世界の駄っ作MS

このエントリーをはてなブックマークに追加
130NRX−01:03/11/16 15:20 ID:???
しかしスキーを履いた様な足ではまず歩けません、このフロートは
使わない時は背中に折りたたまれる仕組みになっています。
またホバー姿勢も空力上無駄が多いと細々したフェアリングやら
スポイラーが付け加えられ、それだけでは満足できなかったのか
頭部や上腕を折りたたんで正面面積を減らす工夫までされています。
ここまでやって元より良くなっていなければ立つ瀬がありません、
しかし現実煩雑な可変機構のせいでテストパイロットが
あと手が二三本ないと操縦できないと感想を述べた時には
開発陣もニューギニアのジャングルに消えてしまいたい
気分だったのではないでしょうか。

けして成功とは言いがたかったNRX−01ですが
その後も技術上のテストベッドとして事故で失われるまで
ニューギニア基地に所属しし続けました。
なおこの事故はジオンに所属していた時にMS−09に慣れていた
パイロットがうっかりホバーフロートを収納し忘れて歩こうとし
自分で自分のフロートを踏んでしまったのが原因でした。
131通常の名無しさんの3倍:03/11/24 18:51 ID:???
AAで見るMS用語の基礎知識:認めるわけには行かなくなり

             ,イ    │    兵器開発は近年非常に
          //      |:!   リスクの高いビジネスになりました。
            //,. -/r‐- 、| !    一つの兵器の開発に莫大な時間と
         /,/ ./ |  _」 ト、   資金がかかり、その挙句採用に
       /.\`/  |二...-┘ ヽ   ならなかったりすると
.        i   ,.>、;/ー- 、    l  もう目も当てられません。
       ! ∠.._;'____\   |   爆撃機だった筈なのに
      ,!イ く二>,.、 <二>`\.、ヽ.  電子戦機になっていたりするのは
     /'´レ--‐'ノ. `ー---- 、 |\ ヽ、 非常に成功した例です。
    \  `l  (!"      Jfヽ!  `''-;ゝ
      `‐、jヽ ヾニニゝ   ゙イ" }_,,. ‐''´
         `´\  ー   / ,ィ_}
.          |_ `ー ''´ _」'
        _,.| ~||「  ̄ 人|、._
  ,r==;"´  ヽ ミ|||彡   / ` ー`==、-、
. ///,イ  ___ ヽ|||_,,. ‐''´___  | | | |ヽ
このAAは>>122-123のネタ対応です
132通常の名無しさんの3倍:03/11/28 12:33 ID:???
    , -―――-、
    /          \
   /             |  
   |    ;≡==、 ,≡、| 
   l-┯━| ‐==・ナ=|==・|  
   |6    `ー ,(__づ、。‐| 
  └、     ´ : : : : 、ノ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    | 、     _;==、; |   < 宇宙世紀?
    |  \    ̄ ̄`ソ     \  バカジャネーノ
    |    `ー--‐i'´       \ _________
133通常の名無しさんの3倍:03/12/11 08:10 ID:???
>>77
┐(´д`)┌
134RGM-80LNT:03/12/14 18:13 ID:???
一時は連邦を10年はしのぐと言われたジオンの科学技術力でしたが
時が経つにつれ神秘のベールが剥がされていきます。
が明らかに連邦が遅れを取っている分野がありました
ニュータイプの研究です。
戦後ジオンの研究を取り込む形で急速に発展しては行ったのですが
何せ地上に住む人々にニュータイプの何たるかを理解しようというのは
なかなか難しい問題ではありました。
いや理解などする必要はない
そもそもジオン ダイクンの提唱したニュータイプ理論そのものが
先の戦火の発端であり、ミノフスキー粒子下での戦闘を目的とした
サイコミュ兵器の開発とは切り離して考えてももなんら問題はない。
こう提唱した開発チームは連邦高官の賞賛を浴びます。
ちょうどOA化の波に揉まれた旧世紀の重役の皆さんが
手書き入力に激しい興味を示したように。
RGM−80LNTは正確にはMSというよりMSを含む
兵器システムです。
135RGM-80LNT:03/12/14 18:13 ID:???
ミノフスキー粒子下で敵射程外からの十分な火力を得るための
ジェネレーターを含む戦艦サイズの火器部と
近距離から敵データを送り火力管制を有線で行う
MS部から成っています。
確かにジオンで試作されたどのタイプのサイコミュとも
全く異なる方式なんですが…
残された記録からするとRGM−80LNTは
なかなかの試験結果を示しています。
試験場に選ばれたデブリ宙域の中からMS部が捜索した標的を
一年戦争時ジオンのサイコミュMAの射程と考えられた
10kmの距離から打ち抜いています。
しかしかなりの開発費を注ぎ込んだ筈のRGM−80LNT
はその後なんら発展することなく忘れ去られてしまいます。
そう彼らは気づいてしまったのです。
何もNTを理解する必要はない
必要なことをするようにNTに言いつければいいのだと言う事に。
136MIP-X2:03/12/20 13:13 ID:???
0079年2月の第一次降下作戦でジオンは電撃的に地球の重要拠点を制圧しましたが、
その際にMSと並んで大きく貢献したのが大気圏突入・離脱用カプセル、所謂HLVです。
しかしHLVは基本的に大気圏突入直後には無防備であり、反撃できぬままに
降下中に撃破、あるいは着陸直後に鹵獲と云う事態がしばしば発生していました。
HLVそのものは安価でしたが、積み荷のMS(6機2個小隊相当)はそうも行きません。
