【俺が】キャラを入れ替えるスレ2人目【お前で】

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1名無しさん@お腹いっぱい。
バーニィとガトーを入れ替えるスレ、その2です。
バーニィとガトーに限らず、他のキャラも入れ替えたりして遊びましょう。
普通に入れ替えるのも良いですし、中の人にしたり、色々やりましょう。


「アムロとシャアを入れ替えてみる」
「人間とMSを入れ替えてみる」
「今川とトミノえもんを(以下略)」
等々、まあ適当に。

前スレ
バーニィとガトーを入れ替えてみる。
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1039743467
2名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/22 05:50 ID:???
俺とイリアで頼む
3名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/22 05:51 ID:???
女はマンコにしか価値を持ってないのに
不相応に自己中すぎるのでイヤだ
4名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/22 05:54 ID:???
俺は小学校の頃からムケムケだったぜ。
はずかしいだろう?いい大人が皮かむりなんて(ぷっ
真性包茎は最悪だな、臭いしセックスできないんだろ?
性格までネジまがってしまってるんだろうな、包茎野郎は。
5名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/22 06:37 ID:???
お、俺は・・・・・・・・・・・ば、バニングとシローを入れ替えてみたい!なんかむさくるしい08小隊がみたい!
6名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/22 20:27 ID:???
>>1さん
乙カレー!職人さん、期待してます。
7ガトーパートその9:03/05/22 21:36 ID:???
作戦の概要は以下の通り。
まずは先日俺が行動をとったサイド6に民間船の偽装で「荷物」を
運び込むこと。

荷物が何かは聞いてはいないが恐らくはこれからの作戦行動を取る為の
モビルスーツ、と言ったところだろうか。
とにかく、今はするべき事をするだけだ、、、。

数日後、俺は民間船に偽装した特務艦で出発することになる。
偽装の為、席の隣に準備された死体など気にする暇は無い。

味方であるジオン軍から逃れて来たフリをして、サイド6にまでたどりつく。
俺にとっては全く問題の無い行動であったと言える。

入港するに当たって受付に行く。
「パスポートと入港許可証、氏名はバルター・テイターゼン、
TG40983726、積載貨物の内容証明、送り状、受け取り先の信任状、
全て揃っている、通るぞ」
「はいよ、皆があんたのように必要な書類を全部揃えててくれれば
こっちも楽なんだがなあ、、、、確認した」
「ウム」

あっけないほど簡単にサイド6への進入は成功した。

つづくかも
8名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/23 23:57 ID:???
今日のガトーも完璧です。|д゚)



あ、バーニィでしたw。    |)彡 サッ
9名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/25 01:50 ID:???
保守
10ガトーパートその10:03/05/25 16:05 ID:???
隊長達が合流する。

隊長「はっ、早いな!!もう少し手間取るかと思ったぞ」
ガトー「隊長が遅いのだ、、、早速行こうか」
隊長「そっ、そうだな!」
ガトー「了解だ」

しばらく車を走らせた所で隊長がこんな事を言い出した
隊長「ワイズマン、、、お前のような優秀な男を隊に寄越すと言う事は
この作戦はまだ捨てたもんじゃないって事だ、、、
期待しているぞ」
ガトー「、、、俺はこんな所で終わる訳には行かんのだ、、、見ていてくれ、隊長」


ガトー「、、、!?」
隊長「どうしたっ!?」
ガトー「、、、最後尾、、、子供が車に乗っている、、、」

つづくかも
ってか3巻が手元に見当たらないので、
しばらくバーニィパートに戻るかもです。
11名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/25 16:46 ID:???
     ____
    /∵∴∵∴\
  /∵ ≡==、 ,≡|
 /∵∴ |‐==・ナ=|==・|
 |∵∵/`ー ,(__づ、。|
 | ∵ / 三´ : : : :三ノ  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | ∵ |    _;==、; | <ガンダムで格闘アニメを作ろう、と言う事なんです
 \ |     ̄ ̄`ソ    \________
    |   `ー--‐i'´

大変です!今川監督の中の人が謎の人になってしまいました!!
これからどんなGガンダムができるのでしょうか!!
12名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/25 22:49 ID:???
続き期待sage
13名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/25 23:25 ID:???
ガトーパート渋い!!ガトーって隙が無さ杉w。

バニーパートも楽しみにしています。
14名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/26 23:15 ID:???
前スレDAT落ちか…983までしかログ残して無いんだけど、これ以後の書きこみあったのかな?
15名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/27 21:40 ID:???
保守あげ
16山崎渉:03/05/28 17:14 ID:???
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
17バーニィパート(その10):03/05/28 22:46 ID:???
我々の行動は迅速だった。
終戦直後のごたごたにまぎれてほとんどの戦力を無事に隠蔽する事ができた。
ハゲ閣下(デラーズとかいう名前らしい)に
「ガトーよ、お前にも戦力隠蔽の指示の一部をまかすぞ」
と言われたが、たった一人の部下すら持った事がない、
ガキ一人にさえ「あんた駄目だあ!ちゃんとしやがれ!」
と言う様な事を言われた事がある俺が部下への指示などできるはずもない。

部下の一人を選んで
「・・・まあ適当に頼む」
とだけ指示を与え、俺は月で羽を伸ばす事にした。
もう一回死んだ身だ、逃げられないのなら適当に大尉としての生活を
エンジョイしつつ、遊んで暮らそう。

「へぇい!彼女ぉ!戦争も終わったんだし遊ぼうぜえ!」
月での生活はこんな感じだった。
ガトーの顔は元の俺の顔に比べてとてもナンパが上手く行く。
ウハウハな生活を送る毎日。

ある日「ガトー大尉!こっこんな!!こんな事ばかりしてジオンの再興など
おぼつきませんぞ!!」
と涙ながらに部下に言われたが
「バカモノっ!!俺の本意がわからんのか、、、」
(えーと、どうやってごまかそうかな?)と考えながら言ってみた所
「はっ!?ひょっとして監視の目をごまかす為ですか!!そのような
大尉の真意も理解せずに、、、私は!私はああああ!!!」
と涙ながらに勝手に納得してくれた。
「わっ、わかれば良いのだ、、、」
と俺の月での生活はとても楽しい日々が続いた。

そんなある日、ニナ・パープルトンと言う女に出会ったのだ。

つづくかも
18名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 20:00 ID:MOZ8MnEr
次回急展開のヨカソ期待(・∀・)age
19名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 21:21 ID:???
久々のバーニィパートに ワ ラ タ !

ガトーの姿で「禿閣下」「へぇい!彼女ぉ(ry」
想像してしまいますたw

20名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/29 22:03 ID:???
ガトーは、たとえ心の中だろうと閣下をハゲ呼ばわりなんてしないわけでw。
21バーニィパート(その11):03/05/30 21:24 ID:???
ニナ・パープルトンは俺にとってどんな女だったかと一言で言えば
 お 堅 い 女
だった。

ナンパして食事を奢り、その日のうちにホテルに連れて行こうとすると
「また今度ね」とスルー。
今度遊ぼうね、と飲みに連れて行っても全く酔わずに
「門限だから」とお帰り。
夜景の綺麗なスポットで「行ける!」と思っても
「お腹の調子がニッチもサッチも行かないから帰る」
と言う様な女だった。

あんまりにもスルーされるので
次にあった時には酒の中に目薬でも入れて、
少なくともキスぐらいはしてやる!!

と考えていた時に、地球の基地へと移動する事になってしまった。

結局、手を握る程度の事しかできなかった、悔しい思い出と共に
ニナ・パープルトンとはお別れになってしまったが、
あんまり悔しいので彼女の名前はずっと忘れる事ができなかった。

つづくかも
22バーニィパート(その12):03/05/31 11:17 ID:???
とにかく、楽しかった月での生活は終わった。
地球での生活は一言で言って灰色。

女っ気はほとんどなく、あってもニッチもサッチも行かない感じ。
大っぴらに遊びに行く機会はまったく無く、訓練訓練、また訓練。
「俺は大尉だから・・・」と理由にもならない理由をつけては
訓練をサボっていたのだが、
ある日、部下達が「ガトー大尉、直々に模擬戦闘訓練をしては頂けませんか?」
と言ってきた。

バーニィ「俺は大尉だから・・・」
部下「はぁ、知ってます。連邦の連中からはソロモンの悪夢と恐れられる
ジオンが誇るスーパーエースパイロットであります、是非我々にも
訓練をつけて頂ければ嬉しく存じます、サー」
(この間あんまり暇なので「サーをつけんか馬鹿者っ!!腕立て1億回!!」
と部下の一人をいじめた事で皆がサーをつけるようになった)

バーニィ「むむむむむ、、、」
俺の戦歴はアナベル・ガトーのものとしては、そりゃあ立派なものだろうが
本当の俺、バーナード・ワイズマンのものとしては連戦連敗だ、
いくら今は部下とは言え、歴戦の勇士であるこいつらに勝てるはずがない。
ボロを出す訳には行かないのだ。

バーニィ「、、、それじゃあわかった、、、しかし、お前らの中で
戦って勝ち残った奴と訓練を行ってやろう、、、期間は、、、3年間で」
部下「それじゃ新兵だってベテランになってしまいますよ!!サー」
バーニィ「、、、しょうがないなあ、、、、、、じゃあ、、、1年間」
部下「せめて1週間でお願いします、サー」
バーニィ「んー、3ヶ月」
部下「では1ヶ月と言うことでは?サー」
バーニィ「んんんんんんー、、、わかった、、、、」

こうして3ヶ月後に新兵同然のこの俺と、
熟練のパイロット達の中から選びぬかれた一人との模擬戦闘訓練を
行う事になってしまった。

つづくかも
23バーニィパートを書いてる人:03/05/31 11:22 ID:???
間違えました。
一ヶ月後でした。とほほほ。

この機会にあらすじでも。
バーニィパートではなぜか生きてるバーニィがガトーの中の人として
デラーズフリートの中で全然成長せずに闘っていきます。
ガトーパートでは0083での最後からなぜかタイムスリップして
バーニィの中の人として闘っていきます。

最初は行き当たりばったりで書いていたのですが、
昨日ようやく、最後までのお話が見えてきたのでこれからは
安定したペースで(週3,4回程度?)お話を続ける事ができる

 か も し れ ま せ ん (w

まあ、ノンビリと書いていきますのでよろしくお願いします。
24名無しさん@お腹いっぱい。:03/05/31 18:02 ID:???
部下に “ サ ー ” を 付 け さ せ る のワロタ〜〜〜
果たしてガトー(の中のバーニィ)は、面目を保てるのでしょうかw

>>23
楽しみにしています。('◇')ゞ職人さんに敬礼!
25バーニィパート(その12):03/05/31 21:26 ID:???
 あ っ

と言う間に一月は過ぎてしまった。
兵士同士の模擬戦闘訓練は凄まじい物だったようである。
怪我人(骨折程度)まで出る始末で、俺は完全に後には引けない所まで
追い詰められてしまった。

選び抜かれた部下「明日はいよいよ大尉との模擬戦闘訓練が行えるのですね!!
大尉の足元にも及ばない自分ではありますが、是非とも胸を貸して頂きたく存じます!サー!」

どうしよう、どうしよう、どうしよう。
逃げるか?
いや、逃げられる位ならとっくに逃げているし、第一、逃げたりしたら
ただでさえ連邦から命を狙われているのに、ジオンの残党からまで命を狙われてしまう。

かくなる上は、、、、、
26バーニィパート(その13):03/05/31 21:34 ID:???
間違えて途中で送ってしまったので補足修正を上の真ん中ら辺にでも
脳内で入れてくださいまし。

バーニィ「あははは、、、」
選び抜かれた部下「いやあ、楽しみにしていますよ!サー」
他の部下「ははははっ!お前、大尉に瞬殺されちゃうんじゃないの?」
選び抜かれた部下「むぅ、、、そうならないようにも、大尉に失礼の無いようにも
 殺 す 気 で 行 き ま す !サー!」

きゅう〜〜〜と言う胃に穴の開く音が聞こえた気がした。

バーニィ「あ、あのさあ、なんだか頭痛が痛くてさあ」
部下「大尉、そこはお腹です、サー」
バーニィ「ごふごふ!じ、実は皆に心配をかけまいと黙っていたのだが
ソロモンで受けた古傷がまだ治っていなくてな、、、」
軍医「はははは、ご冗談を、大尉は後50年は生きられる位、健康そのものですよ」
バーニィ「うううううっ、、、」
27バーニィパート(その14):03/06/01 22:41 ID:???
その日がやって来た。

もう俺は逃げも隠れもしない。
あの時のように、やるとなったらやる男なのだ。

山岳地帯で双方ザクに乗り、1qほど離れたところから
お互いを索敵し、探し出し、模擬弾で撃った方が勝ちである。

「それでは模擬戦闘訓練を開始する!双方に武運を祈る!」

山岳地帯とは言え、木々はほとんど無い為、ザクは通常の緑ではなく
土と同じ色で塗ってあり、先に見つける事は困難を伴う。
ましてや新兵同然の俺には至難の業と言える。

上手に隠れた気でいたが、気がつくと背後に回りこまれてしまっていた。

選び抜かれた部下「もらったっ!!」

さすがは歴戦の勇士と言うべきか、、、しかし
部下のザク機関銃は弾詰まりを起こしてしまった。

選び抜かれた部下「あれっ!?」
バーニィ「そこだっ!!」
俺のザク機関銃から高速で模擬弾が連発される。

模擬戦闘訓練は俺の勝利に終わった、これで俺の立場は安泰であると言える。


部下「いやー、失態であります、サー」
バーニィ「整備は基本だ、怠るなよ」
部下「はっ!勉強になりました!ありがとうございます!サー!!」

なんとか面目は保てた。
昨夜、徹夜して部下の使うザクや機関銃にトラップをしかけておいた
甲斐があるというものだ。

つづくかも
28通常の名無しさんの3倍:03/06/02 00:17 ID:???
バーニィ・・・・なんてやつだ
29通常の名無しさんの3倍:03/06/02 00:33 ID:???
バーニィ…トラップの使い方を間違ってるよ…

そ れ で こ そ バーニィだね!(w
30通常の名無しさんの3倍:03/06/02 20:19 ID:???
バ ー ニ ィ 必 死 だ なw

職人さん乙です。
31バーニィパート(その15):03/06/02 23:40 ID:???
ある日、ハゲ閣下に呼び出しを食らった。
バーニィ「やばいなー、仕事してないのがばれちゃったかなー」

ハゲ閣下の部屋は基地の最奥部にある。
とは言え、それほど巨大な基地と言う訳でもないので、重い足取りでも
すぐに着いてしまった。

バーニィ「バ、、、じゃなかった、アナベル・ガトー大尉!入ります!」
2年以上経った今でも相変わらずこの名前に慣れない。

ハゲ閣下「よく来たな、まあ掛けろ」
バーニィ「はっ!」
高そうなソファーに腰掛ける。逃亡者同然の我々の部隊にあっても
それなりに物資は手に入る物なのだな。とか考える。

ハゲ閣下「ところで、、、あの日の事を覚えておるか?」
バーニィ「ふっ、、、忘れるはずがありません、、、あの月での楽しかった日々の事を、、、」

閣下があんぐりと口を開け、鬼のような表情になり、見る見る顔が真っ赤になる。
(まるでユデダコみたいだな、、、)と考えると同時にどうやら間違ったらしい事に気がついた。

バーニィ「、、、などと部下の一人がこの間言っておりましたが!!!
もちろん忘れはしませんとも!!この命!閣下にお預けしたその日の事を!!!!!」
頭の血管がぶち切れんばかりの勢いで叫んだ。

閣下は機嫌を直し、うんうんと頷いた。どうやら今度は正解したようだ。

ハゲ閣下「お前のような優秀な男が死ぬ場所はあそこではなかった、、、
命を賭けるに相応しい、我らの立ち上がる時は近いぞ!!」
バーニィ「おおっ!!ではいよいよ!!」(この基地での生活ともおさらばだ!!)
ハゲ閣下「ふっ、気持ちが昂ぶるか、、、では今後の作戦を説明するぞ、、、」

つづくかも

32通常の名無しさんの3倍:03/06/03 00:00 ID:uOJjkWtM
たまには上げてみたり
33バーニィパート(その16):03/06/03 22:33 ID:???
一通りの説明を受ている途中で思わず声を荒げてしまった。

バーニィ「月にコロニーを落とすですって!?」

俺にとっても思い出深い土地だ。そんな所にコロニーを落とすだなんて。

ハゲ閣下「まあ慌てるな、これは言ってみればフェイントだ、
連邦の俗物どもは必ずや引っかかる」
バーニィ「はぁ、、、」

ともかく、作戦の説明を一通り受ける。

今回の作戦でまずするべき事は連邦の新型モビルスーツを奪取する事。
なんとそいつは核武装が可能な物らしい。
ハゲ閣下「まったく、、、核武装など、連邦の連中は極悪非道だとは思わんか」
バーニィ「、、、はぁ(ジオンに人の事は言えないと思いますが)」

「、、、で、誰がその新型モビルスーツを奪取するんですか?」
まさか俺じゃないよな、前にもそんな作戦をやった事があるけど失敗してるんだし。

ハゲ閣下「もちろん我がジオンが誇るウルトラエースパイロットの
お前を除いて他に適任者はおるまい?」
バーニィ「ええっ!?何言ってるんですか!!前の作戦だって俺は結局失敗してるじゃ、、、って」
ハゲ閣下「な、何を言っておるのだガトーよ?」
そうか、作戦が失敗したのはバーナード・ワイズマンだった時の事だったか、、、。

ハゲ閣下「ともかく!お前以外に適任者はいないのだ、よろしく頼むぞ」
バーニィ「はぁ、、、」
やばいな、、、本当の敵となると相手のモビルスーツや武装に小細工をする事もできないし、、、
真面目に訓練するか、、、


部下を集めて訓練にこれからは毎日参加する旨を伝える。
部下「しかし、、、我々程度のレベルでは大尉程のお方では
お子様レベルになって訓練にならないのでは?サー」
バーニィ「ふっ、、、案ずるな。これを見ろっ!!」
上着を脱いでウェイト(重り)の数々を見せる。
部下「おおっ!!優に50kgはあるぜ、、、」
他の部下「さすがは大尉だ、、、あんなウェイトをつけて訓練なさるとは、、、」
バーニィ「では5分後より訓練を開始する!!」

夕暮れ、訓練が終わる。

部下「本日は軽く流しましたが、、、流石の大尉と言えどもあれほどウェイトをつけたのでは
堪えたようですね、サー」
バーニィ「はぁはあはぁはあ、ぜぇぜえぜぇぜえ、、、(死ぬ、、、死んでしまう、、、)」

訓練前にウェイトを部屋にぶち込んでおいて、密かに身軽になった状態で、
しかも軽く流されただけの訓練で俺はもう半泣きだった、、、
いや、むしろ部屋に戻ってから、俺は泣いた。

つづくかも
34通常の名無しさんの3倍:03/06/04 00:25 ID:???
バーニィパート読んでたらニヤニヤしてしまう漏れはサドですか?

35通常の名無しさんの3倍:03/06/06 16:27 ID:???
保守しつつマターリ待機
36バーニィパート(その17):03/06/06 19:31 ID:???
地獄の訓練はまだ続く。
部下どもにウェイトをつけさせて(勿論、俺はつけないで)
訓練について行こうかとも思ったが、
そんな事をするぐらいだったら始めから訓練なんかしていない。

生き残る為に俺は必死で訓練を頑張った。
新兵同然だった俺も歴戦の部下達に鍛えられて
なんとか訓練について行ける、普通の兵士よりは上、
ぐらいのレベルになれたと思う。

そんなある日の事、いつも通り、俺は訓練に疲れ果て、部屋で待機していた。
(泣くことはもうないがベソをかくぐらいは日常茶飯事だ)

するとノックの音と共に声を掛けられる
「大尉!お休みの所、失礼致します!サー!」

すぐに泣き止んで、扉を開ける。
バーニィ「なんだ?」

部下のうちの一人で諜報部出身の者だ。
バーニィ「どうした?」
部下「はっ、実はガトー大尉のお耳に入れておきたい事がございまして」
バーニィ「ふむ?」

部下「実は、、、アクシズの内部で大尉の動きを調べている者がいます、サー」
バーニィ「ふーん、、、まあアナベル・ガトーほどになればそんな事もあるかもね」
部下「いや、、、、、、何といいますか、そいつは個人レベルで、
大尉の動き”のみ”を調べているのです、サー」
バーニィ「、、、変な奴だな、俺のファンなのかなあ?」
部下「変でしょう?連邦のスパイにしては調べる事を限定し過ぎています、
私が思いまするに大尉に何か因縁がある者なのではないでしょうか?サー」
バーニィ「因縁ねえ、、、」
部下「とにかく、その者の資料を持って参りました、この男の名前や顔に見覚えは
ありますか?サー」

その資料を見た時に、俺はこの2年間以上の期間の中で最大の衝撃を受けた。
心臓が本当に止まったかと思った。
自分がアナベル・ガトーとして生きていかなければならないと知った時よりも、
ジオン軍が負けてしまった時よりも、無理やり戦闘訓練に参加させられた時よりも、
俺は驚いた。

その資料にある男の名前はバーナード・ワイズマン准尉と書いてあった。

つづくかも
ってかガトーパートに移行するかも
37通常の名無しさんの3倍:03/06/07 01:56 ID:???
ガトーパートとのリンクキタ----(゚∀゚)----!!

>>その資料にある男の名前はバーナード・ワイズマン准尉と書いてあった。
アクシズ行ってて准尉って事は…ルビコン作戦は成功したのか!?
この1行のお陰で、更に今後の展開が楽しみになって来ますた。

職人さん、がんがって下され。
38通常の名無しさんの3倍:03/06/08 00:31 ID:Ou4wzBOU
保守保守
果たして歴史の流れはどうなってしまうのか?(藁
39通常の名無しさんの3倍:03/06/08 00:50 ID:???

泣きべそかきながらも、しっかり生き残ってる(たとえ訓練でモナー)
バーニィ。いや、ガトーの中の人。ガンガレ〜〜!!

展開が激しく気になりまつ。(・∀・)ワクワク




40ガトーパート(その11):03/06/08 13:20 ID:???
、、、車に乗っている子供は
どこかで見たことのある子供だった。
名前は確かアルフレッド・イズルハ。

隊長「振り落とすか?」
ガトー「いや、待ってくれ。後々面倒になると厄介だ、
一旦止めてくれ」
トラックを路肩に止める。

(どうしたのかな?)とでも考えているのだろう表情をしている。
隊長、ミハイル、ガルシア、そして私の四人で
子供の周りを取り囲む。

子供「あ、あのー?」
隊長「僕、少しドライブでもしようか?」
子供「え、えーっと」
ガルシア「いいからとっとと乗れよ」
子供「う、ううっ、、」

いかんな、怯えている。
これではまるっきり誘拐現場だ。

ガトー「、、、イズルハ少年よ」
子供「はっ、はい!」
ガトー「軍隊に興味があるんだったな?」
子供「そうなんですっ!!僕!戦争見たことなくって!
それでっ!!ザクがすごい好きなんですっ!!」
目を輝かせて答える

ガトー「それでは、見たいだろう?」
子供「はっ!!はい!」
ガトー「決まりだ、ついて来い!」
子供「はいっ!!」
満面の笑みを浮かべた。

その時、通行人があったが、和気あいあいと言った我々の雰囲気を見て
誘拐だなどと思う者もいないだろう。

ともかく、倉庫までイズルハ少年を連れて来た。
イズルハ少年が撮影したテープについても聞きたい事があるのだし
この少年にも利用価値はあるかもしれない。

つづくかも
41書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/06/08 13:38 ID:???
えーと、再度ガトーパートになりましたが
今回からガトー(バーニィの中の人)の一人称を「俺」から「私」に変更しました。
やっぱりガトーはそっちのほうが”らしい”と思ったので。
今までの分も合わせて脳内補完して下さい。

では今後の(アバウトな)予定をば。
当面、ガトーパートをこのまま現在のバーニィパート(その17)
辺りの時間軸まで進める予定です。

その後の事はまあ適当に。
なんとなく今のようなペースで安定してきていますので
こんなペースでやって行く予定です。
のんびりとお付き合い下さいまし。

保守して下さる方、及び感想を下さる方ありがとうございます。

尚、前スレの最後ら辺や最初の頃の話を見損ねた方の為に
どこかで公開したいんですけど、何か良い方法はないでしょうか。

winnyとかで流しましょうか(w
42通常の名無しさんの3倍:03/06/08 23:38 ID:???
アル誘拐キターキタY⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒Y !!!

>>40 職人さん
前スレから楽しく読ませて頂いてますよ。ガンガレ〜(・∀・)ノ


>winnyとかで流しましょうか(w
必要とする人達の為に・・・ジーク・ジオン!ん?まだ、決まったのでは
ありませんでしたね。先走りスマソ。


(´・ω・`)チョット、オテツダイシテミル
http://www.nan.sakura.ne.jp/winny/   
43書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/06/09 20:09 ID:???
ガトーパート(その12)

倉庫につくなりイズルハ少年が言った。
少年「僕っ!ジオン軍の兵隊の仲間にないたいんです!」
ガトー「、、、感心な事だがな、、、隊長、どうする?」
時には隊長の顔も立てておかなければいけないだろう。

隊長「そうだな、、、イズルハ君と言ったかな?」
イズルハ少年「はいっ!!」
隊長「仲間に入れてあげる代わりに、我々の事は誰にも言わないこと」
イズルハ少年「はいっ!!僕!誰にも言いません!」
隊長「家族にもだぞ」
イズルハ少年「はいっ!!」

隊長「それで君の取ったビデオの事だが、、、」

連邦の基地についての情報を得る。
一応、これで少年にはもう用は無いのだが
現地人に協力者を作っておく事で役に立つ事もある。
とは言え、口を滑らせないように見張っておかねばならない。

ガトー「では、私が家まで送ってやろう!イズルハ少年!」
イズルハ少年「はっ!はい!」
隊長「その少年の事はとりあえず頼んだぞ、ワイズマン」
ガトー「うむっ!」


車に乗る。
ジロジロと私を見る少年
ガトー「どうした?イズルハ少年よ」
イズルハ少年「いやっ、パイロットの運転なんて、どんなのだろうと思って」
ガトー「車の運転は普通と同じだよ」
イズルハ少年「そうなんですか、、、」
ガトー「まあそう落胆するな、家に着くまでの間、ジオニズムについて語ってやろう」
イズルハ少年「うわーい!」
ガトー「いいか!そもそも我々スペースノイドは、、、」

30分以上に渡って懇々と説明する。
このような短時間ではジオニズムの真髄の30%も説明できたとは思えないが
まあ物は経験だ。
家に着く頃にはイズルハ少年は涙を流して
「僕も連邦のゾクアクにしてヒワイなウジムシどもと命をかけて戦って行きます!
ジークジオン!」と言うようになった。
意味がわかっているかどうかはわからないが
ガトー「、、、あまり表立ってはそう言うことを言わないようにな、
だがお前には見込みがある」
と言ってやると目を輝かせて喜んだ。

そして彼は
少年「ありがとうございます!ワイズマン伍長殿!」
と大声で言った。

つづくかも


一応winnyで前回までのバーニィパート及びガトーパートをメモ帳にまとめた物を
配布しています。
ファイル名は「バーニィとガトーを入れ替える」です。
問題がありましたら報告お願いします。
44書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/06/11 19:53 ID:???
ガトーパート(その13)
イズルハ少年「、、、ここを右であります!」
ガトー「ウム」

少年の家に着く、彼が玄関に入った所を見届ける。
しばらくして家の中での少年と母親との会話が聞こえる。
渡してやった階級賞に仕掛けておいた盗聴器の調子は良好なようだ 。

しばらくして母親が外出した。
念のため、この機会に家の中の様子も見ておくか。
静かに庭に入り込み、窓から中の様子を伺ったその時、、、

ガトー 「 殺 気 ! 」

振り向きざま、視界に加速をつけたバットが入る。
しかし、間一髪それを避ける。
続けて、第二撃、三撃が続くが、不意を討たれたと最初の一撃を避けてしまえば
後の攻撃など避けるのは造作もない。

敵の手首を手刀で打ち、バットを落とさせる。
首に手を掛け、そのまま投げ落とし、間接を極める。

敵「くうっ、、、」
敵を見て軽い衝撃を覚える。

ガトー「、、、!?女か!」

軽い騒ぎを聞きつけて
窓を開けたイズルハ少年がそれを目撃する。
イズルハ少年「ワイズマン殿!その人は私の幼馴染であります!」

ガトー「イズルハ少年の知り合いか、、、」
手を離してやる。

女「、、、げふげふ、、、アル!この泥棒、、、じゃなかった、、、
この人!知り合いなの!?」
イズルハ少年「えーと、、、!僕の兄さんなんだ!」
女「兄さんっ!?だってあんた今、変な敬語使ってたじゃないの!?」
ガトー「当身っ!!」
首筋を手刀で一撃を加える、女が気絶する。

もう一度やり直しだ。

しばらくして女が目を覚ます。(イズルハ少年曰く、クリスと言う名前らしい)
既に彼女の家の中である。
彼女の両親にも事情は説明してある。
状況開始だ。
クリス「あ、あれっ?私どうして、、、?」
クリスの親「あなたねえ、アルの家の庭で倒れてた所をこの方が助けてくれたのよ」
クリス「ええ〜っ?そっ、そうなんですか?」
釈然としない様子である、それはそうだろう、泥棒を退治しようとして気絶させられて
気がついたら自分の家にいるのだから。
アル「まったく〜!兄さんが助けてくれなかったらクリスったらどうなっていたか!」
クリス「ええ〜?なんか変じゃない?」
ガトー「まだ混乱している様子ですね、どこかで首筋でも打ったのではないですか?」
クリス「そっそう言えば、、、」

ガトー「とにかく安静にしている事ですね」

つづくかも
45書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/06/11 20:07 ID:???
ガトーパート(その14)

クリスの両親「クリス!助けてくれたアルとこちらの方にお礼を言わないと!」
クリス「あっ、ありがとうございます、、、あの、、、ところであなたは?」

イズルハ少年「実は〜この人、バーナード兄さんといって僕の兄なんだ」
クリス一家「えええっ!?」

ガトー「母親は違うのですが、まあそう言うことです、
色々と事情があるのでその辺りはアルフレッドの母上殿には
内密に願います」
クリス一家「わかりました」

しばらく談笑が続いたが
話題が職業に及んだ時に私の心を捉える話題があった

クリス両親「いやー、うちの娘は勝気でねー、連邦軍になんて入っちゃって」
ガトー「!?」(連邦の、、、この女っ、、、!!」

談笑していた彼女への視点が油断のならない物になる、、、が
とりあえずそんな態度を気取られてはならない。

クリス「いやー、情報を集める仕事をしているので
実際に戦場に出るわけじゃないのよ」

どうやら後方支援程度の事らしい、多少の安堵感を覚える。


イズルハ少年「実はねっ!!バーナード兄さんも軍人なんだぜっ!!」
高らかに宣言されてしまった。
心に冷たい物が走るがすぐにフォローをする。
ガトー「、、、はっはっは、今はもう予備役なのですがね」
クリス一家「あー、そうなんですかー」
一同「あっはっはっは」


そのような談笑を終え、今日の任務はだいたい無事に終えることができたと言える。
しかし一日の終わりに先ほどの失言に関してイズルハ少年に体罰を加える事を
私は決して忘れはしなかった。

つづくかも
46通常の名無しさんの3倍:03/06/11 21:10 ID:???
一日の締めくくりに体罰かよw!
47通常の名無しさんの3倍:03/06/11 22:40 ID:???
保守上げ
48通常の名無しさんの3倍:03/06/11 22:42 ID:???
上がってねえええええ
49書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/06/14 16:02 ID:???
ガトーパート(その15)

次の日、トラックに積み込んでいたMS”ケンプファー”を組み立てる。
そこへイズルハ少年が倉庫を訪れてきた。
寝た状態であるとはいえモビルスーツの上からだとあまり会話は聞こえないが
下のほうで隊長と何やら話をしているようだ。

特に意識を向けていた訳ではないが少年が大声を上げた。
イズルハ少年「だったらパイロットはワイズマン殿がいいですよ!!
彼こそはジオニズムのタイゲンでありセイシンをウケツイだ方なんですよ!」

、、、どうにも少年には熱く語りすぎたようだ。
半分も意味がわかってるのだろうか、、、

隊長「ふむ、、、まあワイズマンが優秀である事は認めるが
 パイロットはミーシャ(ミハイル)で決まりなんだよ、
 なんたって経験が違うからな」
イズルハ少年「え〜?だって、ワイズマン殿はソロモンとかでも戦ってきた
 すごいパイロットなんだよ〜!!」
隊長「ソロモン?いずれ始まるかもしれんがあそこはまだ戦争にもなってないぞ?」

しまった、と思った。
現在の時点ではまだソロモン防衛戦は始まっていないのだが
(ソロモン攻略戦は0079.12.24に開始)
少年へジオニズムについて語ったときに「私がソロモンで戦った時は云々」
と語ったような気もしないではない。

どう説明するか?と考えていたその時
ガルシア「ぶははは!バーニィ!お前どうやってソロモンで戦うってんだよ!」

ガトー「、、、はははははは」
作り笑いは苦手だが必要な時もある。
今回は上手い具合にごまかせたかもしれないが
あまり過去(つまりは未来)の事について語るのは止めておこう。

つづくかも

50通常の名無しさんの3倍:03/06/14 21:32 ID:???
50上げ
51通常の名無しさんの3倍:03/06/14 23:19 ID:???
とりあえず笑っとけ笑っとけ〜w!
52通常の名無しさんの3倍:03/06/15 02:22 ID:???
ガトーに激ワロタWWWW
皆でわろえ〜。


とりあえず、バーナード(中の人はガトー)だけはガチ!!
53書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/06/15 20:16 ID:???
ガトーパート(その16)

MS「ケンプファー」の組み立ても佳境に入った。
ハード面ではほぼ組み立ては終わったが、
ソフト面でのセッティングがもう少し残っている。

パイロットとなるミーシャとあとは隊長とガルシアがいれば済む段階に入ったと言える。
と言うよりは、私が出る幕ではない、と言える。

そこで余裕のある今のうちに「連邦の秘密基地を探してくる!」
と言い残してイズルハ少年を連れて出かける。


色々と怪しいと思われるポイントを探していく。
いくつかのポイントはハズレだったのだが、
小高い丘の上から双眼鏡で少年が以前にたまたま潜り込んだ
基地にいた人間を見つけた。

ガトー「それだ!よく見つけたな、イズルハ少年!」
イズルハ少年「はっ!!ありがとうございます!!」

地下道(コロニー公社の整備用トンネルだそうだ)から進入を試みる、、、が

イズルハ少年「シャッターが、、、閉まってますね」
ガトー「ふむ、、、真新しいシャッターだな、、、最近できた物だ、
 これがどういう事かわかるか?イズルハ少年」

少し考えて少年が答える
イズルハ少年「、、、つまり、、、最近この中に誰かが、
人には見られたくないものを運び込んだ、、、って事ですか?」
ガトー「察しがいいな、見込みがあるぞ」
イズルハ少年「えへへへ、、、」
満面の笑みを浮かべる。

イズルハ少年「だけど、、、シャッターがあるから基地の中までは入れないですね、、、」
ガトー「ふむ、、、、、、イズルハ少年」
イズルハ少年「はい?」
ガトー「地下から通じる扉にはシャッターが閉まっている、
無論地上からは見張りがいる、、、さて、どうする?」

しばらく考えた少年の答えは
イズルハ少年「、、、すいません、、、わかりません」
ガトー「謝ることはない、、、こう言う時はな、、、」

廊下の壁面の備品入れを勢い良く開ける。

ガトー「これを使うんだ!」
廊下に宇宙服と宇宙用のヘルメットが転がる

つづくかも
54通常の名無しさんの3倍:03/06/16 21:05 ID:???
アルは賢いな。
55通常の名無しさんの3倍:03/06/17 06:17 ID:???
期待age
56書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/06/17 23:01 ID:???
ガトーパート(その17)

イズルハ少年「なるほど、地上からも地下からも進入できないなら、
 更にその下から、という事ですね」
ガトー「そう言うことだ、、、しかし、敢えてここで行かないまでも
 一旦引き返して、隊長に報告する、と言う事も考慮しておく必要がある。
 引くこともまた勇気だ」
イズルハ少年「なるほどっ!」

ガトー「だが今回はこのまま行く、、、」
そう、私にはグズグズしている時間など無い。
情報こそが戦いの帰趨を制するものでもあるからだ。
まあ威力偵察と言うわけでもないし、危険はあるが
それを冒す価値はある。

イズルハ少年「了解しましたっ!!」


宇宙服を装備した我々はコロニー外縁部のハッチを空けた。
目の前に広がる宇宙空間。
一瞬、幾多の戦いの記憶が蘇るが、すぐに打ち消す。
そんな場合ではないのだ。

イズルハ少年「無線状態、良好であります!ワイズマン殿!」
ガトー「うむっ」


目測で30メートル程先に足場がある。
我々が乗っている足場と大差はない。

イズルハ少年「あそこに飛び移るのですね」
ガトー「そうだ、しかし気をつけろよ、足を滑らせたら
コロニーの遠心力で吹っ飛ばされるからな」

イズルハ少年がゴクリと唾を飲み込んで「了解しました!」
と答える声は緊張しているようだった。


私が先にロープを使って渡り、そのロープを伝って少年が渡る。
どうと言う事もないが、アクシデントがいつ起こらないとも限らない。

少年が落ちてしまったら困る、、、

ふとそんな考えが頭をよぎる、、、が
一体何が困ると言うのだろう?
たまたま出合った、情報を得るのに役立てるための
使い捨てのコマの一つ程度にしか考えていなかった
この少年が落ちたところで、この私が、、、困る?

しばらく少年と過ごしてきて、なかなかに優秀で見込みがある、
とは思っていたが、、、

そんな考えも少年が無事たどり着いた事ですぐに消し去った。

今は任務の事だけを考えるのだ。


つづくかも
57通常の名無しさんの3倍:03/06/18 01:26 ID:???
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
段々ガトーが良い人になって行く
…優しいガトーも(・∀・)イイ!!
58通常の名無しさんの3倍:03/06/18 11:07 ID:???
ガトーの内面が徐々に表れてきた。厳しくも優しいお方だ。
59書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/06/18 22:17 ID:???
ガトーパート(その18)
基地での偵察は無事終了した。
宇宙服を脱いでいる、その間に少年が盗撮してきてくれたのだ。
止める暇も無く、私の制止を振り切ってまで行動した事に
一応、嗜める素振りを見せたものの、「頼もしいことだ、、、」
という印象をどうにも拭う事ができなかった。

彼が撮影した映像には、ジムではない、連邦のMSが写っていたそうだ。


帰り道。
ガトー「 ちゃんと写っていれば良いがな、、、」
イズルハ少年「、、、見て下さい!」
プリンタな機能も備え付けた双眼鏡から吐き出された
その映像には、連邦の新型MSの姿が写っていた。

それを確認するよりも先に、少年に
「よくやったな、、、アルフレッド、、、」
などと言ってしまう自分がいた事が新しい発見である。

こんな感情はとうに捨てたと思っていた。
こんな感情は戦場には不用な物のはずだった。

くそっ、私は一体どうしたって言うんだ?


倉庫に帰って独断で行動した事に対しての修正と称して
ガルシアが殴りかかって来た時も普段なら用意にカウンターで突きを
入れていた所だろうが、私はそんな行動をとる事もできずに
されるがままになっていた。

ガルシア「何を考えてるんだ!!お前!!作戦をおしゃかにするつもりかっ!!」

ガトー「、、、作戦の為に必要な行動だった、、、このような事も理解できないのではな、、、」
ガルシア「てめえっ!!」

隊長がすかさず止めに入る
「止めないか!!」


一応止まった我々を見て続けて言う。
「ガルシア、、、お前はもう一度酒場に行ってこい、コスチュームを
注文してくるんだ、、、バーニィ、ガキはどうした?家まで送ってくるんだ」

ガルシアと私が同時に言う。
「了解しました!」

つづくかも

60通常の名無しさんの3倍:03/06/18 23:07 ID:???
ガトー…(*´∀`)
続きも期待しております。
61書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/06/19 18:53 ID:???
昨日書いた分を読み返して見ると
誤字脱字の嵐の上に変な文章で
せっかく読んで下さっている人たちに申し訳ないです。

しかも来週までちょっとお出かけの為、来週までお休みします。
すいませんー。


ついでなのでダラダラと思いついた事などを書きます。
(こうゆー本編以外のお遊びのような物がお好きでない方には
お目汚しかもしれないなので読み飛ばしてくださいまし、
「こんなの頼まれもせんのに書くなんて相当イタイヤシだな、
我が家にザクがやってきた!の1さんを見習え!」
なんて言わないで下さい。こんなの書くのも好きなんです、
あの方のスタンスの方が正しいとも思うのですが、
まあそれはそれ)


ガトーパートが思ったより長くなりそうでビクーリしています。
最初のガトーパートを始めた時点ではなんと0083を映画版(総集編?)
でしか見ていなかったので細かい部分が理解できていなかった為
(今も深く理解しているとは思えませんが)
ガトーのキャラをどんな風に扱って良いものやら、と言った感じでしたが
あれほど濃いキャラである為か、いわゆる「キャラが勝手に動き出す」
みたいな感じでいつのまにか自在に動き回っております。
お話自体はアドリブで好き勝手に思いつくままに書きまくっている
バーニィパートとは違って、ポケットの中の戦争をほぼトレースする形で
お話が進む上に、ガトー自身がシリアス過ぎる事もあって
ギャグが入れにくいので、最初とても書きづらかったのですが
だんだんとお話の先が見えて来たので、まあなんとかなるでしょう。

多分0080年になる辺りから大分アドリブが入ってくるのでもっと
ペースが上がると思いますので、しばらくはノンビリペースにお付き合い下さい。


バーニィパートを再開する頃には年代がいわゆる
星の屑作戦開始直前になっているはずですが
ガトーパートがあと1ヶ月位続く(かもしれない)ので
あの大尉の活躍はしばらくお待ち下さい。

ではでは〜
62通常の名無しさんの3倍:03/06/19 19:19 ID:???
一ヶ月続く(かもしれない)んですか!
大変面白い作品なので長く続く事を喜ばしく思います
また〜り頑張って下さい!
63通常の名無しさんの3倍:03/06/19 23:02 ID:???

お出掛け気を付けていってらっしゃいまし〜。
再開を楽しみにしています。
64通常の名無しさんの3倍:03/06/20 23:53 ID:???
巡回ほしゅ
65通常の名無しさんの3倍:03/06/21 13:05 ID:???
ロランとセイラを入れ替えた話が読みたい。
シャアとは兄弟だけれど、ザビ家の目をごまかすために女として育てられていたローラ・マス。
弟とみつめあいそれどころかハァハァする危ない兄貴シャア。

カイをビンタするか微妙。
66通常の名無しさんの3倍:03/06/21 17:12 ID:???
>>65
セリフだけ適当にいじってみる

リュウ「あ、君達は?」
ローラ「艦長命令で逃げ遅れた人を捜しに行くんです」
フラウ「あ、もうほかの人いませんでした?」
カイ「し、知らねえな。爆撃の跡をよけながらようやくたどり着いたんだ。の、乗るのかよ?」
ローラ「あの、逃げ遅れた人を探しにいくのを手伝っていただけませんか?」
カイ「あ、ああ?嫌だよ。そんな事しててこっちが逃げ遅れちまったらどうしてくれんだい」
ローラ「そんな、それでもあなた男なんですか」
カイ「な、なんだってんだよ」
ローラ「…サイド7に取り残されてしまう人が居たら、悲しいじゃないですか」
カイ「いい子ちゃんぶりやがって。あ、あんた、ロ、ローラとかいったよな?」
ローラ「そんな、不良みたいな口の利き方はやめてください」
67通常の名無しさんの3倍:03/06/21 17:15 ID:???
女装してる奴が男らしさを語るな
68書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/06/22 16:19 ID:???
ガトーパート(その19)
少年の家に着く
ガトー「着いたぞ、少年」
しかし寝ている。

ガトー「、、、仕方がないな、、、」

ドアのチャイムを鳴らす。
人の良さそうなマッケンジー夫妻が顔を出す。
婦人「あら、、、あなたは、、、」
ガトー「夜分、失礼する、、、イズ、、、あ、いや、アルフレッドの事なんだが、、、」
事情を説明し、少年を預かってもらう。

10分ほど談笑した後玄関で暇乞いをする。
見送りにクリスティーナ・マッケンジー女史が来た。
ガトー 「、、、それでは失礼する」
クリス「あっ、あのっ!ワイズマンさん!」
ガトー「、、、何かな?」

一瞬間を置いた後、口を開く
クリス「あなた、、、本当にアルの兄さんなの?前にアルの事を
”イズルハ少年”なんて呼んでいたわよね?
アルの態度も変だったし、、、それは夢だなんて言われたけど、
あれは絶対に夢なんかじゃない!」

ガトー「、、、!!」

クリス「答えて!あなた何者なの?アルはあなたにとても懐いているみたいだけど、、、
あの子を何かに利用しようとでもしているんなら、私は、、、あの子のお姉さん
みたいな物だから許さない!」

まさかこんな事を突然言われるとは思っても見なかった。
どうする?

連邦軍の者に自分の身分を明かす訳にはいかない。
少年の姉代わりの友人を消してしまう訳にもいかない、、、
、、、?なぜ消しては行けないのだ?憎むべき連邦軍の者なのに?
、、、彼女が少年の姉代わりの者だからか?

、、、、、、いや、違う、今、ここで、彼女を、消さない、のは、
彼女の、両親が、目撃、して、いるからだ。
ゆっくりと自分自身を納得させるようにそう考えた。
ここで彼女を消すわけにはいかない。

ガトー「、、、その、、、アルフレッドとは、、、ずっと離れて育ったから
まだ完全に打ち解けてはいないのだ、、、血がつながっているのは本当なんだ、、、、
私は父もいないで育ったから、、、心がゆがんでしまっているのかもしれない、、、
最初は、アルフレッドを利用して、、、、、その、、、、父に一目でもと考えていたのだが、、、」

架空の話ではあるが、これで納得してもらうしかない、
辻褄は合っているはずだ。

「そう、、、最初は利用しようとしていのだが、、、
もうそんな事はどうでもいい、、、
ずっと一緒にいた兄弟のように、、、今は思っている、、、そんな気がする、、、」

そう言ってしまってから本当に自分がそんな風に考えている事に気がついた。
クリス「、、、ワイズマンさん、あなた、、、」

つづくかも
69通常の名無しさんの3倍:03/06/22 17:01 ID:???
神降臨記念age
70書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/06/23 22:40 ID:???
ガトーパート(その20)

しばらくの間沈黙が続く。
彼女も私も、お互いに目をそらさない。

やがて、彼女が一息ついて言った。
クリス「まあ、、、わかったわ、あなたも本当にアルの事を大事に思っているのね」

ガトー「、、、どうやら、、、、そのようだ、、、」
認めたくはないのだが、私にもこんな感情が少しは残っていたらしい。

しかし、いつの日か、ジオンの大義の前にアルフレッドの存在が
もしも邪魔になるような事があったとしたら。

私は彼を撃つだろう。

眉をひそめる事すら無く、後悔も無く、理解も求めない。
私の信念とはつまり、そう言う物だからだ。


クリス「とにかく、、、あなたを全面的に信頼するわけじゃないけど
確かにアルはあなたを好きみたいだし、、、アルに、良くしてあげてね、
男の子って男の子同士じゃないと仲良くなれない部分もあるみたいだから」

ガトー「うむ、、、わかった、、、マッケンジー女史」
クリス「うーん、、、、」
ガトー「何だ?」

眉をひそめて言う。
クリス「そんな変な呼び方止めてよね、私、アルのお姉さん代わりなんだし
あなた一応お兄さんなんでしょ?」

ガトー「まあ、、、そうだが、、、」

クリス「私の事はクリスって呼んで!私もあなたをバーニィとでも呼ぶわ!」
ガトー「バーニィ、、、、か。わかった、マッ、、、いや、クリス」
クリス「ウフフ、じゃあね、おやすみなさい、バーニィ」
くすりと笑って彼女が言った。

ガトー「失礼する、、、クリス、アルフレッドにもよろしく言っておいてくれ」

クリス「”アル”よ、彼に親しい人は皆そう呼んでるわよ」
ガトー「わ、、、わかった、アルにもよろしく、それでは良い夜を」
クリス「おやすみなさい」

つづくかも
71通常の名無しさんの3倍:03/06/24 02:23 ID:???
保守age
他の職人達も色々な入れ替えネタ書いて欲しいなあ。
兄弟スレ並の活気が欲しい。
72通常の名無しさんの3倍:03/06/24 07:17 ID:???
そうやねえ。
なんか良いネタないかえ?
73通常の名無しさんの3倍:03/06/24 10:51 ID:???
ロランが種の主人公だったらスレにこんな書き込みがあったんだが

389 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:03/05/25 23:44 ID:???
もう、種ネタは此処では出来ないと聞いていたのだが、良いのかい?

その代わり一年戦争に御大将とロランを放り込もうというネタ考えていたのだが…

・「08御大将」は、ギニアスに爆殺されたユーリの秘書が(拘禁から脱出)
          逃亡中に偶然出会った御大将(泥棒中)にアプサラス破壊を
          依頼する話。
          シンシア「ギニアスの夢を目の前で打ち砕いてやって下さい。」
          御大将「よかろう。引き受けた!!」 

・「ガンダム戦記:ロランの落ちた地で」
          ロランが墜落した地では連邦とジオンの激戦が続いていた。
          どちらにも属さない筈のロランも否応無しに巻き込まれて行く。
          マット「あのターンエー、どう扱っていいかわからないな。」
          レイチェル「…それでも食事くらいあげたらいかが。」
          ラリー「何で?」
          ノエル「ロランと私達が仲良くしてれば、やっぱりあれは連邦のMSだと
              ジオンは勝手に勘違いするという寸法よ。」
          ラリー「てっきり小僧の餌付けかと思ったよ。」

          ケン「連邦と食事してるって…やはりあれは連邦のMSだったかあ」
          メイ「最初から言ってるでしょ!!あんな機体、ジオンのMS本流からズレてるって!!」

駄目か…
74通常の名無しさんの3倍:03/06/24 17:48 ID:???
逆行のシャア
http://comic.2ch.net/shar/kako/1034/10340/1034055924.html

これの>>60みたいな、シャアがハマーンと精神だけ入れ替わった奴読みたい
75通常の名無しさんの3倍:03/06/27 14:49 ID:???
保守age
76書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/06/27 21:19 ID:???
ガトーパート(その20)

次の日の話。
昼過ぎに少年が来る。
少年「おはようございますっ!ワイズマン殿っ!!」

ガトー「うむ、、、その、、、なんだ、その呼び方なんだがな、
止めにしないか、これからはお前の事を”アル”と呼ぶし、
私の事は”バーニィ”と呼ぶ事にしよう」

少年「ええ〜?でもそんなの軍隊っぽくないですよ〜」
ガトー「いやっ、そのっ、なんだっ!作戦上でも我々は兄弟って事に
したわけだからな!呼び方一つ、言葉使い一つで疑われる事だってあるのだぞ!」

アル「それもうですね、、、じゃなかった、それもそうだね、バーニィ」

本当に飲み込みの早い奴だ、と思いながら、私は微笑した。
こんな風に笑う事なんて、一体何年ぶりだろう。


ガトー「、、、あの機体はな”ガンダム”の新型だ」
アル「”ガンダム”?ってそれってザクを100機以上落としたって言う連邦のMSでしょ?」
ガトー「そうだ、、、」

私はかつて、そのガンダムよりも更に新型のガンダムに乗った事も戦った事がある。
もっとも、どちらのガンダムもこの時代では生産計画さえ存在しているかどうか。

アル「ワイ、、、バーニィ。そいつに勝てる?」
ガトー「勝てるさ、、、戦うからには勝たねばならないのだ」
アル「それってどう言うこと?」
ガトー「戦いとはな、勝たなければ何の意味も無い。
負けてしまえば全てが空しい」
アル「だけど、”ガンダム”ってすごい強いんでしょ?」
ガトー「そうだな、、、連邦にも強い奴はいる、、、
負けてしまいそうに見える時もある。
それでも、、、戦士には戦わなければならい時があるのだ」
アル「そっか、、、」


ガトー「、、、ところで、クリスは何か言っていたか?」
アル「クリス?いや、別に?」
ガトー「そうか、連邦軍の情報でも漏らしていないか、と思ったのだがな」
アル「、、、ほんとにぃ?それだけぇ?」
ニヤニヤして言う

ガトー「、、、なんだと言うのだ?」
アル「バーニィ、クリスの事好きなんじゃないのぉ?」
ニヤニヤどころかニタニタして言った

ガトー「、、、ふっ、、、このぉ、、、、子供めっ!!!」
アルを押さえつけて髪の毛をぐしゃぐしゃにしてやる。
アル「うわっ!やめてーっ!やめてってばー!」
顔もくしゃくしゃにゆがめながら、二人で心の底から笑った。


だが、これを最後にこんな風に二人で笑う事は、
もう二度と無かった。
つづくかも
77書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/06/27 21:21 ID:jZyGlA/W
失敗。
その21でした。
78通常の名無しさんの3倍:03/06/28 02:52 ID:???
GANBARE!
79通常の名無しさんの3倍:03/06/28 17:21 ID:???
GUNBARE!
80通常の名無しさんの3倍:03/06/28 17:26 ID:???
乙です。微笑ましいなあ…この二人…。
俺としては、最後の3行がすげえ気になるわけですが。
81書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/06/28 18:44 ID:???
ガトーパート(その22)

作戦会議。
基地の内部の構造を把握。
ミーシャが”ケンプファー”で陽動し、
その隙に隊長、ガルシア、私が基地に潜入。
ガンダムを奪取する。
それが不可能な場合は最優先で爆破する。
出発は明日16:00。

準備をする。
その時に珍しくガルシアが話しかけてきた。

ガルシア「なあバーニィ」
ガトー「、、、なんだ?」
ガルシア「お前は糞生意気な癖に俺より年下、階級も下でその上に優秀と来てる、
はっきり言ってロクなもんじゃない」

ガトー「、、、、、、私もお前の事が好きではないがな」

ガルシア「フン、、、そう言う所がロクなもんじゃないってんだ。
いいか、帰ってきたら、ウンと威張り散らして階級が上ってのが
どういう事なのか叩き込んでやる。
、、、だからいいか、必ず生きて帰れ、いいな」

ガトー「、、、フン、、、生き残ったら、すぐにあんたより出世して、
今のと同じセリフをあんたに言うとしよう」
ガルシア「ちっ」

好き嫌いに関係なく、味方に死んで欲しい者などいない。
短い間ではあったが、協力して作戦を進めて来た者同士なら尚更だ。

そこに電話が掛かってきた。

ガトー「誰か?」

アル「もしもし、バーニィ?明日ねー、クリスに頼んであの辺りの見学をさせて
もらえる事になったんだー、隙があったら情報を手に入れて来るよ」

なんだって!?明日!?よりによって!
ガトー「アル!明日は駄目だ!絶対に駄目だ!いいな!」
アル「え?バーニィ?バー」
電話を切る。

つづくかも
82通常の名無しさんの3倍:03/06/29 23:08 ID:???
ゲイナーくんとカミーユくんを入れ替えたら

「おいカミーユ俺がボクシングするからお前は女装をし」

 ば き っ

「お前のような奴がいるから(以下略)」
83書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/06/30 21:46 ID:???
ガトーパート(その23)

町はクリスマスシーズン。
そんな事とは関係なく、我々の作戦は始まった。
地下道のシャッターを焼き切り、開く。

予定時刻丁度に、ガルシアが連邦のオペレータの首をかき切った。
声を上げる暇もなく、彼は死んだ。
しかし、そんな事には他の兵士達は気がつかずに、日常的な会話をする。

ガトー「私達は、配置されてきたばかりなのだがよろしく頼む」
連邦兵士「ん?おたく、なまりがあるけどどこの生まれだい?オーストラリア辺りかな?」
ガトー「そうだな、シドニー生まれのシドニー育ちだ。
”今日”もあそこは良い天気だろうよ」


時間が来た。
ミーシャが”ケンプファー”を起動し、陽動を開始し始めている頃だ。

隊長「行くぞっ!」

そう言った時に先ほどの兵士が追いかけてきた。
連邦兵士「おい!シドニー生まれ!こんな話を知ってるか?
オーストラリアではな「to day」(今日)を「to die」(死ぬ為に)
っていう風に発音するんだ!!きっとお前らが死ぬ為に!
少し調べさせてもらうぜ!!」

調べられたら我々の素性など連邦兵士で無いぐらいの事はすぐに
わかってしまうだろう。


、、、応戦するしか無い。

隊長、ガルシア、私の全員が同時に発砲した。

つづくかも



、、、今回は色んな意味で苦しいのでまあ生温い目で見守ってくださいまし(w

84書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/06/30 21:50 ID:Qo5Pl08H
とりあえず、これからは書く度になるべく上げて行く事にするです。

もうちょっと、しばらくは(ちょっと自分的に書き辛い場面が続く為)
ノンビリペースでお願いします。

せっかく読んで下さる方には申し訳なく思っていますが、
ここを抜けたら恐らくサクサクしたペースで書けると思いますので
もう少しマターリとお付き合い頂ければ幸いです。
85通常の名無しさんの3倍:03/06/30 22:44 ID:???
マターリでいいよ、書きやすいペースで書いてくれ。
応援してるぞー。
86通常の名無しさんの3倍:03/06/30 23:12 ID:???
全然まったりペースでオッケーッス
楽しみに待ってます
87書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/07/01 07:16 ID:???
いやー、すいませんです。

とりあえずオーストラリア出身で無いって事がばれる為には
原作通りにするのがまあ良いんでしょうけど
何とも自分では力量不足で上のようになってしまいました、すいません。


兵士「オーストラリア出身だって?ちょうど良かった、
このオージービーフを食べてみそ」

ガトー「もぐもぐ、おおっ!!この豊潤な味わいはまさしく故郷の味!!」


兵士「ばかものっ!!これは”コウベワギュー”さっ!!ニセモノめっ!!」

ガトー「しまったっ!!」


、、、こんなのならいくらでも出てきそうなんですけどねえ。
ギャグ畑の人なのでシリアスなのは難しいっす。
88通常の名無しさんの3倍:03/07/01 18:50 ID:???
死ぬほどワロタ。ガトー…w
職人様、マターリとがんがってくださいまし。
89書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/07/01 23:00 ID:???
ガトーパート(その24)

周囲を囲んでいた連邦兵士達の体にポコポコと穴が開く。
鉛の銃弾が彼らの内臓や脳みそにも穴を開けて行く。

それは我々の持つ機関銃から死を発掘すべく
発される銃弾である。

足を留めていては射撃の的になるだけである。
我々は後退しつつ、安全な場所を確保する。


隊長の胸にも穴が開く。

崩れ落ちようとする隊長の体を支え、我々は何とか
種々の資材を蹴飛ばしてバリケードに仕立てた安全地帯へと逃れるのだった。

その時に、ガルシアの肩にも穴が開いた。

ともかく応戦を続けなければならない。


ぱらぱらと言う機関銃の音が連邦の兵士達の頭や体の各部を吹き飛ばす。

次第に銃声は響く音を弱め始める。

一段落がついたと言えるだろう。

つづくかも
90書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/07/01 23:08 ID:5tosFI18
どうにも上げ忘れました。
91通常の名無しさんの3倍:03/07/02 01:24 ID:???
「ポコポコと穴が空く」という所で何故かワロタ
シリアスなハズなのに笑えました
とにかく乙です
92書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/07/02 19:27 ID:Tli2PoSN
ガトーパート(その25)

ガルシア「隊長の様子は?」
ガトー「、、、意識がない、、、いかんな、、、」
ガルシア「チッ!、、、」

応戦しながらも作戦遂行の事を考えなければならない。

ガルシア「、、、俺がこいつを仕掛けてくる、援護を頼む」
爆弾を持ったガルシアが言った。

ガトー「、、、わかった、頼んだぞ」

バリケードを乗り越え、ガルシアが飛び出した。
それを狙う兵士の頭を銃撃で吹き飛ばす。

頭の無くなった死体。
勢いで引き金を引いたのか
あさっての方向に向かって銃を撃つが
誰に当たる訳でも無い。


パラパラと銃弾を散らしながら援護しつつガルシアの様子を伺う。

連邦兵士の死体の頭につまづきそうに
なりながらも目標であるGのタラップにたどり付いた。

もう少しだ。

そう思った時にガルシアの胸に穴が開く。
前につんのめり、タラップから落下してしまった。

ほとんど動いていない所を見ると意識が無いか、
既にほとんど死んでしまっているのだろう。

自爆する事すらできない、、、と判断した私は


「、、、さらばだ」

そう言って、引き金を引いた。

私の銃弾はガルシアの抱えていた爆弾を貫き、
爆弾がタラップをガルシアの体ごと吹き飛ばした。

爆風が辺りをなぎ倒す。

つづくかも
93通常の名無しさんの3倍:03/07/02 19:37 ID:???
撃たれた・被弾したではなく、「穴が空く」かぁ・・・。
うーん。淡々とした戦場の描写でつね。

楽しみにしてます。マターリガンガレ〜 <書いている人 ◆IlLROHPTTk タン
94書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/07/03 19:02 ID:+hdnoI0a
ガトーパート(その26)

周囲の遮蔽物をなぎ倒し、煙が視界をさえぎっている。

”G”が破壊できたかどうかはわからないが、
ともかくここから脱出しなければならない。

ぐったりと意識を失くした隊長を抱え、出口に向かう。


連邦の兵士が聞きとがめる。
「負傷者か?」

ガトー「見ての通りだ!救護室へこのまま連れて行く!」


そのまま隊長を抱え、無事に外まで出る事ができた。

しかし、、、そこで見たのは起動した”G”とそれに撃破される
ミーシャの駆るケンプファーだった。
絶望はしないが、それに近い感情を覚える。


その時、コロニーの隔壁に仕掛けた時限爆弾が爆発した。
周囲の煙が一段と濃い物になる。
これに乗じて逃げなければならない、、、
見ると、隊長が意識を取り戻している。
隊長「バーニィ、、、あいつは、、、”G”はやったか、、、?」

、、、数瞬、止まった後、こう答えた。
ガトー「ああ、やったぞ、ミーシャの大手柄だ。
 ガルシアもすぐに追いついてくるだろう、、、」

隊長「、、、フン、、、そうか、、、、、、、、、」
顔を苦痛で歪めているのか、笑っているのか、
複雑な表情を浮かべて、隊長は動かなくなった。


ガトー「、、、、、、!!」
足音だ、誰かが近づいてくる。

仲間を失った気持ちが止められない。
冷静さを欠いてしまっている今の私では、
この足音の主が連邦の者であるだけで、
それが民間人であろうときっと殺してしまうだろう。

煙の中で相手を確認する事もできず、
しかし油断無く相手の後ろを取って、
音を立てずに近づく。
後ろから近づいて、、、、
首を締め上げる。

「ぐううううっ!!」
、、、この男は、、、いや、少年は、、、

ガトー「アル!?」
アル「げふげふっ、、、ひぃひぃふぅ」

つづくかも
95通常の名無しさんの3倍:03/07/04 01:41 ID:???
ガトーは何をやらせてもカコイイ!ですね。続き期待してます。
96通常の名無しさんの3倍:03/07/04 02:14 ID:???
ガトーが言うと信憑性があるのか隊長が突っ込みませんな
続き激しく期待してます
97書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/07/04 18:35 ID:???
ガトーパート(その27)

森の中、
サイド6に始めて来た時にザクで墜落した場所から近い。
あの時はこんな状況になるとは想像もしなかった。

鳴子(人が近づくと音が鳴るようになっている)がカラカラと音を立てる。
少し緊張しつつ、身を隠し、銃を向ける。

アル「僕だよ、バーニィ」
ガトー「、、、ふぅ、、、食料は買って来たか?」
頷きながらファーストフードの紙袋を掲げる。

基地への襲撃、私を除くサイクロプス隊の全滅から2日が経っていた。
なんとかこの森まで逃れ、隊長の墓を作り、”酒場”で今後の事を相談する。

初老のマスターはジオンのスパイであり、情報を手に入れる事ができる。
しかし手に入った情報は状況が悲惨そのものという事を突き付けられる物だった。

マスター「クリスマスまでに”G”を破壊できない時はこのコロニーに核攻撃が敢行される」

私はしばし声を失い、そして言った。

「なんてこった」


つづくかも

今日はおでかけなのでこれまで、それでは〜
98通常の名無しさんの3倍:03/07/08 16:13 ID:???
・・・。・・・・・・!!も、戻った!?

