若乃花ＷＷＦ入り？

[Sunday Night HeAT:2]
リリアン「カート、メダルを付けてないようだけど？」
カート「なぁ、リリアン。あまり大声で話さないでくれよ。いつ何処から
ヤスコ・タジマが出てくるかもわからないんだぞ。メダルはボクの宝物で、
ボクの命だ。ボクの全てと言ってもいい。この大事なものを、わけのわからない
日本人女性に取られるわけにはいかないよ。ボクはSMACKDOWNの後も、
ずっと彼女に尾行されてるんだ。今夜も、トウキョウ・ドームの何処かに
いるはずさ！」
リリアン「でも試合はしなきゃいけないでしょ？そういえば今夜の対戦相手が
決まっていないわね」
カート「それならボクの方から相手を指名させてもらうよ・・・さっさと
試合を終わらせて、メダルが盗まれる前にホテルへ帰るんだ。ホテルの部屋には
見張りを何人も付けて、窓も開かないようにしてる。防犯装置をありったけ
設置してもらったよ」

[Sunday Night HeAT:3]
リリアン「会場のドレッシングルームは？」
カート「もちろん、ホテルと同じようにしてるさ。カギはボクが持ってる。
それに今回は金庫を用意したんだ。その中にメダルを入れておくよ。
もし金庫ごと運び出そうとすれば警報装置が作動する・・・おい！君が
余計なことを聞くから、ついつい喋りすぎちゃったじゃないか！もう行かなきゃ」
リリアン「ちょっと！今夜の対戦相手は！？」
カート「後で発表するよ！！」

MC「こんなことで試合に集中できるんでしょうか？」
タズ「さぁな・・・」
[To be continued]

この続きは、また明日あたりに。

それと・・・現実のWWFでは、屁とタズが
実況席を去ってしまいましたが(笑)
こっちは当面現状維持ってことで。

　┌─────────┐
　│　　WAKANOHANA　　.|
　│　　　　　　i s　　　　　 .｜
　│　Peaple's　Brother　　|
　└―――───―――┘
　　　　　　ヽ(´ー｀)ﾉ
　　 　 　　　 (　 へ)
　 　 　 　 　　く

ピープルズ・ブラザーっていいね。
ピープルズ・オシダシとか
ピープルズ・ツリダシとかあるのだろうか？

[Sunday Night HeAT:4]
MC「今夜はオーナーのマクマホン氏、そしてCEOも会場入りしています」
タズ「一触即発だぞ。XSL計画を潰されちまって、オーナーはカンカンだ」
MC「その怒りを、どこでぶつけてくるのか気掛かりです。CEOのリンダ夫人は
どう対抗するのか？」
タズ「チーム・アケボノは実質３人、Mt.Twinsは２人だ。なんとかしないと
ヤバい結果になるのは明らかだぜ」
MC「さっきですが、リキシとショーキシ、それにCEOが話し合っているのを
見ました・・・何か策がありそうです」
タズ「いつものことだが、WAKAの会場入りは誰よりも早かったぞ。
さっそくウォーミングアップしてたぜ」
MC「WAKAのシタク・ルームの前に、ケビン・ケリーがいます」

[Sunday Night HeAT:5]
ケビン「WAKAは今夜の王座戦に集中したいということで、インタビューは
できません。しかしながら、シタク・ルームの様子だけは、ここから
撮影しても構わないということです。御覧ください」
MC「WAKAがいますね。壁に向かって、何度も腕を突き出してます」
タズ「あれは"テッポウ・トレーニング"といって、スモウレスリングでは
基本中の基本だ。ツッパーリの威力を高める効果があるらしい」
MC「今度は、奇妙な構えで歩き始めましたが？」
タズ「"スリアーシ・トレーニング"だ。これもスモウの基本動作で、
足腰を強化し、安定した姿勢を作るのに必要なんだぜ」
MC「観ているボクたちにも、緊張感が伝わってきます」

[Sunday Night HeAT:6]
タズ「見ろ！バイオニック南部男だ！」
MC「ストーンコールド・スティーブ・オースチン！愛妻デブラと共に会場入りです」
リリアン「ストーンコールド、今夜の王座戦に向けての意気込みを・・・」
ストンコ「おい！俺を見ろ。俺の目を見やがれ。俺を誰だと思ってんだ？」
リリアン「ス、ストーンコールド・・・」
ストンコ「おうよ！俺はストーンコールド・スティーブ・オースチン。男の中の男よ。
今夜の試合について聞きたいってか？俺がどんな技を出すのか尋ねてこいって、
WAKAの野郎に頼まれたってか！？」
リリアン「そ、そんなことは・・・」
ストンコ「これだけは言っておくぜ。これは男と男の戦いだ。そこに口をはさむ
権利は誰にもねぇ・・・いいか、誰にもだ。やるからには徹底的にやってやる。
地獄で笑ってる鬼の姿がハッキリ見えてくるぐらいになるまでな・・・
WAKAも同じ気持ちだろうよ。今夜、トウキョウ・ドームに来ている連中に、
とてつもなく凄い試合を見せてやる。それだけは間違いねぇ！
ストーンコールドかく語りきよ！」
[To be continued]

[Sunday Night HeAT:7]
MC「トウキョウ・ドームの客席も埋まりつつあります」
タズ「アメリカから追いかけてきたファンもいる。ありがたいことだぜ」
MC「ここからは、実況席のJRとポールがお送りします」

JR「約５万人の熱気に包まれたトウキョウ・ドーム！私たちも気合いが入ります」
屁「"1994年最大の悪夢"と言われる"マニアツアー"の失敗から、日本という国は
WWFの鬼門となっていた！今回はWWFが日本のファンに認知されるのを待って、
満を持してのジャパン・ライブだ！」
JR「今回の特番のスポンサーである、ｽｶｲﾊﾟｰﾌｪｸTV!ならびにJｽｶｲｽﾎﾟｰﾂには
ひたすら感謝です。もちろん日本のファンの皆さまにも・・・」

