ああん!出てるっ!!ドズルの中にでてるよぉぉ!!

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23通常の名無しさんの3倍
「ご苦労であったな。貴様の到着を首を長くして待っておったわ、ガハハハ」
ドズル・ザビ中将はそう言い放つと、屈託なく笑った。
いささか緊張気味のランバ・ラルを気遣った、ドズルの心使いである。

ここは宇宙要塞ソロモンの最高司令官であるドズルの私室である。この部屋は彼の性格を
そのまま表すかのように、不要な装飾なぞはいさぎよい程一切無い。
強いて言えば、奥に掲げられたジオン軍旗くらいだ。
そんな殺風景な部屋で一際目を引くのが、ドズルの異常ともいえる巨大な体格に合わせた
同じく巨大なベッドだ。おそらく特注品だろう。

「・・・以上、本日23:00(ふたさんまるまる)を持って、木馬討伐専属特殊部隊隊長に任命するものである」
30分程に渡る作戦概要の説明と、辞令の授与が副官のラコックによりなされた。
「ガハハ、案ずるな、貴様の好きにやって良い」
これでラルは正式にザビ家の末弟ガルマ・ザビ大佐のあだ討ち部隊の隊長に任命されたわけである。
「ん、下がって良い」
ドズルはラコックに退室するように言った。
「・・・?」
退室の間際、ラコックが目でラルに何か言ったようだが、ラルには全く分からぬことであった。
ラルが再び向き直ると、目の前には全ての視界を遮る程のドズルの巨躯が静に待っていた。

ラルは何か言おうとして一瞬たじろいだが、次の瞬間には半ば投げ飛ばされるような格好で
巨大な特注ベッドの上にいた。ラル程の男を強引に投げ飛ばすドズルの怪力も去ることながら、
ラルのその鮮やかな受け身もまた見事だった。
「閣下・・・」
「グハハハ!案ずるでない。私は手荒なやり方はせん!」
ドズルのその下卑た笑いと、ベッドの傍らに隠されていたローションを見てラルは全てを悟った。
ここでどうあがいても事態は変わらないのだ。
ラルとて歴戦の勇士である。覚悟を決めた後の行動は素早かった。自らベルトをはずしたのである。
━━私の体で部下達の生活の安定につながれば、これしきの事!━━
そういった覚悟である。
「グフフフ、いいぞいいぞぉ!気に入ったぁっっっ!!!!!」

ドズルの【それ】は、ドズルの体格に見合っただけの巨大さと圧倒的な力を持ってラルを貫いた。
「グ、グォォォォ!はぅぅ・・・!か、閣下あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ...はうぅ!」
ラルのたくましい口髭が激しい鼻息で揺れる。2人の硬質な筋肉同士がぶつかり合って周囲に汗を撒き散らす。
ラルの絶叫もお構いなしにドズルは何度も激しく腰を突き上げた。凄まじいまでの縦揺れが部屋全体を襲う。
揺れたのはその部屋だけでは無かった。実際にソロモンの防御探知システムでも激しい揺れを感知していた。
ソロモンの公転周期が2秒は狂っただろうか?

実に4時間半にも及ぶ全ての行為が終わり、ドズルの腕の中で濃いコーヒーを口にするラルの心は
不思議な程穏やかなものであった。無論激しい"痛み"はまだ残っていたが・・・
『青い巨星』と恐れられる戦士が、新たな戦いを前にその牙を休めたひとときである。


宇宙世紀0079
後に一年戦争と呼ばれるこの戦いは、ホワイト・ベースの電撃的な進行によって新たな局面を迎えつつあった・・・