うう・・・また続きが読める・・・。(つ-`)よかったぁ〜
99通常の名無しさんの3倍:03/07/08 16:19 ID:???
あれ?レスが幾つか無くなってないかい?
100通常の名無しさんの3倍:03/07/08 17:52 ID:???
消えてるー
トマトジュースガトーがいない…
101通常の名無しさんの3倍:03/07/08 17:53 ID:???
前スレの98からが消えてますね
102通常の名無しさんの3倍:03/07/08 21:01 ID:???
まだこのスレは被害が少ないか。職人さんもう一回お願いします。
103消失前の98を補完:03/07/08 21:07 ID:???
98 名前:書いている人 ◆IlLROHPTTk [] 投稿日:03/07/05 11:22 ID:FdkmTNzN
ガトーパート(その28)

「とにかく、あんたはすぐに、このコロニーから逃げるんだ!」
マスターがパスポートや諸々の書類を並べながら言った。

「馬鹿な!、、、隊長は、ミーシャは、ガルシアは、何の為に死んだと思っている!?」
彼らは作戦を遂行する事無く死んだ。
彼らの無念を思うと、このまま逃げる事などできる訳が無い。

マスター「気持ちはわかるがね、あんたまで死んじまったら何にもならんだろうよ、
生きていたけりゃこのまま逃げるこった」

淡々と書類を並べならマスターは言う、しかし、私はこう呟いた。
「、、、事を成さずして生きていても、それは死んでいるのと同じ事ではないか?」

マスターがはっとなって言う。
「、、、あんたまさか、、、まだ”G”を追うつもりかい?あいつを見たんだろうに?」

ガトー「クリスマスまでにあいつを潰せなければこのコロニーに核が落ちる、そうだな?」
マスター「ああ、、、そうだが、、、」
ガトー「逆に言えば”クリスマスまでに”あいつを潰せば、
このコロニーに核は落ちない、そうだな?」

首を振りながらマスター。
「、、、あんたは相当の馬鹿か、さもなきゃただの自殺志願者だな、
あいつの動きを見たか?死ぬに決まってるだろう」

ガトー「、、、私は既に死んでいるのでね、、、そして私は負けんさ」

マスター「、、、あきれたね、もう何も言わんよ、好きにするといい」
やれやれと言った表情だ。

ガトー「そうするさ、、、」

最後にマスターが言った。
「もし気が変わるか、万一生き残ったらまた来い、
、、、酒を好きなだけ飲ましてやる」
そして肩唇だけを吊り上げ、苦笑い。

「、、、酒は飲まん、トマトジュースをくれ」

そして森へ行き、アルに食料の買出しを頼んだ。

つづくかも
104消失前の99を補完:03/07/08 21:08 ID:???
99 名前:書いている人 ◆IlLROHPTTk [sage] 投稿日:03/07/05 11:26 ID:???
肩唇ってなんだ!!
片唇だ!!

と自分に逆切れをかます今日この頃でした。

すいませんすいませんすいません。
105消失前の100を補完:03/07/08 21:09 ID:???
100 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:03/07/05 11:37 ID:???
生`。いや、生きてください。




ガトーのトマトジュースワロタ。
手元にログが98〜100までありましたので、
皆様には無承諾ですが補完致しました。

ところで101以降は有ったのでしょうか?>>all
107通常の名無しさんの3倍:03/07/08 21:15 ID:???
あ・・・もう1つ思い出した。確かこの話の後に誰かが
『トマトジュース、ワラタ』(うろ覚えですが)みたいなレス付けてたんだよね。

さぁ、続きが待ち遠しい。バーニィ(ガトーだが)、ガンガレ(=゚ω゚)ノ


108通常の名無しさんの3倍:03/07/08 21:18 ID:???
>>106
おつかれさまです。

自分の記憶は>107の内容と同じ所で止まってまつ。
109通常の名無しさんの3倍:03/07/09 00:48 ID:???
>107
多分そのレス俺です
なんて書いたか覚えてないけどw
110書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/07/09 19:31 ID:???
ガトーパート(その29)

森の中。

食料を受け取る。
黙々と食べる私の様子を見ながらアルは黙り込む。
落ち込んでいる様子だ。

ガトー「どうした?」

アル「うん、、、なんかさ、、、人間って簡単に死んじゃうんだな、って思ってさ」

ガトー「、、、そうだな、、、しかし、だからこそ人は、
自らの信念を貫かねばならないのだ、
信念は受け継がれねばならないのだ」

アル「、、、、あいつと、戦うの?」

少し考え、頷く。
「信念の為に」

アル「怖く、、、ないの?」

ガトー「、、、これを見てみろ」
ジュースの入った紙コップが軽く震える。

ガトー「、、、わかるか?、、、私だって怖くないわけではない、、、」
アルが心配そうな顔をする。

ガトー「だが、、、隊の皆の死を無駄にする事は私には許されないのだ、、、」
アル「バーニィ、、、」

ガトー「私はあいつと戦う、、、しかし勝てないかもしれない、、、
 アル、、、お前はクリスマスまでに家族を連れてこのコロニーから逃げるがいい」
アル「そんな事できないよ!!逃げるなんて卑怯者のする事じゃないか!」
ガトー「引くことも時には必要だ、、、そう教えたはずだ、、、」
アル「いやだっ!!バーニィだって戦うんだろ!!僕だって戦いたい!!」

ガトー「、、、ならばもう何も言うまい」
負けてはいけない理由がもう一つ増えてしまった。

ガトー「では、、、手伝ってもらうぞ」
アル「はいっ!!」

つづくかも
111書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/07/09 19:41 ID:IM0SXCav
上げ忘れますた。
保全および補完ありがとうございました。
   / ヽ r  ,,,....,,,         ヾllllllllllllllllllllllllllllll
   彡ヘ i i ,.-''";;;;;;;;;`ヽ、        ヾllllllllllllllllllllllll
  lヽゞノ ', ''i"~`゙`‐-、,;;;゙、         ヾllllllllllllllllll
  _____,  ,...,,,,__        `ヽ  _,,,..、-‐'ヾlllllllll
 l  `ヽ l   ヽ      ,.r‐'''"゙     WV
 'i   「ヽ,    ヽ7''~ ̄  `ヽ し     ::::::
  ゙、  l,'゙ヽ    ゙、'"´          ::::::::::
   ゙、 {   \   .)     し      :::::::::::    ←富野♪
   `゙'ト、.,_,,...,_ゝ='ヽ
     ヽlllulllll`~´::::::::::ヽ    ・
     ゙、-,,,,,,,,,..,_..,_、 ヽ ::::::::::::    し   :::::::
    ,,-'"゙`;;;;;;;;;::::.  υ 、 :\  ):::::::::::::::: ::::::::::::
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114通常の名無しさんの3倍:03/07/10 00:35 ID:???
>>111
クライマックスの予感がするのですが・・・。
バーニィ・・・(ガトー・・・)。そしてアルも・・・どうなっちゃうの。(;゜д゜)ドキドキ
115書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/07/10 20:27 ID:fvJ24DdF
ここに来て原作の6巻が見つからないと言う事態が発生っ!
レンタル屋さんででも借りて来てからその30以降を書くです。
こんな時にはバーニィパート(外伝)でも書きましょうか。

地球基地での日々はハッキリ言って退屈だ。
下士官イジメも飽きてきた。
そんなある日。

バーニィ「あ〜くそっ、暇だな〜暇だっ!!なあ?この野朗」
部下「は、はっ!その通りであると思います!サー!」
バーニィ「馬鹿者っ!!上官が”暇だ”って言ったらすぐに
隠し芸の百や二百をやるのが軍隊ってものだろうが!!」
部下「、、、はぁ、、、しかし自分は軍隊一筋で来た者ですから
芸などはとんと、、、」

バーニィ「 脱 げ 」
部下「はっ?」
バーニィ「服を脱げ、と言ってるんだ」
部下「は、、、、な、、なんのためにでありますか?サー」

バーニィ「や、俺は全くそんな趣味は無いんだがな、
ホモの噂がある曹長がいるんだが、、、その噂が本当かどうか
暇だから確かめてみようかな〜なんて思ってな」
部下「、、、、、」

場所は変わって基地内のとあるトイレ前。
真っ裸の部下をベンチに座る曹長の前を通らせる。
あまり変化が無いようだ。
声色を変えて部下の声のフリをして叫ぶ。
「うほっ!いい男!」

その後の事はあまり書く気にはなれないが
とりあえず部下がトイレに連れ込まれて2,3分経っても出てこないので
「これじゃ芸じゃなくてゲイだな」
そう呟いて俺はとっとと部屋に帰る事にした。

次の日、部下に会うと涙目で無言の抗議をして来た。。
一体何を怒っているのだろう。
そんなに怒るとハゲるぞ。
部下「、、、上官が”暇だ”と言ったら部下は
芸を見せないと行けないのですよね?サー」
バーニィ「まあ、そうだな」
部下「そこで、本日はデラーズ閣下を呼んであります」

なんだとっ?!

そして俺が見た物はハゲ閣下が「暇だ暇だ」と呟きながら
こちらに向かってくる姿だった。

全力で逃げる俺。
追いつかれたらどんな目に合わされることやら。

つづかない
116通常の名無しさんの3倍:03/07/10 20:29 ID:???
えぇー続かないんですかぁっ!?
いや、マジ面白いッス
117通常の名無しさんの3倍:03/07/10 20:52 ID:???
このガトー(バーニィ)は鬼畜ですか!?ひどい、ひどいよ!!
部下タン・゚・(ノД`)・゚・。



でも、ガトーの芸は見たかったりして。キャハッ☆
118通常の名無しさんの3倍:03/07/11 13:54 ID:???
書いている人様、続きは是非こちらへ↓
http://pc4.2ch.net/test/read.cgi/x3/1054662435/l50
119書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/07/11 22:09 ID:oHm5sSN1
ガトーパート(その30)

この戦時のドサクサはもう少しで終わってしまう。
何よりもクリスマスまでには時間が無い。
準備する期間はほんの少ししかない。

決戦の場は無人の森に定めた。
種々の準備を進める。

ある時、アルがこんな事を聞いて来た。
アル「、、、バーニィはさ、、、、夢ってある?」
ガトー「そうだな、、、私はサイド3で生まれ、
育った、、、連邦の差別ってのはかなり酷い物でな、、、
いつかそれを無くしたい、、、と思って今日まで生きてきた」
アル「ふーん、、、」

ガトー「、、、お前の夢はどんなのだ?聞かせて見ろ」
アル「えへへへ〜、、、内緒だよ」
ガトー「、、、ふん、変な奴だな」
アル「そうだな〜、、、あいつを倒したら教えてあげる、、、」
ガトー「、、、ふむ」
アル「だからさ、、、」
ガトー「なんだ?」
アル「だから、、、死んじゃ嫌だよ」
ガトー「、、、ふっ、私は死なんよ」


私が戦う為には、MSを用意しなければならない。
あのガンダムと戦う為にはできる限り性能の良い物が必要だ。

答えは?
ケンプファーしかない。

ケンプファーの損傷はコックピット部分がほとんどであったはずだ。
恐らく作動するはずだ。
本来の性能とは程遠い動作しかしないまでも、
まさかガンダムと生身で戦う訳にも行かない。

クリスマス当日、お祭気分で浮かれている基地に潜入し、
ケンプファーを強奪、それを追ってくるガンダムを叩く。


そしてその日がやってきた。


つづくかも
120書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/07/11 22:16 ID:oHm5sSN1
>>121さん
いや、外伝は単発ネタですし
もう勘弁してください(w

ですが気が向いたらまた他のネタで描くかもなので、
まあ期待しないで待っていて下さい。
121山崎 渉:03/07/12 11:53 ID:???
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|\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /| ̄   ┃. ::;〜⌒^^⌒⌒´⌒` ̄ ̄ ....:: , ⌒~┃
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122書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/07/13 13:46 ID:kl76TA0W
ガトーパート(その31)

アルは父親を迎えに行く、との事だ。
死ぬのは一人で充分だし、
何より、彼には生きていてもらいたい。


「さて、行くか」

基地の警備は前よりも厳しい物になっていたが
先の戦いで死傷者が出て人手不足である事もあり、
隙はあった。

何よりもガンダムを奪われそうになった事から
ガンダムへの警備に人員のほとんどを割いているのだろう。

予定通りだ。

ケンプファーは回収されていたが
調査もまだであると見え、警備の姿は見えなかった。

コックピットの上半分、調度パイロットの頭に当たる部分に
銃撃の跡がある。
しかし、それ以外の損傷と言えば案外少ない。

最低限の応急処置をする事で起動する事ができ、
四肢を動かせる事が確認できた。
しかしパワーゲイジは40%台。
まともな性能を発揮する事は期待できないだろう。
ましてやメインカメラが死んでいて、
コックピットのカバーを焼き切って目視で戦うしかない。

「、、、だがやるしかない、、、」


起動。

つづくかも
123通常の名無しさんの3倍:03/07/13 21:15 ID:???
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
08のエレドアが乗ったザク・タンク思い出しました
撃たれたらヤヴァイ
124通常の名無しさんの3倍:03/07/14 00:47 ID:???
見せ場クル━(゚∀゚)━!!
125だがね王国:03/07/14 10:06 ID:???
  ∧∧☆   
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ ガノタは
死ね・くたばれ・消えろ・失せろ・潰れろ・馬鹿・あほ・間抜け・ドジ。
ポンコツ・トンチキ・ガラクタ・クズ・ゴミ・カス・最低以下の下劣・下等種族。
劣等種族・下衆野郎・腐れ外道・邪道・外道・非道・ウジ虫・害虫・ガン細胞。
ウィルス・ばい菌・疫病神・病原体・汚染源・公害・ダイオキシン・有毒物質。
廃棄物・発ガン物質・猛毒・毒物・アメーバ・ダニ・ゴキブリ・シラミ・ノミ。
毛虫・蠅・蚊・ボウフラ・芋虫・掃き溜め・汚物・糞・ゲロ・糞虫野郎・ほら吹き。
 だよね〜 ♪

ガノタは
  |       __     ヽ 二工二、  /  ヽ
  ̄| ̄     / /  \   ヽ 二土二「   |    |
  ̄| ̄    /  /    |      -┼┬     し 
   \_ノ   ヽ丿    ノ    ノ  └┼ 

  / ̄/   |   │      │ ゝ 
   |二二|  |  ─┼─   ─┼──
   |二二|  |    |      人  
   / \  し  ノ    _/ \_ 

だから
┏━━━━━━━━━━━┓
┗━━┓┏━━┓┏━━━┛
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( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!
さ〜てっと!!
ぷーにぷに♪ぷーにぷに♪みんなでがんばるみん!!
126書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/07/14 22:53 ID:YbArTVPL
ガトーパート(その32)

ケンプファーが動き出す。
すぐに連邦の兵士が寄ってくるが文字通り蹴散らし、
基地を出る。

私が乗ってきたトラックのコンテナを開け、ヒートホークを取り出す。
それを一旦置いて、トラックを抱え、基地に向かって投げつける。
トラックが爆破、四散した。

煙の中から、、、奴が、、、ガンダムが出てきたのだ。

「、、、始めようか」

すぐにヒートホークを掴んできびすを返し、逃げ出す。
奴とここで戦っては今の条件では全く勝ち目は無い。
川に出る。

振り向くと遠くに奴が見える。
「、、、来るか?」

奴は着いて来た。
「よし、、、、」

森に入る。
スイッチを入れ、赤い目くらましの煙幕を発生させ、
その中にケンプファーを突っ込ませる。

「、、、!?げふげふっ!!」

煙で咳き込み、涙が出てくる。
予定外の事だが、我慢するしかない。

戦いは始まったばかりだ。

森の中で、ケンプファーの身を伏せ、奴が近づくのを待つ。


奴が周りを伺いながら、近づいてくる、、、。

つづくかも
127通常の名無しさんの3倍:03/07/14 23:30 ID:???
半壊のまま戦闘するって事に今気付いた
ガトーとっても分が悪い悪寒(ハッチもないし…)
職人さん乙です
128山崎 渉:03/07/15 08:51 ID:???

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
129書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/07/15 22:18 ID:Hc0ZgEWf
ガトーパート(その33)

あと3メートル、、、
2メートル、、、
1メートル、、、
そこだ。

スイッチを押す。

奴の右側に影が現れる。
奴は右を向き、右腕につけられた機関銃を連発する。
影は撃ちぬかれ、見えなくなる。

訝しがる奴の後方に再び影が現れる。
奴は性能を遺憾なく発揮し、高速で振り向き、
影に向かってもう一度射撃をする。

影はパパンと軽く破裂音を出し、消えた。
影はクリスマスシーズンに使うアドバルーンだ。

動揺を見せた奴は、私のケンプファーの目前で背中を丸出しにしている。


ダッシュで接近しつつ、ヒートホークを叩き付ける。
背後からの攻撃に奴は良い反応を見せたが、
左肩口に一撃を加え、大きくよろめいた所を、
返す一撃で右足にヒートホークを突き刺す。

奴は右足を右手で庇うように手を下げた、、、と思ったが
右手はそのまま前に突き出てくる。

やつは右手の機関銃の射撃を繰り出して来たのだ。

咄嗟に避けるがヒートホークを抜こうとして結局抜くこともできず、
反応が一瞬遅れてしまった。

ケンプファーの右腕が紙切れのように簡単に吹っ飛ぶ。
なんて威力だ。


つづくかも

状況=森、煙の中、視界5メートル程度
ケンプファー=コックピットのフタ無し、右腕無し、装備無し
ガンダム(アレックス)=左腕はあるものの肩口の傷が原因で動かず、
右足にヒートホークが突き刺さったまま、右腕の機関銃の残弾わずか
130真うんこ:03/07/16 11:04 ID:???
  ∧∧☆   
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ ガノタは
死ね・くたばれ・消えろ・失せろ・潰れろ・馬鹿・あほ・間抜け・ドジ。
ポンコツ・トンチキ・ガラクタ・クズ・ゴミ・カス・最低以下の下劣・下等種族。
劣等種族・下衆野郎・腐れ外道・邪道・外道・非道・ウジ虫・害虫・ガン細胞。
ウィルス・ばい菌・疫病神・病原体・汚染源・公害・ダイオキシン・有毒物質。
廃棄物・発ガン物質・猛毒・毒物・アメーバ・ダニ・ゴキブリ・シラミ・ノミ。
毛虫・蠅・蚊・ボウフラ・芋虫・掃き溜め・汚物・糞・ゲロ・糞虫野郎・ほら吹き。
 だよね〜 ♪

ガノタは
  |       __     ヽ 二工二、  /  ヽ
  ̄| ̄     / /  \   ヽ 二土二「   |    |
  ̄| ̄    /  /    |      -┼┬     し 
   \_ノ   ヽ丿    ノ    ノ  └┼ 

  / ̄/   |   │      │ ゝ 
   |二二|  |  ─┼─   ─┼──
   |二二|  |    |      人  
   / \  し  ノ    _/ \_ 


うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!
うふふ♪
131書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/07/16 22:40 ID:6W5Gmh1g
ガトーパート(その34)

一旦下がる。
煙の中に身を引き、右に動く。
次の攻撃を奴の動かない左腕側からする為である。

シルエットだけが煙の中にぼんやりと浮かんでいる。
左脚だけで立とうとする奴は、
上手く立つことができずにいるようだ。


動けない所へ私達の仕掛けた爆弾を爆破させる。
全ての爆弾を使い切る。

、、、奴の被害状況はわからないが、、、
あの装甲の厚さだ、仕留められていれば良いが
それはただの希望であって、現実的な予想ではない。

ヒートホークも無い、
罠はあと一つ残っているが、これは最後まで使いたくはない。


突っ込むしかない!
大きく踏み込んで、煙の中の奴の影に向かって飛び掛った。

ケンプファーの左腕を顔の前で抱え、それをぶん回すように奴に当てる。
激しい金属音が重く響く。

振りぬいた腕が紙切れのように吹き飛ぶ。
奴の最後の残弾による被害だ。

奴は左脚を軽く曲げ、傾いた姿勢でなんとか立っている。
両腕が無くなった形のケンプファーだが、
そのまま突っ込んで奴を押し倒す。

奴と私はその勢いで坂道をズルズルと下って行く。

つづくかも
132通常の名無しさんの3倍:03/07/16 22:51 ID:???
ハッチ無しのむき出しコックピット・・・((((゜д゜;))))よく考えたらカナーリ恐い状況。
それで突っ込んでいくのか。

アレックスに乗ってるのはクリス?
2人とも無事で有って欲しいなぁ・・・。(´Д`)y-’
133通常の名無しさんの3倍:03/07/17 00:16 ID:???
中身がガトーなバーニィーが生き残るのは確定事項だから
クリスの生死の方が気になっている今日この頃…
134通常の名無しさんの3倍:03/07/17 04:11 ID:???
むしろ頭をぶつけてクリスとガトーinバーニィが入れ替わる展開キボンヌ。
クリスの中身にガトー…
135通常の名無しさんの3倍:03/07/17 09:03 ID:???
◆ 山崎渉板ができました!(^^) ◆

            ∧_∧
     ∧_∧  ( ^^  )   これからも僕を応援してくださいね(^^)・・・っと。
     (  ^^ ) /   ⌒i
    /   \     | |
    /    / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
  __(__ニつ/  山崎  / .| .|____
      \/       / (u ⊃

山崎渉@2ch2掲示板(^^)
http://bbs.2ch2.net/yamazaki/index2.html

山崎渉板(^^)
http://www.bs1.net/noa/
136だがね合衆国:03/07/17 11:18 ID:???
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ニ __l___ノ    (-◎-◎一 
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    l:`l\  ______ :Y _____.  ノ ;;;l
    |l丿 `/ / .,l-- l \ `l.._ヽ ノ
    丶.l   `'' ' '/ l ``'' "    l^|
     l       ( '`' ヽ     |ノl   ガノタ( ´;゚;ё;゚;)キモッ!!♪
      |    / .^ ^  ヽ    l丿
      ヽ  l | r=====j |   /
       ヽ : : ヽヽ===' ' /  /
       ヽヽ、_      /
    /´⌒´ヽ  ー-` '-ー^ヽ⌒ヽ
   /   ィ   ,  ヽ  , )` `ヽ
  /    ノ^  ー   '` ー 'ヽ   ゙i
  ノ  ,,,ノ            Y´゙  )
 (   < |       ⌒     !  /
  ヽ_  \           ノ_/
    ヽ、__ ヽ.ー    ,,,@,,, ノ  ソ、
      〈J .〉  ヾ、.::;;;;;;::.ノ |ヽ-´
      /""     ;ミシミッ    |
       レ     イミ.i i.ミ   リ
      ,ゝ    ,ノ `ー∪' ヽ ノ
     / ` レリ  i´   リ
     i    /    `、   i'
     〉  イ      〉  |
    /  ::|      (_ヽ \、
    (。mnノ       `ヽ、_nm
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!


( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!
( ´∀`)プーヒャ るんるん♪
137書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/07/17 20:49 ID:8N4ZiqPk
ガトーパート(その35)

脚の無いケンプファーは身動きを取ることがほとんどできない。
身動きが取れない、と言う点では奴も同じである。

坂道をズルズルと滑り降りる間に、自爆装置をセットして、
私はケンプファーの外に出た。

不安定に組み合った滑り降りるMSの上ではバランスを取ることが難しかったが、
私は何とか飛び降りる事ができた。
私自身も斜面をゴロゴロと転がるが、受身を取り、留まる。

3、2、1。
ケンプファーが坂を降りきった辺りで爆発する。
爆風と鉄片が飛んで来るが、木の陰に隠れてやりすごす。
ほんの少しの時間だったろうが、爆煙の中、長い時間が過ぎた気がした。

「、、、ニィ、、、バーニィ!!」
アルの声が遠くから聞こえて来る。

「アル?アルなのか!」
全力で走ってきて、ぜえぜえと喘ぎながら呼吸を整えるアル。

アル「、、、あいつは、、、?戦いはどうなったの?」
ガトー「、、、わからん、、、一体どうなっただろうな、、、
もっとも奴と戦う手段などもう無いが、、、」

アル「そっか、、、間に合わなかったのか、、、
あいつとは、、、戦う必要なんて無かったんだ!」
ガトー「、、、どういうことだ?」
アル「このコロニーを核攻撃しようとしていたジオン軍は、
投降したんだって、、、」

戦う意味が無かった?

「、、、いや、、、戦う意味はあったさ、、、隊長達の為、、、何より、
戦士として、私は戦わなければならなかった」
「バーニィ、、、、」


ともかく、こうなった以上、ここに長居は無用である。
「アル!、、、最初に出合った場所を覚えているか?」
「はい」

「では、夕方にあそこで落ち合おう、、、そこでお別れだ」
「とうとう、、、行ってしまうんですね、、、」

「そうだな、、、。
、、、しかしいいか?大人になって、軍人になるならアクシズに来い!
、、、部下として使ってやる」
ニヤリと笑って私は言った。

「はいっ!!」

そして私は戦いの場を後にした。

つづくかも
ってか次回かその次辺りで一旦終わるかも
138通常の名無しさんの3倍:03/07/17 21:30 ID:???
・・・く、クリス!?・・・・・・クリスーーーっ!!!



・・・・・・と、言ってみる。(乗ってなかったかもしれないが)
ふた無しの操縦席も、使いようですな〜。
139通常の名無しさんの3倍:03/07/17 23:24 ID:???
クリス乗ってなかったのならそれも良いかも
いや、連邦の名無しさんの犠牲があったわけだが

ガトーパートもいよいよフィナーレですかな
140真うんこ:03/07/18 12:48 ID:???
:::::::::::/           ヽ::::::::::::
:::::::::::|  キ  じ  ガ  i::::::::::::
:::::::::::.ゝ モ   つ   ノ  ノ::::::::::: 
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――--、..,ヽ__  _,,-''
:::::::,-‐、,‐、ヽ. )ノ       
:::::_|/ 。|。ヽ|-i、  ..    / ̄ ̄ ̄ ̄
/. ` ' ● ' ニ 、    (____人
ニ __l___ノ    (-◎-◎一 
/ ̄ _  | i     ( (_ _)   
|( ̄`'  )/ / ,..    ( ε   (∴
`ー---―' / '(__ )   ヽ____   
====( i)==::::/      ,/ニニ
:/     ヽ:::i       /;;;;;;;;;;;;;;;;

ガノタは
  |       __     ヽ 二工二、  /  ヽ
  ̄| ̄     / /  \   ヽ 二土二「   |    |
  ̄| ̄    /  /    |      -┼┬     し 
   \_ノ   ヽ丿    ノ    ノ  └┼ 

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   |二二|  |  ─┼─   ─┼──
   |二二|  |    |      人  
   / \  し  ノ    _/ \_ 

よって

うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!


( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!
( ´∀`)プーヒャ (゚ω゚) ニャンポコー るんるんらんらん♪
141書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/07/18 19:55 ID:r/5hgC+g
ガトーパート(その36)

酒場に行く。
ドアを開けると、マスターがあっけに取られた顔で止まる。

「、、、どうした?凱旋だぞ」
「驚いたね、、、脚は、、、あるな、幽霊じゃないようだ」
「、、、言ったろう?私は負けんと」

「、、、勝ったのか?」
「どうだろうな、、、わからないが、私はもう行かなくてはならん」
「よし、必要なものはすぐに用意してやる、待ってろ」
「うむ、礼を言う」
「ああ、それと、、、」
「なんだ?」
「トマトジュースだったな」

これまでの出来事を話しながら、30分程で準備を済ませる。

「ではさらばだ」

空港に行き、このコロニーから出る便を手配する。


最後に、アルとの別れを済ませに、森へと向かう。

アルは子供用のスーツに身を包んだ黒い正装でいる。
「どうした?そんな格好をして」

「、、、あのガンダムのね」
「なんだ?」

「、、、あのガンダムのパイロットはね、、、、クリスだったんだ」


時間が止まる。


「僕の夢はね、、、僕と、、、クリスと、、、バーニィ、、、あんたと、、、」

何を言っているんだ?アル

「二人は恋人同士でさ、、、僕も、、、一緒に遊園地に遊びに行くんだ、、、」

やめてくれ、何を言っているんだ!

「二人はとても幸せそうで、、、僕も一緒に、、、笑うんだ、、、」

お願いだ、、、そんな事は聞きたくない。

「バーニィが、、、あんたが!」

「止めてくれ!」

「あんたが全部壊したんだ!」

つづくかも
やっぱり次回で一旦おしまいです。
142通常の名無しさんの3倍:03/07/18 21:55 ID:???
乙ですぅ!

>「、、、あのガンダムのパイロットはね、、、、クリスだったんだ」
>「あんたが全部壊したんだ!」

ここは・・・・・・Σ(゜д゜|||)ちょっと衝撃が大きかった。いや、結構大きいです・・・。
143書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/07/18 22:46 ID:r/5hgC+g
ガトーパート(その37)

森の中でしばし黙る二人。
私が耐えられず沈黙を破る。

「アル、、、」
「あんたなんかに、、、お前にそんな風に呼ばれたくない!!」

「アル、、、、、、」
「黙れ!黙れ!クリスは!クリスは、、、、!」

「、、、アル、、、、、、」
「クリスは死んじゃったんだ!お前が殺したんだ!!」
泣きながら叫ぶアル。

ガンダムに乗っていたのがマッケンジー女史だったなんて。
彼女を殺したのが私だなんて。

「だから!!、、、、、お前も死ぬべきなんだ!!」
彼が手を上げると
周囲の森の中から連邦の兵士達が現れる。
10名程度だが武装をしている。


「っ!、、、、、、アル!!!」
「、、、、さようなら」

「アル!これが、、、これがお前の出した答えなのか!
私とお前の邂逅は全くの無意味だったと言うのか!
こんな連中に頼らなければ私を殺す事すらできないと言うのか!!」

彼は既に兵士達の後方に身を引いて、姿を見せない。

「アルっ、、、!!」
兵士達の中心人物と思しき物が手を上げ、口を開こうとする。
私を射殺する号令を出そうと言うのだろう。

「、、、アル!聞こえているな!生きていたら、
いつか自身の手で私を殺しに来るがいい!
、、、さらばだ!!」

ガンダムとの戦いの中で最後まで使わなかったスイッチを押す。
最後の罠だ。

爆音が轟き、強風が辺りを吹き荒れ、兵士の内の何名かが吹き飛ばされる。
コロニー外壁に仕掛けた爆弾が爆発し、真空の宇宙に向けて穴が開いたのだ。

兵士達は浮き足立ち、混乱に乗じ、兵士達の隊長と思しき者の喉に突きを入れ、
銃を奪い、数名に発砲する。


そして私は踵を返し、
未来に向かって走り出した。

一旦おわりかも。
144通常の名無しさんの3倍:03/07/18 22:51 ID:???
う、うわあァアアアアアア………………(;´Д`) …………
…………でも個人的にとても好きです。職人さん乙でした!
145書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/07/18 22:56 ID:r/5hgC+g
なかがき

きゃーんちゅーしー♪

という訳で、ガトーパート一旦終わりです。
なんで一旦終わりかと言うと、
実は当初の予定ではガトーパートはこの時点で終わりだったからです。

しかも当初の予定では、アレックスとガトー(バーニィの中の人)は
戦う事もなく、「いいか!サイド6に核は落ちないんだよ!
私は未来を知っているんだ!わかったか坊主!!」
などと言って、とっとと逃げ出す所で終わると言う、とんでもない
終わり方をする予定でした。

ですが、バーニィパートとのリンクを思いついて
「結構おもしろそうかも」
という事で、話をそのように進めていくうちに、
ガトーは何だかどんどんシリアスなキャラになり
「見せ場がやっぱり欲しいなー」
と言う事でアレックスとの戦いを盛り込みました。

しかし、最初に墜落したはずのザクは、なんとガトーが
乗って帰ってしまっている為、使えなかったので
仕方なく、ケンプファーはあまり壊れていない、と言う事にして
使ってしまいますた。

さて、これからの予定ですが
ガトーパート2(後半)とバーニィパートが絡み合いながら
星の屑作戦を進めて行く、という事になります。

飽きっぽい性格の自分が、このようなお話を続けて書けたのも
原作が優れておもしろい事もありますし、
いつも感想をくれる皆様のお陰でもあります。
感謝しても、し切れません。

ありがとうございます。

また、これからもしばらく続けて行くつもりですし、
読んでいただいて感想をいただければ幸いですので、
見捨てずに読んでやってくださいまし。
では。
146通常の名無しさんの3倍:03/07/18 23:04 ID:???
すごい。終わるの勿体無い・・・。
ガトーが素晴らしくカコヨク描かれていて……ポ(*-_-*)

次はバーニィ(お笑い?)パート。
こういうIFの描かれ方ならバーニィパートがシリアスになっていってもいい感じだと思う。

楽しみにしています。
147通常の名無しさんの3倍:03/07/18 23:21 ID:???
今さらながらこのスレpart1の>1に感謝したくなってきた。初めはクソスレで終わるかと思ってたんだが。
148通常の名無しさんの3倍:03/07/19 09:53 ID:???
職人さん乙です!
先が読めない展開に驚きつつ毎回楽しく読ませて頂いています。
自分も兄弟スレで書かせて頂いている職人見習いですが、なんかこのスレでも書きたくなっている今日この頃…


…でもネタが浮かばない…
149だがね共和国:03/07/19 11:44 ID:???
   彡川川川三三三ミ〜  プウゥ〜ン
   川|川/  \|〜 ポワ〜ン    ________
  ‖|‖ ◎---◎|〜        /
  川川‖    3  ヽ〜      <俺様のどこがきもいんだー?
  川川   ∴)д(∴)〜       \________
  川川      〜 /〜 カタカタカタ
  川川‖    〜 /‖ _____
 川川川川___/‖  |  | ̄ ̄\ \
   /       \__|  |    | ̄ ̄|
  /  \ガンダム命      |  |  |__|
  | \      |つ   |__|__/ /
  / ドキュソ氏ね | ̄ ̄ ̄ ̄|  〔 ̄ ̄〕


ガノタは
  |       __     ヽ 二工二、  /  ヽ
  ̄| ̄     / /  \   ヽ 二土二「   |    |
  ̄| ̄    /  /    |      -┼┬     し 
   \_ノ   ヽ丿    ノ    ノ  └┼ 

  / ̄/   |   │      │ ゝ 
   |二二|  |  ─┼─   ─┼──
   |二二|  |    |      人  
   / \  し  ノ    _/ \_ 

よって

うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!


( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!
(゚ω゚) ニャンポコー るんるんらんらん♪
150通常の名無しさんの3倍:03/07/19 22:45 ID:???
ブライトとエレドアを入れ替えてみよう

シロー「俺は部下に戦死者を出したくないだけだ・・・」

    バキッ!!!

シロー「痛ぅ!?何を!?」
エレドア「甘ったれたことを言うな!!『すまんが皆の命をくれ』くらい言えんのか!?貴様それでも指揮官か!?」

カレン「…今日のエレドアは一味違うな…」
151通常の名無しさんの3倍:03/07/19 22:48 ID:???
>皆の命をくれ
ワラタ
152だがね死ね:03/07/20 13:45 ID:???
              γ⌒/^^/^-
               ,ゝ`/~ /~ /~  /⌒ 
           _  〈(_|  | |~  |~  /^ )
            (/~ /~ /~ /~ ~ /~ /^\
           ()/)/~ /~ |~    .|~ |~ |~ /)
           へ^〈,|,,、,,|,,、,,,,,|~,,,,、〈~,, 〈~ /⌒|)\
          |:::::::   ゛  ゛          ,,,,;;::'''''ヽ
          |::::::::      ,,,,;;:::::::::::::::       __ ヽ
          |::: "   __    ::::     <'●, |
         ┌―. - '"-ゞ,●>   ::::::...         |  
          | | ̄..          :::::::          |
          ヽ.\{_           ( ○ ,:○)   | 
           \\/.                   |
             \_ヽ.        __,-'ニニニヽ .  | 
..                ヽ.        ヾニ二ン"  / ぼくガノタ
                \               /
                 |              |
                 |              /
                 ヽ\             /  
                  l  `ー-::、_       ,,..'|ヽ. 
                 :人      `ー――'''''  / ヽ
              _/  `ー-、          ,.-'"   \ー-、
           ,.-'"  \:      \      .,.-''"     |
         /.     \        ~>、,.-''"      |
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小学生女児監禁淫行事件の監禁少女画像へのログイン方法

1.書き込みの名前の欄に「&rf&rusi&ran&ras&ran&rrlo」 と入れる。
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ガノタは
  |       __     ヽ 二工二、  /  ヽ
  ̄| ̄     / /  \   ヽ 二土二「   |    |
  ̄| ̄    /  /    |      -┼┬     し 
   \_ノ   ヽ丿    ノ    ノ  └┼ 

  / ̄/   |   │      │ ゝ 
   |二二|  |  ─┼─   ─┼──
   |二二|  |    |      人  
   / \  し  ノ    _/ \_ 

だから
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( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
るんるんらんらん♪
153書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/07/20 16:27 ID:rdajrZJS
ガトーパート2(その1)

戦い、戦い、戦い。
私の人生を彩る、多くの戦い。

戦友、部下、尊敬すべき人、敵になった者達、
多くの者の命を奪い、そして守り、私自身も死んでいった。
それでも尚、私は戦い続ける。


宇宙世紀0080年1月1日。
ジオン共和国と地球連邦軍との間に終戦協定が締結された。

その前に、私の階級は軍曹になり、
「お前の功績は大だ、すぐに曹長にもしてやる」
と言われたが、そんな事には関係なく、
結局私のサイド6での戦いは戦局に
何の影響も与えなかった事になる。

だが

と私は考える。
もう一度0083年になれば、戦争が起きる。
今度こそ私は失敗しない。

その為にはまず地位を得なければ、、、。


すぐにもデラーズ閣下の下へと行きたいと、
はやる気持ちを抑え、アクシズに行った私は、
マハラジャ・カーンの娘ハマーン・カーンに近づいた。

ハマーン「お前は?」
ガトー「はっ!今尚、ジオンの勝利を願う者であります」
ハマーン「口は立つ様だが、実力はどうか?」

ガトー「お見せ致します、、、」

彼女に近づいた理由は明朗。
これからマハラジャ・カーンは死に、彼女こそが
ジオンの忘れ形見であるミネバ様の摂政に収まり、
アクシズを動かす者となるからだ。


私は彼女の命に従い、
彼女に反対する勢力になりそうな者達を暗殺して行った。


ハマーン「ほう、こうも有能な者だったとはな、これからも働いてもらうぞ」
ガトー「恐れ入ります」

そうこうするうちに、私は曹長になり、准尉になった。
彼女の反対勢力も減り、私には時間が出来た。

「そういえば、、、今現在の私、つまりはアナベル・ガトーはどうしているのだろう?
今までこんな事を考えた事もなかった、早速調べてみるか」

つづくかも
154通常の名無しさんの3倍:03/07/20 16:41 ID:???
バーニィとのリンクキタ━(゚∀゚)━!?
職人さん乙です
155書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/07/20 16:42 ID:rdajrZJS
バーニィパート(その18)

バーナード・ワイズマン
ってのはつまりは俺だ!
しかし今の俺はアナベル・ガトーなんだ。

、、、って事は、、こいつが、、、このバーナード・ワイズマンこそが、、、

「アナベル・ガトーか!!」

思わず叫び出した俺を見て報告に来た部下が目を白黒させている。


部下「どどどど、、、どうしたんですか?サー」

突然自分の名前を叫び出す変な人だとでも思ったようでびっくりしている。

バーニィ「あ、いやいやいや、何でもないんだ、、、えーと、この男前の事を教えろ」
部下「男前ですって?ぷぷぷぷ、こう言っちゃあなんですが、
ずいぶんと間抜けなツラをしてますよ、サー」

とりあえず腕立てを泣くまでやらせた後で会話を続ける。

部下「ぜぇぜぇ、、、ひぃひぃ、、、こっ、、、このワイズマンの事ですがね、、、
戦時中はパッとした所も無かったんですが、、、」

一息どころか十息ぐらいついてから続ける。

部下「戦争末期になんでも特務部隊での任務を果たして、ただ一人生き残った
とかで、頭角を現したようですね」

バーニィ「、、、そうか、、、下がれ、、、」


さすがはアナベル・ガトーともなると、あの作戦を成功させる事ができたらしい。
それはいい。

「だけど何だって俺の事を調べているんだ?」

考えは堂々めぐりで、答えが出ることはなかった。

つづくかも
156通常の名無しさんの3倍:03/07/20 20:45 ID:???
乙です。
ガトーパートを読んだあとでバーニィパートを続けて読むと
あまりギャップに笑ってしまう…w
続き期待してます。
157通常の名無しさんの3倍:03/07/20 21:46 ID:???
職人さん、すごい、すごいよ!
私も>156サンにデラーズ閣下の頭くらいなほど、同意です。

ガトーの才覚に・・・ちょっとしたリプレイヤーとしてのチャンスが加わってるんだから
ある意味無敵状態ですよ。
ガトー(中のバーニィ)とバーニィ(中のガトー)の共闘が実現するならそれも楽しみ。
158通常の名無しさんの3倍:03/07/21 02:03 ID:???
>157様
汁住人ですか?(リプレイJの事を該当スレ住人は汁Jと呼ぶので)
ネタ元はこちらです。
ttp://www1.kcn.ne.jp/~libra/book-1/ken-replay.html
あと、漫画版のリプレイJです。
ttp://www.coamix.co.jp/bunch/comic/replayj/
此処の住人でしたら一読して損はありませんよ。
159だがね総帥:03/07/21 15:00 ID:???
        ここは 乂ガノタ処刑場乂 です。

      \∧_ヘ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ,,、,、,,, / \〇ノゝ∩ < ガノタ殺すぞ、いくぞゴルァ!!       ,,、,、,,,
    /三√ ゚Д゚) /   \____________  ,,、,、,,,
     /三/| ゚U゚|\      ,,、,、,,,                       ,,、,、,,,
 ,,、,、,,, U (:::::::::::)  ,,、,、,,,         \オーーーーーーーッ!!/
      //三/|三|\     ∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧
      ∪  ∪       (    )    (     )   (    )    )
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      ,,、,、,,,       (    )    (    )    (    )   

   / ヽ r  ,,,....,,,         ヾllllllllllllllllllllllllllllll
   彡ヘ i i ,.-''";;;;;;;;;`ヽ、        ヾllllllllllllllllllllllll
  lヽゞノ ', ''i"~`゙`‐-、,;;;゙、         ヾllllllllllllllllll
  _____,  ,...,,,,__        `ヽ  _,,,..、-‐'ヾlllllllll
 l  `ヽ l   ヽ      ,.r‐'''"゙     WV
 'i   「ヽ,    ヽ7''~ ̄  `ヽ し     ::::::
  ゙、  l,'゙ヽ    ゙、'"´          ::::::::::
   ゙、 {   \   .)     し      :::::::::::    ←ガノタ♪
   `゙'ト、.,_,,...,_ゝ='ヽ
     ヽlllulllll`~´::::::::::ヽ    ・
     ゙、-,,,,,,,,,..,_..,_、 ヽ ::::::::::::    し   :::::::
    ,,-'"゙`;;;;;;;;;::::.  υ 、 :\  ):::::::::::::::: ::::::::::::
    .(ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;, 'u ::::::::::::::::::::::::::::::
   ../""ヽ;;;;;;;;;; .υ::::. '" ν:::::::::::::::::::::::::    /
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´,     .,/    ヽ、;;;;;;;;;;;;,.、-‐''"  \
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ガノタは
  |       __     ヽ 二工二、  /  ヽ
  ̄| ̄     / /  \   ヽ 二土二「   |    |
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   \_ノ   ヽ丿    ノ    ノ  └┼ 

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   |二二|  |  ─┼─   ─┼──
   |二二|  |    |      人  
   / \  し  ノ    _/ \_
 
( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!
ガノタ( ´;゚;ё;゚;)キモッ♪ るんるん♪
160通常の名無しさんの3倍:03/07/21 15:30 ID:???
>>158タン
157です。御親切に、ありがd。
その漫画のスレ住人ではありませんが、雑誌の方で愛読しております。
良い話ですよね。

ガンダムの世界で一番好きなキャラクターが、このような形で活躍している事が
とても嬉しい。
職人さん、マターリとマイペースでがんがってくださいね。

>>148さんもネタが浮かんだら、是非読ませてください。(・ω・)ゞ マッテルヨ
161通常の名無しさんの3倍:03/07/23 00:42 ID:???
関係無いけど、さっきかちゅでこのスレみようとしたら
「ログインが必要」とかって出た
一瞬datオチかと思ったよ
安心したのでage
162だがねは負け犬:03/07/23 13:22 ID:???
        ここは 乂ガノタ処刑場乂 です。

      \∧_ヘ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ,,、,、,,, / \〇ノゝ∩ < ガノタ殺すぞ、いくぞゴルァ!!       ,,、,、,,,
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 l  `ヽ l   ヽ      ,.r‐'''"゙     WV
 'i   「ヽ,    ヽ7''~ ̄  `ヽ し     ::::::
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ガノタは
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うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!
( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!
ガノタ( ´;゚;ё;゚;)キモッ♪ るんるん♪ らんらん♪ (・∀・∀・)ヌッヘッホー ♪
163書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/07/23 22:09 ID:E5/m+Rr9
ガトーパート2(その2)

はたして、アナベル・ガトーことバーナード・ワイズマンはどんな者か?

調べてみるが、自分より地位の高い者を調べる、
という事は、慎重にしなくてはならない。
ましてや遠く離れた地にいる者である。
詳しい事は調べられなかったが、

「まだ大尉なのか!?」

と思わず叫んでしまった。


、、、あまり能力の高い者ではないのかもしれない。

「、、、私ほどの働きは期待できない、という事になるか」

それも仕方の無い事か。

だが、、、

ノックの音が鳴り思考は中断され、再び私は呼び出される。
ハマーン様のお呼びだ、、、。


そして、0083年が来た。
164通常の名無しさんの3倍:03/07/23 23:02 ID:9o163/AN
突然、木刀のような物で車の窓を破り、ドライバーを突くDQN。
蛇行運転していた車に切れたのが原因のようだが、
襲った車はおなじ色というだけの無関係の車だった。

http://upload.fam.cx/cgi-bin/img-box/64030723050834.jpg
http://upload.fam.cx/cgi-bin/img-box/quj30723050853.jpg
http://upload.fam.cx/cgi-bin/img-box/roe30723050939.jpg
ttp://www5.tok2.com/home2/tv/cgi-bin/src/img20030723051439.jpg
ソース
http://www.nnn24.com/4883.html



165通常の名無しさんの3倍:03/07/24 08:08 ID:???
>「まだ大尉なのか!?」

>と思わず叫んでしまった。


笑 う 所 じゃないのだろうけど、ワラタテシマタヨ。
バーニィ。・・・・・・ホント、嘘だと言ってよw
166通常の名無しさんの3倍:03/07/24 11:53 ID:???
ガトーの衝撃がひしひしと伝わってきますな

アレ?バーニィの時代からガトーの時代は三年後で、
ガトーは0080から始まって今0083になったんだから…
バーニィはほとんど何する暇もないんじゃ…アレぇ?
167だがね追放♪:03/07/24 14:00 ID:???
        ここは 乂ガノタ処刑場乂 です。

      \∧_ヘ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ,,、,、,,, / \〇ノゝ∩ < ガノタ殺すぞ、いくぞゴルァ!!       ,,、,、,,,
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      ∪  ∪       (    )    (     )   (    )    )
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  _____,  ,...,,,,__        `ヽ  _,,,..、-‐'ヾlllllllll
 l  `ヽ l   ヽ      ,.r‐'''"゙     WV
 'i   「ヽ,    ヽ7''~ ̄  `ヽ し     ::::::
  ゙、  l,'゙ヽ    ゙、'"´          ::::::::::
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   `゙'ト、.,_,,...,_ゝ='ヽ
     ヽlllulllll`~´::::::::::ヽ    ・
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ガノタは
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うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!
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ガノタ( ´;゚;ё;゚;)キモッ♪ るんるん♪ らんらん♪
168通常の名無しさんの3倍:03/07/24 14:04 ID:???
>>166タン
いやいや?何もする事が無い・・・とはいえ、あくまで戦渦の真っ只中
ということだから・・・、と私は受け取ったよ。
ならば、それなりの小事・大事は在ると思われ。

演習ばかりを繰り返す日々なら、期間的なものによる昇格となるだろう・・・・・・けど。

ガトーは、自分の生きてた「その時代の事」を知っていたからこそ
「てめー!まだ大尉なんですか?」
と思ったんじゃないのかなぁ。
169通常の名無しさんの3倍:03/07/24 19:49 ID:???
あ…そう言われればそうだ
流石バーニィ!何もしてないのに歴史が狂う
いや…何もしてないからか…
170書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/07/24 21:37 ID:NR1idcg/
バーニィパート(その19)


ぐだぐだ考えても仕方が無い。
星の屑作戦の開始はもう間近なのだ。


半年以上に及ぶ訓練を終えた俺は前のようなヒヨッコではない。

ゲルググにでも乗れば新兵の乗ったボールの一機ぐらいなら、
何とかなりそうな気がしないでもない。

、、、と思うのだがどうだろう。


とにかく、今の状況で俺は戦場に出なければならない。

0083年、10月、星の屑作戦は開始された。
171通常の名無しさんの3倍:03/07/25 00:06 ID:???
つД`)情けなさ過ぎるぞバーニィ!
172通常の名無しさんの3倍:03/07/25 00:26 ID:0r1ihUk8
ゲルググに乗って新兵のボールとタイマン……?
1年戦争の行方を左右したMSが……なぜ作業ポッドと……つД`)
173真うんこ♪:03/07/25 14:47 ID:???
        ここは 乂ガノタ処刑場乂 です。

      \∧_ヘ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ,,、,、,,, / \〇ノゝ∩ < ガノタ殺すぞ、いくぞゴルァ!!       ,,、,、,,,
    /三√ ゚Д゚) /   \____________  ,,、,、,,,
     /三/| ゚U゚|\      ,,、,、,,,                       ,,、,、,,,
 ,,、,、,,, U (:::::::::::)  ,,、,、,,,         \オーーーーーーーッ!!/
      //三/|三|\     ∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧
      ∪  ∪       (    )    (     )   (    )    )
 ,,、,、,,,       ,,、,、,,,  ∧_∧∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧
      ,,、,、,,,       (    )    (    )    (    )   

   / ヽ r  ,,,....,,,         ヾllllllllllllllllllllllllllllll
   彡ヘ i i ,.-''";;;;;;;;;`ヽ、        ヾllllllllllllllllllllllll
  lヽゞノ ', ''i"~`゙`‐-、,;;;゙、         ヾllllllllllllllllll
  _____,  ,...,,,,__        `ヽ  _,,,..、-‐'ヾlllllllll
 l  `ヽ l   ヽ      ,.r‐'''"゙     WV
 'i   「ヽ,    ヽ7''~ ̄  `ヽ し     ::::::
  ゙、  l,'゙ヽ    ゙、'"´          ::::::::::
   ゙、 {   \   .)     し      :::::::::::    ←ガノタ♪
   `゙'ト、.,_,,...,_ゝ='ヽ
     ヽlllulllll`~´::::::::::ヽ    ・
     ゙、-,,,,,,,,,..,_..,_、 ヽ ::::::::::::    し   :::::::
    ,,-'"゙`;;;;;;;;;::::.  υ 、 :\  ):::::::::::::::: ::::::::::::
    .(ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;, 'u ::::::::::::::::::::::::::::::
   ../""ヽ;;;;;;;;;; .υ::::. '" ν:::::::::::::::::::::::::    /
 ../  ´ ^ ゞ.ノυ:::::::,,,,,,:::::::::::::::::::::::  , . - '"
/        / ヾ゙i;;;;;;;;;;::::::::::::::::::,.、,.、-' "
´,     .,/    ヽ、;;;;;;;;;;;;,.、-‐''"  \
ノ(    /        `'''''''''´      \  

ガノタは
  |       __     ヽ 二工二、  /  ヽ
  ̄| ̄     / /  \   ヽ 二土二「   |    |
  ̄| ̄    /  /    |      -┼┬     し 
   \_ノ   ヽ丿    ノ    ノ  └┼ 

  / ̄/   |   │      │ ゝ 
   |二二|  |  ─┼─   ─┼──
   |二二|  |    |      人  
   / \  し  ノ    _/ \_

うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!! ( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!! ( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!
ガノタ( ´;゚;ё;゚;)キモッ♪ るんるん♪ らんらん♪
174通常の名無しさんの3倍:03/07/26 15:23 ID:???
職人さんが「汚物」に触れないよう、私がクッションになりますわ!
175  「汚物」 ↑ :03/07/26 17:37 ID:???
  
176通常の名無しさんの3倍:03/07/26 19:19 ID:???
>>175
酷いよ・・・。>174に失礼でつよ。
177通常の名無しさんの3倍:03/07/26 21:48 ID:???
>>176
いや…スルーしろよ…
荒らす香具師も夏厨だが
スルーできない香具師も夏厨。
178177:03/07/26 21:49 ID:???
そして俺も夏厨

↓という事で面白ネタドゾー
179書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/07/26 21:58 ID:iwf7SXoj
バーニィパート(その20)

連邦軍の新兵器、核搭載兵器を奪取する為に
連邦の基地へ向かう。


砂漠をトコトコと走るジープに乗って基地へ向かう雰囲気は
なんだか、ほのぼのとしたドライブみたいだ。

「い〜い、天気だなあ」

「まったくでありますね、、、とは言え、これからの作戦を考えると、
それどころではありませんね?サー」

「そうだなあ〜、うまく行けば良いんだけどな〜」

「ははっ、大尉なら上手く行きますよ!」

「そうだと良いな〜」

つづくかも


とりあえず、明日にでももう一度総集編を見るです。
見ないと続けられません(w
180通常の名無しさんの3倍:03/07/26 22:07 ID:???
職人さん

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
181通常の名無しさんの3倍:03/07/27 10:27 ID:???
バーニィやる気なさすぎw
職人さん、乙です。
182だがね総理大臣♪:03/07/27 14:08 ID:???
           \  .人 ̄ <!  ̄ /ー'// ̄ヽ         _.、‐'"
             >ーヽ_>.、(ニ7 .イ ̄ヽ/´┴!-、 `!、.    ,.-''"
             (ヽヽソ~ヽ`ニ ‐'//='゙-‐'"~~~ヽヽ \ /
             (ヽ /"二ー/〉 ]ーj´、、,,___  `}/´ >./
            (ヽ./"/'''//::||:ヽ  ヾ''''''ー‐、_//~'l/      ,.-''"
       ,.---、__(ヽ ('´   |::::::/ヽ::::::::::|     `!|  /   u   ノ
       ///-‐'´  /\ ./!:ノ  ``''ヽ!     | ./       ./
  ,.、-" ̄ ̄`ー 、-‐‐-/'''''''ヾ/ |/    _,.、---‐‐‐-,、|/       ./
/         `'ー、`'フ''ー'|    ,.、‐'"-'''二=‐/ヽ::/       ./
.      u      `ヽ、ー、.! /ソ´二フ"、,,,,,,:ゝ、/        |
               \ーフ''"-、,,/~"´::/,、/        .|
      /´         \ノー''"~ー‐'' ̄ /         |
     /、            \   =   /          .|
   /  \            ヽ  、、、、 /     u     |
_,、-'´     \           `ヽ ;iiiiii;;./           .|
         |\            i i i |        u   ノ
         .|::::ノ\           i i!            .イ;;ヽ
       /ヾ/::::::ノ\.   u   /:/~~ヽ:ヽ        /;;;;;/
      〈;;;;;;;<:::/´::::_,,,,>-、,,,,_,,,.-/;;;;;;;;;トー-....、,,,,,,,,,、-‐'";;;;;/
         \;;;;ヽ;;;;/ヽ;;;;ヽ;;;;;/ヽ;/;;;;;;;;/   ;;;ヽ;;;ヽヽ;;;;;/
                     ヾ;;;;;;ノ  
                            ブリブリブリッ♪
                 (;;;;;ヾ)  /;;;;ヽ
                      ヾ;;;;ノ

   / ヽ r  ,,,....,,,         ヾllllllllllllllllllllllllllllll
   彡ヘ i i ,.-''";;;;;;;;;`ヽ、        ヾllllllllllllllllllllllll
  lヽゞノ ', ''i"~`゙`‐-、,;;;゙、         ヾllllllllllllllllll
  _____,  ,...,,,,__        `ヽ  _,,,..、-‐'ヾlllllllll
 l  `ヽ l   ヽ      ,.r‐'''"゙     WV
 'i   「ヽ,    ヽ7''~ ̄  `ヽ し     ::::::
  ゙、  l,'゙ヽ    ゙、'"´          ::::::::::
   ゙、 {   \   .)     し      :::::::::::    ←ガノタ♪
   `゙'ト、.,_,,...,_ゝ='ヽ
     ヽlllulllll`~´::::::::::ヽ    ・
     ゙、-,,,,,,,,,..,_..,_、 ヽ ::::::::::::    し   :::::::
    ,,-'"゙`;;;;;;;;;::::.  υ 、 :\  ):::::::::::::::: ::::::::::::
    .(ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;, 'u ::::::::::::::::::::::::::::::
   ../""ヽ;;;;;;;;;; .υ::::. '" ν:::::::::::::::::::::::::    /
 ../  ´ ^ ゞ.ノυ:::::::,,,,,,:::::::::::::::::::::::  , . - '"
/        / ヾ゙i;;;;;;;;;;::::::::::::::::::,.、,.、-' "
´,     .,/    ヽ、;;;;;;;;;;;;,.、-‐''"  \
ノ(    /        `'''''''''´      \  

ガノタはいかがなものか・・・♪
ガノタは
  |       __     ヽ 二工二、  /  ヽ
  ̄| ̄     / /  \   ヽ 二土二「   |    |
  ̄| ̄    /  /    |      -┼┬     し 
   \_ノ   ヽ丿    ノ    ノ  └┼ 

  / ̄/   |   │      │ ゝ 
   |二二|  |  ─┼─   ─┼──
   |二二|  |    |      人  
   / \  し  ノ    _/ \_

うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!! ( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!! ( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!
ガノタ( ´;゚;ё;゚;)キモッ♪ るんるん♪ らんらん♪
183書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/07/27 20:05 ID:ePVW1Bg7
バーニィパート(その21)

連邦の基地に着く。
ジープを運転する者はスパイであり、
ゲートは簡単に通り抜ける事ができた。
俺が今着ているこの佐官の服を用意したのも彼だ。

基地を奥に進むと、巨大な格納庫を見つける。
中に入ると、二機のガンダムがあった。

「えーと、人相の悪い方を盗るんだよな」

”2”と書いてあり、ものすごく性格の悪そうな顔をした
ガンダムは手前の奴だ。
デザインした奴は何を考えてこんな悪そうなデザインにしたのだろう。
まあ、それはいい。

バーニィ「おおー!だけど格好いいなー!ガンダム!すげーっ!」

、、、などと言ってみるが、考えてみれば俺は一度殺されてるんだよなー。
ちょっぴり、いや、大分、心の傷がズキズキするが
敵に回す訳ではないのだし、それもまあ良いだろう。


「自分も、そう思います!」
突然声を掛けられた方を見ると気の弱そうな黒髪と
メガネの若い下士官がいる。

バーニィ「うんうん、ところで弾頭の装備は済んでいるのかな?メガネくん」
「メッ、、、メガネ、、、く、、、じっ!自分にはキースと言う名前が、、、」

バーニィ「なんだ?上官に質問されたら、質問された事をすぐに答えないか!
罰としてお前は今から一生語尾に「〜でヤンス」とつける事!」

怒りで顔を真っ赤にしてメガネくんは声を出すこともできずにいる。
気の弱そうな黒髪の方はそれを見て、笑いを堪えている。
少しからかってやるか。

バーニィ「そこの小僧!お前は連帯責任で一生語尾に「〜ナリよ」をつける事!」

黒髪「ええっ!?なななな何ですかそれは!?」

バーニィ「”何ナリか!?”だ!、、、それと、さっきの質問に答えんか!!」


ぐぎぎぎぎぎ、、、、と言う音を口から出した後、
黒髪「と、、、搭載はされているナリよ、、、」

バーニィ「うむ、そうか、これを肝に銘じてこれからは上官の言う事は聞くんだぞ」


馬鹿をからかうのは何ておもしろいんだろう。
そして俺は2号機に乗り込んだ。

つづくかも

すいません、明日から出かけるので、続きは金曜日以降になっちゃうかもです。
184通常の名無しさんの3倍:03/07/27 21:32 ID:???
バーニィパートはギャグ担当!?
185通常の名無しさんの3倍:03/07/27 21:51 ID:???
キースがメガネくんか・・・
さすがバーニィ
186185:03/07/27 21:55 ID:???
書き忘れてたけど、職人さん乙です。
187だがね将軍♪:03/07/28 14:50 ID:???
           \  .人 ̄ <!  ̄ /ー'// ̄ヽ         _.、‐'"
             >ーヽ_>.、(ニ7 .イ ̄ヽ/´┴!-、 `!、.    ,.-''"
             (ヽヽソ~ヽ`ニ ‐'//='゙-‐'"~~~ヽヽ \ /
             (ヽ /"二ー/〉 ]ーj´、、,,___  `}/´ >./
            (ヽ./"/'''//::||:ヽ  ヾ''''''ー‐、_//~'l/      ,.-''"
       ,.---、__(ヽ ('´   |::::::/ヽ::::::::::|     `!|  /   u   ノ
       ///-‐'´  /\ ./!:ノ  ``''ヽ!     | ./       ./
  ,.、-" ̄ ̄`ー 、-‐‐-/'''''''ヾ/ |/    _,.、---‐‐‐-,、|/       ./
/         `'ー、`'フ''ー'|    ,.、‐'"-'''二=‐/ヽ::/       ./
.      u      `ヽ、ー、.! /ソ´二フ"、,,,,,,:ゝ、/        |
               \ーフ''"-、,,/~"´::/,、/        .|
      /´         \ノー''"~ー‐'' ̄ /         |
     /、            \   =   /          .|
   /  \            ヽ  、、、、 /     u     |
_,、-'´     \           `ヽ ;iiiiii;;./           .|
         |\            i i i |        u   ノ
         .|::::ノ\           i i!            .イ;;ヽ
       /ヾ/::::::ノ\.   u   /:/~~ヽ:ヽ        /;;;;;/
      〈;;;;;;;<:::/´::::_,,,,>-、,,,,_,,,.-/;;;;;;;;;トー-....、,,,,,,,,,、-‐'";;;;;/
         \;;;;ヽ;;;;/ヽ;;;;ヽ;;;;;/ヽ;/;;;;;;;;/   ;;;ヽ;;;ヽヽ;;;;;/
                     ヾ;;;;;;ノ  
                            ブリブリブリッ♪
                 (;;;;;ヾ)  /;;;;ヽ
                      ヾ;;;;ノ

   / ヽ r  ,,,....,,,         ヾllllllllllllllllllllllllllllll
   彡ヘ i i ,.-''";;;;;;;;;`ヽ、        ヾllllllllllllllllllllllll
  lヽゞノ ', ''i"~`゙`‐-、,;;;゙、         ヾllllllllllllllllll
  _____,  ,...,,,,__        `ヽ  _,,,..、-‐'ヾlllllllll
 l  `ヽ l   ヽ      ,.r‐'''"゙     WV
 'i   「ヽ,    ヽ7''~ ̄  `ヽ し     ::::::
  ゙、  l,'゙ヽ    ゙、'"´          ::::::::::
   ゙、 {   \   .)     し      :::::::::::    ←ガノタ♪
   `゙'ト、.,_,,...,_ゝ='ヽ
     ヽlllulllll`~´::::::::::ヽ    ・
     ゙、-,,,,,,,,,..,_..,_、 ヽ ::::::::::::    し   :::::::
    ,,-'"゙`;;;;;;;;;::::.  υ 、 :\  ):::::::::::::::: ::::::::::::
    .(ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;, 'u ::::::::::::::::::::::::::::::
   ../""ヽ;;;;;;;;;; .υ::::. '" ν:::::::::::::::::::::::::    /
 ../  ´ ^ ゞ.ノυ:::::::,,,,,,:::::::::::::::::::::::  , . - '"
/        / ヾ゙i;;;;;;;;;;::::::::::::::::::,.、,.、-' "
´,     .,/    ヽ、;;;;;;;;;;;;,.、-‐''"  \
ノ(    /        `'''''''''´      \  

ガノタはいかがなものか・・・♪
ガノタは
  |       __     ヽ 二工二、  /  ヽ
  ̄| ̄     / /  \   ヽ 二土二「   |    |
  ̄| ̄    /  /    |      -┼┬     し 
   \_ノ   ヽ丿    ノ    ノ  └┼ 

  / ̄/   |   │      │ ゝ 
   |二二|  |  ─┼─   ─┼──
   |二二|  |    |      人  
   / \  し  ノ    _/ \_

うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!! ( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!! ( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!
ガノタ( ´;゚;ё;゚;)キモッ♪ るんるん♪ らんらん♪
188通常の名無しさんの3倍:03/07/29 14:40 ID:???
hasyu
189通常の名無しさんの3倍:03/07/30 01:20 ID:???
はしゅ
190通常の名無しさんの3倍:03/07/30 17:56 ID:???
マシュー
191通常の名無しさんの3倍:03/07/31 00:16 ID:???
毬藻
192通常の名無しさんの3倍:03/07/31 11:53 ID:???
保守
193通常の名無しさんの3倍:03/07/31 21:47 ID:???
ほしゅ
194通常の名無しさんの3倍:03/08/01 11:28 ID:???
帰省前ラスト保守

果たして一ヵ月後にこのスレはあるのか…
195通常の名無しさんの3倍:03/08/02 18:49 ID:???
復旧保守
196書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/08/02 20:42 ID:+bE4mvUF
バーニィパート(その22)

「止まりなさい!」

そう叫ぶ声が聞こえる。
思わず止まってしまうのは俺が
素直に育った誰からも好かれる
素晴らしい性格をしている良い子ちゃんだからだろう。

振り向くとそこにいたのは

「、、、君は、、、クリスチーナ・マッケンジー!?」

「だ、、、誰なの、あなた!?会った事もないのに!?」


すっかり忘れられている、とてもくやしい。

「ええい!機動だ!」

あまり悔しいので涙目になりながらガンダムを機動。


「なにをしているの!?あなた達も早く追いなさい!敵よ!」
「てっ!敵にあんな屈辱を味合わせられるとはっ!!殺す!絶対殺す!!」
とか言っている。
誰にでも好かれる性格の俺の事を嫌う奴なんて
ロクな奴じゃないに決まっている。

「ばーか!ばーかっ!騙される奴が悪いんだよーっ!!」
外部スピーカーを通じて言ってやった。

物凄く怒っている。

とにかく、倉庫の外に出る。

つづくかも

保守ありがとうございました。
197通常の名無しさんの3倍:03/08/02 21:04 ID:???
……………あれ? クリス死んだんじゃあ?

