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通常の名無しさんの3倍:2005/06/11(土) 23:01:18 ID:9xQoRYx0
219 名前: 3月9日(6/9) [sage] 投稿日: 04/07/09 15:25 ID:???
,. ‐';ニ"´ニイ:i!:、ヽ:.:`ヽ、_
/.:///:.イ:.|:|:|i:.:ヽ:.、ヽ:、ヽ、 あぁ・・
:.:/:/./://:|:.:|:!:|:|i:.:.:゙,:.:.:.リ:.ヽ\
./:.:/:/:.:.//ハ:.:i:.:l:.:.i:.:.:i:.ヽ`:|:!:.:ヽヽ
:.:/.:/:.:./:.l!::.:.ハ:.V:.;、:i:.:.|:.:.ヽ|:.i:.i:.:.',:.゙:, ※(さて、どうするか。ここでシラをきってロランは来てないというのも面白いが、
/l!:/.:.:/|!.|:.:./ハ:',:|:ヽ:、|!:.:.:.ハ:.||:.',:.i:、:', そんなことをしてもこちらに何一つメリットはない。疑われるだけだ。けれど、
!|l,:!:.:.:.:|.| |レ/∧:l:メ!:.ヽ:.:|:.|/:.i:.リ:、',:|:.i:.i ロランは帰ったら、グエンに本当にやられるかもしれない。まぁ、それでも
:|l.|:.:.:.:|!.:|:.//¬i:.{‐、.:|.ト、:l:|、:.!:.:.i:ヽ|:.|:| エクソダスされるよりはいいだろうが、ショックのあまり彼に自殺されても困る。計画が狂う。
i:.:| |:.:.|l:.:.l/ィ示ヽミ !.メ| 〉ヽ!:|_!:.|:i.:N:.| それにこいつは今は雑誌の編集で頭が一杯だが、いずれ赤棟に興味を持つかもしれない)
:.:.l!:l、.:.:l、:l`ヽ::ノ_, ' リ |i |.,.ィl、.|::!||:.メ:リ ※思考時間 0.2秒
、:.l!.N、:い!. !く:::ソ } |:.:|/:/ ・・・彼なら僕の部屋で休んでますよ。
!:i、.i!リ ヽ! , `~ /|:ノ:/
:.i|:iN ` .: ノ /:!レ/′
:、l:|ハ 、____ /::i/'′ (といっておくのが一番無難だろう。これならばこちらとしてはあくまで受け手だし、
小| ヽ `''ー‐`'' /|/l 赤棟としてはただ保護しただけだという名目がつく・・・)
:.:トヽ \ /
/::i :::::::::;イ:::ヽ、::::::::::::::::`、:ヽ、 ::::::`:、`、:、、:::::`:::ー::- /
//:::::゙ ::::::/:::゙、::ヽ:`:::::、::::::::::':;::::`'::::、:::::ヽ:゙、`、`::':ー‐-/ それはそれは・・・
/ !/:::::'、 ;':::::::::ヽ::::`:、:::::`::::、:::i:::::::::::::::`::、:',::';::ヽ;:::::::::/
ノ::/:ヽ ::::::::N゙ヽ::::`:::、:::::::::r!、::::、::_:::::::ヽl::ト:;:::::::::::;'
,:';:.イ::::::::l`、 :::| ,'T \:、::::`ヾ、\;f'i i\:::|:l:::゙、:::::::l ご迷惑かけて申し訳ありませんでした。
ノ'" |::::::::|;::、ヽ! l ヽ-' ` `' 、:::、`ヽ、`'' ' 丿.l:':::::::';:__」
, -+!::{'|!、::ヽ、`` -‐' ` ヽ、 ''' ´ .ノ、::::::::l::`i こちらのことはこちらでなんとかしますから、
f'´/ | |:;' ヽ::::ヽ / ||:;::::::、:::l
/ | ゙;::f、` 、 | }:::;!`i、! ロラン君を引き取らせてもらってよろしいでしょうか?
/ ヽ. ';::ハ、. 、 ` ` , レ'.|:ハ .|/l
', |: ヽ、 ー----‐ '" // リ '、
', ',. i\ / / l .::〉、
ヽ ', _', ', l、 l\ ,. '´ 」.._ .//\
220 名前: 3月9日(7/9) [sage] 投稿日: 04/07/09 15:33 ID:???
____,....
,. ‐';ニ"´ニイ:i!:、ヽ:.:`ヽ、_ ・・・・・。
/.:///:.イ:.|:|:|i:.:ヽ:.、ヽ:、ヽ、
:.:/:/./://:|:.:|:!:|:|i:.:.:゙,:.:.:.リ:.ヽ\ ※(カマをかけてきたな。ロランと僕は仲がいいことになっている。少なくとも、表面的には。
./:.:/:/:.:.//ハ:.:i:.:l:.:.i:.:.:i:.ヽ`:|:!:.:ヽヽ 勿論、ロランとしては純粋な友情だろうが、僕は違う。あくまでこれはエクソダスのための
:.:/.:/:.:./:.l!::.:.ハ:.V:.;、:i:.:.|:.:.ヽ|:.i:.i:.:.',:.゙:, 手段に過ぎない。白棟の情勢をしっておく必要があるからだ。ブラフだ。
/l!:/.:.:/|!.|:.:./ハ:',:|:ヽ:、|!:.:.:.ハ:.||:.',:.i:、:', ここで彼にロランを渡すと、それは僕とロランが親しくなかったことの証拠にされてしまう。
!|l,:!:.:.:.:|.| |レ/∧:l:メ!:.ヽ:.:|:.|/:.i:.リ:、',:|:.i:.i 友人がレイプされるかもしれないのに渡すやつはいない。友情が嘘だと思われる。
:|l.|:.:.:.:|!.:|:.//¬i:.{‐、.:|.ト、:l:|、:.!:.:.i:ヽ|:.|:| となると、ここは彼を庇っておいたほうが、管理人の倫理としてはマイナスだが、
i:.:| |:.:.|l:.:.l/ィ示ヽミ !.メ| 〉ヽ!:|_!:.|:i.:N:.| ロランと友人関係を持つ一個人としてはプラスに扱われることになる。
:.:.l!:l、.:.:l、:l`ヽ::ノ_, ' リ |i |.,.ィl、.|::!||:.メ:リ さて、となるとどう返事をするべきか・・・やはり友人をとったとすべきか・・)
、:.l!.N、:い!. !く:::ソ } |:.:|/:/ ※約 0.13秒
!:i、.i!リ ヽ! , `~ /|:ノ:/
:.i|:iN ` .: ノ /:!レ/′ あぁ・・けれど、今日はこっちで泊めようと思ってるんですよ。彼もそれを望んでますし。
:、l:|ハ ___ /::i/'′ それに・・・ゲームの賭けの対象にされたんですよね?彼は。
小| ヽ `''ー‐`'' /|/l しかも貴方もそれに関与しているって聞きましたよ。賭けに参加させたんでしょう?
:.:トヽ \ / ちょっとは彼の気持を考えてみたらどうですか?!
(と、ここで友人の気持を代弁して憤慨するという熱い友情を示す)
/!/ヽ::::\::ヽ\ヽ、::::::\ヽ:::::::::::ミ./
/::::!i::::',ヽ::iヽ\:\!::\ヽ::ヽ`::::::::::ヽi. : :
//:::::i:::::::'.,ヽ:i:::::::`::ヽ::::ヽ\:\:::::::::ヽi : :
/::::::::::l:::∧:、::、:!::iヽ_::::::ヽ:::ヽ\:ヾ:::::≦ : :
iソ:::::::::!:i{:)ヾヾヽ::i {:ソヽ、::::::::ヽ\::\::::::i : :
リ i!:::i:::::!゙=ツ` `ヾ!=" i::::::::`::ヽ:::::::ヾ', : :
! i:::!i::::i ヽ 、 i::::::::::::::::`:::、::ヽゝ
リ i!'i:', ` i::::::::::::::::::::::::\ミ、`-...._....-
! ! ハ. ヾニ= !:へ:::、:::::::::ヽ\`
i:i ー ,..ィリ ヾ、シァヾミ、
リヽ ,..::'" ! : /'"/ `ーェ、
`""´ヽ :. // / r'´ `- 、._
ヽ、 :/ /ン i `ヽ
ヽ' / i ',
221 名前: 3月9日(8/9) [sage] 投稿日: 04/07/09 15:44 ID:???
/:::〃i::::',::::ヽヾヽ::ヽ\:、\:'.,',`ヽ::::::::::ミェ、、、 と
/::::/::!::'::::::':,:'.,::::ヽヽ、::::::::::\\',:::::::::::::::ヽ ̄ 月 て
/::::::i:::::::i:::、::::::::ヽ:::、、:::ヽ::::、::::::\ヽ、:::::::::ヽ:ミー な 光 も
,'::;::::i:::::::l!::!ァ、:::::::::ヾ:、r゙=、::::ヽ::::::::::ヽ::::::::::::`、ヾ、 り 蝶
/シi::::i::i::::!:ii (::メヾ、::'.,メ (::ソ,゙i::::ヽ:::::::::ヽ::::::::::::ヽ、 ま な
/' i:::i::!::::::i '=テ' ` ヾ::ミ=" リ::::ヽ::::、:::::::::::::::::::::ヽ、 し 気
i:::!:::i:::::!. ヾ .、 ` l!i:::::::::::::'::::::::::::::ミ`ヽ た 持
'i::::l !i:::'、 ` ! i:::::l::::::::::::::::::::ヽ`ヽ : ち
'i::l i;lヾ、. ==- , イリ,:::i゙テ、::::::::::::ミヾ、 : に
';i il 'i:ヽ 'ー ,...:': : i! ';:i'シ' `` ー-=:、ヽ
! ! 'i:::'、 ,...:':::::: : ! // , ', -‐'''''ー 、\
リ `ー ヽ、:::::: ; ,'//〃 ` ヽ
``ヽ、 // 〃 ヽ
ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;N ヽ;;;;;;;;;/ l;;;;;;;;;;;;;;;;;/
_」;;;;;;;;;;;;;;;;;ト! ∨∨ |;;;;;;;;;;;;;;7´
 ̄`ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ト、 ‐ 、 `i;;;;;;;;;/
_>;;;;;;;;;;;;;;;;Nヽv- ‐ ミ:、__ _,,ィァ¬、vj!;;;;;/ <赤棟にくるな!早く帰れ!
