヾニニ> ゙イ"}-"
\ ー /ィ_}
|_`ー"´_」
__| ~||「 ̄人|、_
"´ ヽミ|||彡 /` ー
またお客さんが来たのかな?
イナ ゝ二二ニ )ノ l/二二ゝ ,ト、 } 〉
く. `:::-r‐t:::ァ、 :: ,r t::ァ 、:..∠人/
.ノ  ̄ ̄  ̄ ̄ lノ
( 〉 〈 | ________________
ノ i i / でもガンダムを
/ ゝ'^ ‐'^┘ヽ W < 一番巧く扱えるのは僕なんでぇ〜
/ , ' ニニ丶、 丶 / l \ カミーユには次で頑張ってって感じ
. ーくJ凵凵_j> > : /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
丶 `丶-−-- '´ /
950 :
シャアアズナブル:2006/05/02(火) 00:45:27 ID:XyLJrh/z
人
(゚Д゚)〈シャアは
結局
だめ男
だめランクS
でいい?
普通に考えてMSが見つかったら証拠品(戦利品)として持ちかえられるからNGじゃない?
確かに改造ドムはともかく、νガンダムとサザビーは持って帰られる可能性が高そうだね
ヾ;゚ー゚ノ ・・・・・・・・
ヾ▼∀▼)そぉ〜と・・・そぉ〜と・・・
△
.△△
△△△
△△△△
.△△△△△
△△△△△△
ヾ;゚Д゚ノ)<ワッ!!
ヾ▼Д▼)Σ!! ビクッ!!
△
.△
△△△ ガラガラ・・・
△△
.△△ △△
△ △ △△△△△ △ △△
ヾ;゚∀゚ノ ニヤニヤ
ヾ▼Д▼)・・・・・・・・
△△△ △△ △
△△△△△△△△△△△△△△△△△△
≡ヘ#▼Д▼)ノキサマガイナケレバ!! ≡ヘヾ;゚∀゚ノ ノ ブレイク!ブレイク!!
A*^∀^ノ 「楽しそうだねお父さん達」
J*‘−‘ノ 「生き生きしていますね」
>>946 3.筋肉!ネクタイ!ぴちぴちパンツ!我等LOVE*2ミンキーハマーン様親衛隊!
が席巻する珍妙な空間がクルーを煙に巻く(アミー&キャシーもあるよ!)
ワロタ詳細キボンヌ(特にアミー&キャシー)
>954
そう、まさかの時にハマーン様親衛隊!
我々ジオン国紳士の嗜みは1つ!「筋肉」!「ぴちぴちビキニ」!・・・2つか。
我らの嗜みは2つ!「筋肉」!「ぴちぴちビキニ」!「裸ネクタイ」!…3つか。
我らの嗜みは3つ!「筋肉」!「ぴちぴちビキニ」!「裸ネクタイ」!「ヒゲ」!・・・ええい、もういい!!
我らの嗜みの数々! 『筋肉』! 『その他』!!
フラガナンっ、強化用の薬物セットを持ってこい!
・・・やはり芸風は輪廻する。
生き残ったシャアと、ネオジオン仕官が元々いたけど、
アクシズから脱出を図った痕跡を偽装兼演出とかどうだろ?
ダメ親父本人に、ジオンのノーマルスーツを着て顔を見えないようにしたアムロ、
プルI、プルJあたりを大人びた感じに加工した合成写真を使ってさ
農園で泥だらけになって働くシャアの写真と、錆きってる偽装をしたトラクターを設置後、荒地偽装
住居エリアでは、軍服のJがシャアに食事を作ってやっている写真(大人っぽく加工した合成だけど)
を写真立てに入れて食卓に、食べ残しだったものがカラカラに乾いたスパム料理をさりげなく設置
アムロの部屋に蒸留酒の瓶を転がして、壊れたサザビーを直そうと試みて諦めた様子
真剣な顔で、旅立つ前に偽物のアムロの墓参りをする様子
等など、脱出に至るまでをでっちあげた経緯を映像を納めたビデオテープ&ビデオカメラでも転がしておく
最後に、空いてるハッチからコムサイか何かに乗って、護衛のMS(ネオジオン兵に扮したアムロが搭乗)付きで
刺さったνガンダムを背景に脱出していく監視カメラの映像(無論、合成)を壊れたように偽装した監視カメラに入れておく
で、もちろん細部のいたるところにシャアのダメっぷりをちりばめ、
アムロの死を悲しむ様子を収録し、二人を捜索する意欲がなくなるように誘導する
もう次スレの時期か…
川口浩探検隊のような大冒険をした果てにやっとの思いで手にした戦利品は一本の映像データ
こちらで撮った映像は全てララァ他悪霊の手で消去、改竄されていたため、宇宙空間で変な鳥が舞っているだけだった。
となると残ったこのデータがアクシズの内部を示すものになる。
果たしてデータは生きているのか?
