北海道江差町の国道で18日夕、走行中に外れた大型ダンプカーのタイヤが帰宅途中のZ武洋匡(27)を直撃、
死亡させた事故で、外れたタイヤを止めていたボルト8本のうち何本かは、事故前に既に折れていた
可能性が高いことが19日、江差署の調べで分かった。
同署によると、Z武さんを直撃したタイヤは1本約110キロ。折れたボルト数本の切れ目には、さびが浮いていた。
このため同署は、業務上過失傷害で現行犯逮捕した運転手で会社社長新谷勝男容疑者(62)が、
ボルト数本が折れた状態で走行を続け、すべてが折れた時にタイヤが外れた可能性が高いとみて、詳しい鑑定をする方針。
また、ダンプは積み荷の砂利を、やや重量オーバーして積んでいたことも分かった。
同署は整備や運行状況について、 新谷容疑者から詳しい事情を聴いている。
現場では19日、Z武さんと一緒に養護施設に通っていた児童や保護者が花束を供え、手を合わせていた。