ヽ、`ヽ;;/rク7;;;ト、ミi{ {:::〉 l}>-z=i <i{ 〈:::} }/ Vニ,ヽ ,_,ィ=-、 __,rー 、
';'、 { !、レハ、! ヾミ=−ジ~´ `ニ=‐'" ,}K // //_, /,ィフ;;;;;/⌒ヽ
\};;;ヽ、>、 − i ヽ、 /゙ '^! 、、 ./ノ-'/ /;;{'´ _,/;∠ノ;;;;;∠,____
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;` ̄| }、 / ___ __ l ノl|'II゙_,ノ-';;;;ノ'´;;;;;;/;;;;;;;;;;_;;、-‐<´
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/| ヾミーム三三三三三ミニジノB;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'ー'´;;< ̄`
;;;;;;;;;;;;;;;r‐<|!ヽ,l `ヾミ{从儿从儿从州' /Y^^i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;ナ' ノ `ト、 `'ミ三三三三三ツ ハ ヽへ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;←突然奥から顔を出したセイラ・マス
/::::i::::、:::ヽ、:::::\:ヽ:\::::::ヽ:::、::ヽ::、:',
/::i|::l::ト、ヽ::、:::ヽ:、::::::\::ヽ::::l::::ヽ::i:::i:::!
/:/:!:::!:|::ヽ:\ヽ::::、:\::::ヽ:::ヽ!::::::i::|:::!::!
!ハ::|::::i::l:|心、:ヽ::\:ヽ_\、\:::ヽ:::|!::|:|i ・・・・
i、:!:|:、N{、ヒjヽゝ\ヾイ ヒj >、ヽi:、|!:|:l (やばい。セイラのやつ、過剰に反応しすぎている。
ヽ:!::トヽ ̄ l! ` ` ̄´ |::l::|:|j:,!:! そんな対応をしたら何かこちらに含む所があると疑われてしまう。
ト、::! u j |::/lj:::!リ なんでそんなこともわからないんだ?こいつを刺激してしまえば
ヾ、 丶 - リイ:|リ 遠大な計画の全てが水泡に帰してしまうというのに・・・馬鹿が・・)
リヽ ‐、ー- 、_ /イ:::i
rー'"ト:l゙、  ̄ ./ , |::! ・・・すいません。きにしないでください。彼女はちょっとヒステリー気味なんです。
/ ヘ ヾ ヽ、 _,. ' / |:' (ちょっと苦しいな・・・このフォローは・・)
222 名前: 3月9日(9/10) [sage] 投稿日: 04/07/09 15:46 ID:???
__ __....、、
/´:::::´::::::::<´
. _i:::::::::::::::::::::、:::::::`≧ー- ・・・・・すいません。もう帰ります・・
ァ7::::::::::::::::::ヽ::::\\::::ャ、
/,':::::::::::::::::::::ヽ::\::::ヽ:ヽ`ヽ ロランくんは今日のところはそっちに泊めてもらったほうがいいですね・・
/i:::::i:::::::::、::、::::、:::ヽ:::ヽ:::ヾヽ
ソ::::l::::::::tj‐リヾミヾ_ヾ::::::::::::::゙i それじゃあよろしくお願いします・・・
. /::::::!::::::ト= ゙ ヾヒ'`i!::::::::::::ハ!
l:il::::::::ハ. . . "" l!::::::::::!
、、._ リ i::::::l、 r‐┐ /:::::iヾl゙ あ、これはロランの着替えです・・・どうぞ・・
 ̄/ リ::::lヽ. =.-' ,/:::::l !_リ-- 、
i 〃i!l. ヽ、... ィ::/kン于ラ r' ̄ヾY 渡しておいてください・・・
i ヾ'、 'ヾ ""゙/ i!.lヾ!//ヽヽ | l へ,、
. i `、ヽヽ , ノ.i li // llヽ i l //:.、>`ー-.、
', ヾ、.ー-‐,ン´,i l l i 〃l iヽヽ ヾ、:::::::r┴-=、`i
', ' `二――┴リ_l―サ┴'‐‐!l--、、_ヾxし/‐--ヽ!
ii ,r‐''''''''ー|::::| | ~ i i しー-- i
ii / |::::| | i iーレ゙ l
!!/iソ; |::::! | ' | ii ノ
./ リ/ |:::: ! | i `ー /
,' ,: /| i l l. ill. i ! ,i l::::::::: わかりました。渡しておきましょう。
,' / / l l. il|i l ∧メ !::::::::
,' ,' . ,'i lハ ', i. ill X ',、:::::::::: (やけにあっさり引き下がったな・・
,'f ,' ,' i i i! ! i l i il i i l.l! iヽ:::::::: 初めからロランの着替えを持ってきてるってことは
li'} ハ: ,'i i、! ', ' ヾi i i i l l l ! i:::::::r^ こっちに泊めさせる気だったのに、引き取りにきたなど
i!.i ソ il ir !ミ、、 i !、 ', ! ',l i ', ',',::::i しゃあしゃあと白々しい手を使う・・ひょっとして今回の
l i ,' ハ i !! 廴ツ、ヾ ':、 i i i !ヽゝ::::l ゲーム騒動は全てこいつが仕組んだことじゃないか?
!.li!.l|!| リ ` ェ、..ヾ ヾ、 ヽ:、 i ! ハ、!l ヾ、::l となるとあの二人も初めから俺に見つかるようにわざと
! !从 """ヾ:、ヾ: 、弌itーマ、:ヽi あんなところで会話をしていたのか・・・?これは様子見・・
′ i .:: ヽ ー`=.公、`:i こちらが思っている以上に、奴は赤棟に興味を持っている・・)
、、_ _,r:::i rー-‐ '''' ー ‐ --:: 、:ヽ::i
`''''"'''ー- 、、、、、、、、、 -‐ー''''''' /:::'. ``¨':':‐:::::::-::::::::、_ ヽ:;::l
'" ./" ゙:, ゙、 ヽ、,..:::::::::::::::/ , ` 、 `
__, ',::、 ゙ヽ 、:_:::::::::::r ;´ ' ヽ、 ` -、 それじゃあ、お気をつけて。
`;;=--‐‐''''"" ',:::、 `'':::::::::::::;: ' i ヽ、,
i´ , ',::ヽ ::::;::i _ -t^ヽ、_ ゙` ロランは明日にはそっちに返しますよ。
l i ヽ::`:ー ':::::i .ノ:i ノ:::::::: 〉
' il ,.ゞ=ー'"メ /::::レ:::::::::::/
i il _ ,ィニ´ ニヽ ーヽ:::::::::::::::/
223 名前: 3月9日(10/10) [sage] 投稿日: 04/07/09 15:55 ID:???
6 自室にて
__
. ‐'"´ ,. -‐` 'ー- 、
/ ∠-‐''''" ̄ ̄``ヽ.
/ . /~`´ヽ`、`、 ヽ
. l .' : .' / l l l l l
. l i i : i | {'" ̄` ヽト、} l |
l i rl l トl、レi´「` ィTiレヘノ
| l l l、 l └' U l えらくおそかったですね。
| : :ヽl l ` 、 ll 玄関の方で話し声がしてましたけど何かあったんですか?
. | l : i | ト、 ー_‐´.イl
| l i l i| l /i |l
ノ ノ l l l lヽl―‐┐ l二, l lノ
. i ,' l _ノ-<` 、L_L ムL|_
/ ̄ `ヾ::::::ヽ 。`i/ `i::::i`ー、
ヾ:::::ヽ `i。 }:::
_,、r'´:::‐、`ヾ‐、`丶、
/:::::l、:{⌒ヾヽ::ト、:ヽ:::::ヽ
//!:::i:l:!::ヾ、::::::ヾ::!`ヽ:ヽ:::::ヽ
〃:!:l::::l!:ト、::::liヽ、:::リ:!::i:::ヽ:ヽ::::i
i:!::!i::i::::i::!:i:ヾ!:i::::!:、:::!:::l:i:!:ヽヽ:l:!
l!::!:!:iト:::!:i:j/代トト、l:ハ::升ト!:l::!:!lj いや?別に何も。
li::l::N{:ヾVヘ「 ̄` lハ ソr‐テハ!:l/
!:l!:ト、l::l{` ! j川/
ヾト辷N! ノ !:l/ (とりあえず今日のところはよしとするか。
Yl:ト、 ヾ==r ノ/ あいつが真理に到達する時間と、こちらがエクソダスする
iN \. ` ニ′/}' 時間。どっちが早いかは明白。それに気がついたところで
h 丶、 / どうすることもできないという絶望感にひたることになるだけだ。
ノ ̄´"''‐ 、 `¨´U こちらとしては、あくまで友好を保ちつつ、それでいて距離を
_rく /癶V⌒!=| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 保つ関係を維持しなければならない。そのためにも、緩衝材として
__,、=T下、``ヽ /‐''"_, -ヘ| | ロランは必要だ。アムロはその点で役に立たないからな・・)
/「 ̄´ ヽヽ \ ヽ/ ´ _,,厶ヘ ∧=、、
|八 \ __/ _,)ヽ___/ ヽ ``=、、
‖ \ ! V´ ̄:::::/ _,ノk>、`T!::::::":::\_ ‖
疲れた・・・
この後、ディアナ嬢がきてロランがドギマギするといった淡い恋愛話や、
その後に談話室のテレビを使ってカラオケをしたんですが、もう疲れたんでカットさせてもらいます・・
それじゃまた明日。たまにはそっちからメールくださいよ。サラによろしく。
308 名前: 3月15日 [というわけでゲーム製作中。むずかしい。。sage] 投稿日: 05/01/17 22:21:12 ID:???
