1 :
猫面の生徒:
1さんおつ
>前スレ997
強引に突っ込んできやがった・・・・・・・だとっ!!
この間合い・・・・・・避けきれねぇっ!!
(とっさに両肩のバズーカをパージ、全速後退をかけるが・・・・・
逃れきれずまともに胸にストックを食らう。
衝撃が装甲を通じて内部に達したと判断され、各部機器に
不調と・・・・・そして、シミュレーターがその振動を忠実に再現する)
ぐぉっああああああああっ!!
(後退のいきおいのまま、派手に吹っ飛ばされるチンピラのケンプファー)
4 :
金髪:05/02/27 01:42:11 ID:???
前>999
そうだな…。
でも、それが難しいんだよな。
(深い溜息をついて)
実際にやってみて判断すればいいんじゃないか?
(
>>994と
>>999を見て)
5 :
無愛想:05/02/27 01:42:30 ID:???
>前986
…………(大きくため息
人、殺さん程度にな。
(またそう釘を刺したのだった。)
>3
トリスタンとイゾルデ・・・・・・?
聞いた覚えがあるような気はするけれど。
思い出せないわね・・・・・・
学校の教科書で読んだような気もするわね。
(・・・・・・まったく知らないクレア。これは
アールにとって幸運なのやら不幸なのやら・・・・・・・)
まぁいいわ。ちょうどいい。
かるく、腕試しでもしてみる?ちょうど、私もNT用装備に頼らない
戦術を磨いていたところだし。
>1
お疲れ様です。
>2ちんぴら
ちっ…外したぜ。
頭を吹っ飛ばしてやるつもりだったのによ。
(ショットガンのストックじゃ無理だ)
(衝突の衝撃でストックが砕け散ったショットガンを腰のラッチにマウントするザク乗り。
悠々と肩に背負ったヒートホークを下ろすと、ビュンッと振り回し風を試し斬りする)
立てよ、ちんぴら。
まさかこれで終わりなんて言わねえだろう?
ウソだよな?
もっとオレを楽しませてくれるんだよな?
ああ?
(ジオン軍の猛将の名を冠した巨大なヒートーホークを無造作に両手で構え、
一歩一歩倒れたケンプファーに近づいてゆく)
>6クレア
「気のせいです、結構メジャーだけど教科書とかには載ってませんよ」
軽く否定しつつ
「模擬戦、ですか
…………良いですよ、やりましょう」
そしていいところを見せる、それがボクのジャスティス!
「手加減は無し、すぐに決める!」
120mm大型マシンガンを構え、クレアのアレックスに撃ち放つ
それは点ではなく面を制圧するための遠距離掃射
>4金髪
回避「訓練を積むしかないですかねぇ。
いや、それはそうですけど・・・」
>5無愛想
帽子「そんなひ弱なのはここにはいないから大丈夫!」
根拠のない自信ってのが一番厄介だと知ってください。
>7狂犬
回避「うーーん、そんなに大層なものじゃないんですけどねぇ。
しかし優男、ですか。ひどい言われ様ですねぇ」
帽子「よーし乗った!」
回避「いやですから勝手にはn」
帽子「さぁっ!やっておしまいっ!!」
回避「・・・はぁ(嘆息)一休み入れたいところだったんですが仕方ありませんね」
『キャラ変わってますよ』と突っ込みを入れようとしたが、止めておいて正解だろう。
回避「では、ひとつお手合わせを願えますか?」
>1
乙。
>2,8
これで……終わり?(思考中)終わりよね……(逆転の手段が思いつかな……)
いや、まだ手はある……わね。(何か思いついたらしい)
>8ザクのり
(畜生、参ったな。
さすがにキャリアの違いって奴か・・・・・・・
武装は・・・・・・ショットガン。
バズーカは両方野郎の後ろ。
さて、残る武装で何ができるかね・・・・・)
悪いが、てめえを楽しませるのは苦手でな・・・・・・
(ぎりぎりまで引き寄せ・・・・・・
不意に、頭部60ミリバルカンを放つ)
13 :
金髪:05/02/27 01:55:29 ID:???
>10
そうだな。
まぁ、楽して強くはなれないさ。
(状況を見て何かを思い立ったようでバッグからディスクを探し始める)
14 :
無愛想:05/02/27 01:57:23 ID:???
>10 帽子
…………殺した後にそれを理由にしないようにな……
それと、忠告………いや。頼みとしておこう。
俺を巻き込むのは止めてくれ。
>12
まずはそれね。(さて、どっちに行ったのかしら?)
「お、何だぁ、シミュレーターやってんの?
戦ってンの、誰と誰よ?」
ドアを開き、ひょいと顔を出す。
>9
近づかせない、ということ!
でも、アレックスならっ!
(シールドを構え真っ向から飛び込んでいく。
接近。銃弾を浴びぐずぐずになったシールドをほうり捨てると、
シールドにマウントしてあったハイパーバズーカを握り、
流れるような動作で照準するとトリガーを引き絞る。その動作の
一切に無駄はない!)
>12ちんぴら
(バルカンの猛射にザク改の上半身が粉塵に包まれる。
チンピラが駆るケンプファーの機体にも弾き飛ばされたザク改の細かな装甲が霧雨の様に降りかかる)
…本当に苦手みてえだな…
そいつはおめえとはまた別の、「目つきの悪い」野郎が前に使った手だぜ。
(粉塵が収まったザク改は機体上半身を左肩のシールドで覆っていた。
バルカン弾を受けたシールドはベコベコにへこんでいるが、まだ原形をとどめている)
じゃ、今日の授業は終わりだ。
また、いつでも来いや。
(ため息のように呟くと、ヒートホークを振りあげる。
そして、ケンプファーの胴体部目掛けて振り下ろした)
【哨戒任務中に発見した、不審な船舶の追跡・調査。
一山幾らのありふれた任務だった筈の状況が一変したのは、不審な貨物船団から現れた2機のMSによってであった】
「速い……っ!」
【空中を高速で舞う12基の中型ビットが、狙い澄ませたタイミングと角度で次々とビームを放ってくる。
どれもT.O.G.Aを破るほどではないが、しかしながらメガ粒子同士の衝突がアルテミスの機動を少なからず妨げているのも事実。
そして――】
シュヴァッ
【――本当に厄介だったのは、アルテミスと同じように赤く装甲を染めた、大型MSによるオールレンジ攻撃。
当初ただの大火力を売りにした鈍重なMSと思われたソレが、突如として7つに分離、機体各所に設けられた大出力のビーム砲は途端に脅威となった。
また、一撃。
T.O.G.Aを貫き、装甲表面に着弾する。
出力の高いビームバリアによって威力を大きく減衰させたにも拘らず、未だ高い熱量を備えたその一撃は、確実に機体に負荷を与えている】
パァ……ッ
【装甲内部に埋め込まれた熱伝導ファイバーがその熱を吸収し、機体の随所に設けられた熱光変換素子から眩い光となって放出していく。
この、一見完璧な対ビーム防御システムも、続け様に放たれる高出力のビーム、及びT.O.G.Aの継続による発熱の前に数少ない弱点の一つを曝け出していた】
「く……熱量過多ッ!?」
【アラーム音が鳴り響く。
余りに膨大な熱量の前に、装甲内部の熱伝導ファイバーが許容限界を超えてしまったのだ。
早急に冷却を行なわねば、放熱システムは停止し、最悪の場合機体の熱によって自壊すらしてしまいかねない危険な状態に、今のアルテミスは置かれていた】
>10
「常に敬語使ってるやつは優男だろ?
……それに、死んだヤツの信念とやらに付き合う脳みそもな」
頬を引っ張って伸ばす
「話聞いてたか?
格 闘 戦 な ら だ」
手を離し
「生憎と普通の戦闘じゃモロにスペックの差が出る
……それに、俺には」
ちんぴらvsザク乗りをモニターで見て
「いや、やろう
向こうのけりがつくのを待つより、素直にアンタと
やったほうがよさそうだ」
>18
それは間違い。正解は『ザクの後ろに落ちたバズーカを撃って誘爆させる』よ。(息子をあやしながら)
>18
へ、だからいったろ・・・・・・・
(振り下ろされたヒートホークは、そのまま地に大の字に倒れたケンプファーを捕らえ・・・・・
なかった。
バックパックと、脚部の残存スラスターすべてが炎を吹く。
全スラスターを利用してのホバリング機動で、高速でザク改の右に回りこみつつ、
倒れたままの姿勢で・・・・・・・)
へ、この距離だ・・・・・・豆鉄砲でも、答えるぜぇッ!!
(そのまま発砲!その反動をも利用してすさまじい速度で倒れたまま
ホバー後退しつつ、上半身を起こし、ひねりざまに)
こいつは、おまけだ・・・・・・・取っておきなっ!!
(ビームサーベルを引き抜き、ダーツのように投げつける!)
(そのままショットガンを乱射しつつ、その反動で跳躍、山なりの
機動で頭上から背後に回りこみ、バズーカを排除したポジションに移動!)
>13金髪
回避「そうですね。だからこそ、やりがいもあるわけで」
>14無愛想
帽子「あ〜〜アンタどっちかっていうと『気がついたら巻き込まれてた』ってタイプだから難しいんじゃない?」
>20狂犬
回避「なるほど、そういう考え方もありますか。
地かどうかは知りませんがそうやって相手のペースを乱すのが得意なようですね」
あくまで表情は崩さず。
帽子「アイタタタタ!
そこまで持ち込むのも含めて得意じゃないとね〜〜」
回避「機体の能力差が気になるんでしたら他の機体を使いましょうか?」
>>19 「見せてみろ……陽光の下で培った『魔女』の力とやらを……」
【出力の弱まったビームバリアに包まれた、赤い敵機目掛けてビットからビームを放つ。
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12――全てのビームが一点を狙い着弾する――】
「……成る程、このタイミングでも避けるかっ!!」
【――筈だった。
けれども、己の目の前に居るのは、魔女と恐れられるほどのパイロット、そして桁外れなスペックの高性能機。
予想外。
否。
予想の範疇。
むしろこうでなければつまらない。
こうでなければ、憎むに、妬むに値しない――闇に呑まれ、太陽に呪われた恨みをぶつけるに値しない!!】
>22
おうあっ!
(不意の高速機動に意表を突かれ、慌てて上体をそらして射角から外れるザク改。
しかし、クリーンヒットはないものの数発の銃弾を胸部、肩部に喰らいもんどりうって後方に倒れこむ。
その頭上を飛び越えていくビームサーベル)
この嘘つきが!
楽しませてくれてるじゃねえかよっ!
(仰向けに倒れこんだまま、左腰のショットガンを引き抜き様に放つ。
そして、その銃口の先には、先ほどケンプファーがパージしたバズーカの片割れが…)
26 :
無愛想:05/02/27 02:17:22 ID:???
>23 帽子
……………
(それを言われてから、そのケースが一番多いことに気付く。)
それは、あるかも……しれん……(´・ω・`)
>17クレア
「流石………!!」
完璧な、洗練された動きに見ほれつつ思考を加速させる
既に弾切れを起こしたマシンガンを盾代わりに、バズーカの弾頭を受け止める
「――――!」
着弾と同時にペダルを蹴り飛ばして後退、マシンガンを中心に爆炎が包む
その煙幕を突き破り、現れるのは8つの小型ミサイル
>24
(アルテミスに照準を合わせたホワイトゲヘナの眼前を数条の光線が薙ぎ払う)
<通信>
所属不明機に告ぐ。
この地域での貴殿の行動については事前の報告を受けていない。
速やかに企業軍所属機に対する敵対行動を止めたまえ。
二度は言わんぞ!
(その射線の先には数機のジェガン改造機が見える。
戦闘のジェガンは企業軍機には珍しく真紅にカラーリングされていた)
>23ショウ
「地だ、隊長に直せって言われたけどな
生憎となおりゃしねぇ」
シミュレータの滑り込み
「その辺はテキトーに気ィつかってくれや」
起動し始める
選ぶのは橙色の陸戦型ジム
マチェットを二本装備していることから、スペシャル機だということがわかる
「その分、場所はアンタに任せる
出来るだけ地上な」
>>19>>24 「アハハハッ!
流石は魔女! かれこれ10分間、こんなにも楽しませてくれるなんて……」
【巨大MSの中、白髪の少年はひび割れたような笑顔で愉悦の声を上げる】
「……ケドね、僕はもっとキミの痛みが欲しいんだ。
もっと足掻けよ……もっと苦しめよ!!」
【両腕部を切り離し、ホワイトゲヘナの攻撃を回避したアルテミスの回避軌道上目掛けビーム攻撃を仕掛ける。
着弾】
『はぅ……っ』
「!!」
【何て艶やかな痛みの声。
脳髄が蕩けそうだ――もっと、もっと痛みを……もっと甘美な悲鳴を聞かせておくれ!!】
「つーきーのひかりーにー…♪」
SFSに完全固定された機体が飛ぶ。
>28
SFSパイ『どうです、返答は返ってきました?』
>>28 【所属不明の白い機体からは何も返事が返ってこない。
否――】
ビシュゥ……ッ
【――右腕から一条のビームが放たれた。
つまりは、これが返事という事なのだろう】
>28>ホワイトゲヘナ
そのなぎ払うように放たれた閃光の中に、一つだけ異質な気配を放つ閃光があった
放つのは見覚えの、もとい感じ覚えのある必中の気配!
向かうのはエンネアを狙うファンネルの一つ
「口実、作ってみるもんだねぇ!」
ジェガンの中に、一機だけ狙撃用のビームライフルを構えたジェガンがあった
アインが、実地教習といって無理を言って入り込んだようだ
>19>24
回避「!?
気の・・・せい?」
一瞬、この場とは別のところから殺気のようなものを感じた。
>26無愛想
帽子「ま、世の中巻き込む人間か巻き込まれる人間かだから。
あんまりくよくよしないの」
>29狂犬
回避「え?あ、はい。それじゃ仕方ありませんね」
『警報もなっていないし大丈夫・・・のはず』
回避「ではこちらもGM系で行きますか」
シミュレーターに入り、起動。
呼び出されたMSは、AMRGLII
かつての彼の愛機だ。
ステージは小川の流れる丘陵地帯。
>25
へへ・・・・・・
ザク改の機動性じゃあ・・・・・・・
そうとしか避けられねえ!
こっちもよぉ、遊びでやってるわけじゃあねえんだ!
これ以上のブザマぁ、できねえんだよ!!
(握り締めたショットガンを、立て続けに乱射する。
嵐のような散弾、しかし距離がある。いかなザク改の
装甲でも、この距離では致命打を与え得ない!
しかし・・・・・狙いは違っていた。
チンピラの狙いは・・・・・ザク改のやや背後に、ショットガンを構える
際、もたつくふりをする一瞬の間に、自機を影として地面に落とし、砂の中に
隠しておいたジャイアント・バズの弾薬を収めたマガジンパウチと・・・・・・
そして、爆発することなく地面に落下していたチェーンマイン!)
連鎖する爆圧だッ!動きを封じ機体をさいなむッ!
そしてぇ・・・・・・
喰らい・・・・・・やがれぇええええあああああああッ!!!
(つま先でバズーカを弾き上げ、残った手に握り締め、
ショットガンを、そしてバズーカを乱射しながら猛突進を
開始する・・・・・・いや、刹那爆発が発生する。
ザクのりの放った射撃が、地面に落ちていたバズーカを捕らえたのだ。
大爆発。それがバックパックをさいなむ。
転倒の衝撃に苛まれていたバックパックが、すでにショットガンの
射撃を浴びてダメージを受けていた脚部スラスターが悲鳴を上げる・・・・・・
だが、それでも・・・・・・・ケンプファーは弾丸のように
ザクのりの方向へと突進していく。
爆圧が、ケンプファーを押しているのだ。
無論装甲のいたるところが砕け、スパークが走る。
しかし・・・・・・男の維持のままに、ケンプファーは低く空を駆ける!)
>31
ああ、返ってきた。
(言い放つと、驚くほど静かに水平に移動する)
>32
(そして、もといた空間を薙ぎ払うビームの光条)
これが答えだろう。
やむをえない。
自分も返答を返さねばならないな。
企業軍兵士として!
>33
<通信>味方機
全員、中佐を護衛せよ。
自分が所属不明機を引きつける。
決して深追いはするな。
(言い放つと、バックパックから蒼いジェット流を噴出する。
そして、白い機体―ホワイトゲヘナ―の左方に回りこみながら、アルテミスへ接近させないようビームライフルで牽制する)
>27
この距離でミサイル・・・・・・
自分の損害を省みない!?
いくら模擬戦だからって!!
(驚愕しつつ・・・・・・しかし体はすでに動いている。
とっさに体をやや斜めにし、体を沈み込ませ、ちょうど右の腕がシールドになるような
形で小型ミサイルの嵐から上半身を防ぐ。
嵐のように放たれたミサイルのうち、ニ発が右腕を捕らえた。
右腕が瞬時に破壊され、機能を停止する。
しかし近距離。煙幕の中、上半身を回し左の腕を突き出すと、その中に収められている
ガトリングガンを猛烈な勢いで乱射する!)
>>30>>28>>33>>36 「中尉……アインさん……助かりました」
【直撃を受け、よろめくようにふらついたアルテミスにビットからの一撃が見舞われようとした刹那。
まさに間一髪のタイミングで救いの手二つがアルテミスを窮地から脱出させた。
その一瞬を突き、機体を一気に後退させてからT.O.G.Aを解除する。
次いで採った行動は幾分非常識なものだった。
何しろ、機体を海中に突っ込ませたのだから】
「これで、少しはマシになる筈……良し!」
【アラーム音が収まったのを確認し、再びアルテミスを上昇させる。
自機の機密性の高さに感謝しながら機体の状況を確認し、頷いてから敵を見据える】
「皆さん、気をつけて。
彼らはNT、それもかなり強力なパイロットのようです!!」
39 :
無愛想:05/02/27 02:39:14 ID:???
>34 帽子
……わかってはいるんだg――――
【――――!?】
(回避命と同じ頃、この男も強い思念を受け、顔をしかめた。)
【なん……だったんだ……?】
>36
SFSパイ『了解、投下して離脱します!』
ロック解除、次いでアクトザクが投下される。
「敵の確認ーっと、えーっと、あれと、あれと……」
指折り数えながらぼさーっとしてる。
ふふふ・・・あれが、あの女が!
私の不幸の全ての元凶!!
あの女さえ、あの女さえこの世から居なくなれば!!
(滅茶苦茶な軌道を描き、禍々しい負の感情を撒き散らしながら一機のバウンドドックが空を駆ける)
>38エンネア
逃がさないぃぃぃっ!
(MA形態で両足のクローをワキワキさせながら接近を試みる)
>25,35
火力勝負ね……ケンプファー有利かしら?
(もしこの場に種馬か若本教官がいれば、ケンプファーの意外と脆弱な構造から更なる判断を出来たのだろうが、彼女はケンプファーをそこまで良く知らないのだ)
>35
(散弾の雨の中、誘爆し、連鎖的な大爆発を起すバズーカ弾とチェーンマイン。
仮想空間上を巨大な爆音と粉塵が埋め尽くす)
…オレにとっちゃ遊びだぜ、こんななぁ。
(その粉塵の中から深緑の弾丸となって飛び出してくるザク改。
いや、その姿は既に爆煙の煤で黒ずんでいる。
左肩を突き出し突進してくるザク改は、右腕に引きずるように「ドズル」を握っている。
そして、突進してくる勢いのまま、片手で巨大ヒートホークを降りぬいた)
そして、ギリギリで楽しむ遊びほどおもしれえもんはねえわなぁ!
(しかし、降り抜かれた「ドズル」は若干目測を誤ったのか、ケンプファーの眼前を薙ぎ、絣もせず通過した。
その勢いで完全にケンプファーに向けて裏向きになってしまうザク改。
絶好の好機と思われたその一瞬…
後ろ向きのザク改の左脇から光の刃が突き出された!
先ほどケンプファーが射出したビームサーベルを回収したのだろう。
逆手に握られたビームサーベルが縮めた左腕から低い機動で、ケンプファーの胴体を狙いをつけ、串刺しにせんとする)
>39無愛想
「ん?どうしたのよ、急に怖い顔して。
おなかでも壊した?」
>37クレア
「装甲が厚いから出来る芸当です!」
突き出された左腕、そこから放たれる弾丸の嵐が空間を蹂躙する
「チッ! 煙幕の中でコレだけ正確に動けるものなのか!?」
瞬間的に倒れこんで回避する
だが間に合わない、左腕のミサイルランチャに被弾し爆砕
もはや左腕は根元から吹き飛び、他の部分にもダメージを与えている
コクピットをゆする振動、吐き気を押さえて武装セレクト
この距離で使える武装は左背部にラッチされているビームキャノンのみ
だがそれは、先ほどの衝撃で使い物にならなくなっている
「……又かよ!」
ビームキャノンと、ついでにバズーカを切り離し
「こンのォォォ!」
腰をねじり、右フックを頭部に向けて放つ
>>33 【一流のスナイパーの放った弾丸は、純粋な殺意を秘めながらも無色透明のままに標的を捉える】
「!」
【ビットのうちの一機が直撃を受け、爆発して四散する】
(忌々しい……賢しいよ!!)
>>36 【回り込んでくる相手のビームライフルに込められた敵意が膨れ上がるのを感じ、ネロはホワイトゲヘナを奔らせる。
下半身に設置されたビットコンテナが、新たに6基の大型ビットを放出した。
奇妙な円盤にも見えるそれらが白い機体の周囲をゆっくり回転していく一方で、11基の中型ビットは攻勢の手を緩めない。
うち4基がジェガンへと砲口を向けたまま四方へ展開、上下左右からビームを放った】
>>41 「『シュルズベリィの与えた任務』を忘れるな」
【専用回線を通じて、殺意を膨れ上がらせすぎた『仲間』へと牽制の言葉を送る。
まかり間違っても自分以外に殺させてはならない。
それに、今回は――】
>34回避
小川を背中に、左手で背中のマチェットを抜く
右手にはマシンガン、攻撃を警戒している
「来るならきやがれ、優男…!」
>41
「うぅ〜っ……」
加速して近付き、ビームサーベルをぬきはなつ。
「……っどーん!」
袈裟懸けに一撃。
49 :
無愛想:05/02/27 02:51:45 ID:???
>44 帽子
い、いや…………
なんか寒気に近いものが走った……
(気分の悪そうな顔をして、視線を泳がせた。そして、今一度向き直ると…)
……どちらかといえば、風邪だろうな。
(大真面目にそう答えるところ、間抜けっぽいぞ…)
50 :
???:05/02/27 02:51:52 ID:???
(突然虚空に10mサイズの…ビットと呼ぶには
あまりに大きいビットが現れ、>40目掛けビームを放つ。)
>36中尉
「了解、支援します」
ライフルを構え、ゲヘナへと狙いを定める
「……同じヤツを照準に入れるのは好きじゃないんだがね」
>38エンネア
「Yes Sir!
エンネアも気ィつけろよ!」
>46ゲヘナ
狙いは今度もビットの一つ
トリガーを冷静に引き放つ
「……今日は生け捕りだ、話聞かせてもらいたいんでね!」
>43
ヤロォッ・・・・・・・・・・・・・ッ!!
あの爆発を「見切り」やがった、ってえのかよっ!!
ヒトかっ、手前はっ!
だが・・・・・目は、狂って居たな!この勝負・・・・・・貰ったっ!!
(振るわれた「ドズル」を見切り、そのままの勢いで突っ込んでいく。
そのままの勢いで、胴体めがけ、0距離から放つ散弾で決着をつけて
やろうとトリガーを引き絞った刹那・・・・・・
脇から突き出されたビームサーベルに、ケンプファーのコクピットは
貫かれていた)
くっそ・・・・・・・一瞬差かッ!!
(止めをさそうとした一瞬。その一瞬が、生死を分けた。
ただの一瞬・・・・・・その間に横たわる、あまりにも細く長い死線。
訓練、そして実戦を数限りなく積み重ね、そして初めて見極めることが
可能となる、絶対のライン・・・・)
っちぃ・・・・・・これがキャリアの差ってことなのかよっ!
>47狂犬
「さて・・・久しぶりですからねぇ。早目に勘を取り戻しておかないと拙そうな相手ですし」
索敵をしつつジャンプ、空中制動を繰り返す。
身を隠すことを全く考えていない。
その行動は相手が接近戦が得意だと言った言葉からの判断か?
>38
<通信>
まったく無茶を…
バックアップを待たないからこんな目に会うのです。
自重してください。
(冷たく言い放つ紅いジェガンのバイザーアイ)
>40
まったく、戦場で何を…
<通信>
的を見分けるのは後でもいい。
とにかく動け。
お前が的になるぞ。
>46ホワイトゲヘナ
二度は言わんと言ったな。
良かろう。
貴様を敵と見なす。
(その言葉を契機に、コクピットの中の中尉の目が更に温度下げる。
紅いジェガンは若干の上下動を加えながら水平に方向を避け続ける。
その機動は8の字を横にしたような動きで―すなわち∞の機動を描いて―四機のビットの砲門の前にとどまらぬ様、動き続ける。
回避に専念しているのか、その間ビームライフルは一度も火を吹かない)
>53回避
「やる気がねぇのか?
なら出させてやるよっ!」
100mマシンガンを、アマーガルに向けて連射する
その狙いは荒く、今のショウ・マツシタなら難なくかわせる筈だ
だがしかし、その連射は地上戦へとアマーガルを追い込もうとし
橙色のジムもまた、アマーガルへ接近を始めている
その速度は、かなりは速い
>45
(見えた。放たれるのは右の拳。
機体を沈み込ませ、回避しきる・・・・・・
しかし、その動作を起こした半瞬後に、すでに拳は
アレックスの頭部を捕らえている!)
一瞬・・・・・・早い!見えているのに、避け切れない!
これがコーディネーターの速度・・・・・・
いえ、それだけじゃない!
(殴りつけられた勢いのまま、右によろめく・・・・・
いや、倒れる・・・・・・むしろそのまま脇にすり抜けるようにして、
残った左腕をサーペントの胴に近づけ、そしてありったけの弾丸を
至近距離から叩き込む!
敵の攻撃の勢いを利して抗さず、むしろ自らの機動のための
エネルギーとして利用する・・・・・・南米時代にクレアが身に着けた、
独特の機動法!)
>46
「解ってる!解ってるけど、あの女だけはぁっ!!」
>48心見
通信に、いやそれ以上にエンネアに気を取られていたため至近距離までの接近を許してしまう。
「邪魔しないでぇっ!!」
スカートから一本のクローアームが伸び出て先端部に大型ビームサーベルを展開。袈裟懸けの一撃を受け止めた。
「みんな私の邪魔ばかり・・・なんなのよぉっ!?」
その状態で上半身を変形させビームガンを抜きざまに放つ。
>>51 「あと10はあるぞ?」
【聞こえてきたのは少女の嘲るような声。
意外すぎるその音色はしかし、聞く者を戦慄させずにはいられないような、底知れぬ冷たさを備えていた。
まるで、宇宙の無明の暗黒空間、その中から響いてくるような……】
>>54 ちりーん
【戦場には凡そ不似合いな鈴の音が響くと、ビットの動きが一層速度を増す。
一撃一撃が全て、精密な射撃の如くジェガンの装甲の繋ぎ目、関節、バーニアノズルやスラスターを標的としてくる。
それらはまるで、ジェガンをその場に閉じ込める檻の様】
ちりーん
【そして、ホワイトゲヘナはアルテミスへとその単眼を向けた】
>49無愛想
「健康管理もパイロットの仕事でしょうに。
こんな時に襲撃でもあったらどうすんのよ?」
そう言って一歩後ずさる。
コーディネイターは風邪なんか引かないんじゃないのか?
>50
「にょーん?」
振り向き様、直角にビームを放ち、放たれたビームをそらす。
「なんじょえへんなもんのぉ…」
>54
「じゃっ、あぁたが的だぁね〜
……そぇとぉも、じんげなぁけ争い?」
>57
腰を捻り、ビームを避けたかと思うと、眉を眉間に寄せる。
「邪魔わると?」
ビームサーベルで突く。
かなりの速度で直進したかと思うと、突然、緩やかに斜めにそれ、跳ね上げるように斬る。
>52
(自機後方で機動を止めたケンプファーを肩越しに見下ろすザク改。
その頭部は装甲が半ば以上剥がれ落ち、モノアイが眼窩から零れ落ちそうに見えた)
格闘戦の極意は一撃必殺。
だが、オレの場合は、二撃目も必殺だ。
そして…
(そして、「ドズル」のブレードの背が爆発する。
その爆発の推進力は三日月の弧を描き、ケンプファーに振り下ろされ…
眼前に突き刺さる)
三つめもちゃんと用意してたんだよ、オレは。
(全力で振るわれた最初の一撃。
その隙をフォローする為のビームサーベルの二撃目。
その後に更に全力の一撃を打ち込むことは通常のザクの能力では不可能だろう。
通常のザクの通常のヒートホークでは。
MSの動力に拠らない独自の動力源を持つ「ドズル」なら、可能だった)
しかし、ひやっとさせやがるぜ。
もう少しでオレの全世界5000万のファンをガッカリさせるところだったぜ…
>55狂犬
「準備運動ですよ」
言い終わるが先か、急激に機動が変わる。
地面に向けて急降下しマシンガンの攻撃をかわすと、着地寸前でビームライフルを一発放つ。
足元を狙った攻撃の直後、地面を蹴り左に大きく飛んだ。
>>54 「言い訳はしたくありませんけど……っ!
そんな余裕すら与えてくれない敵なのですよ……っ」
【呼吸に混じる僅かな乱れ。
その疲弊の様が、彼女が如何に危険な相手と戦闘し続けてきたかという証明であった】
>>41 「また!?」
>>48 「感謝します……くっ」
【全身を苛む純粋な敵意の塊が、エンネアの精神を絶えず疲弊させていく。
この圧倒的なプレッシャーは以前に経験した事の無いような類いの、余りに強大なモノ。
自分と同等か、或いは下手をすればそれ以上かもしれないとすら思わせるような代物であった】
>>58 【そのプレッシャーを放つ相手が、今一度その眼をこちらに向けた。
来る。
相手は何かを待ち、そして何かを狙っている。
それが何かは分からない。
分からないから動かない、ではない。
分からないなら、分かる前に倒してしまえ――そうすれば分かる必要さえ無くなる。
再びT.O.G.Aを展開させ、強引な接近からのヒートロッドによる一撃を見舞おうとした】
64 :
???:05/02/27 03:13:23 ID:???
>60
(そのビットが複雑な動きで何度かビーム攻撃を仕掛けながら接近して来る…
そのフォルム戦闘機に近いが、人の乗るスペースは間違いなくないといえる。)
>61
(・・・・・・)
(頭に血が上るのがわかる。腹立たしくてしょうがなかった。
全力を振り絞り・・・・・・2手、相手に上回られた事実。
無力に腹が立つ。眼前の男の余裕に腹が立つ。
頭に血が上る。わけがわからなくなる。そして)
・・・・・・畜生。
(うめきひとつ漏らし。男はシミュレーションポッドの中、
いつまでも黙りこくり・・・・・・拳で、コンソールを殴りつける。
何度も、何度も)
>56クレア
「決まり――」
頭部が砕ける衝撃、その反動がコクピットを少しだけ揺らした
その振動に勝利を確信した刹那
「――――きらないか」
至近距離での、90mmガトリングガンの連撃はサーペントの
コクピットとジェネレータをずたずたに引き裂いた
爆発音とともに、赤く染まるモニター
>60心見
「いいわけないでしょうぅ!」
クローアームのサーベルで受けようとするが、急激な変化に対応が遅れる。
結果、スカートアーマーに大きく傷が走った。
「なんなのこれ!?鬱陶しいぃっ!」
クローアームを収納してスラスターを吹かす。
相手と交差するように前進し上半身だけをひねって拡散メガ粒子砲を撃つ。
ふぅん……ま、この程度の機体性能差じゃ止められないって事か。(その最後の一撃を見届け、シミュルームを去る)
>61
(アレは自分ではない。
断じて違う!)
>58
(激しい砲火の中、黙々と回避行動に専念する紅いジェガン。
攻撃に転ずる機会も見つけられないかのように見える。
やがて、アルテミスへと向けられたホワイトゲヘナの単眼が見るのは、そのアルテミスをかばうように立つ数機のジェガン。
アルテミスの退路を確保するようにホバリングを行っている)
<通信>部下達
よし、お前達はそのまま中佐機を護衛し退却せよ。
後は自分達が引き受ける。
(自分の部下が理想的なチームフォーメーションを行っている事を確認し満足げに呟く。
そして、紅いジェガンはビームの檻をスルリと抜け出した。
まるで鍵など初めから掛かっていなかったかのように。)
しかし、厄介な敵だな…
エネルギー消費はあちらの方が明らかに上…
持久戦に持ち込むしかあるまい。
(呟くと、予め予定されたルートをたどるかのようなスムーズな回避行動をしながら、
じりじりとホワイトゲヘナに接近していく。
ビームライフルはまだ構えない)
>63
(エンネア機を取り囲むように展開されるミュラー中尉指揮下のジェガン小隊)
「さ、早く撤退を!
中尉が敵を引きつけている間に!」
70 :
無愛想:05/02/27 03:17:25 ID:???
>59 帽子
出る。俺は風邪ぐらいで―――
【………そういえば、コーディネイターは普通の菌には感染しないと……
では、俺は………?】
(劇薬によって遺伝子を塗り替えられたという荒業とはいえ、
コーディネイターの細胞を持つ自分の身体。ふと、そんな疑問を思い浮かべながら…)
風邪ぐらいで手ブレが起きるような人間では……ないから、な……。
(なんとか強がるような言葉を紡ぐ。先ほどから様子が変ではあるが、
傍から見れば気分が悪そうにでも見えるのだろうか。)
…相変わらず凄いな…。
(シミュ内での戦闘に魅入っている様子。)
>58ゲヘナ
「残念」
次なるビットを照準に入れる
冷たく、不気味で、全てを飲み込み、拒絶するような気配
それを男は一笑に伏した
極寒の世界で彼は待ち続けた
不気味な空間でも動じずにあり続けた
飲み込まれそうなほどの数の敵にも照準を向けてきた
難攻不落の要塞にすらトリガーを引いた
故に、この男は心の闇では止めきれぬ
「こっちは12発、替えのマガジンも在るぜ」
次弾発射、狙いは又もビット
>66
最初に来たのがマシンガンだったから、どうにかしのぎきれたわね。
その後のミサイルは、かなり厄介だったけれど・・・・・・
いずれにしても、ああいう視界のかく乱される状況ではやはり
私がやや有利だったわね。
ただ、近距離の身のこなしの早さには驚いたわ。速度が予測の
やや上をいったもの。さすが、といったところね。
>>69 「邪魔ですよ……良い声で逝きなさい!!」
【巨大な質量による、一見馬鹿げたオールレンジ攻撃が放つ、馬鹿げた出力のビームの奔流がジェガンの編隊へと襲い掛かった。
頭、両腕、両脚、胴体、背部。
都合7つのパーツが全て自律的に、MS並の機動性で飛び回りながら、MS以上の火力を集中させてくる】
>64
「敵……こぇ?
……んー……?」
首を捻って悩みながらも、ふらふらとビームを避けていく。
まるで兵器である事を忘れさせるくらい、いい加減な回避パターン。
「まえっけ。ぶ壊っす」
>67
「ちっくたっくちっくたっく……」
右に来る前に左へ、下へ来る前に上へ……
ビームが来る以前に、機体が動いている。
「うとしとか?」
一層加速し、すれ違い様、ビームを2連射。
技術的な予測射撃ではない、感覚的な、極めて空間的な把握を下にした、予測射撃。
>61>65
「お、勝負ありってとこ?」
片方のシミュレーターから何かを殴る音が聞こえて。
「あーもぅ、負けたからって物にあたるかなぁ?」
>70無愛想
ここぞって瞬間にくしゃみが出たらどうすんのよ?
死因が戦闘中のくしゃみなんて笑い話にもならない。
ほぅらしゃべりがおぼつかなくなってるし、診てもらって来たら?
>71
「よっ、随分真剣だな。
眉間にしわ、寄ってるぜ?」
>62回避
完全な不意打ちに動じず、ビームを飛び越えるように回避
「はっ、アブねぇだろ!」
同じく地面をけり、マシンガンを撃ちながら追従
そして近距離戦の間合いに入ると同時にマシンガンを投げ捨て
左腰のマチェットを抜き、シールドをパージ
双剣を構えた狂犬が、近接戦の間合いにはいらんとさらに加速する
79 :
無愛想:05/02/27 03:26:31 ID:???
>76 帽子
確かに……笑い話にもならんな……
いや。大丈夫だ………が。
(そういって何か思い出したように、時計を見る。そして、少し安堵したように
帽子の方を向く。)
どちらにせよ、迎えの時間だ。行ってくるとしよう……ではな。
(そういって、ケーキの袋を抱えたままセフィーリアの迎えへと行くのだった。)
>>69 「アレを抜けるか。流石だな、J・ライデンJr.」
【淡々と、感情を感じさせない冷たい声で感想を述べるネロ。
返事など期待しない。
足止めすら、期待していない。
任務は唯一つ。
狙いは唯一つ――その瞬間が、今まさに――】
>>72 【その瞬間。
少女は確かに、笑顔を見せた――彼の良く知るソレにそっくりな、けれどもとても寂しくとても冷たく、とても激しい氷の笑顔を】
>>63 【そして、その瞬間が訪れようとした】
>75心見
「く、おふざけをっ!?
この動き、NTだというのっ?」
ビームの2連射は片方が腕のシールドに、他方が制動の為に出した左足装甲に、それぞれ傷をつける。
強固なビームコーティングが施されたこの機体でなければ、深刻なダメージになっていた事だろう。
「なんで・・・こう、私を・・・」
MA形態に変形し一気に真上へと飛び上がる。
「・・・で・・・らつか・・・この・・・しをっ」
徐々にではあるが、再び負の感情が高まってきている。
>65
(いまいち満足いかない顔でシミュルームを出てくるザク乗り)
ちっ…あんまりグレイトな勝ち方じゃなかったぜ。
ヤツのMSをヤツの服ごと真っ二つにしてフルチンになったやつをあざ笑ってやるつもりだったのに…
(シミュレータじゃ無理だ)
よっしゃ、こうなったら素テでやったる。
礼儀を二リットル注入してやるっつう約束もしてるこったしな。
こいや!
喧嘩百一段の実力、見せてやるぜ!
って、行っちまった…
>76
ちぇっ、いまいちだったぜ。
もっと簡単に細切れにして缶詰に突っ込んでやるつもりだったのによぉ。
しかし、懐かしいぜ。
アイツはどっか…あの「目つきの悪いヤツ」に似てるような気がするぜ…
83 :
???:05/02/27 03:32:00 ID:???
>75
(それが更に接近…いや、突進とでも呼ぶべき攻撃を仕掛けてくる。
先ほどビームを放った先端の砲口からビームを連射しつつ。)
>78狂犬
「危なくない戦いってのがあったら、教えてもらいたいものです」
一番装甲の弱い胴体部分への攻撃を右のシールドで防ぎバックステップ。
腕や脚などに軽いダメージを負いながらも左腕に内蔵されたガトリング砲を使って反撃。
胴体中央部から右腕にかけて薙ぐように弾丸を放出。
「そうそうお好きな間合いには入れさせませんよ」
85 :
金髪:05/02/27 03:35:59 ID:???
>77
ああ。かなりいい模擬戦だったからな。
(その顔を見て一瞬驚くが(3人から話を聞いていたようで)なんとか平静を保ち)
あの3人から噂は聞いてるぞ。
(本人は単にお偉いさん嫌いという側面の噂を出したつもりなのだが…)
>81
「はーいーのぉー……」
ぼさーっと上を見上げる。
「嫌ぁれた?」
>83
気付いて、咄嗟に、反転。
「んむー……?」
奇妙な動きに首を傾げながら、避け、相対して裏へ回り込む。
同時に手首を動かしてビームライフルを一発だけ放つ。
>79無愛想
「くれぐれも人にうつすんじゃないわよ〜」
部屋から出て行くのを見送る。
>82ザク乗り
「でも楽しそうだったじゃない。まぁだ顔にやけてるわよ。
は?
ど こ が ?
とうとう記憶にまでダメージが出てくるようになっちゃった?」
>85
「三人? あの三人……?
えーっと……」
あ、と手を叩く。
「あのドム女か!(違
何だよアンタ、あいつらと知り合いか?
ん……? 何か他にも三人居たような……」
何か、根本的に勘違いしてるらしい。
>80ホワイトゲヘナ
…貴様…
呼ぶな、その名を!
(冷たい瞳に暗い炎が一瞬宿る。
そして、その瞬間初めて、拳銃の早撃ちのような動きで、右腕にぶら下げていたビームライフルを放つ。
正確な間隔を挟んで三度閃いたライフルの銃口から吐き出された光は、包囲するビットの予想進路と交錯した。)
>74クリムゾンレイジ
「中尉!助け…!」
(部下からの声に沸騰しそうになった自分を辛うじて抑える。
そして、戦況を確認する為に振り返った中尉が見たものは…
無残に撃ち滅ぼされた部下の機体が飛び散る瞬間であった)
くっ!
貴様ぁ!
>87帽子
ん〜、なんつ〜か…
全般的に…顔、とか…
女に弱そうなところ、とか…
戦い方がせこいところ、とか…
でも、一番似てるのはまっすぐな所かな。
まっすぐな、ひたすら、まっすぐな…
やりあいながら、アイツのことをいろいろ思い出したぜ…
91 :
???:05/02/27 03:45:23 ID:???
>86
(その裏に回りこむ。の動き自体があまりに素早かった。
正面から突っ込んで回避機動を取ろうとしたところに
「まだ隠している」旋廻砲塔のビームを当てようとしていたのだが
それが間にあわず、やっと照準に成功して撃とうとする段階で
機体が射抜かれて爆砕する。一見あっけなく見えるが、
他の機体を相手にしつつこれを為すのは並大抵の腕では不可能である。)
>73クレア
「まぁ……アレはジャブローで一回やった手ですからね
砲撃戦機での殴りあい、意外と不意がつけるみたいなんで
もちっと練習してみますかね」
ハァ、とため息をつきながら、意気消沈とした答えが返ってくる
「……勝ちたかった、なぁ…」
>86心見
「・・・ない・・・さない・・・許さないぃぃっ!」
ひとしきり上昇しきったところで急旋回。
今度は一気に降下し始める。
グルグルと螺旋を描くような軌跡で急降下し、ビームガンを乱射。
ビームが十分に広がる間合いまできて拡散メガ粒子砲を発射する。
>>69>>89 (……ごめんなさい!!)
【心の片隅で詫びながら、アルテミスは爆発を追い越した。
或いは彼女は今、本来の冷静さを僅かばかり失っていたのかもしれない。
似ているのだ。
完成品と目され、強大なNT能力を発現させる事に成功した、『姉』に。
ウェヌスの起動実験でサイコミュの暴走に巻き込まれ、自我を崩壊させて発狂してしまった『姉』に。
ウェヌス計画7番目の娘――エプタ=カーンに、赤い巨大MSのパイロットが放つ存在感が、余りにも似ていたのだ。
そして、更に目の前の白いMSからは……】
(この感じ……前に一度、夢の中でみたあの女性に……)
【白い機体が眼前に迫る。
MSでは対応不可能とも思えるような接近速度。
討たねばならない。
目の前の敵が、彼女の考えている通りならば。
放って置けば、きっと被害はもっと大きくなる。
そして、今、この場においてソレを為せるのは、この瞬間、この空間にいる、この自分しかいない――】
(シュルズベリィが何故、『貴女』を抱えているのかは知らないけれど……災厄の芽は今此処で、私が摘み取る!!)
【――アルテミスがヒートロッドを大きく振りかぶり】
「……え?」
【直後、襲った衝撃と振動に華奢な体は耐え切れず、エンネアは刹那の間、意識を手放してしまった】
>91
「……?」
撃ち終えてから、辺りへ感覚を広げる。
何処かからコントロールしているとは、思えるが……
「にょん……」
時折、ちょろちょろと振り向きもする。
>93
「よっ、ちょっ、ちゃっ!」
迫るビームを追々、避けるが、ふと反応が遅れる。
拡散メガ砲の攻撃意識を、ただの攻撃意識と勘違いした。
「あっ! ……ぶーん!」
ビームサーベルを持つ腕を突き出し、回転させ、弾いていく。
96 :
金髪:05/02/27 03:52:20 ID:???
>88
(あいつらを忘れられる奴、滅多に居ないぞ…。)
いや、そうじゃなくて…
行動的で落ち着きがなくて流行に流されやすくて噂話が好きで
服の着せ付けの押し売りを頻繁にして来る方さ。
アークエンジェルにいた。
(一部絶対人のこと言えないのまで混ざっているうえ一部は相手に理解できないであろう。)
>80ゲヘナ
「…何者だ、テメェ」
一瞬の驚きを隠し、通信をつなげてきた顔に
声を返す カオ
「その顔で、そんな表情をするんじゃねぇ!」
狙いはビットではなく、MS本体
>94エンネア
だが早い、照準が追いつかない
「っ、小癪だ―――」
機動進路予想、その先に照準を合わせようとしたその先に
力なく落ちるアルテミスが写った
照準は、未だ追いついていない
>96
「あ、あーあー! 解った解った!」
一部知らない点を出されては居るが、大方思い出したらしい。
「……ん? 色々聞いてる、って言ったよな?
何々? 俺の噂してたの?」
興味津々といった様子で聞く。
>95心見
「いらいらするのよぉっ!!ちょろちょろちょろちょろ!」
クローアームが二本スカートアーマーから出現し片方は回転するビームサーベルの中心目掛けて突きを、
もう一方は上から振り下ろすように大型ビームサーベルを展開させる。
>95
(しかし、中々後続はこない。主も姿を現さない。)
勝ち目無いわね。あの相手にはこの機体じゃ足りなさ過ぎる。
それに…足を引っ張るのも癪だわ。
彼らの今回の目的と私の今回の目的は今は別だもの。
(少しして気配そのものが去った。)
>90ザク乗り
「顔・・・全然似てない。
女に弱い・・・方向性が違う。
戦い方がせこい・・・だれがせこいってぇ!!」
どこからか取り出したスパナを振り上げる。
が、次の言葉にその手が止まる。
「まっすぐ・・・?」
>>89>>97 【3筋のビームは正確にビットの軌道を予測していたが、それでもうち1筋だけは標的を捉える事叶わず。
8基の中型ビットが、嘲笑うかのように乱れ舞う。
2基をアイン・バークライトの精密極まりない狙撃によって落とされ。
2基を目の前のジェガンの、経験に裏付けられた緻密な予測射撃によって落とされ。
エネルギーの残量も残り僅か。
それでも、確信と共に少女は笑った】
「惜しかったな。
此処までビットを落とされたのは久しぶりだ。
確かにお前はパイロットとして有能なようだが――
そしてあのスナイパーもまた、神業の持ち主のようだが――
それでも、私たちの勝利だ」
【そして、アイン・バークライトの必殺の狙撃が、6基の大型ビットによって展開されたビームバリアによって阻まれた次の瞬間】
>>94 【アルテミスがホワイトゲヘナに衝突し――紅き月の女神はツインアイから光を失った】
>84回避
「――甘い!」
薙ぎ払うような掃射に反応し、逆方向へと回避する
何発かが肩に被弾するが、それでも止まらない
さらに接近、意地でも獲物を追いかける姿は正に狂犬
そして
「死にさらせぇ!」
その牙、右腕のマチェットを振り下ろした
>94
(奔流と化したビームの前に一瞬にして消滅した兵士の名を呼ぶものはいない。
しかし、彼は最後まで兵士だった。
守りたいと望むものの前に死を賭して立ちはだかったのだから。
最後の瞬間に彼が満足していたのかどうか、知る余地もないが…
そう願いたい。
彼のMSの破片と砕け散った肉体は海にばらまかれていった)
それは、ほんの僅かな流れに過ぎなかった。
一機のMSが、補助フライトユニット長距離を飛行した上で戦場に辿り着く。
ただそれだけ。
「くそっ、こんな時に遅れるなんてな!!」
107 :
金髪:05/02/27 04:03:41 ID:???
>98
ああ。
天馬で教官と揉め事を起こしたとかお偉いさんが嫌いとか
戦闘の腕はかなり立つほうだとか…
(聞いた噂をある程度述べていく。)
>100
「んむす……?」
一瞬、ビームライフルを向けるが、直ぐに降ろす。
>99
「あわららららら!」
ちょろちょろという言葉に対抗している……らしい。
回転するビームサーベルが、手放され、何処とも言わず飛んでいく。
無くなったサーベルの先には、もう片方の手にビームライフル。
クローアーム目掛けてビームが連射される。
>>89 「良い声で逝きましたねぇ、貴方の部下たち……嗚呼、貴方のその憎悪も素敵だ」
【コックピットの中、少年は何かを受け入れるかのように両手を広げて身を捩る】
「さあ、もっと僕に痛みを!!
生の実感と、そして死の悲しみを!!
美しき人の死を!!!」
>>102 「……かくしてアルテミスはアポロンの姦計に嵌り、愛しき狩人を己の矢で射殺したのでした」
【幾分、つまらなそうに】
「成功ですね、ネロ」
『ああ。
少し『利いた』が……これで、お仕舞いだ』
【ホワイトゲヘナの腕が動き、その手にビームサーベルを握り。
ゆっくりと、アルテミスのコックピットへ差し込んでいったのを、イクス・フィーは見届けてから相手の返答に頷いた】
>103狂犬
「流石に、接近戦は得意だと豪語していただけはありますね」
更にバックステップで相対速度を落とし咄嗟に左腕のシールドを構えるが、狂犬の牙はシールドを貫通し腕にまで到達した。
「ですがこちらも、接近戦対策はしてあるんですよ!」
頸部、腰部の左右に設置された4基のSマインが同時に発射され、ほぼゼロ距離で無数の榴弾が放たれた。
>97隻眼
(割って入るように声だけの通信が流れ込む)
<通信>隻眼
落ち着け!
お前の腕を持ってして当たらない的はない。
自分がヤツをお前の照準の中に連れてこよう。
>102ホワイトゲヘナ
くっ、遅いか!?
間に合え!
(焦りを帯びた言葉とは裏腹に紅いジェガンが挙動を止める。
筋肉を持たないMSの体が弛緩したかのような自然体だ。
そして、その巨体が自由落下を始めた刹那…
ジェガンの各部スラスターが一斉に火を吹いた。
挙動を止めた一瞬に溜め込んだ推進力を一気に開放し、爆発的な加速力でホワイトゲヘナに肉薄してゆく。
いつの間にかビームライフルは背部ラッチにマウントされ、
その手にはビームサーベルのグリップが握られていた。
それも、両手に。
同時に展開された二本のビームサーベルがミノフスキー粒子形成遅延効果でたわんで見える。
その突進力は、紅の稲妻にさえ見える)
>108心見
「どこまでもっ、人を虚仮にするっっ!!」
即座に狙われた方のクローアームにサーベルを展開し弾こうとするも間に合わず、あっさりと撃ちぬかれる。
下方に展開させていたもう一方の大型ビームサーベルが一気に振り上げられる。
【眼前に迫る光の刃。
装甲を焼く、熱の切っ先。
それらを感じ、エンネアは己の死を予感した。
避け得ぬ死。
どんな時でも生き残る事を優先してくれと、そう約束を交わした恋人の言葉を、裏切ってしまった結果がこれだ。
悔しくて、情けなくて、涙が零れてくる。
避け得ぬ死。
動こうにも、アルテミスはホワイトゲヘナと交錯する直前の一瞬でコントロールを失ってしまっていた。
復帰した気配は無い。
避け得ぬ死。
なら、せめて最後に一言だけ――あのヒトに、感謝の言葉を。
私を愛してくれた、あの無器用で優しい、大好きなあのヒトへ……せめて、一言だけでも……】
「アインさん……私、貴方に会えて、本当に――」
【幸せでした――その言葉が終わらぬうちに意識を闇が覆い。
意識を闇が覆いきらぬうちに、コックピットを貫かれたアルテミスは海面へと落下、そのまま海の中へと沈んでいった】
>109クリムゾンレイジ
くそっ!
(仲間を失った動揺に一瞬動きが止まる。
しかし、訓練された彼らの戦士としての感覚が次の瞬間に反撃を開始させた。
前に出る一機、それを背後から援護する一機。
同時に前に出た一機は背後の一機を守る盾ともなる。
まるで、もともと二機で編成された部隊のような見事なフォーメーション…
いや、きっとそれも訓練の賜物だろう。
彼ら小隊はきっとあらゆる状況を想定した訓練を行っているのだろう。
たとえ仲間を失っても、最後の一機になっても戦い続ける術を訓練の中で見につけたのだろう。
出過ぎず、退き過ぎず、その場にとどまりクリムゾンレイジをその場に釘付けにすべく波状攻撃を繰り返す)
>112
「きっるぁー!」
避ける腕からビームライフルが手放され、爆発する。
その腕が、もう一本のビームサーベルを掴み、横に振るう。
>113
「ンニ?」
>>111 【ホワイトゲヘナの両肩をビームサーベルが貫き、切り落とし、そしてその突進が白い機体を弾き飛ばす。
だが結果は……何処までも、非情だった。
あと一刹那。
あと一瞬でも速ければ、間に合ったかもしれない。
それも所詮イフの話に過ぎない。
彼は間に合わず、アルテミスは堕ち――】
「――言っただろう? 私たちの勝利だと」
【――『朱い月の魔女』もまた、己の愛機と運命を共にしたのだった】
>115心見
「なんで、なんでそんなに動けるのぉっ!?」
一向に収まらない怒り、そして焦り。
前者は使いようによっては力となりうるが、後者は枷としかならない。
普段ならば受け流せたであろうその攻撃はしかし、振り上げられた状態のアームを切り裂く。
「なんでなのよぉっっ!!?」
アームを基部から切り離し、身軽になったところで体当たりを仕掛ける。
>113
「え・・・?まさか、あの女が・・・?」
かすかに気をそがれる。
>116 ホワイトゲヘナ
それが──
(響く男の声。伝わるは万人へ向けられる平等の殺意。
長くにわたり戦いを生き道とした者が持てる公平)
──遺言で構わないな?
(ホワイトゲヘナに射抜かれる光条は何処までも冷静だった)
>116
キサマぁ!
黙れ!
その病み汚れた口をそれ以上開くな!
不快だ!
(なおも激昂するジョセフ・ライデン・ミュラー中尉。
彼の真紅のジェガンは激しい感情とは裏腹に踊るようになおも両手のサーベルを振るう。
闇夜を走る稲妻のように鋭い機動で空を切り裂きながら)
(しかし、彼は知っていた。
このまま敵を八つ裂きにしようとも、
この敵を原始にいたるまで分解しようとも、焼き尽くそうとも、
既に自分達は負けたのだと、深い部分で悟っていた)
>>114 「……流石は、企業軍の精鋭さんです。
きっとその見事な連係プレーの裏には、日々の弛まぬ努力があったんでしょう」
【降り注ぐビームの雨、巧みに動きを牽制しながら足止めを達成しつつある彼らの中で、少年は素直に感嘆の声を漏らす】
「けど。
100の努力も、1つの才能の前には容易く打ち破られるものです。
良 い 声 で 、 逝 き な さ い 」
【集中攻撃がIフィールドを突破し、ミサイルの一撃が右脚部の膝から先を持っていく。
だが次の瞬間、クリムゾンレイジの巨体に据付けられた全砲門が開き、一斉にメガ粒子の束を発射した】
>117
「とぉー……」
とん、と、片手で前を押す。
それだけで、ゆらりと、回転して体当たりを視点として回転していく。
「どん!」
真上から突き立てるビームサーベルの一撃。
>102>109
姿を止めたアルテミスの命に突き刺さる一撃
「――――」
その風景を、男は沈黙したまま、冷めた目で見ていた
おそらく助かるまいと、それは確信できた
彷徨も、涙も、憎しみすらなく
それは本当に、何時ものことだったから
だから、何時もどおりの行動をした
マガジンを交換し、右目をと照準を敵に向ける
向ける先は白いMS
無言で、トリガーを引いた
ホワイトゲヘナに向かって放たれたのは、一条の閃光
先ほどと何一つ変わらぬ、正確無比な魔弾
>120クリムゾンレイジ
くっ!
化け物めっ!
(なおも崩れない連携。
しかし、彼らの訓練は侵略してくる敵と戦うためのもの…
決して悪魔と戦う為のものではなかった。
すでに限界は近づいている)
「中尉!もう持ちません!」
(悲鳴に似た声を上げた一機のジェガンが圧倒的な火力に押され、連携を崩し下がり始める。
そしてそこへ、再び先ほどのようなビームの奔流が襲い掛かる。
致命的な直撃こそないものの、装甲を剥ぎ取られ、傍目にも戦闘不能と見えるジェガン二機)
「中尉!」
>>118 「アナタは……どうして!?」
【思わず叫んだ少女は、己のミスを悟り、口を閉ざしてコンソールの操作を開始した。
開かれるハッチ。
其処に佇むのは、燃えるように紅い髪の少女】
>>119 【八つ当たりのように繰り出されたビームの刃が次々と機体を切り刻んでいく。
裂傷が装甲に次々と浮かび、ダメージはどんどん蓄積されていく】
「……ついてないな。
このままなら最後まで、悪役のままでいられるかと思ったのに」
【何処か乾いた笑いを浮かべる少女。
先程までの、悪魔のような笑みとは違った、全てを諦めきったような、そんな笑顔を浮かべて、ネロは小さく首を振った】
>116
「ということは作戦は成功・・・!」
>121
「そうなればこれ以上は無意味っ!」
真上からの攻撃。通常のMAに対しては有効な一撃であっただろう。
しかしバウンドドックの上部にあるもの、それはMS時のシールド。
そしてその下には腕がある。
上半身を起こさずに腕だけを動かしてシールドでサーベルの一撃を受け止める。
先端部分がシールドを突き破り腕へと到達しようとするが、シールド横の拡散粒子砲を発射。
その反動を利用して間合いを離し、一気に離脱を試みる。
>124 ホワイトゲヘナ
…………は?
(二発目が続かない。姿勢制御すら、機械任せ。
その瞬間、彼の思考と行動は確実に停止し続くのは叫び)
なんで、お前がそこに!?
>124ホワイトゲヘナ
(目に暗い炎を宿し続けている。
ホワイトゲヘナの周囲を舞うように旋回しながら小さな斬撃を繰り返し続ける)
キサマは自分の目の前で彼女を殺した!
それがどういうことなのか…
地獄で悟るがいい!
(そして、止めを刺すべく右腕のビームサーベルを胴に引き付け構える)
>123ジェガン小隊
(そこへ部下の悲鳴にも似た声が届く。
一瞬にして我に返るミュラー中尉)
<通信>
…やむをえん…
援軍の到着まではもう少々掛かる。
全機撤退!
損傷の少ないものは損傷機を援護せよ!
…自分は…残る。
(引き付けたビームサーベルをホワイトゲヘナに向い突き出そうとする紅いジェガン。
そして、開放されたハッチに気づく)
…少女?
これが、敵?
(ジェガンが突き出そうとした腕を止めた)
>125
「わっ!?」
その一発で、振り落とされるように弾かれる。
慌ててビームライフルを腰から抜くが、その頃にはもう距離が離れ過ぎている。
>124
「ならっち! ぢりーん!」
切り替えは早い。
周囲も構わず、いきなりビームを放つ。
>>126 【少女は何も応えず、ただ静かに首を振り】
「――」
【思い直して何かを伝えようとした、その刹那】
>>127 【彼の、目の前で】
>>122 【喪失者の弾丸が、白き冥府を名とするMSを貫き】
「――」
【少女の体は木の葉のように宙を舞い、重力のままに海面へと落下し、海中へと沈んでいった】
>129ホワイトゲヘナ
(モニターの中の、水中に没しようとする少女の小さな体を見送る。
放たれなかった言葉を飲み込み、ミュラー中尉は目を上げる)
<通信>
エンネア=カーン中佐は戦闘不能。
自分が替わって指揮を執る。
全機速やかに撤退せよ。
繰り返す。
エンネア=カーン中佐は…
(戦場の前景を見渡すミュラー中尉。
憤怒の炎は既に目にはない。)
>128
戦場を離れ、自動操縦に切り替えた。
「あの子供・・・一体何者なの?次は、絶対に・・・」
帰り着くまでに、彼女の親指のつめはボロボロになっていた。
>>123 【巧妙な連携によって形成された檻を力技で崩壊させた、「真紅の憤怒」。
けれどもその損傷も決して小さくは無く、そしてエネルギー残量もまた、心許無い状況】
「……まあ、こんなところでしょうね」
【作戦成功。
そう通信を何処かへと送り、この真紅の巨躯もまた、海面へと落下、海中へと沈んでいった】
>129
────
(言葉が出ない。沸き起こる感情の全ては理路整然と矛盾する。
コンソールを叩こうとする手さえ、震えて上手く動かない)
────────!