そんな期待と不安に包まれたスペースシップ内に衝撃が走る!!
画面には椅子に座ったユーリ・ハスラーが出ている。
「それでは本日のニュースを始めます。
宇宙世紀0082年9月25日、アクシズ首相マハラジャ・カーン様のご息女ハマーン・カーン様が
サイド3ジオン共和国視察の為、ザンジバル級インゴルシュタットでご出立されました。」
しかしそこには「毛羽沙温泉古林亭」でまったりしているはにゃーん様とシャアが映っている。
そこへ乱入するマッチョ『ハマーン様親衛隊』、実はハマーン様は水着姿だったのだ!
『L・O・V・E! L・O・V・E! ミンキーはにゃーん様!!お願い聞いて!!』
その言葉を受けて、全裸のエンツォ・ベルニーニが妙に爽やかな笑顔を浮かべ、オルガンを『ババ〜ン!』と鳴らす。
ミンキーモモライブin毛羽沙温泉古林亭が始まろうとしていた。
それを見届けたカメラ目線のユーリ・ハスラーが
『and now』と言う。
その言葉に突然ボロ雑巾のような格好をしたノイエン・ビッターが
ダイヤモンド鉱山に埋まりそうになりながらこう応じる。
「It's」
ども、読者参加企画の新人です。
>>946 なるほど参考になります。
そもそも読者参加企画って言い方がまずかったのかなぁとひと悩み。
いや実はゲームブックやプレイバイメイルと同列なものって誤解してたようです。
ただ選択肢がマジメすぎることを自己弁護させてもらうと、
理屈の通らないストーリーは本意じゃないので、
あえて避けて通ってるという部分がいくつかありました。すいません。
それと最初の誤解もあり、できるだけ即決では決められない選択肢にしていました。
てなわけで、どうやら器じゃないみたいなので書くのやめときますね。
お騒がせしました〜
こうして職人はいなくなるわけか。
自分が書きたいものを書けばよい
962 :
通常の名無しさんの3倍:2006/05/03(水) 22:30:49 ID:1vFs66/U
>959
選択肢が真面目過ぎると言うより判りにくい、読者参加モノを書くノウハウが無かったのが致命的な問題。6択の内容は全て制作サイドで自由に決めれば良い部分じゃないか?
このシリーズ元々は糞スレだったのが偶然とネタで今の流れが出来たという代物なのだから空気は把握しといた方が良かった。
まあ確かにシリアスは話を締める程良いスパイスになるよ…、読み手に伝わる物を書けばの話だけど。
嫌な言い方だけど物書きの真似事をしている身として忠告をする。
書き手の独り善がりになっちゃいけないが読み手に阿る必要も無い。
ただ伝える為の手段とその技術を追求していけば良い。
壁に当たった時に筆を置くのは簡単だけど単なる経験不足が理由だったら辞めずに一本上げた方が良い。
または自分の土俵で一本作っても良い、伝える手段を放棄するのは論外。
>>962 いや、書いてる途中もおっしゃる通りのことで悩んでたんですわ。
というのも、最初に「読者参加企画」なんて名乗ってしまったもんだから
実はすでにおおまかなプロットが上がってたストーリーを捨てて
なんとか選択肢をでっち上げたってのが実情でして。
やったことがあるのはRPGのGMくらいなものなので、
そこらへんで突っ込まれても当たり前と言えば当たり前なんです。
読み手におもねる必要は無いって言葉は救われますけどね。
それじゃ選択肢を用意せずに当初のプロットで書いてみますか。
ここに書き込むかどうかは別として。
>>959の発言がうそになるからね。
>958
>宇宙空間で変な鳥
ひょっとしてその鳥の名前はムルキラとか言ったりするんじゃ……
965 :
:2006/05/04(木) 14:56:43 ID:???
