ノアだけはガラガラpart37

近頃、若い実業家や社会的成功者が、こぞって六本木ヒルズなどの
無駄に家賃だけ高い、ステータスだけを求めたような住宅に住む傾向がある。

かくゆう私も、若くして会社を立ち上げ、業界ナンバーワンの会社を
作りあげた青年実業家であるが、そのようなステータスには一切興味が湧かない。

私は都内の建売住宅に住んでいるが、生活や通勤には何一つ不自由は無い。

優れた経営者とは、会社により利益を出し、顧客、株主、従業員へのサービスや富を
最優先する姿勢なのではないだろうか。
この姿勢が健全な優良企業を育むと、私は考えている。

事実、六本木ヒルズを住まいとしていた、某IT関連の実業家は悲惨な末路を辿った。
彼の会社も、この先どう転ぶか不透明である。

ここで投資家の皆さんに、優良企業を見分ける一つの目安を伝授したい。
それは簡単、そこの経営者が建売住宅に住んでいるかどうかである。

〜三沢光晴　著　「理想主義者」より抜粋〜

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