98 :
お前名無しだろ:2005/09/17(土) 21:33:11 ID:Rlhfx0d6
(97の続き)
金沢の言うところでは永田が格闘技戦出場を決めた時もし負ける事が
あれば、できるだけプロレスラ−の凄みだけは、お客にも分かるような
負け方をすると決めていた、と金沢言うのである。この説はどうも怪しいが
金沢がそう言い出したのだから仕方がない。
金沢が言うところでは
「キモに始まりコールマン、ミルコ、そして最後にヒョードルと永田は闘ってきたが
すべて負けた、いや、あたしは永田の負けは、ある意味計画的な負けだと思っているよ」
ということは当時プロレスはプライドやK−1に代表される外部の格闘技勢力に圧されていた。
しかし新日本だけはかつて猪木が大々的に異種格闘技戦を行なってきた業界の先駆者である手前
これらの存在とは対立せざるおえない。
99 :
お前名無しだろ:2005/09/17(土) 21:48:28 ID:Rlhfx0d6
(98の続き)
さらに金沢は言う
「あのね年に数回しか開催されない格闘技と違って新日本の本業はあくまでも
プロレスなんだよ、だからこの日本広しにいるファン達のため多くの日数を費やして
巡業しなくてはならない。そのため格闘技なんかで怪我なんかしたらファンに申し訳
が立たない。そのため怪我する前に相手に勝ちを譲ってさっさとリングから降りなければならない
だけど只、負けたんじゃ芸がないから永田は相手の攻撃を受けきってレスラーの頑丈さを見せたじゃないか」
100 :
お前名無しだろ:2005/09/17(土) 22:03:30 ID:pyBsx9ig
>>1 質問だがこのスレはプロレス板と、どういう関係があるのですか?
全く関係ないと思いますが…
質問だがこのスレはプロレス板と、どういう関係があるのですか?
全く関係ないと思いますが…
質問だがこのスレはプロレス板と、どういう関係があるのですか?
全く関係ないと思いますが…
質問だがこのスレはプロレス板と、どういう関係があるのですか?
全く関係ないと思いますが…
質問だがこのスレはプロレス板と、どういう関係があるのですか?
全く関係ないと思いますが…
質問だがこのスレはプロレス板と、どういう関係があるのですか?
全く関係ないと思いますが…
質問だがこのスレはプロレス板と、どういう関係があるのですか?
全く関係ないと思いますが…
質問だがこのスレはプロレス板と、どういう関係があるのですか?
全く関係ないと思いますが…
質問だがこのスレはプロレス板と、どういう関係があるのですか?
全く関係ないと思いますが…
質問だがこのスレはプロレス板と、どういう関係があるのですか?
全く関係ないと思いますが…
質問だがこのスレはプロレス板と、どういう関係があるのですか?
全く関係ないと思いますが…
質問だがこのスレはプロレス板と、どういう関係があるのですか?
全く関係ないと思いますが…
質問だがこのスレはプロレス板と、どういう関係があるのですか?
全く関係ないと思いますが…
質問だがこのスレはプロレス板と、どういう関係があるのですか?
全く関係ないと思いますが…
101 :
お前名無しだろ:2005/09/17(土) 22:06:24 ID:Rlhfx0d6
(99の続き)
「事実、ミルコ戦ではハイキック一発で糸の切れた人形みたいになったが
1・4の東京ドームでは秋山と死闘を繰り広げただろう。ヒョードル戦だって
そうさ、あの試合は永田がヒョードルの拳に恐れて亀になったと物知らぬ好事家達
は騒ぎ立てるがね、よく見るとあの亀ってやつがいかに防御に優れているかはリングを
降りて半笑いで花道を歩いていた永田の表情が雄弁に語っているじゃないかね」
と金沢は言う。そして最後に
「結局、シュートもプロレスなのさ」
と突拍子もなく馬場の名言を持ち出しファンの前から去っていった。
102 :
お前名無しだろ:2005/09/17(土) 22:44:01 ID:xz/4y8su
>>101 >事実、ミルコ戦ではハイキック一発で糸の切れた人形みたいになったが
↑正直、感動した。
GJ!
