プロレスにまつわる怖い話

このエントリーをはてなブックマークに追加
15稲川淳二

あの〜、こんな事話していいのかなぁ・・・
数年前の大晦日に猪木祭りっていうイベントがあったでしょ?格闘技の。
で〜その会場に友人知人でもって、面白そうだから観に行きまして
あーでもねー、こーでもねー、打撃に持ち込めば勝てるだの
グラウンド勝負になればどーだの言いながらそれなりに楽しんでましたよ
試合の熱気で汗びっしょり掻きながら、ええ。
・・・大分時間がたって試合は第7試合目に差し掛かった、
私この試合が一番楽しみにしてましてね〜 何といっても新日本プロレスのエース
永田裕志と、総合格闘技では無敵の強さを誇るミルコ・クロコップが闘うってんだから
そりゃもうワクワクしない訳がないんだ。ちなみに私永田選手の大ファンでして
試合前も「ナンマンダ〜ブ〜、ナンバンダ〜ブ」言いながら彼の勝利を祈願してた
そして、いざ運命のゴングがなった!
序盤は静かな立ち合い、「どうなっちゃうんだろ〜な」
な〜んて思いながら観てた・・・その時!
どうしたことか永田選手が倒れてる!「なんだ!何が起こったんだ!」って
友人に聞いたらば「稲川ちゃん、永田残念だったね」
「そうか・・・負けちゃったんだ永田」
あ〜あ勝って欲しかったな、悔しいなぁと思いながら改めて永田選手を見た。


その瞬間、・・・すぅ〜っと血の気がひきましてね


ニ  タ  ァ  〜

って笑ってるんだ、負けたのに笑ってる。そんな馬鹿なことはない
でも、現実に笑ってるんだ・・・

こんな事ってあるんですかねぇ・・・

16お前名無しだろ:2006/06/26(月) 17:22:28 ID:thSe5nkD0
旗揚げからのドタバタも終わって、団体としてようやく落ち着いてきた頃の話ですよ。
有明のディファでもって、ある新米選手がいましてね。Sさん、と言っときましょうか。
プロレスのセンスは悪くないんだけど、なにせ試合経験が未熟なもんだから、
連日の様に先輩のK選手にしごかれてた。 その日もくたくたになって、
自分の部屋に戻ってくるなり、バタンキュウで寝ちゃった。
やがて、1時間くらい経った頃でしょうかねぇ。
「Sちゃん…ねぇSちゃん…」
男の声がドアの外からするんですよ。それで目が覚めた。
どうやらK選手らしいんだなこれが。 でもこっちはクタクタですからね。
いくら先輩でも、ドア開けたくない。でもってそのまま、ウトウト〜、ウトウト〜
「Sちゃん…Sちゃん…明日何時にしようか」
まだいる。
こっちにしてみれば良い迷惑ですよね。
勘弁してくれよ〜ってなもんで、またウトウト〜、ウトウト〜・・・
「Sちゃん、明日何時にしようか?」
うーーーーーーーーーーーっ!!今度は部屋の中で声がしたってんですよ。
うわ〜、この人、合鍵使って入って来てるよ… 勘弁してください、お願いだから帰って下さい。
ナンマイダブナンマイダブ、ナンマイダブナンマイダブ…
やがて、しばらくすると、声もK選手の気配も消えた。
Sさんが安心して寝返りを打つと、横にピッタリと寄り添うように寝てたK選手の顔と目が合い、
こう言ったそうですよ。

「そんな事したって明日も練習だよ」

Sさん、そこで意識がスゥ〜っと…。
翌日、さすがにK選手は過剰監督の気がある、と社長に注意されましてね。
まぁ面倒見の良い上司ではあるんですけどねぇ…そんなお話でした…