実際第一次降下作戦では約400機のHLVの降下成功の陰で32機が撃破されており、
作戦成功に涌き立つ地球制圧軍の中でも損害を憂慮する声があったのも事実でした。
そこで、第二次以降の降下作戦に備えたHLVの防衛策が検討される事になりましたが、
これに飛び付いたのが、先の新型機動兵器競合でジオニックに敗れたMIP社です。
137MIP-X2:03/12/20 14:41 ID:???
MIP社が提示したプランは、先の競合で破れたMIP-X1の強化再設計案でした。
「降下するHLVに随伴して地球に降下、交戦領域で装備を展開して降下ルート上の
連邦の航空・地上部隊を掃討、降下地点を確保する」と云う運用案に沿って設計された
MIP-X2は、左右一対のマニュピレーター、固定武装の高出力メガ粒子砲等、後の同社の
代表作、MA-05ビグロに通じる設計でした。ただ、大気圏突入を考慮して全ての装備を
機体上面に集中させて機体下面は完全にリフティングボディ化。加えて大気圏内外での
機動戦闘の為に推進器と燃料も増加された事で、コムサイ並の大型機と化していました。
MIP-X2の一号機は非武装状態ながら完成。早速大気圏降下運用テストが行われましたが、
大気圏突入前の右マニュピレーター収納に失敗。基部から強制分離して難を逃れたものの、
機体バランスが狂った為に姿勢制御で燃料を浪費。結果として突入後のテストはほぼ全て
キャンセル、最寄りの基地に着陸せざるを得ず、テストは事実上の失敗に終わりました。
加えてその頃にはHLVによる降下作戦も一段落しており、大規模な降下作戦を行う必要が
無くなっていました、最終的には必要性どころか余裕すら無くなった訳ですが……。
結局MIP-X2は二度と宇宙に上がる事はありませんでしたが、その設計データは後のMA-05
やMAM-07グラブロ、そしてAMA-100ゾディ・アックに活かされたとも言われており、それが
事実ならこの機体も少しは報われたのかも知れません。
138通常の名無しさんの3倍:03/12/20 22:58 ID:???
AAで見るMS用語の基礎知識:降下作戦
初めてガンダムを見てガウはどうやって降ろしたんだろうと疑問に思ったのは私一人じゃないだろう。 
ガウが入るぐらいの巨大なコムサイを使ったのか?いくつかに分解したのか? 
それを考えると夜も眠れなくなっちゃうってネタが分かるヤツはオヤジだろう。 
これは2式大艇のAAだけどアリイの1/144のを買ってきて
              ⌒  ミ    ⌒  ミ ...,,,,,,,__       ⌒  ミ       ⌒  ミ
             \,,..,,/   ,,‐‐,---...,,刄Gエェェi''‐-..,   \,,..,,/       \,,..,,/
          ((  ,'Cjヽヽ、━0.i-llコロ   ̄ ̄~~~ '-!i '''((  ,'Cjヽヽ    ((   ,'Cjヽヽ__,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,.............................................___
.‐==========/!に丿ノ ⊂!l,,l,ノロ           (´~二/!に丿ノ二ニニ--/!に丿ノ、---─────'''''''''''''''''''''''' ̄ ̄ ,,,,,,,,,......-‐`
 ` ~~ ""'''''''‐||'‐ii-- ..,,丶i.ロ' `> !ロコ  日ロ   ,、     ヽ、,  丶i.ロ' `>      丶i.ロ'  >_,,,,,,,,,,.........----||-‐‐‐‐''''''''' ̄ ̄
        || ||      彡~゙''''!,-‐-,,     | i       ~'''‐‐--彡‐‐'/'''l''''''''  ̄ ̄ ̄彡          |||
        || ||          '., ヽ `\'. 、. '‐'          ,‐、 ~'''´-,|                   |||
      __|| ||           ヽ,丶.  \ヽ、           | i ., 丶三二ニニ=丶           |||
      ヽ `~'‐.!,,_           丶、' .,  `' `',‐.         | ! ||  リ                 /↑ヽ
       `" '‐-...,,!             丶 、,   `'' ‐.,,      、ノ,,..~‐''´                  i  i  l
                           `"''‐-...,,,, `7ニニ==-i''´                     `‐-‐'´           : '`\
                                  ̄                                    _,. -‐''´\´,...へ
___________________________________________,,,、_,._,,..-__-‐_,.,, ,,、 -::;; _
ザクなら三機積めるコムサイなら積み込めるか確かめたくなってしまったのも
私一人じゃないだろう。
139ZIM-07:03/12/21 05:19 ID:???
ジオン軍は、地球侵攻に際して地上の環境に適応した兵器開発を進めました。
大気圏内航空機であるドップ、ドダイ。
戦車と攻撃機を組み合わせたマゼラアタック。
ゴッグ、ズゴッグに代表される水中用MS。
そして、地上用MSとしてはザクUの陸戦仕様であるJ型、そしてグフが知られています。
しかしその陰で、全く新しい概念の陸戦MSが作られていた事は以外と知られていません。
ツィマッド社・グラナダ第8開発局…コロニー整備機械、所謂ワーカーの設計・開発を主と
していたチームが世に送り出したのは、「陸戦用多脚型MS」でした。

