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若林健治:
ラッシャー木村さんがいつも控え室で見せて下さった「笑顔」が忘れられません。
いつも自分のことより、鶴見五郎さんや高杉正彦さんのことを心配していた木村さん、
国際血盟軍時代も卵や石を投げこまれ何回も引越ししていた木村さん、
また捨て猫を拾ってきてしまったよと微笑んでいた木村さん、
馬場さんの前では直立不動の木村さん、
たまにマイクのネタを聞きにきてくれた木村さん、
よかったですよと褒めると本当に嬉しそうだった木村さん、
いつまでもプロレスを続けたいからと禁酒した木村さん、
でも「正月だから少しのんじゃった、デヘヘ」と照れる木村さん、
昭和プロレスでもう一度その勇姿を実況したかったです。
優しくて、照れ屋で、義理人情を大切にする木村さんが大好きでした。
心よりご冥福をお祈りいたします。若林健治