何はともあれ御帰りなさい。
198書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/08/02 21:10 ID:+bE4mvUF
疲れてボケてました。

えーと、あいつですよ。
二ナ・パープルトン。
199通常の名無しさんの3倍:03/08/02 21:47 ID:???
お帰りなさーい。
ニナか・・・・・・コイツは死んでもい(自粛
200だがね天皇♪:03/08/03 12:18 ID:???
           \  .人 ̄ <!  ̄ /ー'// ̄ヽ         _.、‐'"
             >ーヽ_>.、(ニ7 .イ ̄ヽ/´┴!-、 `!、.    ,.-''"
             (ヽヽソ~ヽ`ニ ‐'//='゙-‐'"~~~ヽヽ \ /
             (ヽ /"二ー/〉 ]ーj´、、,,___  `}/´ >./
            (ヽ./"/'''//::||:ヽ  ヾ''''''ー‐、_//~'l/      ,.-''"
       ,.---、__(ヽ ('´   |::::::/ヽ::::::::::|     `!|  /   u   ノ
       ///-‐'´  /\ ./!:ノ  ``''ヽ!     | ./       ./
  ,.、-" ̄ ̄`ー 、-‐‐-/'''''''ヾ/ |/    _,.、---‐‐‐-,、|/       ./
/         `'ー、`'フ''ー'|    ,.、‐'"-'''二=‐/ヽ::/       ./
.      u      `ヽ、ー、.! /ソ´二フ"、,,,,,,:ゝ、/        |
               \ーフ''"-、,,/~"´::/,、/        .|
      /´         \ノー''"~ー‐'' ̄ /         |
     /、            \   =   /          .|
   /  \            ヽ  、、、、 /     u     |
_,、-'´     \           `ヽ ;iiiiii;;./           .|
         |\            i i i |        u   ノ
         .|::::ノ\           i i!            .イ;;ヽ
       /ヾ/::::::ノ\.   u   /:/~~ヽ:ヽ        /;;;;;/
      〈;;;;;;;<:::/´::::_,,,,>-、,,,,_,,,.-/;;;;;;;;;トー-....、,,,,,,,,,、-‐'";;;;;/
         \;;;;ヽ;;;;/ヽ;;;;ヽ;;;;;/ヽ;/;;;;;;;;/   ;;;ヽ;;;ヽヽ;;;;;/
                     ヾ;;;;;;ノ  
                            ブリブリブリッ♪
                 (;;;;;ヾ)  /;;;;ヽ
                      ヾ;;;;ノ

   / ヽ r  ,,,....,,,         ヾllllllllllllllllllllllllllllll
   彡ヘ i i ,.-''";;;;;;;;;`ヽ、        ヾllllllllllllllllllllllll
  lヽゞノ ', ''i"~`゙`‐-、,;;;゙、         ヾllllllllllllllllll
  _____,  ,...,,,,__        `ヽ  _,,,..、-‐'ヾlllllllll
 l  `ヽ l   ヽ      ,.r‐'''"゙     WV
 'i   「ヽ,    ヽ7''~ ̄  `ヽ し     ::::::
  ゙、  l,'゙ヽ    ゙、'"´          ::::::::::
   ゙、 {   \   .)     し      :::::::::::    ←ガノタ♪
   `゙'ト、.,_,,...,_ゝ='ヽ
     ヽlllulllll`~´::::::::::ヽ    ・
     ゙、-,,,,,,,,,..,_..,_、 ヽ ::::::::::::    し   :::::::
    ,,-'"゙`;;;;;;;;;::::.  υ 、 :\  ):::::::::::::::: ::::::::::::
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   ../""ヽ;;;;;;;;;; .υ::::. '" ν:::::::::::::::::::::::::    /
 ../  ´ ^ ゞ.ノυ:::::::,,,,,,:::::::::::::::::::::::  , . - '"
/        / ヾ゙i;;;;;;;;;;::::::::::::::::::,.、,.、-' "
´,     .,/    ヽ、;;;;;;;;;;;;,.、-‐''"  \
ノ(    /        `'''''''''´      \  

ガノタはいかがなものか・・・♪
ガノタは
  |       __     ヽ 二工二、  /  ヽ
  ̄| ̄     / /  \   ヽ 二土二「   |    |
  ̄| ̄    /  /    |      -┼┬     し 
   \_ノ   ヽ丿    ノ    ノ  └┼ 

  / ̄/   |   │      │ ゝ 
   |二二|  |  ─┼─   ─┼──
   |二二|  |    |      人  
   / \  し  ノ    _/ \_

うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!! ( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!! ( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!
ガノタ( ´;゚;ё;゚;)キモッ♪ るんるん♪ らんらん♪  ざまぁみろ♪\(^o^)/ざまぁみろ♪\(^o^)/ざまぁみろ♪\(^o^)/♪
201通常の名無しさんの3倍:03/08/03 20:21 ID:???
保守
202書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/08/03 21:54 ID:N7i0x3sE
バーニィパート(その23)

味方のドムの援護が来る。

地上をザザーと滑りながら、敵が駆るピンク色の
おしゃれなザクを真っ二つにする。
気のせいか爆発する姿も、「うーん、おしゃれだ」
思わず呟く。
他人から見たらどんな風に見えるか?
などと言う細かい事は考えてはいけない。

「ガトー少佐!参りました!サー!」

「ゲイリーか、作戦は成功だ、馬鹿が相手の
楽な仕事で助かっちゃった♪」
外に思い切り聞こえるように言う。


「馬鹿で!悪かったなああああああああああああっ!!」
キンキンと耳障りなハウリングを起こした最大音量のスピーカーが叫ぶ。

いかにも主人公機と言った感じの一号機が、俺の前に立ちはだかる。

「ふん、馬鹿が来たか、でも馬鹿だから全然安心だな」
「そうでありますね、大尉」

「貴様ら!絶対に生かして返さないぞ!!」


「馬鹿がなんか言ってるよ、ゲイリーくん」
「馬鹿の言う事は全然わかりませんなー」

ガンダム一号機が突っ込んでくる。
しかし頭に血が上った直線的な動きをかわす事は容易な事だ。

経験の少ないパイロットなのだろう、
その勢いで、つんのめってる。

「ばーかばーか!」
「ぷぷっ、これでも食らえ!」
煙幕弾により、視界を奪い、
そして俺達は逃げ出した。

「、、、ないぞ!絶対に、、、て、、、からな!!」

とか後方で声がするが全く気にならない。
ひとまず作戦は成功。

つづくかも

こんな時期ですので飛び飛びになりかねませんが、
のんびりとお付き合い下さいまし。
203通常の名無しさんの3倍:03/08/03 22:27 ID:???
バーニィ…………(;´Д`) アンタ……………しょうもな……w

マターリおつき合いいたします、職人さま。
204だがね総裁♪:03/08/04 14:13 ID:???
           \  .人 ̄ <!  ̄ /ー'// ̄ヽ         _.、‐'"
             >ーヽ_>.、(ニ7 .イ ̄ヽ/´┴!-、 `!、.    ,.-''"
             (ヽヽソ~ヽ`ニ ‐'//='゙-‐'"~~~ヽヽ \ /
             (ヽ /"二ー/〉 ]ーj´、、,,___  `}/´ >./
            (ヽ./"/'''//::||:ヽ  ヾ''''''ー‐、_//~'l/      ,.-''"
       ,.---、__(ヽ ('´   |::::::/ヽ::::::::::|     `!|  /   u   ノ
       ///-‐'´  /\ ./!:ノ  ``''ヽ!     | ./       ./
  ,.、-" ̄ ̄`ー 、-‐‐-/'''''''ヾ/ |/    _,.、---‐‐‐-,、|/       ./
/         `'ー、`'フ''ー'|    ,.、‐'"-'''二=‐/ヽ::/       ./
.      u      `ヽ、ー、.! /ソ´二フ"、,,,,,,:ゝ、/        |
               \ーフ''"-、,,/~"´::/,、/        .|
      /´         \ノー''"~ー‐'' ̄ /         |
     /、            \   =   /          .|
   /  \            ヽ  、、、、 /     u     |
_,、-'´     \           `ヽ ;iiiiii;;./           .|
         |\            i i i |        u   ノ
         .|::::ノ\           i i!            .イ;;ヽ
       /ヾ/::::::ノ\.   u   /:/~~ヽ:ヽ        /;;;;;/
      〈;;;;;;;<:::/´::::_,,,,>-、,,,,_,,,.-/;;;;;;;;;トー-....、,,,,,,,,,、-‐'";;;;;/
         \;;;;ヽ;;;;/ヽ;;;;ヽ;;;;;/ヽ;/;;;;;;;;/   ;;;ヽ;;;ヽヽ;;;;;/
                     ヾ;;;;;;ノ  
                            ブリブリブリッ♪
                 (;;;;;ヾ)  /;;;;ヽ
                      ヾ;;;;ノ

   / ヽ r  ,,,....,,,         ヾllllllllllllllllllllllllllllll
   彡ヘ i i ,.-''";;;;;;;;;`ヽ、        ヾllllllllllllllllllllllll
  lヽゞノ ', ''i"~`゙`‐-、,;;;゙、         ヾllllllllllllllllll
  _____,  ,...,,,,__        `ヽ  _,,,..、-‐'ヾlllllllll
 l  `ヽ l   ヽ      ,.r‐'''"゙     WV
 'i   「ヽ,    ヽ7''~ ̄  `ヽ し     ::::::
  ゙、  l,'゙ヽ    ゙、'"´          ::::::::::
   ゙、 {   \   .)     し      :::::::::::    ←ガノタ♪
   `゙'ト、.,_,,...,_ゝ='ヽ
     ヽlllulllll`~´::::::::::ヽ    ・
     ゙、-,,,,,,,,,..,_..,_、 ヽ ::::::::::::    し   :::::::
    ,,-'"゙`;;;;;;;;;::::.  υ 、 :\  ):::::::::::::::: ::::::::::::
    .(ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;, 'u ::::::::::::::::::::::::::::::
   ../""ヽ;;;;;;;;;; .υ::::. '" ν:::::::::::::::::::::::::    /
 ../  ´ ^ ゞ.ノυ:::::::,,,,,,:::::::::::::::::::::::  , . - '"
/        / ヾ゙i;;;;;;;;;;::::::::::::::::::,.、,.、-' "
´,     .,/    ヽ、;;;;;;;;;;;;,.、-‐''"  \
ノ(    /        `'''''''''´      \  

ガノタはいかがなものか・・・♪
ガノタは
  |       __     ヽ 二工二、  /  ヽ
  ̄| ̄     / /  \   ヽ 二土二「   |    |
  ̄| ̄    /  /    |      -┼┬     し 
   \_ノ   ヽ丿    ノ    ノ  └┼ 

  / ̄/   |   │      │ ゝ 
   |二二|  |  ─┼─   ─┼──
   |二二|  |    |      人  
   / \  し  ノ    _/ \_

うんこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!! ( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!! ( ゚∀゚)ア━━━━ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!
ガノタ( ´;゚;ё;゚;)キモッ♪ るんるん♪ らんらん♪  ざまぁみろ♪\(^o^)/ざまぁみろ♪\(^o^)/ざまぁみろ♪\(^o^)/♪
205通常の名無しさんの3倍:03/08/04 19:52 ID:lhVLEDjO

   _、_
 ( ,_ノ` )      n 職人さん
 ̄     \    ( E) グッジョブ!! です。
フ     /ヽ ヽ_//





ついでに保守
206書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/08/04 21:15 ID:SsmNRLTL
バーニィパート(その24)

切り立った岩山。
ナイフのように尖った岩々が地形を成しており、
霧が出てきて、視界はほとんど無い。

「鼻をつままれても解らないって感じだな」
「そうでありますね」

「やってみようか」
「、、、作戦中なので勘弁してください」
半泣きで言われたので止めておくか。


「、、、気づきましたか?大尉?」
「、、、、、、、ん〜〜〜〜〜〜?」

「いや、、、あの、、、敵が来てるようですよ」
「ああ!、、、敵ね!うん、勿論気づいてたんだ」
「、、、、、」
「本当だぞ!お前が自分で気づくかどうか試してやったんだ!」
「あ、ありがとうございます、サー」


そこへ、少し高い丘の上から影が飛び掛って来た。
剣が交差し、つばぜり合いの様になる。
「さっきの馬鹿かっ!?」
「貴様っ!!人を馬鹿にしてっ!!ガンダムをどうする気だ!!」

一旦離れて、二合、三合と剣を交わす。
おお!結構戦えるぞ!
地獄の訓練の成果が出たようだ。
、、、新兵が相手だが。

「馬鹿になんか教えてあげないよーっ!」
「貴様っ!馬鹿だ馬鹿だと!僕にはウラキって名前があるんだ!
殺す殺す殺す殺す!」

頭に血が上るのがこいつの悪い癖だな。
その隙を突き、押せ押せムードで攻め立てる。

「はははは!バーカバーカっ!」
「ぐううぅっ!」
苦し紛れなのか、狙った物か、
馬鹿の攻撃が冷却装置に当たる。

「しまった!」

ここは一旦引くか。

「ウラキだったな!今日はこれぐらいにしておいてやる!!」

つづくかも
207通常の名無しさんの3倍:03/08/04 22:21 ID:???
こ、これは・・・五頭身のキャラクターが活躍する、ギャグ漫画を
読んでいる気分です。

バーニーとガトーが出逢ったらどういうテンションになってしまうの〜?
208通常の名無しさんの3倍:03/08/05 08:18 ID:???
おいおいおいおい、お二人さんよ…
まさに子供の喧嘩じゃないか!w
禿ワロタです。グッジョブ!!
209通常の名無しさんの3倍:03/08/06 23:49 ID:???
ほす!
210通常の名無しさんの3倍:03/08/07 12:09 ID:???
保守します
211書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/08/07 22:32 ID:MuRscqpE
バーニィパート(その25)

まだまだ敵は追って来る。

「大尉!ここは私が引き受けます!」
「そうか!わかった!じゃあ行くわ!」

一瞬も迷わずに俺は前へと進む。

地上基地へとたどり着く。
数分もすれば敵は追いつくだろう。

「大尉!ここは我々にまかせて星の屑作戦を!」
「そりゃあそうだな!じゃあ行くわ!」

一瞬も迷わない。

そして俺はあまりにも嬉しいのか、
泣きながら見送る味方を尻目に
逃げ、、、ではなくトンズラ、、、でもなく
宇宙へと飛び立ったのだ。

、、、あくまでも飛び立ったのだ。

基地につく。
ハゲ閣下へ報告をしなければいけない。

女っ気と言う物がまったく無い生活で
気が狂いそうになったところへ 、
ハゲ閣下との対面である。

正直うんざりした気持ちではあるが
噂によると新しく女性の中佐隊に加わったらしい。

わくわくする気持ちもあるので
その辺りの事も閣下に聞いてみる事にしよう。

つづくかも

すいません。
どうにも中途半端な状態がしばらく続きそうです。
明日の金曜日から下手をすると来週水曜日辺りまでお休みです。
時間があれば、土日辺りに書けるかもです。
いつも保守すいません。
212通常の名無しさんの3倍:03/08/08 04:54 ID:???
目が覚めてしまったから覗いて見たら・・・

職人さんキテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!乙━━━━(゚∀゚)━━━━!!!

「じゃあ、行くわ!」・・・情けなさ、炸裂ですーw!!
次回、バーニィが・・・シーマに(;´Д`)ハァハァしませんようにw

保守は、必ず誰かがしてくれています。ご安心を。
213通常の名無しさんの3倍:03/08/08 23:18 ID:???
バーニィがノイエで特攻する姿ってどんなものだろう
214通常の名無しさんの3倍:03/08/09 07:26 ID:???
バーニィはいざって時はかっこよくなるから期待
215書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/08/09 21:27 ID:r3RrMGcH
バーニィパート(その26)

閣下に会う。
今日もとても偉そうにぴかぴかと光ってやがる。

「、、、ガンダム奪取の報告は聞いたぞ、よくやった」
「はっ!ところで閣下!シーマ中尉の噂を耳にしたのですが」
「ほう、耳が早いな、、、お前の留守中の事で、相談をしなかったのは悪かったな」

「そんな事よりですね!
シーマ中尉ってのは可愛いんですか?
美人なんですか?綺麗なんですか!?
一体どうなんですか!!」


複雑な表情を浮かべて、閣下が言う
「、、、まあ会ってみるか?」

ハゲ閣下の後ろの物陰から一人の女性が現れる。
髪は長く、変なマントをつけて変なセンスを持って
特殊メイクかと見紛う厚化粧で
俺の第一印象は

「け、け、け、、、、ケバーい!!」

という事だった。

「誰がケバイんだい!?ええ!?」
「な、何で考えている事がわかるんですか!?」
「ふん!顔に書いてあるんだよぉ!
だいたい何だい!?その変なマントは!?」

確かに俺も変な形のマントをつけているが
この人に人の事は言えないと思う。

「、、、まぁまぁ、その辺にしておけ。
これからお前達は星の屑成就の為に
その力を合わせるのだからな」

つづくかも
216書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/08/09 21:28 ID:r3RrMGcH
しまった!!
シーマは中佐でした!!

この手のちょっと見直せば直せるような
間違いが多くて申し訳ないっす。
217通常の名無しさんの3倍:03/08/09 21:53 ID:???
ケバ…………ワラタ
相変わらずバーニィは阿呆だなあ。癒されるw
218通常の名無しさんの3倍:03/08/10 00:05 ID:???
面白い。続きを期待。
219通常の名無しさんの3倍:03/08/10 19:14 ID:???
もう一度まとめて読んだら、なお一層面白かったです。
220通常の名無しさんの3倍:03/08/11 19:13 ID:???
保守保全
221通常の名無しさんの3倍:03/08/12 20:36 ID:???
保守
222通常の名無しさんの3倍:03/08/13 18:56 ID:???
お盆入り保守。
223書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/08/13 19:45 ID:LwUE0Slu
バーニィパート(その27)

その時、連絡回線の音が鳴る。
「閣下、ビービー鳴ってますよ」
「いや、この音はピーピーだろう」
「ブーブーじゃないのかい?」

「何を言うんですか!ピーピーはともかく、ブーブーなんて聞き捨てなりませんよ!」
「あんたねぇ!私にいちゃもんをつけようってのかい!?」
「、、、もう何でも良いから止めてくれ」


閣下がようやく受信機を取り上げる。

「私だ、、、ほう、、、そうか」

受信機を置き、我々に向き直る閣下。
「連邦の艦隊だ、、、ガトー、早速で悪いんだが」
「閣下!まさか俺に行って叩いて来いなんて言いませんよね!?
ガンダム奪取の作戦が終わったばかりで疲れてるって言うのに!!」

閣下は物凄く、複雑怪奇な表情をして俺を睨む。

「フン!私の出番のようだねぇ?」
「ホラホラ!中佐もこう言ってますよ!」

「、、、ま、まあ、シーマ中佐の実力も、
披露して貰わねばならんしな、頼むぞ、中佐」
「はっ!お任せを!」

振り返って、シーマ中佐が目もあわせずに言う。
「少佐!これからは楽をさせてあげるよ!
ガンダムでも磨いておくんだね!」
「そうさせてもらいます!」

シーマ中佐が出て行く。

「いやー、中佐って案外良い人っすね!」
「、、、」

頭を抱える閣下。

「どうしたんですか?閣下」
「、、、いや、、、なんでもない」

つづくかも
224通常の名無しさんの3倍:03/08/13 20:17 ID:???
お腹が痛いですw

ば、バカガトーじゃないですか〜〜〜!!
225通常の名無しさんの3倍:03/08/13 23:02 ID:???
シーマが帰ってきたら本当に格納庫でガンダムを磨いてそうだw
226通常の名無しさんの3倍:03/08/13 23:40 ID:???
今までで一番ワロタ
グッジョブ!
227通常の名無しさんの3倍:03/08/14 12:27 ID:???
ガ、ガトーが・・・・・(;´Д`) ・・・・

グッジョブ!!!
228書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/08/14 19:45 ID:+uaNWfjH
バーニィパート(その28)

シーマ中佐が出撃する。

「さて、、、演説だ」
「嬉しそうっすね」
「ふふっ、、、」

凶悪ヅラをしたガンダム2号機の前に閣下と二人で立つ。

部下達は準備におおわらわだ。
「照明オッケーでーす!」
「3カメの位置もーちょい上ぇー!」
「ガトー大尉!立ち位置が前すぎです!」
などと大声が交錯する。

俺もなんか喋っておくか。
「閣下!」
「何だ?」
「おぐしが乱れております!」

ハゲ閣下の眼光がギラリと光る。
「貴様、、、」
「あ〜!残念!もうそろそろ時間っすよ!!」
「ぐぐぐ、、」

「はい!5秒前ー!3!2!、、、」
指を差される。


閣下の朗々たる声が全宇宙に向けて発信される。
「、、、地球連邦軍、並びにジオン公国の戦士に告ぐ!
我々はデラーズ・フリートである!」

演説の内容を要約すると以下の通り。
1、休戦協定なんて納得しないよーだ。
2、連邦は核兵器が搭載できるガンダムなんか作っててずるいや!ぷんぷん!
3、だからまだまだ僕達は戦うんだよーだ。
4、じーくじおん

と言う事である。

つづくかも
229通常の名無しさんの3倍:03/08/14 20:27 ID:???
た・・・たまらんww
バーニィ?バーニィ?大丈夫かい?
230通常の名無しさんの3倍:03/08/14 20:58 ID:???
的確な要約にワロタ
231通常の名無しさんの3倍:03/08/14 22:36 ID:???
多分バーニィはまだ夢見心地なんだろうな。
232通常の名無しさんの3倍:03/08/15 05:29 ID:???
バーニィは労せずに地位を得てしまうとこんな奴になってしまうのか…(つд`)コレガワカサカ
233山崎 渉:03/08/15 09:50 ID:???
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
234通常の名無しさんの3倍:03/08/16 14:38 ID:???
続きマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
235書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/08/17 14:54 ID:B6r0MMD7
バーニィパート(その29)

演説が終了した。
後にこの演説は「デラーズ宣言」と言われる事になるのだが
今はまぁ、別の話。

「ところでガトーよ」
「はっ」
「先ほどワシのヘアースタイルについて何か言っていたようだが?」

「、、、いえ、、、何も、、、はははは」
「今から時間を取ってじっくりとお前の見解を聞かせてもらいたいものだな?」
「い、、、いやぁ、、、その、、、」

その時、運良くオペレータの声が艦内に響く。
「シーマ中佐が帰還しました!!」

「あっ!!中佐が帰還したので自分はこれで!」
「ガトー!話はまだ終わって、、、」


格納庫へ行く。

「馬鹿が相手の安っぽい仕事だったよぉ!」
「その割にはガンダムを撃墜する事はできなかったようですね?」
「ふん!坊やは黙っておいで!」

指をちっちっと顔の前で振り、言う。
「ふふっ、、、もしも俺が戦闘に行ってたら、、、」

想像を巡らす、、、、、、、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、ブルブルブルッ
怖い想像をしてしまった。

「なんだい?あんたが行ったら何だって?」

「いや、、、その、、、敵の10機ぐらい、たぶん落としてましたよ、、、ははは」
「、、、敵は6機しか居なかったんだけどねぇ?」

黙り込んでしまう。

「とにかく!あんたは自分のガンダムでも磨いてな!」
「、、、、そうします」

ほとぼりが冷めるまで閣下に見つからないように、
おれは格納庫で一人、ガンダムを磨いた。

つづくかも
236通常の名無しさんの3倍:03/08/17 15:02 ID:???
ガトー・・・素直すぎる!w
ホントにガンダム磨いてどうするよ。
237通常の名無しさんの3倍:03/08/18 20:21 ID:???
シーマとバーニィ。
いい漫才コンビですなw
238通常の名無しさんの3倍:03/08/19 20:27 ID:???
面白かったので、保守しとく。がんがってください。
239通常の名無しさんの3倍:03/08/21 00:02 ID:???
保守
240通常の名無しさんの3倍:03/08/21 18:27 ID:???
職人さん、帰省の後は規制に引っかかって・・・?
241通常の名無しさんの3倍:03/08/21 22:52 ID:???
このスレおもしろい
242通常の名無しさんの3倍:03/08/22 13:43 ID:???
>>223に訂正発見
>「少佐!これからは楽をさせてあげるよ!
>ガンダムでも磨いておくんだね!」

ここのカドーは大尉だったよね
243通常の名無しさんの3倍:03/08/22 16:55 ID:???
>242
釣りですかw?
2号機を奪取した時点で、既に少佐ですよ〜。
トリントン基地では「大尉の制服」しか用意されていなくて、
「今度は少佐の服を頼むよ(うろ覚え)。」って、拘ってたくらいだからね。

ところで、続きマダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
244通常の名無しさんの3倍:03/08/22 19:30 ID:V1yhsP5B
お待たせ致しておりまして、すいません。
保守いつもありがとうございます。
先に言っておきますと、続きはしばらくお待ちください。

実は新しくパソコンを購入致しまして、
こいつがマザーボードを認識しなかったり
色々と問題だらけで、購入致しました会社の方と
電話でサポートを受けておりましたので、
ネット自体に繋げておりませんでした。
しかも結局、新しいパソコンは動いていないので、
古いパソコンで書き込んでます。

で、今はちょっとモチベーションと言うか、
テンションと言うか、が全然低いので、
今、続きを書いてもあまり皆様に楽しんで頂けるものが
できそうに無いので、来週の中ごろ(多分)までお休みさせて下さいまし。

これを機会に他のネタも書いて下さる職人様が来て頂けますとうれしいのですが。


>>242
すいません、おっしゃる通りで間違いです。

そのつもりでいたのですが
>>243様のおっしゃる様に、案外バーニィも
少佐になっているのかもしれません。

いい加減でごめんなさい、責任は拙い文章しか書けない僕にあります。


で、これだけだと寂しいのでちょっと予告を。
復活した時には、そろそろガトーパートも交錯して来ると思います。
ほとんど、歴史どおりに話は進みますが、最終的にちょっとだけ
本来の歴史と変わると思います。

ぶっちゃけて言えば、たぶんコロニーは落ちますし、
ティターンズなんかもできるでしょうし
シャアはハマーンの下を去り、カミーユは電波を撒き散らす、と。

本筋は基本的に変わらないのですが、0083年で生きている
人たちにとっては、あまり関係の無いことですので。

では、これからもマターリとお付き合い下さいまし。
245243:03/08/22 20:28 ID:???
うっきゃ〜〜〜っ!!!
そうだった、そうだった!
このガトーは、 バ ー ニ ィ だ っ た ん だ よ !大尉だよ、 ま だ !

242さん、貴方が正しい!!知ったかぶった俺はバカ。
久々に言うかぁ・・・「逝って来ます・・・・。」
246通常の名無しさんの3倍:03/08/23 18:55 ID:???
保守
247通常の名無しさんの3倍:03/08/24 19:20 ID:???
マターリと保守
248通常の名無しさんの3倍:03/08/24 22:02 ID:???
>>245
イ`
249通常の名無しさんの3倍:03/08/24 23:44 ID:???
ありがと!(´ε`)チュッ
250通常の名無しさんの3倍:03/08/25 00:01 ID:???
職人さん帰還まで、スレタイに沿ってなにか別のネタでも考えるか?
251通常の名無しさんの3倍:03/08/25 12:59 ID:???
>250
次のネタ………


 プルとプルツーを入れ替えたらどうなる?


冷凍睡眠させられてたのがプルで、ジュドーと偶然会うのがプルツー。
さて、どうなるでしょう。
252通常の名無しさんの3倍:03/08/25 18:43 ID:???
>>251
やっぱ作品超えた方が面白いんじゃないの?
ヒイロとガロードとか。
ティファを連れ出す(拉致する)ため、フリーデンに潜入するヒイロ。
リリーナとのダンスについていけないガロード。
253通常の名無しさんの3倍:03/08/25 20:24 ID:GZRb8Hev
ハマーンとファを入れ替えてみたいとか思ってます
書けたら書き込みます
254通常の名無しさんの3倍:03/08/25 20:52 ID:???
俺もなんか書きたくなってきたな…書けたら俺も書き込むわ。
255通常の名無しさんの3倍:03/08/25 21:15 ID:???
クワトロとシローを入れ替えてみる・・・

シロッコ「無様だな、シャア!」
クワトロ「俺はこんなところでは死ねない…生きて…生きてハマーンと添い遂げる!!」
ハマーン「ま♪(*^^*)」

一方…
サンダース「隊長!脚をやられました!」
シロー「サンダースよ、無駄死にではないぞ…」
エレドア「MSの脚だっての。っつ〜か、死んでないし。」
256通常の名無しさんの3倍:03/08/25 21:34 ID:???
良スレの予感
257通常の名無しさんの3倍:03/08/26 17:17 ID:???
職人さん多数誕生か?
258通常の名無しさんの3倍:03/08/27 21:53 ID:???
って言ってたら誰も来ないw
259通常の名無しさんの3倍:03/08/27 22:47 ID:???
チボテー「くやしいよ・・・ぼくはいつもドモンに勝ちたい勝ちたいって思ってたのに・・・」
バニー「・・・あの人は普通じゃないのよ・・・」
260通常の名無しさんの3倍:03/08/27 22:59 ID:???
シロー「アイナぁ!返事をしてくれぇ!!」
アイナ「黙れ俗物が!消えろ!!」
261通常の名無しさんの3倍:03/08/28 02:38 ID:???
アムロ・レイとキラ・ヤマt(ry
262通常の名無しさんの3倍:03/08/28 21:10 ID:???
フリーダムは伊達じゃない
263通常の名無しさんの3倍:03/08/29 20:20 ID:???
アムロとランバ・ラルを入れ替えてみる

ジャブロー内部でジムがやられたあとガンダムとシャアズゴックが戦う
ラル「ジムとは違うのだよジムとは」
264通常の名無しさんの3倍:03/08/29 22:24 ID:???
私の名はシャア・アズナブル、かつて「ジオンの赤い彗星」と呼ばれた男だ…
いや、正確には『呼ばれたはずの男』か…

「どうかされましたか、アマダ少尉殿?」

まだ少年の幼さを残す顔立ちの兵士が私に尋ねて来る。彼の名はミケル・ニノリッチ、階級は伍長。
そう、私は『シロー・アマダ少尉』という、連邦の士官になっていた。
一体何時、何処でこんなことになったのかはわからない。ただ一つ確かなことは『シロー・アマダ少尉』は、これから地球の戦場へ赴くと言うことだけだった。
「ニノリッチ伍長、君は地球ははじめてなのか?」
「はい、でも僕は…あまり戦いたくないんですよ・・・」
ミケル伍長は私と目を合わせることなく、手紙のようなものをひたすら書き続けていた。
「そうだな、しかしザビ家の行動は許すわけにはいかない。よもやこんな形でザビ家と闘うことになるとは私も夢にも思わなかったが・・・」
「はい?」
「いや、なんでもない。」
そんな時だった、輸送船の中が騒がしくなってきたのは。
「お…おい、あれ…あの光は…?」
「戦闘じゃないのか!?」
「あそこを見ろ!MSだ!」
「ありゃGMだ!被弾してるぞ!」
GM。地球連邦軍の量産型MS。私も『赤い彗星』の頃には数え切れないほど撃墜したものだが、今現在の私にとっては友軍機だ。
できることなら救出したいものだが…
とりあえず私は輸送船の操縦室に行き、船長と相談してみる。
「冗談じゃない!コイツは戦艦じゃないんだ!」
「それはわかっている。が、見殺しにするわけにもいくまい?」
「しかし…」
「作業用のポッドが積んであると見たが…あれを私に貸してくれまいか?」
「ボールを!?あんなものでMSと闘えるわけが…」
「戦局左右するのは機体の性能だけではないものだよ。」
ノーマルスーツを着こんだ私は、連邦のモビルポッド・ボールに乗りこんだ。
「シャ…いや、シロー・アマダ少尉、ボールで出るぞ!」

続く…のだろうか?
265通常の名無しさんの3倍:03/08/29 22:38 ID:???
!!!
新たな職人さんの出現か?!
266通常の名無しさんの3倍:03/08/29 22:47 ID:???
職人さん歓迎!
でもシャア…いきなり添い遂げちゃだめだぞ(w
267通常の名無しさんの3倍:03/08/29 22:48 ID:???
新たな神降臨で一気に名スレ化か?
期待して続き待ってます!
268通常の名無しさんの3倍:03/08/29 22:52 ID:???
職人降臨記念カキコ!
でも、シロ−サイドは大丈夫か?サイド2のこともあるだろうし・・・。
269通常の名無しさんの3倍:03/08/30 06:46 ID:???
やっべなんだこのスレ。
「入れ替え」なんてありがちな手法でここまで面白くなるとは。
職人がんがれ。
270通常の名無しさんの3倍:03/09/01 01:37 ID:???
保守
271通常の名無しさんの3倍:03/09/01 21:28 ID:???
シャア IN 08MS小隊

ボールで戦闘宙域に到達した。私は先ほど見たGMを探す。
「あそこか・・・そこのGM、救援に来たぞ。」
「救援!?そんなものでか!?」
ノイズ混じりの通信機越しに、GMのパイロットの野太い声が聞こえる。
「馬鹿野郎!そんなもんじゃ、死にに来たようなものだ!」
「機体の性能が決定的な戦力差ではない。それに私は君を救出に来ただけだ、交戦するつもりもない。」
私のボールのマニュピレータがGMに近づく寸前だった。
突然黒い物体が目の前に現われた。
「しまった!見つかったか!!」
「君が戦っていた奴か?」
私の前に現われたMS。ザクだ。脚部は通常のものではない。おそらく『リックドム』のテスト機だろう。
「君、GMの状況は?」
「弾はもうない、エネルギーもギリギリだ。」
「まだ少しは動けるな?ならば、この先に輸送船が待機している。私が時間を稼ぐ。その間に君は退避しろ。」
「馬鹿な!そんなもので!」
「やってみるさ!」
私はボールのバーニアを極限まで上げた。無論逃げる為ではなく、ザクへと突進して行った。
ザクのパイロットも私の行動に驚いたのか、一瞬隙を見せた。が、すぐにマシンガンを構えた。
「見せてもらおうか、ジオンの新型試作機の性能とやらを!」
新型の試作機とはいえ、ベースはザク。かつて赤いザクを駆っていた私はザクの性能を知り尽くしているつもりだ。利点も欠点も。
私はめいっぱいのスピードでザクの背後に回りこんだ。ザクのモノアイの死角に入ったわけだ。
そしてボールのマニュピレータでザクを背後から羽交い締めにした。
これでザクは動けない。無理に振りほどこうとするが、ボールの間接はロックしてある、そう簡単には解けない。
私は素早くボールから降りると、ザクの正面へ行き、コクピットハッチを開けた。
「動くな。君の負けだ。」
ザクのパイロットに銃をつきつける。

続く・・・だろうか?
272通常の名無しさんの3倍:03/09/01 21:39 ID:???
職人さん、乙!
シャアカコイイ!
273通常の名無しさんの3倍:03/09/01 21:43 ID:???
アイナブリッジ大佐になるのか?
274通常の名無しさんの3倍:03/09/01 22:38 ID:???
シローの中のシャアって何時頃のシャアだろう?
275通常の名無しさんの3倍:03/09/01 22:59 ID:???
シャア IN 08MS小隊
「これは驚いた…」
ザクのパイロットは女性だった。ヘルメットのバイザー越しに鋭い視線が見える。
笑顔ならば美しい女性なのだろうが、今の彼女はおおよそ似つかわしくない、鋭い視線なのが残念だ。
「…殺しなさい…辱めは受けたくありません…」
彼女は言う。その言葉に恐れや迷いはないようだ。
私は窮屈だがザクのコクピットに入り込み、ハッチをロックしてヘルメットを外した。
「何の真似です!?」
驚く彼女のヘルメットに手をかける。彼女は私の行動にさらに驚く。彼女のヘルメットが外され、素顔があらわになった。
「ほう・・・」
彼女は相変わらず私をにらんでいる。もし彼女が銃を持っていたならば、私は既にあの世にいっているだろう、そんな目つきだ。
「君にそんな表情は似合わんな。」
「敵のあなたにそんなこと言われる筋合いはありません!」
「女性でありながらMSに乗り前線に立つ…私はそんな君に敬意を表しているのだよ。」
「なにを・・・」
彼女は言いかけてやめ、顔をそむけてつぶやいた。
「…何故ザクのハッチの開け方を知っていたのです…?」
「昔、私もザクに乗っていたからだ。」
「え!?」
「…いや、なんでもない。それより早く帰還したほうがいい。無理矢理乗りこんでおいてこう言うのも恐縮だが、MSのコクピットに2人分の酸素など余裕があるはずがない。」
「…」
「たった1人でテスト機に乗り、ここまで来たとも思えん。恐らく近くに母艦の類があるはずだ。今から帰還すれば間に合おう。」
「見逃してくれるというのですか?情けをかけるつもりなら…!」
「君を見ていると、ある女性と重なって見えるのでね。」
アルティシア…私の妹もこの時代では連邦軍のパイロットとして戦場に出ていた。
このザクのパイロットも、この時代のアルティシアと同じくらいの年齢だろう。今の私に彼女を撃つことなどできない。
「あなたがザクから離れたとたんに発砲するかも知れませんよ?」
「しないさ。君にはできない。私も帰還が難しくなりそうだ、ここで別れよう。」
私は再びヘルメットを被る。彼女もヘルメットを着けたのを確認してコクピットを開ける。
「運が良ければまた会おう。」
「私…アイナ・サハリンと申します…」
「私はシャ…いや、シロー。シロー・アマダ少尉だ。アイナよ、いい女になるんだな。」
ザクから離れ、ボールに乗りこむ。関節のロックを解き、お互いが動き出す。
予想通り、アイナのザクは発砲しない。暫く私を見ていたようだが、帰還していった。
それを見届けると、私も帰還をはじめた。

「すごいですよ!ボールで新型ザクと闘ったんですってね!」
ミケル・ニノリッチ伍長が、帰還した私に目を輝かせて言った。
「しかもこのボール、全く無傷じゃないですか!少尉殿はエースパイロットなのですね!」
「…運が良かったのさ…」
私は輸送船のシートにこしかけた。その私の前に1人の男が立った。
筋肉質の長身の男だ。
「先ほどは危ないところを助けていただき…」
「ああ、GMのパイロットか。」
「はっ!テリー・サンダースJr軍曹であります!地球ではアマダ少尉殿の部下に配属されることになりました!」
「僕もであります!我々3人はコジマ大隊のMS小隊への配属とのことです!」
やはり私にはMSは切っても切れないモノらしい。まさか連邦のMSを駆り、ジオンと闘うとは…
「そうか…ではサンダース軍曹、ニノリッチ伍長、地球ではよろしく頼む。」
我々を乗せた輸送船の窓から蒼く輝く星が見える。われわれの新たな戦地となる星が。
この戦争ではジオンは敗北し、ザビ家は滅びる。
だが私がこの時代に来たことで、歴史は変わるのかもしれない。
私は再びザビ家に向けて引き金を引くことになった。ジオンの遺子としてではなく、地球連邦軍の一士官・シロー・アマダ少尉として…

続…けてもよろしいでしょうか?(^^;)なんかシャア美化しすぎ?
276通常の名無しさんの3倍:03/09/01 23:05 ID:???
職人さんキテル━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
シャアカコイイっす!いえ、全然続けてOKです。つーか続けてくださいな!
277通常の名無しさんの3倍:03/09/01 23:07 ID:???
いやいや、職人さん方のおかげですごく良スレになってますよ。
頑張ってくださいとしか言えませんが、応援させてもらいます。
続けてもらえると大変嬉しいです。
278通常の名無しさんの3倍:03/09/02 00:49 ID:???
シャア-シロー職人もガトー-バーニー職人もおもろい(゚∀゚)ガンガって下さい
279通常の名無しさんの3倍:03/09/02 20:21 ID:???
シャア IN 08MS小隊

「これが…私の乗機か…」
地球連邦・東南アジア方面派遣軍・コジマ大隊・第08MS小隊に配属された私は、小隊長に任命された。
そして乗機として受領したものが、今私の目の前にあるMSだ。
ガンダム。かつて私が幾度となく苦汁を舐めさせられたMS。連邦軍の白い悪魔。
私の前にあるガンダムは当然『白い悪魔』ではない。陸戦用に造られた、量産機である。
「…私がガンダムのコクピットに座ることになるとは・・・皮肉なものだ…」
「なにか?」
ふと傍を見ると、赤い髪の女性が立っていた。見事にシェイプアップされた、女性軍人である。
「整備に不審な点でも?」
「いや、ガンダムとは私にとって複雑な思い入れのあるMSなのでね。」
「はぁ・・・?」
「確か、ジョシュワ曹長だったな。」
「はい、カレン・ジョシュワであります。」
「私はこの手のMSには馴染みが薄い。これからもよろしく頼むぞ。」
「…お言葉ですが隊長、連邦のMSに馴染みが薄いとは、どう言うことでしょう?」
「ふ…若いのさ…」
「・・・?」
若い…確かにこの時代の私も若かった。シロー・アマダも若いだろう。
だがそれ以上に『連邦軍人』としての『私』は、余りにも若すぎる。
そう言う意味で言った言葉だったが、ジョシュワ曹長は目を白黒させるばかりだった。
「出撃時刻は?」
「はっ!19:00に04・07小隊と共に出撃との命令であります!」
「そうか。私の初陣でもある。すまんが皆をここに集めてはくれないか?一言言っておきたいのでね。」
「了解しました!」
ジョシュワ曹長は駆け足で去って行く。一人残った私は再びガンダムを見上げる。
「…今頃は星の海か…そこにはどんな私がいるのだ、アムロよ?」

応援ありがとうです m(__)m 続けられる限りがんばりますです ∠( ̄∧ ̄;)
280通常の名無しさんの3倍:03/09/02 21:26 ID:???
こんな良スレがあったのかぁぁぁ!気づかんかった (´・ω・`)

>>279
乙でつ
シャアの台詞が激しく気になる。
続きがよみてぇぇ!
281通常の名無しさんの3倍:03/09/03 00:12 ID:???
華麗なイメージのシャアが泥臭い08の舞台でどう活躍するかが楽しみです。
職人さんがんがれ!
282通常の名無しさんの3倍:03/09/03 22:38 ID:???
シローの方は大丈夫なのか
アムロと戦うことになる可能性が高い
283通常の名無しさんの3倍:03/09/04 15:53 ID:???
シローの命も心配だが・・・
どうなる・…キキ・ロジータ
284通常の名無しさんの3倍:03/09/06 18:25 ID:???
職人さん待望保守
285通常の名無しさんの3倍:03/09/06 23:35 ID:???
シャア IN 08MS小隊

シロー・アマダ少尉としての私の初陣となった。
私の両翼にはカレン・ジョシュワ曹長、テリー・サンダースjr軍曹のガンダムがつき、ホバートラックにミケル・ニノリッチ伍長とエレドア・マシスが搭乗している。
密林地帯は想像以上に視界が悪く、加えて夜の闇が更に視界を遮る。
赤外線スコープと、ホバートラックのエレドア伍長のソナーが頼りとなる、悪条件の過酷な任務となった。
「隊長、前に出すぎでは?」
カレン・ジョシュワ曹長から通信が入る。
「いや、ここは私が指揮を執る。ジョシュワ曹長・サンダース軍曹はホバートラックを護りつつ私を援護してくれ。」
「先頭に立てるほどの腕を持ってるのかよ?」
エレドア伍長が独り言のように言う。私は少し笑った。
「ジョシュワ曹長、マシス伍長。この辺りの地形においては、君達の方が詳しいだろう。が、MS戦ならば私に一日の長がある。君達は君達の任務を遂行してくれ。」
「おーおー、大層なご自信で!」
「失礼ですよエレドアさん!隊長は宇宙では…」
「聞いたよ、ボールでザクと闘ったんだろ?まぁ、誰も戦闘は見てないんだろうから、逃げ回ってたとしてもおかしくはないわな?」
「そんなことないですよ、隊長に限って!」
エレドア伍長とミケル伍長が言い争いをしているのが、通信機越しに聞こえる。なんとも呑気なものだ。ある意味ジオンが負けるはずだ。
そのときだった。
「…おしゃべりはおしまいらしいぜ…」
エレドアの言葉がこわばる。
「この音…ザクが2機…いや、3機だ!」
敵に遭遇したらしい。もっとも、私が『ジオン』を『敵』と呼ぶのも言い得て妙だが。
「マシス伍長、方角がわかるか?」
「正面に1機、他は…右側からだ!」
エレドアの叫びと共に、我々の右手側からザクのモノアイの光が現われ、それと同時にマシンガンによる攻撃が始まった。
「いきなり撃つか!」
「焦るな、サンダース軍曹。所詮はザクのマシンガン、当たったところでどうと言うことはない。」
私は正面に銃を向ける。まだ敵の姿は見えない。
「…そこか…!」
暗闇の中にガンダムのマシンガンを乱射する。すると暗闇の中から被弾したザクが姿を見せた。
ザクは私の攻撃で既に戦闘不能となっていたようであり、すぐに黒煙を立ち上げて倒れた。再度起き上がることもなく。
「な…?マジかよ…?」
「流石は隊長…やはり宇宙での戦闘は間違いではなかったようだ…」
「…やるねぇ、新人の隊長は…」
「だから言ったでしょ!?隊長はすごい人だって!」
小隊隊員達がそれぞれに言う。
「このくらいで驚いてもらっては困るな…」
私が言う。私も少々道化が板についてきたのかも知れん、恥かしげもなくこんな台詞を口にするとは。
「曹長、軍曹、今からそっちを援護する!無駄弾は極力避けろ!」

保守に感謝感謝ですm(__)mお気に召していただけるかどうかわかりませんが…(^^;
とりあえず、次回は、キキの登場になると思いますです(^^;
286通常の名無しさんの3倍:03/09/07 00:04 ID:???
…キキのチチにハァハァするのか…するのか、シャア!?
というか、ロリコン疑惑に燃料投入の危機!?
すごい楽しみです、職人さん乙です!(゜◇゜ゞ
287通常の名無しさんの3倍:03/09/07 00:26 ID:???
>当たったところでどうと言うことは
激しくワラタ!

お疲れ様でした。
288通常の名無しさんの3倍:03/09/07 01:42 ID:???
新任の隊長が最強のエース(しかもNT)だもんな…
状況を想像しただけで笑える。
289通常の名無しさんの3倍:03/09/07 01:50 ID:???
こりゃそのうち大隊をのっとる勢いだな。
キキも楽しみだけど、対アプサラス戦も楽しみっす。
290通常の名無しさんの3倍:03/09/07 11:14 ID:???
皆様、応援ありがとうです、『シャア IN 08MS小隊』を書かせて頂いてるものです(^^)

ガンダムの知識が乏しいので、あやふやで行き当たりばったりなストーリーですが、読んでくださって感謝感謝です(*^^*)
今後も当分『シャア→シロー』が続くと思います。
『シロー→シャア』のほうは、どの時代のシャアにしようか悩んでますが…(^^;

至らないところも多々あると思いますが、皆様が笑って読んでくだされば幸いです(^^)
291通常の名無しさんの3倍:03/09/07 14:05 ID:???
>>290
いつもお疲れさまです。
ストーリーや設定とかで分からないところがあったらいつでも聞いて下さい。
292通常の名無しさんの3倍:03/09/07 21:53 ID:???
シャア IN 08MS小隊

初陣でMS3機撃破した私の噂が、コジマ大隊内部に浸透するまで、時間はかからなかった。
「みんなが隊長はニュータイプだと言ってますよ。」
「お世辞かい、軍曹?」
今回の任務は、地元住民の村のすぐ近くに作られた、ジオンのトーチカを破壊する作戦だと言う。
カレンが地図を広げて説明する。厄介な場所にトーチカがあるようだ。
「…で、この村がまた問題なのですが…」
カレンが口を閉ざす。
「どうした、曹長?」
「はい、この村は反戦ゲリラの村なのです。ジオンは勿論、連邦にも荷担しません。近づくものは全て敵とみなすでしょう。」
「だが彼等とて人間だ、交渉してみる価値はあるだろう?」
「隊長!?まさか…?」
「このトーチカを破壊するには、最も地元の地形に詳しい人物の助けが必要だ。私が先に出て、ゲリラと交渉してみよう。」
08小隊本隊の指揮はカレン曹長に任せ、私は一人、ゲリラの村に向かった。
途中でMSを降り、歩いて村に近づくと、途中に滝が見える。
熱帯雨林の暑さの中、歩き通しの私は、滝壷で小休止した。
透き通った水は良く冷えていて、疲れを吹き飛ばすほどだった。
そんなとき、滝壷の中から1人の少女が姿を見せた。水浴びをしているようだ、一糸纏わぬ生まれたままの姿で泳いでいる。
「ほう…」
思わず声を出す。少女が私の存在に気付いた。
「だ…誰!?」
「妖しい者ではない、見ての通り、軍人さ。」
「連邦!?ジオン!?どっちにしたって、兵隊なんかロクな男いないんだから!」
「心外だな、私は君をどうしようと言うわけではない。」
「だったら、こっち見ないで!」
「それは失礼したな、なにせ君の身体が美しかったもので、つい見入ってしまった。」
「え?」
少女は一瞬顔を赤らめた。私は少女に言われたように彼女から目をそらすよう、後ろを向いた。
暫くの後、彼女から声がかかる。
「…もう…いいよ…」
降り返ると、服を着た少女が拳銃を構えて立っていた。
「何故私が背を向けているときに撃たなかった?」
「いろいろ聞きたいことがあるから…」
「聞きたいこととは?」
「まずは…名前!」
「シロー、シロー・アマダ少尉だ。連邦の小隊長をしている。」
「何しにここに?」
「ジオンのトーチカを破壊する為、ゲリラの力を借りに来た。」
「それで父さんに会いに来たの?」
「お父上?では君もゲリラの…?似合わんな。」
「なんだって!?」
「君のような可愛らしい少女に銃は似合わんと言っている。」
ゆっくりと近づき、彼女から銃を奪い取る。
「名前を教えてもらえないか?」
「…キキ…キキ・ロジータ…」
「ではロジータ嬢、お父上に会わせて頂けないか?」
「会ったばかりのあんたを信用しろって言うの!?」
「疑わしければ、いつでも撃つがいい。」
私は彼女に銃を返す。私の行動にキキは驚きの連続のようだ。
「あんたみたいな兵隊って…はじめて見た…」
「私も、君のような可愛らしいゲリラをはじめて見たさ。」
私が微笑みかけると、彼女は再び頬を染めて視線を逸らした。もう拳銃は私を狙っていない。少しは信用してくれたようだ。
キキ・ロジータの案内で、私はゲリラの村に入る事ができた。
後は交渉のみ…

なかなか進まない話ですが…続きますです(^^;
293通常の名無しさんの3倍:03/09/07 22:05 ID:???
ペンネーム「俺はニュータイプだ」さんよりコメントが届いております。

「大佐はさ、ロリコンなんだz(省略されました…続きを読むにはアクシズを落として下さい)
294通常の名無しさんの3倍:03/09/07 22:49 ID:???
うわ〜、さすがシャア、幼い女の子の扱いが上手い!!w

けど……シャアのパターンからいって、砂漠の待機中に刺されそうなハメに陥りそうw
295通常の名無しさんの3倍:03/09/08 16:31 ID:???
>>294
「ハメに陥りそうw」を「ハメ撮りしそうw」と誤読した…(欝
296通常の名無しさんの3倍:03/09/08 21:25 ID:???
シャア IN 08MS小隊

ゲリラの協力を得て、ジオンの隙を突く強襲作戦が可能となった。が、ゲリラの長は私を完全に信用しているわけではないらしく、監視役を私に付ける事を条件とした。
監視役には長の娘・キキが自ら名乗りをあげた。そして彼女は今私と共にガンダムのコクピットにいる。
「すまんな、なにせこのMSは1人乗り。狭くて申し訳ない。」
「ううん、狭い方がいいことだってあるよ?こうやってシローとくっつけるし!」
「…戦闘に入ったら私の腕はつかまないでくれよ、2人とも死ぬ事になる。」
「守ってくれるでしょ?父さんとも約束したんだし。」
どうやらキキは私に懐いてくれているようだ。少女時代のハマーンやミネバ、クェスと、私も良く子供に好かれる。悪い気はしないが、父親と言うのは少々荷が重いようだ。
「見えた!あそこだよ!」
キキがガンダムのモニターを指さす。そこにはジオンのトーチカが映っている。
「連中は全く気がついていないようだな。」
「そりゃそうよ、こんなとこから来るなんて、地元の人間でも思いつかないもの。」
「なるほど。」
「それで、どうするの?ここから狙撃するの?」
「射程距離ギリギリのところに私の部下が待機している。彼等に砲撃開始の合図を送り次第…斬りこむさ。」
「正面から突入するの!?無茶だよ!」
「奴等はここで根絶やしにしておかねば、1番近くの村…つまり、キキ達の村へと逃げ込むだろう。そうなっては元も子もない。私を信用してくださった長に申し訳が立たん。」
「でも、無事に帰れるの!?」
「さあ、それはどうかな?」
私のガンダムから信号弾が空高く発射される。それを確認したサンダース達が援護砲撃をはじめる。
突然の敵襲にジオンの兵は、蜂の巣をつついたような驚き様だった。
「今だな…キキ、しっかりつかまっていろ…!」
私のガンダムが森の中から飛び出し、マシンガンを放つ。1機、2機と、ザクが倒れて行く。
目的はジオンの殲滅とトーチカの完全破壊。私はトーチカを攻める。トーチカを死守するMSを、私のガンダムの左腕のビームサーベルが容赦なく切り裂く。
右腕のマシンガンは次々とトーチカを撃破して行く。
「恐いか?」
私はキキに尋ねたが、答えは返ってこなかった。至近距離でMS戦を体験しているのだ、無理もない。
「大丈夫だ、こいつを倒せば…決着がつく…!」
ビームサーベルが、最後の1機となったザクのコクピットを貫く。
「…4分18秒…地上戦でこのタイムならば、まずまずといったところか…」
私は時計を確認しながらつぶやいた。

本部に戻った私に、部下たちが集まってくる。
「MS5機撃破、トーチカ3つ、戦車・戦闘ヘリがおよそ7機…これだけの戦隊を5分足らずで…」
エレドアが口をパクパクさせながら言う。
「すごいです隊長!」
ミケルが目を輝かせて言う。
「たった1機で斬り込むとは…流石は隊長ですね。」
サンダースが言う。
「前回の戦闘といい、今回の作戦といい、上層部では既に噂となっているようですよ。」
カレンが驚きを隠しきれない様子で言う。
「今回も皆に助けられのさ。それにゲリラも協力してくれたことだ、私だけの力ではないよ。」
私らしくもなく、少し謙遜して見せる。やはり『シロー・アマダ』とは、私とは違う人種のようだ。
が、私も『シロー・アマダ』に近づきつつあるのも事実だ。
「失礼します、アマダ少尉!」
「ん?」
「補給部隊の者です。先ほどアマダ少尉に差し入れだと、民間人がこれを…」
兵士は私に大きな籠を差し出す。中には村で作られた作物類が山のように入っていた。
「ほう…これは…」
「それから…これを持ってきた民間人の少女が少尉殿に『ありがとう』と伝えて欲しいと…」
キキ・ロジータか…
「君、もしもまた彼女らが来たら、基地内に入れてやってくれ。今回世話になった人達だ、礼がしたいのでね。」
「はぁ…しかし…」
「責任は私が持つさ。」
どうやら私は部下やゲリラ達からも慕われる『シロー・アマダ』である自分を気に入り始めているようだった。

戦闘描写が幼稚ですみませぬ m(__)m まだ続くです(^^;
297通常の名無しさんの3倍:03/09/08 21:59 ID:???
グッジョブです。

>少女時代のハマーンやミネバ、クェスと、私も良く子供に好かれる。

・・・ってことはこのシャアはアクシズを落としたあとのやつだったんですね。
298通常の名無しさんの3倍:03/09/08 22:33 ID:???
>297
って事は入れ替わったシローはνの手とアクシズに挟まれてあぼーん?(マテ
299通常の名無しさんの3倍:03/09/08 22:45 ID:???
>298
それ以前に、1年戦争中にあぼーんかも・・・(ヲイ
300通常の名無しさんの3倍:03/09/08 22:57 ID:???
>>299
何となくクラウンを助けようとしてそのまま一緒にあぼーんという光景が…
301通常の名無しさんの3倍:03/09/09 00:23 ID:???
シャアがいい意味で男くさくなってますなぁ〜
やっぱ陸軍とは、そんな感じなのか
302通常の名無しさんの3倍:03/09/09 01:34 ID:???
「俺はナナイと添い遂げる!」と絶叫するシロー・アズナブルの姿が脳裏に浮かんだ……(吊
303通常の名無しさんの3倍:03/09/09 21:49 ID:???
シロー・レム・ダイクン
304通常の名無しさんの3倍:03/09/10 07:16 ID:???
キャスバル・アマダ
305通常の名無しさんの3倍:03/09/10 19:50 ID:???
シローがアクシズを落とすなんて想像できない
306通常の名無しさんの3倍:03/09/10 21:25 ID:???
連邦の偉いさんに説教たれそうなイメージ(笑
307通常の名無しさんの3倍:03/09/11 20:55 ID:???
赤い彗星のシロー
308通常の名無しさんの3倍:03/09/11 22:56 ID:???
シャアならノリスと互角以上に戦えるだろう
309通常の名無しさんの3倍:03/09/12 21:56 ID:???
シャア IN 08MS小隊

サンダース軍曹が転属を希望しているという。理由は彼の『死神』という通り名のためだ。
「自分の所属する部隊は…3度目の出撃で…自分以外は…」
サンダースが告白する。
「おいおい、俺達まで殺すつもりかい、軍曹さん?」
「いやですよ!僕はこんなところで死ぬなんて…!」
「それでいじけてるってワケかい…あきれたねぇ、それでも男かい?」
エレドアは冷やかし、ミケルは怯え、カレンは苛立っている。
「しかし自分は…皆を死なせたくないから…」
「君に心配してもらわなくとも、我々は生き残るさ、無論君もな。」
「…隊長…?」
「転属は認めん。例えコジマ少佐が了承しても私が許さん。作戦は予定通り続行する、各自持ち場に戻れ。」
私の言葉で、それぞれがそれぞれの持ち場に戻った。サンダースはやはり足取り重く、MSのコクピットに乗り込んで行った。
そして数時間の後、奴は姿を見せた。
夜空に浮かぶ、巨大な黒い影。ジオンの新型MAだろう。
「この時代の地球上にこんなMAがあったとは…」
「この野郎!」
カレン機が突撃して行く。MAは体当たりでカレン機を弾き飛ばす。ものすごいパワーだ。
「カ…カレン曹長!?」
「うろたえるな、軍曹。」
「しかし隊長…!」
「エレドア伍長、ミケル伍長、カレン曹長の救出を。我々が時間を稼ぐ。」
私はマシンガンを構え、MAを威嚇する。試作機か実験機の類なのか、外部からは武装が施されているようには見えない。
しかしカレンのガンダムをいとも簡単に弾き飛ばすパワーは脅威だ。しかも制空権は奴にある、うかつには近寄れない。
「…サンダース軍曹、『赤い彗星』という人物を知っているか?」
「こんなときに何を!?」
戦闘宙にもかかわらず、私は話を続けた。
「ルウム戦役で5隻もの戦艦を沈めた彼はエースだニュータイプだともてはやされた。が、その実、彼の部下は殆どが戦死している。」
「隊長…?」
「いくつもの作戦を決行し、幾人もの部下や兵器を失った。それこそ帰還するのは彼1人。それでも彼はエースだと呼ばれた。ニュータイプと噂された。」
そこまで話すと私はMAに向けて発砲をはじめた。
「同じように味方を死地に導く『死神』ならば、せめて『赤い彗星』を超えてみせろ!」
叫びながら銃を乱射する。MAには殆ど効いていないようだ。
「う…う…うおおおおぉぉぉ!!」
突然サンダース機が動き出した。ビームサーベルを抜き、MAに突進して行く。
「俺は…俺は…死神じゃない!!」
サンダース機がジャンプする。私の射撃で動きを止めたMAに向かってジャンプする。
「うおお!!」
「軍曹!下だ、機体下部を狙え!」
サンダース機のサーベルはMAの下部の球状部分に刺さった。私の読みが正しければ、そこはミノフスキークラフト。それを破損すれば奴も安定を失う事になるだろう。
サンダース機がMAから離れる。案の定安定を失ったMAは、前後左右によろめきながら、精一杯と言ったスピードで戦場を去る。
「隊長!奴が逃げます!」
「追うな、今はカレン曹長の救助を優先する。」
「しかし…」
「曹長が無事なのを確認すれば君も『死神』の呪縛から解放されるだろう?」
「…それでは…!?」
「ああ、先ほどミケル伍長から連絡が入った。『私は生きてるぞ!馬鹿野郎!!』といっているそうだ。」
MSのコクピット越しにサンダースの安堵の表情が伺えた気がした。
敵MAは取り逃がしたが、奴とはまた会うだろう。今はMAを撃墜するよりも、『死神』という言葉に引導を渡したい。
そしてサンダースは見事に呪縛から逃れた。私も彼のように『自分の呪縛』から逃れる術を探さねばならない。
そう、人類を粛清するという呪縛から…白い悪魔を倒すと言う呪縛から…

サンダース、ヘタレっぽくなっちゃいました(T▽T)サンダースファンの方、ごめんなさいですm(__)m
続きますです(^^;
310通常の名無しさんの3倍:03/09/12 23:49 ID:???
職人さん乙!
シャアはいい隊長してますな。
311通常の名無しさんの3倍:03/09/13 11:30 ID:???
職人さん来たのに誰もいない…
やっぱシャアは人心つかむのがうまい。
312通常の名無しさんの3倍:03/09/13 14:34 ID:???
職人さん禿乙!
改めて職人さんは凄いなぁと関心しますた。
これからもガンガッテくだちい。
313書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/09/13 16:05 ID:???
バーニィパート(その30)
作業着を着て格納庫でガンダムを磨く。
なんだか一ヶ月近く磨いてる気がする。
まぁそれはそれとして。

もともと下っ端で雑用係ばかりやっていた俺としては
このような作業が苦にならない、、、と言うよりやっている内に楽しくなってきた。
自然と歌を口ずさんだりもする。

「キュッ♪キュッ♪キュッ♪キュッキュッキュキュッ♪
キュッ♪キュッ♪キュッ♪キュッキュッキュキュッ♪」

よしよし、ガンダムも磨き終わり、調子も出てきた。
ついでなので他の機体も磨いておくか。何て働き者で素晴らしい俺なんだ!

「くえーすちょーん♪くえーすちょーん♪俺は誰っ♪
くえーすちょーん♪くえーすちょーん♪俺、バーニィ♪」

ああ、こんな事で楽しいいなんて俺、やっぱ軍隊向いてないや。
この作戦が終わったら連邦との戦争も一段落するだろうし
田舎に帰ってのんびりしようっと。


「自由な自由な遊び人〜♪っと、ふー」
一段落したところで小休止しているとシーマ中佐がやってきた。

「あんのんねっシーマさまっは〜ね〜っ♪」
「なんですかその歌?」
「若い奴ぁ知らなくていいんだよっ!」

「、、、で、何か用ですか?」

「ふん!、、、言われた通りちゃんとガンダムを磨いたようじゃないか、感心だなと思ってね」
「、、、はぁ」

「それで、、、その、差し入れでも持ってきてやるよ、って思ってねぇ」
「ええっ!?中佐がですか!?原作じゃそんな良い人っぽい所一個も無いくせに!」
「う!うるさいねっ!とにかくこれでも食いな!」

おにぎりをもらった。
案外本当に良い人なのかもしれない。

「、、、どうしたんだい?」
「いや、、、ちょっと感動しました、頂きます」

ウンウンと頷く中佐ちょっとジーンと来た、、、、。

ん!?これはジーンって言うか、ツーンと言うか、ガツンと言うか

!?!!!!?!?!?!?

かっ!!!辛いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!!!!
死ぬ!死んでしまう

「ははははははははは!!唐辛子&タバスコ入りのオニギリはどんな味だい!?
人を簡単に信用するからそんな目に会うのさあああああああああ!!」

ひっ!ひどい人だ!もう信用なんかするもんか!

