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お前名無しだろ:
スターダムにのし上がる一方、広がっていった二人の亀裂。
「お金のことでジョージに盾突いたからか、彼の行動はどんどん激しくなった。
私のいないところで『裏切り者』だといいふらしていたと聞いたし『調子こいてんじゃねえぞ』『タマとってやろうか』
と直接脅かされたこともあった。忘れないのは、『アイツしぶといな』と聞こえよがしに言われたこと。
そのときのジョージの薄笑いが、今も脳裏から離れない。
その頃から私は酒と精神安定剤に頼るようになってしまった。心が凝縮し、追い込まれ壊れてしまったんです。」
そして、94年『ロード第二章』のプロモーションビデオ撮影直後に池田氏は虎舞竜を脱退する
今は都内ライブハウスで、小規模ながら演奏活動を行っている。
「実はこの取材を受けるかどうか、当時のスタッフに相談したんです。
彼は『ジョージに何されるかわからないから、やめておけ』と止めました。
でも私はこのまま彼の影に怯え続けるのは嫌なんです。
テレビで見せない彼の仮面の下についてお話することでケジメをつけたかった」
意を決したように語った池田氏。
元メンバーの告白を高橋はどう受け止めるのか。自宅前で直撃すると
「月収30万円だなんて、もっと払ったって。税務署行けばわかるよ。
(学会への勧誘は)そんなの俺の自由でしょうが。だいたい(池田氏が)なんで今頃オタクらに
そんな話をするのか全く理解できない。直接俺のところに来ればいい話だろ」と一気にまくしたてた。
それを伝えると池田氏は
「人の意見を聞くような男なら私は虎舞竜を去らなかったし、こんなこと話ません。
ジョージと離れても、彼に植え付けられた恐怖心はまだ残っています。
今、ジョージの周りの人が、私と同じ思いをしていなければよいのですが」
遠い目をしてそう語った。
【週刊ポスト3月7日号掲載記事】
<「金への執着」「宗教洗脳」私を壊した高橋ジョージ、仮面の下の薄笑い>より抜粋