Subject:一週間振り プラス 業務報告
To:黒いサザンクロス(
[email protected],xx)
From:赤棟(
[email protected],xx)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ひさびさの連絡です。スイマセン。えーと、メール送るの一週間振りになっちゃいますか?
まぁ、こっちにもいろいろ事情があるんで諦めてください。大体、そっちからは全く連絡よこさないくせにあつかましいんですよ。
なんていったって、いまこっち(つまり赤棟)はゲームの制作をはじめてるんですから、大忙しなんです。
え?そうなんです。ゲームなんですよ。以前言っていたようにようやくゲームのシナリオができてきたんです。
ほんと疲れましたよ。ここ数日は喧喧諤諤の論議が繰り広げられてましたからね。まぁ、活気があっていいことではあるんですが。
形式はサウンドノベルです。ぼくはアクションがよかったんですが、だったらZガンダムDXでもやってろって話になったんで。
某かま○たちの夜を想像してもらえればいいかなと思います。あれ系です。
使用しているプログラムはNscriptってやつです。プレイ時間・容量はまだ未定。
絵の方もコツコツ描いているらしいのですが、まぁ期待するだけ損かもしれませんね。皆、想像はたくましいが絵はツンドラの
氷河のごとく苦手らしくて。僕のオーバースキルも役にたちません。
舞台は宇宙世紀、とだけいっておきましょう。ギャグ?シリアス?それはまだナイショです。完成するまで待っててください。
まぁ、まだまだ時間はかかるでしょうけれど・・・(げんなり)
いずれスクリーンショットでも見せられたら貼ります。そんじゃ、今日はこの辺で。徹夜で疲れてるんですよ。
あ、サラにヨロシクいっといてくださいよ。それくらいしか役に立たないんだから。
それと。暫くはゲーム制作関連しか情報送りません。「制作編」ですね。
こっちでの日常は「日常編」としていずれ報告します。色々あってますよー、色々。ちなみに白棟ではマ・クベが消えたそうです。
んじゃ。
>>1
乙。突然圧縮されて落ちたんだよな。
ついでに過去すれのログもあったら頼みます。
./l ,-, ,-,
/i l y'- `‐‐'‐-i,
l i l l ’ ι ’ l マスコットキャラ の ドゴス・ギア
l j l キ iフ メ
l i l  ̄l ̄l ̄`
(二)、_,./ `-‐‐‐-、,.-,
liiil`‐-‐'i,/ / l___,3 .l-‐'
(二)二二/‐‐,-,-‐,‐'
"" l / l l
__l l ヽヽ
げっこうちょう ピッピッピ
56 :
通常の名無しさんの3倍:2005/06/20(月) 00:48:18 ID:tYcgKSXp
何かと思った。
それタンエーちゃう。
Nかよ
58 :
一部抜粋:2005/06/24(金) 18:41:56 ID:???
276 名前: 年末特別番外編 [本当にご無沙汰で申し訳ありませんです・・sage] 投稿日: 04/12/25 15:10:48 ID:???
第三回天下一武道会ーー年末特別番外編ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
白棟管理人の日記より(3月某日)
今日はとてもイイ天気だったので、私はスーパーに食材の買出しにでかけた。
タマゴやら牛乳やらが切れていたからだ。食材をキラしていては皆が煩い。とくにイザークとかが「なにキラしてんだ!」と
別のキャラと夢想してしまうから面倒くさいのだ。それで朝早く買い物にでかけた。その途中、ふと途中にある本屋に入った。
日経エンターテイメントを読むのが私のささやかな楽しみだったからだが、そこで私は予期せぬものをみてしまった。
ジャンプやらマガジンやら少年コミックが並んでいる棚の正面のスペースを全部使って
___/ ̄// 「」「」i / ̄ //
|_ __ ̄ ̄|| l二二il ,「 ̄.| | / ̄ ̄__L [][]i. / //
7 // ̄| ||  ̄ ̄ ,i' |i' / // ̄」  ̄|i' / //
/ // | || ,i' |i'./_,二二.., |i' / // | ̄ ||
/ // | || ____,i' |i'  ̄ __,i' |i' / //__| ||
/_// [__|| 「______|i' |___|i'/________|i
と描かれていた。一体なんのことなのか私にはよくわからなかったが、その棚にはインターネット販売しかしていない
筈の我が「週刊少年ガンダム」が所狭しと置かれていた。やられた。海賊本だ。
というか製造元の近くでこんなに堂々と海賊本を置くとはここは中国か?私は軽い眩暈を覚えつつ、その棚の本を
しばし物色した。どうやら週刊少年ガンダム雑誌ブームでいろんなパクリ雑誌が出版されているらしく、この
店にはそういういわば便乗雑誌を全て置いているみたいだった。昔「磯野家の秘密」という本が流行ったあとに「のび太の秘密」
「スラムダンクの秘密」といった便乗本が流行したのを思い出してもらえれば私の言いたいことがわかってもらえるだろう。
とにかくいろんな種類の雑誌が置いてあった。なかにはうちの雑誌より気合いれてつくっているのもある。
私は食材を買うのをやめて、その店にあったガンダム関連雑誌を5冊ほど買って帰った。そして帰ってじっくりと読んだ。
以下はその雑誌の評論と紹介である。雑誌の表紙と内容の一部と私の見解を載せてあるので、あわせて読んでみて欲しい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
59 :
一部抜粋:2005/06/24(金) 18:42:27 ID:???
277 名前: 第一雑誌『ほぼ日刊愛国ジオン軍』 [sage] 投稿日: 04/12/25 15:14:03 ID:???
『ほぼ日刊愛国ジオン軍』
, -─<`ヽ
/ ,ィ‐' ゙ー'`ゞ -r| | / |
r‐─ヽ__ / / 二二二二│`""""""""""""|二;;二二;;二二二i≡二三三l
l,|`゙゙゙''―ll/ /r''"~ ̄^'ヽ, "l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |二;;二二;;二=''''''''''' ̄ノ
ヽ / ノ @ ;ヽ、 ヾ ` ー- .._  ̄ [i゙''''''''''''''''"゙゙゙ ̄`"
'j_/i r'il _,,,,,,,,_,;;;;i゙! リ,._ ` − .._
i |l l''|~___;;、_y__ lミ;l゙' i`ヽ、 `ヽ
i | l;| | `'",;_,i`'"|;i | ヽ、 `ゝ ノ
/i { ゙i ヽ, '~rーj`c=/ ミ、/ /
/ | ` ̄ ヽ`ー"/ `ヽ__. -‐'"´ /
,' ;!  ̄ ' /
i ,' i ,.ィ'´ヽ |
i l | ,..ィ'"´ i. ゙l _,人,_
r--、 r-、 _i ┌───‐r┐ _ r-----、`Y´ ̄
/ / | |{ニコ| フ _=.「Τヒ ゙'´__ ヽ`フ /. |
く く. | | | , ─、r'^=zy^i^Lr'^-On(ゝレ、V | '/ノ l´, ┘|く_,.==、`ヽ
\_ \.{ |{ニコ|.{(]「)ノ_/こ{(!゙「)ノ_/oト,トっ,)ノ_ノ| UYl |{_(コ_,、}{ (]_ソ ノ
 ̄  ̄、 l  ̄ `  ̄  ̄ `  ̄  ̄, ̄  ̄´  ̄  ̄  ̄ ̄
゙ 、 i r'´ ノ /
`i ! ,, '' /
i ! _/
アオリ
『国のために死にたい!国のためなら死ねる!国のためならこの身がどうなろうと構わない!
そんなジオン公国国民に捧げる雑誌だぜェー!フゥハハハーハァー!』
nurupo
>>60 ふ、3日かかってしまったか……しかし、ここまでだ……
がっ
保守age
そ
週間少年ガンダムまとめてよみたいけど誰かもってない?
ない。
秋くらいには保管庫作りたいと、そこはかとなく思っているが。
66 :
通常の名無しさんの3倍:2005/07/16(土) 14:10:08 ID:ttElR9GM
あげておく
ho
mo?
232 名前: ブライト 1/3 [sage] 投稿日: 03/09/12 22:11 ID:???