つづくかも
314通常の名無しさんの3倍:03/09/13 16:10 ID:???
ガトー・バーニィパートの職人様キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
激しくワロタwやっぱバーニィパートは面白いなw
315書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/09/13 16:11 ID:???
ようやくパソコンが作動するようになったので、
復活する事ができそうです。

一ヶ月近くもお休みしてすいません。

しかし、新しい職人様も来られましたようですし(シャアの08小隊とても期待しています)
僕は僕でまた気楽に続けて行けたら良いなあと思っています。

前とは書く心境も違うので、前と同じ様には書くことはできませんが、
違った形で面白いと思って頂けるかなー、と考えている物を書きたいと思います。

まー、のんびりとー。
316通常の名無しさんの3倍:03/09/13 16:24 ID:???
オバQかよ!!懐かしい!
317通常の名無しさんの3倍:03/09/13 23:43 ID:???
是非続けてね。続き待ってるよー
318通常の名無しさんの3倍:03/09/14 00:34 ID:???
待ちかねていました〜!!
これからも期待してますよ。
319通常の名無しさんの3倍:03/09/14 01:21 ID:???
ああ、デラーズの命運やいかに…
320書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/09/14 11:06 ID:???
バーニィパート(その31)

「、、、と、まあ冗談はさておき」
シーマ中佐が話を続ける。
この俺の腫れ上がった唇も冗談なのかっ!?
などと言えるはずも無く、黙って話を聞く。

「あんたに話があるんだよ」
「、、、はぁ」


一呼吸置いて、切り出した。
「あんたねえ、あたしの下につかないかい?」
「え?でも今だって俺は中佐の部下っすよ」
「、、、そう言う事じゃなくてね、あたしに着いて来る気はないか?って事さ」

むむむ?このケバいおばちゃんは一体何を言っているんだ?

「誰がケバいおばちゃんなんだい!?」
「ひいっ!?ななななんでわかるんすか!?」
「顔に出てるって言ったろぉ!?」

考えをまとめる間もなく、たたみ掛けられる。

「あんた、、、デラーズ閣下には”仕方なく付いて行ってる”って感じなんだよね」
「、、、ううっ」
「だけど、今現在、デラーズ閣下の一番近くにいるのはあんただ」
「、、、まぁ、、、そうですかね?」

「なのに忠誠心って物が無い、、、つまりね」
「ふんふん」

「あんたとあたしが組めば、このデラーズフリートをどうにでも出来るって訳さ」

口をあんぐり空けてしまう。
そんな事今言われるまで考えた事も無かった。
”どうにでもできる?”

この衝撃的で魅惑的な言葉が頭を巡ってこの後の中佐の話は
全然入らなかったが最後の言葉だけは思い切り入ってきた。

「、、、それでね、、、」
「はぁ」
「誰かにこの話をしたら、、、殺すからね」
にこりと笑ってシーマ中佐は行ってしまった。

つづくかも
321通常の名無しさんの3倍:03/09/14 17:16 ID:???
職人さん乙です。
すっかりいいコンビな二人に乾杯〜
322通常の名無しさんの3倍:03/09/14 20:54 ID:???
やばい
バーニィが裏切るのか?!
323通常の名無しさんの3倍:03/09/15 01:11 ID:???
しかし中の人はバーニィでも外見はガトーなんだよな

オバQ歌うガトーや激辛オニギリ食ってクチビル腫れてるガトー…(w
324通常の名無しさんの3倍:03/09/15 14:43 ID:???
バーニィ×ガトーの職人様、はじめましてですm(__)m
0080も0083も大好きな作品なので、すごく楽しく読ませていただいてます(*^^*)

あたしはガンダム知識(ガンダム歴)がまだうすいので、『なんじゃコリャ?』って文章しか書けませんので、
もしよろしければ設定とかキャラの性格とか、アドバイスいただけたらなぁ〜って思ってます(図々しい?)

これからも応援してますので、ぜひがんばってください(^^)
あたしもあたしで、なんとか『08シャア』を完結させたいと思ってます(未完で終わるかも?)
325324:03/09/15 14:44 ID:???
ちなみに『08シャア』書いてる者です(^^;) ↑名前いれ忘れた(w
326(;゚∀゜):03/09/15 15:52 ID:???
ここも神スレ!!素晴らしい・・・本当に!!
シャアもシローもガトーもバーニィも最高っす!!
327通常の名無しさんの3倍:03/09/15 19:01 ID:???
埋もれた良スレって奴だな。
328GPF:03/09/17 07:22 ID:???
保守しつつ328ゲット。
329通常の名無しさんの3倍:03/09/18 14:47 ID:???
保守age
330通常の名無しさんの3倍:03/09/18 19:19 ID:???
sageでも保守は出来る。
331通常の名無しさんの3倍:03/09/19 19:04 ID:???
漏れは中途半端に設定オタなので何でも聞いて下さい。
個人的に作った年表もあるので(08は抜けてるけど)時系列なども具体的に出せます。

「これがわからん」と書いて頂ければ登場しますので。


というわけで職人様方禿乙保守。
毎回楽しみにしておりますw
332通常の名無しさんの3倍:03/09/19 19:23 ID:???
保守・・・。
333書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/09/19 21:04 ID:???
「外伝と言うかなんと言うか、補足的なお話」

俺の名はケリー・レズナー。
ジオン軍のパイロットとして、あの1年戦争を戦って来た。

、、、しかし戦傷により左腕を失い、
戦士として生きていけないようになった俺は、
もう、単なる町のジャンク屋の親父として、
こんな俺を支えてくれる女とささやかな家族を築く、
そう言う風な一生も良いかもしれない、と思っていた、、、。

そんな時に、かつての戦友、アナベル・ガトーからこんな通信が届いたのだ。


「久しぶりだな、、、私だ、アナベル・ガトーだ、、、
実はこんな通信を送るのは他でもない、、、
単刀直入に言おう、、、君の力が必要なのだ。

君にも今の生活があるだろうし、
その生活を大事にしたいと考えているかもしれない、、、
しかしだ!我々には君が必要なのだ、、、

、、、君の復帰を期待している
ついに我々が再起する時が来たのだ。
君にだけ教えよう、、、近々、私はある目的の為、オーストラリアに下りる。
、、、そしてその時こそ、君もハ、、、じゃなかった
デラーズ閣下の声を聞くのだ、、、」


、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
ぉぃ、、、これ何て読むんだぁ?

ぇ?何?けんど、、、ちょーらぃ?
どう言う意味?
、、、ふんふん、、、へー!そうなんだぁ!
わかった!サンキュー!

「捲土重来!
またソロモンのように、、、、、、、、」

、、、大尉、、、”くつわ”です!”くつわ”!!

「そう、、、その、、、、轡を並べよう。
親愛なる、、、、、、らしい、、、、ケリー・ケリナー大尉!」

、、、大尉!レズナー大尉です!
”レ ズ ナ ー”

「ああ、ごめんごめん、親愛なるレズナー大尉!、、、ね!
、、、これちゃんと撮れてんの?」


、、、と言う内容の通信を受け取った俺は
かつての戦友を見て、戦争がこうも人を狂わせるものか、
と思い、通信を破棄し、転がり込んで来た馬鹿そうな連邦の兵士を叩き出し、
そして一生をジャンク屋の親父として平凡に生きて行くことに決めたのだった。

これもつづかない
334通常の名無しさんの3倍:03/09/19 21:47 ID:???
職人さん乙カレー
デラーズフリート存亡の危機…?
335通常の名無しさんの3倍:03/09/19 22:34 ID:???
ひでぇw
コウの運命まで狂わせるバーニィに乾杯。
336通常の名無しさんの3倍:03/09/19 23:28 ID:???
外伝キタ━━━(゜ )彡(゚∀゚)ミ( ゜)━━━━ッ!!!

いつも最高ですね!職人さんw
本編も楽しみにしてますよ〜!
337通常の名無しさんの3倍:03/09/21 01:48 ID:???
>書いている人 ◆IlLROHPTTk さん

読んでてちょっと気になったこと。

「、、、、、」より、「・・・・」あるいは「…………」の方が読みやすくないでしょうか?

内容がいいだけに、読みにくさが気になります。沢山使うと特に。
ちなみに、二番目はキーボードから直接入力可(カナモードでもそのまま打てるはず)、
三番目は「てん」と打ち込んで変換すると、変換リストの後の方に見つかるはず。
338通常の名無しさんの3倍:03/09/21 11:11 ID:???
意識した事もなかったが・・・
339書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/09/21 11:59 ID:???
>>337さん

あー、いわゆる三点リーダって奴ですね。
「…………」

キーボードから直接打てないのであまり使っていませんでしたが
小説とかSSなんかでは一般的に皆さんお使いになっていますね。


では以後「・・・・」こいつで統一する事にします。
340(*゚∀゚):03/09/21 12:53 ID:???
外伝面白すぎw流石でつw
僕は
「、、、、、」より、「・・・・」あるいは「…………」の方
なんて気にも止めなかったなぁ・・・

どちらにせよ(・∀・)イイ!!
341通常の名無しさんの3倍:03/09/21 16:36 ID:???
俺も別に気にしてなかった……話が面白すぎて気に止める暇がなかった。
342通常の名無しさんの3倍:03/09/21 18:04 ID:???
反則覚悟の種ネタですw
お題は「もし、イザークの父ちゃんがOOOだったらw」

地球連合とザフトの決戦を前に、イザークは一度プラントに舞い戻った。
理由は其処に住んでいる父親に会うためだ。
母子揃って父親は苦手だったが、今度の戦いでは、二人共生き残れるかどうか分からない。
だから、一目でもいいから、父親と会って来なさい。という母エザリアの気遣いであった。

イザークの乗ったバスは、プラントの都市部を抜け、田園地帯に入っていった。
その片隅に父の家があった。広い敷地には守衛所があり、出入りは其処でチェックされる。
肉親のイザークも例外ではない。毎度の事で慣れてはいるが不快だ。
それに、守衛所は、父を護る為ではなく、父を敷地から出さない為のものであった。
チェックを終えて、生垣で囲まれた道をしばらく歩くと父の邸が見えた。
玄関では、珍しく父が出迎えてくれた。
オールバックでまとめた銀髪、細く締まった口、そして鋭すぎる目。いつも通りの父だ。
イザークは、その目で見つめられる度に、何故か萎縮してしまうのだ。
「久し振りだな。イザーク。」銀河万丈な父の声は、何故かイザークの心を威圧した。
イザークは挨拶するだけで精一杯だった。「お、御久し振りです。ち、父様。」
「フ、そう硬くなるな。“父さん”か“親父”で構わんよ。まあいい入れ。」
息子が来たためか、父はダイニングにサンドイッチとコーヒーを用意してくれていた。
イザークは、父もやはり、家族を恋しがっていたのかと思った。
343通常の名無しさんの3倍:03/09/21 18:05 ID:???
父は、外界、特に戦況について聞きたがった。請われるままにイザークは話し続けた。
なにせ「パトリックは、ネット、電話、テレビ、ラジオの類まで私から取り上げたのでね。」
この邸に幽閉しただけでは足りなかったらしいな。父は苦笑した。

イザークの話を一通り聞いた後、父は黙りこんだ。考え事をしているのだ。
時折、“ジェネシス”“核”等の単語が細い口から零れる事もあった。
しばらく、沈黙していた父は目を開いて言った。
「…イザーク。これからは生き延びる事だけを考えろ。決して無茶はするな。」
「父さん!戦いはまだ終わっていません!!」イザークはいきり立った。
「終わりだよ。イザーク。もう終わっている。今は、戦後の事を考えるべきだ。」
父は、怒る息子を冷静に諭した。
最初の電撃戦で、ジェネシス・核で連合軍を叩き潰す。そして地球でのコーディネーターの生存圏を確立させ、その後にザフト優位のまま連合と講和すべきだったと父は言った。
しかし、パトリック等評議会の甘い戦略や核への忌避、馬鹿げた優越感他、下らない事で
当初優位だったザフトをここまで追い詰める事になったのだ。と手厳しく批判した。
「…結局の所、何も得られなかったパトリックは、ヒトラーの尻尾にすらなれん男だったということだ。
クラインか、エザリアが奴の手綱を取ると思っていたのだがな…無理だったかw」
「だったら、父さんが母様を助ければ良かっただろ!」
「幽閉の身でか?冗談はよせ。パトリックもお前と同じ事を考えたのだろうさ。
 だから、外界と連絡を取れないような場所に私を此処に閉じ込めたのだ!
 …それにエザリアも、私に対する意地があるだろうからな。」
しばらく会っていない元妻の名を言った時、ほんの少し父の顔は曇った。
父と子はしばらく黙った。ふとイザークは、父の写真立てを眺めた。
344通常の名無しさんの3倍:03/09/21 18:06 ID:???
そこには、楽しかった家族の頃や父とパトリックが親友だった頃、夫婦で評議員だった頃、
様々な父の姿がそこにはあった。イザークが好きだったのは黒い軍服の頃の父だった。
人々を前にした、父の演説のうまさは正に神懸りであった。
「…今回の事件で、地球連合は我らを偏見の暴力から救う気が無い事が証明された!
 立てよ!コーディネーターの同胞達よ!平和は我ら自身で勝ち取るしかないのだ!…」
母達は父の演説を聞く度に、その煽動寸前の内容にビクビクしていたという。

しかし、時が経つと、次第に父と母達の間で溝が出来始めた。
中でも、軍事に於いて核の使用も躊躇わない父とパトリック・ザラの間では亀裂が生じた。
反目は猜疑を呼び、遂には、父が“クーデター”を一部の将校達と企んでいるというデマまで流れた。勿論、デタラメであったが、父は身の潔白を証明するため評議会と軍を去り、
強制的に隠居−事実上は幽閉−することになったのだ。
父と別れる事で評議会に留まる事が出来たエザリアとイザークを残したまま…。

イザークが来てしばらく経った後、守衛所から連絡が来た。誰か来るらしい。
「…馴染みの雑貨屋の配達だ。食料やら何やらで色々と助けてもらっている。」
両手に大きな紙袋を抱えて、帽子を目深に被り長い髪を後ろに束ねた男が家に入ってきた。
只の配達にしては、キビキビした動作で品物をあちこちに納めていく。
作業が終わった後、父はイザークを離れて男と小声で話しをした。それが終わった後、
「イザーク。彼に港まで送ってもらえ。」
邸を出る前、イザークは父に呼び止められた。顔の傷の事だった。父は気にしていたのだ。
彼は自分から言い出していいのか、息子から言い出すのを待つべきかと悩んでいたらしい。
切れ者でも不器用な所はある。イザークは少し嬉しくなった。だから最後に言った。
「戦争が終わったら、必ず会いに行きます。お父さん。」父は頷いた。

345通常の名無しさんの3倍:03/09/21 18:07 ID:???
配達のトラックを運転しながら、男は口を開いた。
「君は、御父上が苦手かね?」図星を突かれたイザークはギョッとして男を見た。
帽子を取ったその顔を見て、イザークはその正体を知った。
アナベル・ガトー少佐、ボアズ・ヤキン守備隊のエースだった男だ。そして、
父の派閥に属していたため、父を警戒するパトリックによって開戦前に軍を追われた男だ。
他にも追われた者は沢山いるが、このガトーはその筆頭だ。
軍を辞めて何処に行ったと思ったら、よもや父の元にいたとは、では他の猛者達も?
「ご想像の通りだ。皆、閣下の言葉を信じ、戦後と次の戦いに備えているのだよ!!」
ガトーは、不敵に笑ってみせた。
父は軍の中にすらシンパを残し、もう既に物資・人材の確保に動いているという。
「そして、いつか私も、ボアズ・ヤキンに帰ってみせる!!」
ガトーはそう言い切った。

イザークは、次に嵐を呼ぶのは、己の父だと予感した。
「弱体した連合を圧倒せよ!最後に勝つのは選民たる我らコーディネーターである!!」
ザフト総帥:ギレン・ザビとして、再び黒い軍服をまとって銀髪の男が帰ってくるのだ。
でも、イザークはその息子として、ギレンの傍らに立つ自分がまだ想像できなかった…。
346書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/09/21 19:49 ID:???
バーニィパート(その32)

むむむむむ・・・・
シーマ中佐があんな事を考えているなんて知らなかった。
確かに腹に一物も二物もありそうな人ではあるけど・・・。


要するに今言われた事はこう言う事かな。

1、シーマ中佐と組む
2、デラーズ閣下を何らかの方法で、無力化する
3、デラーズフリートはめでたく僕チン達の物!


という事か!権力を握って良い生活ができるって事だな!?

・・・だけど、シーマ中佐って信用できなさそうだしなあ・・・。
変なおにぎりを食わせられたし・・・。

4、その後で全ての責任をガトー(バーニィ)に負わせちゃう♪

とか思ってないとも限らないし・・・

そもそも、デラーズフリートなんて御大層な名前はあるけど
要するにジオン軍の残党の寄せ集めだしなぁ・・・
乗っ取るほどの価値はあるのかな?

・・・・だけど、このままズルズルと連邦と戦争しちゃっても平気かなぁ・・・
今のドサクサにまぎれて、逃げる事とか出来ないかなぁ・・・

・・・あー、クリスのおっぱい揉みてえなぁ・・・・


などと色々な事を考えていると 、ハゲ閣下から呼び出しを食らった。

つづくかも
347書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/09/21 20:00 ID:???
>>342-345さん

僕は実は、種ネタがわからんのですが
「銀河万丈な父の声」
ってのがおもしろかったです。
ガトーも出て来るようですし、
新しい職人さんが増えるのはうれしい限りです。

これからも期待しています、がんばって下さい。
348通常の名無しさんの3倍:03/09/21 21:18 ID:???
なんか急にレスが増えてると思ったら…
このスレどんどん面白くなっていくなあ。
とにかく職人さん方お疲れ様です。
349通常の名無しさんの3倍:03/09/22 21:28 ID:???
シャア IN 08MS小隊

我々08小隊待機中にミケルとエレドアが行方不明になった。
最後に彼等を見た者達の話によると、エレドアの作った『曲』が、メジャーデビューを果たし、それに浮かれて飛び出したらしい。
「まったく…軍人としての自覚なんかあったもんじゃないな、最近の若者は!」
苦虫を噛み潰したような表情のコジマ少佐がつぶやく。
「少佐、こう考えてみては如何でしょう?」
「ん?」
「私はエレドア・ミケル両伍長に偵察命令を出した…と。」
「偵察?君達08小隊は待機中のはずだ。」
「だからMSパイロットではない彼等を偵察員に選んだのです。」
「その真意は…?」
「前回の作戦で我々は敵の新型MAを取り逃がしています。が、手傷も追わせています。あの状態での長距離飛行は不可能。つまり、この駐屯地の捜索範囲内に不時着し、応急処置あるいは友軍の回収を待っていると考えられます。」
「それで近場を偵察か?」
少佐は立ちあがり、コップに水を注ぎ始めた。
「アマダ少尉…実はな、本部からこのようなものが届いたんだよ。」
少佐は水を注いだコップと一緒に1枚の書類を私に見せた。
それは連邦本部から届いた、私の2階級昇進の通知であった。
「出撃数3回にしてMS撃破のスコアは我が大隊でトップとなった。その功績を称えて大尉に昇進、そしてジャブロー本部勤務を命ずるとのことだ。」
少佐は水を一息に飲み干すと、再び話を続けた。
「だがもしも…今回の君の部下の無断外出などが本部に知れたら、この話は白紙に戻るだろう…さあ、どうするね?」
少佐はそう言ったが、私の言葉は決まっていた。
「これより我々08小隊は、偵察任務に出た伍長2名と合流し、敵のMAを破壊します。」
「昇進はナシにするのかね?」
「今の私はシロー・アマダ少尉です、それ以上でもそれ以下でもない。」
「ほぉ…」
「それに、私は少佐と同じなのです。」
「…?」
「エアコンが苦手でしてね。」
それだけ言い残し、私は少佐のもとを離れた。私の背後で少佐の大きな笑い声が聞こえた。
「08小隊、出撃する!」

…続く…かな?(^^;
350通常の名無しさんの3倍:03/09/22 21:37 ID:???
>>349
乙!
351書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/09/22 21:42 ID:???
>>349さん
乙です。

続きましょうw
352通常の名無しさんの3倍:03/09/22 22:31 ID:???
テス
353通常の名無しさんの3倍:03/09/24 10:54 ID:???
。゚・゚('д`)ノ=(乙)
354(;゚∀゚):03/09/24 13:34 ID:???
流石でつ!(・∀・)イイ!!
355通常の名無しさんの3倍:03/09/25 21:31 ID:???
シャア IN 08MS小隊

キキ・ロジータの情報で、エレドア達が拘束されている場所は判明した。
その村は、ジオンによって占拠されていた。無論村の住民諸共である。
「隊長、どうやらその村には、このあいだのデカブツが…」
「そう見て間違いあるまい。奴の修復作業中ともなれば、それなりの護衛もついているだろう。」
「あたしもそう思います。試作機とはいえ、あれは恐らくトップシークレット扱いの機体でしょうから。」
確かに極秘開発機であることに間違いあるまい。なにせこの私さえも知らない機体なのだから。
「…そうなるとMSで乗りこむのは徳作ではないな。曹長、軍曹、君達はここで待機していろ。私が潜入する。」
「生身でですか!?隊長に白兵戦の経験があるんですか!?」
カレンが驚くが、私は普通に答えた。
「これでも潜入は得意な分野でね。いいか、村には民間人も拘束されている。事を荒立てると民間人の命も危険にさらすことになる。私が潜入し、エレドア伍長らを救出するまでMSは待機だ。」
「…隊長がそうおっしゃるのであれば、自分はそうします。」
サンダースが敬礼しながら答えた。カレンも無言で敬礼した。
「よし、頼むぞ。」
私はMSを降り、村へと歩き出した。
「ちょ…ちょっとシロー!あたしはどうするのさ!?」
キキが慌てて私に声をかける。私は当然のように答えを返す。
「君が私を案内してくれるのだろう?」
「え?じゃあ、一緒に行ってもいいって事!?邪魔だとか言わない!?」
「いてくれなければ困る。」
キキの頭をなでながら私が言う。彼女は顔を赤く染めて先を急ぎ始めた。
「こ…こっちだよ!早く!」
「急ぎすぎるとみつかるぞ?」
私とキキの奇妙なコンビによる潜入捜査が始まった。
ジャブローやキリマンジャロなど、連邦の施設に潜入した事がある私が、ジオンの基地に潜入することになろうとは、神の気まぐれには困ったものだ。

…妙なヒキで続…けてもいいでしょうか…?(^^;
356通常の名無しさんの3倍:03/09/25 21:41 ID:???
>>355
乙!!
続けて下さい。お願いします。
357通常の名無しさんの3倍:03/09/25 21:45 ID:???
>355
乙です!すっげー引き込まれてます!
是非続けて下さい〜〜!

それと、バーニーガトー職人さんもお待ちしてます!
358通常の名無しさんの3倍:03/09/25 21:45 ID:???
こんなに面白いんだから続けて〜
やっと気取った台詞を言うシローの顔が浮かぶようになってきた。

359(;゚∀゚):03/09/25 22:22 ID:???
キタキタwホントウニ凄いや!!(・∀・)イイ!!
360通常の名無しさんの3倍:03/09/25 22:56 ID:???
さすが大佐、ロリの扱いがうまいw
相変わらず自分を冷笑してるあたり(・∀・)イイ!
激しく続編希望!
361書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/09/25 23:16 ID:???
バーニィパート(その33)

「うっす!アナベル・ガトー大尉!来たっすよおおおう!」

元気良く部屋に入る。

「うむ・・・良く来たな、まぁ掛けろ」

ううん・・・まだ前の”閣下のヘアースタイル発言”で怒っているのかもしれないな、
ケツの穴が小さい奴だな。
とか思っている所で会話のスタートだ。

「ところで・・・シーマ中佐とはうまく行っているのか?」

・・・あんたを裏切る算段をしていますなどとは言えないので

「はぁ、まぁ・・・」

とかしか答えられない・・・

ぼーっ、と今晩はどんな店に行こうかなぁ、などと考えていると・・・
しばらく沈黙が続いた後で閣下が言葉を継ぐ。

「まぁ、そう硬くなるな」
「ななな!なんの事っすか!?」

あまりこの辺りはあまり追求されても困る。

「・・・まぁ喜べ、出世だ」

「・・・・・・・と、言いますと?」

「おめでとう、君は佐官になるのだ」

「・・・・ままままま!?マジっすか!?」

「ガンダム奪取の労を労わねばならんしな、おめでとう・・・多少のしがらみがあったとて、
信賞必罰!
労には労を労わねばな」


「・・・あ!ありがとうございます!」
俺はもう!閣下に一生ついて行くんだ!

・・・とこの時は思った。

つづくかも
362書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/09/25 23:19 ID:???
・・・ガトーパートの基地でオーストラリア出身だとばれる時の文章くらい

酔っ払って文章を書くのは止めようと思った今日この頃でした。


グダグダですいません。



まー、僕が駄目な分はフォローして下さる、職人様方がいらっしゃるんで〜w
363書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/09/25 23:21 ID:???
「オーストラリア出身”ではない”とばれる場面ぐらい」


でした。
さぁ駄目な所が出まくりの酔っ払いモードはもう、
控えましょう。w
364(;゚∀゚):03/09/25 23:27 ID:???
うお!今日はなんて素晴らしい日なんだ!職人さんが降臨しまくりだ!!
素晴らしい!!(・∀・)イイ!!
ガトー(バーニィ)さんの弾けぶりにワロタでつw
365通常の名無しさんの3倍:03/09/25 23:47 ID:???
初見な08小隊、まだ見終わってないので
知ってる人には違和感あるかも

シロー:ガロード(熱血主人公)
アイナ:ティファ(ヒロイン)
サンダース:ジャミル(暗い過去持ち)
カレン:エニル(赤毛の姐さん)
エレドア:ロアビィ(髪型とか)
ミケル:キッド(ちみっこ。。。)
ギニアス:カリス(金髪で病気もち)
ノリス:カトック(漢)


さすがにギニアス&アイナ:変態兄弟(敵(方)の兄弟)はむりぽ
366通常の名無しさんの3倍:03/09/26 16:38 ID:???
マとノイエンを入れ替えてみると・・・・
あんまり変わりそうも無いですね
367通常の名無しさんの3倍:03/09/27 00:23 ID:???
ちなみに此処は∀や種キャラ出していいの?
368通常の名無しさんの3倍:03/09/27 00:48 ID:???
>367
種はこの板のルール的にアウト
369通常の名無しさんの3倍:03/09/27 13:18 ID:???
種のキャラと他のガンダムのキャラを入れ替えるんだったらいいんじゃない
370通常の名無しさんの3倍:03/09/27 14:39 ID:???
ドモンとキラだったらどうよ?
371通常の名無しさんの3倍:03/09/27 15:56 ID:???
種は不可!
372通常の名無しさんの3倍:03/09/27 16:19 ID:???
面白ければなんでも良いと思う。
旧板のガンダムネタに種ネタを組みこんだと考えれば板違いとも言わないだろ。
現に書いた奴いたし…。
373 ◆erAIR/cExw :03/09/27 16:33 ID:???
今こそ和解の時ではないのですか?
374書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/09/27 17:51 ID:???
ガトーパート2(その3)

「・・・緊急のお呼びたてとか?」

「・・・・・誰にもつけられてはいまいな?」

ハマーン・カーン、まだ年齢で言えば女学生と言った所だが、
その眼光は、既に鋭く、老獪さすら漂わせている。


「フン・・・ワイズマン、お前の事だ・・・心配は無用・・・か」

目線を合わせる事すら無い、その視線は、何を見ているのだろうか。
底の見えない自身の精神、その暗黒でも見つめているのか・・・・・・?

ともかく、こんな仕事をするのも今だけだ。
デラーズフリートに戻る、それまでの辛抱なのだ。


「仕事を頼みたい」

命令は単刀直入で、一片の情もそこには無いかの様。
十代やそこらの小娘が、一体どんな経験、環境、教育があれば
このような声を出し得るものなのだろうか。

「この二人だ」

無造作に封筒を放り投げる。

私も無言でそれを受け取り、
中の二枚の写真を取り出す。

「ほう・・・」

と軽い驚愕とともに、声を漏らす。


「頼んだぞ」

「・・・しかし、よろしいので?」

「ほう・・・お前は私の道具でいれば良い・・・道具が疑問を持つのかな?」

冷酷に蟻を指で潰す様な、そんな残酷な微笑で問われる。

「・・・・とは言え・・・ご自分のお父上を・・・?」

「邪魔な者は消す・・・それが最終的にジオンの未来を作るのだよ」


つづくかも
375通常の名無しさんの3倍:03/09/27 18:32 ID:???
い…今明かされる歴史上の秘話!!
オモシロイオモシロイ続きが楽しみ!
ここの職人さんは神!
376通常の名無しさんの3倍:03/09/27 20:45 ID:???
ガトー…ゴルゴ!?
続きが気になる!!
377通常の名無しさんの3倍:03/09/27 23:18 ID:???
ガトー編になると急に締まるなあ。ここら辺の書き分けもうまいっすね。
378通常の名無しさんの3倍:03/09/28 03:10 ID:???
元のバーニィが「ほう・・・」とか言ったらアルやクリスには笑われるんだろうなぁ(w
379(;゚∀゚):03/09/28 05:05 ID:???
キタキタwすげえ楽しみでつw(・∀・)イイ!!
380通常の名無しさんの3倍:03/09/28 20:06 ID:???
シャア IN 08MS小隊

私とキキが潜入した村は厳戒体勢だった。
サーチライトが照らす中、銃を持ったジオン兵たちが村の中を駆け回っている。
「もうバレちゃったのかな…?」
「いくらなんでも早過ぎる。どうやら彼等が行動を起こしたのだろう。」
その時、私の前に人影が現われた。私はキキを背にし、腰の拳銃に手を伸ばした。
「早く逃げないと殺されちゃいますよぉ!」
「わかってるから逃げてんだろうが!」
聞き覚えのある2人の声。
「エレドア伍長、ミケル伍長、無事か?」
私が声をかけると、人影は一瞬行動を止めた。が、すぐに走って近づいてきた。
「た…隊長!!隊長ですよね!?本物ですよね!?」
ミケルが私に抱き着いてきた。傍にはエレドアもいる。2人とも顔に酷い怪我を負っている。
「無事とは言い難いようだが…よく脱出できたな。」
「ふぇ〜ん!恐かったです〜!エレドアさんが勝手なことしたせいで…」
「な!?俺が悪いってか!?お前だって喜んでついてきたんじゃねぇかよ!?」
「そう言う話はここから脱出してからにしよう。いくぞ。」
我々4人は村の外へと走り始めた。そのときだった。1発の銃声の後、エレドアが倒れた。
「エレドア伍長…!」
降り返るとそこにはジオンの将校らしき、中年の男が銃を構えて立っていた。
「…逃がしはしない…」
「ちぃ…」
私は小声でミケルに言う。
「…エレドアの具合は?」
「出血が酷いです!このままじゃ・・・!」
「…キキ、彼等と脱出し、曹長らと合流してくれ。私が時間を稼ぐ。」
「そんな!?シロー1人じゃ無理だよ!」
「相手はエース級の腕と見た。ならばエース級の私でしか倒せん。」
私が拳銃を抜く。敵兵が構える。
「行け!」
私の合図でキキたちが走る。ミケルがエレドアを抱えて走る。私は銃を撃ちながら敵兵に挑む。
「むぅ!」
敵兵は一瞬ひるんだ。が、すぐに体勢を立て直す。
「仲間を先に逃がすか。」
「指揮官として当然の行動だ。」
「しかし、1人でここに残るのは愚かな行為としか言いようがないな。」
「それはどうかな?」
私の背後から眩い光が発せられ、敵の視界を一瞬奪った。カレン達のガンダムだ。
「なんと!こんなに近くまでMSで!?」
「私は仲間を取り戻しに来ただけだ、ここで戦闘はしたくない。」
「何を…!」
「見逃してはもらえまいか?そちらも例のMAを破壊されるわけにもいくまい?」
私の言葉に、少し考え込んではいたようだが、結論を出した。
「次に会うときには…こうはいかんぞ!」
「私もそのつもりだ。」
「覚えておけ!ジオン軍ノリス・パッカード大佐が、必ず貴様を倒す!」
「パッカード大佐か。私はシロー・アマダ少尉だ。この決着はいずれ戦場で。」
私はカレンのMSの手に乗り、我々08小隊は全員無事に帰還した。
帰還途中に、例の村から巨大な物体が飛び行く姿を確認した。やはりあのMAだったのだろう。

「エレドア伍長の傷はどうか?」
仮設医療室のカレンに聞く。
「銃弾は貫通しています。出血がひどいものの、命に別状はありません。」
「そうか…病院の手配はしておく。明朝移送する。曹長も適当なところで休んでくれ。」
私は医療室を後にした。
例のMA、そしてノリス・パッカード大佐。今の私で倒せるのだろうか…

続きます…(^^;
381通常の名無しさんの3倍:03/09/28 20:10 ID:???
職人様降臨
382366:03/09/28 20:12 ID:???
いや、変わるか
どう思いますか?
383(゚∀゚):03/09/28 20:55 ID:???
凄い・・・面白すぎる!!(・∀・)イイ!!

>>382サン
>>366を読んで見たけど
マクベとビッターかぁ・・・び、微妙かも?
ビッターの方が凄くいい人っぽいから
読んでみたい気もするけどね。ガンガレ。
384通常の名無しさんの3倍:03/09/28 20:56 ID:???
難しいんじゃないかな・・・
一部の香具師には受けるだろうけど、全体としては?だな
385通常の名無しさんの3倍:03/09/28 21:44 ID:???
まぁ、書いてみたらおもしろい、って事もあるから
書く前に何を言われても気にしちゃいかんよ。


書いて文句を言われても、自分が楽しければ良いんでないの?
386通常の名無しさんの3倍:03/09/28 21:45 ID:???
ハーディ隊長とラル隊長
387通常の名無しさんの3倍:03/09/28 21:59 ID:???
ハマーンとセイラ
投資家として経済界に君臨するセイラ(ハマーン)の立身出世物語と
兄、キャスバルと禁断の(ry
388通常の名無しさんの3倍:03/09/29 02:54 ID:???
昔どっかのスレでハマーンとディアナを入れ替えるネタがあったな
あれは見事だった…

現在進行形の職人に心よりのエールを。座して待つ。
389366:03/09/29 15:05 ID:???
書いてたらぐちゃぐちゃしてきたので
もう一度ビデオ見直してから書きます
390書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/09/29 20:46 ID:???
ガトーパート2(その4)


「・・・もう一人ですが・・・この男も・・・?」

しばしの沈黙。
ハマーン・カーンが首を静かに縦に振る。

「・・・しかし、宜しいのですか?この男は」

「・・・・・道具は考えない、悩まない、ただ、道具であれば良い、
・・・そう言ったな?」


「・・・了解しました」

「・・・それで良い。
この仕事が終わったら、例の貴様の望みを叶えよう」

「はっ」


仕事の開始だ。

闇に紛れ、
闇を動き、
自身が闇と化す。

暗殺者の薄汚い卑怯な仕打ちなど、それで覆ってすら、
尚、許されるような事では無い。

しかし、今の私は手を汚しても得なければならない未来がある。


「何奴っ!」

「・・・全ては悪い夢です」

「貴さっ!?」

風を切る音が、一年戦争後のジオンを支えて来た者の一人である
マハラジャ・カーンの喉元を真一文字に通り過ぎる。


血が噴出し、裂けた喉元から除く呼吸器官からピューピューと言う
風の音が鳴る。


一つの仕事が終わった。

もう一つの仕事だ・・・・。

しかし・・・この男さえ消そうとは、ハマーンとはつくづく恐ろしい女だな。

「シャア・アズナブル・・・か」

つづくかも
391通常の名無しさんの3倍:03/09/29 20:57 ID:???
おおおお!?
意外な展開!
この調子じゃガトーがバーニィの階級抜くのも近いっすねw
392通常の名無しさんの3倍:03/09/29 23:01 ID:???
シャアは「暗殺」をよく知ってるから、ガトーも苦労するだろうな・・・

書き手さん乙カレー!
393通常の名無しさんの3倍:03/09/30 13:41 ID:???
シャア IN 08MS小隊

例のMAの射爆場と推測される地点を砂漠地帯で発見した、とキキから報告があり、我々は出動した。
「隊長…本気ですか・・?」
私を先頭に並んで移動するMS。私の後ろにつくカレンが、明らかに不機嫌そうに尋ねる。
「いくらエレドアが抜けて人手不足とはいえ…民間人を…」
負傷中のエレドアの穴を埋めるべく、私はキキ・ロジータをミケルと共にホバートラックに乗せた。カレンはそれが気に入らないらしい。
「ゲリラでも民間人ですよ?しかも子供だ…」
「キキには何度となく救われている、へたな新兵を補充してもらうよりも役に立ってくれるさ。それに、今のミケル伍長にはキキくらい元気な者の方が相手としてふさわしい。」
出動の直前辺りからだった。ミケルが生気をなくしたような顔をし、手紙を読んでは溜息を…の繰り返しであった。
私よりもサンダースの方が先に気がつき、私に報告してきたのだが、ミケルに直接真相は尋ねていない。
「隊長、自分はキキよりもミケル本人の方が気になりますが…」
「人の心に踏み入るには、それ相応の資格がいる。」
「上官である隊長ならば、資格は十分にありますよ。」
「お喋りはここまでだ。みんな、見ろ。」
私のMSが指差す。地面が深深とえぐられている。
「シロー!この辺りだよ!光と爆音が確認されたのは!」
「これは…ビーム兵器の痕…か?」
溝を調査するカレンがつぶやく。
「砂がガラス化しています、とてつもない出力のビームで焼かれた証拠です。」
「馬鹿な…これほどの破壊力…基地の1つや2つ、軽く消滅させられるぞ…」
サンダースがごくりとつばを飲む。ミケルは依然として黙ったままだ。
「各員、我々08小隊は本日只今よりここで待機する。奴は必ず現われる。今度こそ叩くぞ。」
「了解!」
ミケル以外の返事が同時に聞こえた。
「ミケル伍長、聞こえなかったのか?」
「…え?あ…申し訳ありません…」
どうやらMA破壊の前に、解決しておかねばならない任務がもう1つ増えたようである。

次回(もしくは次々回くらい?)に、アイナ再登場の予定です(^^)
こんなブザマな小説を読んでくださってる皆様、感謝感謝です(*^^*)

「ガトーXバーニィ」の作者様、いつもお疲れ様ですm(__)m
ガトーパートはドキドキ、バーニィパートは(ある意味)ハラハラと、楽しく読ませて頂いてます(^^)

「ビッターXマ・クベ」の作者様、楽しみにしてますです(^^)是非書いてくださぁい♪
394通常の名無しさんの3倍:03/09/30 13:51 ID:???
???つまりバーニィとガトーが入れ代わってガトーがシャアを撃つんだよな?でもってシャアはシローと入れ代わっている…シローが危ないじゃ内か!!!
395通常の名無しさんの3倍:03/09/30 15:38 ID:???
>394
バーニィ&ガトーとシャア&シローは別の人が書いてるんだから
別物と思っとけ
396通常の名無しさんの3倍:03/09/30 19:59 ID:???
前スレのバーニィは凛々しかったのにこのスレでは、、笑える
397(;゚∀゚):03/10/01 23:25 ID:???
凄いな・・・毎回、毎回・・・
本当に楽しませてくれるよ。
職人さん本当に乙でつ!!
398通常の名無しさんの3倍:03/10/02 04:48 ID:???
同人誌にしてもかなり売れるのではなかろうかとか思い始めた漏れを誰か沈めて下さい…

とにかく職人さん激乙!
399通常の名無しさんの3倍:03/10/02 17:37 ID:???
シャアを使ってですね
バーニィ(中身ガトー)を処分する気だと思うわけであります。
ハマーンは
400(;゚∀゚):03/10/02 22:31 ID:???
>>398サン
漏れもそう思ったw凄いな本当に!!
取り敢えず保守アケしときまつw
401書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/10/03 21:20 ID:???
ガトーパート2(その5)

マハラジャ・カーンの死体を発見したのは
10分程度後に連絡が取れない事を訝しんだ
使用人だった。

その娘、ハマーンは対外的に、
”突然の精神的衝撃により外出ができなく”なった。

彼女の年齢を考えれば無理も無い話しのように聞こえるが
本人を知る者にとっては苦笑せざるを得ない話ではある。

それはさておき。

マハラジャの死体発見後、
一番最初に行動を開始したのは、終戦後、
アクシズの幹部の一人で、軍事面での精神的支柱であった
シャア・アズナブルその人であった。
彼が駆けつけた時、マハラジャの部屋には
被害者の温もりがまだ残っていた。


「・・・カーン閣下!・・・くっ!駄目か!」

喉を欠き切られて生きられる人間など、いようはずもない。
それを見ても、尚、確認をしなければマハラジャの死を
すぐに受け入れられなかったのだろう。

その存在がそれなりに重要であった証拠ではあるが、
実の娘ハマーンにとっても、また、彼自身の魂にとっても、
その肉体、その存在は既に無用になってしまったのだ。

「すぐに兵を出せ!賊はまだ遠くには行っていまい!」

的確な指示を出す。

しかし、動揺のせいか、所詮彼はMS乗りに過ぎないと言う事か、
最も重要な場所に兵を割かなかった。


シャアが一人で残った部屋。
そのドアが音も無く、ひとりでに閉まった。

「・・・・・・・・・・・・・?」

シャアは訝しんだ様子で、
ドアを見る。


この部屋の元の主、マハラジャと彼の娘しか知らないはずの
隠し通路から、私は影を滑らすように部屋の中に入った。


シャアの背中がそこにある・・・。

つづくかも
402通常の名無しさんの3倍:03/10/03 21:33 ID:???
シャア IN 08MS小隊

例の新型MAの射爆場と断定したポイントで、MA捕獲・破壊作戦の打ち合わせを行った。
入念なテストを繰り返すが、やはりミケルの目に生気はない。
とりあえず我々は、MAの出現を待ち、待機することにした。
物資は5日分ほどしか用意していなかったが、キキのサポートによって、それ以上の張りこみが可能となった。
そして待機をはじめて6日目の夜を迎えた。
ベースキャンプから少し離れた砂丘で座りこむミケルの姿を見つけた。小さくうずくまり、手に持った何かをしきりに何かを見つめている。
「…恋人からの手紙か…?」
私はミケルの隣に座った。
「た…隊長…」
「君たちのプライベートを邪魔するつもりはないが…こちらの作戦も水の泡にするつもりもないのでね。良ければなにを悩んでいるのかだけでも教えてくれないか?」
「…はい…」
ミケルは静かに語り始めた。故郷に残してきた恋人からの別れの手紙。それが原因のようだ。
「…馬鹿みたいですよね、自分は戦争やってるって言うのに、恋人の事なんか考えて…」
「一概にはなんとも言えんな。」
「え?」
「私の良く知る男は、愛する女の為に一族を捨てようと考えた。」
まただ。私らしくもなく、語り始めた。
「彼はおぼっちゃん育ちで、さる軍のエリート士官、そして彼女も、さる名家の礼嬢…だが、2つの家は2人の結婚を認めようとはしなかった。」
「なぜです?」
「…複雑な事情があったのだよ…そして彼は決心した。どうしても許されぬのであれば、一族も、今の地位さえも捨てようと。」
「それで、どうなったんですか?」
「…死んだよ…」
「…え?」
「戦場で手柄を立てれば、結婚を認めてくれるかもしれない、手柄を立てられねば全てを捨てて駆け落ちする…そう決心し、出撃した。そして帰らぬ人となった。」
「戦死…ですか…」
私は、自らが手にかけた男『ガルマ・ザビ』のことを話していた。
「良い友人だったが…彼の父上がいけなかったのだな…」
「それで…僕にどうしろと…?」
「どうとも言えない。ただ彼は自分に素直になり、やるべきことからやろうと考えた、という事だよ。」
「やるべきこと…」
「道はいくつかあるはずだ。脱走する、彼女を忘れる…どれが正解かなど、神でもなくばわからんことだ。が、その答えを出すのも自分自身だということも覚えておけ。」
私は立ちあがり、ミケルのそばを離れた。
「…隊長!!」
久しぶりのミケルの大声が聞こえた。私は立ち止まり、振り向くことなく聞いていた。
「僕は…この作戦に参加します!必ず成功させましょう!それが僕の今やるべきことなんです!!」
私はすこし笑みを浮かべ、再び歩き出した。

「おつかれさん、シロー!」
指揮車に入ると、キキがコップを差し出した。良く冷えた水が入っている。
「ミケル、もう大丈夫そうだね。」
「ああ…」
指揮車のラジオからは、美しい歌が流れていた。
「シロー、これ、エレドアさんの作った歌なんだよ。『未来の2人に』っていうんだって。」
「…ほう…」
私とキキは、しばしその歌に聞き入っていた。
そんなときだった。突然の爆音が辺りを包みこんだのは。
「…来たか…!」

…すみませぬ、アイナの出番は次回に持ち越しちゃいましたm(__)m
多分続く…と思いますです(^^;
403書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/10/03 21:38 ID:???
おお?

シャアの08小隊様が同じような時間に。

ほぼ同じ時間で書いていたようですね。w

ちょうどシャアを書いている時でもありますし、
楽しく読ませて頂いております。
404通常の名無しさんの3倍:03/10/03 22:29 ID:???
両方ともいいところで終わりすぎだ〜!
気になっちゃうじゃないか。
405(;゚∀゚):03/10/04 04:24 ID:???
うむ。人を魅了する書き手って、此処の神様達の事なんだよな。
MMRガンダムとカミーユ?ジェリドの呟きの>>1としては
恥かしい限りだよ。本当に凄いな。
406書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/10/04 19:08 ID:???
ガトーパート2(その6)

先に、一つの命を奪ったナイフ。
それをシャア・アズナブルの首筋に突立てようとした、

その瞬間。

視界が横に吹っ飛び、シャアの姿が消える。

気配を察したシャアが屈んで、同時に私の足を払ったのだ。

後ろに転がるが、体勢を立て直したシャアの蹴りが飛んでくる。

顔を直撃する軌道であったが、半身を切る事で避ける。

目の前を通り過ぎるその蹴りは、もしも当たったとしたら
一撃で私の意識を奪い、そして私は捕縛されてしまうだろう。

それはすなわち、死を意味する。


蹴りを放った不安定な体勢のシャア。
その足を抱え、前に出る。

この状態になると人は普通、片足ケンケンで後ろに倒れまいとする。
そのまま壁に押し当て、ナイフで首筋を切るのが狙いなのだ。


しかし、シャアはその事を察したのか、なんと体中の力を抜いて
逆に私がその突っ込んでいった勢いで、体のバランスを崩してしまう。

そこに蹴りあげられるようにして、巴投げを食らわせられてしまった。

つづくかも
407書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/10/04 19:16 ID:???
よう!皆元気か!
俺だ!バーニィだ!

まったくギャグの無い展開でこの話を書いている人が
不安になっているらしい・・・

そこでここらで一ギャグ入れたいと言うことで
俺のちんこでも見せようか?
え?どうなんだ?
見るのか見ないのか?

それともひょっとしてあれか?
ハゲ閣下のが見たいのか?


などと話のシリアスな流れがちょっと恥ずかしいので
こんな下ネタ書いてお茶を濁す今日この頃ですが
バーニィパートに戻った時に話をどうしようか、ずっと考え中です。
実はガトーパートになったのもその辺りに理由がありまして。
要は話が思いつかなくてー。

所詮、普段の思考回路の実に9割が下ネタとオタ話と言う人間なので
残りの一割でがんばってみます。

ではまたー。
408通常の名無しさんの3倍:03/10/04 21:10 ID:???
がんばれー
409通常の名無しさんの3倍:03/10/04 22:06 ID:???
>書いている人さん
ガトーパートのシリアスな展開と、バーニィパートの笑える展開の
ギャップが面白いです。

>シャア IN 08MSの作者さん
男臭いシャアも(・∀・)イイ!!

両方とも、とても面白いです。
ひねりの無い感想でスマソ。
410(*´Д`):03/10/05 03:30 ID:???
バーニィのちんこ・・・(*´Д`)ウホッw
411通常の名無しさんの3倍:03/10/06 15:17 ID:???
ここでガトーがやられたら、歴史は何も変わらない!がんばれガトー!
412書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/10/06 19:53 ID:???
ガトーパート2(その7)

壁に投げつけられる。
背中を強打して、呼吸が肺から漏れる。

内臓が爆発したかのような痛みを堪え、体勢を立て直した所に、、
シャアの後ろ回し蹴りが飛んできた。

それを下からすくうように抱えて、体を一回転。
膝を床に叩き付ける。

一進一退。

この後、一呼吸置く間さえあれば、シャアは声を張り上げ、兵を呼ぶだろう。
そうなればもうシャアを暗殺する事はできない。

最後のチャンスだ。


喉元を狙ってナイフを下から投げる。
紙一重で避けるシャア。

そこに本命の突きを刺す。
凶器を虚に使い、素手を実とする。
これをかわせる者などいないはずだった。

しかし、シャアの反応はその全ての行動を凌駕していた。

つまりは、ナイフを投げる事すら私はできずに、
武道の達人でしかなし得ない、先の先を取られ、
行動を開始するその前に、彼の突きが私の喉に突き刺さっていた。


苦悶。
行動ができなくなる時間は、ほんの数秒だったが、
私はシャアに取り押さえられてしまった。


この後、私を待つものは銃殺だろう。
こんな所で、私が寄って立つべき、他ならぬジオンの手に掛かって
死んでしまうのだ。
こんな皮肉があるだろうか。

しかし、シャアが兵達に連絡した言葉は意外な物だった。

「賊は見つかったか?」
「・・・そうか、全力を持ってあたれ」

訝る私にシャアが言った。
「・・・・・・少し聞きたい事がある」

つづくかも
413通常の名無しさんの3倍:03/10/06 20:30 ID:???
今度はシャアと接近か?いいねえ…
414通常の名無しさんの3倍:03/10/07 03:18 ID:???
シャアの中の人はしろう?
415通常の名無しさんの3倍:03/10/07 10:15 ID:???
>414
神同士が最初から合作してるなら別だけど
途中からだと相手に気を使う必要があるし
相手(もしくは自分)が意図していた展開に進めなくなったりも
するんだから、神からのレスがない限りはそれぞれ別物と考えれ。
416書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/10/07 20:28 ID:???
ガトーパート2(その8)

暗がりの中。
シャアの表情は見えないが、切り出すタイミングを伺っているようだ。

少し間をおいて、呟く。

「・・・ハマーンなのか?」

命令したのは誰か?
と言う意味なのだろうが、そんな事を言えるはずもない。

「あれは・・・思っていた程強い女では無いのだな・・・」
「・・・どう言う意味ですか?」

「・・・こんな風に閣下を殺さなくても、地位を手に入れる事はできたのだし、
私を殺さなくても、私はすぐにも、いなくなるつもりだった・・・」

独り言のようにボソボソと呟く。

「私へのあてつけ・・・・・か?」
「・・・・・・・・・・・・・・」

また黙りこむ。
沈黙が続く。

「・・・お前が何者なのかは知らない・・・が、想像はつく」
「・・・・・・・・・・・・・・・私を、殺さないのですか?」

「ハマーンを・・・守ってやってくれ・・・傍にいてやって欲しい・・・・
あれには、そう言う存在が必要なのだと・・・・思う」

「ならば、あなたがいれば良いのではないですか?
ジオンの為にもそうするべきです」

「・・・・・・結局・・・・・・・私には・・・・・・・・・・・

最後の辺りは聞き取れなかった。

彼には彼なりの考え方があるのだろうが、
要するに、彼はジオンの精神とは違う、
我々とは相容れない方向に歩いて行くつもりなのだろう。


「私は行くぞ」

「・・・いつか再び会う事があったなら、その時はしくじりませんよ」

「・・・・・・若いのだな・・・・・・さらばだ」

この夜。
館は何者かの手により炎上。
アクシズの幹部、マハラジャ・カーンは死亡し、
シャア・アズナブルは行方不明になった。

恐らくは館の炎上に巻き込まれて死亡したのだろうと発表された。

つづくかも
417書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/10/07 20:35 ID:???
>>414
>>415様がおっしゃる通り、別物なので、
僕が書いているシャアの中の人はやっぱりシャアなのです。

ですが、全く同じ設定でシャアの中身をシローにして
僕以外の方が書いても、全然問題ないっす。

要するに、楽しければ良いんじゃないかなー、と思うわけです。

バーニィとガトーを入れ替えるのも
僕以外の方が書いてもおもしろいと思いますし、
色々と読んでみたいですからね。

まぁ、適当に〜。
418(*´Д`):03/10/08 02:23 ID:???
素晴らしい!今回も本当に素晴らしい!
神様にこんな言葉を投げつけるのは相応しくないかも
しれませんが・・・本当に良い仕事してますね〜〜w
419通常の名無しさんの3倍:03/10/08 17:43 ID:???
>>417
あれこれやると少々混乱するのでは?
420通常の名無しさんの3倍:03/10/08 21:45 ID:???
>>419
だから現状でいいってことだろう。
職人様乙!!
421書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/10/08 22:05 ID:???
ガトーパート2(その9)

ハマーン様の下へ報告に行く。
部屋は暗く、椅子は後ろを向けていて、表情を読み取る事はできない。

「・・・・終わったのか? 」
「・・・・お父様は亡くなられました」

「・・・それで・・・・・・シャアは?」

「・・・・・・・・・・我々の知っていたシャア・アズナブルは
もう死にました」


一瞬、体をびくりと震わせたように見えたが、
何しろ暗がりの事でもあり、シャアが言った言葉が
私にそのような錯覚を起こさせただけなのかもしれない。


「・・・・・・・・そうか・・・ならば、望みを果たさねばな」
「はっ!」


準備は整った。

汚い仕事だが、その成功によって。

「これより、我々はデラーズ・フリートに合流する!」

私自らが一軍を率いての、デラーズ・フリートへの援助。

前の未来とは違う。

この兵士達がいて、
私がいる。
未来を知る、私がだ。

「・・・行って参ります!」

「・・・・ワイズマン!!」

「はっ!」

「必ず生きて私の下に帰って来い!」

「・・・・・・・・・了解しました!」

つづくかも
ってかバーニィパートになるっぺぇっす
422書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/10/08 22:14 ID:???
たぶん、来週までお休みします。
理由は簡単。

お話を最後ら辺まで繋ぐ為の持ち弾が切れました(w
ネタが無いんですよねー。いやはや。
あとは、仕事の関係等で東京に行くのもあるんでー。


>>419さん
いやー、僕自身はこのままのお話を書くつもりですよ。
だけどバーニィとガトーを入れ替えるってのは
前スレの1さんが考えて、色々な職人さんがネタを投下するのを見て
おもしろいなー、と思って僕自身がお話を書き始めた、と言う経緯もあるので、
職人さんが他にも増えると良いかなー、って思ったのです。


いつも感想を下さる皆様。
ありがとうございます。
やっとシリアスパートからバーニィパートに戻れました。
だけど、バーニィパートも段々とギャグばかり、やってられなくなるかもしれないです。

どうなるんでしょ。
423書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/10/08 22:21 ID:VZ14iLrO
ちゅーか、一旦上げます。
あまり下がってると不安になってしまうのです。
424通常の名無しさんの3倍:03/10/08 23:43 ID:???
乙です。
何気にデラーズフリートに合流ってシチュ自体が貴重な気が。
乞うご期待しちゃいますよ〜。
425(;゚∀゚):03/10/09 21:15 ID:???
アゲ!支援あげ!
426通常の名無しさんの3倍:03/10/10 19:50 ID:???
ユーリー・ハスラーはどうしているのですか?
427通常の名無しさんの3倍:03/10/11 04:37 ID:???
こんなスレがあったとは…。皆様がんばって下さい。密かに応援してます。
428366 ◆LlPSxK6Kpk :03/10/11 11:44 ID:???
マ・クベ編第一話
目が覚めると妙に体が重くなっていた。まるで一気に歳をとったようだ。
さて、今日も壷を磨くか。おや、壷が無い。どうしたのだろうか。
「閣下、お早うございます」
何処かで見た顔だな。この男は・・・そうだ、ノイエン・ビッター少将の副官でたしかヴァールという名前だったな。
「何故ここに君がいる」
私は問うた。
しかし、その答えは予想外のものだった。
彼は困惑しながら答えた。
「ここが私の勤務地です」
「何を言っている、君はキリマンジャロ勤務のはずだ」
彼はさらに困惑しながら言った。
「何を言っているのですか閣下、ここはキリマンジャロではないですか。」
そういいながら彼は窓を開けた。
窓の外には砂漠が広がっていた。
「ああ、そうだったな。すまん。」
「最近根を詰めていたのでお疲れになったのでしょう。」
「そうか・・・」
とりあえず、顔を洗おうとして鏡を覗き込み、私は気を失った。
そこには、私の顔は無く、ビッター少将の顔があったの。
私はビッター少将になっていたのだ。

とりあえず書いてみました
人物の名前などを往年の名スレ、
プロジェクトX〜技術士官達〜 現在21:35分
のアフリカから使った事をここに告白します。
429366 ◆LlPSxK6Kpk :03/10/11 11:46 ID:???
×あったの。
○あった。
です。いきなりすみません。
430通常の名無しさんの3倍:03/10/11 12:12 ID:???
新たな神キタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!!
431366 ◆LlPSxK6Kpk :03/10/11 13:31 ID:???
神になれればいいのですが
432(;゚∀゚):03/10/12 17:21 ID:???
すげw楽しみw
ガンガッテ下さい!!366タン!!応援していまつ!!
433366 ◆LlPSxK6Kpk :03/10/12 23:36 ID:???
期待に沿えるよう頑張ります
434通常の名無しさんの3倍:03/10/14 18:39 ID:???
そろそろ来そうな予感保守
435通常の名無しさんの3倍:03/10/14 20:43 ID:???
あったの。←かわいいw
436通常の名無しさんの3倍:03/10/15 23:37 ID:???
神待ち保守
437通常の名無しさんの3倍:03/10/17 13:53 ID:???
保守ついでにage
438書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/10/17 23:41 ID:???
すいません。
続きが書けずにいます。

スタートしちゃえば何とかなるんですが、
本編のバーニィ編をどうするか2ヶ月程考えて、
今ひとつ、頭の中がまとまらないのです。

一応目的地と言うかゴールは大体決まってまして、
そこまではバスで行くか歩きで行くか、
途中あそこに寄ろうか、ここに寄ろうか、
と言ったプランはだいたいは決まってるんです。

なのに、スタート地点の目の前が濃霧。

そんな感じが続いていますが、
ようやく見通しが立って来たと思うので、
もうちょっとだけ待ってて下さい。


他の職人様も登場されてますし、
スタートさえしたら、多分それ以後は
ほぼノンストップで続くと思います、
その時はまた、よろしくお願いします。
439366 ◆LlPSxK6Kpk :03/10/17 23:44 ID:???
期待してます。いくらでも待ちますとも
440通常の名無しさんの3倍:03/10/17 23:58 ID:???
>>438
分かります、分かりますよ!そのスタート地点目の前が濃霧な状況!!
俺、自サイトで小説書いてるモノ書きですが、今現在全く同じような状況ですもんw
同じモノ書きとして、そして一ファンとして応援してます!頑張って下さい!
441通常の名無しさんの3倍:03/10/18 00:01 ID:???
438神&440の前に立ち込める霧が
少しでも早く晴れますように…
ヽ(´Д`;)ノ ≡ヽ(;´Д`)ノ
442通常の名無しさんの3倍:03/10/18 14:34 ID:???
>>438
わかる…その気持ち…
漏れなんか途中から書き始めて書き出しがまだできてないものが幾つあるか…
応援してます。
443通常の名無しさんの3倍:03/10/18 18:16 ID:???
夏休みの読書感想文の書き出しで二時間悩んだこともあったな…
444書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/10/19 12:10 ID:???
バーニィパート(その34)

やったー!出世だー!
と飛び上がって喜んでいると、閣下がこう言った。

「それで・・・だ」

ほら来た。
何かあるとはちょっとは思っていたが。

「我々はこれからソロモンに行く」
「はぁ・・・だけどあそこは連邦の連中がウヨウヨいますよ」

「あいつらは害虫だよ・・・駆除が必要だとは思わんか?」
「んー、まぁ、そうかもしれないっすね」

「新しい少佐殿の最初の任務は害虫駆除と言う訳だな」
「・・・それって俺がやるんすか?」

「核兵器で一気に・・・」
閣下が握った手をパッと開く
「ドン!だ」


少し考えて言う。
「・・・そそそ、そんな事したら人がたくさん死んじゃうじゃないですか」

「人は死なんよ」
「えっ?だってだって」

「・・・害虫が少し死ぬだけだ、そうだな?」
ニコニコして言う。

大勢の人間を殺す命令を笑顔で出す閣下に
俺は何と答えて良いかわからなかった。

「期待しているぞ・・・ガトー少佐」

つづくかも

・・・やっとスタートできました
445書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/10/19 12:11 ID:5R6S/Kzu
ちなみにこの>>444の前の話は>>361になります。

ずいぶん開いてしまってすいません。
446366 ◆LlPSxK6Kpk :03/10/19 12:27 ID:???
神降臨
447通常の名無しさんの3倍:03/10/19 12:31 ID:???
Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
(゚∀゚)ノΖです職人様!
448通常の名無しさんの3倍:03/10/19 12:43 ID:???
おお!ついにバーニィ来た!バーニィはどうするのかな…。
職人さん楽しみに待ってます!
449通常の名無しさんの3倍:03/10/19 12:58 ID:???
面白い。
やはり禿もテロリストの頭目だからなあ。
バーニィがどう動くのか・・・
450(;゚∀゚):03/10/20 00:20 ID:???
アルカイダが日本を標的にするというニュース・・・
そしてバーニガトー・・・面白くなってきた!!
451通常の名無しさんの3倍:03/10/20 09:43 ID:???
>450
ちゃんとバーニィガトーって書けよ





一瞬「バニーガトー」かと思っちまったじゃないか…
452通常の名無しさんの3倍:03/10/20 23:00 ID:???
うさ耳を付けてるガトー。。。

カワイイw
453通常の名無しさんの3倍:03/10/21 12:05 ID:???
>>452

「私は害虫を駆除するものだから」
454通常の名無しさんの3倍:03/10/21 14:29 ID:???
シャア・アマダ少尉まだ?
455書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/10/21 19:37 ID:bBdUYkVX
バーニィパート(その35)

船はどんどんとソロモンに近づいている。

「出世はうれしいけど、人殺しは嫌だな〜・・・
殺されると痛いし・・・」

窓に写る数千の星をぼーっと眺めながら考える。

「・・・逃げるなら今のうちかもしれないな・・・
ハゲ閣下って危ない人だったんだし・・・
だけど、今逃げても、連邦とデラーズフリートの皆に狙われるだけだし・・・

シーマ中佐の方がいくらか、まともそうな気もするし、
例の話、考えてみようかな・・・」

とか言う思いが頭を巡る。
口は半開きだ。

「少佐・・・」

「びっびび!びっくりしたなぁあ!ああははははは!!」

「ど、どうされました?どこかお加減でも?」

「か、カリウス!いやー!ちょっとさあ!」

部下に声を掛けられる。
部下の名前はカリウス軍曹。
一年戦争の頃からアナベル・ガトーについて来て、唯一生き残ってる部下なのだ。

・・・だったら、俺の変化に気がついても良さそうな物だが、
全然気がつかない上に、原作で全然活躍しない所を見ても、
案外ただのマヌケなのかもしれない。

「そ、その・・・・俺はこの海で散って行った同胞達の事をだな!?」
「そうですね・・・直接大尉に付いて来た部下も私だけになってしまいましたしね」

「あ、俺今度少佐になるんだ」
「おお!おめでとうございます!」

「だから今の台詞もう一度やり直し」
「・・・は、はぁ・・・では・・・・・直接 ” 少 佐 ” に付いてきた部下も私だけっすね」

「・・・・俺さあ・・・このままで良いのかなあ・・・」
「あ、あの・・・自分がわざわざ、やり直した会話の意味は・・・?」

「はあ〜・・・・・・・・・」

悩みはつきない。

つづくかも
456通常の名無しさんの3倍:03/10/21 20:53 ID:???
カリウスたんキタ━(゚∀゚)━!!
個人的になぜか好きなキャラなんですよ。
457(;゚∀゚):03/10/21 22:21 ID:???
いよいよ佳境に入ってきましたね・・・(:゚∀゚)
宣伝しに今からいってきまつ!!
458通常の名無しさんの3倍:03/10/21 22:54 ID:???
シャア IN 08MS小隊

手筈通り散開し、MAを迎え撃つ。正面からは私が、後方からはサンダースとカレンが援護を。
大口径メガ粒子砲は臨界のようだ、いつ撃ち出されてもおかしくない状態だ。
当たらなければどうということもないが、発射前なら尚良い。
「曹長、軍曹、奴が攻撃する前に落とす。奴の射出口を狙え。」
「了解!」
2人の返事が同時に聞こえる。が、次の瞬間、MAが遂に火を吹いた。すさまじいエネルギーだ。
「こいつは…マトモに食らえばあとかたも残らんな…」
サンダースがつぶやく。
「第2射まで時間がかかるはず、私が…!」
カレン機がMAに突貫する。
「よせ曹長、危険過ぎ…」
私の言葉の途中だった。MAが第2射を放出した。カレン機は避けきれない。
「…ちぃ!!」
とっさのことだった。私はカレン機に体当たりし、カレン機を強制的に移動させた。
幸いビームは逸れたが、私の機体の右腕を持って行ってしまった、ライフルと一緒に。
「た…隊長!?」
「心配ない、まだ終わらんよ!」
私は左腕でビームサーベルを抜く。次の攻撃の前に奴を仕留める。
私の機体は大きくジャンプし、MAの頭上を捉える。そのまま奴の機体の上に上がった。
いかに巨大なMAといえど、これならば倒せる。かつてアムロがララァを落したときのように。
「もらった!」
私のサーベルがMAの装甲を貫く。MAも最後の足掻きとばかりに私を振り落とそうとする。
が、結果は私の攻撃が効いたようだ。MAは破損部から黒煙と火花をあげた。
相当深刻なダメージのようだ。そのままMAは帰還しようとする。
ここで取り逃がすわけにはいかない、私は必死でMAにしがみつく。
サンダースたちとはどんどん距離が開き、彼らの姿も通信も確認できなくなった。
MAは尚も私を振り落とそうとする。片腕の私のガンダムはしがみつくのが精一杯だ。
「早く離れなさい!死にたいのですか!?」
突然通信が入る。MAのパイロットからのようだ。聞き覚えのある女性の声だ。
「何処かで聞いた声だな。」
「その声…まさか…シロー…?シロー・アマダ…?」
「これは…妙な再会になったな、アイナ・サハリン。」
通信機越しの再会。どうやら宇宙で出会った彼女は無事だったようだ。
いや、無事なのは今だけなのかも知れない。
制御不能になったのだろう、MAはどんどん降下をはじめた。
「シロー!早く離れてください!このままでは墜落します!あなたまで死んでしまう!」
「最善は尽くす主義なんでね。」
地上スレスレで私のガンダムはMAから離れ、MAが激突しないように押さえた。
バーニアを限界まで吹かし、最大出力で押し返す。
しかし私のガンダムは片腕。思うように動いてくれない。
「…意外と早いものだな…!」
「シロー!早く逃げてください!」
「…アクシズに比べれば、軽いものだ…そうだろう、アムロ!」
ガンダムの各関節が火を吹く。エネルギーの残りも少ない。
あとは奇跡を待つのみ…

おひさしぶりです皆様m(__)m
パソの故障とか、パソの故障とか、パソの故障とか、いろいろありまして…(^^;
また変な感じに続く…かも?です(^^;
459書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/10/21 23:00 ID:pWmgKQrG
おお!?
このシャアは逆襲の後のシャアだったんですね!?

