●ウンコ●うんこ中西はカレーの王子様9う●ウンコ●
番外編 最後のシオ
永田さん「ヒール軍団でなにしてるんだろう・・・、中西。」
永田さん「天山には会えない。西村とばかりいるから。ちぃちゃん、克彦、
俺はどうすればいい?」
一人湖畔にたたずむ永田さん。そこへどこからともなく声が聞こえてきた。
声「ヴァーーーーーーーーッ!!」
声のする方を眺めると一人の男が歩み寄ってきた。
男「ラリアートはいいな。」
永田さん「え?」
男「ラリアートは観客を潤してくれる。御小から受け継いだ技の極みだよ。」
男「そうは感じないか?永田裕二くん。」
永田さん「俺の名を?」
男「知らない者はいないさ。お前は自分への批判をもう少し知った方がいいと
思うぞ。」
永田さん「お前は?」
健介「俺は健介。佐々木健介。お前と同じしょっぱい男、パワーウォリアーさ。」
永田さん「パワーウォリアー?お前が?あの・・・佐々木くん?」
健介「マグマでいいよ、永田くん。」
永田さん「俺も、永田さんでいいよ。」
孤独な永田さんに一時の安らぎが訪れた。
中西の控え室に健介が訪れる。
健介「さぁ、行くよ。おいで、うんこの分身、そして、カレーの王子様。」
セントラルドグマを降下する中西と健介。
日向「セントラルドグマにしょっぱい試合の発生を確認!」
ミサト「中西?」
日向「いえ、パターン塩!間違いありません、WJです!」
ミサト「なんですって!?」
若手に食い止めを支持する藤波。
藤波「まさかWJが直接送り込んでくるとはな。」
蝶野「御小は倒産を少し伸ばすつもりだ、我々の手で。」
若手を蹴散らしすすむ中西。永田さんに追撃が命じられた。
永田さん「嘘だ!嘘だ!マグマが出戻りだったなんて、そんなの嘘だ!!」
ミサト「真実よ。受け止めなさい。」
永田さん「みんな、みんな離れていく・・・。オレは流されない。新日本が
大好きだし、一人になってもここで戦う・・・。」
感極まり泣き出す永田さん、そして健介に追いつく。そこへ中西が襲い掛かる。
その戦いを冷ややかに見つめる健介。
健介「第三世代。御小より生まれし、プロレスにとって忌むべき存在。それを
利用してまで生き延びようとする新日本。俺にはわからないよ。」
キックとチョップを繰り返す二人。目を伏せる健介。それと同時に大きく発令
所全体が揺れ動く。
ミサト「どういうこと!?」
日向「これまでにない強力な塩試合です!」