多脚による接地面積の拡大で砂漠等の不安定な地形の走破も可能とし、射撃時の安定性も確保。
全高はザク以下で潜伏性に優れ、武装積載量はザク以上と云う設計コンセプトは次期主力MSの
座を狙うツィマッド上層部の目に留まり、ZIM-07の試作コードと共に開発が承認されました。
多脚歩行自体は既にワーカーで確証済みの技術であり、開発はスムーズに進みました。
脚は二対四脚、背部に武装ラックを四基設置(175mm無反動砲/ミサイルランチャー各×2を予定)。
これとは別にMS規格の腕も装着可能で、重作業や格闘戦も考慮されていた事が伺われます。
140ZIM-07:03/12/21 05:27 ID:???
かくして試作機が完成。地球はオーストラリアにて1G下テストが開始されました。
……が、やはりと云うか何と云うかここで次々と欠陥が露呈します。
まず、砂塵対策の不備から最初の歩行テストから動作不良が頻発。
これは関節を覆う事で急場凌ぎながら事無きを得ましたが、ほっとしたのもつかの間、
低速歩行から速度を上げた途端に関節部が焼き切れて歩行不能となりました。
機動力向上を図って柔軟性を重視した脚は、1G環境下で胴体を支えるには脆弱だったのです。
脚部関節に補助モーターを増設してテストは再開されましたが、今度は跳躍機動テスト中に
空中で姿勢を崩して落下、脚部全損の上にテストパイロットが病院送りとなります。
原因は脚部スラスターの同調ミス。
設計担当は「飛ぶ前に脚を折り畳めば問題無い」とコメントしたそうですが、戦闘用MSとしては
その手間の方が大問題です。結局跳躍機能はそのまま廃される結果になりました。

二度の大改修を経た脚は結局ザク並に太くなり、更に機動力低下の対策として胴体下部と下脚部に
マゼラベース転用のキャタピラが追加されました。ここまで来るともはや当初のコンセプトは何処へやら、
地上を華麗に駆け回る筈だった脚は最早姿勢制御用の無駄に大きいジャッキに過ぎません。
そうこうしている内にツィマッド本社はホバー推進の重MS(後のMS-09『ドム』)を本命として
世に送り出してしまい、ZIM-07の開発は呆気なく中止。多脚型陸戦MSの可能性も閉ざされてしまいました。

大戦末期、ジオン・オーストラリア方面軍は現地開発の陸戦用重MA『ライノサラス』を実戦投入しました。
ZIM-07の脚部をホバーに置き換えて機体サイズをそのまま二周り程大きくしたその形状から、このMAこそが
ZIM-07の完成形と云う説も有りますが、定かでは有りません。

141通常の名無しさんの3倍:03/12/21 16:25 ID:???
AAで見るMS用語の基礎知識:多脚型MS
T−35を駄作と言うのは簡単だ、しかし当時お手本にしていた戦車先進国イギリスは
戦車も戦艦も基本的に似たような門なんじゃない?と考えていた節があるのだ。
                ヽ=★== /
               (・∀・ ∩     ウラー!
         _,,=-―''''''T^i^~~~^^i^'''T'''';;-
         ( \-'''''^^ ̄^^^~~~^^'''';;-,,,
         ゝ|    ll  ★   (()|.|二二I
         |_;_;;___.||_;;_;_;_;_i_i_:_:_:_: ,i''''''''''~
         i ̄| i | 「 Oヽ=-┐i | |i-┴ー-.i  
         | | | ,i | | i "''-l] | i,,| I  :  ; |]===
     /^l^i~~Ll .|,,,|==-:-;-:-;-=+----==+-ーー---=,,,_
    | i \,,,\    ヽ  ;; __ __   |==ゝ   \ ,_\
     | i i \ └-ー┘―ー<___><,,,,>=''''''''^~-,,±\ゝ-=ゝ
     ,i  i |  |=-=| | ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;';';';';'''''''' / i |-=-|
     ヽ\_,,」,,_  l-=- /^^^^__,,,,,,,.....-- ___   / //=-=/
       ヽi i   /=-=/ IUI^^^^^~~~~~ ̄!-! ̄//-=/
       \_ /=;;=/^^^^^^^^~~~~~~~ ̄-=----''''^^
かっこいいが実物の馬鹿馬鹿しさがうまく伝わらないAAだ
無断転載の癖に生意気言っちゃいかん。
142通常の名無しさんの3倍:03/12/23 18:30 ID:???
>>138ギャロップやガウは占領地で作ったんだよ。
元は北米カリフォルニアベースで開発中の連邦軍大型車両と大型航空機。
143通常の名無しさんの3倍:03/12/23 19:11 ID:???
最近は細かいところまで親切に設定してあるよね。
でもおかげで無茶な空想をして限りある人生の時間を
無駄に浪費し辛くなったのがなんか寂しい今日この頃。
144通常の名無しさんの3倍:03/12/23 22:54 ID:???
>>142