104 :
お前名無しだろ:2005/09/18(日) 20:07:26 ID:KMqMc3z9
余談続く
105 :
ライガーとサムライ@:2005/09/18(日) 20:30:13 ID:KMqMc3z9
一室でライガーとサムライが議論している、と言っても一方的に
話しているのはライガーであってサムライは、もっぱら聞き役に
徹している。
「このままでは隆盛を誇った我が新日JrはいずれノアJrや浅井の
門下生どもに屈する羽目になる その様な事があってはならんのだが
如何せん今の新日Jrで活躍する選手には俺達の頃と違い闘いに対する
気持ちが希薄でいわゆる<ぬるま湯>である」
とライガーはいつもの様に新日Jrのあり方に不満を持ち決まって最後に
「まだ若い奴等に新日Jrは任せられん」
と言う。
しかしこの日に限っていつも聞き役に徹していた筈のサムライが口を開いた。
106 :
ライガーとサムライA:2005/09/18(日) 20:49:42 ID:KMqMc3z9
「もう、いいんじゃないのか・・・」
サムライは静かに、しかしはっきりとした口調でライガーに言った。
とっさの事でライガー自身、面喰らってしまったが
「どういう意味だ、それは?」
とサムライに問い質した。
「確かに君は日本プロレス界にJrの地位を確固たるものに成長させた
偉大な漢だ、それは認める。しかしこれ以上君や俺がJrに携わる
のは若い世代にとっては有害でしかなくファンも新日Jrの若返りを
望んでいるのじゃないのか。」
とサムライは言う。それを聞いたライガーは部屋から去り今迄、着けていた
赤と白のコスチュームから黒のコスチュームに着替えて再び部屋に戻ってきた。
ライガーにとって黒は<怒り>を意味している、そして
「狂ったか、サムライ!」
と罵ったがサムライは平然として話し続けた。
107 :
ライガーとサムライB:2005/09/18(日) 21:05:10 ID:KMqMc3z9
「君は新日Jrに闘いがない、とよく言うがそれはヘビー級に任せとけばいい。
Jrに必要なのは<華麗さ>だ。」
とサムライは言う。
サムライが言うところでは男のファンが多数を占めるプロレスにあってJrは
女・子供のファンを獲得するために存在する。女・子供の移ろい易い目には単純
な腕力の強さよりも顔立ちの好い選手や派手なコスチューム、そしてリング上を
縦横無尽に躍動する華麗さの方に俄然、興味を抱く。
108 :
ライガーとサムライC:2005/09/18(日) 21:17:51 ID:KMqMc3z9
サムライはさらに言う。
「しかし俺達は老いた。若い頃の様な試合はもうできない、それは君もよく
解る筈だ。華麗さを失った我等はもはやJr戦士とは呼べずファンから飽きられた
派手な道化に過ぎない。そのため新日Jrの今後は若い世代に託し我等は退かねばならない。
それができなければ新日Jrは他団体のJrから離れていくばかりだ。」
とサムライは言った。
109 :
ライガーとサムライD:2005/09/18(日) 21:32:36 ID:KMqMc3z9
ライガーは興奮すると言葉のひとつ、ひとつは聞き取れるのだがそれを一編の
会話にする事ができなくなる、ようするに一種の恐慌状態に陥ってしまう癖を
持っていた。サムライの意見を聞いた時もライガーは怒りからくる興奮によって
癖に陥ってしまった。
(暫く会話にならんな・・・)
サムライはライガーの癖が落ち着く迄、再び聞き役に回る。
数分後ライガーは些かではあるが落ち着いた、そして
「お前は俺に若手の踏み台になれ、と言いたいみたいだな!」
そう言うとライガーはサムライを睨みつけ本当に部屋から去っていった。
110 :
ライガーとサムライE:2005/09/18(日) 21:47:21 ID:KMqMc3z9
戦友であるライガーの去っていく姿を見てサムライは
(俺達の役目は終わったんだ、老兵はただ去るのみ・・・)
と思うと自然と涙が溢れ出した。おそらくサムライ自身もこの思いを
言葉という形で表した時、自身も認めたくはない<老い>と<現実>
を直視し実感したのだろう。涙の意味するものは、そのためだと筆者
は考える。
111 :
お前名無しだろ:2005/09/18(日) 22:56:15 ID:nSmLmuu8
GJ!
