★★ゼロから語る機動戦士ZガンダムPart33★★

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326通常の名無しさんの3倍
 ヒストリカ02での「父親を殺したかもしれないと錯覚云々」で考えを深めたが
既存のカミーユとは、「大人の男」を拒否するイコンだったのだな。
だから女名前であり、クワトロを殴るし、女子供の幽霊ばかり召喚するし、
大人になりかけの17才という設定にもかかわらず未分化なままで、
生物・社会的意味で何処にも属さず、大人にならずに物語は終わったのだ・・・

 ジオやハンブラビの隠し腕は男根の象徴で、
レコアのメタスが股間を刺されるシーンはヤバイ・・・
TV最終回のWR突撃、弱者(女子供)だから暴力をふるってもいいという立場が
強者になってしまった瞬間に自己矛盾で崩壊するのだ・・・
ウォンに言う「暴力はいけない」も、MPへの過剰な反撃も、全部伏線だったのだ。
小説版ではジオを大人の男とみなして撥ね返したあと、母なる宇宙の胎内に
還ってしまった・・・そんなに大人の男になるのは汚いことか。モラトリアム小僧。

これが当時の富野の気分で、これを直したというのなら劇場版ラストでは
母となったファと仲良く戦場を離れている、父となったカミーユを想像するな。
シンタとクム、ミネバも一緒にいたりすると微笑ましいなあ。

 で、ZガンダムのMSには性別があるという話・・・
上述のジオ、ハンブラビはオス、その他普通のは大体オスだが
メタス、キュベレイ、パラスアテネなどはメスだろう。
そしてガンダムは、無性で正義を見据えようとする子供の象徴だ。
だからカミーユだけでなく、Mk−Uに乗るエマまでが性的にオボコいのだ・・・

明らかにメスっぽいバウンドドッグにわざわざ乗ったジェリドがラスト
「お前は人殺しだ」という現実を突きつけに来るのは
カミーユに自己矛盾を自覚させるイコンという、
「そういうお前にヤられまくってんだぜオレ」としてのジェリドのあり方なのか・・・

ジェリドって・・・