諏訪魔
○近藤
(18分01秒)
×YASSHI
TARU
キングコングラリアット→片エビ固め
最後は近藤が「ブラザー!」と叫びながらキングコングラリアットで元盟友を介錯。
カウント3が入っても近藤はYASSHIを抱き寄せるように覆いかぶさったまま。
ようやく立ち上がると、YASSHIは地声で「近藤ありがとう」と感謝。近藤と抱き合った。
さらに諏訪魔とも抱き合い、TARUとも握手。最後のマイクを握った。
「今日で最後やね。全日のリングには思い入れが詰まっとる。普通の団体じゃできへんことを
俺は運良くできたんや。物凄い大物を俺なんかとレベルが数段違う選手とシングルやったり。
例えば長州さん、越中さん、馳さんともやったね。でも最後にやりたかったね。ここの社長とは
シングルやってへんもんな。俺が戻ってきたときにチャンスがあれば武藤さんとシングルマッチ
したいね」
すると突然会場には武藤のテーマが流れ・・・
「え?なんなんこれ?」
YASSHIは驚きを隠せない。次の瞬間、武藤が赤コーナー花道から現れた。
○武藤
(1分55秒)
×YASSHI
シャイニングウィザード→体固め
試合後、武藤は大の字のYASSHIと軽く握手し退場。
するとTARUが「全日本プロレス、粋な計らいやってくれるな。鬼の目にも涙や」としたうえで
YASSHIに「ブラザー、お疲れさん。地元最後、お客さんみんなにあいさつして締めんかい!」
と促した。最後のマイクを握ったYASSHIは「この業界に入ってホンマに良かったわ。今日は10カウント
ゴングは無しやぞ」と言うや、「最後に・・・第二の人生も辻本恭史はばく進します!」と叫び、
「今日はこのぐらいで勘弁しといたろ」と言い残して最後のリングを後にした。
終わり。