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お前名無しだろ:
ボブ・アラム(アリのプロモーター)「私はシカゴのハーバートのオフィスでアリとハーバートに会い、
そのミーティングで猪木戦の試合の筋書を検討した。
アリが6、7ラウンドのあいだ猪木をぶちのめすんだ。
猪木は血を流す。彼はどうやら気が狂ったようになって、カミソリの刃で自分を傷つけようとする。
アリは試合を中止するようレフリーにアピールする。
そして彼がそうした人道的なジェスチャーをしている最中に、猪木が後ろから襲いかかって、アリを押さえつける、という寸法だ。
パール・ハーバーの二番煎じさ。
だが、アリが日本に着いたとき、彼は良心の呵責に悩み始めた。
彼は大衆をだますのは良くないと考え、リハーサルには一切出ようとしなかったんだ。
それで突然、"本当の試合"をやることになってしまった」
『モハメド・アリ その生と時代』より