>>534 ・・・家族に秘密のバイトは夜の街をラーメン屋の屋台を引いて回る事だった。
バイトを初めて数ヶ月、僕の屋台は知る人ぞ知る人気ラーメン屋になっていた。
噂は兄弟達にも伝わり「噂の屋台でやってるラーメン、今度食べにいくか?」とシロー兄さんが
ドモン兄さんやコウ兄さん等と会話しているのを耳にして僕は震えた。
内緒でバイトしていた事が分かるとアムロ兄さんは良い顔をしない。
自分の稼ぎが足りないのからだ、と意地になって仕事を増やすに決まってる。
アムロ兄さんに無理をさせてたくはなかった。
さて、どうするか・・・
考え事をしながらスーパーで夕食の買い物をしていたら見慣れた顔が目の前に現れた。