(もはや、声すらその感情には似つかわしくなく)
>129
MSの撃墜を確認し、次の標的へと視線を向ける
>132
だが、その標的は既に海中、ビームは届くまい
「くそー、逃がしたかぁ」
何時もの調子で、大して悔しくもなさそうに敵を見送る
>130
「帰りましょうぜ、中尉
今の装備じゃアルテミスの回収はできないっしょ」
何時もの、軽い調子で通信を送る
【企業軍がその海域より撤退してから暫く後の事】
「――」
【現場海域付近で、一隻の巨大な潜水艦の反応が見られた。
今回の戦闘との関連性は不明だが、注視すべき対象として軍は追跡を開始。
しかし十数キロ程の追跡の後、この艦の反応をロストしてしまう事となる】
「さて、と……」
喫茶店、『天馬』の前に立ち、深呼吸。
この店には養成所の人間のみならず企業軍の人間もたびたび出入りするとか。
「つられて買っていただけるといいんですが……」
鞄の中にはカタログやカタログデータの納まったノートPCが。
>136
1分後……
「やれやれ、とてもじゃないが売り込みの出来る空気じゃないな……」
店内の空気を察して今日の営業を諦め、店に入らず引き返す彼であった。
(ある部屋の一室から、兵士が出てくる。浮かない顔をして、ため息をつく。
やりきれない、と言った雰囲気だ。
また、ある兵士がその一室へと足を運んでいた。扉の前に立っている兵士に、
やって来た兵士は口を開いた。)
「……あの……中尉は……?」
(バツが悪そうに兵士がそう聞いた。)
『申し訳ありません。ご用件なら私が承りますので……』
「………そうですか。
………わかりました。この書類、お願いします。」
『はい。確かに。』
(受け取ると、息をつく間もなく部屋からガラスのような物が割れるような音がした。
驚く、書類を届けに来た兵士。
見れば、扉の前の兵士の手の甲に引っかき傷もあった。)
「大丈夫ですか?それ……」
『ああ。これですか……気にしないで下さい。』
「でも………。」
『……あの人には、私が解ってあげることの出来ない痛みがある筈ですから。』
(苦笑いしてそう答えた。書類を届けに来た兵士も、それ以上何も言えなかった。)
「では、これで……」
『はい。ご苦労様でした。』
(敬礼をして、引き返してゆく兵士。受け取った兵士はまた、そのどこか重い
扉と対峙した。)
『……………中尉、失礼します。』
(そういって扉の奥に消える。
そして、間もなく罵声が。夜には嗚咽が木霊する日々が続いた……)
天馬、養成所の生徒や教官、それにニュージーランドの軍人や
はてまた敵や完全なる部外者まで出入りする珍妙だが味は確かな喫茶店の
カウンターに、一人の青年が座っていた
その、隻眼の男の名はアイン・バークライト
先の戦闘で、恋人であるエンネア・カーンを失った男である
「…………」
沈黙を保ったまま、カランとグラスを傾ける
>>139 【その隣に、無言のまま腰掛ける青年が一人。
三つ編みに編みこんだ髪を背中に垂らした特徴的なヘアスタイル、何処と無く愛嬌のある整った顔つき。
彼もまた、先の戦いで大事な『妹分』を失った身であった】
「……死んじまったな」
【何を飲むでもなく、じっと座ったまま。
一度だけ、そんな言葉で沈黙を破った】
>139
近くの水差しを手に取り、自分のグラスに注ぐ
「死んじゃったねぇ」
何の感慨も無く、のほほんと言い放つと
グラスを傾け、冷えた水を喉に流し込む
>>141 「やっぱり、涙は出ないかい」
【やれやれとでも言いたげに苦笑しながら、運ばれてきたアイスコーヒーにシロップを垂らす】
「……そういう約束だったんだってな」
>142
「約束じゃない、ただの事実だ
………いや、本当に悲しくないし、辛くもなんとも無いんだよ
あんなに好きだったのに、死んじまったらこんなモン」
苦笑し
「本当に、ダメだな」
>>143 「いや、約束だったさ。
『泣けないなら、ずっと笑い合おう』……」
【グラスの中で、僅かに溶けた氷がカランと小さく音を立てた】
「随分ロマンチストな約束じゃねぇか。
聞かされたコッチが恥ずかしくなるぜぇ……」
【溜息】
「悪いな。
約束、守れなくて。
アイツはもう謝れないから、代わりに謝っとく」
>144
「謝るなよ、あんなの口約束だし。 それに
――――死体との約束は護らないクチなんだ」
男は小さく笑い、そう言い放つ
まるで彼女の死に、何の意味も無いと告げるように
>>145 「――死ねば、ただの肉塊……ってワケか」
【こちらも表情は変えずに】
「傭兵稼業やってたんだってな。
死者に意味を見出すには、ちょいと死体を見過ぎたってとこか?
ま、とやかくは言わねえよ――それでもさ」
【やおら立ち上がると、相手の胸倉を掴む】
「アイツはその約束を、まるで宝石でも貰ったみたいに喜んでたぜ。
それを、『あんなの』なんて言ってやるな」
【顔に怒りは無く、声は怒声とならず】
>146
「……でも、宝石は輝きを失った
わかってた、わかってたから俺は彼女に言い続けたんだ
……けどさ、もう無意味なんだよ。 彼女は戦いの中で死んだ
なら俺は、彼女との思い出に意味を見出せない」
胸倉をつかまれたまま、強い表情でそう返す
「……離せよデュオ、苦しいんだよ」
>>147 「……」
【小さく舌打ちをしてから、襟元を掴んでいた手を離す】
「悪ィ」
【それは、果たして何に対する謝罪だったのか】
>148
手を離され、喉を押さえる
そして水を飲み干して、笑顔を浮かべる
「せっかくだからなんかおごるよ
俺は水で十分」
>>149 「いらねぇよ。
給料出たばっかなんだぜ、オレ」
【ごく自然な動きで、元の席に再び腰を下ろす】
>150
「俺もだ
何だかんだ言って、俺も半分お前と
同僚みたいなモンだしな」
普段から白兵戦の教官として、企業軍の基地に出入りしている
彼もまた、同じ給料日なのだ
>>151 「そっか……けど、やっぱオレの分はオレが払う。
軍人ってさ。
死んだら、2階級特進ってのが慣例なんだよ。
その事で、今、上が揉めてるらしい。
『高価な兵器が破壊されたのであって、誰かが戦死した訳ではない』
――そんな、台詞をオフレコで口にした奴もいるらしいぜ」
>152
「……エンネアは人間だよ、階級云々はともかくさ」
それだけ言うと、カウンターから立ち上がる
「それぬかしたヤツに言ってやれ……殺すぞ、ってさ」
何の殺気も込めずに、そう言う
―――ほんの一瞬だけ、開かぬはずの左目が開いた気がした
背中を向け
「じゃあ、俺は帰るわ」
じゃあな、と手を振りながら去っていく
>>153 「じゃあな」
【振り返らず、片手を挙げて短くそう口にする。
店のドアが開き、そして閉まる音。
ややあってから溜息一つ】
「……苦っ」
【アイスコーヒーに口を付け、一口飲んで僅かに顔をしかめる。
シロップをどれだけ入れようと、コーヒーはコーヒーという事か】
「生きてる……」
【己の掌を見つめながら、コックピットの中でネロは呟いた。
握り、開き、握り、開き――単純な動作の繰り返しは無意識のままに続けられる。
死ぬつもりなど端から無かった。
ホワイトゲヘナの大破は織り込み済みの損害。
勿論、撃破されずに作戦を成功させられればそれに越した事は無かったのだが。
海面に身を躍らせたのも、パイロットスーツの耐圧・耐衝撃能力を信頼していたからだ。
事実、彼女の体は十数箇所の打撲を負いはしたものの、数日後にはMSに搭乗出来る段階にまで回復を見せていた】
「……」
【けれども、あの刹那。
自分は確かに、死を受け入れようともしていた】
「フラガさん……」
【通信は全て、シュルズベリィによって聞かれていた。
今はまだ、些細な疑念、取るに足らぬ疑いに過ぎないと考えられている。
即ちネロはまだ、生きる事を許されている。
今のうちだ。
今のうちに――】
(想いを殺し、温もりを殺し……)
「――貴方を殺し、私はこの『ベルセポネー』で生を掴む」
(カウンター。授業も、訓練もサボり、一人、昼日中から安ウィスキーを
あおる男がいる。すでにカウンターの上には何本もの空き瓶が転がっていた。
眼光は濁り、体からは腐臭に似たアルコール臭が漂っていた。
その有様を見れば、誰もが生ける屍という言葉を思い浮かべるだろう)
畜生・・・・・・何が・・・・・・何が、パイロット、だぁ?
何が企業軍だぁ?
畜生・・・・・・畜生・・・・・・・
(つぶやきながら、男は今日何本目かのバーボンを飲み干した)
157 :
茶髪:05/03/04 22:53:57 ID:???
(色々と探して回ったようで…軽く息切れしつつも店に入店する。)
>156
…大丈夫じゃ…なさそうだね。
(近くに行って声をかける)
>157
よぉ、こいつぁ・・・・・・エース様のご登場、ときたかよ。
(腐った魚のような目を、茶髪にむけ)
へへ・・・・・・まただ、また何もできゃあしなかった・・・・・・
へへ・・・・・へへ・・・・・・
畜生。
>158
(茶髪の後に続く様に、また一人の男が現れる。
左目には包帯、腰には刀。)
「(…気になって探してみれば、やはりな。)」
160 :
茶髪:05/03/04 23:04:23 ID:???
>158
…しかも相手がどこかすらわからない状態だからね…
(こっちも視線を落とす。多分このままほうってくろ
励ますはおろか2人でどんどん落ち込んで行きそうですらある)
>159
は、教官殿もサボりっすか?
こんな真昼間にお暇なこって。授業さぼっちまっていいんすかぁ?
(酒に侵され滑らかさを失った舌が、いやみたらしい言葉を放つ)
>160
へ、居たからって何ができたってんだ?畜生。
どうせ俺なんぞはあれだろ?手前らみてえな連中に比べりゃあ
刺身のツマにもなりゃしねえ、そういうレベルの雑魚だろ?
で、だ。手前は・・・・・・何してやがったんだ?あの時。
>161
(店の入り口から、ゆっくりとちんぴらへと歩みを続け)
「あぁ、どうせ授業その他の一切の仕事はドクターストップだ。」
(殴る。)
「おかげでこうして、お前の様な奴を殴る事も出来る。」
163 :
茶髪:05/03/04 23:15:59 ID:???
>161
(一瞬絶句した。…聞いた話だけでも相手の力量にある程度の察しがついていたから。)
そんなことはないと思うよ。
…出撃なんてできる状況じゃなかったよ。
機体も…僕も。機体は今もだけどね。
(最も、最も大きな問題である状況はあえて言っていない。
言っても話が拗れるだけだから。)
>162
(派手に吹っ飛ばされる)
(開いているテーブルにまともに突っ込み、椅子などを巻き添えに
しながらもみくちゃになり壁に激突して止まる)
っくぅ・・・・・・いってえ、なぁ、おい・・・・・・・
(と言いながら、床に転がった瓶をそれでも手に取ろうとする)
>163
出撃できる状況じゃなかった、なぁ・・・・・・
笑わせやがる。手前ほどの実力なら、別のMSでも十二分に
戦えたんじゃねえのか・・・・・・俺なんぞと違ってよ!!
>163
「(…済まんな。)」
>164
「下らん愚痴の行き先も、今ので少しは逸れたか?
…なぁ、自惚れている暇があるのか、お前に?」
167 :
茶髪:05/03/04 23:27:58 ID:???
>165
絶対に無理だった…よ。
仮に出られたとしても…何の役にも立たなかっただろうし…。
(シミュレーター室での一件の影響、かなり深かったようである。)
>166
自惚れる?惚れられるような手前だったら、今頃こんなに呑んだくれちゃ
いねえよ。女一人守れねえ。挙句に、絶対に負けたくねえやつに、徹底的に
負けちまった・・・・・・性能はこっちが上だってのに、2手も3手も先を
行かれちまってよ・・・・・・
へへ・・・・・・
つまるところこの椿様はどうしようもねえろくでなしって
こってすよ。こんなクソにかまってる暇があったらよ、ほか
のマシな連中の相手でもしてたほうがいいんじゃねえっすか?
俺にゃあこうして呑んだくれてるのが似合い、ってもんですよ・・・・・・
畜生。
>>165 「その坊やを責めるのはお門違いだぜ」
【店内隅の席にて、水割りを片手に、その背中に声を掛ける】
「哨戒任務中の偶発的な戦闘――
養成所からじゃどの道、あの海域には間に合わなかっただろうよ」
>169
は、そうかいそうかい・・・・・・
だろうさ、そうなんだろうさ。手前も間に合わなかった口か?
腕こきがそろいにそろってるってのに、つまりエンネアの奴は
何があろうが死ぬしかなかったってえのか。
そいつで納得しろ、っつうのか!
>168
「それが自惚れだと言っている。」
(殴る。)
「当たり前だ、お前の戦ったあの機体は明らかなエース格。
恐らくは相当な場数を踏んだのだろうな。
それに対してお前はどうだ。
生き残っておきながらも手前の無力を言い訳に酒に溺れ、
そして呟く言葉は未練がましい只の愚痴だ。
今のお前はロクデナシでも、ましてやクソですら無い。」
>>170 「俺か?
まあ、そうだな。
ちょいとばかしルクセンブルクまで行って、帰ってきてみりゃこのザマだもんなぁ。
別にそんなつもりじゃないぜ。
お説教だの何だのってのは、俺の趣味じゃないし。
アイツが見たらどう思うか、なんて陳腐な台詞も、吐く気なんざ更々ないから安心しときな」
>171
んなこたあ・・・・・・
んなこたぁ、わかってんだよ!
ザック!ザック・バラード!欧州で、宇宙で、手前の力で
名ぁ上げてきた本物のエースって奴だろ!?
そりゃかなわねえだろうさ!キャリアも、くぐってきた
修羅場の数も違わぁな!だがよ、俺だって血反吐吐いて腕ぇ
磨いてきたんだ、実戦だって何度もくぐった!
それがよ、ああも・・・・・・通じねえ!
あげくに・・・・・・訓練なんぞにうつつ抜かしてる間に、
エンネアの奴ぁ死んじまった!
ああ、甘えだろうさ甘ったれだろうさ!んなこたぁ手前で
承知してらぁ!
だがよ・・・・・・だがよ!だからってしょうがねえ頑張るか、
ってえ気分にもなれねえんだよ!
エンネアの奴ぁよ・・・・・・もう、帰ってこねえんだ!
せめて・・・・・・もう少し腕が立てば!
せめて・・・・・・救援に出られりゃあ・・・・・・
助けられたかも、しれねえじゃねえか!
仇討つにも、相手はどこにいるかわかりゃあしねえ!!
なんで・・・・・・なんで、手前はそうやって冷静に講釈ぶって
られんだ・・・・・・手前は・・・・・・・
それでも、人間かよっ!!腹ぁたたねえのかよ!!
悲しくねえのかよ!!
もう、あいつぁ、帰ってこねえ・・・・・・帰ってこねえんだ!
>171
んなこたあ・・・・・・
んなこたぁ、わかってんだよ!
ザック!ザック・バラード!欧州で、宇宙で、手前の力で
名ぁ上げてきた本物のエースって奴だろ!?
そりゃかなわねえだろうさ!キャリアも、くぐってきた
修羅場の数も違わぁな!だがよ、俺だって血反吐吐いて腕ぇ
磨いてきたんだ、実戦だって何度もくぐった!
それがよ、ああも・・・・・・通じねえ!
あげくに・・・・・・訓練なんぞにうつつ抜かしてる間に、
エンネアの奴ぁ死んじまった!
ああ、甘えだろうさ甘ったれだろうさ!んなこたぁ手前で
承知してらぁ!
だがよ・・・・・・だがよ!だからってしょうがねえ頑張るか、
ってえ気分にもなれねえんだよ!
エンネアの奴ぁよ・・・・・・もう、帰ってこねえんだ!
せめて・・・・・・もう少し腕が立てば!
せめて・・・・・・救援に出られりゃあ・・・・・・
助けられたかも、しれねえじゃねえか!
仇討つにも、相手はどこにいるかわかりゃあしねえ!!
なんで・・・・・・なんで、手前はそうやって冷静に講釈ぶって
られんだ・・・・・・手前は・・・・・・・
それでも、人間かよっ!!腹ぁたたねえのかよ!!
悲しくねえのかよ!!
もう、あいつぁ、帰ってこねえ・・・・・・帰ってこねえんだ!
>172
手前も・・・・・・えらく冷静だなぁ、ええ?
へへ。たいしたもんです。俺みてーなペーペーとは
覚悟も何も違う、ってこってすか?
すげえですねえ軍人さんは。昨日までのダチが死んだってのに、
他人事みてえに「このざま」なんて言えるんですからねぇ!!
>167
んなわきゃ・・・・・・ねえだろ!!
あんだけの腕があって・・・・・・
あんだけのMS使いこなせてよ・・・・・・
んで、だめだってのか!
じゃあ・・・・・・俺なんぞは、いるだけ邪魔の存在価値0、
って奴か?はは。確かにそのとおりかもなぁ。
ああ、そうかもな。最初に気づくべきだったなぁ。はは。は、はは。
……誰か一つ教えてくれ。
何でアタシが適当にもぐり込んだバーに、ここまで見た顔が揃ってんだ?
(店に入ると同時に呻き。だが直ぐに酒を頼むと、適度に距離をとってその様子を見物しはじめる)
178 :
茶髪:05/03/04 23:59:26 ID:???
>176
…そう言う意味じゃないよ
精神的にもマトモに戦えるような状態じゃなかったって事だから…
(こっちの落ち込み具合、悪化。)
>173
「あぁ、俺は人間だ。多分彼女と似た様な性質の、な。
血も涙も感情も、全て持って生まれた、人間だよ。
悲しいさ、怒りもするさ、俺だって非力を嘆く事は当然あるさ。
だが、人間は死ぬ時は簡単に死ぬ生き物だ、俺もお前もな。
そして俺やお前だって殺している筈だ。
そんな人間が、片思いの相手が逝けば腐る?
人間の命を馬鹿にするな、椿 平蔵。」
>>175 「ああ、『このザマ』だぜ。
……呆気ないもんだぜ? ヒトが死ぬなんてのはさ」
【飄々とした口調はいつもの通り。
相手の激情を軽く受け流すように、不敵な笑みすら口元には浮かんでいる】
「けどまぁ……いや、アンタに語るような事じゃないか。
悪かったな、折角の安酒、余計不味くしちまって」
【そう言って笑いながら、会計を済ませて店を出る】
「……」
『デュオ?』
「……悪ぃな、ヒルデ。迎え、頼んじまって」
【二人を乗せたエレカの中、助手席のデュオは静かに眼を閉じ、何らかの思いに耽っていた】
「……いつから俺、こんな器用になっちゃったんだろなぁ」
『え?』
「何でも無ぇよ……何でも」
>178
精神的に、か。
はは・・・・・・・
はは。糞。畜生。
精神的に、で・・・・・・そうも、あっさり、片付けやがって、
畜生・・・・・・
手前ぐれえの力があれば・・・・・・俺は・・・・・・俺はぁっ!!
>179
・・・・・・じゃあ、なんすか。
人殺しは・・・・・・手前の身内が死んだからって、
泣くな、っつうんですか。
それがいやなら戦うな、っつうんですか。
おとなしく殺されやがれ、っつうんですか、教官さんよぉ!!
何も出来なかった、そして何もできゃしねえ!
俺にいったいどうしろ、っつうんスか!!
>180
畜生・・・・・・・
口に綿でも含んだみたいな言い方しやがって・・・・・・
殴り倒されたほうが、まだましだっつうんだ、畜生・・・・・・・
>181
(それは、あまりにもあっさりとした口調だった)
……死ねば?
(まるで、具合の悪い相手に睡眠を促す様な気軽さで)
……何にも出来ない、完璧に無駄な人間なら、後は死ぬぐらいしかできねぇじゃん。
(酒を、呑む)
183 :
茶髪:05/03/05 00:24:18 ID:???
>181
…本当にあっさり片付けられるなら戦闘に影響なんてしないよ。
(普通なら「最初から力があったわけじゃないよ」とでもいう所なのかもしれないが…
彼に限ってはそれが当てはまるともいえないのだ。それゆえに
言い返す言葉すらなく、顔色も微妙に悪くなり黙ってしまう…。)
>181
「気持ちは解らんでも無いがな、そもそもお前の恋人では無いだろう。
それが嫌なら戦う事だ、何時の世も…手の届く所は
見える範囲には遠く及ばん。
遠くの物は守れずとも、自分や…その隣の大事な者は守れる筈だ。
それに、お前が戦うのを止めた所でそれは何も変わらんよ。
出来る出来ないを全て捨て、お前は何もしなくなるだけだ。」
>182
死ねば、、、、、、、
なぁ。
ああ、そうかもな。
死ねば、か。
ああ、そいつがいいな。
(病んだ瞳に、致命的な何かを確かに宿して)
・・・・・・かも、なぁ。
(がたり、と、残骸から立ち上がる。死体のような瞳はそのままに)
>185
ん、じゃあな。
あ…………どうせ死ぬんだったらアンタのMSくれねぇ?
なんか、そろそろアタシも戦場に出撃させられるらしくてさ。
(その言葉には、厭味も何も無い。
ちんぴらを送り出すその様子さえ、仕事に出かける仲間を見送る気軽さである)
>183
ああ、そうかもな・・・・・・・
言い過ぎた。悪かったな。
おめえにゃ、おめえの都合があるんだろうしよ。
(・・・・・・あっさりと、男は非礼を詫び・・・・・・そして、頭を下げた)
>184
ま、確かに・・・・・・そうなんすけどね。
戦う・・・・・・そうすね。そうします。そいつが、いっとう・・・・・・
わかりやすいすから。手間ぁかけて・・・・・・
すんませんした。
(侘びを、口にする。
しかし・・・・・・腐った眼光はそのまま。
表情には、落胆はおろか・・・・・・激昂も表れはしない。
ゆらゆらと男は立ち上がり、店を去ろうとする)
>187
「あぁ、精々頑張る事だな。」
(自分に重ねている節は確かにある。
故に止める事はしない、殴る事も。
勿論、それ以上何かを続ける事もせず、ただ見送るのみ。。)
189 :
茶髪:05/03/05 00:41:27 ID:???
>187
……気にしないで良いよ。
(何とかそれだけを言って…暫く黙りこくってしまった。)
場末のバーで、若人達が集っている頃
重そうなドアの前に、長身のスーツを着た青年が立っていた
コンコン、とドアをノックする音が
イズク・ローライトが仕事をこなしている部屋の中に、テンポ良く響く
>190
話は聞いている。入りたまえ。
(それだけが簡素に返される)
>191イズク
「では失礼するよ、後継者殿」
ドアを開け、部屋の中に立つ長身痩躯の金髪
表情は微笑
「ふむ、不意打ちの割には気が利くSPではないか
まさかこうも簡単に通してくれるとはね」
「ちょっと、お兄さん、お会計・・・・・・」
・・・・・・ああ、忘れてた。わりいな。
(会計を済ませると・・・・・・店を去っていく)
ああ、そうだな。死ねば、いいのか。死ねば・・・・・・
(ふらふらと・・・・・街の中を歩いていく)
死ねば・・・・・・か。死ねば・・・・・・・
どう、死ぬか、だよな。要は、よぉ・・・・・・
>192
後継者ではなく、代理なのだがね。
(訂正の後に、ようやっと視線を上げて)
ようこそだ、アーネスト・ドラクロワ。
急なおいでに付き、もてなせるのはそこのソファーくらいだが、遠慮なく座りたまえ。
ちなみに私のSPや秘書はあまり気が効かないので、コーヒー位しか出さないので期待しない貰いたい。
(秘書官から、コーヒーが差し出される)
>193
ひでぇ、あの野郎見事にアタシを無視してくれやがった。
ちぇー、結局素ピンのMS使うしか無いのか……どうせなら良いMS乗りてぇのによー
(見たいビデオを借りれなかった様に拗ねる)
>194
「では失礼」
用意された、というか元からそこにあるべきソファに座る
そして出されたコーヒーを手で静止し
「すまないがコーヒーは苦手でね、水にしてくれないか?」
「なるほど、後継者を名乗るつもりは無いと
……君のカリスマ性があれば、そう名乗っても問題は無いだろうに
君の性分かね? イズク・ローライト」
>196
(すぐに水が出される)
……彼女が二度と目覚めないと確定すれば、それも良いかも知れないだろう。
だが、彼女の目覚めを信じる者が居る限りにおいて私は代理で在ろうと思っているのでね。
それで、今日はどの様な用件なのかね?
まさか我々に毒殺のチャンスを与えに来た訳でも在るまい?
(書類とペンを脇に置くと、ネクタイを軽く緩める)
>197
「何、生で顔が見ておきたかっただけのことだ
戦を好むことに、意義を唱えるものの顔をね」
水を一口飲み
「……こんなところで私が死ねば、間違いなく君は失脚し
カルシュタイン財団も消え去りかねない
それに君は、私を毒殺などしないだろう?」
荷台に荷物を満載していつものように爆走状態で街中を疾走。
直接的な事故こそ起こしていないが、何故警察から目をつけられないのかが不思議でならない。
>193
「ったく、余計な時間食っちゃった、ってぇ!んなっ!!」
十字路でドリフトしながら右折したところで進路上に歩行者が入ってきた。
「んのぉっ!!」
耳障りな音を立ててタイヤが泣き、ギリギリの所でエレカは制止する。
摩擦によって地面には黒い跡が残った。
「フラフラ歩いて!あっぶないじゃないの!!」
いや、その理屈はおかしい。
>199
(ふら、ふら、と軽くよろめきながら男はちらとエレカの方を見て)
・・・・・・よぉ。
(かすかに微笑みながら、手を上げて言葉をかけてくる。
それだけなら、ただの挨拶に過ぎないのだが・・・・・・
生気のない表情、うつろな瞳。おぼつかない足取り。
そして、どこか平板な言葉・・・・・)
>198
…………ふむ。
一に、ここで貴様が死んだならばそれすらも我々は糧にするから問題ない。
二に、私は必要と有れば毒殺も笑殺もボケ殺しも厭わない。
さぁ、思う存分にいま口にした水を後悔したまえ。
遠慮する必要は無い。さぁ、早く!
>200
「あ、誰かと思ったら・・・。
なぁにふらついてんのよ?こんな昼間っから酔っ払ってんの?」
轢きそうになった事など全く意に介せず、いつもの調子で話し掛ける。
>202
へへ、少し、な。
ま、たいしたこっちゃねえよ・・・・・・
んなことよりよ。
今、使ってねえMSってねえか?
教官用でも生徒用でもよ。
ライトのやつにMS頼んでんだが、まだしあがらねえんでな。
実機訓練が出来なくて困ってんだよ。
できるだけ性能のいい奴がいいんだが・・・・・ま、無理にとは
いわねえが、なんか、ねえか?
>201
「なるほど、君は想像以上に面白い男だ
生憎と私はボケもツッコミも不得手でね、どちらかといえば観客のほうが良い
……君、水をもう一つ頼む」
少しの間
コップに注がれた水が、秘書によってテーブルに置かれる
青年はそれに何か粉のようなものを溶かした
「……さて、一つ聞いておきたいのだが
君は、一体、何をしたいのかね?」
立ち上がり、先ほどの粉を溶かした水をイズクに差し出す
>203
「大したこっちゃないって・・・。
顔にアザもあるし酔っ払った挙句にケンカまでしてるみたいじゃない」
珍しく人の心配をしているようである。
「MSねぇ・・・誰も使うあてがないのがあることはあるけど。
どうする気?」
>205
喧嘩、なぁ。
喧嘩だったら、もっとスカッっとするんだがよ・・・・・
ま、終わったことだ。んなこたぁ、どうだっていい。
誰も使うあてがねえMS、か。俺にゃあぴったりだな・・・・・・
んで、そりゃあ一体、なんだ?
>204
さて、それを教えねばならない程に企業の結束とは親密にて緊密だった覚えはないのだが。
(グラスを遠慮なく受け取る)
商人らしくギブ&テイクと行こうではないか。
私はその答えを与えよう。その為には貴様も同じ問いに答えたまえ。
それ次第では、前知識無しにこの水を飲んでみせても構わんよ。
>206
「んじゃ一方的に殴られた?ま、いいけど」
首を傾げて考えたがすぐに思考を止める。
「一つはランドマスターって子。
折角ドライビングソフトを更新してるのにだぁれも使ってくれないのよね」
はぁ、と溜息を一つ。
「陸戦用だからつぶしがきかないってのもあるのかなぁ?
もう一つはちょっと気が進まないけど教官さんが使ってたスーパーガンダム。
組み直してはあるけど教官さんいないしね・・・この間物凄いそっくりな人見たけど。
ただアンタに合いそうなのって・・・」
『アイツはどっか…あの「目つきの悪いヤツ」に似てるような気がするぜ…』
その時ふと、ザック・バラードから言われたその言葉が脳裏をよぎり、
それと同時にもう一体のMSの名前が浮かび上がってくる。
「あ、そういえばあの子も戻ってきてるんだっけ・・・。
って、ダメダメ!絶対にあの子だけは!!」
>207
「聞いておきたかったからだよ
君の“敵”としてね」
そう言ってアーネスト・ドラクロワは、好戦派を統べるモノは
イズク・ローライト、穏健派を統べるモノに笑顔を向けた
瞳の奥にあるのは、かすかなる狂気の気配
「私はね、ローライト君
世界の発展に協力したいのだよ、技術的な意味でね」
>208
ランドマスター・・・・・・・?
ちょいと気になるな。そいつと・・・・・・・
・・・・・・あの子、ってなぁなんだ?
んなに「ダメ」出しされると逆に気になってしょうがねえんだがよ。
>209
「素晴らしい」
満足そうに、瞑目に続く頷きと共にグラスの中味を飲み干す。
そして続く言葉は、ドラクロワさえも圧倒しかねない覇気を纏う。
「私も、世界の発展に協力したいのだよ。精神的な意味でね」
そこに、溶かされた粉末への恐れは一片も存在しない。
>210
「ダメったらダメ!フェンリルはパイロットが『一時的に』いないだけなんだから!!」
フェンリル、正式にはフェンリル’と呼ばれるそれは彼女のもっとも大事な人間の機体である。
今現在その人物はMIAとなっており、事実上死亡している。
「あ、アンタ確かバイク好きじゃなかった?
ランドマスターならタイヤが6っつもついてるわよ?」
なんとしても話を逸らしたいのか必死に六輪ギガンを売り込む。
>211
「精神的に……とはな」
クツクツと、男が不気味に笑う
「ではこちらからも質問を
……どのようにだね?
もしかして……人間という種を戦争から解き放つつもりかな?」
纏うのは覇気ではない、ただの不気味な瘴気じみた気配
それはまるで、目の前の男が人間ではないかのような錯覚すら覚えさせるだろう
「ああ、それと先ほどの粉はただの風邪薬だ
尋常じゃなく苦いね」
>212
フェンリル・・・・・・なぁ。
・・・・・・
なぁ、そいつ、見せてくれねえか?
>214
「・・・・・・・・・(硬直中)」
ピシッと言う音が聞こえてくるんじゃないかというぐらい見事に固まる。
ややあってから何とか持ち直し、重たくなった口を開く。
「・・・見るだけ、なら」
>215
ああ、たのまぁ。
(と言うと)
乗っても、いいか?わりいが、酒入りだ。バイクは使えねえからよ。
(と、勝手に助手席に乗り込もうとする)
>213
「…………む……」
口に手を当てて微かに眉をひそめる。
この男にしては感情を露にしている方だが、第三者から見れば小さい変化だろう。
「戦争から解放する。それは素晴らしい。
なし遂げた物は神の教えを広めるよりも末永く語り継がれるだろうね。
だが事実はそれ以前の問題だ」
それは、相手が人間でなくても構わなかったのかもしれない。
あるいは瘴気すら吹き飛ばさんとする強さで、目の前どころでは無い遠くまで届けとばかりに、その『風』は吹いた。
「まずは、今の人々が失ったモノを取り戻す。全ては始まりの為の前奏曲に過ぎんよ」
>216
「いいけど吐かないでよね」
ドアを開け、警告の言をを発する。
彼女の助手席に座ったら、気分を悪くするのは当たり前。
重度の車酔いで吐き気を催す者、トラウマとなりしばらく車に乗れなくなる者が多数出ているのだ。
>218
知ってらぁ。んなことはどうでもいい。早くそいつを見たいんだよ。俺はな。
(驚いたことに・・・・・・車が走り出しても平然としている。
目線はどこか遠く。
何かを。はるかかなたの何かを見据えているような。
それでいて、それが絶対に届かないことを承知しているような。
それは・・・・・・まるで、奈落を覗く自殺者のそれにも似ていた。)
>217
「なるほど、穏健派は別に非戦派では無いということか
……無くしたものを取り返すのは、モノにもよるが難儀だぞ?」
だが吹き飛ばぬ、一陣の『風』に吹かれながらも、“吸血鬼”はそこに居た
「無くしたモノは別のモノで補えばよい
歴史は、技術はそうやって進歩してきた」
いつの間にか、笑顔は微笑へと変わり
陣外の気配は失せている
>219
なぜかは解らないが、どうしても隣が気になってしまう。
ずっと外を見ているその横顔をチラチラと見ずにはいられなかった。
それは全くの無意識であった。
が、不意に気が付いてしまった。
『なんでこのバカのことを気にしなきゃなんないのよ!?
あのバカが余計な事言うから・・・』
自分自身に毒づきながら、アクセルを更に踏み込んで振り切らんとする。
そうこうする間に、養成所の格納庫へと到着。
「もっかい言っとくけど、見るだけだかんね」
フェンリル改「ガルム」が保管されているハンガーの方へと足を進めていった。
>220
おやおや、先程から妙な誤解があるようだね。
私が過去の人間と同じ事をする様な小さい器に思われているとは心外だよ。
(大げさに残念そうな仕種をしながら)
「失った」とは「無くした」こととはまた違う。
そして誰も無くしてなどいないのだよ。ただ、奪われているだけでね。
ならば、奪い返す。これは補うよりも本来簡単な事だ。
そして重ねて言おう。私は人々の心にこそ発展を望んでいる、と。
人々の心は、技術の進歩とはまた違うものだから、あまり貴様の知識は通用しまい?
(そこまで言うと椅子に落ち着きなおす)
>221
(言葉に答えず、MSの前にたたずむ。
そして、その物言わぬ鋼鉄の顔を見据える)
・・・・・・なぁ。
こいつは、こうしてよ。誰ものらねーでずーっとこうしてるんだよな。
格納庫の、隅っこでよ。誰ものらねえで。
どう、思ってるんだろうなこいつぁ。
>223
「そりゃ、ご主人様の帰りを待ってるに決まってるじゃない。
いきなりふらっと戻ってきて『俺の機体はあるか!?』ってなったときにいつでも出られるように、待ってるのよ」
>224
・・・・・・
待ってる、か・・・・・・
かも、しんねえけどよ。
こいつの「ご主人様」ってのは・・・・・・
戦(や)らなきゃならねえ時に、何もしねえでぼっと
してるような、奴だったか?
リーディス・沢渡・ラザフォード。大した奴、だったらしいな。
手前の道を、ぜってえに曲げようとしなかった奴・・・・・・
こいつが、そいつの愛機だっていうなら・・・・・・
むしろ・・・・・・黙って待ってる、ってのは。
嫌なんじゃねえかな。
やれることがあるってえのに・・・・・・・
やれねえ。動けねえ。みすみす、助けられたはずの奴を、
見過ごしちまう・・・・・・
悔しくて、悔しくて。しょうがねえんじゃねえかな・・・・・・
>222
「ほぅ……失礼、見くびっていたつもりは無かったのだがね」
瞳を閉じ、少しの沈黙
そして口を開く
「残念だが通用しない様だ、私の知識ではね
案外不親切だな、君は」
そう言ってソファから立ち上がり
「非常に残念だが、私の敗北を認めよう
私は、君ほどユーモアにあふれていないのでね
では……」
ドアノブに手をかけ、半分ドアを開けたところで
顔をイズクに向けず
「ああ、そうそう
―――そろそろ互いに忙しくなる頃合だ、覚悟しておいたほうが良いかもしれん」
そう言って、男は部屋を出て行った
>225
「・・・・・・・・・」
下を向いたまま黙り込む。
形にならない思考が頭の中を駆け巡っていた。
その時、彼女の視界に微かな光が入ってきた。
「・・・?」
目の前の床に差し込んだ光。
その根源を辿ろうと顔を上げた先にあったもの、それはガルムの顔であった。
物言わぬはずの鋼の顔、その表情が僅かに動いた気がした。
「そう、なの?
ガルム・・・お前は・・・。
それがお前の答なの?」
>226
私は既に忙しい。そしてユーモアのセンスも在る。
勝敗など、既に決しているようなモノではないか。
(其処まで言って、ソファーに深く沈み込む)
キョウスケ、分かったかね?
これが、私が先刃を斬ろうとしている事だ。
レディ・フロレンティナと比べてそれ程イヤラシイとは思わないが……
あぁ、無駄に飲まされた風邪薬のせいか死にそうに眠いね。寝よう。ぐぅ。
(三分程で、嘘偽りでない寝息が聞こえて来た)
>227
へへ・・・・・・
道具に思い入れる、ってのは何も日本人だけ、ってわけじゃなさそうだな。
(と、苦笑すると)
よっこらせ、っと。
(エレベータを起動させ、止める間もあらばこそ、速やかにコクピットの
ハッチを開き、中にもぐりこむ)
>229
「わたしのいたオーブじゃ日本語使ってたし影響あるかもね」
再度床に視線を落とすと既に光はない。
たまたま外から入ってきた光が反射しただけなのか、真相は誰にもわからないだろう。
「ま、たまには動かしてあげないとさびちゃうからね・・・」
一度袖で顔を拭ってから上を見上げ、独り言のように言う。
「そんかーし、ちょっとでも傷つけたり無様な乗り方してくれた日には・・・わかってんでしょーねぇ?」
いつも通りの顔になり、右手にスパナをかざし問う。
>230
なーに、MSとパイロットなんてのは・・・・・・要は喧嘩よ。
パイロットが手前は俺についてこれるのかって振り回してよ、
逆にMSが手前は俺を乗りこなせるのかって振り回し返してよ・・・・・・
互いに互いの限界、って奴をぶち破ってく。そういうもんだろ?
わりーが、その二つは保障できねえ。だが・・・・・・
そんかわり、誰よりこいつを理解してやる、っつうのは保障してやる!
さて、そこどきな!早速、こいつといっちょ喧嘩かましてくらぁ!!
(勝手にジェネレータを起動。長く眠っていたガルムの瞳に光がともる。
腕に、足に、電流が送り込まれる。それはいわば死んでいた肉体に、
再び暖かな血が流れ始め、よみがえっていく様に似て)
>231
「誰よりも理解、ねぇ・・・。
でも、あの手のバカははまると凄かったりするからなぁ」
道を開けてガルムの復活を見届ける。
「どーせ派手にぶっ壊してくるんだろうけどさ。
あ、今の内に改修プラン考えておこ」
ポンと手を叩くと詰め所の方へと小走りに駆けて行った。
233 :
茶髪:05/03/05 21:45:53 ID:???
(養成所格納庫…先日の豪雨の中の戦闘などが原因で
フレーム部分にまでかなりのダメージが行った事と、兵装をビームのみに
頼りすぎていた部分を考慮して、前の機体の比較的無事な部分をも利用して
機体の大改修を行っていたのだが、それももうすぐ終わりに近付いている…
よく見ると明らかに彼のもう一つの愛機からの流用パーツやら
他のGATシリーズの装備と思われる物が各所にある。)
もう少しで完成…かな?
(顔色はけして良いとはいえないがそこまで悪いとも言えず。と言った状態である。)
234 :
整備兵:05/03/05 21:50:16 ID:???
>233
おまえは整備兵泣かせな奴だなー。
しょっちゅうMSを痛めつけるわ、改造はしょっちゅうだわ・・・・・・
アムロ大尉やカミーユも、お前にくらべりゃかわいいもんだ。
(愚痴を言いながら、そのくせ楽しげに改装進むモビルスーツを見上げる)
ほれ、頼まれたパーツもってきたぞ。
>233-234
(さて、そんな彼らの直ぐ傍らにはまた別のMS。
MBF-Pシリーズ、アストレイの改造機であるグレイ・ガストだ。
南米でのルルイエ突入戦の際に大破したこの機体も、
その乗り手と同じ様に、修復には相応の時を必要とした。
本来教官機用のハンガーはまた別にあるが、
この機体と茶髪の搭乗するMSとの基本的な技術系列は同じ、
その辺りの摺り合わせがあったらしい。)
「あれ程痛めつけても、しっかりと直る。
…俺も中々に整備兵泣かせ、だな。」
(休職中の教官が、その装甲板を指でなぞる。
最近は何時も病院から、こうして作業を手伝いに来ている様だ。)
236 :
整備兵:05/03/05 22:00:55 ID:???
>235
教官の場合、MSよりも自分の体を壊しすぎるのが困りもんですね。
MSはパーツがありゃあ、ぶっちゃけどうにかなるんですが・・・・・・
人間の体ばかりは俺にも修理できません(苦笑がちに)
フレームから何からずいぶん入れ替えましたから、体が治り次第
パーツのマッチングを確かめたほうがいいと思いますよ。
237 :
茶髪:05/03/05 22:05:01 ID:???
>234
…すみません。
乗り方が荒っぽくて…。
…あ、ありがとうございます。
(そのパーツ…ガトリング砲だろうか。それが
ブリッツにも使われているシールドの方に運ばれていく…。
因みにその機体。背中にはフリーダムタイプとほぼ同一の翼、
肩にミサイルポットなどが既に準備されつつある…。)
238 :
整備兵:05/03/05 22:09:39 ID:???
>237
ガトリング砲・・・・・・か。
なかなか面白い機体に仕上がりそうだな、おい。
(と言うと、頭をぐしゃぐしゃとなでる)
さてと、今度はどんな機体になりやがるのかね、こいつは・・・・・
なんなら、格納庫に余ってる武器でもひとつおまけでつけてやろうか?
ガンダムハンマーとか、な(^ー^)ニヤリ
>236
「いや…どうにも加減の利かない体でな…?
ここまで来ると、自分の知らない内に義手でも付けられそうだ…
…まぁ…とにかく。
お蔭でコイツも殆ど元通り、後は俺の検査入院が終わるまで、だ。
…あぁそうそう、購買の方の女生徒から差し入れだそうだ。」
(整備兵に渡される、一つの大きなバスケット。
中身は……まぁ一般的な差し入れである、サンドイッチとか諸々。)
>237
「ん…トリケロスにガトリング砲…?
C.EのG.U.N.D.A.Mタイプの塊の様な感じだな…?」
240 :
無愛想:05/03/05 22:14:50 ID:???
(そんな中、格納庫の扉を抜け、MSの前へと足を運ぶ現在休学中生徒。
シミュレーター室にいたのであろうか、ディスク一枚を片手に騒がしい格納庫を
邪魔にならないように歩いてゆく。
そして、対峙するようにMSを見上げる。)
…………………
(そのMSの装甲は傷一つついてはいない。
だが……修復や交換をされたといった風でもない。
その理由は……彼は、先の戦闘で出撃をしていないのである。)
241 :
整備兵:05/03/05 22:15:54 ID:???
>239
キラの奴にはむしろ向いてるんじゃないですかね、CEの水に
なじんでるなら、武装もCE流。
パーツもそろえやすいっすしね。
そうそう、義手になっちまったら教えてください。銃のひとつも仕込んで
差し上げますよ(苦笑)
242 :
茶髪:05/03/05 22:16:18 ID:???
>238
はい。
あまり使ったことがない武装もありますから感覚がまだわかりませんけど…
…ガンダムハンマーですか…
(一瞬考えて)
使いこなせそうにないので…すみません
(真に受けている。)
周囲を見渡しても小島一つ見えない大海原のど真ん中。
そんなところに浮かぶは一隻のホワイトアーク。
「ほぅ・・・それは間違いないのだな?」
そのブリッジではウェーブがかった金髪の男が、もう一人の男と話をしていた。
「ああ、確かな筋からの情報だ。十中八九間違いないだろう」
答えたのは紫色の髪の男。
視界の邪魔にならないのかと思えるほど長く伸ばした髪が特徴だ。
「そうか、お前がそこまで言うのなら信じてもよさそうだな。
奴が聞いたらさぞ喜ぶ事だろう」
「喜んでくれるなら俺も本望だ。
で、当の本人はどこに?」
「釣りに出ている。ここ数日大物と格闘しているようでな。
今日こそは仕留めて帰るといきまいていたよ」
「なるほど、奴らしい」
かすかに表情を崩し、微笑を見せる。
「ではよろしく頼む」
「もう行くのか・・・後一時間もすれば帰ってくると思うが」
「いや、またいつでも会えるさ」
「そうか。
ではまた会おう、友よ」
返事の代わりに手を振ると、振り返ることなくブリッジを後にする。
それから数分もしないうちに通信が入った。
『ついに仕留めたぞ!これから戻る』
ノイズ混じりの画面の先には、大物のカジキマグロを両手で抱えた銀髪の大男がいた。
「これはまたでかい・・・流石だな。
こちらも朗報がある。ついに見つかったぞ」
『なんだと!それは本当か!?』
手にした大魚を落としそうになる勢いで驚きを見せる。
「嘘をついてどうする?
だから早く戻れ。すぐに出発するぞ」
『了解した。直ちに帰還する』
言い終わるかどうかで通信が途切れた。
「珍しい、あそこまで取り乱す姿を見られるとはな」
笑いを浮かべると、金髪の男はサングラスをかけ、シートに腰をおろす。
ホワイト・アークはその進路をニュージーランドへと取った。
244 :
整備兵:05/03/05 22:17:12 ID:???
>240
ぉ、セルヴァリオス・・・・・・いや、セルヴォオリス、だったか?
なんだか暇そうだな。若い奴がんな調子でどうすんだ。
245 :
茶髪:05/03/05 22:21:15 ID:???
>239
はい。
流石にフリーダムのジェネレーターを持ち込むわけにもいかないので
ジェネレーター周りと装甲はUCタイプの物ですけど…
(因みにそのマシンガンはAW製の物に似ているように見える)
>241
「確かに本人が使い易いのが一番だが……
…まぁ、ここはそれが出来る場所だから良いか…。
…勘弁してくれ、恋人に逃げられる。」
(軽く手を振りながら、苦笑。
場合によってはその恋人がそれをやる可能性だってあるのだが。)
>245
「あぁ……確か原世界ではNJC装備…だったな。
そうすると…その辺りは俺のガストと同じ、か。」
(注・この男のアストレイも、動力源はUC系列の核融合炉である。)
「…して、攻盾システムにガトリングを仕込むと言う事は…
ランサーダートかビームライフルを取り払うのか?」
誰かを探すようにキョロキョロと見回しながら格納庫へとやってくる。
>246
そしてその主を見つけたのか駆け寄ってくる。
「教官さ〜〜んちょっと聞きたい事が・・・って何でこんなに集まって・・・?」
プシュー (格納庫の扉が開く)
・・・あ、間違えました!すいません!(そう言ってすぐ出て行こうとするキリー)
250 :
整備兵:05/03/05 22:30:46 ID:???
>245
冗談だ、冗談。さすがにその機体にハンマーは馴染まないだろ、積む意味も
あまりないしな。
ガトリングガンに関しちゃあ、そこの教官に遣い方を聞くのが一番だろ。
いってみればプロフェッショナルなんだからな。
>246
なら、極力体を壊さんようにするこってすね。
大体、無茶しすぎだって奥さんにも言われてるんじゃないっすか?
(ニヤニヤ)
ま、なるようになる、って奴ですよ。
それに、万が一今のMSが使えなくなっちまったからって、代わりの
MSじゃ出られません、なんてやわな鍛え方を生徒にしてきたんすか?教官は。
251 :
無愛想:05/03/05 22:31:19 ID:???
>244
セルヴォリアス、だ。
間違えられるのはもう慣れたが……覚えられないなら、
セルヴォと呼んでもらっても構わん。
(そういいながら、手に持っていたディスクを服のポケットへとしまう。)
暇、というわけでもないんだが………
(ふぅっと息をつくと、MSを見上げる。)
慎重に行動しすぎるのも考えものだな。
>246
教官……
(ちら、と目を向ける。そして、自然に声をかけた。)
教官。先の戦闘、どこの部隊か解ったんです?
生徒達が妙に騒いでましたが……何か、事件でも?
(敬語ではあるが、性格が災いしてか覇気のある言葉ではない。
どこかのひねくれ者が、仕方なく敬語を使っているという表現が正しいか?)
252 :
整備兵:05/03/05 22:31:58 ID:???
>249
おいー、待てこら。
(と襟首をがっしとつかむ)
キリー、だったな?確か。
話がある。
>252
わ、わわぁっ?!(振り返って歩こうとした瞬間に動きを制動される。)
・・・は、ハイ、何でしょうか?
254 :
整備兵:05/03/05 22:38:17 ID:???
>253
・・・・・・お前、ここんとこだーらだーらと気配もなく授業をずーっと
受けてきたわけだが。
・・・・・・MSの改造、一度でもしたか?
255 :
整備兵:05/03/05 22:41:02 ID:???
>251
いや、冗談だ、セルヴォリアス・リガイツ。だったよな?
(要するにたちの悪い冗談としてわざと名前を間違えたようだ)
まあ、なんだ。たまに顔を出すだけでも殊勝な部類に入るんだろうな。
生徒によっちゃあ、実機の面倒は整備任せだっつってろくに格納庫に
面も出さない奴もいるんだからよ。訓練はシミュレーターでできる、なんて
ほざいてな(苦笑)
>248
「ん……どうしたんだ?
…いや、何故か自然と集まっただけだが…。」
>249
(視線の端に止めるが、さして気にする事も無く。
控えめで、自然な苦笑が洩れるのみだ。)
>250
「……まぁ、確かにそうだが…な。
いや、少なくとも俺や他の教官はどんなMSでも最低限ある程度は
戦える様に教えているつもりだよ、それが仕事だ。
ここは"養成所"だからな、良い条件でばかりはやらせられんさ。」
>251
「………今日は随分と質問が多い日だな…。
生憎と解っていない、予測は大方立っていても確定する証拠は
何処にも無い、不確定要素が多すぎるんだ。
それにもし解っていたとしても、俺からは言えんよ。」
>254
え、えーっと・・・(冷や汗たら〜り)
してま、せんけど・・・
>251
「あ、巻き込まれ体質」
人を指で指すんじゃありません。
>249>253
「間違うって・・・どこと間違いようがあるのよ?」
>256
「自然と・・・あーあの〜教官さんの使ってる刀ってそんなに珍しいのかなぁって。
ネットとか見てると探し回ってる人結構居るみたいだし」
259 :
茶髪:05/03/05 22:47:59 ID:???
>247
…両方取り払います。勿論ビームライフル系の装備は他の場所に
装備するようにしますけど…
>250
…そうですね…。
(段々と準備が進んでいく…。)
260 :
整備兵:05/03/05 22:49:53 ID:???
>257
・・・・・・いいか。
この養成所では、授業や実地ミッションに応じて、「単位」が
たまるようになっている。
普通の学校じゃぁ、卒業できるかできねえか、成績優秀かそうじゃねえかの
基準程度にすぎないんだが、この養成所ではちょいと特殊でな。
たまった単位に応じて、新しい機体に乗り換えたり武装を手に入れたり
改造を加えたりできるようになったりしている。
で、だ。そういうことをまったくもってしてこなかったお前さんは新型に
乗り換えるなり機体を改造するなりしやがれという展開になるわけだ。
おまえの機体は確かネモだったな?
悪い機体じゃないが、正直なところスペックは凡庸そのもの。
新しい機体に乗り換えるか、あるいは改造するか。
どっちか決めろ。
っつうか、そうしてもらわんとうちの若手整備兵の訓練にもならねえしな。
261 :
整備兵:05/03/05 22:52:38 ID:???
>255
じゃあ、そう悲観しねえほうがいいんじゃないすかね。
それでも不安なら、それなりに不安要素があるってことでしょう?
なら、その辺を打ち消すようしごいてやりゃあ済む話なんじゃないすかね。
>258
なんだかガルムの姿がみえないんだが、誰かあれに乗ってるのか?
262 :
無愛想:05/03/05 22:55:54 ID:???
>255 整備兵
とんだ挨拶だったな。あんたが此処で楽しそうに整備していられる理由が
解る気がするな。
(からかわれていたことが解ると、思わず男もそう皮肉を漏らした。)
訓練は出来ても、整備の確認は自分がいなければ出来ん。
長生きしたいのなら、他力本願な考えは捨てるべきだと思うが……
ここの生徒の一部はどうも緊張の無い奴がいるようだ。
(自分でもそういう生徒を見ているからか、男は仕方ないと言った表情をした。)
>256 物静かな教官
そうですか。
(そういう返答を待っていたのではないとばかりに、ため息を漏らした。)
>258 帽子
その呼び方……俺がいると良い事が起きそうにない、みたいに思われるから止めろ…
(表情を引きつらせて、頭痛の種を抱えたように自分の額を指で押さえた。)
>259
「…しかし、シールドにガトリングか。
ストライクのストライカーパックの一部に、
そういう装備があったと思うが…それとは又違うのか?」
>258
「刀…か…………そうだな……………。
………俺の刀は貰い物だからどうとも言えないが、
確かに聞く所によれば珍しい物らしいな。
この時代だ、混線して来た名刀なんてのもあるらしいが…
そもそもそれを作れる人間が絶対的に少ないからな。
普通の刀ならそれなりの値で手に入る筈だが…必要だったのか?」
「久方ぶりの本格攻勢・・・・・・か。例によって中途半端な逐次投入で
終わっちまうんじゃないだろうな?」
「いや、今回は違うらしいぜ。噂だが、な」
「そうはいうがよ・・・・・・戦艦3、巡洋艦3。それにMS24。
支援の航空機が64。これっぽっちじゃあ、どうにもならないんじゃ
ないのかよ」
「まぁいい。ブリーフィングが始まればわかることだ・・・・・・・違うか?」
「そいつもそうだな」
>260
ぁ、ぁうう・・・(─本当は、メタスに乗り換えられるまで待とうかなぁ、と思ってるんだけどなぁ・・・
でも、「今すぐ決断しろ」って感じだし・・・・─)
え、えーっと・・・改造、します・・・・
>261
「あぁ、それは解っている。
それをやってこそ、こういう仕事の教育者だ。
正直、個人的には思う所はあるがな…………」
(ポツリと、呟く)
>262
「悪いな。」
>261 整備兵
「あ〜〜〜〜、ちょっとこの間からとあるバカがのることになっちゃいましてー。
っていうかあのバカまた今日も一日中乗り回しててケンカだかなんだか知らないけどその内痛い目見るっていうか戻ってきたら一発ぶん殴るの確定
というわけです」
どういうわけだ。
>262 無愛想
「だいじょーぶ!良くない事が起きるのは主にアンタにだから」
お前の辞書には『失礼』という文字がないのかと小一時間(ry
>263 物静か
「っと〜〜〜〜ごめんなさいそっちの刀じゃなくてMS用の方、です。
重さで斬るっていうかぶん殴るタイプのはけっこうあるけど、教官さんのってきれーに切り裂くタイプでしょ?
なんだか知らないけどここの生徒でも『MSに刀持たせてー』ってのがそこそこいて注文されるんですけど。
ビームサーベルで十分じゃないのって聞いたら『漢の浪漫がわからんのかー!』って口をそろえる始末で・・・」
>267
「……そちらの方だったか…いかんな(苦笑
あぁ、珍しい物だと聞いている。
元々は教官の一人(旅好きの教官)から譲り受けた物だし、
C.Eでも公式に確認されているのは一振りだけだった筈だ。
ジン・ハイマニューバ2型の重斬刀とは違うのだろう?
…まぁ、何故か養成所ではコピーした物が作れるらしいがな、
ガストが持っているもう一振りも、新しく作った物だ。
一応手に入らなくは無いと思うが……新しい武装か何かか?」
269 :
整備兵:05/03/05 23:07:32 ID:???
>262
のど元過ぎればなんとやら、ってな。
実戦の苦味を知ってる奴のほうが少ないんだ、どうしても気がゆるんじまう。
しかし、そんなことよりは・・・・・・あんたの目から見て、あんたの愛機の
仕上がりはどうだ?整備としちゃあそっちのほうが気になるね。
>265
なんだか迷ってるような顔だな・・・・・・そいつは。
なんか乗りたい機体でもあるのか?乗り換えもできるっちゃ
できるんだぞ。それぐらいの単位はたまってるんだからな。
言ってみ。ほれ。
>267
馬鹿・・・・・・ああ、ちんぴらのやつか。
あいつ機体なくて腐ってたからな・・・・・・
ま、ガルムは支援タイプだ。あいつ向き、っちゃあいつ向きだろうな。
>269
え、い、いいんですか?
えーっとですね・・・メタスなんですよ。
271 :
茶髪:05/03/05 23:14:24 ID:???
>263
……威力も大きさもあれとはかなり違います。
トリケロス内部の半分以上を占有する位大型ですし…
>267
…あ。
ソードストライクの対艦刀のビーム発震機を外して調整を加えれば
斬ることは出来ると思うよ。
「偽装バルーン、排除完了しました」
「よし。大気圏突入プロセスに移行する。
・・・・・・しかし・・・・・・こんなにも青かったのだな、地球は」
「10年ぶり、です。そう感じるのも仕方がないでしょう」
「それに・・・・・・優しい。この感覚は・・・・・・ひどく、柔らかい。
なるほど・・・・・・こういう場所にいるから、甘ったれるのだな」
「失ってみなければ、わからんのですよ。人間と言う生物は」
「・・・・・・だからこそ、か。だが・・・・・・正直、戸惑いも覚える。
しかし、成さねばならんのだろうな」
「たいていの生き物は、痛みとともに親離れするものです。
私が思うところ・・・・・・人類は、いささか親離れが遅すぎたのでは
ないでしょうか」
「かも、しれんな。・・・・・・時間だ」
「了解。降下開始。目標、ニュージーランド」
「・・・・・・混線装置・・・・・・それがすべてを変えた。
人は故にいまだに大地にしがみついている・・・・・・
・・・・・・凍りついた時の歯車をまわす。それが、われわれの任務だ」
「・・・・・・ええ。ぬくぬくとしていた連中に、宇宙(そら)の現実を
教育するとしましょう。痛撃とともに。これは・・・・・・その、始まり
なのですから」
>268 物静か
「あちゃー一個っきりってメチャクチャレアモノだったんですねー。
どうりであんまり見かけないはずだぁ。
注文してきた連中にも重斬刀で我慢しろって言ったら『斬れずして何が刀かー!!』って。 ゲンナリ
あ、コピーできるんですか。でもあの連中に持たせたらそれこそ『○○○○に刃物』になっちゃうしなぁ・・・。
別に今すぐどうこうってわけじゃないんですけど、どうも養成所の外からも欲しいって声があがってるみたいで」
>269 整備兵
「ガンタンクに似てるんだからランドマスター使えばいいのに・・・。
どこまで使いこなせるか見ものではあるんですけどねー」
>271 茶髪
「あれって実体剣としては強度に問題があると思うんだけど・・・。
突き刺すならまだしも斬りつけたらぽっきり折れちゃったりしない?」
274 :
整備兵:05/03/05 23:18:47 ID:???
>270
メタス?(拍子抜けしたような顔をして)
おまえさんの単位ならな、そのアッパーバージョンのガンキャノン・
ディテクターにだって乗れるんだぜ?
まぁいい、わかった。メタスなら余剰の奴があったはずだ。書類
回しておくから、数日中には受領できるはずだ。
それでも単位が余る。なんか武装とか、強化したい箇所とかあったら
考えとけ・・・・・・まぁ、乗りこなしてみて物足りなくなってからでも
かまわないけどな。
275 :
無愛想:05/03/05 23:20:26 ID:???
>266 物静かな教官
いえ。俺も生徒達の騒ぎようが、いつもと違うと思っただけなので。
(バツが悪そうに、目を伏せてそういった。)
【……人が死んだ、か………なんでだろうな。地位や存在感だけで、
人の価値が決まってしまうものは……】
(ぽつりそう思いながら、それ以上に踏み込まなかった自分を少しだけ悔やんだ。)
>267 帽子
………そういう問題ではない。
それに、良くないことが起きる原因にはあんたも含まれてるということを――――
(そこまで言って、言葉を止めた。)
いや。何でもない…。
>269 整備兵
そこまで実戦を楽観的に見れる奴が羨ましいぐらいだな。
それを今から確かめるところだ。
(そういって、ゆっくりとMSに歩みだす。)
――――が、毎度の事ながらよく出来ているのだろうな。
たまには少し文句を言ってやりたいと思うぐらいだ。
(彼なりの労いの言葉だったのだろう。
不敵に見える笑みを作って、歩は止めぬままそう言った。)
276 :
整備兵:05/03/05 23:20:42 ID:???
>273
・・・・・・パーツをあっちに運びこっちに運びしてると思ったら、
ライトに習って新しいMSを組んでたのかよ。
ま、感心はするけどな。
っつうか、そのランドマスター、ってのはどんな機体なんだ?
277 :
整備兵:05/03/05 23:23:48 ID:???
>275
俺もそうは思うんだが・・・・・・
あいにく、そのまま腕を上げて、緊張感も無しに今じゃ雑誌に載る
ほどのエースになりあがった奴もいるしな。
(言うまでもなく、ザック・バラードのことだった)
・・・・・・ここじゃあ、そういうふうに育っちまうのかね。
(そして、「よくできている」と言う言葉に)
早々ほめられてばかりでも困っちまう。少しはあら捜しして
もらわないと、俺の腕が上がらないからなぁ。
>271
「それでいて取り回しは良い訳か。
…巨大な短機関銃といった所だな。」
>273
「外からも?」
(ふと、イメージするのだ。
何処かの荒野、飛び交う砲弾の中を疾駆するMS達。
その左手に握られるのはマシンガン、そして右手には、日本刀。
迎え打つMSの手にもまた刀、ぶつかりあう鉄と刃と鉄と刃。
まるでその光景は、日本の戦国時代の様で。)
「…………余り、広まって欲しく無い物だな…。」
(頬を伝う一筋の、汗。)
>275 無愛想
「まぁアンタが巻き込まれるたびに逆に周りを巻き込んでいけばそのうち巻き込み体質に・・・って、
今何言いかけあー逃げた!」
>276 偵察中
「MS-12ギガンを改造してタイヤ6つつけて踏破性を重視した機体です。
前はガンナーとドライバーの二人乗りだったけどようやくガンナーだけでも動かせるようになったんですよー。
武装もある程度追加してあるしペイロードもまだ余裕あるから多少の拡張性もありますよー」
かなり時間をかけてソフト教育をしてきたため情が移っているらしい。
>274
メタスがいいんです。(きっぱりと
・・・ハイ!ありがとうございます!(ペコリ、と頭を下げるキリー。笑顔である。)
281 :
茶髪:05/03/05 23:30:43 ID:???