読んでてとても楽しい〜♪です。

366さんのマ・クベ編と共に期待しています!
460Σ(゚Д゚;≡;゚д゚):03/10/21 23:03 ID:???
シャアキタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
461通常の名無しさんの3倍:03/10/21 23:32 ID:???
>454
必ずしも入れ替わった両人の話を書く必要はないと思われ


一方の話だけでも読めるだけありがたいよマジデ
462通常の名無しさんの3倍:03/10/21 23:39 ID:???
神キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!!
463通常の名無しさんの3倍:03/10/22 00:00 ID:???
 嫉妬してしまう程、巧いんだよな…。ここのスレの神様達の引っ張り方や
文体が。オイラもアイデアがあるんだが、文体が装飾過剰で…。
 楽しませてもらってます。頑張って下さい。
 (ヤザン→ユウをやりたいが、スレ汚しになるので自粛…。)
464通常の名無しさんの3倍:03/10/22 00:09 ID:???
>>461
シャアinシローだからシャア・アマダ少尉と書いたと思われ

>>463
是!非!
465通常の名無しさんの3倍:03/10/22 00:54 ID:???
神降臨age
466通常の名無しさんの3倍:03/10/22 01:29 ID:???
  序章・ヤザン、刻を越えて 

「馬鹿な…? 命中しているのに?!」
 俺は自分の目を疑った。ハンブラビのビームキャノンは確かに目の前の
Zガンダムに命中している。だが、当たった瞬間、メガ粒子が霞の様に消
えて行く。俺はスティックとフットペダルを引っ切り無しに動かし、Zの
放つ閃光を回避した。体を痛め付け続けるGが、目の前の光景を現実だと
否応無しに認識させてくれる。
 「反則だぞ、Zぁ!!!」
 俺は思わず叫んでいた。こんな事がある筈が無い。ビームを弾く装甲を
エゥーゴ風情に開発出来る訳が無い。潤沢な予算を持つティターンズだが、
同じ効果を持つIフィールドなんて代物は、ZサイズのMSに搭載できる
程にコンパクト化されていない。俺の目の前でZが突然ビームサーベルを
発動させた。
 「接近戦か?!」
 舌を噛みそうになりつつ、俺はZにハンブラビを突進させた。目の前の
敵を撃墜する事が、頭の中を駆け巡っていた。いつもの様な高揚感、生と
死の狭間に見える何かが、今の俺には微塵も感じられなかった。得体の知
れぬ恐怖感だけが、俺をZに向かわせていた。その時、Zのマニピュレー
ターに握られたサーベルが常軌を逸した輝きを放ちながら巨大化していく
のを俺の目は捉えていた。それが振り下ろされる瞬間、俺は無意識のうち
にハンブラビからコックピットを離脱させていた。薄れ行く意識の中、俺
は確かに少女の声を聞いた。
 『貴方こそが、EXAMに相応しいのかもしれない…。『裁く者』に…」
俺は奇妙な浮遊感に包まれながら、意識を失った。
467通常の名無しさんの3倍:03/10/22 01:49 ID:???
>466
新たなる職人さんキタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!
乙です!!
468通常の名無しさんの3倍:03/10/22 03:57 ID:???
>>464さん そのとーりです!

シャアin08すごく期待してます。
469通常の名無しさんの3倍:03/10/22 07:55 ID:???
ホント面白いなこのスレは。
470通常の名無しさんの3倍:03/10/22 15:48 ID:???
 第一章 ヤザン・大地に立つ

 体が下に引っ張られるような懐かしい感じに目を開くと、信じられない物をモニター
が映し出していた。一年戦争の時に嫌になる程見てきたジオンのTYPE06、『ザク』
が肩のスパイクを使い、丁度タックルを敢行しようとしている所だった。
 「舐めるなよ、旧型ぁ!!」
 俺は激昂した。Z相手に不覚は取ったが、旧型の06風情に堕とされる程、落ちぶれて
はいない。俺は機体に装備されたビームサーベルを発動させ、腕に握らせた。其処で俺
は違和感に気付いた。叫んだが、聞こえてきたのは俺の声じゃない。別人の聞いた事も
無い声だと言う事を。しかし、今は目の前の06にこちらが戦意を失っては居ない事実を
教育してやらねばならない。舐められっぱなしでは、俺のプライドが許さない。
 「接近戦でこの俺を仕留めようってのか? 甘いんだよ!」
 突っ込んできた06を考えられる最小の間合いで回避し、俺はすれ違い様に06の『首』
をビームサーベルで刎ねた。MSの『首』の部分には大抵、各種センサー系が詰め込ま
れている。06のパイロットは謂わば視覚を急に奪われた格好となった訳だ。
 「自分の甘さを呪えぃ!! 06ぅッ」
 MSの腕だけを背後に廻し、俺は迷わずスティックのトリガーを、引いた。思わず耳
を覆いたくなるような聞きなれた砲声と衝撃が、俺の体を叩いた。…うんざりする位聞
き慣れた、GM用の100oマシンガンの発射音だった。
 「どうなってるんだ…? こいつは…? 」
 俺は狭苦しいコックピット内を見える範囲で確認した。確か意識を失う前の俺は、Z
とハンブラビで戦闘をしていた。此処に比べればリビングルームの様に広々としたコッ
クピットで、こんな尻が痔になりそうな硬いシートでは無く、まるでベッド並みにゆっ
たりとしたリニアシートに身を預けて居た筈だった。
 「…GMのコックピットじゃねえか…」
 そうだ、この計器の配置はGM系のコックピットだ。毎日毎日飽きるほど見てきた。
GM、ライトアーマー、クゥエル。どれもいい機体だったが、反応が鈍すぎるのが、
あの頃の俺の大きな不満だった。素人に毛の生え始めた連中にはお似合いの機体だ。
 「拷問だな…こいつは…」
 俺は計器を見渡す中、見慣れぬ赤いボタンを発見した。大仰に黄と黒の注意ストラ
イプの枠と、おまけにプラスチックカバー付きだ。俺は押してみたい衝動に駆られた。
471通常の名無しさんの3倍:03/10/22 17:17 ID:???
やばい! 地上だと言う描写が深く無い! スマン…。製作時間30分は短すぎた…。
472通常の名無しさんの3倍:03/10/22 18:19 ID:???
Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
ヤザ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ン!!!!
473通常の名無しさんの3倍:03/10/22 20:15 ID:???
戦慄のブルーはジージェネでしか知らないけど
(・∀・)イイ!!
474通常の名無しさんの3倍:03/10/22 23:31 ID:???
>>417
> ですが、全く同じ設定でシャアの中身をシローにして
> 僕以外の方が書いても、全然問題ないっす。

という書き込みがあったので、元の職人さんとは違う香具師ですが、
勝手に書き込ませて頂きます。

駄目でしたらこれっきりと言うことで
475通常の名無しさんの3倍:03/10/22 23:34 ID:???
>>474
ガンガレ!応援すっぞ!!
476通常の名無しさんの3倍:03/10/22 23:42 ID:???
シャア・アマダ編

「アイナぁ〜!!」
あちこちから炎を吹いているアプサラスにしがみついているEZ−8のコクピットの中で、
シローは火口に落ちながら喉が裂けんばかりに叫んでいた。
眼前のコントロールパネルが全て光の中に消えた瞬間、左足に今まで味わったことのない様な
奇妙な感覚が襲ってきた。
初めは激しい痛み。続いてつま先から冷気が一気に太股まで上がってくる違和感。
しかしシローにはそれを感じている暇はなかった。直後に五感の感覚が無くなって……。

「……うさ、少佐!」
誰かが自分の肩を揺すっている。
「ん、ここは何処だ?」
一つ伸びをしたのはいつもの癖だが、視界が変だ。 正確には顔に何かが張り付いている。
なんだ?
手で触ってみると皮膚とは違う少しだけ冷たい感触が。
マスク?
それよりも周りの景色が一変している。
ぐねぐねと曲がりくねったパイプが壁面を貼っている部屋の中。
何よりも自分の周りにいる兵士が、みんなカーキ色の軍服を着ている。
『ジオン!?』
周りの現状を識するや、バネ仕掛けの人形のように飛び起きた目の前に、
ジオン兵独特のヘルメットを被った、鉤鼻でやや小太りの士官の顔が飛び込んできた。
「どうかしましたか?もうすぐサイド7です。
そろそろ部下に指示をして下さい、シャア少佐」
「シャア少佐、誰が?」
「仮眠明けで寝ぼけているんですか?
ジーンのお守りをさせられるのは嫌だってデニムがボヤいていましたよ。
少佐にも少しは労いの言葉を掛けて頂かないと」
「デニム?ジーン?」
「お忘れですか?サイド7の偵察隊のメンバーをお決めになさったのは少佐ご自身ですよ」
小太りの士官が怪訝そうな目でこちらを見ている。
何がなんだか判らないが、とりあえず相手に合わせるしかないような気がして、
「ん、ああ、そうだな……」
と、気のない返事をしてみる。
「本当にどうしたのですか?いつもの少佐らしくないですね」
「そ、そうか?」
適当にあしらいながら、なおも怪訝そうな顔をしている士官の横をすり抜け、
前方に見える窓に向かっておぼつかない足取りで向かう。
『なんなんだ、これは?』
軍艦のブリッジらしい場所におよそ相応しくない逆三角形の窓に映った姿は、
周りのジオン兵とは趣を異なる、白いヘルメットを被った真っ赤なゴキブリであった。
『サンタクロース?』
思わず心の中で呟くシロー。

続く
477饂飩 ◆ED2RD03AtA :03/10/22 23:43 ID:???
シャア・アマダ編 その2

シローもルウムで戦艦5隻を沈めた「赤い彗星のシャア・アズナブル」は知らない訳ではない。
しかし自分が「シャア少佐」と呼ばれても、「はいそうですか」と納得が出来るハズがない。
そんなことよりアイナは?アプサラスは?小隊の仲間は?
少しずつクリアになってきた頭の中で、色々なことが逡巡している。
目を覚ますまでにあった出来事が、あまりにもいろいろありすぎたのだ。
「シャア少佐」
鉤鼻が少々焦れてきたらしい。
「ん、何だ?」
シロー自身何がなんだか判らないが、ここは「シャア少佐」になりきるしかないと、
頭の中の天性のお気楽さが判断した。
「では、向かおうか。えっとー」
「少佐ぁ。自分の、ドレンの名前も忘れたのですか?」
「そうだったな。ど・ドレン君。は、は、ははは」
「本当に大丈夫なんですか?君なんて付けたりして」
「だ、大丈夫だ。それよりドレン、MSハンガーまでは君が先導してくれ」
「了〜解しました」
恐らく、それがいつもの口調なのだろう、妙な語間で鉤鼻が言った。

−MSデッキ−

「全〜員、頭ぁ〜右。シャア少佐に敬礼〜えぃ」
「ん(しかし、この鉤鼻のしゃべり方は・・・)、ご苦労。 私はシャア少佐だ」
「少佐、みんな知っていますよ」
ドレン…と言うらしい鉤鼻が右肘を脇腹に当てて来る。
「今回の作戦はあくまでサイド7にあるであろう
連邦の試作MSと戦艦の偵察が目的であり、
戦闘行為は出来るだけ避けねばならない」
よしよし、みんな俺のことをシャアだと思って聞いている。
「そこで俺の・・・。違った、私の今作戦に対する指示は一つだけだ。」
ゴクリと、眼前に並んでいる3人の内の誰かが唾を飲み込んだ。
「死ぬな!どんなことがあっても生き残れ」
「!」
その場にいたパイロット、整備兵、全てが耳を疑った。
「『あの』少佐が『死ぬな』だと?」
「『生き残れ』って?嘘だろう?」
周りの反応を見て、シロー=シャア少佐は
『え、こいつ(シャア)っていつもどんな命令をしているのだ』
と即座に思ったのだが、
『どうせなら自分のペースで続けるしかない』
と、これもいつものお気楽さで続けてみた。
「といっても、君たちだけを死地に生かせるわけにはいかない」
そう、「連邦軍だった彼(シロー)」は知っている。
目の前にいる先発隊のパイロット達を襲うこの後の出来事を…。
「俺…じゃない、私も一緒に行く。私も死なないが、君たちも絶対に死なせない!」

「おお」
パイロット、いや、MSデッキにいた全ての兵士からどよめきが起きる。
「それでは出撃する」
かくして俺の「シャア」としての初陣が始まった。
478通常の名無しさんの3倍:03/10/22 23:55 ID:???
キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
479(;゚∀゚):03/10/23 00:47 ID:???
きた!きた!シャア(シロー)が来る!!
凄い!!

本当に神スレだよ!!此処は・・・!!
480通常の名無しさんの3倍:03/10/23 00:48 ID:???
いよいよ神々の集うスレになってきた!!
シャアもシローもがんがれ!
481ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/10/23 01:57 ID:???
…うーむ…巧いなぁ…。オイラ、ヤザン→ユウを書き始めた愚者です。
トリップ付けてみましたけど、付いてますかね?
482ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/10/23 03:30 ID:???
第二章 俺はヤザン・ゲーブル…
 プラスチックのカバーを押し破ろうとしたその時、ノイズ交じりの通信が俺
の耳に飛び込んできた。男の、耳障りな、悲鳴にも似た叫び声だった。
「ユウ、ユウ! 囲まれちまった! 助けてくれ! サマナの奴が片脚やられ
て動けなくなっちまったんだ! GM1機じゃ、ドム5機相手は…」
 俺は眉を顰めた。俺はヤザン・ゲーブルだぞ、と喉元まで出かけた怒声を押
し殺し、俺は男の声に応答した。誰であれこの状況を知るためには、味方は、
放って置けない。まずは状況を把握しない事には、今後も糞も無かった。
「…聞こえてる! 今すぐ行くから待ってろ! 情け無え悲鳴を上げるんじゃ
ねえ! テメエの女が聞いたら泣くぞ!? 解ったら黙ってろ!! がたつくな!」
 男からは応答が無かった。俺は軽く舌打ちをすると、計器を確認した。ミノ
フスキー粒子が戦闘濃度で散布されているのか、索敵用のインジケーターの敵
味方表示が時々乱れる。が、味方の2機を表わす表示が5機の敵に包囲されて
居る事はかろうじて読み取れた。此処から700mの距離だ。俺はモニターに目を
向けた。岩山が見えた。体を大地に引き付ける重力を感じる。俺はMSに天を向
かせた。空の青さが、目に沁みた。…ここは地球だ。心に湧き上がる不安を俺
は無理矢理押さえ付け、MSのフットペダルを踏み込んだ。戦場で、戦闘以外の
余計な事を考え過ぎる奴は、死ぬ。スラスターが爆発的な加速を生み出した時、
俺は息を詰まらせた。体に掛かるGが、予期していたGMの物と段違いだった。
「何なんだ!? …GMじゃ無いぞ、この加速は!?」
 俺はフットペダルに掛けた力を弛め、エネルギーインジケーターの数値を確
認すると…GMの倍近くの数値を誇っていた。この機体がどうやら特別製らしい
事に俺はようやく気が付いた。俺はスティックを握る右腕を横目で見た。白い
ノーマルスーツにそれは、包まれていた。俺は、心の中の疑問を口に出した。
「…俺のノーマルスーツは、黒だった筈なんだがな…」
 ドンッ! 機体が激しく、揺れた。モニターを確認すると、2機のMS、09が
バズーカの砲口をこちらに向けていた。迷いは一瞬で、消えた。
「…当たらなくて残念だったな、スカート付きのお嬢さん達ぃ!」
 俺は更にフットペダルを踏み込み加速させると、左の09にマシンガンの弾を
集中させた。その09がのけぞるのを尻目に、右の奴の腹部にビームサーベル
を叩き込んだ。5機の中の2機を潰すと、前方に片膝を付いた見慣れないGMと、
背中合わせに立ってマシンガンを撃つGMが目視出来た。
「生きてるか、タマ無しども!! もう少し我慢しろよ?!」
「…ユウ少尉…ですよね? タマ無しなんて…少尉のイメージじゃあ…」
面を見なくても性格が解るような、気弱な声が通信機越しに入って来た。俺は
面倒なので、返事をせずに、レーダーを覗き込んだ。残りの3機が、三方に散っ
ていた。包囲殲滅にじっくり時間を掛けようとしたのが、間違いの元だ。
「…お前、頭でも打ったのか? ユウ・カジマさんよ? 」
「フィリップ少尉、前にドムが!」
 俺は溜息を吐きながら、立っている方のGMに突進する09にマシンガンの
照準を合わせ、スティックのトリガーを引いた。後、2機が残っていた。
483通常の名無しさんの3倍:03/10/23 08:20 ID:???
怖いユウが面白いw
484通常の名無しさんの3倍:03/10/23 15:54 ID:???
このスレ(・∀・)イイ!
自分もなんか書いてみたくなりました。
485ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/10/23 16:17 ID:???
 俺が残った2機の内の1機を始末に掛かる間に、サマナとか言う、脚をやられた
GMの方のパイロットが09を仕留めていた。…それなりの腕は有る様だ。もう片方
のGMのパイロット、フィリップも並みの腕じゃ無い。俺が救援に来るまでの間、
機体のコンディションを保ちながら、09の猛攻を捌き続けたのだから。俺は辺り
に敵の姿が無い事を目視と計器で確認した後に、2機のGMの傍に自分のMSを駐機
した。2機のパイロットは機体を降り、脚をやられたGMの損傷程度を調べていた。
俺は自分のMSをハッチを開け、ワイヤーを使い大地に降りた。
「ユウ、無事だったか! 心配したんだぞ? 敵の隊長機を引き付けるのは構わ
 んが、無茶しすぎだぜ」 
「しかし御蔭で、敵も散発的な攻撃しか出来なくて、助かりました…。フィリッ
 プ少尉が悲鳴を上げた時のユウ少尉の説得、悪いですけれど笑っちゃいました」
「…ま、何だナァ、サマナ君…。『蒼い死神』は伊達じゃないってこったな?」
 俺は二人がお気楽に話しかけてくるのに正直、戸惑っていた。こいつらは俺の
知っているあの頃の連邦パイロットと違っていた。09を見ただけでブルッてしまう
奴等と、目の輝き自体が違う。飽きるほどMS戦闘を繰り返してきたのだろう。普通
のパイロットだったら機体ダメージの確認もせずに帰還する所だ。
 俺はふと、やさぐれた感じのする男、フィリップの言葉に引っ掛かるモノを感じ
後ろを振り向いた。蒼いGMが、其処に居た。…いや、GMじゃない。胸にはバルカン
の発射口2門、その下にも恐らく小型ミサイル発射機だろう発射口が同じく2門分、
装備されていた。蒼いMSの特徴的なフェイスが、俺にGMと誤認させた原因だった。
ゴーグルタイプのメインカメラ、通称『GMフェイス』だ。
 だが、他のGMと大きく異なるのは、その下に赤い『口』が付いている事だった。
その分だけ、他のGMよりもセンサー系かコンピューター系で勝っているだろう事が
教導隊にも居た事もある俺の経験則から判断できた。機体の外見を見てこれぐらい
の事を推測出来なければ、MSパイロットしてセンスが無いと言っていい。教官時代
の俺なら有無を言わさずぶん殴り、『原隊へ帰れ、能無し!』と格納庫の外を指さ
してしまうだろう。突然、回想に浸っている俺の耳に少女の声が飛び込んできた。
『乱暴な奴、消えてしまえ!』
「あァ?! 何だとテメェ…!!!?」
声に釣られて蒼いMSを俺は見上げた。誰も乗っていない筈の無人のMSが、立ち上が
り、100oマシンガンの銃口が俺を狙う。紅い両眼がゴーグル越しに血の輝きを放っていた。
486ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/10/23 16:20 ID:???
やっちまった…MSパイロットとして、だ。
ゴメンナサイ…。
487484:03/10/23 16:56 ID:???
自分も便乗してよろしいでしょうか?
488通常の名無しさんの3倍:03/10/23 17:01 ID:???
>>1のルールさえ守れば、OKだと思う…。
半角ネタはマズイだろうから、やめておいたほうが無難。
489通常の名無しさんの3倍:03/10/23 17:31 ID:???
「・・・・さん!おきてくださいよ!ブリッチにあがってください!」
艦内のモニターから起こされ私は目が覚めた。
「10分後にあがってください!いいですね!?」
私の名はエイバー・シナプスこのアルビオンの艦長のはずだった。
(まったく艦長に対してなんと言う言葉の使い方だ!)
そう思いながらもいつもの通り顔を洗おうと、洗面台に向かう。
しかし、私の勘違いだろうか?あるべき場所に洗面台はない。
(私もまだこの艦に慣れていないようだな。)
進宙間もないこの艦の艦長として配属されたのは3日前。そのようなことを考えていると
机の上の万年筆が落ちた。それを拾おうと、下を向いたときにふと気がついた。
昨日の晩は制服で寝てしまった。しかし、制服の下はズボンだったはずである。
タイツであっただろうか?寝ぼけているのだろう、私はそう思い顔を洗おうと、洗面台に向かった
そのときだった鏡の中には、自分の顔とは似ても似つかぬ若者の顔があった。
呆然としていると、一人の女性が部屋に入ってきた。
「ブライト!もう何してるの?早くブリッチにあがって!」
入ってくるなり、そう怒鳴った女性は私の腕をつかみぐいぐいと引っ張っていく。
私の名前はエイバー・シナプスだブライトという名ではない。
しかし、ブライトという名前には聞き覚えがあった。
【ペガサス級強襲揚陸艦2番艦ホワイトベース】艦長「ブライト・ノア」
一年戦争時伝説となったRX−78−2を搭載していた艦の艦長である。
アルビオンの目的は、その後継機であるGP01及びGP02の地上テストのために地球に下りることである。
しかし、先ほど見た鏡に映った若者の顔を思い返すと確かに似ている。
そして、女性に腕を引かれるがままにブリッチについた。


お目汚し申し訳ありません。
490通常の名無しさんの3倍:03/10/23 18:09 ID:???
おおおおおお!!
にわかに活気付いてきたな!
491通常の名無しさんの3倍:03/10/23 18:44 ID:???
感動だ…。前スレ最初からいる者としてはただ神々に感謝するのみ。
492通常の名無しさんの3倍:03/10/23 19:59 ID:???
いつも楽しみにしているが
凄い事になってきた…こんなにもたくさんの神が…
みなさんがんばってください!!
でもマターリいきましょう。いつまでも待ちます。
493通常の名無しさんの3倍:03/10/23 20:32 ID:???
ホントにスゲーYo!
こんな良スレ、そうそうないよな。
神々もマイペースでこれからもガンガッテ下さい!!!
494 ◆ED2RD03AtA :03/10/23 22:36 ID:???
コテハン間違えたので、しきり直しをば

シャア・アマダ編 その3

4機のザクが音も立てずにサイド7のメンテナンスハッチに向かって
滑るように進んでいる……

しゅー、すこー
しゅー、すこー

「って、真空の宇宙では、音は聞こえないんじゃないのか?」

ヘルメットの無線スイッチが入ったまま、思わずツッこむ俺。

「少佐、無線封鎖中ですよ」
隣にいるデニムが「お肌の触れ合い会話」で注意を促す。
少しムッときたが気を取り直して、全ての通信を切ったコクピットの中で考える。

「さて、いくら『ジオンも連邦もない』とはいえ、
ジオン兵と一緒に連邦の基地施設を襲うのは嫌だ。
確かこの後、ガンダムが潜入したザク2機を撃破するはず…か。
アムロ少尉の初陣という話しも聞いたことがある。
しかし俺はもう誰も死なせたくない。たとえジオン兵でも
とはいえ、この状況では逃げることも出来ないし………」

と、あれこれ考えている間に、気が付いたら先行するザクの姿が見えなくなった。

「しまった、『また』迷子になってしまった」

コロニーの周りを10分ほど慣性で浮遊しながら、
ようやくハッチの影にいたスレンダー機と合流し、無線回線を開いた途端、
「こいつ、怯えていやがる」
ジーンとかいう若い兵士のうわずった声がいきなり耳に入ってきた。

「いかん」

咄嗟にサイドの中に入ろうとするピンクのザクをスレンダー機が止める

「少佐、ここは偵察が主目的です!」
「俺にかまうな!お前は退路を固めろ。ジーン軍曹、今行くぞ!」

続く
495 ◆ED2RD03AtA :03/10/23 22:38 ID:???
ハッチの先、そこで見たものは、
顎をもぎ取られ、尻餅を付いているジーンのザクと、
ちぎった顎を右手に持ち、仁王立ちをしているガンダムだった。

「し、少佐ぁ〜!助けてください!」

後ろ手によろよろと立ち上がりながら、ジーン機がこちらにジャンプしようとしている。
ガンダムの右手が顎を捨て、肩の後ろに回しながらジャンプしてくる。

「やめろー!」

俺の中で何かが弾けた。
眼下の2機に向かって咄嗟にバーニアを噴かしていく。
出撃前に泥縄で覚えた操作法だが、ヒートホークの機動スイッチも含めて、
シャア・アマダ編 その4
俺の操作にザクは忠実に従っていく。

ジーン機が俺の機体の横をすり抜けるのと、
前方のガンダムがビームサーベルを抜きはなつのがほぼ同時だった。
正面モニタに白い機体が大写しになる。

ガンダムとザク、
ビームサーベルとヒートホークの戦い。
同一技量のパイロット同士なら確実に「負け」なのだが、
「あの」アムロ少尉と言っても初陣と言う点と、
攻守の立場は逆だが、こちらは何度か経験済みという点に
俺は勝機を見いだそうとしていた。

独特のうなりを上げて発光するサーベルを今まさに振り下ろそうとするガンダム。
俺は右手にヒートホークをバックパックの後ろに隠し持ちながら
奴がそのまま右腕を振り下ろしてくるのを待った。
そのままの位置だと真っ二つにされる寸前、
俺はバーニアを最大に噴かして奴との間合いを急激に詰める。

なんせ相手は「ガンダム」だ。
こちらが奴の学習コンビユーターに記憶されている戦闘の「定石」を使うと、
余程の初心者が乗っていない限りオートプログラムだけで負ける。
幸いにもテスト中で経験値が足らない機体だったらしいのと、
こちらの機体も流石「赤い彗星」だけのことがあり、一瞬で奴の懐に簡単に飛び込めた。

そのままだと逆手に持ち替えたサーベルに背中から串刺しにされるので、
左肩を相手の胸に付けたまま、なおもバーニアを噴かして数百m飛ぶ。
スピードを落とさないままコロニーの河を挟んで、反対側の陸にガンダムを打ち据える。
俺は転倒の衝撃で揺れるガンダムの額にあるメインカメラに、
腰から取り出したヒートホークを潜り込ませた。

バッ…バチッ。バチッ!

かってカメラがあった場所から嫌な音と煙が出ているのを確認するのと同時に
俺は「お肌の触れ合い回線」を開いてこう言い放った。

「もう勝負は付いた!これ以上抵抗するな!」

叫ぶなり俺は自分の機体から飛び出し、相手のコクピットに駆け寄った。
496 ◆ED2RD03AtA :03/10/23 22:40 ID:???
シャア・アマダ編  その5

「ハッチ開放のキーは……おい、大丈夫か?」

バシュッという音と共にハッチが機体前方に開いた。
モニタが死んで真っ暗になっているコクピットの中で、
15.6歳の赤毛の少年が震えている。

『これがアムロ少尉?』

俺も少々びっくりしたが、鼻血流している以外は元気そうなので、
手を貸してコクピットの外に出してやると、
礼も言わず猛烈な勢いで食ってかかってくる。

「何故あなた達は僕たちを襲うんです!」
「違う、俺たちはただ」
「ただ? ただ何ですか?
ただモビルスーツに乗って僕たちの町を壊しに来ただけじゃないですか!」
「そうかもしれない。だけど、俺は誰も殺したくないんだ」
「僕をモビルスーツごと地面に叩きつけておいて、
しかもそんな真っ赤な宇宙服着て、変なマスクを付けて、
よくそんな平和主義者みたいなことが言えますね!」

……確かにそうだ。

「マスクが気に入らないのならここで脱ごう」
俺がノーマルスーツのヘルメットに手を掛けたその時、

「両手を頭の上にして、こちらを向きなさい!」
凛とした女性の声が、俺の背中から聞こえてきた。

「ちょっと待ってくれ。今脱いでいる途中だから」
と、後ろを振り返ると銃を構えた金髪の「アイナほどではないが」美人の女性が。
着地した後、ザクのコクピットから周りに戦闘車両がいないのは確かめたが、
遠くから白いノーマルスーツを着た男も走ってくる。

「マスクもお取りなさい」
「はいはい」

実は付けているのが少々うっとうしくなってきていたので、
これ幸いと喜んで取ったら女の表情が変わった。

「そんな…まさか!」
「君、何?」

続く
497 ◆ED2RD03AtA :03/10/23 22:41 ID:???
シャア・アマダ編 その6

これ以上長居するとやっかいごとが増えるばかりと直感した俺は、
この機を逃さず女が銃を持つ手を蹴り上げた。

「ああっ!」

「そろそろ撤退するか………む?」

メインカメラの部分が少々壊れてはいるが、
昔乗っていた陸戦ガンダムに操作系は近いだろうと思い、
そのまま俺は迷わずガンダムのコクピットに収まった。

「ああ!待って、キャスバル兄さん」
「お、親父の作ったモビルスーツを返せ!」
しゃがみ込み、手を上げてこちらを見ながら訳の判らない事を言っている女と、
赤毛のこまっしゃくれたガキを踏まないように気を付けながら、
部下のザクと共に後退していく。

離れながらら見ていると、
赤毛が後から来たノーマルスーツを着た男に殴られている。
「な、殴ったね」
「ああ、初めて殴った。何故殴られたか判るか」
「判るもんか!」
「何故ガンダムをむざむざ敵の手にくれてやったのだ!
あれほど無線で指示していたというのに!」
「父さん、僕初めてMSに乗ったんだよ、無理だよ!」
「え〜い、親に逆らうのか!」
「2度もぶった」

これ以上見るのは心苦しいので、俺はスレンダーが待つエアロックの方に意識を集中した。

帰還途中、ジーンのザクが右側から俺の機体に「お肌の触れ合い回線」を開いてきた。
「少佐ぁ、命を助けてくれて有り難うございました」
かなりの涙声な上に、時たま鼻水をすする音をさせながらデニムが礼を言っている。
「ジーンもこれで少しは懲りたら良いんですけどね、少佐がお救いにならなかったら、
初陣で戦死でしたね」
デニム機が左側からすり寄ってくる。
「初めて出撃した部下なんだぞ。まだ多くのことを知らないうちから俺は死なせたくない」
俺はそう二人に言った。

「少佐、自分は感動しました!」
スレンダーが賛辞の言葉を捧げるために、「お肌の触れ合い会話」を開いたその先からは、
「ぐ・ぐがぁ〜」

「少佐はお疲れのようだ、鼾をかいていらっしゃる」
「このまま曳航していきますか?」
「そうですね」

この項終わり
498 ◆ED2RD03AtA :03/10/23 22:43 ID:???
申し訳ない。
今後は一層ギャグの含有量が多いSSになってしまいます
スレ汚し&連続書き込みスマソ
499通常の名無しさんの3倍:03/10/23 22:51 ID:???
(・∀・)イイ!!
スゴク(・∀・)イイ!!!
500ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/10/23 23:01 ID:???
良いなあ…酒脱にさらっと美味しいなぁ…。
ココの神様達は読み易くてネタも良いもの出すもんなぁ…。
初心者のオイラは羨ましいよ…ホント…。
501通常の名無しさんの3倍:03/10/23 23:31 ID:???
ヤザン=ユウモ(・∀・)イイ!!
ヤザーン厨(・∀・)ガンガレ!!
502ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/10/24 00:02 ID:???
有難うございます! >>501様! …読み難く、面白くも無いでしょうが、
始めたものは…何とか貫徹するつもりです。頑張ります!
503通常の名無しさんの3倍:03/10/24 00:15 ID:???
ガンガレ!改行使うと読みやすくなると思う
504通常の名無しさんの3倍:03/10/24 00:18 ID:???
改行っていうか行空けか
505通常の名無しさんの3倍:03/10/24 09:45 ID:???
親父に殴られるアムロに禿ワラタ
506通常の名無しさんの3倍:03/10/24 11:06 ID:???
シローが乗ってるのシャアザク?
それを初乗りで普通に乗りこなせるなんて、ニュータイプか?
507通常の名無しさんの3倍:03/10/24 11:41 ID:???
>506
MS操縦の腕はいいほうっぽいし、
まぁ細かいことは気にすんな


…でも、シローがNTに覚醒したら
もの凄い勢いでアイナを探して逃走しそうだな
508通常の名無しさんの3倍:03/10/24 11:58 ID:???
>>506
だから迷子になっているんじゃ……(と脳内補完しませう)
509 ◆ED2RD03AtA :03/10/24 19:45 ID:???
シャア・アマダ編 その7

ファルメルに帰還した後、ドレンと一緒にMS格納庫内で
部下が回収してくれた赤いザクと、戦利品のガンダムを見ている俺。

赤い彗星とガンダム。
どちらも有名な機体だが、乗り比べた事があるのは俺だけだろう。
「赤い彗星」は加速は確かにノーマルザクより凄いが、
シビアにチューンされた機体は反応がピーキーであり、
かなりの操縦技量を要求される。
それに対して昔の愛機であるRX79/Gと近親関係のガンダムは、
アポジモーターの数と推力、マニュピレーターの動力伝達形式の差、
なにより教育型コンピューターの搭載というアドバンデージで、
「赤い彗星」と同じ動きなら鼻歌交じりにできる

むしろ、ここまでの性能差がありながらザクで対等に渡り合ったという
「シャア・アズナブル」の技量に俺は感動した。

「これが連邦の新兵器ですかあ」
「そうだ。『ガンダム』というらしい」
「がんだむ?どういう意味なんですかね?」
「当初はガンボーイだったのだが、商標が取れないので…」
「少佐ぁ〜、何故マニアしか知らない事を…」
「ゴホゴホ、いやその。マニュアルがさ」

コクピットに落ちていた、「V」のロゴが表紙にあるマニュアルをドレンに見せる。
「なるほど。あ、ドズル閣下が先ほどから通信モニタでお待ちです」

「さすがは赤い彗星のシャアだ。
連邦のV作戦の秘密を探るどころか、新型MSの奪取までやりおるとは」
「有り難うございます」
「早く本国に帰ってこい。お前のために用意した祝勝会の料理が冷めてしまう」
「本国…ですか?」
「そうだ。手みやげの連邦のMSを持ってな」

続く
510 ◆ED2RD03AtA :03/10/24 19:46 ID:???
シャア・アマダ編 その8

サイド3に「連れて行かれる!」
このままでは一生ジオンから逃れられない!
冷や水を被せられたような感覚に陥った俺は、

「あードレン?作戦も終了したことだし、私は休暇を取っても良いかな?」
「何〜に言っているんですか、折角の凱旋ですぜ。
兵達も故郷に帰れるので嬉しがっています」

「しかしサイド7の調査を引き続き行わなくては」
「サイド7の攻略部隊は引継の部隊に任せ、
今後の任務は、敵の新型MSを本国で調査・研究する為に、
一刻も早く本国に持ち帰れとの命令です」

「攻略部隊?」
「海兵隊が既にこちらに向かっています。
コロニー内の戦闘は専門の部隊に任せておけばいいと思います」

「反対側に入港したはずの敵の宇宙船は?」
「少佐が帰還したのと同時期に、ルナツー方面に逃げ出したようです。
今から追っても良いのですが、本国への帰還命令が優先です」

……と、いろいろと抵抗をしてみたのだが、結局サイド3に向かう羽目になった。

俺は、航海の間に艦にあったデーターベースを読みあさり、
「シャア少佐」として最低限の知識を付けることにした。
一番調べたかったアイナの事だが、彼女が正式な軍人でない為、
兄のギニアスしか見つけることは出来なかった。

−サイド3 ズムシティ−

生では初めて見たが、やはり趣味が悪いとつくづく思う。
自分の先祖の地方行事である「ナマハゲ」の顔みたいな建物は何なんだ。

ジオン十字勲章とやらをギレンから受けれ取る時は、
よっぽど殴りかかろうかと思ったが、周りの兵士が気になり思いとどまる。
そしてドズル主催の晩餐会にて、俺は思いもかけない人を見つける。

続く
511 ◆ED2RD03AtA :03/10/24 19:46 ID:???
シャア・アマダ編 その9

− 祝勝会場 −


「シャア少佐ぁ。あ、今は大佐でしたねぇ」
「ドレン、酔ってるのか?お前何度目なんだ、その台詞」
「すいません、何か嬉しくって」
「そうだな。お前も少佐に、しかも艦隊を任されたんだろ?」
「そうなんです。これで長年の夢が果たせます」
「夢?」
「私の先祖はアラブ半島なんです。
昔はラクダの通商隊をしていたらしくて」
「ほう」
「で、私はずっと心の中で決めていました。
自分の艦隊名はキャメルにしたいと。
ドズル閣下のご配慮で長年の夢が叶いました」
「……只でさえ残りレスが少ないのに、何をベタなことを……」
「何か言いましたか?」
「いや」

「そういや大佐も狙っていたガンダムを『テスト』と称して私物化できたそうで。
ずっと整備をしていましたよね。航海中」
「いや、それは違うんだが……」
まさか航海の間に手薄になったら逃げだす手段としてガンダムを整備していたら、
整備兵らが「少佐自らが整備して頂くなど!感動しました」となつかれてしまい、
四六時中つきまとわれて結局逃げそびれたと言う事を言える訳がない。

しかもあの色

「少佐、折角だから色を塗り換えましょうよ」
「ジオン公国章も入れたいですね」
「馬鹿。これは連邦の象徴カラーだぞ。しかも後で調査するんだろうが
(塗り替えたら逃げ出した時に敵と間違われるだろうが)」
と言うと、
「大丈夫ですよ。少佐の補修用の塗料がかなりありますので、」
「元の外装色は全てデーターに記録していますし、」
「しかしなぁ…」
「明日又来て下さい、少佐」

次の日に行くと、予想通り「真っ赤な」ガンダムが俺を待ち受けていた。

流石に部下とは言え酔っぱらい相手をしているのも飽きてきたので、
会場から抜け出そうとしたその時、聞いたことのあるアラーム音が微かに聞こえてきた。

続く
512 ◆ED2RD03AtA :03/10/24 19:48 ID:???
すいません、スレを占有してしまいそうなので、
今日はこの位で
513通常の名無しさんの3倍:03/10/24 19:54 ID:???
偉大なる職人様に( ゚д゚)ゝケイレイ!!
514通常の名無しさんの3倍:03/10/24 19:56 ID:???
キャスバル専用ガンダキタ・*・:.。.。.:*・°・*(゚∀゚)*・°・*・:.。.。.:*・♪
515通常の名無しさんの3倍:03/10/24 20:37 ID:???
シローにとってはジオンは敵でもあるわけで。ザビ家の連中とどう付き合うのか楽しみ。
ハマーンも登場してほしいなあ。
516515:03/10/24 20:45 ID:???
あれ?>>515はなんか昨日書きかけのままのテキストを書き込んだみたい。
なんか調子が悪いのかな?というわけで>>515は昨日の感想。
今日の感想
ひたすら先が楽しみ。赤いガンダム万歳w
517通常の名無しさんの3倍:03/10/24 22:39 ID:???
このスレにぎわってますな〜。
>>489
がスルーされてる気がするのは俺だけか?
518通常の名無しさんの3倍:03/10/24 22:46 ID:???
>>490-493>>489へのレスだと思ってるのは・・・俺だけか(つД`)
519491:03/10/24 22:56 ID:???
>>518
少なくとも俺は>>489へのレスを書いたつもり。
520通常の名無しさんの3倍:03/10/25 04:39 ID:???
今進行している入れ替えが全て同時に起こっていたら…と考えると恐ろしいものがあるw
521通常の名無しさんの3倍:03/10/25 07:29 ID:???
宇宙全体があらゆる時間帯で大混乱
522ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/10/25 13:18 ID:???
>>489
エイバー艦長…。オイラ好きです。最後まで敢闘精神を発揮して、
詰腹切らされた悲劇の艦長…。有能なあの人が一年戦争でどんな
奮戦を見せるのか、楽しみです。
523ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/10/25 13:19 ID:???
ゴメンナサイ! 上げてしまいました…。
524通常の名無しさんの3倍:03/10/25 18:10 ID:???
たまには上げた方が良い
(・∀・)キニスンナ!!
525 ◆ED2RD03AtA :03/10/25 18:21 ID:???
シャア・アマダ編 その10

「!」

「お兄さま、お薬の時間ですわ」
「すまん、遅れて来て早々だが、水を貰ってくれるか?」

祝勝会の人混みの中でも、その美貌を見間違えることはなかった。

「アイナぁ!」

人混みをかき分けて一直線に進む俺。
彼女は一瞬「?」とした顔をしたが、すぐに普段のアルカイックスマイルで
「シャア大佐ですね。この度はおめでとうございます」
と、優雅に答えた。

「以前にお会いしたことがありましたかしか?大佐が私の名前を知ってらっしゃいますから」
「え?いや、それは…その」

「あの時」よりも半年前というよりも、
今の自分は「シャア」の格好をしている現実に気が付き、慌てて

「高名なサハリン家のお美しい婦女子の御名前を知らないジオン軍人など居ません」
「ふふふ。大佐は戦闘だけでなくお世辞も旨いですね。
その言葉を、今まで何人の女性にお掛けになったのですか?」
「もちろん君が初めてだ」
「ふふふ」
ふー、何とか繕ったか……と思っていたら、

「シャア大佐。アイナ様に何かご用か?」
「わぁっ」

頭頂部に申し訳ないほどしか髪の毛が乗っていない大佐が、
俺とアイナとの間に割って入ってくる。

「ノリス、この方は今回の主賓ですよ。
私、もう少しシャア大佐とお話しさせてください。」
「判りました」

疑惑の目でこちらを見ながら、一礼をしてノリスが下がっていく。
あいつか。俺の小隊の最後の戦いで戦闘をしたのは。
あんな目をしている奴なら、あの時の戦い方は理解できる…。

続く
526 ◆ED2RD03AtA :03/10/25 18:23 ID:???
シャア・アマダ編 その11
「アイナ、何処に行っていたのかと思ったら、大佐と一緒だったか」
「あ、お兄さま、シャア大佐です」

病的(本当に病人だが)な目に、端正な顔のギニアスが俺の前に来る。

「大佐、この度は昇進おめでとう。私はギニアス技術少将だ」
「……シャア大佐です」
「ん?なにか私の顔に付いているか」
「いえ、何でもありません」

ギレンと会った時も腹が立ったが、ギニアスは個人的に一番許せない奴だ。
グッと拳に力が入る。

「ところで、捕獲した連邦の新モビルスーツだが、うちの方で預からせて頂こうか」
「ほう、何故です」
「失礼だが、ドズル中将の元には、ろくな研究チームがいないと聞く」
「……」

「私の研究チームでより早く敵モビルスーツの解析をすれば、
今後の新型モビルア…、いや、モビルスーツの開発の為になると思い、
ギレン閣下に上申したのだが」
「だが?」
「一番の功労者であるシャア大佐の判断に任せるというドズル中将の意見もあって、
こうして直接君に相談がてら、祝勝会に参加させて頂いた」

「ドズル中将は私の意見を聞け、と?」
「まぁ、中将の本音はギレン閣下直属の部下であるこの私に、
自分の部下の手柄を横取りされたくないと言うのが本音だろうがね」
「ふっ、そういうことですか」
「ああ、政治は難しいな、大佐」

続く
527 ◆ED2RD03AtA :03/10/25 18:24 ID:???
シャア・アマダ編 その12
こいつにガンダムを渡すと、あの化け物があれ以上強力になるだけだ。

「で、返事は?」
「断ったら」
「困る」
「でしょうね」

さっき飲んでいた薬の副作用も合わせてなのか、
顔は笑っているが、目が笑っていない。

俺はこういう事態が起きる以前から考えてきた計画を実行するために、
何気ない口調で

「渡しても良いが、2つほど条件がある」
「ほお、条件だと」

と、そろりと言ってみた。

「1つ目は、地上でのテストを先に行いたい。
場所は…そう、ガルマ大佐のいるキャリフォルニアベースなどではどうか?」
「ガルマ様の所で?
ふふ、大佐と同期らしいですな。構いませんよ」

「2つ目は」

続く
528 ◆ED2RD03AtA :03/10/25 18:25 ID:???
シャア・アマダ編 その13

「2つ目は……」
「何だ?言ってみろ」

これは「たった今」考えたことだ

「アイナさんも一緒に来ること」
「何?」

ギニアスの切れ長の目が一瞬丸くなった。

「はは、そういうことか。
おい、アイナ!大佐はお前の事が気に入ったみたいだぞ」

アイナの返事を期待していると…

「ご冗談でしょう」
「!」

眉をひそめながらアイナが続ける。

「シャア大佐と言う方は歴戦の勇士とお聞きしましたが、
一度お会いしただけでそういう物の言い様をなさる方と
私、おつき合いをする気は毛頭ございません」
「あ」

「失礼致します」

言うだけ言ってきびすを返して歩き去るアイナ。

「ははは、大佐もずいぶん嫌われたものだな」
ギニアスが畳みかけてくる。
と、後ろから殺気が…

「大佐、少し外で話がしたいのだが…」
「の、ノリス大佐」

は虫類系の目でこちらを睨み付けられた俺は、ノリスに従うより他がなかった。

続く
529通常の名無しさんの3倍:03/10/25 18:27 ID:???
遂に、想い人に逢っちまったか…。どうなる? 次回が気になる!
530 ◆ED2RD03AtA :03/10/25 18:32 ID:???
シャア・アマダ編 その14

− テラスにて −

「大佐、どういうつもりだ」
「何がだ」

俺は、なるべく奴の目を見ないようにして話した
でないと自分のことを何もかも洗いざらい話してしまいそうになるので。
いつぞやのアリスとか言った女じゃなくて、こいつが連邦の情報部でございと来ていたら、
俺は今頃スパイ容疑をでっち上げられ、銃殺刑でこの世には居ないだろう。

「アイナ様はサハリン家の再興のためにギニアス様と日夜努力しておる。
貴公のような成り上がり者とおつき合いをするほど暇ではないのだ」
「というと」
「貴公に付きまとわれると迷惑だといっておるんだ。
くだらん妄想は辞めてガンダムをこちらに渡す事を考えたまえ」

なんて古めかしい言い方をする奴だ。ATOKも変換で困っているじゃないか…。
しかしここで言いくるめられたら数少ない読者にも申し訳が立たない。

「断る。アイナが来ないのならガンダムは大気圏より落下させて燃やす」
「サランラップはTV版だぞ、どちらにしても盾がないと燃え尽きるだけだ」
「何故それを!」
「とっとと進めんと読者が飽きる」
「下らない小ネタは十分という訳か」
「そうだな、ははは」

ノリスって以外と付き合いがいい。

「それはいいとして」
急に真顔になるノリス。

続く
531 ◆ED2RD03AtA :03/10/25 18:33 ID:???
シャア・アマダ編 その15

「アイナ様の事を本当に考えておるなら、ギニアス様の研究の手伝いをして欲しいものだな」
「アプサラス、か?」
「何?」
「いや(まだコードネームは決まっていないみたいだな)、私に何を手伝えと」

「実はアイナ様に言い寄ってくる男が多くて困るのだ。例えばケラーネ少将とか」
「ヨーロッパ方面軍のユーリ・ケラーネ少将か?」
「私としては尊敬すべき人物なんだが、
少々性格に問題があってアイナ様とは馬が合わないのだ」
「なるほど。で?」
「貴公が連邦から奪取したモビルスーツ、ギニアス様に譲ってくれまいか」

この話の流れで「そう来るか?」と思ったが、

「断る!ギニアスには絶対に渡さない!!」

俺は一呼吸置いて言い放った。

「何故だ?貴公はジオンの将来を考えているのか?
ギニアス様に任せた方がジオンの未来も、なによりサハリン家の復活も…」
「だから任せられないと言うのだ」
「!?」
「サハリン家の復活だぁ?そんなことでアイナを縛り付けるお前達が居る限り、
俺は絶対にお前達にガンダムは絶対に渡さない!」

くー、かっこいいぜ、俺!

だが、

続く
532 ◆ED2RD03AtA :03/10/25 18:34 ID:???
シャア・アマダ編 その16

「アイナ様をガンダムとの取引の道具として使った貴公の言葉とは思えんが」

ノリスは冷たく言い放った。

「うっ」
「私の話を聞け、大佐」
「何だ?」

「実は、私もアイナ様がサハリン家の犠牲になるのを見ているのが心苦しいのだ。
前途のケラーネ少将との仲を取り持ったのも実は私なのだ」
「何故?」
「アイナ様にとっての幸せを考えたからに決まっておるではないか!」
「ふーん、まあいい。それで?」
「しかしケラーネ少将は『軽すぎる』のだ。
アイナ様も実は冗談好きなのだが、ケラーネ様のは下のネタが多すぎてな…」
「それだけで嫌われたのか!ケラーネは?」
「『少将』だ!ふん、その話はまぁいい。そこで貴公に相談だが」

ノリスが急に小声になる。

「何だ?」
「貴公は、私の目で見る限り、『服装は別にして』まともそうに見えるが」
「どういう意味だ!」
ま、判らんでもないが…

「ガンダムさえ当方に譲渡して戴ければ、
アイナ様の思い人に私が推挙しても良いが、どうだ?」
「先生、字が難しくて判りませ〜ん」
「えーい、ガンダムさえ渡してくれれば、
私がアイナ様と付き合えるように協力しても良いと言っているのだ!」
「…結局俺と同じじゃないか」
「うっ!」

続く
533 ◆ED2RD03AtA :03/10/25 18:35 ID:???
シャア・アマダ編 その17

ここはディベートでは「畳みかける」所だと思い、

「その条件が付いているのなら渡しても良いが、条件がある」
「な、何だ?」

「テストには俺とアイナさんも同行させて頂こうか」
「何と!赤い彗星の貴公が何故?」
「いや、こちらの要望通りにキャリフォルニアベースでテストするのなら、
旧友のガルマ司令がいるので、色々と便宜を図ってくれそうなのでな」

「要はアイナ様と『休暇』が取りたいと」

ジロリ、とノリスがこちらを睨む。

「の、ノリス大佐、それは違います!
キャリフォルニアベースだと、テスト地に困らないからです!
旧友のガルマ司令に便宜を図って貰えるのが、私を連れて行く一番の利点ですし…」

『本当の理由』を言ったら、ここでノリスに舜殺されるのは必死なので、
なんとかでっち上げの理由を繕う俺に対して、

「ほう、流石シャア大佐だ。敬服した!」

俺の詭弁を勝手に勘違いしているノリス。

「では、ギニアス様には直ちに上申しておくぞ」
「こちらこそ頼みます、ノリス大佐」
「うむ。貴公とは、又飲み明かしたいものだ。ははは」

ほっ。相手が戦馬鹿で良かった…。

かくして、俺とアイナ、そしてギニアス、ノリスを含むメンバーは、
ガルマの治めるカリフォルニアベースに向かって船を進めた。

続く
534 ◆ED2RD03AtA :03/10/25 18:37 ID:???
すいませんでした。
ほとんど「荒らし」並の書き込みで…
次回はいよいよガルマ「変」です
535通常の名無しさんの3倍:03/10/25 18:42 ID:???
乙カレー!! 疲れたら、マターリお願いしまつ!! いつまでも待ちます!
536通常の名無しさんの3倍:03/10/25 18:45 ID:???
>>534
いやいや全然荒らしには見えませんよ
面白かったですよ。
537 ◆ED2RD03AtA :03/10/25 19:20 ID:???

後1つレスさせてください
♪ぴんぽぱんぽーん♪
お客様に、お呼び出しです。
「シャア IN 08MS小隊」の職人様、「シャア IN 08MS小隊」の職人様、
シローアマダ編のバチモン書きからの伝言で「続きが読みたい」というのをお預かりしております。

パラレルワールドと言うことは判っておりますが、そちらの物語と整合性が合わなくなってきて、
こちらも段々書きづらくなってきました。
後3日程度でこちらは終わらせますので、そろそろ書き貯め方ご準備をお願い致します。
ペコリ

538ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/10/26 01:37 ID:???
ヤザン→ユウ 第三章 モルモット隊?

「デュアルセンサーだと…?」
 
 無人である筈の蒼いMSにGMマシンガンを突きつけられながらも、俺の頭の中は
冷静そのものだった。何故か、MSの中の『誰か』が怯えているのが解ったのだ。
 俺は蒼いMSの『眼』をじっと見据えた。さぞかし困惑して居るのだろうと思う
と、自然と笑みが漏れてきた。さぞかし凄みのある表情になっている事だろう。
 
『殺れるものなら殺ってみろ。ただしその時はお前も道連れだ!』
 
 俺が脳裏で呟いたその時、蒼いMSのゴーグルから紅い光が突然消え、また勝手
に動き、駐機姿勢に戻った。得体の知れないMSだ。乗っていた時には気にもなら
なかったが、今は傍に居るだけで『嫌な感じ』がするのを押さえられなかった。
 
 俺は蒼い機体を睨みつけると、後ろの二人を振り向いた。…二人はいち早く
安全圏へと退避していた。それも、駐機したフィリップの脚の陰に隠れて、首
だけ出してこちらを覗いていた。なかなか、味な真似をしてくれる連中だった。
目端も利く。…いいパイロットだ。俺は生き残るのに貪欲な奴は好きだ。
 
 「…フィリップ、サマナ! テメエら汚ェぞ! 俺を置いて逃げやがって!」
「…俺達は、MSで生還するのが任務だからな。 実戦データ取ってたときの
 癖が出ちまったんだ。悪いな、ユウ。『モルモット隊』の仲間だろ?」
「それにしちゃあ、やけに冷てェじゃねえか、フィリップ、サマナよぉ?」
「ユウ少尉も、ユウ少尉ですよ。あんなMSのパイロットを引き受けるから
 こんな目に遭うんですよ…今からでも遅くありません、辞めた方が…」
 
 モルモット隊。思い出した。俺が一年戦争時代に、撃墜数リストで常に俺の名
前の上に居た奴が、配属されていた部隊の綽名だ。それでユウと来たら間違いは
無い。『蒼い死神』で気付くべきだった。…この体の真実の持ち主の素性を俺は、
ある種の懐かしさと共に思い出した。『ユウ・カジマ』。連邦軍屈指のエースだ。
 俺は追い付けなかった謎が解けた事に、安堵していた。たとえMS戦闘の腕が同じ
程度だったとしても、あの頃の俺が乗っていたGMよりも余程反応の良い、こんな優
秀な機体に『奴』が乗っていれば、逆立ちしたって追いつけなかったろう。

「辞めるかよ! こんな面白い事をよぉ?! 辞められねえぜ、おい!」

 俺はGMの脚に隠れた二人に向かって叫んだ。俺は何故か一年戦争時代の連邦軍の
『モルモット隊』の『エース』パイロット、『ユウ・カジマ』になってしまった事
を爆発的な歓喜と共に自覚した。俺が奴より優秀だと示す方法はただ一つ。
 この蒼いMSを操り、奴よりも撃墜スコアを伸ばすことだ。俺は蒼いMSに向き直り、
歯を剥いて笑った。蒼いMSの中の『誰か』がたじろいだ様に、俺は『感じた』。
 俺はMSに近づくとコックピットから伸びたワイヤーを掴み、乗り込むとハッチを閉
めた。…やはりそうだ。このMSには俺以外の『誰か』の存在を強く感じる。俺はMSを
起動させるためにコンソールに手を伸ばした。

「嫌な感じだ…。まるであの、シロッコのドゴス・ギア艦内の雰囲気を思い出させる」
『わたしに触らないで! 乱暴な人は大嫌い!』

 俺は恐怖に震えた少女の声を耳ではなく『心』で『聞いた』。その声は、俺がZに撃
墜された時、意識を失う前に聞いた物と同じ声だった。








539ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/10/26 01:43 ID:???
駄目だ…。失敗だ…。 まだ、読み難い…。
540通常の名無しさんの3倍:03/10/26 01:54 ID:???
>>539
そんなこと(・∀・)ナイ!!

