蛆TV WWE-× 総合ｽﾚ38

　今回の「ＲＯＡＤ　ＴＯ　ＷＲＥＳＴＬＥＭＡＮＩＡ」ツアー、主催者のクレジットを見ると
フジテレビジョンとＷＷＥの共催と記載されている。待望のＴＶショウの日本での実
現に誰よりも尽力してくれたのがフジテレビ。早速、実現までの道のりを事業局事
業部副部長・宇津井隆氏に聞いた。宇津井さんはＷＷＥにとても詳しい人。僭越な
がら安心しました。

　「具体的な話を始めたのは去年の６月くらい。正式決定したのは１２月ですね。
３年前にＳＭＡＣＫＤＯＷＮ！グループが横浜アリーナで公演したとき、フジテレビ
は製作受託として関わりました。僕らもK-1やＰＲＩＤＥでのノウハウがあるので、い
ろいろな美術プランを進言した。でもハウスショウとＴＶショウは違う。日本のＷＷＥ
ファンはＴＶショウしか見ていないのだから、できるだけ早いうちに僕らやファンがイ
メージしてる本物のＴＶショウを見せたかった。３年越しの思いが実りましたね。」

　きっかけはフジテレビ。イッツ・トゥルー（笑）。かつては先方の交渉相手がセクション
ごとに別れ難航していたが、現在は日本ツアーの責任者はシェイン・マクマホン１名に
集中。それ以来ビジネスの決定が迅速になったとか。
　「昨年のレッスルマニアを見た後にＷＷＥ本社に行って、現在のようなやりとりだと行
き詰まってしまうよという話をした。するとシェインが代表者を買って出てくれた。彼は父
親のビンスの信頼も厚く、名実ともに会社のナンバー２といってもいいんじゃないかな。
Ｋ−１やＰＲＩＤＥのビデオも向こうに送ってます。この前もシェインが”ヒョードルはいい
ねえ！”なんて言ってた。僕も”引き抜かないでね”なんてジョークを言いました。そん
な点もすごく研究熱心ですよね。」

宇津井健の息子だ

ハッスル、W-1、WWE-Xの動画も送れ
連投規制支援

　世界中に発信されるＴＶショウだからこそストーリーが英語で展開されるのは
やむを得ないこと。日本人にわかる工夫は特に考えていないらしい。
　「言ってみれば外国人のコンサートと同じ。英語の歌詞に字幕をつけたりはし
ませんから。ストーリーラインは日本側は完全にノータッチ。ただし日本人が喜
ぶ演出にしてね、とはお願いしています。シェインには”ハッスルの高田総統が
リング上でビンスと握手とかできないかな？”なんて一応は話したけど（笑）。全
ては当日、現場で決定するでしょうね。」

喜ばない演出ですね

　ＴＶショウの規模になると選手だけではなく、カメラクルーも照明スタッフも現地からや
ってくる。なんと総勢１５０人を超えるＷＷＥ軍団がチャーター機に乗り込んで、堂々来
日するのだ。そのステージ設営のアビリティを聞くと、流石はＷＷＥと舌を巻いてしまう。
　「例えばＲＡＷのビジョンに取り入れているＬＥＤの使い方などは斬新で最新。僕らも
刺激を受けて０２年のＫ−１決勝戦の時に使ったりしましたね。公演に先駆けて２月２日
にはＲＡＷの仕込みがあって、３日にはＳＭＡＣＫＤＯＷＮ！の仕込み。それをどう入れ
替えて４日のＲＡＷ本番に繋げるのか僕にも想像がつかない。しかも彼らは１日に同じ
会場で両方のブランドのショウが開けるノウハウを持っている、なんて豪語してますよ。
実際にできたら神業に近い！」

　公演直前の３日（ＲＡＷ組）４日（ＳＤ組）にはスーパースターズはフジテレビ番組に出演
してプロモーションを行う。通常のレギュラー番組「ＷＷＥ−Ｘ」に加えて、フジテレビでは
２時間特番も検討中（３月オンエア予定）。来日メンバーには今回はブッカーＴも含まれて
いるという情報も届いたばかりである。

日本でTVｼｮｳが観れるのもフジのおかげって訳か
フジ叩いてるおまいらフジに感謝しなきゃダメじゃん　　　　　　

でも､そのフジさんのお陰でＴＶショーの会場後方に
にわかがズラリと並んでる確率もあるわけですが。

　そして更にうれしい話は今回のＴＶショウの実現がまだまだゴールではないということ。
２月に引き続き、早ければこの夏にも再び両ブランドのＴＶショウが日本で行われそうな
勢いなのだ。
　「２月を大成功させて７月の再来日にはチケットが即完、という勢いを作りたいですね。
この話はほぼ決定です。長期的な展望をもってＷＷＥとはおつき合いしていきたい。そし
て０６年はＰＰＶ大会を日本で、いずれはレッスルマニアの日本開催という風に、僕らも夢
を追って事業を続けていきたいですね。」


紙プロより　文：長谷川博一