>>1の前提に基づいた俺ガン。
シャアをかばったララァのエルメスは大破するも、かろうじて撃墜せず
「僕は…あと少しのところで大切な人を殺してしまうところだった…」
と放心状態のアムロを尻目にゲルググとともに退却する。
「ガンダムのパイロット…アムロが優れたニュータイプであろうとも
倒すべき敵だ。ララァ、二度と奴と戯れるな」
「すみません、大佐」
冷静さを欠いた口調でララァを責めるシャア、だが彼は心の中で迷っていた。
今の自分にガンダムが、アムロが倒せるのか、そして、たとえ彼を倒したところで
それに一体どんな意味があるのかと。もはや戦況は悪く、ジオンは負けこそすれ
勝てるとも思えない。ならば、赤い彗星としてのプライドにこだわりアムロを
討つことを考えるよりも、この戦争の後に来たるべき時代、すなわちニュータイプの
時代のことを考えるべきではないのか?だが、それがどのようなものなのか、
シャアにもわからなかった。