ヤザンぽさ(*´∀`)ギュンギュン
541通常の名無しさんの3倍:03/10/26 03:24 ID:???
シャアIN08が読みたい!
ずっと待ってるんですが、、、
542通常の名無しさんの3倍:03/10/26 08:15 ID:???
急かしてどうすんだよ。定期連載漫画じゃないんだからマターリ待ちが基本だろ。
543通常の名無しさんの3倍:03/10/26 10:28 ID:???
誰かオスカーとマーカーを入れ替えた話を書いてくれ!
漏れには無理。
544通常の名無しさんの3倍:03/10/26 10:40 ID:???
じゃあ俺はジョブジョンとサンマロの入れ替えネタキボンヌ。
545通常の名無しさんの3倍:03/10/26 12:37 ID:???
83の癌だった紫豚とセイラさんの入れ替えが見てみたいです。
少しは話しが締まりそうなので・・・
546通常の名無しさんの3倍:03/10/26 16:16 ID:???
じゃあ妄想シリーズ0083、セイラin二ナ、ちょこっと。

ガトーは目を伏せ、コンソールのレバーに手をかける。

「君こそが星の屑の、真の目撃者なのかもしれない」

レバーに添えたガトーの両手にそっと、二ナの手が添えられた。

「死んで行った者達のために、無辜の民を殺せとジオン・ダイクンはスペースノイドにそう、説きましたか?」
「では我等は何のために立った!? 兵士達は尊き理想のために死んだのだぞ! 二ナ!」
「ザビ家の理想のために。この地球の青さが貴方に見えて? 今貴方のやろうとしている事はただの虐殺に
 なるかも知れない…憎しみはより大きな憎しみを生む…私の兄が身を持って学んだ…」

銃声が響く。鈍い、くぐもったような銃声だった。二ナの腹部からおびただしい鮮血があふれ出る。
飛び散った血が、正面のコンソールを赤く染めた。
衝撃に苦悶しながらも、二ナはガトーの手を離さなかった。女の力とは思えないほどの強さで、呆然としていた
ガトーの両手をレバーからもぎ離した。ガトーが振り返る。
自動拳銃を手にしたコウが、別の入口に立っていた。

「ニ…ナ…?」

ただコウは立ち尽くしていた。自分のしたことに、茫然となりながら。

「ウラキぃぃぃぃぃっ!!」

逆上したガトーが、コウに突進する。二ナは苦しげに身を起こし、レバーを残った渾身の力を持って押し上げた。

「…これで、いい…。太平洋に堕ちる…犠牲は、最小限に…」

コンソールに倒れ伏す二ナを、我に返った二人の男が抱え起こした。かすかな振動が、三者の体を震わせた。
小さな震動だったが、有無を言わさぬ力強さが感じられた。

「今、コロニーは最後の軌道修正を終えたわ…。太平洋を、目指して…」
「何だって!?」
「もう、何もかも終わったの…」

二ナは二人の男の手を取り、自分の胸の上で重ね合わせた。

547通常の名無しさんの3倍:03/10/26 16:16 ID:???
アムロとキラを・・・
548通常の名無しさんの3倍:03/10/26 16:24 ID:???
>>547
んーと、氏ね
549通常の名無しさんの3倍:03/10/26 16:32 ID:???
>>546
。゚(゚´Д`゚)゜。
550通常の名無しさんの3倍:03/10/26 17:29 ID:???
確かに板違いかもしれないが・・・
暴言は、通常の3倍以上は控えてくれ。

保守。
551通常の名無しさんの3倍:03/10/26 17:39 ID:???
叩くときもガンネタに絡ませて叩くのがスマートだな。
552通常の名無しさんの3倍:03/10/26 17:43 ID:???
アムロとキラは面白そうだな〜
553通常の名無しさんの3倍:03/10/26 17:46 ID:???
種世界にアムロ…それだけであの物語も少しは正常になるかも

逆に1stにキラはつまんなそ。ただのキリングマッシィーン化して終わりって感じだ
554通常の名無しさんの3倍:03/10/26 17:55 ID:???
>>546
切ない…
555通常の名無しさんの3倍:03/10/26 17:56 ID:???
                :/ ミ ミ/
              ./ /  丿 :
            //ミ /_,. -;=''" _,
           // '-'"`" -‐ニ‐"___=__--_ __ _ __ ___ _____-__-__-__=_--
          :/レ    ____-__-__-__=_--_-__=__=_=_=____=__--
        .,/′ ミ   : =  _-
        ; i:::″  ;ミ  二 __=__--_ __ _ __ _____-__-__-__=_--_-__=__=_=_=
  甘Ξ二二0.!::^:     三 _ __ _ __ ___ __--   ∵∴・
    /⌒ヽ  .!::^:   ミ) ≡ _ __ _ __ ___ >>547→⊂ ウワァァ・・・・。∵∴・   
   (  ◎ ) .i:: :: :  ミ    _-__-__-__=_--_-__=∵∴・_=_=____=__--
   | /ーイl   ヽ  ヾ ) ) ヽ_ __ _ __ ___ _____-∵∴・__-__-__=_--_-__=__=_=_=_
   //  | |    ヾ\\:  \,. -;=''" _,.-;-
  U   .U      . \ |\  :: |i''-'"`" -
              .丶 :: ,. -;=''"
                 i\\,. ミ ミ
  すいません、ちょっと撃ちますよ・・・
556545:03/10/26 19:11 ID:???
>>546
旨いです。
そうですね。ラストシーンはこう来なければ。

「デラフリと連邦を巻き込む壮大な三角関係」という83の汚点を全てセイラ=ミナにすると解決できそうで…。
プロットとしては、
83ほどガンダムに入れ込まないので、コウの戦闘に矛盾が無くなる。
恋愛は終始ニナの方がリードする。コウは最後までニナの手のひらの上で踊るのみ。
ガトーとの関係は自分の胸に止め、コウの目的=コロニー落とし阻止のみ助ける。
自室で「ああ、ガトー」と泣き濡れて、スカート履いてスーツケース持ったガトーを
手を上げて追いかける回想シーン+αが有れば十分かと。
で、ラストのどんでん返しは >>546 さんのが良いと思います。
結果として終盤のグダグタは全て「無かったこと」になるので、視聴者も男達の戦いを見ることに専念できる。

出会いはこんな感じて…

「へー、これが新しいガンダムかぁ」
「そこの二人、何をしているの?」
「へへっ綺麗なおねーさんみっけ」
「!非戦闘時とはいうものの、それでも軍人ですか!軟弱者!」
「って!痛てーなぁ〜。
そんなに怒らなくても。俺、キース少尉ってんだ。おねーさん、名前は?」
「そんな、不良みたいなものの言い方、お止めなさい!」

とか、

「コウ、貴方なら出来るわ。頑張って」
「ミナさん、おだてないで下さい」

なんてね

うー、今抱えているのが詰まっているので…何方かヨロピコ
557通常の名無しさんの3倍:03/10/26 19:13 ID:???
>>546
続きの台詞を妄想。
「今…貴方達の感じている哀しみは…きっと同じもの…。人は…解り合えるのよ…」
…蛇足だな。止めよう。紫豚らしくないし。
558通常の名無しさんの3倍:03/10/26 19:52 ID:???
リレー小説開始?
559通常の名無しさんの3倍:03/10/26 19:54 ID:???
シャア IN 08MS小隊

1つの奇跡が起きた。機体は殆どボロボロになったものの、我々2人は生きていた。
しかし、相当遠くまで来てしまったようだ、無線連絡も届かない。
熱砂地帯での戦闘から一変して雪山での遭難。私もつくずく運の無い男だ。
「シロー、吹雪が強くなってきましたわ。」
私は例のMAのコクピットに、アイナ・サハリンと2人で避難している。
「おかしなものだな、宇宙でも似たような状況があったのを思い出したよ。」
私はMAのコクピットの配線を修理しながら呟いた。
「ええ、あの時からずっとあなたのことが気になっていました…」
アイナは少しうつむいて言葉を続けた。
「…ザクのハッチの外部スイッチを知っていたり、アプサラスの修理ができたり…まるでジオンの技術を熟知しているかのような振る舞いは…」
「アプサラスというのか、このMAは?」
「…一体あなたは何者なのですか?とても連邦の兵とは…」
「以前にも言ったはずだ、私はシロー・アマダ。」
私は最後の配線を繋ぎ終え、ヒューズを取り替えた。その瞬間、モニターに明りが戻った。
「よし、生き返った。」
「本当に直ったのですか!?」
「応急で出きる限りのことはね。残念だが機体は作動不能だ、それに通信もまだ届かない。吹雪がやんで捜索隊が動き出すのを待つしかあるまい。」
「本当に…不思議な人…」
「ときにアイナ、聞きたい事があるのだが…」
「…はい?」
「サハリンと言う名は…ギニアス技術少将殿と関係が…?」
アイナは驚く。
「何故兄の名を!?兄の事はジオン軍人でも一部の者しか…」
私は全ての事をアイナに話した。自分はシャア・アズナブルであり、理由は不明だが、何時の間にかシロー・アマダになってしまっていたこと。
当然彼女が信じるなど思ってはいない。が、誰かに話しておきたかった。
「そう…ですか…あなたは…赤い彗星…」
何時の間にか吹雪はやわらいでいた。私はアプサラスのコクピットから外に出る。
アイナも後ろからついてきた。彼女は静かに私の手を取った。
「…あなたが何者なのか、私には関係ありません…あなたはあなたです…」
「アイナ…」
そのままアイナを抱きしめた。
「アイナ…君は美しい…出来れば軍から身を引いてくれないか?」
「それは…」
「ギニアス少将への義理か?」
「私は…兄の人形ではありません…」
私たちはそのまましばらく抱き合っていた。吹雪はすっかりやんで、穏やかな夜空へと変っていた。
「そろそろ捜索隊が動き出したかもしれない。」
「シロー、何処へ?」
「君が連邦の士官と一緒にいるわけにもいくまい?私のMSは幸いまだ少しは動けそうだ、自力で下山する。」
「そんな無茶を!」
「…1つだけ聞きたい事がある…もし私がいずれ地球人類を粛清しようとするならば、君はどうする?」
「…私は…あなたの傍にいます…」

私は満身創痍のMSで下山した。途中で連邦の救助隊と合流する事が出来た。
救助隊の話によれば、私たちの遭難地点付近でジオンの偵察機らしきものが確認されている。
どうやらアイナも無事救助されたようだ。
彼女とは戦場で出会わない事を祈りながら私は帰隊した。

ラブシーン書けなくってスイマセンm(__)m
多分続くと思いますんで…(^^;
560通常の名無しさんの3倍:03/10/26 19:58 ID:???
>シャア・アマダの作者様
ありがとうございます(^^)正直言って、「ジオンのシロー」は、どう書けばいいか悩んでました(^^;
楽しく読ませて頂いてますんで、無理にあたしの「08シャア」に合わせる事なく、自由に書いてください(^^)
期待してます♪
561通常の名無しさんの3倍:03/10/26 20:46 ID:???
>559様
是非続いてください!
激しく応援してます!!
562ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/10/26 20:56 ID:???
 ぬお、神降臨! …毎回堪能させて頂いております。遂に出会ってしまった
二人、父親がわりの御付きのパイナポー様はどう動く? 次回が楽しみです!
 …これで『書いている人』様の降臨があれば、最高の日曜日を終えられる…。
ああ、爆笑したい…。
563 ◆ED2RD03AtA :03/10/26 21:14 ID:???
シャア・アマダ編 その18

− キャリフォルニアベース行きの艦内 −

来る途中に、「渡したいものがある」と、サイド7制圧部隊からの連絡があり、
接舷してきたムサイ艦のエアロックの先頭にいたのは、
ギニアス並みに目つきの悪い海兵隊の女性だった。

「悪いねぇ、急ぐ旅でもないんだろう」

こちらの艦に来るなり開口一番がこれかよ。と思い、俺は

「口の利き方に気をつけたまえ。シーマ大尉」
「おや、誰かと思ったら、サイド7に忘れ物をした成り上がりの大佐じゃないか」
「ふん。それで何を持ってきてくれたのだ?大尉」
「シャア大佐も急いでたんですねぇ。こんな大事なものを忘れるとは」

格納庫にむき出しのまま持ち込まれたのは、シールドとビームライフル等の武器、
その他ガンダム補充用の部品だった。

「ご苦労。ん、これは!?」

よく見ると、シールドのあちこちに赤いシミが付いている。
手にとって嗅いでみると、微かに血の臭いがする。

「本当に苦労したよ。大佐は自分だけ美味しい所を持っていってくれたけどね。
私達は武器集めで大変だったさ。奇襲がかけられずに、正面戦闘になっちまってさ」
「コロニー内で戦闘をしたのか!」
「当たり前だろ。こちとら海兵隊は、あんた達みたいな宇宙攻撃軍と違って、
コロニー内でドンバチやるのが仕事なのさ。
武装した兵士相手にモビルスーツで制圧するのは以外と難しいんだよ。
殺しすぎないようにするのがねぇ」
「貴様ぁ、当てつけでこの船に武器を現状のまま持ち込んだな」
「流石に大佐だねぇ。ご名答だよ」
「……」
「言うことが無いんなら、もう帰るよ。こっちは忙しいんでねぇ。
なにしろ今から大佐が取り逃がした連邦の船を追わなきゃいけないからねぇ。
大佐はせいぜいガンダムでも磨いてな」
シーマは言うだけ言うと、さっさと自分の船に帰っていった。

「大佐…」
アイナが血糊付きシールドを見ながら、俺に声をかける。
「アイナさん。俺は自分のしたことの重大さに今更ながら気が付いたよ」

シャアとしてはごく当然の作戦内容なのだが、
自分の行動によって何人もの人間が死んでいる。
俺はもう一度、シールドについた血を指でなぞりながら

「こんな無意味な戦いを、俺はしたくない」

続く
564 ◆ED2RD03AtA :03/10/26 21:15 ID:???
シャア・アマダ編 その19

− キャリフォルニア・ベース −

「シャア!良く来てくれた!」
ジオンの甘えん坊が、タラップを降りてくる俺を待ちきれずに、声を掛けてくる。
「ガルマ・ザビ司令。ギニアス・サハリン技術少将以下、連邦新型モビルスーツ調査研究部隊、
ただいま到着致しました」

ギニアスが仏頂面で報告している横で、ガルマは俺の手を握りしめて振り回している。

「ははは、士官学校以来だな!」
「ガルマ・ザビ司令、止してください。兵が見てるでしょう」
「なにを堅苦しく言っているのだ、シャア!昔のようにガルマと呼んでくれ!」
兵…というよりもアイナの目線が気になってふと見てみると、
「案の定」思いっきり疑惑の目で俺とこの馬鹿息子の痴態を見ている。

「ところで、ガルマ」
「何だ?シャア」
「早速敵の新型モビルスーツをテストしたいのだが」
「何を言うんだ、シャア!お前の昇進祝いも兼ねて既に晩餐会をセットさせているのだ」
「晩餐会か?(大体予想が付くな、読者が)」
「そうだ。実は…お前に合わせたい人が居る」
「やはりな」
「何だ?」
「いや、いい。判った。お邪魔させて頂こう」
「有り難う!シャア!」
…痛いから手を離せと言うのだ、このジオンの馬鹿息子が…

− 晩餐会 −

会場では、とても占領下とは思えない料理の数々が並び、
俺も初めて食べる新鮮な地球の食材に舌鼓を打っていた。
が、いつまで経ってもノリス大佐が「約束」を果たしてくれないので、
少々焦れた俺は会場のベランダに大佐を連れだした。

「シャア大佐、何か?」
「ノリス大佐、例の件は?」
「あー、あれか」
「それだ」
顔に似合わず、とぼけようとするノリス大佐をマスク越しの目で睨みつける。

「少し待て、今アイナ様を連れてくるから」
「判った。宜しく頼む」

踵を返してノリスが会場内に歩み去っていく。

しかし情けないなー、俺って。
昔の俺だったらアイナをとっとと連れ出して一緒に逃げ出しているところなのに…。
ギニアスとの決着をここで付けて、ついでにガンダムも持ち出して、
後は「ラストリゾート」と行きたいのに…。この「仮面」が自由を奪っているのだ。
それよりあのノリスさえ居なければなぁ〜。
しかもそのノリスに逢い引きの手伝いをして貰っている俺。
と、暫くベランダで一息入れていると…

続く
565ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/10/26 21:20 ID:???
なんとぉ!!? シローinシャアの神様まで降臨?! これは凄い事になって来た…。
しかし、上げてはならんな…。こっそり、楽しもう…。
566 ◆ED2RD03AtA :03/10/26 21:20 ID:???
シャア・アマダ編 その20

会場では、とても占領下とは思えない料理の数々が並び、
俺も初めて食べる新鮮な地球の食材に舌鼓を打っていた。
が、いつまで経ってもノリス大佐が「約束」を果たしてくれないので、
少々焦れた俺は会場のベランダに大佐を連れだした。

「シャア大佐、何か?」
「ノリス大佐、例の件は?」
「あー、あれか」
「それだ」
顔に似合わず、とぼけようとするノリス大佐をマスク越しの目で睨みつける。

「少し待て、今アイナ様を連れてくるから」
「判った。宜しく頼む」

踵を返してノリスが会場内に歩み去っていく。

しかし情けないなー、俺って。
昔の俺だったらアイナをとっとと連れ出して一緒に逃げ出しているところなのに…。
ギニアスとの決着をここで付けて、ついでにガンダムも持ち出して、
後は「ラストリゾート」と行きたいのに…。この「仮面」が自由を奪っているのだ。
それよりあのノリスさえ居なければなぁ〜。
しかもそのノリスに逢い引きの手伝いをして貰っている俺。
と、暫くベランダで一息入れていると…

「…ルマ様はガルマ様…」
「イセリナ」
「ああ…」
おいおい。おぼっちゃまが隣のバルコニーでラブシーンをしているじゃないか。

「好きです。お側にいたい」
「イセリナ。私だって同じだ。君が好きだ」

ほー、発展家だな。と感心しながらバルコニーを乗り出して見ていると…、

「大佐。ノリスからこちらにいらっしゃると聞いて参りました。
何ですの?重大なお話とは?」
「わぁ!アイナ…さん」

続く
567 ◆ED2RD03AtA :03/10/26 21:21 ID:???
シャア・アマダ編 その21

以前の祝勝会とは又違う、肩まで露わにしたドレスに身を包み、
アイナがカクテルグラスを右手にベランダに入ってきた。

咄嗟に
「じじ実は、敵の新型戦艦がこちらの方に来ているという話なのだ」
と、「恐らくこれから起きるであろう事」をアイナに喋ってみる。

これから起きるであろう事。
地球までの間、サイド7から逃げ出したペガサス級戦艦。
木馬というコードネームが付いたらしいが、追撃に来た海兵隊との戦闘を繰り返しながら
ルナツーを経由して地球に降りたと言うところまでは、来る途中の情報で判っている。
連中の目的は奪われたガンダムの奪還らしく、
俺たち調査チームがキャリフォルニアベースに降り立ったのを既に知っていた。
というよりも、連邦に情報をリークしていたのは実は俺なのだ。
こちらの航路、積み荷、陣容、作戦内容などを全て書き込んでいるファイルを、
いかにも「機密文章入りのスーツケース」の中に入れ、
航海中のガンダムの空間テスト中にそっと連邦の制宙権に流したのだ。
時間的にはそろそろ攻撃してきても良い頃合いなので、
俺はアイナにさりげなく言ってみた。

「まぁ、大佐って凄いですね。基地の誰もがそのような話はしていませんよ」
「そりゃそうでしょう。私は『にゅーたいぷ』ですから」
「ニュータイプ?」
「一般には、勘の鋭い人間のことを言いますが、
ここではレスもあまりありませんので割愛させて頂きます」
「はは、面白い人ですね。大佐は」

やった。掴みはオッケーだ。

「それよりあちらの方を。基地司令と占領下のご令嬢のラブシーンですよ」
「凄いですね。まるでロミオとジュリエットみたい」

文章にすると半角801寸前の光景が隣のベランダで繰り広げられている。

「男の方って、好きな女性と二人きりになると誰でもああなるのですか?」
「違います。『本当に好きな女性』とでしたらです」
「では大佐。大佐に『本当に好きな女性』はいらっしゃるのですか?」
「さあ、どうでしょうか?」

さりげなく体を手すりにもたれかけて、アイナを正面から俺の横に並ばせる。
端正な横顔を見ながら、

「しかし今僕の前にいる女性は、それに一番近いかもしれませんね」

隣で頑張っているガルマのフォローが「ニューホンコン土産」並に効いたのか、
それともさっきから舐めるように飲んでいるカクテルが効いているのか、
アイナの頬が少し上気している。

「女性も、『本当に好きな人』の前では、ああなるのですよ」
「そうですか」
「ふふ、試してみます?」

いつしかバルコニーの手すりに伸びたアイナの手が、俺の手の上に重なってくる。

その時!

続く
568 ◆ED2RD03AtA :03/10/26 21:24 ID:???
すいません、「ガチンコ!」の引きになっていますね。
続きはある程度出来ているのですが(2日分くらい)、終わらせ方で詰まっているので、
とりあえず美味しいところで…

>>560
いえいえ、リクエストに応えて頂いて、有り難うございますペコリ
めつちゃ楽しみにしております。

>>565
暖かい励まし、いつも有り難うございます
それよりツヅキマダー

569ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/10/26 21:33 ID:???
実は恥ずかしながら詰まっておりまして…。
・萌え路線
・激ハード路線
のどちらでやろうかと…。で、無記名で>>546を書いてみたりして案を練って居ります。
ハイ。
570通常の名無しさんの3倍:03/10/26 21:45 ID:???
激ハードをこちらで、萌え路線は萌えガトースレで書いて下さい(熱望)
571ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/10/26 21:59 ID:???
>>570
 了解! 決心がつきました! プロットが片付き次第、上げていきます!
…ガトースレのほうは、その内無記名で行きますので…この鳥下げて行くと
何かと不都合がありますので、ハイ…。
572(*´∀`)ブレイク♪:03/10/26 22:02 ID:???
(*´Д`)ハァハァ・・・w素晴らしい・・・ハァハァw
神スレ!!
573489:03/10/26 22:06 ID:???
ブリッチにつくと、一人の女性士官がいた。

「ブライト艦長、補給物資の一覧です。サインをお願いします。」
女性士官は、そう言うと手に持っていた書類を私に手渡した。

受領書にサインを終え私は艦長席に着いた。
その女性こそ、ミデア艦長マチルダ中尉である。
しかし、外の風景は、生い茂る森林地帯ここは確か・・・

「ブライト艦長、もうすぐオデッサです、敵の占領下ですから・・・」
そのとき私はここがオデッサ近郊であることを理解した。
正史では、この艦はオデッサ作戦には参加しないはずである。
そして、もうすぐこのマチルダ中尉は・・・。
「第一警戒ラインに近づくものがあります。」
オペレターの声がブリッチに響く。

「MSを出せ!機関始動!本艦はここへ固定する。」
わたしの記憶が正しければ、黒い三連星の強襲に合うはずである。
「アムロ、行きまーす。」
声とともにガンダムが発進した。

続く?

目汚し御免
574通常の名無しさんの3倍:03/10/26 22:44 ID:???
(・∀・)イイスレ!
575通常の名無しさんの3倍:03/10/26 22:53 ID:???
シナプスたんキタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!
576ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/10/26 23:23 ID:???
ヤザン→ユウ 第四章 …ニュータイプだと?

 俺は少女の声を無視してコンソールを操作し、通信機の送信スイッチをOFFにした。正直に言って、俺の怒りは頂点に達していた。
人を乱暴者と決め付けるこの怯えようは尋常ではない。一度じっくりと話し合わねば、おちおちMSも降りられなくなる。
 …俺はMS戦闘は好きだが、生身で殺り合いたい訳では無い。俺は深呼吸し、『出て来い』と叫ぼうとした。

『聞こえているわ…ヤザン・ゲーブル大尉』
「何者だオマエは! 俺に何か恨みでも有るのかよ! 100oマシンガン何ぞ突き付けやがって! ふざけるな!」
『怒らないで! EXAMが…また発動してしまう…! 心の中で念じて! 私を感じることが出来るあなたなら…解り
 合える筈だから…お願い…ヤザン大尉…』
「ワケアリ、みたいだな…解った。じっくりと話し合おうじゃないか。まずはオマエの名前からだ。いつまでもオマエ
 呼ばわりじゃあ、気分が悪いだろうが? そうだろう?」
『…解らないの?』

 俺の頭の中に聞こえてくる少女の声は、困惑していた。心底不思議そうに聞いてくる少女に俺は、噴き出していた。

「解るワケが…」

 俺は背筋に冷たい何かが走るのを感じた。待て。俺は一度でも此処で名前を口に出して言ったか? …答えはNOだ。

『…言ったわ。心の中で。フィリップ少尉の通信に答える時、俺はヤザン・ゲーブルだって…』

 俺は底知れぬ恐怖を声に感じた。何もかも隠せぬ、恐怖を。まるで、こちらの言わんとしていることを総て読まれて
しまっている様な錯覚に囚われてしまった。

『私には、わかるの。それが認識力の拡大…』
「まさかオマエ…NTか? それとも幽霊か!!」
『駄目! 恐怖や怒り、負の感情を強く持たないで! あなたには『因子』があるの! EXAMを、押さえきれなくなる!』

 俺は深呼吸して、興奮した自分を無理矢理押さえ付けた。今度は俺の出来る精一杯の優しい笑顔をイメージしながら、心の中で
少女に呼びかけた。

『悪かったな、お嬢ちゃん、で、名前は? そのEXAMって何だ? どうして俺は此処に居る? 他人の体だぞ? こんな事…』
『私はマリオン・ウェルチ…14歳…。EXAMは、NTを『裁く』ためにNTの私を取り込み、クルスト博士が創り上げたOS…。あなたは、
 EXAMと共振してしまったの…。NTとの戦闘に、『因子』を持つあなたが…』

 少女はまだ声を恐怖に震わせていた。仕方ない。俺は火の付いた様に泣き喚く親戚の子供に笑いかけ、黙らせた事もある。文
字通り『泣く子も黙る』ヤザン・ゲーブル大尉だからだ。…泣き止んだ子供が前より激しく泣いたのは言うまでも無いだろう。

『…そんな事が、あったんだ…』

 俺は心の中を無遠慮に覗き込まれた事に不快感を禁じ得なかった。しかし、少女の怯えを無くしただけでも良しとしなければ、な。
シロッコやサラ、Zや百式のパイロットに感じた不快感の正体は、これだったのか。俺は心の中で苦笑のイメージを作った。

『ごめんなさい…許して…』
『良いんだ。勝手に聞こえるんだろうが。便利なようで、不便なんだな』

 突然、フィリップ機からのコールが入った。俺は密かな逢引を覗かれた間男のような気分を始めて味わった。俺は他人のモノを盗む
ような卑怯な真似は死んでもしないが…。俺は通信機の送信スイッチをONにして、喋った。今度はマリオンからは拒否されなかった。
なかなか、聞き分けがいい娘じゃねえか。俺はただの乱暴者じゃあ、無い。それ相応の分別もある、『29歳』の『お兄さん』だ。

「どうしたフィリップ!何か用か!」
「おいユウ! 聞こえてるのか!? サマナ機の左側に廻ってくれ! どうやら自力帰還は無理らしい!」
「解った! で、何回俺を呼んだ!? 答えなかったろうが?」
「何言ってる? …今が初めてだ。 …ユウ、お前本当に頭、大丈夫か?」

 俺は苦笑するとフットペダルを踏み込み、サマナ機の左に廻ると腕を取り、支えた。サマナ機が損傷した左膝を伸ばし、立ち上がった。
一息ついた俺は、この先何が起こるのか、俺自身が楽しみにしていることにふと気が付いた。なかなか気分は、爽快だった。
577ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/10/26 23:26 ID:???
おお、シナプス艦長の神様も! 有難う御座います!
…スミマセン、何故か上がってました…。
578ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/10/26 23:32 ID:???
ゲ…今度は行間が開きすぎだ…。加減が出来ないのか…オイラは…。
本当に、スミマセン!!!
579通常の名無しさんの3倍:03/10/26 23:39 ID:???
>>576
ヤザンキタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!

>>578
(・∀・)キニシナイ!!
580通常の名無しさんの3倍:03/10/26 23:43 ID:???
起動戦死ジム…まさか現実化するとは…
581ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/10/26 23:44 ID:???
>>579様、重ね重ね、有難う御座います…。
582通常の名無しさんの3倍:03/10/27 18:36 ID:???
ヤザンは頑張れば頑張るほどユウの成績が上がることに気づいているのかな?
583ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/10/27 18:51 ID:???
>>538で、オイラはヤザンに語らせてます…。後の、伏線を用意したつもりです。
「教官」ヤザンが…止めときましょう。では、また。
584489:03/10/27 19:55 ID:???
RX-78-2 ガンダム
伝説のその機体は、私の目の前にあった。最強のNTと呼称されたアムロ大尉とともに。

「MS隊は編隊を組んで待機!エンジンが臨界に達し次第最大戦速で離脱!
直ちにオデッサへ向かう!・・・マチルダ中尉、貴官は直ちにミデアに座乗し最大速で
レビル将軍のところへ向かっていただきたい。」

「了解しました。直ちにオデッサへ向かいます。」
この時代にも私がいるとすれば・・・今頃はジャブローで自分の艦でいるころだったであろうか?
「敵らしき反応3あと4分で接触します。」
名前はわからないが、オペレーターがそう叫んだ。

そもそもこの状況を打開できなければ、何故私がここにいるのかもわからぬまま、
ということになってしまう。

「ガンダム、前に出ます。」
女性の声しかし、先ほどのような大人の女性のような声ではないまだ少女のようだ。

「いかん!MS隊を前に出すな!エンジンはまだか!?」

それから数分がたった後、漆黒の闇に赤色の光点が三つ私の前に立ちはだかった。

続く?
585ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/10/27 20:32 ID:???
ヤザン→ユウ 第五章 …何なんだよ…このMSは…?

 俺達は『モルモット隊』の宿営地に何事も無く辿り着いた。
あれからこの蒼いMSも勝手に動く事も無く、敵の襲撃も無かった。…いや、避けたと言うべきだろう。
…マリオンが引っ切り無しに敵の伏兵の存在を訴え続けたのだから。
それを同行する二人に説明しなければならない俺の苦労は並大抵の物じゃあ、無かった。
 俺は『モルモット隊』は三機のミデアで編成されている事を、喋りだしたら止まらない
フィリップの無駄口と、それを遠慮がちに嗜めるサマナの言葉から理解した。
ミデアが合流地点に先回りして、宿営地を設営し終えている所だと、フィリップは空腹を訴えながらぼやいていた。

 俺は当然の事ながらそんな事情だとは知らない。
MSには鹵獲された場合を想定して、座標の入力をされてはいない。
パイロットなら合流地点を聞いているだろうが、生憎と俺は、ユウ・カジマじゃない。
フィリップやサマナが聞いているだろうが、俺が合流地点を知らない事を伝える訳にはいかん。
戦場で味方の士気を下げる馬鹿な軍人など、何処の部隊を探しても居ないだろう。
…俺が居た『ティターンズ』を除けば、だが。

 だから俺はサマナに感謝していた。
この場合、隊長機が率先して合流地点を示してやる必要が無くなるからだ。
他のGMとは違う蒼いMSに乗っているユウ・カジマが、この小隊の隊長格であろう事は容易に推察出来る。
…俺はサマナのMSを支えながら、フィリップの行先に附いて行けば良い…筈だった。

 マリオンさえ、俺の頭の中で黙っていてくれれば、の話だが。

『あそこに敵が居る!』『いや、怖い!』『怖い人たちが沢山…』

 俺の蒼いMSの索敵レーダーを見ても、何も反応が無い。
特別な機体であるこのMSでもそうだから、フィリップ等が乗る改良型のGMのレーダーも、
反応が無いのは間違いは無いだろう。

 …だが、俺のMSに乗り続けてからの『経験』と『勘』が、伏兵の潜んで居る事実を明確に告げていた。
それはマリオンが反応を示す場所と、不思議な位に一致していた。
…最も、MSをその場から移動させるためにマリオンを一々なだめなければならなかったが。
フィリップ達はマリオンが怯える度に俺がルート変更を求めるのを、

「敵なんぞ、居る訳無いだろうが…。ユウ、考えすぎだぜ? 」
「喋り方がアレなのに、意外と臆病なんですね、ユウ少尉?」

 と、散々茶化してくれやがった。帰ったら、今に見てやがれ…こいつら…。
二人とも包囲された時、泣きそうになってたのを整備やオペレーターの連中にバラしてやる。
…優秀なエリートを気取るパイロットには、いい薬になるだろう。最後には俺も頭に来たので、
「るせェこのスットコドッコイどもが! こいつぁテメェらの量産型たァ、出来が違うんだよっ!」
と怒鳴り、『お〜お〜、エースのユウ様はお怒りだ』、『ユウ少尉、それは無いですよ』
と、二人を怒らせてしまった。…一応、言い過ぎたと謝っては置いたが。

「なにィ?!」

 ミデアがモニターの視界に入ったその時、急に俺のMSが停止した。
フットペダルを踏み込むが、ピクリともMSが動きはしない。
マリオンに呼び掛けて見るが、返事もしない。
俺は堪り兼ねてハッチを開けた。MSの足元から陰気で、低い男の声が聞こえた様な気がして、
俺はコックピットから身を乗り出した。

「無事だったか? オレのブルーは?」

 眼鏡を着けた、『いかにも技術者でござい』と言う雰囲気を漂わせる神経質そうな痩せた男が、
強い突風の吹きすさぶ中で微動だにせず、『俺』ではなく、俺の乗った『蒼いMS』を見上げていた。
586ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/10/27 20:37 ID:???
シナプス艦長の神様が降臨!頑張ってください!
…黒いアンチクショウVS名艦長…。
期待してます!
587通常の名無しさんの3倍:03/10/27 21:15 ID:???
シャア IN 08小隊

「スパイ容疑?」
MSハンガーの前で、ミケルから話しかけられた。
「隊長を救出した部隊が、ジオン機を複数見たと言ってます。それで隊長が…」
「なんじゃお前さん、自分の親分を疑っとるのか?」
私の背後から、赤ら顔の老人が顔を出す。補給部隊のジタン・ニッカード中尉だ。
「じ…自分は疑ってなんか…!」
「じゃったらそれで良かろうが!ホレ、お前さんの相棒も戻ってきた事だし、ボバートラックでも磨いとれ!」
ニッカード中尉がミケルを追い払う。ミケルはしぶしぶと、復帰したばかりのエレドアの元に行く。
「…で、真相はどうなんじゃ?」
「老人も人が悪い。その為の人払いか?」
「まぁどうであれ、ワシにゃ関係ないんじゃがね。」
ニッカードはポケットからウィスキーを取り出し、一息に飲み干した。
「…一応礼は言っておくべきかな?私のMS改造許可証、あなたの差金と思うのだが?」
「な…なんの事じゃ…?」
「命令書の偽造じゃないのかな?でなければ、こんな無茶な改造が許可されるとは思えない。ましてやあのコジマ少佐ならね。」
私はMSハンガーで改修を受ける、1機のMSを見上げた。そこには大破した私のMSをベースとした、カスタム機が立っている。
「しかし…変った注文じゃな…機動力重視と言うのはわかるが、その為に装甲を犠牲にするとは…」
「この基地での設備では、こうするしかあるまい。それに薄い装甲でも、当たらなければどうと言う事はない。」
「それはわかるとして…なんでこの色なんじゃ?」
そう、私の目の前に立っているMSは、真紅に再塗装されている。
「これじゃまるで…」
ニッカード中尉がそう言いかけたところで、カレンが走ってきた。
「隊長、こんなところに…!」
「どうした、ジョシュワ曹長?」
「コジマ少佐から正式な辞令がおりました、本日只今をもって隊長は大尉昇進となりました!」
「ほぉ…」
私はニッカード中尉を横目で見る。
「数々の命令違反、ジオンのスパイ疑惑、そしてMSの私物化及び不法改造…昇進どころか、除隊されてもおかしくないと思うのだが…どうかな?」
「ワ…ワシは…ちょこっと命令書をいじっただけで…」
ニッカード中尉はこそこそと逃げ出した。
「やれやれ…食えぬ老人だ。」
「じいさん、隊長を気に入ってるんですよ。やり方がちょっとアレですが…」
「これでは私は道化だな。」
私とカレンは、真紅の陸戦ガンダムの前で笑った。束の間の休息の一幕だった。

続く…続く…?続けられる…?(^^;
588通常の名無しさんの3倍:03/10/27 21:20 ID:???
密林でのゲリラ戦でも赤い彗星。さすがシャアだ(w

派手な色をすることで自分が毒を持ってることをアピールする毒トカゲを思いだした。
589 ◆ED2RD03AtA :03/10/27 21:20 ID:???
日本シリーズを見ている間に、
凄いペースで皆さん書き込んでいらっしゃる。
しかも全部面白い。
ど、どうしよう。
いつもみたく馬鹿みたいにダラダラと上げて良いのだろうか…。
暫く様子見します
590489:03/10/27 21:24 ID:???
>ヤザン厨様
毎回レスありがとうございます。毎回楽しく拝見させていただいてます。

他の方々もがんばってください。
591通常の名無しさんの3倍:03/10/27 21:31 ID:???
シャア専用陸ガンキタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!
592通常の名無しさんの3倍:03/10/27 21:52 ID:???
すげえ!ちょっとみないうちにこんなにたくさん書き込みが!職人の方々乙です。
書いている人さんも待ってますのでよろしくお願いします…
593489:03/10/27 22:21 ID:???
「エンジン臨界、飛べます!」

けたたましい騒音の中、艦内に凛とした女性の声が響く。

「よし!浮上!敵MS隊の動きは?」
私は、あたかも古くからこの艦にいるような口調で聞く。
「敵はガンダム、ガンキャノン、ガンタンクと交戦中です。」
オペレーターは、まだ若い・・・。

3対3の状態である今引き時ではあるが・・・

そのとき艦が大きく揺れた。ミノフスキークラフトがこの巨艦を浮上させているのだ。

「このまま、高度をとって離脱します。」
操艦を任されている女性は艦首を右へ向ける。

「いかん!!」
私は、いつもより強い口調で言った。
「MS隊を見捨てるわけにはいかない。砲門開け!援護射撃開始!ただしメガ粒子砲はそのまま!」

艦が爆音に近づくと、そこには6機のMSと1機の戦闘機が砲火を交えていた。

「ガンキャノン、ガンダンクを後方へ、コアブースターを前面に出せ!」
戦力的には、こちらのほうが有利である。
その、3つの【モノアイ】は地面を滑るように移動する。私には、それが何かわかった。
【MS−09】ドム初のホバー走行を可能にした、この時代でのジオンの最新MSである。

「照明弾を打て!」
「は?」
オペレーターが戸惑うが、私はかまわずに・・・。
「かまわん!撃て!」
先ほどよりも強い口調で言った。
ホワイトベースから打ち出される、白色の光は、盾の割れたガンダムと三機のドムを写し出していた。

続く?
594通常の名無しさんの3倍:03/10/27 22:29 ID:???
名艦長の本領発揮!?
ドキドキワクワクです(;゚∀゚)=3
595通常の名無しさんの3倍:03/10/27 22:30 ID:???
>589
をみて・・・リレー小説ver.で分系スレ立ててみたらどうなるのかと妄想。
容量の関係でここでリレー小説はきついかも・・・
(勝手に考えてるだけなので、・・・)
596 ◆ED2RD03AtA :03/10/27 22:44 ID:???
シャア・アマダ編 その22

「大佐殿! あ」
隣のバルコニーに無粋な兵士が飛び込んでくる。

「構わぬ!何だ!?」
真っ赤な顔をしながらガルマが言う。
俺も会場に目を向けると、少し離れて頭を抱えているノリスと目が合う。

「木馬か!」
どうやらそれが彼の癖らしい、前髪を丸めている手が止まった。

俺も状況を把握するためにアイナと小走りに作戦司令部に向かう。
「ホワイトベース、来るのが早いんだよなぁ〜。もう少し待ってくれても」
「何か?」

まずい。心の声が口に出てしまった。

「いや、敵の進軍スピードが速いと思っただけです」
「でも、大佐のおっしゃるとおりでしたね」
「だって僕、『にゅーたいぷ』ですから」
「ここはもう戦場です!場をわきまえてください!」

一発で酔いが醒めた。
アイナは仕事モードになると堅いんだった…。

− ガウコクピット内 −

「……以上が、敵の予測される布陣です」
「木馬はロス市街地に潜伏しているのか…。
よし、ガウでいぶり出してやる」

折角逃げ出すチャンスが出来たのに、アイナが口も効いてくれなくなったので、
今回は我慢して残ろうと心に決めた俺は、ガルマに「絨毯爆撃」を進めた。

只でさえ、ガンダムをジオンに渡してしまった今となっては、
ここでこいつには歴史通りに死んで貰わないと。
これ以上歴史が変わってしまうのは防がないと。
それにはもう一つ…。

「私がガンダムで出てみよう」
「そうか!シャア!頼む」

続く
597 ◆ED2RD03AtA :03/10/27 22:46 ID:???
シャア・アマダ編 その23

− 市街地 −

ガウから降下した俺は、センサーの感度を最大に上げて街中をサーチしていく。
「熱源反応は…駄目か。着地した後にソナーを使うか」
ドウッ!
着地した俺は、すかさず赤外線モードにして、ソナーと併用しながら周囲をサーチしていく。
「流石に伝説の部隊だけのことはあるな、ホワイトベースは」
時間をかけてもペガサス級の居所が掴めず、俺は少将焦った。
「こうなれば…」
俺は「奥の手」を使うことにした。

地上に降りるまでにあらかじめ俺がガンダムに細工していた成果を試す時である。
ジオンの敵味方識別信号及び識別プログラムを、密かに持ち込んだディスクを使って
元の連邦のプログラムに変更する。
デイスクの読み込み完了を告げる「OK」サインが出た後、
広域レーダーモニタに表示されている、ここ数日間で見慣れたジオンの部隊マークが、
瞬時に「Unconfirmed」に代わり、暫くして「enemy #1」に変わった。

変わってモニタの片隅に「Pegasus #1」の表示されるのを確認した俺は、
無線を連邦が使用している周波数に変更しながら、
「さて、ホワイトベース、味方機だぞ、うまく見つけてくれよ」
誰に言う訳でもなく、祈るように呟く。
10秒もしただろうか…。
「誰ちゃん?」
軽い声と、差もあり何と言った顔が右上部のモニタとスピーカーに入ってくる。
「カイ!この地域に味方のMSは配置していないはずよ!
え?貴方、誰?」
あのときの女の顔と声が、左上部のモニタに写る。
「え?そう言えば…この識別コードは…ガ、ガンダム2号機ぃ!」
「カイ!アムロ!リュウ!敵ガンダムを包囲して捕獲せよ。
場合によっては撃破してもかまわん!、
敵は識別コードを利用して本艦の位置を特定している模様。
無線及び敵味方識別コードプログラムは135から148に変更する!」
驚く女性を押しのけるように士官風の若い男が写って数秒後、
モニタの画像がプツンと消える。

続く
598 ◆ED2RD03AtA :03/10/27 22:46 ID:???
シャア・アマダ編 その24

「もう遅い」
どうせホワイトベースは何処か遮蔽物を利用して隠れているのだろう。
俺は、音声無線を連邦コード148に変更して、
広域モニタで「Pegasus #1」の表示が消えた座標を固定すると、
徐々に歩行モードで接近していく。

ほどなく、突然近くのビルに砲撃が来た。
音からすると赤いキャノンの方か?

「カイ!もう少し狙って撃たんか!」
初めて聞く男の声が、苛立つように叫んでいる。

俺は今度はわざと目立つようにホワイトベースの周りを大回りに周回する。
ガンダムの策敵能力と機動性なら、ガンタンクの砲撃も何とかかわせるだろう。

5分くらい逃げ回っていると、警戒アラームが耳障りな音を立る。
すかさずステップを右に踏んだすぐ横を、赤いビームが通り過ぎる。
前方のビルに大穴が開くと同時に、特徴のある歩行音が後から続いてくる。
白黒のガンダムが、ビームライフルをこちらに照準を合わせながら走り込んでくる。
無線に入ってきたその声は…

「ガンダムを返せ!」
「アムロ・レイか?」
「何故僕の名を!そうか、こないだの奴か!」

まずい、本物のニュータイプがガンダムに乗ってやってくる。
俺で勝てるのか?
いや、まだそんなに練度は上がっていないだろう。
今回は逃げてガルマの所まで誘い出せれば良いのだから…。
俺はこのときアムロの能力を見限っていた。

続く
599 ◆ED2RD03AtA :03/10/27 22:48 ID:???
シャア・アマダ編 その24

「ふん、ガンダムはまだ有ったのか?」
「1号機を親父が修理してくれたんだ」
「そうかい。なら改修型の2号機の方が性能がいいはずだな」
「親父が手を加えたガンダムの実力、舐めるな!」

言うなり、こちらの機体では考えられないほどのスピードで追って来だした。
しかもビームライフルを乱射しながら。

「こいつは!」

地上での操縦は、過去何度も死地を抜け出した俺の方が優れているはずだ。
しかも宇宙にいる間にあれほどの時間をかけて訓練したはずだ。
しかし現実は、たかだか15のガキが乗るガンダムにじわじわ追いつめられていく。
チュイーン ガッ!!
市街戦ということで、遮蔽物があるのでかろうじて直撃は貰っていないが、
荷粒子が装甲を叩く振動が何度も俺の機体を揺らす。
コンソールにある機体モニターにいくつもの赤いダメージサインが付く。

俺は焦っていた。
いっそのこと格闘戦に持ち込もうかと思いつつ、後方モニタに写る鬼のような追撃を確認した途端…
俺はスロットルを全開にして逃げるスピードを速めた。
これでは囮になるどころか、こちらが先に餌食にされてしまう。

俺は元の「ジオン軍仕様モード」に戻すべく、揺れるコクピットの中で
何とかデイスクをポケットから出してスロットに差し込んだ。
祈るように逃げ回ること数分後、
「enemy #1」の表示が「Gau #1」に変わったことを確かめ、
無線をジオン軍戦闘時の周波数に変更するのと同時に、俺はガルマのガウに連絡を取る。

「ガルマ、聞こえるか?ガンダムに追われている。そちらから確認しているか?」
「ああ、確認している」
「振り切れない。援護してくれ!」
「判った。任せろ」

上空からガルマの乗るガウが俺の上にのしかかるように降下してくる。

「そうだ、そのコースが一番良いぞ」

俺は一人ほくそ笑んだ。

次の瞬間、上空のガウに向かってビームが伸びていく。

ドゥ!
ガウの左エンジン部に被弾したビームライフルの光の筋は、そのまま左翼を切り裂いていく。
次の瞬間、俺の前方に見えるドームから無数のビーム、機銃弾の雨が上空のガウに向かっていく。

続く
600 ◆ED2RD03AtA :03/10/27 22:49 ID:???
シャア・アマダ編 その25

どうやら囮としての役目は果たしたらしい。
俺が発射したビームライフルが引き金となったこの十字砲火は、
瞬く間にガウを火ダルマにしていく。

「シャア、シャア、何処だ?貴様のおかげで」

ガルマの叫び声が聞こえてくる。

「ガルマ。お前は俺の手助けをしてくれたが、お前の血がいけないのだ」
「何?」
「お前はザビ家の一員だったという不幸を呪うんだな」
「計ったなぁ!シャア!」
「サイド2の住民は、俺の家族は、お前以上の苦しみを負って死んでいった!
コロニー落としをした一族は許せない!」
「サイド2?何のことだ?」
「お前達ザビ家が、俺の大切な者を奪ったと言うことだ!その報い、思い知れ!」
「くそ、イセリナぁ…俺…死…く……い!」
そこで無線が切れた。
と同時に、昼間のような明るさにを提供するのと引き替えに、
ガウとその乗組員を道連れに、ガルマザビはこの世から消えた…。
後の世に広まった「ジオン公国に栄光あれ!」などど言う言葉はついぞ聞かれずに。

この項、終わり

すいませーん、
又、ダラダラ書き込んでしまいました
601 ◆ED2RD03AtA :03/10/27 22:54 ID:???
追伸
しまった、校正しすぎて矛盾がボロボロと…。
矛盾点は脳内変換お願いします
602ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/10/28 01:45 ID:???
ふと、気になって起きてROMって見たら綺羅星の如く、神様達がご降臨…。
お疲れ様です! これからも頑張ってください! 期待してます!
603通常の名無しさんの3倍:03/10/28 15:13 ID:???
シャア・アマダ、シナプスin WBの職人様お二人共乙です。
604書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/10/28 21:08 ID:IaNIbaQp
バーニィパート(その36)

一人で悩んでいても仕方が無い。
部下の中には相談できる程信頼できる奴もいない。

そこで俺は。

コンコンコン。ノックの音が廊下に響く。

「中佐ぁ〜、いますか?」

「あん?・・・あー、なんだあんたか。
・・・なんか出世するんだって?」
「そうなんすよー」

花柄のネグリジェ。髪の毛にビニールの変なのをかぶり、
白いパックに顔を覆ったシーマ中佐が出てくる。

感想を考えると、きっと心を読まれてしまうので考えない。
考えたら負けだ。


「祝ってなんかやらないよ?」
「あー・・・・・・・・いや、そうじゃなくってですね」

「・・・・・まー、立ち話もなんだね、お入りよ」
「うっす、失礼しまっす」

シーマ中佐の部屋は佐官らしく、そこそこの広さだが
装飾が少し普通とは違う。

ベッドはハート柄があしらってあり、
枕元にはぬいぐるみが沢山あるのが
女の子のお部屋っぽくはあるのだが

壁にもぬいぐるみがあり、
それが投げナイフで打ち付けられているのが
ワンポイントおしゃれなのか、それとも一種の呪術なのか何なのか
全く理解できない。

考えたら負けだ。


「・・・・・・・・で?」
「えーと・・・今度の作戦なんですけどね」

「あー・・・・・なんか、すごいらしいね?」
「そうなんですよー」

「閣下なんかノリノリだったよ。
”ワシの頭がピカリと光る!連邦倒せと輝き光る!”
とか何とか言ってたねぇ」

「・・・・・・・光ってばっかなんですね」

つづくかも

やー、予定より出張が長引いちゃってすいません。
職人さんが増えてうれしい限りです。
605通常の名無しさんの3倍:03/10/28 23:08 ID:???
>”ワシの頭がピカリと光る!連邦倒せと輝き光る!”

笑いました
606通常の名無しさんの3倍:03/10/29 11:06 ID:???
書き手さんオツカレ。

シローがシャアにという人物に完全になっちまった …か?
どうなる?次回!?
607書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/10/29 18:35 ID:vrJ+suUn
バーニィパート(その37)

「・・・で?今度の作戦の何が気に入らないんだい?」
「いやー・・・・やっぱ、大量殺人するんて、まるで悪党じゃないですか」

「・・・・・・・・・はぁ?」
口をぽかんと空ける中佐

「いくら戦争でもやって良い事と悪い事があるっすよー」

「・・・あれ?中佐?どうしたんですか?
そんな驚いた顔してると無意味なパックが剥がれちゃいますよ。」


「・・・・あんた、それ、本気で言ってるのかい?」
「あ、えーと、パックがどうこう言っちゃ失礼でしたかね?」

「そうじゃないよ!!本気で連邦の連中を
殺すのが嫌だなんて言ってるのかい?」

「えー・・・・・だって、殺されたら痛いですし、殺すのだって嫌なもんですよ?」


そのまま中佐が黙り込んでしまったので
俺も何も言えなくなってしまった。

「・・・・・・・・えーと」

「・・・・・見込み違いだったね」

「はい?」
「もう少し度胸が座ってるかと思ったんだけどねぇ」

「あ、あのー?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・行きなよ」

「・・・・・・・はぁ」
「行けって言ったよ?」

「あ、じゃー失礼します・・・」


ドアを出る。
扉の中でシーマ中佐が

「嫌なら無理やり、やらせるまでさ」

と呟いた事を俺が知る事はなかった。

誰あろうシーマ自身と、この文章を読んでくれた君だけが知っている事であったとさ。
つづくかも
608ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/10/29 18:58 ID:???
ついにバーニィ編もシリアスな展開に突入ですね…。
ほのぼのバーニィも遂に戦争に巻き込まれていく…。
どうなる? どうする? バーニィ!?
(…しかし見掛けがガトーだったりする…)
609通常の名無しさんの3倍:03/10/29 20:36 ID:???
ナレーター・ヤザン房
みたいになってる気がする…いや、(・∀・)イイ!!けどさ
610 ◆ED2RD03AtA :03/10/29 22:05 ID:???
シャア・アマダ編 その26

俺にとってはガウの爆発を利用してアムロのガンダムを振り切ることより、
キャリフォルニア・ベースに帰還してからの方が大変だった。

基地司令代行に虚実交えて報告した翌日、ドズルから直々処分言い渡しが来た。

− 基地格納庫 −

「更迭だってさ」
私物を入れたザックを肩にかけ、私服にサングラスといった出で立ちの俺は、
自嘲気味に肩をすくめてアイナに告げる。
今でもドズルの顔がどす黒く歪んでいったのを思い出す。

「何故守りきれなかったのかとは、俺も軍人だ。今更そんなことは言わん。
貴様の今までの功績も考慮してやる。だから今すぐ俺の前から消えろ!」

いかにドズルが部下思いとは言え、実の弟を見殺しにした男に対して、
寛大な処置は出るハズがない。

「で、これから大佐はどうなさるのですか?」
「もう『大佐』でも、軍人ありません。アイナさん。
これからは俺のことを…そうですね、『シャア』と呼び捨てでお呼び下さい」
「………ではシャア、私のことも『アイナ』と呼び捨てで結構です」

「アイナはこれからどうするのだ?」
「私…は、これから宇宙に帰ります。
ガルマ様のご不幸のため、ここでのテストは全てキャンセルとなりました。
兄は新兵器開発の為に、今までの研究資料を持ってアジアの研究基地に行きます」
「そうか」
「シャアはどうするのですか?」
「俺は…、軍から抜けたからな。とりあえず本国にでも帰るよ」
「そうですか。一緒に宇宙に帰りたいのですが、
軍籍のないシャアとの同行は…出来ないのです」

折角アイナと出会ったのに、ここで別れる!
ここで別れると、二度と会えない。
俺は、アイナの顔を見つめながら、
今まで心の中に秘めて置いた全てのことを話すことにした。
続く
611 ◆ED2RD03AtA :03/10/29 22:06 ID:???
シャア・アマダ編 その27

「アイナさんに言っておきたいことがある」
「はい?」

サングラス越しに見える俺の目の色を見てか、アイナが居住まいを正す。

「実は…俺は、ガルマを見殺しにしてきたんだ。」
「ガルマ様をですか!何故?」
「俺の家族を含めたサイド2の住民を虐殺したジオンを許せないからだ」
「え?貴方はジオン軍人のシャア・アズナブルですよ?」

一息ついて、俺は続ける。

「俺は…、俺の本当の正体は連邦の人間だ!」
「何…を?」
「俺の体はシャア・アズナブルなのだが、
本当の…いや、俺の中身は連邦のシロー・アマダという男だ」
「シロー・アマダ?」
「そうだ」

俺はアイナの顔を見ながら話す。
シロー・アマダとして、アイナとの出来事を。
シャアとして覚醒した後の出来事を。

アイナは、初めは「?」という顔をしていたのだが、
次第に俺の真剣なまなざしに「本気」を感じ、
最後まで聞いた後は、悲しそうな顔をしながら一言言った。

「貴方の言った事は…これから起きるべき事なのですよね?」
「そうかもしれない。
だが、俺が歴史を変えちまったので、俺の話したとおりに起きないかもしれない。
現にガンダムはジオンの手に渡っているんだから」

俺は本当の事を一気にまくし立てた後の軽い高揚感のせいか、
軽い頭痛を覚えながら答える。

「私は正直言って、貴方の話を全て信じる事は出来ません」
「そりゃそうだろう。俺自身、今でも信じられないんだから」

暫く二人とも無言になる。
そしてアイナがこちらを見つめながら、

「では聞きます、シロー・アマダ」
「何ですか?」
続く
612 ◆ED2RD03AtA :03/10/29 22:09 ID:???
シャア・アマダ編 その28

「シロー・アマダとして貴方が接していた時の私、アイナ・サハリンは、
アプサラスととどのような結末を迎えたと思いますか?」

ん、なにを聞くのか?と思いながら俺は答えた。

「多分…ギニアス共々道連れになったのでは?」
「そんなことはありません!
私はシロー・アマダとその後、幸せに暮らしたはずです!」

答えを遮るようにアイナが叫ぶように言う。

「何故そう言いきれる?」
「私も…、私もそうなのですから!」
「!?」
「私も、あの落下していたアプラサスから落下しながら気を失った後、
気が付いたらこの時代の私として覚醒していたのです。」

頭の中が混乱するような話を、アイナが唐突に始めだした。

「それでは」
「もう一度、あの暗い出来事を繰り返すのかと思うと、
いっそのこと死んでしまおうかと思ったのですが、
いつか自分の元にシローが現れると思い、歯を食いしばってここまで来たのです」
「………」

続く
613 ◆ED2RD03AtA :03/10/29 22:10 ID:???
シャア・アマダ編 その29

「でも、シャア大佐を初めて見た時、私は大佐の中にシローの面影が見えたのです」
「それは…何時から?」
「海兵隊が武器を持ってきた時です。
あのときの憤りは私の知っている限り、シャア大佐のものではありませんでした。
シロー・アマダ。貴方のものでした」
「あ、それでガルマの晩餐会の時…。俺に心を開いてくれたのは」

アイナが照れながら、

「そう。シローが本当の事を話してくれて、本当によかった。
私はふしだらな女ではなかったということが判り、安心しました」
「ん?」

少し頬を染めながらアイナが続ける

「だって、シローでないのに、私……、恥ずかしい事を。
だから、その後貴方に冷たく当たったのです」
「ああ、なるほど」

俺はようやく納得した。
シャアのトーク&ガルマのフォローだけで、アイナが急速に俺に心を通わせた訳でなかったのだ。

「では、今からどうしますか?」
「決まっているさ。逃げる!」
「え、でもガンダムは?アプサラスは?」
「大丈夫さ、もう終わりにする」

俺はアイナの手を引きながら、ガンダムを整備しているハンガーに向かって走っていく。
そして背中のザックに入っている、かねてより用意していたスイッチを入れた。
と、格納庫のガンダムのカメラアイがボォッと光り、ブルブルと身をよじる。
警備兵が「何事だ!」と叫ぶ間に、ガンダムは俺とアイナの前方に身を屈める。
只でさえ狭いコクピットに二人で入るのは骨が折れたが、何とか無事乗り込んだ。

「アプサラスの事は?」
「大丈夫!それじゃあ派手にぶちかますぞ!」

手に持ったビームライフルを、明日ギニアスが乗る為に用意していたガウに向けて撃つ!
ドウッ!爆発の閃光の中、ギニアスの研究の成果と共に、ガウが燃え上がる。

「行くぞ!アイナ」
「シロー!」

ガンダムを虚空に向けて発信させていく俺。

「これでアプサラスも当分完成しないだろう」
「ですね」

何度目かのジャンプを繰り返した後、

「しかし、今の俺の姿で良いのか?アイナ」
「良いんですよ、シロー」

アイナがいつものアルカイックスマイルを俺に投げかけた。

『だって、今のシャアの方が…私の好みですもの』

終わり
614 ◆ED2RD03AtA :03/10/29 22:10 ID:???
いつもながら長々と書き込んでしまいました。
ご静聴有り難うございました。
615ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/10/29 22:29 ID:???
ヤザン→ユウ 第六章 俺、何か悪い事言ったか…?

『アルフ大尉! そこに居られると、こっちは困るんですよ!』

フィリップ機から嫌味たっぷりの声が響いた。
俺のMSの脚が止まったのが、この陰気な面を下げた男のためだと誤解したらしい。
アルフと呼ばれた男はフィリップの言葉を意に介する事無く、先程の言葉を俺に向けて繰り返した。
風の鳴る音にも負けず、アルフの声は俺の耳にしっかりと届いた。
 
「無事だったか? オレのブルーは? ユウ・カジマ少尉!」

俺はその度胸に感動した。
踏み潰される事を恐れもせず接近し、パイロットに怒鳴られるかも知れない状況でも
己の主張を曲げはしないこの男を俺は、一目で気に入ってしまった。
コイツがこのMSの整備主任だったとしたら手を抜く事は無いだろう。
俺ははるか眼下に見える男に叫んだ。

「おう、見りゃ解るだろうが! 安心しろ! キズ一つ有りゃしねえぜ! 
 さすが、オマエのブルーだ!」

男は頷くと、道を空けた。…案外、素直な奴だ。
俺がハッチを閉めシートに深く座った途端に、サマナからの通信が入った。
ミノフスキー粒子が薄いのか、豪華にも映像付だ。フィリップも回線を同じように開いた。

「…脅かしてやれば良かったんですよ…ユウ少尉…。誰も乗ってないのに勝手に動いたって…」
「パイロットが降りたら、オツムがいかれて勝手に殺そうとしてました、って言ってやれば、アイツはその場で
 這い上がってくるぞ? サマナ准尉殿? そうなるとオマエさんの帰還が益々、遅れる訳だがな?」

フィリップの言葉にサマナは心底嫌そうな顔を見せた。
俺は二人に声を掛けてからフットペダルを踏み込んだ。
今度は、問題なくMSの脚が動く。
俺は二人の冗談の様なやり取りを聞きながら、ゆっくり宿営地へと向かった。

サマナ機を整備スペースに駐機させると、俺は蒼いMS、『ブルー』を自分の駐機スペースへ向かわせた。突然、
オペレーターからの通信が入った。
…まだ子供と言って良い位の年の女だった。
俺が口を開く前に、オペレーターが俺に笑いかけてきた。

「お疲れ様でした、ユウ少尉。夕食は出来てますから、冷めないうちにどうぞ」
「…ああ、ありがとうよ、お嬢ちゃん。せいぜい、楽しみにしとくぜ」

夕食といっても、直ぐには取れないのがMS運用部隊の常だった。
報告、機体の整備状況の把握、スクランブルがかかった時の当直MSパイロットの分担…。
考えるとやらねばならない事は山積みだった。ふと俺が我に帰りモニターを見ると、
俺の台詞を聞きとがめたのか、女の眉が怪訝そうに顰められていた。

「…ユウ少尉…。………ユウ、どうしたの?」
「ん…? 用がそれだけなら、回線切るぞ?」

女の心配そうな顔が俺を見詰めると、一方的に向こうから回線を切られてしまった。
俺は溜息を付き、伸びを一つすると、ハッチを開けコックピットを降りるためにワイヤーを下に垂らした。
俺が固定ベルトを外して、さあ降りようとしたその時に、目の前に男の面が現れた。
アルフ大尉とか言う奴が、ワイヤーを使って上がって来たのだ。

「おう、あんたか。このMS、なかなか優秀だぜ? 勝手に動くんだからよ?」

優秀、と聞いてほころびかけたアルフの顔が、一瞬にして驚愕に変わった。
恐怖すらその表情から伺える程だった。
616ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/10/29 22:35 ID:???
シャア・アマダ編の神様…お疲れ様でした!
まさか両方転生とは、思いもしませんでした。
これからも、書いて下さいますよ…ね?
617書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/10/29 23:06 ID:vrJ+suUn
ああ、シャア・アマダ編が終わっちゃいましたね。
物凄い勢いで連続で書かれて、おもしろかったです。

ダラダラと半年近く掛けて全然話が終わらない僕のような
ものぐささんから見ると見習わなければいけないなー、と思います。

細かい部分のギャグとか、結構好きだったので、また何かネタがあったら書いて下さいね。


ヤザン厨様もいつも乙でございます。
618通常の名無しさんの3倍:03/10/31 00:13 ID:???
◆ED2RD03AtA様乙です
そしてご苦労様でした

なんだか下がってるようなのでage
619 ◆ED2RD03AtA :03/10/31 22:04 ID:???
皆様、暖かいお言葉、有り難うございます。
もー、調子に乗って書かせて頂きます。
620 ◆ED2RD03AtA :03/10/31 22:10 ID:???
「では、行って来るぞ。兵達にはやらせるなよ」
「はい、ご武運を」

いつものようにハモンの腰を抱きながら、尻の当たりをいつものように撫でる。
『あン』
小さく、ハモンが漏らした声を聞くと、儂は安心してグフのコクピットに乗り込む。

昔からだが、儂の手には不思議な力があるらしい。
儂の尻の触り方はどうやら他人とは違う特殊な触り方らしく、
触られた女は感じてしまうらしいのだ。
勿論、誰でもでは無いのだが、ツボにはまった女は大抵欲情するらしい。
今回ハモンの尻を撫でた時も予想通りの喘ぎ声が聞けたので、
40を少し越えた儂の力もまだまだ衰えていないらしい。

「アコース、コズン!行くぞ」
「了解しました」
「はい、ラル様!」

ギャロップのデッキから次々と飛び出す部下のザクを確認すると、
ゆっくりとグフを発進させる。

そして、先ほど鄙びたレストランで接敵した連邦の少女の後を付け、
ゼイガンが見つけた木馬の位置に向かって儂は進路を取った。
621 ◆ED2RD03AtA :03/10/31 22:12 ID:???
「駄目だぁ!」
敵のパイロットが叫ぶ中、赤いモビルスーツがこちらのヒートロッドによって
焼け崩れていく…
と、ヒートロッドを切るように上空からビームが来る!

「アムロぉ、今…ら…」

接触回線が切れると同時、モノアイのレクチルの中に上空の白い奴を補足する。
「いぇぇぇい!」
ヒートソードに持ち替えて、盾しか見えない敵の本体を予測して真横に切り裂く。
「何?」
ガランと落ちた盾の上から白い奴がサーベルを振り下ろして来る。
「なんのお!」
切り裂かれた装甲越しに見える白い奴に、儂はありったけ叫ぶと共に、
右手を引き気味に相手のコクピットを切り裂いていく。

ガツン!
損傷時の衝撃のためか、同時に前方に進む両機がコクピットを始点に接触する。
ガッ!
接触の衝撃で目が眩む。
「うぬぼれるなよ、小僧!勝ったのはそのモビルスーツの性能のおかげだ!」
「負け惜しみを!」

白い奴がこちらを抱えるように、ビームサーベルを使う予感がした。

「むう」
咄嗟に相手のコクピットにケーブルを投げて離脱する。
直後、今まで座っていたシートの背もたれの裏からビームが伸びる。

「貴様のおかげで!」
空中で白い奴のコクピットのパイロットを掴もうと両手を伸ばした時、
相手のパイロットもこちらを避けようとシートベルトを外していた。

ゴツッ

二度目の衝突は、今度は相手のパイロットとの頭同士だった。
ヘルメット越しでの接触だが、流石に今度は視界が霞む。
接触の瞬間、星が飛んだが、その後パァッと……。
フッと体が軽くなったと思ったら、目の前が真っ白になる。

少し気絶していたのだろうか?
ギャロップが霞む目の向こうに微かに見えたので、ふらつく頭を振りながら手を上げた。
622 ◆ED2RD03AtA :03/10/31 22:17 ID:???
「出してくださいよ!」
「五月蠅い!何を言うかと思えば!」
「大尉、いくら南極条約が有ると言っても、意味不明の発言は止めて頂きたい」

僕はあらん限りの声をからげてみんなに説明したが、
誰も僕の話を聞いてくれない。

「ブライトさん!ミライさん!話を、話を聞いて下さい!」
「大尉!見苦しいですよ」
「フラウ!僕だよ!判らないのか?」
「馬鹿なジオン軍人…」

「フラウ…」
「ラル大尉…でしたよね?アムロはどうしたのですか」
「僕だよ!アムロだよ!」
「フラウ、命乞いをしているようなジオン兵に関わるんじゃない!」
ブライトが呆れかえった声色でフラウに言い聞かせている。

そう、僕はいつの間にかランバ・ラルとか言う人になっていた。

そのころ

「ハモン!儂だ」
「なにを言い出すかと思えば。坊や、うちの人はどうしたの?」
「お前、恥ずかしくないのか?」

ハモンとクランプが笑いながら儂を見ている。
もう小一時間ほど説明しているのだが、誰も儂の話を聞いてくれない。

「坊や、どうしてもうちの人と言いたいのなら、私を抱きしめてご覧」
ハモンが流石に業を煮やしたような声色で言う。
「ほお、いつものやり方だな?」
「ええ。坊やが本当にうちの人だというなら、出来るはずだわ」

儂はニヤリと笑って、ハモンの腰に手を伸ばす…
と、背が低くなっているので、「いつもの場所」に手が届かない。

「しょうがないわね」

舌打ちしながら、ハモンが儂の背に合わせて屈んでくれる。
儂は苦労しながらもハモンの腰に手を回して、「いつものように」尻を撫でる。

「はぁン」

そうだ、いつもの声だ。

「で、儂が儂だと判ってくれたか?ハモン」
「フ、これだけでは判りません。こちらへ来て下さる?」

ハモンが儂の自室を顎で示す。

「そう言う事か、良かろう」
「では」

あっけに取られているクランプらを後目に、儂はハモンの腰を抱きながら
自室に向かった。
623 ◆ED2RD03AtA :03/10/31 22:18 ID:???
1時間後…

足下がおぼつかないハモンに肩を貸しながら儂が自室から出ると、
皆が目を剥いていた。

「ふん。ではハモン、皆に言ってくれ」
「はい。
ランバ・ラル隊全員に宣言する!」

皆の目がハモンに釘付けになっている。

「この人は、ランバ・ラル大尉に間違え有りません。私が証明します」

ゼイガンが
「ハモン様がおっしゃるのなら」
と言ったのに続いて、クランブが、
「まごうことなく、我らがランバ・ラル大尉だ!」
「ラル大尉!」
「大尉ぃ!」

皆が儂を儂だと認めてくれた

ランバ・レイ編 始まり始まり
624ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/10/31 22:44 ID:???
帰って来られましたか! 良かった…。うんうん…。
あのシーンで、ま、まさか体ごと入れ替えとは…。
『青い巨星』が、若い体を手に入れたなら…。う〜ん…?
 …アルテイシア様をどうするんだろう(藁
625通常の名無しさんの3倍:03/10/31 22:46 ID:???
>>「馬鹿なジオン軍人…」
ここに禿ワロタ

ラルがあの口調で喋るのを想像するだけでもうw
626 ◆ED2RD03AtA :03/10/31 22:57 ID:???
早速の感想、有り難うございます。
多分萌&半角801の分量が多いですけれども、おつき合い下さい。
(因みに3日分位は既に出来ています)
627ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/11/01 00:02 ID:???
ヤザン→ユウ 第七章 で? 

