1stΖ】大河ドラマ「劇場版ガンダム」を考える【CCA
4 :
ガンダムT→U→V→ΖガンダムT→U→Vの六部作?2:
■語ろうΖガンダム!
INTERVIEW:6 富野由悠季
“ガンダム6部作という大河ドラマ”
富野 『ファーストガンダム』と『Ζ』、“ガンダム6部作”の上映会というのが、恐らくしょっちゅうどこかでやられると思う。
この6本の流れっていうのは、すさまじいですね。その上映会にはむしろ50になった方が見に行くでしょう。そういう作品になっています。
《中略》「これだけの大河ドラマがあるんだぞ!」っていうのが、ガンダム6部作の10年後の評価になると思います。こんなのひとりの人間が、予定して作れるものじゃないですもの。
だって『スターウォーズ』は、最新作の2本は見てないんだけども、今みたいな評価論って聞こえてこないよね。「パズルをはめた」っていうのは聞こえてくるんだけど。
―――そうですね。
富野 そういう風に意識しないでよかったなっていうのは、すごく感じますね。
《中略》“ガンダム6部作”って言い方になったときに、少年の時代のビビットさが、大人の世界になってこういう風に入り乱れていくっていう、10年くらいの世代ギャップが見えてきて、「大人ってこうなのね」っていう、大河ドラマが見えてくるわけでしょ?
で、そのうえで『Ζ』3部作のエンディングがあれば、そういうものを全部ひっくるめた総論になって、ガンダム6部作っていう大河ドラマが完成するだろうなって、思えるようになりましたね。