【人類】MMRガンダム【滅亡】

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364変形1/6
※略称の説明
キ=キバヤシ
ナ=ナワヤ
タ=タナカ
ト=トマル
イ=イケダ

ナ「まったくよお・・・・・・こんなジャングルの奥地に
  基地なんか造りやがって!!連邦軍のアホが!!」

タ「本当ですよねナワヤさん。流石にウンザリします。」

ト「聞く所によると、なんでも近々、大規模な作戦が
  発動されるようですよ?」

ナ「何!本当か!?初耳だぞ??」

イ「自分もついさっき知りました。全く、何時もの事ですが
  此処に情報が来るまで遅いですよね?」

ナ「畜生・・・上層部の連中は、俺様を将軍にさせないつもりだな!!
  あいつら、自分の首が飛ぶのを怖がっているんだぜ?きっと!!」

一同(ナワヤさんが将軍になる時は、絶対この戦争負けてると思う・・・・)

ナ「ん?お前達、何か言ったか?」

一同「いいえ!何も!あははは・・・・(汗)」

キ「ナワヤが将軍か・・・その時俺は、きっとゴー将軍だなw」

ナ「げええ!キバヤシ!何時からそこに?」

キ「ついさっきだ・・・・」

一同(ゴー将軍だなんて・・・・また、マニアックなネタを・・・・(汗))
365変形2/6:04/02/13 02:54 ID:???
キ「・・・・コホン・・・・兎に角、トマルの言う通り
  ついに我々の頭脳を生かす時が来た。
  作戦参謀総本部が【ジャブロー攻略作戦】の計画に
  本格的に取り組む。既に各部門に通達されている。
  我々、第4作戦課MMR班にもつい先程
  本部から直々に、特別に極秘命令書が届いた。」

イ「極秘命令書ですって?やりましたね、キバヤシさん!
  これで他の作戦課の奴等を見返せますね!!」

タ「確かに、他の作戦課の連中ときたら何かと
  自分達を馬鹿にして、本当に頭にきますからねえ・・・」

ナ「おう!俺なんか、この前のコンパの時から
  事務の姉ちゃんにあからさまに避けらたぜ!?」

一同(そりゃ・・・いきなり、裸踊りを見せられたらなぁ・・・引くって・・・)

ト「と、兎に角・・・その命令書にはなんと書かれているんですか?」

キ「実は、まだ読んでいないんだ。お前達と一緒に見るつもりでな
  まだ封を切っていない。」

ナ「流石!仲間思いのキバヤシだな!コイブチを見殺しにした件は
  この際、俺が許すッ!」

キ「あはは・・・(汗)兎に角、見てみよう・・・・」
366変形3/6:04/02/13 02:56 ID:???
(ビリ・・・)

一同(ゴクリ・・・・)

ナ「・・・・ん?なんだコレ?」

ト「は・・・?」

タ「・・・こ、これは!!」

イ「白紙・・・?」

ナ「なんだこれ!!なにも書いてないじゃねーか!!」

タ「キバヤシさん!!これは一体、如何云う事なんですか??」

キ「うろたえるな!お前達!これは参謀本部からの
  特別極秘命令書だぞ!きっと何か仕掛けがあるに違いない・・・」

ト「そうですよね?【ジャブロー攻略作戦】とくれば軍の最重要機密
  命令書一つ取っても只、ペンを走らすだけでは無い筈ですよね?」

キ「うむ・・・」

ナ「そ、そうか・・・うっかりしていたぜ!流石はイガラシ参謀長!!」

イ「でも・・・キバヤシさん?これ、見た所、只の紙のようですが?」
367変形4/6:04/02/13 02:57 ID:???

ト「そうですよね・・・一体どんな仕掛けが?」

タ「このペーパレスの時代に逆行して、逢えて紙を使うとは・・・」

キ「!!そうか・・・判ったぞ!!」

ナ「本当かキバヤシ!!」

キ「ああ、お前達・・・ジャブローと来れば思い浮かべるのは何だ?」

ト「ジャブロー・・・・ですか?・・・・えっと・・・・」

イ「ジャ・・・ジャングルですか?」

キ「其の通り!咽返るような熱帯雨林のジャングルだ!」

ナ「でもよお・・・鬱っとおしいジャングルが攻略作戦になんの関係があるんだ?」

キ「ナワヤ・・・感が鈍ったか?広大な土地に広がるジャングルの所為で
  我々は今まで優位にありながらも、攻めあぐねて来た。というのなら・・・」
368変形5/6:04/02/13 02:59 ID:???
タ「白紙の命令書・・・紙・・・ペーパレス・・・そうか!」

キ「うむ!流石タナカ、冴えているな!」

ナ「・・・まさか・・・キバヤシ!?」

キ「そう!この白紙の命令書の真の意味は
  紙をもっと無駄使いして、地球の森林資源を消費しまくり
  ジャブローの広大なジャングルさえも禿山に【変えて】しまう
  壮大な環境破壊作戦だったんだよ!!」

一同「な、なんだってーーーーー!!!」

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野太い男達の叫び声が木霊していた
丁度その頃、とある一室では・・・

「君、彼らの命令書はちゃんと届けたかね?」

『はい・・・しかし、イガラシ参謀長
 ちょっと残酷ではありませんか?
 いくら【何もするな】と言う意味で
 送ったとしても・・・白紙では
 その・・・士気に関わります・・・』
369変形6/6:04/02/13 03:01 ID:???

「君・・・MMRの事は噂には聞いておるだろう?」

『は・・・確か以前、ジャブローを
【宇宙人】に攻撃させれば良いとかナントカで
 ミステリーサークル作戦とかを提案して
 本気で本部に送りつけた作戦課でしたよね?』

「うむ・・・あの時は私の首が飛ぶかと思ったよ。」

『ご心中お察し申し上げます・・・』

「兎に角、この件はこれでお仕舞だ!!」

『は・・・』

「(白紙で送りつけたが・・・
 まさかあいつら、今頃
 炙り出しとかしてるんじゃないだろうな・・・
 IQ180以上と言ってるが
 まさかあんなに電波だったとは
 知らなかった・・・
 彼を知り、己を知れば百戦危からず……か・・・・・)」

イガラシは後悔し始めた。
伝言ゲームの事がふいに頭を掠め、寒気が彼を襲った。

                 (おわり)