戦場から一言@今日は出撃

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1(´D`≡´D`)
かつての良スレ復活。職人さんが集まることを祈ります。
2通常の名無しさんの3倍:03/08/15 23:24 ID:???
3get desu
3通常の名無しさんの3倍:03/08/16 00:05 ID:63RbqkTl
じゃあな、トム、サム、ルージー、母さん達と仲良く暮らせよ
叔父さん俺の遺族恩給を酒に使うなよ
4通常の名無しさんの3倍:03/08/16 00:21 ID:???
>>1
前スレは?
5通常の名無しさんの3倍:03/08/16 00:41 ID:???
逝 っ て く る ぜ ぇ !!













     〜回収されたボイスレコーダーより
6(´D`≡´D`) :03/08/16 11:39 ID:???
前スレ発見できなかったです。張ってくれる人大募集。
7通常の名無しさんの3倍:03/08/16 18:32 ID:???
実家に電話して一言@明日はボールで初陣
http://ebi.2ch.net/shar/kako/1002/10028/1002802164.html
戦場からあの人に一言@明日は出撃
http://choco.2ch.net/shar/kako/1004/10045/1004539860.html
あとは知らね。
密かにボールスレのゲルググ関係のSSが好きだった。
8通常の名無しさんの3倍:03/08/17 16:46 ID:???
前半だけ読んだけど
ウモン出てる!
B−ガンは?
9通常の名無しさんの3倍:03/08/17 17:33 ID:???
ウモンはPS2スパロボの説明見て愕然としたな。
そりゃあんまりだぜ開発者。
普通にNTとして戦ってると思ってたのに…
内容はメール欄。
10通常の名無しさんの3倍:03/08/17 17:34 ID:???
>>9
あのさ、
11通常の名無しさんの3倍:03/08/17 17:43 ID:???
>>10
というか
12通常の名無しさんの3倍:03/08/17 17:45 ID:???
>>11
それでも
13通常の名無しさんの3倍:03/08/17 18:18 ID:???
<<マタンゴが生えました>>
  /⌒\
 /∴∵∴\
(wWwWw)_________
 "⌒◎◎r⌒<祭のヨカーーン!!
 _-/し|-_  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 _-( ∀/-_ -
 ー_"二_ー     マタンゴ
 ※マタンゴの生えたスレッドは立派な糞スレ。
 ※見かけた糞スレにコピペすると吉。
14通常の名無しさんの3倍:03/08/17 18:42 ID:???
あと数時間で出撃だ
演習以外で弾を撃ったことのない俺だけど、大丈夫、訓練通りにやれば死にはしないさ
この日のために日々鍛えてきたんだ
大丈夫、大丈夫
指揮官も優秀だしな

聞けば敵さんは宇宙服で肉弾戦を挑んでくるって噂じゃないか
こっちは機動力抜群の航宙機だ
大丈夫、死にはしないさ

そういや明日はアイツの誕生日だったな
このところの通信管制のせいでアイツの声も聞いてなかったっけ
大丈夫、勝ち戦だ、楽勝だよ
戦友達と祝杯挙げたら、すぐに連絡しなきゃな


〜ルウム戦役直後に回収されたセイバーフィッシュの個人メモリから〜
15通常の名無しさんの3倍:03/08/18 20:54 ID:???
(凸)
16通常の名無しさんの3倍:03/08/18 21:52 ID:???
職人さんガンガッテ
17通常の名無しさんの3倍:03/08/19 20:58 ID:???
ジムとボールとザクとわたし
18通常の名無しさんの3倍:03/08/20 07:59 ID:???
<ア・バオア・クー最終決戦の12時間前>

マックス「じゃあ、行きますか。戦場へ」
ノエル「ジークジオンだなって・・・実感無し」
マックス「同じく。実戦経験あっても決戦経験なしだしな」
二人の笑い声が妙な緊張感の艦内に響く。

ノガヤ中尉「ノガヤ中隊集合!!」

ノガヤ中尉の機械拡張された声がラウンジに響く
俺とノエルは席を立ちオペレーションルームへと向かった。
聞いての通りノガヤというのが俺達の中隊長であり、親父だ
った。30代後半にもなるくせに出世できない、でも、そん
な親父さんに俺達は尊敬さえしていた。

ノガヤ中尉「今日、我々、宇宙移民とその子孫が独立を勝ち
取る為にここまで戦ってこれたのは、偉大なるジオン公国軍兵
士達の流血の上に築かれた・・・」

オヤジはいつもこうだった。作戦前の士気高揚の為に俺達の
前へ前に立つ。
そう、この隊に俺達が配属されてきたときもこの人はどうし
て戦うのかを俺達新兵に教えてきた。パイロット養成カリキ
ュラムに書かれているのかしらないが、オヤジが言うには志
を持ったなければ、戦争をしてはいけないらしい。
19通常の名無しさんの3倍:03/08/20 08:19 ID:KAzA8xSq
ノガヤ「そして、我々は勝たなければならない。連邦
との戦いに勝つそれが、自分と君たちに託された道だ
と私は思うのである。」

どこか、説得させられる言葉をノエルと俺は、最終局
面へと進む心で受け止めていた。

<作戦開始>
俺とノエルは同じ第3小隊であり、俺達に配給
されたのはザクUF。
ア・バオア・クーの中の入り組んだ岩陰からバズーカ
砲とマシンガンで進入してくるジムを迎え撃つ形の戦闘を
任されていた。
頭上ではいくつもの小さな閃光が消えていった。
大きな岩陰にバズーカを構えて俺とノエルは構えてい
た。
ここはア・バオア・クー内部への進入路の1つではあ
ったが、外部からはわかりにくく、攻撃されることは
まず、なかった。
しかし、片腕がもげたジムがかなり近くに降り立つの
が見えた。
モノアイ越しにジムを確認する、損傷が激しくほとん
ど動かないジムが岩陰に隠れていたが、こちらからは
丸見えだった。

とノエルから撃破するのか?と通信が入る。
20通常の名無しさんの3倍:03/08/20 08:25 ID:rnj3DdOX
会社のヤシがあ突然「全ソリ」でシュキーン!!
http://life.2ch.net/test/read.cgi/hage/1058696908/
21通常の名無しさんの3倍:03/08/20 08:29 ID:???
小隊長に指示を仰ぐことにしろっと返すとノエルは
小隊長をコールした。

しかし、ジムのモノカメラは緑の機体そうマックス
達のザクをとらえた。
すでに損傷が激しくビームスプレーガンすら無くし
た機体はボロボロの連邦マークの入ったシールドを
立てると一瞬にして間合いを詰めた。

俺はザクマシンガンで応戦するが全弾シールドに当たり
効果は望めなかった。

ノエル「足だ。足を狙え」

とノエルのザクもマシンガンがジムの右足をとらえる。
脚部を撃たれバランスを崩し左半分が完全に露出し
た。そしてザク二機から一斉に掃射された銃弾はマ
ガジンが空になるまで続いた。
ジムはザクマシンガンの餌食となり動かなくなっていた。
22通常の名無しさんの3倍:03/08/20 08:49 ID:KAzA8xSq
<ノガヤ>
ノガヤ中尉はジオン軍の現存戦力でも高級機の部類で
あるリック・ドムに搭乗していた
マックス達の守る進入口から少し離れた場所にある
MS出撃ドックの護衛指揮をとっていた。

周りにはザク六機と小隊が二つ付いて、防壁からモ
ノアイを出していた。

ノガヤの隠れる防壁に一筋の閃光が伸びる。
連邦のジムの放ったビームによってノガヤのア・バ
オア・クーは始まった。

岩陰に隠れながらビームスプレーガンを撃つジムと
それに応戦するザク隊。そしてバズーカを構えた。
ジムの隠れる岩陰に当てるとその爆風でジムが転が
り出る。そこへ一斉掃射。
これを繰り返し、部下の損害もザク2機が撃破され
てはいたが大したものではなかった。

しかし、連邦のジムは、きりがないほどにわいてき
た。三小隊からは弾薬が無くなることを告げる者が
増えていった。

ノガヤ「このドック内部に弾薬がまだあるはずだ、
第2小隊はそれをもってこい。それから、ザクマシンガ
ンを貸してくれ。よし、走れ」

と同時にドムの手に渡ったザクマシンガンがジムに向け
て火を噴く。

弾薬が無くなりはじめていることにノガヤ自身も焦
っていたが、掃射をやめるわけにはいかなかった。

ノガヤ「第二小隊はどうしているんだ?」

部下「もう、確保したと思いますが、戦闘の為とミノ
フスキーで連絡がとれませんので、なんとも・・・」

ノガヤ「早くしてくれ・・・」
そう言いながらバズーカを構え発射し、抗戦していた。
23_:03/08/20 08:55 ID:???
24通常の名無しさんの3倍:03/08/20 09:04 ID:???
しかし、ノガヤ達が知る由もないが。
別ルートから進入した連邦軍によってドックは
破壊され第二小隊も全滅していた。

ノガヤ「今から、白兵戦に移る。ジオンのために
命を捧げてくれ」

弾薬がつき、その無線が入ると皆が覚悟を決め
た。だが、反抗火力が無くなったノガヤ中隊に
は容赦なくジムのビームが降り注いだ。

撃破されるザク、ヒートソードを装備し岩陰か
ら、ジムへ向け突撃するノガヤのリック・ドム
ビーム直撃により肩の装甲が崩れ落ちるが、上
昇しジムの頭上から突き刺す。
串刺しになったジムを持ち上げその機体をシー
ルド代わりに次々に特攻するノガヤ機。
その後ろからザクが続いた。

そして、五機目を突き刺す。
が、ビームの閃光がドムの足を貫く。
ひざまずくドムが見た物はジム部隊によりなぶら
れる様に倒されていくザク部隊であった。
ビームスプーレーガンを構えたジムに包囲され、
もはや逃げ場すらもない状態になる。

