330 :
通常の名無しさんの3倍:2006/12/05(火) 11:35:43 ID:Wn1sfd6N
忘れたころにハヤトキテターッ!
亀田ワロス
(゚∀゚)
年末のプライドとK−1に何かハヤトシリーズに使えそうな新ネタ出て欲しいなw
334 :
通常の名無しさんの3倍:2007/01/03(水) 23:09:24 ID:SxgBAezK
新春あげ
335 :
通常の名無しさんの3倍:2007/01/04(木) 00:08:31 ID:CBT4zYTf
>>333 「まだ戦えるよ〜」がいいな
職人さん是非w
(゚∀゚ )
ハヤトマダー
ho
339 :
通常の名無しさんの3倍:2007/02/12(月) 00:46:41 ID:Cto4/7QL
あげ
340 :
通常の名無しさんの3倍:2007/02/28(水) 00:14:30 ID:/pGtMEGA
保守age
341 :
通常の名無しさんの3倍:2007/03/11(日) 10:00:25 ID:TvaiNeBD
何の前触れもなく名シリーズ復活したりするから
保守しておこう
「A-1のパーツはG-8とG-22のパーツに差し込んだ後、目の内側に
はめ込み、そのうえでC-3とC-6のパーツをかぶせる・・・?
ええい!そんなことをしたら、外からはまるで見えないじゃないか!
ボケナス!!」
ポゥは苛立っていた。
地球に降下してから一ヶ月ぶりに、一日だけ休暇を与えられたものの
かといって特にすることもなく、ただぼんやりしていた最中に、フィルか
ら暇つぶしにと与えられたプラスティック・モデルの製作が、思うように
進まないからである。
月の玩具メーカーが販売している、手に鎌の付いた奇妙な形をしている
黄色のマシーンのモデルだ。
「これを作った会社は何を考えている!?こんな外装をかぶせたら見え
るわけもないパーツをわざわざ作らせて!ふざけるな!」
そう言い放つと、ポゥはモデルを組み立てるのをやめ、ベッドに勢い良く
倒れこんだ。
あまり細かい作業には向いていない、そういう自覚はある。
それなのに、このプラスティック・モデルは内部構造まで再現しようという
「こだわり」を見せているのだ。
しかし、せっかくフィルがくれた物なのだから、ちゃんと仕上げてやりたい。
思うことと実行することの違いを、ポゥは今回の地球降下作戦に重ね合わ
せて実感していた。
「簡単だと思えていた地球の制圧も、我々の思惑とは違う方向に進もうと
している・・・やってみなければ分からない・・・それは、そうだ・・・」
地球に降下してから今日まで、そんなことを考える余裕などはなかった。
はじめての実戦、玩具のような銃で攻撃をしてくる地球人、月とは違う環境
物資の不足、あるはずのない地球側のモビルスーツ・・・
そんな状況の中で走り回っていれば、仕方のなかったことかもしれない。
しかし、ディアナの名を冠した軍の一員であり、選ばれたムーンレィスである
のだと誇りに思っていた自分には、到底許されることではなかった。
「これで中尉などと・・・私は・・・」
そう呟いたポゥの目から、涙が滲み出してきた。
また自分は泣くのかと、歯を食いしばって止めようとしたが、それは逆効果で
あることには気付いていない。
ほんの数秒で、ポゥの顔は涙と鼻水でベトベトになってしまっていた。
「こんなザクレ!・・・ッ、ごときプラモデルも作れない私は!!」
ポゥの感情は激発しようとしていた。
顔を拭うことも忘れ、潤んだ視界でプラスティック・モデルを睨み付ける。
その右手は枕を掴み、投げつけて粉砕しようとしているのは明らかであった。
その時、モデルの奇妙に釣り上がった目が、やけにはっきりとポゥの目の中
に飛び込んできた。
その現象にぎくりとして、瞬間にポゥは枕を放した。
「な・・・なんだというのだ・・・」
『ボクヲ・・・ツクッテ・・・オネガイ・・・』
か細い子供のような声が、ポゥの耳に弱々しく響いた。
いや、頭の中で聞いたという方がより的確かもしれない。
「なっ、なに!?誰だ!誰かいるのか!?」
いきなりの出来事にポゥはうろたえた。
誰かいるのだろうか?
