ソープ化に成功した3年後の相撲界
アナウンサー「大相撲名古屋場所も千秋楽を迎えました。天皇賜杯の行方は果たしてどちらか?
まずは西方から大関出島の入場です!」
舞の海「パピーだ!パピーだ!おい!お前は奴のオッパイを見て何も感じないのか?キャッホー!」
アナウンサー「あなたって人は・・・。」
アナウンサー「さあ!偉大な横綱の入場です!痛みに耐えて今場所も頑張った!不屈の闘志を持つ男、
リアル横綱、貴乃花が土俵に上がります!!
舞の海「おい!なんで貴乃花だけそんなに称える?新理事長武蔵川親方の弟子の出島こそ賜杯に
相応しいぞ!」
アナウンサー「あんな理事長の腰巾着のどこが相応しいんですか?大体昨日の相撲は何ですか!相手のマゲを
掴んで勝つなんて卑怯過ぎますよ!」
舞の海「知性溢れる攻撃って奴だな。」
アナウンサー「さあ注目の立ち合いです。ハッケヨイノコッタ!出島猛然とツッパリ!ツッパリの連打!」
舞の海「闘志溢れる攻撃だ。これは効いてるぞ!やっちまえ!」
アナウンサー「貴乃花劣勢です。貴乃花が勝機を掴むにはマワシを取る必要がありますが・・・
取った!貴乃花猛然と反撃!ガブリヨリで出島をスマックダウンだ!」
舞の海「なんてこった。これはやばいぞ!」
アナウンサー「貴乃花がっちりと左上手を掴んだ!これは・・・ついに出るのか?」
舞の海「まさか・・ここで娯楽相撲界一痺れる技を出す気か?やめろ・・やめてくれ!!」
アナウンサー「ガッチリ掴んだ左手を持ち替えてコテナゲ!!」
舞の海「ノーーーー!!!」
アナウンサー「コテナゲ!コテナゲが出島に炸裂!!!・・・・おや?」
アナウンサー「娯楽相撲界一の美技が炸裂しましたが・・・何と!上級行司の式守伊之助が
倒れています!」
舞の海「投げられながらも行司を蹴り飛ばしたんだ!」
アナウンサー「伊之助は失神してます!なんてこった。貴乃花が勝ってたのに!畜生!こんな
卑怯な事が許されて良いのでしょうか?」
舞の海「何を言う!出島ほど誠実な力士はいないぞ!」
アナウンサー「給料アップのゴマスリで理事長の弟子をヨイショですか?そうだろ!図星だろ!」
舞の海「そうだとも!すりまくってやるぞ!」
アナウンサー「伊之助は依然失神中。蘇生した出島、貴乃花にツッパリの連打!しかし貴乃花も
フラフラになりながらも反撃だ!・・・あれ?ちょっと待ってください・・・」
”ハッケヨ〜イ、ポンポンポンポンポポポポポポポポ〜♪"(
>>70参照。ワカのテーマ)
アナウンサー「ワカノハナです!!WWF世界ヘビー級チャンピオン、ワカノハナが登場しました!!」
舞の海「最悪の事態だな。」
アナウンサー「かつては抗争したこともある貴乃花とワカですが、やはり血は水よりも濃いのか。
弟のピンチを見るに見かねて乱入です!!」
舞の海「奴は相撲界を追い出されたはずじゃないのか?理事長が知ったら激怒するぞ!」
アナウンサー「ワカ土俵に上がりました!場内は耳を劈くようなワッキーコールです!!」
舞の海「頼むからシタテダシナゲだけは勘弁してくれ!」
アナウンサー「さあ出るか伝家の宝刀、世界を制したシタテダシナゲ!」
舞の海「ノーーー!おお神よ・・・」
アナウンサー「何と!!信じられません!!!ワカが実の兄にシタテダシナゲ!!!」
舞の海「おい!奴は裏切ったぞ!」
アナウンサー「それでも立ちあがる貴乃花にシタテダシナゲ!2発目!そしてもう1発!
もうやめてくれ!ガッデム!!」
舞の海「ワカもやっと理事長派につく方が得だとわかったんだ!」
アナウンサー「伊之助ようやく起き上がった・・しかし・・最早貴乃花には反撃の気力は
ありません・・・土俵際でフラフラと立ち上がる貴乃花に出島がとどめの
モロテヅキ!軍配は無情にも西方出島にあがりました・・・クソッ!こんな
光景信じないぞ!」
アナウンサー「土俵上は勝ち名乗りをあげる出島にワカ、そして武蔵川理事長も加わりました。
やっぱり睨んだ通りだ!全部理事長が仕組んだんだ!アスホール!」
舞の海「業界で最も権力のあるチームの誕生だな!」
アナウンサー「あなたは黙ってて下さい!あなたに私の気持ちなんかわかる訳ない!ワカよ、
何故だ!何故あんなクソ野郎に魂を売ってしまったんだ!」
舞の海「日米を股に掛けた兄弟抗争勃発だな!こりゃ次の特番の秋場所は大変な事になるぞ!」