>273
PS装甲とかを相手取ると折れると思うけど、
通常装甲相手なら工夫次第ではいけると思うよ。
>278
取り回しは…そこそこですけどそこまで良い訳でもないと思いますよ。
(企業軍ニュージーランド基地、防空司令室。
今日、フリエ・フルレは実習の一環として、防空司令室に詰めていた。
レーダーの監視、航空管制を実地に学ぶという特別授業だった)
バードネストよりペリカン。雲行きはどんなぐあいですか?
「バードネスト、こちらペリカン。相変わらずの晴天だ。ミノフスキー粒子濃度0。
機影無し。こないだの襲撃が嘘みたいだ、どうぞ」
了解。そろそろ旋回点に入ります。ペリカン2と任務を交代、帰還してください。
「こういう日は、もう少し飛んでいたいもんだがね。了解。
にしても、お嬢さんみたいな管制官にはずっといてほしいもんだな。
野郎の声にはもううんざりなんでね」
もし企業軍に就職できたら考えておきます。
「よかったら、今晩食事でも・・・・・・ん?
・・・・・・赤外線確認。・・・・・・熱源だ。
・・・・・・遠いが・・・・・・自然の奴じゃないな。
・・・・・・レーダーに反応!未確認の飛行物体を確認!
・・・・・・まっすぐ西進中!
・・・・・・マッハ5・・・・・・この速度で飛ばせるのは、
ドップ改・・・・・・畜生、間違いない!AEMAだ!・・・・・・くそ、
機数不明!ミノフスキー粒子の増大を確認!ばら撒きながら突っ込んできやがる!」
ペリカン1、了解!直ちに離脱してください!
まったく・・・・・授業のはずだったのにっ!!
(放送、企業群基地、養成所)
「AEMAの航空部隊の接近を確認!
デフコンレベル5が発令されました!
全パイロットは直ちに出撃準備を行ってください!!」
283 :
整備兵:05/03/05 23:38:33 ID:???
>279
なかなか面白そうな機体だな・・・・・・・
そいつのほうがあいつには向いてるんじゃないか?
そっちを渡してやりゃあよかったのに。
>280
なら、決まりだな。
近いうちに届くはずだ。楽しみにしてな。
(と、うなずく)
(・・・・・・そして、その瞬間。
>>282で発せられた出撃命令が
格納庫に備えられたスピーカーから発せられる)
・・・・・・やれやれ、安穏ともさせてくれない、ってわけか・・・・・・
・・・・・・MSの出撃準備、急げよ!時間が勝負だ!
晴れ渡った青空、雲ひとつ無いその情景は感動すら覚える
だがそのキャンバスに、黒い点が複数描かれた
点は大きくなっていき、ついにはその形を現し始める
そのほとんどは人型、それもかなり大きな物体
この世界の人間はその存在の、兵器の名をこう呼ぶ
“モビルスーツ”と
ニュージーランドの大地に降り立つのはかなりの数のMS
見慣れたギラドーガの中には、この世界では見慣れぬ“異形”が混ざっていた
「全兵員に次ぐ、これより攻撃を開始する!」
その“異形”のうち、黒い小型MSに乗った男が号令する
「……さて、上手く動けよAEMA!」
>>282 AEMAの進撃、それとほぼ同時に現れるのは上空、大気圏付近からの
下降するMSだ
その数は多くは無いが、決して少数ではない
285 :
茶髪:05/03/05 23:40:51 ID:???
…出撃?
急いで完成させるしか!
(自分の作業のピッチを上げ始める)
・・・・・・さて、先手はこっちだな・・・・・・
こっちは改造機とはいえ、新型よ。
今までの様にはいかねえぜ、企業軍!
(6機の戦闘機が、真っ直ぐに企業群基地を目指す)
>278 物静か
「でもそう簡単に作れるものじゃないみたいですしー。
単に技術的な問題ならその内広まるかもしれないけど、それ以外にも問題あるんじゃないんですか?
そもそも扱いが難しいような・・・ビームやヒート系の大半は単に当てればいいけど刀だと刃のある方向でしか斬れないし。
でも、その内ここにちょっかい出してくる連中が装備してきたりして」
>281 茶髪
「あ、そうそうそれよそれ!PS装甲!
ちゃんとした・・・って表現もおかしいけど刀ってあれも切れるの?」
>283 整備兵
「そー言ったのに聞く耳持たずでガルムに乗っちゃったんですよー。
後で乗せてくれって言ってきても絶対乗せてやんないんだから」
>282
「またぁ?南米が騒がしい間は大人しかったのに。
それじゃお仕事開始!」
作業服の袖をまくると右腕をグルグルと回しだす。
>284アンノウン
こちらシュツルム1!これより企業基地の防空網への攻撃を開始する!
あんた等の道は俺たちが開いてやるからよ!
あんた等は知らんかもしれんが、ここにはとんでもない手だれが
多い・・・・・・気ぃ引き締めてかかれよ!
289 :
茶髪:05/03/05 23:47:15 ID:???
>287
……機体の構造の弱い所に当てない限り無理だと思うよ。
実剣使う限りは…
(仕事しつつも答える。)
>282
え、ええええっ?!
あ、あうう・・・とりあえず、出撃したほうがいいんですよね!(そう言うと、自分のネモがある方へ向かう)
(通信を傍受したらしく、格納庫に飛び込んでくるモビルスーツが一機)
推進剤の補給と武装の感想、急いでくれ!
やれやれ、慣らし運転も半端だってえのに!
292 :
整備兵:05/03/05 23:49:20 ID:???
>290
そういうこった!
武装だが、ノーマルのままじゃ不安だ・・・・・・4番コンテナの
武装を使え!そいつならネモでも使えるし、大抵のMSは撃破できる!
>287
「あ、あぁ…そうだと良いんだがな……
…おそらく、俺の場合は自分のデータをそのまま適応出来た…
というのがある、実際はシステムに負荷をかけるから
普及はしないだろうな。
……いや、これは俺の希望だがそれは御免被る。
何故かは解らんが、何となく嫌だ。」
>281
「……何か引っ掛かる言い方だな。
……まぁ良いがーーーーー(そこで、警報。)
「…全く、俺もコイツも修理したばかりだと言うに…!」
(グレイ・ガストのコクピットへ滑り込む。
立ち上げの時間で、パイロットスーツに着替えるのも忘れない。)
>288シュツルムドップ隊
「了解した! だが我々をあまり舐めないでいただきたい
こう見えても、あの過酷な世界を生き延びている!」
黒い異形が、他の異形――バタラ――を二機引き連れて大地に降り立つ
「コレが……地球」
「そうか、お前は初めてだったな、ラゼル」
「……無駄口を叩くな、来るぞ!」
基地に向けて前進を始める正体不明の部隊
>289 茶髪
「それって刀じゃなくてもできるんじゃ・・・?」
>290 橙目
「頑張ってくんのよー!」
>291 ちんぴら
「速攻で終わらせるから今の内にトイレでも行ってくる!
中で漏らされちゃたまんないからね」
だからお前の辞書に(ry
>293 物静か
「なるようになりますって」
気休めにもならん。
「気をつけて下さいよー!」
296 :
3人娘:05/03/05 23:57:36 ID:???
>294
「…又敵襲なのぉ?」
「最近多いわよねぇ。」
(構えつつ射程内に入るのを待っているアストレイタイプの改修機らしきMS…)
・・・・・・目標確認!
(眼下に企業軍基地を確認する。
幾筋もの対空砲火が、澄み渡った青空をその輝きで
引き裂いていくのが見えた)
・・・・・・なるほど、ドップ改なら厳しいかもしれんが・・・・・・
あいにく、こっちは新型でな・・・・・・!
悪いが、一方的にやらせてもらうっ!
(シュツルム・ドップ。旧式化しつつあったドップ改の後継機種。
巨大なコクピット・ブロックはそのままだが、エンジンブロックが
大型化され、翼も若干大型化、さらに前後に稼動する可変翼化の
改造が施されていた。
さらにコクピットブロック・エンジンブロックとも若干の上下動
が可能となっている。Zなどの可変機に用いられている可変構造を
導入しているのだ。その真価は、これから問われることになる)
(操縦桿を握り、一気に速力を上げ降下。編隊は地を這うようにして
企業軍の対空陣地へと突進していく)
邪魔なんだよっ!!
(機首下部に搭載されている、40ミリチェインガンが次々に
砲弾を吐き出していく。繰り出される鋼の嵐が、次々に対空砲を
叩き潰していく)
>292
4番コンテナ・・・あれですね!よーし・・・・!(急いでネモに乗り込むキリー。)
・・・(コンテナから出てきたものはビームライフル。ネモのものとは若干違うが。)
えーっと、とりあえずこれで狙えばいいんですね?!(そう言うと、外へ出て行くキリーのネモ。)
299 :
無愛想:05/03/06 00:08:33 ID:???
警報――――こんな時間に!
(途端、胸を握りつぶされるような感覚が彼を襲った。
それは、一番大切なものが傍に無い不安感と同じ。)
【……アイツを……】
クッ……悩んでいる暇は無さそうだな……ッ
(普段では考えられないスピードで、調整を切り上げる。)
【………守らなければ………ッ!】
(その気持ちがより彼を急かす。だが、日頃から手を抜かない彼は、
そういった緊張の中で調整の手を誤る事はない。
こうして、数分後。死守の思いを抱く蒼い機体が、格納庫から出ていった。)
「シュツルム1、敵防空陣地に突入!」
「よし・・・・・・対地ミサイル、一斉発射!
奴らが手間取っているうちに、一気に押しつぶすっ!!」
「了解!」
「発射っ!!」
(3隻のマゼラン改型航空戦艦、3隻のザンジバルが、
いっせいに巨大な対地ミサイルを、何発も打ち放つ!
それはシュツルム・ドップによって対空砲が破壊された
ことによって生じた間隙を縫うようにして空を走り、
空中で無数の子弾を放出。台地にあるもののすべてを
焼き、砕き、さらに対空陣地の傷口を押し広げていく!)
>295
おう、飯もついでに済ましてくらぁっ!!
(コクピットから飛び出すと、エレベータを用いずに装甲の表面を滑り降りていく。
そのままトイレに駆け込んでいく男)
・・・・・・半端はできねえ・・・・・・・
・・・・・・きっと来る・・・・・・
エンネアをやった奴ぁ、きっと来る!
・・・・・・仇は討つ・・・・・・
命に代えてもだ・・・・・・っ!!
これ以上・・・・・手前らに、やらせやしねえっ!!
起動シークェンス、異常無し。
機体各部正常、エネルギーバイパス確保。
FCS、姿勢制御、GPS、その他全て異常無し、オールグリーン。
<BF-P02 GG+ グレイ・ガスト、起動完了。
「…久しぶり、だな。」
(格納庫を歩み出て、飛翔。
上空に飛び出し、襲来する敵艦隊へと進路を取る。
第一戦速。)
>301 ちんぴら
「もしかして我慢してた・・・?」
走り去っていく背中を見てこぼす。
「さぁて、さっさと済ませて『遅いっ!』ってどなってやらないとね」
帽子を被り直すと表情が締まる。
「弾薬、推進剤の補給急いで!
冷却も忘れずに!あ、でもエンジン周りは冷やしすぎないで!!」
周りに指示を出しつつ、自分は各部装甲のチェックへと入る。
『こちら、シュツルム2!迎撃機を確認した・・・・・・その数24!
セイバーフィッシュだ!』
「シュツルム2、こちらも目視した。
新型の威力を見せてやれ!見せ場は譲ってやる!」
『了解!』
(まっしぐらに、迎撃に出てきたセイバーフィッシュへと襲い掛かるSドップ)
セイバーフィッシュ
「・・・・・・見たことのないタイプだ・・・・・・新型か!」
シュツルムドップ
「遅ぇよッ!!」
(空中を瞬時にかけ、一気に間合いを詰めるSドップ。
セイバーフィッシュが放った対空ミサイルの嵐を切りもむような
飛行ですり抜けると、至近距離でチェーンガンをうちはなつ!)
セイバーフィッシュ
「馬鹿な・・・・・・あの運動性は・・・・・・まるで、モビル・・・・・っ!!」
Sドップ
「旧型が・・・・・・サボったツケを味わいやがれっ!」
(そのSドップは一機を叩き落すなり、空中でドリフトするようにして進路を
変更すると、今まさに飛び去らんとするセイバーフィッシュの側面に、
機体下部に取り付けた大型火機を差し向けた。
そして・・・・・・撃つ。
走り抜けた輝きは・・・・・・ビームの光芒!!
その輝きはセイバーフィッシュを真横から、一瞬に串刺しに貫いた。
わずか1秒の間に、二つの爆発が空中に出現する。
そして、残る5機のSドップも、思い思いの目標へと突進を開始した。
虐殺が、始まった)
「敵モビルスーツの出撃を確認!」
位置からして養成所の連中か!モビルスーツ発進!
やつらを釘付けにするんだ!
『了解、ギラ・ドーガ隊発進します!』
『ヤクト・ドーガ、出ます!』
『センシズU、ブースター装備で発進する!そこの整備兵!
進路空けろっ!』
(次々に吐き出されていくMS部隊)
>294、3人娘
(・・・・・・アラームがなる。敵機が接近しているのだ。
早い。見慣れない機体だ・・・・・・
・・・・・・新型の航空機。養成所の方角に向かっていた)
「この程度かっ、企業軍!」
迫るジェガンを、左手のクローで引き裂きながら、エレバド改のパイロットが叫ぶ
背中に装備した、クロスボーンと呼ばれるガンダムを模したX字のスラスターと
小型MSと称される15mのボディは、通常機とは段違いの機動性を持っている!
「ラゼルとガレスは基地を攻撃しろ
私はここでMSをひきつける」
「了解」「応!」
黒いMSはその場にとどまり、二機の茶色のMSは基地へとまっすぐ駆けて行く
「さて、みせてもらおうか……養成所の戦闘能力とやらを
果たして、“巨象”を投入する必要があるのかをなぁ!」
>308エレバド
奇襲はAEMAのお家芸、か・・・・・・
くそ、奴ら新型揃えて鼻歌歌ってやがるっ!
見慣れないタイプだ、油断するな!
「了解!」
「了解!」
(三角形のフォーメーションをしき、接近していくジェガン小隊)
>298
<通信>>キリー
「聞こえるか?
お前が今持っているのはGM用の高出力狙撃ビームライフルだ、
見たところ取り回しは良くなっている様だが…
アウトレンジからの射撃で敵勢力を削り取れ。
そいつの威力は、重巡洋艦を一撃で沈められる…!」
(そう通信を入れると、キリー機の直ぐ上空を突き抜け、
>305の敵MS部隊へと侵攻する。)
>298橙
俺たちの任務は、連中の足止めだ。
ぬかるんじゃないぞ!
(・・・・・・・ネモのセンサーが、ドダイに乗り近づいてくる3機の
ギラ・ドーガを捕らえた。・・・・・・・まだ、気づいてはいないようだ)
【同時刻、NZ北島より北西に数百キロの海域にて】
『こちら第8艦隊第22MS小隊、哨戒任務中に所属不明機の反応を確認――そんな、まさk……――』
『どうした?
おい、何があったんだ!!?』
【第8艦隊第22小隊、消息不明。
41分後、現場海域にて大破したMSの残骸が回収される。
高熱によって融解したパーツの中にレコーダーは無く、戦闘記録の回収は不可能と見られた】
あわわ・・・っ!もう始まってる・・・・!(そう言って、少しだけ前に出る)
>305
え、わわ、こっちに向かってきてる?!(続々と出てくるMS群に戸惑うキリー。すると>309の通信が入る。)
>309
<通信>
『は、ハイ!分かりました!』
(そう言うと出て来ているMSに狙いを定め・・・ライフルを撃つ。)
313 :
3人娘:05/03/06 00:31:49 ID:???
>306
「新型の航空機?」
「まず真ん中から!」
(中央の1機だけ目掛け赤と青の2機がほんの少しタイミングをずらして
ビームライフルによる射撃をかける。その回避に入るのを見越して
残りの一機がそのタイミングを狙い撃ちにしようとする。)
>309
この気配・・・・・・養成所の「灰色」!
副隊長、後方にとどまり援護を頼む!奴は一機で一個中隊に匹敵する・・・・・・
お前たちでは、真っ向から遣り合えばやられるだけだ!
(グレイ・ガストに向け、突進するヤクト・ドーガ)
やらせんっ!!
>308ジェガン部隊
「ジェガン、ジェガンだと?
良くもそんなMSで―――」
抱えていたビームマシンガンを小隊に向け
「――このエレバド改に勝とうなどとおもえるのか?」
トリガーを引いて掃射、狙いもロクにつけないばら撒く射撃だ
>312
(放ったライフルの一撃は、先頭を走るギラ・ドーガの機体の
ど真ん中を真っ直ぐに射抜いた。
その光芒はギラ・ドーガを貫いてとまらず、はるかかなたの青空にまで
突き刺さるほどに。
とても射程が縮んだとは思えぬほどの長射程・・・・・・)
「ヒギンズがやられた!」
「・・・・・・長槍を持っている奴がいる・・・・・・
支援タイプ!空中では不利だ!ドダイを捨て、降りるぞ!」
(即座に地上に降下、森や丘を影にして徐々に近づいてくる
ギラ・ドーガ2機)
>312 キリー
(敢えてその斜線軸上を飛行する。
そして自らにそれが命中する直前にバレルロール、
ビームの奔流は機体を掠めて、敵MSへと。)
「(……悪く無い。)」
>314 ヤクト・ドーガ
「………一機………やり手か…!」
(機体の推進軸は敵艦隊、つまりはヤクト・ドーガに向けたまま、
グレイ・ガストの機体はロールしつつも急激に高度を上げる。
上昇しつつも放たれる三つの灰色の光の奔流は、
その脇から伸びた、バスターライフルによる物だ。
尤も、出力を落としているのか…
威力などは、通常のビームライフルのそれと大差無い。)
>313
・・・・・・敵だっ!!
(射撃を放とうとしたせつな・・・・・・・敵は、どうやら3機の存在に
気づいたようだ。後退翼を備えたその機影は、さながら空とぶダーツに
見えた。回避軌道にうつる。
しかし、それは予定のうち・・・・・・
放たれた射撃は、そのまま先頭の機体を射抜くはずだった。
しかし・・・・・先頭の一機は、思いもよらぬ機動を見せた。
真っ直ぐに進みながら・・・・・・一直線に突き進みながら、
瞬時に空中で縦に回転し、進路方向にエンジンブロックを差し向け、
逆噴射をかけたのだ。空中で一瞬静止したようにも、見えた。
2条のビームは、機体を掠めるようにしてはるか遠くに飛び去っていく。
運動エネルギーを失った機体は、石のように落下をはじめ・・・・・
そこに、とどめの射撃が走り抜ける。
しかし・・・・・・その直前、Sドップは、後ろに斜めに延ばしていた
翼を、鳥が翼を広げるように前方へと展開する。
ダーツは、空とぶ十字架へと姿を変えていた。
よく見れば、コクピットブロックが、エンジンブロックが、微妙な挙動を
見せている。
エンジンが、再び炎を吐き出した。
それは、石のように落下しながらさらに加速、鳥のような軽やかさで
渦を巻くような螺旋機動に移り、射撃を避けるとそのまま低空に移動。
3機めがけ、地表を這うようにして突進・・・・・・・)
まずはあの赤い奴を落とすっ!
(ビームを真っ向から撃ち放ってくる!
残る二機は翼を畳んだまま高速飛行、3機の真後ろへと飛び去っていく!)
かなり後方から、地上を転がるように迫るMSがある
10mほどの全高を持ち、二つのタイヤに収まったような姿のMS――ヴァゴン――が
地上を転がりながら、高速で接近してくる
先頭にあるのは三機、その全てが両手にビームライフルを装備している
>316
あ、当たった!(ちょっとだけガッツポーズ。しかし。)
あ、あれ?他の2機が・・・見えない?(再びうろたえ始めるキリー。とりあえずギラドーガが入っていった森の方を撃つ。)
>317
防げるか!?
(とっさにシールドを構え、放たれたビームを正面から受け止める)
先手を取られたか・・・・・・・
しかし、そうそうやすやすとは!
(ファンネルを次々に放出。
都合六機のファンネルを3機ずつの編隊に分け、
ガストの左右から襲い掛からせつつ、自らはやや上昇しつつ
ビームマシンガンを乱射、頭を抑えつつ左右からファンネルによる
猛射を浴びせていく!)
「如何に的が小さくても、さ!」
後方で、135mm対艦ライフルを構えるハイザック改“カスパール”
その射撃は、迫る小型MS・バタラを冷静に打ち抜いていた
「……こんなものか、いやこんなもんじゃないだろ?」
その正確さはいつもどおり、否、いつもより冴え渡っている
もはやその射撃は魔弾ですらなく、正に―――
323 :
3人娘:05/03/06 00:51:13 ID:???
>318
「…どういう戦闘機よ!」
「とことん厄介ね…」
(赤い一機は防御と応射、残りの二機は赤い1機への十字砲火対策も兼ねて
後方の二機の牽制に回る。
>315
ビームマシンガン・・・・・くそ、なんて火力だ!
お前たちは援護を頼む!俺は正面から突っ込む!
(シールドを構え、ビームマシンガンの嵐に真っ向から突っ込んでいく。
後方の2機はビームライフルを構えつつ左右に展開。
遠距離から速射を加えて、身動きを押さえ込みにかかる)
>317
なめるな!
(シールドを構え、即座に正面からその射撃を受ける。
同時にファンネルを一斉放出、左右から三基ずつ、合計6機によって
左右から圧迫しつつ、自らはやや上方へと移動しつつビームマシンガンによる
猛射を浴びせ、頭を押さえ込みにかかる!)
「くっ、作業中でなければもっと早く出られたのに!」
慌てて出撃体勢にはいるトールギスIIIカスタム、ディープ・ルート。
武装改良のためのデータ取り作業をしていたため、予想以上に手間取ってしまったようだ。
「敵は戦闘機と見慣れないMS。
AEMAの新型か、それとも別の―――相手がなんであろうと!
ショウ・マツシタ ディープ・ルート、出ます!」
出撃と同時にウイングバインダーを展開、上空の敵を迎撃に向かう。
>329橙
闇雲に撃つ・・・・・素人かよ!
(狙いも定めず放たれた射撃は到底当たらぬ。
敵の位置はわかった・・・・・・
一機が丘から上半身を突き出すと、ビームマシンガンによる
猛射を浴びせる。もう一機は、森に潜んだまま、ゆっくりと
キリーのネモへと近づいていく。足音を押さえ、スラスターも用いず、
木々の間をすり抜けるようにして、静かに、静かに・・・・・・気配を殺して)
>324ジェガン部隊
左右から迫る閃光
それに対し黒いMSは背中のXを狭めた
一点に集中する大きな推進力が、エレバドの軽い機体を蹴り飛ばす
エレバドの背後で交差するビーム、それを尻目に
「まずはシールド!」
左腕の、いつの間にか伸びたクローが白熱化し
シールドを腕ごと切り裂かんとする
>ヤクト・ドーガ
「…チィッ!やはり只のパイロットでは無いか…!
………だが、この程度の事で…!」
(ビームマシンガンとファンネルの猛射から逃げる様に、
上昇を止めて一気に下降に転じる。
ヤクト・ドーガのパイロットは感じるだろう、
ファンネルの放った一撃が、ガストの装甲の一部を打ち抜いた事を。
だが、それまでだ。
MSの光学センサーにも、レーダーにもガストの反応は無い。
しかし撃墜したという感覚は無い。
ミラージュコロイドである。)
>327
く・・・危ないっ!
(ギラ・ドーガの一機が姿を見せると同時に横移動、一波目のビームマシンガンをかわしバルカンで牽制する・・・
もう一機のギラ・ドーガにはまだ気付いていないようだ。)
てかよー、やる気無い奴を戦場に送って死んだらどうする気なんだ全く……
(文句を言いながら戦場に向かう一機のジェガン。
そのぼやきに反し、前進の挙動には隙が無い…………)
>323
ふん、手打ちの防御射撃などっ!愚かよ!
・・・・・・仕掛けるぞ!
(後方に回った二機が、空中でくるりと回る。後ろ向きのまま
翼やエンジンブロックの微妙な調節で飛行すると、3機の
いる方角に機首を向けた。そのまま、一気に加速する。
そして、低空飛行のまま突進を続ける一機が、下部に備えた
大型ミサイル2基を打ちはなった。
そして、機首を向けた2機がそれに応じるように同じく大型
ミサイル2基を打ちはなつ。
それらは、わずかな距離を走ると空中で爆発。
弾頭は爆発の勢いで分離、加速する。さらに後部で火薬式ブースターが起動、
さらに速度を増す。
弾頭はそのまま空中で無数の子弾を吐き出した。
子弾は、言ってみればちょうど大きな筒のような形をしていた。
それらの筒は、円筒形に拡散しながら、内部に備えた信管を起動させる。
筒の内部におさめられた金属針が、筒の内部に仕込まれた炸薬の反応
によって加速され、吐き出される。
機体の加速、ミサイルの加速、弾頭の加速、そして筒内爆発による加速、
と何段階にもわたって加速されおそるべき運動エネルギーを与えられた
その直径30ミリほどの金属針は大気の壁をその細さゆえにたやすく貫いて・・・・・・
豪雨のように、正面から、後方から襲い掛かる!
細いが故に着弾すれば運動エネルギーは一点に集中、その部分をバターのように
溶かし砕きながら貫いていく・・・・・・それは、文字通り徹甲弾の嵐!)
>328 エレバド改
「それ以上やらせないっ!」
手にした大型の剣状の武器、ボンド・ブレードからビームを放つ。
狙いは伸ばしたクローの付け根、ジェガン隊の援護に入ろうということか。
>328エレバド
(いともたやすく、シールドは腕もろともに引き裂かれた。
反応することもかなわない、それほどの速さ!)
「・・・・・・援護!」
「だめだ・・・・・・近すぎるっ!!」
(敵の動きを封じ込めるにも・・・・・・予想外の速度で接近され、間合いを
潰されたが故に、うかつに支援射撃もできぬ。後方の二機は、ただ見つめるのみ。)
くぅ・・・・・・だが、この間合いならっ!!
(残る腕にサーベルを握り、一気にエレバドめがけて振るいぬくエレバド正面のジェガン)
>330
ふふ・・・・・・うかつな奴っ!
(一機はすかさず丘にもぐり、バルカンの嵐から身を守る。
そして、その間に右側面から近づいていた一機が、その瞬間に加速し・・・・・・)
愚かさを、鋼鉄の棺の中で悔いるのだなっ!
(森を飛び出すと、至近距離からビームマシンガンによる猛射を仕掛けてくる!)
>331荒くれ
正面にMS。一機だが隙がない・・・・・・
養成所の奴だ。叩くぞ!
一機ずつ、分割して叩くっ!
(遠距離。3機のセンシズが、間の開いたv字隊形で
接近。v字の中央の一機が、担いだミサイルランチャーを
いっせいに発射!8発のミサイルが、驟雨のようにジェガンめがけて
襲い掛かる・・・・・!)
337 :
3人娘:05/03/06 01:18:43 ID:???
>332
「ミサイル?…なっ!」
「冗談きついわよ…」
(咄嗟にシールドを前面に構えつつ飛び退こうとするも
予想外の攻撃方法に避けきれる筈もなく、2機が
シールドを持っていない側の腕を持っていかれる。)
「このままじゃやられるわね…
二人をフォローしつつ後退…難しいけど!」
(武器を奪われた二機を養成所方面に向かわせつつ
殿を務めて3機に散発的に牽制をかける1機。しかし
この性能差では逃げ切るのも極めて困難かもしれない。)
>337
「ターゲット、後退を開始!」
「よし、退くなら追うな・・・・・・
弾には限りがある」
(すかさず急上昇、3機の射程から離脱していく3機。
無力化したと見れば、即座に退く。
そこにあるのは冷徹な論理。そして、おそらくは得たばかりであろう、
そしてその特性上きわめて操縦が困難であろう機体をたやすく乗りこなす
技量・・・・・・
茶髪が違和感を覚えたとするなら、おそらくはその点にあるのかもしれない)
>336 センシズII小隊
いよっと。
(シールドを構えて、充分に引きつけて一歩を前に。
それだけでミサイルは一発を除き後ろに流れていく。そしてその一発さえもシールドに阻まれて無為に)
んー、実践とシミュレーションってどれくらい違うんだ……
取り敢えずこんな感じか?
(ミサイルランチャーを担いだ一機に射撃)
>334ジェガン部隊
「甘いなっ!」
振り下ろされるより早く後退し、寸分の見切りでビームの斬撃を
避けるエレバド
「お別れだ、重力に縛り付けられた猿めが!」
そして左腕に内蔵されたもう一つの武装、60mm対MS機関砲の
トリガーを引き絞る
>333回避
だが、その銃口が火を吐くことは無かった
上空からの精密な射撃は、左腕を難なく撃ち抜いた
中の弾丸に引火し、丸ごと吹き飛ぶ左腕
「邪魔だぞ、新手の!」
右腕のビームマシンガンを向け、そのトリガーを引く
ディープルートに向けて、一直線に放たれる無数の光弾
>335
ぅぅ・・・えっ、右から?!
(一瞬、落ち込んだ表情を見せるが警報に向き直りビームマシンガンを避けようとする。
しかし、この距離。避けるのは、無理だ。)
くぅッ・・・てぇーい!
(咄嗟の判断で盾を森から出てきたギラ・ドーガ方面に投げつけ、ビームの数発をそれで防ぐと同時に
右腕に持ったライフルで投げた盾を撃ち抜く。)
【戦闘区域より数キロ北西の海域。
NZ周辺海域を哨戒中に増援の要請を受けた小規模の艦隊が、一路南東目指して進んでいた】
「艦長、北西より接近する熱源反応があります。
この規模からしてモビルスーツのようですが……所属不明です」
「ふむ。
AEMAの増援にしては些か数が少ないのが気になるが……MS隊の発進準備を急げ。
念には念を入れねばならん」
「かっ艦長!!」
「どうし――なっ!?
まさか……そんな……赤い――」
【直後。
NZ駐留艦隊所属MS母艦「ダフネ2」は、アンノウンによる急襲を受け、轟沈。
随伴した小型巡洋艦2隻もまた、海の藻屑と化した。
MSの発進すら許さないそのスピード、その威力。
まさにそれは、MSの形をした悪夢であった】
>329灰色
クソ・・・・・・浅い!
その上、隠れたか・・・・・・こしゃくなまねをぅ!
ゆっくりとファンネルを、それぞれある程度の感覚を
持たせながら後退させていく。
そして、ビームマシンガンを構える・・・・・・)
・・・・・見えないのだ、ならば・・・・・・感じる!
>338
「…ラッキーね。」
「今のうちに…」
(3機はさっさと下がり、2機を格納庫に預けた上で1機は戻って来るのだがそれは又別の話。)
…やっぱり不自然…だね。
(やっと機体が完成し、出てきて目に映ったのはその光景。
追撃をかけようとしていたのなら即座に3機の撤退の支援に
回っていたのだろうが、向こうは一時離脱をかけたために
ガトリングの射程からは外れてしまう。それゆえに
速射型のビームライフルを手にとり、翼を加速力重視の状態にして
その3機に向けて接近していく…)
>334 ジェガン隊
(通信)
「損傷を負った機体は今の内に下がってください。なんとか引き付けてみます」
>340 エレバド改
「なんのっ!」
ウイングバインダーによるAMBACとアポジモーターを利用した回避行動で最も収弾している軸線から外れる。
シールドでガードしながら弧を描く軌道で接近、ブレードを振りかぶって斬りつける。
「ジオン系ともCV系とも違う・・・やはり、新型か?」
【浮上するはマッドアングラー級潜水艦。
そのハッチが開き、中から一機の大型MSが空へと飛び立つと、潜水艦はまた海中へと沈んでいく。
MSの名はクリムゾンレイジ――他者の痛みを己の喜びとする、禍々しき魔性の乗り手を持つ巨人】
「彼女はまだのようですね……良いでしょう、到着までに少しばかり暇つぶしをしておきましょうか!」
【そして、赤き巨人は戦場へと飛んでいった】
>339荒くれ
・・・・・・冷静な奴・・・・・しかし。
数はこちらが上だ!
(右翼の一機が、大型の携帯式キャノン砲を構える。
ミサイルを受け流しきり、射撃をはなたんとした刹那を狙っての
射撃。放ったのはレーザーVT式信管。事前に撃墜でもしない限り
たとえ直撃を避けてもレーザー信管によってオートで炸裂、爆風が
容赦なく襲い掛かる。
そして、左翼の一機はやや間合いをつめ、マシンライフルによる
牽制の射撃を仕掛けてくる。弾種は徹甲弾と榴弾のミックス。
そして、ミサイルランチャーをとうにほうり捨てていた一機は
シールドを構え、射撃を受け止めつつ前進・・・・・
腰のラックに収めたマシンライフルによる牽制の射撃を仕掛けてくる!)
>343 ヤクト・ドーガ
(辺りに漂う殺気は、何処までも均一。
空間に同化し、不定系で不安定な殺気の中で、それに解け込む。
Mirage
それは正に幻影、無色透明の幻影である。)
「…………NTに、闘争本能を剥き出しにするのは得策では無い。」
(…ロックオンアラート!
ヤクト・ドーガの真下、僅かに景色が歪んで見える。
その姿は正しく、ミラージュコロイドの機能が低下を始める前兆、
間違い無く、そこに其れは居る…!
直も殺気は均一で、それで尚放たれるバスターライフルの奔流、
今度のそれは、先程の物よりも遥かに強く、速く!)
「…届…け……ッ!」
>341橙
ちぃ、抜かったっ!
(放り投げられたシールドに、ネモの挙動を見失い・・・・・・
射撃が阻まれたことへの対策を練る間もあればこそ。
ギラ・ドーガは、とっさにシールドを構えた。
しかし。
空中のネモのシールド、そして自ら構えたシールドごと
機体を射抜かれるギラ・ドーガ)
(残る一機が、とっさにネモめがけてシュツルム・ファウストを放った。
無論救援のためだ、だがそれは救援には間に合わず・・・・・・)
畜生がーーーーーーーーーーッ!
(自らはなったシュツルムファウストを追うようにして、地上を這うように
ホバリングしつつネモめがけ突進していく)
>347 センシズII小隊
うわ、何かもう死にそうだぞ?
(手の中のライフルは次の射撃が間に合わない。
故に腰部のグレネードラックから至近の地面に向かって全弾をバラ撒く。
それはキャノンやゼンシズII達の間に濃密な土煙となって立ちはだかり、
キャノンは吹き上げられた激しい土砂に阻まれ爆発。
ジェガンは、爆風とバックステップの合わせ手で大きく後退している)
こっちも良く見えねえが……まぁ、一発くらい当たれやっ!!
(乱射されたビームは、口で言うよりも遥かな精確さで一機のセンシズの位置を捉えていた)
戦場と化したニュージーランドへと、一隻のホワイトアークが接近しつつあった。
「むっ、これは・・・」
ホワイトアークを操縦していた金髪の男が思わず声を上げる。
「どうした?」
後ろの座席で腕を組み瞑想していた銀髪の大男が声をかける。
金「目的地付近で戦闘が発生している。規模も小さくはなさそうだ」
銀「訓練の一環ではないのか?」
金「いや、この反応は実弾を使っているな。実戦と考えるのが妥当だろう。
どうする、出直すか?」
銀「黙って傍観するのは性に合わん。我らもゆこうぞ」
金「やはりそうくるか。それでこそ我が友だ」
銀「俺が前へ出る。お前は船を頼むぞ」
金「了解した。あまり暴れすぎんようにな」
銀「フ、それは難しい注文だな」
そう言って銀髪の大男はブリッジから出て自らの愛機の元へと向かった。
>340エレバド
(放たれた60ミリマシンガンの猛射が、ジェガンのコクピットの
装甲に襲い掛かり、砕き・・・・・そして、貫く。
次の瞬間、雷に打たれたように動きを止め、大地に地響きを立てて
転倒するジェガン)
>345回避
すまん、この機体では奴の動きに追従できん!
(そう告げつつ、後退していく2機のジェガン)
>346クリムゾンレイジ
戦場へと迫る紅
巨体を揺るがし、戦いが見え始めたころ、“ソレ”は現れる
最初に観えるイメージは“目”だった
漆黒の、なんの輝きも放たぬ目、その形状からソレが左目だとわかる
続いて迫るのは135mmの、はるかなるアウトレンジから放たれた砲撃
狙いは頭部へと一直線に
弾丸が纏う気配は、殺気では無い
ソレは、一片の不純物が無い”死”の気配であった
>345回避
「早いッ!?」
左腕を失った分、バランスが悪くなったものの、重量は軽減されている
その恩恵による、通常より早い機動が、ブレードでの斬撃を避けさせたのだ
「しかも識別番号違い……養成所のMSかぁ!」
軽量を利用しての飛翔、同じ高度にあがり、改めてビームマシンガンを連射する
今度は面を攻撃する制圧射撃だ
>352ジェガン部隊
ジェガン部隊の後退を一瞥し、ディープルートへの射撃を続ける
また、やつらか…
全機、展開!
一機も本土へ接近を許すな!
(紅いジェガンを先頭としたMS小隊が海面に波を立てて飛来する。
先日の戦闘で二機の僚機が失われたが、そんなことを感じさせる事もない統制の取れたフォーメーションだ。
おそらく、その二機を失う前から今のような時を想定した訓練を行っていたのだろう。
実戦部隊であるジョセフ・ライデン・ミュラー小隊ならではと言えるだろう)
いいか。
お前達はたった一人で戦い続ける英雄として訓練されてはいない。
敵を撃墜してカウントする点取り屋としても訓練もつもりもない。
優勢にも劣勢にも耐え、戦い続け、守り続ける為の兵士として戦い続けるよう訓練された。
それを思い出せ。
そして、誇りにおもえ。
全機、展開!
諸君らの任務の達成と生還に期待する。
(静かに定められた死守線を防衛すべく展開される企業軍ミュラー小隊)
>344
「・・・・・・後方に一機。
・・・・・・早そうだな。振り切りたいところだが・・・・・・」
「それも難しいだろうな」
「やれやれ、やるしかないだろう!」
(次の瞬間には、すでに3機の機首は茶髪の方角に向いている!
放たれるビームの猛射!)
>349
つ、突っ込んできた?!回避、間に合ってぇっ!
(再びバルカンで牽制し尚且つ距離を離しつつ、ライフルを左手に持ち替え右手でサーベルを抜く。)
>348灰色
馬鹿な・・・・・感じない!?
(狼狽しつつ、周囲を見回すヤクト・ドーガ。それは確かにそこにいるはずなのだ、
だが・・・・・しかし。それは、一向に姿を現さない!)
・・・・・・・くそ・・・・・・どこだ、どこにいる!
(周囲を間断なく見回す・・・・・一瞬があまりに長く。
そして・・・・・・次の瞬間、目にしたのは。
すべてを押し包み流し去るほどの破滅の本流!!)
ぬぁ・・・・・・・・・・・・・・あーーーーーーーーーーーーーっ!!
(シールドをとっさに構える・・・・・しかし、それはバスターライフルの
閃光にもまれ、溶け・・・・・・・
そして、機体のすべてがバスターの閃光に包まれ・・・・・
後には何一つ、残りはしなかった)
>>353 「ヒュウッ♪」
【それは紛れも無い死の顕現。
タイミング、角度、あらゆる要素において完全な、必殺の弾丸。
けれども胸部に設置された拡散メガ粒子砲による照射が、その死を相殺してしまう】
「嗚呼……何て心地良い♪」
>352 ジェガン隊
(通信)
「後は引き受けます!」
>354 エレバド改
「これを只の大型サーベルと思わないで下さい!」
ブレードの腹にある取っ手を左腕で掴み、正面に構える。
次の瞬間、ブレードが左右に開くと小規模のIフィールドを展開し、襲いくるビームの雨を悉く弾き始めた。
「そこっ!!」
Iフィールドを盾にして一直線に接近をしかけ、直前で相手の右側に回りこむ。
ブレードを後ろ手にし、左腕のシールド内蔵ビームファランクスを至近距離で連射する。
>356
(機首が方向転換した数瞬後には既にそのフリーダムが如き羽根が展開されている。
そのビームの猛射を細かな動きで捌き、時に防御しつつビームライフルによる
反撃を仕掛け、相手がガトリングの射程圏内に来るタイミングを図っている…。)
>358
「眼を使わないパイロットは死に至る…か。
……また、教えるべき事が増えたな……………」
(ヘルメットバイザーを上げる、どうやら急激な制動で
額の傷口がやや開いているらしい、添えた手には血潮。))
「………いかんな。 また…怒られてしまう。」
(そして、接近する敵機に対する防衛戦を開始する。)
>359
また、左目が観えた
先ほどと同じ、何の感情も持たぬまま、こちらを見ていた
放たれる135mmの弾丸、今度は三つ
顔面、胸部、股間を狙った三連射
その纏う気配も、ありえぬ正確さも又同じ
ホワイトアークから飛び立つガンダムX。
その背中にはサテライトキャノンと思しきものが二つある代わりに放熱板が姿を消していた。
>357橙目
「我が名はナルミ・クボタ!助太刀いたす!!」
両の腰から大型ビームサーベルを引き抜き、二刀流の構えで>349のギラドーガ目掛け体当たりを仕掛ける。
>350荒くれ
土砂で防いだかよっ!!
(驚愕する間もあらばこそ。
放たれたライフルの一撃が、左翼でマシンライフルを放っていた
センシズの機体を捕らえる。
それは真っ直ぐに、機体内部に納められたプロペラント・タンクをつらぬき、
その内部にある推進剤をいっせいに膨張させた。
装甲の内側を推進剤の本流があれ狂い、内部の機器と言う機器を破壊。
そしてセンシズは動きを止める)
見えぬ敵を打った・・・・・・・ニュータイプか・・・・・・?
・・・・・・何、かまわん。屠るだけよ!
(右翼の一機は、なおも間断なく射撃を続ける。
榴弾を放ち、その直後には直接照準で高速徹甲弾を打ち放つ。
もう一機は、ビームシールドに身を隠しつつ、マシンライフルのマガジンを変えつつ、
じわり、じわりと歓談のない動きで接近してくる)
>357
(全速後退。機体をシュツルムファウストが掠めて後方へ飛び去っていく。
正面のギラ・ドーガは、低い姿勢で真っ向から突っ込んでくる。
バルカンをショルダー・アーマーと頭部・胸部の装甲ではじきつつ、
後ろ手に何かをつかみ・・・・・・
跳躍する。左腕。上空から、下方のネモめがけ、片手に握ったビームマシンガンを
すべて打ちつくさんばかりの勢いで乱射して・・・・・・
そのまま、残る片手を振り上げる。
そこにはすでにビームホークが握り締められていた・・・・・・・
ビームマシンガンでもって掃射ししとめにかかりつつ、万一
しとめ切れなければその射撃によって回避を封じ、ホークの斬撃に
よってしとめんとする策!)
>>363 【またも、胸部に装備された拡散メガ粒子砲が火を吹き、必殺の弾丸を飲み込み撃ち落す。
尚戦場に迫る赤き巨人、その腕から、脚からビームが次々と放たれ、迎撃のミサイルを撃ち落していく】
「つまらないですよ、その程度じゃ……」
【「左目」を視る度に、心に浮かぶ味わった事の無い感情に戸惑いながらも、彼は愉悦を以ってそれを覆い尽くし、哂い続ける。
其処が戦場であり、散っていく命があり、断末魔の叫びがある限り、彼は彼のままに殺戮をもたらし続けるのだ】
>365 センシズII小隊
わ、わ、チョット待て。よく考えたら何でアタシゃ一人で三人を相手にしてんだ?!
(よろめいているのか、ステップなのか。とにもかくにも射撃が当たらない。
左へ右へ、たたらを踏む機体は何故か無傷のまま──)
ち、アレか……各個撃破って奴か。
(いつの間にか、振るうサーベルが届く位置に)
>361
「・・・・・・裁いた!?」
「・・・・・・化け物か!!」
「あの動き・・・・・・データにある。
オーブで数十倍の敵を一人でしとめた、って奴だ・・・・・・」
「隊長。勝てるのかよ!」
「ああ、策はある・・・・・・最後の策がな!」
(そして、3機はすかさず、それぞれが半円を描くような機動で急上昇、あるいは急降下しながら、
一気に・・・・・・・)
(茶髪の機体から離脱していく)
「36計、逃げるに如かずってな!弾がねえ!つまり勝てねえ!」
「・・・・・・・ま、3機無力化したしOKっつうことすか・・・・・・?」
「ま、ああいうのは、俺らの仕事じゃないっしょ」
>360ディープルート
「チッ! 妙な武装を!」
弾き始めるのを確認すると、ビームマシンガンを投げ捨てて
ビームサーベルを抜刀
「でやぁぁぁ!」
そのまま振り下ろしの一撃を、正面に迫るディープルートに放つ
“殺った” そう確信した直後、左の近接レーダーがアラートを告げる
切り裂いたはずの敵は己の右方向に
早い、否速過ぎる
如何にセンサー性能が発展しようとも、この反応速度についてこれるのは
よほど高度なエースのみ、そしてエレバドのパイロットはその領域に
まだ脚を踏み入れていなかった
「なっ……!!」
振り向くより早く、ビームの嵐はエレバドのボディを熱と破壊力で
ずたずたの金属塊へと姿を変えた
アークエンジェル、発進!
(今日こそ完全な状態で出撃)
ヴァリアント、ゴットフリート砲撃準備開始!(今日のブリッジクルーは名無しばかり……)
>367クリムゾン
・・・・・・
あの狙撃・・・・・・・
そして、あの動き。
・・・・・・奴かっ!!
(大遠距離。
ゆっくりと、目標に砲身を向ける。
そして、トリガーを引き絞る・・・・・
放たれたのは、一条の閃光。敵を撃つにはあまりにか弱い一撃)
手前が仇なのかどうかはわからねえ。そしてしらねえ。
どうでもいいこった。
確かなのは・・・・・・・「手前ら」が仇ってことだ。
その確かさで、十分だ・・・・・・俺が、手前を殺すには!
>370 エレバド改
「くっ、ダメージが出すぎる・・・」
脱出が絶望的な状況にまで追い込んでしまった事に生じる悔恨。
「こんな事じゃ、貫ききれない!」
一度地面に降り立ち、索敵を開始。
そのボディには弾ききれなかったビームによるダメージが多少なりとも出ていた。
【北西の方角よりソレは来た。
白く輝くビームのヴェールで全身を包んだ、ソレは一機のMS。
速く。
その戦場にある何者よりも速く。
目指すは、養成所――】
>369
…あのミサイルで仕掛けてくると思ってたんだけど…
逃げた?
(何時の間にかスキュラの発射準備の指示をうち込んでいたようだ。
それを解除して他の相手を狙って動き始める…)
>366
(必死でビームマシンガンの雨から逃れようとするネモ。しかし、頭部が潰される。
すぐにサブモニターに移り変わったが、状況はあまり変わらず。)
きゃ・・・っ!(弾が当たった事による振動。しかし、そんな事には構っていられない。)
(こちらのネモも左手でライフルを撃ち、相手のビームホークに対抗するべく右手にサーベルを握り締める。
だが、次の一瞬で・・・勝負は、決まる。)
>ナルミ
(不意をつくように現れたナルミのGXの体当たりを)
っちぃ・・・・・・
新手かっ!
(どうにかその突進を空中に飛び上がることで避けきり)
・・・・・・・ええい、とにかく奴を先にしとめるっ!
(橙目への攻撃を続けている)
>364
「流石に速いな・・・こちらも負けてはいられん!」
「乱戦状態になっていては下手に入り込むことも援護する事もできんか・・・。
ならば、母艦を潰すまで!」
索敵を開始。
センサーをフルに使い戦艦の反応を探る。
>374
…あれは…?
(その機体と養成所の間に近い位置に向け移動しつつ、レンジに入ったら
即仕掛けられるよう構えている。)
>>372 【Iフィールドを貫くには余りにか細いビームの一撃は、しかし込められた殺意の念によってフィーの意識するところとなる】
「成る程……敵討ち、って奴ですか?」
【少年は笑う】
「でも残念、恨まれる覚えなんて無いんだけどなぁ♪」
【その言葉が終わると同時に、背部バーニアが出力を上げた。
目指すはガルム、その心地良い悲鳴を聞く為に】
>376橙
(ナルミの出現で、やや集中がそれた・・・・・・
しとめ切れていない・・・・・・あの射撃で終わると思っていたが)
だが・・・・・・これで、終わりだっ!!
(ビームホークを、落下しつつ思い切り振り下ろす。全速で、全力で。
ネモの性能からして、それはおそらくは避け得ない一撃だったろう。
そう。すべてがベストに進んでいたならば。
新たに現れたナルミという存在に集中をそがれ、放った斬撃の
フォーム制御に若干の狂いが生じてしまっていた。
わずかにその速度は遅く)
>367クリムゾンレイジ
目は未だそこにあるが、しかし、何故か次弾は来ない
「チィッとばかし撃ち過ぎたか……しかし通らないねぇ?」
戦場のはるか後方、苦笑しながらMSを操縦する男が一人
カスパールが、対艦ライフルに新たなるマガジンを埋め込む
紅の機体は既に、彼以外の人間でも十分に目視できる
大きさになっていた
>372ちんぴら
「そこ、角度をあと二度上に、ンで右に四度
それなら結構いいところ行くよ」
通信越しに、男がアドバイスをする
ほんの一瞬だが、男の、無いはずの左目が開いている気がした
だがソレはすぐに閉じた、おそらく気のせいだろう
(AAのカタパルトが開き)クル・ミロール、ウイングガンダム、出ます!(バード形態で飛び出す)
>374
「なんだ・・・新手?」
ブレードを構えなおし、謎の機体の進路上に入ろうと移動を開始。
>383
(それに続いて)フレイ・アルスター、エールダガー、行きます!(同じく飛び出す)
>>379 【その機体は余りに速く、余人の視認を許さぬほどに素早く戦場を駆け抜けていく。
擦れ違うたびに、振るわれるのはヒートロッドだろうか。
赤熱する金属反応が僅かに感知できるが、確証には至らない。
迎え撃つべく放たれたビームの弾幕は、白い輝きの前に相殺され、霧散して届かない。
白きヴェールの向こう、仄かに紅い機体。
まるで、それは――】
>376>386 ギラドーガ&橙
「むぅ・・・かわしたか」
再度攻撃を仕掛けようと振り返るが。
「・・・!
この距離では迂闊に手出しができぬ・・・」
いつでも仕掛けられるように体勢を整えて待機。
>381
(出来る限りの回避行動、そして一閃。崩れ落ちた機体は・・・
ギラ・ドーガ。勝敗は、決した。)
・・・・ぷふぅー。あ、危なかったよう・・・
(半分涙目になりながら、そう呟くキリー。先程までの集中力は何処へやら。)
>374
・・・ま、まだいるのぉ?!ちょっと、今のこの機体じゃ無理だな・・・
(そう言うと、まだ若干残っている敵をライフルで牽制しつつ徐々に後退して補修・補給をしに行くキリー。)
>362アイン
二度上、右4度、だな・・・・・・・
ありがとうよ。
(右手のライフルをほうり捨て、両手にシールドを握る)
つまり・・・・・・そっちにつっこみゃ、一番ちけえって
ことだよなぁ!?
(真っ直ぐに・・・・・真っ直ぐに。アインに指示された方角めがけ、
突進を開始する。
オーバーハングキャノンが動いた。
出力80パーセント。だが、かまわずトリガーを引き絞り、打ち放つ)
まずは手前だ・・・・・・手前から、殺すっ!!
(4機のモビルアーマーが、摩擦に身を焼きながら・・・・・・・
まっしぐらに、養成所目指して飛ぶ。それは早く、そして迅速に。
放たれた矢のように、まっしぐらに、真っ直ぐに・・・・・・
ニュージーランドへと。まっしぐらに・・・・・・・)
>386
……あの機体…
(今度はミサイルポットのミサイルとガトリングによる同時攻撃を放ってみる。
そして、その動きの癖を見ようと試みる。)
>389
なんだかんだと気になるのか格納庫のモニターでその様子を見ていた。
「あんのバカ、支援砲撃系の機体で突っ込んでってどーすんのよ!?」
たまたま横にいた男子生徒が犠牲となり、襟を掴まれ首をガックンガックン揺らされている。
「ぶん殴るの一発追加!!」
何とか解放された男子生徒はフラフラと数歩、歩いた後バタリと倒れた。
>388
「あの状況から切り抜けるか・・・磨けば化けるやもしれん」
>390
「!?」
戦士としての勘か、上空から接近する存在に気がついた。
「何奴・・・?」
上空を見据え、じっと動きを止める。
>368荒くれ
よく、かわすっ!!
(至近距離。ジェガンのサーベルの間合いぎりぎりで)
(接近していた一機が、マシンライフルのトリガーを引き絞りつつ真横に振るい、
それと同時に跳躍。空中を身をひねるようにしてシールドを振るう。
いや・・・・・・そのシールドの内部に納められていた、ビームブレード発振
機構が動作している・・・・・・振るわれんとする刹那に、
シールドは切っ先を備えた長剣へと変貌をとげる!
そして、その斬撃に呼応するように、キャノンを構えた一機が
徹甲弾による狙い済ました狙撃をはなたんと、構える・・・・・・
うかつに機動すれば、即座に射抜く。これは、そういう構えだ。
逆に言えば、どれほど近くに味方がいようと隙間を通すようにして
当ててみせる。
それだけの自信を持っていると言う証明・・・・・・)
>386
「速いっ!
いや、あの機体って・・・」
>391茶髪
(通信)
「援護します!」
>386
「まさかとは思いますが・・・」
ブレードを左手に持ち替え、右手で背中からビームシェダーライフルを抜き謎の機体に向けてトリガーを弾く。
>>391>>395 【白きヴェールはその尽くを飲み込み、焼き尽くし、表面装甲へと至らせない。
次の瞬間、紅き機体はトーガを脱ぎ捨て――】
>>389 『だから、何で僕が恨まれるんですか?
だって彼女――』
【放たれたオーバーハングキャノンのビームの一撃。
それを、突如横合いから押し寄せたメガ粒子の奔流が押し流した】
『――生きてますから』
【そう言って、クリムゾンレイジの無骨な指が指し示した先には、一機のMSの姿。
弓の如き巨砲を携え、紅き鎧を身に纏った、それは戦場に立つ月の女神】
『でも、貴女が僕を助けてくれるなんてねぇ』
【少年のその声に、『彼女』は何も答えない】
「――」
【見間違う筈は無い。
その戦場に立つ誰もが、その姿を知っていた。
かつて、彼女は彼らの守り神であった。
けれども愚かな一部の人間が彼女を裏切り、その呪われし過去を公にしてしまった。
そして、それをキッカケにより多くの人々が彼女の想いを裏切り、そして。
今、その報いを受ける時が来た。
裏切りの女神――アルテミスより放たれる暗きプレッシャーが、戦場を静かに覆っていった】
>394
らぁぁぁぁぁっ!!
(巨人が、地に伏せた。比喩では無く、シールドを地に突き刺し文字通りに土煙を上げて、である。
その状態から、各関節の動きだけで体を反転させて、空をなぞる弧を描くのは一本のサーベル。
そして、狙撃を行おうにもシールドは巧妙に致命傷を防ぐ位置に立ちはだかる)
>396
あれぁ・・・・・・・エンネアの・・・・・・
アルテミス?
・・・・・・・っ・・・・・・
何が・・・・・・どうなって、やがる・・・・・・っ?
(目の前で起きたことが理解できず・・・・・ただ、動きを止めるガルム)
どういう・・・・・・こった!
>396
あれぁ・・・・・・・エンネアの・・・・・・
アルテミス?
・・・・・・・っ・・・・・
・
何が・・・・・・どうなって、やがる・・・・・・っ?
(目の前で起きたことが理解できず・・・・・ただ、動きを止めるガルム)
どういう・・・・・・こった!
>397
(振るわれたサーベルとブレードとが、空中で衝突し、相互干渉し
擦れ合い火花を散らす。そのまま刃を滑らせ、刃をジェガンの握り手、
鍔際に近づけつつ、両足を大地に、即座に着地させる)
なるほど・・・・・・即席の防壁ということかっ!
だが・・・・・・こちらは上っ・・・・・そちらは下!
じわじわとっ・・・・・押しつぶすっ!!!
押し切るっ!魚のようにな・・・・・・・!!
>396
…やっぱり…
(攻撃の手をあえて止め、ザンバーを取り出し。)
>395
お願い。かなり厳しそうだけど…
(しかし、彼の機体が相手に対し距離をあけて有効打を与えうる火器は
一つしかないが、スキュラなどあの機動性相手に当てられようはずもない。
接近しようにも至近距離に飛び込むのは困難。それも理解した上での
返事だろう。)
>396 アルテミス
「な・・・!?」
当たって欲しくない予測というのは良く当たるもの。
目の前に現われた機体は、予測した通りの機体であった。
「何故ここに?同型機、それとも鹵獲して再利用・・・でも、この感じは・・・!」
かつての仲間が立ちはだかった事への驚きと、放たれる強烈なプレッシャーとでまともに動く事が出来ない。
>396アルテミス
「………マジかよ、まったく」
コッキングレバーを引いて、ライフルの薬室に弾丸を装填
「敵、とはなぁ……いや、ホント」
マニュアルで敵に照準を合わせる
「……腹たつわぁ」
狙いは紅の巨人ではなく、月の女神
一片の慈悲も無く、コクピットへの直撃コースで弾丸を解き放つ
>399ちんぴら
「動きとめない、殺られるよ」
何時もと同じ調子でアドバイス
>400
(MSと人は違う。特に、その背に持つ「三本目の足が」)
押し切られるほど、馬鹿正直な生き方してねぇよっ!!
(大地を、推進剤という名の足で蹴る。地を削り横に飛び跳ねた機体は
右手のライフルで狙撃手を、腰のグレネードで剣士をそれぞれ容赦なく出迎えた)
>401 茶髪
「待てっ!不用意に飛び込んではいけないっ!!」
制止するが既にとき遅し。
「やるしか・・・ないっ!」
仲間を守る、その意志でプレッシャーを振り払って再度ライフルを構え、茶髪の接近を援護するべく攻撃再開。
>404
ぬぅぅっ!!
(危険を察し、即座に身を引くセンシズ。
しかし、遅い。グレネードが、シールドもろとも右の腕を爆圧でもって
打ち砕き。そして、ライフルはもう一機のコクピットを的確に捉えていた)
っちい・・・・・・
これほどの腕の奴が、まだいたというのか!
くそ、後退するっ!!
(飛びのいた勢いのままに、ブースターを噴射し、退却していく・・・・・)
>406
あ、下がんの?
どうすっかな……そのまま撤退してくれりゃあ楽で良いんだけどよ。
(姿勢を建て直すが、追撃の意志は見られない。
元より、積極的な戦闘の意志など持っていないのだから当然だが)
>>399 【驚きも――】
>>401 【冷静な対応も――】
>>402 【畏怖も――】
>>403 【そして、冷酷な弾丸も。
全てを置き去りにして、アルテミスの体を再び白きトーガが覆った。
飛翔。
その身を再び弾丸と変え、目指すは養成所、第2区画。
神速。
かつて誰よりも速く、救う為に現れた女神は、今。
彼らがかつて相対した誰よりも速く、その包囲網を抜け、喉下に牙を突き立てようとしていた】
>401,402,403
て、手前ら・・・・・待ちやがれ!
エンネアだぞ!手前ら・・・・・・それでも、やるってのかよ!!
うふふ・・・・・・かくてすべてが動き出す、と言うわけですわね・・・・・・♪
(はるかな高み。軌道の上からすべてを感じつつ、彼女はほくそえむ)
・・・・・・愉快。愉快・・・・・・実に、愉快ですわ♪
そう・・・・・・本当に、愉快♪
(彼女はうれしげに、すべてを見下ろし・・・・・・・
そして、この戦いを最終段階へと導くべく・・・・・・)
>408
え?アレは……まさか……(そのイミを図りかね)
CIC!アレの敵味方識別信号は?
(周囲を生徒達のMSが固めつつ、AAはアルテミスの進路を妨害するようなコースを取っていた)
>408
(その神の領域にすら、歯牙を突きたてる──)
有り合わせの機体としては、充分だよねっ!!
(人の業の極致は、神の牙すらも正確に捉える。
その作り物の目でもって、空翔ける光る直剣は弾丸すら弾かんと翻った)
(それらは、静かに、そしてひそやかに・・・・・・海上へと舞い降りると、
真っ直ぐにニュージーランドへと、養成所へと突進していく。
ニュータイプならば、感じられるだろう・・・・・・
黒い・・・・・・邪悪の気配を。
その内に封じられた、恐るべき破滅の熱を。
その姿は・・・・・・もはや滅び去ったはずの甲殻類の
用にも見えた。
それは身をうねらせながら・・・・・・・
すべての始まりを告げるべく。ただ、養成所へと向かう)
>409 ちんぴら
「あれが本当に彼女であるなら、尚の事止めないといけないでしょう?