わざわざ黒ライガーに着替えてくるライガーにワラタ
>>77-79の職人です。昨日の武道館を見て、一言…
田上西郷どん、お前さぁ実力、見損なっておりもした。
まっことすまんこっちゅうお詫びし申んそm(_ _)m
東京で、何日かを過ごした。
が、有明から何の沙汰もなかった。大森はたまりかね、有明へ申しやり、
身を新橋駅まで進めた。新橋から有明まではもはや数十里ほどしかない。
大森は近くの喫茶店にて家内に筆をとらせ、泣訴状を書かせた。宛名は三沢の側近の
仲田龍とし、仲田の同情を得て三沢の心を動かさせしむべく期待した。
世に言う『木ノ状』である。
文章の華麗さは、むしろ華麗すぎるほどであろう。その文章は恨みを述べ悲しみを述べ、
ひたすら読む者の同情を得ようとするがために殆ど婦人の怨語にすら似ていた。
「自分は換言のために寡少な勲功すら黙殺され、罪なくして咎を被り、むなしく紅涙に沈む」
「亡父正平の尊霊がここにあらわれ給う以外、たれにこの悲歡を訴えられよう」
「自分は初登場してほどなく、父に豹柄の衣着を渡され、母元子の過剰な贔屓を受けて以来、
前座戦線を漂い、あげくには視線まで漂い、言い知れぬ艱難をなめた」
「ところが一旦幸慶の機会熟し、高山善広なる者と不知恐軍結成し、さらに野生魂なる敬称を獲得し、
あるときには垣原某なる総格崩れの流浪人にいわれなき蹴撃を受け醜態をさらし、
あるときには剛腕大魔王なる者の理不尽なる怒りを我が額にて受け止め血達磨となるも、
団体のために命を失うを省みなかった」
「しかるにいまや愁い深く、野生魂、切である。いまは斧爆弾の御助による以外愁訴の道なし」などと
措辞はめんめんと続いていく。
仲田はこの書状を受け取ったが、三沢のうたがいを恐れて封を切らず、そのまま三沢の前に出て奉った。
三沢は「部長、読んで」とそれを許した。仲田はわずかに膝を進め、声が報道陣に漏れることを
恐れつつ小声で音読をすすめた。
三沢は聴きつつ、わずかにも眉毛を動かすことを怖れた。もしその愁訴の名文にうたれ、大森の悲嘆に
同情し歎きの色を見せたならば、仲田はそれを敏感に察し、三沢の心中を思いやり、かの大森に対し
役員として手心を加え、断固たる処置を鈍らせるかもしれなかった。
三沢の怖れは、むしろそれであった。
聴き終えると三沢は「咄」と、小さく舌を打った。「まだあの馬鹿は、わかってない」と言うのである。
この書状の終わりの方に大森は自分の世界娯楽競技(WWE)への入団試験について触れている。
それを指している。その文章はいささかも入団試験の事を詫びておらず、詫びるどころか、
「野生魂が世界最大手団体の試験を受けたことは箱舟の面目である。
全家では亡父正平以来の快挙であり、新家にもおらず、これ以上のことがあろうか」と言い放ち
三沢としてはむしろ喜ぶべき、いや、お前は結局墨西哥(メキシコ)しか遠征してねーぢゃねぇか、
小橋や秋山なんて日本限定だもんねー、という優越感を言外に含めている。
「―わからぬ。ついにわからぬ」と三沢は叫びたかったであろう。
ここまで基本理念が異なる以上、一族でも同士でもなく、もはや追放するか、殺すか、どちらかで
なければならぬだろう。
また筆者、光晴の意を汲むとすれば
(俺は会社の事情で呼び戻されたんだっつうの)
(俺も小橋も秋山も、最初からファンがついてて、お前みたいに遠征しても会社に損失を与えない
気楽な立場じゃなかったっつうの)、とも言いたかったのかも知れない。
何れにせよ三沢はそのように思い、大森追放についての最後的決意を、むしろこの書状によって固めた。
心中だけタイムスリップしてんぞw
>あげくには視線まで漂い
ワロタ
「部長、読んで」
ツボ。アイスココア吹いた。
ミルコの左足がひらめき、宙へ舞いあがった。
棒立ちになりながら永田は、眼を見はり、その足先が近づいてくるのをみた。
やがて、それが顔面に吸いこまれ、すべてが終わった。
123 :
風太郎:2005/09/19(月) 20:46:41 ID:rfJJe7ab
リングの上・・・そこに、無残にもパンツやチャンピオンベルトが散らばっていた。
「ここで、ディーノに恥ずかしい目にあわされて・・・」
そういって、身もだえする半裸の隆男に、半透明なライトの光がふりかかり、
企画立案したレスラー達も思わず思わず生唾を飲んだほどだった。
「三沢さまー」
「秋山。−」
のどをあげて呼びかけようとする隆男の口を、ふいにグレンは毛だらけの手をのばして押さえた。
「ええ、呼ぶな呼んでも無駄だ」
「え!」
「無駄なものは無駄だ、そこでもう一度恥ずかしい目にあわせてやろう」
「あれ。−」
124 :
お前名無しだろ:2005/09/19(月) 21:07:07 ID:o2j7P0RB
ここんとこ新作ラッシュで読者としては嬉しい限りだわ
大森さん義経と三沢さん頼朝サイコーW
皆に見てもらいたいのでage
125 :
お前名無しだろ:2005/09/20(火) 07:55:41 ID:XLBCzjSt
大森ネタ腹いてぇwww
保全
127 :
保守ついで:2005/09/22(木) 02:13:35 ID:Pd81TwGv
小橋は言った。
プロレスラーというのは、おのれの肉体を強くしていざ戦いの場合、
この肉体で他を圧せしめるのが職分だ。
その一点だけを考えるのがおれの人生だ。それ以外の事は余時であり、
余事というものを考えたりやったりすればプロレスラーの威厳が
そのぶんだけ曇り、乱れる。
128 :
お前名無しだろ:2005/09/23(金) 00:30:56 ID:mgE1Gs78
人斬り以蔵age
129 :
お前名無しだろ:2005/09/24(土) 21:28:13 ID:+UxSkIW8
「ストロング・スタイルのどこがおかしいか!!」
上井はそう怒鳴りつけると
(こいつらに話してもわからん!)