部下の乗るザクのコックピットをジムの足が踏み
つける。グシャッとつぶれるコックピットに熱を
帯びた怒りがノガヤを動かした一瞬のうちにジム
のビームスプレーガンを取り先程のジムをうとう
とするが。リックドムを幾筋かの閃光が交わり貫
通していた。
25通常の名無しさんの3倍:03/08/20 09:23 ID:KAzA8xSq
<終戦>

連邦の士官学校にてMS指導者として過ごすマックス

あの後、ア・バオア・クーでの戦いは両軍ともに、痛
み分けとは言い難き大損害を負いで集結した。

連邦に投降した。ノエルと最後まで勝利を信じ戦うつ
もりだったが、ノガヤ中隊壊滅の報とともに俺は投降
した。

それから連邦とジオン共和国に停戦協定が結ばれ、俺は
、士官学校のMS操縦の講師となることを条件に釈放
された。

自分が授業で教えるのはもちろん

「戦いの志」

マックス「これは僕の尊敬するパイロットの言葉です。
志の無い者は〜」

生徒から授業をしろと批判を浴びながらもこれを欠か
す事はない。
26通常の名無しさんの3倍:03/08/20 09:27 ID:???
書いたあとに自己レス
ありきたり。
それに、戦場からのメッセージが無いし・・・

それに、マックスとノガヤの関係がいまいち
あとノエルはどうしたの?w

それから、連邦・ジオンのMSをの理解して
なさ過ぎ、適当、文がいまいち読みにくい。

って・・・自分でもよくわからないw
糞SSすまぬw
27通常の名無しさんの3倍:03/08/20 14:47 ID:???
親父・・・俺、とんでもない部隊に配属されたらしい。

今MS乗ってるのは良いんだが、ザクじゃなくて、連邦からかっぱらったGMとかいうMSだ。
ザクより装甲は厚いし、光学兵器も扱える。
そりゃ、隊長のドムと違ってホバー走行できないから、突撃は遅れるけどすごぶる調子良い。
部品も倒したMSから回収できるんで、故障でなかされる事も少ない。
寧ろ、隊長のドムが、一番部品不足で泣かされてるぐらいだ。

地球は・・・風が良い。親父の言ってた通りだ。
アフリカの砂漠は砂がきついけど、海は、幾ら眺めてても飽きないよ。
一段楽したら、またメールする。
28続27:03/08/20 14:59 ID:???

段々、戦況が悪くなってきたなぁ・・・。

正月は過ぎても、盆までには宇宙に帰るよ。
それまで死ぬなよ、親父。
                            」

連邦の連中も、砂に四苦八苦で中々進行してこれないようだし、本当にお盆までには空に上りたいもんだ・・・。

「軍曹ー!軍曹ー!」

落ち着けよ、伍長。何があった?

「占領した敵基地から、建造途中のマゼランと・・・打ち上げ用のブースターが!」

お・・・結構運があるな・・・。
幾らなんでも連邦軍も、味方識別信号出してりゃ攻撃しないだろうし。
本当にもう一度、空に登れるかもな・・・・。


= 彼ら自身の戦いは・・・まだ、始まったばかりだ。 =
29通常の名無しさんの3倍:03/08/20 18:23 ID:???
>>18-25
すごくΣ(・∀・)イイッ
30通常の名無しさんの3倍:03/08/20 20:03 ID:???
「…ごめんな」
MS-06Fのコクピットの中、
その言葉を誰に向けて呟いたのか判らない。
彼方に薄紫色の星がいくつか生まれ、すぐに消えている。
これから自分が討つであろう連邦の兵士へ向けてだろうか、
出征の日港までエレカを走らせてくれた父親へだろうか、俺は謝った。

そう、港へ向かう車の中、親父は一度も視線を交わそうとしなくって、
「親父相変わらず人付き合いが下手だな」と思ったっけ。
そのくせここぞとばかりに親ぶって、教訓ばっかりたれるんだ。
「お前が選んだ道だ。だから俺は何も言わん。が、ジオンの兵士たるものは…」
って、充分言ってるっての。まったく。
いつもどこかのニュース番組で聞いたようなありきたりの教訓。
「そんなものはもう俺には必要ない」そう言って言葉を遮ったな。
31通常の名無しさんの3倍:03/08/20 20:04 ID:???
そうだ、俺たちはスペースノイドの生きていく権利を取り戻さなければならないんだ。
ギレン総帥が仰る「選ばれた民」ってのは、正直に言えば俺は理解できないし、
理解できるとも思わない。総帥はいつも先のことを考えておられる。それを
一介の兵士が理解できると思うのはおこがましいことだ。
だが俺にもわかることがある。今のままでは、…過酷な宇宙で生き抜いてきた親父たちが
報われないじゃないか。俺には子供がない。だから次の世代についてよく考えることはなかった。
せいぜい男手一つでここまで育ててくれた親父の老後が多少マシならいい、
そう思って軍に志願し、家を出たのはいつのことだっただろう。
酸素も水もどんどん値が上がる。税金もだ。親父も働ける今はいい。だが、
親父みたいな不器用な年寄りは、働けなくなったらどうやって生きていけばいいんだ?
32通常の名無しさんの3倍:03/08/20 20:04 ID:???

基地へと向かうシャトル中からみた故郷のコロニーは、
設定を冬にかえたばかりでちょうど人口降雪機が稼動中、
解放部から見えた居住区がだんだん白くなっていくのが見える。
ところどころに見える黒、ああ、そうだ。あそこには湖があった。
あの湖で俺は釣りを習った。



ふと歌を思い出す。

ある日パパと二人で…語り合ったさ、
この世に生きる喜び、そして悲しみの…

戦場に閃光が走り、歌は途中で途切れた。
33通常の名無しさんの3倍:03/08/23 08:07 ID:???
えーっと、こうでいいのか。
おい、ボウズ。使い方がわからん。これであってるか。

ガサ・・・ガザザザ・・・

あー、あー、えー、その、なんだ。その、ああ。うん。
うるせぇ!餓鬼どもが!静かにしないか!
ああ、すまないな。ええと、フローラ。
フローラ・ロッシ。我が愛する妻よ。
・・・なんて柄じゃねぇな。オレは。ハハハ。
クリスマスに帰ってやれなくて、すまなかったな。
おかげで、オレは何とも色気の無い石っころの中で、
野郎ばかりのクリスマスをおくっちまったよ。
オレのガキは元気にしてるか。大きくなったか。
もうすぐ、最後の作戦が始まる。
新年が明ける頃には戦争も終わるだろう。
その頃には、きっとお前の元に帰るからな。
 『マハル』で、大人しく待っててくれ。
以上、ウォート・ロッシ、ジオン公国軍中尉。
おい、糞ジャリ、止めといてくれや。

ザザザ・・・ザザ・・・
3433:03/08/23 08:26 ID:???
「糞が!」
ヘルメットを格納庫の床に叩きつける。
よくぞ生き延びれたものだと、自分でも感心している。
それほどまでに、今回の宇宙要塞攻略戦は激戦となった。
つい数時間までまで一緒にメシを食っていた戦友が、
幾人も戦死との報告が入っている。
あらためて、自分のGMを見上げる。
最新鋭機とは思えない程に痛んでしまっている。
腰部一体型のフロントスカートが、熱でひしゃげている。
不意に、整備班の男が話しかけてきた。正直、名前は憶えていない。
「おう!ケリー少尉!生きて帰ってきたか!
 それにしても、ハデに壊して帰って来たものだな。
 下半身は総とっかえだぜ。
 アーマーセパレート式の最新型があるから、
 アレをバラしてとっかえちまおうか」
「好きにしろ。ついでに肩に撃墜マークの塗装もしてくれ。
 ザクが1機。『スカート』が共同で1機。相方は死んじまったがな。
 あとはガトルだ。撃墜ついでに翼をもぎ取って来たぜ」
「ああ、見たよ。それが最大の戦果だな」
3533:03/08/23 08:39 ID:???
「ガトルがかよ?ジオンの金的は足ツキが基本じゃねぇのか?」
「今の若い連中ってのは、本当に何も知らないんだな。
 お前、あの尾翼のマークは、『跳ね馬ウォート』のモンだろが。
 航宙機時代のスーパーエースだぜ」
「知るかよ。そもそも、そんな時代に戦争なんてしてねぇだろ」
「小さい小競り合いは、結構やってたんだよ」
「何にせよ、骨董品だな。引導渡せて丁度いいや」
その時、連邦軍特有の、間の抜けた警告音が鳴り響いた。
残敵か。
即座にヘルメットを拾い上げ、出撃準備をする。
「整備!即時出撃できるか!?」
「5番機がアイドリング中です!改修機ですから、
 通常機の推進力2%増です!お気をつけて!」
「わかった!」

ハッチを閉める。計器類をチェック。時間が無い。
コントロールが鈍い。これだから新鋭機てのは!
遺言を書き残す時間は残ってそうに無い、な。
「ブリッジ!ケリー・ゲンナー出る!」
せめて、これが最後の一言にならない事を祈ろう。
36通常の名無しさんの3倍:03/08/23 21:46 ID:???
「おう、ねーちゃん、今日もいいケツしてるねぇ」
「ぶはは、ノーマルスーツなのになにがわかるってんだ!」
「ばかやろう、スーツのうえからでも、分かるようになって
 いっぱしの整備兵だろうが!」
「ちげえねぇ」
「おう、新入り、お前もなにかいってやれ!」
「そうだそうだ、そうじゃないと、景気付けにならねぇぞ!」
「あ、あの、その、えと、帰ってきたら、僕と付き合ってください!」
「・・・」
「・・・・・・」
「ぶははは、こりゃけっさくだ、なぁ」
「ねーちゃん、チェリーなこいつのために、無事帰ってきてくれや!」