初耳だな。
145通常の名無しさんの3倍:03/12/29 02:04 ID:???
>>142
ギャロップはヨーロッパ占領地で製造だと思ったが。
146通常の名無しさんの3倍:03/12/29 06:34 ID:???
ガウやドダイは、航空機メーカーでもあるツィマッドが製造した。
ツィマッドの地球での工場もあるだろうからな、部品や図面だけ宇宙から降ろして、地球で造ったんだろう。
ジオンが連邦の兵器をそのままパクったのは、ユーコン級潜水艦くらいだぞ。
147通常の名無しさんの3倍:03/12/30 22:50 ID:???
マッドアングラーは?
148通常の名無しさんの3倍:03/12/31 04:07 ID:???
最近出たゲームによると、マッドアングラーは地球製の鹵獲品らしいな。
でも、あのトンデモなデザインは、どう見てもジオンの血が入っているとしか思えん。
外装まで変えちまったのかも。連邦が作った部分としては、フレームだけ流用。
149通常の名無しさんの3倍:03/12/31 04:30 ID:K78ftcuy
UC最大の駄っ作機といえばリックドムだろ。
150通常の名無しさんの3倍:03/12/31 17:57 ID:???
リックドムはねたとえていえばブリュースター バッファローだね
ゼロ戦相手にはカモだったけどフィンランドとかでは活躍したらしい。
使う人と相手次第だ。
P−39とか例はもっと在るけど…駄作か…世間一般には?
151通常の名無しさんの3倍:03/12/31 20:02 ID:???
リックドムは駄作じゃないぜ。硬い・速いで言う事なし。ゲルググにゃ劣るがザクよりは当てになる。
対戦した相手がアムロやウモン爺さんみたいなNTだから、バタバタやられただけ。
152通常の名無しさんの3倍:04/01/01 02:13 ID:???
>>150
フィンランドと米軍が使用してたバッファローは同じ仕様ではないからね。
米軍の場合は法律で防弾板の装着が義務付けられてから
フィンランドのバッファローより重くて鈍愚。
153通常の名無しさんの3倍:04/01/02 16:41 ID:???
AAで見るMS用語の基礎知識:ザニー

     ,,......,、
    /  i  ゙i
   /  |  i
  ,/   |  i
  /   |  ゙、                i  ,... -‐‐,:
 ー─-- 、.,___ ,..>- 、..,_,. ‐''~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄''ii ̄|` 、
  ゝ     i´ ,,,∧,,,      γ´ ̄ ̄ ̄ ̄i'''''''''' 、,!!   ̄~~``;i-i-i、
  ` ‐ 、.,   丶ヽ,.、く  ,. -‐'"~ヽ       ヽ:  !ニ) [ '   ヽ+++>
      ~~~""`'‐-`、., ヽ、_________゙,.....ノ'ii     ._-,,`-‐'
             !` ────────── '!!‐!''''"~ ̄
このAAは>>113-114のネタ対応です
MS-06の鹵獲型だか連邦コピーだね。
AAはA−20ハボックなんだけどインドシナで日本軍に捕まった
赤い星が描いてあるのは鹵獲品じゃなくて供与品
これを日の丸に書き直す技術が無いんだ…          >152 それは知りませんでした
                                シッタカスマソ
154通常の名無しさんの3倍:04/01/04 09:06 ID:???
日の丸に見えんかな?
     ,,......,、
    /  i  ゙i
   /  |  i
  ,/   |  i
  /   |  ゙、                i  ,... -‐‐,:
 ー─-- 、.,___ ,..>- 、..,_,. ‐''~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄''ii ̄|` 、
  ゝ     i´   _      γ´ ̄ ̄ ̄ ̄i'''''''''' 、,!!   ̄~~``;i-i-i、
  ` ‐ 、.,   丶 (  ) ,. -‐'"~ヽ       ヽ:  !ニ) [ '   ヽ+++>
      ~~~""`'‐-`、., ヽ、_________゙,.....ノ'ii     ._-,,`-‐'
             !` ────────── '!!‐!''''"~ ̄
155通常の名無しさんの3倍:04/01/05 20:27 ID:???
ありがと〜
156通常の名無しさんの3倍:04/01/06 05:26 ID:uVTNj09l
リックドムは傑作陸戦機をドムを改悪して宇宙用にした中途半端な機体。
地上ではジムを圧倒するホバー機動も、宇宙用バーニアに換装されたら機体の重さも手伝ってジムとどっこいどっこいに落ちてしまった。
しかも対MS戦闘が本格化して来たのにもかかわらず主武装がジャイアントバズというお粗末さ。
まぁザクマシンガンもシールド装備のジムには歯が立たないとはいえ、弾数の少なさは比較にならない。
結果としてリックドムは兄貴分のドムのドムの顔に泥を塗った不祥の弟に成り果ててしまった。
157通常の名無しさんの3倍:04/01/06 08:01 ID:???
>>156
まあ、落ち着いて送信前に一度文を読みなおしてみよう。