2 『 木馬をめぐる冒険 』 ブライト・ノア
「私って美しい?」
木馬が僕にそんなことを聞いてきたのは、アムロ・レイが脱走した砂漠でのことだった。
そのとき、僕は煙草を吸いながら一人で星を眺めていた。彼女と話すときは一人じゃないといけないのだ。
「美しいよ」
僕は言った。事実彼女ほど美しい戦艦を今までにみたことはなかった。
滑らかな曲線。洗練されたフォルム。大胆な突起。すべてが僕の心を掴んでいた。
「少し形而上的にすぎるけど、とても美しい」僕は言った。
「嬉しい」
彼女はその大柄な体を少し震わせて喜んだ。僕は彼女にもたれかかった。
背中に彼女の硬い装甲を感じた。
「どのくらい美しい?」彼女が聞いた。
「ザクとグフが100機集まってマス・ゲームをしているより美しい」
「素敵」
木馬は体を震わせて喜んだ。あまりに喜んだのであたりに砂埃が待って仕方がなかった。
僕はパオロ艦長には悪いけど、彼女と話せるようになってよかったと思った。
木馬、つまり自分の戦艦と自由に話せるのはその艦の艦長だけなのだ。それは艦長特権だった。
僕は、それに気がついたとき、パオロ艦長が羨ましかった。尊敬した。いや、この表現は正しくない。
オーケィ、正直にいおう、僕はパオロに嫉妬していたのだ。
「戦争はいつまで続くかしら」
木馬が心配そうに言った。
「さあね。僕にはわからないな。けど、そんなに長くかからないと思う」
僕は、煙草を足元に捨てると、今度はビールを取り出した。
「私きっと壊されちゃうわ」
「大丈夫。君は僕が守るよ」
「ほんとに?」
「本当さ。僕が一度でも嘘を言ったことがあるかい?」
「私信じるわ」
僕は彼女の装甲にキスをした。硬かったけれど、それは決して嫌な感触じゃない。
「私のこと好き?」木馬が聞いた。僕はビールを飲みながら答える。
「好きだよ」
「どのくらい?」
「ガンタンクやガンキャノンやガンダムが君の中にいるのを嫉妬するくらい」
「あなたって最高だわ」木馬がくすくすと笑った。そして、ひとしきり笑った後、「守ってね」といった。
もちろん、と僕はこたえた。
けれど、結果的に僕は彼女に嘘をついたことになった。
ア・バオア・クーでのことだ。
233 名前: ブライト 2/3 [sage] 投稿日: 03/09/12 22:14 ID:???
連邦とジオンの最終戦争。ア・バオア・クー。戦いは佳境だった。
戦場はますます激しさをまして、木馬を守るモビルスーツは一機もいなくなった。
カイやハヤトは既に白兵戦に突入していたし、アムロ・レイは撃沈されたのか反応がなかった。
そんななか、僕はマシンガンを持って艦長室にいた。
「ここをでなくていいの?危険よ」木馬・・彼女が僕にきいた。
「でたくないんだ」僕はいった。
「けれど、きっと守りきれないわ。私の体はすでにボロボロだもの」
木馬は淡々といった。
「貴方まで死ぬことはないわ。逃げて、生き延びて。」
「僕はここに残るよ」
「駄目よ」
「どうして?」
「どうしても」
そこで僕らの会話は終わった。彼女は沈黙して、僕はまたビールを飲んだ。
ミライがやってきた。
「どうしたの?ブライト。艦長が退艦命令だして、ボー、としているなんて」
「なにもしたくないんだ」
「なに馬鹿なこといってるのよ。ほら、艦長がでてくれなきゃ、士気があがらないわ」
ミライはそういって僕の手を引っ張った。
「君がやってくれないかな」
「ちょっとしっかりしなさい!貴方がしっかりしないと皆しんじゃうのよ!」
僕は顔を叩かれた。激しいビンタだ。一瞬意識が飛びそうになった。
「・・・わかったよ。すぐに行くから、君はカツ達をしっかりみててくれ」
そう。僕は艦長だった。艦長には責任がある。好むと好まざるとにかかわらず。ミライはうなずいて急いで出ていった。
一息にビールを飲み干すと僕は椅子から立ち上がった。そして、木馬に言った。
「僕は行くよ」
「ええ。」
僕は壁に手をやって、そっとさする。壁がすこしだけ身を振るわせた気がした。
「さようなら。今までありがとう」 躊躇いながら、僕は言った。其れ以外にいったい何がいえる?
「私。貴方に会えて。本当によかった」
彼女が笑ったように思った。
僕はドアを閉めた。非常サイレンが、けたたましく艦内には鳴り響いていた。口の中は血の味がした。
・・・一年戦争はこうして終わった。どんなものでもそうなように終わってしまえば実に馬鹿げた戦争だった。
235 名前: ブライト 3/3 [sage] 投稿日: 03/09/12 22:19 ID:???
戦争が終わった後、暫くしてから僕は暇を見つけて砂漠に行った。ミライもつれてだ。
木馬を停泊していたと思わしき場所に、僕はバギーを止めた。
僕はそこに寝転んだ。ミライも黙って隣に座った。
ここで木馬と話してから半年も経っていない。けれど、僕にはあれから何年も経ったような気がした。
星は相変わらず、変わらない光を保って柔らかな色を降り注いでいた。
「ねぇ、私のこと好き?」
暫くそのままでいると、ミライが聞いた。
「好きだよ」
「どのくらい?」
「ガンタンクの砲台と同じくらい」
「ねぇ、前からいおうと思ってたんだけど、あなたって変わってるわね。」
ミライがあきれたように言った。
ミライが寝てしまった後、僕は蹲ったまま二時間泣いた。そんなに泣いたのは生まれて初めてだった。
胸にぼっこりと穴があいてしまったようだった。
ミライを手に入れてもそこが満たされることはない。そこは既に損なわれてしまったのだ。
「貴方にあえてよかった」
その言葉は僕がいうべき言葉だった。僕は彼女に何度も命を救われたんだから。
真空の宇宙。灼熱の砂漠。シャアの襲来。彼女は何もいわず、僕らを助けてくれた。けど、彼女はもういない。
僕は強くならなければならない。風が強く吹いて砂が舞った。そろそろ帰る潮時だった。
僕は、立ち上がると、ズボンについた砂を払った。空には、半分だけの月が鈍く光っていた。
僕はミライの肩を軽く叩いて起こした。彼女はすぐに目を覚ました。僕はいった。
「帰ろう」
「気持ちの整理はついたの?」ミライは目をこすりながら、僕に聞いた。
「知ってたんだ?」
「当たり前じゃない。私、そんなに鈍じゃないわよ」ミライはけろりと答えた。
「やれやれ」
僕はため息をついた。空には星が輝き始めていた。
アオリ「 そして七年後・・・アーガマをめぐる冒険。」
保守がてら、「週間少年ガンダム・NO5」より。
サンクス! 好きだったんですコレ
ところで「銀河鉄道の夜」をうpして下さる神はいらっしゃいませんか?
このスレの存在に気付いた時には前スレが既に落ちてて読めなかったので
116 名前: 週刊少年ガンダム第四号! [sage] 投稿日: 03/07/28 17:11 ID:???
7 『 銀河鉄道の夜 』 アムロ・レヰ
概要 長編。童謡的な作品。長いので、途中一部省略したが、下にほぼ全文抜粋した。
・・・・ ・・・ ・・・・・・・
かたたん、かたたん。
かたたん、かたたん。
少年は気がついたとき、電車の中で、かたたん、かたたんと彼の身体は小気味いいリズムで揺れておりました。
かたたん、かたたん。電車は、線路の上を音をたてて走っています。
(ここはどこなんだろふ)
不思議でならない様子で、少年は、せわしなくきょろきょろとあたりを見渡しました。
よくある連絡電車の三等車両だということに少年はすぐに気がつきました。窓の外は夜で、美しい星が沢山見えました。
「ようやく気がついたのか。」
いつのまにか目の前に、一人の男が、だいぶまえからそこにいたように座っていて、こちらをみてそう言いました。
「あの、ここ・・」
どこなんですか、と聞こうとした少年でしたが、其の声は其の後に続いた彼の声にかき消されました。
「随分長いこと寝ていたよ。けれど、起きてくれてよかった。」
そういって、彼はそれ以上しゃべることはないといった風に、口を閉じると、窓から景色を眺めました。
少年は当惑しきっていて、何か質問したかったのですが、
彼の態度は話し掛けられるのを暗に拒絶していました。
話し掛ける勇気もなかったので少年は黙っておかしいなぁ、と思いながら外を見つめました。
「時間が迫っていたからね・・・」暫く後に、彼はそう続けました。
その唇は、紫色で、血色が悪かったのが少年は、不思議に思いました。
117 名前: 週刊少年ガンダム第四号! [sage] 投稿日: 03/07/28 17:16 ID:???
