最も男性経験の多いガンキャラ

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100DAN幕張 ◆8Y88YMESSE
「・・・隊長・・・」
サンダースが思いつめた表情でシローの部屋に入って来る
(シローの部屋といってもバルク村の住人から間借りしたものだが・・)。

「どうしたんだ、こんな時間に?サンダース、さては寝酒が足りなかったのか?」
自分も暗い気分だったが、思いつめた様子の部下を気遣い、努めて明るく声をかけるシロー。
「とりあえず、突っ立ってないでそこに掛けろ、楽にしていいぞ」
サンダースに傍らの木のベッドを勧める。
優しいシローの言葉にサンダースの中の『何か』が音をたてて崩れた・・
「ん?どうした?そこのベッドに・・・   」

次の瞬間ベッドに横たわっていたのはシローだった。

「た、隊長、自分は以前から・・・・!」
サンダースこそ歴戦のツワモノだ。いくら鍛えているシローでも全く見劣りする。
サンダースの行動は彼がサバイバル・テクニックに長けていることもあって、悲しいくらいに
素早かった。

シローは背中にのしかかるサンダースの体重を感じながら耐えた。
その感情がいつの間にか違うものに変わっていたのを、シロー自信はまだ気づいていなかった。


「シ、シロー・・・い、いや隊長・・・」
すべてが終わったあと、無口なサンダースの方から声をかける。
シローはようやくあることに目覚めた自分に気づきながら、まだ押し寄せる、下半身の
ある一点の痛みに耐えていた。
「サンダース、いいんだ・・・もう、いいんだ。とにかくみんなで生きて帰るんだ・・・」
痛みに耐えながらも笑顔を返すシロー。


傍らではアイナの時計がゆったりと時を刻んでいた・・・