死にたいなんて一度だって思ったことなどなかったのに、死を半分だけ体験したことがあります。
元夫は、暴力・女・ギャンブル・酒・借金、全て揃った人でした。
働いても給料は全てそこに消えて行き、私の実家からも多額の借金をしていた。
遊ぶお金がなくなると暴れ出す。入浴中に髪を掴まれ、「金をよこせ!」と怒鳴りつけ
キッチンの床に叩きつけられて殴られ、蹴られ、全身打撲、肋と足を骨折・・等々
日常的な暴力。
妊娠するとお腹を殴られ、蹴られ、踏みつけられ、階段から突き飛ばされ・・
妊娠・流産、入退院の繰り返し。
入院中にも、家に女の人を連れ込み、私の下着やパジャマまで着せていた。
家に戻ると、洋服・バッグ・アクセサリーなどのブランド品が消えていた。
みんな女の人にあげていた。そして数十万円のダイヤルQ2の請求書。
「親父に金を貰っておけ。」「このくらいの金でがたがた言わすな。」・・
実家からの援助も足りず、スナックやクラブでアルバイトをした。
お酒は飲めなかったけど、血を吐きながら、怪我を隠しながら働いた。
ストーカー、愛人、どろどろとした夜の男たちから逃げながら。
両親には、そんな真実は話せなかった。反対を押し切って籍を入れたから。
腎臓に石が20個も出来た。膝から下の皮膚が溶けた。首が動かなくなり、
メニエールと腰の激痛で立てなくなった。十数種の心身の病気を併発していた。
ふーっと意識が薄れ、倒れていた。
耳に地下鉄のような轟音が響いて、身体から魂が抜けて行くのがわかった。
上半身が身体から抜けた。何故か心地よかった。
でも、「戻らなきゃ・・」と思った。戻らなきゃ・・戻らなきゃ・・戻らなきゃ・・
目が覚めて、しばらくして、物凄い恐怖に襲われた。いつまでも震えが止まらなかった。
入院。友達が付き添ってくれた。退院後も一緒にいてくれた。あの男から私を守ってくれた。
そんな中で、何故か妊娠。記憶がない。友達にかくまってもらい、逃げるように別居。
友達を交え、何度か話し合いをした。元夫は、泣いて改心すると誓った。
実家で出産。元夫は来なかった。費用・生活の全ては両親が支えてくれた。
泣いて改心すると誓った。子供ができれば変わる。・・・それは、無理だった。
僅かな期間一緒に暮らしたけれど、また元の木阿弥。
子供の前で、「金を出せ!」と殴られ、蹴られた。
そしてとうとう子供への暴力、虐待。全てが吹っ切れた。元夫の顔面を殴り付けていた。
別居。両親に支えられながら一人で子供を育てて来た。
元夫は、多額の借金を作り、会社の金に手を出して、行方をくらました。
用意してあった離婚届けを役所に提出して、籍を抜いた。
何かに取り憑かれていたような、悪夢のような15年・・本当に生き地獄だった。
籍を抜いた途端、私の人生に、温かく優しい、眩しい光が一気に差し込んできた。
あの時、死なないでよかった。苦しかったけど、辛かったけど、生きててよかった。
今、心からそう思っています。
だから、死ぬなんて言わないで。お願い。。。
>>140さん
本当に、よく我慢されましたね。淡々と15年を
書いてますが貴女の心の軋むような音が聞こえてきました。
もう過去形ですね。
色々な波がこれからも在るとは思います。人生だから。
けれど貴女の中から外からも
柔らかく優しい暖かな、光を、これからも感じて下さい。