全盛の馬場ならゴルゴ13をも倒し得た

まず、間違いない。

2

洗濯板みたいな胸に風穴が空くよ

そういえば大戦下の満州で馬場はピストルの弾を手でつかんだらしい。

ゴルゴの眉で葉巻を消すね。

デューク東郷が、十六文を顔面に受け、悶絶するコマが目に浮かんでくる。

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デューク更家なら倒し得ただろうがな。

>>8
ガチンコに出ていた何とか大和に似ている

　おぼろな記憶なんだが、さいとうたかをが、こんなことを語っていたのを覚えてるよ。

「『ジャイアント馬場こそがゴルゴ１３のモデルだ』とは言い過ぎだけど、ゴルゴのキャラを設定する上で、馬場のプロレスが、かなり僕のアイディアのヒントになったのは確かですよ。
　ええ〜、手塚さんの全盛期でね、あの人の漫画は『愛と命の大切さ、生きる事の輝き』ってとこですよね。僕はその手塚さんの漫画が鼻持ちならなかった。まあ、あんなの僕には到底書けない。・・・なんて嫉妬の裏返しなんだろうけどね（笑）
　ならば俺は手塚のアンチテーゼを書いてやろうって。愛なんて露ほどもない、正義もない。殺伐とした世界を描いてやろうってね。
　さて主人公は？？？？　相当長い間、主人公のキャラには悩みましたよぉ。女忍者とか、座頭市みたいなの、宇宙からやってきた血も涙もない怪人、その他色々とね。しかしピンと来なかったんですよね。
　スパイはどうだろう？国際情勢を絡めながらやって行けば、力強いストーリー展開になるんじゃないか？とかね。
　で、ある日ね、テレビでやってたのがＧ馬場対Ｆ．Ｈエリックだったんですよ。あの、「鉄の爪」って呼ばれるプロレスラーだよね。
　馬場が、え〜っと、アイアンクローっていうのかな、鉄の爪で顔面を締め付けられて、額から血がしたたり落ちてる。エリックの鉄の爪、『こいつだ！』って感じで鳥肌が立ったね。
　僕は食い入るようにテレビに見入ったんだけど、よく見ると、馬場が、なんとも冷ややかな目で鉄の爪を『軽く受け止めてる』って感じだったですよ。再びゾッとしましたよ。『この目だっ！この目で淡々と、殺戮を、ちり紙を破るようにやるんだ』
　あとはよく覚えてないけど、最後は馬場さんが血まみれになりながら勝ったんじゃなかったかな？
　鉄の爪を冷ややかに受け止めるＧ馬場の目。これでゴルゴのキャラは７０％までは出来上がったんじゃなかったかな？」
　以上、ゴルゴ１３は馬場さんの息子みたいなものなんだよ。本当だ。