で、釣りか?
158通常の名無しさんの3倍:04/01/06 08:10 ID:???
>>156
> 結果としてリックドムは兄貴分の[ドムのドムの]顔に泥を塗った不祥の弟に成り果ててしまった。

プギララららららぁぁぁぁぁ!!!!!!
ひぃぎゅぎゅいぎゅぎゅうぎゅ!!!!!!
ぺひょぽらぴぱぱパパパパ!!!!!!!!!

お前馬鹿だろ、げひゃ!
159通常の名無しさんの3倍:04/01/06 09:47 ID:???
>>158
いや、もう一つおかしいところがある。

それに気付かない君もb(ry
160通常の名無しさんの3倍:04/01/06 12:30 ID:nQViL0XS
>>159
全部で3つだろ、気がついてないの君?
悪いが君も同レベルだね。
161通常の名無しさんの3倍:04/01/06 14:12 ID:???
リックドムは駄作だろ
162通常の名無しさんの3倍:04/01/06 14:18 ID:???
いや,少なくともTVのソロモン戦では
「WB隊以外の連邦軍から撃墜されたのが1機だけ」
という精強ぶりをみせている

ア・バオア・クーでだらしないのは学徒動員兵が
パイロットで仕方ないから,普通のパイロットが
乗ってればGMごときにはやられんだろ
163通常の名無しさんの3倍:04/01/06 14:50 ID:???
>>162
> いや,少なくともTVのソロモン戦では
> 「WB隊以外の連邦軍から撃墜されたのが1機だけ」
> という精強ぶりをみせている

そりゃ単に映像がないだけだろ、ソロモンが落ちた以上、リックドムも大量に落とされてるよ。
164通常の名無しさんの3倍:04/01/06 20:54 ID:???
その調子でザクを駄作呼ばわりしてくれ
165通常の南無さんの3倍:04/01/06 21:45 ID:???
ちょっと古いネタがあったので

連邦宇宙軍・可動腕戦闘機「FF−S3−AMBAC(通称セイバーアーム)」

*開発に至る経緯

一週間戦争,ルウム戦役と連敗を続けた連邦軍は,敗因はモビルスーツザクの存在であるのではと
ようやく気付く事になる。
しかし同種の兵器を一から設計するのは相当な困難が予想される事,
なおかつ,人型の兵器に連邦軍幹部が非常に抵抗感を持っていた事などから,
(「連邦軍もモビルスーツを配備すべき」との意見に対して,「あのような子供の玩具のような兵器は
連邦軍にはふさわしくなく,不要である」とさえ言った将軍もいたらしい)
既存の兵器にモビスルーツ的な要素を組み込んで,戦力化しようと試みがなされた。

FF−S3戦闘機のザクとの性能的な違いは,有視界戦闘領域における攻撃力の差と,AMBAC
による姿勢制御能力の差であると判断された。
攻撃力が低い事は「1機のザクに対して多数機の戦闘機が攻撃するという戦法で対処する」ことで
補う事が可能であると判断されたが,姿勢制御能力の差はいかんともし難い状況であった。
そもそも,この能力において劣っていたために,あたら優秀なパイロット多数が消耗したのであった。
そして,この状況が解決できない限り,「衆をもって寡にあたる」戦法も難しく,各個に撃破されて
しまう事態は容易に予想された。

そこで,ザクの持っている優れた姿勢制御能力=AMBACを,FF−S3にも持たせてみる事に
なった。
166165続き:04/01/06 21:46 ID:???
*開発開始から完成まで

最初の試験は,とりあえず,FF−4戦闘機で実験された。
翼の一部が撤去され,可動腕が設けられた。
(この段階で大気圏内飛行能力を喪失したが,それは,もはや問題では無かった)
しかし,AMBACを行うために必要な出力が得られず,腕の旋回速度が低かったため,この試験は
失敗に終わる。
出力の向上した機関を搭載するプランも考案されたが,重量過大となり機動性が非常に損なわれる
おそれがあること。AMBAC機動が可能な速度で腕を旋回させた場合,機体にかかる加速度が異常に
大きくなり,構造強度が持たず,機体が分解してしまうおそれすら存在することが判明した等の理由に
より試験は中止された。
以後,この試験機はAMBAC機動戦闘機ではなく,宇宙軍の主力戦闘兵器「ボール」の空間機動
の運用試験に用いられる事になり,短い生涯を終える。
だが,あまり参考とはならなかったらしい。