[Sunday Night HeAT:8]
♪パッパカパッパカパッパッパッ、ジャーン・・・

JR「カート・アングル、そわそわしながら登場！これから今夜の
対戦相手の指名を行ないます」
屁「さすがのオリンピックヒーローも、ストーカーに狙われて
お疲れの御様子だ」
JR「大切な金メダルを狙う、ヤスコ・タジーマ。この会場の何処かに
必ずいるはずです」
屁「タジーマは銀メダルを持ってるんだから、それで納得してりゃ
よかったんだ。どうしても金メダルが欲しいなら、水泳界に
復帰すればいいだけの話だろ。まだ若いし、記録も伸ばせるはずだ」
JR「珍しいですね、あなたが正論を言うとは」
屁「オレが言うことは全て正論なんだよ！今までもそうだったろ？」

[Sunday Night HeAT:9]
カート「ボクは日本に来ることができて、とても嬉しいんだ。
ただひとつのことを除けばね・・・ヤスコ、この数日間というもの、
君のせいでボクはトレーニングにも集中できなかったし、
安心して眠ることもできない！だから今夜は早く試合を済ませて、
ホテルに帰らせてもらうよ！みんなに申し訳ないけど、ホントにホントだ！」
観客「ぶぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」
カート「相手を選ぶのは大変だった。短い時間で勝てる相手は
いくらでもいる。スパイク・ダッドリー！クラッシュ・ホーリー！
エッセー・リオス！だけど彼らは今夜、ここに来ていないんだ。
カイエンターイ？残念だが、彼らは既に相手が決まってる」

[Sunday Night HeAT:10]
カート「それによく考えてみたら、ボクは勝ち負けにこだわってる
場合じゃなかったんだ。大事なのはゴールドメダルさ。今夜だけは
アッサリ負けを喫しても構わないと思ってる！とにかく急いで試合を
済ませたいだけなんだ！」
JR「ムチャクチャな論理です」
屁「メダルはオリンピックヒーローの魂だぞ。当然の判断だ」
カート「そんなわけで、今夜のボクの対戦相手は・・・
アメリカン・バッドアス！ジ・アンダーテイカーに決定だ！！」
JR「ずうずうしくも、テイカーを一方的に指名！」
屁「前言撤回するぞJR！確かにカートはムチャクチャだ！！」

[Sunday Night HeAT:11]
カート「今夜の特番"Rising Sun"のオープニングを、このボクと
テイカーが飾るんだ。みんなも嬉しいだろ？」
観客「ぶぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」
JR「要するに、無気力試合をやるつもりなんですよ。失礼な話です」
カート「アンダーテイカー！君ならボクの気持ちがわかるはずだろ？
君の奥さんであるサラも、ストーカーに狙われてたじゃないか。
心配で試合に集中できない気持ちは、君も一緒だったはずだ」
屁「カートやめろ！テイカーの神経を逆なでしまくってるぞ」
カート「頼むよテイカー！今夜だけは喜んで、君に有名にしてもらうよ。
君のラストライドで秒殺してくれ！もっとも既にボクは有名だけど・・・」

[Sunday Night HeAT:12]
ゴォォォォン・・・コッ、コッ、コッ、コッ・・・"Dead man walkin'!"
♪Rollin'　Rollin'　Rollin'　Rollin'　Roll Keep！
　　　　　　　Rollin'　Rollin'　Rollin'　Rollin'　Roll Keep！

屁「"死体製造所・日本支店"の緊急開設だ！」
JR「WAKAにとってハレの舞台なのに、カートが水を差してしまいました」
テイカー「なぁ、メダル坊や。お前さんのワガママに付き合う気も、
お前さんを有名にしてやろうなんて気も無かった。さっきまではな・・・
だが、サラの名前を軽々しく口にしやがったからには、ただで済ます
わけにはいかねぇ・・・さっさとオレの庭から出て行け。そして試合の
準備をしろ。望みをかなえてやるぜ・・・この日本でも、お前を
今以上に有名にしてやるよ」

[Sunday Night HeAT:13]
♪Rollin'　Rollin'　Rollin'　Rollin'　Roll Keep！
　　　　　　　Rollin'　Rollin'　Rollin'　Rollin'　Roll Keep！

JR「アンダーテイカー、カートのラストライド刑執行を宣言！」
屁「早く負けたいがために、デッドマンを呼ぶとは！大胆な男だ」
JR「このあとお送りする特番"Rising Sun"のオープニングマッチは、
カート・アングル vs アンダーテイカーに決定！」
屁「もちろん他の試合も見逃せないぞ！元XSL軍のマイノウミは
謎のパートナーを連れて、カイエンターイとリベンジマッチだ！」
JR「SMACKDOWNで奇襲を受けたことに怨みを抱いたマイノウミが
希望して、実現した対戦です」

[Sunday Night HeAT:14]
屁「謎のパートナーか。おそらく、元スモウ関係者だとは思うが
・・・マイノウミのスピードに付き合えるやつがいたかな？」
JR「カイエンターイにとっても、凱旋試合となる大事な一戦です」
屁「Mt.Twinsとチーム・アケボノのWWFタッグ王座戦、そして
WAKAとストーンコールドのWWF王座戦"ｽﾓｳｽﾀｲﾙ･ｱｲｱﾝﾏﾝ･ﾏｯﾁ"と、
スペシャルマッチが目白押しだ！」
JR「特番"Rising Sun"は、このあとスタートです。皆さま、
チャンネルの確認をお忘れなく！」

[Sunday Night HeAT:End]