しかし、仕官用の部屋とは言え、自分以外の何者かが潜むスペースなど
ありはしない。それとも、悪戯の目的でマイクでも仕込まれたか。
だが、そんな心に余裕のある者が今の軍にあるわけもなし、捕虜や監視
対象ではない人間に盗聴などすれば、最悪の場合、冬眠刑が待っている。
部下であれば、死刑だろう。
だとすると、考えるのも馬鹿らしいことではあるが、目の前のモデルが自分
に話し掛けたと考る他なかった。
もしかすると、そういう「仕掛け」のある物なのかもしれない。
「お前・・・お前が喋ったのか・・・?おい!答えろ!」
顔を涙と鼻水で汚した女が玩具に話し掛ける、なんともおかしな光景ではあ
るが、ポゥは大いに真面目であった。
すると、また声が頭に響いた。
『キミハ・・・ガンバリヤサン・・・ダカラ・・・ダイスキ・・・』
「なっ・・・なんで・・・!」
プラスティックが自分に話し掛けているのだ。
しかも、頭の中に。
こんな技術がムーンレィスにあるなどと聞いたこともなかったし、あれば
軍が即利用していることだろう。自分が知らぬわけはない。
自分は地球に来て狂ったのだろうか?
地球が故郷であるとはいえ、月とはまるで違う。
それが自分の精神を蝕んでいるのかもしれないが、噂に聞いた「地球人
の呪い」が降りかかってきたなどと、科学の中に生きる自分には、考えた
くもなかった。
「衛生兵に言って、安定剤を・・・」
『コワガラナイデ・・・ボクハ キミト ナカヨシ 二 ナリタイ・・・』
「やめろやめろやめろ!私は病人ではないんだ!私はポゥ・エイジ!誉あ
るディアナカウンターの・・・」
『フィル ガ・・・スキ・・・?』
「なっ・・・」
『ボクハ フィルノ ココロノ ヒトツ・・・』
「少佐の・・・?ふ、ふざけるな、心が物に宿ると言うのか」
『マモリタイヒトニハ トドクンダヨ・・・ ダカラ キミハ シナナイ』
「少佐が!私を・・・!その心が、私に語りかけている・・・!」
ポゥは、この超常的な現象に完全に呑まれていた。
自分が病んでいるだとか、これが何かの仕掛けであるとか、そういう
ことはもう頭にはなく、このモデルが話す内容に心を捉われていた。
また涙が溢れ出してくる。
しかし、ポゥにはそれが心地よかった。
『ダカラ ボクヲツクッテ ソバニオイテ・・・ボクト フィルガ キミヲマモッテアゲル・・・』
「ザクレロォオオォオーーーーッ!!!!」
ポゥは何かに弾かれたようにモデルに駆け寄り、そして、パーツの一つ
一つにキスをした。
そして説明書やランナー、箱、バリに至るまで、その全てに。
フィルに対する想いと同じに、ポゥは、このモデルに愛を感じていた。
それから6時間、ポゥは一心不乱にモデルを作り続けた。
あのようなことがあったといって、ポゥが器用になっているということはな
かったが、指に切り傷が出来ても気にとめることはなく、ただひたすらに
組み上げることをした。
そうして、プラスティック・モデル マスターグレード「ザクレロ」は完成した。
着色や墨入れ、ヤスリがけなども施していない、全くの素組みのシロモノ
ではあったが、ポゥにはこれが、貴族が身に付ける宝石よりも美しく、華や
かなドレスよりも気品に満ちたな宝物に思えた。
「少佐・・・ザクレロ・・・その心・・・」
ポゥはモデルの頭を撫でながら、完成させた喜びと、胸に溢れる愛を噛
み締めていた。
しかし、幸福に浸るポゥの耳に、そんな都合など考えない敵の襲来を告
げる警報が、容赦なく飛び込んできた。
「ミリシャか!!」
ポゥは急ぎドアに向かって駆け出したが、外に出る前に、床に置いたモデ
ルを振り返り、優しく、しかし小さく語りかけた。
「私は何があってもあきらめないし、投げ出さない。少佐とお前に誓う。
壊しちゃいけないから、連れてはいけないけど・・・だから、そこで私を守ってくれ。」と。
ポゥは着替えを整え、全力疾走したつもりではあったが、モビルスーツデ
ッキでは、既に他のパイロットがウォドムやウァッドに搭乗しつつあり、ポゥ
は少し遅れた形になった。
「遅いぞ!!」
フィルである。
「申し訳ありません!少佐!!」
ポゥはメットを付けながら、フィルの目を真っ直ぐに見て応えた。
「元気じゃないか。短い休暇とはいえ、リフレッシュできたようだな?」
「それは、もう!!」
「ミリシャのカトンボが爆撃を仕掛けてきた。防戦するしかないのが現在の
我々ではあるが、結果、撃ち落すのは構わん。行け!」
「はいッ!!」
ポゥは言いたいことが山ほどあったが、ここは機敏にコクピットに滑り込んだ。
シートに座ると、気力が満ちてくるのが分かる。
そして、地球に降りてから今まで、何をするにも常に感じていた苛立ちや不安
は、もうその一切が感じなくなっていた。新しい体を手に入れた気分である。
ポゥは下部のモニターに映っている、大声で檄を飛ばすフィルの姿にそっと敬
礼し、勢い良くウォドムを発進させた。
「蛮族に破れるような愛ではないのだ!!」
ポゥは今、絶頂の中にいた。
ちょwwww
何気に大物wwww
GJw
やべえ!おもしろすぎだろ!!!!