FF−4での失敗を経験として,FF−S3での改良実験が行われた。
しかし,これも機関出力の低さに悩まされ,充分なAMBAC機動は可能とはならなかった。
将来的には超小型核融合炉が実現し,これによって可動する姿勢制御腕によりAMBACは可能と
なる予定ではあった。しかし,戦況はそれを許さない状況となっていたのである。

そこでハービック社の開発班は,発想の転換でこの難関をクリアする。
167166続き:04/01/06 21:51 ID:???
つまり機関のジェネレーターから供給される電力でモーターを廻し,腕を振り回す方法では無く,
腕の支持をピストンとシリンダーで連結し,シリンダー内部で液体炸薬を爆発させるという方法で
腕を運動させるという技法を取ったのである。

確かに,この方法は比較的容易に,腕を高速で動かす事が可能であった。
しかし,制御が難しいという難点をも併せ持っていた。

腕を振る力を加減するため,液体炸薬の量を調節しても,シリンダー内部の温度の違いで爆発の
パターンは大きく異なってしまう。特にシリンダー内部の温度が異常に高くなった状態で液体炸薬を
注入した場合,点火指示前に爆発が起こる(昔の内燃機関の用語からノッキングと呼ばれたという)
現象に悩まされた。
これを解決するため,高温となったシリンダーを冷却するために液体窒素を筒内噴射する装置が
開発されたのである。
しかし,逆に冷却が過ぎると筒内で液体炸薬が凍結し,爆発が起こらないという異常も発生した。
特に,この現象は起動直後に起こりやすく,充分な暖機運転を行うことが必要であるとされた。
最終的には,シリンダーの周囲に放熱用のパイプを配し,その中を冷却兼保温用の液体を流し
シリンダーの温度を一定に保つ方法が採られ,この問題が解決された。

こうして完成した「FF−S3−AMBAC」は,姿勢制御用可動腕を用いる事で,180度姿勢変更
縦軸1.7秒,横軸1.9秒という優秀な性能を示し,連邦軍に採用されることになる。
168167続き:04/01/06 21:54 ID:???
*実戦における状況

可動腕を動かすための動力源である液体炸薬は,引火・爆発性が高く,取り扱いに大変な注意を
必要とし,現場の整備員を悩ませた。
実際に生産(既存機からの改修分113機を含む)された231機のうち,実際に戦闘で失われたものは
わずかに36機であり,これをはるかに上回る154機が基地での整備中,戦闘以前・以後の移動中に
失われている。
特に激しい戦闘により,冷却システムに損傷・トラブルを生じた機体が,基地に帰還した後,
姿勢を変えようと腕を軽く振ったところ,液体炸薬が引火爆発し,基地の僚機13機ともども炎上する
等という事件も起きたりした。(この事件は当初,機体トラブルに因るものとは思われず,ジオン軍の
奇襲によるものと判断され,問題点の発見が遅れるというミスに繋がった。)

また,この危険な液体炸薬のタンクを搭載するスペースが機内に無く,補充の際の便を考えた結果,
機体の上面以外に設置する場所が無かった事が多くの悲劇を生んだ。
機体上部にほとんど無防備な状態でさらされていたこの液体炸薬タンクに,敵弾や破片が命中した
だけで,一瞬にして機体が爆発するという事故が多発したのである。
それどころか,部隊移動中にスペースデブリ(宇宙の塵)との衝突により機体が炎上するという事故
すら頻発し,ついに連邦軍はこの危険なFF−S3−AMBACの運用を諦めることとなる。

残っていた41機は,通常のFF−S3の部品用として流用され,その短い生涯を終えた。
169通常の名無しさんの3倍:04/01/06 22:03 ID:???
ぱっと見ビグロの縮小型にも思えるのに、あまりな末路だな…ワラタ
170通常の名無しさんの3倍:04/01/06 22:41 ID:???
かなり力の入ったレポート提出、ご苦労さま
171通常の名無しさんの3倍:04/01/07 10:22 ID:???
>>166
>最初の試験は,とりあえず,FF−4戦闘機で実験された。

これは笑うところですか?
172通常の名無しさんの3倍:04/01/07 10:32 ID:???
>>167
暖気運転って何をすんだろ?

♪腕を大きく挙げてAMBACの運動!
とかやるのかな?

こうなると、モビルスーツの暖機運転も見てみたいような
出撃前に機体の関節部を暖め、潤滑油を円滑に巡らせるため
ラジオ体操をするザクの1個中隊

きちんと暖気が終了したら整備班長から確認のハンコを貰って
出撃しなければならない
173通常の名無しさんの3倍:04/01/07 20:57 ID:???
AAで見るMS用語の基礎知識:取り扱いに大変な注意を必要