最初は、セクハラ以外の何者でもないこの中年たちの励ましが
戦いに行く私の心をささくれ立たせていたように思っていたけれど
いまは、それが彼らなりの約束であり、心使いなのだと思うようになってた。

「ふふ、無事かえってこれたらね」
そう言ってウィンクすると、私は、新型兵器と呼べるに呼べない球体形の
棺おけに乗り込んだ。

・・・・・・

私は、モニターに映し出された宇宙に向かい、深く息を吐く。
私の母艦は先ほど撃沈され、私の小隊も全ての交信が途絶えた。
まだ、敵機が居るかもしれないこの宙域で、全ての手を使い果たした私は
ただただ、宇宙空間を彷徨っている。
全方位に向けた救難信号も、最早、どこにも届いてないのだろう。
私は、ヘルメットを脱ぎ捨て、ノーマルスーツの前を開く。
空調はいまだ正常に機能していたが、ここが私の棺おけになるのかと思うと
スーツがやけに窮屈だと感じたからだ。

そういうと、鎖骨を滑る水滴を拭い取り、あふれ出る涙もそのままに、私は
天井を仰ぎ見て、呟いた。

「ごめんね。約束、守れなかったわね」と。

3736:03/08/23 21:49 ID:???
すまん、

>そういうと、鎖骨を滑る水滴を拭い取り、あふれ出る涙もそのままに、私は
>天井を仰ぎ見て、呟いた。



鎖骨を滑る水滴を拭い取り、あふれ出る涙もそのままに、私は
天井を仰ぎ見て、呟いた。

の間違い。即興で書くとこんなもん。しかも出撃前じゃないし。
38通常の名無しさんの3倍:03/08/24 15:02 ID:???
…あ 俺
この前死んでも手柄上げて出世するつったら
すごい怒られたじゃない…
うん なんか判った気がする
死んでもいいと思うより生きて何か成し遂げる方が難しいよね…

え それだけ… じゃ…
39通常の名無しさんの3倍:03/08/24 18:06 ID:???
>38
なんか、このスレの創成期(電話で一言スレ)を彷彿とさせる
佳作だ。じわっーと、染み入るものがある。
40通常の名無しさんの3倍:03/08/25 02:30 ID:???
「それじゃ、行ってくる」
「あなた!」

「頼むよ、泣かないでくれよ…な、これ…」
「…これ?!これって!」
「帰ったら、結婚しよう」

「我が愛しの息子殿は?」
「そうか、寝ているか。起きる頃にはきっと勝敗は決しているよ」
「ああ、帰って来るさ、必ず」

「お願い、私に行く勇気を頂戴」
「私、この戦いから帰ったら、ちゃんとお墓参りして…うん、新しい人生見つけるから」
「だから、お願い、私に戦場に出る勇気を頂戴」

止めろ、止めてくれ!
俺の中に入ってくるのは止めてくれ!
頼む、それを見せないでくれ、見せないで欲しいんだ!
もう十分だ、この宇宙は、地獄だ、まるで地獄じゃぁないか…
帰りたい、もう、帰りたいよ、母さん…

「ニュータイプの秘める兵士としての潜在能力についてのレポート」

一年戦争終結直後に回収されたジムのコックピットから救出されたパイロットは
極度の精神崩壊の様相を呈しており、中空を彷徨う光の消えた瞳には
何がうつっているのか、今となっては分からない。
最終決戦に臨んだ一部のニュータイプと目されたパイロットの何割かはこのように
精神崩壊に至る症状を見せており、引き続き、調査の必要があると思われます。
<オデッサ陥落より2週間余り>

ジオン公国軍地上部隊は、ここ2週間で後退を続けていた。
ヨーロッパ最大の鉱山採掘基地があったオデッサをレビル将軍率いる連邦軍
により陥落させられジオン優勢のミリタリーバランスが崩されていた。

オデッサは戦略的価値と言う事以上に第一次地上降下作戦において手に入れ
たオデッサを奪還されたという影響は士気に及んだ。

戦場の英雄達も死んでいった。現総帥であるギレン・ザビの弟ガルマ・ザビ
の死、巨星と言われたランバ・ラル、果てはルウムではレビルを捕らえ勝利
を予感させた黒い三連星までも戦死したのであった。

もちろん『白い悪魔』と呼ばれたガンダムの事はこんな戦場の片端でも知れ
渡り、残るエースパイロットの一番星とも言うべき『赤い彗星』のライバル
として噂になっていた。

砂漠に建設された都市群、宇宙開拓以前の残骸とも言うべき物である。
ここから人々は宇宙へと上がり、そしてここは廃墟となった。しかし、空か
ら降りてきた自分たちは再びこの廃墟と化した建物に安らぎを求めるのだっ
た。ジオン兵は、この廃墟に食料、燃料物資等々の補給品を蓄え、キャンプ
を張り新たな命令を待った。

メルチル・マーカス中尉率いるマーカス中隊は、第一次、第二次降下作戦時
負傷もしくは学徒であるために召集されなかったが第三次降下作戦において
ようやく出番が回ってきたのであった。

当初、マーカス中隊長と第一、第二小隊長には最新鋭の陸戦型MS−07グ
フが三機支給され、小隊長にはそれぞれMS−06Jザクが支給されていた。

そして、宇宙と兼用可能だったF型運用だった小隊長以下の兵士達にもデザー
トザクとJ型が配備された。

イリオア小隊所属マクロ・マイアー伍長にもJ型が支給され、F型からの解放
に大喜びしていた。

「軽いぞ。うむ、ジェネレータもいい感じだし、追加武装もなんとなく様にな
っているぞぉ〜」

っとコックピット内ではしゃぐマイアー伍長
ザクの股ぐらから声をマイアーへ向ける金髪眼鏡の男がいた。

「マイアー調子はどうだい?」

男は深くかぶった帽子のつばを更に伸ばすようにてで日よけをつくり見上げた

「まぁまぁだよ。」

っとマイアーは答えたが唇の端は満足で半分つり上がっていた。
まるで新しいおもちゃを手に入れた子供のようだった、
マイアー伍長に話しかけていたのはベヘル・グランバートン曹長で、マイア
ー伍長とは年も同じであり仲が良かった。

ベヘルは第六小隊の後方支援を担当するパイロットでザクキャノンというM
S−05の背中に大砲をくくりつけたようなMSに乗っていた。
ベヘルは自分と同じように第三次降下作戦から参加した新兵のくせにキャノ
ン使いで階級はマイアーより一つ上だった。

第六小隊長不在の為とはいえ、代理を務めてはいるベヘルだが優男で部下に
強く当たれない所があり、代理になったときは反発も多く不適当だと部下に
罵られていたようだが、実戦中の彼の戦いを見た部下はそれ以来ベヘルを隊
長と認めるようになったらしい。

ザクで切り込んでいくマイアー達とは違い後方から支援射撃をするベヘルは
俺が所属する部隊では評判が良くなかった。

マイアーに話しかけるベヘルをよそにマイアーは計器類をいじっていた。
そこに、マイアーと同じ部隊のルイス伍長がベヘルに近寄ってきた。
髪をオールバックにして黒のタンクトップにGパンという格好のルイスはベ
ヘルの目の前に一本の瓶を差し出した。
中には炭酸の泡が立つ液体で満たされていて、丁寧にも蓋は開けられていた。

「よっ!!ベヘルそうちょー」

かなり陽気な声でそうベヘルに話しかけた。
ベヘルは差し出された瓶を受け取りルイスと目を合わせにやりとすると炭酸の
入った液体を口に流し込んだ。
からからののどに痛いほど刺す炭酸の刺激がベヘルののどにあった。

「うっ。。。へ、きついな、こいつは・・・」

ベヘルが顔を歪め、瓶から口を話すとそう言う。

「そうですか?うまいですよ。そーちょー」

ルイスもベヘルと同じ瓶を持っており口にあて中の液体を流し込む。

ベヘルはマイアーのザクに歩み寄りつま先部分を触りながらこういった。

「あついなぁ。夜が恋しいよ。」

ザクを見上げベヘルが漏らすとルイスは

「そっすか?夜は嫌だなぁ。冷えますし、それから敵襲とか多いでしょ?」

炭酸の入った瓶を顔の前に掲げながらそう言うルイス

「敵襲はいつでもくるさ」

さっきまで計器類を触っていたマイアーの声、頭上から来た。

「マイアーごちょーは出撃したいだけーですかぁ?」

ルイスが下から言った。

「あったりまえ!こいつで連邦を!!ってね」

強い口調で言ったのを恥ずかしく思ったのかとぼけた感じに変え笑うマイアー
「あらぁ〜ベヘル曹長にマイアー伍長とルイス伍長まで、お暇ぁ?」

チェ伍長と他三人ほどがヘラヘラと近づいてくる。

「チェ伍長、調子に乗ってると死んじゃうよ?」

そう忠告してベヘルは背筋を伸ばしチェの前を横に往復しだした。

「いつでも冷静でなければいけぬのだ。よいか?君たち!!」

ベヘルは上官の真似をしながら言ってみせた。

「はっ!わかりましたであります。大佐!!」

ビシッした動作でベヘルへ敬礼するとベヘルも返しの敬礼をしてみせる。

「よし、敬礼戻れ」

それを言った瞬間全員の顔が笑みで崩れる。
チェとその仲間も最初はかなり態度が悪く規律を守らなかったがベヘルの活躍
を見てそんな事もなくなった。
そうチェ伍長らがベヘルの下に付いている小隊メンバーである。

