2003.9.26 ガンダムイボルブPLUS引き換え開始
イボルブ5『逆襲のシャア』編 富野由悠季(本人のサインあり)
基本のイメージを文字でしめします。
そのほうが、お任せしやすいと感じました。
ストーリー
クエスの操るアルパ・アジールが、ハサウェイの乗ったビルスー
ツをまちがって排除してしまう。そのモビルスーツが四散するよ
うに太陽の方向に流れていくその前に、アムロのガンダムが現れ、
激昂したクエスは、アムロのガンダムに攻撃を仕掛ける。
が、「ハサウェイは死んでないぞ!そのていどのことが分からな
いで、そんなマシンを操るんじゃない!帰っておいで!」
その呼びかけにクエスの気が落ち着き、クエスはハサウェイを
感じることができる。
コンテ用プロット
ハサウェイのモビルスーツを排除したアルパの前に、ガンダム
が迫っている。
【対峙している。その横手に、四散していくハサウェイのモ
ビルスーツが太陽に向かってながれている】
【トップのリズムは、心臓の鼓動に象徴される流れで構成
される】
クエス「(興奮をパーティカルな要素を使って表現するも可)ハサ
ウェイのモビルスーツを壊してしまった」
【イメージで、その破壊なり、狙撃なりをしたカットがはい
るも可。
映画版にのっとる必要はない。独自のものでいい】
アムロ「(クエスのやったことが受信できる)・・・・・・好きだったんだろ
う!?愛していたんだろう。ハサウェイをやったのか!」
クエス「わざとじゃない!まちがったんだ。やるつもりなんかなか
った!」
アムロ「それを、やってしまったのか・・・・・・!」
クエス「狙いもしなかったんだぞ!」
アムロ「ハサウェイが、クエスを諌めるために死ぬつもりになった
んだ」
クエス「あたしは、そんなわからず屋じゃない!」
アルパが仕掛ける。
ガンダム、回避。防衛戦あり。
ガンダムの武器が四方からピラミッド状にアルパを補足する。
クエス「ああ!?」
アムロ「そんな攻撃では、そんな道具の使い方では、まちがって人
も殺すのは当たり前だな!それでは、家族だって殺してし
まう!」
ピラミッドの檻のなかで抵抗するアルパ。
それを制圧しつつ、
アムロ「クッ・・・・・・なんという力のある娘だ!?」
アムロの意識に飛びこんでくる瀕死のハサウェイのイメージ。
ハサウェイ『クエス、怒るんじゃない。怒らなければいい子なの
に・・・・・・!』
アムロ「・・・・・・!? ン・・・・・・!? ハサウェイは死んでいない!分
からないのか!?」
クエス「ウソを言う!!」
アムロ「そういうクエスだから、ハサウェイを苦しめるんだ!ハサ
ウェイが助けを求めているんだ!なんで分からないんだ!?」
クエス「えっ!?ハサウェイが、助けを求めている!?」
ハサウェイのイメージ『怒っちゃいけないよ。それでは、可愛い
クエスの顔は台無しだよ』
クエス「ハサウェイ!?」
アムロ「そうだ。太陽の方向だ!」
クエス「ハサウェイが!?」
アムロ「アルパ・アジールのパワーを使うならハサウェイは助けら
れる。ただし、ビーム兵器を使っていたら、それもできない」
クエス「どこにいるの!?ハサウェイ!?」
操るクエスの意思が宇宙を飛ぶ。素晴らしく美しい。
アムロ「そうだよ。クエス、君の気持ちとハサウェイの気持ちをつ
なげばいい・・・・・・!」
ガンダムとアルパの間にピラミッド状につながり、さらに、
その小さなピラミッドの一角が太陽に向かって伸びていく。
その向こうで、チカッと光るものがある。
クエス「ハサウェイ!?」
アムロ「行くがいい!若さをもった娘よ!」
クエス「うしろから撃つなら撃ちな!」
アルパが行く。
ガンダムが見送る。
アムロ「愛しているという心は・・・・・・愛しているという心は・・・・・・」
アムロは、寂しいのだ。
月ナメで、地球を包むようにしてピラミッド状の光が見
える。その向こうには、太陽の光点が大きい。
【了】
2002/3-5