何が狙いかはわかりませんが現時点であの機体は敵対行動を取っています。
放っては置けません」
>408 アルテミス
「くっ、あれに追いつくには・・・!」
ライフルをバックパックに接続し、コンソールにキーコードを入力。
ブレードを右手に持ち直して追撃を開始した。
>405
…ぇ…?
(接近を開始し、少しして距離をそのままにした状態での機動に切り替えて)
そう…だね。
(…彼の力をそれだけ信用しているから…であろう。)
>409
無力化できるならしたいけど…ね。
(悔しそうに)
>408
…早すぎる…!
(そこそこ接近していたからかあっさり抜かれてしまい、相手のあまりの速さに
追いつくのは無理と知りつつも追う。それでも距離は広がるばかり。)
>409ちんぴら
「敵だろ、なら殺すしかねぇって」
苦笑し、再び照準を合わせる
>408アルテミス
照準を向けるのは、己が愛し、死んだはずの女性
その姿を、何のかんがいも無く見る
「……速過ぎる、狙撃じゃ追い付かねぇな」
舌打ちし、そこから目をそらす
狙うのは他の敵、その魔弾はソレ以外の駆逐を始めた
・・・・・・やれやれ・・・・・・
腹の探り合い、ちゅうんもめんどいわい。
(内心、ぶつくさと文句をつぶやきながら、彼は何本目かのタバコを
ほうり捨てた。
フォン・ブラウンに構築した諜報網の機能維持、そして状況把握。
彼でなくては進入できぬような場所への潜入活動。
故に、彼は今ニュージーランドではなく、月のフォン・ブラウンを訪れていた。
携帯が、鳴る。フミからだった)
わいや。どうした・・・・・・!?AEMAが動いたんか!?
っちぃ・・・・・・よし、おんどれはすぐに帰還せえ。わいはこっちを
片付けてから戻るわ。
っちぃ・・・・・・いつもながら、ワイがおらんときに限って、
これや・・・・・・!!
>>412 【突如前方に出現した殺意。
T.O.G.Aを直撃するヴェスヴァーの一撃は光のヴェールを貫き、装甲表面に着弾する】
カッ!!
【途端、放たれる眩い閃光。
しかしそれは爆発によるものではない。
ルミナスアーマー。
熱伝導ファイバー及び熱光変換素子によって構築された耐熱・放熱システム。
装甲に仕込まれたもう一枚の「盾」が、圧倒的な破壊力のビームすら高速運動する質量弾へと貶めてしまう。
そして、それを受けるのは耐圧性能に優れたガンダニュウム合金の装甲。
結果、致命傷には至らず、外装に幾許かのダメージを与えた程度で終わってしまう。
尚も、アルテミスは翔る――】
>413 破滅
「この殺気・・・只者ではないな」
(通信)ホワイトアーク
「マズル!そちらのセンサーに新たな反応はないか!?」
『たった今捕捉した!海上から来るぞ。
私もそちらへ合流する』
「了解した」
「そうまでしてここに拘るだけの理由があるということなのか・・・」
>414〜416
っちぃ・・・・・・どいつもこいつも・・・・・・っ!
っちぃ・・・・・・・くそったれ!
・・・・・・アイン、手前にゃ跡でとっくりと言うことがある・・・・・・・
俺はその前に・・・・・・・
(エンネアにはもはや追いつけない。だから、彼は)
(緋色の巨人を、にらみすえた)
こいつ相手にケリつけなきゃならねえからよ。
(そして、ゆっくりと接近を開始する)
>418エンネア
・・・・・・やれやれ・・・・・・だな。
・・・・・・踊らされているのか、それとも自ら望んで陥ったのか・・・・・・
いずれにせよ、ここは通すわけにはいかんのだよ。
(狂える女神の進路に立ちはだかるは・・・・・・・漆黒の巨人。
その両の手の平が、黒と白に輝き始める・・・・・・・)
(AAのカタパルトより飛び出した機影一つ)
>418
むぅ、させるかぁっ!(交錯する機動をとる。無謀にもほどがある)
>412 ぽややん
「クラウン教官殿が動いた、しかし、それでも・・・」
それでも止められないかもしれない、言葉の続きは声にはならなかった。
>415 茶髪
「あの防御系と装甲は簡単には抜けません。
一点突破かあるいは多方面からの同時攻撃か・・・何か策が無いと」
>418 アルテミス
「とにかく追いつくことが先決!
ハイパー・アクセル スタート!」
三対のウイングバインダーから光の帯を引きながら急加速をかけ、アルテミスを追いすがる。
>418
『All Limiter's Full release!!』
(もはや躊躇は負けに繋がる。その性能を全てをもってF91はアルテミスへと追いすがる。
ヴェスバーの連射が、何処までもしつこくアルテミスに突き刺さらんとしていた)
>415茶髪
(その茶髪の背後。はるかかなたから、ビームによる砲撃が襲い掛かる!)
>423
(背筋に、氷の刃を差し込まれたような感触を覚える。
それは・・・・・・確かな悪意。
それが、槍のように背に突き刺さるイメージ・・・・・・・
来 る 。
・ ・ ・
そう、何かがひらめいた刹那。はるかかなたから、何者かが放った
ビームが襲い掛かる・・・・・!!)
>425
…!
(その砲撃が運良く機体の脇を掠める。追いつつも不意討ち対策の
機動も混ぜていたのが功を奏したか。)
…かなりの距離で…?あっちはいずれにしても役に立ちそうもない…なら!
(少なくともけして遅くはない、むしろ早い部類に位置するそのスピードで
攻撃のあった方向に向かっていく。)
>>421 <メガキャノン・フルトランス>
【静止。
巨大なGに、機体各所が軋みを上げる。
T.O.G.A解除。
バレルオープン。
エネルギーチャージ。
――ファイア】
ゴゥッ
【放たれた膨大な熱量が襲ったのは、養成所に最も近い企業軍基地。
衝撃波、熱波、あらゆる破壊の波動が吹き荒れる中、真紅の女神は何時の間にか姿を消していた】
>427
(熱源反応、6.
きわめて大きい・・・・・・!
第二射。きわめて正確な射撃。
ミノフスキー粒子がある状況において、これほどの精密射撃など
可能となるはずもないのに・・・・・・・!
それは、まっしぐらに近づいてくる・・・・・・・まだ、
点のようにしか見えない!)
>426 破滅
「!?」
背後に感じた悪意、それを感じた時には既に手遅れであった。
感じ取った悪意に対する行動をサイコフレームが読み取るよりも先に、そのビームは背中に突き刺さる。
着弾の衝撃で右方向に吹き飛ばされ地面を大きく抉る。
本来なら吹き飛ばす前に胴体を貫いていたであろう光の槍は、行く手を阻まれていた。
ハイパー・アクセル発動によりウイングバインダーからは微量ながらメガ粒子が放出される。
V2の光の翼ほどの密度には遠く及ばないが、ビームを減衰させ威力を殺ぎ、スピードを殺す事ぐらいは出来た。
それによって彼は命を永らえる事が出来た。
しかし、着弾と墜落の衝撃でメインOSに支障をきたしていた。
>429
(力を出し切った上で精密射撃自体を何とかシールドで受け、更に接近を試みる…。)
これだけの射撃…何か種はありそうだね。
>428
・・・・・・・拙い!
(とっさにバーニアを噴射、後退をかける・・・・・・
その刹那、衝撃波に吹き飛ばされ。もみくちゃになりながら、、吹っ飛ばされるアポカリプス)
逃げられたか・・・・・・・
・・・・・・・その上、してやられたとはな・・・・・・・
・・・・・・
強敵・・・・・・か。
>428
くっ!(勢いあまって追い越し、破壊の余波を受けて姿勢を乱した)
……ううむ、アレは一体……(どうにか立ち直った時にはすでにそのMSは戦場にいなかった)
ひとまず、戻るしかないか……(失われた左ひじを押さえ引き返す。何もしないでダメージ受けてと妻にしかられるのは別の話)
>430
(そして、直接脳に声が響き渡る)
『あら・・・・・・あいかわらずしぶといんですのね。
今ので殺したつもりでいたのに。
まったく・・・・・・まぁ、だから楽しいんですけれど。
お久しぶりですわね?何もできずに転げまわる気分はどうです?
>431
『種も何も・・・・・・・こちらからそちらまでは大して離れていませんもの。
・・・・・・・この私が、操っているだけのことですわ♪
お久しぶり♪』
>431
(兜蟹に似たモビルアーマーの姿が見える。
黒い、闇のような黒さのモビルアーマー。
それはうねりながら・・・・・・・何度も何度も、ビームによる砲撃を放ってくる)
>434
せめてフリーダムが使えるときに逢いたかったね…。
(接近しつつも機動はより複雑で読み辛い物に変わっていく。
最も心を見通されれば意味は薄いのだが。)
ホワイトアークと合流し、迫り来る脅威を待ち受けている。
>435 破滅
「何だあれは!?ネオデンマークに海洋系の機体はあったが・・・それらとは違いすぎる」
『どうやら倒すべき敵はあれのようだな』
『行くぞナルミ!』
「応!!」
ホワイトアークがメガ粒子砲を放ち、ガンダムクレイモアが高出力ビームサーベルの二刀流で切りかかっていく。
>435
(見る見るうちに接近してきたそれは、クローを展開し・・・・・・・・
そして、すさまじい速度でもって茶髪に襲い掛かる!!)
>434 マリア
「・・・」
返答はない。
だが、感情が湧きあがっていくのを読み取る事はできるだろう。
ディープ・ルートは、いまだ沈黙を守っている。
>437
(2機が進路を変え、即座にホワイトアークに襲い掛かる。
一機がクローを展開しつつ、クレイモアめがけいっせいにミサイルを
打ち放つ!!)
>438
…クロー?
(ザンバーを展開。クローをシールドで殴りつけるようにしつつ同時にスラスター制御をして
体勢をそらそうとする。成功したならばそのままザンバーでの攻撃に持ち込むつもりなのだろう。)
>439
・・・・・・・そうでなくては。
まったく・・・・・・そんなに簡単に心を折られては、
私が困りますもの・・・・・・・私の心の行き場がなくなりますもの?
うふふ。あなたには、まだまだあがいてもらわなくては・・・・・・ね?
(その言葉を聴いたかのように。一機のモビルアーマーが、ディープルートに
向かって2条のメガ粒子を放つ)
>440 破滅
ホワイトアーク
『甘く見ないでもらおう!』
ミサイルを連続発射して弾幕にする。
『本艦をただの船と思わないことだ!!』
艦首のメガ粒子砲が更に伸びる。
そしてこちらも加速して接近していく。
クレイモア
「その程度、見切ってくれる!」
両手のサーベルで次々にミサイルを切り払う。
爆煙の中から現われた機体には、煤こそついているものの大きなダメージは見られない。
「ぅおおおおぉっ!!」
右のサーベルは上段から斬り下ろし、左のサーベルは下段から斬り上げる。
>442 マリア
ディープ・ルートは未だ動かない。
そして、二本の光が地面を貫き大地が爆ぜる。
周囲にはシールドやトライ・フィンファンネル、ボンド・ブレードが転がる・・・。
「相変わらずだな・・・狂信者マリア!」
声はいきなり、上空から響いた。
声の方を見やると、赤き目を光らせる、堕天使の遺産を継ぐ者の姿があった。
右手に構えたライフルを最大出力で撃ち放つと、即座に降下・加速して間合いを詰める。
その様子をモニターしている者たちがいた。
「ふむ、かの尼僧も懲りないようで御座るよ、ニンニン」
「まあ、アレだ。趁火打劫って奴だな」
兵法三十六計が第五計、趁火打劫(火に趁[ツケコ]んで劫[オシコミ]を打[ハタラ]く)。
敵の弱みに付け込み、嵩にかかって攻め立てる戦法である。
ジャブローでのDG戦役の傷も癒えぬまま企業軍はエンネア・カーンという得難いエースをその名声共々失ってしまった。
これを攻めずして何時攻め込もうと言うのか。
「しかしなぁ、このままAEMAの連中が勝って混線制御装置を奪ったりしたら困るよな」
「では、何か手出しをしようというので御座るか?ニンニン」
「それだ。我々の正体を悟られること無く養成所の敗北を防ぐにはどうするか。
どうする?」
「打つ手は……無いで御座るな、ニンニン」
「ああ、だからここは、隔岸観火の計で行こうか」
そう言ったディオール・リューネの視線の先にいるのは……
>444
(放たれた射撃を身じろぎもせず・・・・・かわしもせず。
それはいともたやすく、機体を蔽うIフィールドに吹き散らされて。
その頭部が、いとしげに、迫るガンダムの姿を見つめる)
・・・・・・ええ、あなたと同じに。相変わらず・・・・そう、人間そうそう
変わるものではありませんもの。
それにしても・・・・・
いいんですの?私などにかまっていて。
>446
「ちっ、この距離では有効打にならないということか」
バインダーを揃え、上空から突撃体勢に入る。
「何時までも同じと思うな!
貴様こそ、とうの昔に人であることをやめたと思っていたがな!!」
両肩を狙いライフルから二発の閃光が放たれる。
「貴様を倒してから考えさせてもらう!」
続けて両膝を狙った二撃が空を裂く。
>441
(重いクローの一撃と、シールドとが衝突しあう。
強烈な反動が襲い掛かった。
本体が重い・・・・・・この程度の衝撃では揺るぎもしない!)
>443クレイモア
(ことごとく撃墜されていくミサイル。
そして・・・・・メガ粒子が、真っ向からまともに
モビルアーマーを捕らえる。敵はまともな回避すらしていない。
その一撃は、容易くモビルアーマーの装甲を貫き・・・・・
そして、モビルアーマーはすさまじい爆発を起こした。
瞬間に、巨大な火球となり、咲き誇り・・・・・・・
すさまじい閃光でもって、ありとあらゆるものを照らし出しながら・・・・・・
すさまじい衝撃波が周囲に撒き散らされる・・・・・・
それは、いわば小さな核爆発にほかならなかった)
マリア
「うふふ・・・・・・やはり、ミノフスキー式では、どうしても威力が
落ちてしまいますわね?
起爆してしまえば、こちらのもの・・・・・・・
おしえてさしあげますわ。その機体の名はゴリアート。
その動力源は、レーザー式ミノフスキー核融合炉・・・・・・・・
私の意思で、自在に起爆できますの。
まぁ・・・・・・かかわらないことをお勧めしますわ?
あなた方が目標では、ないんですもの。うふふ♪」
>クレイモア
(上下から、はさみのように放たれた一撃を、スラスター噴射を用いサイドにスライド
して回避する。重量を、巨大さを感じさせない俊敏さ・・・・・・・
そして交わしざま、横なぎに放たれたクローの打撃が襲いかかる!)
>448
でも…これで…!
(その反動で彼の機体自体が横斜め下に弾かれる。そして
そのまま更にその反動に沿うように腹部スキュラを放つ。
勿論反動で間合いが開くが…)
>449
(スキュラの放った赤黒い輝きが、怪物の左腕をまともに捕らえ、
一撃の下に蒸発せしめる。
反撃は迅速だった。
機体に備えられた6門のメガ粒子砲が、キラめがけて一斉に火蓋を切る!)
>448 破滅
ホワイトアーク
『何っ!?』
多少の距離があったとはいえその衝撃波はホワイトアークにまで影響を及ぼした。
『姿勢制御・・・いかん!』
煽られて姿勢を崩し、不時着する形になる。
『炉は生きているが・・・エンジンが不調か、少々拙い事態だな』
冷静な口調ではあるが、額を伝う汗は隠せない。
クレイモア
「ぬぅんっ!!」
スラスター、アポジモーターの噴射と四肢、背部の2本の物体によるAMBACをフルに使い体を捻る。
左腕装甲に大きな傷が刻まれる。
「図体の割にいい動きをする、侮れん」
その時、ホワイトアークの攻撃を喰らったMAの核爆発が起きた。
「なるほど、空飛ぶ核爆弾というわけか・・・ビームを使うのは危険ということか」
地面を蹴って間合いを取り、両手のサーベルを腰に戻す。
「これを使うことになるのは久しぶりだ・・・」
ニヤリと口の端が歪む。
サテライトキャノンに見えた二本の物体のうち右側の一本がアームによって可動。
右腰の横にその先端を覗かせる。
左手でその先端部を掴むその様は、刀を引き抜かんとする侍のようにも見えた。
「複合型重斬刀『日光 ―ディライト― 』 その太刀筋、貴様に見切れるかっ!?」
セリフと同時に引き抜かれたそれは、直刀-――刃がないので厳密には刀ではないが-――であった。
「いざ、参る!!」
大上段に構え、袈裟懸けに斬りかかる。
>450
…間にあわない?
(そのうち半数を回避するものの、残り半数をかわしきれず、
両肩の装備をあっさり吹き飛ばされる…。更に先ほどの衝撃波もあって
かなり距離が離れ…)
…でも!
(再接近をかけつつそのガトリングの中では間違いなく
高威力に類する砲を以ってメガ粒子砲を放った6門の砲目掛け
攻撃を仕掛け続ける…。)
その時。
破滅の果実ゴリアートの進路上、即ち養成所の方角。
不意に
バスターライフルの巨大な閃光が生まれ、
ゴリアートの一つへと疾る。
>445
(放たれた一撃が届く寸前・・・・・・
クィンマンサの直前に、何か小さな影が現れる。
その周囲に、光の幕が張り巡らされた・・・・・・
ビームシールド!
放たれたライフルの連射は、即座にそれに受け止められる!)
無駄無駄。無駄ですわ♪
この間合いでは・・・・・・・ファンネルのほうが、早いんですのよ。
(言葉とともに差し伸べられる腕。
その腕にマウントされた巨大な砲から、恐るべき出力のメガ粒子ビームが
吐き出される!!)
>451クレイモア
(神速の斬撃が装甲を捕らえ、引き裂く!
胴体半ばまでを断ち切られ、ふらふらと落下していく・・・・・・
いや・・・・・致命傷にはなりきらなかったか!
落下しながら、腕を振るい空中で姿勢制御・・・・・・
まだ機能する3門の砲から、3条のビームがうち放たれる!)
>452
(秒間20発をゆうに超える連射性能・・・・・・・
さらにその砲身の長さゆえにあたえられる破格の貫徹能力。
伝説の間中のように、その砲身はすさまじい勢いで銃弾を吐き出しつづける。
響くは布を引き裂くような奇怪な砲声。あまりに連射性能がすさまじく、
連続した発砲音が連続したひとつの音として響くのだ。
放たれた鋼鉄の嵐は、正面からその砲口を捕らえ、内部におどりこむや
内部機構を破壊。踊りまわりながら内部を好き放題に食い荒らし、そして
信管を作動させた。
がくり、と機首を落とすモビルアーマー。それは、ふらふらと、地上に落下していく)
>454 アリア
「シールド用のファンネルかっ!」
高出力のメガ粒子砲という脅威を彼の感覚が知覚し避けようという意思が働いた瞬間、
ディープ・ルートの蒼き体は軸線上からずれる。
それも装甲表面が焦げ付く程度のギリギリの間合いとタイミングで、だ。
更に回避行動が終わるより先にライフルの銃口はクインマンサの巨体に向けられる。
この最低限度の回避行動から最速の反撃体勢への動きそのものが、堕天使の遺産たる戦闘データの賜物なのである。
「・・・っ!」
急激な機動によるGに呻き声を上げつつも、なんとかトリガーを引き絞る。
出力を抑えて速射性を重視したビームが三発、両肩とか腹部を狙い次々に襲い掛かる。
「貴様を倒せばあの爆発は止められるというわけだ!」
続けて有線式Pビームシールド射出。
ヒートロッドさながらの軌道でシールドファンネルの展開予測地点を狙っている。
>453
(放たれた一撃。しかし、それを知っていたかのように、狙われていた機体は
回避行動に移っている・・・・・・・・
しかし・・・・・・
バスターの一撃は、機体を確かに掠めていた。
白熱した一撃が、胴体装甲を嘗め、そこに存在していた合金を瞬時に
蒸発させた。
そして、大気との摩擦にさらされた内部機構が、自壊を開始する・・・・・・
そして、それに怒りを覚えたかのように、怪物は射撃を放ってきた
敵に向け、ビーム砲6門の一斉射撃を実行に移した)
>456
…!
(それを見て取ると更にスキュラで追い討ちをかける。
先ほどの爆発を恐れてか。)
>457
ええ、倒せるなら・・・・・・それほど楽ではありませんけど、ね♪
(脚部の中、何かが唸りを上げた。
白い閃光。空間そのものを揺るがすような爆音。
それが断続して起こったのだ。
巨体が・・・・まるで、軽量級の高機動モビルスーツのような速やかさで
加速するのが見える・・・・・・
超小型の核パルスエンジン。
それによって与えられる速力は、状況によってはMドライブ搭載機をも
容易に上回る・・・・・・!
信じがたいことに、眼前の巨大なMSは、放たれた射撃をことごとく回避したのだ・・・・・!)
(そして、シールドファンネルが、展開されたPビームシールドに向け、
すさまじい勢いで突進する・・・・・・さながら手裏剣のように、
しかし自らの意志をもっているかのごとくうねり加速しながら!)
>458
(射線の先。
ビームの閃光が伸びる空の向こうには、一つの影、灰色の影。
影は六本の光の筋を、かわし、受け止め、拡散させた。
見ればその頭部には、ビームによる損壊の跡。)
「…他に少々手間取ったが。
他に居ない以上、俺達が止めなければならん……!」
(影は踊る、光を伴い。
背中より出でた灰色の翼と共に、その巨体が前進する。
その推力の全てを持って、遥か彼方の破滅の果実を、
自らの必殺の間合へと入れるべく。
両の腕に携えた一対の刀が、辺りの光を受けて淡く煌いて。)
バリアント用意!目標敵MA!
自爆される前に叩き落す!
それと……
>459
(放たれた一撃は、まっすぐにゴリアートの背をえぐり・・・・・・
ゴリアートは機能を停止したか、そのまま海中に落下。
巨大な水柱を立て、姿を消した)
>455 破滅
クレイモア
「初撃で仕留めそこなっただと!?」
渾身の力をこめたその一撃は、当然ながら多大な隙を生み出すこととなる。
「ここまでか・・・!」
その時、通信機越しに聞きなれた音が流れ出した。
ちゃらららら、ら〜らら〜♪
「!!」
ちゃらららら、ら〜らら〜♪
『諦めるのはまだ早いぞ、友よ!』
不時着したはずのホワイトアークがその主砲を向け、ガンダムクレイモアとゴリアートの間にメガ粒子砲を放った。
良く見るとその方向は傘のように開いており、通常よりも拡散されたビームの奔流が三条の光を悉く飲み込んでいく。
『今が好機、行け!疾風の如く!!』
「応っ!!」
巨大な重斬刀を両手で持ち、下段の構えで疾走する。
地を蹴り、飛び上がりつつの逆袈裟懸け斬り!
「断ち切れ、日光!!」
>463は「破滅の果実」ゴリアートです。
>461
(怪物は腹から部品を撒き散らしながら、まっすぐに突っ込んでくる。
クロー展開・・・・・・6条のビームが、再び襲いかかる。
背が開いた。そこからは・・・・・・・無数のマイクロミサイルが、
まるで魚群のような緊密さで次々に打ち出される!)
>463
…次は…
(他の1機目掛け移動を開始する。肩の火器を落とされ軽くなった為か…先程より早い。)
>464
(放たれた斬撃が、胴体にめり込み、内部を引き裂き、上部へと踊り出る・・・・・・・
それは、融合炉をただの一撃で引き裂き。
モビルアーマーは動きを止め、そのまま落下。
海上に落下し、こなごなに砕け散った)
>460 マリア
「どんなに困難であろうとも、やらねばならん事もある!!
あの巨体でなんという速度!しかし、長くは持つまい!」
有線式Pビームシールドのワイヤーがうねり、ヒートロッドであったなら切り裂けたであろう動きでシールドファンネルに迫る。
しかしそれは切り裂く力を持たぬワイヤー、絡み取れれば御の字であろう。
「その速度は諸刃の刃となる!!」
ライフルはその狙いを変え、地面を抉る。
巻き上げられた土砂がクインマンサの前にスクリーンのように広がった。
「Iフィールドでは防げまい!!」
>465
(真っ直ぐに直進して行く灰色の巨人、光の翼は尚、
光の衰えを見せる事も無く、輝きは増して行く。)
「…済まんなガスト、修理したばかりだが……」
(両の手、刀を持ったその手の甲に光が宿る。
ビームシールドとナックルシールドの性質を併せ持つ、
いわばビームナックルシールドとでも呼ぶべきそれは、
襲いかかるビームを打ち消し、拡散させ、その責務を全うした。
そして、そこに襲いかかる無数のマイクロミサイル。
近接信管により連鎖的に爆発し、炎と無数の鉄屑の壁を展開する
それは、いわば鋼の防壁、易々と抜けられる物でも無い…!)
「…これも、アレを守る為だ。」
(爆炎の中、不意に灰色の光が煌き、踊り出る。
鋼の壁を突き破り、その装甲の至る所を黒く焦がし、
携行火器すら損失しても、尚その刃を手放す事は無く。
炎に焼かれた装甲で、破滅の果実の機首へと迫る。
只々刃を、只々その拳を打ち込むべく…!)
>468
(シールドファンネルに襲いかかるワイヤー。
それは溶かされながらシールドの中央、発振部に向かい・・・・・
正面に溶解した部分がへばり付き、固着、機動を阻害される・・・・・・)
並みの機体といっしょにしてもらっては困りますわね・・・・・・
モビルスーツですのよ!
(すかさず足を突き出し、起爆。
巨大な機体は驚くほどの速やかさで減速する・・・・・・)
そしてこの間合い、避けられまして!?
(腹部拡散メガ粒子砲が、唸りを上げて咆哮する!
強烈な光の本流が、アスクィールめがけて襲いかかる!)
>469
(黒い怪物が、轟然と襲いかかる・・・・・・・・
クローを突き出しながら、まっすぐに!
ビームを放とうとはしない。そのような時間はない。
ゆえに・・・・・・クローを突き出したまま、まっすぐに・・・・・・
敵を一撃にほふるべく、その重量と速度のみを武器として、
灰色の巨人にまっすぐに突進していく!)
>467 破滅
『見事な太刀筋だったな』
「いや・・・一撃目で倒せなかった時点で俺の負けだ。
お前の助けなくば結果は逆のものであったろう」
がっくりと膝をつくガンダムクレイモア。
続けざまに必殺の一撃を放ったことで各部への負荷が大きくなり、コクピットではレッドアラートが鳴り響いていた。
『結果が全てではないが、勝ち残ったのはお前だ。
勝者は胸を張る義務があると、私は思う』
「だが、まだ戦闘は続いている。気は抜けん」
一方のホワイトアークもまた、戦闘が続けられる状態ではなくなっていた。
そんな状況であっても、この二人は戦場のど真ん中でゆっくりと腰を落ち着けて次に備えていた。
>茶髪、クレイモア
(・・・・・・ピケットを抜けたやつが2機・・・・・・
まっしぐらに養成所方面に向かっている・・・・・・極めて、早い!
・・・・・・・間に合うか!)
>473
ヴァリアント、撃て!!(2門のレールガンがMAを喰らい引き裂かんと放たれる)
>474
(まっしぐらに突進する怪物は、すかさず回避運動を実行・・・・・
巨弾の衝撃波に一瞬機体制御を失うが、しかし直撃はしていない・・・・・・
艦砲を直撃させるのは困難だろう・・・・・・通常の弾丸ならば)
>470 マリア
ファンネルを黙らせたワイヤーはそれと同時に溶断される。
命綱を失ったPビームシールドはそのまま地に落ちる。
「動きが止まるのを待っていた!!」
核パルスの起爆を確認するや逆に加速して接近していく。
放たれた拡散メガ粒子砲が広がりきる前に懐に飛び込み、左方向にステップ。
右腕の肘から先がライフルごと消し飛ぶが間合いには飛び込めた。
「っ・・・!」
急加減速の繰り返しが彼の内臓に過負荷をかける。
「ここまで来ればっ!!」
左手にサーベルを展開し、ブースト全開で体当たり気味に脇腹目掛け突き立てんとする!
>471
「成程、デカイな。」
(左手の刀を、投げ捨てる。
接触までの相対距離、300m)
「………だが。」
(両の腕で、右手に携えた刃をしかと構える。
相対距離、156m)
「そんな事は」
(更に加速、狙うは突き出されるクローの軌道のスレスレの軌道。
現状でのトップスピードによる一点への集中攻撃、
このMAを最も早く沈黙させるには、今の自分ではこれが最適。
そう、判断した上での突貫であった。
接敵。)
>476
苦しげですわね・・・・・・・・
でも。
(迫るサーベルに対し、身を空中で屈め、よじるようにして、
巨大な拳を繰り出す・・・・・それはサーベルに貫かれながら、
まっすぐに、ディープルートめがけ突進する・・・・・・!)
>灰色
(すさまじい速度で繰り出された一撃が・・・・・・襲いかかる!)
>475
「エネルギーバイパス、全線直結
冷却システム、フルドライブ」
ReZZの構えるビームスマートガン、その銃身が
電撃と共に悲鳴を上げる
「砲身、ジェネレーター共に臨海」
悲鳴を上げるのは、大出力を誇るReZZのジェネレータも同じ
それでも、その出力をビームスマートガンにつぎ込む
「スマートガン、狙撃モードへ移行………チャージ、完了っ!」
狙いは、迫る破滅の果実
「……全エネルギー装填、持っていきなさい!!」
トリガーと共に放たれるのは、ビームスマートガンの細い銃口に
7,340kwもの出力ほぼ全てをつぎ込んだ、破壊の閃光!
>473
(それを追跡するも距離は中々縮まらない。)
>473 破滅
「まだ居たか!
立て!クレイモア!!」
追いすがろうとスラスターを吹かし、飛び上がる・・・。
が、すぐに別のアラートが鳴り高度と速度が落ちる。
「頼む!あれを逃すわけにはいかんのだ!!」
『その役目、私に任せてもらおう』
「マズル!?」
ホワイトアークに搭載されていたもう一機のMS。
金色に輝く百式が目覚める。
『行くぞシーザー!今こそ目覚めの時!!』
G−BRDにも似た大型ライフルを携行した百式――シーザーが空に舞う。
『このような場所で核爆発を起こさせるわけにはいかんのでな!』
大型ライフルを構え、「破滅の果実」の一機に狙いをつけその背中へ向けビームが放たれる。
>490
(全速力で突進していたがゆえに・・・・・・・
そして、放たれたビームの持つエネルギーのすさまじさゆえに。
その射撃は一機の機首をまともに捕らえ・・・・・・・
蒸発させ、溶かし去り・・・・・・消滅させる!)
(しかし、残る一機は・・・・・・その瞬間に急降下を開始。
まるで、大地に特攻するかのように、ビームを、ミサイルを撒き散らしながら
アポジモータ噴射、装甲形状変化によって急減速しつつ突っ込むと・・・・・・
瞬間、身を振るわせる。
スケイル・システム。それをもて、大地にそのまま貫入し・・・・・・
そのまま、まっしぐらに養成所に近づいていく・・・・・・)
マリア「・・・・・・・
このまま、吹き飛ばせれば楽しいんですけれど・・・・・・
それでは、まずいんですもの。
幸い、彼女も用事を済ませたようですし・・・・・・ね?」
(くぐもった音が響き渡り、瞬間に大地がぶくりと膨れ上がる・・・・・
自爆したのだ。
・・・・・・その進路。そして、爆発地点。
それをまっすぐに伸ばせば、混戦装置に至る。
そのことは・・・・・・紛れもない事実だった)
>475
(その衝撃波に追随するようにゴットフリートの4筋の火線がほとばしり)
エレナ!ユーマ君!
「はい!」「行きます!」
(AAの影から上にボルトGを乗せたZ+WRが現れ、火線を隠れ蓑兼盾として巨蟹に襲い掛かる)
>478 マリア
「貴様に心配される謂れはないっ! くうっ!」
即座にサーベルを手放し身を捩って左腕を守るがその結果、拳が捉えたのはディープ・ルートの胴体。
重量差も手伝い派手に吹き飛ばされる青き堕天使。
地面に叩きつけられあちこちの装甲がひしゃげてしまう。
普通の機体なら四散していておかしくないほどの衝撃を受けたのだ。
「ま、だ・・・まだっ!」
それでも気を吐くが更なる絶望が彼を襲う。
メインコンソールに映る画面が先ほどまでのものと変わっている。
紅く光る瞳も通常のグリーンに戻った。
先ほどの衝撃で再びメインシステムが入れ替わったのだ。
「こんな・・・時にっ!」
パイロットの悔しさを体現するように、ディープ・ルートの残された左手が地面を掴む。
>479
(降り下ろされた巨大なクローは、
これまでの機動が嘘であったかの様に、
いとも簡単に灰色の巨人のボディへと命中する。
左腕を付け根から吹き飛ばし、胴体の半分程まで食い込む一撃。
しかし、コクピットを貫いてはいない。)
「…いかんな、目測を謝ったか。」
(口調は軽く、動作は早く。
自らの胴体に巨大なクローを食い込ませたまま、灰色の巨人は
直もその推力を引き上げる。
そしてその体制のまま、右腕に残った最後の一振りを、
眼前のMAへと突き立てる…!)
>486
(クローの間に、挟まる様にして在る胴体を、
そのまま握りつぶさんとした刹那、
刃はすべるようにその胴体へとのめりこんで行く。
まっすぐにそれは核融合炉へと突き刺さり・・・・・・
核融合炉は動作を停止する。核爆発を起こすに足るだけの
燃料を供給されなければ、核爆発は原理上発生しない・・・・・・
破口からわずかに漏れた光が、怪物の命を断ち切ったことを
教える。
やがて、クローが力なくガスとから離れ・・・・・・・
怪物はふらふらと落下。地上に、その躯をさらした)
その爆発と、混線装置の収まる場所の間に、そのMSは居た
両肩に装備されたシールドを前面に展開しての、防御姿勢で
爆発に焼かれた状態で立っている
シールドが動き、その合間から覗かせる顔はガンダムタイプ
さながら女王を護る騎士がごとき献身を持って、混線装置を護った巨人は
その場所に仁王立ちしたまま、上空のクインマンサ、マリア・ロッソに顔を向ける
黄に輝くその双眸は、まるで睨みつけているような錯覚を覚えさせる
>485
(軽く拳を振り、悠然と空中にたたずむクィンマンサ)
悔しそうですわね?苦しそうですわね?
でも、嘆くことはありませんわ。私もいつまでも昔のまま、
というわけではありませんもの♪
・・・・・・まぁ・・・・・・・
自分の力でないものに頼っているうちは、絶対に勝てはしませんわよ、
私には♪
さてと・・・・・・名残惜しいけれど、時間はもう十分に稼ぎましたし・・・・・・。
>488
あらあら・・・・・・無人機がまるで命あるもののように
振舞いますのね?
(女は、まるでその機体に命があるかと思っているかのように
語りかける)
心配しなくていいんですのよ?私はイヌガミのように、ただの
一揆で基地ひとつ、なんてことを考えたりはしませんもの。
それに・・・・・・
構うべきは、わたしではなかったんですの。
(過去形で、女は語った)
>487
「帰ったら洗浄だな…。
……全く、核と言うのは……何時の世も面倒な物だ…」
(落ちていくその巨体を見送りながら、辺りを見回す。
未だ一部の敵は健在、しかし自分はどうだ。
武装の大半を失い、内部はガタガタ、整備の文句は必須だろう。
そして自分も、額から流れる赤いモノは、
自分の状態を無言の内に重く語っている。
現に今も、灰色の巨人のスラスターから洩れ出る閃光は
弱く小さな物となり。
やがてグレイ・ガストも、その巨体を大地へと落下させた。)
>483
「何っ!?」
『やったのか?』
「違うな・・・故障か自爆か、理由はわからんが私の一撃でなったのではなさそうだ」
『むぅ・・・』
「次があるかも知れん、私はこのまま警戒を続ける」
『承知した』
(その一撃は、大海原より放たれた)
>490
(殺気を感じさせず放たれたメガ粒子砲が女王の背中めがけ空を貫く!)
(その一撃を放ったのは何者かと見れば……洋上に鎌首をもたげた黒蛇の如き……)
>489 マリア
「ならば勝たせてもらう・・・自らの力でなっ!!」
ディープ・ルートが左手を動かし、何かを投げつける。
それはPビームシールド。先ほどワイヤーを切られ地に落ちたものだ。
ワイヤーを無くしエネルギーの供給はストップしているが、コンデンサ内にはまだ僅かばかりの残量があった。
十分に近付いたところで、数あるビーム発生器の内一基だけに残った全エネルギーをつぎ込んだ光の刃が生み出される。
>493
・・・・・・・不意打ちとは、悪趣味ですわね?
(そちらのほうを、静かに見やる。
メガ粒子砲の一撃には、なんの構い立てもしていない・・・・・・
Iフィールドが、その一撃を完全に防いでいた)
「……っ! 他のヤツなんて頼りにするもんじゃないわね!」
あまりの高出力に耐え切れず爆発し、その用を成さなくなるビームスマートガン
ReZZ自身のジェネレータもセーフモードで起動しており、
本来の出力の約30パーセントしか出せていない
だが、それでも最悪の事態だけは避けられた
「ゴメン、ReZZ……また護りきれなかった」
物悲しく、その場所に立ち尽くす巨人
>494
・・・・・・・
(493の射撃に気をとられたがゆえに、反応が送れ)
(しかしそれでもなお・・・・・・・その一撃は、たやすく
怪物にかわされる・・・・・・スラスター推進だけではない・・・・・・
ミノフスキードライブか、それともクラフトシステムの併用か・・・・・・
巨体は音もなく迅速に動いたのだ)
・・・・・・・無力ですわね?
(その言葉とともに。巨大な振動が、大地を揺るがした・・・・・・)
>495
(その攻撃を放った謎の存在は何のリアクションも起こさない)
(そして、そこから更に沖合い20kmの深海に潜む砲撃潜水艦『シェルクーフ』ブリッジにて)
邪黒「よ〜し、的に当たることは分かった、ギャロンを戻せ」
ギャロンパイロット『了解!』(海中に没する蛇首、いやさ『ギャロン』)
(・・・・・・この戦いが始まる、はるか前から、それは
ゆっくりとニュージーランドを目指していたのだ。
はるか海底深くから大地に侵入し、岩盤をビームシールドに
よって溶解させ、スケイルシステムによって後方へと溶けた岩盤を
押し流しながら、音もなく、静かに。
それはマリアの観応波によって自らの地点をたしかめながら、
ゆっくりと・・・・・・ゆっくりと前進を続けた。
そして・・・・・・
目的の地点に達した、と悟った怪物は、地底の中、自らに秘められた
破滅の炎を開放したのだ。
一騎が、企業軍基地司令部の直下で爆発した。
別の二騎が、企業軍格納庫ブロックの直下で。
一騎が兵士の宿舎の真下で。
そして、3機が艦艇用のドックで。
巨大な爆発は、大地を砕き、まくれあがらせ・・・・・・
爆発の真上に存在していた建物は、大地に飲まれ、あるいは
倒壊し、あるいは大地を貫いた爆風そのものによって破壊され・・・・・・
同時に発生したこれらの一撃により、ニュージーランド基地は
その機能の多くを喪失。
広大な基地施設である。限定された核爆発、それも地下で発生した
ものにどうこうされるレベルではない。
しかし、それでも多くの兵器や艦艇、そして兵員が失われ・・・・・
ニュージーランド基地の機能は、これによりほとんど失われる
ことになる)
>497 マリア
「そうかも・・・しれんな。
だが、だからと言って退くわけにはいかないっ!」
その気迫が機体にも伝わったのか、満身創痍ながら立ち上がるディープ・ルート。
そして真っ直ぐにクインマンサYを見据える。
>499
え……(たまたま企業軍基地に近いコースを取っていたため爆圧に吹き飛ばされる)
ZEPHYR PHANTOM SYSTEM Ver1.92
各肢アクチュエータ平均稼働率、46%
注意、右腕部アクチュエータ稼働率は10パーセント以下
ショルダーシールド「エウロス」「アペリオテス」共に再起動不可
ジェネレータ出力、78%まで低下
主装甲材に炎熱劣化確認
メンテナンス中の起動による、一部ハッチオープン以外の弊害無し
余剰推進剤、87%
所持武装、『ボアレス』のみ、『ノトス』は依然整備中
全オペレーティングシステム、安定
判断能力、依然健在
――――――――――――分析終了
起動続行可能と判断、任務執行開始
そして、風の名を冠するガンダムはニュージーランド基地へと向かっていった
システムの根幹に根ざす命令
“人を救う”ために
>500
でしょうね、あなたなら。
でも・・・・・・・無駄ですわ。なぜなら・・・・・・
私、帰りますもの。用事はもう、すみましたから。
それでは、ごきげんよう。今度はすぐに会えましてよ。
宴の支度は整いましたもの♪
(そう告げると・・・・・・
核パルスエンジンを起動。瞬く間に高みへと飛び去っていく。
その姿hあっという間に小さくなり・・・・・やがて空の青へと
吸い込まれていった)
【一体……何が起きている……?】
(出撃はしたが、一向に動きのないこの機体。
それというのも……)
【だが、俺は……ここを離れるわけにはいかん…。
安心できるまでは、な。】
(民間人の避難を援護していた。
その中には……最愛とも呼べる存在のため。
今はただ、戦闘終了の合図まで蒼の機体は妙な威圧感を切らさなかった。)
>499
「こ、これは・・・!」
『新手かっ!?』
突如起きた基地の異変に気付き声を上げる。
「違うな・・・おそらく先ほどのMAと同程度の融合炉を地下で爆発させたのだろう。
その手段は解らぬがな」
『そろいもそろって化け物ばかりという事か・・・ここは魔界か何かか?』
「そうかもしれん。
まだ生存者がいるはずだ。救助に向かう!」
『うむ、俺もすぐに行く』
基地へと駆けつける金色のMS。
それから少し遅れて、銀髪の大男が大混乱の基地へと駆けて行った。
えいくそっ!もう一度出るぞ!
力天使『ダメよ!まだ左腕も直ってないのに!』
とはいえ黙っていられるか……(だが、カタパルトハッチは開かない)
>504
その背後に、気配無く降り立つ影
全身がくまなく焼け焦げた、両肩にシールドを持つガンダムは
左手だけで、瓦礫を持ち上げる
瓦礫の下にいたのは、まだ年若い兵士
ゼファーの動きにより発見された彼は、救護班によって連れて行かれる
>503 マリア
「宴、だと・・・?」
飛び去るクインマンサの姿をただ見送るしか出来ない。
「くそっ・・・ここまで、圧倒的なのか・・・」
最早動くこと敵わぬMSのコクピットで、一人悲嘆に暮れる。
・・・・・・それにしても、気に食いませんわね。
どうせなら、何もかにも一切合財、吹き飛ばしてしまえば
よいのに・・・・・・・・
・・・・・・最も、楽しみがさきに伸びた、と考えて
おきましょうか、ね。ふふ・・・・・・
(そして、視線をふと脇にやって・・・・・・
そこに、ありえぬ何かを見出した)
・・・・・・傷?
(左腕の装甲。そこに、一本の溝が刻まれていた)
・・・・・・・
届いて、いましたの?あの、最後のシールドの一撃が・・・・・・・
ふふ。なるほど。完全に引き離したと、思いましたのに・・・・・・・
ふふ。本当に、楽しませてくれますわね、彼は。
マダガスカルのときもそう・・・・・・
でも・・・・・・最後に勝つのは私ですわよ♪ふふ・・・・・・
ほぅ、これは……
クルー「艦長、これも三十六計ですか?」
ああ、『声東撃西』あるいは『暗渡陳倉』だな。しかし……面白くなってきたぞ……
(傍らに大型龍脚類の如きギャロンの巨躯を侍らせ、リターナーズの誇る砲撃潜水艦『シェルクーフ』は母港へと海路をとった……)
糞が・・・・・・結局・・・・・・
何も、できなかったのかよ、俺はぁっ!!!
畜生・・・・・・・!!
(すべてが終わったフィールド。
たたずむモビルスーツには傷ひとつなく。
・・・・・・遊ばれたのだ。あの赤い怪物に)
くそったれーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!
(内側からぐずぐずに崩れた台地。
自戒した数多くの施設。
地中から吹き上げられ、ピサの斜塔のように傾いた高射砲塔。
幻想的で、破滅的な情景の中。男は、ただ、無力さに叫ぶ)
(震動。衝撃。崩壊音。落下する感覚。それだけは覚えていた。
意識を失っていたのか。失っていないのか。
それすらわからない。あたりにはただ無明の闇)
なに、なにが、あったの・・・・・・・?
(つぶやく。答える声はない。なにか重いものが足の上に乗っていて、
身動きも取れない。
手は動いた。手探りであたりを探る。
左手に感覚がないことに気づき、ふと気になって、
右の手で左手に触れる。
そこには、何もなかった。何か、ぬれた肉の感触があるだけ。
困ったなぁ、これじゃ料理が作れないなぁ。アルバイト、
休まなきゃ・・・・・・
呆然と、そう思う。そうだ、左手、探さなきゃ・・・・・・。
暗い闇の中、手探りで失われた手を捜す。見つかるはずもなかったが、
それでもなお探し続けた。脳が確信している現実を、拒絶するために。
無明の闇の中、何かが動く気配すらない。真の沈黙。
それはつまり、この防空司令部にあって生き残ったのが自分ひとり
であるということを示していた。
自分が、数多くの屍に満たされた巨大な墓穴にいるという現実から
逃れるため、彼女は、ただ、探し続けた・・・・・)
あれ、あれ?どこ?見つからない。どこ?どこなの、困ったなぁ・・・・・
絶対的な、かつ致命的なほどの地殻破砕
ニュージーランド基地はほぼ壊滅
企業にとって近年これほどの損害は珍しい
正に、大打撃
だがそれでもこの男は笑っていた
「流石の手際だ、よもやコレほどまでとはね
さて、ここから如何するつもりかな、ミズロッソ」
彼は表情を一切崩さずに、敵の名を口にする
「ジョーカーを怒り狂わせるには十分、そして
ジュピターゴースト
木星帝国の実力を見るにも又最適なイベントだった
楽しませてもらったよ、埋葬船団の諸君?」
男は、吸血鬼はワラウ
まるで破滅を心待ちにする、魔王のように
>507
………!
(背後に回りこまれ、寒気が走るのを実感する。)
………む?
(だが、相手が攻撃してくる気配はない。寧ろ、いつでも打てたはずだ。
不自然に思いながらも、旋回する。
そして、その機体の行動を目の当たりにする。)
【……なんだ…?こいつ……】
…………降りてくるなら、もう少し目立つようにして欲しいもんだな……
……俺が思わずあんたに切りかかったら、どうするつもりだったんだ?
ああもう……
(倒壊したビルに手をかけ、支える。はしご車が取り残された人々を助け出す間、ずっと)
……許せたもんじゃないですね……まずは地面に引き摺り下ろして……
>514
返答は無い、いや、そもそも人の気配すらしない
ただそのMSは、左手の指先をある方向へ向ける
ソレは潰れた建物で、かつて「防空司令部」と呼ばれていた場所だった
その左手の動きは、まるでソレを持ち上げろといわんばかりだ
そしてガンダムは、また別の瓦礫を持ち上げる
どうやら右腕は、アクチュエータが動かないらしい
「まさか、此処までとは……
総統の御指示はやはり間違っていなかった」」
ニュージーランドのはるか上空、そこにある奇怪な形状の戦艦のブリッジで
状況の報告を終えた地上観測員が、ポツリと呟く
正に惨劇、正に大打撃、完全に限りなく近い壊滅だ
そして男は右手を小さく掲げ、口を開いた
ジーク・ドゥガチ――――木星帝国に栄光あれ、と
>516
【……妙な感覚……だな……まるで……】
……………おい……
(声をかける。だが、返答はない。
それどころか、傍若無人ともいえる態度に腹が立つほどだった。)
………チッ………損傷してるから、俺にやれか……
……それぐらい口で言ったらどうなんだ?
(そう愚痴りながらも、どこか腹立たしい復旧活動へ向かった。)
>512
……にしても、これは……酷いな……
≪今から、この建物を持ち上げる。
近くの救護班、下に埋もれている奴の救助を頼む。≫
(そう言って、上の大きな瓦礫を持ち上げる、そこには……)
≪………救護班!急げ!重症を負っているものがいる。
まだ………命を落としてはいない……ッ≫
(瓦礫に埋もれ、いつしか気絶した少女の悲惨な姿を目の当たりにし、
救護班をせかすようにして、次々と瓦礫の山を取り除いてゆく。)
【駐留艦隊司令部が存在する海上都市、メガフロート「ティル・ナ・ノーグ」。
海上にあるが故に、この大破壊の被害を免れた此処には、近隣基地からの負傷兵が続々と運び込まれていた】
「レイラ……嘘だろ……嘘だと言ってくれ……眼を覚ましてくれ、レイラァァァァァッッ!!」
【大破壊発生から1時間後。
混乱の収束の為に、NZ方面企業防衛軍は、NZ駐留艦隊の指揮系統下に臨時に組み込まれる事が決定した。
ティル・ナ・ノーグのような複数の海上都市を拠点とする駐留艦隊は、陸上を本拠とする防衛軍とは異なり、被害程度は軽微なものであった為である。
一見非効率的に見える、NZに於ける企業の2重構造が幸いした形といえるだろう。
けれども、両軍の交流は密であった為、レイラ・レイモンド中尉を初めとする駐留艦隊所属の兵士も数十名、巻き込まれた結果となった。
そして更に1時間後。
ロームフェラ財団総帥トレーズ・クシュリナーダは、NZに対して「スペシャルズ」の派遣を決定。
スペシャルズ到着までの間、ティル・ナ・ノーグは‘バロン’デュオ・マックスウェル上級特尉が暫定の指揮官として任に当たる事となる】
「……マジかよ、ヒルデ……」
【彼の隣に、黒い髪の快活な女性の姿は無かった】
ははっ……なにやってるんだろう……私、こんなところで……
(ただ実感としてあるのが、自分がどうやっても動けないこと。
気力が無いのか、助けを呼ぶ声もあげようとしなければ、自力で
抜け出そうとも思わなかった。
ただ、ある一室で無気力に瓦礫の下敷きとなっていた。)
……んー……これは……ちょっと無理かなぁ……
(左目が上手くあけられない。生暖かいものが頭から滴っている所為だ。
なんとか動かせる右腕で目を擦る。しかし、左目はあけられない。
朦朧とした意識の中、僅かに光を映す右目が捉えたのは、小さな写真立て。)
あはっ……写真立て、壊れちゃった……
(手繰り寄せながら、写真立てに収められた写真を見る。
三つ編みの青年。車椅子の少女。緑髪のポニーテル……
そして……銀色の髪をした女性……。)
エンネアちゃん……どうしよう。身体、動かないみたい……♪
ね、ぇ……?エンネアちゃん……
このまま寝たら……私……エン、ネアちゃ、んと……また
遊べ……る………か、なぁ……?
(握った写真立てが震えている。小刻みに震え、また一つの部品が
崩れたのを目で追った。)
一人は……ひと、り、は……さび、じぃよ……エンネアぢゃん……
(涙を目に一杯溜めて、そのまま彼女は顔をくしゃくしゃにしてなき続け、
やがて静かに闇へ落ちていった。)
「この画像、ミュラー中尉の機体から拝借した戦闘記録なんじゃが……見てみぃ」
「アルテミスのコックピットが刺される場面じゃねぇか。これがどうかしたのか?」
「映像だけでは分かりにくいかもしれんがな。
明らかにこの時、このビームサーベルは出力をセーブされておる」
「は?」
「画面から算出した推測の値でしかないがな。これでは到底、アルテミスの装甲を突破できんよ。
ワシの開発したルミナス・アーマーがあるでな……ほれ、僅かに発光が確認できるじゃろ?」
「って事は……エンネアは生きてるって事なのか?」
「少なくとも、この時点で殺されてはおらんという事じゃ。
これを知った他の連中はどう思うじゃろうなぁ……」
「……」
「P.M.S.C.Sは嬢ちゃんにしか扱えんシステムというのは既に上にも届いとる。
そこに、生存の可能性を示すこの情報が加われば……」
「エンネアが裏切った、と判断するか」
「何せこの前の放送と、その後のイジメやらの酷さで動機は充分じゃからな。
心に疚しいモノを抱えとる連中ほど、裏切りだと怯えて吼えるのは目に見えておる。
半分はロームフェラへの嫌がらせでもあろうが……」
「けどよ。
仮にエンネアが生きてるとしてだ。
洗脳だとかで操られたりしてるのかも知れないぜ?
それに、操縦システムを変えれば他の奴でも乗れるんじゃないのか?」
「どちらも有り得ん。
P.M.S.C.Sはデリケートでな、精神に何らかの異常があればすぐに検知して起動を中止してしまうんじゃ。
操縦システムの件じゃが……T.O.G.Aはサイコミュでなくば動かせん。
完全に中身を入れ替えれば別じゃが、技術屋として言わせて貰えばこの短期間でそれは不可能。
他のパイロットを乗せたければ、死んだ嬢ちゃんの『姉妹』たちでも連れて来んとな。
ほぼ同じ脳味噌のNTなら、どうにか誤魔化しも聞くじゃろうて」
「けど生き残りは二人だけ。
しかも片方はNTですらない――」
「つまりはどう推測をしても、あのアルテミスのパイロットは嬢ちゃん以外有り得んという事になってしまう訳じゃな。
上の連中の中にはこれ幸いとばかりに、軍に於けるロームフェラ財団の影響力の排斥を狙ってくる奴もおるじゃろ」
「ジョーカーにゃならないが、絵札としちゃ充分、か」
【ハワードの推論を証明するように、企業軍に於いて、本人不在のままでのエンネアに対する軍事法廷の開催が検討される事となった】
「よくもまあこれだけ壊れたもんだ。
ったく、無茶苦茶だぜぇ……」
【壊滅した企業軍基地の周辺を視察の為に訪れたデュオ。
その身に纏うのはいつもの黒いカジュアルな服ではなく、中世的な意匠の制服。
即ちそれはOZスペシャルズの所属である事を示すものであり、随伴する護衛の様子からは彼が高い階級にある事が容易く察せられる】
>523
地中から攻撃される、というのは想定外でしたから・・・・・・
今後の防衛計画を、改めて練り直さなければなりませんね。
(その脇にたたずむ女が一人)
>>524 「だよなぁ……っつーか、マジでヤバイぜ、アレは。
連中が本気になりゃ、地球上の勢力なんざ簡単に制圧できちまうんじゃないか?」
【地中からのああいった攻撃に対する防衛策を講じている組織など、現時点では探すのも困難だろう】
>525
現在、どうにかデータを洗い出しているところです。
移動痕跡等から推察するに、速度そのものはかなり低いようですね・・・・・・
移動方式は、スケイルシステムとビーム掘削。フォノンメーザー破砕方式も
併用しているようです。
完全静粛、とはいかなかったようですね。地震研究所から、不自然な震動波の
データが送られてきました。
おそらく、派手に地上で戦闘して見せたのは、目的地到達、そして起爆までの
時間稼ぎでしょう。戦場でのミノフスキー波の分析データから、誘導方式はサイコミュ
方式と推測されています。
問題は推定潜航震度ですが・・・・・・これは、現在調査中ですね。なにしろ残骸ひとつ
残ってませんし・・・・・・・
ひとまず、技術科が今対抗兵器の研究と試作にとりかかっています。
・・・・・・まだ形にもなってませんけど。(ため息をつく)
>>526 「なるほど、つまりはあちらさんがノンビリしてくれるか、うっかり量産し忘れてくれる事を願うぐらいしか無いって事か。
きっつ……ただの兵士ならこんな事考えなくて済むんだけどなぁ。
うっかりトレーズの口車に乗るんじゃなかったぜぇ。肩が凝っちまう」
【肩を竦めて苦笑い】
はい。これで終わりです。
次の方、どーぞー。
(パイロット候補生である彼女。しかし、事態が事態なので、元救護班として
周辺基地の負傷者の応急処置に当たっていた。)
……はい。終わりです。
…ふぅ……わかってはいましたが……堪えますね。流石に。
(その女性にいつもの元気そうな笑顔はきえていた。
ただ只管、痛みに震える負傷者の苦痛を和らげるために努めていた。)
>527
連中の引き際の速さが気になりますね。
戦果十分、と見るや迅速に引き上げていきましたから・・・・・・
間違いなく、来ます。それが此処である保障はないんですけどね・・・・・
一兵士の方が気楽ですよ。あたしなんて、ただの一パイロットでいたかったのに、
穏健派に来てからこっち、別のほうが本業になっちゃってますから。
それだけで十分厭なのに、こんなことになっちゃって。
まったく、面倒だったらありゃしない・・・・・・・はぁ。
こんなんじゃますます婚期が送れちゃいますよ・・・・・・
530 :
操舵娘:05/03/08 01:08:30 ID:???
>528
すみませんねー・・・・・・
こんなんじゃなかったら、もうちょっと・・・・・・手助け、できるんですけど・・・・・・
(ベッドの上、力なく残った右手を振る女が一人)
>530
いえいえ。大丈夫です。
私、これでも毎日苦労してるので、忙しいのには慣れてます♪
(笑顔でそういって使えなくなった包帯や、器具などの荷物を持ち上げる。
別の場所へと運ぼうとすると、足がもつれそうになる。が、何とか持ち直す。)
おっとととと……あやや、危ない危ない♪
これぐらいでダウンしたら、頑張っているディアッカさんに申し訳ないですっ♪
>>529 「やっぱ来るか……気ぃ引き締めないと、な」
【言葉とは裏腹に溜息】
「何なら良い相手紹介しようか?
今度来るスペシャルズの連中なら、皆貴族の仲間入りした連中ばかり。
一気にセレブの仲間入りだぜ」
【不敵に笑いながら応じる】
「俺も一応男爵扱いだけど……まぁ、婿候補には名乗る気にはなれないな」
【相手の体系を見てからかう、貴族らしからぬ「バロン」デュオ・マックスウェル上級特尉】
533 :
操舵娘:05/03/08 01:15:25 ID:???
>531
恋人がいるとがんばれるものなんですねー。
(無理をして立ち上がろうとする)
片手でも、お茶ぐらい入れられるでしょうから・・・・・・・
>532
どうせ童顔3頭身ですよー。
(とりあえずむくれる。発育不良はコンプレックス気味だった・・・・・)
貴族、ねぇ・・・・・・あんまり趣味合いそうな気がしませんねぇ、
エリート風びゅーびゅー系なのを連想しちゃうんですけど・・・・・。
(携帯がなる)
ぁぁ・・・・・はいはい?
あ、ご苦労様です・・・・・・・はい。
え、もうですか。迅速なのはありがたいですね。・・・・・・・なに口ごもってるんですか。
え?よりにもよって?
ちょっと待ってくださいよ、状況考えてくださいよ。
だから申請したのは・・・・・・ちょ、ちょっと、まだ話は!!
(携帯を切る。ひどくがっくりしている)
・・・・・・よりにもよって、増援が、後方で腐ってた第101機動連隊って・・・・・・
編成機種ジムUですよ?いっくら急を要するからって、解体再編成が予定されてた
部隊をまわさなくたって・・・・・・あとでイズクくんに掛け合わなきゃですね、官僚
仕事ってたまーにこういうやっつけがあるから・・・・・・ま、ないよりましなんですけど。
>533
うーん……恋人、といいますか何と言いますか……
実は私が一方的アプローチしている風にも思えたりしてー……
わわっ、あー、無理しちゃだめですー。
(などと色々物思いに耽っていると、遅れて彼女が無理をしようとしているのに気付き、
制止してベッドへと戻そうとする。)
右手は大丈夫でも、その足の負傷では立つことすら危ないですよー。
それに、ちょっと前まで下半身が物凄い重さで圧迫されてたんですから……
足の怪我が完治したら、また一緒にお茶をしましょう?ね?
その時は、是非貴方が淹れてくださいね♪
(そう宥めるように、精一杯の笑顔を作る。)
>>534 「確かに、無いよりはマシ、だけどな。
棺おけ確定のMSに乗りたがる奴がいるかどうか、だなぁ。
あーあ、すまじきものは宮仕え、って感じか。
企業なんだから必要なところには必要な投資をして欲しいもんだぜ」
【一大工場群のあるNZは、企業にとってもそれなりに重要の筈なんだけどな、と溜息】
(上空を飛行するのは種馬のGスタリオンと赤髪のエールダガー。どうやら修理が済んで救援活動に向かうらしい)
……足元見やがって……
538 :
操舵娘:05/03/08 01:30:21 ID:???
>535
そこで気合ですっ!
(無理やり立とうとして)
ず ぎ ん
(゚д゚ )
(゚д゚||)
qwsでrft(|ylp;@−−−−−−−−−っ
>535
(そんな空の下で今日もがひょんがひょんと。
右肩に鉄骨の束、左肩に各種物資の詰まった振り分けを担いで救援活動に向かう)
ふぅ……地面に降りたら降りたでこれじゃたらまないですねぇ……
>536
ま、「企業」なんていっても寄り合い所帯ですからね、
なんだかんだで手前のところにでもこられたら・・・・・と
押し付け合いの末、ってとこでしょう。
(深々とため息をつく。穏健派主力はいまだに強力な戦力を
有してこそいたが、南米事変において多量の推進剤と弾薬を
消耗。さらにMS、艦艇の損害もそれなりに出ているため、
現在それらの消耗の回復に専念しなければならないのだった。
さらに南米への支援、治安維持活動が端緒についたばかりで
ある、ということもある。
救援を要請できそうなのは穏健派ときわめて親密な関係にあるサハラ
であるが、サハラは外征軍が南米事変で大打撃をこうむっている。
つまるところ、最悪のタイミングで最悪の事態が発生した、
ということなのかもしれない)
政治的圧力、ってやつをかけるか、あのいけ好かない強硬派の
連中に頭下げるか・・・・・
あたまいたいです。くすりください。よくきくやつ。
541 :
クレア:05/03/08 01:42:53 ID:???
