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お前名無しだろ:
■ 農業問題
農業の領域では,窮乏化の過程が着々と進行し,小作と土地集中の顕著な増大をもたらしている。
この傾向は,突然の産業発展・拡張によって拍車をかけられている。産業労働者の反抗的活動により触発されて,
農村無産者は組織化し,彼らの階級敵と闘いはじめ,戦争によって引き起こされた切実な労働力不足によって
彼らの地位が強化されたことを見出してきた。
産業不況に入って後にさえ,小作人と農民は,彼らの闘争と組織化を続けている。
彼らは,耕作を放棄せざるをえないような小作料の軽減を要求している。
何千エーカーもの土地が,小作人によって放棄されてきた。
そして地主たちは,雇用労働と農業機械の助けによって,その土地を自分で耕すよう余儀なくされている。
こうした情勢を考慮し,
とりわけ小農民と小作人が全人口の70パーセント近くを占め,彼らの助けなしにはプロレタリアの勝利は不可能である
というより基本的な事実をふまえて,
日本共産党は,小作人の組織化においてイニシアティヴをとり,農村労働者が共産主義の理想を理解し,
彼らの唯一の救済を社会革命のなかに見出すようになるように,農村におけるたゆまぬ宣伝と煽動を続けるべきである。