と思い黙り込んだ。
新日本の掲げたストロング・スタイルという大命題に上井ほど信仰に近い
情念を持つ役員も稀であった。いや、上井の中でそれは土着し精神の大部分
を占めている。事実、彼は新日本を辞めた今でもそれを理想としている。
(今までストロング・スタイルの恩恵を受けてきたくせに)
そのため周囲の者達がまるで古い道具を捨て新しい道具を手にするがのごとく
ストロング・スタイルをいとも簡単に捨て去る気持ちに上井は軽薄さを感じた。
(ミルコ・クロコップはキックボクサーだ)
(寝かせてしまえば勝てるのではないか)
本気で、そう思っている。
(ファンが、永田裕志を待っているのだ)
あるいは、そこまで考えていたかどうか。
永田裕志というレスラーの特異性は、冷静に戦力を分析した上でなお
自ら世界の強豪と比肩すると思い込める精神性にあった。
世界の格闘史を見渡してみても、このような思考は稀であり、
ある種の奇跡のような存在であったといえよう。
このことについてはすでにふれた。
とまれ。
話がわき道に逸れつづけている。
大晦日、ミルコに敗れた。ヒョードルに敗れた。
永田の次の相手はハリトーノフであろう。
サンボとボクシングに才能を示し、総合の舞台で短期間に成果を挙げた、
総合の草創期からこの時期にかけて、あるいは最強のひとりに数えられる人物である。
このロシア軍人については、何度かふれた。
この稿続く。
>永田裕志というレスラーの特異性は、冷静に戦力を分析した上でなお
>自ら世界の強豪と比肩すると思い込める精神性にあった
表現、分析、ともに的確すぎwwwwwww
132 :
お前名無しだろ:2005/09/27(火) 20:42:27 ID:b10dNX2C0
新日本のレスラーは好んで「プロレス界のため」という言葉を使う。
目的は、ふたつしかない。
前者は損得を省みず業界の発展のために使うが
後者は自らの地位の向上や属する派閥の拡大を他者からの批判を避けるべく
にわかな大義名分としてこれを使う。
133 :
お前名無しだろ:2005/09/28(水) 03:34:28 ID:VUKyvwkO
>>131 "www"の多用は己の品位を落とす、とだけ申しておく
134 :
四面楚歌 其の1:2005/09/29(木) 20:09:02 ID:0nOQ6nm9
永田はとりあえずヒョードルに組み付いてみたが、どうにもならない。
離れて様子を見ようとした瞬間、氷の拳と敬称されるヒョードルの拳が
永田を襲った。
永田はその巨眼を赤くし、それでもなお突き上げてくる恐怖に耐えていたが
やがて巨体を丸くし両の手で後頭部のあたりを抱え小さく声を漏らした。
声には抑揚がついている。激しく、かつ哀しい。
135 :
四面楚歌 其の2:2005/09/29(木) 20:19:36 ID:0nOQ6nm9
力は覆し難く(チカラ ハ クツガエシガタク)
気は梁を失う(キ ハ ハリヲウシナウ)
時間一分にして(ジカン イップン二シテ)
と歌った後、後頭部を抱えてる手を固くして不意に主審を見つめた。やがて、
試合止まず(シアイ ヤマズ)
と歌った。
136 :
四面楚歌 其の3:2005/09/29(木) 20:30:00 ID:0nOQ6nm9
脳裏にヒョードルの連打が浮かび手も足も出なくなっている自分の姿
が雷光に射照らされるように映じたのにちがいない。永田の目に再び
涙がふきだし寝転がったままヒョードルに背をむけ
試合止まざるを奈何すべき(シアイ ヤマザルヲ イカンスベキ)
主審や主審や勝負を奈可せん(シュシンヤ シュシンヤ ショウブヲ イカンセン)
と歌いおさめた。
137 :
四面楚歌 其の4:2005/09/29(木) 20:44:27 ID:0nOQ6nm9
力覆難 ペイ 気梁失 ペイ 時間一分 ペイ 試合止 ペイ
