◇◆★新日バトルロワイヤル★◆◇

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4お前名無しだろ
教室に入って来たその足音の主は……アントニオ猪木だ。
猪木は教壇に立つと、いつもと変わらぬ屈託のない笑顔で、話し始めた。
「元気ですかーーー!。まさかお前らに集まってもらう事になるとは、この俺も想像できなかっぞー!」
相変わらずの高慢な口調だ。
しかし、今日は普段にも増して、自信に満ちているようだ……西村修にはそう映った。
そして猪木は、教室内をぐるりと見回すと、衝撃的な一言を言い放った。
「今日はこれより、諸君に殺し合いをしてもらう!」
室内の全ての空気が止まった。
「お前らは、今回の『プログラム』に選ばれたのだよ!ダーーー!」
西村修の予感が、的中した。
天山は、ギュッと西村修の腕を掴んで、震えていた。
誰かが、うっ、とうめいた。