「EXAMを、発動させたのか!?」

アルフが俺の両肩を強く握って来た。ノーマルスーツ越しにも関わらず、俺が思わず痛みを感じる程の力強さだった。
俺は痛みに耐え切れず、アルフの両腕を下から持ち上げ無理矢理肩から外した。

「この蒼いMSから降りると、コイツが勝手に動いて、俺を100oマシンガンで狙いやがったんだ!
 嘘だと思うんならな、後でガンカメラを調べてみろ! 俺は殺されかけたんだぞ! 」
「今、行う! …悪いが付き合ってくれるか…? 事は一刻を争うんだ…」

アルフの顔色は蒼白を通り越して最早土気色だった。
恐らく、奴にとってEXAMの発動と言うのは余程精神的負担が強い出来事らしい。
俺はシートに座り、ワイヤーを格納してからコックピットハッチを閉めた。
狭苦しい空間に、アルフの過呼吸気味の息遣いが耳障りに響いた。

「…ガンカメラの映像を、出してくれ」

俺は奴の言うまま、その部分を再生した。…俺は『俺』の顔を始めて見た。
…こりゃあオペレーターのお嬢ちゃんも面食らう訳だ。
優男。ユウ・カジマの俺の第一印象はこれに尽きた。
口惜しいが、俺の喋り方だとこの上品に取り澄ました色男の魅力が台無しって寸法だ。
映像を見ているうちに突然、画面の中のユウ・カジマがこちらを見上げた。
蒼いMSの起動に気付いた所だろう。そして、見る者の背中が寒くなるような、凄みの有る笑いを浮かべた途端、
カメラの映像が、突然乱れた。俺は其処で画像の再生を停め、背中から覗き込むアルフに振り向き片眉を上げた。
アルフが深い溜息を吐いた。人差し指で右のこめかみを揉みながら、奴は口を開いた。

「…オマエに、反応したようだな…ブルーは…。だが解らん…どうして、オマエは生きている?」
「…そんなに物騒なMSなのか? コイツは? EXAMは、そんなにヤバい代物なのかよ?」

確かに、『マリオン』の怯えっぷりは普通じゃあ無かった。それに、アルフのさっきの反応もだ。

「…EXAMが発動して、生きて帰ってきたパイロットは、今の所、オマエ一人だ」
「…何だって? 今、何つったテメェは? 今、とんでもなく物騒な事をサラッと流したな!?」
「EXAMはオレにも解らない、云わばブラックボックスだ。オレに出来たのは、機体の制御から
 EXAMを可能な限り引き離し、この紅いスイッチで発動の制御を行うようにする事だけだった」

俺は自分が幸運の女神と不幸の女神の両方に魅入られた事をたった今、悟ってしまった。
この蒼いMSがただの高性能のMSでは無い、パイロット泣かせ、いや殺しだと言う事を。
俺はアルフに微笑みかけ、口を開いた。…俺に今まで乗りこなせなかったMSは、無い。
ただ一つ、俺がこのMSを華麗に乗りこなして見せる前に確認しておかねばならない。

「で、そのEXAMってのは結局何なんだ?さっぱり話が見えねえんだが…?」
628通常の名無しさんの3倍:03/11/01 00:18 ID:???
ブルーデステニー
読んだときないんだけど
>>627
面白いですね!
629 ◆ED2RD03AtA :03/11/02 00:07 ID:???
どの位経ったのだろうか…。僕はいつの間にか眠ったらしい。
朝になっている。
しかし、いつもと違って…
「立てよ、立って!」
いつも起きたては元気な僕のモノが、今日はなんだか元気がない。
流石に中年の体のせいなのか、しみじみ情けなくなる。

しかし、どうしたものか…
と思っていたら、足音が聞こえてくる。
誰かと思っていたら、

「私の顔に見覚えはないのですか?」

セイラさんだ。

「セイラさんですよね」
「では、私の本名は?」
「セイラさんはセイラさんですよ」
「流石ね、大尉」

セイラさんが妙な感心の仕方をする。

「ラルぅ」

と、いきなり言うなり、鉄格子越しの僕にキスをする。

630 ◆ED2RD03AtA :03/11/02 00:09 ID:???
「セイラさん、どうしたのですか」
「もう、いいのよ。もう」
セイラさんがキスをしながら、僕に言う。

「昔からラルにお尻を触られると、私、どうにかなりそうだった」
「!」

「おかげで私、兄さんとラル以外の男の人に触られる事が嫌いになったの」
「どういう事ですか?セイラさん」

「もう一度、私のお尻を撫でて、ラル。昔のように」

というなり、扉のキーを外す

「セイラさん…僕…僕…!」

セイラさんに言われたとおり」に、セイラさんのふくよかなお尻を撫でる。
と、僕のモノの角度が急速に上がっていく。

「た、立った!」

しかし、セイラさんがいきなり無表情になる。

「本当にラル大尉ではなく、アムロ、貴方なの?」
「当たり前じゃないですか!もう判ったはずでしょ?」

セイラさんが、肩をすくめて

「判ったわ、アムロ…。もう十分に」

セイラさんはそういうなり扉を閉めると、鍵をかける。

「え、セイラさん、どうしたのですか?」
「もう良いのよ、アムロ。判ったから」

セイラさんはもうこちらを見ずに踵を返すと、とっとといなくなった。
残されたのは「元気な」僕のモノだけだった…。
「話が、話が違います!」
631 ◆ED2RD03AtA :03/11/02 00:11 ID:???
ギャロップの中で、儂は皆に作戦の説明をしている。

「…以上である。どうだ、クランプ」
クランプがニヤリとしながら、
「その方が、兵達も喜びます」
と、答える。

−ホワイトベース−

「入れるなぁ!ホワイトベースに入れるなぁ〜」

儂の指揮する本隊と、クランブの指揮する別働隊は、
効果的に木馬に取り憑きつつあった。
体がまだ少し幼いので銃の取り回しには苦労するが、
既に何人もの敵兵を倒しつつ、儂は部下を後目に一人第1ブリッジに向かっていた。

− 独房の前にて −

「出ろ!」
「判りました、みんなと一緒に戦えば良いんですね?」
「なにを言っているんです、大尉。貴方は『壊れている』と言っても敵指揮官だ。
敵部隊との休戦協定のカードとして使わせて頂く!」

ブライトさんが牢の鍵を開けながら、呆れかえった声で続ける。
その後ろからセイラさんがやって来る。
「ブライト、捕虜の監視くらい、私でも出来ます。貴方はブリッジで指揮を」
「すまん、セイラ。『馬鹿』とはいえ大尉殿だ。暴れそうだったらこれを使え」
セイラの手にスタンガンを持たせる。
「では、試しに遠慮無く」
セイラさんが無表情で僕の股間にスタンガンを押しつける。
バチッ!
白目を剥いて、半分気を失いそうな僕に
「私の尻を抱いたわね。誰にも触らせなかった私の尻を。しかも欲情しながら…」
薄笑い…ではない。楽しくて仕方がない表情だ。
「許せない…これはお仕置きよ。早くブリッジまで来なさい!」
股間のモノは電撃で感覚が無くなっている。
「さあ」
セイラが(もう絶対に『さん』なんか付けてやるもんか!)、
ブリッジに僕を連れて行こうとしたその時
632 ◆ED2RD03AtA :03/11/02 00:12 ID:???

「!」
「姫様か?」
通路を曲がると儂が、いや、アムロとか言う小僧の心が入っている「儂の体」が。
それよりその横にいる金髪の女性兵士は…

「アルテイシア様で?私です。ジンバ・ラルの子、ランバ・ラルです」
「アムロの体に入っているのですか?ラル」

アルテイシア様はこの現状をご理解頂いているらしい。
それなら話が早い。

「姫様、ではお試し致しますか?」
「良いでしょう」
「では、ごめん」

いうなり、いつものやりかたでアルテイシア様の臀部を撫でる。

「はぁん」
「どうなさいましたか?」

儂は当然の結果にニヤリとしながら聞いたその時

「セイラ!離れろ」
「リュウさん、敵、敵です!」

僕とリュウさんが同時にセイラさんに叫ぶ!が、リュウさんは僕の方に銃を向けて撃ってくる。

たららららら
無反動マシンガンの音と共に、僕にいくつもの焼け火箸が通っていく。
直後に「僕の体」がリュウさんの頭を打ち抜いていた。

「…で、ラルはれからどうするつもりですか?」
「はい。新しい革袋には新しい酒をという諺もございます。私の体もこの通り、ゴミとなっています」
いうなり、「僕の体」が僕を蹴り飛ばす。
「この後はこのアムロ少年になりきって生きていこうかと…」
「駄目だ……。僕の体を…返せ…」
「ふん、まだ息があるか」
僕の体が拳銃を構え、僕の額に照準を合わす。
が、セイラがそっと僕の体が構えている拳銃を脇に寄せる。
やっぱりセイラ「さん」だ…
「ラル、この体、まだ使い道があります」
「ほう、どのような」

セイラが(今度こそ絶対に、二度と『さん』付けで呼んでやるもんか!)
「僕の体」になにやら耳打ちをしている。

「……なんと、そのような手が…」
「では、あとは手はず通りに」
633 ◆ED2RD03AtA :03/11/02 00:14 ID:???
今日はとりあえずここまでとさせて下さいませ。
634通常の名無しさんの3倍:03/11/02 02:05 ID:???
はぁん
635通常の名無しさんの3倍:03/11/02 02:50 ID:???
たららららら
636通常の名無しさんの3倍:03/11/02 03:26 ID:???
どうもこの話読んでるとラルがケツの穴に手榴弾挿して自爆する某同人を思い出してしまう…
うむw
638ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/11/02 16:35 ID:???
ヤザン→ユウ 第八章 もう遅いぜ?! 

俺がそう言った瞬間、アルフの奴は頬の辺りを引きつらせた。
目があからさまに俺を侮蔑していた。どうやら馬鹿にされたらしい。…気に食わねえ。
俺は『マリオン』に聞いた事を思い切ってコイツにぶつけて、カマをかける事にした。

「…クルストって博士が作ったOSだとは聞いたが、OSが暴走しただけでパイロットが
 お釈迦になるワケがねェ。アルフさんよォ、隠し事はいけねえよ?」

アルフの頬が別の引きつり方をした。痛い所を突かれたのか、奴の顔が苦渋に歪んだ。

「…そうだ。ジオンからの亡命者、クルスト・モーゼス博士が作った、『優秀すぎる』OSだ。
 博士はEXAMを完成させるために、連邦に亡命をした」
「オツムがジオン製じゃあ、連邦の機体じゃ合わねえワケだ…」

カムラは淡々と話し続けた。面倒臭いので俺的に要約すると、

 ・EXAMは、蓄積した敵の行動パターンを分析して、最適と見られる戦闘行動を選択する。
 ・その時、パイロットの意思を無視した行動を取ってしまうことがある。
 ・発動すると機体が機体最大性能で動いてしまうため、パイロットの身体と機体に過大な
  ダメージを与えてしまう。(そのためアルフはリミッターを機体とEXAMとの間に噛ませた)
 ・発動時に何故かパイロットが意味不明の言葉をつぶやいたり、恐慌状態になってしまう。
 ・今まで乗ったパイロットで精神も肉体も無事だったのは『ユウ・カジマ』ただ一人。
 ・EXAMを積んだ機体は博士の趣味で蒼く塗装されている。
 ・ジオンにもEXAM実験機が一台稼動している。

と、言う事だった。俺は俯き加減に話すアルフの肩を右腕を廻して抱き、軽く叩いた。

「…オレを、殴らないのか? こんなMSに乗せた、オレを…許して、くれるのか?」
「要はコイツに乗ってる限り、俺は敵と戦えるんだろう? こんなに嬉しい事が他にあるかよ?」
「…そう言ってくれて、助かる。…死ぬなよ、ユウ少尉。オレのブルーを、頼む」
「おい、そう言やぁ、コイツの型番は何だ? 最初コイツの『顔』見てGMだと思ったぜ?」
「前にも話したと思うが、ブルーは最初陸戦型GMをベースに造られたが、機体が持たなかった。
 そこで、陸軍管轄の陸戦型ガンダムを廻してもらい、カメラから上を交換した。GMフェイスは…」
「その名残ってワケだ。ゴーグルタイプの方が、周囲を確認しやすい。データ収拾にも役立つ」
「…そうだ。RX-79〔G〕BD-1、ブルーデスティニー。大切に、使ってくれ」

カムラは照れながら、自分でハッチを開け、ワイヤーを降ろしてコックピットを出て行った。
なんだ、イイ奴じゃねえか。ただ、人付き合いが下手なだけだ。奴は完全に信用できる。
俺一人がコックピットに残された格好になった訳だ。これで、聞きたいことが『もう一人』に
心置きなく聞ける訳だ。俺は『マリオン』に心の中で呼びかけた。が、返事が無い。
どうやら『マリオン』はダンマリを決め込む腹らしい。俺は唇を歪めて笑った。

『止めて、ヤザン大尉! それは…!』
「もう遅いぜ?! マリオォン!」 

俺は黄と黒の注意ストライプに周囲を彩られた、紅いボタンのプラスチックカバーに拳を叩きつけた。
639通常の名無しさんの3倍:03/11/02 16:57 ID:???
…ageる言葉もない。
640通常の名無しさんの3倍:03/11/02 17:12 ID:???
ブルー、昔一回プレイしただけなので、人物とか出来事とか記憶がかなり曖昧。
設定などを書いてあるところ知らない?
641通常の名無しさんの3倍:03/11/02 17:17 ID:???
ここは? 旧シャアのブルースレ。
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1053230263/l50
642書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/11/02 22:14 ID:y8C5bEXb
バーニィパート(その38)

作戦会議が始まった。
と言っても、やる事は決まっている。

”核ミサイルですごい所を見せつけちゃう”

という事だ。
だけど皆そんな事は知っているので、細かい各部隊での動きを煮詰める感じなのだが

「とりあえず俺がブワーッ!と行ってガーッ!と撃つから
お前らも後ろでババババーンッ!とぶっ放す!いいな?」
「うおおおおおおっす!」

とか頭の悪そうな会話が錯綜するだけである。

溜息をついていると閣下とシーマ大佐が部屋に来た。


皆が振り向いて敬礼をする。

「・・・敬礼など、しなくてもよい・・・・・作戦前に、
そのような事にまで気をまわすな・・・・」

本当に敬礼をしなくても構わないのなら、
敬礼をする前に、その旨を伝えれば良さそうなものだが、
そんな事を言ったらどんな目に合うかわからないので
絶対にそんな事は言えない。

「ウム!・・・・・・・皆士気が上がっておるようだな」
「はっ!兵士一同、連邦の太った豚どもをロースにしてやろうと意気軒昂であります!」

カリウスが叫ぶ。

「はっはっは、今夜はトンカツパーティと言う訳だな!」

兵士たちがハゲ閣下の言葉でどっと笑う。


が、俺は少しもおもしろくない。
戦いたくないなぁ・・・
と、上の空だったし、ちゃんと聞いていたとしても笑えない冗談だ。


「閣下!」

と、そこでシーマ中佐が閣下のまえに躍り出た。
キラリと光る閣下の頭がシーマ中佐の横顔を照らし出した。

つづくかも

ラル⇔アムロ編が大変おもしろいですね!

あと最近、サターンを再度買いなおしたので、戦慄のブルー買ってこようかなと悩んでおります。
643書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/11/02 22:14 ID:???
げふ!また間違えた。

シーマは中佐でした。
644ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/11/02 22:28 ID:???
 おお…。風呂上がりにROMると…。トンカツが大量にコンペイトウで
無事揚がるのでしょうか? シーマ様の暗躍が待ち遠しい…。
 これからも体の健康に気を付けて、頑張ってください!
645通常の名無しさんの3倍:03/11/02 23:15 ID:???
宇宙でトンカツ食うとキャベツが飛び散りそうで心配だw

>>641
サンクス。灯台下暗しってやつだった。
646書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/11/03 14:26 ID:???
バーニィパート(その39)

「・・・どうした?シーマ」

閣下が渋い声で語りかける。
一体、何を言おうと言うんだろう、このおばちゃんは?

キッ!と睨まれる。
また考えを読まれたらしい。

「・・・今回の作戦ですが」
「ム?何を言うのだ?」

「・・・ガトー少佐には荷が重いと考えます!」

おお!ひょっとして中佐ってば、俺が今度の作戦を嫌がってるのを知って
他の人に変更させてくれるようにフォローしてくれてるんだな!

「・・・シーマよ、お前は新参者だからガトーの優秀さを知らんのだよ」
「・・・・・閣下は大変な入れ込みようですが、今度の作戦、万が一にも失敗したり、
ましてや臆病者のお陰で好機を逸してしまうような事があってはなりません!!」

そんな長い台詞を使ってまで、このおばちゃんは何を言い出すんだ!?

「そこで、このような物を用意致しました!」
「ほう・・・・・これは・・・・・・スイッチか何かのようだが?」

テレビのリモコンに、大きい赤いボタンが一つだけ付いた物、
それが閣下の手に渡る。

「ガトー少佐の乗るガンダムに爆弾を仕掛けましてねえ」

はい?あなた今何とおっしゃいましたか?

「そのスイッチを押すと・・・・・まぁ、そう言うことです」

どう言う事なんですか!!何の権利があってそんな事を!!

「まぁ・・・必要が無いとは思うが、近頃のガトーは覇気が無いからな」

ハゲまでそんな事を言い出した。

「なぁに!退屈な日常生活にちょっとは刺激的なスパイスを振り掛けただけだよ」
ポンと肩をたたかれて笑顔でシーマ中佐が言う。
戦争は日常生活じゃないし、刺激的すぎるし、スパイスでもないし、とどこから突っ込んで良いのやら。
とにかくこんな事を認めては行けない!!
今止めないと!すぐ止めないと!
せめてガンダムの所に行って爆弾を外さないと!

「では!!我等の勝利を願って!ジーク!ジオン!」
閣下が俺の手を握って高々と突き上げる。

ジーク!ジオン!ジーク!ジオン!ジーク!ジオン!

兵士たちの声が唱和し、
俺はそのまま格納庫まで連れて行かれて、
ガンダムに乗せられて、出撃させられた。

つづくかも
647 ◆ED2RD03AtA :03/11/03 21:46 ID:???
儂は、アルテイシア様と第1ブリッジに向かう。
「今戻ったぞ!」
「ラ…、アムロ!」
アルテイシア様が背中を肘で突く。

「アムロか!何処にいたんだ?」
どうやら艦長の若い少尉が嬉しさを隠しながら儂を叱咤する。
「ブライト!アムロは敵陸戦部隊に連れられていたの。
それを救うため、リュウが…リュウが…」
「リュウが?まさか…リュウの身に何かあったのか?」

儂はアルテイシア様に話を合わせるために
「そうだ…いや、そうなんです。名誉の戦死を遂げました」

ズルリとブライトとか言う士官がキャプテンシートからずり落ちる。

「そうか…。アムロ、敵の様子はどうなっているのだ?」
「かなりの部隊が第2ブリッジに取り付いておる。ザクも1機外で暴れている」
なかなか切れる士官らしく、命令はすぐに出してきた。
「ガンダムで外のザクと敵部隊を排除しろ!ブリッジを破壊しても構わん」
「承知した!」

「セイラは他のクルーと一緒に第1ブリッジを死守しろ」
「判ったわ。ただ、第2ブリッジの敵の様子を見て来る位は私にでも出来るわ」
当初の打ち合わせ通り、アルテイシア様は第2ブリッジに向かう提案をする。
「判った。気を付けろ!セイラ」
「任せて」

儂とアルテイシア様は第1ブリッジを出るとすぐにボロ雑巾のような「儂の身体」を、
通路にあった大きめのメンテナンスハッチから引きずり出した。

「ふん、まだ息があるか?」
「ぼ、僕をどうする気だ…」
アルテイシア様が「儂の身体」を覗き込むなり、
「そんな事、聞いてどうするの?」
「………」
そして、あの聡明なアルテイシア様とは思えない表情で、
「貴方には『ランバ・ラル』として死んで貰うの」
「!」
それまで瀕死の表情だった「儂の身体」が目を剥いた。
「最後に私のお尻で感じたのだから、良い思い出も出来たでしょう」
「く・そ…」
648 ◆ED2RD03AtA :03/11/03 21:47 ID:???
どうやら僕はセイラとランバ・ラルに嵌められたらしい。
というより、セイラは自分の恥ずかしい過去を知ってしまった僕は、殺すまで許せないらしい。
「初めてだったんでしょ、大人の女を抱いたのは?もっとも、お尻だけだけどね」

この状況でまだ侮蔑するセイラに対して何も出来ない自分が悔しい。
ひょっとして金髪繋がりで「カテ○ナ」とかいう馬鹿女になっているのかと思うくらいだ。
そして「僕の身体」は、僕をセイラと二人で抱えて、第2ブリッジに向かう。

− 第2ブリッジ −

「おお、ラル様…の身体。と言う事は、アムロとかいうあのガキか」
「クランプ、アムロ少年というか、『儂の身体』をこちらで保護してくれ。
儂はこの身体を使ってガンダムを奪取してくる」
「了解しました。しかしラル様の身体、かなり痛んでいますな。手当はしておきます」
「すまん、クランプ」
儂は本当に頭を下げた。
「なに、お安いご用です。大尉はガンダムをお願い致します」
「頼むぞ」
頭を下げた「本当の理由」に気が付かない部下を残して、儂とアルテイシア様は格納庫に向かう。

「これがガンダムか。ザクとは違うのだな、ザクとは」
「ラル。さあ、後は…」
アルテイシア様が儂を促す
「うむ」
パイロットスーツに身を包んだ儂は、コクピット前面の修理が済んでいないガンダムを起動させた。
「ふん、コンビユーターの自動制御がかなりの部分を占めておる。
あのアムロとか言う小僧が乗りこなしているはずだ」
右手にライフル、左手に盾を取ってそのまま格納庫から出ると、
クランプが木馬のエンジンを盛んに斬りつけている。

「クランブ、首尾はどうか?」
儂は無線機をジオンの周波数に会わすと、クランプに話しかけた。
「ああ、ラル大佐!誰かと思いましたよ」
「上機嫌だな?」
「はい、あと一歩でガルマ様の敵を取れます」

儂はそこまで聞くと
「それは困る」
と、一言言った後、クランプのザクにライフルの照準を合わせる。
「え゛?」
それがクランプの最後の言葉だった。

ドシュゥウウ!
クランプのザクは、ライフル命中のショックで木馬の後方に吹き飛ばされ、
ややあって真っ赤な火の玉になる。

「ムロ…アムロ!第2ブリッジを破壊しろ!」
「承知!」

無線を連邦に合わせた途端に飛び込んできたあの士官の命令を、儂は忠実に実行した
649 ◆ED2RD03AtA :03/11/03 21:50 ID:???
ドガッ
サーベルを木馬の第2ブリッジに突き立てたガンダム越しに、ブリッジの中を覗き込む。
「ほお、まだ生きていたとはな」
辺り構わず散らばる「かっての部下」の中央には、なんと「儂の身体」が座り込んでいた。
ブリッジのドアからアルテイシア様を初め、木馬のクルーがやって来る。

ビームサーベルが振り下ろされる音は、いつも乗っているのもあって直感で判った。
咄嗟に部屋の隅に逃げ込んだのだが、ビームサーベルをブリッジの窓に沿って横に振ってきたので、
僕は逃げ場を失い、目を閉じた。

「そこをどけ!」
僕を懐抱してくれたクランプさんが、僕の身体を突き飛ばしていなかったら、
今頃はビームの塵となっていただろう。
無線機を持った右腕だけが残ったクランブさんの様に…。

見慣れたガンダムの顔がこちらを覗いている。
と、コクピットが僕の視界に入ってくる。
「あの人…いや、『僕の身体』だ」
と呟く力も残っていない。

僕の後ろからブライトさんを筆頭にみんなが
「大尉。投降してください」
「今なら銃殺刑にはしませんから」
と手を差し伸べてくる。
「クランプ!どうしたのですか?あの人は?」
いきなり腕だけになっているクランプさんの無線機から、聞いた事のある女の人の声が聞こえてきた。
650 ◆ED2RD03AtA :03/11/03 21:51 ID:???
儂は、事の成り行きを黙って傍観しようと思っていた。
が、クランプらしき腕が掴んでいた無線機からの声を聞いてはそうそうしてはいられなくなった。

「貴方、貴方!どうしたのです」
「ハ…ハモンさんか…」
「その声は…あのときの坊や」
「ランバ・ラルは裏切ったんだぞ!」

なんと、この子増!この期に及んで何を言い出すのだ!
儂はとっさに小僧を止めようとガンダムの腕を伸ばした。

グチャ
小僧はガンダムの手の中で肉塊になる。

「アムロ!」
ブライトが儂を叱責するが、
「見ておくのだな。戦いに敗れると言う事は!こういう事だ!!」
と、冷たい空気が流れる中、儂は一人ごちた。
が、

ドオンッ
ギャロップの弾着が皆の沈黙を破る。
「ハモン!何をする」
ガンダムの無線周波数をジオンに戻した儂は、ギャロップに送信する。
「貴方、私達を裏切ったのですか?」
「ランバ・ラル…戦いの中で戦いを忘れた」
「貴方、何を?」
「忠義を書いた我が軍に、勝ち目はないと言う事だよ」
ハモンは困惑している

無理もない、か
「木馬にアルテイシア様がいらっしゃった。儂はアルテイシア様と共に生きる!」
「貴方!」

儂はガンダムのライフルをギャロップに向けて撃つ。
3発目でブリッジから火柱が上がるのが見えた時、儂は
「ハモン、すまんな」
と、一言だけ懺悔の言葉を残したまま、踵を返して木馬に向かって歩き出した。

アムロ・ラル編 おしまい
651 ◆ED2RD03AtA :03/11/03 21:53 ID:???
エピローグ

儂は戦った。
黒い三連星との戦いも、
キャスバル様とジャブローでの戦いも、
マクベ様との一騎打ちも全て勝った。
「とんがり帽子」に乗るララアとか言う少女との戦いでは、
「付録」に少々手こずったが、所詮子供だましに儂は負けなかった。
アルテイシア様には「ララアと言う声が聞こえた」らしいが、
儂はついぞそんな声など聞こえなかった。

そしてア・バオア・クー

儂は帰ってきた。
目の前には恐らくキャスバル様の乗る紫色の大型モビルスーツが…。


先に「尻に手榴弾」ネタを言われてしまっては、こうするしかないでしょう、カテジナさん!
と言う訳で、改訂に苦しみました。
これからは暫くROMっていきます。


…多分
652 ◆ED2RD03AtA :03/11/03 21:59 ID:???
あ゛あ゛あ゛あ゛〜、
文章の切る場所を間違ってしまった〜。

>>649
辺り構わず散らばる「かっての部下」の中央には、なんと「儂の身体」が座り込んでいた。
ブリッジのドアからアルテイシア様を初め、木馬のクルーがやって来る。

−−−−−「ここで切れている」と脳内補完してください。−−−−−−−


ビームサーベルが振り下ろされる音は、いつも乗っているのもあって直感で判った。
咄嗟に部屋の隅に逃げ込んだのだが、ビームサーベルをブリッジの窓に沿って横に振ってきたので、
653通常の名無しさんの3倍:03/11/03 23:05 ID:???
>◆ED2RD03AtA様
貴方目茶苦茶や、食っていたうまい棒で窒息死するかと思いましたよ。
654ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/11/04 23:19 ID:???
2日ぶりに覗いて見ましたら…。うう…バーニィが過酷な試練に…。
爆死か? ミンチより酷くなるか?まて、次回!

◆ED2RD03AtA様、お疲れ様でした。充電期間が短めである事を祈ります。
今回は、半角ネタが爆発してましたね(笑)。

ではオイラの第九回、オチや笑いが無く、面白みに欠けますが、書かせて頂きます!
655ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/11/05 00:41 ID:???
ヤザン→ユウ 第九章 EXAM、発動。

俺の目は画面に表示された『EXAM SYSTEM』の紅い文字を読み取った。
俺の耳は、虫の羽音の様な唸りと、『EXAM SYSTEM STANDBY』と囁く機械的な声を聞いた。
そして俺の意識が、飛んだ。どこか自分の意識だけが宙へ放り出されたかの様に感じた。

「何なんだ? 何が起こったんだ! どうしてEXAMが発動している?!」

俺の足元で、アルフが叫んでいた。足元、だと? ふと自分の感覚を可笑しく思い、俺は自分の右腕を見た。
それは武骨な形をしたMSの腕で、蒼く塗装されていた。強い風が、俺の体を吹き抜けてゆく。

『俺は…一体…どうなっちまったんだ…?』

頭の何処かで、少女の泣き叫ぶ声が聞こえた。俺は少女の叫びに耳を澄ませた。怯えが、少女を支配していた。

『後ろから、怖い人達が来る! 6人も! もう…嫌ぁァァァァ!!』

俺は振り向いた。3機の07と、3機の06が、『見えた』。
視覚では無い。例えるならば、皮膚感覚だ。あのチリチリと焼けるような殺気が、俺を苛立たせた。

『解った! 始末するから、泣くな! 喚くな! 怯えるな! …落ち着け、マリオン! その為に俺が居る!』

我ながら、ガラにも無い台詞だった。童話の中の、姫君を守る騎士にでもなった様な気恥ずかしい言葉を吐いた
俺は自分の精神が正気を保っているかどうかを一瞬疑ってしまった。
…俺じゃなくて、優男のユウ・カジマの顔なら、この台詞も案外似合うかもしれないな。
俺は苦笑すると、後ろを向き、殺気の元へと意識を集中させた。体が飛ぶように軽く動く。
俺はこの感覚を非常に心地良い物として捉えていた。それは、かつて感じたことの無い快感だった。
俺の意識がMSにダイレクトに伝わる。MSが認識した物が自分の感覚の様に伝わる。
俺の乗ってきたどんなMSでも、こんな感覚を味わう事は無かった。
…あの抜群に反応の良かった、『RX−139 ハンブラビ』でさえも、このMSのもたらす一体感に比べれば、
金属の鎧を何重にも着た鈍重な反応を返すMSと感じてしまう。
機体性能や機動性は比べ物にならないほどハンブラビの方が高いだろう。
だが、そんなカタログスペックの問題ではない。動かすのにスティックもフットペダルも必要としない
この快感は、とても口下手な俺には説明できない。『俺』の視覚が、3機の07を捉えた。
俺はビームサーベルを両手に持ち、突進した。
07のパイロットの驚愕が、何故か俺には手に取る様に感じられた。

『うおおおおおおおおぉぉぉぉぉっ!!! 死ねぇぇぇぇぇぇい!!!』

押さえきれない破壊衝動が、俺の脳裏を支配した。
真正面の07のヒートサーベルを持った右腕と、マシンガンが内蔵された左腕を一気に斬り落とす。
とどめに胸のバルカンの連射でコックピットを潰すと、07は呆気なく崩れ落ちた。

『まず一機っ! 次はテメェだぁ! 間抜け野郎がぁッ!』

俺は盾を構え、ヒートロッドを放とうとする右の07に『体』を向けた。
すぐさま腰部に装備されているミサイルを放ち、牽制した。07が無様にのけぞる。
俺は急接近してコックピットをビームサーベルで貫く。今の俺には、このMSの事が総て『解って』いた。
装備している武器も、限界性能も、自分の体の様に『理解』していた。
俺は唐突に思った。この感覚さえ『あの時に』有ったなら、『Z』に勝てたのでは無いかと。
656通常の名無しさんの3倍:03/11/05 00:55 ID:???
…乗せんなよ…BDにさぁ…こんな野獣…。
657通常の名無しさんの3倍:03/11/05 02:01 ID:???
>>656
野獣が乗っている。というのが、面白いんだよ。
658636:03/11/05 02:38 ID:???
>>651
俺のレスが展開を変えてしまったのか!?
とりあえず謝っておこう。スマソ。
659通常の名無しさんの3倍:03/11/05 20:19 ID:???
シャア IN 08MS小隊

ジオンの新型MA開発基地の場所が限定され、我々コジマ大隊をはじめとする連邦軍の作戦が発動した。
山間部には戦闘機・MS部隊、市街地にはMSにガンタンク部隊を配置し、指令は連邦の陸上要塞ビッグ・トレーにて行う。
当然私はMS部隊の指揮を執る為、MSに乗って前線に立つ。…そう思っていた。
「不服かね?アマダ大尉。」
この作戦の再興司令官・イーサン・ライヤー参謀が私に問い掛ける。
私はコジマ大隊の幹部の1人として、コジマ少佐と共にビッグ・トレーに乗艦していた。
現場の指揮はカレンが執っている。
「悪く思わんでくれたまえ、アマダ大尉。こう見えても私は君を評価しているのだよ?」
「立場はわきまえているつもりです。」
「ほう?」
「私がジオンのスパイだとお思いなのでしょう?だからMSに乗せず、ここに置いた。違いますか?」
「お…おいアマダ…」
私と参謀の間でオロオロするコジマ少佐。ライヤー参謀はニヤリと笑うだけ。
我々の静かな争いとは別に前線は動き出す。
「山間部のジェットコアブースター部隊、全滅!」
「MS部隊もやられました!」
「06MS小隊、全機大破!パイロットの生死不明!」
オペレータの声が震え出す。
「戦況は芳しくないようで。」
「なにが言いたい?」
尚も通信は続く。
「補給部隊が襲われました!」
「04MS小隊、行動不能!」
私はビッグ・トレーのブリッジから離れようとした。その時、背後から拳銃のハンマーを起こす音が聞こえた。
「何処へ行く、アマダ大尉?」
ライヤー参謀は拳銃を構えていた。私の背に向けて。
「ココを離れるならば、この場で射殺する。スパイとしてね。」
「何をそんなに焦っておいでで?」
「スパイ容疑のある者を宇宙にあげたとあっては、私の面目丸つぶれだ。レビルの奴に笑われる。」
「それほど大層な面目とも思えませんが。」
「なんだと!?」
「部下を捨て駒で使うような腐った司令官などに、プライドも何もありはしないということだ。」
私が振り向くと、コジマ少佐がライヤー参謀の拳銃を奪い、逆に狙いを定めていた。
「コジマ君…どう言うことかね?」
「どうもこうも…私は自分に素直になっただけです。おい、08小隊を呼び出せ!」
コジマ少佐が通信兵に怒鳴る。慌てた通信兵が回線を開く。
「はい、08MS小隊、ミケル・ニノリッチ伍長であります!」
「ミケル!今すぐ我々を迎えに来い!」
「はい!?」
「今すぐだ!」
少佐は拳銃を持ったまま歩き出す。
「いくぞ、アマダ。この艦にお前のガンダムを積みこんである。先に戦場に戻れ。」
「…良いのですか?」
「お前が命令違反を咎めるのか?」
少佐が冗談っぽく笑う。私も少し笑った。その背後からライヤー参謀の声が聞こえる。
「揃いも揃って命令違反とは…貴様ら、軍法会議ものだぞ!」
「覚悟の上です。」
少佐が答える。
「コジマ、アマダ…大人しくしておけばジャブローで楽が出来るものを…」
「生憎私もアマダも、エアコンは苦手ですので。」
我々2人はブリッジを後にした。
私は格納庫のガンダムに乗りこみ、コジマ少佐はミケル達と共にホバートラックに乗りこんだ。
そして私と少佐、ほぼ同時に叫んだ。
「08MS小隊、出撃する!!」

えっと…次回あたりで、ノリス登場の予定です(^^;
次回がいつ頃になるか未定ですが…読んでくださってる方(いるなら)待ってて下さいですm(__)m
660通常の名無しさんの3倍:03/11/05 22:28 ID:???
神キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!

いつまででも待ってますので続きヨロシクおながいします!!!
661 ◆ED2RD03AtA :03/11/05 22:43 ID:???
>>659
そうか、そう来たか…。
その構成力、凄く良いですね。
よもや「震える山」後編当たりから展開するとは…。

>>658
いや、こちらの感想も本編の「ネタ/前振り」ですから、気にしないでください。
662通常の名無しさんの3倍:03/11/05 23:11 ID:???
>>659
最高でつ!!待ってた甲斐があったよ…

今日は良い日だー!!!
663ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/11/06 02:26 ID:???
夜中にROMってよかった…! ハイ! 見逃す所でしたよ、オイラ…。 神に感謝ぁ!
664通常の名無しさんの3倍:03/11/06 13:31 ID:???
ヤザン厨も神!
665ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/11/07 00:22 ID:???
ヤザン→ユウ 第十章 EXAM、発動。(2)

立て続けに2機の07を葬り去った俺は、次の07を認識した。戦闘中に余計な事を考えた奴は死ぬ。
破壊欲求に支配された俺の心の中に辛うじて残った冷静な部分が、俺を回想から呼び戻す。
3機の09がホヴァーで土煙を巻き上げながら、ジャイアント・バズを構えつつ接近していた。
残された07が連動して仕掛けて来ると思ったが、どうやら恐怖に取り憑かれたらしく、動かない。
俺はビームサーベルを片方、格納した。このMSのエネルギーゲインが高いと言っても、無限ではない。

『ジオンの達磨どもか…。勿体無いがこの俺が相手してやるぜ!』

俺は向かってくる3機の09の内、先頭の1機の右足に、ミサイルを同時に2発放った。
俺の狙った通りに有線ミサイルは命中し、先頭を行く09の右足が吹き飛んだ。
直ぐにホヴァー推進のバランスを崩して、俺から見た右隣の09を巻き込みクラッシュする。

『2丁上がりィ! ママの夢でも見ながら寝てな! 』

俺は突っ立ったままの07の背後を取るとそのまま盾にして、無傷のまま残った09にスラスターを噴かし突進した。
盾にされた07を気遣ってか、案の定、09はジャイアント・バズを撃って来なかった。

『甘いんだよ、オマエは! だから死ぬ! 』

俺は07を09に向かって突き放すと、スラスターを切って急制動をかける。何故か俺の膝が痛んだ。
07と09が衝突し、けたたましい音を立てて07が仰向けに倒れる。装甲が厚い09は立ったままだ。
だが、牽制にはそれで充分だった。09の背後に廻った俺は迷う事無く09の腹部に光る剣を突き立てた。
コックピットを焼かれたパイロットの叫びが、何故か俺の耳に届いた。

『…何で俺はパイロットを集中的に狙ってるんだ…?』

俺は自分の行動に違和感を持った。直接倒した2機の07に、今の09。必ずコックピットを優先的に潰している。殺気の元を断っていると言っていい。
戦闘不能にするならば、メインカメラや手足を潰すだけで簡単に出来るはずだった。
ボシュボシュボシュッ! 俺が命じた訳でも無いのに、腰部のミサイルが連続して、クラッシュしている2機の09に向かって発射された。

『やめろぉぉぉぉぉぉぉっ!!!』

俺の意に反して、ミサイルは2機の09に向かって吸い込まれて行くかのように次々と命中していく。
そして、二人のパイロットの断末魔の悲鳴が俺の頭の中に直接聞こえてくる。

『まだ…怖い人がいる…』
『何だと…』

マリオンの怯えた声が俺の脳裏に響いた。俺は仰向けになって倒れている07を見た。
パイロットがコックピットから出て、俺に拳銃を向けていた。可哀相になる位に震えていた。
…若い女だった。07乗りはベテランが多いが、まさか若い女が乗っているとは想像もしなかった。
パン! パン! パン! 女が立て続けに引金を引いた。…拳銃弾では、MSの塗装を傷付ける事がやっとだろう。
だが、俺の耳にブルーの胸部バルカンを作動させるモーター音が唸りを上げるのが聞こえた。

『乱暴な奴、消えてしまえ!』
『やめろぉォォォォォォォォォォォ!!!!』

その途端、俺は自分がコックピットに居る事を始めて認識した。…胸部バルカンは、発射されなかった。
俺はMS戦闘は大好きだが、人殺しをしたい訳ではなかった。これでは俺は虐殺者になってしまう。

「何をそんなに怯えている!! 相手は生身だぞ?! 正気かマリオン!」
『…ヤザン大尉…ごめんなさい…許して…でも…私では止められないの…』

正面のモニターには、リミッターの作動を告げる表示が明滅していた。俺はEXAMがどんな物かを、自分の身をもってこの時思い知ったのだった。
人間を、パイロットを、ただの破壊の快楽に酔う殺戮マシーンに変えてしまう、究極のマン・マシーン・インターフェースシステムだという事を。
666通常の名無しさんの3倍:03/11/07 00:27 ID:???
シリアス展開良すぎ!思わず引き込まれたっす!
667通常の名無しさんの3倍:03/11/07 02:09 ID:???
自分を失わないヤザン、カコイイです。続きを期待してまっす!
668ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/11/07 02:42 ID:???
スミマセン…。オイラ、作中で書き忘れてました…。
06=ザク
07=グフ
09=ドム です。ヤザンは連邦の教導隊に居た、と言う脳内設定で書いています。
それで形式番号で表記したら少しは雰囲気が出るかな、と…。小細工ですが…。
>>666様、>>667様、有難うございます。なるべく早く、続きを書こうと思ってます。
669通常の名無しさんの3倍:03/11/08 18:52 ID:???
シャア IN 08MS小隊

市街地に配備したガンタンク部隊が苦戦していると言う報告を受け、私は救援に向かった。
が、時既に遅し。3機のタンクは無残に破壊されていた。タンク部隊を死守していたカレンとサンダースの機体も、酷い有様だった。
「曹長、軍曹、まさか君達までもが…」
「た…隊長…申し訳…」
頭部と左脚を失ったカレンのガンダムから通信が入る。
「たった1機のMSです…エースです…」
「わかった。あとは私に任せろ。ホバートラックは生存者の救出を。」
「了解!」
トラックがカレンとサンダースを回収し、走り去る。それとほぼ同時だった。
瓦解しかけたビルの上から、1機のMSが降下してきた。
グフだ。グフのカスタムタイプ、エースパイロット専用機。
短時間の間に何機のMSを撃破したのだろう、まるで返り血を浴びたかのように、どす黒いオイルがべっとりと機体を濡らしている。
「連邦に赤い機体とな…これはまた妙なものを…」
「その声、聞き覚えがあるな…」
グフがヒートサーベルを抜く。私のガンダムがライフルを構える。
「いつぞやの連邦兵…確かシロー・アマダ少尉だったな…」
「今は大尉なのだよ、ノリス・パッカード大佐。」
「覚えておいてくれたか!私は貴公と決着が付けたかった!このチャンスは逃さん!」
グフが突進しながら、左腕のガトリング砲を発射する。装甲を極限まで落し、機動性を上げた私のガンダムは難なく交わす。
ガトリングの砲弾に混じってグレネード弾が見える。ネイキッドMSと化した私のMSなら、直撃すれば致命傷になりかねない。
「ちぃ…」
「まだまだぁ!」
グフの最大の兵器・ヒートロッドが飛び出す。とっさにビームサーベルを抜き、ヒートロッドを切断する。
「やるな若僧!」
グフがシールドごとガトリング砲を破棄する。弾薬切れのようだ。そしてヒートサーベル1本で斬りかかってくる。
わたしのガンダムはライフルを捨て、ビームサーベルを握り直した。2機のMSが鍔競りをはじめる。
「ふはは!面白き戦いである!連邦の若僧にこのような腕を持つ輩がおろうとは!」
「あなたほどの軍人ならば引き際はわかるはず。何故戦う?」
「全てはアイナ様のために…」
ノリス大佐の言葉で一瞬私の腕が緩んだ。その好機を逃すまいと、グフが更に力を入れる。
「ええい…ままよ!」
一瞬の判断だった。私のガンダムのバルカンが、グフの胴体の動力パイプを直撃し、破壊した。これでグフは戦闘はおろか、まともに動く事すらままならない状態のはずだ。
「くぅ…殺せ若僧!私の負けだ!」
「まだ答えを聞いていない。」
「なに?」
「あなたが戦う理由だ。アイナのために…それは主君の為に戦う騎士と言うよりは…娘の為に戦う父親のようだ…あなたはそうやって何からアイナを守ろうとしているのだ?」
暫く返事は返ってこなかった。ノリス大佐の返事より先に動いたのは、あの悪魔だった。
大きな振動と共に、連邦が攻撃していた山が揺れた。MAアプサラスの出現だった。
以前よりも禍禍しい姿になったアプサラス…どうやら完成してしまったようだ。
少しの後、山からザンジバル級の戦艦が飛び立った。
「兵を宇宙へ脱出させる…アイナがそう言った…だからあなたは時間を稼いだ…」
私がノリスに尋ねる。
「あのケルゲレンには多くの負傷兵が乗っている…本国に帰してやりたいというのがアイナ様の最大の願…その願、叶えられるのであれば私は命など…」
私はガンダムの通信機を連邦の周波数に合わせる。交渉が行われたようだ。
一時的な休戦協定。病院船が戦場を離脱するまでの短いもの。だがそれはすぐに破れた。
病院船が空高く見えなくなったその時、アプサラス側で争う声が無線に入ってきた。
『…兄…やめ…願いです…』
『…るさい…死…!』
アイナと若い男の声。そして一発の銃声の後、通史は途絶えた。沈黙を破り、アプサラスが火を吹いた。
「隊長!敵MAが…!ビッグ・トレーを直撃!イーサン・ライヤー参謀は絶望的…」
アプサラスで何かが起こった。
「パッカード大佐、私はアプサラスに行く。ギニアス少将に話がある。アイナも助けたい。あなたはどうする?」
「愚問を!私も同行する!」
私はビームライフルを拾い、ノリスのグフと共に山頂を目指した。

次回、恐らく最終回になるかもです(^^;
670ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/11/08 19:03 ID:???
たまたま旧シャア板を覗いたら…。
ぬおぉぉぉ!! シャアinシローの神様が書いて下さったー!!
…次回が…最終回?! イヤダァ! オイラ、もっと読みたいよぉ…。 
…でも…仕方ありませんね。作品は、神様のモノですから…。
毎回、お疲れ様です。
671通常の名無しさんの3倍:03/11/08 19:40 ID:BDTUQZFd
もっとよみたい!
672(;´∀`):03/11/09 05:14 ID:???
すげえ・・・!!感動した!!age!!
673通常の名無しさんの3倍:03/11/09 11:22 ID:???
ココは神だらけのスレですね
674ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/11/09 15:31 ID:???
ヤザン→ユウ 第十一章 「やり慣れない事は…」

…目の奥がチクチクと痛む。少々、吐き気がする。
急に激しい頭痛が『我に還った』俺を襲った。膝が燃えるように熱く、痛む。
コレが戦闘能力の『代価』に、パイロットが支払う『代償』なのだろう。
EXAM発動時に味わった極上の快楽から、直接地獄の釜の中に投げ堕とされた気分だった。
…最悪ってことだ。規則正しい地響きが、俺の不快感を増加させた。間違い無い。MSの脚の駆動音だ。
機体のレーダーを確認する間もなく、通信を告げるコール音がけたたましくコックピット中に鳴り響く。
宿営地に居るはずのフィリップ機からだった。
ミノフスキー粒子の散布濃度が薄いのか、画像付きだ。驚いたことに、アルフを同乗させている。

「ユウ、無事か?! バカヤロウ! 一人で勝手に突っ走るな! 俺達はチームだろうが!」
「悪かった…済まねえが…も少し小さな声でやってくれ…。頭に響くんだよ…糞野郎が…」
「やられたのか?! オレのブルーが!? 何処を損傷した! 答えてくれ、ユウ少尉!」

アルフの奴が身を乗り出して聞いてきた。俺は体に残る不快感をこらえながら、笑顔を作った。

「…あんたのブルーは拳銃弾三発を被弾しただけだ。…紅いボタンを押した後の感想を、早く聞きたくないか?
 なるべく急いで来てくれ。EXAMのリミッターが作動して、動けないだけだ。…お蔭で助かったがな」
「…馬鹿が…。オレは許可を出した覚えは無いぞ!? EXAMは危険だと言っておいたのに、何を考えて…!」
「言っただろう? 『ブルーを頼む』と…。 お前は俺を信じて話してくれた。俺は信頼に応えたかった…」
「ユウ、三分待ってくれ! こちとら技術者サマを乗せてたのを忘れてた! スラスター全開で行くからな!」
「壊すなよ…フィリップ…。整備の連中が泣くぞ? 一日で三機も面倒見切れません、ってな」
「…その時はオレの名と腕に措いて全機体の面倒を見てやる。急いでくれ、ヒューズ少尉…パイロットが心配だ」
「…舌噛んじゃ嫌ですぜ? しっかり体を固定して下さいよぉ? カムラ大尉ぃ!」

時折ノイズの走る画面の中で、アルフがのけぞるのが、悪いが俺には可笑しかった。
フィリップが、無邪気に笑っていた。…アルフに対する悪意など、全く見られない。
アルフが他人と打ち解けるのに、俺はどうやら一役買ったようだ。思わぬ嬉しい誤算だった。
モニターで外界を確認すると、眼下のジオンの女パイロットは、拳銃を握ったままへたり込んでいた。
…無理も無い。
三分足らずで五機の仲間が、たった一機を相手に全滅したのだ。
大の男でもこうならないとは云えん。
多分、この場から逃走しようと言う気力も失せているのだろう。
連邦の陸軍の女捕虜の扱い方は、お決まりのコースだ。

「何をしてる! 早く隠れるか、逃げろ! あとニ分で俺の仲間が来る!」

…俺も随分、優しくなったものだ。
女が戦場にしゃしゃり出てくるのは嫌いだが、軍が抵抗できない女子供を痛め付けるのは許せなかった。
コロニーの民間人にG-3ガスをばら撒いたりする作戦を立てる様な組織に居たこんな『野獣』の俺でも、
軍人として守るべきルールがあると思っている。
相手は軍人だが、この際は目を…固く瞑ろう。俺は自分に言い聞かせた。
しかし、女は反応しなかった。
…当たり前だ。外部音声出力をONにしてないのだから、相手に聞こえる筈が無い。

俺はハッチを開け、MSから顔を出した。パン! チュゥン! 
…あと10p右にそれていたら、ユウ・カジマの秀麗な顔はザクロの様に紅く割れていただろう。
女はまだ戦意を失っていなかった。俺は腰に装備していた拳銃を素早く抜き、続けて三発撃った。
外す事無く、弾丸は女の胸部に命中した。綺麗な顔をしたまま、女は逝った。
俺は、女の頭から狙いを外した自分に苦笑した。
自分の中に甘さが残っていた気恥ずかしさが、そうさせた。…まだ、俺は『甘い軍人』だな、と。
『軍人』は命令ならば、自分に武器を向ける者は女だろうが子供だろうが何だろうが関係なく、
躊躇せず殺らねばならない。
しかし、ティターンズの気に入らない命令を拒否した俺は…人間のままなのかも知れない。

「やり慣れない事は、するモンじゃ無ぇな…」

フィリップ機の立てる騒々しい音が、すぐ近くまで迫っていた。今日だけでブルーは10機のMSを堕としていた。
体調は最悪だが、悪くない気分だった。
675通常の名無しさんの3倍:03/11/09 15:45 ID:???
>>674
ヤザンキタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
あんた最高だよ!!
676通常の名無しさんの3倍:03/11/09 22:55 ID:???
シャア IN 08MS小隊

私のガンダムとノリス大佐のグフは、山頂付近のアプサラスへと近づいていた。
アプサラスはGMスナイパー部隊と交戦中、いや、一方的な戦いに近かった。
アプサラスのメガ粒子砲の前に、GMのロングレンジライフルも蟷螂の斧だったようだ。
「まさかアイナがこんな戦いをするとは思えんな。」
「当然だ!アイナ様に限ってこんな…」
「ならば、ギニアス少将ならばやりかねんと?」
私の問にノリスは黙ったままだった。
私はアプサラスに接近する。
「私は連邦のシロー・アマダ大尉だ。」
「シロー!?シローなのですね!?お願いです!兄を止めて!」
アプサラスからアイナの声が聞こえる。続いて若い男の声。
「アイナ…私を裏切るつもりか…?悪い子だ!」
どうやらアプサラスのコクピットには、アイナとギニアスの2人が乗りこんでいるようだ。
アプサラスの暴走は、ギニアスの仕業と考えて間違いないだろう。それをアイナが制止しようとしている。
「アマダ大尉!私がアプサラスを抑える!その間にアイナ様を…!」
ノリスのグフがアプサラスの正面から突進し、文字通りアプサラスを押さえて動きを止めた。
「パッカード大佐!今のあなたのグフは通常の半分以下しかパワーが…」
「承知!だがアイナ様を救うのが私の勤め!軍人としてではなく、ノリス・パッカードという人間としての!早く!長くは持たん!」
グフが押さえている間に私のガンダムがアプサラスのコクピットに近づき、ハッチをこじ開けた。
そこには左肩を押さえるアイナと、青白い顔をした青年の姿があった。
私はMSのコクピットハッチを開け、叫ぶ。
「アイナ!迎えに来た!」
「シロー!」
「アイナ…ノリスまでもが私を裏切る…みんな灰にしてやる…!」
「跳べ!私の元へ来い!」
私が叫ぶ。アイナが跳ぶ。彼女を抱きとめる。アプサラスが揺れる。グフが弾き飛ばされる。私のMSはとっさに回避する。
「シロー!ノリスが!」
「アイナ…その腕は…」
アイナの左肩からは、血が滴っていた。銃で撃たれたのだろう、浅い怪我だが出血は派手だ。
が、アイナは気にも止めず、ノリスの心配をしている。
「パッカード大佐ならば心配はない。私がいる以上、やらせはせんよ…大佐も、君も…」
「シロー…」
「…君には申し訳ないが…ギニアス少将には消えていただきたい。いいか?」
アイナはこくりとうなずき、静かに呟いた。
「兄を…眠らせてあげて下さい…」
私のガンダムが移動する。ノリスのグフを背にし、アプサラスに向けてライフルを構える。
「赤いガンダム…そんなふざけたMSに、我が子アプサラスが負けるものか!」
「ギニアス・サハリン技術少将…私からの手向けだ、せめてその愛しい鉄の子宮の中で眠りにつくがいい。」
ためらいなくトリガーを弾く。ライフルから発せられたビームは、まっすぐとアプサラスのメガ粒子砲発射口に向かって行く。

えっと、本編(?)は、これにて終了です(^^;
このあと、エピローグが付きますんで、それが完結編ってことで、ご容赦下さい(^^;
677ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/11/09 23:01 ID:???
風呂あがりに覗いて見たら…。どうもお疲れ様です。
「私からの手向けだ」が、凄くシャアを思わせ、嬉しい限りです。
…ついに本編が終わったのですね…。エピローグを、楽しみに待っています。
お体を大事に、頑張ってください。オイラは次回作も期待してます…。
678通常の名無しさんの3倍:03/11/09 23:11 ID:???
禿しくGJ!!
やっぱりシャアはカコ(・∀・)イイ!!

>>677
某ネタスレでの降臨をお待ちしております
679通常の名無しさんの3倍:03/11/09 23:16 ID:???
シャア IN 08MS小隊 〜エピローグ〜

宇宙世紀0083年。私の知る歴史によると、この年はデラーズ・フリートによる戦線布告がなされるはず。
今私は束の間の平和を楽しんでいる。
1年戦争は、私の知るものと同じく、0080年1月に終結した、ジオン公国軍の敗北と言う形で。
あれ以来私もMSに乗っていない。軍からも身を引いている。もっとも、軍では私は戦死扱いなのだろうが。
山の形が変るほどの大爆発にまきこまれながらも、私は無事脱出できた。軽傷だった。
アイナも無事だった。ノリスも奇跡的に一命を取り留めた。
私は、とある街の郊外に住み、今、窓から街の明りを見つめている。
「毎日同じ景色で飽きませんか?」
私の向かいの椅子に座ったアイナが、編物の手を休めて私に問う。
「ふ…飽きる頃には戦場に戻っているかもな。」
「まあ。」
2人でクスクスと笑う。
「アイナ様、アマダ殿、夕食の仕度が出来ましたぞ!」
エプロン姿のノリスが姿を見せる。
「今夜のムニエルは美味ですぞ!」
「まぁノリス。楽しみですわ。」
「あなたのエプロン姿も板についてきたな、大佐?」
「アマダ殿…大佐はご勘弁下され…」
ノリスが照れるように笑う。
そして『彼』は、突然やってきた。ドアをノックする音。ドアの向こうにたたずむ、男の姿。
黒い上着のフードをスッポリと被り、サングラス、そしてマスクという出で立ち。
「アマダ殿…こやつは…」
「シロー、まさか連邦の…」
2人が警戒する。が、私には彼が何者なのか、わかっていた。
「…君には会いたいと常々思っていたよ。」
私が男の前に出る。男はフードを脱ぎ、サングラスとマスクを外した。
そう、その顔は…以前の私『シャア・アズナブル』だった。
「…ずっとあなたを探していました…」
「…ようこそ、シャア・アズナブル…いや、シロー・アマダ。」
私が右手を出す。彼は懐かしそうな顔で右手を出し、握手を交わした。
今の我々には連邦もジオンもない。
もしこの後「エゥーゴ」に参加するとしても、アクシズを地球に落とすことなどありえない。
そう、私の戦争は終わっていた。彼の戦争も終わっていた。
同じ時を違う道で生き抜いた私達は、これから同じ道を歩くのかもしれない…
「物事を正確に理解できる…これがニュータイプか…」
私は窓の向こうの街の明りを見つめ、呟いた。

シャア IN 08MS小隊 完
680通常の名無しさんの3倍:03/11/09 23:22 ID:???
シャアの方、お疲れ様でした。
すげー面白かったです!!!
681後書きにかえて(*^^*):03/11/09 23:25 ID:???
『シャア IN 08MS小隊』を読んでくださった皆様、応援ありがとうでした(^^)
自分の書いたものを人様に読んでいただけるだけでも感激でしたのに、応援までいただけるなんて…(T▽T)
つたなく、読み辛く、幼稚で、シャア美化しすぎな作品でしたが、最後までありがとうでした(^^)

もし次スレ立ちましたら、この続編として、シローの中のシャアとシャアの中のシローがエゥーゴで活躍する話、書こうかなぁ〜とか妄想してます(^^;

バーニィ&ガトーの神様、ヤザンINブルーの神様、今後の活躍に期待してます(*^^*)
それでは、いつかまたどこかでおめにかかりましょ〜♪

応援、ありがとうでしたぁ♪
682通常の名無しさんの3倍:03/11/09 23:33 ID:???
シャア・アマダの神!! 面白かったです! ぜひエゥーゴ版もお願いシマス。
683通常の名無しさんの3倍:03/11/09 23:34 ID:???
長編乙彼様でした〜!
次スレと言わず、すぐにでも読みたいですよ。ホント
684通常の名無しさんの3倍:03/11/09 23:41 ID:???
シャアSS終了記念…とゆ理由でもありませんが、描いてみました。

http://char-custom.net/cgi-bin/bbs/img/4948.jpg

ヘタレでスマソ…
685ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/11/10 00:00 ID:???
ちょっとネタを投下しに行ってたら…。お疲れ様でした!
次回作のプロット…うわ…楽しみだ…。早く読んでみたいっス!
このスレはマターリ待ちが基本なのに、急かすみたいな真似してスミマセンでした!
体に気をつけてこれからも頑張ってください! マターリ待ちます!
686通常の名無しさんの3倍:03/11/10 00:05 ID:???
>>685
君、いい人だな…
687通常の名無しさんの3倍:03/11/10 01:33 ID:???
>>684
ヘタレなんてとんでもねぇ!!いいモン見させて頂きました!

>>シャアINの神様、お疲れ様です。エゥーゴ編、激しく心待ちにしております!!

688(;´∀`):03/11/10 04:29 ID:???
>>684サン
カッコイイ!!シャア専用陸戦タイプ・・・本当にキット化して欲しい。
>>シャアIN神様
ひょっとしてプロの方でつか・・・?(;゚Д゚)
ガンダムAに是非とも連載して欲しいでつ!!
>>ヤザン様
ゲーセンのZガンダムで何時もヤザンを選択してる僕にとっては
凄く楽しみなSSでつ!(*´Д`)ヤザンの兄貴イイ!!
689通常の名無しさんの3倍:03/11/10 04:34 ID:???
シャアINアマダの作者様乙です
感動しますた・゚・(つД`)・゚・  
既出かもしれないけど・・・

(ズウゥウウウウン・・・)
爆音と共に衝撃波が艦内を揺らす。
まったくやれやれだぜ。出来る事ならこんな酷い目には
お会いしたくないのだか、今回の爆発には思わず神に感謝した。
今、俺の腕の中には彼女がいる。彼女の瞳に俺の姿が映る。
こんな時だってのに締まりの無い顔だ。でも今の俺には
この顔の方がしっくり来る。彼女は本当に眩しい。リアルに感じる。
俺にとっても、過去の『私』にとっても・・・。

「ミライさん・・・いけねえよ。俺みたいにゃぁ奴にはあんたは眩しすぎる。」

「スレッガー・・・」

彼女はそう呟くと目を閉じた。俺は・・・否、俺の中の『私』は
その小さな唇に吸い寄せられる様にKISSをした。出陣前に
思い人と口付けを交わしたのはこれで2度目になった。

・・・イ セ リ ナ 

『私』は只、彼女を失った哀しみの為に唇を交わしているのだろうか?
違う・・・『私』はこの人を愛しているのだ。もう二度と同じ苦しみを
味わいたくない。必ず・・・生きて帰ってみせる。

「じゃあ!ちゃんと預かっておいてくれよ!少尉殿!」

「スレッガー出撃するぜ!」


             (つづく)

691通常の名無しさんの3倍:03/11/10 09:32 ID:???
が、ガルマINスレッガー?!
692593:03/11/10 14:44 ID:???
シナプスinWB

照明弾により映し出されたのは4機のMSだけではない、
この艦も映し出されているのだ。

「艦回頭右20!対空戦闘用意!主砲回頭、照準あわせ!」

「このぉ〜!!」
一機の09が艦に迫ってくる。ジャイアントバズを手に・・・。
そして、その砲口が艦のブリッチを狙ったときだった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・


一条の閃光がブリッチの前を駆けた。その09は、地に落ち、そして火球となって散っていく。

待機していたRX77から放たれたものだ。
残りの2機は動きが止まっている。その隙を突きガンダムが残る2機の内の一機のジャイアントバズを切る。

「全門一斉射!3分後に撤退命令!」
そのとき私は気が動転していたのだろう、3秒後というべきところを3分後といってしまった。

その間にも3機の戦闘は続く、その上空に一機の戦闘機(コアブースター)の姿も見える。
09のうち一機は、砲撃の影響で転倒している。

そして、ガンダムと09が激しく剣を交える。
そして、戦闘機(コアブースター)がビームを放った・・・・その火線は09に直撃火球に変える。

そのとき赤い光が空を染めた・・・・。撤退信号だ。
そしてWBは一機の09を残して飛び去り、オデッサ本部へと向かった。

続く?

祖父急逝のためしばらく書き込みができませんでした、すみません。

P.S
シャアIN08小隊の職人様、次スレ楽しみにしておきます。
693通常の名無しさんの3倍:03/11/10 18:46 ID:???
>>692
すごく臨場感が伝わってきます。グッジョブ!!
694593:03/11/10 20:52 ID:???
「そして」が多いな・・・直さなくては・・・。
695ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/11/10 22:45 ID:???
今日もまた、なんとなく、覗いてみると…。
>>690様、書いているうちに、楽しくなってきます! 是非、続きを!
>>シナプス艦長の神様…。身内が亡くなられて、辛い心境の中の再開、有難うございます。
 続きを楽しみにしています。お体に充分気を付け、これからも頑張ってください!
スレッガールマ編 1


(ゴン!)
痛〜〜ッ・・・そんなに笑うなよ・・・オチビさん・・・え!?嗚呼、ゴメンな
えっと・・・『キッカ』ちゃんだったけ?よしよし・・・そんな顔するなって
折角の美人が台無しだぞ?うわっ!?なんだなんだ!?お前達まで
そんなにくっくなって!!危ないじゃないか・・・ん〜〜何だって?
『キッカ』ばっかりずるいって?あはは・・・しょうが無い奴らだなぁ・・・
ほぅら高い高い〜〜〜!!

『私』もキシリア姉さんやドズル兄さんにこんな風に甘えていたのだろうか?
子供達をあやしながら思い出してみる。末っ子だった『私』は
筋金入りの甘えん坊だっただろうな・・・フフッ・・・ドズル兄さんの気持ちが
解ったような気がする。

連邦軍所属第13独立宇宙艦隊『ホワイトベース』
我々が『木馬』と呼んでいたこの船に『私』は乗っている。
しかも『連邦軍人』としてだ。『木馬』に特攻を仕掛け
武運拙く『戦死』してしまった『私』ではあるのだが、全くもって
『不思議』としか言いようの無い現象が進行している。
ギレン兄さんが聞いたら何と言うだろうか?きっとあのギレン兄さんの事だ
『冗 談 は よ せ 』なんて言うに違いない。
・・・フフッフ・・・思わず笑ってしまった。



「スレッガーさん!子供と遊んでばかりいないで少しは手伝って下さいヨ!」

今度は『フラウ=ボウ』嬢だ。え?何だ?これを此処に置けば良いのか?
解った、解ったよ・・・だからそんなにふくれるなって!そんなんじゃ
あの『坊や』に嫌われちまうぞ!?うわ!!コ・・・コラ!!危ないから
物を投げるなって!!

(ゴ!!)
痛〜〜〜ッ・・・ドアの壁で、おでこをぶつけた所にオタマがまた・・・
このままだと本当にドズル兄さんの『顔』みたいになってしまうじゃないか!
まだこの体のサイズには慣れていないんだ。頼むから勘弁してくれ!
そう思いながら子供達と遊ぶのが内心、楽しくてしょうが無い。
これは・・・やはり『私』が『坊や』だからだろうか?