「あの・・・貴方は、・・・・・?」
少年は、そうつぶやくようにいうと、彼は、こちらを向いて怪訝そうな顔をしました。
その彼の顔は何処かでみたことがあるな、と少年は思いました。どこかでみたことがあるのです。けれど、わかりませんでした。
「まだ寝ぼけているのか?長く寝過ぎたせいかな。しっかりするんだ・・。君はもう・・しっかりしないといけない。
もう寝てはいけないよ。景色でもみるといい。ほら、もうじき、星の川原につくみたいだぞ。」
彼はそういって窓から指を出して、外を指し示しました。
その指の先をたどってみてみると、確かに何やらキラキラしたもの、乳白色をした液体が其処ではさらさらと流れているのでした。
そのなかに、きらきらとしたものがあってそれは、何かというと、星なのでした。水素のように透き通った星なのでした。
牛乳のような其の川の中に、きらきらと豆電球のように輝く小さな星が集まって、そう見えるのでした。
「うわぁ・・綺麗だなぁ」少年は感嘆の声をあげました。青年も、目を細めて、満足そうに川の中にある星の粒子をみていました。
川原の石は、星でできているんだ、と少年は思いました。
少年は、その美しい風景をみて、あぁそうだ、ボクはこの電車にのっていて眠ってしまったんだ、ということを思い出した気がしました。
けれど、ボクはいつからのっていたのだろう?少年はそう思いました。
電車からくる涼しい風が少年の頬を優しく撫でていきました。電車は順調に、進んでいます。
かたたん、かたたん。
相変わらず窓の外では、川がさらさらと流れておりましたが、少年はあたりをまた見渡しました。
少年と少年を呼んだ青年のほかには、誰もおらず空洞のようにがらんとしていて、天井の白熱灯が静かにともっているだけでした。
「他には、誰もいないんですね。」少年が男に尋ねました。
「あぁ、この連絡電車は不人気路線だからね。いまどき、こんなのに乗る奴はいない。」
そんなものなのかな、と少年は思いました。
かたたん、かたたん。
118 名前: 週刊少年ガンダム第四号! [sage] 投稿日: 03/07/28 17:20 ID:???
「この川にはね、鳥を捕まえる男がでるらしい。」と、彼が話し掛けてきたので、少年は再び窓の外を見ました。
「何処?」
「其の男は、ここで、ほらあそこに茂みがあるだろう?あそこで姿勢を低くしてじっと待っていてね、
鳥が水を飲みにきたところをすばやく手で捕まえるんだ。それは、あっというまで、鳥はつかまったことさえ気がつかないほどでね。
触られた鳥は勝手に死んでしまって、動かなくなるから、袋にいれてもってかえるんだ。」
「もってかえってどうするんだろう。」
「売るのさ。きまってるじゃないか。元手がかからないから、真似をする人が後をたたないようだ。乱獲は禁止されてるのにね。
まったく困ったものさ。あ、話をしていたら、ほら、あそこをみてみるといい。ちょうど、取っているところみたいだ。」
そういわれて、彼のいったところを少年は見てみました。
なるほど、帽子を被った背の高いすらっとした男が、川の真中にある茂みに立って鳥を捕まえていました。
鳥は、しばらく抵抗していましたが、彼が両手で足首を掴んでしまうと、すぐに固まって死んでしまいました。そして袋に入れられてます
よほど遠くなのか、電車は進んでいるのに、目線はあまりずらさくてよかったので、少年は其れを食い入るようにみました。
面白い光景でした。鳥はまるでその男に吸い寄せられているようでした。
「あれは、きっと鷺だろう。この川原ではあれがよく取れるから。近づいたらどうなるか考えないんだよ。あの鳥は。」
男はサングラスをはずしてながら、いいました。其のサングラスは、何処かで見覚えがあったようでしたが、少年はわかりませんでした
「ええ、そうですよ。」
そう返事したのは、今、川原の向こうでで鳥を取っていた男でした。いつのまにか少年の横に座っていたので、少年は吃驚しました。
「これは鷺です。他の鳥も取れることは取れるんですが、労力がかかりましてね。疲れるんですよ。
それを考えたら手を伸ばしたらよってくる鷺ほど楽なものはありません。一時間もあれば袋いっぱいとれます。」
「やっぱりそうですか。」
突然現れた男と、青年はそんな会話を交わし出しました。少年は、それに驚いてたずねました。
「今、向こうで鳥を取ってましたよね。どうしてここにいるんですか。」
その質問に、その商人らしき男は、こちらを不思議そうにみたあと質問の意図がわからない、といった風の顔をしました。
「どうしてって・・そう私が望んだからですよ。」
そう答えたので、少年はますますわからなくなりました。商人の男は、そんな少年の様子を見て、自分の子供に諭すように言いました
「望めば、なんでもできるんですよ。其れに気がついてない人には、それがわからないだけです。
もしくは、そうすることを諦めているんです。初めから無理だと思ってるんです。それは、ひどく悲しいことです。」
そういいました。
119 名前: 週刊少年ガンダム第四号! [sage] 投稿日: 03/07/28 17:27 ID:???
「それじゃあ、僕も望めばそんなことができるようになるの?」
そう尋ねると、商人は、困ったような顔をして、
「できるといえば、できなくはないですよ。けど、今は止めといたほうがいい。危険ですからね。」
そんなことをいうので、残念ですが、少年は挑戦するのをやめました。それに望む必要がないことに気がつきました。
どこにも行きたい場所が思いつかなかったからです。どこからきたのか、どこにいくのか思い出せませんでした。
「さて、それじゃあ、私はもうひと稼ぎしてきます。」
商人はそういったかとおもうと、また初めに現れたのと同じように、姿を消しました。
慌てて、外をみると、また先ほどのように川原の中央に、男がいて、こちらに手を振ってました。
少年は、手を振り返そうとしましたが、青年が其れを止めました。
「鷺をあんなにとるのは、いけないことだ。だから、手を振っちゃ行けない。」
少年は、よくわからなかったのですが、そんなものなのかな、と思って、手を振るのを諦めました。
(中略)
電車は緩やかな渓谷を抜けて、新しい場所にいきました。そこには、大きな野原になっていて、りんどうの花が咲き乱れていました。
星も燦燦と輝いていました。
「ほら、あそこが白鳥座だ。綺麗な星の集まりだろう。大きく蒼く燐のように燃えている星たちが、そうだよ。」
青年はそういって、少年に満天の夜空に、一際大きく輝く星を指差しました。
確かによくみれば、星を線でつなげばということですが、白鳥のようにみえないこともありませんでした。
その白鳥の嘴(くちばし)の部分。橙色と三等星の星と、青みがかった五等星がかさなりあっていて、美しい二重星となっていました。
Albireoだよ、と青年は続けて言いました。アルビレオは白鳥座の、北十字の一角をつかさどっていました。
星の川原の中で泳いでいるように見える白鳥座は、とても美しく、躍動的でありました。
120 名前: 週刊少年ガンダム第四号! [sage] 投稿日: 03/07/28 17:31 ID:???
少年は思わず息を呑みました。
其れはα星に比べれば幾分ひそやかな光でしたが、アルビレオには、哀光があり、背筋にぞくっとした感覚が走るようでした。
「あそこではね、一匹の白鳥が泣きながら、ずっと身を焦がしているんだよ。
ある二人の男のために、この世から消滅した白鳥は、魂となってね。いまでもあそこにいるんだ。
其れは事故みたいなものだったんだけど、男達は白鳥が死んだ後どちらも責任のなすり付けをしていてね。
ひどいもんさ。どっちも白鳥を殺したのは、相手だって言い張るんだから。彼女の供養もしないでだよ。
その所為で、白鳥は未だに安らかになれないんだ。ただ、悲しげに眉をひそめて、二人を見守っているんだよ。
白鳥は、今でもあの二人の男のために祈ってその身を焦がしているのさ。彼らの幸い(さいわい)を祈って、ずっと。
その白鳥の思いが、あぁいう閃光のような光を放っているんだよ。自分の身を焦がしながらね。
それはとても苦痛なんだけど、白鳥は、そうすることが幸いだと信じてるんだ。彼らの幸いのためになると。」
「その男の人達は、その白鳥のことをどう思ってるんですか。」
少年は、それを聞いて、少女があまりに不憫に感じてかわいそうに感じたので、思わずそう言いました。
「・・その男達も、考え方は違ったとはいえ、・・彼女の幸いのためなら、身を焦がしてもいい、と祈っていたよ。」
「だったら・・」
「だけど、彼らには、それをするに至るには、遠回りをしすぎていて、結局、それはできなかった。
白鳥は、二人に仲良くしてもらいたい、と思っていたのだろうけど、それは彼らにとって無理な相談だった。
・・・いや、今考えると無理じゃなかったのかもしれない。
だけど・・彼らはわからなかった。仲良くしなかった。
それどころか、彼らは互いに殺しあったんだよ。周りの人間を沢山巻き込みながらも、彼らはそうすることを望んでいた。」
「そんな・・」
「ひどく馬鹿な話だろ?」青年はそういって、また白鳥座に視線を向けました。星は、きらりきらりと瞬きました。
呼吸しているみたいだ、と少年は思いました。
青年は、言いました。
「だけど彼らにとって、いつかしなければいけないことだったんだよ。子供が成長するのと同じように。星が、瞬くのと同じように。」
正当化するわけじゃないけどね、青年は、最後に笑ってそう言いました。けれど、少年は笑えませんでした。
「お話中、失礼ですが、切符を拝見させていただきます」
濃いねずみ色の外套を着た車掌が、帽子の所為で顔ははっきりとみえませんでしたが、いつのまにか通路にたっていました。
「あぁ、どうぞ」男の方が、胸ポケットからオレンジ色の切符をだしたのをみて、少年はそわそわしました。
「はい、どうも。・・・・結構です」
そういって車掌が切符を男に返すのをみて、少年は慌てて自分も持っていないか切符を探しました。
すると、後ろポケットに堅いものがあたったので、ええいと思って出しました。
121 名前: 週刊少年ガンダム第四号! [sage] 投稿日: 03/07/28 17:39 ID:???