「じゃおれはそろそろ戻る。」

ベヘルがマイアーとルイスにそう告げると

「またなぁ〜」

っと二人は手を振っていた

「戦場でまたなはないぜ。ふっ」

チェが捨てぜりふのように言うと

「だから嬉しいんだろ、な?」

チェは笑いながらマイアー達に手を振りうなずいた。
44通常の名無しさんの3倍:03/08/26 19:25 ID:???
一言にしてくれ。
45通常の名無しさんの3倍:03/08/26 21:25 ID:???
じゃあやめておこうまだ続くんだったが・・・
オリSSスレにでも書くか・・・
46通常の名無しさんの3倍:03/08/27 12:29 ID:???
「あの虹を越えて行こう」
「諦めろ。それは見果てぬ夢だ」
47通常の名無しさんの3倍:03/08/27 19:45 ID:???
MSデッキは戦闘待機を受けて喧騒に包まれていた。
少年は、まだ、本当に少年と言って良いあどけなさを
残したその少年は、一生懸命に手元のボードへと
視線を落とし、そして、一心不乱に左手のペンを走ら
せている。
やがて、自分の機体が調整からあがったのか、自分の
父親ほどの年もある整備兵に大声で呼ばれ、はっと気が
つくと、顔を真っ赤にして照れながら、コックピットハッチへ
と泳ぐ。
そうして、その乗機となるハッチを開放してくれた年老いた
整備兵に、ゆっくりと敬礼をし、そして、俯き加減で先ほど
まで、ものを書き綴っていたボードを手渡す。
整備兵の目に涙。
少年の顔は切ないほど笑顔。
「行って来ます!父さん」
静かにしまるハッチへと姿を消す少年を見送り、整備兵は
ただ、声も無くむせび泣く。
「生きて帰って来い」
こうして、二人は別れを告げた。
時は12月24日宇宙要塞ソロモンでの出来事である。
48通常の名無しさんの3倍:03/08/27 20:31 ID:???
「スコット仕事か?気をつけろ」
「いつものパトロールだよ。楽勝さ。ビールかよ。いいな。どこで手に入れたんだ?」
「国防機密さ。今度、おまえがもしカードで勝てたら好きなだけくれてやるよ」
「その言葉、忘れんなよ」

それがスコットと交わした最後の言葉だった。
49通常の名無しさんの3倍:03/08/28 00:44 ID:???
母艦に残されたのは、僅か1機のRB-79。
丸い棺桶が、この艦唯一の護衛機だ。
「お願いします、軍曹!」
無茶なことを言う整備の兄ちゃんも半泣きだ。
だが、出るしかないだろう。前方から一つ目の死神が迫ってきているからだ。
「そういやこいつも一つ目だよな」
「え?」
怪訝な顔をした兄ちゃんに苦笑して、俺のボールは離床した。
「ザク野郎!一つ目同士、仲良くやろうや!」
50通常の名無しさんの3倍:03/08/28 01:56 ID:???
無重力下のデッキは上も下も無く
大慌てだった。
「しょうぅいどのぉぉぉ」
半べその整備兵が、一人の男に
すがる。
「…」
男はそれを無視して、さっさと乗機で
あるMS06Sの許に向う。
誇らしげに立つ06S。
しかし、隊長機として特化されたその
機に従うべき小隊は存在しない。
なんの因果か、はたまた、陰謀か、
この部隊は、今にも自沈しそうな
ムサイと歴戦を戦ってきたらしき
MS06S一機のみで編成されていた。
「…」(やれやれだ)
そんな感じで頭を振ると少尉は
MSに乗り込む。
「しょぉいどのぉー、がんばってぇ」
先ほどの整備兵がついには男泣きに
泣きながら、ハンカチを振る。
ここは最前線。
少尉は、ただ無口にMSの発進シーク
エンスを行う。
「大丈夫、皆を死なせたりしない」
一言、少尉はそう言い、MSを
発進させた。
51通常の名無しさんの3倍:03/08/28 02:21 ID:???
艦長は、よく訓示をするのが好きだった。
しかし、その艦長も今日は黙ったまんまだ。
恐らくこれが最後の出撃だと言うのを知っているのだろう。彼は、全てを知っているに違いない。
「全ての乗員諸君に告ぐ!」
髭面艦長のだみ声が聞こえないのが、少々寂しいが、それはそれでよしとしよう。 本艦は最後の出撃に出る。無寄港、無補給、勝てる術はどこにもない。
しかし、不思議と絶望感はない。得体の知れない高揚感が込み上げてくるだけだ。
ああ、ここが旧世紀の人間達が馴れ親しんだ海と言う奴だからだな。 僕はそう思って、本艦U-47の最後の航海日誌をつけ始めた。 「U.C0080.1.1」と。
52通常の名無しさんの3倍:03/08/28 17:51 ID:ik7JoDYy
50の続き、か?

今しがた、この隊唯一のMSが
着艦したばかりのデッキは
上も下も無く大慌てだった。
「しょうぅいどのぉぉぉ」
半べその整備兵が、一人の男に
すがる。
「…」
男はそれを無視して、さっさと待機室
へと 向う。待機室の大きな窓から見える
誇らしげに立つMS06S。
このデッキにあれ以外、MSが並ぶ
日が来るのだろうか。男は思う。
なんの因果か、はたまた、陰謀か、
この部隊には、まともな戦力は回されて
こない。
そして、けたたましくなる警戒音。
「…」(やれやれだ)
ドリンクのサーブが終わるまで、
待てないのか、男はただ頭を振る。
「しょぉいどのぉー、がんばってぇ」
先ほどの整備兵がハンカチを握り
締めながら、その空いた手にドリンクの
ボトルを持っている。
「気を利かせたなら、早く渡せよ!」
一言、少尉はぼそりと突っ込みを
入れると、整備兵からそのボトルを
引ったくり、またその愛機に乗り込んで
行った。
53通常の名無しさんの3倍:03/08/29 19:52 ID:???
「無事に帰ってこい。ま、せいぜい貴様らが帰ってくるまで船の命は延ばしといてやる」
艦長は、眼鏡を外し遠くを見ていた。数時間前彼のご子息が戦死した言う報告があった。
・・気のせいかな?涙が見えたような??
 銃座についていた連中に声をかける。疲れ切ってるくせに笑顔で答える、無理しなくてもいいのに。
「現状は・・・で・・・あるので」
副長の説明がある。うざい・・・聞き流す。ハンガーへ向かう、チーフメカが声をかける
「おう!今日六機撃墜でトリプルエースだ。女じゃあんたが最初かもな。」
 ・・・え!?忘れてた!でもね、スコアより無事の帰隊。一瞬喜ぶが気を引き締める。

 宇宙要塞ア・バオア・クー。兵力が3割方沈んだ我々にはきつすぎるハードルである。
勝てるか我が軍。生き残れるか?私
54通常の名無しさんの3倍:03/08/31 01:10 ID:CIQyVARt
このスレも随分とさびれたな。
夏休みが終われば、また、住民が戻ってくるのかな。
それまで、保守。
55通常の名無しさんの3倍:03/08/31 09:29 ID:???
「夏休み?」
「ああ、夏休みだ。
 あの戦争は、俺たちにとっての夏休みだったんだよ。
 実に楽しかったじゃあないか。何時果てるとも無い喧騒の中で、
 無限の焦燥感と、極上の充実感とを同時に与えられたんだ。
 一時は、この時間が永遠に続けばいいとさえ思ったよ。
 いや、そうじゃあないな。この時間は無限に続くのだと思ったんだ。
 それでも、終わった。そうだ。夏休みには、終わりが来るんだ。
 俺たちの夏休みは、終わったんだ」
「夏休みが終われば、一体次には何が来るのですか」
「決まっている。決まっているだろう、少尉。
 君だって学校には行っていただろう。ならばわかる筈だ。
 夏が終わり、学校が始まり、憂鬱な時間を過ごし、そして訪れるのは、
 冬だ!
 過酷で!冷淡で!辛辣で!傲慢で!不遜で!そして何より凶悪な!
 冬が来るんだ!
 わかるだろう少尉!今、『上』で何が行なわれているのかを!
 あの戦争を生き抜いた俺たちに与えられたのは、ニュータイプなどという
 気の触れた様な化物どもが跳梁跋扈する、不快極まりない世界だ!
 だから俺は明日、『上』に行くんだよ、少尉。
 人の革新など、この世の中には不必要なんだ。
 シャア・アズナブルさえ殺せば、季節は再び夏に・・・戻るさ」
56通常の名無しさんの3倍:03/08/31 15:33 ID:???
あれから三年私は待ちに待った。
そして、ついにこの日がやってきた。


「ソロモンよ。私は帰ってきた!!」

…駄目?w
57富野ピザ:03/08/31 19:37 ID:???
母「おまえにとって最後の夏休みかもしれないね・・」


ヒロシ「母さん・・・・」

母「今日は祝勝前祝いで牛丼だよ」


ひろし「ん・・・もう一回ガチャガチャしていい?」


ひろし「…あ、やった。テトリスが当たった。」

連邦軍「お母様、明日の出航予定ですが・・・」

ひろし「(学徒志願兵・・・僕は特攻を希望した)」

連邦軍「お宅のひろし君はメガネをかけているので特攻の志願は不可能になりました。」




母の目から涙がでた

                                        祖父の過去を参考にしました。
58通常の名無しさんの3倍:03/08/31 21:55 ID:???
昔々あるコロニーにおじいさんとおばあさんが居ました。
二人がコロニー内を散歩していると
ドンブラコドンブラコっと別のコロニーから作業用ポット
が流れてきました。

(中略)

じじ、ばば、今からオイラは鬼退治にいくだ。
作業ポットにキャノン砲を付けてコンペイ島(別名鬼ヶ島)
に旅断ちました。

(以下省略)
59陸戦型グラブロ:03/09/01 07:47 ID:???
…あ、父ちゃん?うん、俺。あのさ、こないだの電話で明日ぐらいには帰れるとか
言ったけどさ、なんかちょっと延びちゃいそうなんだわ。大きい作戦始まるみたいで。
え?ああ、それは大丈夫だって。俺の部隊は偵察任務だけだから。
それでさ、今母ちゃんは?