機械の身体になって生涯現え(ry
./⌒丶
/ ヽ ヽ ,,
( ヽ ヽ ヽ /.ヽ ノ⌒
( ヽ ヽ ヽヽ 人 ( > ノ ノ⌒
( ヽ ヽ ヽ ヽ.. ││ ノ ノ ノヽ
( ヽ ヽ ヽ ヽl⌒l.ヽ ││ ノノ ノ ノ ヽ ム
( 、ヽ ヽ ヽ ヽ | |ヽ ││ ノ ノ ノ ノ ヽ ル
( 、、ヽ 、ヽ ヽ│ │ ヽ ││ (⌒.)ノ ノ ノ ヽ キ
( 、、 、 、、ヽ .│ │ヽヽ ノ ヽ ノ│ │ノ ノ ノ 丶 ラ
( 、、、、、、、、、、\ \ヽ/Λ_Λ.\ノ/ / ノ ノ ノ ) で
(............ \ \(▼∀▼) / /ノ ノ ノ ノ ) す
( , , , , , , , , , , ,ヽ ⌒ /ノ ノ ノ ノ ) が
(, , , , , , , ・ ・ ・ ・ ノ 鳥 イ、ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ) 、
( , , , , , , ・ ・ ・ ・/ /ヽ丶 ヽ ヽヽヽヽヽ ) 呼
( , , , , , , ・ ・・/ / \ \ヽ ヽ ヽ ヽ 丿 び
( , , , , , ・ / ん、 \ \ヽ ヽ ヽ ノ ま
( , , , /(__ ( > )ヽ ヽ ノ す
(, , / `し' / / \/ た
\/ ( ̄ / か
彡 ) | ?
\_つ
>>964 そこで航空宇宙軍史ネタを持ってくるところに深い業を見た
>>966 _, -=''"" ̄ ̄""=―,.、
_〆、  ̄=.、
/ - ,
> 丶 '
:" .__=__ ヽ r'⌒⌒'、 /
/ / | |r'⌒  ̄=--_ ゞ .' /,( ミ""),;:"
/〆" /E).| |( rνyy'ソ `ヽ |; .∴ ' ( ヾ▼ノ
/ ( /_/ |ヾ# ゚Д ゚ノ \ ミ ・,‘`,;:;"ノ" _/ /`,;:+"
ヽ ミ |ヽ,- ⌒ヽ ,_ ミ |i`,";:*`,.`゚y'⌒ ⌒ヽ`;:,"`;:,
 ̄| ミ 人ヽ Y(三) ヽ |:";:;+,`;:,ゞ,; / ノ | 丶
| | / \_ノ 》 ij `,;:",`,+;:"、,/´ヾ_ノ,;`,、,.`;:
ヽ ヽ | i| |i ./ ,"+,:`,;:":,+`;:;,`"`+ゞ丶
"ー- 、 | i| ミ / / / ”‘`;:
ヽ ヽ ノ / / / ,' 丶
ヽ ヽ / / / /| | ヽ
/ ) .// !、_/ / 〉
/ / / |_/
.| .| ./
\_|
'
/
.\ゝ从//∠
なんだか今猛烈にスパムが食いたい。
だが近所の輸入食品の店が閉店してしまい、ネットで取り寄せか遠方まで買出ししか入手手段が無い。
そこまでして食うのもな〜…ほんの一口二口食べたいだけだしなあ。
「街の弁当屋」っていうチェーン店でスパムむすび売ってたりするが、
弁当屋としては後発だから出店数が少ないんだな。
母の実家のある沖縄に遊びに行ったとき、近所の定食屋に入った。
ポーク卵定食を頼んだ。
焼いたスパムと卵焼きが出てきた。びっくり。
でも美味しかった。
アムロも北米時代スパム食べてたのかな。
アムロも北米時代
↓
アムロ北米時代も
連続すまん。
973 :
通常の名無しさんの3倍:2006/05/05(金) 10:58:39 ID:GhrPFbLI
どうでも良いがアムロ北宋に見えた。
977 :
通常の名無しさんの3倍:2006/05/06(土) 08:54:55 ID:IoVfy742
うめ
次スレおめ