・・・・・・参ったわね・・・・・・
(ため息をつきながら、救援活動を手伝っている女が一人)
モビルスーツがないということが、これほど腹が立つ
ことだとは思わなかったわ・・・・・・
(前回の戦闘においては、やむなくセイバーフィッシュで出撃
したものの、敵の新型航空機に対し速度性能、機動性の両面に
おいて劣ったのではいかにニュータイプのクレアでも打つ手は
無いに等しかった。結局、ミサイルをばら撒いた後は終始逃げまくる
羽目になったのである。生き延びただけでも御の字といえた)
>>540 「トレーズの厚意に期待するのも限界あるしなぁ。
あっちはあっちで、色々ごたごたがあるらしいし……。
……っと、そろそろ時間だな。
頭痛は職業病だと諦めたほうが健康には良さそうだぜ。
じゃ、俺はティル・ナ・ノーグに戻るわ。
ミス・サカグチもお元気で――」
【余りに不似合いな貴族的仕草でもって一礼して見せてから、ニヤリと笑って彼はエレカに乗り込んだ】
>538
ああー……だから、言ったじゃないですかぁー……
無愛想 『……騒がしいな。まぁいい。ハリス、って言ったな。積荷、降ろすぞ。』
多忙な少年 『はい。僕は食料品から運びますね。』
無愛想 『ああ。頼む。』
(そういってMSで物資を運んでくる男。それに付き添う少年一人。エレカで付き添うほか数名。)
あ。ご苦労様ですー。
無愛想『ああ……。ん?』
(そういって操舵娘の方を見る男。)
無愛想『……お前は……防空司令部の。
……まぁ、なんだ。生きてて良かったな。』
ええ♪本当にそうですね♪
多忙少年 『セルヴォリアスさーん?これもあっちにもってっていいですかー?』
無愛想 『ああ。悪い。直ぐ行く。』
>539
でも、やらなきゃいけないことなんです♪
人命優先ですから♪頑張りましょう♪
(そう笑顔を振りまくように、挨拶を済ます。)
無愛想『ああ。そっちも届いたのか……。
物資の運搬はこっちの人員でどうにかする。
応急手当の心得があるなら、そっちの方を頼む。』
>543
(黙ってサムズアップを返すガンダム)
(荷物を下ろし、コクピットから出る)
応急手当ですね、今行きます!
546 :
クレア:05/03/08 01:51:54 ID:???
>542
職業病は寝不足だけでじゅうぶんなのです・・・・・・(ふかーくため息)
(そのまま見送って)
・・・・・・・
そのしぐさ、キモイです。
(ボそりとつぶやくと、自分もエレカに乗り込んで)
(通信機を開くと)
あーもしもし?はい。ええ、だから先ほどの話の続きを。
ちょっとまってくださいきらないで切るな!
4航艦はなにやってるんですか!そうほら演習中の!カイラム級で
編成された!ヘビーガンならどうにか新型に・・・・・は?
だから海賊討伐なんかよりこっちのほうが!
ああはい無理なんですね分かりましたそれならマダガスカルが落ち着いた
おかげで宙に浮いてた第6空挺師団!あそこの師団長とは古馴染みですから
たぶん連携は・・・・・・
はぁ?いや南米のほうは足りてますから!足りてますから!なんでそっちに
まわすって話になってるんですか状況が変わったとあれほどっ!
あのねちょっと・・・・・・・・
だから切るなとぉぉぉーっ!
(絶叫がむなしくエレカの中に響く・・・・・・)
(>541の付近で金髪の姿に変装して手伝っている奴)
…あっても3人揃ってあっさり追い込まれて
見逃された方がよっぽど腹が立つと思うけど…
(深い溜息をついて)
548 :
操舵娘:05/03/08 01:55:14 ID:???
>543
いたた・・・・・・まさか立てないなんてぇ・・・・・・
これじゃもうぼろぼろじゃないですか!!
(・・・・・自分の体だろう)
>無愛想
ついてたって奴です。死ぬよりはましですよね、顔には傷跡
残らないらしいし(苦笑)
それにしても、やっぱり男の人は頼りになりますね、力があるって
ちょっとうらやましいです。
549 :
クレア:05/03/08 01:59:43 ID:???
>547
叩かれるだけ叩かれきった、といったところかしらね。
感情的な者や、熟練していない連中じゃない。
生き残る術を知る、タフな連中が出張ってきた・・・・・・
これからの戦いは、ひどく面倒なものになりそうね。
私も早くMSを用意しなければ・・・・・・アストナージ
さんに掛け合ってみようかしら。
そういえば、あの帽子をかぶった、なんといったかしら、
彼女がなにかモビルスーツを作っていたと聞くけれど?
>548
だから、もうちょっと大人しくしてないとダメなんですっ。
静かにしてないと、直るものも直りませんよー?
(一方、無愛想の方は近くへと荷物を運んでくる。)
無愛想 『……生きていれば、何か出来ることがある筈だ。俺も最近そう思うようになった。
……それと、あまり言いたくはなかったんだが……
あの時、俺は防空司令部にもっと早く駆けつけることが出来た。
俺は、民間人の避難を援護していた。
――――が、最後の最後まで避難を援護したのは、私情もあった。
俺は、ある奴に気付かされるまで、防空司令部が酷いことになっているのに、気付かなかった。
……言っておくべきだと思ってな。怪我が完治したら、思い切り殴ってもらっても構わん。』
(そういって、男は作業を再開した。)
(そして、国際空港から養成所に向かって走るケータハムスーパー7。のレプリカモデル)
ここが養成所か……
(ゲートで身分照会等済ませ、書類を提出し、ここの生徒になった彼の名はグレッグ・グレイソン)
……姉さん、姉さんの分も頑張るよ。
(南米に残り休学扱いになった姉サブリナの代わりにここに来たのである……姉は別に直接政府関係者じゃないけど)
……しかし、忙しいよな……俺。
(彼はただ養成所の生徒なだけでなく北米連邦の士官学校生徒であり、かつ見習い外交官にして駐NZ大使館の非常勤職員でもあった……)
(たかだか19の小童の肩書きとしては過剰であることおびただしい)
>549
そうそう。キラ君の動き見るやすぐ逃げるあたりも冷静よね。
色々とやってるみたいね。
噂では機体を貸し出したとか何とか…
……流石にM1のカスタムメイドの発注品じゃ荷が重過ぎるわね…
こっちにも地中戦闘兵器がないと話にならなくなりそうだし…
553 :
操舵娘:05/03/08 02:12:03 ID:???
>550
>使用人
こー、なにかぱーっとあっというまに怪我が治る方法とか
ないんですか?
まぁ、わがままだっていうのはわかってますけど・・・・・・(´・ω)
>無愛想
・・・・・・
いえ、それは・・・・・・・しょうがないですよ。ああいう状況ですから。
むしろ、やるべきことをやったんだから、胸を張っちゃっていいんじゃないですか?
そのおかげで生き延びた人はずいぶん多いんだし。
(と、苦笑する)
ま、お互い生きてるんだから。それで、オッケーです(そして、にこやかに笑う)
・・・・・・さて、あんまりおしゃべりして邪魔するのもあれですね。
おとなしく寝て、体治すことにします・・・・・・
(そして毛布にもぐるが)
ごろごろ
ごろごろごろ
ごろごろごろごろ
ねーむーれーなーいー
(・・・・・・昼間ずっと寝ていたので眠れない操舵娘なのであった)
554 :
クレア:05/03/08 02:16:06 ID:???
>552
腕利きが多いのは、助かるわね。
(うなずく。・・・・・・ベースがギガンだとしったら、果たして
そう素直にうなずけただろうか・・・・・・知らないというのは強い
ことである)
航空戦闘に特化した航空機・・・・・いえ、もうあれはモビルアーマーね・・・・・・
噂に聞く、ストライクの航空機動パックか、ギャプランあるいはアッシマーの
カスタムタイプでもなければ手に負えそうに無いわね・・・・・・
地中戦闘兵器、そうね、確かに必要ね・・・・・・
・・・・・・アッグあたりしか浮かんでこないのだけれど。(暗澹と無表情にポツリとつぶやく)
>553
(それを聞いて、男は操舵娘に悪そうに目を伏せるだけだった。)
ありませんよぉ♪
あ……趣味で調合した、ちょっときついお薬があるんですけど……
体力が低下してると、命落とすかもしれませんし♪
(そうにこやかにいう、ちょっと危なめの女性だった。)
あ。寝るんですか?おやすみなさいー。
さてさて。では、私は救助再開ですっ♪
556 :
操舵娘:05/03/08 02:21:33 ID:???
>555
|д`)<睡眠は欲しいですが永眠はほしくありません
|ミ サッ
(布団にもぐる操舵の人だった)
>554
ええ…。
(完全には知っていないようで。)
スカイグラスパーで太刀打ちできるような生易しい物じゃ無いと思うわ。あれは…
……後グーンのカスタム機ね…と言ってもコスト対効果があまりに低すぎて
奥に眠っていた代物のはずだけど…こういう兵器が流行するといずれ
量産が必須になりかねないわね…。
558 :
クレア:05/03/08 02:30:55 ID:???
>557
地中移動型兵器、か・・・・・・
もっとも、実際有効かどうかは疑問ね。威力が限定されすぎる。
それに、あれほど大規模な陽動をかけなければならなかった、という
時点で、速度性能は極めて低いのではないかしら。
それに、地中ではまともに戦闘機動を取るのも難しい・・・・・・
無論、回避も困難。
となれば・・・・・・必要なのは、地中にいる兵器を直接撃破可能な
強力な貫徹兵器。探知はサイコミュで出来ないことも無いと思う、
ならば・・・・・・・そこまで貫くことが出来れば、討つことは出来るわ。
>558
なるほどね…
でも、問題はそれが配備されるまでは太刀打ち不可能って事ね。
そしてもう一つ。
560 :
クレア:05/03/08 02:41:25 ID:???
>559
そればかりはどうしようもないわ。
もうひとつ・・・・・・何?
>560
感応波遮断装置とミラージュコロイドを併用した兵器を持ち込まれたら
それは同様以上の脅威になるって事よ。
これは…地中兵器以上に性質が悪いわ。
有人地中兵器に感応波遮断装置をつけられても脅威ね…
562 :
クレア:05/03/08 02:50:32 ID:???
>561
・・・・・・
そればかりは、本当にお手上げね。
・・・・・・絶対不可視の敵、か・・・・・・・
まったく、頭の痛いことばかり。
ひとまず、対地ソナー網の充実も今後の防衛課題になりそうね。
さすがに地中の震動波まではそうそう隠し切れないでしょうから・・・・・・
・・・・・・・
ミラージュコロイド。まったく、なんて面倒なものを考えるのかしらね、
人間は。まったくこの世には不可能なことなど無いかのように思えてくるわ・・・・・・
(深々とため息をつくと)
そして、それでも戦わなければならない。まったく、頭が痛くなってくるわね・・・・・・
>562
甲「それは大変だ」
乙「アストナージさんと相談してドリル戦車を開発しなきゃ」無論、本気じゃ……おまいら、その目付きは何?
>562
それに対処する為にミラージュコロイドを捉えるレーダーを
開発する動きもあるにはあるけど…。
地中はそれで補えそうね。
いずれ本当に不可能な事がなくなりそうで怖いわね。
悪いのは技術じゃなくて使い方なのはわかってても
頭が痛くなってくる…
565 :
クレア:05/03/08 03:04:41 ID:???
>564
核融合炉が開発されて、宇宙空間にまで生活圏が広がっても、
やっていることは昔と同じ。
矛と盾の争いは、いつまで続くのかしらね?
悩んでいても仕方がないわ、ひとまず出来ることをしましょう。
それでは、また。
(というと、医療テントの方へ向かう。手当ての手伝いにでも行くのだろう)
(その医療テントのまた一角。
こちらでも白衣姿の女性徒が数人で負傷者の救護にあたっている。
その中の一人である彼女も、既に医師の資格は持っている身。
着込んだ白衣の所々には黒く変色した何かが付着し、
辺りの様相は…この地で起きた出来事の激しさを無言で語る。)
…………はい、これで大丈夫です。
ベッドは空きが出ましたので……あぁそこの貴方、
この人を14番へ運んであげて下さい。
……ええ、大丈夫ですよ。
これ位の怪我なら…私達が必ず助けてあげるから。
…だから、安心してお休みなさい……
(声色は優しく、語りかける表情は何時も優しくて。
しかし救える命もあれば救えない命もまた多く、
血の滲んだ白衣の袖を握り締めながら、彼女は又人々を看取る。
暫くは、介護の仕事には戻れない。)
――――何故
避難キャンプに立ち尽くし、頭に包帯を巻いた男が
脳裏に思うのは、疑問
何故、自分はこんなところにいるのか
何故、自分はこんなにも無力なのか
「…………っ!」
ギリ、と食いしばった歯が軋む
力強く握った拳からは血が流れ、その開かれた双眸は
遠く空を見上げている
少しの間、空を見上げていたが、再び正面を見据えた
目の前にあるのは、破裂に蹂躙された人々、企業軍NZ防衛軍
己の背にあるのは、己の傷ついた愛機、サーペント
「まったく、護衛対象がコレでは話にならんな」
避難キャンプの調理場からやっと解放され、カップのアイスを食べながら
エプロン姿の男が一人ごちる
天馬の店長代理である身で、尚且つ傭兵として
NZ防衛軍と契約していた彼にとって、この状況は最悪に近かった
「コレでは商売にならんな……まったく」
「おい、聞いたか?」
「ん?」
「あの条約、養成所も調印するらしいぜ」
「本当かよ。中立が建前だったんじゃないのか?」
「さあね。
けど、聞いたところじゃこの前の襲撃で、彼らも重い腰を上げる気になったらしいよ。
建前に関しては政治の領分だから、よく分からないけど」
「NZの民衆の命を脅かすテロリスト、とでも位置付けときゃ正当性はどうとでもなるか。
何にせよ、その話が本当なら心強いな」
「ああ。
本職としちゃ、ちょっと情け無い気もするけどな」
「仕方ないよ。今の僕らだけで、NZの皆を守れる筈も無いんだし。
その為の安全保障なんだ」
「だな……。
あちらの生徒さんたちにゃちょいと酷かもしれないけど」
「此処まで来ちゃ、誰も部外者じゃいられないよ。
多分、事態はもう其処まで来てるんだ――」
「クソッタレーーー!」
スコップの先端を瓦礫の合間に思い切り叩き込み
狂犬じみた男が、晴れ渡った青空に向かって吼えた
「地下からの攻撃なんざ対処できるかっ!
限度ってモンを考えろ!
戸締りできても床締りできねーんだよ、こっちは!」
ギャアギャア言いながらも、自室のあった辺りから、懸命に私物を探し出していた
「……ジム持ってきたほうが良い気がしてきた」
>570
ほら、手が止まっている。
そんなことでは日が暮れても終わらんぞ。
(数人の兵士を連れた中尉が瓦礫を踏み分け近寄ってくる。
そして、周囲を指差して指示を出し始める)
…そうだ、あのあたりから、向うまで全て撤去しろ。
とにかく、野営地を設営しなければ、今夜寝るところもない。
早く基地機能を復旧させなれければいざという時何も出来ん。
諸君らの仕事は防衛計画上重要なものだということを自覚するように。
行け。
(キビキビと動き出した兵士達を見送ると、ロックに)
貴様は良い。
自分の隊は準戦時体勢で待機していなければならないからな。
>571
「準戦時待機? そんなモンは俺のジムに火ィ入れられる状況に
しときゃ十分だ、走って5分―――」
比較的被害の少なかったMS格納庫を見て、言葉が途切れる
5分、というのはあくまで正規の通路を取っての話
基地のあちこちが瓦礫で崩れた状態では
「もとい、1分でいける場所にワザワザ待機してられるか
そんなことより、俺が探してるのは私物だ私物!」
仮にも上官に何時も以上にぞんざいな口をきき
瓦礫をひっくり返すロック
>572
退役を考えているようだが…
少なくとも今の貴様には自由がないことを忘れるな。
それに…
(瓦礫の山を見回して)
この有様では見つからんよ。
何を探している?
この区画を整理するものたちに言っておいてやる。
>573
「この状況で待機だけしてろってか?」
振り返って、強い視線を向ける
視線を交わしたまま、少しの沈黙があり
「……わかったよ、待機してりゃ良いんだろ
待機場所は、格納庫近くの臨時キャンプだったか?」
スコップを肩に抱えて
「探してんのは漫画だ、「指紋マン」の一巻、レアモノなんだぜ?」
>574
シモン・マン?
ドイツの作家か?
あいにく、哲学関係は不勉強でな。
確かに、西暦時代の刊行物となるとそれなりにレアな値打ちものだろう。
わかった。注意するよう伝えておこう。
(微妙に勘違いしたまま力強くうなづく)
貴様は盾だ。
人々を守る為のな。
建物は建て直せば済む。
しかし、結局のところ、人を最終的に守るのもまた、人だ。
この基地が砕け散ろうと、企業軍が砕け散ろうと、
貴様が生き残っている限りは、軍人としてその存在の全てを盾として人々を守らなければならない。
それを忘れるな。
少なくとも、退役するまでは。
(ふ…と目線を外して―海の方角を向いて―珍しく力弱く)
失われたものはあまりにも大きいとしても。
>575
「………ま、わかるヤツがいるだろ
頼むから俺の台詞を一字一句間違いなく伝えてくれ
アンタの解釈入れるの禁止な」
スコップを肩に抱えたまま、歩き出し
「違うな、俺は盾じゃなく番犬だ
主人にゃ噛み付くが、家族は護る
食堂のおばちゃんはな、はっきり言って塩降りすぎて味濃かったんだよ
隣のサダ伍長はそっちのケがあるって噂までありやがった
受付のお嬢ちゃん、名前は確かリーザだったな、アレは愛想が悪かった
それと俺のジムの整備でしょっちゅうぶぅたれてたグリーブ、コードがたまに抜けてるんだよ
……皆死んじまった、番犬として護りきれなかった」
ガシャン、とスコップを瓦礫にたたきつけ
「退役はちょい延長だ、これやらかしたヤツラの動脈に牙突き立ててやる
………勝つぞ、そして護るぞ、隊長!!」
>576
心配するな。
ちゃんと伝えておく。
(誰もが不安になるほどそっけなく返答すると)
退役を延ばす…
そうか。
それも良い。
貴様は、どちらにしても戦い続けるしかないのだから。
企業軍に限らず、優秀な軍人の全てがそうであったように。
では、もうしばらくその牙、預からせてもらう。
(傾き始めた日の光が、瓦礫の上に立つ二人の男の影を長く地に伸ばす)
>577
「……ったく
いいぜ、預けてやるよジョセフ・R・ミュラー」
拳を突き出し
「ドッグ2、ロック=ベイリンは改めて、アンタを隊長として認める
……使いどころしくじるんじゃねぇぞ!」
>578
(差し出された拳に自らの拳を押し付ける)
使いどころを誤る心配はない。
貴様の死は、貴様が守った人々の生によって贖われる。
たとえ、その人々が貴様の存在すら知らないとしても、だ。
平穏な暮らしの床下には、名もなき戦士達の屍が埋まっている。
それが自分の、そして、軍人達の誇りだ。
安心して戦い、戦い抜き、そして、死ぬがいい。
しかし、とりあえずは…
(瓦礫を見回すと)
今夜寝るところを作らねばならないな。
このままでは日が暮れる。
仕方がない。
やはり、貴様も手伝え。
自分もやらねばならないだろうな。
道具を取ってこよう。
(言うと、機材を調達しに仮設本営の方に歩いていく)
>579
「……了解、安心して噛み付いてやらぁ」
拳を離し、歩いていくジョセフを見送りつつ
「結局手伝うンじゃねぇか、ったく……」
そんなことを呟き、また瓦礫をひっくり返し始める
(養成所の中庭。もはや其処を日常の場としなくなった彼がその場所にて一時を浪費している。
ここならば、一仕事の後の休憩を咎める者は一握りしか居ないからだ)
…………しかしまぁ、事態が混乱を極めてきたものだね。
>581
これが戦時ですよ。わずかな風が吹いたと思えば、次に来るのは暴風雨・・・・・・
(深々とため息をついて)
>582
……どうにかして好戦派の連中をつつきたいものだが、そうも行かないだろうね。
まさかあんな堂々と敵対宣言されるとは流石の私でも予想外でワクワク……いや、オロオロしてしまうよ。
>582
やれやれ、ただでさえAEMAの連中の対策で頭が痛いって言うのに、
それにくわえて好戦派連中ですか・・・・・・(深々とため息をついて)
なんですか?代行はあたしに過労死しろと?
ま、それも仕事のうちなんですけどね・・・・・・・はぁ。
で、なにか手立ての一つも考え付いたんですか?
>584
それが困った事にだね……アイデアは有るのだが手段が用意出来ないのだよ。
ははは、少しばかりDG騒動でハッスルし過ぎたようだね。
(言ってる本人は気楽に言うが、事実は割と深刻だ)
>585
・・・・・・(´◇`)意味ない。形にならないなら意味ないです。
で、そのアイディアって何なのか教えてくれません?
手段考えるのもあたしたちの仕事の一つなんですからね。
>586
ふむ。北米を脅して傘下に収めるとか、楽しそうだね?
ただ、流石の私も一企業家でありながら一国を支配すると言うのは少しはしたない気がしてならないのだよ……
>587
何とはなしに果てしなく面倒が膨らむアイディアじゃないんですか?それ。
(思案の果て、ため息)
>588
彼らを屈伏させるに充分なネタは有るのだがね……隠蔽工作が面倒な事この上無さそうだ。
だがしかし、他にロクなアイデアが出て来ないのだよ。
憎きはドラクロワか、風邪薬と偽って頭の悪くなる薬を盛ったに違いあるまい。
>589
とりあえずもうちょっと考えにつめてからのほうがよさそうですね、
無理に聞いたあたしが悪かったです。
とりあえず、今後の材料なんですけど・・・・・・・
第101機動連隊が、今後われわれの指揮下に入ることが
決定しました。装備はいずれも旧式で、錬度もそれ相応。
早い話が数だけ多い後方専用部隊ですね。
>589
とりあえずもうちょっと考えにつめてからのほうがよさそうですね、
無理に聞いたあたしが悪かったです。
とりあえず、今後の材料なんですけど・・・・・・・
第101機動連隊が、今後われわれの指揮下に入ることが
決定しました。装備はいずれも旧式で、錬度もそれ相応。
早い話が数だけ多い後方専用部隊ですね。
>590
装備はそう簡単に補充してやれないのだったね?
なら、私から直々にコメントを送って上げるとしよう。
「死ぬ気で鍛練するか、死ね」
……うむ、余りの素晴らしさに私も感涙を禁じ得ないよ。
>592
・・・・・・まったくもってありがたいことですね・・・・・(げっそりと)
とにかく再訓練のほうは急がせます。武装のほうも。
はぁ・・・・・・
(格納庫。MSベッドに横たわる、全身をベージュに塗装された
可変MSの上で最後のチェック作業に当たっている)
よし、D1〜D4までレベル6テストをクリア。
問題は全然ないな、まるで新品だ。
>593
皆の認識を変えて行かねばなるまい。
AEMAの行動は看過出来ないものになってきている。
世界中で戦争が始まるのだよ。旧世紀の如く草の根を掻き分けて焼き尽くす様な、ね。
行こうか。少しは彼らの顔を見ておかねばなるまい。
(立ち上がる)
えーっと・・・あ、こっちか
(地図を見ながら廊下を歩き、多少道を間違えそうになりながら格納庫までたどり着くキリー。
『メタスが用意できたので来い』と言うのを聞き飛び起きて急いで着替えてここまで来たのだった。)
プシュー
失礼しまーす・・・
>595
了解。
では、行きますかね・・・・・・
(宿営地へと向かう)
>596
ぉ、来たな。
今、最終チェックがすんだところだ。新品同様。
これだけ程度のいいメタスは地球圏中探し回ったってないぜ。
こいつは昔、しょっちゅう整備してたことがあるからな、俺にとっては
古馴染みみたいな奴さ。だから機嫌のとり方はよく知ってる。
多少壊そうが無理に扱おうが心配いらない。存分に壊してやってくれ。
>594
わぁ・・・・これが、本物・・・
(仰向けに寝かされているメタスを見て感激の声を漏らす)
>598
あ、ありがとうございます!(ペコリ、とお辞儀をする)
チュイーン、と機械が高速回転する音が格納庫に小さく響く
「……動作は正常、でもちょっとばかり五月蝿いなぁ
防音ガラス越しでこれなら、立派な音響兵器だな、コレ」
言葉どおり、防音ガラス越しにソレ――新型のガトリングランチャー―を見ながら
アールが呟く
響いていた音が止み
「動作は良好、こりゃ次の実戦では使えるな……
……っしゃ、それではサーペントへのセットアップ、お願いしますね」
整備科の生徒に告げると、自身はどこかへと歩いていく
>598>599
「MSA-005、名前はメタス
……合ってますよね?」
歩み寄りながら、自身なさげに声をかける
「しかし凄い変形機構ですよね……
ZAFTじゃ、こういう機体は見かけなかったから新鮮です」
>599
それにしても、なんだってメタスなんだ?
強力なTMSで、手に入りやすい奴ならまだ他にもあるだろうに。
>600
よ、アールも整備か。
最近忙しいったらありゃしないな。それもこの間の襲撃のせいなんだろうな・・・・・・
ものすごい、っていうか可変機構の試験タイプだからなぁ・・・・・・
もっとも、試験タイプだからってそんなに悪い機体じゃない。
後継機や改良タイプがいろいろあるからな。
>600
あ、こんにちは。それで合ってますよ。
(笑顔で振り返る)
>601
・・・これが、いいんです。
私が、数あるモビルスーツを見て初めてドキドキを感じた物ですから。
>603
そういう、もんかねぇ・・・・・
んじゃ、さっそくアグレッサー(模擬空戦、ここでは模擬戦を指す)
でもやってみるか?
ちょうど教官補佐殿もおられることだしな。
>604
ハイ!(模擬戦をやる心構えもちゃんとしてきたようである、が・・・)
・・・え?ええっ?!(『教官補佐』との模擬戦闘となると話は別なようだ。)
>605
いや、驚かれてもなぁ・・・・・・
つうか、俺じゃ相手できないし。本業じゃないし。
>603
「どうも
いや、前にMSA-003と間違えちゃいましてね
おかげで覚えられました」
年下が相手でも敬語か、アール
>602
「ええ、ちょっと前に届いて、使う人がいないっていう
武器を使おうと思いまして、そのテストです
………や、前の戦闘でビームキャノンを溶かしちゃったんで」
メタスを見上げ
「メガ粒子砲を装備した改式に、変形機構をオミットして
砲戦能力を持たせたディテクターですね
……こういうのでは、宇宙世紀の技術にはかないませんよ」
>604
「ア、アグレッサーですかぁ!?
ンないきなり言われても、新武装がっ!」
その背後から、整備科の生徒が声をかける
「ガトリングガン、セット完了しました!」
「……これはやれって言うお告げか、サーペント
OK,やりましょう」
>606
わ、分かってますけど!
きょ、教官補佐さんって、強いんですよね?!(オロオロ
>607
あう・・・よ、よろしくお願いします。
>607
他にもZUなんてのもある。
見た目、いかにも即席、って雰囲気だが・・・・・・・
存外に潜在能力の高い機体だったりする。
素人同然のパイロットでも扱える操作性も魅力だな。
・・・・・・模擬戦用のセッティングへの切り替え・・・・・・
よしっと。
(・・・・・・異様な手際のよさでセッティングを済ませるアストナージさん)
>609
は、速い・・・(呆気に取られる少女)
>608
「いや、正直言ってあんまり強くないと思いますよ
だってブランクも3年ありますし、ボクより強い生徒幾らでもいますし」
と、口では謙遜しつつ
orz
内心マジへこみ
>609
「ZII……ああ、アレも良い機体ですね
でもボクはああいうビームばっかりのMSは苦手ですし
……兵器は、実包でナンボだと思うんですよっ!」
力説するビームが苦手な元ZAFT兵
神速のセッティングを見て、驚愕
「こ、コレが本物の教官クラスの実力かよ!」
>610,611
まぁ、連邦軍やエゥーゴ、混線してからはフリーで長年食ってきたからなぁ。
生徒よりトロいんじゃ笑われちまう(にやり)
>612
それでも、今のは凄いです・・・
(そう言うとメタスのコックピットに乗り込み、起動させる)
・・・基本的には、ネモと一緒かな?あとは、実際の変形時の特性さえつかめれば・・・
>612
「流石、ですね」
呆気に取られつつも感心し
「それじゃ、やりますかっ!」
サーペントに意気揚々と乗り込んでいく
そして、基地とは逆方向の、戦闘演習場
岩山の並ぶ荒野は、自然の厳しさすら体感させうる場所だ
そこに立つのは、本来装備されているものとは別の
ハンドガトリングガンを装備したサーペントだ
「―――というわけで、これより模擬戦を開始します
それじゃ……COME HERE!」
戦闘開始の掛け声と同時に、後退を始めるサーペント
まずは距離を取る算段か
>614
あわわ、始まっちゃった・・・(口ではそう言いつつも、徐々にサーペントの方に近づいていく)
(数十秒後)
見失っちゃった・・・・
>615
「いや、ついてこなきゃ話になりませんって!」
目前に姿を現し、左肩に抱えたバズーカを撃つ
右手にはガトリングガンを片手で保持したままだ
>616
わわッ、来たっ?!(咄嗟に回避行動をとる。)
(─・・・一回、上に出なきゃ・・・何処に居るか分からない!─そう思い、変形して上空へ上がっていくメタス。)
ぉ、ああも早く変形機構を使いこなすかね、たいしたもんだ・・・・・・
(感心しつつ)
>617
空から荒野を見下ろすと、すぐにサーペントは見つかった
渓谷の内側に隠れていたらしい
「流石、空中戦はTMSのお家芸だっ!」
バズーカを背部ラッチに戻し、ガトリングガンを両手で構える
束ねられた6つの砲身が回転し、甲高い金属音を立てる
発射までの隙は1.7秒、その間サーペントはまったく無防備になる
>619
・・・見つけた・・・!
(MA状態のまま少し加速し、ちょっとづつ降下しつつサーペントに徐々に近づく。)
彼は医務室のベッドで、ただじっと天井を見ている。
先日の戦闘で負った怪我は、肋骨のひびや肺への軽いダメージで全治一週間程度のものであった。
それでも彼が治療に専念しているのには幾つかの理由があった。
『右前腕部損傷、バックパック一部破損、ファンネル・両シールド軽度の損傷、
左有線式Pビームシールド破損、ビームシェダーライフル破損、胸部装甲重度の損傷、
各部装甲に軽度〜中度の損傷、その他
並びに、バックパックユニットやジェネレーターへの過負荷が原因と見られる各種不具合の発生』
その一つが、愛機『ディープ・ルート』の現状についての整備班からのレポートだ。
これは、シスター・マリアに対して一対一で勝負を挑んだ結果である。
シェイド・ウイング――かつて漆黒の堕天使と呼ばれた男がいた。
彼の師であると同時にトールギスWという名前であった頃のディープ・ルートのパイロットでもあった。
そのため、この機体には膨大な量の戦闘データが蓄積されている。
そのデータは普段、厳重な封印が施されており表に出てくることはない。
しかし、なんらかのきっかけがあるとそれは姿を現し、堕天使の再臨を招く。
無駄のない回避行動から反撃体勢へと最高のタイミングで移行する。
それによって乗り越えた窮地は一つや二つではない。
この所謂『堕天使モード』を使用して尚、先のような結果となってしまった事が彼の心に影を落としている。
システムはきっちりと彼の注文通りに働き、相手の攻撃をかわして必殺の反撃を放てる状況を作り出してはいた。
だが、今度はシステムが要求してくるものに彼が応え切れなかったのだ。
攻撃の意思を感知しそれに対して回避の意思がサイコフレームを介して機体に伝えられると、
このシステムは蓄積されたデータの中から最良の回避行動を取り即座に反撃へと移る。
一見すると完璧に見えるシステムだがここに落とし穴がある。
パイロットの思い描く回避行動と、システムが選択する回避行動との間にズレが生じた場合、機体に反映されるのは後者なのである。
そうなると当然、その次の反撃行動にもズレが生じる。
更に、予想外の機動をMSがすることによってパイロットの身体へかかる負担が増し、この事も判断力を鈍らせる原因となる。
結果として、避けるのが精一杯となり効果的な攻撃をできないまま身体と機体への負担ばかりが増えていき、ついには敗れ去る。
どんなに優れたシステムであっても、使いこなせなければ意味がない。
『自分の力でないものに頼っているうちは、絶対に勝てはしませんわよ、 私には♪』
宿敵とも言うべき相手に言われた言葉が、それを如実に表していた。
だから彼は動かない。
一刻も早く怪我を治す事が、今の自分にできる唯一にして最大の事であるから。
>620
「この場合は、攻撃するのがスジってもんです!」
言葉と同時に、ガトリングガンの砲口が火を噴いた
その弾道は、まるで一筋の閃光がごとく
秒間120発で放たれる弾丸は、もはや速度以外はビームのソレと
変わりない
いや、こと「破砕」に関しては凌駕すらしている
模擬弾とはいえ、ソレがメタスへと振りそそぐ
>622
あわわ・・・っ!
(弾に当たらないように逃げ回るメタス。
・・・何故か太陽の光が照る方へ。)
624 :
金髪:05/03/12 02:19:04 ID:???
>621
……。
(隣の椅子で疲れ果てて寝ているようだ。
…どうやらよくここに来ていたようである。)
>623
「くっ! ちょこまかとっ!」
太陽に逃げ込んだメタスを細めで睨みつけ、再びバズーカを構える
誰も見ていないこの戦闘、その勝敗と顛末は
また何時か語られるだろう
>621
大丈夫?かなり重い怪我のように見えるけど・・・・・・
(心配げに入室する)
>624
(・・・・・・これは・・・・・・
来ないほうがよかったかしら?)
(水入らずの空気に水を差したかとちょっと悩むクレアの人である)
>624
ふと横を見やり、その寝顔に多少表情が緩む。
起こすまいと敢えて声はかけない。
>626
「それほど大した事はないですよ。この怪我は。
ただ、下手に動いて治りが遅くなるよりは・・・って事です」
音量を抑えた声で話す。
>627
あの女・・・・・・に、やられたのね。
・・・・・・治ったら、また、戦うの?
629 :
金髪:05/03/12 02:45:50 ID:???
(勿論まだ目を覚ます気配はない。…時間的にもう少しで目を覚ます可能性は十二分にあるが)
>628
「最初の不意討ちにも反応しきれず、有効打の一つも与えられず、存在を臭わしていた隠し球にも気付けず。
いわゆる完敗って奴ですねぇ」
頬をぽりぽりと掻く。
「向こうが来るのでしたら、ね。
もっとも、今のままじゃ相手にしてもらえるかどうかさえ怪しいのですが。
だからこそ、一刻も早く怪我を治してしまいたいのですよ」
>630
・・・・・・止めるだけ、無駄なようね・・・・・・(深々とため息をついて)
・・・・・・一応、ディープルートに残っていた前回の戦闘データ、纏めておいたから。
(ディスクを枕元にほうる)
>631
「浅からぬ因縁もあることですし、クラウン教官殿にお任せするという手もあることはあるんですけどね。
教官殿は他にも色々とお忙しそうですし、私自身がどうにもこう言う性分でして。
何より負けっぱなしではリーディスにあわせる顔がありませんから」
にこりと笑って、投げられたディスクを見る。
「どうもありがとう御座います。丁度、後で調べようと思っていたんですよ。
前回はほぼ限界値を出せていたでしょうから今後のいい参考になります」
「企業側の復旧作業はどうなっています?」
633 :
金髪:05/03/12 03:04:19 ID:???
…?
(ふと、目を開く。目を覚ましたようで)
>632
……私に言えた義理じゃないけど…無茶はするなよ。
>632
増援が到着するそうよ・・・・・・
もっとも、艦艇・MSともに旧式のろくでもない部隊らしいけれど。
あてになるのはスペシャルズだけね。
リーディス・・・・・・か。
・・・・・・たまに、思うことはあるわね。
彼が、生きていたらって。
・・・・・・そうすれば、もう少し・・・・・・
楽に、戦えたかもしれないとも。
・・・・・・ええ、わかっているわ。一人パイロットが
増えた程度で、なにが変わるわけでもない。
・・・・・・それでも。
・・・・・・どうしても、そう、思ってしまうのは・・・・・・
なんで、なんでしょうね。
>633
「おや、起こしてしまいましたか。
今のところ、したくてもできない状態ですから」
明確に『しない』とは言わないでぼかした発言をする。
>634
「腕がよければ多少旧式でも・・・その言い方ではあんまりそっちも期待できなさそうですねぇ」
ハァ、溜息を一つ。
「好戦派が妙な動きをしなければいいのですが・・・」
脳裏をよぎるは『人形』という単語。
「戦力を数字で考えればそうかもしれませんけれども、中々計算通りには行きませんから。
かなり違ってくると思いますよ?」
636 :
金髪:05/03/12 03:20:02 ID:???
>634
あいつがそれだけ凄い奴だったって事だろ?
>635
……
(少しじっと見てから)
まぁ、お互い様だしな。
(こちらはこちらで無茶をする気のようだ。)
>636
「ま、その辺の話しは、長くなりますからまた今度―――」
不意に途切れる言葉。
唐突に訪れた睡魔に、あっさりと勝ちを譲ったようだ。
638 :
金髪:05/03/12 03:42:46 ID:???
>637
…そうだな。
(寝たのを見て布団を整え始める。)
>638
・・・・・・
それでは、私はもう帰るわね。用事は済んだのだし。
(部屋を出ようとする)
640 :
金髪:05/03/12 03:49:54 ID:???
>639
…わかった。また後でな。
(まだ暫くここにいるつもりのようだ。)
(スーツケース抱えて天馬に入ってくる女約一名)
あー、つっかれたー(ため息)
っていうか帰ってきて早々いたるところがぼろべろになってるのは
新手の嫌がらせ?まぁ攻撃でもあったんだろうけどー。
(ぶつぶつくさくさ)
(表でずしんずしんと大きな音が)
……ふぅ、いくら手が足りないからって、モビルスーツをトラック代わりに利用するのはどうなんでしょうか……
(天馬のはす向かいの空き地に重機を据え付けている。
微妙に嫌なバイトだなおい)
>642
・・・・・・
・・・・・・
何、やってんの?(;==)
(一通り仕事を終え、天満の駐車場の片隅にガンダムを置いて)
>643
あ、ども。ちょっと土方のバイトでして。
『ちょっと……中尉、大丈夫ですか?』
いいの。放って置いて。
『そんな身体で……放っておけるわけないでしょう?』
(自分の身を案じてくれている部下に、今は感謝することもない。
否、彼女の心はそれをする余裕すらないのだ。ただ、虚ろに大好きで
妹のように思っていた存在の影を引きずる。)
【私……なんで生きてるんだろ……いっそあの時…。】
(そして、左腕と片目に包帯を巻いている女性は、喫茶店へとたどり着いた。)
>644
土方って・・・・・・・
何か激しく間違ってない?(汗
>645
・・・・・・
(とりあえず入店したことに気づき)
(ひとまず気づかないフリをして様子を見ている)
>645
あ、こんにちわ……(迂闊に声をかけた為、彼女の鬱オーラが伝染しそうになる)
>646
私もそう思います。(とりあえず、一人称が『私』の土方はいねぇ)
なんせこないだの襲撃で土木機械がフル稼働な訳で猫の手も借りたいとか。
>646
『あ。こんにちわ。』
……違う。………じゃない……
(律儀に挨拶をする兵士と、ぼそぼそと聞き取りにくい言葉で呟く覇気の感じられない女性。)
>647
『こんにちわ。』
……………
『ちゅ、中尉………。』
………違う。
(そう呟いて、店内をキョロキョロ見回す女性。
大切な物を無くした、少女のように。)
(天馬にやって来て、その空気の重さにうろたえる)
>648
…………(自分にも覚えがある事なので、まったく無視する事も出来ない)
ここにも……いないの……?
『中尉!どこへ行くんですか!』
……探さなきゃ。きっと……夢。みんな夢。全部、夢なんだから……
(そういって、おぼつかない足取りで喫茶店も後にしたのだった。)
「拙いな……何処から漏れたか知らないが、例の軍事法廷開催の噂まで流れ始めてる。
今じゃ兵士達の間でも『魔女の背信』を知らない奴はいない状況だぜ」
「成る程、我々の危惧したとおりになってしまったという訳か。
先日の放送以来、NZで高まりつつあった反ロームフェラの機運も、ここ数週間で勢いを増している……」
「其処にこの騒ぎじゃ、な」
「ヒトはやり場の無い不安を、手近且つ適当なモノへの怒りへと変えてしまう……。
事実、企業軍の一般兵士の中にも我々への不信感を抱くものは多い。
そしてNZの民衆もまた……。
今はまだ排斥運動にまで至っていない。
精々が大きなイメージダウン――それすらも企業活動には痛手だが――
何故かと言えば、兵士はともかく一般の民衆に与えられた根拠は弱いからだ」
「けど、煽り方次第じゃどうとでも、か」
「デュオ・マックスウェル、トレーズ様の言葉を遮るような真似をするな!」
「構わないよレディ。私の前で萎縮するような人物ならば、私はこの青年を招聘しない。
心の自由な者を鎖で縛るような真似は無粋だ」
「――ハッ。トレーズ様がそう仰るならば。
ゴホン。
デュオ・マックスウェル、君にはそちらの方も警戒して貰いたい。
この機に乗じてニュージーランドでの権益を狙おうとする者が現れないとも限らないからな」
「そして叶うならば、『彼女』の無粋な噂への対処も頼みたいのだが」
「……OK。じゃ、アンタの副官の眉間に皺が寄らない内に行ってくるぜ。エレガントに行けるかは知らないけどな――」
「大損害、ですな」
厳つくも貧相な顔立ちをしたその男は眼前の光景を見てそう断言した。
圧倒的なエネルギーによって、巨人が土遊びでもしたかのような
風景。ありとあらゆる建築物が倒壊し倒潰し崩壊し、土壌という
土壌がはるかな深みから理不尽なエネルギーによって掘り返されて
いる。未だ大気に残る何かが焼けるにおい、そして真新しい土の
におい。コンクリートの白、アスファルトの灰色、むき出しになった
土壌の赤と黒。大地に築かれた巨大なモザイクアート。
「ええ、大損害です。だからこそあなたたちを呼んだ」
フミ・サカグチは男に対し無表情に告げる。しかし男は奇妙な
ことを聞いたかのような表情を浮かべていた。ほほに僅かなしわ
がある。笑っているのだ、ということにフミは気づく。
第101機動連隊連隊長、ガモフ・バクーニン企業陸軍大佐。
彼の部隊が旧式とはいえ10隻を超える艦艇を保有しているにも
関わらず、「連隊」扱いされているのは彼が陸軍に属していること
と、古今東西ありとあらゆる兵科のことなる軍同士において発生す
る対立という名の業病の産物にほかならなかった。
この連隊が設立されたのは5年前。地球圏に存在する諸国家が
徐々に混線によって生じた直接的な意味での混乱から立ち直り、
国家として生残するための独立闘争とも侵略とも防衛戦争とも
つかぬ、混沌とした死闘から脱却し、覇権確保のための理路整然
とした総力戦体制を整えゆくなか、企業軍は従来の通商航路確保
のための通商護衛軍としてのみ存在していた従来の体制から脱却
し、利権確保のため各国への軍事的アプローチをも可能とするより
機動的な軍への進化を必要としていた。
しかし、複数の有力企業がそれぞれに軍を編成し、それぞれに
指揮権を有するという、『企業』独特の軍閥体制がそれを阻む事
となった。予算問題は迷走し、再編成計画は足踏みを続け、兵器の
調達、命令系統の画一化に至っては試案すら完成に至らないという
状況に陥っていた。
こうした状況は結局会議によっては改善を見ず、有力企業同士の
経済戦争に伴う企業の吸収合併によって解決されることになるので
ある。
101機動連隊はこうした混乱の中において発生した妥協の産物
と言って良かった。
各企業がそれぞれに資本・戦力を提供することによって、それぞれ
の企業の利便に左右されない軍の試金石として試験的に編成される
ことが、何度目かの企業首脳間折衝によって決定されたのである。
しかし今度は軍が疑念を発した。それぞれの権益に左右されず、
状況に応じ容易に投入可能な部隊。それは大いによろしい。
だがその新規に編成される部隊は、陸軍海軍航空宇宙軍のいずれに
所属するのかね?規模としてはせいぜいが連隊程度。まさかいずれに
も属さない統合軍というのではあるまいね。そんな総花的な軍が何の
役に立つというのか教えてもらいたいものだ。
企業は再び紛糾の末、全ての思考や処理を軍に任せることに決定した。
軍のことは軍に任せよ、という結論に達したのだ。それに、それぞれ
の企業は流転する情勢の中、経営を安定化させることに専心せねばならず、
いつまでも戦争になどかまっていられなかった。
そして、軍同士の争奪合戦が始まった。各企業の私軍にほかならなかった
はずの諸軍は、不足する戦力確保のためにそれぞれの垣根を越え、
戦力確保へと動き出したのである。
陸軍は地上拠点の防衛にはどれほど戦力があっても足りないと主張
した。海軍は海洋輸送のコストが依然他のいかなる輸送手段よりも
低コストであるという事実を盾に、海洋航路確保のためにはわれわれに
こそこうした軍は必要なのだと断言した。
航空宇宙軍は陸軍と海軍のような前時代的な軍にはこうした部隊の
柔軟な運用は不可能であると前者を痛罵した。
ありとあらゆる手段を駆使した争奪合戦が繰り広げられた末、結局
誰にも何がどうなったのかわからないうちに第101機動連隊は陸軍
のものとなっていた。別に陸軍が他の軍に対し何らかの形で華々しい
勝利を収めたわけではない。
この煮えたぎった泥沼のような混乱を尻目に、企業間の吸収合併や
企業間連合の構築が急速に進み、「好戦派」と「穏健派」の二大派閥
が形成された。「企業」の意思決定・命令体制が整頓され確立された
結果として、軍の再編や運用に関する内部法整理はきわめて迅速に進
んだ。さらに企業の強大化によって生じた反企業運動の激烈化がそれ
を加速した。その結果として第101機動連隊の運用によって得る筈
のものであった、各企業の個人的な利便に左右されない企業全体に奉
仕する軍体制とでも言うべきものが自然発生的に確立されてしまった
のである。
つまるところ、第101機動連隊は生まれる前から既に陳腐化して
しまったといえる。計画がなまじ早期に成立、編成も早期であった為
装備もまた旧式化してしまっていたことが状況をさらに喜劇的なもの
へと変化せしめた。
陸軍所属となった第101機動連隊は、陸軍所属であるにも関わら
ず、「前線運用に不適、後方での治安維持・防衛に適す」と判断され、
一種の軍警察として後方での警邏活動・治安維持活動に従事させられ
る結果となった。解体・再編を提案するものも居たが、そうしたこと
にもそれなりに予算がかかってしまうこと、後方の警邏にはそれなり
に意味があることから提案は却下された。
たしか部隊の暗号符丁は「シーラカンス」でしたかね。フミは内心
でだけひそやかに苦笑した。
シーラカンス。外界の混乱届かぬ深海深くで蠢く古代魚。
まったく、誰がつけたんだか・・・・・・
そして生きた化石の頭脳たる男は口を開いた。
「これは我々の力の及ばざる場所で何か神秘的なものでも語るかの
ように為された不可解きわまる折衝、いわば非常に難解な数式の
変数にそれぞれが都合のいい数字を好き勝手にはめ込んでいった
結果生じた解でしかない。それも、僕にとっても貴女にとっても
不幸かつ不快きわまるね」
嫌な男だ。そう、思った。こちらがあなた達のことを戦力として
期待していないことを、そしてそれが事実であることを悟っている。
そして、おそらくは自分の発した言葉が不平の類でしかないことも。
たまったものではない。フミはガモフの目を見据えた。
「もしもそうだったとして、それは結局愚痴でしかないんですがね。
軍人たるもの上の命令には」
「絶対服従、ですか。ええ、それぐらいは承知していますよ。
だからといって納得は出来ない。これはいわば僕の精神の妥協の
産物のようなものなのです。聞き流していただけると助かりますね。
なんとなれば、上官命令でも発しましょうか?僕は一応これでも
大佐なんです」
「はいはい、御託は結構です。で、どうするつもりなんですか?」
「決まっています」
ガモフはにこやかに笑い、何の返事にもなっていない言葉を口にした。
「やれることをやるだけです」
「やれること、ですか。どこまでやりたいんですか?」
「叶うなら、一切合財。正直なところ、ここは基地と呼ぶにはあまり
に荒廃しすぎています。
許されるのなら、基地機能の復旧なんかも任せてもらいたいですね。
まぁ実質的な司令部機能はあの海の化け物のようなメガフロートに
任せるとしても、海の上から陸上に対して、M粒子で何もかもが不可解
になってしまった時どれほど有効な指揮が下せるか若干の疑問があり
ますから。
ええ、あの地下核弾頭については僕も懸念しています。でも、それ
についてはある程度の対策は考え付いているんでしょう?」
「ええ、それなりには。そのことについてはいずれ相談します」
この男は、口から生まれてきたのだろうか?本当に良くしゃべる人
ですねぇ。多分自分は不機嫌そのものの表情を浮かべているに違いない、
そうも思う。
ガモフはそんなフミの様子を省みようともせず、楽しげに空を見上げた。
そして、呟く。
「楽しみだなぁ」
「楽しみ?」
フミの言葉に、ガモフは笑みを浮かべつつ両手を広げて
見せた。
「空がある。海がある。それに大地も。ひょっとしたら地中まで。
この全部ですき放題にやっていい。楽しみだ、本当に楽しみだ」
「戦争が、楽しみ?」
「ええ、本当に楽しみなんです。僕はなにしろ何年も放っておかれた
んです、ようやく今になってまともな出番が回ってきたというわけで」
「なるほど、戦争が大好きなんですね、あなたは」
もうフミは敵意にもにた響きが声音に混じるのを止めようともしなかった。
男はそれでも笑みを浮かべている。まるで表情をつかさどる筋肉が存在しない
かのように。まるで魚だ、とフミは思う。
「ええ、大好きですよ。僕は、戦争が大好きなんです」
男はそこが大劇場の舞台であるかのように、大げさに手を振り回しつつ
荒野を闊歩し、大地に転がっていた120ミリ砲弾の薬莢に腰掛けた。
「だから企業軍に志願した?」
「違いますね」
男は両膝の間で手を組むと、なにか懐かしいものを見つめるようにして
青空の向こう側、亡霊のように白く浮かぶ地球唯一の衛星を見上げた。
「僕は元々、アナハイムグループの傘下にある、今じゃもう名前も残っていない
建築会社のの1サラリーマンでした。ビルだの何だのを建てたりする仕事。
正直やりがいはありました。混線が起こってからしばらくしたら、ジョージ
タウンやらサハラやらで未曾有の建設ラッシュが起こりましたから。
新しい技術で新しいビルを。天まで届けといわんばかりのやつを。
楽しい仕事でしたよ、ええ、本当に」
男は一度言葉を切ると、フミの方に視線を向けた。
「ところが、ある日いきなり企業軍・・・・・・いえ、そのころはまだ
もっと別な名前でしたけれど。そこの軍人がやってきまして。
君にはもっと向いている場所がある、もっと楽しいことをしてみないかと
告げられて。考えておきますと答えたら、数日後会社に得体の知れない書類が
届きましてね。何でも連邦法のなんとかいう条項の関係で、僕には軍へと移籍
する義務があるっていう内容でした。ご丁寧に転属の書類まで添えられて。
もちろんその日のうちに部署から僕の椅子は消えてしまいました。
ええ、もちろんこれも重要な仕事だということはわかっています。こういう
時代です。のんびりと平和の配当を受け取れる人間が、むしろ少数であることを
知らないわけじゃない」
「そしてあなたは努力した。新時代を担う連隊を率いるに足る人材だ、と評価
されるにいたるまで」
フミの言葉に、男はやはり笑みを浮かべていた。
だが、その目には今までとは異なる何かが浮かんでいた。それは大切な何か
をうしなってしまった子供のそれに良く似ていた。
「はい、努力はしました。驚くほど多くの血を流した。味方のものを。それ以上に、
敵のものを。あまり好ましい気分にはなれなかったけれど。こういう時代
だからこそ、血を流してでも守らなければならないものがあると信じていたのは
確かです。
そして軍は僕の努力を評価した。
だから新設の部隊を与えてくれた。あたらしい玩具を。
でも僕はその玩具を使う場所を与えてもらえなかった。わけのわからないまま
日常の不満を政治活動にぶつける見目麗しいご婦人方や、青春のエネルギーを
車を突っ走らせるか暴力を振るうことにしか用いるすべを知らない若者たちを
さあさあいい子だからおうちにかえりましょうねとあやす仕事ばかりやらされた。
時代が許すなら、それでも良かった。でも僕は何か、歯車に砂がかんでしまって
いるような不快さを感じずにはいられなかった。義務感とか言う職業病に、いつの間
にやら感染してしまったんですね、皮肉なことに。
そのうち他の将校たちには、ごくつぶしを見るような目で見られるようになった。
たまったものじゃない。僕に、軍へ来いと言ったのは他ならぬ彼らなのだから」
「意外に小心なんですね。あたし、あなたってどんなことにも頓着しない人だって
思い込んでました」
冷ややかな言葉にも、男は笑みを崩さない。まるでそうせねばならぬと思い込んで
いるかの如き強情さで。
「ええ、だからこそ。だからこそ、僕は楽しみなんですよ。本当に。こういう場所
に戻って来れたことに、本当に満足している。満足せざるを得なくなっている」
そして男はまるで死刑を求刑する判事のような朗らかさでフミに告げた。
「あなたたちは僕からビルを奪った。そして何年も飼い殺しにしてくれた。
そして、今になって、何もかもが陳腐化した軍を率いて、何もかもが改まりつつある
おそらくはきわめて強大な軍を相手に戦えという。
ならば僕の好きにさせてもらう。僕に与えられる権限がどれほどのものかは知らな
いけれど。でも楽しめるだけ楽しまさせてもらう。そうしろと軍が言っているのだから。
僕からビルを奪ったあの軍が、そう僕に命令しているのだから」
そして男は母を失った子供のような必死さを秘めた目を女に向けた。やはり笑みは
消えていない。
「それとも貴女は、僕にまたビルを作らせてくれるのですか?何もかもが逼迫しつつ
あるこの戦況において」
フミは黙っていた。男が言葉を要求していないということに気付かない
ほど、彼女は鈍感ではなかった。そして、それはおそらく男にとって必要十分の
返答足りえた。
男は立ち上がると、深々と息を吸った。そして、腹のそこから叫んだ。
高らかに。彼に叶うほどに朗らかに。
「僕は戦争が大好きなんだ!」
その叫びは音波となって青空へと吸い込まれ掻き消えた。
あそこまでは、届かないだろう。フミはそう思う。彼にとってのビルのように、
あの青白い月はあまりにもこの煉獄からは遠すぎるのだから。
657 :
金髪:05/03/12 20:48:53 ID:???
(格納庫…。キュベレイタイプに近いバインダーに二挺の火器など、
見るからに特殊な砲撃機としか言いようがない機体が立ちはだかっている。)
……頼りになりそうな機体だな…。
(それを眺めてポツリと呟いた。)
658 :
赤毛:05/03/12 20:56:56 ID:???
>657金髪
うぃーっす、ひっさー♪
見慣れない、っていうか・・・・・・・
この機体、元、何?養成所ってめちゃくちゃなカスタム機が
結構多いけど、これってそれに輪をかけて跡形もないような・・・・・(;´д)
659 :
金髪:05/03/12 21:03:46 ID:???
>658
よっ。久しぶりだな。
結構シンプルなガンダムタイプ…かな?
派出にゴテゴテした物をつけてもはや原形はないけど…。
あの色々と特殊なバインダーや二挺の火器はこの上なく自己主張してるからな…。
660 :
赤毛:05/03/12 21:14:51 ID:???
>659
久々に実家に帰ったら、戦争より余計面倒が多かったわよ。
もうお説教の嵐で・・・・・・早々に引き上げて正解。はぁ。
あ、そうそう。パスタとかいろいろ買い込んできたから、あとで
作ったげるわねー♪ちゃんとしたパスタ料理って奴、一度も食べたこと
ないっしょー。
(ため息をついているくせに、どこか嬉しげなのは。
やはり、帰れる故郷がまだあることを確認できたからなのか、それとも)
でもまぁ、なんか、こうして格納庫にいると「あー、帰ってきたなー」
って気分になるわねー。実家に帰ったばっかだってのに、こっちに来るのも
「帰ってきたなー」って気分になるのって変かな?
ま、それもそーと(^−^)
(とてつもなくにこやかな表情を作って)
「派手にごてごてした物をつけて」
「原型の無い」
「特殊バインダーと二挺の火器が自己主張しまくりな」
モビルスーツの何処がシンプルなのよ!
(とりあえず後頭部に平手突っ込み)
661 :
金髪:05/03/12 21:22:24 ID:???
>660
そっちも大変だな…。
多分私だったら説教の後幽閉だけど。
(さり気無く爆弾発言を。)
あ、良いのか?…頼む。
…元はシンプルだったんだ。
ビーム兵器を大量搭載したあのバインダーやバスターの連結砲の改良型、
その他諸々をつけて原形が残ってないけどな。
(養成所の改造技術の凄まじさとも言えるかもしれない。)
662 :
赤毛:05/03/12 21:24:51 ID:???
>661
王族っていうのは奇矯な生活習慣で満ち溢れてるっていう
のは真実だったわけね。(あきれ果てて物も言えない、という顔をする。全開で)
まぁなに・・・・・・・
これほど魔改造してよくもまぁバランスが取れるもんよね。
ホント、整備の連中の腕には感心するわよ。
そういやあたしのケルベロスは拗ねてないかな?ずいぶん放置プレイ
しちゃったしー。
(左を見て、右を見て。また左を見て右を見る。そして溜息)
……早く機体決めないとなぁ。
664 :
金髪:05/03/12 21:31:59 ID:???
>662
ホントにな。
…ケルベロス?大丈夫だと思うぞ。
あれもいい機体だしな。
665 :
赤毛:05/03/12 21:37:25 ID:???
>663
あ、アズ。たっだいまー。
とりあえずおじさんたちには話つけてきたからー。
適当なとこで挨拶に・・・・・・
っていきたいとこだけど、それどころじゃなさそうよね。
ずいぶん派手にやってくれたみたいだし。
まぁ、なに。今度やってきたら二度と攻撃できないぐらいに
折ってたたんで8分割の16分割の32分割の64分割にして
二度と襲い掛かって来れないぐらいにしてやらないとね。
・・・・・・っていうか、どしたの?ずいぶん迷ってるじゃない。
あ、そだそだ。なんか帽子ちゃんからメールがあってー。
なんかMS組んだんだって。もし乗る機体が無いんだったら乗ってみる?
>664
てっきりツバキの奴が乗ってぶっ壊してたり、なんて思ったりして
ちょっと気が気じゃなかったわね。
ま、そのときはヴェルトロに戻ればいいんだけどー
っていうか拠点防衛ならむしろヴェルトロのほうがいいのかなー。
迷うとこよねー・・・・・・
>665
おかえりー ってか僕も行きたかったなぁ……(つД`)
んー、いや、なんか、こう、もう既存品弄るの止めて特注品行ってみようかどうしようかって感じで。
でもDG騒動の時みたいな極限戦場なんてもう二度と来ないと思うしなぁ…………
667 :
金髪:05/03/12 21:47:43 ID:???
>665
……確かに迷うよな。
私は自分にあった機体に落ち着いたけど。
(要は火力重視なのだろう。)
>666
……。
(あえて口を挟まずに興味深そうに視線を向ける。)
668 :
赤毛:05/03/12 21:47:49 ID:???
>666
ま、アズの場合仕事の都合とかもあるし、まだ挨拶もしてないのに
「これから結婚しますから!」なんていったら面倒なことになっちゃうわよ。
今度帰る時はアズも連れてくって約束したから、その時は逃げないよーに(くぎさし)
特注品ねー・・・・・・まぁ、こないだは特殊でしょー。単発の威力より、むしろ
継続力のほうが求められた、っていうか・・・・・・・
弾数分しか原則的jに敵を倒せないキャノンより長持ちするビームサーベルのほうが
めっさ戦果あげられたっていうか・・・・・・
あてがあるなら特注品もいいんじゃない?
っていうか、宛てあるわけ?
669 :
赤毛:05/03/12 21:52:12 ID:???
>667
結局ドンパチ大好き特攻娘、ってのが金髪ちゃんの良くも悪しくも
持ち味なのよねー。あそこまで命知らずに特攻(ぶっこみ)かけられる
パイロットってあんまりいないわよー。
ただ、無茶が怖いのよね。無茶が。だれかにサポートについてもらった
ほうがよくない?なにも単独で一個戦力なんて気取る必要ないんだしー。
>667
(気付いているのやらいないのやら。取り敢えず声をかけない)
>668
ニゲタチガウボクモイキタカッタノダカラモウイマカライクー(゚∀。)
宛てかぁ…………全然無いんだけどね(´−`;)
むしろ最近どんな機体が一番良いか分かんなくなってきた……
671 :
赤毛:05/03/12 21:56:58 ID:???