「はい、どうも。おや、貴方は次の駅で下車するんですね。
お忘れないように願いますね。この電車は行きしかありませんので乗り過ごすと大変ですよ」
そういって、車掌はさらに少年の差し出した切符をまじまじと眺めて言いました。
「それにしても、君は随分長くこの電車に乗っていたんですねえ。こんなに長時間乗ってたらさぞ退屈だったでしょう。」
少年は、その意味がわからないので、曖昧に頷きました。
「だけど、ようやく目的地についてよかったですね。よい旅を」車掌は、にっこりと笑って、切符を返してくれました。
「ありがとう」
ほっとしながら、少年はそう答えました。
車掌が、去った後に、青年はいいました。
「今、車掌さんがいったとうり君は、次でおりなけりゃいけないよ。この電車は、下車する場所を間違えるとみんなが不幸になるんだ。」
「ボク、降りたくないな。このまま、この電車にのって僕も幸いをみつけてみたいんだ。」
少年は、そう願って言いました。すると、青年は困ったように首を振りました。
「幸いっていうのは、電車に乗ってればみつかるもんじゃないよ。君にとっての幸いは、また君が探すべきものなんだ。
白鳥にとっての幸いが、自分の身を燃やすことだったようにね。それは他人からは、理解できないものの場合が多いんだ。
すぐに見つかる人もいたし、ずっと見つからない人もいる。僕も僕自身にとっての幸いに気がついたのは、ほんの少し前なんだ。」
「その、貴方にとって、幸いってなんなんですか?」少年は、切符を大事そうにポケットにしまいながら、質問しました。
「ボクにとっての幸いは・・・」
そこで、青年は急に言葉を止めたので、少年はどうしたのだろう、と思いました。
青年は、窓からまだ遠くで蒼く燐と輝いているその星を見て、感慨深そうに目をとじていいました。
「あの白鳥の火を、とめて、やすませてあげることだよ。」
その優しい声色に、少年は、青年がとても白鳥を愛しているのだとわかりました。それでひどく照れくさくなりました。
『ピピ・・ガー・・まもなく、銀河ステーションでございます。お降りの方は・・』
そう、汽車に備え付けられた古ぼけたスピーカーから、到着駅をしらせる声がしました。
少年は降りないといけません。少年の切符で行けるところは、ここまでなのでした。
少年は、悲しくなりました。この電車での旅ももう終わりかと思うと、涙がほろほろと零れ落ちるようでした。
まだまだ色々とめぐってみたいと思ったのです。もっといろんな景色をみて、目に焼き付けたいと思いました。
そしてなにより、この青年の話をもっと聞きたい、と思いました。
徐々に電車は、スピードを落としていくのが、流れていく風景の移り変わりでわかりました。
123 名前: 週刊少年ガンダム第四号! [sage] 投稿日: 03/07/28 17:50 ID:???
「残念がることはない。この電車での旅は終わっても寧ろ君の旅はこれから始まるんだから。」
そういって青年は、ポケットから、もういっこのまっさらな切符を取り出すと、大事そうに少年の手のひらに渡しました。
「これを君にあげる。これは、どこにでも行ける切符だよ。僕は、その切符をもらっても、結局使うことはできなかった。
これはとても便利だよ、どこにでもいけるんだ。けれど、どこにもいきたいところは僕になかった。だから使わなかった。君にあげるよ。
今、この電車に乗れて僕は本当にほっとしているんだよ。この電車にのっていれば、白鳥のところにいけるんだからね。」
青年は本当にうれしそうにそういったので、少年はこの人が白鳥を休ませてあげることができればいい。
そのためには僕はなんだってしてあげたい、と心の底から思いました。幸いを掴むということはそれだけ素晴らしいことなんだ、と思いました。
その感情が伝わったのか、青年は、微笑むと言いました。
「こうして、君と一度話しておきたかったんだ。君は、僕の昔によく似ていて、あの頃から心配だった。
こうして、話すことができて本当によかった。彼が君に期待したように僕も君に期待するよ。あの時は、残念な結果だったけど。
今度は、君は大丈夫だと思う。もう電車は君を置いていってしまうし、二度とはこれに乗ることはできないんだから。」
「彼・・・?」
少年は聞き返しました。
「彼は、ここにはこなかった。きっとけれど、別の方法で白鳥のもとに行っていると思う。
連絡バスなのか、飛行機なのか、蒸気船なのかはわからないけれど。絶対に僕と同じ場所にいっている。
僕と彼が目指すものは究極的には同じなのだから。手段は違えど、ね。
それは、最初は嫌だったけど、とてもいいことだったんじゃないか、と今なら思えるんだ。
そして、このサングラス・・これは彼が依然愛用していたものなんだよ。どうしてここにあるのか、それはわからないけれど。」
青年は、そういってサングラスをかけると、少年にさよなら、といいました。
少年は切符を大事そうに握り締めると、同じように、さようなら、といいました。
さようなら。
電車が停まりました。少年は立ち上がりました。ずっと座っていた所為か、立つとちょっとだけ眩暈がしました。
最後に青年が言いました。
「君に全てを託すのは、卑怯だと思う。
だけど、人というのは結局そうやってしか進んでいけないんだと思う。連続性の繋がりが、僕らをつなげているんだ。
僕は、僕なりに、進めたんだと思うんだ。君も君なりに進めばいい。そして、後の世代に託すんだ。
君は、君たちは、僕と白鳥のようにはならないでほしい。それは幸いというには、あまりに遠回りしすぎているから。
・・・そんな少年の姿のままの君には、わからないかもしれないけど、戻ればきっとわかる。君なら、僕と彼にできなかったことができるよ」
そして、青年は、もう思い残すことはない、という感じに目を閉じました。
124 名前: 週刊少年ガンダム第四号! [sage] 投稿日: 03/07/28 18:01 ID:???
少年は、ホームに降りました。そこには多くの人でごった返していました。
小さな子供がホームを走っていたり、大人が煙草をせわしなく吸っていました。老人は新聞を読んでいたり杖にもたれたりしてました。
すぐに、ドアがしまって、電車が動き出しました。すぐに遠ざかっていきます。少年は、それを黙って見送りました。
青年は、窓から顔をだして、最後にこちらに向かって軽く手を振りました。少年も負けずと手を振りかえしました。
彼の姿はホームからみると淡く光っているようでした。まるで、さっき少年が見たアルビオンのように。
みえなくなるまで、少年は手をふっていました。電車が、芥子粒のようにみえなくなっても、まだ振っていました。
さぁ、僕はどこにいこう、白い切符を握り締めて、少年は漠然と思いました。
僕は、何処にでもいける。けれど、一人というのは寂しいな、と少年は思いました。どこにいったらいいかわかりませんでした。
幸いなんて、本当にみつかるんだろうか。そう思うと、不安でなりませんでした。
ふと、後ろから少年を呼んだ人が、いる気がして、後ろを振り向きました。途端に、白い閃光が少年を一瞬にして包み込みました。
・・・・ ・・・・ ・・・・・
そこで、少年は目を覚ましました。
いえ、もう彼は少年ではなく、成長した大人の姿でした。
立派な、蒼い綺麗な髪をした大人でした。ホームではなく、柔らかいベットの上にいました。
夕暮れなのか室内は暗く、薬品の匂いが漂っていました。部屋の中は、まるで海の底のような、暗い膜がかかっていました。
ベッドの脇には備え付けのテレビがついていて、興奮したアナウンサーが隕石の落下は食い止められた、といっていました。
彼が、その中継の映像をみてみると、そこには宇宙が映し出されていました。地球の近くの映像でした。
大きく巨大な隕石が、緑色に発光しながら、地球を離れていっていました。ふわりふわりと何処か別の場所に向かっていました。
けれど、あまりに突然過ぎてそれが何を意味するのか彼にはよく飲み込めませんでした。これは、何の映像だろう、と思いました。
彼のベッドの傍には、一脚の椅子が置いてあって、その上に、ナイフと剥きかけの林檎が置かれていました。
そのとき、ドアが開いて、見なれた少女が花瓶を持って顔を出しました。いえ、其の顔は、少女じゃなくて、成熟した女性の其れでした。
少年は、その少女の名を呼びました。少女は、一瞬呆然としていましたが、やがてその顔は泣き笑いに変わっていきました。
そして、少年、いえその青年の名を呼びました。
自分の名が呼ばれるのを聞きながら、少年は、あぁ、僕の名前を呼んでくれる人がいるんだ、と思いました。
それが、幸いなんだ。と、思うと、なんだか涙が出てきました。
テレビでは未だに隕石が映っていて、それは、美しい残光を放っていました。白鳥座のアルビレオのように。
アナウンサーの声が病室に響き渡りました。極度の興奮でその声は震えていました。
「地球は助かったのです!隕石の落下はおきませんでした!信じられない!奇跡です!これは神の奇跡なのかもしれません!」
少年は、それは、違う、とつぶやきました。みると、隕石が一際大きく発光していました。其れは美しい美しいものでした。
少年は、暫くそれを眺めて、そして、そのあとにああ、そうか、そうなんだ、とだけ呟きました。そして一筋の涙を流しました。
白鳥座は、いまでも、輝いています。だけど、その光は、以前より、柔らかくなっているのです。いずれ、ふわっと消えることでしょう。
>>74-81 「地球の子供たちは皆踊る」の続編になるのだろうか・・・・?
なんか、ちょっと救われたような気がした。
ありがとう。
83 :
73:2005/08/03(水) 20:29:57 ID:???
ありがとおおお!
しんみり感動しました
84 :
通常の名無しさんの3倍:2005/08/06(土) 19:25:42 ID:kNNo4x92
568 名前:週刊少年ガンダム第三号!投稿日:03/06/04 19:07 ID:???
