「懺悔したいことは?」
若い牧師が、ケネスの前にすすみ出てきた。
「これまで、ぼくに関係してくれて、
ぼくに豊かな人生を提供してくれた人々すべてに、心から感謝する」
そのハサウェイの言葉がおわると、黒い目隠しを手にしたケネスが、ハサウェイの前に立った。
「……手首は、痛くないか?」
「ちょうどいい」
「ン……ハサ、好きだぜ?」
「ありがとう」
ケネスは、そのハサウェイの返事を待って、目隠しをしてくれた。
「……いつまでも、友達だと思ってる。わすれないぜ?」
「ああ、ぼくもだ。大佐……」
ハサウェイは、ケネスの声を耳元にきけて嬉しかった。
そして、ケネスの芝生を踏む音が、遠くなっていった。
「…………!!」
ハサウェイは、歯をくいしばった。
全身から絶叫を発しそうになる衝動をこらえた。
『ケネス! 急いでくれっ!』
そのハサウェイの命の震えをケネスは直感したのだろう。
彼は、ロクな間もおかずに、乗馬用の鞭を振りおろした。
その時
マラマラマラマラマラマラマラマラマラマラマラマラマラマラマラマラマラマラマラ・・・・・・・・
ハサウェイ・ケネス「チンポヘリが来たぞ!!!!」