>670
はいはいそこ落ち着く錯乱しない。こんな状況であたしたちだけ幸せ
ワールドできないでしょ。ね?
どんな機体がいいかわからなくなってきた・・・・・・
んー。
実際、前の奴で物足りなかった部分とかないわけ?
コレが足りないとかあれがあればとかー。
逆にコレはイラネとかー。
672 :
金髪:05/03/12 21:59:37 ID:???
>669
けして好きな訳じゃないんだが…。
…そうだな。考えとくよ。
(自然に言ってのけた。)
673 :
赤毛:05/03/12 22:03:07 ID:???
>672
戦法見てるとそうとしか思えないって言うかー
遠距離遠距離って心がけようとして気がついたら突っ込んじゃってるOR
取り付かれて近接戦、みたいな。
それはそうと、キリーちゃんとか、組んでみたら面白げじゃない?
チームワークについていろいろやってみることで、わかってくることも
多そうだしー。
・・・・・・
なんか今日のあたし相談受けポジション?(;`□)
>671
ってか僕達だけ幸せじゃ駄目ですか?駄目ですかそうですかやっぱそうだよなぁ……
やっぱりV2Rだと火力が足りない感じがするんだよね……
かといって下手に武器積むと機体が重くてしょうがないし…………
でもなぁー、中距離でもう一つくらい手札がないと流れが作りづらいし……
うぁー⊂⌒~⊃。Д。)⊃
(同格納庫の一角、彼・彼女らとは少し離れた場所に、
そのMSは只存在していた。
先の戦闘で四肢と、その翼と力を失い地に伏した灰色の巨人。
補修待ちのシートをかけられ、只そこに横たわるだけの存在。)
…………………。
(傍らでそれを見上げる、一人の男。
やはりこちらにも機体と同じく損傷は多く。)
676 :
金髪:05/03/12 22:12:55 ID:???
>673
でも下手に実戦で挑戦するとショウが無茶した時に飛び込めないからな…。
あいつはまた無茶をしそうだし…。
(先日の一件。かなり気にしているようだ。)
>674
(難しそうだな…。)
677 :
赤毛:05/03/12 22:17:11 ID:???
>674
気持ちが後ろめたくなるぶん幸せ分が足りません。却下。
クリスマスカード出す相手が減ったらあたし的にすっごいやだしー。
(・・・・・・そんな理由なのか赤毛よ)
んー、実際あたしもそー思ってヴェルトロからケルベロスに乗り換えて
みたのよねー。ヴェルトロも軽いわりには高火力だったけど、やっぱ
重量級とは違うわねー。おんなじよーな武装なのに、一発が全然違う
わけよ。圧倒的、っていうか?
ただー・・・・・・ヴェルトロだと「すぃー」って機動変更できたのが、
ケルベロスだと「ぐぎ!ぐぎぐぎ!ずぉーーーーー」って感じで・・・・・
スラスター推力でむりやり機動しちゃってる分動きが重いっていうか
すかっとこないっていうか。
それに、体が大きくなる分回避性能がねー・・・・・・・離れちゃえば
いいんだけど、近づかれると(’A`)マンドクセわけ。
いっそ遠距離とか捨てたら?あるいは中距離捨てる・・・・・・・
あるいはもうどっかの人みたいに装甲全捨てして火力+機動機。
もう20ミリバルカンでも食らったらアウトだけど当たらなければ以下略な
感じで・・・・・・
無茶かな?無茶かも(げそり)
>675
おひさですー。
あいかわらずぼろぼろですけど、なんかあったんですかー?
>677
……装甲全廃棄か、それも手かなぁ。
うーん…………………………………………
(そのままフラフラと何処かへ放浪しだす)
>677
………………………ん? あ、あぁ……久しいな。
実家へ行っていたそうだが、楽しんで来たか?
……コレか?
何時も通りに無茶をした、とでも言えば良いだろう…恐らくは。
(アバウト過ぎる、というツッコミもある筈だろうが、
生憎とそういうツッコミをする人は希少なのだ。
少なくともこの男の中では。)
680 :
赤毛:05/03/12 22:34:22 ID:???
>678
これは重症ねー・・・・・・・(滝汗)
・・・・・・ドコイクノー ヾ(゚д゚)ノシ
>679
んー、楽しんできたって言うか起こられてきたっていうか(苦笑)
やくざな商売依然続行中ですから〜
にしてもあいっかわらずですよね?
(録画機能付き携帯をば取り出して)
看護学生ちゃんのばんごーなんばんだったっけなー
(・・・・・・どうやら「彼女」に送る腹のようだ)
(地球衛星軌道上に存在する、無数の突入ポイントの一つ。
そこに蠢く無数の影がある)
・・・・・・急げ。作戦発動まで、時間が無い・・・・・・!
偽装ネット排除。降下用ラミネートシートの配置にかかります!
10分遅れているぞ!
・・・・・・熱源反応確認!ラーカイラム級と確認・・・・・・
面倒な・・・・・・ギラ・ドーガ隊、ビグロ改隊は至急迎撃に
移れ!あと少し、全力で守り抜くぞ!
企業軍提督
「・・・・・・あれは・・・・・・何?拡大望遠!」
オペレーター
「画像、出ます・・・・・・
・・・・・・何らかの構造物に見えます・・・・・・
まさか、ジオンが使った隕石ミサイル・・・・・」
企業軍提督
「どうかしらね。単純に落とすにしては、形が整いすぎている・・・・・・
それに、あれこれと何かが増設されているようにも見えるわね。
いずれにしても、同じこと。あれを落とすのがAEMAの作戦目的
であるのは確かよ。ならば、阻むだけ!
全艦、砲戦MS戦用意!第一目標、敵性構造体!第二目標、敵戦闘部隊!
通信士官、月面に高出力レーザー通信!至急増援を要請する!」
(そして衛星軌道上での激戦が始まった。
彼女は奮戦の末、敵部隊の撃破に成功する。
しかし、彼女にとっての不幸、すなわち企業群にとっての不幸は、
それが各暗礁宙域において、企業軍の攻撃を避けるべく秘密裏かつ大規模に、
一斉に実施されていたという点にこそあった。
これから数分後。地球上のあらゆる場所で流星が確認されることになる。
それらの流星はある一点へと落下していった。
ニュージーランド西800キロ地点。
そこには一つの島があった。名を、チャタム島という。
UC時代に行われたブリティッシュ作戦によって生じた津波、そして環境の激変に
よって、今やわずかな植物のみが生える荒野と化したその島は、再び惨禍に襲われる
ことになる。
ほかならぬ、人類の手によって)
>680
そうか…だが、そう言ってくれる人が居る事は、多分幸せな事だ。
少なくとも俺はそう思っている。
(等と、一言一言を噛みしめるがごとく口にしたせつな
放たれた、そのひとこと。)
あぁ、彼女の番号ならってちょっと待て、それは困る。
「(マズイ、マズイ、マズイ、マズイ。
何かが具体的に問題という訳では無いがこれはマズイ。
これで彼女は何と言うだろう戻って来てしまったらあの日の
あの言葉にどんな意味があるというのか確かに会いたいと言う
感情も否定はしないししたくないしかしそれは俺がやらなければ
ならない筈だろう俺個人の責任として故にそれは困る
悪いが困るんだ頼むから止めてくれ止めアンジェリーナ・ロッソ。
……ク……ッ! 言えん……!)」
683 :
偵察中:05/03/12 22:49:17 ID:???
っちぃ・・・・・・一足、遅かったかぁ!!
(フォン・ブラウン。カルンシュタイン電器本社ビルの片隅に
設けられた彼のオフィスで、彼は報を受けた。
無論、予兆は察知していた。だからこそ、可能な限りの戦力
引抜きをかけ、企業軍の各方面に働きかけて艦隊による偵察活動
を強化させていたのである。
それもこれも、全ては好戦派の不気味な沈黙にこそあった。
AEMAが何らかの大規模な活動を実施に移そうとしている・・・・・・
それも、南米とは別方面で。
物資流通の変動、宇宙を航行する船舶の調査。
NZへの徹底した打撃から推察して、作戦目標は恐らく太平洋域の
いずれか。作戦の最終アプローチ先は・・・・・・
ハワイ、オノゴロ、そしてニュージーランドのいずれかに絞られる。
いずれも高度な宇宙港設備を備えているからだ。
戦力を出し渋る企業軍首脳部を口説き伏せてあまりものとはいえ高い
戦略機動能力を持つ第101機動連隊を抽出したのも、全ては防衛体制
の強化のためだった。
しかし、いかに強大な企業軍とはいえ、広大きわまる衛星軌道上の全てを
探索できるほどの戦力には恵まれていない。
そして、AEMAは勢力弱体化を機に、暗礁宙域を利用したゲリラ戦、彼らの
得意とする作戦を徹底している。
奴らにとり、機は熟した・・・・・・ちゅうことなんやろな。
内心でつぶやく。しかし、疑念はあった。
連中の戦力は限られとる。うかつに一箇所に集まれば、むしろ叩きやすくなる。
やのに・・・・・・なぜや?
後方戦力の充実に、成功したとでもいうんか?
頭を振る。悩んでいる場合ではない。いまはそれよりも行動だ。
彼は電話を手に取った。彼の今の唯一の上官に、状況を報告するために)
>>イズク
・・・・・・早うでぇ・・・・・・
時間が勝負なんやぞ・・・・・・早うでぇ・・・・・!!
(・・・・・・・その時電話が、鳴った。
知らない番号。
誰だろう?彼の携帯の番号を知っているものは、
それほど多くは無いというのに)
>684 携帯
……ん………?
(必要な時以外は滅多に鳴らない着信音、
故に表示された番号に見覚えが無い事も即座に認識する。
非通知で無い辺りは安心出来そうだが………)
>赤毛
…済まん、ちょっと失礼するぞ。
(そう言うと携帯の通話ボタンを押し)
「はい、ヴィクトリアです。」
(一言。)
「我『ディストピア』第一攻撃軍!現在降下を実施中!
これより制圧を開始する!
しけた島だな!本当に岩ばかりだ!
思った以上に風が強い!機動を行う際には充分警戒に当たられたし!」
「こちら『ユートピア』護衛艦隊!降下ポイント203方面にて、
『マルベリーA』が攻撃を受けているとの報を受けた!
企業軍が動き出している!制圧後は速やかに迎撃体制に移行されたし!」
「となるとマルベリーAの降下は期待できんな、連中の足は鈍足だ、ひとたまりも
あるまい!他のマルベリーズからは報告入っているか!」
「こちら第403通信衛星!マルベリB〜Fからは報告は入っていない、今のところ
順調に進んでいると思われる、どうぞ!」
「ならば5分後にはB部隊が確認できるな・・・・・・今目視した!マルベリーBは
降下プロセスに入った模様、まもなくそちらに通信が入ると思われる!」
「よし、いい兆候だ!あの無人島が、あと30分もすれば俺たちの楽園に
なるわけだ、どうぞ!」
「ああ、その通りだ!マルベリー各部隊の突入確認した!
こちらも通信衛星を放棄、そちらに向かう!地上で会おう!AEMA万歳!」
「了解、ディストピア交信終わり!栄光を君に!」
「そいつは不吉だぞ、ディストピア!まぁいい、来た見た勝ったといこうか!
これより突入を開始する、ユートピア通信終わり!」
>685
「もしもし?」
(それは、あまりに懐かしい声。
聞きなれた声。もう、しばらく顔も見ていない相手の声。
アルエ・ブルードール。彼女の声・・・・・・。
しかし、彼女は)
「初めまして、グレイ・ヴィクトリア。
それとも、昔のコードネームで呼んだほうがいいですか?
ミスタ・グレイドール」
>587
「………………初めまして、か。
(赤毛に目配せをしつつ、自らの大破した愛機へと歩みを進めながら)
好きな様に呼んで構わんよ、何なら"失敗作"でも構わん。
………で、そちらは?ミズ・アンノゥン。」
(声は柔らかい。 しかし同時に…無気質で、無遠慮だ。)
>683
(開通一番大声が響きわたる)
遅いぞキョウスケ!
いいか、今から直ぐに少しでも動かせる余地の有りそうな企業軍の連中にデマをバラ撒け!!
内容は『この機を逃したらNZの次は自分達らしい』だ!!
軍全体にヒステリーとパニックを引き起こしてAEMAにぶつけさせろ!!
養成所にも直ぐに一報を入れる!
(そして電話越しに伝わる総大将の伝令)
養成所に通電!
「火の粉舞えり。火消しの準備を疾く願う」と!
「なにも、フミさん自ら出なくても!」
しょうがないでしょ!あの新型戦闘機の機動性は半端ないんですよね。
データを見る限り、たいていの偵察機じゃ食われるのがオチ。
その点、この子ならどうにか機動性の点で追随できそうですから。
もっとも、振り切るには脱出用ブースターがなきゃきついかもしれません
けどね。なにしろ相手はドップの改良タイプ、巡航速度でさえ軽くマッハ5
をたたき出すはずですから。
御託言ってる時間ももったいないとこ。ブラック・ウィドウ、策敵装備にて
出ます!EWACはチャタム島200キロ地点高度15000で待機させてくださいね!
(やれやれ・・・・・・やっぱりきましたね、第二波。
でも・・・・・あんな、身を隠すところが無いところに一斉降下作戦なんて、
無謀なような・・・・・・地下陣地化する時間も無いはずなのに。
・・・・・・何を考えてるんですかねぇ、AEMAは)
(漆黒の翼を翻し、ブラック・ウィドウは東へと突進していく)
>688
その口調・・・・・・私の素性はお見通し、といったところですか。
それもそうですね、私の声は彼女とまったく同じなのだから。
もっとも、言葉や思考は別物ですけれど・・・・・・当然ですね。
無駄話が過ぎましたね。本題に移りましょう。
・・・・・・元ドールスの男が、AEMAに居るとしたらどうします?グレイ。
そして、彼が、今まさにニュージーランドの近くに来ているとしたら。
692 :
偵察中:05/03/12 23:18:12 ID:???
>689
了解!ひとまずメガネ女・・・・・・やない、フィエナ提督の第8機動艦隊が
降下ポイント上の敵と遭遇、これを掃討にうつっとるそうや!
報告に、敵が奇妙な構造物を護衛しとるとある・・・・・・
衛星軌道上に配置された警戒衛星からも続々と報告がはいっとる!AEMAの連中、
いっせいに行動をおこしたらしいな!衛星、撃墜されたのもありよるが、
情報を統合すれば降下目標はいずれの部隊もNZ方面!突入コースからして、
ニュージーランド東800キロ、チャタム島が目標のようや!
ともかくワイは企業軍の寝ぼけどもの目ぇ覚まして回る、そっちのほうは
任せてまうで、ええな!
>691
「会えるならば、会うさ。殺すかも知れんし捨て置くかも知れん。」
(即答。)
「尤も、俺としてはそちらに会いたい物だな。
正直言うと、なまじ予想出来るだけに非常に不愉快なんだ。」
(声の調子はやはり変わらず。
視線は大破した現在の乗機から、今は自らの光景であるある女が
登場するかつての愛機へと、移っている。)
「一応TMSはTMS,しかもZ系列
役に立つときは立つモンなのだよ!」
愛機ReZZをGフォートレス形態へと変形させ
ニュージーランドのはるか東へその機首を向ける
>>690ふくかん
追走するのは黒き未亡人
蒼いMSは、その後を追い続けている
「――――」
こちらから通信は開かず、ただ追い続ける
>692
私を誰だと思っている!!キョウスケこそ任せられて泣きを見ないようにしたまえ!
(立ち上がると同時に発せられたのは、良く通る号令)
諸君、計らずとも火蓋が切り落とされてしまったが敢えてもう一度認識を確認しよう!
戦争が始まるぞ!!
復讐の糧に主張を喰い漁る愚人達は、もはや自らの正当性を忘れるまでに肥大した!
今こそ、人の命を損得ですら量れなくなった狂人達に権力と財産のギロチンを仕掛けようではないか!
イズク・ローライトは此処に宣言する!
たとえ悪人の銘を与えられようとも、私は人命を損得で勘定すると!!
それ故に損得に適う限りは一人でもより多く保護してみせると!!
さぁ、戦争だ!戦争だ!戦争だ!!
人類を食い潰す者達に、人類を勘定する者達が立ち上がるぞ!!
ゴーアヘッド
総員、動け!諸君らの保身も積み重ねれば、一人くらいは余分に助けられるだろう!!
私はその事に意義と利益を見いだす者だけを私の下に着かせた筈だ!!
(通話が切られていないのは、イズクのちょっとした遊び心か)
ふらりと格納庫にやってくる二人組。
一人はサングラス着用の長髪の男、もう一人はがっしりとした体つきの男。
先日、個人的な用事で養成所を訪れようとした時にAEMAとの戦闘に巻き込まれた。
機体が損傷した事や地下爆発の被害を受けた企業軍基地での救助活動を手伝うなどしているうちに、
予想外の滞在となっていた。
銀
「これだけの種類と数を揃えているとは、な。
噂には聞いていたが実際に目にするとこうも圧巻であったか」
金
「伊達ではない、ということだろう。
それにこの様子を見ればアレがあるという話も頷ける」
銀
「うむ」
(チャタム島へ接近。近づくにつれ高度を落とす。
発見されては元も子もない・・・・・
熱源を抑えるため慣性飛行に移り、Mムーバーによって
補助推進をかける。
感応波遮蔽装置起動。
偵察用レーザーインコムを射出、チャタム島へと接近させていく。
やがてカメラに映し出されたのは、壮大と言ってよい光景だった。
多くの艦艇が、島の上空に立体防空円周陣を組み陣取っている。
そして、地上に群れる多くのモビルスーツ。
地上において彼らは整地作業を行っているように見えた。
巨大なショベルアームと、掘削用ビームトーチを搭載したセンシズの
作業タイプが大地をえぐり、そこに何かの基礎を組み立てているのも見える。
しかし、建材の類は見当たらない。なぜ?
再びカメラを上空に向ける。答えはすぐに出た。バリュート。それも
艦艇用の大型のものだ。
バリュートがしぼむ。そこに隠されていたのは、隕石をえぐったか、あるいは特殊セラミック
コンクリートで作り上げたと思しき巨大な構造物。そして、その基礎となると
おぼしき大型の基礎ブロックも!)
フラクタワー(高射砲塔)を・・・・・宇宙から、直接!?
(フミは、気付いた。連中は・・・・・・基地を宇宙でくみ上げ、それを
直接地上に運び込んでいる・・・・・・構造物の落下速度が鈍った。
ミノフスキークラフトを用いている・・・・・地上から牽引し、直接穴に落とし込もうというのだろう。
・・・・・・まずい・・・・・・このままでは、最悪数時間とせずに基地化が
完成してしまう・・・・・・!高射砲陣地化は、多分もっと・・・・・・!!)
こちらフミ・・・・・・敵の目的が判明!AEMAはチャタム島の要塞陣地化、
拠点化を目的としています!
おそらく、NZへの直接侵攻拠点化が目的であると推察!
AEMAはユニット工法を用いて建設作業を遂行しつつあり、基地化は極めて
短期間に終わるものと推測されます!
(そこまで報告を終えた直後、ふいにインコムからの映像が途絶える。
一瞬姿を見せたのは、あの忘れようとしても忘れられぬ異形の戦闘機。
シュツルムドップ・・・・・・
発見されないうちに、離脱しなければ。
レーザー警報が響く。探知された・・・・・・来る!
急いで離脱しなければならないけれど・・・・・・
・・・・・・逃げ切れますかね。
3次元擬似レーダーに表示された輝点は、マッハ6の速度で彼女へと
迫りつつあった。しかも速度を増しながら・・・・・・
緊急離脱用ブースターを点火する。
こんなところでやられるわけにはいかなかった。漆黒の弾丸と化して、
彼女のMSは空を駆ける)
>693
もう、すぐそこまで来ています。そろそろそちらでも騒ぎが起こり始めた
ころあいでしょう?
お会いになりたいのなら、ご随意に。
そうそう・・・・・・彼のコードネームを教えておきますね。
彼の名は、グラファイト(黒鉛)・ドール。近接特化型強化
人間として、試作された存在です。
彼の処遇は貴方に任せます。撃墜するなり、捕縛するなりご随意に。
それでは。
(一方的に、電話は切られた)
>695イズク
こちら第101機動連隊旗艦レオニダス。
出撃準備完了。
全力出撃なり、防衛任務なりご随意にどうぞ。
>697ふくかん
「動いた? どういうこと!?」
遠めで加速したブラックウィドゥを確認し、MS形態に変形
減速しつつ、本来Zプラスに装備されているEパック方式のライフルを構える
推力のみで海上にホバリング、状況を静観し始める
>リリィ
で、どうします?あたしのほうは偵察装備のおかげで武装が
クソ以下なんですよ、素敵なことに。
そっちはどうします?
>699
ならまずは自らの戦力に付いての自負を語ってみたまえ。
個人的には
「全員墓場送りにしてみせます」
とか言われたら最高だね?
……冗談はここらで止めておこうか。
手段は任せる。チャタム島の拠点化を阻止してみたまえ。
>700リリィ
「あの黒い奴、存外に早いな!」
「だが追いつけんこともなさそうだ!ともかく追いかけて撃墜する!
詳細なデータを送られては面倒だからな!」
「まて・・・・・・正面に機影を確認!あれは・・・・・・
何と懐かしい、ジークフリート殿のお出ましだ!」
「ZZ・・・・・やったことがあるのか?」
「ああ、昔ドワッジでな。死ぬかと思った。機体は死んだ。
となると、こいつは復讐戦ってことになるな」
「単騎で来ている・・・・・・腕利きだぞ。しかもガンダムだ。
面倒じゃないか?」
「デカブツだ。機動性は知れている。可変前も可変後も、分離後も
こちらが機動性では上回っている・・・・・・
英雄は神話の時代に帰るべきだ、そうは思わんか?」
「やれやれ、俺はよしておく。養成所でガンダムと来れば、そのあとに
続く言葉は面倒だ」
「いいさ、俺の隊だけでやる。そっちはあの黒いのを追え!」
(3機が進路変更。ZZに向け接近を開始する!)
>702
遺憾ながらまともな手でやればその通りの結果しかありえませんな、
閣下。よってまともではない手段を用いるつもりです。
出撃前に一人、NTを貸してはいただけませんか。遺憾なことに、わが隊には
一人もニュータイプがおらんもので。
ファンネルが操作できるような奴ならなお歓迎なんですが。
>698
「………黒鉛の、人形。」
(…切られた電話の電源を切りながら、うわごとの様に独り呟く。
かつての自分なら、どうしたであろうか。
…間違い無く、その人形を殺す為だけに飛び出して行っただろう、
それを想像する事は難しく無い。
ならば今の自分だったら、どうだ。
かつての自分では無い筈だ、少なくとも周囲は変わった。
共に歩く者を見付け、愛し合う者を見付け、因縁すら斬り伏せた、
ならば今の自分だったら、どうだと言うのだ。
成程確かに先程から周囲は慌ただしい、今ならば出撃も全く
問題になる事は無いのかも知れない、出るなら今だ。)
「………全く…アルエも俺もシュバルトも、厄介な血族だ。
終わらない、ずっと続く人形劇か、これは?
…粋な真似をするじゃ無いか、流石は"ブルー"の対となる者だ…!」
(そして男は歩みを進めた、以前の乗機へと。)
>704
私の権限で動かせる部隊から送ってあげよう。
ただし、一人で良いと言うならば二人目は無いぞ?
>701ふくかん
「全開の無茶でジェネ出力が半分以下の4000kwちょいなのだよ
ビームライフル一本に、ビームキャノンが出力半分で使用可能
モチ頭部のハイメガキャノンは、使用出来ても屁ほどの威力
あとは音速機相手には役不足なミサイル、こんな感じ
………ま、そっちよりはマシかな?」
ライフルを構え、その銃口をレーダーに表示された光点の方向に向けた
>703Sドップ隊
そしてその光点が実体に変わったとき、軍神の再来は動き出した
「どうせ来るなら全部来なさい、なのだよ
そっちのがよっぽど楽!」
迫る敵影に向けて、ビームライフルを連射する
狙いなどロクにつけていない、曖昧な射撃だ
>706
まぁそれ以上を言いたいところですな。出来れば量産型νガンダムを
120機ほどとアドラステア級戦艦を12隻ほど。
しかしそれは流石に無理でしょうからNT一人で我慢しておきます。
やれるだけのことはやってみますが、結果は保証しません。
ま、それが軍事作戦ってもんでしょうからね。
それでは、その人物が着任しだい進撃を開始します。
ああ、そうそう。忘れていました。
僕たちのために武運を祈ってはいただけませんかね。
なにしろこの商売にはそれが絶対不可欠なもので。
>707リリィ
この程度の射撃・・・・・・単発で何が出来る!
(前回の戦闘でも見せた、これまでの常識をはるかに
超える機動性でもって放たれたビームを回避してのける。
砲身の動き、機体の位置から察知したのだろう。
厄介な相手だ)
ふくかん「まったく・・・・・・よく回るっ!あの大きなコクピットに、
小型MS用の対G装備でも積んでるんでしょうね!
こっちは逃げの一手!
もうじき増援が来ます、それまでは!」
(ドップの群れに追い回されながら、必死に東へと逃げていくブラックウィドウ)
「良くもこんな機体を調達したものだ…
本当に大丈夫なんだろうな!?」
愚痴るパイロットが駆り、ニュージーランドへとその機首を向ける濃緑色の機体
名はMSZ−008通称ZII、正確にはそのリファインタイプで
元来宇宙用であるこの機体を、ミノフスキーフライト系列の技術で飛行可能としたMSである
「しかも本来は防衛に回す機体じゃない……それほどの戦力を
この作戦にまわしているということか……!」
濃緑色の弾丸、は戦場の最前線へと向かう
712 :
クレア:05/03/13 00:06:01 ID:???
セイバーフィッシュ、それも爆装。
・・・・・・死にに行くようなものだけれど。
・・・・・・他に機体がないもの、しかたがない、か。
(ため息をつきながらパイロットスーツを着用している。
たとえ徒手空拳でも倒さねばならない相手。それは、
昔の同胞。皮肉さに顔を歪め、へその辺りまで開いていた
ジッパーを胸元まで引き上げた)
>708
祈る必要など無い。
(その断言は、何故か笑みを感じさせる口調で)
私の下に付いた時点で、既に諸君らの武運は約束されている。
更に今回は私の信頼もセットでおまけしよう。
それでも尚不安なら、頭上の「手矢」でも拝んでみたまえ。
さっさと行け
……その上で私に何かせびられても、「Good luck」としか言えないね。
久々に乗り込む、一年戦争中のジオン公国の名機を再現した愛機。
起動パスはかつての自分の物で良かった、管制登録も有効なままだ。
始動していくコンソールをはっきりと眺めながら、
ふと視線はコンソールの脇、小さなランプへと注がれる。
[SYSTEM CODE:Dolls of Graydoll]
それは"グレイドール用の戦闘支援システム"、である。
かつて欧州でカッパードールと交戦した時にも起動させた事があるが、
その内容は生命維持装置等から得られる身体情報から、パイロットの
グレイが"グレイドール"としての本領を発揮しているかどうかを
判断する為だけの装置に過ぎない。
だから戦闘支援と言っても、実質的には直接の支援はしないのだ。
格納庫から、灰色の疾風が飛び立つ。
その重厚かつ鋭敏な機体を風と化し、一路東の空へ。
>710
悪夢じみた機動性、その一端を目の当たりにし
金髪のパイロットは
「上等!」
舌なめずりをし、シュツルムドップをその視野に捕らえ続ける
「グッドラック! ブラックウィドゥ!」
それだけを音声通信で返すと、背部のコンテナが開く
21連装のミサイルランチャー、面を破壊するためとしか思えないほどのソレを
同時かつすべて解き放つ
「点ではなく面の攻撃、高速機にゃ狙っても当たるもんじゃないのだよッ!」
・・・・・・
(ダークシルバーに塗装された百式改のコクピットのなか。
一人、いつものように運命の皮肉を思う。
企業に居た自分。AEMAに居る自分。戦わねばならぬ相手。
滅ぼさねばならぬ敵)
ドールス・・・・・・お前たちは喜んでいるのだろうな。
また一つ、世界に争いの火種が増えたのだから。
忘れはしない・・・・・・お前たちが俺に何をしたか。
忘れはしない・・・・・・俺が手にかけた人々の血の熱さ。
忘れはしない・・・・・・この俺が為すべきこと。
企業・・・・・・自らの存在理由を忘れたレビアタン。
その存在を許さぬものが、ここに一人存在することを。
思い知らせてやる・・・・・・いつものように!
(闘志が滾る感覚が心に宿る。コクピット越しにすら感じられる鋼と鋼の
ぶつかり合う香り。
行かねばならぬ戦場がある・・・・・・勝たねばならぬ戦場がある!)
進路空けろ!百式改「鴉」出る!!
(そして男の駆る百式改は戦空へと飛び上がる)
>712
「悲しいですけど、これも戦い…ですからね。
そんな事言ってると、ランディングミスしちゃいますよ!」
(後方、パイロットスーツを着込んで追い抜いて行く女性徒一名。
追い抜き様にそう言うと、その女性徒はウィングマンと共に、
性能的には遥かに劣る愛機へと向かって行く。
そう広い通路でも無い、クレアにはよく見えた筈だ。
>713
何もかも最初から吹き飛ばせるなら、そいつを最初からかましていただきたい
もんですね。正直なところ、ですが。
しかし武運よりは心強い話ですね。なにしろそいつには形がある。
さて、無駄口が過ぎました。交信終了します。
(ずいぶんと面白い人物だね。こいつは。
まったく、もっと早く引っ張ってくれれば、もっと楽しく戦えた
だろうに・・・・・・せめて南米での戦いが始まる前に。
まあいい。何事も拙いことのほうが多いもんだしね。
NT一人来るだけで、少なくとも
こっちが3分、相手が7分ぐらいにはやれる。さて、5分に持ち込むにはどうしたもんかな)
銀
「む・・・」
格納庫のMS群を見ていた足が不意に止まる。
金
「どうした、何か気になる機体でもあったか?」
気がつけば数mはなれた位置にいた友人に声をかける。
銀
「いや、空気が変わった。
前回と同じかどうかまでは分からんが・・・来るぞ」
窓から見える東の空を見上げ、目を細める。
金
「よくよく狙われる所だ・・・生徒達の練度の高さもこれによって鍛え上げられたという事か。
しかし、こうなれば我々も出るしかあるまい」
銀
「一宿一飯の恩義、忘れるつもりはない。元よりそのつもりだ。
往くぞ、マズル」
二人の男は、それぞれの機体へと駆け出していった。
(オーストラリア、カーペンタリア基地。
クーデター決起から数ヶ月。
すっかりカーペンタリア基地に腰を下ろしてしまったAEMA再生委員会。
司令室のメインモニター前に立ち尽くす委員長のメガネの奥の瞳は愁いを帯びている)
…久しぶりにAEMA本体が動いたと思ったら…
いったいどういうつもりでしょう。
(しばらくおとがいを傾け考え込んでいたが、
顔を上げると司令室内に凛とした声を響かせる)
総員、戦闘の準備をしてください!
これからどういうことが起こるにせよ…
いつでも動けるようにしておいてください!
(言うと、自らも司令室を出て、格納庫に向って歩き出す)
いずれにせよ、AEMA本隊の意向を探らなければ…
…場合によっては、武力によってでも…!
>714グレイ・ゲイル
風に、正面から注ぐのは3条の閃光だった
二等辺三角形を描く光の頂点は太いメガ粒子の束
底辺の二点は、低出力ビームガンのソレだ
数瞬の間
その後に現れ、灰色の疾風とすれ違うのは
航宙戦闘機のデザインラインを持った、濃緑のMA
「機体照合確認、コード“ハイイロオオカミ“!
エースで、尚且つ黒鉛の目当てだ
総員、命が惜しければ手を出すなよ!」
通信でソレだけをつげ、海面スレスレを
今度は機首をチャタム島に向ける
>720
(後に続きながら)
やっこさんたち、狙いは間違いなくニュージーランドだろう。
穏健派の一大拠点になったあそこを落とせば、高々と戦果を
歌えるからな・・・・・・
しかし、どうやって数をそろえたのかが気になる。
AEMAは本質的には根無し草に近い。
MSだの、弾薬だのの補充は金やら襲撃やらでどうにか
したとしてだ。
人間はどうやって補充したんだ?
>715リリィ
しまった・・・・・・っ!強化機か!!
(予想外の攻撃に、回避が遅れる。なまじ過去に戦った経験があるためだろう。
わずかな反応の遅れは致命傷だった。かつてZZと戦った経験のあるパイロットが、
その弾幕のなかにまともに突っ込む羽目になる。
それでもかろうじてコクピットへの直撃を避けたのは、実力の為せる技か。
コクピットブロックが機体からはじけ飛ぶ。
そのままゆるゆるとパラシュート降下していくのが見えた)
ちぃ、口ほどにもない!
いや、なまじな知識が災いしたかね。OK、あれは新型だ、そういうつもりでいく!
上からかかれ、おれは正面からしかける!
(一機が急上昇しつつ、逆宙返りをかけながらZZへと急降下を開始。
下部に備えたビーム砲を撃ちはなつ。
もう一機は言葉どおり正面から突っ込みつつ、同じくビーム砲による砲撃を
仕掛けてきた)
>721
(局限まで高まった集中力、そう易々と当たる物ではない。)
「(…反応は錆び付いていない様だな、良い調子だ。)」
…斥候……いや、インターセプターか。
(それらを追う様に、真っ直ぐにチャダム島への進路を取る。
運動性を重視する故に他のドールズ専用機に比べると最高速度で
劣る物の、運動性能ではトップクラスのグレイ・ゲイル。
目的を果たす為に、迷う事は…無い。)
>>グレイドール
この感じ・・・・・・
忘れようとしても忘れられん!
・・・・・・正面から来たか!人形!
(感じた。そしてそれに向かう。
漆黒の百式改は一息に突進する)
お前達が滅びなければ・・・・・・
俺は永劫に人形のままだ!俺が人間となるために・・・・・
滅びろ!人形っ!!
「ガンダムクレイモア、参る!」
掛け声とともに飛び立つは、二本の巨大な鞘を背負ったGX。
ザンスカール帝国の技術力を結集して再構成した最初にして恐らく最後のMF。
銀髪の大男が纏うファイティングスーツは黒無地で国籍を示す印はない。
その理由は、かつて国の代表になれなかった時の悔しさを忘れないためだと言う。
大剣の名を冠したガンダムが地を蹴り空を駆け、一路東へと向かう。
>722
AEMAは根無し草だからこそ、いままで世界最強の『企業』と戦ってこられました。
闇から出でて、闇へと去りぬ。
それがAEMAの本質なのでしょう。
そして、闇はどこにでも産まれ得ます。
光がある限りはね。
(格納庫にたどり着くと、いきなりジャケットを脱ぎ出す。
ネクタイを緩めながらロッカールームに入ると、誰のものかわからないパイロットスーツを手に取る。
勢いよく体とスカートを緩めると…)
ちょっとむこうを向いていてくださいね。
(断る間もなく素早くパイロットスーツを着込んだ。
フロントのジッパーを引き上げ、ヘルメットを手に取る)
しかし、このカーペンタリアに程近いニュージーランドでの行動を見過ごすわけには行きません。
少なくとも、どんな事態にも対応できるように準備だけはしておかなければ…
まず、私が出ます。
ナイチンゲールなら強行偵察にもうってつけでしょう。
同行する数名以外は戦備体制のまま待機して置いてください。
(厳しい声で言うと、エレベーターに足をかける。
委員長を乗せたプラットフォームはゆっくりと真紅の重MSの前面を登っていく。
それにつれて、MS頭部に納めれたコクピットブロックが低い起動音を立て開放されていく)
「早いな・・・・・・もう来たか!」
「穏健派本部が近い。打撃を加えたとはいえ、連中は必死で迎撃に
来るのは当然。計画の範囲内だ。それより対空陣地の建設の遅れが気にかかる。
ドップ改も直援に回せ、制空権だけは奪われるわけにはいかん!」
「こちら設営部隊。『パイク』ミサイル、フラクタワーに設置完了!」
「これで少しは安心できるか・・・・・・
『ダイアモンドヘッド』の設営にはあとどれほどかかる?」
「あと30分ください!岩盤の掘削に時間がかかって・・・・・・」
「10分でやれ!さもなければ敗れる!」
>725 黒鉛
(感じる物はやはり同じ。
同族としての不思議な因縁、同じ匂いは同じ匂いの元へ集う。
故に灰色の疾風も、また同時に疾駆した!)
……この感覚、グラファイトドール………この感覚か…!?
…試してやろうじゃ無いか、お前の心を…
<通信>>黒鉛
「グラファイト・ドールは…お前か!」
「修理は完璧のようだな。整備兵の腕も一流というわけか」
大型のビームライフルを手にした百式が、ガンダムクレイモアと同じく東に向けて飛翔する。
外見上はただの百式であるこの機体、サイズが15m級であるのはザンスカールの技術体系によりリメイクされたものだからである。
大型のビームライフルはL-MBL(Linkable-Mega Bazooka Launcher)と呼ばれるもので、
メガバズーカランチャーとG-BRDの相の子とでも言うべき存在であり、
その推力とミノフスキーフライトシステムによって飛行能力を有している。
「前回はザリガニの皮を被ったモグラ・・・果たして今度は何が出る?」
>723Sドップ隊
「っ! 一機だけだなんてっ!」
ミサイルランチャーをパージし、サーベルを兼ねるビームキャノンを
一本抜き放ち左手に構える
ビームの刃は発生させていない状態だ
迫るのはビームによる、上前十字砲火
「………32%」
ポソリと呟き、シールドを正面に構えて前方から迫る
Sドップへ向けて加速する
上方からの閃光を背中を抜けていき、前方から迫るビームは
その特異なシールドによって防御する
ファイター
「コクピット狙いは、戦闘機乗りのお家芸っしょ!?」
元来Z乗りである彼女なら、戦闘機がMSに対して狙う場所がわかる
ならば、射線だけなら読みきれるというもの
故に、避けるのは困難に在らず、問題は当てられるか否か……!!
「コンのぉ!」
シールドを構えたまま、正面のドップにビームライフルを速射する
>727委員長
名無し士官「了解。基地の防衛は任せてくれ。好戦派印の奴は
蟻の子一匹とおさんよ」
センシズ乗り「さて、となると・・・・・・護衛は必要だな。
ようやくななこもモノになってきたところだ。
実戦テストとしゃれ込みたいんでね」
(返答を聞かず、愛機にまたがるセンシズ乗り)
ななこ「ごきげんですね、マスター♪」
センシズ乗り「まぁな。汚名とか汚名とか汚名とか挽回するチャンスだ。
恥さらしの役立たずっつう目でみられるのも今日が最後
だと思うとちょっとさびしいな」
ななこ「挽回しちゃダメですー」
センシズ乗り「・・・・・・すこしまともに動くようになったと思ったら
突込みまで入れるようになりやがって・・・・・(つдT)成長したなおまぃ、本当に・・・・・・・
そうだ。こいつの名前だが、いつまでも製品名じゃ流石に寂しいんでな
ちょいとあだ名を考えてみた」
ななこ「何です?」
センシズ乗り「ケツァール。南米の蛇神。翼持つ蛇。あるいは神の使いたる聖鳥の名。
どうだ?いい名前だろ?」
ななこ「爬虫類はちょっと・・・・・・」
センシズ乗り「いや一応鳥類の名前でもある」
ななこ「だったらいいです」
センシズ乗り「・・・・・・世界中広しとはいえ、爬虫類が嫌いな戦闘AIは
お前だけだと思うぞななこ」
ななこ「えー」
(そんな戦雲立ち込める海域から北東20kmの海底にて)
……ふん、懲りもせずによくやるよ……いい加減にしてくれないとこっちの手番が回ってこないじゃないか……
(今度こそ傍観を決め込むつもりらしい)
(海上を奇妙な津波が走り抜ける。
波高20メートル、長さは40〜50メートルほどだろうか。
津波は意思持つもののように立ちふさがる波を砕き、断ち切りながら直進する。
その波の中心には紅く光る単眼があった)
あ〜、しまったなぁ…
やっぱり輸送艦で運んでもらやぁよかったぜ。
意地を張って「地球の反対側でもオレはバイクで行く!」なんていわなきゃ良かったぜ。
こりゃ、大遅刻だわ。
(津波の発生源はザクカスタム機「ワイルドシングEO」が登場したザクバイクだった。
真っ黒な機体の後部にはロングバレルのレールキャノンが騎士の槍のようにマウントされている。
これから戦場に赴くとは思えないほどののどかさでMS用バイクは波を蹴立てて行く)
>727
(出撃直前の彼女に声をかける人物が居る)
いいんちょ。
話を効く限り、今回の作戦は間違いなく過去最大級の作戦になる。
可能な限り遠見で様子を伺うだけにしといたほうが懸命だ。
……無事でな。
(コートの下で強く握りしめられる両手。
再生委員会の主要人物がごぞって留守にする訳には行かない、と
彼は残ってブレーンに徹する事にしたのだ)
>729灰色
貴様が・・・・・グレイ・ドールか!
噂には聞いていた・・・・・・
企業に組するというなら、討つ!人間の尊厳を踏みにじるものども
と歩み続けるというのなら・・・・・・
俺の、この手でっ!!
(レンジ内。センサーが告げる。敵を討てると。
しかしまだ撃たない。この間合いでは回避される。
なぜなら敵は怪物の御子。戦のために生まれし絶対の存在。
人間を超えるため人間を捨てたヒトガタ。
人ではない怪物・・・・・そう、俺と同じに!)
(迫る・・・・・ぎりぎりまで、迫る。
至近距離・・・・・・そこだけが。そこだけが奴を殺れる唯一の場所)
(同時刻、ニュージーランド南部のとある港町。
寂れたジャンク屋まがいの建物が軒を連ねる中の一軒で、大型で一見旧式の無線機に耳を傾ける青年が一人。)
「行くのかい?」
あぁ、あんな場所でAEMA本隊が動き出せばアイツらも動くだろうさ。
もし動かなくても、俺が行く事であんたに迷惑はかけないさ。
俺がそんなミスをしてたら、これからの仕事にも差し支えるだろ。
「……かも知れんな、尤も今のお前さんも充分差し支えとるがね。
帰ったらお払い箱、あるいはあの若造にはったおされるかもなぁ?」
…まぁな、その時は仕方無いさ、悲しいけどなーーーーーー
「ーーーーーーーーーー」
ーーーーーーーーーーーーー
(そしてその後、ニュージーランドから東へ向かったその先の島で、
一機のMSがその姿を現す事となる。
その識別信号はーーーーー)
>735信念を持つ青年
(コクピットに入ろうとする一瞬前に振り返る)
ありがとう、フレッド。
そのつもりです。
だけど、私達はとても弱いから…
どんな壁だろうと、常に全力でぶつかるだけです。
それでこそ穿てる穴もあろうと言うもの…
留守を頼みますね。
(儚げな笑顔の残像を残し、彼女はコクピットに消えた)
>732センシズ乗り
(整備の行き届いたナイチンゲールはいくつかのスイッチを入れるだけで速やかに発進体制が整った。
全天周モニターの燐光が委員長のメガネに反射している)
<通信>センシズ乗り
さあ、準備はよろしいですか?
参りましょう!
今回の任務はあくまで偵察です。
ただし、機会があればAEMA本隊の旗艦に接近しようと思います。
どのようなつもりでこのような行動を起したのか利かなければ…
可能な限り、企業軍、及び養成所との交戦は避けてください。
ソフィー=ベアール、ナイチンゲールで出ます!
(真紅の重MS、ナイチンゲールはバックパックから閃光を放ち、
鈍重そうな外見とは裏腹に軽やかに飛び立っていった。)
>734ザック
「ハイヤァァァァァァ!!!」
叫びと共に、上空から舞い降りるのは、“異形”と断言できるMSであった
両手に蛇のようなムチを持った、まるで深海魚じみたシルエットを持つMS
ソレが、最強のザクへと真上から迫る
距離はまだ遠距離と分類される間合いだ
>731リリィ
十字砲火を避けるかよ!それでこそ!
そして・・・・・・ドップと同じに見るならば、
果てるのは貴様のほうだ、ガンダム!!
(正面のドップが、「滑った」。
スラスターと姿勢制御により、バンクもせずにリリィから見て右の方向へと
起動したのだ。直線から斜めの運動へ。従来の戦闘機ではありえぬ機動。
スラスターを限定的ながら稼動させられるSドップならではの機動!
正面に居た機体はそのまま尻を滑らせて空中をドリフトしつつ、ZZの右側方に付ける。
上空から突進していた機体は翼をいっぱいに広げ直線翼形態へと移行。ほとんどL字上に
進路を変え、ZZの背後を取った!!)
終わりだ・・・・・・この間合い、かわせるかよっ!
(2機は両翼に搭載していたミサイル二基を撃ちはなつ。
そのミサイルから放たれるは、内部に致命の毒牙を秘めた拡散弾頭!
ミサイルから無数の筒を束ねた弾頭が発射された。
筒の高速が解かれる。そして、筒は内部の火薬でさらに加速。
そして筒の内部に仕込まれた火薬が再び炸裂する。
筒から打ち出されるは、20ミリ口径重元素芯徹甲弾頭!
何十にも加速された弾頭は、装甲を貫くのではなく、バターのように
溶かしながら貫いていく・・・・・・
それが無数の散弾として襲い掛かるのだ。それは正しく破壊の嵐!
ZZの右から、後方から吹き荒れ吹きぬけんとする鋼鉄の疾風!)
>736 黒鉛
<通信>
「やはりお前か、お前が黒鉛の人形!
違う、今の俺は…人として生きる為に働いている!
そういうお前は何だ、その為だけにAEMAに組しているのか?」
(撃たない、撃たない。
グレイドールも元々は、ハイパフォーマンスを実現すべく作られた。
そしてその能力は本人の意思に比例して、近接戦闘に如何無く
発揮される物として定着した。
故に考える事も又同じ、疾風と化した巨人は複雑な排気を繰り返し、
その距離を劇的なまでに詰めるのだ。)
>730シーザー
「金ぴか、いやそれにしては小さい…?」
ZIIのディスプレイの中心に写るのは、彼の常識からすれば奇妙な
MSだ
「金色のMSなぞ、MSN-100くらいのはずだが……新型か?」
機首にエネルギーをまわし、メガ粒子砲を起動する
「RockYou!」
アウトレンジから放たれるのは、高出力のメガ粒子砲
>739
(コクピット内に高速接近物体があることを伝達するアラームが響く)
お、きやがったな!
このサイズ、この速度…
MSだな!
うれしいぜ、コンチクショー!
(やがて、最大望遠の光学モニターにも麦粒程度の敵影が移り始める。
ザクバイクは海上でパワードリフトをかけ、九十度の方向転換を行う。
二つの巨大な光るタイヤが30メートルはあろうかという巨大な波を蹴り立てる。
と、その波を貫き放たれる高速弾。
一瞬開いた波頭の割れ目から、レールキャノンを構えたワイルドシングOEのモノアイが睨んだ)
行きがけの駄賃だ!
遊んでやらぁ!
(波を貫通した砲弾はいささかも速度を減じることなく「アンノウン」に向け直進する)
>742 エース
光の矢、そう表現するにはやや太すぎるそれが貫いたのは虚空。
突如鳴り響いたアラート、その内容を理解する前に身体が自然と操縦桿を動かしていた。
「遠距離からの狙撃、こちらを見つけたか!」
見つけてくれと言わんばかりのカラーリングをしている事には触れないほうが良いのだろうか?
「今の攻撃から導き出される位置と、次に動く位置は・・・そこだっ!」
右手のL-MBLが火を吹き、砲口を僅かにずらした後二度目の砲火が放たれる。
二つの光の矢、その初撃は攻撃を放ってきた元位置へ、二撃目は移動が予測されるポイントへと向かっていた。
>741グレイ
人として生きる・・・・・・だと。
なるほど。噂どおり、お前は異端らしいな、グレイ!
(つぶやきながら、引鉄に指をかける。味わったことの無い重圧に
魂が軋みを覚える。いかなるNTもコーディネーターも恐れはしない。
そうした存在を鎧袖すら触れさせずに滅することを目的として、
俺は生まれたのだから。
しかし・・・・・・こいつは、違う。
なぜならば・・・・・・奴もまた戦いのために生まれた存在。
純粋無比の「戦闘人形」なのだから!)
問いに答える!その答えは大義!
企業に・・・・・・・否、あらゆる人類に見捨てられし人類の
ために、俺は戦っている!!
そのために、人形は一人たりとも生かしてはおけんと言っているのだ!
グレイドール・・・・・・人間としての名はグレイ・ヴィクトリア!
その名は二度と呼ばん!この地に・・・・・・果てろ!
(トリガーを引き絞る。ライフルがEパックから存分に破壊のエネルギーを
吸い上げ、蓄える。それがわかる。機体が新たな破壊の喜びに震えて
居ることも。自分と同じように。なぜならこの愛機もまた己と同じく
破壊のためにのみ生まれた存在なのだから。
どこかはるかな次元から、ミノフスキー物理学の魔力によって精製された
メガ粒子に、Iフィールドが襲い掛かるべき敵の方角を指し示す。
瞬間に恐るべき速度にまで加速されたメガ粒子は、正しく主の意思に
忠実に、眼前のMSに襲い掛かる!)
>740Sドップ
「ハッ、最初からドップだと思っちゃいないわよ
……だからってその機動はないっしょ!」
驚愕しつつも瞬間的に反応、操作の手は休めなずむしろ加速する
シールドの無い右方向、推進剤の詰まった後方
その弱点ともいえる双方を襲うのはまさしく鉄の暴風
「………67%、正直辛いトコだけどっ!」
推進剤の詰まったバックパックをパージ
その直撃による爆発で拡散榴弾をやり過ごすと
爆発の勢いを利用して旋回、下半身を切り離し
上半身はMS形態のまま、両腕でボクシングのガードの体制をとる
着弾するより早く、下半身が上半身の高度まで上昇
GST複合装甲の両腕と両足を犠牲にした防御を、20mm重元素芯徹甲弾頭は撃ちぬき切れない
推進剤と、両手両足の爆発による閃光
煙幕の奥にあるのは、両腕と下半身を失ったZZのはずだ
クレア「・・・・・・クレア・シモンズ候補生です」
ガモフ「ああ、聞いてる。さてと、詳しい話はおいおいしよう。
さてと、悪いがそこの席に座ってくれないかな」
(といって、司令官の席の隣に設けられた座席をしめす)
クレア「・・・・・・この計器は・・・・・・」
ガモフ「それもおいおい話すよ。
やっぱり女の子が近くに居るのはいいね。なんていうか、うん。
すごくやる気が出る」
クレア「・・・・・・?}
ガモフ「そんな目でみないでくれよ。なんていうか、司令官には特権が
必要だとは思わないかな?たとえばメイド服を着た給仕にお茶を
入れてもらいながら友禅と作戦を指揮するような。
ああむろん、ウィスキーが香り付けに入ったコーヒーならもっといい。
ウィスキーがたっぷりならもっといい」
クレア「・・・・・そんなことのために呼んだのですか?」
ガモフ「まさか。おいおい話すっていったろ?
さて、いそがなきゃね。チョットばかり出遅れてしまった。
さーてみんな、戦争だ。懐かしい殺し合いだ。
勘が鈍ってるだろうけど、そのへんはおいおい思い出してくれ。
ああ無論、君達が死んだ後のことは心配ない。保険金は僕が
着服するし墓にはとんでもなく高級な酒でも供えてあげる。
無論備えた後は僕が飲む。無論僕が死んだら君達がそうして
くれてかまわない。よし、それじゃ・・・・・・
第101機動連隊、出撃する!」
クレア(どうしてここにはこんな人しか来ないのかしら・・・・・・
まともな軍人らしい人間を、ほとんど見た覚えが無いのだけれど・・・・・・)
>745
(襲いかかるメガ粒子の奔流、それはさながら突き出された長槍。
しかしサリッサは眼前のMSを蒸発させる事はしなかった、
理由は単純、防いだ、只それだけだ。
強化対ビームコーティングを施されたガトリングシールド、
そのシールドの半分が蒸発した物の、Mしゃ無傷…!
今ここに相対する二人は共に、元は戦う為の生物、戦う為の存在。
故に互いの攻撃が決定打となるには、
また別の決定打が要求される!)
「その通り…黒にも白にも染まれず、他の色にもなれはしない。
俺は異端だ、あぁ異端だ!」
(灰色のMS、ガトリングシールドをそのままの体勢で乱射。
狙い等付けていない、シールドを抑えつける事すら出来るだろう。)
「だからそう…言われんでもその名はもう呼ばせんよ。
俺は人として…同時に一人の戦闘人形としても、大事な数人を
守る為に戦うだけだ!
故にお前はここで倒す、助けた子供をまた独りには出来んのだ!」
>743ザック
「この距離で狙ってくるかぁぁぁぁぁあぁ!」
長い“ムチ”がしなる
その地上戦にはおおよそ向いていないその長さは
非常に高いAMBAC性能という恩恵を受けることとなる
天女が舞うような、場違いに華麗なターンで
レールガンの弾頭をスレスレで避ける
「ブルァァァァァァ!」
旋回の勢いもそのままに、フルスラストで加速
一気に接近戦の間合いへと入り込まんとする
>746
「やったか!?」
「爆煙で確認できん!!一旦距離をとるぞ!」
(無数の破片舞い散る煙幕の中ををまっしぐらに突っ切る。
機動によって失われた速度を得なおすためと、位置定かならぬ敵に
攻撃を仕掛ける愚を冒さぬためだ。
そして、闇。煙の中に突入したのだ。
一瞬で、離脱できる。離脱後、反転し戦果確認。生存が確認されたならば、
急速反転機動からのスパイラル上昇機動から逆落としを一機が仕掛け、
もう一機は突進離脱機動からサルト機動で反転、機体制御で敵への
ビーム砲撃。状況に応じ、若干の訂正。
脳内に、仕留めるための方程式が組みあがっていく。
一瞬が過ぎた。煙幕を・・・・・・抜ける)
『今回ばかりはさしもの彼らであってももたないかもしれませんわね』
「どうされるおつもりですかな?」
衛星軌道上に浮かぶカイラム級の戦艦、そのブリッジで会話が交わされる。
『個人的にはどちらが勝っても構わないのですが・・・例のものを奪われるのは避けておきたいところ。
それにこの辺で恩を売っておいても損はないでしょうし・・・』
「では・・・?」
『準備だけはしておきましょう。
ついでに、お披露目といきましょうか』
「M型装備を使用されるのですか?あれはまだテストが完了していないと聞き及んでおりますが」
『実戦こそが最良のテストとなることは、彼らが証明して見せてくれているではないですか』
「了解いたしました。
各員第二種戦闘準備!MS隊は出撃準備のまま待機!TS、ならびにSSはM型装備への換装急げ!」
艦内放送にて告げられる指令。艦全体がにわかに騒がしくなる。
『風はどちらに吹くのか・・・見せていただきましょうか』
>749
(サーフィンするように二度三度と波を蹴立ててターンを繰り返す。
そして、バイクの前輪を敵機に向ける。
バイクの前輪が浮くほどの加速をしながら、腰の後ろからショットガンを抜き出す。
この距離で長物は不要と思ったのか、既にレールキャノンはバイク後部にマウントされている)
うおおらああ!
(ショットガンを三度程放ちながら突進していく。
直進しあうザク乗り機と敵機との相対速度が更に上がっていく。
やがて、ショットガンを素早く閉まったワイルドシングはバイクを蹴って飛び上がった)
だりゃあぁぁ!
(そして、その勢いのまま、敵機に体当たりのように向っていくと、すれ違う刹那、
右手首に仕込まれたビームクローを、三日月形に抉るように振り抜く)
>744シーザー
「なるほど、ただ派手なデコイでは無い!」
機体をスライドさせて、回避した先に迫るのはまさしく同じ種の閃光
「だが、こちらもただのおもちゃのようなMAでは無い」
MS形態への変形による減速、ソレを応用した降下による回避パターンで
二発目を見事に避けきる
右手に構えるのは、通常より高出力のメガビームライフルと呼ばれる獲物
そのトリガーを引き、金色の小型MSを射抜かんとする
さぁ、出遅れたな。(光の翼をきらめかせ、海面すれすれを飛行するガンダム一機。目指すは敵拠点チャタム島)
>750Sドップ隊
その抜けた先に、そのMSはあった
両腕を失い、胸から下すらも失った悲痛なる状態のガンダム
その姿は、少しだけ違和感を感じさせるだろう
だがそれはほんの些細なこと、なぜなら
ダブルゼータの主張たる、頭部ハイメガキャノンが光を放ち始めていたのだから
「ハイメガキャノンオープン……薙ぎ払えっ!」
額から、二機を巻き込みうる極太のメガ粒子が放たれる
……だが、それはシュツルムドップを破壊しきれない
範囲こそ広いが、はっきり言って目潰しにしかならない代物だ
>748
(ほぼ接触しながらの射撃を受け止める。人外の境地に達した
ありえざる防御。しかし驚きはしない。おそらくはこちらの
寸部の挙動から射撃に至るまでのプロセスを悟っていたに
違いない。それは身体能力だけでは身につかぬ「力」。
計り知れぬ鍛錬を重ね、計り知れぬ屍山血河を乗り越えた者に
しかたどり着けぬ境地・・・・・・いかほどの地獄を眼前の
男が潜り抜けたか、わずか一瞬でわかる。
殺意だけではたどり着けぬ領域。そこにあるのは絶対の決意!
だが・・・・・・しかし)
護るべきものが居る・・・・・・人形だからこそ、人間らしさを
求めたというのか!
(回避機動。スラスター噴射。滑るようにして左側面へ回り込む。
装甲の表面をガトリング砲弾が爆ぜる。衝撃と爆音と金属音が
ない交ぜとなってコクピットを揺さぶる。
右腕がライフルごと肘から吹き飛んだ。戦術AIがそれを知らせる前に
機体の挙動でそれを悟る。
だがその程度だ。どのみちライフルでは仕留めきれぬ敵!
左の手にサーベルを握る。刀身は形成せずビームを打ちはなつ、
狙うはガトリングガン。照準すらしない。腕の角度ですでにどこに
着弾するかが理解できる。無論敵の機動は計算外。
10手を読んでも11手目を打たれる。コレはそういう敵なのだ。
そして)
護るべきものがいる強さ・・・・・・・
そうだとするならば!お前はけして俺には勝てん・・・・・・!
なぜなら俺にも護るべきものがあるのだからな!
>753 エース
「可変機・・・MSZ-006の亜種か?
中々の腕前だ、だが!」
背中にある二対のバインダーが動き、スラスターの推力を効果的に利用した動きでこれを回避する。
「こちらとて伊達に戦場をくぐってきたわけではない!!」
右腕を上に向けてL-MBLの推力を使い上昇すると、腰のハードポイントからビームライフルを取り出して左手に構える。
流れるような光の三連射が濃緑の機体へと飛び掛る。
>755
あれはっ・・・・・・しとめきれなんだか!?
(煙が晴れた後その姿を目にする。
しかし、ほふりきれる。
確信した瞬間・・・・・・・恐るべき閃光が巻き起こる。
メガ粒子の速度をはるかに超える速度でそれは襲い掛かった。
かわすすべなどありはしない)
くそ・・・・・・見えん!
(網膜が焼かれた。視力が奪われる・・・・・・まずい!
何度も目をしばたたき、視力を取り戻そうとする・・・・・・
敵は・・・・・・何処だ!直線的な機動はまずい・・・・・・
上だ、ともかく上に!
急上昇を!
とっさに、二機は一息に急上昇をかける。見えない。何も見えない。
焼け焦げた黒に覆われた視界。
見えろ・・・・・・・早く見えろ・・・・・!!)
>752ザック
左手甲から、ビームシールドを展開し
ショットガンの3連射をやり過ごす
「だりゃぁぁぁ!」
すれ違いざまの一撃が抉ったのは、左手の蛇のみ
AMBACによる回避は、完全にではないが
すれ違いざまの一撃を避けたのだ
「礼を言おう! これで頭が冷えたァァァァ!」
すれ違ったワイルドシングの背中に、右手のスネークハンドで
切りかかる
そして、そのままの勢いで水中へ潜っていった
「・・・・・・ダイアモンドヘッド、設営完了!」
「よし・・・・・・これでようやく、だな。設営部隊を撤収させろ!
作戦をフェイズUへと移行する!」
>756
(シールドに着弾する、凝縮された粒子の塊。
しかしその爆発・発熱がガンベルト内の炸薬に引火する中で確かに放たれたのはマガジン部のショットランサー!
超高射速で打ち出される一発限りの格闘武器、しかし決定打には成り得ないのである。
そこで、同時に打ち出すのは左拳の120mm多目的マシンガン及び、グレネードランチャー!
重金属の塊とテルミット焼却剤を多量に含んだ焼夷弾が放たれた!)
「あぁ…その通りだ、俺は人形、そして人間だ。
……だが、俺は一人の父としても護るべき者…いや、愛する者を守る!
お前の独善的な護りの力等には…屈する訳にはいかんのだ……。
……それが、それがお前に解るか?解るまい!