はぁ?千羽鶴折ってる??なんだよそれ、そんなの折れたんだ?(w
つーか全然数足りてねえしな。…いやいや、有り難いに決まってるじゃん。

電話替われる?ん、お願い。

あ、母ちゃん?あのさ……

…うっ、う……っ…ごめん、俺さ、今すっげえ怖くて…
いきっ、い…行きだくないの゛に……うん…うん……わかっ…てる…けど、ひぐっ…
今度、さ……もし、今度、帰れたら…ぐずっ……父ちゃんと、3人で…
母ちゃんの、作った、ご飯…食べたい……うん、うん……

んじゃ…ぐすっ、そろそろ、時間…だから……うん…うん……か、母ちゃん…うっ…

………行っでぎます………
60通常の名無しさんの3倍:03/09/03 01:39 ID:???
保守。
初期に殆どネタが出尽くしたからなのか、
旧シャアが廃れたからなのか、
夏厨増殖とアク禁祭りがあったからなのか。
職人さんよカムバック。
61通常の名無しさんの3倍:03/09/03 08:35 ID:???
「以後、本作戦を『オペレーション・メールシュトローム』と称する。
 作戦開始は明朝だ。1日しっかり休暇をとっておけ」
ブリーフィングルームで作戦概要を説明されたオレ達MSパイロットは、
各々バラバラに解散し、残された一日を消化しに行く。
エゥーゴに身を投じて早数ヶ月。連邦軍内部を真っ二つにして行なわれた
血みどろの内乱は、ようやく明日、ケリがつくだろう。
オレは他の連中ほど時間を潰すのは得意ではない。結局MSデッキに向かった。
そこには、自分の愛機であるMS『ネモ』がそびえ立っていた。
整備用ハッチが、ほぼ全開になっている。
スクランブル用に半数の機体を残して、残りは全て万全の整備を行なうつもりなのだろう。
オレは自分のMSを調整していた整備兵に話し掛ける。
「おい、大変そうだなぁ」
「オウ、そりゃあ大変だよ。戦争が始まってこっち、またベテランの整備兵がいなくなっちまった」
「『あの戦争』の頃のように、かい?」
「あの頃の方が良かったかもな。確かに当時は酷いありさまだったけどな。人は沢山いた。
 でも、なんだかんだで、ここはエゥーゴだ。地球連邦軍には、なれやしないのさ。
 それを理解できている人間は少ないよ。だから愚痴を零すのさ」
「『古き良き時代よ、もう一度』ってか。しかし、愚痴った所で整備兵が戻るワケでもないだろうに」
「整備兵を連れ戻そうという考えがな。職人は、素人を鍛えあげて職人にするもんだぜ」
「アンタのように、か?」
「いや、俺は本来なら引退だよ。今回の作戦は、たまたま同行したようなもんさ。
 お前さんのような、血気盛んな若者とは違うよ」
オレだって変わらない。
その言葉を呑み込んで、オレは自分の部屋へ戻る事にした。
出撃時刻は、もうすぐだ。
62通常の名無しさんの3倍:03/09/03 23:49 ID:???
つーか旧スレ凄いな
なんだあの中身の濃さは…
63通常の名無しさんの3倍:03/09/04 00:20 ID:???
いまはそれが災いしてこんなに廃れてる。
一言なのに内容を付けて技巧に走ろうとするのは
前スレで出尽くした感があるからか。
64通常の名無しさんの3倍:03/09/04 01:10 ID:???
よし、ミノフスキー粒子は薄いな。
今はまだ低軌道だし運良く故郷のトーキョー上空だ。
ボールの通信系出力を最大にセットして、通ってた高校に緯度経度を合わせて、
燃料電池の残量だと5秒通信が限度か。これ以上長い通信だとバレて懲罰リンチだ。
よし、送るぞ。
「後輩達、よく聞け、元生徒会長からの通達だ!お前達は絶対に軍に志願するな、
家族が泣くぞ・・・」
65通常の名無しさんの3倍:03/09/04 01:22 ID:???
>>62
ボールがゲルググに特攻するヤシが好きだ。
66通常の名無しさんの3倍:03/09/04 02:07 ID:???
>>62
最初の方の、女性パイロットがプロポーズの返事するヤツがかなりキタ 。・゚・(ノД`)・゚・。
67通常の名無しさんの3倍:03/09/04 10:33 ID:???
前スレ末期で「お前のはつまらん」発言がピークを迎えたから
職人がいなくなっただけではないか?
68通常の名無しさんの3倍:03/09/04 18:15 ID:???
あとは一言スレなのに長文うざい、スレ違いだと
非難が在って職人さんがはなれた、というのもある。
69通常の名無しさんの3倍:03/09/05 12:16 ID:???
愚痴言った時点で
このスレは死んだ
70通常の名無しさんの3倍:03/09/05 19:35 ID:???
「っていうか、ザクだよ?ザク!
 え?違うよ、全然違うっ!
 MS05ザクだってば!
 間違いじゃないよ、06はザクU!
 そう、うん、そうだって、旧ザクとか言われてるアレ!!
 なんでよって、こっちも聞きたいよ!
 だってハイスクールから同じ時期に徴兵された
 フランクやベティ、ブラウンなんてシミュレータの
 点数だけで、最新鋭の兵器だよ、うん。
 そう、ゲルググ、ゲ・ル・グ・グ。ゲルルグじゃないよ?!
 あー、もうどうでも良いよ、っていうかさ
 なんで僕はこの初戦闘でザクなのよ、ザク!
 マジですか?って大尉殿に聞き返したら即殴り飛ばされたよ。
 ジオンの精神を体現したこの名機の良さもわからんとは!ってさ
 わかるわけないっつーの!
 もう、ほんとに逃げ出したいよ。正直。
 こんなことならきちんとサマーバケーションの時の宿題
 きとんとやっておけば良かったよ、あー、くそっ!
 やっと宿題徹夜で終わらせて学校行ったら
 そのままシミュレータ乗せられて、徹夜明けなのに
 動かせるかっつーの!ゲロゲロ吐いて、トイレに
 担ぎこまれて、そんでこれだよ?
 え?うん、うん、分かってるよ。
 母さん一人にしないって。うん。
 うん。ソロモン戦で死んだ父さんの分も生きなきゃ
 そうやって二人で誓ったじゃん。
 うん。
 …うん。
 生きて帰るよ、母さん。
 うん。
 じゃあね。母さん。」
7170:03/09/05 19:35 ID:???
>69
愚痴?
7270:03/09/05 19:37 ID:???
よくよく考えたら、ゲルググ在る時点で12月だよな。
夏厨も一段落したんで、ネタに絡ませてみたけど
失敗失敗。
73通常の名無しさんの3倍:03/09/06 00:44 ID:???
「っていうか、ビームがびーって目の前横切ってくんだよ。
 びーって。細い奴。
 うん。うん、ってええ?ちがうちがう、戦艦の主砲とか
 じゃなくって!
 携帯できるサイズのビームライフルだよ!
 うん、うん、便利になってねってさ、いや携帯電話の話じゃないよ?
 くぁぁぁ、もういいよ、この話は。
 つーかね、敵も味方もビームライフルなんて装備している
 機体がうようよでさ、当然乱戦だから、味方の流れ弾も
 気をつけなきゃいけないのよ。
 しかも、それ撃ってる奴大概僕と同じ学徒兵。
 うん、そうだって。え?違うよ!
 幾らなんでも僕は他の学校の奴からうらみは買ってないよ!
 うん、うん、わかって、って同学年からも買ってないってば!
 え?僕?僕は大丈夫だよ、うん、あったりまえだよ!
 今時旧ザクのザクマシンガンでダメージ与えられる奴なんか
 居ないっつうの!
 んで、さっきさ、大尉殿にこれじゃ戦果を上げられるどころか、
 生き残ることすら出来ません、つったらさ、尊敬する先輩の
 技を教えてやろうってさ、ショルダータックルだよ?
 ショルダータックル!もう涙が出てきてさ、やってらんないよ。
 え?とりあえず生きてるから良いだろ?
 うん、うん、分かってるよ。
 うん。
 …あのさ、さっきの戦闘でさ、僕の隣に居たベティがさ
 うん、泣いてないよ!泣いてない。
 ベティがさ、僕と通信していて、それで突然反応が
 無くなってさ、うん、ううん、泣いてないよ!
 うん、僕帰れるかな?
 帰ってさ、母さんの目の前で泣きたいよ、ここじゃ
 誰にも泣きつけないよ、母さん。
 それじゃ、また出撃だから、行ってくる、母さん」
74通常の名無しさんの3倍:03/09/06 01:38 ID:q/OQpsmR
ほしゅー
75通常の名無しさんの3倍:03/09/06 10:19 ID:???
76通常の名無しさんの3倍:03/09/06 18:13 ID:NYJULN1D
>75

つまり愚痴を書き込んでいないで、ネタを投下しろよ、と。
77UC0093:03/09/06 18:56 ID:???
「艦長!出撃します!」
「ん?わざわざブリッジに来てそんなことを伝えんでもモニターで見えている。
 第一戦闘配備中だ、持ち場へ戻れ。」
「はい・・・・艦長・・・でも」
「いいから早くいけ!アクシズが地球に墜ちようとしているのだぞ!?」
「艦長・・・でも・・いや、しかし・・・決戦になれば生きて帰れるとは・・」
「貴様!怖じ気付いたとでも言うのか!?」
「とんでもありません!命は既に捨てたものと思っています。
 しかし、最後かも知れませんので・・・
「馬鹿もの。出撃前に別れの挨拶など・・・
 兵士と言うのはな。死を覚悟して闘い、しかし生きて帰って来るのが務めだ。」
「・・・・・その言葉は・・・・・・・・わかっています。
 その言葉を信じていたからこそ、あの時、私は待つことが・・・
「ならば行け!敵は待ってはくれんのだぞ!]
「はい。でも、最後に・・・とう」
「行けと言っている!!」
「はい!」

