若乃花WWF入り?

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530お前名無しだろ
[RAW is WAR:1]
JR「今夜は、マクマホン氏が衛星中継で登場です」
屁「衛星だと?いったい何処から?」
観客「クソ野郎!クソ野郎!クソ野郎!」
ビンス「やあ諸君。驚くなよ・・・私は今、日本に来ているんだ」
屁「日本だって!特番の放送は、まだ先の話だろ?オーナーは気が早いな」
ビンス「もちろん特番は大事だが・・・オースチンは必ず王座を奪回するだろう。
どんな手を使ってもな。だから心配はしておらん・・・それより私にとっての急務は、
XSL・・・つまりエクストリーム・スモウ・リーグの本格始動の準備にある。
まだ確認すべきことが少しあるので、その打ち合わせに来たわけだ」
JR「"キモーノ"を着た女性が数人いますね」
屁「JR、あれは"ゲイシャ・ガール"だ。知らないのか?VIPクラスの
人間が日本に行くと、必ず"セッタイ"という豪華な持て成しを受けるんだぜ」
531お前名無しだろ:2001/07/11(水) 10:45
[RAW is WAR:2]
ビンス「さて・・・私の隣に座っている男が誰か、わかるかね?彼は
日本スモウ協会の理事長、"ミスター・トキツカーゼ"だ・・・もっとも、
近い内に"元・理事長"になるわけだが」
JR「トキツカゼ氏、表情が固いですね」
屁「無理もない。長い歴史を誇る協会が、海外の企業に買収されちまうんだからな」
ビンス「ここ数年、スモウ協会は赤字運営が続いている。"ジュンギョウ"と
呼ばれるハウスショーの廃止まで検討していたぐらいだ・・・そこで私が、
協会に手を差し伸べた。このビンス・マクマホンが、必ずスモウ人気を
回復させてみせるぞ」
JR「協会にとっては苦渋の選択だったのでしょう」
ビンス「そう浮かない顔をするな、我が友、トキツカーゼよ。今夜は全て
私のオゴリにしよう!さあ、遠慮なく飲み食いするが良い」
532お前名無しだろ:2001/07/11(水) 10:46
[RAW is WAR:3]
屁「おい!エントランスに誰か出てきたぞ!」
MC「CEO!WWFの最高経営責任者、リンダ・マクマホン夫人です!」
リンダ「ビンス、ずいぶんと御機嫌ね」
ビンス「離婚の話し合いなら、後日にしてくれんか?私は忙しいんだ」
リンダ「ねぇビンス・・・ビジネスと道楽を混同されては困るのよ。
WBO(世界ボディビル連盟)やXFL(エクストリーム・フットボール・リーグ)の失敗で、
散々痛い目に遭っているでしょ?」
ビンス「私の理想を理解できない馬鹿どもが多かっただけだ。今度はうまくやるさ」
リンダ「CEOとして、これ以上WWFの株価を下げるような真似を、黙って
見過ごすわけにはいかないのよ。今からでも遅くないから、考え直してちょうだい」
ビンス「リンダ・・・私はビンス・マクマホンだ!誰の指図も受けはしない!」
JR「衛星中継で夫婦喧嘩とは・・・」
533お前名無しだろ:2001/07/11(水) 10:47
[RAW is WAR:4]
ビンス「それに・・・WWF特番の数日前、XSLの設立記念式典を開催することに
決めたのだよ。会場は"リョウゴク・コクギカン"。ただし!関係者以外は
一切立ち入り禁止とする。リンダ、お前も立ち入ることは許さん。神聖なる
ドヒョウ・リングは、女人禁制だからな」
リンダ「わかったわ。そこまで言うなら、私にも考えがあります・・・ビンス、
後で泣くことになっても知らないわよ」
JR「CEO、ついに実力行使を決断!」
リンダ「最後にひとつだけ・・・ビンス、全ての資産は有効に活用しなきゃダメよ」
JR「リンダ夫人が退場していきます」
屁「CEOの最後の一言は、どういう意味があるんだ?ちょっと気になるぞ」
JR「マクマホン氏、タイタントロンの向こうで困惑の表情!WWFの日本遠征は
波乱必至か!?」

[End]
534お前名無しだろ:2001/07/11(水) 10:51
>>532
訂正。MC→JRね。
535お前名無しだろ:2001/07/11(水) 12:12
[RAW is WAR:1]
JR「オーナーとの対決姿勢を更に強めたリンダ夫人、今回は・・・」
屁「見ろ、アケボーノだ!彼の向かってる先は・・・」
JR「コミッショナー・リーガルの執務室ですね」

リーガル「・・・ええ、では宜しくお願いいたします」
アケボノ「コミッショナー、用件を言え」
リーガル「ああ、アケボーノ関・・・あなたとパートナーであるイタイの
怪我についてですが、どうも特番までには完治しそうもありません。
そこで今、マクマホンさんに電話で御相談した結果、あなたにピッタリの
新しいパートナーを連れてくることに決まりました」
536お前名無しだろ:2001/07/11(水) 12:13
[RAW is WAR:2]
アケボノ「そいつは強いのか?」
リーガル「もちろん。彼はスモウ経験者で、日本に住んでいたこともあります。
第一線からは退いていますが、イタイを遥かに凌ぐ実力の持ち主です。
次回特番では、その男と組んでMt.Twinsと戦ってもらいますよ。
彼は英語を話しますから、コミュニケーションの問題はありません」
アケボノ「ありがたい。その好意、謹んでお受けしよう」
リーガル「それから・・・マネージャーも付けましょう。彼は試合こそ
できませんが、信じられないほどの巨体を誇る男です。あなたが
よく御存知の男、とだけ言っておきましょう」
537お前名無しだろ:2001/07/11(水) 12:13
[RAW is WAR:3]
JR「まるでクイズですね。私には検討もつかない」
屁「そうか?あのヒントで、おおよその検討は・・・・ちょっと待て。
あそこにいるのは、リンダCEOじゃないか?」
JR「確かにリンダ夫人です。誰かと話しているようですが・・・」
屁「Mt.Twinsだ!CEOに、リキシとショーキシ。変な取り合わせだな、
何を話し合ってる?」
リンダ「・・・WAKAのことは心配いらないわ。リキシ、ショーキシ、あなたたちは
これを持って、先に日本へ向かってちょうだい」
リキシ「承知しました、"オカミサン"」
ショーキシ「かならずや、あの方へお届けするでゴワス」
538お前名無しだろ:2001/07/11(水) 12:13
[RAW is WAR:4]
JR「リキシとショーキシは、何かのコトヅケを引き受けたようです」
屁「そういえばショーキシは以前、日本でWWFのキャンペーン活動を
するとか言ってたな。おおかた、その関連だろ?」
JR「果たして、それだけでしょうか・・・もっと重大な事がありそうですけどね。
それではここで、次回特番のお知らせです」
屁「SKY Perfec-TV! & J-SKY SPORTS presents, WWF "Rising Sun"!」
JR「会場は"トウキョウ・ドーム"!チケットは明日から発売開始です。
アメリカからのツアーパックもありますので、詳しくは御覧のチケットセンターまで
お問い合わせください」
屁「俺もゲイシャのセッタイを受けるのが楽しみだ!」
JR「あんたって人は・・・」

[End]