火炎放射器というのは大変な武器だ、なんせ火だからちょっとした隙間でもあれば効果てきめん。
精神的にも嫌な事この上ない。
                            /ニハ
                           n (゚Д゚ )
  ),.,.)                   ,.=ニ^/ || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|、
    ;;;;;;::,,.,:::::,,..,,,..;;;:,,,.,. ,,, ..,.,,, ()ニニニニ)i I|  ||     T      |'
 ""'''"""  ,,      ,,,,;;;;;:""""   ゝ--t \||     :┌:―┬―┘
    ;;     ;; ;;;;::"""___ / ̄ ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~^ヽ
      ;;;::,"")"  / /,,±- ̄ ̄/ ̄/二二二二二二二二二二二二二二二二┘
   ;;;;"");:) ;;:)  /=/---------/=/ヽ   ((0)    ((0)     ((0)    .//ヽ
        ;;,,:`  | = | ヽ<    < .| = |  |. //ヽ //ヽ //ヽ //ヽ //ヽ //ヽ | |  |
  ,,..;;)  ;;:),,,.;;)`)\=\_ヽ――― \=\"-ヽ ノ--ヽノ--ヽノ--ヽノ--ヽノ--ヽノ" /
              (KV-1火炎放射型)
でも距離が少し離れると効果が無い。
極め付けは撃たれれば自分も非常に良く燃える。
両刃の剣ってキャラクターがはっきりしすぎてるところが
ヲタの心をくすぐって止まないアイテムだ!
174通常の名無しさんの3倍:04/01/12 18:18 ID:???
駄っ作MS FRX-98 

 一年戦争で既存の航宙戦闘機が相対的に時代遅れとなり、連邦軍内のシェアを新規参
入のMSメーカーに食い荒らされたハーヴィク社が作り上げたMS。RX-81計画で目標と
された「NTが操縦したガンダム並の運動性に戦艦を上回る火力」を達成した。
 
ガンダムの名こそ冠してはいないが、RX-78に対する対抗心がむき出して、試作機の
塗装はトリコロール、ツインカメラにツインブレードアンテナ搭載、と言う具合になっている。

 特筆するべきはその優れた設計思想で、時代がMSそのものの恐竜的進化をし始めた
時期だというのに、この98は全長15mと小型化を実現した。

 推力そのものはRGM-79と互角なのでパワー・ウェイトはRX-78を軽く凌駕。機体も軽く
なったのでAMBAC機動の反応も、比較的低出力な融合炉を搭載しながらもMコーティン
グ後のガンダムに匹敵する。
 
RB-79の120ミリ低圧砲をショートバレル化したものを2門、腰部に搭載。従来のMSメーカ
ーに比べAMBACシステムを取り入れることに貪欲だったハーヴィク社技術陣は、この低
圧砲すらもAMBAC補機として使えるように、マウント部にサムソニ・シム社製フィールドモ
ーターを搭載した。
 
装甲及び構造材はコストの安いチタン・セラミック複合材。耐弾性能はルナ・チタニウムに
及ばないものの軽量化された質量のおかげで、無理な運動をしても機体はひずまなくなっ
た。
 
 ダウンサイジングの結果、現行のMS用携行火器のほとんどが使用できず、専用火器もそ
れほど火力のあるものを準備できたとは言いがたいが、この98は、単独で運用するのでは
なく、戦闘艦、基地防衛システム群、もしくはRB-79ボールとの連携を前提としたシステム
の一部に過ぎなかった。
175FRX-98:04/01/12 18:20 ID:???
 ビームスプレーガンにも似た、大型レーザーマーカーを装備。圧倒的な推力と軽快な
運動性で敵艦に肉薄、レーザーマーカーを照射し、外部システムによる攻撃のサポート
をするのがこの98の任務だった。

 要するに、MSに火力を求めると機体が肥大化し、運動性が低下する。運動性を補う
ために高出力炉を搭載し、また機体が肥大化する。近い将来、MSがそのような恐竜的
進化をすることを見越したハーヴィック社技術陣が、アンチテーゼとして98を提案した。
レーザーマーカーはミノフスキー粒子環境下でも比較的運用しやすいのは、レーザー通
信システムが実用されているところからも明らかである。
 
 目標をロックオンした98がその情報を外部火力支援システムに送信。レーザー通信ネット
ワークで情報を共有、外部火力支援システムがわで情報をモトにレーザーマーカーを検
知、攻撃。弾頭がレーザーマーカーでロックしたポイントまで自動で誘導されるというシス
テムになっている。もちろん、メガ粒子砲にも対応しており、その場合にはレーザーマーカ
ーを検出したポイントに直接照準することになっていた。
 
 火力そのものを外部に依存するという、コロンブスの卵的な発想で、同時代のすべてのM
Sを凌駕する運動性と機動性を手に入れた。

 地上でのテストは良好だった。ビッグトレーの主砲を利用した実験では、命中精度が従来の
TV信管よりも60パーセントも向上。ミノフスキー粒子でレーダー照準システムが使えなくなっ
ていた状況のなかで、連邦軍にいまだ多数を占める対艦巨砲主義者を狂喜させた。


