「ふう…夢か……そうだな…」
監獄の中の冷たいベッドの上で、コウ・ウラキはため息をついた。
(ソロモンの悪夢…
あの嵐のような1ヶ月は一体何だったんだろう。
ガトーには最後の最後まで勝てなかった…)
カツ、カツ、カツ……
足音が響く…
いつもの看守だろうか…
無駄だと思いつつも、ウラキはシーツを深く被った。
「さあて…コウ・ウラキ、時間だ」
(やはりあの看守か…)
顔は見えないが、声色だけでもいやらしい表情が感じ取れた。
(…僕はこの男に何度犯されたんだろうか。
―――もう嫌だ。)
男はいやらしい笑みを浮かべながら話を続ける。
「今日はウラキのためにいい物を持ってきてやったんだぜ
知ってるんだぜ、お前はこれが大好きなんだってなぁ?」
と、看守の男が取り出した物は
…育ち過ぎた人参だった。
「な、何を…?!」
…悪い予感は的中した。
事も有ろうに、看守はウラキのアナルに人参を入れ始めた。
「…う、嘘!
いっ、いやあぁぁぁっ!!」
あまりの気持ち悪さと痛みに耐え切れず、泣き叫ぶウラキ。
続く
わけがない(;´Д`)