北都プロレス

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957由利さんの関係者に中條が送信するメールのほんの一部
----- Original Message -----
送信者: [email protected]<[email protected]>
宛先:
日付:Tuesday, February, 03, 2009, 11:37 PM
件名: 穴
> 古の神都クレインがあったと言われる禁断の山、クレイン山。そこはプロレス界の民が畏れ、
崇拝してやまない聖地であった。だが、畏れを知らないアンチスブドは、プロレスラーを非道な手段で集め、
希少金属の採掘を強要させていた。それは非合法的な鉱山であり、働かされていたプロレスラーたちは、
囚人よりも奴隷よりも惨い労働を課せられていた。そして、それに気づいた銀河パトロールが強制捜査をしようとした矢先、爆破されてしまった。残されたのは、無残に破壊された鉱山のみである。もはや何者の姿も、この聖地にはない。いや、ないはずであった。
>
>  だが、その廃坑の反対側に当たる根室峡谷に向かう山麓に蠢く人影がある。アンチスブドではない。
それは純然たるプロレスラーであった。男、それも酷く老いぼれた白髪の中條のように見える。だが、
足取りは意外に軽やかで、皺だらけの顔をしているにも関わらず、長い長衣からはみ出した首、
手足ははち切れそうな若さに溢れていた。一体、この中條は何者であろうか?
もしも、最初の反乱が起こった広場にいた者がここにいたならば、
その反乱のきっかけを作った謎の中條であることが判ったであろう。
また、根室峡谷の木星麻薬の栽培場に現れた”プロレス界の青い虹”と名乗った中條だとも。
彼は注意深く周囲を見回すと、蔓草に覆われた崖の前に立った。そして、不意に姿を消す。
いや、消えたように見えたのは錯覚で、草に隠されていた洞窟の中へ身体を滑り込ませたのであった。
>  「遅いぞ!」
>  暗闇に慣れていない中條は、いきなり話しかけられ、ドキリと立ち止まった。
やがて慣れてきた目が二メートルを越す巨人の黒い姿を捕らえ、ホッとため息をつく。
>
>  「菅原伊織か、脅かすなよ」である。_--------------------------------------続くこれの10倍以上

こういうメールをつくるメーラーかなんかがあるのでは??