お前の言う護りの力は、血で血を洗うだけの永遠の連鎖だ、
俺にはそれが解る、たったこれだけのお前の言葉ででも
十分な程に…そして、それを止めるのが父親としての、俺だ!」
>758Sドップ
「ナイスセン、あの一発で上下感覚を失わないのは
流石なのだよ」
急上昇をかける二機のシュツルムドップに対し
急降下をかけるのはReZZのコアである、ネオコアファイター
「コレで決まらなかったらお陀仏
DEAD or ALIVE!」
二機のSドップへ、すれ違いざまに全てのマイクロミサイルを撃ち放つ
(海面に近い高度で戦場を疾駆する真紅のMS、MSN-04Uナイチンゲール。
やがて、小夜啼鳥のようにに海上に静止する。
直進する巨大な運動エネルギーと化したはずの機体がまるで重量さえ感じさせずに。
そのモノアイは臆病な小動物のようにキョロキョロと周囲を見回した)
戦闘の焦点は…あっちなのね!?
(やがて、肉眼の及ばない水平線の向うに単眼を向けると再び海上を駆け始める。
目指すはAEMA本隊の終結するチャタム島)
>760
(そこへナイチンゲールが紅い疾風として接近してくる)
<通信>
こちら、AEMA再生委員会。
貴隊の作戦領域は私達の管轄するカーペンタリアに近すぎます。
所属、目的をお教え願えますか?
(戦場に不釣合いな済んだ声がスピーカーから漏れ聞こえる)
ガモフ「よし・・・・・・それじゃ、打ち合わせどおりはじめようか」
クレア「了解。・・・・・・どうにもやりにくいです」
ガモフ「でっち上げの装置にでっちあげの対策だ。おまけにこっちは
旧式。やりくちはアドリブ。
やりにくいのは承知の上でね。それでもまぁ。
やるしか、ないんじゃない?」
クレア「・・・・・・了解」
ガモフ「まぁ、幸いなことにこっちは旧式を無理やり改造した
艦艇ばかり。なにがどうころぶか、わかったもんじゃ
ないよねぇ。それに、敵艦隊は今ンとこ動かないで
くれている。こっちの姿を見たら、即座に食らいついてくるだろうけど。
高度20000に取れ。目標、チャタム島上空AEMA艦隊。
旗艦の射撃後、一斉射撃を実施する」
クレア「・・・・・・」
【チャタム島の北西、高空の群雲よりそれは現れた。
機体の両側に備えられた奇妙な形状の前進翼。
前方に大きく飛び出した、長く節くれだった2本の機首。
その先端には顎のようにも見える発射口らしきユニット。
それら全てに統一感を与える、まるで剥き出しの骨の如き、白い装甲。
言うなればそれは飛翔する双頭の魔竜の化石。
冗談のようなみてくれのそれがMA並の速度で飛来する様は、まさに何か悪い冗談のようで――】
(けど、この歪さこそが私には相応しいのかもね……)
【粘性の高い特殊な溶液で満たされたコックピットの中、赤い髪の少女は自嘲気味に静かに笑った】
>763
(戦場へと到着した彼女の頭に、何か違和感が生まれる。
何か懐かしい様な、恐い様な、嬉しい様な、苦しい様な、そんな感覚。
尤も次第にその感覚は大きくなり、やがて消えてしまうのだが。)
>759
ヒャッハー!
手ごたえ、アリっ!
(奇声を発しながら空中で振り向いたザク乗りの機体にヒートロッドが迫る)
うおっと!
あぶねえじゃねえか!
空中にいる人間にそんなもん振り回すたあ、親にどんな教育受けてきたんだ、この土猿野郎!
(ビームクローが発する磁場で辛くもヒートロッドの切っ先を外す。
そして、そのまま後ろ向きに落下していく。
海面に突入しようとしたワイルドシングの足元に黒い塊が滑り込んでくる。
先ほど離脱したはずのザクバイクだ。
この程度の自動制御は行えるように(ザク乗り以外の誰かが)プログラミングしたのだろう)
おらおら、出てこいや、この黒タコ!
早く出てこねえと、茹で上げてカラシ味噌で食ってやんぞ!
(海面にいくつもの弧を描きながら、蛇行するザクバイク。
ワイルドシングの左腕部に内蔵されたメガ粒子砲が青く澄んだ海面にメクラ撃ちに打ち込まれる)
>757シーザー
「なるほど、あの巨大な獲物はサブの推力でもあるわけか」
ほう、と感心しながらも再度MAへと変形
キリモミ回転を、まるで障害物を避けるような感覚で迫る三つの閃光を
前進しながら回避する
「コレはお返しだ、釣りはいらんぞ」
機首のメガ粒子砲と、MS形態に置ける膝アーマー部分に内蔵された
ビームガンによる3発の射撃が、シーザーに迫る
前進はやめないままでの攻撃、接近する速度は未だ緩んでいない
>768 エース
「このままではお互い当てられずに千日手か・・・それでは芸がない!」
右腕を上に掲げた状態でL-MBLの砲身をZIIへと向ける。
各部アポジモータを順次点火し体を捻り紙一重でかわしていく。
ビームが一つ擦れ違うたびに金色の粒子が空に舞う。
「シーザーの耐ビーム性能を甘く見ないでもらおう!!」
その体勢のままL-MBLからビームを放つと、再度ライフルをハードポイントに戻す。
……ううむ、やめておけばよかったな……
(チャタム島から東に100kmほどの海底。彼のガンダムは洋上の敵に見つからぬよう海底を歩いていた……)
……そろそろ、引っかかるかな?
>766
キ……ィィ…ィ…ン…ン………
(金属臭のような脳に直接染み込むような雑音が彼女の思考に混ざる)
誰…!?
この感覚…
…でも、敵じゃない…?
(しかし、次の刹那には雑音は風が運び去ったかのように匂いも残さず消えていった)
>767ザク乗り
左腕から放たれたメガ粒子が、海面に蒸気を発生させる
幾ら撃とうとも、メガ粒子はその性質上水中の敵に対しては
有効性を大きく減ずる
そして、ザク乗りの背中に、クァバーゼが急上昇して現れる
「アハハハハハハァ!」
右腕のスネークハンドが、ワイルドシングの背中へと振り下ろされる!
>770
これは間違い、西に100kmほどだ。
>765ペルセポネ
「あの異形・・・もしや先日のMAと同じ機構を!?」
系統が違うものの見慣れぬ機体に対して嫌な予感を覚える。
「いささか分の悪い戦いとなりそうではあるが・・・見過ごす事は出来ぬ!!」
白き双頭龍を追い、ガンダムクレイモアが空に舞う。
>761グレイ
断ち切れるものならば、すでに断ち切っているっ!
戦わねば人間として生きることすら叶わぬものたち・・・・・・
わずかな酸素に、わずかな糧にすがり!
たった一つのパンのために殺し合い!
AEMA掃討の美名の下、虫けらのように扱われ、悶え
苦しみ続けた10年を味わい続け・・・・・・今もなお
苦しみ続けている者たちが、今も空に在る・・・・・・
コロニーの残骸、寿命の尽きた宇宙船・・・・・・
そんなものに縋らねば生きられぬ者たち!
時に企業のモルモットにされ、時に道楽に殺され!
見ろ・・・・・・あの島を燃やす炎を!
あの憎悪の炎!あの悲しみの炎!あの決意の炎を!
(銃弾が迫る刹那槍のごとくに突き刺さるのは男の思念。
それは碇にも似た悲しみにも似たしかし非なる思念。
魂からの絶叫。
グレイには見えるだろう。漆黒の炎が、いまや要塞と
化しつつある島を被い尽くそうとしている。
怨念の炎。10年の時を重ね練り上げられた黒い憎悪!
ありとあらゆる悲しみと悲憤を味わいつくし、全ての
感情を失い乾ききった魂の屍が己の激情に燃え上がっているのだ!)
戦わなければ人として生きられぬ!だからこそ戦うと
彼らは言った!だれも手を差し伸べなかった彼らに、手を差し伸べたのは
唯一AEMAのみだ!
数知れぬデブリピープルたち・・・・・・人類に見捨てられた人類達!
貴様と、貴様とともにぬくぬくと暮らし続けた家族・・・・・・
酸素と水が当然のようにある生活!おのれの足を動かせばいずこへでも
赴ける自由!生半な言葉でその怒りが止められるものかよ!
戦わなければぬぐえぬ怒りがある・・・・・・貴様ならば理解できる
だろうに!なぜわからんっ!!
(激情。迫るショットランサーを寸部の機動でかわしきる。
高速で突進するランスが右わき腹をえぐる感触がわが身のものの
用に感じられ。しかしそれは致命ではない。電力系統がわずかに
寸断されただけだ。即座にAIが電力をバイパスし機能を復帰する。
しかし一瞬右アポジモーター群の挙動が遅れた。逆にそれを機動として利用する。
機体を右に傾けつつ重力エネルギーを利用して急降下、左スラスターを噴射して
さらに下降。弾丸の動きを捉えきれるわけではない。砲口の円がわずかに歪んで
いるのはよく見える。正円ではないならば、銃口はこちらを追随し切れては居ない。
かわしきれる。しかし敵はそれをも悟っている。燃え盛る炎の壁と化したテルミット
が吹き寄せる。面を覆われる、かわしきれない。コレはそういう攻撃だ。
しかしかわしきれぬなら吹き飛ばす!
胸部に増設した爆圧ボルトを展開。強烈な爆風でもって、襲い掛かるテルミットの炎を吹き飛ばす!
その爆風は至近距離ゆえ百式改にも襲い掛かる。しかしそれも計算に入れている。
若干の距離が開く。敵は見えている。爆風に視界は侵されるとも心の目に見えている!
撃つ!
両肩のパルスレーザーが、ガトリングガンが一斉に炎を放つ!
そして・・・・・・左手に握り締めたサーベルから、東部にめがけて
拡散するめが粒子の嵐をも打ちはなつ!
>769
「チィ、大した耐ビーム性能だ!」
舌打ちしながら、さらにMA形態のZIIを加速させる
その見事な回避に対抗しているのか、L−MBLから放たれたビームを
わざと装甲が焼ける距離までひきつけて避ける
「遠距離ならばともかく―――」
高速ですれ違いざまに、MS形態で変形
クロスレンジで、シーザーの背中に向けて、メガビームライフルが火を噴いた
>772クァバーゼ
こんにゃろ、出てこいや、蛸壷マン!
(適当にメガ粒子砲を乱れ撃ち、盛大に湯煙を上げるワイルドシングの背後に迫る影…)
…ぬわっ!
後ろかっ!
(獣じみた直感でとっさにバイクごと機体を倒すザク乗り。
ムチのような一撃で左肩の装甲が抉り取られる)
んの野郎ぉ〜っ!
これでもくらいやがれ!
(横に倒したバイクの後輪が更に激しく回転する。
海面上を二つのタイヤが激しく空転し、蹴立てられた波は相互に干渉しあう。
そして、充分に加速したバイク後部は前輪を支点としてハネ上がる。
いわゆるジャックナイフターンと言うヤツだ。
加速した勢いのまま、Iフィールドの後輪タイヤが唸りを上げてクァバーゼに襲い掛かる!)
必殺!「ザク乗りローリングクラ〜ッシュ」!
くらえ、「ザク乗りローリングクラッシュ」!
>776 エース
「そう来なくては面白くないっ!」
更に身体をひねり被害を最小限に押し留めようとするが、相対速度が大きすぎるためか避けきれない。
四枚あるバインダーの内一枚が撃ち抜かれ小爆発を起こす。
「お返しはきっちり貰って頂く!」
回避行動と同時に、左腕をZIIへと向ける。
前腕部のアーマーが開くと、中から円盤状の何かが高速で飛び出した。
「切り裂け!シェイブ・ロッド!!」
それは極細のワイヤーに繋がれており、先端の円盤部に無数の小さな刃が現われ高速で回転を始めた。
>>774 (追ってくる……この感触、あのヒトじゃない)
「なら、何も――元より何も問題は無い」
【呟く少女。
竜の首が、まるで生きているかのように躍動的にしなる。
鱗が逆立つように、随所に設けられたスラスターが開き、アポジモーターが稼働し。
そして、双頭の魔竜は白き光に包まれ、加速と反転とを一気にこなしてクレイモアへと急接近を仕掛けた。
理論上有り得ないその速度、その機動性。
外見ばかりか性能すらも冗談めいた代物らしい――】
(さて、そんなチャタム島で)
さぁて、一番乗りでこの島にやってきて、かつ俺様に食われるのはどこのどいつだ?(完全武装でお出迎えの用意万端)
>762
(2秒。ようやく視力が戻ってくる。操縦桿を引く。敵は、どこにいる?
パイロット達は敵を求めて軽く目を動かした。
周辺視。航空機のパイロットは、普通のパイロットに比べはるかに視野が
拾い。敵を見つけるのに0.2秒とかからなかった。
そして眼前に迫るミサイルを捕らえるのには半瞬しかかからず、
それが回避不能であることを悟るのにはさらに短い時間しかかからなかった。
体が反応を起こすのにあと0.19秒。弾着まではあと0.1秒。
マイクロミサイルが眼前に迫った時、パイロットはこんなことを考えていた。
眼前に迫るミサイルって奴は、まるで鍋の底みたいに見えるんだな、と。
腕がようやく回避軌道を取るために操縦桿を押したのは、コクピットに
ミサイルが飛び込み、着発信管を作動させその内部にメタル・ジェットを生成
した直後のことだった。
2機の戦闘機は、まったく同時に落下していく。そして、まったく同時に
爆発した。
戦闘に勝利するためには計り知れぬ訓練と努力を、計り知れぬ
時間をかけて行なう必要がある。
しかし敗北、そしてそれに伴う死は、それを一瞬でこの世から奪い去って
しまうのだ。 一瞬の時間の狭間に死神の鎌は踊る。
リリィ。彼女は今日、死の瞬間を明日は知れぬ・・・・・・・
戦場に死神は多く、その手はあまりに長い・・・・・・)
>779 ペルセポネー
「この動き、やはり無人機ということか」
パイロットにかかる負荷が尋常ではないであろうその動きを見て一度はそう判断を下す。
「いや・・・これは只者ではない、とても機械にできる動きではない!」
判断を改めると気合を入れなおし左右の腰からビームサーベルを引き抜きそれぞれの手で構える。
「ガンダムクレイモア・・・いざ、参る!」
二刀流の構えで尚も接近していく。
>763
(きゅぴーん)この感覚は……誰だ?(頭上を仰ぎ見る。濃厚な海水の天井に遮られ、可視光線で確認するのは無理だが……)
……この感覚は……若い。ザックやうちの生徒達と同年代だな……(無意識のうちに足を止める)
>777
「チィィィィィィィィィ!」
決まり切れなかった自分に憤りを感じつつも
敵が旋回行動を行っているうちに、次の攻撃を放つ
その一般的な判断を
「ローリングアタックだとぉぉぉぉぉぉ!?」
旋回と同時の攻撃などという非常識な一撃に妨害される
ビームシールドを展開するも、Iフィールドを纏ったタイヤの前では無力である
そのまま、破砕される左腕と後ろに飛んでいくクァバーゼ
文字通り吹っ飛ばされ、レンジ外でむなしくそのスネークハンドを振るうクァバーゼ
スネークハンドの先端から、予期せぬ攻撃が放たれた
ソレは光の輪、メガ粒子で形作られた丸ノコのような一撃
>775
(斉射が、終わった時。
そこに居たのはシールドが完全に、跡形も無く損壊し、
肩のスパイクアーマーも大破したグレイ・ゲイル。
勿論何処を探しても、無事な所などありはしない、只一点を除いて。)
「…………………………貴様。
…ぬけぬけと…暮らした、家族………だと?」
(サーベルから放たれた粒子の嵐の全てはことごとく、
ゲイルがその右腕に携えた一降りの刃により大気に還った。
代わりに刃に漂う青白いプラズマの輝きは、直も増すばかり。)
…………、………
………、……………、…………
(それはさながら、声にならない呪いの言葉。
怒りが、怒りが、怒りが、怒りが、怒りが、怒りが、怒りが。
怒りが怒りが怒りが怒りが怒りが怒りが怒りが怒りが怒りが。
感情を支配し、支配し。
やがて感情の高ぶりは思考にもフィードバックされる事となり。)
「……言いたい事はそれだけか?では消えろ。
俺の愛する者達の人生を否定しながらも救済を掲げる偽善者よ、
AEMAも結局はそうした人間を送るのは戦地!
あぁ確かに良いだろうさ、宇宙は俺達にも冷たすぎる。
だが、それが偽りの救済であると何故気付かん…!」
じわり じわり。
(黒鉛の人形、彼にも見える筈だ。
ゲイルの背中から立ち昇る負の感情の高ぶり。
愛が混じる憎しみは強く恐ろしく強靭な物。
コクピット、コンソール脇の小さなランプは、
小さな警告音と共に、その紅い光を煌かせていた。)
「さぁ、違うと言うなら速く俺を殺すが良い…!
そして俺の家族が死んだ所で、気にする貴様では無いだろう!!!」
>>782 【尚も接近する両機。
双頭竜がクレイモアの間合いに入る寸前、その身を大きくくねらせた。
直後、機体は軌道を鋭角的且つ連続的に変更してみせる――一瞬に近い時間で。
空気抵抗の存在を考えたならば、この動きは物理上有り得ないモノ。
だが、それすら可能にしてみせるシステムが搭載されたMSが、かつて企業軍には存在していた。
即ち――】
「これがT.O.G.Aか! 素晴らしい!!」
【逆転した位置関係、クレイモアの後方に回ったベルセポネーの中、ネロはシステムの性能に思わず快哉の声を挙げた】
>778シーザー
「この距離で避けるかっ!」
驚愕、そして一種の高揚すら混じった感情
今男は感じていた、この生死ギリギリの、心地よい感触を
クロスレンジでの高速戦闘、金色のMSの左腕から放たれた
“ノコギリ”は、ZIIの右腕を根元から切り落とした
「いい加減にっ!」
海面に向けて落ちる右腕とメガビームライフルを無視しつつ
両膝に内蔵されたビームガンを発射する
>783
(海上をホバリングするナイチンゲールの挙動は重力を感じさせない。
胸の前にはメガビームライフルを携えてはいるが…)
…なんでこうなっちゃうんだろう…
私達は戦いたくなんかないのに…
なぜ、戦いは常に私達を包み込むの!?
(チャタム島を遠望しながら、ふと自分の想念の中に沈みこんでしまっている委員長。
当然、若本教官の存在にも気づいてはいない)
(第101機動連隊。その実質は艦隊であるこの部隊の旗艦は、
混線後強引な改造によりMS搭載能力と大気圏内運用能力、
砲塔換装によって地上砲撃能力を与えられたマゼラン級戦艦
「レオニダス」である。
改造の結果、砲塔はレールガン砲塔とメガ粒子砲塔でまったく形状が
異なっているため、どこかいびつな印象を見るものに与える。
さらに増設されたMS格納庫が産卵直前の下腹を目いっぱい膨らませた魚類の
ような、滑稽さと醜悪さを同時に感じさせてしまう。
異形の戦艦は、ゆっくりとその主砲であるメガ粒子砲と45口径40センチ
リニアレールガンをかつては無人島であった島へと差し向ける。
距離120000。M粒子環境下においては、まともな着弾が
望める距離ではない。
しかし、その距離でレオニダスはその主砲を容赦なく打ちはなった。
砲弾は、メガ粒子ビームはまっしぐらに島へと向かい、そして
まっすぐに設けられたばかりの兵舎を直撃する。
炸裂した火薬によって1トンの砲弾は砕け散り、周囲に無数の死と
破壊を撒き散らした。そしてメガ粒子が容赦なく生き残った兵士達を
この世から一瞬で骨も残さず葬送する。
他のマゼラン級も一斉に砲撃を開始する。
それは次々に要所へと着弾。さらに破壊を押し広げていく。
圧倒的な命中率。圧倒的な破壊。それは、かつてレーダーが使用可能で
あった時代、マゼランという兵器が当然のごとくに成しえたはずの情景
であった。
老嬢が再び魔弾の射手として帰り咲いた理由。それは、ひとえに
クレア・シモンズの能力に帰結される。
彼女は急ごしらえのサイコミュ装置を用い、NT能力でもって敵区画の最も人員の多い位置、そして
防空火器の位置を、迫る脅威の存在を探り出す。彼女の役割はそれだけだ。
複雑な回避機動、戦闘機動を行なわずにすむ分、より位置の探知に
専念が可能となるのである。しかし)
クレア「くっ・・・・・・こんなに・・・・・・入ってくる・・・・・・人が・・・・・!!」
ガモフ「・・・・・・・思ったより、負荷が高いか・・・・・・専念する分クリアに感じられて
いるのかな。これはちょっと誤算だ・・・・・・
でも、我慢してもらわなきゃね、やらなきゃ、やられるんだ」
クレア「りょう・・・・・・かい」
(8隻の老嬢は、続けて死と破壊を吐き出し続けた)
>786 ペルセポネー
「消えたっ!?」
驚愕の声を上げるナルミ・クボタ。
しかし、ただ驚いているだけではなかった。
かつて国を代表するGFになるための戦いにおいてこれと似たような状況に置かれた事がある。
その時は相手の姿を探すうちに真後ろからの攻撃によって頭部を失い、敗れていた。
その敗北は彼の中にトラウマとしてではなく教訓として今も生きている。
「ぬぉおおおっ!」
左腕を横に振りぬきつつ左回りに180度回転。
その間、右のサーベルは頭部をガードする位置に置かれている。
>784クァバーゼ
(バイクの後輪アタックで砕け散る敵機の破片を目で追いもせずに)
ビンゴ〜!
おとなしく海に浸かってりゃよかったな、タコ野郎!
さて、後がつかえてるんでな。
遊んでやるのはここまでだ!
(バイクを蹴って飛び上がるワイルドシング。
スラスターからジェット流を噴出し、吹き飛んだクァバーゼを海面スレスレに追撃する。
途中、放たれたメガ粒子の輪っかを右手のビームクローでなぎ払う)
だから、遊んでやるのは終わりだって言ったろう!
輪投げなら一人でも出来るだろう!
あの世で遊んでな!
>788
……さて、敵か味方か……動かないのは中立か?(再び海底を歩き出す)
>789
…………(ピキーン)……やってるな……
……しかし、今日はやけに勘が冴えるな……(ピキキキ――ン!!)
>787 エース
「あれが決定打にならないと言うかっ!」
咄嗟に操縦桿を押し込みペダルを踏みこむ。
背面飛びのような体勢でビームを飛び越える・・・はずだった。
先ほどの攻撃でバインダーの一つを失っていたためにバランスが崩れ、
普段の感覚での操縦ではかわしきれなかった。
「くっ、私としたことがっ!!」
スラスターノズルの一つと右脚のバーニアが貫かれ、姿勢制御が間に合わず海中へと落下する。
>788 ナイチンゲール
遥か遠方、唐突にナイチンゲールへ向けて飛行する対空ミサイル郡。
発射直後にマゼラン級の砲撃でランチャーはつぶされた様だが、
何か他の目標を追跡していた物が、再サーチを行った結果
ナイチンゲールを新たなターゲットとしたらしい。
その数、約20。
着弾まで、約1分。
>781
「I WIN なのだよ」
バックパックと下半身のパージ、それを盾にするための機動
上半身からの脱出、ハイメガキャノンによる目くらまし
そして最後のすれ違いざまの一撃
最初から行われていたのは、ハイメガキャノンのチャージだけ
あとは、全て刹那の判断
正に、紙一重
首筋に、血筋をつけ始めた死神の鎌が引いていくのを
リリィ・ハルジオンは幻視していた
「………生きてたよ、くるぴー」
今はいない、親友の愛称を呟く
「……リリィ・ハルジオン、戦闘続行不可、帰還します」
その進路を、養成所の方へ向けるコアファイター
>788
くくく、でかい的、発見……と。(ジェットホバー起動、海上を疾駆し距離を詰める)
この反応及び音紋その他を照合すると……ほぅ!カーペンタリアの裏切り者か!
>789
消えていく…
多くの痛みが…!
(彼女にもソレは感じられた。
彼女が感じ取れたのは、ごく弱い感応波だが…
それでも、「消えていくなにか」が肌に染み込み、やがて骨髄まで冒されるような感覚だった)
ダメッ!
これ以上、やらせない、誰も!
>794
(消えていく人の感覚に入り込まれ、詠嘆に忘我した彼女を現実に引き戻す警告音)
くっ、ミサイル接近…!
でも、ナイチンゲールの推力ならッ!
(紅いMSはミサイル群れを飛び越すように一気に浮上する。
そして、左腕に構えたメガビームライフルの出力を調整すると、
ミサイルの進行方向上方から散弾状に飛散するメガ粒子を撒き散らす)
>796黒虎
(そして、ミサイル迎撃態勢をとっている彼女は他の敵意に対して無防備な背中を見せていた)
>785
偽りの救済か・・・・・・・!!
ああ、言った。言ったぞ、ぬくぬくと暮らしていると!
わかるまいと告げたのだ!貴様らが食らった糧の半分も
あれば、10人の人間が救えるのだ!
わかるまい・・・・・・・わかるまい!
貴様にはあの悲しみの炎が理解できないのだから!
偽りの救済だと?明日死ぬ身に今日生きる糧を与えて
くれたのは・・・・・・彼らだけだ!貴様らではない!
いいか、もう一度言う・・・・・・貴様らが、その、
命をつむぎ続けるために消費してきた物の・・・・・
ごくわずかでもあれば!誰も彼も、死なずに済んだのだ・・・・・・
そして、俺は・・・・・・その、明日死ぬ定めにある
彼らに、命を救われた・・・・・・ドールスを脱走し、
息絶え絶えだった俺を、彼らが・・・・・・救ってくれたのだ!
そして、俺は見たんだ・・・・・・俺を救ってくれた
人々が、たかだか一センチの穴を塞げず目の前で悶え死ぬ
有様を!子に、わずかな食料を全て与え、餓えて死んでいった
母親を!臨検と称してわずかなたくわえをことごとく奪い去っていく
兵士どもを!わずかな力でそれに抗しようとしてエアロックから
放り出され、窓の向こう側で乾き干からびていった12歳の少年を!
偽りの救済だと貴様は言う。
しかしその偽りの救済で・・・・・・どれほど多くの人間が明日を
得られたと思っている・・・・・・
そして、どれほど多くの人間が!それすら得ることが出来ず絶望の
中で死んでいったと思っている・・・・・・
グレイドール!貴様は数人の護るべき人間のために戦っている!
それを俺は理解できる・・・・・・理解できる!
その上で俺は言っているのだ!なぜ安穏と、ぬくぬくと暮らしていられる!
俺が生きる今日は・・・・・・昨日死んだものたちが、あれほど求めて
得られなかった時間・・・・・・
聞かせろ、グレイドール!今日を死に逝く者たちを救済するすべがあるという
のなら・・・・・・戦わずして済ませる道があるというのなら!!
聞かせてくれ!グレイドール!負を、負で拭い去るすべがあるというのなら!
今日も死んでいるのだ!明日も死んでいくのだ!それを救うすべがあるなら、教えてくれッ!!
隊長:ぃよーーーっし、気合入れてけよテメェらーー!!
隊員1:なんだよ、あれ?
隊員2:前回の戦闘で地下からの攻撃が有効である事がはっきりしたとかで、ようやくこの機体が使えるって喜んでるんです。
隊員3:しかしこりゃまた化石クラスの機体を・・・。
隊長:グダグダ言っとらんで穴掘り開始だーっ!
隊員達:りょうか〜〜い。
>789
(そこへ降り注ぐ圧倒的火線)
隊長:な、なんだ!?何g
隊員1:隊長ー!!
隊員2:う、うわーーっ!?
隊員3:だからこんな機体――――
>>790 【魔竜の首が大きくしなり、開かれた顎が振り抜かれた左の刃に噛み付き、そして――】
「この反応、MFか……丁度良い」
【――干渉しあうフィールドが生んだ反発が、双方の距離を離す。
弾かれるように距離を開く魔竜。
その二つの首が、突如後方へと倒れ込む。
長き首はまるで二本の背骨のように肩から背部へと密着し、更にその先で別の形状へと変形した。
開く顎はそれぞれがつま先と踵とに。
骨の如き首は背部スラスターに、腰部ユニットに、そして脚部に。
首の根元は左右に展開し、肩部装甲に。
両翼は腰部ユニットと結合し、シェルフノズル式のウィングバインダーに。
そして最後に、尾を為していたヒートロッドとシールドが接地用アンカーを収納した左腕に装着される。
この間、刹那にも満たぬ僅かな時間。
その時間が過ぎた時、其処には一機の白いMSがいた。
ガンダムタイプ。
だが、その顔は仮面のようなパーツで覆い隠され、全く違った印象を与えるMS。
その名を、ベルセポネーと言う】
>796
(遥か彼方の海面から、真っ直ぐに、超高速で飛来する弾丸。
狙撃ライフルから放たれたらしい重金属の弾丸が、
接近するその機体を、襲う。)
>797
<通信>
「委員長!下方より敵機接近!」
(唐突に飛び込んでくる無線通信。
……彼女には、馴染みのある声だ……!)
>796黒虎
ふん・・・・・・やらせるかよッ!!
裏切り者っていうんなら・・・・・・
戦争やらずに済む連中を平然と殺し抜く貴様らこそが
裏切り者ってやつじゃないのか、ええ?!
ななこ!ハナから飛ばすぞ!
バカ野郎に灸の一つもすえてやらにゃならんからよ!
(すさまじい速度で接近する白銀の騎士。
その手に握られているのは巨大なバスターライフル!)
新型が多いらしいからな・・・・・・
力押しさせてもらう!
>委員長
やれやれ無茶は相変わらずかよ!
ミサイルは任せた!背中はおれが護ってやる!
あんたがやられたら、留守番の小僧に何を
言われるかわかったもんじゃないからな!
>789
「!?
これは・・・」
周囲に撒き散らされた感情の奔流に跳ね起きる。
「戦闘・・・それも、こんなに人が・・・?
一体どこで?そんなには遠くない・・・。
?
クレア!?・・・っつ」
ベッドから降りようとして胸の傷の痛みに襲われる。
「決めたはずだ、完治するまでは・・・動かないと・・・」
>791ザク乗り
「は、早イィィィィィィィ!?」
暗器じみた光輪の一撃を難なくいなされ、驚愕
「コノォォォォォ!」
半ばパニックになりながらも、スネークハンドを振り払う
>793シーザー
「勝ったか……だがこの状態では…!」
右腕を失い、尚且つ敵が水中に逃げた状態に
ビーム兵器しか装備していないZIIでは、話にならない
「変形機構は何とか生きているな……
戦況は佳境……一時後退し、基地の防衛に当たる!」
右腕が無い状態で無理やり変形し、高速でチャタム島へと向かっていく
>801
(超高速の弾丸が発生させる衝撃波がナイチンゲールの厚い装甲を叩く)
援軍ッ!?
でも、誰?
(そこへ飛び込んでくる「あの声」)
…なんてこと…
…神様、神様、神様っ!
(それ以上は声にならない)
>802センシズ乗り
感謝します!
申し訳ないけれど、この場は頼みます!
私は…
アレを止めなければっ!
(踵を返したナイチンゲールは、チャタム島を地獄に変えつつある八隻の戦艦を見つめ…
そして、飛び立った。)
「・・・・・・艦砲射撃です!Aブロック、および南部地帯に被害集中!」
「・・・・・・正確すぎる・・・・・・ニュータイプか!」
「敵艦隊との距離120000!AクラスNTの発信波と推定されます!!!」
「Aクラス・・・・・・馬鹿な!?そんな存在が養成所に存在しているとは
聞いていない!」
「恐らく探知に集中しているものと判断されます。脳負荷がそうとうに軽減される
可能性があります」
「・・・・・・なるほど。ならばちょうどいい・・・・・・
パイクだ!目標敵艦隊!誘導は60000から作動!」
「了解!パイク発射します!」
(命令が下る。そして一斉にランチャーから吐き出される対空ミサイル!
それはまっしぐらに「レオニダス」へと向かう・・・・・)
>800 ペルセポネー
「ビームに喰らい付く!やってくれる!!」
次の攻撃に備えて構えを整えていると、眼前で予想外の変形が行われた。
「なんと・・・それが真の姿という事か。
そしてガンダム・・・こんなところでガンダムファイトができるとは、僥倖だ。
なれば、こちらも全力で行かさせてもらう!」
両手のサーベルを腰に戻すと、背中左の鞘がアームによって動き、左肩の上にその柄頭を見せる位置まで来た。
そしてその柄に右手を添える。
>804
(執拗に絡みつくスネークハンドを手甲から突き出す三本のビームの牙でいなす。
そして、一気に間合いに踏み込むと左拳を突き出した)
遊ぶ気があるならまた来いや。
オレはザック=バラード。
仲間は「ザク乗り」って呼ぶが…
おめえはダメだ。
ザック様と呼びな。
あばよッ!
(そして、クァバーゼの胸部装甲に押し付けた左外椀に備えられた三門のメガ粒子砲が瞬いた)
>797
ふ、だから貴様は甘いんだよ……素直に海に潜れば良かったものを!
(両肩のハイメガランチャーが光を蓄え、破滅を吐き出そうとした、刹那)
>801
(その一撃が虎の左膝を抉る)
ぬおっ!?
(その二本の牙はあらぬ中空を抉り、そしてG-FAZZは海底に消える……)
これで終わったと思うなよー!?
>805 エース
飛び去ろうとするZIIに向け、通信回線が開かれる。
そこから流れるはピアノの音。序曲を思わせる旋律が響いた。
「まだ私もシーザーも戦えるのでね」
海から浮上する百式・・・その腰部にはL-MBLが接続されていた。
その姿が完全に海上へと出たところで、一瞬音が鳴り止む。
「シーザーよ、今が突き抜けるとき!!」
再び音楽が流れ始めるのと、金髪の男が叫び声を上げるのと、機体に接続されたL-MBLから極太のビームが放たれるのとは全くの同時であった。
(と、沈みかけて一瞬だけ顔を出し)
>802
戦争を……やらずに済むだと?裏切り者の上に世間知らずか……済むわけ……(捨て台詞を言いかけて、改めて沈む。ぶくぶく)
うおおっ!見つけたぞ!AEMA!!
(その手にしたビームマシンガンの銃口が狙うのは……>806!? そっちじゃねえよ……)
>798
「あぁ、俺も見た。
お前と違うのは、俺を助けてくれた人間は皆、俺の所為で死んだ事だな。
死んでいく人間を減らす事は出来る、だがゼロにするのは不可能だ。 お前の言いたい事は俺だって理解している、お前もだ。
ならば何故、そこまでの事を経験していながら人を許す術を学ぶ事が出来なかった!
確かにお前の言う通り、ここで暮らす人々の僅かな贅沢を無くせば多くの人が助かる可能性はある。
だがそれでAEMAが考えた結果が、基地…更には市街への攻撃か?
…もう一度言ってやる。
そんな物語の様な方法は無い、そんな事はお前も理解している筈。
そしてお前は自ら戦う事を選び、俺は守る事を選んだだけだろう!
さぁ、我を通すなら俺を殺して見せろ。」
(両の手で、巨人が刀を、構える…)
>809
3本の光芒に打ち抜かれ、断末魔をあげる間もなく
その全機能を停止するクァバーゼ
嘗てガンダムを討つ為に作られたMS、クァバーゼ
だが、ガンダム殺しの前では塵芥も同じだった
彼のものの実力ですら、その「一撃」を放つに値しないというのか
そして、クァバーゼはその姿を爆発によって消し去った
>>808 【右手を添える瞬間、ベルセポネーが動いた。
否、正確にはその翼が。
MA形態時にはフレキシブルな可動を見せていたそれらが節毎に分離し、ゆっくりと空中を舞い始める。
クレイモアを取り囲もうとするかのような動きを見せた次の瞬間、これら12のユニット全てが突如として速度を上げ、メガ粒子を次々と放った】
>807チェタム
クレア「戦果・・・・・確認・・・・・・
敵艦隊・・・・・・
動かない?なぜ・・・・・・・?
敵意・・・・・・向ってくる!
攻撃・・・・・・来ます!」
操舵手「敵にもNTが居るのか。この距離だ、サイコミュ誘導でもなければ
あたらん!」
クレア「違う・・・・・・プレッシャーが・・・・・・ない!
冷たい・・・・・・吸われるっ!機械・・・・・・!」
操舵手「くそ・・・・・・なんだかわからん!ともかくサイコミュ誘導だと
いうなら!」
ガモフ「・・・・・・そうか!!
サイコミュを止めろ!艦首、ミサイル進路に平行に!
弾幕、正面90度円錐形エリアに集中ッ!!」
砲術長「・・・・・・そんなでたらめで!」
ガモフ「いいからやれ!死にたいのかよ!」
クルー「了解!」
(ミサイルが一斉に迫り来る。一発、二発、撃墜されていく。
しかし、3発目、4発目がそれぞれ艦首上面第一メガ粒子砲塔、そして右舷
対空防御網に弾幕をすり抜けて着弾。爆発が発生した。
火災が巻き起こる)
ガモフ「くそ・・・・・・なるほど、そういう奴かよ!」
クレア「あれは・・・・・・?」
ガモフ「NTの感応波を逆探知して突っ込んでくる代物だ!
MSならある程度かわせるが、戦艦ではそうもいかない・・・・・
いや、MSでも感知レベルを調節して擬似VT信管化
すれば、爆風で充分に損害を与えられる!」
クレア「でも、感応波に反応するなら、他の強力なNTに向うのでは・・・・・・」
ガモフ「サイコミュなんだよ!ファンネル同士が干渉することは
ないだろう、あれと同じだ!
それにNTに対して無差別に攻撃する設定に仮にしたとしても、
友軍NTの位置を想定した上で誘導開始距離を調節すれば、味方
への誤射は局限できる!」
クレア「・・・・・・なぜ、そんな推測を」
ガモフ「知らなけりゃ生き残れなかった!駄弁ってる暇は無いな!
旗艦を中心に対空防衛陣を張れ!サイコミュ再起動!」
クレア「・・・・・・そんなことをしたら、ミサイルが!」
ガモフ「ひきつけるんだよ!NTは君だけじゃないだろう!
消火活動終了しだい、GMUをドダイ装備で上げろ!
全周囲レーザー回線は常時機動!策敵情報の共有で、
戦闘効率を上げるッ!」
>813
くっ…!
こんなところで時間を食っている暇はないのにっ!
私を、行かせて!
(とっさにメガビームライフルをGスタリオンに向ける。
一瞬、引き金を引く気配を見せたが…)
…ダメッ!
(そのまま、ビームライフルをGスタリオンに向けたまま、チェタム島へと近づいていく)
遥かな海面から放たれた狙撃、それは一機のMSによる物だった。
ZAFT軍特殊部隊用MS、ディンレイヴン。
ミラージュコロイドを採用し、空戦性能を強化したディンの改良型。
手に構えているのは片手持ちのハンドレールキャノン、
ビーム兵器を使用出来ないディンにおいては、強力な武装だ。
そして、それを駆るのが。
<通信>>AEMA再生委員会
「こちらNS-1、ドニーだ。
…………済まん、遅れた!」
>812
( ゚□゚)ポカーン
ななこ「しずんじゃいましたね」
なぁ、ななこよぉ。星占いって信じるか?
ななこ「あたしさそりざだったかなあ。あ、プログラムが終わった日だと
そうなるって感じです、はい」
センシズ乗り「間抜け座って・・・・・・・なかったよなぁ。
最近、なんとなくそういう星座が俺の上に瞬いてる気がするんだ」
ななこ「はいはい。ぼやいてるひまがあったら次の見せ場をさがすー」
センシズ乗り「わかってら、わかってらぁ。だがよ、だがよぉ・・・・・・」
ななこ「接近中の敵戦闘機を探知。飛翔体の発射を確認。弾着30秒後!」
センシズ乗り「いきなり言うなーーーーーーーーーーーーっ!!」
>811
「ピアノだと……ふざけたマネをっ!」
変形し、振り返るより早く大出力のビームが迫る
ソレは熱を持った激流、対要塞クラスの威力を持った一撃が
ZIIの右半身を容赦なく抉り、吹き飛ばす
「これが……本物の実力か………っ!」
閃光の中に消える濃緑のZII
>816 ペルセポネー
「冴え渡れ!『月光』!!」
気合一閃、柄に添えた右手が一気に振りぬかれる。
超高出力ビームサーベル『月光 ―ムーンライト―』
機体の全長とほぼ同じ長さの刃を持つ光の大剣。
それは鞘から引き抜かれると鞭のようにしなり、襲いくるメガ粒子の殆どを斬り伏せた。
振り抜くと同時にスラスターを吹かして前に踏み込む事でカバーしきれない範囲からの攻撃も直撃には至らない。
それでも三箇所の装甲が焦げ、二箇所の装甲が剥がれ落ち、二つのポジモーターが焼かれた。
「チェェストォォーーーーッ!!」
振り抜いた右手に左手を添え、今度は右から左へと大剣が振られる。
>817第101機動艦隊
(チェタム島に艦砲を向けている八隻の戦艦の後方に回り込むナイチンゲール。
その手には鈍色に輝くメガビームライフル。
最大出力で放てば宇宙戦艦をも一撃で貫く代物だ。
ゆっくりと最後尾のマゼラン級に銃口を向ける)
…撃てば、島が助かる…
でも、撃てば、完全に企業を敵に回すことに…
フレッド、どうすればいい?
…シュリ教官、どうしたらいいんですか?
(紅の魔神は引き金を引けないでいる)
>819
ドニー…
(通信回線から流れてきた声は弱弱しかった)
ドニー、私はどうすれば…
この引き金を引くべきなの?
>818
くるかっ!
……なんだ、来ないのか……?
(ここに来て機体に搭載されたコンピュータが未確認機の照合を済ませる)
ああなんだ、例の再生委員会のか。て事は……(とりあえず、ナイチンゲールから銃口を外す)
>823
……って、それはさせるわけにイカンなぁ……
……また撃たないし……(半自動的に距離を詰める)
<通信、ナイチンゲール>
こちら、養成所教官アイル・コンフォード。そちらが何しに来たのか聞かせてもらおうか。
>821 エース
「いい曲だと思わないか?私の演奏しているパートもあるのだよ。
不意討ちでは申し訳ないからね、前もって知らせる意味もあったのだが・・・
やはり最後まで聞いてもらうにはもう少し早い段階でかける必要があるだろうか?」
未だ鳴り止まぬBGMに浸りつつ、機体の状況をチェック。
「この高度を保つのが限界か・・・一度撤退しておきたいところではあるが」
レーダーと目視で友の姿を探し始める。
>815クァバーゼ
(爆散する敵機を静かに見下ろすザクのモノアイ)
地上ならもうちょっとてこずったかな?
ほんのちょ〜っとだけな。
(ホバリングをやめ、自由落下するワイルドシング。
その足元に、ザクバイクが海面を滑って潜り込む。
再び、戦場へと機首を向け波を蹴立ててゆく)
>823
<通信>
「…委員長、騎士は主君に尽き従う物、だろ?
一応情報を一つ、ここに飛んでくる前に調べて来た。
それによると…
・あの島はAEMA本隊の、NZ攻略の足掛かりらしい
・同様の方法を取られると、企業軍でもその場での対処は難しい。
・又、基地が完成するとカーペンタリアも射程内だ。
…撃ちたくない、か?それとも…撃ちたいか?」
>814
許す、か。許したよ。耐えもした。何度も、何度も。
擦り切れて黒ずんで。
それがいつの間にやら、諦めに変わってしまった。
承知はしている。AEMAはろくでもない。企業と同様にな。
俺達を利用しているだけだということも承知している。
だが・・・・・・だ。
俺はそれを承知で戦い続ける。戦い続けなければならん。
今、貴様は刃を握っている。それが答えだ。
貴様とて、降りかかる火の粉を払っているのだろう。
それと同じだ。俺もまた降りかかる火の粉を振り払っているに
すぎん。否、ここに居る、武器を取ったデブリピープル達の
多くがそうなのだ・・・・・・
諦め、許して蹂躙され続けるわけにはいかん。もう充分だ。
今日を許して100人が死ぬ。明日を許せば1000人か。
もう沢山だ。もう充分だ。
この悪夢のような10年の中で、あまりに憎悪が降り積もりすぎたのだ。
戦い抜くほかないのだよ、俺は・・・・・・そして彼らはッ!!
武器を取らねば生き残れんのだ!
俺達は・・・・あえて俺達といわせてもらう。我々は今はAEMAに
味方している、しかし戦っているのは企業に対してではないと知れ!
俺達が抗っているのは、この世界を蝕む形無き殺戮機械そのものだ!
そして企業はその機能、その一端を担っている!
グレイドール!!貴様ならば、理解できるはずだ・・・・・・
貴様とて、そのまがまがしき巨人を捨てられまい!俺達が、戦うために、
否、生き残るためにAEMAを頼らねばならないのと同じように!
考える時間をくれてやる・・・・・・
今日刃を交えて、貴様が唯の殺戮人形でないことは理解した。
そして、あの人形どもを貴様が憎んでいるということも、だ。
御伽噺は夢話、と貴様は言った。
だが、その夢をかなえてきたのも人間。
血を流さねばならん時代だ。俺は奇麗事を言うつもりは無い。
だが・・・・・・それでもだ。
この煉獄の中でも、俺は諦めん。絶対にだ。血肉の全てを焼き尽くしても
俺は諦めん。
この憎悪の連鎖の中、俺は思考し続ける。見出すために、見えぬ答えを見出すために!
貴様は止まるのか。見えざる死ならば見捨ててもかまわないと
言うのか!
貴様の色、それは灰色だ。くすんだ灰色だ。何者にもなれぬ存在だ。
しかし・・・・・・全ての色を混ぜ合わせ、光と影を合わせるならば、
現れる色もまた灰色だ。そういう色だ・・・・・・灰色は!
貴様は今何者にもなれる。何事をも為せる。
貴様が護る家族、彼らが本当に微笑を浮かべられていると
いうのか。貴様にとって俺は眼前の脅威だろう。
だが・・・・・・俺と貴様を戦わせている何かこそが、本当の
脅威なのだ!
(刹那、身を翻す漆黒の百式改。あまりにも早く、飛び去っていく)
>>822 「CODE:アグリッピーナ!!」
【刃は振り抜かれる事無く、何者かによって受け止められていた。
それは先程まで飛び交っていた、12のビット・ユニット。
3機一組となったそれらが瞬時に形成した、4重のビームシールドが刃を受け止め、しかし負荷に耐え切れず第一層が消滅。
第2層、第3層と次々に打ち破られた盾の向こう、第4層で漸くに受けきる事に成功したのだ】
(GFの反応速度にもある程度は追い付ける、か。
防ぎ切れないのは流石、GFの腕の冴えといったところかな――)
【そして、第4層もまた、消滅。
力場を失ったビットが機体の元へと戻り、翼の形を取り戻す】
(――こんな、時に……っ!!)
【忌々しき「呪い」が、突如として少女の体を苛み出した】
(これじゃあ……戦えないな)
【刹那の間に変形し、飛び去っていくベルセポネー】
(……「呪い」のせいで戦わねばならず……「呪い」のせいで、戦えなくなる……皮肉だよね、これって)
【彼女を蝕む「呪い」。
その名が、フォン・ユンツト症候群という病である事を、知る者は未だ彼女と、そしてシュルズベリィだけだった】
>824
私は…
私はAEMA再生委員会、委員長を務めるソフィー=ベアールです。
私は…
何をしに来たんだろう…
でも、何をすべきか決めなくては…!
(チャタム島沿岸部を守る盾となるズゴッグE(小隊長)2、ハイゴッグ3、アッグガイ5(うち1は小隊長機)、パイシーズ2)
ズ1「そろそろ来るか……」
ズ2「あのクソ偉そうなミカゲの奴は海の藻屑だザマァミロだしな……」
ア1「さぁ、気合入れるぞ……機体的に不安だらけだけど」
>828
「…俺だって、諦めたつもり等無いさ。
…俺は…………!憎しみだけで戦っている訳でもない……!」
(何時の間にか、システムのランプは消えていた。
そして、ふと思うのだ。)
「(…俺も、テティアに出会わなかったら……………)」
(暫しの沈黙の後、スロットルを握り直す。)
「……グレイ・ヴィクトリア。機体損傷、帰還する。」
(真っ直ぐに、帰還していくグレイ・ゲイル。
帰ったら、月に連絡をしなければならないだろうか。
気が、進まない。)
>827
どっちつかずでいられる時間は終わりましたね…
ドニー、私のすることは間違っている?
でも、私は…
私はAEMA。
虐げられてきた者たちの声。
宇宙に、地上に、棄てられた人々の想念。
企業による一極支配に対抗すべく作られた復讐の刃。
そう、私はAEMA。
叩くべきは…『企業』!
(メガビームライフルの銃口から巨大な光一条。
進行方法も大気をイオン化させながら地球磁場に影響され微妙な曲線を描き…
第101機動艦隊の最後尾に位置するマゼラン級戦艦の鼻先に撃ち込まれる)
<通信>第101機動艦隊
そこまでです!
私はソフィー=ベアール。
この地でのこれ以上の戦闘行動は、AEMA再生委員会の名において許しません!
これ以上、この地を硝煙で満たすというのであれば…
私が相手になります。
>823
クレア「委員長!?」
クルー「照準されている・・・・・・!糞、敵か・・・・・・ッ!!対空・・・・・・」
ガモフ「待て!!クレア、知っているのか?」
クレア「・・・・・はい。彼女は・・・・・・委員会の」
ガモフ「そういうことか・・・・・・対空防御だ!」
クレア「・・・・・・何を・・・・・・!!」
(とっさに銃を抜き、ガモフに向けるクレア」
ガモフ「早とちりは、いかんね。
対空防御、ただし当てるな!
クレア、感じるか!冷たい感触だ!!
あれを奴らが敵と認識しているなら、
間違いなく狙い打たれる!この方面に展開している
NTは少ないんだろう!」
クレア「ッ・・・・・・来る!!」
ガモフ「いいか、対空射撃だ・・・・・・だが、当てるな!
一門だけだぞ、向けるのは!用心しろよ、勘違い
されても困る!話もしないうちに撃たれるのはたまらんからな!」
クレア「トリガーは・・・・・私が引きます」
『委員長・・・・・・ココは、危ない!
ミサイルが来る・・・・・NTだけを狙い打つ冷たいものが!』
ガモフ「対空防御!ミサイルを通すな・・・・・・!
一度結んだ手は、絶対に離しちゃならん!
離れてしまえば、結びなおすのにどれほどの血が流れるかは
歴史を見りゃわかるんだからね!
いいか・・・・・・・全部だ!全部を撃墜するんだ!」
クルー「しかし・・・・・・!この艦の機銃の数では!」
ガモフ「無理でもやるんだよッ!なに、この図体だ!盾にぐらいは、なれるッ!!
糞ッ、NTなんだろう!指導者なんだろう!
なら、うかつな決断がさらに多くの血を流すということに気付いてくれッ・・・・・・
ああ好きでやっているさ、俺は戦争が好きなんだから!!
軍人だからそうしなけりゃならないんだ!!
軍人の仕事は・・・・・・ッ!!
戦を知らずに済む幸運なバカ野郎どものために!!
奴らののろいの言葉を浴びながら!!
奴らの死なずに済む未来を築くために!!
好き好んで死んでいく大バカ野郎どものことなんだ・・・・・・
気付け・・・・・・気付いてくれッ!!
今奴らを討たなければ、NZがさらなる戦火に巻き込まれる・・・・・・!
そして・・・・・・あんたが俺達を敵とみなしたなら!
AEMAの、全てが企業と激突することになる・・・・・・
それともそれがあんたの望みなのか!
違うなら・・・・・・・頼む、討たないでくれッ・・・・・・後生だ!!)
>833
<通信>
「間違いも正解も無い、君の選んだ道だ。
…どうせ一度はそれで死んでいる身だから、な。」
(高速接近、ナイチンゲールと並行し、
右腕に抱えたハンドレールキャノンをマゼラン級へと構える。)
>829 ペルセポネー
「そ、の程度ォッ!!」
再度気を吐き強引に剣を振りぬく。
しかし、切っ先すら相手に掠る事は無かった。
「退いた・・・?何故だ、ダメージは無かったはず。
マシントラブルか、生かされたか・・・。
ぬぅ・・・しかし、我が剣を押し留めるとは。修練が足らぬということか」
既に光の大剣はその刃を失っていた。
「一撃必殺・・・言葉でいうほど容易くは無い」
柄を鞘に戻し、ゆっくりと降下。
『無事であったかナルミよ』
そこへシーザーが駆けつける。
「辛うじて、だがな。
そういうお前の方が被害が大きいようだが」
『相手がそれだけ強かったという事だ。
まだ戦いは続いているようだが、このまま残れるほど余力が無い』
「こちらも同じだ・・・エネルギーを殆ど使い果たした。
足手まといになる前に戻るとしよう」
海面スレスレを飛行し、撤退する二体のMS。
>830,833
ぬぅ、やったな?
(懐に飛び込もうとするが)
>835
ほぉ、姫将軍に付き従う黒騎士(ダークナイト)といったところか。(ディンレイヴンをターゲッティングする)
>834
(まだ、その動向にまで注意がいっていない)
>834第101機動艦隊
(ナイチンゲールに向けられる対空砲が一門。
キラリと冷たい輝きを返す。
それと同時に、委員長の脳裏に冷たい感触が届く)
…やるんですね。
やらなくちゃいけないんですね?
こうなったのは私のせい。
だけど、いまさらもう…引き返せない!?
ファンネルッ!
(ビームライフルを構えたまま、肩部アーマーからファンネルを二基射出するナイチンゲール。
微弱な委員長の感応波が、サイコミュで増幅され、戦闘空域に開放される。
それは暗闇のロウソクのように、その精神の輝きが見えるモノにははっきりと見えた…)
>833
(・・・・・最悪の中の最善か・・・・・・糞ッ!!
だが・・・・・・よく、直撃させんでくれた!!)
聞こえている!そちらの射撃目標は遺憾ながら間違っている!
我々は貴軍と友好関係にある!
はっきり言う!
もし今諸君が我々と敵対するならば、AEMAと企業の和解の
道は断たれることになる!またぞろ全面戦争だ!
畜生それがどれだけ人死にを招くのかわかってやがるのかバカ野郎ッ!!
やらんでもいい戦闘はつまらない、やりたくない!!そんな戦争は
スキじゃない!
殺しに来ている、殺されに来ている!
ココに来ているのはそういうバカやろうどもだ!俺も君もだ!
我々は射撃を続行する。カーペンタリアからここまではずいぶんと
遠い、故に到着できるはずが無い。
故に我々は存在しないものを攻撃しない。
委員会はここには来ていないッ!!
対空防御、開始だ!
ミサイルは全て叩き落せ!後ろから撃たれるかもしれんが無視だ。
たとえどれほど損害を出そうとも、我々は・・・・・・
企業の、穏健派の軍人としての義務を全うせねばならん!
は、ちょいとクサすぎるな。本当に。本当に臭いせりふだ。
クレア
「・・・・・・だったら、なんだってそんな言葉を?」
言うまでも無い。僕は芝居臭いせりふが大好きだからさ。
これでも僕は、見栄っ張りなんでね。はは。
さーてと。諸君。作戦に戻ろう。
背中がやけに涼しいけれど気のせい。
まぁなにたとえ射撃を食らっても恨まないことね。
僕らの給料には、残念ながらそういう役割も含まれてるんだから。
(そしてマゼランは征く。砲撃を続けながら。
対空防御でNT追尾ミサイルを撃墜しながら。
無数のジムが破片に巻き込まれ堕ちていく。明らかに動きが鈍い。
おそらく戦闘経験が低いのだろう。みれば艦隊運動も稚拙そのものだ。
それでもなお。それでもなお、連隊は突き進み続ける。
死へと向って、進撃し続ける)
(大分浅い海域まで上がってきた)
>838
(ピキーン)む?これはさっきの……(迂闊に興味を抱いてしまった為、二人の間に細く感応波の糸が……)
>838
クルー「ファンネル放出確認!来ます!」
ガモフ「バカやろうが・・・・・・いいか、いよいよミサイルは逃せなくなった。
そうだ、一発もだ!
そして・・・・・・・応射はするな。絶対にだ。これは厳命だ。
絶対にだ。もう一発も撃つな。
たとえどれほど損害が出ても!
一発だって、撃っちゃならんっ!!」
クレア「まずい・・・・・ミサイル、一基・・・・・・・防空網・・・・
これじゃ、抜けるっ!!」
ガモフ「間に合う、よな?緊急回頭だ。いいね?クレア。サイコミュ、最大出力。
ひきつけるぞ」
(にこやかに告げる。操舵主はこわばった腕で舵輪を回す。クレアは
何か神々しいものを見たような表情で、頷く。
レオニダスの横腹に、委員長のナイチンゲールに向けて突進を開始した
ミサイルが進路を変え突き刺さったのは、その直後だった)
(ディンレイヴンとのにらみ合いの最中に、それは起きた)
>841
は?
(その意図を読み取り、最前迄にらみ合っていた相手に顔を向ける。
どうやら相手も同意権らしく、相手は赤いMSに、自分は旗艦に向かって飛んでいく)
こんっ・・・・・・畜生っ!!
(眼前に迫るSドップ。早い。
彼女のリンク能力をもってしても眼前を素早くすり抜けていく。
既に満身創痍。右腕は吹き飛び左肩のキャノンは機能を停止している。
頭部センサーはとうに破片に打ち砕かれ、サブセンサーを駆使して
戦闘を続行する羽目に陥っている。
それほどまでして・・・・・・落ちない!)
なんて・・・・・・速さよ!!
(瞬間・・・・・・海のそこから何かが近づいている気配を感じた。
はるか遠く。遠くから・・・・・それは、近づいてくる!」
海・・・・・・何!?
多い・・・・・・・!!
上がってくる・・・・・・!!
AEMA潜水艦隊
「遅参済まん!第二潜水艦隊、只今到着!
これより合同して敵軍の駆逐を開始する!
ズゴックF、ネオゴッグだせ!
ミサイル発射、用意!
企業の犬を撃ち滅ぼすのだ!
AEMAのために!」
(水中を突進し始める猟犬。
ここにおいて、企業群側呼称ニュージーランド沖海戦、AEMA側呼称
チュタム防衛戦と呼ばれることになる戦闘において、企業とAEMA間の
戦力バランスは圧倒的にAEMA側へと傾くことになる)
>839
(濃いミノフスキー粒子の合間から途切れ途切れに聞こえてくる通信に耳を傾けながら)
…その言葉、信じてもいいですか?
でも、信じられないの!
企業の現実をこの目で見てきた私には!
企業もAEMAもどっちも滅んでしまえばいい!
それでも、人類は在り続ける。
企業のエゴもAEMAの怨嗟も、人が人としてあり続けるために必要なものではない!
私は優しい人が優しいままに生きられる世の中、それだけが欲しいのに…
そんなの贅沢ですか?
見てはいけない夢なんですか?
(メガビームライフルの銃口が企業軍戦艦から逸れる)
それと同期するかのようにマゼランはナイチンゲールに背を向けた)
>841
(ミサイルが直撃した艦の内部から心に直接響いてくる声…)
まさか、そんな…!
クレアさん!
…私が殺してしまった…
(さらに二基のファンネルがナイチンゲールから射出される。
拡大されたサイコミュ場がさらに多くのミサイルを引きつける)
うあああぁぁ!
(混乱した彼女の精神に同調するかのように、計四基のファンネルが乱れ飛び、
メガ粒子の光の筋が飛来するミサイルを叩き落す。
その弾幕でも防ぎきれなかったミサイルが横手から放たれた高速の銃弾によって打ち落とされる。
いわずと知れた、ドニーの水際立った精密射撃だ…
二機のMSはまるで番の鷲のように互いを庇いあっている)
>843
『遅いぞっ!』などと言いつつこちらも意気が上がっている。
ア1「さぁ、俺らの餌になるのはどこのどいつだっ!?」
>844
むぅ、アレは……
(自分のすべき事はと考え、敵基地を叩くと言う本来の目的を果たすことにする)
>843
(第101機動艦隊マゼラン級格納庫内…
待機していたMS小隊が発進準備を整えている)
自分達、予備部隊までつかわなければならないとはな…
予想以上に苦しい戦況のようだ。
しかし、自分達は駆けるのみ。
いかなる戦場だろうとも、企業軍の軍人として、戦い続けるのみだ。
全機、速やかに発進。
発進後は各個の判断で敵に当たれ。
ジョゼフ=ミュラー中尉、出る。
(紅のジェガンが蒼光を曳いてカタパルト射出されてゆく。
それに従うように次々と発進してゆく小隊所属の青灰色のジェガン達)
>844
あいにくと・・・・・・ねぇ、しぶといもんで。
(炎上しつつも、なお浮かぶ戦艦から送られるのはレーザー通信)
まったく、レオニダスなんて名前付けるからだ。危うくテルモピュライ
の二の舞だ・・・・・・オマケにこっちは作戦に失敗しつつあると
来てる。まったくろくでもないったらありゃしないね。
クレア「というわけで・・・・・・・委員長、落ち着いて。
そう激情されては相手をひきつけるだけ。
貴方に今死なれては、護った甲斐がないというものだわ。
新手が来ています・・・・・・提督」
ガモフ「ややこしいだろうが連隊長だ。いろいろ面倒な事情で成立した
部隊なんでね。
まぁ、それは沿うと・・・・・・新手が来たなら、もう引き際だな。
友軍に撤退命令をだしとこうか。
一応指揮権、僕にあるみたいだしさ」
クレア「本艦は」
ガモフ「ちょっとスパルタ人を気取ってみようか。っていっても
砦はおろか敵の進路を塞いでくれる山脈もありゃしない。
分の悪いゲームだが、どれ、もう少しがんばってみようか。
ついでに対地砲撃も・・・・・・ってわけにはいかないかな」
クルー「AEMA艦隊・・・・・・動きます!
