◇◆★新日バトルロワイヤル★◆◇

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109お前名無しだろ
カシンのその言葉が、村上の心に更に傷を刻む。
「う、嘘だろ?石澤さん……」
「本当だ。もう殺し合いは避けられない。お前もいつ、
 誰に殺されるかわからない・・・特にお前は他の奴から嫌われているからな。
……お前が他の誰かに無惨に殺されるのは、嫌なんだよ。
 だから、親友として、俺はお前を楽に死なせる義務がある……」
カシンの言葉に同意出来る筈はなかった。
しかし、銃口は自分に向けられている。
このまま死ぬのは嫌だ……村上はそう思った。
村上はフッ、と溜め息をつくと、挑戦的な目つきでカシンを見て、言った。
「……で、俺の都合はお構いなし、ってわけか?」