名台詞を合体させるスレマーク4

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635通常の名無しさんの3倍
 昔、昔ある所に、おじいさんとおばあさんが住んでいました。二人には子供がいませんでした。
ある日、おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。
「寒い時代だと思わんか。」

 おばあさんが川で洗濯をしていると、川上から大きな桃が
どんぶらこどんぶらこと流れて来たので、おばあさんは桃を拾うと、
家に持って帰りました。おじいさんが帰ってきたので、桃を食べようと、
まな板に乗せたたとたん、桃がぱっと割れて、「食べる部分が薄いぞ。何やってんの!」 
と思っていたら、中からまるまるとした男の子が飛び出しました。

おじいさんとおばあさんは、桃から生まれたので、
その子を「桃太郎」と名づけ、桃太郎を大事に大事に育てました。
 桃太郎は、一杯食べれば一杯分、二杯食べれば二杯分大きくなりました。
ひとつ教えれば十まで覚え、とても賢くてたくましいニュータイプになりました。
そのころ、悪い鬼が村を襲っては娘を連れ去ったり、新型兵器を奪ったりしていました。

 ある日、桃太郎はおじいさんとおばあさんに 
「僕が・・・僕が一番きび団子をうまく扱えるんだ!」、と手をついてきび団子を作って欲しいと頼みました。
おじいさんとおばあさんは一生懸命引き止めましたが、桃太郎の気持ちは変わりません。
そこで、きび団子を山ほどこしらえて、桃太郎に持たせました。 
「くやしいけど・・・僕は桃太郎なんだな」

桃太郎が村はずれを通りかかると、犬が「鬼が島へお供しますから、きび団子をひとつ下さい」とやって来ました。
桃太郎は「いいきび団子だろ?」と言って
「はい、よいものなのでありますか?」と聞いてきたので
「これはいいものだ。」と団子を分けてやりました。
同様に猿ときじもやって来て、きび団子をもらって桃太郎の家来になりました。

 桃太郎たちは鬼が島を目指して荒海へと乗り出し、日も夜もなく一心に漕ぎ、
やがて鬼が島に着きました。そして、さらってきた娘たちに酒を注がせて、酒盛りをしている鬼たちを
「うかつなやつめ!」と一太刀浴びせます。「ええい!桃太郎の部隊は化け物か!」
桃太郎は一瞬で青鬼を懲らしめました。
「見事だな。しかし、小僧、自分の力で勝ったのではないぞ。そのきび団子の性能のおかげだということを忘れるな!」 

「悲しいけど、これ、鬼退治なのよね。」きじもきび団子のおかげで怖いものなしです。
「お、俺だって、俺だってぇ!」犬が鬼達に次々と噛み付きます。たまらず鬼達は悲鳴をあげます。
「助けてください!赤鬼様!」しかし桃太郎の家来達は鬼には容赦ありません。
すかさず猿が鬼の顔めがけてひっかきまわします。
「この化け物が、落ちろ、落ちろ!」部下の鬼が次々とやられていきますが、
親分の赤鬼は一目散に逃げ惑います。「図ったな、赤鬼!」

青鬼達の悲鳴がこだまする中、桃太郎はついに赤鬼を追い詰めます。
「きび団子の性能の違いが、戦力の決定的差ではないということを・・・教えてやる。」
桃太郎と赤鬼の金棒が激しく交差します。
「今、キミのようなニュータイプは危険すぎる。私はキミを殺す。」 
しかしきび団子を食べた桃太郎の敵ではありませんでした。
「そこっ!」桃太郎は赤鬼を懲らしめました。

 鬼の大将は両手をついて、「桃太郎、私の手向けだ。犬畜生と仲良く暮らすがいい。」
と謝り、盗んできた品々を差し出しました。桃太郎は鬼を許してやり、
さらわれた娘たちと宝物を舟に乗せて、
「僕には帰れる場所があるんだ・・・こんなに嬉しいことはない・・・」
おじいさんとおばあさんの待つ村へ帰りました。めでたし、めでたし。
636通常の名無しさんの3倍:2005/06/16(木) 17:22:44 ID:???
>>635
全米が泣いた