ザクレロ欲しいよなあ・・・
ポゥが好きになったよ GJw
353 :
通常の名無しさんの3倍:2007/03/14(水) 22:49:54 ID:3YxyQrnr
354 :
通常の名無しさんの3倍:2007/03/22(木) 20:09:33 ID:bfQQvN/N
期待age
「プロムなんて、そんなに楽しいもんかね?」
カクリコン・カクーラーは、飲みかけのコーヒーを一気にあおると、一週
間後に控えた、卒業前のプロムの準備に浮かれるクラスメートに、半ば
呆れて尋ねていた。
カフェ「ルーフ」は、帰宅途中の学生達で今日も賑わっている。
「硬派なのは顔だけにしとけよ。ただでさえ女が寄り付かないってのにさ。」
友人のマーテス・ナバは、そう言いながら衣装選びに購入したファッショ
ン誌に目を通している。
レンタルで済ませる学生も多いのだが、軟派で通っているマーテスには
それが許せないのだ。大事なイベントは、自分の思う完璧なスタイルで
キメて行きたいのである。
しかも衣装を買うために、先月からアルバイトを一つ増やしたらしい。
「もっと違う金の使い方もあるだろうに。」
「お前は早くも老成しているんだよ。嘆かわしいね。」
カクリコンは勤勉でも朴念仁というわけでもなかったが、女性関係には
全く興味のない青年であった。だからというわけでもないが、着る服にも
無頓着である。
服を買うくらいなら、機械工学の書籍でも購入して、将来のために勉強
した方が有意義だと感じていた。
卒業後は軍に入隊する予定である。
ジオンの跳梁に対して憤りも感じていたし、モビルスーツパイロットという
職業にも魅力を感じていたが、何より、食いっぱぐれる心配はなさそうだ
というのが、一番の動機であった。
終戦を迎えたものの、まだ情勢は不安定なままだろう。
軍人の忙しさは当分続くと考えていた。
だから、マーテスのような人間とは、おおよそ価値観が違う。
要は現実主義なのだ。
「軍の教官殿に、あっちの世話もしてもらうのかよ。」
マーテスは、気に入った服が載っているページに折り目をつけながら、やれやれといった
感じである。他の友人も同じ感想であるらしく、苦笑いを浮かべていた。
どうも彼は女のイロハを教えたがっているようだったが、カクリコンには余計なお世話であ
った。興味が持てないのだから、仕方がない。
「卒業したら、女にでも食わせてもらうって?」
「ここは地球だぜ?なんとでも生きていけるって。あんまり頭使って、堅く生きてると禿るぞ?」
ミートパイを齧りながら、マーテスの横に座っているマハル・ヤーニーが茶化す。
マハルもマーテスに負けず劣らずの軟派であった。
容姿も悪くなく同じ性格の二人は、大体の行動を共にしている。
ただ、どちらも結構なお人よしなので、女性に弄ばれることも少なくなかった。
その性格のお陰で、周りの男子生徒からは嫌われることはなかったけれども。
だからカクリコンのような人間とも、仲良くやれるわけである。
「その時は、ほら、スキンヘッドってのも、悪くないじゃない」
そうやり返すカクリコンであったが、頭の中では今日の話題に付き合っていても面白くない
なと判断し、自分のコーヒーの代金を置いて帰ろうかと、鞄から財布を取り出した。
「これ、オレの分だから・・・」
「すみません!遅れました!」
カクリコンがそう言ったと同時に、カウンターの方から少しハスキーな女の声が聞こえ
てきて、その声があまりに大きかったので、カクリコンは続ける言葉を飲んでしまった。
どうも遅刻をした店の店員のようである。
年の頃は17、8歳だろうか、あまり学生達と変わらないか、同じの様子で、チーフらしき
男に謝りつつ、すぐさま客の注文を取りにホールへと向かっていった。
顔はよく見えないが、背中まで伸ばしたブロンドの髪が美しい。
見惚れるというわけでもなかったのだが、カクリコンは財布に手を突っ込んだまま、ブロン
ドの店員を目で追ってしまっていた。
目ざといマーテスは、それを見逃さない。
「お前、ああいうのがタイプなの?」
「馬鹿言え、あんなデカい声の女の顔は、どんなもんだろうかと思ってさ。」
「三日前まではいなかったけど、新人かな。」
