RX−93 νガンダムの装備するフィンファンネルは
攻撃兵器であるとともにメガ粒子砲から発生する強力な磁場が対ビームバリアとしての役割を持つ。
フィンファンネルは開放型のメガ粒子加速帯と小型のジェネレーターを内蔵し、
それ自体が三つのブロックからなるAMBACユニットそのものである。
ビット兵器としては大型で、機体に匹敵する全長をもつが、その機動性や稼動効率、実働時間は
スラスト機動のみに頼る通常型のビットやファンネルをはるかに上回る。
さらにこの兵器の特徴は、ビームバリアの展開が任意に可能なことだろう。
メガ粒子の縮退に必要なシステムはIフィールドジェネレーターを同じ基本原理に基づいているため
開放型にしたことで転用が可能となったのである。
さらにフィンファンネルの配置によってバリアの有効面を任意に変更することも可能であり
最低4基のフィンファンネルを配置すれば機体を正四面体で防御することも可能なのである。
これは端的に言ってビーム兵器に対して死角が存在しない事を意味する。