[カミーユ]ゼロから語るZ&ZZスレPart34[ジュドー]

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441N ◆SHINE/D8Qc
コラム。
題名「逆シャアの真髄は、ベルチルにあり。もしくはZ初期案に相当するものである」

前文は、ベルトーチカチルドレンを読まれた方ならお分かりいただけるものである。監督自身が映画媒体で結婚したアムロを描いてよいものか?と思案したが、
思いを捨てきれず、真実の逆シャアを執筆したと。ただしこれは、飽くまでもZ初期案に包括されている極一部の設定を活かしたものであり、ハイストリーマーは、
映画本編と同様の内容になっていて読む価値が無い。勿論、逆シャアの時点で、Zの二番煎じに過ぎないのだが、その二番煎じベルチルについて意見する。
映像媒体としての逆シャアは監督の真意とはずれがあるので、おそらく永久にこの作品に触れていくのは映像からの方が多いだろうが、
それは監督の意図したものではないのである。残念なことだとは思うが。

監督は、アムロレイならば連邦内部に居ても高官を説得できるとZZにおいてハヤトに言わせている。彼は宇宙に上がった後、何をしていたのか?
しばらくは何もせず、その後はMS弄っていたようだ。リ・ガズィ、これが彼が戦力として、導入した機体である。正直本人も期待した出来ではないので、
次なるνガンダムへと、飽くまでも着眼点をファンネルの照準を合わせやすいようにするためのサイコミュ導入型の機体を造っている。P108
だが、シャアは、サイコドーガをくれてやったと言う。サイコドーガのサイコミュはサイコフレーム。これは、νガンダムのもの以上に、
パイロットの思惟・意識の集中・敵のも存在を感知する能力があった。シャアはわざと、自分で認めているが、これをアムロに渡したのだ。
理由はこうだ。アムロが術解している。
「シャアは。ね。サイコ・ドーガか?マニュアルにあったあのモビルスーツの名称、?あれをぼくに見せたいために、わざと捕獲させたんだよ」p133
「リ・ガズィのようなモビルスーツしか使えないぼくを哀れんで」p134
「シャアは、(中略)、それでさ、νガンダムの性能も知って、呆れて、サイコ・ドーガを提供してくれたんだ……」p134
本当にその通りなのだが、後にシャアが認めているからだけども、シャアはまさかこんな幼稚な奴とはとても思えない。
アムロ曰く、
「ララァが、シャアは純粋だといった意味が分かったよ……シャアは、ああいう奴だ、ティターンズの時代から、ぼくに勝つ準備をしていたんだ」p134
これこそアムロがシャアをやっとまでして分かれなかった理由。私怨恩根因縁義憤。シャアは父ダイクンの後を継ぎ、本気でネオジオンを組織し、
今の時代なら連邦政府の動いてる実線部隊はロンドベルだけで勝てるとふんだのだ。
シャアの理想と思想はこうだ。
アムロ「個人に、人類を粛清する権利はないっ!」p61
シャア「愚かな者に、地球を汚染し、破壊する権利も無い!だから、(略)粛清する!」p61
シャアの目論見は一つしかないが、シャアは地球潰しの作戦を、アムロと共有したかったのだ。このエゴにお前も付き合って欲しいと切に何度も願っている。
何故か?ララァとの因縁に始まり、二人は共闘し、惹かれあった。シャアは自分とアムロは似すぎているとも言っている。そのアムロの腑抜けさが本当なら、
止められる筈が無い、しかし今のアムロならば止められるのではないか?刻、既に遅し。人類は飽和した地球を汚染し続けている。そんな時に!
そうゆうくやしさがにじみ出ている、シャアからは。だがアムロ、最後までただの一兵士にすぎなかった。
「シャア・アズナブルが粛清しようというのだ!アムロ!」p60
442N ◆SHINE/D8Qc :2005/07/14(木) 00:08:53 ID:???
この台詞をストレートにしか受け止めれないアムロ。Ζ時代のシャアは、地球連邦軍の総帥になろうとしたが、若いカミーユを失ってしまい、連邦の愚かさも垣間見た。
クェスですらその幼い精神で、シャアの勘の正しさを洞察力で見抜いたというのに・・・。
ハサウェイもまた、マフティーとなり、シャアの正しさを証明しようとしたのに・・・。
クェス「シャアって哲学やってるのよ。シャアの父親ってジオン・ダイクンでしょ?(中略)それに、今でも、ダイクンのスペースノイド独立宣言っていうのは、支持
されてるんだから、シャアが、地球に心を引かれっ放しの人を何とかしようとっていうのも分かるわ。だから、地球の寒冷化作戦なのよ。頭を冷やして分かれって!」p119
ハサウェイ「シャアは、ニュータイプだって思っていたんだよな。俺……そんな人がなんで地球を潰すのかって考えちゃうんだよなあ……」p120
クェス「ニュータイプだって言われてるアムロにも会ったけど……あたしは、あの人優しい人だと思うけど、それだけじゃないかって思ったな……」p120
クェスの発言は幼いながらも説得力がある、事実、シャアが後継者として選んだのはカミーユをだからだ。
アムロについては後に言及するが正体は、腑抜けさにおぼれたNTだ!
そして、ハサはシャアのテロリズムに感化され、マランビジーとなる。
しかし彼らは、今はまだ子供なのだ。
アムロ「ぼくは、初期のモビルスーツの傑作機ガンダムのパイロットでシャアに勝った男だ。なのに、地球連邦軍に飼い殺しにされてさ……
シャアは、新しい赤いモビルスーツを建造できたのに、こっちは、ようやく今日だ。しかもサイコフレームのアイデア……負けているよ……」p133
これだけが自慢できる男なのだ!
「シャアは、ね。サイコ・ドーガか?マニュアルにあったあのモビルスーツの名称?あれをぼくに見せたいために、わざわざ捕獲させたんだよ。
でなければ、ああも簡単に撤退はしない」p133
ベル「そんなことして、意味あるの?」p134
アムロ「いや、彼にとっては……地球寒冷化作戦なんて、ついでの作戦なんだ」p134
「ララァが、シャアが純粋だと言った意味が分かったよ……シャアは、そういう奴だ。ティターンズの時代から、ぼくに勝つ準備をしていたんだ。そして、邪魔なものがいなくなった今の時代に、
地球圏に戻って来た……互角のモビルスーツで戦って、ぼくに勝ちたいんだよ……」p134
ベル「そんなの子供の夢よ!」p134
本当にそうか?と耳を疑うような台詞である。シャアは、Ζ時代、ララァのことは吹っ切っている。地球連邦軍の総帥になるべきですと言われ、
それをカミーユらに刺激されていたのがシャアという人だ。NTによる世直しこそが一貫したシャアのポリシーなのだ。
その彼が、何故今になって地球潰しをするのだ?アムロの思考はここで止まる。
シャアは、人類を粛清するという業を、誰かと共有したかったのだ。分かるかアムロ!この苦しみが!人に与える罰の重みが分かるか!
業の深さを、憎しみを、思う存分ぶつけたかったのだ。落ちていく隕石を見つめながら、νガンダム相手にこれ以上ない己の感情の発露を、
見出したかったのだ。それ程に地球をもまた、残酷なくらい純粋に愛したのだ。ララァと共感できたNT。世直しすらまともに出来ない貴様に、粛清する者の重みが分かるか!
シャアは、後継者として、カミーユの才能を愛したように、クェスもまた、愛した。そしてハサウェイもまた・・・シャアに感化されてテロに走った。
シャアを起点として物語は動く・・・アムロにはその素養があるのに、出来ない。優しさが武器?偽善だろ、こいつのは。