カクリコン達は一週間に三回程、ここを利用している。
仲間内の家から丁度中間地点に位置していることもあり、尚且つ遅くまで営業しているの
で、学校帰りだけでなく、昼夜問わず待ち合わせにも便利なのだ。
火曜日に来た時までは、見かけない顔だった。
「オレ達と一緒くらいだろうけど、他校生かな。でも、オレが見落としてる女なんているわけ
ないんだがなあ。」
マーテスは腕組みをして考え込んでいる。
自分の高校は元より、近隣の高校に在籍している女生徒は、おおよそチェックしているつ
もりだ。
マーテスには、男の顔は忘れても、女の顔は絶対に忘れないという特技がある。
しかしそれは、歴史の授業では発揮されない。
「お前の目って、女を追いかけないと済まない病気なのか。」
「知らずに通り過ぎる悲劇っての、オレは小学校の時に経験してるからな。」
「・・・・。」
カクリコン青春物語ktkr
hosyu
|ω・`)ジー
期待の新作キタコレ
wwww
/ \
/ (●) (●)\
| ∵ ○ ∵ | 頼む無かったことにしてくれ
| (__人__) |
\ `⌒´ /
/ \
戦場の危険な情事
ランバラル&ハモン
保守
リクエスト求む
366 :
通常の名無しさんの3倍:2007/05/14(月) 20:36:30 ID:dd+PisES
367 :
通常の名無しさんの3倍:2007/05/14(月) 21:08:31 ID:PuFYLbLY
368 :
フラナガン:2007/05/17(木) 14:27:51 ID:???
「…つまりチャクラの解放を行うことでニュータイプの力を行使でき、本来見えないものを見たり感じ取ることが出来るのです、 そこっ! 見える私にも敵が見えます!」
引っ込みがつかなくなった私はキシリア様に自分でもワケのわからない話を続けていた。
「ふむ、どうやらホンモノのサイコのようだな」
いぶかしげに私の話を聞いていた彼女はそう言い、目を逸らし何かを考えているのか顔を両手で抑えうつむいた。
かなり不本意な誤解であるが彼女の苛烈な性格は有名だ、いまさら騙そうとしていたなどと言える筈もない。
仕方なく狂人のふりを続けているとうつむいた彼女が何か呟き続けているのに気づいた。
「くすんくすん…怖いよう…おにいちゃん…」
…幻聴が聴こえた。
369 :
フラナガン:2007/05/17(木) 14:45:10 ID:???
「…怖いよう…おにいちゃん…あぶない人だよう…キシリアがこんなに怖い思いしてるのにどうしておにいちゃんはそばに居ないのかな…」
「…悪い娘だよね私、大好きなおにいちゃんに心配して欲しくてこんなあぶない人を近くに置くなんて…くすんくすん、もっと素直にお兄ちゃんのこと大好きだって言えたらこんな怖い思いしなくていいのに…おにいちゃん大好き♥」
「ほら、見えます、刻が見えます…人はいつか時間さえ支配することが出来るのです!」
私は幻聴を打ち消すため、さらに狂人のふりを続けた。
370 :
フラナガン:2007/05/17(木) 14:49:09 ID:???
「シャア、早速、ニュータイプ研究に予算をつけよう、貴様が指揮を取れ、必要なものがあれば手配させよう」
キシリア様は毅然とした態度であれから再び呼び寄せたシャアに言った。
その姿からは、あれは幻聴であったとしか思えない。
シャアは何故、自分の提案が認められたのか理解できないようだったがとりあえず私のニュータイプ研究は認められた。
人類は、あらたな一歩を踏み出すのだ…
Fin
一応フラナガンは報われた……といっていいのだろうか?
昔の人がちょくちょく帰ってきたりするから
このスレは落とさないようにしないとな
375 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/02(月) 00:08:13 ID:VcLhIh7q
age
保守
377 :
通常の名無しさんの3倍:2007/07/24(火) 20:57:52 ID:9IlA2ty3
378 :
通常の名無しさんの3倍:2007/08/10(金) 20:43:36 ID:Db3fJvhV
379 :
通常の名無しさんの3倍:
age