本艦隊を目指し現在西進中!
敵攻撃機部隊の接近を確認しました!」
ガモフ「養成所の連中のエア・カバーが途切れたからかな。
しょうがない、相手は新型づくめ、錬度もなんだかすごい。
だが、やれるとこまでやってみようか。
さてと、諸君。いま少し背筋を伸ばしてくれたまえ。
どうせならかっこよく行きたいからね。
それにかっこよく死んだほうが年金も高いよ?
よし、それじゃいっちょ行ってみよう!
レールガンに対空散弾装填!対空機銃はミサイルに専念かな。
クレア、サイコミュ探知は断続的に。
照準にだけ使うんだ。いいね?
よし。目標敵攻撃機群。
主砲発射!」
周辺海域及び湾岸部への通達は?
「ほぼ完了しております。避難を含めればまだ時間がかかるでしょうが……」
なに、此処まで持ったなら充分だ。事前に何も言えないよりは充分ましだろうよ。
友軍に逐次後退の指示を出して、点火信号を送りたまえ。
「……よろしいのですか?」
よろしいも何も、最初からこのつもりだったのだがね。
(そして、成層圏に輝き始める小さな灯)
>848
(ファンネルが撒き散らすメガ粒子砲の雨の中を縫うように飛び込んでくる通信)
…無事だったんですね?
よかった…
(返答する声は悲しみと安堵に満ちている)
ごめんなさい。
私は指導者にあるまじき軽率な行動をとってしまいました。
でも、反省は後でたっぷりさせてもらいます。
いまは、この状況を乗り越えなくては…
ミサイルは私達がひきつけます!
(射出したファンネルは既に全基落とされてしまっているが、
ナイチンゲールは更に上昇してNT誘導ミサイルをおびき寄せる。
そして、引き付けられたミサイルはドニーが駆るディンレイブンが
ハンドキャノンで打ち落とし、サーベルで叩き落す。
小夜啼鳥が羽虫を引き付け、ワタリガラスが食い散らかす。
まるで自然にお互いを補い合う二機)
>847ミュラー
「聞いての通りだが、戦況は悪すぎるというか最悪だ。
第二ラウンドに備えて一兵でも多く逃がさなけりゃならない。
とくに養成所の腕利きどもは貴重だからね。
企業軍が無駄飯食ってるわけではないこと、証明しておこうか。
レーザー回線開いておいてね、番号はYU988。
クレア様のありがたいご託宣で、少しは敵の位置やらなにやらが
把握しやすくなるかもしれない、近接戦闘で何処まで役に立つかは
疑問だけどね。ま、気休めにはなるかも。そんなとこ。
それじゃよろしく。
さーてと・・・・・・適当なタイミングで降下艇に移乗だね。
総員退艦せにゃならないとおもう。これじゃ。
レオニダス気取りは船に任せておいて、僕達はさっさと逃げるとしよう。
陸軍軍人がフネに愛着持つのも変だしね。それに俺達には高すぎる棺おけさ、
せいぜいMSか戦車程度でないと割に合わないんでね。
さてと、諸君。射撃モードをオートにして総員退官開始。
コントロールはクレア、よろしく。悪いが君と僕とでしばらくは居残りだ。
ホチ(砲術長の略)がいなくなるから当てにくくなるけどそこはまぁ、
勘弁ってことで。
よしと。これ異常ないほど無様な退却戦、はじまりはじまり〜
(かくてレオニダスは奮戦を開始した。
徐々に後退していくマゼランたちの殿に踏みとどまり、迫るミサイルを
叩き落し、散弾の嵐を浴びせてドップやSドップ、ドダイ攻撃機の群れを
追い払いながら。
傷ついていく。破片がブリッジに飛び込んでくる。
それでもなお、レオニダスは戦い続ける。その名の下となったスパルタ人の
王のように、彼女は鋼鉄のペルシア兵を相手に奮戦を続ける。
総身を炎に、焼かれながら)
>850
ヴァーカ。
といって悪ければアーホ。
(返答は身もふたも無いものだった)
ハッキリ言う対空射撃の邪魔!ぶんぶんとぶな!うっとうしい!
これは僕の戦争なんだから楽しませてほしいんだよ、なにしろ
負けたからには更迭まっしぐらの万々歳だ!
最悪銃殺、コレが最後のになるかもなの!
できれば全部自分の好きにやりたいわけ、ね、わかる?
あんたみたいなよその、僕が命令下せない人には一兵たりとて
いてほしくないの!
いいからニュージーランドにでも言って日光浴でもしてろ!
こんがり焼けた美肌を誇るのが女の子の義務!僕的に!
さもなくば、今からサイコミュ装置で僕のエログロ妄想を
貴方に向って電波送信します。僕命令下し終えたから
ヒマなんです。それこそあんなことからこんなことまで
たっぷりとすてきにねっちりみっちりいちはちきん系です。
カウントダウンします。10。9.7.5.
>851
<通信>
了解した。
自分達も戦艦などを守る気はない。
一兵でも多く逃げられるよう、これよりこの空は自分達が支配しよう。
(そして、自分の指揮下の隊員達に指示を出す)
退艦者を援護しろ。
自分とゴースト、ロックは空の敵を引き付ける。
敵は近寄らせるな、動かせるな、撃たせるな。
完全に戦局を支配しろ。
(その言葉どおり獅子奮迅の働きで接近してくる敵機を撃墜していくミュラー隊の腕利きたち)
(NT誘導ミサイルが一機、コースを海面に取り、着弾。その水柱の中に輝く双眼……)
ぶるああぁっ!
(その水柱の頂点より飛び出し、
羽織っていたぼろぼろのABCマントの中からガトリングガンを引き抜いて自分に向かってくるミサイルを叩き落す)
>849
あに?ここまで来て後退と言うのは……(Gスタリオンが飛んできてクーロンガンダムを掴み、後方に下がる)
>849
(海上に打ち上げられる点火信号)
あの方向、企業の信号?
撤退信号かしら。
それとも…・
>852
そんな…
(明らかに落胆した声。
バックに「ガーン!」という書き文字でもあれば一層それらしいだろう)
でも、私はともかく…
このナイチンゲールは素晴らしい性能だし、
ステキな騎士の護衛も付いているし…
(プチプチとお米が炊けるような声でなおもその場に留まり、
敵を引き付けようとする委員長)
最初は誰もがその事実を疑った。
そしてその次にそれが間違いでない事を信じられなかった。
そして最後には驚きを隠せなかった。
『ダーツ』。
直撃を許せば、島一つを軽く吹き飛ばし余波による津波で各国に被害をまき散らす禁断兵器。
DG騒動に於いてすら最終手段とされたはずの一矢が、確かにチャタム島に向かって一直線に落下を始めている。
「さぁ、AEMA諸君。自由に選んでくれたまえ。確実な放棄か、それとも意地の固執か……っ!」
地上からも目視出来るほど、「手矢」が輝きを増し始めた。
>856
また、やっちゃったなぁ……今回はキャンセル効くのかなぁ……
(前回も、彼はその一撃が相殺される様をつぶさに監視していた。
そして今もまた)
とりあえず、味方の撤退を援護、か。
(DG軍団とのドッグファイトを最初から最後まで逃げ切った彼にとって、AEMA航空部隊はおそるるに足りない相手であった)
>855
いいから邪魔ッ!!
つうかここであなた撃墜されたらリアルに僕カッコ悪い人になっちゃいますからッ!!
何のために盾になったのかわけわかりませんからッ!
しかもそうなったらあれですよ見栄張るために特攻ですよ?
だって生きて帰ったらあの性格ワルソーっていうか多分ワルーイあのステッキーな
イズクくんにいびられ倒すんですよ?悪夢のほうがましですよ。ほんと。
ここは一つ僕を助けると思ってッ!故郷のお父さんとお母さんも
悲しんでいるッ!おとなしく投降するんだッ!
クレア
「・・・・・・連隊長」
え、なに?クレア。
クレア
「その・・・・・・どういっていいのか、私にはまったくわからないのですが・・・・・・
何か、とても大切なものが台無しになってしまった気がします」
・・・・・・・カッコ付けるのって、すごく疲れるの。わかる?
(ミサイルがまた一発、着弾した。弾薬庫直撃。艦尾がエンジンブロックごと
脱落する。艦が不気味な軋みを上げ始めた。艦中央に備えられたミノフスキークラフトによって
かろうじて浮揚し続けていられたレオニダスの艦隊構造が限界に達しつつあったのだ。
きしみはやがて悲鳴のような怪音となるだろう。
そして、ついにはミノフスキークラフトとジェネレータ部から艦前部までもが脱落する
ことになる。高度一万メートル以上からのらっか。それは絶対の死を意味していた。
そして、そうなる以前にジェネレータかMクラフトが停止すれば、その瞬間にやはり
艦は石のように落下することになる)
・・・・・・ヤバい!クレア!この状況はやばい!
僕らも逃げるぞ!
クレア「・・・・・・・」
あきれるのは跡でいいからっ!!
こんなところで死にたくないんだよ僕ぁ!!
クレア「さっきといっていることが違っているように思えるわ!!」
ン名ことどうでもいいからーーーーーーーーーッ!
お願いだから僕が崇高な決意の元に艦と運命を共にするとか
わけのわかんないこと考えたとか誤解しないで操舵長ーーーーーーーッ
まにあってくれーーーーっまにあってーーーーーーーーおねがーいッ
(もう恥もへったくれも無く悲鳴じみた声を上げながらつっぱしる
ガモフ。そしてその後ろになんともいえない表情を浮かべながら
付き従うクレア。
結局ガモフは半泣きで脱出艇までたどり着いた。
その後半分なきながら別の艦に移乗し、逃げる時とは別人のような
雄弁をはき余裕に満ちた表情を浮かべながら撤退戦を成し遂げることになる。
そんな彼の言動の変遷を見てクレアは彼をどう評価していいか
困惑することになり、結局永遠のなぞの一つとして心の中の
パンドラの箱にしまいこむことに決めたのだがそれはどうでもいい
お話)
(繰り返す、戦場からたった20kmしか離れていない海底で)
……うん?企業側の動きがおかしいぞ……?
クルー1「何でしょね……?引いてますよね……」
クルー2「逃げた……?にしちゃあタイミングが早い?」
(やがて彼らはその理由を、身をもって知る事になるであろう……激しく地獄と共に)
>856
そろそろころあいですね…
ドニー、退きましょう!
結局、邪魔しか出来なかったけど…
(速やかに戦域を離脱していく二機のMS)
>857
<通信>
あう…
そこまで言わなくても…
(なんかもう、ヘロヘロになっている委員長。
梅雨の時期に三日間外に干しっぱなしにしていた綿のシャツくらいクタクタである。
半泣きになりながら撤退していく委員長。
その後を無言で追従していくドニー)
>858
(最後の脱出艇が艦を離れたのを確認)
よし、手はずどおりだ。
自分達も引くぞ!
立ちふさがる敵は蹴散らせ。
立ちふさがらない敵はほうっておけ。
可及的速やかに全機離脱。
(静かに言うと、紅のジェガンが持つビームライフルが吠える。
撃墜した戦闘機の落ちる先さえ見ずに戦闘区画を粛々と撤退していくミュラー小隊)
>856
(同時刻、戦闘があった地域からかなり離れた位置にいるザク乗り。
いつの間にそんな遠くまで逃げたんだ。
しかも、一人で。)
お〜、なんじゃありゃ〜!
コロニー落としかぁ?
νガンダムで出来るなら、ワイルドシングでも押し返せねえかなぁ。
(呑気に見物しているザク乗り)
「何だ?連中ひいてくぞ」
「怪しい!奴ら何か企んだな!」
「いや単に負けを認めたのかも!」
>856
「……アレは……」
『に、逃げろー!?』
>856ダーツ
「・・・・・・飛行体、確認!!
おそらく巨大な質量兵器であると推測される!
司令官!あれは!?」
「南米で、恐ろしく明るい隕石同士の衝突、という、天文学的数値でしか
ありえない現象がおきたそうだ。
そして、その隕石が現れるまさに直前、サハラ・ザンスカール連合軍は、
なにかを恐れるかのように壊走を始めたという。
まるで、圧倒的な破壊から逃れるように。
(男は神話を語るかのように言葉をつむいだ。
その表情に、恐れはない。何一つ、恐れはない。
彼は機密を知っていた。AEMAの一部隊が、ひそかに南米に
派遣されていたという事実。
彼らは現地でさまざまな情報を集めていた。サハラ軍の。ザンスカール軍の。
そして欧州軍の。なにより企業軍と、養成所部隊の。
故に、知っていたのだ。AEMA本部は騒然となった。
そして、対策が急がれた。本作戦において、あの兵器が行使されれば
地上基地などひとたまりもないのだから。
そして・・・・・本来、別の目的に用いられるはずだった兵器に、
白羽の矢が立てられた)
『ダイアモンドヘッド』起動ッ!!
ザメル改隊、所定位置にて待機!ジェネレータ連結!
「ダイアモンドヘッド、射撃準備よしッ!!」
「こちらメルザ・ウン・カノーネ隊、想定ケースUに従い配置を
完了!いつでも迎撃いけます!」
・・・・・・・よし・・・・・・・
大出力探知レーザー、起動ッ!
照準開始!
(ダイアモンドヘッド・・・・・・
その実体は、口径にして800ミリを優に超える超大型の
レールガン・・・・・かつてマダガスカルにおいてAEMAが運用した
超巨大砲の改良バージョンに他ならない!
AEMA軍は、本作戦の実行に伴い、この小児的妄想の産物といえる
超巨大砲を4門、暗礁宙域内に設けられた工廠にて製作。
それの運用に用いられるのは、ギガワット級大型ミノフスキー式核融合炉
12基!
そして、AEMAは迎撃をより確実なものとするために、68センチカノンを
68センチリニアレールガンへと換装したザメルの強化タイプ、ザメルUをも
実戦に投入していたのだ・・・・・・!)
マダガスカルの報復だ。
よみがえった巨砲の味、しかと味わうがいい・・・・・・
いいか、A、B砲は爆裂弾!C,D砲は徹甲弾を用いろ!
ザメルはも同じく半々の割合でだ!
爆裂弾を持って表層を破壊、コントロールを封じた上で、
超高速の徹甲弾にて止めを刺す!
一斉射撃!開始ッ!!
>864
当然の判断であろう。
『ダーツ』はその性質上、「ただ落下する」以上の事は出来ない。
それ故に覚悟と用意さえ整っているのならば、立ち向かえないモノではない。
手矢とは所詮が暗器であり、奇襲のみがその価値を発揮出来る。
「……だが、少々このダーツは率直に価値を発揮すると困るのでね。
少し搦手で行ってみようかと思っていたのだよ。
彼らが、勇気を持って迎撃に当たってくれれば、私としても本望なのだが……さてどうなるやら」
多数のレールガンが、爆裂弾をもって徹甲弾をもって破滅へと抵抗する。
圧倒的な長射程の前に為す術もなく弾頭を打ちつけられ、高空で破砕し減速していく小隕石。
誰も目にも圧倒的な破壊の到来が回避された事は明らかだ。
どの破片も、サイズは細かく勢いは当初より衰えて落下していく。
・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
そう、落下していく。その大半がチャタム島に向かって。
それは大災害を引き起こす事は叶わずとも、建造物破壊には充分な速度を伴う。
長射程による迂闊な迎撃が、却って破片の威力を寄り高めていたのだ。
「皮肉なものだね。彼らが抵抗する事で、我々の最も都合のいい勝利をもたらしてくれるとは。
本来なら、我々にとって最高の勝利とは我々自身で掴むべきだと言うのに」
重役御用達の高級椅子の上で、イズク・ローライトは心底から遺憾の意を顔に表していた。
>865
(その破片の一つがコースをそれ、島の北東約20kmの海域に……合掌)
>865
馬鹿な・・・・・迎撃に・・・・・・失敗したと、言うのかッ!!
(指揮官は絶叫を上げた。
空を見上げる。青い空。抜けるような、青い、青い、空。
そして・・・・・・
降り注ぐ光。光の、雨。
輝きはどんどん白さを増して、白く、白く、白くー)
・・・・・・
(無表情に男は瓦礫の山の中を歩む。
手には一台の録画端末。スイッチは入れていた。
気配は、ない。
何一つ、ない。
誰一人、いない。
ぱちり・ぱちり。
何かが、爆ぜる音が聞こえる。何かが燃えているのだ。
目を向ける。瓦礫に何か黒くねじくれ燃える物が立て掛けられている。
鼻に何かが香った。
吐き気を覚える。匂いに対してなのか。食欲を覚えている自分自身に
対してなのか。
一歩、一歩。歩んでいく。
瓦礫に覆われていないハッチがあった。防空地下壕。
間に合ったものがいるのだろうか?
そこに何が在るのかはわかっている。
だがそれでも開けざるを得ない。
開いた。
中は意外なほどに明るい。
歩を進める。むせるような匂い。吐き気を催す匂い。
濃厚な匂い。血の匂い。臓物の匂い。
階段を歩み下りる。
そして、見た。
そこには確かに数多くの兵士達が逃げ込んでいたようだ。
だが、もうそこに何人居たのかは誰にもわからない。
そこに彼らはまだいるのに。彼らの体はそこにあるのに。
何もかもが交じり合ってしまって、もう誰が何なのか全く
わからなくなってしまっていた)
(地下壕を出、それでも男は歩を進める。
ようやくまともな姿をした人間を見つけた。
少年兵だ。ヘルメットをかぶったまま目をとじ、本当に安らかな表情のまま眠っている。
抱き起こそうとした。
湿った何かが落ちる音。少年の首が、異様な方向に傾いた。後頭部に
大きな穴が開き、そこにはうつろな闇がわだかまっていた。
地面を、見る。そこには灰色と桃色を混ぜ合わせたような色をした
肉塊がへばりついていた。
少年を大地に寝かせ、腕を組ませ、撮る。
そして、肉塊も、撮る。
そして、男はゆっくりと口を開いた)
この少年は一時間前までは生きていた。今はもう動かない。
彼の持っていたはずの夢は、希望は、今はもう泥と土に交じり合って
めちゃくちゃになってしまっている。
諸君。これが、企業だ。
(そして少年から離れ、さらに歩を進める。
何がどうなってああなったのか。折れたアンテナの先端に、まるで
干された布団のように引っかかっている男の姿があった。無論動かない。
路上には、高射砲塔の爆発によって吹き飛ばされたらしい人間が、
よじれたゴム人形のような按配でいくつもいくつもいくつも横たわっていた。
肌に走った亀裂。そこから桃色のビニールチューブのような何かが
はみ出していた。
頭はフリスビーのように平らになっている。頭蓋骨が砕けたことによって
醜悪にディフォルメされた顔面に笑みが浮かんでいる。
漫画のような蹄鉄形の笑み。いずれ腐り果てるまで男は笑い続けるのだろう
(歩むほどに、屍が在る。進むほどに、屍が在る。自分以外の気配を全く感じない。
ここには、もうすでに4万人を上回る兵士や要員達が既に訪れていたはずなのに)
諸君、これですらむしろ慈悲深いといえる情景なのだ。
諸君。今回、企業はたったの4万人しか殺していない。
そして民間人は一人も殺していない。死んだものは彼らにとり全てAEMA
だからだ。
諸君。これが、企業なのだ。
戦争においてわずか4万の被害は語るには及ばない。
たとえそれが一瞬に為されたとしても語るには及ばない。
たった4万人が死んだとてなんになるだろう?
彼らにそれは何の価値もないことなのだ。
勝利、そう、勝利だ。
彼らは常に勝利とともに在る。
偉大な勝利だ。諸君。見よ。
これが企業だ。我らが偉大なる企業なのだ。
(歩を進める。ようやく人の気配を感じる。
彼と同じく、AEMA艦隊所属で合ったが故に命を永らえた
兵士達。彼らは一様に無表情のまま、黒い袋に何かを詰めていく。
ねじくれたあれはきっと足なのだろう。
黒い袋はいくつもいくつも並べられている。
まるで魚市場の魚のように。
並べることも叶わず、乱雑に積み重ねられた袋もある。
男はカメラを回し続ける)
諸君、見たまえ。ここにも偉大なる戦果が在る。
これを成し遂げたのが、「穏健」をもって歌われる組織の
人々なのだ。全くもって慈悲深い。彼らは一瞬をもって召されたのだから。
何と偉大な勝利だろう。さて、戦を好むとされる派閥ならば、どれほどの
ことを成し遂げて見せるのだろう。
諸君。この一撃は天からもたらされた。
我々は打ち砕いた。打ち砕かなければもっと風景は慈悲深かったことだろう。
何一つここには残らなかったのだから。
諸君。それこそが、企業だ。
諸君。これが、企業だ。企業の偉大なる戦果だ。
諸君。そして、明日はもしかしたら諸君かもしれないのだ。
一日にして村人が消えた村の噂を耳にしたことはないだろうか?
昨日まで会社に来ていた人間が、不意に消えてしまったことはないだろうか。
それとも身をもって思い知ったものもいるのだろうか。
諸君。それが、企業なのだ。忘れてはならない。
それこそが、企業なのだ。
(男はカメラを回し続ける。ただひたすらに回し続ける。無表情のまま、回し続ける。
怒りも無く悲しみも無くただ回し続ける。
何事かを何者かに告発し続けながら。
何時間も、何時間も。男はつぶやき続けた)
40000ねぇ・・・・・・・
大損害って言えば大損害だけど。
実際、あたし達も企業軍の基地相手に派手にやったじゃないのよ。
あの時だって何人死んだんだか。
向こうもこっちももうなんでもありに近い状態でしょう?
なのに皆葬式でもしてるような顔しちゃって。
おかしいんじゃないの?
兵士A「おかしいのはお前だ・・・・・・!これだけ死んで、よく
平然としていられるな!」
だったらAEMAになんて入らなきゃよかったのに。
バカじゃないの?
兵士A「キサマぁ!!」
よっ、と。
(襲い掛かってきた男を軽く投げ飛ばして見せる)
そんなトロい調子だから殺されるのよ。
鎮魂歌歌ってるヒマが在るなら、訓練でもしたら?
何しろもうじき連中が群れで来るんだから。
その時はたぶんこんなもんじゃすまないわよ。
AEMAの兵士はすっかりテロリスト扱い。
だから、人権もへったくれもあったもんじゃないあつかいを
されるって噂。
それが嫌なら・・・・・・・勝つしかないわよねー?
兵士A「・・・・・・・どうやって勝つって言うんだ!
これだけの損害を出して、一体どうやってっ!」
それはあたしの考える仕事じゃないし。
ねー、シャワーでも浴びて頭冷やしたほういいわよ?
ついでに言うと、あんた臭いの。鼻が曲がりそう。
(手をひらひらと振りながら、兵員室を出て行く女)
企業相手の戦争の心得、その1.
どれだけ死んでも悔やまない。味方が死ぬのはあたりまえ・・・・・・ってね。
872 :
会議:05/03/13 17:41:19 ID:???
幸い、というべきなのかな。
むしろ不幸だろう。おろせない貨物などごみも同然だ。
基地機能はほぼ完全に壊滅。こんな調子ならば、まだ直撃していたほうがよかったかもしれん。
少なくとも、使用可能な拠点はのこったかもしれないのだから。
ぼやいてどうなる。
我々に必要なのは何だ?
ダーツを恐れずに、なおかつ物資を揚陸可能な大規模港湾施設。
養成所・・・・・・か?
バカを言うな。これだけの戦力があれば確かに落とせるかもしれんが、
しかしそこから先はどうする。想定される損害が、あまりに膨らみすぎる。
いずれはやらなければならない相手だろうに・・・・・・
後回しにしてもろくなことになりゃしませんよ。
・・・・・・・やはり、南か。
スチュアート島か・・・・・・・本土から近すぎはしないか?
やむをえんさ。
ともかく、ここにとどまるのは危険だ。いつ二発目が打ち込まれるか
わかったものではないのだからな・・・・・・・・
主力の第一歩兵師団が壊滅している!MSだけで戦争ができるわけが
なかろう!
ならば、借りてくるしかないよなぁ・・・・・・・
・・・・・・・奴らに貸しを作りすぎるのはどうだろうな?
正直なところ、奴らはいけすかん。時折、ぞっとするような目で
見ていることが在るんだ。
怖がっている場合じゃない。今や奴らとデブリピープルのおかげで
ようやく対企業戦争を遂行できているようなものなのだからな。
せめて、委員会に転向した連中がいればな。
それは無いものねだりだよ、遺憾ながら。
まぁいい。奴らは役に立つ・・・・・・
これだけは疑いない。そこで満足しておくべきではないかな
「サヨナラは言った筈だ。
別れた筈だ。
祀ろう民には祝福を。
抗うモノには殺戮を――お前達とて……私とて……それが戦争だろう」
『……』
「どんな気分だ?
信じていた者の、本当の姿を見せ付けられて。
己の信じた正義の裏に何が押し隠されていたのかを見せ付けられて」
『……』
「何だその眼は!
そんな眼で私を見るな!
私の心を見透かそうとするな!! エンネア=カーン!!」
【ティル・ナ・ノーグ東第8区画内、軍病院の一室】
「空が……空が落ちてくるよ……ミハル姉さん……っ」
【ゼロ・ムラサメと名札の掛けられたその病室のベッドの上で、青年は両肩を掻き抱き、小さく震えていた。
「ダーツ」の落下と、それがもたらした大破壊・大殺戮。
その瞬間、死に行く者たちの思念が断末魔の叫びの如く、波濤となって彼の脳髄に押し寄せてきたのだ。
そして、今も尚。
断末魔の叫びは木霊のように、繰り返し、繰り返し――】
(「天馬」の入り口前。
なんとな東の空を見上げ、ボーっと立っている一人の少年。
汚れた作業着の上の、茫洋とした表情からは何もうかがい知ることは出来ない)
あ〜…
あ〜あ…
向うで何かがあったな。
なんだか、ガッカリしたな。
もう、ガッカリしちゃった。
(頭をうなだれるとそのまま天馬の店内に入っていく。
背中で哀しみを語るには、彼は幼すぎる)
…………生きてる……生きてるよ……アハハ…………
(『ダーツ』の散弾の一つはシェルクーフから僅か1kmしか離れていない地点に着水及び着弾した)
(細かく砕かれたとはいえその威力凄まじく、
潜水艦が空を飛び、バク転もどきをした程度で済んだのは幸運である)
ギャロンのパイロット『艦長、ご無事でしたか』
(そんなギャロンも全身傷だらけでデュエルアイも片方潰れている)
……とりあえず、戻ろうか……こいつも乾ドック入りさせたいし、なにより当分、養成所の偵察はごめん被りたい……
…………それでも、『アレ』、やってくれる?
ギャロン『……まだ、拒否権残ってたんですか?心配されなくても『アレ』はきっちりやり遂げますよ……』
……落としたな……
…………よりにもよって、この俺の目の前で…………
(アイル・コンフォード。生まれ故郷をコロニー落しで失った男)
どうしてくれようか……(やるせない怒りを胸に、洋上を彷徨う……)
>875
おまえもがっかりか?
俺も非常にガッカリだ。
ちっともぜんぜん近づけなかったぜ・・・・・on_
エンネアよぉーう
(・・・・・未練たらたら男これにあり)
>878
(話もわからないくせにとりあえず頷いてみせる)
うん、ほんとそうですよね。
がっかりだ…
なんでこうなっちゃうのかなっていつも思うんです。
どうしてこういう結果になるんだろう。
結果が原因の前に来ないのは何でなのかなぁ。
赤ちゃんがおじいさんになることはあっても、おじいさんが赤ちゃんになることはないのは、なんでですか?
(まったくかみ合わない返事を返すボケ)
>879
なろうとして肉はしぼむんだが骨や皮がしぼまないから
しわだらけになっちまうからなんだな。
ほらじいちゃんとかションベンもらしたりすんだろ?
なろうとはしてんだよなろうとは。
(恐ろしく不謹慎な事をほざくちんぴら)
っつーか・・・・・・まぁあれだ。
次は、突っ込んで押しとおってかき回すっ!
バレンタインで義理チョコすらもらえんかったとか言ってない。
だから僕泣かない。僕・・・・・・泣かない・・・・・(つд`)
>880
それじゃあ、骨や皮をとったらおじいさんは赤ちゃんになるんですか?
でも、そのあかちゃんはおじいさんの記憶を持ってますよね。
それって赤ちゃんなのかな。
泣くっていうのは僕には良くわからないけど…
泣きたい時には泣いたらいいってテレビで言ってました。
僕も泣きたいです。
泣いたら泣いた分だけ哀しみって減るのかな。
悲しみが液体になったら涙になるのかな…
(よくわからないことをブツブツと呟きつつ、最近こもりっぱなしの格納庫へと戻っていく)
>881
とりあえずなくのはきもちがいいことなんだよ坊や。
(よくわからない返事を返す男が一人・・・・・・・・)
そういや、師匠なにやってんだ?
>882
おや。君は……
(そこに現れる、企業軍の兵士が一人。
彼も何度か見たことがあるかもしれない。その兵士は、彼が師匠と呼ぶ存在の部下。
部下でありながら、面倒見が良さそうなのが印象的だ。)
こんな喫茶店の入り口の前で、何を?
>863
あーいや。師匠・・・・・・じゃねえ、ニュミフェイさん、
みねーなーとおもってよ。
まだ具合悪いのか?頭とか体とかよ。
っつかあんた誰?師匠の知り合いか?
>884
というと……やはり君は以前まで中尉と組み手をしていた生徒さんかな?
具合というよりは……精神的な問題が大きいですね。
(そう淡々と話し、苦笑いしながらちんぴらに歩み寄った。)
ああ。不躾でしたね。私は……ニュミフェイ・ディティール中尉の部下の者ですよ。
それと、彼女なら……あそこに。
(そう促した先には、ベンチで疲れ果てて寝てしまった中尉の姿があった。
以前のような元気な雰囲気は感じられず、心なしか痩せてしまったように見えた。)
>885
ぁぁ?なんだ?拒食症かよ?
(中尉に)
師匠、なんだって落ち込みムードなんすか?
悪いもんでも食っちまったんすか?
まさかエンネアのことでなやんでやがるんじゃねーでしょうね。
>886
その、まさか……でしょうね。
(核心をついた発言に、兵士は酷く困ったように苦笑いをした。)
家族のような……いえ。中尉の中では、もう家族同然のように思っていた存在だったのでしょう。
酔った彼女は、私が伝える現実を大きく否定すると共に、色々なことを話してくれました。
……どれだけ大事に思っていたか、それを教えられましたよ。
後は中尉の問題です。何か言ってあげられるとしても、最終的に
割り切れるか割り切れないかは、彼女の問題なのですから。
>887
案外母性的なとこがあったのな、師匠ってよ。
あんなことになっちまったなら、しょうがねーか・・・・・・
(´Д)y−〜
(黙りこくり、しばしタバコをふかし)
(漠然と考え込み)
(やがて決意を双眸にこめて)
・・・・・・・師匠よぉ・・・・・・
(彼女の正面に立ち)
(おもむろに胸をもみしだこうとした。それもいやらしく)
>888
(あどけない程の寝顔が、そこにある。
しかし、今の状態ならばあどけないの一言で片付けられる寝顔ではなかっただろう。
だが、ちんぴらのとった行動は、その状態を無視するかのように……
むにゅん
緊張感のない擬音が、そこから響いてくるようだった。と、同時に。)
ン………
(その女性の降りた瞼が、しぶしぶと開く。
ちんぴらの後ろにいた、兵士が止める間もなく……
怪我をしてない彼女の右腕が、唸るようにちんぴらの顔面へと迫った。)
>889
(ものすごいいきおいで強烈な右が顔面にクリーンヒット、
そのまま錐揉みつつ吹っ飛び転がりながらなお止まらず道端につまれた
ゴミ袋やら束ねた新聞やらに突っ込んでようやくとまる。
しばらくそのままぶっ倒れていたが)
へ、なーんだ。げんきじゃねーか。
(ぶん殴られつつも口にくわえたタバコは無事。そのまま旨そうにふかして)
んなに元気があって、なーに腐ってやがるんだよ。テメーワ。
(チャタム島沖に停泊中の第101艦隊所属マゼラン級…
その甲板に真紅にカラーリングされた巨大なモビルスーツが着艦している。
その鮮やかだった機体色は戦場の煤でいくらかぼやけて見えた)
(コクピットブロックから降りてきた一人の女性がヘルメットを取る。
柔らかな栗色の髪が潮風に煽られ、広がった。
彼女は迎えに出てきた士官に敬礼する)
AEMA再生委員会にて委員長を勤めさせていただいている、ソフィー=ベアールです。
突然着艦など求めてごめんなさい。
こんなこと私達が言えた義理ではないのですが…
推進剤を少し分けていただけませんか?
オーストラリアに戻る分だけで構わないんです。
お願いします。
(そして、ペコリと丁寧に、しかし卑屈にはならずにお辞儀をする。)
頭を上げるとデッキの向う側のチャタム島を遠望した。
数時間前から大きく姿を変えたその島は、まだいたるところから黒煙を上げていた…
>891
ぃょう。ああ、んなこと別にかまわないよ。
悪いね、タバコ、いいかい。あと、ちょっと話も。
君、あれ、どう思う?
(目に見えぬ巨大なこぶしによって、全体が叩き潰されたかの
様な惨状を呈している島を指差して、言う)
>890
うっさいわね……あんたには関係ないわよ……
あんたはいいかもしれない。あんたはあんたなりに悩むなり、愛想尽かすなりして
あの子のことについて解決できたかもしれない。
(脈絡も無く、そう『あの子』という人物について話始める。
だが、今のちんぴらになら解るだろう。あの子という人物が、エンネア以外にあり得ないということが。
相手が話す間もなく、彼女の言葉は続く。)
でもね。
私はどれだけ悩んでも信じられない。信じない。
あるのは、あの子が今ここにいないという事実だけ。
死んだとか。死んでいないとか言った後に、終いには裏切った?
……ふざけるんじゃないわよ……
ひどいものね・・・・・・
(島の惨状を見つめながら、彼女はつぶやく)
・・・・・・サイコミュをつけていないのに、こんなにも見えてしまう。
・・・・・・憎しみの輝き・・・・・・こんなにも。
・・・・・・かつての私のように・・・・・・
それだけじゃない。おびえてすらいる。
そして・・・・・・怒ってもいる。
・・・・・・
まるで、せき止められた激流のよう・・・・・・
>891
(ナイチンゲールと肩を並べる機体がもう一つ。
ディンレイヴン。
同じくやや変色している物の、それが通常の物とは細部から
異なっている事は思いの他簡単に見て取れる。
大方正規の軍で生産ラインに乗せられた物では無いのだろう。
外見の特徴としては、左腕の巨大なシールドが目に付く。
機体色はダークグレーだ。)
「……………」
(そんな委員長を見守りながら、コクピットで待機する男が一人。
無用な警戒を防ぐ為に、武装類は全て封じていた。)
>893
ああそうだな。全くその通りだと思うぜ。
んであんたはこうしてここで腐ってりゃ気が済むのか?
そりゃあんたはつれえさ。きついだろうさ。
俺より長くエンネアとよ、時間すごしてよ。
それがいきなりいなくなっちまうんだもんなぁ。
つれえよなぁ。きついよなぁ。
で、それがどうしたってんだ?
てめーの中でぐじゃぐじゃ悩んでようが、腹立てようが、
そうやってベンチで日向ぼっこしてやがって、おめえ
それでホントにいいのかよ?
>892
(指差された先を見やる。
その表情には明らかに憂いを帯びている)
…恐ろしく強力な兵器ですね。
状況を考えると使用したこと自体をとがめるわけには行かないでしょう。
私が指揮したとしても。同じ判断をしたと思います。
使用しなかった場合はここに建設された軍事施設によって企業旗下の人々を危険にさらすことになったでしょう。
それなら、同じく大きな被害が出るとしても、敵対している組織に…というのは人として自然な判断でしょう。
(ふ、と吐息のようなため息を漏らして連隊長を見つめる)
ここまでは「再生委員会委員長」としての意見です。
私個人としては…
(目を逸らし、島の惨状を見つめる)
…企業もAEMAも滅んでしまえばいいと、思っています…
カランカラン、とドアにつけられた鈴が心地よく鳴り響く
開かれた天馬の扉、その先にあるのは隻眼の青年だ
「まさかアレだけの威力があるとはな、まったく持ってビックリだ
……アレ落ちてきたら、諦めるしかないな」
肩に抱えた2mほどのショルダーバックを下ろし、カウンターに腰掛ける
「店員さーん、サイダー一杯」
>897
滅んでしまえばぃぃ、ねぇ。
君、かわいいのに過激なこと言うなぁ。
そのへん、もうちょっと詳しく聞きたいんだけど。
ああもちろんオフレコ。軍人は政治に溶解すべからずってね。
ま、問題あるようなら(∩゚Д゚)アーアーキコエナーイってやるからさ。
>896
あんたには関係ない。って、言ったはずよ。
企業軍ってね。私がただ生き延びていく手段に過ぎなかったの。
でも、ただつまらない日々なら、生き延びる必要性を求めることすら、ない。
だけど、私の中でここでの生活は生き延びる為だけの生活じゃなかった。
あの子との日常が楽しかったり、あの子をからかうのが楽しかったり!
あの子と言い合いになる日常が、本当に楽しいと感じた!
あの子を本当に守りたいと思った!
(次第に、彼女の言葉に気持ちが篭もり始め、瞳からはボロボロと雫が溢れた。)
でも!いなくなった!
私の日常の意味が、私が大切にしてきた何かが……
全部……全部、崩れて………消え……て……
(虚空をつかむ右手には、震えるほどに力が篭もり、
ちんぴらに向けた叫び声は、いつしか自分が彼女を守ることが出来なかった
自分への戒めになっていた。)
初めて……初めてよ。こんな……自分がどうしていいのか解らなくなったのは……ッ
>899
私が言うことは誰に喋ってくれても構いません。
ここまで加速した事態の中では私の意見などは誰にも注目を受けないでしょうから…
委員会としての意見はともかくね。
(さびしげに微笑むと、甲板上で補給を受けている自分の愛機を振り返る。
この混線世界においても貴重な高級機がどことなくわびしく見える
ぼやけた機体色のせいだろうか)
あの機体をご存知ですか?
私の原世界において、かのキャスバル・レム・ダイクンが自らの乗機としていました。
彼に一度会ってみたい…
彼なら、今の私の気持ちをわかってくれるかもしれないという期待があります。
彼があの「アクシズ落とし」を敢行使用と思った気持ち、それが今の私にはわかるのかもしれません。
人間とはなんと愚かなものでしょう…
過去の惨劇を忘れることも、未来の惨劇を避けることも出来ないんですから…
>898
(カランカラン、隻眼の生徒にちょっと遅れて入ってくるザク乗り)
あ〜、まったく…
いまいちすっきりしねえ喧嘩だったぜ…
なかなかやるヤツとは巡りあえたのに、結末がアレじゃあな…
いまいちオレの美意識ってヤツにそぐわねえ…
(カウンター席にどっかと座り、不満足げにブツブツと呟いている)
>900
はいはいどうせ関係ないんでしょうさ。
あんたはそこでそうしてりゃいい。
俺は俺なりにやらせてもらう。
裏切った?消えた?
そいつがどうした。そいつがどうしたってんだ?
俺ぁな、エンネアが死んじまったと思ってたんだ。
がっくりきた。飲んだくれた。いまのテメーみたいになっちまった。
だが、あいつは出てきた。いや、あいつの機体が出てきた。戦場にな。
あれ、あいつにしかつかえねえはずなんだろ?
腹も立ったしよ。わっけわっかんねって思ったしよ。
でもよ。安心もしたんだよな。
(タバコを吹き捨てると、また新しいタバコに火をつけて深々と吸う)
まだ生きてるかもしれねえ・・・・・・生きてるんだったら、
先はわかんねえだろ。
戦場に鍵がある。もしかしたらまたあいつがでてくるかもしれねえ。
そして、どうやらこの先戦場にはこまらねえらしい・・・・・・
俺は動くぜ。てめえがそこでそうしてる間に。
戦場の画像データかき集めて、
どこにどう飛んでったか、あれの動きがホントにエンネアの
やつだったのかもたしかめてよ。
んで・・・・・・・だ。
あとは、とっ捕まえるなり。戦場で離しつけるなりよ。
可能性だよ、可能性。そいつがまだ残ってるなら、先のことは
誰にもわかりゃしねえのさ。
やれることは腐るほどあらぁ。腕も磨かなきゃならねえ。
どういう武器が一番か考えなけりゃならねえ。
さてと、生ける屍に関わってるとこっちまで腐っちまう。
そんでいいと思ってるなら、そこで一生くさってな。
んじゃな、あばよ。
(ごみの山から身を起こし、タバコをふかしながら、悠然と歩み去ろうとする)
>901
アクシズ落とし、ね。
ま、気持ちはわかるけど・・・・・・
んー・・・・・・おしつけがましいかな。イーや、言っちゃおう。
それ、負けだよ。負け。
なんていうのかな・・・・・・
そうそう。絡まった糸をほぐそうとして、腹立てて、
はさみでじょきじょき切ったり引きちぎったり投げ捨てたりする
子供?そんな感じ、するよね。
>902
先輩はいーですよねー、あたしとちがって活躍の場があってー。
こっちはもうあのいやみな戦闘機に振り回されて追い回されて
大変だったんですよー?
ったく、ハエみたいにぶんぶんぶんぶん、叩き落とそうとしても
ひょいひょい飛びまわって・・・・・・
あーーーーーーーー!ったく、今思い出してもいらいらするーーーーーッ!
>904
(穏やかな微笑を浮かべたまま)
そうかもしれませんね…
いえ、きっとそうなのでしょう。
私なりにこの状況を打破する為にいろいろ考えてはみました。
だけど、現実はそんなに悠長な判断を待ってくれなかったようです。
いっそのこと、全部ひっくり返せたらって…
大事なものを失った痛みも、これから決して良くはなっていかないだろう未来も…
全てをひっくり返して、無かったことにしたい。
そんな風に思ってしまいます。
(しばし、黙り込んでいたが、唐突に含み笑いを漏らす)
ふふふ…
これじゃ本当に子供みたいですよね。
自分の思い通りにならないからってゲーム盤をひっくり返しちゃう子供みたい。
ふふふ…
(メガネを外すと、ポケットから取り出した薄い布地のハンカチでメガネと目を丁寧に拭う)
>905
おいおい、そんなこたぁオレに言うなよ。
オレだって望んでこんな人気者に生まれたかったわけじゃねえ。
どっかこの上のほうにいる誰かさんに言ってくれよ。
(何の恥じらいもてらいも無く、そう言い放つと頭上を指差す。
天馬の天井ではなく、もっともっと上のほうを)
ま、それにしても一応はめでたしめでたしってわけかぁ?
AEMAのヤツラが作ろうとしてた基地はぶっ壊せたわけだし、
こっちの被害はそう大きなもんじゃなかったわけだし…
その手段が気にくわねえなんてのは、オレのわがままなんだろうな…
(頭の上で手を組み、上の空で考え込む)
こうなりゃオレも、あの話を真剣に考えてみっかなぁ…
>903
(ちんぴらが口を開く。言葉の一つ一つが頭で反響するように響き、
直接感情を揺さぶられた。腹が立つほど考えた思い、それをちんぴらが
改めて言葉にしたような……そんな不思議な感覚。
ただ、その中で嫌でも大きく伝わってきた感情。それは…
彼も苦しんでいたのだ。
彼も悩んでいたのだ。
彼も"自分と同じように"困惑していたのだ。
今でもどうすればいいかなんてことは、わからない。
だけど、今度。今度、何も出来ない自分を知ってしまったら、
本当に何もかも捨てたくなってしまう。
解らない。自分が彼女を救いたい気持ちは確か。でも、果たして出来るのか?
解らない。だけど……)
待ちなさい!
(そう。だけど。今の私には、きっと『だけど』が必要。)
明日から……また、私のところに来なさい。
(自然と口が開く。何かしたい、そう願いを込めて。)
……あんたがいざとなったとき、あの子に手も足も出なかったんじゃ話にもならないでしょ。
だから、また鍛えてやるって言ってんのよ!
(左腕はまだ痛い。頭には何時開くともわからない傷がある。だけど。)
悪いけど、怪我してたってまだまだアンタになんて負けないんだから!
(何か悔しくて、涙が止まらなくて。やっぱ、今のままじゃ……いつか死にたくなっちゃうから。)
【あんたに私の命、預けさせてあげる。】
(かららん、天馬にやって来た)
>907
よお。(手を上げて挨拶)
【デュオの立会いの下、先日の交戦記録を検証していたハワード。
そのサングラスに隠された目に止まったのは、戦闘の中盤に突如飛来した白いMAだった】
『今のは……スマン、デュオ、巻き戻してくれないか』
「ん?
ああ、良いぜ」
『……。
間違いない、アレは……<プロトアバンテ>』
「プロトアバンテ?」
【突如口にした耳慣れぬ単語に訝しげな視線を向けるデュオ】
『ウェヌスの開発プランの一つ、じゃよ。
基本フレームまでは完成していたが、ほれ、内部告発があったじゃろ。
計画中止と共に一切廃棄された筈だったんじゃが……どうやら持ち出されたようじゃな』
「つまりはアルテミスの兄弟機みたいなもの、って事か。
って事は……」
『ウェヌス計画の関係者が、相手側におる可能性も否定できないぞい。無論これだけでは論拠に乏しいがな』
>909
うっす!
いや〜、なんとか無事に帰ってこれましたよ。
戦場はまったくひどい有様で…
調子に乗ってほいほい行かなきゃ良かったかな?
>906
推進剤の補給よし、と。
ま、僕はあんまり政治には詳しくないんだが。
人間ってのは、どうしても悪いことばかり見ちまう生き物でね。
それに、なにより悪口を言うのが好きだ。
悪口って、すごい楽しいでしょ。ほめあうよりよっぽど楽しい。
なんていうか、そう。バカにしてる相手より、自分が上にたってるような
気分になれる。
でもねー。そんなんばっかだと、いつのまにか気分も何もぎすぎすしちゃってね。
楽しくない。そういうのは、楽しくないと僕思うんだね。
アレがダメ、これがダメっていうよりもさあ。
とりあえず現状のいいとこさがしってのも良いもんだと思うよ?
昔よりよくなってる部分は確かにあるわけで。
ってなわけで、僕はこの仕事がすきだし戦争はもっと好きだ。
君にしてみりゃ死んでいい人間の一人かな?はは。
本当はビルの設計図見たり書いたり予算見積もりたてるほうが
好きだけどそれはあんまり考えないことにしてる。
あ、こうやっていいこと探しばっかりやってるようになったらそれパレアナ症候群って
精神病の一種らしいから病院言ったほう良いよ念のため。
>907
どういう誰に人気が在るのかと子一時間・・・・・・・ま、いいです。
ま、実際、派手にドカーンでかたついちゃったっぽいもんね。
まーだ艦隊が残ってるらしいけど、どうせもうじき企業軍の連中が
おっとり刀で駆けつけてくるんでしょ?
なーんか気がぬけちゃうわよねー・・・・・・・
ってか先輩。
あの話って、なにー?
>911
まともな戦闘できただけましだ。
俺なんか海底を延々と歩いてミサイル叩き落して終わりだぞ?盛り上がりに欠ける事欠ける事。
あげくにアレだ。
歌の文句じゃないが『真面目に生きちゃ馬鹿をみる』てか?種馬の奴は切れ掛かるし……
>912
(メガネを掛けなおすと、マジマジと連隊長の顔を見つめる。
連隊長が不安になる程度の時間、彼の顔を見つめ続ける)
それは、考えてもみませんでした…
いいところ探しですね。
たしかに現実の悪口だけを言っていても仕方が無いもの。
今決めなくてはいけないことは、今決めなくてはいけないこと。
だけど、それ以外は…
それ以外は、今決めなくてもいいことなんですね。
(そして、ニコリと微笑んだ)
私の今の絶望も、たった今決定しなくてはいけないことでは無いでしょう。
私にはきっと、まだ出来る事があるはずです。
せめて、その私に出来ることの全てを行ってから…
それから絶望しても遅くはないんでしょうね。
(そこへ丁度、ナイチンゲールの補給完了を告げる声が。
連隊長の目を見てから深々と頭を下げる委員長)
どうもありがとうございます。
補給のこともそうだけど…
いろいろと。
私がこの艦を撃とうとした時、貴方が声を掛けてくれなければ、
きっとこの艦も、私も、無事では済まなかったでしょう。
私は、これからも私に出来る事をしようと思います。
失礼します。
(くるりと踵を返すと、パイロットヘルメットを小脇に抱え、ナイチンゲールへと歩んでいく委員長)
>908
(言葉を背中で聞きながら。
一歩一歩、足を踏み出していく。
ずいぶん歩いて、ようやく振り返る)
んじゃ、また明日、ここでたのんます、師匠!
(大声で言い放ち、また振り返り、歩を進める。
ま、師匠があんな調子じゃあ、キモいっつうか調子、狂っちまうしよ。
戦争だからってよ、なにも気分まで戦争してやる必要ねーじゃねーかっつの。
まぁ・・・・・・やっぱ、骨、あらぁなぁ。
怪我してんのによ。俺きたえるってよ。へ。
ったく、我ながらダセェやり口だよなぁ、こいつぁ
だっから俺、彼女できねえんだろうな・・・・・・
ふと見上げれば街路樹から一枚の落ち葉。
南半球はもうじき秋に入る。
エンネアの奴は、どうしてるんだろうか?
生きているんだろうか?もし生きているなら、ちゃんとした
扱いをうけてやがるんだろうか?
まさか大手振って裏切った先で、また躓いたりなんだり大ドジ
ぶっこいてやがるんじゃないだろうな。恥だぜ?そいつぁ。
こう、裏切ったなら裏切ったらしくいきなりすっげえきっつい
感じの・・・・・・・
なるわきゃねえか。あいつだもんなぁ)
>913
まあな。
オレだって、MSに乗ったいかれたヤツと死ぬまで殴りあいてえ、ってわけじゃねえけどよ。
でも、なんつうか…自分の腕で決着のつかねえ戦いってのはどうも落ちつかねえぜ。
(「あの話」という単語が出てきた時点で不気味な含み笑いをするザク乗り)
ふふん、聞きたい?
どうしようかな〜?
まだ正式な話をもらったわけじゃねえし、俺自身まだ決めかねてんだよな〜?
いや〜、困ったな〜。
そんなに聞きたい?
う〜ん…どうしよっかな〜?
…しかたがねえ、そんなに聞きたいなら教えてやらぁ!
(一人で悩んで一人で話し出すザク乗り)
こないだ、SMG…サイド6の傭兵ギルドね。
あそこの人が来てさ。
「費用はこっちで持つから、研修を受けに来ないか?」って言うのよ。
どういうつもりかしらねえが、なんかオレに仕事でもさせてえのかね?
ま、ともかく…
オレぁ、「養成所でも奨学金もらってるから」って断ったんだけどよ。
「すぐじゃなくていいから、考えておいてくれ」ってよ。
全然そんな積もりなかったんだけどよ。
なんか、それもいいかな〜って思い始めてさ…
どう思う?
>914
盛り上がりねえ…
戦場じゃ最後にえらい盛り上がる花火が上がってましたけどね。
しかし、なんでまた海底を?
まさか、ジャパニーズニンジュツの一種っすか?
>916
それと、胸を触った代償はあれじゃ済まさないから、覚悟しておくように!
(右手だけで、手の骨をパキパキと鳴らす。
そう釘を刺して、身を翻す女性だった。)
『寧ろ、立ち直らせてくれたお礼をするべきでは?』
うっさいわね……別に立ち直ったわけじゃ…
『そうですか。』
にやにやしない!
ま、まぁ。そうね……ちょっと遅れたけど、義理チョコぐらい作ってやってもいいかな。
(そう、ぽっかりと空いた日を思い出すように呟くのだった。)
>917
……(なぜか遠い目をして)丁度出撃前に酒入っててな、
酔った勢いで口走ったプランで行くことになっちまったんだ。
>SMG
……うん?
お前、ここで士官過程取るんじゃなかったのか?
>915
えそれなに俺の艦とか簡単にぼっこぼっこにしちゃったよって
ことですかちょっと待って異議あり疑義あり抗議します傷つきました
謝罪と賠償を請求
行っちゃったよ。
・・・・・・まぁ、小娘なんだから小娘らしくしてればいいのに。
でも素直なあたりは年相応・・・・・・むしろ幼いか?うん。
あの年頃はもうちょっと、うん・・・・・・
いや親父呼ばわりされて嫌われるのもきっつい。うん。それは嫌だ。
よし、と言うわけで僕敵には決着が付いた。よし。
(ハッチが開く。ナイチンゲールの発進準備が整いつつある。
一挙手一投足の一つにまで気を配らねばならぬ舞台。それが
彼女の今いる場所。
だからこそ、途中で投げ出して欲しくはないと思う。
世の中そんなに悪いもんじゃない、ということを忘れないで
いて欲しいと思う。
そして、何よりも最後に行っておかねばならないことがあった)
ソフィー・ベアールAEMA再生委員会委員長っ!!
(厳然とした表情を作り、寸部のずれもない企業軍式の敬礼を
ナイチンゲールに捧げる。背筋を伸ばし、真剣そのものの眼光を
その目にたたえて。
普段の軽薄な雰囲気はどこにうせ果てたか。そこにいるのは
一個の厳格な軍人に他ならなかった)
(遅れて、委員長の見送りに現れたクレアは、彼のそうした姿を見て
ようやく得心が行った。やはり、彼はそういう人間なのだと。
何事にも真剣に取り組むからこそ道化じみねばならぬ男なのだろうと。
見栄と男はいった。
ならば今こうして敬礼を送るのも見栄なのだろう、と思った。)
(そして男は、深々と息を吸い、言葉を続けた)
今 度 暇 な 時 デ ー ト し よ う ね ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!
(やっぱり勘違いかもしれない。と、クレアは深々とため息をつくのだった)
>917
?研修って何の研修ですか?
それがわかんないとなんとも言いにくいですけど・・・・・・
>919
あ〜、あん時のですか。
まさかとは思ったけど、本当にやるとは誰も思ってなかったッすよ!
いや、そのつもりだったんスけどね?
SMGでも士官養成はやってるし…
もちろん、SMGでの階級しか取れないですけど。
でも、卒業後どうするかって考えたら…
もう企業軍へ入るって選択肢は「無くなり」ましたから。
そうなると、やっぱりもう一度傭兵やろっかな〜って。
ちょっとしたコネもあるし…
う〜む、悩む悩む。
【天馬のドアが開く。
入店するのは、それなりに顔馴染みとなったであろう三つ編みの青年。
但し、その身に纏いし貴族調の軍服が、いつもと違う印象を与えていた】
「さて、と……アイツはいるかねぇ」
【装いに似合わぬ軽い仕草で店内を見回しつつ、彼は窓際の席に着いた】
>921
あ、そっか。
そらそうだわな。
いや、なんかオレを士官にしてくれるらしい。
SMGがくれる階級章なら、国際的な効力はないかもしんねえけど、
それでも下手な国の階級章よりは信用度は高いもんな。
そう考えると、そんなに悪い話じゃねえのかも知れねえなぁ…
カランと音を立てて開かれるドア、そこから入り込んでくるのは
おそろしくくたびれた感のある、金髪の女性
名はリリィ・ハルジオン、前回戦闘でエースになり損ねたパイロットである
「う〜、メサメサ困った、超厄ネタなのだよー」
しょぼしょぼとした瞳で、テーブルに腰掛ける
>921
「クラウン嫁〜、コーラ一杯なのだよ〜」
>924
士官過程、って奴ですよね?
良いんじゃないですか?SMGってあたりもいいし。
なんていうのかな。どっかの国でしゃっちょこばって
なんとか帝国バンザーイとかってやってるのはぜんっぜん
先輩似合いませんしねー。
それに、なんていうか・・・・・・
チャレンジって、大事じゃないですか。
ってあれ?士官過程に行っちゃったらもしかしてしばらく
帰って来れなかったりします!?
>920
(コクピットの中に消えた彼女の声が、外部スピーカーから聞こえる)
ええ、是非っ!
カーペンタリアにいらした際にはお尋ねくださいね。
ちょうど南米産のいい(コーヒー)豆が入ったところで…
わ、わわわわ…
(言葉を言い終わる間もなく発進していくナイチンゲール。
高度が低すぎて海面に飛び込むかと思われたが…
なんとかバランスを取り戻し、見るものの網膜に紅い残像を残して大空に消えていった。
その背中を守るようにドニーが搭乗するディンが続けて発進し、ナイチンゲールに追従して行った)
>923三つ編み
「前回の戦闘で、MSが飛べなかったからお留守番してた
一介の狙撃屋は此処だぞ」
カウンターから、自分のコップを持ってデュオの眼前に座る
「で、何だ?
用があるから探してんだろ?」
>>928 「拗ねるな拗ねるな。
スペシャルズの到着が遅れて留守番強制された奴だって此処にいるんだからさ。
で、どうよ、似合う?」
【笑いながら自分の格好を指差してみる】
>922
もう、迂闊に酒飲めねえな……
ま、ここで士官過程とっても実際に階級証発行するのはSMGなり企業軍なり各国軍だからな……
俺の場合、混線前は連邦軍の大尉で、混線後にニューイングランド協定領防衛軍を退役した時お情けで少佐の退職金もらって、
その後SMGが発足した時少佐扱いで登録してもらって、といってもそっちの仕事はあんまりしないまま養成所に来て、
んで北米に復職したらやっぱり少佐だった、と。
>923
ん?誰だ?(初対面)
>927
(その言葉を聴き)
(そして去り行くナイチンゲールの背を、万感の思いを込めた敬礼で見送り)
(そしてクレアが驚くほどの身軽さで格納庫のタラップを駆け上りブリッジ
の指揮官シートに付くと)
全艦に通達する。本艦隊はこれよりAEMA再生委員会委員長
護衛の任につく。エンジン点kgyあれお?
(そこまで叫んで口をふさがれる。のどにはなんだか冷たい感触)
クレア「連隊長殿」
ふぁい・・・・・・・
デート・・・・・・・コーヒー・・・・・・・
ぁぅぅうぅ(つДT)
(のど元に押し当てたナイフを音も無く脇の鞘に戻しながら、
彼女は思う。
この人、ダメかもしれない・・・・・・・)
932 :
無愛想:05/03/14 01:21:18 ID:???
【暗い雰囲気かと思えば……】
ここは、そう変わらないのだな……
(そう言って天馬の扉を開く、男が一人。)
>926
う〜ん、多分そうなるなぁ。
養成所で受けた士官過程の単位が認められても、まだ大分残ってるし…
このオレの全力を持ってしても、みんなと同じ卒業式には間に合わねえんじゃねえ?
オレがここに残る理由も、一つずつ、無くなっていくし…
どうすっかなぁ?う〜ん…
まあ、ちょっと考えてみるわ。
別に今日明日に出発するってわけでもねえし。
そんじゃな。
>930
まあ、SMGで発行する階級証にしても、実際に評価して発行申請するのは
それぞれの傭兵部隊ですからね。
当然、所属する部隊によって階級章の価値も変わってくると。
ラル隊や白狼のおっさんとこなんか結構価値が高かったんすよね。
(カウンターのスツールからクルリと体を翻して降りると、そのままスタスタと天馬を出て行った。
その足が向くのは、養成所ではなく…
「彼女」が今なお眠る病院だった。
枕元で囁く声は彼女には届かない。
それでも彼は出撃の度に、帰還するたびに彼女に全てを打ち明けていた。
彼がここを離れない理由、最大の理由の一つが、その儀式だった)
>933
あ〜〜、あそこらへんはそうだろうな……
じゃな。(見送る)
>925
んー、第二種待機の関係でバイト休んでますから、残念っ!!
にしてもなんか問題でもあったんですカー?
(そして厨房のほうを振り返り、大声で)
さとーさーん。コーラだってー。
(´‐`)つ▼。o0(コカコーラが切れているからペプシコーラなんだな)
>929
「ま、相手があのドップじゃ俺は無力だろ
養成所から狙おうと思ったけど、流石に800kmは無理
ソレくらいになると地球の丸みが」
そこで言葉を止め、デュオの着る制服を見る
「………なんだ、職変えか?
企業軍の制服ってワケじゃなさそうだが」
>933
んー、だとすると・・・・・・・
結婚式、急がなきゃかな?(大汗)
ま、じっくり考えといてくださいねー
ノシ
>937
結婚式……もうそこまで話が進んでたのか……時の流れって速いものだなぁ。
>934
そういや教官、最近はいついちゃってますねー。
戦闘の時、助かるからいいんですけど(苦笑)
そういや復職したんでしたっけ?
>>936 「聞いて驚けよ。
今や俺は男爵様なのだ!!
とまあ、要は俺も実はスペシャルズの一員だったって話なだけだけどな。
聞いた事あるだろ?
ロームフェラ財団のMS部隊。入るだけで貴族になれるお得な部隊さ」
【一先ず笑顔を収めて溜息一つ】
「ま、それはどうでも良いんだ。
エンネアの件、黒幕に繋がりそうな情報が入った。
知りたいか?」
>939
したんだよ。色々と考えるのが嫌になるような政治的取引とかあって。
……うちの従兄とあの所長。何があったのか……考えたくねぇ。(テーブルに突っ伏す)
とりあえず、ホットココアでももらおうか。
>935
「流石アンジェ、クラウン嫁できちんと反応するとは、なのだよ」
コーラをストローで一口飲んで
「機体がにゃい、前のデカイ戦闘で無事なのがコアファイターだけという有様なのだよ
戦闘で疲れた体に機体全損の始末書、新型の申請すら出来てないのだよ
……こーなったら、タングラムでも引っ張り出そうかな…」