6 『 死 刑 執 行 中 』グエン・サード・ラインフォード
概要 スティール・ポール・ランの構想がどうも完全に決まってないらしく、今回は読みきりだった。
しかも今回はギャグではなく意外にもシリアスなものだった。以下、内容。
よく見られる独房の中に一人の男が蹲って座っている。
彼は今夜死刑になるのだ。連続少年強姦殺人事件の犯人としてそう宣告されていた。
確かに彼はそういう性癖があり、犯罪も犯した。だからといって死刑になるのはオカシイ、と彼は考えていた。
何故ならこれは運命だからだ。あの少年達が自分とあったのは神が導いた運命だったからだ。
彼はそんな風に思っていた。ビバ運命!彼は独房の中で叫んだ。
「TOUGH」( タフ )…だが、「TENDER」( テンダー )!! / 宇宙的謎(コズミック・ワンダー)!!!
死の迫り来るなか彼はそう叫んだ。そう、彼はこの極限的状態にありながら寧ろ興奮していた。
人生における最大の喜びとは死である。死を甘んじて受け入れる精神・・それこそが運命であり覚悟なのだ。
だからこれが運命ならば甘んじて受け入れることも彼はいとわなかった。神の意志は常に正しい。
その隣の部屋には冤罪で死刑になろうとしている銀色の髪をした少年がいた。
彼は何もしていなくて、召使としてある館で働いていたのだが、そこで遺産目当てに殺されてしまった旦那様の
殺害の罪を着せられて投獄されていた。無論、必死で無罪を主張したのだが、弁護士を雇う金もない少年は、
当然の如く敗訴になり、死刑を宣告されていた。そこの家族が裁判官にも手を回していたのだ。
少年は死にたくなかった。彼には夢があり、まだそれを叶えていなかった。死はあまりにも彼の想定になかった。
死の恐怖に震えながら、だが少年は自分の運命を次第に受け入れつつあった。
二人は、同じ時刻に死刑の待合室に移された。初老の看守が二人を閉じ込めて独房に鍵をかけると去っていった。
あとで処刑場で、柱に括り付けられて銃殺刑になるのだ。夜中の12時丁度に、どちらが先にいくことになっている。
独房の中は狭く、じめじめしていて湿気臭かった。無論、ベッドなどはなく木の椅子がニ脚あるだけだった。
どこからか鼠が出てきて、壁を走っていた。穴があいているのだろう。
鉄格子のはまった窓からは月の光が差込んでいた。美しい光の筋が部屋に入る。男の方が口笛を吹いた。
「後、数時間には、君も私も死んでいるな」男の方が、少年に静かに声をかけた。
少年はその声にビクッとした。死、という言葉に少年は反応をしたのだ。
男はそんな少年の態度に少しだけ微笑むと、彼の手を掴んだ。少年は俯いたままその手を見つめる。
美しい少年だな、と男は思った。自然と唇が上がった。
569 名前:週刊少年ガンダム第三号!投稿日:03/06/04 19:13 ID:???
「ねぇ、君。鉄格子から外を見てみようか。」
と男は少年を誘った。
少年はその言葉の真意を量り兼ねたが、ただ座って時間を待つのも嫌だったので頷いた。
彼等は座っていた木の椅子を、壁際に寄せると、その上に裸足になって立ちあがった。
そして、二人は一緒に外の夜景をみた。鉄格子越しにみる夜の世界はどこか幻想的で、決して手の届かない世界に見えた。
雨が降った後らしく、空はとても澄んでいて、少年の瞳は其処に釘つけになった。
少年の瞳には眩しく星の光が溢れて、その所為で自然に涙がこぼれた。少年はそれ以上外を見れなかった。椅子から降りる。
「何がみえたかい?」男がそんな少年に尋ねた。少年は鉄格子に手を置いたまま、星をみました、と涙で声を詰まらせながらも応えた。
男はそれに頷きながら、少年の涙を手のひらで拭いながら、「そうか・・私は地面の泥がみえたな。」といった。
そしてその後は、それぞれ何もいわなかった。ただ、時間だけが、砂時計のようにさらさらと流れていった。
男は少年を抱こうと思えば抱けた。そういう性癖の持ち主だし、彼にしてみればそれは赤子の手を捻るようなものだった。
だが、彼は何もせずにただ少年をみつめていただけだった。
やがて、時間が来た。看守が古びた鉄のドアをあけて、男の名を呼んだ。男は、静かに立ちあがる。少年が彼を見上げる。
少年の目は不安そうなまなざしだった。無理もない。死が迫ってるのだ。
部屋から出ようとしたその男は、看守が促すにも関わらずドアの前で立ち止まって振りかえるとこういった。
「こんな詩を知ってるかい?フレデリック・ラングブリッジ『不滅の詩』の一節・・」
『 二人の囚人が鉄格子の窓から外を見た。
一人は泥を見た。一人は星を見た。 』
少年は、首をフルフルと左右にふった。そんな詩は知らなかった。だけど、「僕達にぴったりですね。」とだけ言った。
実際にその詩は今の自分達にぴたりと当てはまっているように見えた。男は振りかえるといった。
「違うな。確かに我々は囚人だ。だけど、これはそういった狭義の意味じゃない。
考えて欲しい。世界の人は全て生命という鎖に繋がれた囚人だといえないかい?運命の奴隷。
だとするとこの詩は我々を謳ったものではなく、全人類に向かって捧げた詩じゃないかな?
いいかい?死 刑 執 行 中 なのはここだけじゃない。世界中で同時にされているんだ。人類という囚人に平等に。
そしてこの詩の意味は、君が考えているよりずっと深い。」
少年はその意味を考えた。だが、いま一つよくわからなかった。男はそんな少年の様子をみて微笑んだ。
「だから、死を怖がらないことだ。そして、最後の瞬間まで星をみるんだ。目隠しなんてされないようにね。そして・・」
男がそこまでいったところで、看守がもう一度腕を引っ張ったので、そこで話しは終わった。
570 名前:週刊少年ガンダム第三号!投稿日:03/06/04 19:21 ID:???
死刑場へと運ばれる最中に初老の看守の男が言った。「なぁ・・お前、どうしてあの少年を襲わなかったんだ。」
男はその言葉に苦笑した。
「おかしいと思ったよ。死刑囚が同じ部屋とは。やはりアレは爺さん、あなたの餞別だったんだな。」
看守はその言葉に肩を竦めて「あぁ。お前とは長い付き合いだったしな・・とびっきりの餞別のつもりだったんだがね・・」といった。
「なぁに・・あの少年・・昔の自分に似てる気がしてね・・」廊下にカツン、カツンと足音が響く。星をみてた頃の自分に。男は呟く。
「それよりあの少年がかわいそうじゃないか?同じ死刑囚の彼には餞別なしかい?」男は陽気にいった。
「あぁ・・あの子にはとびっきりの餞別を用意してるよ。」看守はポケットから鍵を取り出して、目の前の扉をあけながら言った。
「へぇ・・若い女の子でもあてがうのか?」男は、扉から外に出ながら言った。広場だ。そこには既に10人ほどの新兵が待っていた。
見たことない顔ばかりだった。男の目には、殺す彼らの方が緊張しているように見えた。
無数のライトが男を照らし上げた。
「そんなんじゃないよ。」看守は彼を広場の中央の柱に括り付けながら言った。「じゃあ、なんだい?」男は手に縄を巻かれながら平静に応える。
「無罪さ。さっき裁判官が賄賂で逮捕されてね。旦那の妻が犯人だったのさ。」看守がにやり、と笑ってそう言った。
「だから、彼はこれから釈放されることになってるんだよ。まさにハッピーな餞別だろ?」
男は其れを聞いて大笑いする。そして、目隠しを拒否して星を見上げた。地面を見ずに星を見た。そしてもう一度笑った。
その声が合図になって、新兵達は銃を撃ち込んだ。
その頃、少年は独房で、また星を見ていた。
きらきらと輝く其れはまるで天の滴のように、美しく、鮮やかに煌いていた。
少年はそれを飽きるともなく、見つめていた。だが、ふと男の話しを思い出して、視線を地面に移した。
雨で汚くなっているものの、其処は、丁寧にアスファルトで舗装されていて、男のいっていた泥はどこにも見当たらなかった。
少年は首をかしげる。どうしてあんなことをいったのだろう、と思う。そして、少年がその意味を理解することはない。
ただ、遠くで銃声が聞こえ、それを聞いて、少年はまた身体を震わせた。
(死 刑 執 行 中 完)
アオリ 「愛してその人を得ることは最上である。愛してその人を失うことはその次によい」
過去スレより。
またシリアスなのになってしまったけど。
これ初めて読んだな。全スレ追っかけてきたつもりだったのに。
ガンダムにせよジョジョにせよ、切り口を微妙に変えて
筆者の主張を読み解くのが
>>1さんは上手いよな、ホント。
ああ、そういう楽しみ方もあったんだ、みたいな感じ。
305 名前:週刊少年ガンダム創刊号投稿日:03/04/15 14:36 ID:???
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燃えあがる雑誌!たちあがる雑誌!正義の力をぶつける雑誌!
