70年代のアントニオ猪木 2

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142お前名無しだろ
−−あなたと、ミスター猪木の試合については、いろいろな批判がある。たとえば
   あなたのこれまでの試合の中で、最もつまらなかったと言う見方もあるが
アリ・・・「それはどう見ようと自由だ。真実は一つ。あれはシリアス。
   最もシリアスな試合だった。だから俺がこんなケガをしたんだ。しかし
   これについてアントニオを怨んではいない。彼は俺が敬愛する一人になった。
   9月のノートン戦には招待してある」
−−9月27日のケン・ノートンとのタイトルマッチが予定通り行われるかと
   いうのが、われわれの重大な関心事なのだが?
アリ・・・「スケジュール通りだ。俺は来週、いや、再来週になるかな。
   遅くても今月末には練習を再開する」
−−アンジェロ・ダンディトレーナーは延期を申請すると言っているが?
アリ・・・「ノー。すべてスケジュール通りだ。俺は絶対に勝つ自信があるから、
   どんなことがあっても延期はしない」
−−WBCが、あなたの王座を剥奪すると言ってるが?
アリ・・・「アントニオと闘ったからか?誰もそんなことはできやしない。俺はザ・
   グレイテスト。9月のノートン戦はスケジュール通り、全くスケジュール通りだ」

■病院でアリに付き添っていたトレーナーのアンジェロ・ダンディのコメント(同上)

「アリの早く病院を出たいという気持ちもわかるし、できるならスケジュール通り
   ノートン戦をやらせたいが、アリのボクサー生命にもかかわることだ。
   すべてはドクターしだい。ここは神とドクターに任せるしかない。今さら
   悔いても仕方ないが、アリを猪木と闘わせるべきではなかった。あの試合を
   やらせたことを後悔している。アントニオ猪木は危険な相手だった」

このインタビューがアメリカ中に流れたため、日本とは違いアメリカでの
この試合の評価は高かったそうです。