やがて出撃するRGMー89部隊。
艦長はブリッジから光がだんだん小さくなっていくのをみつめている。

オペレーター「いいんですか?艦長?」
艦長「いいのだ。あれだけを特別扱いするわけにはいかんだろう。
   この作戦が終われば、一緒に地球に帰れる。
   
   ・・・・必ず生きて帰ってくるのだぞ。
   お前が幼い日に、私がそうしたようにな。」
     
78通常の名無しさんの3倍:03/09/06 21:38 ID:???
新作保守
79謝阿:03/09/06 22:19 ID:???
ブライト:「ガンダム出撃だ!」
アムロ:・・・・・(うっせーよ。ボゥケが、おまえMSのれねーだろ?
それでニュータイプ気取りか?ヘドがでる。WBの運転もやってねーし、
作戦だってミライにまかせきりだろ?そんなヤツが命令すんじゃねーよボゥケ
が・・・)
アムロ:「ガンダム逝きマース!」
80通常の名無しさんの3倍:03/09/09 18:37 ID:???
「我が軍は押してるみたいだな・・・・お前、MS初めて??」
「ええ・・ジャブローでの偵察任務が主だったんで、MSはシミュを200時間ほど(で前線送るか普通?)」
「速成隊員かよ。ま、いいさ。俺の背後を追尾してくれ、追跡くらい出来るでしょ?!」
「・・・・・努力します(出るのかよう・・マジでマジで)。」
「ちょい待ち!!お前出なくていいぞ!・・・うちらの勝ちだ!」
「はい!?(・・・・助かったあ!!!)」
81通常の名無しさんの3倍:03/09/16 21:21 ID:???
ほしゅ
82通常の名無しさんの3倍:03/09/24 21:17 ID:???
死守
83通常の名無しさんの3倍:03/09/24 23:02 ID:???
あげ
84(´D`≡´D`) :03/09/26 02:15 ID:???
保守
85通常の名無しさんの3倍:03/09/29 01:42 ID:HLuZpefa
待ってます。職人さん達の降臨を
86通常の名無しさんの3倍:03/09/30 00:59 ID:???
ちょ、まじかよ!
なんだよネオジャパン、あれ、反則じゃん!
レギュレーション違反じゃねーの!?つーか、なんで金色に輝いてんだよ!
くそっ、金持ちジャップめ!やってやる!やってやるぜ、金色がなんだってんだー
87通常の名無しさんの3倍:03/09/30 01:25 ID:???
おいおい、なんだよあのスペリオルって奴、異常だろ。
既に人間の動きを越えてるよー、うわ、背面振り返って
コックピット直撃かよ、NTとかそういうレベルじゃねーな。
あああ、そういや一年戦争の時にあんなん見たな、
なんだっけ、あ、そうだそうだ、EXAM搭載機だよ、アレだアレ。
ああいやだ、歳は取るもんじゃねーな。
88通常の名無しさんの3倍:03/09/30 01:28 ID:???
うっわー、ティターンズになんか入隊するんじゃなかったよ。
なんでこのご時世にハイザックなのさ、あの黒いガンダム乗せてくれたって
いいじゃんかよー、くそっこうなったら俺もリーゼント決めてやるっ!
89通常の名無しさんの3倍:03/09/30 01:29 ID:???
別に1stにこだわらないでも良いのかな。
90通常の名無しさんの3倍:03/10/02 21:11 ID:???
「お腹の子供が産まれてきたら、あなたと同じ名前付けようと思うの。」
 「・・・・そうか。産まれて来る頃には戦争、終わってるといいな」
 「無事でいてね。お願いよ!」
 「ああ。」



 「隊長!出撃命令です!!・・・・通信の相手奥様でしたか?」
 「ああ。妻帯者は戦争には不向きだな」
 「はあ・・・」
 「他の連中は?」
 「みんなすでにスタンバってます!」
 「おし!でるぞ野郎ども!!」
91ア・バオア・クーにて。:03/10/06 01:47 ID:???
ぷるるるーーーーーーーーーーー

「・・・・・・ったく、何の為の携帯だかわかリャしねぇ。こっちゃ時間もねぇってのに・・・」

ぷるるるーーーーーーーーーーー・・・がちゃ。

「ああ、やっとでたか。本当に事故でもあったかと心配したよ。俺だ。俺が宇宙に上がってしばらくたつけれど、うまくやってるかい?」

「・・・」

「・・・なにぃ?俺と君の仲をどうしても娘が認めてくれないって?」

「・・・」

「まぁ、子供ってのはそんなもんだ。俺はあの子の親にはなれない。まして男親だ。しかし君だって母親だけで居るには余りにも若すぎる。
子供って奴は自分の親の恋愛なんて見たくもないものだからな。ましてあの子はまだ5歳。仕方ないよな・・・」

「・・・」

「おかーさんは誰とも結婚しちゃ駄目・・・
そうか。わかってたことだが・・・」

「・・・」


「ああ、わかってる。この戦争もそろそろ終わる。これから大掛かりな作戦が始まるんだ。
一応機密なもので詳しくはいえないが、どう転んでも戦争はまもなく終わる。
そうしたら・・・一緒に旅行でもしよう。あのこのいきたいところにな。」

「・・・」

「大丈夫だ、全てうまくゆく。何も心配するな。
ちゃんと帰るから、いいかげん浅漬けくらい出来るようになって置けよ。お前のつけるのは不味くてどうもいかん。」

「!!!!!!!!」

「あははは!わるかった!とにかく無事に帰るよ。あの子にもよろしくな。
一緒にネズミーランドにいこうって・・・さて、いいかげん後がつかえてるようだ。あとは作戦終了後に。愛してるよ。」

-----張大尉!再出撃準備完了しました!大至急デッキに上がってください!-----

「・・・・・・さて・・・軽く言っちまったが・・・こりゃあ生き残るのも骨のようだな・・・」













92 ◆1X7IYHmiQo :03/10/12 05:25 ID:???
sage
93774RR:03/10/16 00:31 ID:???
保守
94通常の名無しさんの3倍:03/10/18 23:34 ID:???
「よし、ゲルググ出れるな?」
 メカニックが無言でうなずく。これが最後の戦闘になることをわかっていた。
「少尉、ご無事で」
「あぁ」
 フリーは親指を立てて返した。その瞬間、ムサイで退避するはずの乗員の一人がフリーに駆け寄ってきた。彼女は半分涙を浮かべていた。
「ひとつ聞きたいことがあるんです、フリー少尉」
「ん?」
「なんでずっと私の名前、呼んでくれないんですか?」
 シェリルにとってそれは不思議であり不満であった。フリーとは長い間、互いに認める良い仲だった。それでも彼は自分を名前で呼んでくれたことはない。いつも、お前、お前だの呼んでばかりだ。
「お前はお前だからな。好きな奴をお前って呼んでもバチはあたらないだろ」
「でも・・・でも、最後くらい私の名前呼んでもらえますか?」
 シェリルは今、最後と言った。言った後に気づいた。これが彼と交わす最後の会話なのかもしれない。しかし、彼はあっけらかんとしたようすで返した。
「呼ばねーよ」
 シェリルが少しさびしそうな顔をした。しかしその反応もフリーの範疇だった。彼は続ける。
「戦場で女の名前を呼ぶときは死ぬときだからな」
 その時シェリルの表情が明るくなったのブリッジクルー全員が確認している。
「じゃあ?」
「あぁ、帰ってきたらなんぼでも呼んでやる。その時はもう俺は人を殺さなくていいはずだ」
 シェリルの頬には涙が伝っていた。
「絶対帰ってきてくださいね」
 やっぱり戦闘はこれだ。好きな女のためなら強くなれる。そう思いながらフリーはゲルググのレバーを倒した。
「任せろよ。フリー・ラムサス、ゲルググ、出るぞ!!」

 宇宙世紀0080。この戦闘の後、地球連邦軍とジオン共和国軍は終戦協定を結んだ。この戦闘において連邦軍の一パイロットは後に供述している。
 ミノフスキー粒子の濃い戦闘空域の中で、何故か爆発寸前のゲルググのパイロットの声が通信で聞こえてきた。それは女の名前を叫ぶ最後の声だったようだ。
 そして、彼の耳にはそれが『シェリル』という名前に聞こえた、と。
95通常の名無しさんの3倍:03/10/27 03:23 ID:???
保守
96通常の名無しさんの3倍:03/10/27 16:59 ID:???
ようマリア。元気にしてるか?
ア・バオア・クーの守備隊に回されて一週間。
最終防衛線って言えば、聞こえがいいが、戦場からは一番遠いので
暇な毎日さ。
任務といったって、ザクで要塞のまわりの散歩みたいな哨戒任務ばかり。
もうすぐクリスマスだってーのにシケた仕事さ。
なんか噂によると、ソロモン方面に連邦の部隊が展開してるらしいけど
あそこの戦力はかなりのモンだし、ドズル中将も居る。
俺が年明けに除隊する頃までにここが戦場になるってこともなさそうだ。

クリスマスは一緒に過ごせないけど、戻って式を挙げる日が楽しみだよ。
それじゃ、ちょっと早いけど・・メリークリスマス!マリア!
97マリアへの電報(00080.01.01):03/10/27 17:03 ID:???
〜ジオン軍統帥本部より〜