                   (つづく)
698ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/11/11 00:11 ID:???
ヤザン→ユウ 第十二章 「幸せな、女だな…」

俺はブルーを降り、女の遺骸を見下ろしていた。女の見開いた目を俺はそっと閉じさせた。

「…勿体無ェなぁ…。宇宙人にも一発お願いしたいイイ女が居るモンだな? ユウ?」

サバイバル用の携帯スコップを持ったフィリップが、俺のすぐ後ろに来ていた。
俺は振り向き、苦笑の表情を作った。フィリップは肩をすくめ、『お手上げ』のジェスチャーを見せた。

「戦争だ。仕方無ェよ。それとも俺が死んでた方が良かったか? フィリップ?」
「お前さんが死んだら、誰に俺の背中を任せられるんだ、ユウ? サマナの奴じゃ、ちィと、な…」

フィリップは女の拳銃に視線を移した。殺すまでに至った事情を察してくれたようだ。
相手が抵抗した。俺が拳銃で相手をした。少なくとも、一方的に殺した訳では無い事を。
俺が遺骸を埋めてやる事を提案すると、奴は快く同意してくれた。
…口は悪いが、気のイイ奴だ。コイツも、俺の信頼できる『仲間』に出来る。

「…キジも鳴かずば何とやら、だな…。ユウ? お前さんの先祖が住んでた土地の言葉だ」
「ニホンの格言だろ?『キジも鳴かずば撃たれまいに』だよ、フィリップ」
「…で、そのキジって何だ? 動物か?」
「さあな…。アルフの奴はどうした? ブルーの中か?」
「ああ、素っ飛んで行きやがった。あ、お前さんの事も心配してたがな。
 …案外イイ奴だったんだな、アイツ…アルフ・カムラ大尉殿は」

ジオンの女兵士を埋葬する穴を交替で掘る間に、フィリップが此処に駆け付けるまでに至った経緯を話してくれた。何と奴は、フィリップに頭を下げて、頼み込んだと言う。

「『オレが気に食わないのは知っているが、ユウ少尉のために曲げて頼む!』、なんて
 言われると、何か俺が悪い人の様に思えてな…。飯も食わずに来たんだぜ?」
「あとで何か奢るよ、フィリップ」
「せいぜい楽しみにしておくぜ…っとぉ! 疲れたから交替な? ユウ?」

穴を掘り終え、女兵士の遺骸を埋葬するため運ぶ際に、フィリップは女の胸元に手を突っ込んだ。認識票を、墓標に掛けて置くのに回収するためだ。

「…使い物に、ならねェよ、フィリップ。穴が空いてやがる」
「お前さんに出会ったのが、彼女の運の尽きってワケだな…」

金属製の2枚の認識票には見事にそれぞれ一つずつ穴が空いていた。…俺の拳銃の弾の仕業だった。着弾の衝撃でひしゃげている。
フィリップは認識票の鎖を女の首から外し、自分の手に掛け、遺骸の両肩を持った。俺は脚の方を持つ。アルフが、ブルーの状態の確認を終えたのか、近寄って来る。

「済まねぇな、アルフ大尉…。この女を埋めるまで、待っててくれるかい?」
「…何かオレに、出来る事は無いか? …見ているだけでは、な…」
「大尉は、この認識票を持って来て下さいや。俺達が、運びますから」

女を埋め、破壊したMSのパーツの破片で十字架の墓標を作り、認識票をそれに掛け、三人が黙祷を捧げると、一連の簡単な葬儀は終了した。

「幸せな、女だな…」

アルフが呟いた。フィリップと俺は、静かに頷いた。俺の破壊した後のMSは、コックピットを重点的に狙っていた。ミンチの様になった奴も居れば、ミサイルで焼かれた奴も居る。ビームサ−ベルで貫かれた奴は、塵すらも残っていないだろう。
綺麗な顔のまま、誰かに見送られて、逝けた。例えそれが敵でも。
言い訳などしない。『俺』が全てやったことだ。この結果は俺の選択が招いた事だ。それをEXAMの発動の責任にしてしまうと、俺が乗っている意味が無くなってしまう。

「…ブルーの再起動に成功した。両膝のショックアブソーバーにガタが来ている以外には、
 大きな問題は無い。宿営地までは持つ。…オマエ達には悪いが、一つ仕事を頼みたい」
「07の鹵獲でしょう、大尉? 『蒼い死神』の大戦果だ! やったな、ユウ!」

フィリップが軽く口笛を吹いた。俺はアルフに頷くと、もう一度、墓標を見た。
ただの自己満足や偽善に過ぎないかも知れないが、許してくれ。明日は我が身かも知れないのだから。
そう心の中で呟くと、俺は二人の肩を抱き、帰還を促した。

「帰ろうぜ! 腹が減って仕方が無ェ! 醒めたピザでも残ってりゃあ御の字だ!」
699ヤザン厨 ◆m.tZEiK9RI :03/11/11 00:14 ID:???
有難う御座います! 続きを書いて下さったのですね! 
スレッガールマ編、期待してます!
700通常の名無しさんの3倍:03/11/11 00:25 ID:???
ヤザンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
スレッガールマ編の某>>1でつ。今後、ご期待に
添えるかどうか解りませんが、頑張ってみようと思います。
が・・・頑張ろう・・・(ドキドキ・・・)





スレッガールマ編 2


「・・・以上だ中尉。以後気を付けてくれ・・・。」


はいはいブライトさん♪いつものように軽く小言は流す。
「中尉・・・確かにあなたは私より」
年上だが、階級は私の方が上なんだろ?解ってるって!艦長殿!
(ビシッ!)芝居がかった敬礼をする。傍で一緒に叱られて?いた
オチビさん達も俺の真似をする。思わず吹き出すミライさん
それを睨むブライト艦長。カイが後ろでニヤけている。
いつもの風景だ。苦虫を噛み潰したような顔をしているブライト
そう言えば本当の『私』だった頃も彼と似たような経験をした事がある。
無論、『私』の場合はザビ家の御曹司という肩書きがあった為、
表立って非難された事は無かったのだが。いくら縦割り社会の軍隊とは言え
『私』だった頃、若造に使われる古参の兵がこぼす愚痴は嫌でも耳にするものだ
そんな空気に急かされ『私』は手柄を立てる事に必死だった。
その事で良くキシリア姉さんに窘められた事も一度や二度では無かった。
しかし、同窓のシャアが実力で軍功を挙げるのを聞き、居ても立ってもいられない
気持ちになっていたのは事実だ。シャア・・・貴様は今何処にいるのだ?

「聞いているのか?スレッガー中尉!!」

はっ!よーく解りました!もう一度、青筋を立てているブライト艦長に
敬礼をする。足元のオチビさん達もやっぱり俺の真似をした。
今度は流石のブライトも噴出してしまったようだ。ブリッジに笑い声が響く。
『戦争』をしている事を忘れてしまいそうだ。
                     (つづく)
703エア ◆erAIR/cExw :03/11/11 12:15 ID:???
このスレ・・・保管庫っている?
704通常の名無しさんの3倍:03/11/11 12:34 ID:???
欲しいね
705通常の名無しさんの3倍:03/11/12 20:31 ID:???
マターリ神待ちage…。ウワァァァァァァン! (;∀:)
706書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/11/12 21:26 ID:???
バーニィパート(その40)

「・・・着いちゃったか」

嫌な事を、しなければいけない時間と言うのは、あっと言う間に来る。
一年戦争の頃はソロモンと呼ばれていた宙域に着いてしまった。

連邦は観艦式をやっているとかで
その演説の通信が思い切り入る。

しばらく演説を聞いていたが

「・・・何言ってるかわかんない」

別に俺の頭が悪いわけじゃない。
・・・・・・・・・はずだ。

「カリウスくん」
「はぁ、なんですか」

「要するにあれか、この演説の内容ってのは」
「はぁ?」

「”俺達連邦ってすげーなー”って言ってるだけじゃないのかな」
「・・・まぁ、そんな感じだと思いますけど」

「へー」
「・・・・前々から思ってたんですけど」

「何々?」
「中佐って・・・ひょっとして馬・・・もとい・・・頭が悪・・・
でもなくて・・・脳の回転が常人よりも・・・何と言うか・・・
スローリーでらっしゃいます?」

「ん〜?それって褒めてるの?」
「・・・・・・はぁ・・・・・・・・・」

「どうしたの?溜息なんてついて」
「・・・・・・・・・中佐はきっと、長生きすると思います」

「えへへへ〜そうかな?」

褒められて良い気分だ。

「じゃ、まぁ、行くか」

戦闘開始だ。

つづくかも
707書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/11/12 21:36 ID:???
また失敗しました。
バーニィは中佐じゃないです。

ここでのバーニィはそんな器ではありまそん。
まだ少佐成り立てです。

それもハゲ閣下が作戦を遂行させる為に
餌と言うかそんな感じで仕方なく昇進した感じなのです。


それはそれとして、せっかくなので近況を。

どうにも多忙で困っちゃいます。
名無しさんでトミノえもんスレとかに書き込むとかは気楽にできるのですが。

しかし、職人さんが沢山増えた状況で安心してます。


お話をそろそろ書かないと・・・
とか思いつつ
日本ブレイク工業関係で全13話ぐらいでお話書きたいなー
とか思っちゃったり。

妄想を広げて13話分のプロットができたものの、
どこで発表すりゃええんじゃあああ!?
とセルフ突っ込みをしてみたり。

まぁ、のんびり、マターリ行くです。
708ヤザン厨 ◆fACt0Nk7D. :03/11/12 21:55 ID:???
>>707
に、日ブ工で13話分ですか…。面白そうですね! 読んでみたい!
ケミカルアンカー準備よし! とかシチュエーション、タップリいじれそうですから。
709ヤザン厨 ◆fACt0Nk7D. :03/11/12 22:05 ID:???
…何故オイラの鳥が変わってるの? IEのせいか? どうして? WHY?
あ、スミマセン…。書いている人様、スレッガールマ編の神様、お疲れ様です。
>>703様、>>704様、>>705様スミマセン…。有難う御座います!
710高石のカリスマ(692):03/11/12 23:00 ID:???
シナプスinWBを書いてる香具師ですが、今回コテつけてみました。
これからもよろしくお願いします。

P.S.ヤザン厨殿毎回レス&励ましありがとうございます。
  毎回へたくそな文章しかかけませんが、なにとぞ長い目で見てやってください。
711ヤザン厨 ◆fACt0Nk7D. :03/11/12 23:10 ID:???
ご丁寧に、有難うございます。これからも頑張ってください!
712通常の名無しさんの3倍:03/11/12 23:12 ID:???
ここは凄い入れ替えなインターネッツですね
713ヤザン厨 ◆fACt0Nk7D. :03/11/13 01:14 ID:???
ヤザン→ユウ 第十三章 …気のせいだろう。

「膝以外の異常は…無いようだな」

俺はブルーのコックピットに戻り、各種計器をチェックした。特定部位、特に各部アクチュエーターの
表示がグリーンから、イエローに変わっている。膝の部分が、危険を示すレッドだ。俺は溜息を吐いた。

「…怖ろしくコストパフォーマンスに欠ける機体だぜ、コイツは…。EXAMなんて外しゃ…」
『仕方ないわ。…このMSはEXAMを基本OSとしているもの…。機体の方を合わせるしかないの』

俺は口を閉じた。ブルーに乗ると言うアルフを宥めて、フィリップ機に乗ってもらった理由は、
この『マリオン』と対話する為だとは、現段階では奴に明かせなかった。
俺は静かに目を閉じ、心の中にEXAM発動時の戦闘のイメージを作った。
この娘が本当にNTなら、これだけで、俺の言いたい事が理解できるはずだ。

『あれは…わたしの意志じゃないの…。 EXAMが…わたしに…強制を…だから…わたし…』
『…泣くな。解った。それだけ聞けばもう充分だ。責めたりして済まん…』

思わず拳を握り締めた俺は、クルスト博士と言う奴を無性にブン殴りたくなってきた。
俺の脳裏に、苦痛に耐えながらもモーゼス・クルスト博士の期待に応えたい一心で
EXAM開発の被検体になり続けた『マリオン』の辛さの『ビジョン』が、飛び込んで来たからだ。
彼女が実験中、素晴らしい反応数値を叩き出すごとに喜んでいた博士が、段階やレベルが進む
うちに深刻な憂い顔をする様になり、やがては狂気染みた憎しみすらNTに対して、抱くように
なった事。そして何よりも俺が哀れみを感じたのが…。

『大尉は…優しい人…。どうして…そんな人が…人を…殺せるの?』

彼女はそれを全て解っていた事だった。14の少女がこんな悪意に満ちた行為に耐えられるはずが無い。
EXAMは旧人類、OTの『対NT戦闘』のために用意された、戦闘能力に特化した人間を撰び出すOSである
事を、彼女は全て『知っていた』のだ。認識力の拡大したNTの宿命と言えばそれまでだ。だが、残酷
過ぎる。戦争は、大人の都合でやるモンだ。…少なくとも、明日を担う子供が付き合うモンじゃ無い。

『…どうして、俺にこんな物を見せる気になった?』
『大尉は…解ってくれると思ったから…。大尉は…『目覚め』かけているから…』
「止めろ! マリオン! これ以上俺に構うな! もういい! 用がある時は俺が呼ぶ!」

俺は恐怖していた。自分がNTになってしまうかも知れないことが。俺は、無神経な人間でいたい。
もし、戦場で向かい合った人間の全ての事を理解して、俺はそれでもそいつを殺せるのだろうか?
…出来る奴は狂人か、よっぽど他人に無関心な人間だけだろう。共感能力が欠如した奴等だ。

『…叫ぶ理由が解ったぜ…マリオン…。辛いんだな…。怖いんだな…。「自分」が…』
『大尉は…解られたくないの?…解りたく…無いの?』

俺は応えず、MSのフットペダルを踏み込んだ。自分の意志でも無いのに戦闘を強制させるEXAM。
それを解って貰いたいのに、向かってくる敵。その全てを感じ取り、恐怖する『マリオン』。
俺はそんな辛さは御免だった。『生き残る快感に目覚めた人でなし』のままの方が楽でいい。
俺は俺以外のモノに為るのは正直、御免だ。俺は『ヤザン・ゲーブル』なのだから、死ぬ時も
俺のままで居たい。『確実な先読み』なんて抜かすインチキな能力などクソ喰らえってモンさ。
…己に恥じる処無く、逝きたい。最後にシミ一つ無い心意気だけを持っていくために。

『マリオン…。いいか、俺が、人殺しをしているんだ。オマエの責任じゃあ、無い。たまたま、
 傍にオマエがいるだけだ。もう…悩むな。悪いのは、俺を含めた…戦争をする大人だ』
『…有難う…大尉…』
『怖かったら、俺を感じろ。敵よりも、俺の方が怖いからな? 何せ、俺は戦争を楽しんでる』
『…うん…』

俺の頬に、何か暖かく、柔らかい何かが一瞬、押し付けられた感じがした。…気のせいだろう。
何故か気恥ずかしくなった俺は、機体を気遣い、緩めにフットペダルを踏む。
この歩行ペースでも、先行するフィリップ機に追いつくには、時間は懸からないだろう。
714ヤザン厨 ◆fACt0Nk7D. :03/11/13 01:16 ID:???
今回は、忘れてください。 見直すと…電波がかなり凄い事になってます。
715通常の名無しさんの3倍:03/11/13 01:20 ID:???
ヤザンキタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
しかも今回は少々萌え風味(*´∀`)
716通常の名無しさんの3倍:03/11/13 02:35 ID:???
ヤザン厨氏のヤザンへの愛を感じるなあ
717(*´∀`):03/11/13 05:28 ID:???
マリオンタソハァハァ・・・w
ヤザンタソハァハァ・・・w
萌えました!(*´∀`)・゚・
スレッガールマ編 3

「中尉には感謝するわ・・・」

え?セイラさん?今なんて・・・?
オチビさん達を寝かしつけた後、当直のハヤト達と共に
MSデッキに向かう途中での事だ。偶然、乗り合わせた
エレベータ内で彼女の言葉を耳にする。

「そうですね。僕も中尉には感謝しています。」

今度はハヤトがそう言った。な・・・何だよ?お前達・・・照れ臭エな!
急にそんな事を言い出すなんてよ!煽ててもなんも出ねぇぞ!
顔を見合わせるセイラとハヤト。その中央に俺がいる。

「リュウさんが居なくなってから一時はどうなるかと思いましたが
 もう安心ですよね?セイラさん?」

「え・・・ええ・・・」

俯きながらふと悲しげな表情を見せるセイラ女史。リュウ・・・!?
嗚呼、俺が配属される前に『木馬』にいたパイロットの事か。
そう言えば何も奴の事は聞いて無かったな。ちょっと聞いてみっか!

「なあ・・・そのリュウって奴はどんな奴だい?俺よりも良い男かい?」

『私』だった頃よりも随分容姿が落ちてしまったが、今でも
伊達男のつもりの『私』である。軽い気持ちで聞いてみた。

「リュウさんは・・・」

ハヤトが口を開く。それを制してセイラ女史が話し始めた。

「・・・そうだったのか・・・なんか悪い事を聞いちまったな。」

首を振るセイラ女史。ハヤトは涙ぐんでいた。
そして『私』も心の中で泣いた。敵のパイロットが
身代わりに死んだだけの事だが何故か
胸が張り裂けそうになった。

「なーに!俺が居ればもうそんな心配は無用だぜ?へへっ・・・安心しなw」

親指を立てながら歯を見せてやる。さあ行くぞ!ハヤト!
セイラさんよ?あんまり悩むと体に毒だぜ?
男の事で悩んでる相がまた出てるぜw
そんな軽口を叩きエレベーターを後にした。
                  (つづく)
719通常の名無しさんの3倍:03/11/13 08:32 ID:???
朝っぱらから乙!!
720通常の名無しさんの3倍:03/11/13 12:34 ID:???
物鰈様
721ヤザン厨 ◆fACt0Nk7D. :03/11/13 23:20 ID:???
スレッガールマ編の神様、早朝早々、お疲れ様です。
プレッシャーから解き放たれたガルマの素直な心境が、伝わってくるようです。

…オイラの突然の毒電波の発生により、前回にグフの鹵獲について書いてませんでした。
フィリップ機が一機で引きずって先行してると解釈してくれると、有り難いです…。
722ヤザン厨 ◆fACt0Nk7D. :03/11/14 02:05 ID:???
ヤザン→ユウ 第十四章 「それに?」

俺はフィリップに追いつき、右に廻って07を担いだ。アルフは『ブルーに負担を掛け過ぎるな!』
と、釘を刺すのを忘れなかった。…フィリップは苦笑いしていた。アルフに悪意が無いのが救いだ。
宿営地に着いた俺達は、待機していたサマナから夕食を受け取った。…冷めたハンバーガーだ。
仕方無い。別に支給されるはずのパイロット食に期待しよう。
俺達の野獣のような喰いっぷりをニコニコしながら眺めていたサマナが、ニヤ付いた顔をして、俺の腹を小突いてきた。

「モーリン伍長が、取っておいてくれたんですよ。後で礼を言って置いて下さいね?」
「おいおいサマナ君? お前が取っておいてくれたんじゃないのか?」
「フィリップ少尉とアルフ大尉の分は、僕が確保したんですよ? もちろん、ユウ少尉のも?」
「なんだ、ユウの分がもう一つ有るのかよ? ウラヤマシイことで…」

俺はその『モーリン伍長』が誰だか見当も付かなかった。ユウ・カジマとイイ仲らしいと言うのは解る。
ただ、どんな顔をしているかがわからない。礼を言おうにもそれではどうしようも無い。
深刻そうな表情で俺が黙ったのを見兼ねたのか、意外にもアルフが声を掛けてきた。

「…オマエ達のオペレーターを担当している、モーリン・キタムラ伍長がか? サマナ准尉? 」
「アルフ大尉…もしかして興味が御ありで? ユウ、サマナ君、ライバル出現だなぁ?」
「いや…違う…。もし、ユウ少尉と親しい仲なら…悪い事をした、と…」

意味深にアルフは俺の顔を見た。…俺の事について何か感付いたらしい。俺はそれに気付かぬ振りをしてサマナに答えた。

「解ったよ、サマナ。モーリン伍長には礼をキチンと言って置く。お前にも、な」
「…ユウ、本当に、頭、打ったのか? モーリンの事、伍長なんて階級つけて呼ぶなんて…」
「モーリン、僕にこぼしてました。 ユウ少尉に『お嬢ちゃん』って呼ばれたって…。ショックだったみたいですよ?」
「…EXAMの影響だろう…。一時的な記憶の混乱だ。…心配無い。すぐに慣れる」

確定的だった。『俺』についてアルフは何かを掴んだのだ。奴の知っているユウ・カジマと『俺』との決定的な違いを。俺はアルフの目を見た。アルフの目元が、柔和に笑っていた。
どうやら、この場を収拾してくれるらしい。俺はアルフに小さく頷いた。この場は俺に任せてくれ、と言う意思を込めたつもりだ。

「…ちいと06とやり合った時に、ショルダーアタック受け損なってコケちまってな…。
 ほら、お前らが包囲された時だ」
「ユウ、それなら医者に診てもらった方がいいんじゃないのか?」
「そうですよユウ少尉…。脳はそれはそれは複雑な構造で…」

俺は顔の前で手を振り、微笑んだ。お医者サマに診てもらっても、コレばっかりはどうにもならない。

「いいよ、フィリップ、サマナ…。作戦に支障が無ければ。俺の腕、見ただろ?」
「…そうだな。何時にも増して、凄かった。それは認める。優秀な、パイロットだ」

アルフが口を挟んだ。言葉どおりに取れば、ユウ・カジマではなく『俺』を褒めていた。フィリップとサマナは、なおも言葉を継ごうとしたが、アルフが機先を制した。

「…ブルーのことでユウ少尉と話がしたい。軍機にも関わるので、済まないが…」
「解りました、大尉殿。…ほれ、サマナ君、行くぞ?」
「フィリップ少尉…。何時までも『君』付けは困りますよ…。最近整備の女の子にも…」

フィリップとサマナは、ふざけ合いながらミデアの中のパイロット待機室へ向かっていった。MS駐機スペースに残った人間は、俺とアルフの二人しか居ない。…潮時だろう。アルフが口を開く前に、俺は口を開いた。…腹芸は、苦手だ。速攻でケリを付けたい。

「ユウ・カジマはこんな口の聞き方をせず、もっと寡黙で聞き分けの良いパイロットのはず、だな?」
「…ああ。『するな』と言われた事はしないパイロットだ。冗談も余り言わん…。それに…」
「それに?」

アルフが顔を赤らめた。…男が照れているのを見るのは正直言って気持ちが悪いが、人付き合いに慣れていないコイツには、余程、言いにくい事なのだろうと俺には推測できた。
俺は『29歳のイイアンちゃん』、『ヤザン・ゲーブル』だ。…人生経験はそれなりに有る、つもりだ。
723(*´∀`)ウホッw:03/11/14 06:41 ID:???
良いヤザンw
アルフ・・・頑張れよw
724 ◆erAIR/cExw :03/11/14 18:35 ID:???
保管庫作ってみるから前スレのログとかプリーズ。
725通常の名無しさんの3倍:03/11/14 19:25 ID:???
>>724
加筆/修正はOK?NG?
726 ◆erAIR/cExw :03/11/14 19:27 ID:???
OKかな?
727 ◆erAIR/cExw :03/11/14 19:40 ID:???
時々入る作者の言葉は入れたほうがいいかな?
728通常の名無しさんの3倍:03/11/14 19:53 ID:???
ヤザン厨さんのツッコミは美味しいですからね〜。
自己レスは保管庫に入れても良いのでは…
729 ◆erAIR/cExw :03/11/14 19:56 ID:???
>>728
「自己レスはいれる」

わかりやした。来週までにはできるかと思われます。
730通常の名無しさんの3倍:03/11/14 21:32 ID:???
わくわく
731ヤザン厨 ◆fACt0Nk7D. :03/11/14 23:37 ID:???
ほ、保管庫ですかぁ! お、オイラ…う、嬉しすぎますぅ…!
『書いている人』様のバーニィ・ガトーの導入部が…読める!
前スレが…読める! 神様達の作品がまとめて読める!
…こんなに嬉しいコトは無い…! 皆様、有難うございます!
732通常の名無しさんの3倍 :03/11/15 01:19 ID:RkE5dQyg
微妙に保守
733 ◆erAIR/cExw :03/11/15 09:11 ID:???
いや、その前に誰か前スレのログ上げてくれないと・・・
734通常の名無しさんの3倍:03/11/15 12:18 ID:???
983までのならあるけど。とりあえずストーリーは全部入ってる。
専用ブラウザのdatファイルでもいいの?
前ログ補完計画age!!

スレッガールマ編 4

一方・・・その頃、連邦軍本部ジャブローの一室では・・・

「閣下、良い実験データが取れましたな。」

「ふっふふ・・・我々が投資した金も無駄では無かった様だな。」

「はい。これで『強化人間計画』も次の段階に進みます。しかし閣下
 レビル派の奴らに少し付け込まれましたな。」

「うむ・・・だが、補充要員として我々が用意したモルモットを上手く
 船に乗せる事には成功した。今回の所はそれで良しとせねばな。」

「ニューヤークの掘り出し物がこんな所で役に立つとは思いませんでしたな。閣下」

「ふっ・・・移殖がこうも簡単に成功するとは・・・所詮スペースノイドと言う事か。」

「あっはははははは・・・」

===================================

「あれ?スレッガーのおじちゃんこんな所に禿げがあるよ?」

「え!ウソ!どれどれ?あー本当だwやーいwハーゲwハーゲw」

「こら!キッカ!レツ!スレッガーさんに失礼でしょ!誤りなさい!」

いや・・・いいんだよ・・・体の傷は男の勲章だってね。
これで少しは俺も偉くなったかな?あは・・・あはは・・・はは・・・
(ちっくしょおお・・・キッカの奴もう肩車なんてしてやらないぞ・・・泣)

(だから何時も帽子被ってたんだな・・・スレッガー・・・
 解るぞ・・・俺も艦長になりたての頃は抜け毛が多くて・・・泣)

・・・なんかブライト艦長が同情の眼差しで俺を見てきた・・・
うう・・・もしかして凄く良い人なのかもしれないな。艦長さん・・・
これからはもう少し言葉使いに気を付けよう・・・
『私』だった頃は指で髪を弄るのが癖だったんだが、何でよりによって
こんな所に『禿げ』があるんだ?・・・鬱だ・・・
                      (つづく)
736通常の名無しさんの3倍:03/11/15 14:16 ID:???
ttp://www.42ch.net/UploaderSmall/source/1068873173.zip
これでいいのかな?駄目だったら言ってくださいませ。
737734=736:03/11/15 14:48 ID:???
書き忘れ
>>736は今日いっぱいで消すのでよろしく
738通常の名無しさんの3倍:03/11/15 15:46 ID:???
>>736

何のDAT?
739通常の名無しさんの3倍:03/11/15 15:49 ID:???
>>738
前スレ
740通常の名無しさんの3倍:03/11/15 16:13 ID:???
       ____)__
     ,. ´     `  ` 、
   ./        _   _ \
  /        _   ̄  _ ヽ
  /イィィ,,.,.,.,.,.,      ̄ ̄    !
 f/ノノノノノノノ  ヘ.__ j  jノ__ノ
 |///////   _ (__ ゚_>` __( ゚_イ
 .!|.|i/_^ヽ|_'___r⌒ y'  ヽ^)|
  !|| fニ> ::::::  `ー'゙ (_`___)ノ
   ヽ.ニ` :     /_ノ/川! /      殴ったね・・・・・・
    __ノ 、    / ヾ---'´ ノ
 __ノ \l `   ____,/
       \    ノ リ.|`ー--
        \   .//
/ , , , , , ,         __ ___` 、
,//////ィ                 ヽ.
ノノノノノノノl    /\        , -、 !
///////l   ",二ヽ.二_ヽ.  l  lノ_へノ!
//////ノ       (_jリ ゙T`’ノ / (rリ`y゙
ソ´,-、\|   -` ー--‐ "  __{ ー-'{     フネにも
| ,f^ソ |____/ ゙̄ヾ"´  \^ヽ. |
| に(        l    j ,..   ヽ |.|    殴られたことないのにっ!!
\` ' j       `ー-‐' イ_ `  ノ'" i
  ゙‐-'        /,. ‐-、/TTT||  ノ
   _}       / |----二ニフ ノ
  人\ ヽ.        ! r'二ヽ / /
_「  \\ `  、   ` ̄ ̄/
     \\        Ti"
       \\     ノ | |\
741通常の名無しさんの3倍:03/11/15 17:33 ID:???
       i >>740
      く  それが甘ったれだって言うんですよ!!
      厶 殴られもせずに一人前になった人間が
       ヽ いるもののですか、と言う事も理解できないと君は!!
______ -        √
:ノ(::::::::::::::::::::::\、⌒ レ'⌒ヽ/   
:⌒::≡==" "=|    _,,...-
::::::::|-==・ナ=|==・|  ∠_:::::::::
::::/`ー ,(__づ、。|    ,-、ヽ|:::::::::
:/ 三  : : : :Ξノ    |・ | |, -、:
:|  =======イi 。 ゚r ー' u 6 |::
:|  ||( ̄`' )//。,,,, i ||| u '-
:|  ``====イ ' (__ ヽ 、 u
======(∀)=:::/\ヽニニニ
:::::::/     ヽ:::i  /;;;;;;;;;;;;;;;;;
742 ◆erAIR/cExw :03/11/15 19:05 ID:???
形はできた・・・けどやっぱり>>736 はわかりづらい・・・DATじゃないのないかな?
743通常の名無しさんの3倍:03/11/15 23:42 ID:???
744736:03/11/15 23:43 ID:???
>>742
これ以外持ってないよ
745 ◆erAIR/cExw :03/11/16 00:39 ID:???
>>743-744

ありがとう。
なんとかガトーinワイズマンはできたよ。

明日の夜に仮アップしてみる。
前ログ補完計画age!!
◆erAIR/cExw 様・・・本当に有り難う御座います。(*´∀`)ノシ

スレッガールマ編 5

このシート少し堅いな・・・やはり『私』専用のドップの様には
いかないようだ。そう思いつつコアブースターの照準を睨む。
「ピピピ・・・」よし!喰らえ!

「スレッガーさんかい!?はやい!!はやすぎるよ!!」

カイの声。くっ・・・思わず反駁する。
『私』が焦っているだと!?『私』は冷静だ!!

=========================

「各員ご苦労。帰還しろ・・・アムロ良くやったな・・・。」

流石は連邦の『化け物』地上で戦った記憶が甦る。
肌に粟がたっていた。

「中尉お疲れ様でした。最初はどうなるかと思いましたが流石に
 射撃の腕は素晴らしいですね!」

「ああ・・・中尉にはキャノンの方が相性が良いんじゃないの?」

あはは・・・スマンスマン。つい焦っちまってな。俺はMSよりも
飛行機の方が好きでね。それに女のケツを追いかけるには速い方が
良いから、この機体は悪ィけど譲れねえなぁ・・・あははは・・・

「へへへ・・・そりゃそうだw」

「不潔ですよ・・・中尉・・・」

「あはは・・・」

軽口を叩きながら帰還する。『元』我が軍の残骸を目にして
呟く。許せ。掌をこめかみにもっていく・・・
シャア・・・貴様は本当の勝利の栄光を知っているのか?
敬礼をしつつ戦場を後にした。
              (つづく)
747書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/11/16 11:19 ID:GH7SxAX8
バーニィパート(その41)

「お前らは陽動!お前らは俺を守れ!!」

字面だけでは誰が誰だかわからない指令を出す。
本当はジェスチャーとか声の抑揚とかで、誰が誰だかわかるんだよ。
そこら辺、わかったかな?


陽動のお陰か、私と部下二名は何事も無く、
コンペイ島の近くまで来る事が出来た。

ザクの残骸やドムの残骸が沢山ある。
モビルスーツの墓場って感じで、不気味だ。

同じ様な印象を受けたのか、名も無い(そんなの忘れた)
部下の一人が思わず呟く。

「ここはまだ・・・ソロモン戦の名残がこんなにも・・・」
「聞いた話じゃ、すごい激しい戦闘だったらしいね」

「・・・少佐もあの時、いたじゃないですか・・・」
「・・・あー、そう!そうだったよな!俺、ソロモンの悪夢!よろしく!あははは」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「・・・こっ、この海は泣いているのでしょうか・・・」
「何言ってんだ、海は泣かないぞ・・・潮は吹くけどな」

自分的には会心の下ネタでげらげら笑う。

回線からすすり泣きの声と「・・・貧乏くじだ・・・貧乏くじだったんだ・・・」
と言う声が聞こえる。


赤面しながら
「ほっ!ほら!お前ら!さっさと着いて来ないか!」

つづくかも

職人様がた、いつも楽しく読ませて頂いてます。
まとめサイトを作って下さる◆erAIR/cExw様もありがとうございます。
748通常の名無しさんの3倍:03/11/16 12:14 ID:???
カリウスが気の毒に思えて仕方ない・・・
カリウスタン・・・(つД`)・゚・
750(゚∀゚):03/11/16 14:07 ID:???
スレッガールマ編 6


「ガルマ・・・聞こえているなら君の生まれの不幸を呪うがいい!!」

「なに!どういう事だ!シャア!?」

「君はいい友人だったが、君の父上がいけないのだよ!!」

「シャア・・・謀ったな!!シャア!!」

「はっははははは・・・」

「私とてザビ家の男!無駄死にはしない!!喰らえ!!」

(どごーん!!)

『木馬』のメガ粒子砲が特攻を仕掛けようとする『ザンジバル』を
貫いた。思い知ったか!シャア!『俺』が乗っている船に特攻なんて
仕掛けるからだよ!!あはははは・・・なーんてお上手なんでしょ僕w
うん?なんだこれは・・・血?頭から血が・・・!?
どういう事だ!?やられたのは・・・『私』なのか!?
嫌だ!死にたくない!助けてくれ!イセリナ!
うわぁあああああああああああああああああああっ!!!

跳ね起きた。夢だったのか・・・。
やれやれ・・・嫌な夢を観ちまったぜ。
あの船にシャアが乗ってるとは思えないが、
ハヤト達の言葉によれば間違いなくシャアの戦法だという。
ふふっふ・・・まさかな・・・確かに似ているが・・・
(ブルッ!)寒い・・・汗をぐっしょりかいていた。
額から出血したと感じたのはこの所為だったのか。
・・・シャワー浴びてくるか。しかし自室にシャワーが無いとは
不便な事この上ないな。ぶつぶつ呟きながら支度をする。

えっと・・・此処だな?シャワールームに着いた。
うん?誰か居るみたいだぞ?え?あの後姿は・・・まさか!?

ミ ラ イ さ ん !?
            (つづく)

751通常の名無しさんの3倍:03/11/16 14:17 ID:???
ザンジバル?
752ヤザン厨 ◆fACt0Nk7D. :03/11/16 14:46 ID:???
ネタを投下している間に、こんなにも…。
書いている人様のバーニィが…。壊れすぎてて…大笑い。部下の離反もあり得るか?
でもオイラ、そんな『人間』らしいバーニィが大好きです。柔らかくて…ふんわりして。

スレッガールマ編の神様…。強化人間計画の一端…。脳移植でしょうかねぇ…?
楽しみです。キャメルパトロール隊の戦闘を終えたガルマは、シャアの現在乗って
居るだろうザンジバルを破壊する夢を見た。しかし記憶にはガウで突っ込んだ情景が
残っている…。強化措置の齟齬(そご)が出てきましたね…。楽しみだ。
753 ◆erAIR/cExw :03/11/16 17:15 ID:???
今日、ちょっと買い物行で忙しかったんで完成遅れるかもしれんです・・・。
754通常の名無しさんの3倍:03/11/16 17:32 ID:???
うほ!すごいスレをハケーン!!


スレッガールマ編に激しく期待してます。
755書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/11/16 18:06 ID:???
ところで皆さん。
現在容量が459k位らしいのですが
500kでスレが終わると思うので、

次スレのタイトル及びテンプレを募集したいと思います。
実はそこまで行くとは思ってなかったので感無量です。

タイトル案
【お前が】キャラを入れ替えるスレ3人目【俺で】
【貴様が】キャラを入れ替えるスレ3人目【私!?】
【おぬしが】キャラを入れ替えるスレ3人目【小生!?】

まぁ適当に。


テンプレはこんな感じで。最初の文章に入れなきゃ
いけない事もっとありますかね?
これもまぁ適当に。


バーニィとガトーを入れ替えるスレ、その3です。
あのキャラと、このキャラを入れ替えたらどうなるんだろう?
せっかくだから俺はこの赤い彗星を入れ替えるぜぇ!
とか、あなたの小ネタから小説まで、色々と書いて下さい。

前スレ
【俺が】キャラを入れ替えるスレ2人目【お前で】
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1053550124/

前々スレ
バーニィとガトーを入れ替えてみる。
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1039743467
756 ◆erAIR/cExw :03/11/16 18:43 ID:???
とりあえず、仮アップ。

保管庫
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/2136/
757通常の名無しさんの3倍:03/11/16 18:53 ID:???
>>756
乙ぅぅぅ!!
758書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/11/16 18:58 ID:???
>>756さん
乙です!
忙しい中を本当にありがとうございます!

次スレのテンプレに入れさせて頂きますね。
759ヤザン厨 ◆fACt0Nk7D. :03/11/16 20:38 ID:???
◆erAIR/cExw様、お疲れさまでした!
どうも有り難うございます…。オイラ、感無量です…。
760エア ◆erAIR/cExw :03/11/16 23:24 ID:???
更新は毎週日曜日ということで^^;
761通常の名無しさんの3倍:03/11/17 00:50 ID:???
書いてる人さん、もしかして昔マイホームパパドズル中将スレに投下してませんでした?
762ヤザン厨 ◆fACt0Nk7D. :03/11/17 01:39 ID:???
ヤザン→ユウ 第十五章 「…紳士的な奴だ」

「絶対に『熱く』はならない、冷静な男だった。…彼はオレの事も『ブルー』の事も嫌っていた…。
 しかし、オマエは違う…。オマエはブルーを褒めてくれた…。オレを信じると言ってくれたっ…!
 熱い、煮えたぎるようなギラギラした何かを、オレはオマエから感じたんだ…! …笑ってくれて
 もいい。…だが、オレは、変わりたい! 戦いたいんだ! オマエと、ブルーと共にっ!」

血を吐くようなアルフの叫びに、俺は圧倒された。一見、人の評価など何処吹く風か、と言う様子の
この男に似合わぬ、『熱い』台詞だった。俺はアルフに、右手を黙って差し伸べた。
アルフが俺の右手を握ると、俺は正体を明かす決心をした。

「…俺はティターンズのヤザン・ゲーブル大尉だ。以後、よろしく頼む。アルフ・カムラ大尉…」
「ティターンズ? 何だ、それは?」
「話せば、長くなるんだがな…今は0079だから…そうだな…」

俺は辺りを見渡した。休憩を終えた整備員達が、各担当のMSに三々五々と向かって来る。
誰かに聞かれると、非常にマズイ。俺はブルーのコックピットで全てを話すことにした。
ブルーに『灯』を入れ、点検中を装おうとした俺をアルフは手でさえぎった。

「? 何だ? 何のつもりだ? アルフ?」

アルフが操作パネルの裏をいじると、普段は表示されないメニュー画面が出てきた。
そこに表示されたチェックを次々とアルフはOFFにして行く。俺は正直、呆気に取られていた。

「…パイロットのモニター用に、コックピット内の全てのデータが保存される様になっている。
 音声データもそうだ。…例外無く、EXAM発動後パイロット達は『マリオン』と言う名詞を
 叫ぶ。…オレ以外の誰もこの処置に気付いていないはずだ。隠しメニューだからな」
「お前、コイツの設計段階から関わってるのか?! 」
「オレの造った物が、テム・レイの造った物に負けるとは正直、思わなかった…」

アルフが語ったのは、『V作戦』にまつわる秘話だった。ぶっちゃけて言うなら、テム・レイの
政治力に負けたアルフの『RX-78』が没にされ、『RGM−79』開発に廻されてしまったと言う事だ。
しかし、戦況が急遽MSを必要とするほど悪化したために、没になったアルフのプランが採用され
試作型の部品が流用され、生産された。それが…

「…陸戦型ガンダム、RX−79〔G〕だ。オレの造ったモノを採用していれば、こんな苦戦をせずに
 済んだろうな。最も、量産を考えなかった機体だから、ロールアウトした数は微々たるものだ」

その後もアルフは陸戦型GM、GMバリエーションの設計に関わったと言う。凝り性のコイツの作った
MSだ。さぞやベテラン以外には乗り辛い機体に仕上がった事だろう。

「…今度はオマエの話す番だ。ユウ少…、いや、ヤザン大尉。オマエは何者だ?」
「俺は…七年後の宇宙から、この時代に…呼ばれたんだ…。精神だけ、な」

アルフは、笑わなかった。…紳士的な奴だ。ここは笑ってもイイ所なんだが…。



 
763ヤザン厨 ◆fACt0Nk7D. :03/11/17 02:00 ID:???
操作パネルの裏って何だよ…オイラのおバカ…。あれってモニター表示式だろ…?
もちろん、訂正です! 『裏』を『辺り』に読み替えて下さい…。お願いします!
◆erAIR/cExw神様、本当にお疲れさまでした!
保管庫に漏れの妄想が残るなんて・・・ちょっぴり
恥かしい気もしますが、これからも頑張ってみようと思います。
>>754サン アリガトンw凄く嬉しい・・・)

ヤザン厨 ◆fACt0Nk7D神様
激しくフォロー有り難う御座います。(*´∀`)・゚・
ヤザン神様の御陰でゲーセンで遊ぶのが本当に楽しみになりますたw
アルフが男惚れするのが激しく解ります。ウホッw
765高石のカリスマ:03/11/17 18:29 ID:???
シナプスinWB

(とりあえず、危機は脱したようだな・・・。)
戦闘時間21分34秒驚異的な時間で黒い三連星から逃れたホワイトベースは、
オデッサ鉱山基地に向かって進軍中である。

「艦長!連邦軍から電文です、ミノフスキー粒子は軽微ですので受信します。」
おもむろに、紙を取る。

「何!オデッサへまっすぐ向かうな!?」

電文の中には、オデッサにはまっすぐ向かわず、他の部隊と合流しろと書かれていた。

(この状況で、オデッサへ向かわせないとは・・・連邦のモグラめ、何を考えている!)

25分後会合点まであと2分距離まで来ていた・・・。

「艦の高度を下げろ!第3戦速!」
合流先の部隊はもう到着していた。

突然その部隊の隊長らしき男から・・・。
「WB艦長ブライト・ノアだな?」

その男は、書類を私に渡して、こういった。
「我々の任務は終了だ!後は、そのままオデッサに向かってくれ、新型MSをみすみす落とされるなよ!」

そういい残して、男は去っていった。
766 ◆ED2RD03AtA :03/11/17 20:07 ID:???
>>756
おお、完成しましたか!
お疲れさまです。

そしてヤザン/シナプスと、続けての投稿。
このスレも活気づいてきたモノだ…。
767ヤザン厨 ◆fACt0Nk7D. :03/11/18 00:10 ID:???
>>765 高石のカリスマ様、お疲れ様です! 書類の内容が思いっきりオイラ的に気になります…。
    ガンダムシリーズ屈指の名艦長エイバー・シナプスが今後どんな指揮振りを示すのか、楽しみです!
>>755 書いている人様、オイラは上の、「お前が:俺で」に一票です。
>>764 スレッガールマ編の神様、…ヤザン厨冥利に尽きます! 嬉しいです!
>>766 お疲れ様です! ラル編に続く次回作、期待しています!
768通常の名無しさんの3倍:03/11/18 00:58 ID:???
ここは萌えが集まるインターネッツですね
769ヤザン厨 ◆fACt0Nk7D. :03/11/18 02:15 ID:???
ヤザン→ユウ 第十六章 「オマエはNTの何を見たんだ?」

 俺が話す内容に、アルフの顔は徐々に青ざめてきた。政治向きの話では聞き流していたが、
MS関係の話になると身の入り方が違う。俺の首を締めんばかりの勢いで身を乗り出して来た。
 …可変MSなんぞ、この時代の常識からすればゲテモノ以外の何物でもないだろう。しかし、
アルフは以外にも俺の話す内容について、己の技術屋としての立場からの異論を挟まなかった。
 むしろ俺から情報を出来る限り引き出そうとしていた。…己の仕事に貪欲な奴は、好きだ。

「…ムーバブルフレームか…。だからオレは言ったんだ…。戦闘機にも為る脱出カプセル
 など面白がって組み込むからだ。戦闘データなど人が居れば幾らでも取れるだろうが…」
「おいおい、アルフ、それを絶対、俺以外のパイロットの前で言うんじゃ無ェぞ…」
「…オマエがパイロットだと言う事を忘れていた…。技術的な事を語れるから…つい…」
 
 アルフが慌てて謝罪し、俺は笑って許した。大局的な見地に立って見ると、アルフの方法
が有効だ。一つの不確実な質より、玉石混交の確実なデータ収集の方が効率が遥かに良い。

「…ジオン系の技術はモノコック構造とその…サイコミュ…と…人工NTか?」
「ああ。生化学の分野はあまり詳しく無いが、肉体的にも精神的にも人間を
 戦闘用にいじくり回した産物さ。薬か何か使ってるから、ラリってるのと
 似たようなもんだ。不安定過ぎて一緒に組んで戦いたいとは二度と思わん。
 薬物耐性から、女が多いな。なんでも、『動機付け』が簡単だとか…」
「…クルスト博士の言う事は、正しかったのだな…。…ヤザン大尉…」
「…戦闘狂の似非NTが増えたのは認める。しかし真実のNTはそんな…」

 俺はZに堕とされた時を思い出した。Zのパイロットも、NTだと噂されていた。
そのZが、俺との戦闘にどんな事をやってのけた? メガ粒子砲をワケの解らん力で弾き、
機体分もある長さのビームサーベルで俺を…いや、ハンブラビを斬った。
 俺はトチ狂って何をアルフに言おうとしているんだ? 悪意が俺の頭の中で意地悪く囁く。
俺は『マリオン』を弁護したいだけなのだろうか? 俺は人類の可能性を説きたいだけだ。

「…危険なモンじゃ無い。ただ、全てを『解る』から…辛い。何か自分に
 出来る事をしようと足掻くのが人間だろ? もっとこう…何だ…その…」
「…NTにでも逢った様な口振りだな? オマエはNTの何を見たんだ?」

 俺はアルフに全てを話した。Zとの戦闘、『マリオン』との邂逅を、夜の明けるのも忘れて。
…俺の驚天動地の体験に満ちた長い一日が終わり、戦闘に明け暮れる日々が始まるのも知らず。
770ヤザン厨 ◆fACt0Nk7D. :03/11/18 02:19 ID:???
またやった…。焦るなよオイラ…。以外じゃなく『意外』だっつーの!
771高石のカリスマ:03/11/18 17:51 ID:???
>>770
ヤザン厨どの、間違いは誰にでもあるものです。
お気になさらず・・・・これからもますますのご活躍期待しております。
772高石のカリスマ:03/11/18 19:59 ID:???
MSデッキに行くと、2機のMSが横たわっていた。
どちらも特徴的な顔を持つ、ガンダムタイプのようだ。

RX-78-X RX-78-XX

ガンダムピクシーと呼ばれる、その機体は本来は3機あったらしい、
しかし、先の戦闘で1機は撃破され、もう一機も小破している、

MSの損壊のほうは大丈夫であった。幸い、撃破された機体からのパーツを
使い、何とか修復できた。問題は、パイロットと、火器である。

本来、白兵戦のために作られた機体であるため、サブマシンガンのみという、
貧弱な火力、それに加え、もう一機は損壊によって、着たいバランスも大きく崩れていた。

(とはいっても、貴重な戦力、どう扱うか・・・。)
私は、思案した上で、パイロットには、ジョブ・ジョンとカイ・シデンの二人を、選抜した。


心配された、火力不足については、この、オデッサという土地柄が解決した。

かねてより、進行中だったオデッサ作戦も大詰めを向かえ、その辺に、
ザクや、ドム、陸戦型ジムなどの残骸が転がっている。

私は、それらの携帯していた火器を、MS隊に回収するように命じた。

このとき、オデッサ作戦最終段階挙行まで、あと2時間11分だった。
773高石のカリスマ:03/11/18 20:01 ID:???
寝起きにぐちゃぐちゃな文章ですんません。
そういえば、前スレは実は、中の人だけ交換じゃなくて、
丸々、交換してましたよね?
間違えてたらごめんなさい。
774通常の名無しさんの3倍:03/11/18 20:26 ID:???
>>773
つーか色々やってた。小ネタ中心だったし。中編も結構あったと思う。
775通常の名無しさんの3倍:03/11/19 01:56 ID:???
晒しage
776通常の名無しさんの3倍:03/11/19 04:47 ID:???
ここはチェンジなインターネッツですね
777えま ◆Ema/.CTzfA :03/11/19 17:57 ID:???
777
778(;゚∀゚):03/11/19 19:37 ID:???
スレッガールマ編 7

「礼を言うよシャア『私』に華を持たせてくれて・・・」

思わず呟いた。さっき夢の中で殺そうとしたんだけどねw
御陰でミライさんの裸を覗ける。
笑うなよ・・・『俺』が見ている・・・w
おお!ミライさんて・・・着痩せするタイプだったんだ・・・
おお!この角度は美味しすぎる・・・イ・・・イカン!体が勝手に・・・

(ポト・・・ポト・・・)

うん?なんじゃこりゃ?血?・・・鼻から血が・・・
手で顔を覆う。その時!

(カラーン!カラカラカラ・・・・)

「誰!?誰かいるの!?」

しまったああああああああああ!!石鹸を落としてしまった!
慌てて逃げ出した。自室に戻った時、帽子を落とした事に気がついた。
マズイ・・・非常にマズイ・・・悪夢でかいた汗が全て凍りついた。

================================

翌日、ミライさんはやっぱり怒っていた。ブライトはもの凄く怒っていた。
カイはニヤニヤしていた。帽子を手渡された。青筋立てたブライトから。
なんかトニーたけざき先生のキャラに影響されていないか?艦長(;゚Д゚)
そんな訳で俺は今、女子シャワールームの配管修理を黙々とこなしている。
ミライさんも無用心すぎる。誰も居ないからって男子シャワールームで・・・
しかし・・・綺麗だったな・・・えっへへ・・・・w思わずニヤケた。

「痛っ・・・!」

ブライト・・・何も本気で殴る事無いのに・・・まあ、俺が悪いんだけどね。
軍紀の乱れは即、戦力低下に繋がる。『私』だった頃、気負いがあった所為か
必要以上に禁欲的だった気がする。その反動で今はやりたい放題なんだがね。
でも、曲がりなりにも『私』もパイロット。プライドぐらい残ってる。
戦闘要員にこんな事させて良いのか?とブライトに詰め寄ったんだが惨敗。
情ない。みんなにも見られてしまった。恥かしいなあ・・・もう・・・
親父にもぶたれた事が無いのに。鏡を見る。心なしか顎がしゃくれてる。
本当にドズル兄さんの顔に似てきた・・・鬱だ。
シャア・・・覚えていろ・・・やっぱり貴様は許せん。ブッ殺死!
                           (つづく)

779ヤザン厨 ◆fACt0Nk7D. :03/11/19 23:28 ID:???
>>771−773
高石のカリスマ様…ガンダムピクシーとは正直、驚きました。激励、有難う御座います。
前スレは…恥ずかしながら、未読です。良い雰囲気だったんでしょうね…。
>>778
逆恨み全開ですね、ガルマ様…。『アレ』はやるんでしょうか? ソロモンで…?
個人的にはオイラは…散って欲しくないですね。今の優しいガルマ様には…。
780ヤザン厨 ◆fACt0Nk7D. :03/11/20 00:35 ID:???
ヤザン→ユウ 第十七章

 それからの俺達は、自分で言うのも難だが、正に『戦争の申し子』と化し、北アメリカ大陸を蹂躙した。
第十一独立機械化混成部隊こと『モルモット隊』は、『RX-79BD-1』のテスト部隊としての性格のみならず、
MS小隊戦術研究部隊の性格も付与された。アルフに正体を明かした俺は、文字通り『吹っ切れて』いた。

「バックアップは俺に任せろ! フィリップ、サマナ、出来る限り引っ掻き回せ!」
「…任せとけユウ! こんな奴等より、お前の方が余程怖いぜ!」
「僕だって、いつまでもやられてばかりじゃないんだ! 糞ォッ!」

 俺は教導隊の教官に戻ったつもりで、ベテランである二人にMSの運用法を初歩の初歩から『叩き込んだ』。
勿論、激しい反発もあった。だが俺は、宥めすかしつつも脅し、何とか『観られる』レベルまで成長させた。
今では立派に前衛も後衛もこなせるオールラウンドな思考と腕前を持つパイロットに仕上がったと思う。

「…整備の方は任せてくれ…ヤ…ユウ少尉…。前より整備班が動いてくれて、助かる…」 
「ん? やっぱ宴会が効いたか? もう一回、非番の奴を集めてやるか? 」
「…その…なんだ…。幾ら軍隊でも…アレはイケナイのでは無いかと正直…オレは…思うぞ」
「いいんだよ、面白けりゃあ。 整備やオペレーターの女の子にも受けてたろ? 」

 この部隊のネックが新参者のアルフ・カムラ大尉の無愛想さにあると見た俺は、当直以外の奴等を中心に、
『大宴会』を企画し、実行に移した。事実、整備班の奴等が文句を垂れ、出席を拒んだが、俺は古株連中を
叩きのめし、一切合財強制参加させた。
 そこでアルフ・カムラ大尉のスピーチをやらせ、部隊の酒保倉庫から失敬してきたアルコールや食料を大盤
振る舞いした訳だ。案の定、アルフの株は急上昇し、古株連中は面目を失った。
 今では整備班の若手はアルフの『手足』以上によく働く。
 アルフが言った『イケナイ』事とは、俺がその晩の当直MSパイロットだったサマナまで引っ張り込んで、
フィリップとアルフの四人で実行した俺の『脱ぎ芸』の奥義、『教導隊名物4連風車』を実行した件だろう。
…誰の風車が一番良く廻ったかって? 目を覆った手の指の間からしっかり見ていたモーリン伍長に聞くと
『…フィリップさんのって、意外と可愛いんですね』だそうだ。可愛い顔してるのに、結構言う事は残酷だ。

「…あの日ずっと部屋の前で待ってたのに…。バカ…」
「…ん?何か言ったかキタムラ伍長?」

 俺とアルフがブルーのコックピットで一晩を語り明かし、充実した気分でミデアの私室に帰ってきた俺を
部屋の前で待っていたのは、目の下にクマを作ったモーリン伍長だった。心配してくれたのだろう。
 しかしその対象は俺ではなく『ユウ・カジマ』だ。俺は抱きついてきた伍長を宥め、自室に帰した。
 …人の持ち物に手を出すほど俺は不粋じゃあ、無い。…俺は正直、もう少し大人びた女が好みだ。
 
「行くぞテメェ等! 今度の獲物はでかいぞ! 気を引き締めていけ!」

 部隊が一つのチームとして育っていく過程は、俺にとって輝かしくも懐かしい記憶を呼び起こさせた。
教え子がどんどん成長していくあの楽しさは、やって見なければ解らない喜びだろう。
唯一残る障害は、この部隊を仕切ろうとする俺の意のままにならぬ、無能な部隊長だけだった。
 俺はアルフと謀議し、一つの策を練り、この糞ったれの部隊長の排除を実行に移す事にした。
781(゚∀゚):03/11/20 09:46 ID:???
ヤザン厨 ◆fACt0Nk7D神様
『アレ』はやるつもりです。はい。殺しますw
殺生与奪の権利は常に監督が持っているものです。
でも・・・レボリューションのトリニティは本当に無駄死にだった気がするなぁ。
部隊長の排除はどうするんだろ?やっぱり胃に穴を開ける作戦?

高石のカリスマ神様
ピクシーとかGMの派生系を聞くと、吉野屋ヤザンのコピペを
思い出しまつwジョブジョンとはまた渋いですね。楽しみでつ!
782(゚∀゚):03/11/20 11:11 ID:???
スレッガールマ編 8

覗き事件から俺の評価が著しく下がっている。うぐぅ・・・
子供達も俺とじゃれ合う事も少なくなった。っていうか避けられている。
確かにマイケルジャクソンの曲を聞くのが好きだが、そんなに露骨に
避けるなんて・・・鬱だ。まだまだある。例えば食事なんかが特にそう。
ジャブローで補給を済ましてある筈なのに俺の分だけ量が少ない気がする。
コック長のタムラさんに大盛りつゆだくって頼んだ筈なのに、
出された代物は肉が少くねぎばっかりだった。なんだこりゃ?
こんなものが喰えるかぁあああ!ってテーブルをひっくり返したかったが
重いので諦めた。悔しいから通常の3倍の量の紅しょうがを
上に載せて食べた。不味かった。しかも間の悪い事に、向かいの
カウンターの席には先程の戦闘で敵を一人で殆ど倒した
アムロがセイラ女史やフラウ達と仲良く牛鮭定食を食べていた。
此処は戦場だ!女子供はすっこんでろ!って聞こえない様に言ってやった。
でも、流石はニュータイプ・・・セイラ女史に思いっきり睨まれた。
また女共に小一時間に問い詰められるのがウザィからその場を離れた。

食堂を出て直傍の通路でハヤトがいじけていた。いつもの事だ。
「アムロの奴・・・」なんかぶつぶつ言ってる。
こんな所でいじけるなよ・・・通行の邪魔だろ・・・そう思いながら
通り過ぎた。

ジュースを買いに自販機コーナーまで行く。やっぱり通常の3倍の量は
キツかった。喉が乾いて仕方が無い。ブライトがいた。何と無く
顔を合わせづらかったけど思いきってジュースを買う。ブライト?
お前そんなに飲むのか?確かに戦闘指揮中は怒鳴りっぱなしで
喉が渇くだろうが・・・大丈夫か?嗚呼?ほっとけって?
まあ、その元気があれば大丈夫だ。あんま無理するなよ?
ゴキュゴキュとジュースを飲みまくってるブライトを残して立ち去った。
後ろから「俺は不器用だからな・・・」って声がした。

男子トイレに着いた。中に入ると個室から声が聞こえてきた。
「俺だって!俺だって!」カイだ。確かにお前も良いパイロットだが
呟きかけて辞めた。俺もアムロに敵いそうに無い。シャアが持て余す訳だ。

ニュータイプと言えどもやはり人間。凡人達の妬みや恨みがこんな風に
渦巻いているとは思いもよるまい・・・そんな事を思いつつ自室へ続く通路を
曲がると、ばったりミライさんと鉢合わせしてしまった。まごついていたら
先にミライさんが声をかけて来た。

「戦闘お疲れ様でした。」

嗚呼、まあ・・・殆どアムロが落としたんだがよ。御陰で楽ちんだったぜ?
頭を掻きながら頭を下げた。あの時はスマンかった!あんまりにも
アンタが綺麗だったからよ。その・・・なんだ・・・

「いいのよ・・・ブライトもこれぐらい強気でナライインダケド・・・」

?今なんて?最後の方が良く聞こえなかったけど・・・??
ん?なんだ?ミライさん凄く顔が赤いぞ?まさか・・・また俺ってば
怒らせてしまったかな?

「な、なんでもないわ!私、忙しいから失礼しますね・・・」

そう言うと走って行ってしまった。な・・・何なんだ?一体??
兎に角あんまり怒っていないようだ・・・ほっとしたぜ。
そして今・・・木馬はサイド6宙域に入ろうとしていた。
                      (つづく)
783高石のカリスマ:03/11/20 19:39 ID:DXz4/ymQ
2機のガンダムが受領された後、ホワイトベースは、レビル本隊との合流を急いでいた
(今までのことを考えると、私は、ブライト・ノアという人物に、なりきっているようだ。)
現に、0083から、0079へと時を越えている・・・。

シナプス(ブライト)は、思案に暮れていた。
自分が、0083から、0079に来たこと。そして、精神だけが、ブライト・ノアの体にあること。
すべてが、不思議だった・・・。

彼が0079にいることで、歴史もずいぶん変わった、
マチルダ・アジャン中尉が戦死しなかったこと、受領されないはずだった、
ガンダムピクシーが、WBに補給されたこと、それも2機も・・・。

そして、これからおこる、オデッサ作戦において、正確には、このWBは参加していないに等しい
しかし、これから参加しようという大規模作戦を前に、シナプスは、底知れぬ不安を感じていた。
784高石のカリスマ:03/11/20 19:54 ID:???
同時刻・WB・左舷MSデッキ

「私に、操縦なんて無理よ!」
一人の女性・・・もとい女の子が、男に、抗議する。

「しかたねぇだろ、艦長さんのお決めになったことだぁ!それに、俺は、
 MS担当じゃねぇんだよ!お譲ちゃんいやなら、あの若造のメガネザルに言っときな!」

「メガネザル?」

一人の少年が口を挟む、金髪のその少年こそが、もう一機のガンダムのパイロット、
【ジョブジョン】である。

「あの、若造のことだよ!ブリッチの、高見でいつもきょろきょろしてやがるからな!」
男は、きつい口調で、答えていく。

「シュミレーターがあるだろう、そいつで、MSの操縦訓練でもやっときな。」

そのころ、ブリッチでは・・・
「どこかで聞いた会話だな?いまの、会話は艦内のどこからだ?」

「左舷、MSデッキからです。砲術長と新しいガンダムのパイロットとの会話です。」

(まさかな・・・。)
シナプスに妙な予感がよぎったがその不安も一瞬は消えた。

「この艦の砲術長は、誰だったか・・?」

「ブライトさん、いくら砲術科が、影が薄いからって覚えなきゃダメですよ!」
オペレーターにしかられる。

「砲術長の名前は・・・・」



ageてしまって申し訳ない_| ̄|ミ○
785高石のカリスマ:03/11/20 19:59 ID:???
ヤザン厨殿、毎回の励ましありがとうございます。
多彩な文章で毎回楽しませていただいております。ますますのご活躍を期待します。

(゚∀゚)殿、マイケルジャクソン禿ワラです。やっぱりソロモンで
『アレ』は決行されるんですね!?・・・やはり、005に乗る人の宿命ですかね・・・?

ちなみに、調子に乗って問題です、砲術長の名前は、なんと言うでしょう?
連投してすいません。
786通常の名無しさんの3倍:03/11/20 20:05 ID:???
やはりここはカリスマが光臨するインターネッツですね
787ヤザン厨 ◆fACt0Nk7D. :03/11/20 20:29 ID:???
>>782
スレッガールマ編の神様…。お疲れ様です。そうですね…。作品は神様のモノですよね…。
オイラのたわごとは、忘れてください! 失礼しましたぁ!
>>785
高石のカリスマ様、お疲れ様でした。ageに関しては、オイラもやっちゃってますので、
余り気になさらないで下さい…。WBの砲術長の件ですが…オイラの手元の資料には名前
がありませんでした。スミマセン…。
788書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/11/20 20:49 ID:???
バーニィパート(その42)

ずんずん進む。

「ずーんずーんずーん」
「あのー、少佐〜」

言いづらそうにカリウスが口を開く。

「どしたん?」
「・・・自分達はもう、この辺りで引き返して良いですかねー」

「何を言うんだ!俺を守れ!守り抜くんだっ!」
「いやあ〜、だってホラ、少佐って何度も何度も、
この先のルートを通って出撃してるじゃないですか?」

「そそっそそそ、そうなんだけどさっ!!」

本当はそんな事は無い。
ソロモン戦の頃の俺は中立コロニーで、
下っ端の坊やをしていたんだから。


「もうちょっと!もうちょっとだから!
なっ!なっ!なぁ!!いいだろ!?」

前の体で、学生時代に街にナンパに繰り出し、
似たような台詞を土下座しながら言っていた事を思い出す。


「・・・もうちょっとだけっすよ」

次はどんな言い訳をして、こいつらに付いて来てもらおうかと考えていると。


「・・・少佐・・・あれを・・・」
「ええ?なになに?」

「無人砲台ですね」
「・・・バレちゃってるのかなー?」

「・・・まぁ・・・晴れの舞台らしいですからね、
警戒が厳しいのは当たり前ですよ」

「はぁ・・・・気が重いなぁ」

砲台を叩き潰し、更に進む。

つづくかも
789ヤザン厨 ◆fACt0Nk7D. :03/11/20 21:13 ID:???
ネタを投下して、一息入れたら…。
書いている人様、お疲れ様です! 行き着く先は破滅の道か栄光への助走か?
ボロが出ない内に、進め、バーニィ! って感じですね…。
790書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/11/20 21:49 ID:???
485kぐらいになってしまいましたので
次スレを立てさせて頂きました。

スレタイトルはヤザン厨様の一票を頂いた物にさせて頂きました。
まぁ、他の二つはネタだったので順当に決まって良かったです。w

【お前が】キャラを入れ替えるスレ3人目【俺で】
http://comic3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1069332084/




ところで>>761さん。
色々な場所でネタを投下したりしておりますが、
ごめんなさい、その方は別人です。
791書いている人 ◆IlLROHPTTk :03/11/20 21:58 ID:R8/X0vdV
一応言っておきますが、
このペースだと900に届か無いうちに、
容量オーバーしそうだったので
次スレを立てました。

それに文句のある奴は俺様にかかってきやがれ。

とボブ・サップが言ってました。
怖いですね。


このスレはどうしましょうか?
埋め立てるまで使うか、
dat落ちを防ぐ為に放置するか。
と言った所だと思いますけど。
792ヤザン厨 ◆fACt0Nk7D. :03/11/20 22:05 ID:???
放置が順当かとオイラは思います。dat落ちだけは避けたいですね…。
793高石のカリスマ:03/11/20 23:12 ID:???
「砲術長の名前は・・・・。そう、アリスタイドヒューズ少尉です!」

やはり・・・・ヒューズのやつか・・・。そういえば、前の艦のときも
やつめ、私をメガネザル呼ばわりしおって!

そういうと、私は、インカムを手に取った。
「ヒューズ!新米を鍛えるのもいいが、自分の持ち場に戻ったらどうだ!?
 もうすぐ、レビル将軍の指揮する本隊と合流するぞ!」

「へっざまぁねぇな!メガネザルさんよぉ!てめぇ見たいな若造に呼び捨てにされるようじゃあ
 俺もまだまだだな!」

そういって、ヒューズは砲術科へ戻る。

「ブライトさんよぉ、おれぁキャノンは乗ったことあるけど、本当にこんなの動かせるのかよ?」

「今は、人不足なのだ、文句を言わずに乗ってくれ!」
「そうよ、カイ私だって、ガンキャノンの操縦しなければいけないんですもの」
口を挟んだのは金髪の女性だった。
「へいへい、セイラさんは人をなだめるのがお上手で・・・」

カイと呼ばれた男は、その場をうろうろする。

「でも、セイラさんがキャノンに乗ったら、誰がコアブースターに乗るんですか?」

突発的にジョブジョンが質問を投げかける。
すかさず私は
「コアブースターは、フラウに任せた。オデッサ作戦が近い、各員第2戦闘配置!」

こうして、オデッサの夜が過ぎていく・・・
794(゚∀゚):03/11/22 18:26 ID:???
高石のカリスマ 神様お疲れ様ですた!

dat落ち避け保守!
795通常の名無しさんの3倍:03/11/22 22:23 ID:???
>794
もう次スレが立ってるんだし、むしろ落としても構わないと思われ
796通常の名無しさんの3倍:03/11/22 22:54 ID:???
>>795
そうそう、そのためのまとめサイトでしょ。
797(゚∀゚)
了・解!!