なんか話進んでる…
皆さん乙です!
ネタを振った責任を感じつつ
>>541の続き
ロランはスーパーの帰り道、余った時間で洋服屋に立ち寄っていた。
裁縫に使う布地や糸、ボタンなどを買うためだ。
そこで品定めをしていると、見慣れた顔が現れた。
ゼクスだ。
「やあ、ロラン君。買い物かい?」
「あ、ゼクスさん、こんにちは。ザゼクスさんも買い物ですか?」
「ああ、ノインに頼まれてな…そうだ!屋台の貯まっていたツケを忘れてた!!」
「ちょっ!お店の中じゃ迷惑なんで外に!!」
ロランはゼクスの手を引き店の外に出る。ゼクスもシャア同様ロランの屋台の常連だ。
ゼクスはノインから財布の紐を握られていているせいもあり、そのツケは大分貯まっていた。
「ノインさんからお小遣いが出たんですか?」
「ああ、やっとな。確か、8500円だったよね?千円札しか無いが…はい、一万円。おつりは又次回行った時の分に…」
「ありがとうございます。今度ノインさんも連れて来られたらどうですか?」
「ハハ、そうだな」
シャアよりも態度、性格が紳士的なゼクスとの会話は弾んでいる。
その二人のやり取りをウッソとキラが目撃していた。
「今、お金受け取ったよね?」
「ああ、金額はよく見えないから分からないけど結構な額みたいだな…」
「何のお金だろ…」
「…最近のニュース、知ってるか?女子高生がお金目当てで援助交際しているって」
「知ってるけど…まさか!?ロラン兄さんは男だよ!!」
「分かってるよ!!…分かってるけど、なんか大金もらってたし…」
「そんなの…そんなのおかしいですよ!!」
二人とも心当たりはあった。
ロランが夜な夜な出かけている事。最近、朝方眠そうな顔をしている事。
疑わずにはいられなかった。
「なあ、ウッソ…ロラン兄さんの事、皆には秘密だぞ?」
「こんな事、皆には言えないよ…」
「帰るか…」
「なんか、顔合わせづらいなぁ…」
二人は真っ直ぐには帰らず、しばらく街をぶらつくことにした。
続きお願い!