『 週刊少年ガンダム! 』 創刊号 (定価 100円)
1. 『ワンピース』 スレンダー
概要 記念すべき創刊第1号の巻頭カラーを飾った漫画。
偶然にも某有名漫画と同じ名前である。が、内容はまったく違う。この漫画はこういいうストーリーだ。
一人のくたびれた男が、真っ暗な部屋でジグソーパズルをしている。手元のスタンドだけが彼を照らしている。
ジグソーパズルはやがて完成する。しかし、何故か一つだけピースがあまる。パズルは完成してるのに、だ。
男はそれを見て、これは自分と同じだと、自嘲する。いつもいつも残らされる自分と同じだと。
男は、そのピースをじっと眺める。涙が出てくる。それをぬぐうこともせずに、男は突然それを掴み壁に叩きつける。
ピースが壁に当たってカツン、と乾いた音を立てて、また足元に転がって戻ってくる。
その一つだけ残ったピースが酷く憎かった。つまり、ワンピース=自分なのだ。男にとってそれは自分自身なのだ。
狭い部屋の中で、ピースを見つめるオトコの目には光るものがある。ワンピース。それは絶望の証し。
アオリ文。 「たたかわなきゃ。現実と。」
306 名前:週刊少年ガンダム創刊号投稿日:03/04/15 14:47 ID:???
2 『ボルジャーノンに花束を』 ギャバン・グーニー
概要 これも巷ではやった某有名作品とよく似た名前である。が、無論内容は違う。
一人の男が自分の機体に花束をささげるという愛と感動のストーリー。ただ、少しありふれているが。
ザクとはちがうのだよザクとは、とボルジャーノンが叫ぶところはとてもいいけれど。
アオリ文 「これでこのネタ何回目?」
3 『 ガンダムSEEDとディアッカと俺の関係 』 イザーク
概要 今日、顔の傷が痛むから早く家に帰った。
途中病院で見てもらったところ、どうやら少し化膿しているらしい。
憂鬱な気持ちになって、更にキラを殺す決意が固まった。
家に帰ると、テレビで偶然ガンダムSEEDをしていた。テレビの中の人物が俺に笑いかけていた。総集編らしい。
ディアッカがソファに座って面白そうに見ていた。カールのチーズ味を食べながらとても幸せそうだった。
俺は何もいわず、腰の拳銃を抜いて、テレビを撃ちぬいた。2度、3度と撃ちぬいた。モニターはたちまち沈黙した。
ディアッカは何も言わず、一瞬こちらをみただけで、黙々と飛び散った破片をかたずけはじめた。
そんな姿を見てると、思わず涙が出た。自分に嫌気が差した。ディアッカは悪くないのだ。彼はテレビをみてただけなのだ。
手伝いたかったけれど、それも出来ず、いたたまれなくなって自室に駆け込んだ。こんなことするから巷で嫌われてるのだと思った。
しばらくして、扉が遠慮がちにノックされた。俺は反射的にベッドから跳ね起きた。
俺が少しだけドアを開けると、そこにはディアッカは既におらず、カールの袋が置かれていた。チーズ味だ。
一つ取り出して、おずおずと口に入れた。ほのかなチーズ独特の甘味が口の中にパァっと広がった。
俺は、傷の痛みが薄れていくのを感じた。嬉しかった。カールをかみ締めながら、ディアッカに後で謝ろうと思った。
だけど、よくみたら、その中には、沢山ガラスの欠片が入っていた。俺は、嫌われ者なのだ。今のでいっそう確信した。
アオリ文 「そんだけ。」
91 :
通常の名無しさんの3倍:2005/08/12(金) 22:18:44 ID:kVCwqbe8
307 名前:週刊少年ガンダム創刊号投稿日:03/04/15 14:49 ID:???
4 『 くそみそロランの奇妙な冒険 』グエン・サード・ラインフォード
概要 ロランが自分の理想だと思う一人の男がロランを天国に連れて行くまでを描いた漫画。舞台は刑務所。
何故かロランは刑務所にはいっているらしい。男(どうみてもグエンだ)の職業は、神父らしい。
執拗に「因縁!」などといってロランを追いかける男は、はたからみると変態だ。
この作品のテーマは人間賛歌だそうだ。「引力、即ち愛(ラブ!!」)とオトコは、毎ページで叫んでいる。うっとうしい。
最後のほうは時間が加速して腹の中がパンパンになるという意味不明な展開で次週に続いている。
ロランが「僕はオトコですよぉぉぉぉぉ!」と叫ぶシーンには、何処か悲痛なものさえ感じられる。
だが、それでもこの男はロランを諦めない。ゼッタイに天国に連れて行くと言うのだ。底知れぬ執念を感じられる漫画だ。
アオリ 「 NO断念!! 」
5 『拳法興亡史』 レビル将軍
概要 宙秤攣殺闘…長い伝統と歴史を持つ中国拳法史上にあっても ただ一度だけ行われたという史上最凶の戦い
明朝末期の一六一五年二月二十九日 場所は格闘技の聖地といわれた雲南省青牙山山頂火口…
当時雲南地方で勢力を二分し抗争にあけくれていた 南陽拳と北陰拳の戦いに終止符を打つべく
時の皇帝の命により双方およそ三百人からの全弟子を天秤にかけ 両派最高師範がその存亡をかけて戦ったという
勝負は北陰拳の勝利に終わり 破れた南陽拳は全滅し拳法史上から姿を消した・・そうだ。
アオリ 「この文は全てフィクションです」
308 名前:週刊少年ガンダム創刊号投稿日:03/04/15 14:51 ID:???
6 『 まくべとつぼ 』 マ・クベ
概要 ある日、自宅の納屋に槍にささった壷を見つけた少年が、壷と共に敵を倒す冒険活劇。
けれど何故か、まくべ編と壷編にわかれている。現在、「一瞬だけのまくべとつぼ」を連載中。
今週の最後のシーンを抜粋。10年戦えると嘘をついたマクベがキシリアに縋って泣く場面は見るものの感動を誘う。
必要な嘘とはなにか、またそんなものは存在するのか。マクベの流す涙に、それを深く考えさせられる。
アオリ 「 ギャンに乗った日 」
7 『 ∀の癒し 』 ロラン・セアック
概要
たとえるなら山の端に月が満ちるように 、鮮やかに息づく美しい森の中で夏草の生命を浴びて僕はそっと目を閉じます。
瞼を閉じれば、あのときの核爆弾の白い閃光が脳裏に浮かびあがります。その中に在るガンダムを感じます。
大地に銀の涙が降り注ぐように月からは光・・淡い銀色の光が差し込む様子も、閃光と共に僕の頭に浮かびます。
それはどこか月光蝶のことを僕に思い出させてくれます。この連載で僕は、あの出来事を振り返ろうと思います。
癒しとは、その過程での再生を意味しているんです。再生とは、つまり月の繭に包まれるようなものなんです。
月の繭とは・・(以上、本文序幕より抜粋)
アオリ 「この雑誌期待の新人が思いを綴る感動の長編!」
309 名前:週刊少年ガンダム創刊号投稿日:03/04/15 14:53 ID:???
8 『砂漠と料理と究極の至高』 ランバラル
概要 料理漫画である。料理漫画というのは、どの雑誌でもコアなファンがつくものだ。だから、この漫画には期待している。
しかし、第1話目では、何も料理を食べず、しかも水さえもらえないという始まり方はどうかと思う。
けれど、水が欲しいなら、あの町までいくんだな、という頑固な親父からは水が如何に砂漠で貴重かを教えてくれているともいえる。
だが、残りの12ページは、全て砂漠を歩いているシーンとというのはどう考えてもやりすぎだ。結局、料理は一つもでなかった。
それだけに次週が気になるところともいえるが・
アオリ 「 dangdang気になる 」
9 『 人 間 失 格 』 アムロ・レイ
概要 恥の多い生涯をおくってきました、から始まる正当な純文学。
ニュータイプの否定=人間性の否定へとの論理の飛躍には、少し疑問が残るが、それだけ著者の苦悩が伺える。
精神病院に連れて行かれる辺りは、何処となく次世代の若者への警告とも読み取れて興味深い。
非常に、洗練された文章で、人間として赤裸々に生きていきたい少年が、かなわず敗北していく過程が非常に斬新である。
父との別れ、母との決別、周りへの嫌悪、そういった著者の感情を見事に吐露したファン待望の私小説。
アオリ「 ララァと玉川入水?! 」
310 名前:週刊少年ガンダム創刊号投稿日:03/04/15 14:55 ID:???
10 『こちらサイド7コロニー前派出所』 カクリコン
概要 巡査部長である大原カクリコンことカクリオンの派出所での騒動記。
金持ち警官シロッコと、不良警官であるジェリドの起こす騒動にいつも頭を抱えている。
今回は暴走族をしていて補導された不良のカミーユ・ビダンに対しジェリド警官が、
「お前等みたいな連中はコンクリートに頭ぶつけて死ねよ」と言ってしまい、切れたカミーユの所為で大騒動になる。
面白いのだが、後半からの絵のタッチの違いに少し首を捻ってしまう。
途中から作者は考えてないのではないか、アシスタントがかいてるのでは、との疑問も多く見られた。
アオリ 「 ギネスに挑戦!アメリアも応援しているぞ!」
11 『 びっくりするほどユートピア 』 カイ・シデン
概要 ビンタのかわし方というコラムを書くつもりだったという筆者が、急遽書きなおしたもの。
内容は、自分の知らなかった世界に、幸福があるということらしい。筆者の実体験を赤裸々に書いたもの。
少年達に、ある種の性的快楽を教えようとしたものだ。舞台は公園のトイレ。ほとんど18禁だ。
ちなみに有名なトマス・モア作のユートピアとはなんら関係もない。よっぽど没にしようと思った。
こんなのは有害図書指定がふさわしいだろう。
アオリ 「 お 前 は そ こ で 乾 い て い け 」