あなた様の婚約者は、勇敢にもア・バオア・クー防衛戦において、サラミス1隻を
撃沈しましたが、残念なことに爆発に巻き込まれて名誉の戦死をいたしました。

98通常の名無しさんの3倍:03/10/27 18:09 ID:???
>>96
もしかして、マリアー!!とか叫びながら死んでた香具師?
99通常の名無しさんの3倍:03/11/01 16:23 ID:nU7vu1tp
職人降臨期待上げ
100通常の名無しさんの3倍:03/11/01 16:26 ID:???
百式?
101通常の名無しさんの3倍:03/11/01 18:13 ID:Wd+cRVV7
 ・・・・・食い物も底をつき、弾薬も残り少ない。もはや待てん!隊長、最初で最後の
命令違反を許してくれ。突撃イイイイイイイ



 「ヘ?戦争、終わってたあ?」
 「そうさ。今は0081・・しかしあんたも我慢強いな(笑)2年も潜伏してたとは」
 「ジル・グレイヤールさん。サイド3のご家族から捜索依頼がでてましたよ
  早くご家族に連絡した方が良いですよ」
 「はは・・・参ったなあ。おい、あんたタバコあるかい?2年ぶりに吸いたくなったよ」
 「どうぞ。・・・平和の味だぜミスター(笑)」
 
102通常の名無しさんの3倍:03/11/02 19:50 ID:???
「まだ・・・帰れるとおっしゃるのですね・・・?」
「君は自由だと言っている」
103通常の名無しさんの3倍:03/11/03 04:14 ID:???
誰も感想を書かないという事の意味が
理解できるかね?
104通常の名無しさんの3倍:03/11/03 21:56 ID:???
感想書くと見づらくなると思って書いてなかったんだけど。
書いたほうがいいのかな?
105通常の名無しさんの3倍:03/11/03 22:13 ID:???
かもめのジョナサンだろ多分>>102
106通常の名無しさんの3倍:03/11/06 22:46 ID:jS511fiR
「もうすぐこの新米どもも出撃か…。
 このうち何機がパイロットを連れて帰ってくるんだろうなぁ。
  
 そろそろ作戦開始か。
 お前ら、しっかりパイロット達を守ってやれよ…」
107通常の名無しさんの3倍:03/11/07 21:47 ID:QcKrIC8+
「あなた達、必ずここに帰っていらっしゃい。
 ここに帰ってきさえすれば、私はどんな怪我でも治して見せるわ。
 だから…、MSと運命を共にしようなんて考えは捨てなさい。
 どんな傷を負っても必ずここまで帰ってくるのよ!」
108DADA ◆VYJqzu6hsI :03/11/16 01:26 ID:???
出撃前夜、ある兵士の会話

A「よう、なに見てるんだ?」

B「ああ・・・ビデオレターさ。」

A「へぇ〜、これがおまえの嫁と子供かぁ。 こりゃあ、明日死ぬわけにはいかないねぇ。」

B「ああ、そうなんだけどな・・・。」

A「どうした?」

B「息子がな・・・『どうして父さんはボールなんかに乗ってるんだ!!』って言うんだよ。」

A「へっ、気にするなよ。」

B「父親はパイロットなのに、ボールなんかに乗ってて・・・学校でいじめられるらしい。」

A「やだねぇ、近頃のガキは。 パイロットの苦労も知ってほしいぜ。」

B「エースになれば・・・ GMにのれるかな・・・?」

A「・・・変な気おこすなよ。 ボールなんて、壊れるためにあるようなもんだ!」

B「ああ… そうだな。 ボールなんてそんなもんだよな・・・ カッコわるいよな・・・」
109DADA ◆VYJqzu6hsI :03/11/17 02:26 ID:???
サラミスは戦闘状態

A「おう、意識が戻ったか。 ラッキーだったな。」

B「作戦は・・・?」

A「ああ、もう基地は占拠したらしい。 すぐ終わるさ。」

B「そうか・・・」

A「相変わらず運がいいなぁ。 ボールは使い物にならないくらい壊れたのに、パイロットは生きてるなんて。」

B「ああ・・・死んだと思った。」

A「しかも、その怪我だ。 地球に帰れるよ。 あんたの愛しの息子に会えるぜ。」

B「息子・・・」

A「痛むか?」

B「いや、例の麻酔の代わりが効いて気持ちいいよ・・・」

A「ははっ。 なんならもう一本うつか?」

B「ホント、春の日差しのようだ…」

A「おい・・・ 寝るなよ! なんか喋ってろ! おい、返事! 息子にあうんだろ!!」

B「そうだな・・・ 息子に・・・ あいに・・・ も・・・もう・・・すぐ・・・ あ、える・・・」
110DADA ◆VYJqzu6hsI :03/11/17 02:51 ID:RN/9nb4v
サラミス内、隊長の私室にて

A「失礼します。」

C「どうした?」

A「本日の作戦中、アイツが・・・死にました。」

C「そうか・・・ 何か言ってたか?」

A「はい、自分の怪我を見て、息子にあえる笑っていました。」

C「ふっ・・・ あいつらしい。」

A「アイツの遺族に遺品を送りたいのですが、どこに住んでいるかわかりますか?」

C「・・・いや、その必要はない。 もう届いているだろう。」

A「あの・・・ どういうことですか?」

C「やはり、アイツは黙っていたか。 アイツの家族はな、シドニーにいるんだ。」

A「シドニーというと、例のコロニーが落ちた・・・」

C「そうだ。」

A「では、アイツの見ていたビデオレターや息子の話は・・・」

C「ビデオレターなんて届いたのか。前線にいれば、届くものも遅れて届く。 
皮肉だな、家族が死んでからそんなものが届くなんて・・・。
あの年頃の子供にとって、パイロットはロボットのパイロットだけなんだろ。それを早とちりして自慢したらしい。
アイツとはセイバーフィッシュの頃からのつきあいでな。 今日でMSの5機目を落とすと言っていたのにな。」

A「そんなに・・・!? 今日はザクを1機落としていました。」

C「そうか・・・これで念願のエースだ。 ロボットのパイロットになれたのにな。」
111通常の名無しさんの3倍:03/11/18 18:51 ID:???
これのビデオレターを見ているということは、俺が宇宙の塵になっちまったという解釈でいいんだよな?
今日は79年の12月29日、あともう少しで決戦が始まる。これが終われば年が明けるのかね。
乗るのはGMの新型。いったい俺はどのくらいのジオンの奴らを殺したのだろうか?できればゼロがいいぜ。
俺はこれから一人一人にメッセージを送る。短いけどしっかり聞いてくれ。
ケイン、「MSのパイロットになりたい」と言っていたが、それはやめといた方がいい。
    顔も知らぬ奴を傷つけ殺し、自分が傷つけられて殺されるかもしれない仕事だからな。
アスカ、やっと今頃になって、いい歌が思いついたぜ。「故郷へ…」という歌だ。
    ビデオレターに詩と楽譜を同封しておく、よかったら俺の代わりに歌ってくれ。
シンヤ、お前には昔から勉強、運動、遊び、それ以外でも一回も勝ったことなかったな。
    だが今回ばかりは俺の勝ちだぜ。お前よりもお先にあの世へゴールインだからな。
レイラ、バカでダメな兄貴は本当にバカでダメな終わり方をしちまったぜ。失笑もんだろ?
    もう一度だけでも、お前のアップルパイが食いたかったんだがな。
エリス、すまんな。好きだったのに、結局お前を抱く事すらもできやしなかった。
    お前の心の隙間を埋めてくれる誰かを見つけろよ。でなけりゃ死にきれねえぞ。
どうか俺の死がみんなにとって無駄なものにはならないでもらえるとうれしい。
人間って生き物は2度死ぬ生き物だから。最初が絶対に避けられない物理的な死。
もう一つの死が、俺の存在がみんなの頭の中からも消えてしまうこと。
逝っちまう人間としてはそれが寂しいんだからな。
それと、俺が死んだからってジオンを恨むなよ。その憎しみが戦争を生むんだ。
また俺のように存在しなくなる人間が増えてしまう。それだけはごめんだろ?
それじゃあ、元気で幸せに暮らせよ。いつまでもぐずってると枕元に化けて出てやるぞ!
112通常の名無しさんの3倍:03/12/09 21:23 ID:cY5odbBl
「MSって嫌な兵器だな。」
「?何がですか」
「敵機を撃破しても、敵のパイロットの痛み、苦しみなんて伝わってこねえし、
  間違っても返り血を浴びることは無い・・・まるでTVゲームだ」
「それは普通のことですよ」
「・・・・感覚が麻痺するんだよ。やってることは只の人殺しなのにスコアだの
  エースだのと喜んでる・・・・今日は俺が”人殺しゲーム”の得点になるのかな?」
「馬鹿なこと言わんでください!!生き残るんです!!今日も明日もあさっても」
「さあな・・ぼちぼち出るかな”ゲームのフィールド”に」

 
113通常の名無しさんの3倍:03/12/26 16:38 ID:q2rXwHT3
age
114通常の名無しさんの三倍:04/01/05 21:06 ID:???
このスレ……最前線の兵士スレと同じ趣だと思ってたらこっちの方は悲しい話しが多めやね……。
115通常の名無しさんの3倍:04/01/09 19:26 ID:???
みなさん、お元気でいらっしゃいますか?
世界平和をあなたとともに考える愛と誠のレポーター、咲坂です。
116バソダイ工場にて:04/01/19 22:06 ID:???
こいつを作り続けてもう何年経つだろう。
このラインに入った頃小学生だった息子ももう子持ちだ。
うっかり「父ちゃん会社でガンダム作ってるんだぞ」って言っちまって、
よくガンダムの成型ミスのごみを拾って帰ったなぁ