勝負 ペイ 可奈何 主審 ペイ 主審 ペイ 奈若何
「ペイ」という間接詞が言葉が切れるごと入っている。ペイは詩の気分
に軽みをつける間接詞ではなく、むしろ作り手の永田が
「ペイ!」
と発声するごとに激情が一気に堰きとめられ次いでつぎの句の感情にむかって
いっそうに発揚する効果をもっている。
138 :
四面楚歌 其の5:2005/09/29(木) 20:54:39 ID:0nOQ6nm9
永田のこの場合のペイは永田がプロレスの試合中に叫ぶ力強いペイではなく
ヒョードルの連打に悲鳴に近いものをあらわしている。最後に主審に対し
その名を呼ぶことに、いちいちペイを投入したのは、この詩が要するに
(この試合などどうでもよい、今は恐怖と悲痛でそれどころではない)
という、ただそれだけのことを、この詩によって言いたかったにちがいない。
139 :
四面楚歌 其の6:2005/09/29(木) 21:05:12 ID:0nOQ6nm9
観客みな笑い、能く仰ぎ視るもの莫し、という。
観客は永田のふがいなさが、まるでクラスの隅でいじめられ、うずくまっている
男子生徒のように映り笑ったともいえるが「主審ペイ!主審ぺい!」と称えこまれた
主審にとっては永田が鉾を突き入れるようにして彼ひとりのため語りかけていると受けとったであろう。
つまりは、早く試合を終わらせてほしいということであった。
禿藁
元ネタの項羽と人間が違いすぎw
141 :
お前名無しだろ:2005/09/30(金) 10:04:34 ID:kx6/LBbg
>力覆難 ペイ 気梁失 ペイ 時間一分 ペイ 試合止 ペイ
>勝負 ペイ 可奈何 主審 ペイ 主審 ペイ 奈若何
笑いがとまらんww
すげぇ…
四面楚歌の職人は初参戦?
ヒョードルはロシアンラスト“エンペラー”だし、感動。
144 :
お前名無しだろ:2005/10/01(土) 13:20:06 ID:EGxMfbFk
GJ!
水道橋の壁に、ポスターがある。
(もうこんな季節か)
とおどろいている。前回の東京ドーム大会から、ほぼ半年となるわけである。
そうおもうと、にわかに膝がくずれてしまって、タバコを一服のみたくなった。
その休息ついでに、できれば、猪木をこの座に拉し来て、世間ばなしでもしてみたい。
もっとも、猪木と一座すれば、得体の知れぬ事業をだしに、金でも奪われるかもしれないことだ。
「なんといってもあんたはブラジルの山師といわれた男だ」
と、作者は猪木をからかいつつ、警戒せねばならないところであろう。
「ちがう」
猪木は、にがい顔でいうにちがいない。
「わしは、人をだますような、陰湿なまねはしたことがない」
「なるほど、あんたの行為はいつも晴れている」
と私はいわねばなるまい。猪木的世界というのは、かれ自身が、自分の行為が成功するにきまっていると
信じているところから出ているようである。
「前半期のわしは格闘家、後半期のわしは政治家として見てもらいたい」
と猪木は要求するであろう。
(ではいまのあんたは何なのだ)
と訊ねてみたい気はある。
力道山の息子が現存している。
「6時半の男」
と呼ばれる、57歳の老人がそれである。
現在、プロレスリング・ノアの副社長であった。
名を百田光雄と言う。
数奇な運命の人と言える。
昭和38年、力道山が暴力団員に刺されて命を落とした時、
光雄はまだ15歳であった。
力道山は絶命する前、側近の吉村道明を呼び、
「ミッチャンを頼む」
と言った。光雄はそのように通称されていた。
(略)
その後、光雄は前座レスラーながら、その政治的価値が高騰した。
日プロを離脱して全日プロを旗揚げしたジャイアント馬場が光雄と百田家を抱き込み、
「百田家を擁する全日プロこそ力道山の正当の相続者です」
と宣言した。
(略)
(つまんなくてスマソ)