176FRX-98:04/01/12 18:21 ID:???
 しかしながら、FRX-98の採用は軍の記録には載っていない。

 なぜなら、宇宙空間でのテストが思ったほどの成績を上げなかったからに他ならない。

宇宙空間での誘導弾の取り扱いは非常に困難である。地上でなら、空気抵抗を利用して
弾道を変化させることも比較的容易で、めまぐるしく動く敵機、敵艦を補足しつづけること
も可能だが、宇宙空間では弾道を一つ変化させるだけで膨大な量の計算が必要で、そ
の計算に基づいて推力ベクトルを変化させるが、その作業が終った頃に敵機はまた移動
している、という繰り返しになってしまうので、運動エネルギー兵器を誘導することは困難
で、そんなことにエネルギーを費やすくらいならば、初速の向上に振り向けたほうが効率
は良かった。
ミサイルも同様で、それほどたくさんの燃料とバーニアをつけたミサイルなど、コストが高
くて使いようがなかった。

戦闘艦の主砲はメガ粒子砲に切り替わっていたので、初速そのものは従来型運動エネル
ギー兵器やミサイルとは比べ物にならなかったため一番期待されていたが、めまぐるしく
動く敵艦そのものを補足できても、砲身自体がその運動についていけない、という事態が
発生した。

ハーヴィク社は、生粋の地球企業だった。そのため、宇宙には抵抗がないことを、彼らは
失念していた。


したがって、FRX-98そのものの採用は見送られ、ハーヴィク社の社運をかけたプロジェク
トは頓挫し、株式が下落、アナハイム・エレクトロニクス社に吸収される顛末となったが、そ
れを潔しとせず、開発チームのほとんどが連邦海軍シンクタンク、のちのサナリィに移籍した。

177通常の名無しさんの3倍:04/01/14 20:23 ID:???
AAで見るMS用語の基礎知識:外部システムによる攻撃のサポート

速度性能ではジェットに太刀打ちできなくなったレシプロ機が
低速での操作性に勝るゆえ攻撃機、観測機などとしてむしろ
重宝がられたことを考慮すると動力性能は低くなちゃった
方がむしろそれらしいよな。
            ∧_∧
     ∧_∧  (´<_`  ) と見せかてそんな落ちとは流石は兄者。
     ( ´_ゝ`) /   ⌒i
    /   \     | |
    /    / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
  __(__ニつ/  PC98 /.| .|____
      \/____/ (u ⊃
178YMS-16D:04/01/16 20:51 ID:???
ディマジオ・ムンゾ社はサイド3に本社を置く電気メーカーでした。
この名前を聞いてああ、あの会社ねと言ってしまうのは
MSマニアでもかなり業の深い部類に入りますが普通の人にも判りやすく言うと
ジオンMSの電装は全てこの会社のケーブルで繋がっているといっても
過言でないほどのシェアを占めた電線メーカーです。
ここまで言ってもまだピンと来ない人でも
MS−07のヒートロッドもこの会社の製品だったと言えば
そんな会社があったのかと思ってもらえるでしょう。
このヒートロッドの成功でこの会社の運命は転機を来たします。
ひたすら目立たない電線メーカーからMSの武装を納入する
軍需産業へのステップアップを夢見てしまったのです。
179YMS-16D
そしてMSM−04Nの開発にあたりそれはまんざら絵空事でも無くなって来て
しまいました。
このMSM−04Nがまた悲劇の機体で初めは連邦軍のMSを生け捕りにする
と言うアニメさながらの計画から特殊部隊用装備としてスタートし、
ジャブロー攻略用に仕様変更を言い渡された頃から開発がおかしな方向に
進みだし、結局一年戦争で活躍したと言うより撤退作戦や
ジオン残党の投棄MS確保にやっと活躍できた機体なのですが
ディマジオ・ムンゾ社の野望はそんな所に留まってはいませんでした。
MSM−04ベースで格闘専用MSとしての手ごたえを掴んだ勢いで
さらに強力なMSM−07をベースに主力MS開発を企んでしまったのでした。
時期的に水陸両用MSの汎用化を望んでいたジオンも
気の迷いとでも言うのでしょうかMSM−07の武装を取っ払い
クローの代わりに豪華にも左右にそれぞれ三本ずつのヒートロッドを
装備したMSの開発計画をとりあえずやってみる?と許可してしまいます。
実現すればMSM−07譲りの重装甲に物を言わせ敵陣に殴りこみ
MS−07のx6のヒートロッドで次々に敵をなぎ倒す
重突撃MSが完成していた筈なのですが何せ元々唯の電線メーカーの
悲しさ開発は遅々として進みません。
そうこうするうち主戦場は地上から宇宙へと移るし
本職のMSメーカーは次期主力MSの開発やらMAの開発やらで
忙しくなるしで計画も本来のMSM−07のバリエーションから
局地戦用MSの開発プランに統合されてしまい
開発コードもYMS−16Dになりはしましたが
稼動する試作機は結局完成しませんでした。
YMS−16と言う開発コードからまず思い浮かぶのは
少なくとも完成したM型(YMS−16Dと全く関係無い)であるのと
原型のMSM−07の系譜にも多くの場合入れてもらえないお陰で
ひっそり静かに埋もれているYMS−16Dですが
末期のジオンMS開発史には更に野のものとも山のものともつかない
異形たちが眠っているとも言われます