「ニンジンいらないよ」
コウ=ウラキは今日もトリントン基地の食堂でニンジンを拒否していた。
「君!」
誰かが自分を呼んでいる…?
振向くと、そこには食堂の…身長190センチ以上ありそうな巨漢の従業員が立っていた。
いつもコウの申告を聞き入れてくれないあの従業員である。
コウは少し嫌な顔をしそうになったが
『いけない、いけない…』
どうにか表情を悟られないように、作り笑顔で返事を返した。
「君は毎日ニンジンはいらないと言っているが、ニンジンが食べられないのかね?」
と従業員は訊ねる。
「じ…自分はあれだけは食べられないんです、すいません」
コウは申し訳なさそうに返事をする。
「ほう、ではちょっと来なさい」
「え?」
「いいから来なさい」
言われるまま、コウは従業員に連れられて行った。
「ここは…?」
「見て分からんか?調理場ではないか」
「はぁ…」
「私達はいつもここで料理を作っているのだよ、君達の為にね。
しかし君はいつもニンジンを残している…非常に残念なことではないか」
コウの表情が少し曇った。
「申し訳ありません……自分は…」
従業員は飽く迄もわざとらしく語ったのだが、コウはこの話を真に受けてしまった。
「しかし、ここを見せるために君を呼んだのではない」
「え?」
その時、従業員がニヤリと笑いコウのみぞおちを殴った。
コウは声も出さずに倒れこんでしまった。
「あれ……ここは…?」
意識を取り戻したコウは辺りの様子を確認した。
調理場ではない…倉庫だろうか?
よく見ると、先程の従業員の男がニヤニヤしながらコウに包丁を突きつけていた。
「いきなり何を!」
「君には修正が必要だと思ってな」
男がコウに襲い掛かかり、壁に押さえつけてしまった。
押し返そうにも体に力が入らない、どうやら気を失ってる時に薬を打たれたようだ。
男はコウのズボンを下ろし、いそいそと自分のイチモツを取り出した。
体格に比例して、かなり巨大な男根であった。
ソレは痛い程にそそり立ち、血管が浮き出ているのがよく分かった…
さすがにたじろぐコウ。
「さて……君のニンジン嫌いにも困ったものだ。
そこで、私のニンジンで訓練してもらおうと思ってな」
そう言ってコウの片足を持ち上げ、アナルにイチモツを押し当てる。
「そ…そんな、自分は嫌です!ご、ごめんなさい…僕はもう好き嫌いなんてしません!
ニンジンでも何でも食べますから!!!」
コウは焦っていた。さすがにこんな状況に置かれてしまえばもうニンジンどころではない。
「君のことは前から気になっていてな。私はこの瞬間を待っていたのだ!」
…最初からニンジンのことなどどうでもよかったらしい。
男は一気に腰を進めた。
「んあああああああぁぁぁぁっ!!!!」
コウは、突然下半身に与えられた激痛に耐えられず叫び声をあげる。
「どうだ、私のニンジンの味は!!」
男はそう問いただすと満足そうに腰を動かしたが、コウの口からは叫び声しか漏れない。
「ほほう!そんなにいいのか!」
最早、この男は自分の世界に入ってしまってるらしく都合のいい解釈をしていた。
いつもニンジンを拒否しているウラキ少尉の中に自分のモノが…
それを考えると、男の興奮は更に強まった。
「よし、最後にニンジンエキスも注ぎ込んでやるぞぉぉぉ!!!」
と、嫌がるコウの中に大量の精液を流し込んだ。
ようやく男から解放され、だらしない表情で崩れ落ちるコウ。
そのアナルからは白い液体が逆流していた。
…コウのニンジン嫌いに拍車が掛かったのは言うまでもない。
それから数日後、ジオンのアナベル=ガトーによる
ガンダム試作二号機強奪事件が勃発。
二号機の奪還作戦に志願したコウ=ウラキは戦艦アルビオンに搭乗する事となる。
その為、トリントン基地から離れることになった時のコウは少し嬉しそうだった。