あっちと違ってうちのは人気無いらしい。いつまで作れるだろうか。
さて明日は出荷・・・いや、
「RB−79ボール、全機出撃!!」
117通常の名無しさんの3倍:04/01/20 16:36 ID:???
「あ?うるせぇよ、出撃前ぐらい飲ませろよ。ああぁ、うるせぇって言ってるだろうが
くそはげ船長が!!てめぇは全速で離脱すりゃあいいんだよ!!何だとこら軍法会議に
掻けてやるかかならず生きて帰ってこいだぁ?知るか馬鹿!!・・・・・・・・・・・
・・・・どけ!!整備兵のくそガキども、出撃するぜ。」



全速で前線を離脱したサラミスの後方で複数の爆破が確認された時艦長は黙って敬礼していた。
118通常の名無しさんの3倍:04/02/04 04:25 ID:bJtrVjVw
>117 有りがちな話だが感動した
119通常の名無しさんの3倍:04/02/11 12:46 ID:???
ほす
120通常の名無しさんの3倍:04/02/28 17:14 ID:???
保守るよ
121通常の名無しさんの3倍:04/03/03 21:34 ID:???
ほす
122ソロモン戦数日前:04/03/05 20:35 ID:???
(プルルルル、プルルルル、ガチャ)
もしもし?・・・お前か!?ああ、元気か?3ヶ月ぶりだなぁ・・・。
・・・そうか、今度のは大きな作戦だから出撃前に電話しろと上官が・・・
ああ、こっちは元気だ。いまちょっと出かけているが母さんも、お前から預かっているメアリーもな。
疎開先にももう慣れた。なぁに、こちとら宇宙暦開闢以来の開拓民の家系だ。どこででも暮らせるさ。
・・・どうした。・・・そんなに不安か?・・・おい!泣くな!男だろ!!
・・・なあ、前に「息子と一緒に新しい息子一家の家を建てるのが俺の楽しみだった」と言ったよなぁ。その夢も戦火で途中で焼けちまったが・・・
実はなぁ、いままた新しく一緒に住む家の図面を引いているんだがなぁ、ちと書き直さなくてはならなくなった。部屋を追加する為に。・・・子供部屋をな。
だからどんなことしてでも絶対に生きて帰ってこい!何、大丈夫。お前も開拓者の子供だ。タフさには誰にも負けん!!大丈夫・・・
いいか、お前の戦場はそんなとこじゃねぇ。ココだ、「我が家」で家族を守ることだ!いいな、解ったか!!
お前と一緒に孫の部屋を作る人楽しみにしているからな。家族みんなで帰りを待ってるから。必ず帰ってくるんだぞ。必ず・・・
・・・ああ、伝えておく。じゃあな、愛しているよロジャー・・・
123通常の名無しさんの3倍:04/03/05 21:18 ID:???
あ、もしもし?母さ・・・ってサリーか。
父さんか母さんは?・・・そうか、いないか・・・

あ、サリー。この際だから言っとくわ。
お前の化粧な、何だっけ?中世期のリバイバルファッションの「ヤマンバ」か?あれ、みっともないから止めれ!
あとなぁ、人前で平気でスカートの中見せるのも止めれ。宇宙出て軍属の女性制服を見てるとやっぱ見ているほうが恥かしいわ。
そうそう、召し食べる時も口ん中に物入れたまましゃべるのも止めれ。いろんなものにケチャップたっぷりかけるのも。それから・・・
え?うるさい、説教くさい?いいから黙って聴け!
そうだ、これだけは絶対守れ。もう変な男に引っかからずにいい男とはよ一緒になれ!そして父さんと母さんを大事にしろ!いいな、解ったな!!
へ?「今日の兄貴、なんか変」?・・・いいんだよ、ほっとけ。
・・・俺はいつでもお前のことを愛しているからな。
何?「説教したりくさいこと言ったりやっぱりおかしい。もしかして『ボール』とか言うのに乗る事になって本格的に変になったか。性犯罪だけは起こすなよ」?・・・こっちの気も知らんで・・・って、あいややや何でもない。
いいな、俺の言ったこと忘れるなよ。じゃあな父さん達によろしく。元気でな!

(ガチャ)

かっこよく文字通り「玉砕」したろ思ってたが、やっぱ心配で死ねんなこりゃ・・・
・・・それともすべて解っててわざと悪態ついて元気付けてたのかな、あいつ・・・
124通常の名無しさんの3倍:04/03/05 21:44 ID:???
あ、「プ○ミス」のイノウエさん?よかった、貴女につながって・・・
い、いいえ。今日は返済のご相談じゃないんです。
実は今日お電話したのは個人的なことなんです。
・・・わたし今度転属・機体転換になることが決まりまして・・・、その、激戦地に、ボールで・・・
で、その前にあなたに伝えたいことが・・・、あなたに相談を受けてもらっているうちに貴女のことが忘れられなくなっていって・・・
それで、戦地に行く前に自分の気持ちを・・・。い、いつでもあなたのそばに、ではなく、いつの私のそばにいてほし・・・

え、「ご返済は計画的に保険金を使ってでも返してくださいね」?
さ、さびしいなぁ・・・
125通常の名無しさんの3倍:04/03/07 03:27 ID:???
はい、もしもし。あら、その声はスティーブ・・・
どうしたの急にあらたまって・・・。え、出撃!?そうなの・・・

駄目よ!「君を愛してる」なんていっちゃあ!出撃前にそんな事のたまうヤツはすぐ死んじゃうものなの。
私はねえ、軍人なんか嫌いなの!反吐が出るくらい・・・
わかった?陽炎のような軍人のあんたなんてお呼びじゃないの。アハハハハ・・・

・・・もう残されるのはイヤなの。

・・・私を敵から守って見せて!そして生きて帰ってきたら考えてあげる。貴方とのこと・・・
だからお願い!貴方は私をひとりにしないと約束して・・・。お願い・・・
ああ!スティーブ・・・。貴方は・・・生きて・・・、約束よ・・・

126通常の名無しさんの3倍:04/03/08 00:41 ID:???
もしもし、リリィか?久しぶりだな。卒業以来か。・・・あはは、そうだビックリしたか?
あ、今か?今俺は戦艦「タイタン」直掩のパイロットをやってる。どうだ、夢を叶えてやったぜ!すごいだろ。
あの頃はよくお前からかっては箒で追い掛け回されてたよなぁ。ホント、お前真っ赤な顔してさ、楽しかったなお前といると。
・・・お、「もう、そんなこと思い出さないでョ、ばか・・・」なんてしおらしい怒り方しちゃってお前らしくもない。どうしちゃったんだ?
・・・あのさ、前からリリィに聞きたいことがあったんだ・・・。俺にとって大事なことなんだ・・・
リリィ、お前、す・・・


スッゲェ乳輪がデカいってホント!?


いやな、あの頃風の噂に聞いてさボブやサカタと賭けしてたのを思い出してさ。突然すっごく気になっちゃんだよ!サカタとボブは普通だって言うんだけどな俺は大きいと思うんだそれで・・・
・・・って、このやろう。いきなり大声で「バカ!」って言うな!俺はなぁ・・・
なに、「アホ!オタンコナス!誰が野郎よ!!朴念仁!今度あったら地の果てまで追い掛け回してやる。覚悟してなさい!」だと?上等だ、お前こそ覚悟しとくんだな!フン
(ガチャ プー、プー)

はあ・・・、やっぱり「好きなやついるのか?」なんて聞けねェよな・・・
けれどあいつの昔のまんまの啖呵を聞けてなんか緊張が解けたぜ。アリガトなリリィ。元気でな・・・
ところで「朴念仁」ってどういう意味だ?
127通常の名無しさんの3倍:04/03/13 21:57 ID:???
《おい、MSがファック(着艦)するぞ!整備班は冷却作業にかかれ!》
・・・もう、どうしてこう軍の男たちって下品なんだろう。ココに花も恥らう女の子だっているのに平気で・・・
あら、秘匿回線が入ってる。作戦行動中は厳禁なのに・・・

(Pi)
はい・・・。あ、ヘンリー少尉でしたか。どうしたんです?出撃待機中でしょ?
あ、初陣で緊張してるんです?・・・すごい、歯がカチカチいう音が聞こえますもん。
え?話がある?・・・はい。・・・えっ、そ、そんなこと急に・・・。
ああっ、もうそんなに落ち込まないでください!そうじゃないんですってぇ!
・・・私、今まで機械いじりばっかりで、この子(MS)たちを可愛がることしか頭になかったというか・・・
だから大学でMS工学の研究をしていた少尉とMSの未来の話をしているうちに楽しい、というか、MSを愛してくれるこの人となら一緒に進むのも悪くないというか・・・
・・・はい、そうです。お受けします。喜んで!
・・・少尉、だから無事に帰還してきてください。
《シンシア!何作戦中に秘匿回線使ってやがる!!リックドム、着艦するぞ》
(ぐすっ)すみません、班長!ヘンリー少尉に着艦の仕方を説明しておりました!
《ファックの仕方か?ハハハ、そのチェリーな少尉に手取り足取り教えてやれ。そんな秘匿回線使わずにおおっぴらにな!・・・お互い意識しているのにもじもじしているのを端から見ててこっちが歯がゆかったわ!》
もう、班長云い方下品!・・・って、気付いてたんですか?いやだぁ・・・

もういいわ。ヘンリー少尉、無事帰ってきたら私への『着艦』も許可します!
どう?少しは緊張も解けました?
私が手塩にかけたこの子があなたを守ります。だから、早く帰ってきてくださいね・・・
・・・ああ、はずかしぃ!管制?リックドム、ヘンリー機、出します。あとよろしく!
128通常の名無しさんの3倍:04/03/27 21:04 ID:???
保守
129通常の名無しさんの3倍
衰退の原因:
兵士と愛する者の逢瀬が泣かせ所なのに、延々と戦闘描写する馬鹿が大杉